JP2011114503A - データ通信用端末装置、端末動作制御方法、及び制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データ通信用端末装置10は、入力された通信開始指令、主なデータの属性、及び接続先の情報に応じて、その接続先と一致する接続先と通信した通信媒体11、12又は13の実績データが記憶手段18に記憶されているか否かを検証する実績データ検証手段19aと、一致する接続先に係る通信媒体の実績データが検証された場合には、それぞれの通信媒体の実績データにおける回線速度、回線品質、所要時間、及びデータ量に基づいて通信開始から通信終了までの予測時間を算出する予測時間演算手段19bと、算出されたそれぞれの通信媒体の予測時間と通信開始指令の対象となる主なデータの属性との関係に基づいて使用すべき通信媒体を選択する媒体選択手段19cとを備えている。
【選択図】図1
Description
又、上述した特許文献1乃至3においては、通信方式及び回線が異なる複数の通信媒体の中から使用すべき通信媒体を選択する際に、回線速度及び通信に要する時間については考慮するものの、通信対象となるデータの属性については考慮していない。このため、比較的低速の通信媒体でも充分短い時間で通信可能なデータ量の少ないテキストデータでも高速の通信媒体が使用されるため、データ通信装置の処理負荷が増加し、他の処理(ユーザの操作に対応する処理、表示処理等)に支障をきたすという課題がある。
本発明は、このような関連技術の有する課題を解決するために成されたもので、回線速度,通信時間,ノイズ等の回線品質に係る回線データ、および接続時間,通信データ量,接続先毎に必要な受信データ等の受信実績データなどの、所謂通信条件を総合的に勘案して、通信方式及び通信回線の異なる複数の通信媒体の内から適切な通信媒体を効率的且つ柔軟に選択することが可能なデータ通信用端末装置、端末動作制御方法、及び制御プログラムを提供することを、その目的とする。
最初に、本実施形態の概要を説明する。
本実施形態は、ネットワークの接続される低速な通信媒体11,12,13の回線を複数持つデータ通信用端末装置10における前記通信媒体11〜13の選択方法に関するもので、予め、各通信媒体11〜13を経由した時の回線速度及び回線品質等を定期的に測定してその結果を記録しておき、又、一方では、ネットワークを通じて接続した際の接続先とのコネクション接続時間や接続したプロトコルの応答時間及び通信量(テキストデータとそれ以外の画像データ等のデータとの分けて)を予め測定しておき、経由した通信媒体毎にデータベースに記録しておく。そして、次回に同じ接続先へ同じプロトコルの接続指令が発生した場合に、データベースに記録された過去の蓄積データから比較指標を算出し、それに基づいて最適な通信媒体11,12,又は13を選択して通信を行うようにしたものである。
Resource Locator)及び図示しない他のURL(目的物の場所表記データ)によってそれぞれ特定されるファイルを保有する不特定多数のサーバ31,32,33……で構成されている。データ通信装置10のユーザは、実際の操作に際しては、Webブラウザ(ファイル閲覧のアプリケーション・ソフト)上でURLを指定して目的のファイルにアクセスする。
(データ通信用端末装置の構成)
符号19bは、詳細は後述するが、過去の受信データの量に関して特定の受信データの受信開始から受信完了までの予想時間を演算する予想時間演算部を示す。
このため、前記通信媒体選択部19cは、端末本体10Aのオペレータがテキストデータだけの取得を希望する場合には、他の重いデータを切り離してテキストデータだけを指定して当該データに適合した最大速度の通信媒体11,12又は13を迅速に選択し、接続先からテキストデータだけを所望する時間内に受信することが可能となっている。
