JP2011115144A - 折畳式ペット用テント - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のペット用ベッドでは、屋根付きベッドと屋根なしベッドがあるが、気温の変化に対応しきれないものが多かった。暑い時は屋根付きベッドにペットは入らず、屋根なしベッドでは寒い時に凍えてしまう。また、屋根付きベッドはかさばるものが多く、設置や収納に場所を取る。その為、従来の屋根付きベッド、屋根なしベッドでは、ペットの健康や安らぎを守る為には不十分であり、設置や収納に関しても、飼い主の負担が多かった。また、ペットを戸外に連れ出した際の休息において、木陰等がない場合、直射日光がペットの当たることになり、ペットの健康の負担になることも多かった。
【解決手段】 折畳式ペット用テントは、必要な時だけ、ペット用屋根なしベッドに被せて設置することにより、温度の変化に細かく対応することができ、いらない時は傘のように折畳むことができ一束に束ねた状態を保持することができ、収納場所を少なくし、開閉も簡単で、簡便に持ち出し設置することができるようになった。
【選択図】 図1

Description

本発明は、犬や猫を家庭で飼育する為の用具であり、詳しくは、犬や猫が休息および就寝時の季節の温度差による寒さを回避し、戸外での直射日光を回避する為の発明である。
従来、室内用ペットのベッドは屋根が付いたものや、マットのみで屋根が付いていないものがある。夏の場合は室内は暑く、屋根付きベッドでは暑いため、ペットは就寝および休息しない。また冬場は室内は寒く、屋根の付いていないベッドのみでは寒すぎ、ペットの健康を守れない。
屋根付きベッドも屋根なしベッドも、それだけでは季節の温度差を調整して、ペットの安眠や心地よい休息や健康を守るためには不十分である。
その為、本発明は、屋根の付いていないベッドに被せることにより、寒い時のみ、保温の為の屋根として取り付けて暖かくし、ペットの健康を守り、不快な状態を取り除く為の折畳式テントである。
また、直射日光も遮ることができる為、戸外に連れ出したときの休息時にも使える。
屋根付きベッドは設置も収納も場所を取る。この折畳式ペット用テントがあれば、場所を取る屋根付きベッドではなく、比較的場所を取らない屋根なしベッドと、折畳式ペット用テントを用意するだけで済む。
この折畳式ペット用テントは、使わないときは、すぼめて傘のように細長くして、小さく収納することができ、場所を取らず、持ち運びも容易であり、利便性の高いものである。
実用新案登録第3036219号公報
従来のペット用ベッドでは、屋根付きベッドと屋根なしベッドがあるが、気温の変化に対応しきれないものが多かった。暑い時は屋根付きベッドにペットは入らず、屋根なしベッドでは寒い時に凍えてしまう。
また、屋根付きベッドはかさばるものが多く、設置や収納に場所を取る。
その為、従来の屋根付きベッド、屋根なしベッドでは、ペットの健康や安らぎを守る為には不十分であり、設置や収納に関しても、飼い主の負担が多かった。
また、ペットを戸外に連れ出した際の休息において、木陰等がない場合、直射日光がペットの当たることになり、ペットの健康の負担になることも多かった。
そこで、本発明は、ペットの室内での就寝時および休息時、また、戸外での直射日光を回避することで、温度の調節を図り、ペットに安らぎを与え、健康を守り、飼い主がペットの健康状態を把握しやすくし、設置や収納においても、飼い主の負担を軽減することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明に講じた手段は、上轆轤に中心孔が上下に穿設されると共に、該上轆轤に複数本の親骨の基端が回動自在に枢支されて、該親骨が放射状に張出し自在に設けられ、上記上轆轤の中心孔に引紐が貫通して設けられ、該引紐の下端に下轆轤が上記中心孔に挿入離脱自在に取付けられ、上記親骨と同数本の支骨の一端が下轆轤に、他端が親骨の中間部にそれぞれ回動自在に枢支され、上記上轆轤から各親骨の間には、該親骨の先端に亘って生地が縫着されて該生地が傘状に展開自在に設けられて、棒状の収納状態と傘状の展開状態に開閉自由に構成されている構造で、生地は気密な布製かビニール製とし、ペットが側面から出入りできる開口部を少なくとも一箇所設ける折畳式ペット用テントを、ペット用屋根なしベッドに覆い被せることである。
請求項2に係る発明に講じた手段は、折り畳み式ペット用テントのペット出入用開口部に、ペット用開口部を覆う被服可能な部材を上部のみ固定して装着し、当該被服可能な部材底辺を上に折り曲げ、当該被服可能な部材の左右と前記ペット出入口用開口部の両側面布を張り合わせることで固定し、ペットの出入り口の確保と、温度の調節を図る。
