JP2011119848A - 立体画像データ作成装置、立体画像データ出力装置及び三次元座標算出装置 - Google Patents

立体画像データ作成装置、立体画像データ出力装置及び三次元座標算出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】よりデータ量を抑えた立体画像データを作成する立体画像データ作成装置を提供すること。
【解決手段】主カメラで撮影された主撮影画像51と副カメラで撮影された副撮影画像を取得し、それぞれ画像の各ピクセルの設定値の集合からなるピクセルマトリックスデータとして作成する。主撮影画像51と副撮影画像とに共通の基準ピクセル座標系を定め、それらに現れる、同一被写体に由来した画像領域同士である相関画像領域のピクセル対応関係を特定し、その対応ピクセル同士の基準ピクセル座標系における位置差分を演算する。そして副撮影画像のピクセルマトリックスデータを、相関画像領域の個々のピクセルに対応する演算した位置差分値の集合からなる位置差分マトリックスデータ62に変換する。さらに、位置差分マトリックスデータ62を、出現頻度の高い位置差分値ほどデータ圧縮率が高くなるように圧縮変換する。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数台のデジタルカメラ等からの撮影画像に基づいて、被写体の立体画像データを作成する立体画像データ作成装置、その立体画像データ作成装置が作成した立体画像データを出力する立体画像データ出力装置及びその立体画像データから被写体の三次元座標を算出する三次元座標算出装置に関する。
従来、複数台のデジタルカメラ等からの撮影画像を組み合わせ、被写体を立体画像データとして出力する技術が知られている。この種の技術は人間の視差を利用したものである。すなわち、人間は、左右の目の間隔によって生じる両目の視差により遠近感が生じ、物体を立体として認識する。これより、人間の目と同様に2台のカメラを平行に配置した両眼ステレオ視法において、左のカメラで撮影された画像を左目に、右のカメラで撮影された画像を右目に独立に与えることで、臨場感ある立体画像データとして視認させることができる。
また、両眼ステレオ視法の技術を利用して、被写体の三次元座標を算出することもできる。すなわち、左右のカメラで撮影された撮影画像を比較すると、カメラから遠く無限遠の背景は各撮影画像において同一位置に表示され、カメラに近接した物体は各撮影画像間で左右にずれて表示される。このずれ量は、カメラレンズの視野角と相関関係があり、撮影画像における座標系と実座標系とを一致させるカメラパラメータを用いて、三角測量の原理により被写体の三次元座標を算出することができる。
ここで、複数台のカメラで撮影された立体画像データを、ネットワークを介してPC等の他の装置に送信したり、ハードディスクやDVD等の記憶メディアに記憶したりする場合には、立体画像データのデータ量を抑えることが重要となってくる。この点、特許文献1には、複数の撮影画像間の差分情報を生成して、選択された基準となる撮影画像を二次元画像とし、他の撮影画像を上記差分情報とした立体画像データを記録する発明が開示されている。したがって、他の撮影画像が差分情報として記録されるので、立体画像データのデータ量を抑えることができる。
特開2006−180366号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明は、他の撮影画像を差分情報として記録するものの、その差分情報は色情報が含まれた画像データであることには変わりないので、記録する立体画像データのデータ量を抑えるのにも限界がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、よりデータ量を抑えた立体画像データを作成する立体画像データ作成装置、その立体画像データ作成装置で作成された立体画像データを出力する立体画像データ出力装置及びその立体画像データから被写体の三次元座標を算出する三次元座標算出装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の立体画像データ作成装置は、撮影視野に互いに重なりが生ずるように隣接固定配置され、当該重なる撮影視野内に存在する被写体を立体撮影するとともに、撮像部の有効撮像領域同士に一義的な重ね合わせ関係を有する主カメラ及び副カメラからなる立体撮影カメラ群から、前記主カメラの撮影画像を主撮影画像として、前記副カメラの撮影画像を副撮影画像として取得する撮影画像取得手段と、
前記主撮影画像及び前記副撮影画像の画像データをそれぞれ、画像の各ピクセルの設定値の集合からなるピクセルマトリックスデータとして作成するピクセルマトリックスデータ作成手段と、
前記主撮影画像と前記副撮影画像とに現れる、同一被写体に由来した画像領域同士を相関画像領域として、それら相関画像領域のピクセル対応関係を特定する相関画像領域ピクセル対応関係特定手段と、
前記重ね合わせ関係に従い前記主撮影画像と前記副撮影画像とを仮想的に重ね合わせた状態にてそれら前記主撮影画像と前記副撮影画像とに共通の基準ピクセル座標系を定め、前記主撮影画像と前記副撮影画像との前記相関画像領域にかかる対応ピクセル同士の前記基準ピクセル座標系における位置差分を演算し、前記副撮影画像のピクセルマトリックスデータを、前記相関画像領域の個々のピクセルに対応する前記位置差分値の集合からなる位置差分マトリックスデータに変換する位置差分マトリックスデータ変換手段と、
前記位置差分マトリックスデータを、出現頻度の高い前記位置差分値ほどデータ圧縮率が高くなるように圧縮変換する位置差分マトリックスデータ圧縮手段と、
を備えたことを特徴とする。
これによれば、撮影視野に互いに重なりが生ずるように隣接固定配置され、当該重なる撮影視野内に存在する被写体を立体撮影するとともに、撮像部の有効撮像領域同士に一義的な重ね合わせ関係を有する主カメラ及び副カメラからなる立体撮影カメラ群が配置される。
そして、主カメラの撮影画像が主撮影画像として、前記副カメラの撮影画像が副撮影画像として撮影画像取得手段によって取得される。取得された主撮影画像及び副撮影画像はそれぞれ、ピクセルマトリックスデータ作成手段によって、画像の各ピクセルの設定値の集合からなるピクセルマトリックスデータとして作成される。
ここで、主カメラ及び副カメラは、撮像部の有効撮像領域同士に一義的な重ね合わせ関係を有しているので、主撮影画像と副撮影画像には、同一被写体に由来した画像領域同士である相関画像領域が現れる。そして、それら相関画像領域は互いに近似した画像領域であるので、一方の相関画像領域の各ピクセルはそれぞれ、他方の相関画像領域のピクセルの一つと対応している。そこで、相関画像領域ピクセル対応関係特定手段が、それら相関画像領域のピクセル対応関係を特定する。
そして、位置差分マトリックスデータ変換手段が、上記重ね合わせ関係に従い主撮影画像と副撮影画像とを仮想的に重ね合わせた状態にてそれら主撮影画像と副撮影画像とに共通の基準ピクセル座標系を定め、主撮影画像と副撮影画像との相関画像領域にかかる対応ピクセル同士の基準ピクセル座標系における位置差分を演算する。さらに、位置差分マトリックスデータ変換手段が、副撮影画像のピクセルマトリックスデータを、相関画像領域の個々のピクセルに対応する演算した位置差分値の集合からなる位置差分マトリックスデータに変換する。
その位置差分マトリックスデータは、位置差分値の集合からなるデータであるので、色情報を含む画像データよりもデータ量が少ないといえる。また、各相関画像領域は、互いに近似した画像領域であるので、各ピクセル間で同じ位置差分値が演算されることが多くなると考えられる。そこで、位置差分マトリックスデータ圧縮手段が、位置差分マトリックスデータを、出現頻度の高い前記位置差分値ほどデータ圧縮率が高くなるように圧縮変換する。
これにより、副撮影画像の位置差分マトリックスデータのデータ量をより一層抑えることができ、それに伴い、立体画像データのデータ量を抑えることができる。
また、上記立体画像データ作成装置において、前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記副撮影画像の各ピクセルの色情報を前記主撮影画像の各ピクセルの色情報と比較するとともに、該色情報が予め定められた範囲内にて一致するピクセル同士を前記対応ピクセルとして特定する。
このように、色情報を比較することにより、対応ピクセルを正確に特定することができる。
また、前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記基準ピクセル座標系にて予め定められたピクセル配列方向を検索方向として定め、前記副撮影画像のピクセルマトリックス上にて前記検索方向に沿って対象ピクセルを順次設定するとともに、前記検索方向に配列する前記主撮影画像上のピクセル列に対し、該対象ピクセルと前記色情報の一致するピクセルの検索処理を、前記基準ピクセル座標系における前記対象ピクセル位置を基準として前記検索方向に順次実施する。
このように、検索方向に配列するピクセル列同士を比較することにより、対応ピクセルを正確にかつ効率良く特定することができる。また、ピクセルの検索処理は、基準ピクセル座標系における対象ピクセル位置を基準として検索方向に順次実施され、すでに検索が実施されたピクセルは検索対象から除かれるので、より一層、正確にかつ効率良く対応ピクセルを特定することができる。