データ通信用端末装置10は、図1に示すようにインターネット20に無線接続するための3つの通信経路として通信媒体11,12,13,備えている。各通信媒体11,12,13は、後述する固有の通信方式によって規定された通信プロトコルや回線速度でインターネット20に無線接続し、接続先であるWebサイト30の複数のサーバ31,32,33,……におけるURLの1つを指定して、当該指定したURLのファイルのデータをインターネット20からダウンロードする。
更に、通信媒体13は、ウイマックス(WiMAX)に準拠した通信方式及び通信回線により、上記通信媒体11の場合と同様にデータ通信用端末装置10をインターネット20に無線接続する。
そして、データ通信の際には、データ通信用端末装置10は、これら3つの通信媒体11,12,13の内の何れか1つの通信媒体を、前述したように所定の基準に従って選択する構成となっている。
回線データは、この図2に示すように、回線のノイズ,遅延,信号歪その他の回線品質Pr、インターネット20に接続するまでコネクション接続時間Tc、接続先であるURLにダウンロードを要求してから許可応答を受信するまでの応答時間Tr、測定した回線速度V、測定日付、測定時間で構成される。この回線データの記録は、回線データ検出部16による定期的に検出され、その検出の度に定期的に更新される。
この受信データは、この図3に示すように、受信データに含まれる接続先URL,テキストデータの通信データ量Dt,テキストデータ以外のデータ(静止画データ、動画データ、アプリケーションのデータ、プログラムのデータ)の通信データ量Di,接続時間,使用した通信媒体の通信方式(IEEE802.11シリーズ、Bluetooth、WiMAX)で構成される。
この通信制御手段19は、前述したように、入力された通信開始指令,主なデータの属性,及び接続先の情報に応じて、その入力された接続先と一致する接続先と通信した2以上の通信媒体(IEEE802.11シリーズ、Bluetooth、WiMAX)の実績データがデータ記憶手段18に記憶されているか否かを検証する実績データ検証部19aを備えている。
又、前述した通信媒体選択部19cは、実績データ検証部19aのデータ判別機能が主なデータの属性をテキストデータであると判別したときは、それぞれの通信媒体11〜13の内の最大の予測時間に対応する通信媒体11,12,又は13を選択し、一方、データ判別機能が主なデータの属性をテキストデータ以外のデータであると判別したときはそれぞれの通信媒体のうち最小の予測時間に対応する通信媒体11,12,又は13を選択する。
従って、かかる点において、ダウンロードの待ち時間に対するユーザの心理的負担を軽減することができる。
次に、上記データ通信用端末装置10による通信媒体処理の動作を、図4のフローチャートに基づいて説明する。
続いて、データ通信用端末装置10は、入力部15から入力されたURLと同じURLを検出したか否かを判別し、同時に当該記録データから使用した通信媒体を判定する(ステップS103)。
即ち、受信データ記録からテキストデータの通信データ量Dt及びテキストデータ以外の他のデータの通信データ量Diを参照して主なデータの属性を検証し(ステップS104)、主なデータの属性がテキストデータであるか又は他のデータであるかを判別する(ステップS105)。
Tt=Tc+Tr+(Dt/V)・(1/Pr) ……………(1)
続いて、データ通信用端末装置10は、許容時間Tpを超えないで且つ最大の予測時間Ttの通信媒体11,12,又は13を選択する(ステップS107)。
Ti=Tc+Tr+(Di/V)・(1/Pr) ……………(2)
この場合には、通信制御手段19の処理負荷を軽減できるので、通信制御手段19は他の処理(例えば、ユーザの操作に応じた入力処理やデータの表示処理)を遅滞なく実行することができる。
