JP2011114522A - 携帯型電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る携帯型電子機器は、全閉状態と全開状態の間で第1筐体1と第2筐体2を相対移動可能に連結する連結部材32を具え、第1筐体1には、両筐体の相対移動に伴う連結部材32の往復移動によって開閉される開口18が形成されると共に、連結部材32の往復移動に連動して往復移動するカバー部材17が取り付けられており、連結部材32が開口18を開いた状態で該カバー部材17が開口18を閉じる。
【選択図】図41
Description
従って、両筐体の開閉状態に拘わらず、第1筐体の開口は連結部材又はカバー部材の何れか一方により閉じられて、開口の奥部に存在するフレキシブルリードは外部に露出することはない。
本発明に係る携帯型電子機器は、図1〜図8に示す如く、表面に第1画像表示面(11)を有する第1筐体(1)と、表面に第2画像表示面(21)を有する第2筐体(2)とが、連結機構(3)を介して互いに連結されている。
尚、以下の説明で携帯型電子機器の構成要素の各部位を特定する場合、図1に示された携帯型電子機器を、図中の矢印Sで示すユーザの視線に沿って見た場合の「前(手前側)」「後」「左」「右」を、他の図面においても、携帯型電子機器の姿勢に拘わらず「前」「後」「左」「右」と呼ぶ。
又、図2の如く、第1筐体(1)の背面には撮影レンズ(9)が配備されている。
一方、第2筐体(2)の内部には、図17の如く第2画像表示面(21)に面して第2タッチパネル(23)と第2ディスプレイ(22)が配備されている。
図26に示す如く、金属プレート(101)(201)の端部とタッチパネル(13)(23)の端部とは、両面粘着テープ(102)(202)によって互いに貼着固定されている。
連結アーム(31)は、両筐体の画像表示面に直交する面上でL字形状に屈曲するL字状を呈し、該L字形状の角部にて互いに交叉する第1アーム部(35)と第2アーム部(36)から構成されている。
両ヒンジ部材(5)(51)は図18に示す如く第2筐体(2)の背部に収容されている。
又、第1筐体(1)に内蔵されている電子部品(ディスプレイ、タッチパネル等)と第2筐体(2)に内蔵されている電子部品(ディスプレイ、タッチパネル、IC等)とは、フレキシブルリード(7)によって互いに電気的に接続されている。該フレキシブルリード(7)は、第2筐体(2)の内部から連結アーム(31)の内部を経て第1筐体(1)の内部へ伸びており、その長さには、第1筐体(1)と第2筐体(2)の相対移動を許容し得る余裕が設けられている。
尚、図5及び図6に示す回動全開状態では、連結部材(32)が第1筐体(1)によって受け止められることにより、連結部材(32)は回動全開状態の回転角度に保持される。
一方、第2筐体(2)の背面両側部には、連結部材(32)のアーム連結部(32a)と第2アーム部(36)(36)とを収容すべき収容部(204)(203)(203)が凹設されている。
上述の如くスライド部材(83)が前後方向にスライドすることによって、一対の突片(86)(87)内、何れか一方の突片が図20の如くマグネット(88)と接触することになる。
この結果、図24(b)及び図25(b)に示すスライド全開状態では、凸部(10)と凹部(20)の係合によって第1筐体(1)と第2筐体(2)とが互いに連結され、第1画像表示面(11)と第2画像表示面(21)とが同一平面上に揃った状態が維持される。
ここで寸法aは、キャビネットの端面からディスプレイ(12)(22)の画像表示エリアまでの距離、寸法bは、画像表示面(11)(21)の端縁から画像表示エリアまでの距離、寸法hは金属プレート(101)(201)の厚さ、寸法iは、金属プレート(101)(201)のキャビネット表面からの落とし込み量である。
これによって、第2筐体(2)は第2画像表示面(21)を上方若しくは斜め上方に向けたまま後方へ移動することになる。