また、前記ピクセルマトリックスは水平方向と垂直方向とに前記ピクセルをそれぞれ等間隔に直交配列形成したものであり、
前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記検索方向を前記水平方向に設定する。
このように、ピクセルマトリックスが水平方向と垂直方向とにピクセルをそれぞれ等間隔に直交配列形成されたものである場合には、検索方向を水平方向に設定することができる。
また、前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記副撮影画像の前記検索方向に沿ったピクセル列を該列の一端から他端に向けて順次計数するとともに、その計数値により前記対象ピクセルを特定するための対象ピクセル用カウンタと、前記主撮影画像上にて前記検索方向を前記色情報の一致するピクセルを順次検索する際に、前記対象ピクセル位置を基点として順次計数値を変化させるとともに、その計数値により前記主撮影画像上の現在の検索ピクセル位置を特定する検索ピクセル位置特定用カウンタとを備え、
前記位置差分マトリックスデータ変換手段は、前記色情報の一致するピクセルが検索されたときの該検索ピクセル位置特定用カウンタの計数値に基づいて前記位置差分値を演算する。
このように、対象ピクセル用カウンタを用いることにより、順番に対象ピクセルを特定することができる。また、検索ピクセル位置特定用カウンタを用いることにより、検索ピクセル位置を特定することができる。その検索ピクセル位置特定用カウンタは、対象ピクセル位置を基点として順次計数値を変化させて検索ピクセル位置を特定するものであるので、その計数値をそのまま位置差分値として用いることができる。したがって、位置差分値を簡易に演算することができる。
また、前記検索ピクセル位置特定用カウンタは、前記主撮影画像上にて前記色情報の一致するピクセルが検索されるに伴いリセットされ、前記対象ピクセル特定用カウンタが、次の対象ピクセルを特定するために、増加ないし減少のいずれかに固定的に定められた計数変化方向に1だけ計数値を変化させるに伴い、前記検索ピクセル位置特定用カウンタも同じ計数変化方向に1だけ計数値を変化させる。
このように、検索ピクセル位置特定用カウンタは、主撮影画像上にて前記色情報の一致するピクセルが検索されるに伴いリセットされるので、対象ピクセル位置を基点とした検索ピクセル位置を正確に特定することができる。また、検索ピクセル位置特定用カウンタは、対象ピクセル特定用カウンタと同じ計数変化方向、同じ変化量だけ計数値が変化されるので、検索ピクセル位置を効率良く特定することができる。
また、前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記副撮影画像の前記検索方向に配列するピクセル列にて同一色が連続する同一色連続部分に対しては、その同一色連続部分の始点となる始点対応ピクセルと、同じく終点となる終点対応ピクセルとを前記主撮影画像上にて特定し、前記始点対応ピクセルと前記終点対応ピクセルとの間を等分する前記主撮影画像上のピクセルを、前記副撮影画像上の前記同一色連続部分の前記始点及び前記終点以外の各ピクセルに対する前記対応ピクセルとして特定する。
このように、同一色連続部分に対しては、始点対応ピクセルと終点対応ピクセル以外のピクセルに対する対応ピクセルは、色情報の比較をしないで、始点対応ピクセルと終点対応ピクセルとの間を等分する主撮影画像上のピクセルが特定されるので、迅速にそれら対応ピクセルを特定することができる。また、始点対応ピクセルと終点対応ピクセルとの間を等分する主撮影画像上のピクセルを対応ピクセルとすることにより、正確に対応ピクセルを特定することができる。
また、本発明の立体画像データ作成装置は、前記副撮影画像の前記相関画像領域以外の領域である固有領域の各ピクセルにおける前記副カメラのデジタルカラー撮影画像信号がRGB信号として入力され、そのデジタルカラー撮影画像信号よりもビット数の減じられたカラーピクセル信号に変換する減色手段をさらに備える。
副撮影画像の相関画像領域以外の領域である固有領域は、被写体の立体視には寄与しない部分である。また。固有領域は、被写体の三次元座標の算出にも寄与しない部分である。そこで、固有領域に対しては、減色手段によって、副カメラのデジタルカラー撮影画像信号よりもビット数の減じられたカラーピクセル信号に変換されるので、副撮影画像に固有領域があったとしても、データ量を抑えた立体画像データを作成することができる。
また、前記減色手段は、
前記副カメラのデジタルカラー撮影画像信号の色情報よりも種類が少ない色情報が登録された色参照テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
前記固有領域の各ピクセルにおけるデジタルカラー撮影画像信号に対して、前記色参照テーブルに登録された色情報のうちの対応する色情報を参照色として検索する参照色検索手段と、
その参照色検索手段が検索した前記参照色の前記色参照テーブルにおける格納位置を示した参照色位置情報を前記カラーピクセル信号として出力する参照色位置情報出力手段と、を含み構成することができる。これにより、固有領域のデータ量を抑えることができる。
また、上記立体画像データ作成装置において、前記主カメラ及び前記副カメラは、同じ高さに左右に、人間の両目の間隔と同程度の間隔に設置された2台のカメラである。
これにより、立体画像データ作成装置で作成された立体画像データの、左のカメラで撮影された撮影画像を左目に、右のカメラで撮影された撮影画像を右目に独立に与えることで、被写体を臨場感ある立体視させることができる。
また、本発明の立体画像データ出力装置は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の立体画像データ作成装置が作成した、前記主撮影画像の前記ピクセルマトリックスデータと、前記副撮影画像の圧縮済の前記位置差分マトリックスデータとを圧縮立体画像情報として取得する立体画像情報取得手段と、
その立体画像情報取得手段が取得した前記圧縮立体画像情報に含まれる、圧縮済の前記位置差分マトリックスデータを圧縮前の位置差分マトリックスデータに復元する位置差分マトリックスデータ復元手段と、
前記主撮影画像をなす前記ピクセルマトリックスデータと、復元後の前記位置差分マトリックスデータとに基づいて前記副撮影画像における前記相関画像領域のピクセルデータを復元し、そのピクセルデータを含む前記副撮影画像のピクセルマトリックスデータを作成する副撮影画像ピクセルマトリックスデータ作成手段と、
作成された前記副撮影画像のピクセルマトリックスデータを、前記主撮影画像の前記ピクセルマトリックスデータとともに立体画像データとして出力するデジタル立体画像データ出力手段と、を備えたことを特徴とする。
これにより、被写体を臨場感ある立体視させることができる。
また、本発明の三次元座標算出装置は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の立体画像データ作成装置が作成した、前記主撮影画像の前記ピクセルマトリックスデータと、前記副撮影画像の圧縮済の前記位置差分マトリックスデータとを圧縮立体画像情報として取得する立体画像情報取得手段と、
その立体画像情報取得手段が取得した前記圧縮立体画像情報に含まれる、圧縮済の前記位置差分マトリックスデータを圧縮前の位置差分マトリックスデータに復元する位置差分マトリックスデータ復元手段と、
前記主撮影画像及び前記副撮影画像から前記被写体の三次元座標を算出するための前記立体撮影カメラ群に関するカメラパラメータを取得するカメラパラメータ取得手段と、
復元後の前記位置差分マトリックスデータの各ピクセルの前記位置差分値と、前記カメラパラメータ取得手段が取得した前記カメラパラメータとに基づいて前記被写体の三次元座標を算出する座標算出手段と、を備えたことを特徴とする。
このように、位置差分マトリックスデータの各ピクセルの位置差分値をそのまま用いることで、被写体の三次元座標を簡易に算出することができる。
主カメラ10と副カメラ20の配置位置を説明するための図である。 立体画像データ作成装置1、立体画像データ出力装置1、三次元座標算出装置1の概略構成を示したブロック図である。 主カメラ10と副カメラ20で撮影する被写体を斜め上方から見た図である。 主撮影画像51と副撮影画像52とを示した図である。 立体画像データを作成するときの、立体画像データ作成装置1の処理を示したフローチャートである。 図5のステップS13のサブルーチンを示したフローチャートである。 主撮影画像51、副撮影画像52から13番目(m=13)のピクセル列を抜き出した図、その列に位置差分値を割り当てた状態を示した図である。 主撮影画像のピクセルマトリックスデータ51と位置差分マトリックスデータ62とを示した図である。 位置差分値を圧縮するために、各位置差分値に割り当てる符号及びその符号長を例示した図である。 圧縮立体画像情報を示した図である。 ヘッダ情報352と色参照テーブル351を示した図である。 立体画像データ出力装置1が実行する、圧縮立体画像情報を復元して立体画像として出力するときのフローチャートを示した図である。 三次元座標の算出方法を説明するための主撮影画像71と副撮影画像72とを示した図である。 三次元座標算出装置1が実行する、三次元座標の算出するときの処理を示したフローチャートである。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態として、本発明の立体画像データ作成装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、図1に示すように、撮影視野に互いに重なりが生ずるように隣接固定配置され、当該重なる撮影視野内に存在する被写体を立体撮影するとともに、撮像部の有効撮像領域同士に一義的な重ね合わせ関係を有する主カメラ10及び副カメラ20からなる立体撮影カメラ群が配置される。それら主カメラ10及び副カメラ20は、それぞれ撮像部として例えばCCDイメージセンサが用いられる。そして、人間と同じ視差を得るために、同じ高さに左右に、人間の両目の間隔と同程度の間隔d(7cm程度)に配置される。なお、左側には主カメラ10が、右側には副カメラ20が互いの光軸が平行になるように配置されて配置されている。