以上のように、上記実施形態によれば、過去のデータ通信に係る選択された通信媒体、回線速度,回線品質,データ量,通信の所要時間,及び接続先に関する実績データを記録し、それぞれの通信媒体の実績データ記録における回線速度,回線品質,所要時間,及びデータ量に基づいて通信開始から通信終了までの予測時間の指標Tt ,Ti を算出し、この算出されたそれぞれの通信媒体11〜13の予測時間と通信対象となる主なデータの属性との関係に基づいて使用すべき通信媒体11,12,又は13を選択することにより、通信方式及び通信回線が異なる複数の通信媒体11〜13の中から適切な通信媒体を効率的且つ柔軟に選択することができる。
10A 端末本体
11 通信媒体(IEEE802.11シリーズ)
12 通信媒体(Bluetooth)
13 通信媒体(WiMAX)
14 メモリ部
15a 入力部
15b 表示部
16 データ検出手段
16a 回線データ検出部
16b 受信データ検出部
18 データ記憶手段
18a 回線データ記録部
18b 受信データ記録部
19 通信制御手段
19a 実績データ検証部
19b 予測時間演算部
19c 通信媒体選択部
20 インターネット
21 ファイルサーバ
30 Webサイト
Claims (20)
- 通信方式及び通信回線が異なる複数の通信媒体と、これらの通信媒体を介してネットワーク上の複数の接続先と連結された端末本体とを備え、この端末本体に特定の接続先との通信要求が外部入力された場合に作動して前記複数の通信媒体の内から(回線速度が最も速い通信媒体を)最適な通信媒体を選択しデータ通信を行う通信制御手段を、前記端末本体が備えてなるデータ通信用端末装置であって、
前記通信制御手段に、
前記接続先とのデータ通信で選択され使用された通信媒体における、使用時の回線速度,回線品質,及び接続時間にかかる情報を、回線データとして記憶する回線データ記録部と、
前記接続先毎のデータ通信で実行された受信データ量をデータの属性に分けて測定し受信実績データとして記録する受信データ記録部とを併設すると共に、
前記通信制御手段が、
外部からの通信要求に基づいて作動し前記各データ記録部に記録された前記接続先にかかる回線データと受信実績データとを検索して前記複数の通信媒体の何れが通信経路として適しているかを判定する実績データ検証部と、
この実績データ検証部の判定結果に基づいて前記通信媒体の何れかを最適な通信媒体として選択する通信媒体選択部とを装備したことを特徴とするデータ通信用端末装置。 - 請求項1に記載のデータ通信用端末装置において、
前記回線データ記録部に記録される回線データは、前記端末本体に予め装備された回線データ検出部を介してデータ通信時に前記各通信媒体から収集されるデータであり、
前記受信データ記録部に記録される受信実績データは、前記端末本体に予め装備された受信データ検出部を介してデータ通信時に前記各通信媒体から収集されるデータであることを特徴としたデータ通信用端末装置。 - 請求項2に記載のデータ通信用端末装置において、
前記受信データ検出部は、前記各通信媒体から収集されるデータを予め前記データの属性であるテキストデータ,画像データ,及びアプリケーションデータ毎に分類すると共に、これを測定し受信実績データとして前記受信データ記録部に属性毎に記録するようにしたことを特徴とするデータ通信用端末装置。 - 請求項3に記載のデータ通信用端末装置において、
前記通信制御手段に、
前記ネットワーク上の前記各接続先への接続要求が外部入力された場合に稼働して前記受信データ記録部に記録された受信実績データを参照し、同一接続先にかかる受信データの量の記録に基づいてページ情報受信完了までの予想時間の指標を、前記各通信媒体毎に算定する予測時間演算部を設けると共に、
前記通信媒体選択部が、
前記接続要求にかかる受信対象データがテキストデータの場合で、前記予測時間演算部で算定された前記各通信媒体毎の各予想時間の指標が前記接続要求時に外部から設定された受信完了許容時間を越えないものについて、その内の最大値の指標にかかる通信媒体を選択する機能を備えていることを特徴としたデータ通信用端末装置。 - 請求項4に記載のデータ通信用端末装置において、
前記予測時間演算部で算定される各通信媒体のページ情報受信完了までの予想時間の指標Tt は、テキストデータの場合、
Tt=Tc+Tr+(Dt/V)・(1/Pr)