請求項3に係る発明に講じた手段は、棒状の収納状態の時、前記被服可能な部材で全体を覆い包み、棒状にし、テント本体を一束に束ね、当該テント本体の収束状態を保持する。
請求項4に係る発明に講じた手段は、請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の折畳式ペット用テントにおいて、安定を図るため、底辺に錘を取り付ける。
請求項5に係る発明に講じた手段は、四隅の親骨先端部には、上端面が開口した有底球状の上に円筒部がある金属製素材で形成されたキャップが該親骨の先端部を覆うように着脱自在に挿入され、該キャップには、上記親骨の先端部に形成された気密な布製かビニール製の生地の取付孔に対応して貫通孔が円筒部両側に亘って形成され、上記親骨の先端部には、キャップが親骨に圧接挿入された状態で上記生地がキャップの外側から縫着されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明に講じた手段は、請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の折畳式ペット用テントにおいて、本テントを屋根なしベッドに固定する為に、底部に固定部材を取り付け、この構成により、本テントを屋根なしベッドの上に置いた時、屋根なしベッドと本テントがずれないよう固定し、屋根なしベッドと本発明の一体化を図る。
以上の説明から、請求項1記載の発明によれば、次の効果が期待できる。ペット用屋根付きベッドでは、暑い時、ペットが入らず、利用できないこともあり、また大きなものになるので、設置や収納に場所を取る。また、ペット用屋根なしベッドでは、寒い時、ペットが凍えてしまう。そこで、本発明の折畳式ペット用テントを用いれば、ペット用屋根なしベッドに、本発明を覆いかぶせることで、ペットに対する暖かい空間を作ることができ、場所をとるペット用屋根付きベッドを用意する必要はなくなる。気温が高くなれば、本発明をペット用屋根なしベッドから取り去ることにより、ペットにとって快適な空間を作ることができる。
また、折畳式ペット用テントは、棒状の収納状態と傘状の展開状態に開閉自由に構成されることができ、棒状の収納状態にすれば、場所をとることなく収納することができ、ペット用屋根付きベッドの収納に比べて、大幅な収納空間の軽減が図れる。
また、戸外に遊びに出かけたときの、ペットの休息において、必ずしも木陰があるわけではない。直射日光が当たる場所の時もあり、その場合は、ペットにとって、身体的や精神的な負担がかかる。そんな時に、この折畳式ペット用テントを地面に設置し、直射日光を遮ることにより、簡易に、ペットにとって快適な空間を作ることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、一つの例として、被服可能な部材を内部を視認しうる透明な素材にすれば、容易にペットの様子を見ることができ、ペットの状態を瞬時に把握することができる。また、寒さが厳しい時は、当該被服可能な部材の上に折り曲げる位置を操作することにより、ペットの出入り口の面積を小さくしたり、極度に寒い時は、透明な素材を上に折り曲げる事なく全て下ろし温暖を確保し、比較的暖かな時は、出入り口面積を大きくしたりして、テント内部の温度の調節を図ることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、棒状の収納状態の時、請求項2の被服可能な部材で全体を覆い包み、棒状に束ねることができ、収納時において、テント本体を一束に束ねた状態に保つことができるので、該テント本体が半開き状態になることを確実に防止することができる。
また、請求項4および請求項5記載の発明によれば、底辺に錘をつける事により、本テントに安定性が保たれ、ペットが出入りするときに本テントが、移動や転倒することを防止することができ、安定した使用空間の確保を保てる。
また、請求項6記載の発明によれば、本テントは屋根なしベッドの上に置く為、ペットが出入りする時に、本テントと屋根なしベッドの一体化を図ることで、移動や転倒することを防止することができ、安定した使用空間の確保を保てる。