図2は、主カメラ10及び副カメラ20で撮影された撮影画像に基づいて、被写体の立体画像データを作成する立体画像データ作成装置1の概略構成を示したブロック図である。この立体画像データ作成装置1として、例えばパーソナルコンピュータで実現することができるが、これに限らず、主カメラ10と副カメラ20のいずれか一方に組み込んでもよい。
図2に示すように、立体画像データ作成装置1は、先に説明した主カメラ10、副カメラ20を備えるとともに、A/D変換部11、12、ルックアップテーブルメモリ(LUTM)12、22、SDRAM13、23、タイミング制御部31、CPU32、JPEGエンジン33、DRAM34、EEPROM35及び出力制御部36を備えている。
主カメラ10で撮影された主撮影画像を示したアナログ信号はA/D変換部11に入力され、副カメラ20で撮影された副撮影画像を示したアナログ信号はA/D変換部21に入力され、そのA/D変換部11、21にてそれぞれ画像の各ピクセルの設定値の集合からなるピクセルマトリックスデータとして変換される。この際、タイミング制御部31でアナログ信号がピクセルごとの信号となるようにサンプリングされ、それらサンプリングされた信号をそれぞれA/D変換することにより、ピクセルマトリックスデータを得ている。
A/D変換部11、21でピクセルマトリックスデータに変換された主撮影画像と副撮影画像はそれぞれLUTM12、22に入力され、同じ被写体は同じ色調になるように、各撮影画像が調整される。すなわち、LUTM12、22は、同じ明度の同じ色調を撮影した場合に同じ撮影画像データが出力されるような調整係数が予め記憶されたメモリである。なお、主カメラ10、副カメラ20間で、ホワイトバランス等が均一に成され、出力にバラツキ等が無い場合には、LUTM12、22を設けなくてもよい。
LUTM12、22で調整された主撮影画像と副撮影画像は、それぞれSDRAM13、23に一時的に記憶される。それらSDRAM13、23は、画像データシリアル入力とCPU32からのランダムアクセスとが同時に可能なデュアルポートを備えた画像メモリである。
SDRAM13に記憶された主撮影画像はJPEGエンジン33でJPEGU形式に画像圧縮された後、DRAM34に蓄積される。そして、DRAM34に蓄積された主撮影画像は、従来通りに二次元画像データとして用いることができる。
一方、SDRAM23に記憶された副撮影画像は、CPU32によって、主撮影画像と副撮影画像との対応ピクセル同士の位置差分値の集合からなる位置差分マトリックスデータに変換される。なお、この変換は本発明の特徴的部分であるので、後にフローチャート等の図面を参照して詳細に説明する。
また、主撮影画像のピクセルマトリックスデータと、副撮影画像の位置差分マトリックスデータとからなる圧縮立体画像情報は、出力制御部36によって、外部に出力制御される。
EEPROM35には、CPU32が実行する処理のプログラムが記憶されるとともに、4096色の色情報が登録された色参照テーブル351が記憶されている。その色参照テーブル351は、副カメラ20のデジタルカラー撮影画像信号の色情報(例えば、262144色の18ビットカラー)よりも種類が少ない4096色の色情報が登録されたテーブルである。そして、その色参照テーブル351は、主撮影画像と副撮影画像とに現れる、同一被写体に由来した画像領域同士を相関画像領域としたときに、副撮影画像におけるその相関画像領域以外の固有領域に対して、副カメラ20のデジタルカラー撮影画像信号よりもビット数の減じられたカラーピクセル信号に変換するために用いられる。なお、EEPROM35が本発明の「テーブル記憶手段」に相当する。
次に、立体画像データ作成装置1で立体画像データを作成するときの手順について説明する。図3は、主カメラ10と副カメラ20で撮影する被写体を斜め上方から見た図である。上述したように、主カメラ10及び副カメラ20は、人間と同じ視差を得るために、同じ高さに左右に、人間の両目の間隔と同程度の間隔d(7cm程度)に配置される。なお、左側には主カメラ10が、右側には副カメラ20が互いの光軸が平行になるように配置されて配置されている。
主カメラ10の撮影視野14と副カメラ24の撮影視野24とは、互いに重なりが生じている。そして、その重なる撮影視野内14、24には、複数の被写体41〜46が存在している。被写体41は、主カメラ10と副カメラ20を基準として、無限遠の背景となるものである。また、被写体42、43は被写体41よりも主カメラ10と副カメラ20に近い位置に存在するものであり、互いに主カメラ10と副カメラ20からの距離が同レベルの位置に存在するものである。また、被写体44、45は被写体41、42、43よりも主カメラ10と副カメラ20に近い位置に存在するものであり、互いに主カメラ10と副カメラ20からの距離が同レベルの位置に存在するものである。また、被写体46は、被写体41〜46の中で最も主カメラ10と副カメラ20に近い位置に存在するものである。すなわち、被写体41〜46の主カメラ10と副カメラ20からの距離レベルを比較すると、被写体46<被写体44、45<被写体42、43<被写体41という関係となっている。
また、図3に示すように、主カメラ10の撮影視野14と副カメラ24の撮影視野24とは、互いに重なりが生じていない部分も存在する。そのため、被写体44は、主カメラ10の撮影視野14に含まれるものの、副カメラ20の撮影視野24には一部含まれていない。また、被写体45は副カメラ20の撮影視野24に含まれるものの、主カメラ10の撮影視野14には一部含まれていない。
このように、主カメラ10と副カメラ20を配置することによって、それら撮像部の有効撮像領域同士に一義的な重ね合わせ関係を有する。そのため、主カメラ10で撮影された主撮影画像と副カメラ20で撮影された副撮影画像とは、互いに近似した画像となる。図4(a)は、図3の被写体41〜46を主カメラ10d撮影したときの主撮影画像51を示しており、図4(b)は、図3の被写体41〜46を副カメラ20で撮影したときの副撮影画像52を示している。
なお、上記重ね合わせ関係に従い主撮影画像51と副撮影画像52とを仮想的に重ね合わせた状態にてそれら主撮影画像51と副撮影画像52とに共通の基準ピクセル座標系を定めている。具体的には、撮影画像51、52の左右方向に、撮影画像51、52の左から右に行くにつれてX座標が増加するようにX軸を定める。本実施形態では、x1〜x20のX座標が撮影画像51、52に割り当てられている。一方、撮影画像51、52の上下方向に、撮影画像51、52の上から下に行くにつれてY座標が増加するようにY軸を定める。本実施形態では、y1〜y15のY座標が撮影画像51、52に割り当てられている。
そして、主撮影画像51には、被写体41の撮影画像を示した被写体画像411が、被写体42の撮影画像を示した被写体画像421が、被写体43の撮影画像を示した被写体画像431が、被写体44の撮影画像を示した被写体画像441が、被写体45の撮影画像を示した被写体画像451が、被写体46の撮影画像を示した被写体画像461が含まれている。同様に、副撮影画像52には、被写体41の撮影画像を示した被写体画像412が、被写体42の撮影画像を示した被写体画像422が、被写体43の撮影画像を示した被写体画像432が、被写体44の撮影画像を示した被写体画像442が、被写体45の撮影画像を示した被写体画像452が、被写体46の撮影画像を示した被写体画像462が含まれている。すなわち、主撮影画像51と副撮影画像52とは、同一被写体41〜46の被写体画像411〜461、412〜462が含まれており、特に左右方向に強い相関性を持った互いに近似した画像となっている。
ただし、被写体41〜46の位置によって、被写体画像411〜461の位置と、被写体画像412〜462の位置との間には、左右にズレが生じる。このズレ量は、カメラ10、20から近い被写体41〜46ほど大きくなると考えられる。すなわち、被写体41は無限遠に位置しているので、その被写体画像411、421は、主撮影画像51と副撮影画像52とで同じ位置にある(図3、図4(a)、(b)参照)。
一方、被写体42は、被写体41よりも近い位置に存在しているので、その被写体画像421、422は、上記ズレが生じている。具体的には、主撮影画像51に含まれている被写体画像421は、X座標x3〜x5の範囲に位置しているのに対し、副撮影画像52に含まれている被写体画像422は、X座標x2〜x4の範囲に位置している。すなわち、被写体画像422は、被写体画像421よりもX方向に1左にずれて表示されている。なお、Y軸方向については、被写体画像421、422ともにY座標y9、y10の範囲に位置しており、上下方向にはズレはない。