この連結アーム(31)の回転に伴って第2筐体(2)は後方へ向けて回動し、最終的に第1画像表示面(11)と第2画像表示面(21)とが同一平面上に揃うことになる。
この結果、図7に示す如く第1画像表示面(11)と第2画像表示面(21)とが互いに接近して、両画像表示面(11)(21)によって1つの大きな画面が形成されることになる。
ここで、何れの状態でも図示の如く連結アーム(31)の接地点よりも第1筐体(1)側に重心Gがくる様に、第1筐体(1)と第2筐体(2)に対する部品の配置や連結アーム(31)のL字形状が設計されており、これによって両筐体(1)(2)の姿勢の安定化が図られている。
図39に示す様に、第1筐体(1)の背面キャビネット(1b)には、フレキシブルリード(7)の第2リード部(7b)が露出する開口(18)が形成されており、該開口(18)がカバー部材(17)によって覆われる。
そして、図37(d)に示す如くスライド全体状態に達すると、フレキシブルリード(7)の第2リード部(7b)は、1つの変曲点を有するU字形状に変形し、第2筐体(2)へ引き込まれる。
従って、第1筐体(1)や第2筐体(2)には、フレキシブルリード(7)の屈曲変形を許容するための空間の形成は不要である。
この状態では、連結部材(32)のアーム連結部(32a)が第1筐体(1)の開口(18)を覆うこととなり、フレキシブルリード(7)の第2リード部(7b)はアーム連結部(32a)の内側を延びているので、外部に露出することはない。
(11) 第1画像表示面
(17) カバー部材
(18) 開口
(2) 第2筐体
(21) 第2画像表示面
(29) スライド面
(3) 連結機構
(32) 連結部材
(31) 連結アーム
(35) 第1アーム部
(36) 第2アーム部
(33) 受け止め面
(4) ヒンジユニット
(5) ヒンジ部材
(6) トーションバネ
(7) フレキシブルリード
(8) スライド機構
(83) スライド部材
Claims (3)
- 第1筐体と第2筐体が連結機構を介して互いに連結され、両筐体の表面にはそれぞれ画像表示面が設けられており、第1筐体の画像表示面を第2筐体の裏面によって覆うと共に第2筐体の画像表示面を露出させた全閉状態と、該全閉状態から第2筐体を移動させて両筐体の画像表示面を露出させた全開状態の少なくとも2つの状態を選択的に設定することが可能な携帯型電子機器において、
前記連結機構は、前記全閉状態と全開状態の間で第1筐体と第2筐体を相対移動可能に連結する連結部材を具え、第1筐体に内蔵された電子部品と第2筐体に内蔵された電子部品とはフレキシブルリードを介して互いに電気的に接続され、該フレキシブルリードは、第1筐体の内部から前記連結部材の内側を経て第2筐体の内部へ延びており、第1筐体には、両筐体の相対移動に伴う前記連結部材の往復移動によって開閉される開口が形成されると共に、前記連結部材の往復移動に連動して往復移動するカバー部材が取り付けられており、前記連結部材が前記開口を開いた状態で該カバー部材が前記開口を閉じることを特徴とする携帯型電子機器。 - 前記カバー部材は、第1筐体に回動可能に枢支されると共に、前記開口を閉じる方向に回転付勢されており、前記全閉状態から全開状態への移行に伴って前記連結部材が前記開口を閉じる過程で、該連結部材により押圧されて前記カバー部材が前記開口を開き、前記全開状態から全閉状態への移行に伴って前記連結部材が前記開口を開く過程で、前記カバー部材が回転付勢により移動して前記開口を閉じる請求項1に記載の携帯型電子機器。
- 前記連結部材は、アーム連結部の両端に左右一対の連結アーム部を突設して構成され、各連結アームの両端が両筐体にそれぞれ連結されており、前記フレキシブルリードは、アーム連結部から一方の連結アームに沿って延びており、該アーム連結部によって前記開口が開閉される請求項1又は請求項2に記載の携帯型電子機器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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