折畳式ペット用テントを示す斜視図である。 被服可能な部材取付け開口部斜視図である 折畳式ペット用テントの被服可能な部材斜視図である。 折畳式ペット用テントを示す一部省略断面図である。 折畳式ペット用テントの収納状態を示す正面図である。 錘取り付け親骨先先端部を示す拡大断面図である。 錘斜視図である。 固定部材図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図4及び図5に示すように、1は折畳式ペット用テントであって、ペットが入り就寝および休息をするものである。該ペット用テント1は、上轆轤2と下轆轤3及び親骨4と支骨5を備え、気密な布製かビニール製の生地6が傘状に展開自在に取付けられている。該上轆轤2は、略玉形の頭部2aの下端にフランジ2bが一体形成されると共に、上下両端に連通する中心孔7が上下に穿設されて構成されている。上記下轆轤3は、上轆轤2の中心孔7に該中心孔7の下方から挿入自在な棒状体に形成され、上端に引紐8の下端が取付けられると共に、上端部側面に突出方向に付勢された出没自在な弾き9が設けられ、中間部に当止め3aが、下端にフランジ3bがそれぞれ形成されている。そして、引紐8の上端には環状のつまみ8aが取付けられており、該引紐8は、下轆轤3が上轆轤2より抜け出ている状態で中心孔7を貫通し、上轆轤2を把持して引紐8を引張ると、下轆轤3が中心孔7に挿入され、当止め3aが上轆轤2の下端面に当接すると同時に、弾き9が上轆轤2の上方に突出すことにより下轆轤3が上轆轤2に係合固定される。
一方、上記親骨4及び支骨5は、細長い鋼材を所定長さに切断して形成され、それぞれ4本宛設けられている。該親骨4は、基端が上記上轆轤2のフランジ2bに回動自在にピン4aにて枢支され、上轆轤2から放射状に張出し自在に設けられている。また、上記支骨5は、一端が下轆轤3のフランジ3bに、他端が親骨4の略中間部にそれぞれ回動自在にピン5a,5bにて枢支され、下轆轤3の上昇に伴って側方に張出し、親骨4も張出すように成っている。上記生地6は、気密な布製かビニール製等で構成され、各親骨4間に対応した略三角形状の生地片6aが4枚各側辺にて縫着され、上轆轤2のフランジ2bから各親骨4の間に該親骨4の先端に亘って取付けられている。そして、該各生地片6aの幅寸法に従って親骨4を張出すと、該親骨4が下方に湾曲して生地6は傘状に展開するように成っている。
次に、該折畳式ペット用テント1の取扱いについて説明する。先ず、折畳んだ状態において、下轆轤3は上轆轤2より下方に抜け出ており、傘と同様に親骨4及び支骨5は一束となって棒状に成っている。この状態より引紐8を引張ると、下轆轤3が上昇し、支骨5が側方に張り出すと同時に、親骨4も張り出し、防虫生地6が展開される。そして、下轆轤3を上轆轤2の中心孔7に挿入し、弾き9を中心孔7より突出させると、下轆轤3が上轆轤2に係合固定される一方、生地6が完全に傘状に開き、展開状態となる。この展開状態においてペット用テント1は、ペット用屋根なしベッドに載置され、保温空間を作ることができ、温度調節もできる。また、いらない時は、取外しすることができ、収納も小さく場所をとらない。
詳細を図により説明する。まず、図3のように、図2の被服可能な部材取り付け開口部15に、当該開口部15の上端の生地6aに、被服可能な部材10の上部を重ね合わせ取り付け固定する。図3の被服可能な部材底辺を上に折り曲げ、図1の出入口14の確保を図るが、一つの例として、図3のように、被服可能な部材10の左右下辺から5センチ以内の場所に、面状ファスナー12aを取り付け、開口部左右の布6aに面状ファスナー12を取付ける。図1のように被服可能な部材10を外側に折り曲げることにより、面状ファスナー12aを面状ファスナー12に両側面共張り合わせ固定することで、ペット出入口14を確保する。また、面状ファスナー12aと面状ファスナー12の張り合わせ位置を上下することにより、ペット出入口14の広さの調節ができる。これにより、テント内部の温度の調節を図ることができ、極度に寒い時は、面状ファスナー12aと面状ファスナー12の張り合わせをせず、図3のように被服可能な部材10をすべて下ろす事で温暖を確保することができ、被服可能な部材10が、内部を視認しうる透明な素材であれば、ペットの状況を瞬時に把握することができる。
また、安定の為に折畳式ペット用テントの底辺に錘を装着するが、一つの例として、四隅の親骨先端部に図7のような錘を取り付けるものがある。方法としては、上記親骨4の先端部は、図6に示すように、生地6の取付孔16が穿設されると共に、錘17が装着されている。該錘17は、図6乃び図7に示すように、上端面が開口されて挿入口19に形成され、上部筒状の形状の下部に球が取り付いて形成されており、スチール製などの重さのある素材で形成されている。そして、上記錘17の上部筒状部分は、親骨4が圧入可能な径に形成され、該親骨4の先端部が着脱自在に挿入されて錘17は親骨4の先端部を覆うように構成されている。更に、上記錘17には、親骨4の先端部に形成された取付孔16に対応して貫通孔18が両側に亘って穿設されている。そして、該錘16を親骨4に装着し、取付孔16と貫通孔18とを一致させた状態において、該取付孔16と貫通孔18とに取付糸20を通し、上記生地6が親骨4の先端部に錘17の外側から取付糸20により縫着固定されている。