同様に、被写体43も、被写体41よりも近い位置に存在しているので、その被写体画像431、432は、上記ズレが生じている。ここで、被写体43の位置は、被写体42の位置と同レベルであるので、その被写体画像431、432のズレ量は、被写体画像421、422と同じ「1」である。すなわち、被写体画像432は、被写体画像431よりもX方向に1左にずれて表示されている。
また、被写体44も、被写体41〜43よりも近い位置に存在しているので、その被写体画像441、442も、上記ズレが生じている。そして、主撮影画像51に含まれている被写体画像441は、X座標x1〜x4の範囲に位置しているのに対し、副撮影画像52に含まれている被写体画像442は、X座標x1、x2の範囲に位置している。ここで、上述したように、被写体44は、主カメラ10の撮影視野14に含まれるものの、副カメラ20の撮影視野24には一部含まれていない(図3参照)。したがって、主撮影画像51に含まれている被写体画像441は、被写体44の全部に対応する画像であるのに対し、副撮影画像52に含まれている被写体画像442は、被写体44の一部に対応する画像である。その被写体画像442は、被写体画像441のX座標x3、x4の部分と対応している。したがって、被写体画像442は、被写体画像441よりもX方向に2左にずれて表示されている。
なお、Y軸方向については、被写体画像441は、Y座標y10〜y15の範囲に位置しており、被写体画像442は、Y座標y13〜y15の範囲に位置しているが、これは被写体44が副カメラ20の撮影視野24に一部含まれていないことに起因するものである。したがって、被写体画像441の被写体画像442に対応する部分と、被写体画像442とはともにY座標y13〜y15の範囲に位置しており、上下方向にはズレはない。
同様に、被写体45も、被写体41〜43よりも近い位置に存在しているので、その被写体画像451、452は、上記ズレが生じている。ここで、被写体45の位置は、被写体44の位置と同レベルであるので、その被写体画像451、452のズレ量は、被写体画像441、442と同じ「2」である。すなわち、被写体画像432は、被写体画像431よりもX方向に2左にずれて表示されている。ただし、被写体45は、副カメラ20の撮影視野24に含まれるものの、主カメラ10の撮影視野14には一部含まれていない(図3参照)。したがって、撮影画像52に含まれている被写体画像452は、被写体45の全部に対応する画像であるのに対し、主撮影画像51に含まれている被写体画像451は、被写体45の一部に対応する画像である。具体的には、被写体画像451は、被写体画像452のX座標x18の部分と対応している。
また、被写体46は、被写体41〜46の中で最も主カメラ10と副カメラ20に近い位置に存在するものであるので、上記ズレは最も大きくなる。具体的には、主撮影画像51に含まれている被写体画像461は、X座標x10〜x16の範囲に位置しているのに対し、副撮影画像52に含まれている被写体画像462は、X座標x7〜x13の範囲に位置している。すなわち、被写体画像462は、被写体画像461よりもX方向に3左にずれて表示されている。なお、Y軸方向については、被写体画像461、462ともにY座標y9〜y15の範囲に位置しており、上下方向にはズレはない。
次に、図3の被写体41〜46の立体画像データを作成するときの、立体画像データ作成装置1の処理について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図5のフローチャートの処理は、例えば、図示しない開始スイッチが操作されたときに開始される。
先ず、ステップS11では、図2のA/D変換部11、21がそれぞれ、主カメラ10で撮影された主撮影画像を示したアナログ信号、副カメラ20で撮影された副撮影画像を示したアナログ信号を取得する。なお、ステップS11を実行するA/D変換部11、21が本発明の「撮影画像取得手段」に相当する。
続くステップS12では、A/D変換部11、21が、ステップS11で取得した撮影画像を示した各アナログ信号を、それぞれ画像の各ピクセルの設定値の集合からなるピクセルマトリックスデータとして変換する。具体的には、図4(a)の主撮影画像51、図4(b)の副撮影画像52に変換される。なお、ステップS12を実行するA/D変換部11、21が、本発明の「ピクセルマトリックスデータ作成手段」に相当する。
続くステップS13では、副撮影画像52を、主撮影画像51と副撮影画像52との対応ピクセル同士の位置差分値の集合からなる位置差分マトリックスデータに変換する副撮影画像変換処理を実行する。具体的には、図6のサブルーチンのフローチャートにしたがって処理される。なお、副撮影画像変換処理は、CPU32によって実行される。以下、副撮影画像変換処理の詳細を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、ステップS21では、副撮影画像52の水平方向のピクセル列の番号mの値を「1」にする。なお、本実施形態では、基準ピクセル座標系のY座標とピクセル列の番号mとが対応している。すなわち、例えばm=1のピクセル列は、Y座標y1のピクセル列のことである。
続くステップS22では、副撮影画像52のm番目のピクセル列に対して、そのピクセル列の一端から他端に向けて順次計数する対象ピクセル用カウンタAの値を「1」にする。なお、対象ピクセル用カウンタAとX座標とが対応している。すなわち、例えば対象ピクセル用カウンタA=1に設定されている場合には、X座標x1が設定されていることになる。このように、ステップS21、S22によって、Y座標y1、X座標x1が設定されたことになり、それに対応するピクセルを対象ピクセルとする。
続くステップS23では、対象ピクセルが、副撮影画像52のピクセル列にて同一色が連続する同一色連続部分に該当するか否かを判断する。具体的には、対象ピクセルの色情報と、その隣りのピクセルの色情報とを比較する。そして、それらの差が所定閾値以下の場合に、対象ピクセルとその隣りのピクセルは同一色であるとして、対象ピクセルが同一色連続部分に該当すると判断する一方で、それらの差が所定閾値より大きい場合には、対象ピクセルが同一色連続部分に該当しないと判断する。
ここで、対象ピクセルが同一色連続部分に該当しない場合は(S23:NO)ステップS24の処理に進む。そして、ステップS24では、副撮影画像52の対象ピクセルと色情報が比較される主撮影画像51のピクセルである検索ピクセルの位置を特定する検索ピクセル位置特定用カウンタBの値をリセットする。その検索ピクセルは、対象ピクセルが属しているピクセル列と同じ番号mの主撮影画像51のピクセル列に属しているピクセルの中から選択され、検索ピクセル位置特定用カウンタBは、対象ピクセルと検索ピクセルのX座標の差分値として与えられる。したがって、例えば検索ピクセル位置特定用カウンタB=0に設定されている場合には、副撮影画像52の対象ピクセルと同じX座標の主撮影画像51のピクセルが検索ピクセルとして設定されていることになる。また、例えば検索ピクセル位置特定用カウンタB=1に設定されている場合には、副撮影画像52の対象ピクセルのX座標に対して、X+1の主撮影画像51のピクセルが検索ピクセルとして設定されていることになる。
続くステップS25では、副撮影画像52の対象ピクセルと主撮影画像51の検索ピクセルとの色情報を比較して、ステップS26でそれら色情報が予め定められた範囲内にて一致するか否かを判断する。ピクセル列の番号m=1、対象ピクセル用カウンタA=1、検索ピクセル位置特定用カウンタB=0に設定されている場合には、副撮影画像52のx1、y1の対象ピクセルと、主撮影画像51のx1、y1の検索ピクセルとの色情報が比較されることになる。ここで、色情報が一致する場合には(S26:YES)ステップS27の処理に進む一方で、一致しない場合には(S26:NO)ステップS28の処理に進む。
そして、色情報が一致する場合には(S26:YES)、ステップS27で、比較したピクセル同士を対応ピクセルとして、副撮影画像52の対象ピクセルに、対応する主撮影画像51の対応ピクセルとの位置差分値として、検索ピクセル位置特定用カウンタBの値を割り当てる。すなわち、例えば検索ピクセル位置特定用カウンタB=0に設定されている場合には、副撮影画像52の対象ピクセルは、その座標と同じ撮影画像51のピクセルと対応していることになり、この場合、その対象ピクセルに対してB=0を割り当てることになる。
一方、ステップS26において、副撮影画像52の対象ピクセルと主撮影画像51の検索ピクセルとの色情報が一致しない場合は(S26:NO)、ステップS28の処理に移行する。そして、ステップS28では、現在の検索ピクセル位置特定用カウンタBの値が、予め定められた最大値Bendであるか否かを判断することにより、現在の検索ピクセルが、主撮影画像51の右端のピクセルに該当するか否かを判断する。すなわち、主撮影画像51の右端のピクセルのX座標は「x20」であるので、最大値Bendは「20」である。そして、現在の検索ピクセル位置特定用カウンタBの値がまだ最大値Bendになっていない場合には(S28:NO)、ステップS29で、検索ピクセル位置特定用カウンタBを1加算して、主撮影画像51の検索ピクセルとして、現在のピクセルから右隣りのピクセルに移行する。そして、再度、対象ピクセルと新たに設定された検索ピクセルとの色情報が比較される(S25、S26)。
したがって、現在の対象ピクセルに対して、対応する主撮影画像51の対応ピクセルが、ピクセル列の右端から左端に向けて順番に検索されていくことになる。そして、色情報が一致した場合には(S26:YES)、副撮影画像52の対象ピクセルに、対応する主撮影画像51の対応ピクセルの位置差分値である検索ピクセル位置特定用カウンタBの値を割り当てる(S27)。その後、ステップS32の処理に移行する。
この際、上述したように、主カメラ10の撮影視野14と副カメラ24の撮影視野24とは、互いに重なりが生じていない部分も存在するため、副撮影画像52には主撮影画像51に含まれていない固有領域も存在する。具体的には、被写体45に対応する副撮影画像52の被写体画像452の一部452bは、主撮影画像51には含まれていない(図4参照)。このような固有領域452bに対しては、対象ピクセルと対応する対応ピクセルがないので、検索ピクセルがピクセル列の左端から右端に順番に移行し、最終的には検索ピクセルが主撮影画像51の右端になる(S28:YES)。なお、図4(b)には、被写体画像452の主撮影画像51に含まれている部分452aも示している。
この場合には、ステップS30で、対象ピクセルが、図2の色参照テーブル351に登録された色情報のうちのどの色情報と対応しているかを検索する。上述したように、色参照テーブル351は、副カメラ20のデジタルカラー撮影画像信号の色情報(例えば、262144色の18ビットカラー)よりも種類が少ない4096色の色情報が登録されたテーブルである。そして、対象ピクセルの色情報と、色参照テーブル351に登録された色情報とは、例えば、それら色情報が予め定められた同一色の範囲に含まれる場合に、対応しているとする。また、固有領域は、被写体の立体視や三次元座標の算出には寄与しない部分であり、むしろ、立体視の際には視野競争が生じて疲れの原因となる部分である。したがって、対象ピクセルの色情報が、刺激の少ない淡く暗い色情報になるように、対象ピクセルの色情報と色参照テーブル351に登録された色情報とを対応させてもよい。なお、ステップS30を実行するCPU32が本発明の「参照色検索手段」に相当する。
そして、続くステップS31では、検索された色参照テーブル351に登録された色情報を参照色として、固有領域のピクセルに、参照色の色参照テーブル351における格納位置を示した参照色位置情報を割り当てる。なお、色参照テーブル351に登録された色情報は、4096色の12ビットで表された情報であり、その12ビットの情報がそのまま上記参照色位置情報となる。その後、ステップS32の処理に移行する。なお、ステップS31を実行するCPU32が本発明の「参照色位置情報出力手段」に相当する。また、色参照テーブル351を記憶するEEPROM35及びステップS30、31を実行するCPU32の構成が本発明の「減色手段」に相当する。
一方、ステップS23において、対象ピクセルが同一色連続部分に該当する場合は(S23:YES)ステップS34の処理に進む。そして、ステップS34では、その同一色連続部分の始点となる始点対応ピクセルと、同じく終点となる終点対応ピクセルとを主撮影画像51にて検索して特定する。さらに、ステップS34では、始点及び終点以外の各ピクセルに対しては、始点対応ピクセルと終点対応ピクセルとの間を等分する主撮影画像51上のピクセルを特定する。
具体的には、例えば、図4(b)に示す副撮影画像52のx2、y5〜x12、y5の部分が同一色連続部分である場合には、その始点x2、y5のピクセルに対応する主撮影画像51のx2、y5のピクセルが始点対応ピクセルとして特定される。また、その同一色連続部分の終点x12、y5のピクセルに対応する主撮影画像51のx12、y5のピクセルが終点対応ピクセルとして特定される。また、始点対応ピクセルと終点対応ピクセルとの間を等分する主撮影画像51上のピクセルは、x3、y5〜x11、y5のピクセルである(図4(a)参照)。したがって、副撮影画像52のx3、y5のピクセルに対しては、主撮影画像51のx3、y5のピクセルが、副撮影画像52のx4、y5のピクセルに対しては、主撮影画像51のx4、y5のピクセルが、・・・、副撮影画像52のx11、y5のピクセルに対しては、主撮影画像51のx11、y5のピクセルがそれぞれ対応ピクセルとして特定されることになる。
そして、続くステップS35では、始点のピクセルに対しては始点対応ピクセルの位置差分値を、終点のピクセルに対しては終点対応ピクセルの位置差分値を割り当てる。さらに、ステップS35では、始点及び終点以外の各ピクセルに対しては、始点対応ピクセルと終点対応ピクセルとの間を等分する主撮影画像51上のピクセルの位置差分値をそれぞれ割り当てる。すなわち、上述の副撮影画像52のx2、y5〜x12、y5の部分が同一色連続部分である場合には、その部分に対しては位置差分値「0」が割り当てられる。その後、ステップS32の処理に移行する。
ステップS32では、現在の対象ピクセル用カウンタAの値が、予め定められた最大値Aendであるか否かを判断することにより、現在の対象ピクセルが、副撮影画像52の右端のピクセルに該当するか否かを判断する。すなわち、副撮影画像52の右端のピクセルのX座標は「x20」であるので、最大値Aendは「20」である。そして、現在の対象ピクセル用カウンタAの値がまだ最大値Aendになっていない場合には(S32:NO)、ステップS33で、対象ピクセル用カウンタAを1加算して、対象ピクセルを右隣りのピクセルに移行する。したがって、対象ピクセルがm番目のピクセル列の左端から右端に向かって順番に移行して、上述のステップS23〜ステップS33の処理が実行される。そして、副撮影画像52のm番目のピクセル列のピクセルに対して、それぞれ対応ピクセルの位置差分値又は参照色位置情報が割り当てられていく。
そして、現在の対象ピクセル用カウンタAの値が最大値Aendになった場合には(S32:YES)、現在のピクセル列に対して、すべてのピクセルの対応ピクセルが検索済みであるとして、ステップS36の処理に進む。ステップS36では、現在のピクセル列の番号mが、予め定められた最大値mendであるか否かを判断することにより、現在のピクセル列が、副撮影画像52の下端のピクセル列に該当するか否かを判断する。すなわち、副撮影画像52の下端のピクセル列のY座標は「y15」であるので、最大値mendは「15」である。
そして、現在のピクセル列が、まだ下端のピクセル列に該当しない場合には(S36:NO)、ステップS37で、ピクセル列の番号mを1加算する。その後、新たなピクセル列に対して、上述のステップS22〜S32の処理を実行して、各ピクセルの対応ピクセルの位置差分値を割り当てる。そして、すべてのピクセル列に対して、対応ピクセルの検索が終了した場合には(S36:YES)、図6のフローチャートの処理を終了する。なお、図6のフローチャートの処理、すなわち図5のステップS13を実行するCPU32が本発明の「相関画像領域ピクセル対応関係特定手段」及び「位置差分マトリックスデータ変換手段」に相当する。
ここで、図4(b)の副撮影画像52のあるピクセル列を例にとって、各ピクセルの対応ピクセルの位置差分値を割り当てる方法について説明する。図7は、主撮影画像51、副撮影画像52から13番目(m=13)のピクセル列、すなわちY座標がy13のピクセル列を抜き出した図であり、同図(a)は主撮影画像51のピクセル列、同図(b)は副撮影画像52のピクセル列を示している。また、図7(c)は、副撮影画像52のあるピクセル列に、位置差分値を割り当てた状態を示した図である。
それぞれのピクセル列のピクセルの対応関係について、(1)副撮影画像52のx1のピクセルは主撮影画像51のx3のピクセルと、(2)副撮影画像52のx9〜x11のピクセルは主撮影画像51のx12〜x14のピクセルと、(3)副撮影画像52のx18のピクセルは主撮影画像51のx20のピクセルと対応している。また、(4)副撮影画像52のx19、x20のピクセルは主撮影画像51にはない固有領域となっている。
このようなピクセル列に対して、先ず副撮影画像52のx1のピクセルが対象ピクセルに設定される(S22)。また、主撮影画像51のx1のピクセルが検索ピクセルに設定される(S24、B=0)。そして、それらのピクセルの色情報は一致せず(S25、S26:NO)、検索ピクセルが右端のピクセルではないので(S28:NO)、主撮影画像51のx2のピクセルが検索ピクセルに設定される(S29、B=1)。この主撮影画像51のx2のピクセルも色情報が一致しないので、主撮影画像51のx3のピクセルが検索ピクセルに設定される(S25、S26:NO、S28:NO、S29、B=2)。そして、副撮影画像52のx1のピクセルと主撮影画像51のx3のピクセルとは色情報が一致するので(S25,S26:YES)、図7(c)に示すように、副撮影画像52のx1のピクセルに、主撮影画像51のx3のピクセルとの位置差分値「2」を割り当てる(S27)。この際、検索ピクセル位置特定用カウンタBの値(=2)をそのまま割り当てる位置差分値として用いることができる。