また、折畳式ペット用テントと屋根なしベッドとの固定を図る為に、図2の底部開口部21に固定部材を取り付けるが、一つの例として、図8のように固定紐24を折畳式ペット用テントの底辺開口部21に取り付け、固定紐24の一端には着脱部材(ワンタッチ着脱バックル)の凸部23が取り付けられており、他端にはこれと対をなす着脱部材凹部22が取り付けられている。凸部23に凹部22を装着することにより、屋根なしベッドを挟み込み固定することができる。
棒状収納において、被服可能な部材で全体を覆い、一つに束ねて収納するが、一つの例として、図3のように、被服可能な部材10の内側左右端どちらかの下辺3センチ以内に面状ファスナー13と、被服可能な部材表面中央の底辺5センチ以内に面状ファスナー11を取付ける。収納状態において、図5に示すようにペット用テント1を被服可能な部材で覆い包むように巻きつけ、内部取り付け面状ファスナー13を、表面取り付け面状ファスナー11に張り合わせ固定することにより、図5のように生地6を一束に束ねた収納状態を保持するように構成されている。これは、面状ファスナーに限られず、クリップなどの各種の係合で固定しても良い。
これにより、ペット用テント1は、棒状に束ねることができ、収納時において、テント本体を一束に束ねた状態に保つことができるので、該テント本体が半開き状態になることを確実に防止することができ、収納の場所をとらないようにできる。
本発明は、折畳式ペット用テントを製造する産業で利用される。
1 ペット用テント
2 上轆轤
3 下轆轤
4 親骨
5 支骨
6 生地
7 中心孔
8 引紐
10 被服可能な部材
11 下辺面状ファスナー
12 上部面状ファスナー
13 内部取付け面状ファスナー
14 出入口
15 被服可能な部材取り付け開口部
16 取付孔
17 錘
18 貫通孔
19 挿入口
21 底部開口部
22 着脱部材凹部
23 着脱部材凸部
24 固定紐

Claims (6)

  1. 上轆轤に中心孔が上下に穿設されると共に、該上轆轤に複数本の親骨の基端が回動自在に枢支されて、該親骨が放射状に張出し自在に設けられ、上記上轆轤の中心孔に引紐が貫通して設けられ、該引紐の下端に下轆轤が上記中心孔に挿入離脱自在に取付けられ、上記親骨と同数本の支骨の一端が下轆轤に、他端が親骨の中間部にそれぞれ回動自在に枢支され、上記上轆轤から各親骨の間には、該親骨の先端に亘って生地が逢着されて該生地が傘状に展開自在に設けられて、棒状の収納状態と傘状の展開状態に開閉自由に構成されている構造で、生地は気密な布製かビニール製とし、ペットが側面から出入りできる開口部を少なくとも一箇所設ける折畳式ペット用テント。
  2. 請求項1記載の折畳式ペット用テントのペット出入用開口部には、ペット用開口部を覆う被服可能な部材を上部のみ固定して装着し、当該被服可能な部材底辺を上に折り曲げ、当該被服可能な部材の左右と前記ペット出入口用開口部の両側面布を張り合わせることで固定し、ペットの出入り口の確保と、温度の調節を図ることができる構造を有する折畳式ペット用テント。
  3. 請求項1又は請求項2記載の折畳式ペット用テントにおいて、棒状の収納状態の時、前記透明な素材で全体を覆い包み、棒状に束ねる折畳式ペット用テント。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の折畳式ペット用テントにおいて、安定を図るため、底辺に錘を取り付けた折畳式ペット用テント。
  5. 四隅の親骨先端部に、上端面が開口した円筒部と有底球状が一体となった金属製素材で形成された錘が該親骨の先端部を覆うように着脱自在に挿入され、該キャップには、上記親骨の先端部に形成された気密な布製かビニール製の生地の取付孔に対応して貫通孔が円筒部両側に亘って形成され、上記親骨の先端部には、キャップが親骨に圧接挿入された状態で上記生地がキャップの外側から縫着されていることを特徴とする請求項4記載の折畳式ペット用テント。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の折畳式ペット用テントにおいて、当該テントを屋根なしベッドに固定する為に、底部に固定部材を取り付けた折畳式ペット用テント。
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