その後、現在の対象ピクセルは右端のピクセルではないので(S32:NO)、副撮影画像52のx2のピクセルが対象ピクセルに設定される(S33)。また、検索ピクセル位置特定用カウンタBがリセットされて、対象ピクセルと同じ位置の主撮影画像51のピクセル、すなわち主撮影画像51のx2のピクセルが検索ピクセルに設定される(S24)。
その後、副撮影画像52のx2〜x18の各ピクセルに対しても、同じようにして位置差分値が割り当てられる(図7(c)参照)。すなわち、(2)副撮影画像52のx9〜x11のピクセルに対しては位置差分値「3」が割り当てられ、(3)副撮影画像52のx18のピクセルに対しては位置差分値「2」が割り当てられる。
一方、(4)副撮影画像52のx19、x20のピクセルは、固有領域であるので、主撮影画像51のピクセル列から対応ピクセルを見つけることができない(S28:NO)。したがって、色参照テーブル351から参照色が検索されて(S30)、その参照色の参照色位置情報Kが割り当てられる(S31、図7(c)参照)。なお、副撮影画像52のx20のピクセルに対する処理が終了した場合には(S32:YES)、次のピクセル列に対する検索に移行する。
このようにして全てのピクセル列について上記処理を実行すると、図8(b)で示したように、副撮影画像52に対して、位置差分値の集合からなる位置差分マトリックスデータ62を得ることができる。なお、図8(a)は、位置差分マトリックスデータ62と比較するために、図4(a)の主撮影画像51を示している。
上述したように、被写体41は無限遠に位置しており、その被写体画像411、421は、主撮影画像51と副撮影画像52とで同じ位置にある(図4(a)、(b)参照)。したがって、図8(b)の位置差分マトリックスデータ62に含まれている被写体画像421に対応する被写体対応部413は、「0」の位置差分値の集合となっている。
また、被写体42に対応する被写体画像422は、被写体画像421よりもX方向に1左にずれて表示されている(図4(a)、(b)参照)。したがって、図8(b)の位置差分マトリックスデータ62に含まれている被写体画像422に対応する被写体対応部423は、「1」の位置差分値の集合となっている。
また、被写体43に対応する被写体画像432は、被写体画像431よりもX方向に1左にずれて表示されている(図4(a)、(b)参照)。したがって、図8(b)の位置差分マトリックスデータ62に含まれている被写体画像432に対応する被写体対応部433は、「1」の位置差分値の集合となっている。
また、被写体44に対応する被写体画像442は、被写体画像441よりもX方向に2左にずれて表示されている(図4(a)、(b)参照)。したがって、図8(b)の位置差分マトリックスデータ62に含まれている被写体画像442に対応する被写体対応部443は、「2」の位置差分値の集合となっている。
また、被写体45に対応する被写体画像452は、被写体画像451よりもX方向に2左にずれて表示されている(図4(a)、(b)参照)。ただし、被写体画像452には、主撮影画像51には含まれていない固有領域452bが含まれている。したがって、位置差分マトリックスデータ62に含まれている被写体画像452の共通部分452aに対応する被写体対応部453aは、「2」の位置差分値の集合となっている。一方、位置差分マトリックスデータ62に含まれている被写体画像452の固有領域452bに対応する被写体対応部453bは、参照位置情報Kの集合となっている。
また、被写体46に対応する被写体画像452は、被写体画像461よりもX方向に3左にずれて表示されている(図4(a)、(b)参照)。したがって、図8(b)の位置差分マトリックスデータ62に含まれている被写体画像462に対応する被写体対応部463は、「3」の位置差分値の集合となっている。
なお、位置差分マトリックスデータ62の被写体対応部413〜463以外の部分については、被写体が存在しない背景の場合には「0」の位置差分値が割り当てられ、被写体が存在する場合にはその位置に応じた位置差分値が割り当てられることになる。
説明を図5に戻り、ステップS13で副撮影画像変換処理を実行した後、CPU32は、ステップS14で、図8(b)の位置差分マトリックスデータ62の位置差分値を圧縮する。具体的には、例えばハフマン符号を用いて、出現頻度の高い位置差分値ほどデータ圧縮率が高くなるように圧縮変換する。図9は、各位置差分値に割り当てる符号及びその符号長を例示した図である。
図9に示すように、位置差分値「0」に対しては、「0」の符号を割り当て、この場合、符号長は1である。また、位置差分値「2」に対しては、「10」の符号を割り当て、この場合、符号長は2である。また、位置差分値「1」に対しては、「110」の符号を割り当て、この場合、符号長は3である。また、位置差分値「3」〜「10」に対しては、「11100a1a2a3」の符号を割り当て、この場合、符号長は8である。なお、上記「a1a2a3」は、位置差分値「3」〜「10」を2進数で表した部分である。
また、位置差分値「11」〜「138」に対しては、「11101a1a2・・・a7」の符号を割り当て、この場合、符号長は12である。なお、上記「a1a2・・・a7」は、位置差分値「11」〜「138」を2進数で表した部分である。また、固有領域452bに対応する被写体対応部453bにおける参照色位置情報に対しては、「11111b1b2・・・b12」の符号を割り当て、この場合、符号長は16である。なお、上記「b1b2・・・b12」は、参照色位置情報を2進数で表した部分である。
したがって、位置差分値「0」<位置差分値「2」<位置差分値「1」<位置差分値「3」〜「10」<位置差分値「11」〜「138」<参照色位置情報の順に、長い符号に変換されることになる。これは、主撮影画像51と副撮影画像52とは、互いに近似した画像であるために、位置差分値「0」が最も多くなると予想されるためである。なお、各位置差分値に割り当てる符号は、図9の限定されるものではなく、例えば位置差分値「1」に対して「10」の符号を割り当て、位置差分値「2」に対して「110」の符号を割り当てる等、各位置差分値の出現頻度に応じて適宜変更してもよい。
そして、図9の表にしたがって図8(b)の位置差分マトリックスデータ62を圧縮すると、被写体対応部413の各ピクセルは「0」に、被写体対応部423の各ピクセルは「110」に、被写体対応部433の各ピクセルは「110」に、被写体対応部443の各ピクセルは「10」に、被写体対応部453aの各ピクセルは「10」に、被写体対応部453bの各ピクセルは「11111b1b2・・・b12」に、被写体対応部463の各ピクセルは「11100a1a2a3」に変換されることになる。なお、ステップS14を実行するCPU32が本発明の「位置差分マトリックスデータ圧縮手段」に相当する。
続くステップS15では、出力制御部36は、図10に示すように、その圧縮後の位置差分マトリックスデータ62と、主撮影画像のピクセルマトリックス51とを圧縮立体画像情報として出力する。なお、図10において、枠の大きさはデータ量を表しており、圧縮後の位置差分マトリックスデータ62のデータ量は、主撮影画像のピクセルマトリックス51のデータ量に比べて小さいことがわかる。その結果、圧縮立体画像情報は、従来の立体画像データに比べて、データ量が抑えられている。また、ステップS15では、圧縮立体画像情報とともに、図11に示すように、被写体の三次元座標を算出するための立体撮影カメラ群に関するカメラパラメータを含むヘッダ情報352及び色参照テーブル351も出力する。これによって、後に、圧縮立体画像情報とそのヘッダ情報352とから被写体41〜46の三次元座標を算出したり、圧縮立体画像情報とその色参照テーブル351とから固有領域453bを復元したりすることができる。なお、これらについては、第二、第三実施形態で説明する。その後、図5のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、副撮影画像52は、位置差分値の集合からなる位置差分マトリックスデータ62に変換され、さらに、その位置差分マトリックスデータ62が、出現頻度の高い位置差分値ほどデータ圧縮率が高くなるように圧縮変換されるので、立体画像データのデータ量を抑えることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の立体画像データ出力装置を具現化した第二実施形態について第一実施形態と異なる部分を中心に説明する。本実施形態の立体画像データ出力装置は、図2に示す第一実施形態の立体画像データ作成装置1と同じである。すなわち、立体画像データ出力装置1は、第一実施形態で説明した方法で立体画像データとしての圧縮立体画像情報を作成するとともに、その圧縮立体画像情報を復元して立体画像として出力する。なお、立体画像データ作成装置1とは別の装置で立体画像データ出力装置を具現化してもよい。
図12は、圧縮立体画像情報を復元して立体画像として出力するときの、CPU32が実行する処理のフローチャートを示している。なお、図12の処理は、例えば、図示しない立体画像の出力指示スイッチが操作されたときに開始される。
先ず、ステップS41では、作成した圧縮立体画像情報、すなわち、図8の圧縮後の位置差分マトリックスデータ62と主撮影画像のピクセルマトリックス51とを取得する。なお、ステップS41を実行するCPU32が本発明の「立体画像情報取得手段」に相当する。
続くステップS42では、圧縮後の位置差分マトリックスデータ62を圧縮前の位置差分マトリックスデータ62に復元する。すなわち、図5のステップS14の逆の手順によって、符号「0」→位置差分値「0」、符号「10」→位置差分値「2」、符号「110」→位置差分値「1」、符号「11100a1a2a3」→位置差分値「3」〜「10」、符号「11101a1a2・・・a7」→位置差分値「11」〜「138」、符号「11111b1b2・・・b12」→参照位置情報Kにそれぞれ変換する。その結果、図8(b)に示すような位置差分マトリックスデータ62に復元される。なお、ステップS42を実行するCPU32が本発明の「位置差分マトリックスデータ復元手段」に相当する。
続くステップS43では、復元した位置差分マトリックスデータ62の位置差分値と主撮影画像のピクセルマトリックス51とに基づいて、副撮影画像52(図4(b)参照)を作成する。具体的には、割り当てられた位置差分値に基づいて、位置差分マトリックスデータ62の各ピクセルの対応ピクセルを特定する。例えば、位置差分値「0」が割り当てられているピクセルに対しては、そのピクセルと同じ位置の主撮影画像51のピクセルを対応ピクセルと特定する。また、位置差分値「1」が割り当てられているピクセルに対しては、そのピクセルと一つ右の位置の主撮影画像51のピクセルを対応ピクセルと特定する。また、位置差分値「2」が割り当てられているピクセルに対しては、そのピクセルと二つ右の位置の主撮影画像51のピクセルを対応ピクセルと特定する。また、位置差分値「3」が割り当てられているピクセルに対しては、そのピクセルと三つ右の位置の主撮影画像51のピクセルを対応ピクセルと特定する。なお、参照色位置情報Kが割り当てられているピクセルに対しては、その参照色位置情報Kに対応して色参照テーブル351に登録されている参照色を特定する。その後、主撮影画像51のそれぞれの対応ピクセルから色情報を読み出して、図4(b)の副撮影画像52を作成する。なお、ステップS43を実行するCPU32が本発明の「副撮影画像ピクセルマトリックスデータ作成手段」に相当する。
続くステップS44では、主撮影画像51と副撮影画像52とを立体画像としてディスプレイ等に出力する。その後、図12のフローチャートの処理を終了する。なお、ステップS44を実行するCPU32が本発明の「デジタル立体画像データ出力手段」に相当する。
このように、立体画像データ出力装置1によれば、圧縮立体画像情報を復元して、被写体を臨場感ある立体視させることができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の三次元座標算出装置を具現化した第三実施形態について第一、第二実施形態と異なる部分を中心に説明する。本実施形態の三次元座標算出装置は、図2に示す第一実施形態の立体画像データ作成装置1と同じである。すなわち、三次元座標算出装置1は、第一実施形態で説明した方法で立体画像データとしての圧縮立体画像情報を作成するとともに、その圧縮立体画像情報に基づいて、被写体の三次元座標を算出する。
ここで、立体画像データから被写体の三次元座標を算出する方法について説明する。図13は、立体画像データの例示として、主カメラ10で撮影された主撮影画像71(同図(a))と、副カメラ20で撮影された副撮影画像72を示した図である。主撮影画像71と副撮影画像72にはそれぞれ同一被写体73に対応する被写体画像73a、被写体画像73bが表示されている。なお、主カメラ10と副カメラ20は、上述したように、同じ高さに左右に、人間の両目の間隔と同程度の間隔d(7cm程度)に配置されているので、被写体画像73a、73bは、同じY座標の位置に表示されている。
そして、被写体73の三次元座標は、その被写体画像73a、73bの各撮影画像71、72における位置と、主カメラ10及び副カメラ20の設置位置の関係、焦点距離等を示したカメラパラメータとに基づいて、三角測量の原理で算出することができる。すなわち、被写体画像73aの主撮影画像71におけるX座標をxl、Y座標をyとし、被写体画像73bの副撮影画像72におけるX座標をxr、Y座標をyとし、カメラパラメータα、β、γとすると、被写体73の三次元座標(X、Y、Z)は、それぞれ以下の式1で表される。
(式1)
Z=α×1/(xl−xr)
X=β×xl/(xl−xr)
Y=γ×y/(xl−xr)
ここで、式1の各式の分母は(xl−xr)で共通であり、これは対応ピクセル同士の位置差分値である。したがって、本実施形態の三次元座標算出装置1は、位置差分マトリックスデータ62の位置差分値をそのまま用いて、被写体の三次元座標を算出している。
具体的には、図14のフローチャートにしたがって算出する。なお、このフローチャートの処理はCPU32が実行し、例えば、図示しない算出の指示スイッチが操作されたときに開始される。
先ず、ステップS51では、作成した圧縮立体画像情報、すなわち、図8の圧縮後の位置差分マトリックスデータ62と主撮影画像のピクセルマトリックス51とを取得する。なお、ステップS51を実行するCPU32が本発明の「立体画像情報取得手段」に相当する。
続くステップS52では、圧縮後の位置差分マトリックスデータ62を圧縮前の位置差分マトリックスデータ62に復元する。なお、ステップS52を実行するCPU32が本発明の「位置差分マトリックスデータ復元手段」に相当する。
続くステップS53では、カメラパラメータα、β、γを取得する。このカメラパラメータα、β、γは、例えばEEPROM35に予め記憶されており、そのEEPROM35から読み出して取得する。なお、ステップS53を実行するCPU32が発明の「カメラパラメータ取得手段」に相当する。
続くステップS54では、三次元座標を算出する被写体を特定し、その被写体に対応する被写体画像の位置差分値を、位置差分マトリックスデータ62から読み出す。そして、読み出した位置差分値とカメラパラメータα、β、γとを上記式1に代入して、被写体の三次元座標X、Y、Zを算出する。その後、図14のフローチャートの処理を終了する。なお、ステップS54を実行するCPU32が本発明の「座標算出手段」に相当する。
このように、位置差分マトリックスデータ62の各ピクセルの位置差分値をそのまま用いることで、被写体の三次元座標を簡易に算出することができる。
なお、本発明の立体画像データ作成装置、立体画像データ出力装置及び三次元座標算出装置は、上記実施形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲で種々変形することができる。例えば、立体撮影カメラ群として主カメラ10と副カメラ20の二台のカメラを用いていたが、三台以上のカメラを用いてもよい。この場合、それらカメラのうちの一つを主カメラとし、残りを副カメラとして、上記処理を実行して立体画像データを作成する。
また、上記実施形態では、主カメラ10と副カメラ20とを、同じ高さに左右に、人間の両目の間隔と同程度の間隔d(7cm程度)に配置していた。しかし、撮影視野に互いに重なりが生ずるように隣接固定配置され、その重なる撮影視野内に存在する被写体を立体撮影するとともに、撮像部の有効撮像領域同士に一義的な重ね合わせ関係を有しれば、主カメラ10と副カメラ20と上下等どのように配置してもよい。
また、上記実施形態では、水平方向のピクセル列同士を比較して、対応ピクセルを検索していた。これは、主カメラ10と副カメラ20とが同じ高さに左右に配置されて、主撮影画像と副撮影画像とは左右に強い相関性があると考えられるためである。したがって、主カメラ10と副カメラ20とを、他の位置に配置して、主撮影画像と副撮影画像との強い相関性が現れる方向が変わった場合には、その方向に沿って対応ピクセルを検索してもよい。
また、上記実施形態では、ピクセル列の左端から右端に向かって順番に対応ピクセルを検索していた。これは、主カメラ10が左側に、副カメラ20が右側に配置されて、固有領域が副撮影画像の右側に現れるためである。すなわち、右端から対応ピクセルを検索すると、対応ピクセルが検索できないにもかかわらず先に固有領域に対して対応ピクセルを検索することになり、検索効率が悪くなるためである。したがって、主カメラ10と副カメラ20の配置位置の関係が変わって、副撮影画像における固有領域が現れる位置が変わった場合には、適宜検索する順番を変更してもよい。例えば、主カメラ10を右側、副カメラ20を左側に配置した場合には、固有領域は副撮影画像の左側に現れるため、ピクセル列の右端から左端に向かって順番に対応ピクセルを検索すると、効率よく検索できる。
また、上記実施形態では、固有領域に対しては、色参照テーブル351に登録された参照色に減色していた。しかし、固有領域は、立体画像データや三次元算出には寄与しない部分であるので、削除してもよい。これにより、より一層、立体画像データのデータ量を抑えることができる。
1 立体画像データ作成装置、立体画像データ出力装置、三次元座標算出装置
10 主カメラ
20 副カメラ
11、21 A/D変換部
32 CPU
35 EEPROM(テーブル記憶手段)
41〜46 被写体
51 主撮影画像
52 副撮影画像
351 色参照テーブル
412、422、432、442、452a、462 相関画像領域
452b 固有領域
S11 撮影画像取得手段
S12 ピクセルマトリックスデータ作成手段
S13 相関画像領域ピクセル対応関係特定手段、位置差分マトリックスデータ変換手段
S14 位置差分マトリックスデータ圧縮手段
S30 参照色検索手段
S31 参照色位置情報出力手段
S41、S51 立体画像情報取得手段
S42、S52 位置差分マトリックスデータ復元手段
S43 副撮影画像ピクセルマトリックスデータ作成手段
S44 デジタル立体画像データ出力手段
S53 カメラパラメータ取得手段
S54 座標算出手段
A 対象ピクセル用カウンタ
B 検索ピクセル位置特定用カウンタ

Claims (12)

  1. 撮影視野に互いに重なりが生ずるように隣接固定配置され、当該重なる撮影視野内に存在する被写体を立体撮影するとともに、撮像部の有効撮像領域同士に一義的な重ね合わせ関係を有する主カメラ及び副カメラからなる立体撮影カメラ群から、前記主カメラの撮影画像を主撮影画像として、前記副カメラの撮影画像を副撮影画像として取得する撮影画像取得手段と、
    前記主撮影画像及び前記副撮影画像の画像データをそれぞれ、画像の各ピクセルの設定値の集合からなるピクセルマトリックスデータとして作成するピクセルマトリックスデータ作成手段と、
    前記主撮影画像と前記副撮影画像とに現れる、同一被写体に由来した画像領域同士を相関画像領域として、それら相関画像領域のピクセル対応関係を特定する相関画像領域ピクセル対応関係特定手段と、
    前記重ね合わせ関係に従い前記主撮影画像と前記副撮影画像とを仮想的に重ね合わせた状態にてそれら前記主撮影画像と前記副撮影画像とに共通の基準ピクセル座標系を定め、前記主撮影画像と前記副撮影画像との前記相関画像領域にかかる対応ピクセル同士の前記基準ピクセル座標系における位置差分を演算し、前記副撮影画像のピクセルマトリックスデータを、前記相関画像領域の個々のピクセルに対応する前記位置差分値の集合からなる位置差分マトリックスデータに変換する位置差分マトリックスデータ変換手段と、
    前記位置差分マトリックスデータを、出現頻度の高い前記位置差分値ほどデータ圧縮率が高くなるように圧縮変換する位置差分マトリックスデータ圧縮手段と、
    を備えたことを特徴とする立体画像データ作成装置。
  2. 前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記副撮影画像の各ピクセルの色情報を前記主撮影画像の各ピクセルの色情報と比較するとともに、該色情報が予め定められた範囲内にて一致するピクセル同士を前記対応ピクセルとして特定することを特徴とする請求項1に記載の立体画像データ作成装置。
  3. 前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記基準ピクセル座標系にて予め定められたピクセル配列方向を検索方向として定め、前記副撮影画像のピクセルマトリックス上にて前記検索方向に沿って対象ピクセルを順次設定するとともに、前記検索方向に配列する前記主撮影画像上のピクセル列に対し、該対象ピクセルと前記色情報の一致するピクセルの検索処理を、前記基準ピクセル座標系における前記対象ピクセル位置を基準として前記検索方向に順次実施することを特徴とする請求項2に記載の立体画像データ作成装置。
  4. 前記ピクセルマトリックスは水平方向と垂直方向とに前記ピクセルをそれぞれ等間隔に直交配列形成したものであり、
    前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記検索方向を前記水平方向に設定することを特徴とする請求項3に記載の立体画像データ作成装置。
  5. 前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記副撮影画像の前記検索方向に沿ったピクセル列を該列の一端から他端に向けて順次計数するとともに、その計数値により前記対象ピクセルを特定するための対象ピクセル用カウンタと、前記主撮影画像上にて前記検索方向を前記色情報の一致するピクセルを順次検索する際に、前記対象ピクセル位置を基点として順次計数値を変化させるとともに、その計数値により前記主撮影画像上の現在の検索ピクセル位置を特定する検索ピクセル位置特定用カウンタとを備え、
    前記位置差分マトリックスデータ変換手段は、前記色情報の一致するピクセルが検索されたときの該検索ピクセル位置特定用カウンタの計数値に基づいて前記位置差分値を演算することを特徴とする請求項3又は4に記載の立体画像データ作成装置。
  6. 前記検索ピクセル位置特定用カウンタは、前記主撮影画像上にて前記色情報の一致するピクセルが検索されるに伴いリセットされ、前記対象ピクセル特定用カウンタが、次の対象ピクセルを特定するために、増加ないし減少のいずれかに固定的に定められた計数変化方向に1だけ計数値を変化させるに伴い、前記検索ピクセル位置特定用カウンタも同じ計数変化方向に1だけ計数値を変化させることを特徴とする請求項5に記載の立体画像データ作成装置。
  7. 前記相関画像領域ピクセル対応関係特定手段は、前記副撮影画像の前記検索方向に配列するピクセル列にて同一色が連続する同一色連続部分に対しては、その同一色連続部分の始点となる始点対応ピクセルと、同じく終点となる終点対応ピクセルとを前記主撮影画像上にて特定し、前記始点対応ピクセルと前記終点対応ピクセルとの間を等分する前記主撮影画像上のピクセルを、前記副撮影画像上の前記同一色連続部分の前記始点及び前記終点以外の各ピクセルに対する前記対応ピクセルとして特定することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の立体画像データ作成装置。
  8. 前記副撮影画像の前記相関画像領域以外の領域である固有領域の各ピクセルにおける前記副カメラのデジタルカラー撮影画像信号がRGB信号として入力され、そのデジタルカラー撮影画像信号よりもビット数の減じられたカラーピクセル信号に変換する減色手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の立体画像データ作成装置。
  9. 前記減色手段は、
    前記副カメラのデジタルカラー撮影画像信号の色情報よりも種類が少ない色情報が登録された色参照テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
    前記固有領域の各ピクセルにおけるデジタルカラー撮影画像信号に対して、前記色参照テーブルに登録された色情報のうちの対応する色情報を参照色として検索する参照色検索手段と、
    その参照色検索手段が検索した前記参照色の前記色参照テーブルにおける格納位置を示した参照色位置情報を前記カラーピクセル信号として出力する参照色位置情報出力手段と、を含み構成されたことを特徴とする請求項8に記載の立体画像データ作成装置。
  10. 前記主カメラ及び前記副カメラは、同じ高さに左右に、人間の両目の間隔と同程度の間隔に設置された2台のカメラであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の立体画像データ作成装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の立体画像データ作成装置が作成した、前記主撮影画像の前記ピクセルマトリックスデータと、前記副撮影画像の圧縮済の前記位置差分マトリックスデータとを圧縮立体画像情報として取得する立体画像情報取得手段と、
    その立体画像情報取得手段が取得した前記圧縮立体画像情報に含まれる、圧縮済の前記位置差分マトリックスデータを圧縮前の位置差分マトリックスデータに復元する位置差分マトリックスデータ復元手段と、
    前記主撮影画像をなす前記ピクセルマトリックスデータと、復元後の前記位置差分マトリックスデータとに基づいて前記副撮影画像における前記相関画像領域のピクセルデータを復元し、そのピクセルデータを含む前記副撮影画像のピクセルマトリックスデータを作成する副撮影画像ピクセルマトリックスデータ作成手段と、
    作成された前記副撮影画像のピクセルマトリックスデータを、前記主撮影画像の前記ピクセルマトリックスデータとともに立体画像データとして出力するデジタル立体画像データ出力手段と、を備えたことを特徴とする立体画像データ出力装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の立体画像データ作成装置が作成した、前記主撮影画像の前記ピクセルマトリックスデータと、前記副撮影画像の圧縮済の前記位置差分マトリックスデータとを圧縮立体画像情報として取得する立体画像情報取得手段と、
    その立体画像情報取得手段が取得した前記圧縮立体画像情報に含まれる、圧縮済の前記位置差分マトリックスデータを圧縮前の位置差分マトリックスデータに復元する位置差分マトリックスデータ復元手段と、
    前記主撮影画像及び前記副撮影画像から前記被写体の三次元座標を算出するための前記立体撮影カメラ群に関するカメラパラメータを取得するカメラパラメータ取得手段と、
    復元後の前記位置差分マトリックスデータの各ピクセルの前記位置差分値と、前記カメラパラメータ取得手段が取得した前記カメラパラメータとに基づいて前記被写体の三次元座標を算出する座標算出手段と、を備えたことを特徴とする三次元座標算出装置。
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