ここで、Tc:コネクション接続時間
Tr:ダウンロードの要求から応答までの時間
Dt:テキストデータの通信データ量
V:回線速度,Pr:回線品質
に基づいて演算されることを特徴としたデータ通信用端末装置。 - 請求項3に記載のデータ通信用端末装置において、
前記通信制御手段に、
前記ネットワーク上の前記各接続先への接続要求が外部入力された場合に稼働して前記受信データ記録部に記録された受信実績データを参照し、同一接続先にかかる受信データの量の記録に基づいてページ情報受信完了までの予想時間の指標を、前記各通信媒体毎に算定する予測時間演算部を設けると共に、
前記通信媒体選択部が、
前記接続要求にかかる受信対象データがテキスト以外のデータの場合で、前記予測時間演算部で算定された前記各通信媒体毎の各予想時間の指標が前記接続要求時に外部から設定された受信完了許容時間を越えないものについて、その内の最小値の指標にかかる通信媒体を選択する機能を備えていることを特徴としたデータ通信用端末装置。 - 請求項6に記載のデータ通信用端末装置において、
前記予測時間演算部で算定される各通信媒体のページ情報受信完了までの予想時間の指標Ti は、テキストデータ以外のデータの場合、
Ti =Tc+Tr+(Di /V)・(1/Pr)
ここで、Tc:コネクション接続時間
Tr:ダウンロードの要求から応答までの時間
Di :テキストデータ以外のデータの通信データ量
V:回線速度,Pr:回線品質
に基づいて演算されることを特徴としたデータ通信用端末装置。 - 請求項1乃至7の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記通信制御手段は、
前記通信開始指令の対象となるデータがテキストデータ及びテキストデータ以外の他のデータで構成される場合に、前記テキストデータを前記テキストデータ以外のデータに優先して通信処理するテキスト優先処理機能を備えていることを特徴としたデータ通信用端末装置。 - 通信方式及び通信回線が異なる複数の通信媒体を介してネットワーク上の複数の接続先とデータ通信する端末本体を備え、この端末本体が、前記各接続先とのデータ通信に際して前記各通信媒体の内の最適な通信媒体を選択する通信制御手段と、当該端末本体の前記各接続先とのデータ通信で使用された各通信媒体にかかる回線データ及び受信データ量を記録したデータ記録部とを備えたデータ通信用端末装置にあって、
前記端末本体に特定の接続先との通信要求が外部入力された場合に作動し前記データ記録部に記録された前記接続先にかかる回線データと受信実績データとを検索して前記複数の通信媒体の何れが通信経路として適しているかを前記記録部の記録内容に基づいて前記通信制御手段の実績データ検証部が判定し、
この実績データ検証部の判定結果に基づいてデータ通信にかかるデータの属性に対応した最適な通信媒体を前記通信制御手段の通信媒体選択部が選択し、
この通信媒体選択部で選択された通信媒体を介して前記通信制御手段が、対応する前記接続先と前記端末本体とを通信状態に設定する構成としたことを特徴とするデータ通信用端末動作制御方法。 - 請求項9に記載のデータ通信用端末動作制御方法において、
前記データ記録部には、前記回線データとして前記通信媒体の使用時の回線速度,回線品質,及び接続時間にかかる情報が、又前記受信実績データとして受信データ量が、予めそれぞれ記録されており、
前記実績データ検証部による前記判定に際しては、前記データ記録部に記録されたデータに基づいて成されることを特徴としたデータ通信用端末動作制御方法。 - 請求項10に記載のデータ通信用端末動作制御方法において、
前記通信制御手段による前記接続先と前記端末本体との通信状態の設定と同時に、前記接続先と前記端末本体とのデータ通信によって生じる前記回線データ及び受信実績データをデータ検出手段が収集を開始し、
このデータ検出手段が、前記検出した回線データ及び受信実績データを前記データ記録部に記録データとして送り込むことを特徴としたデータ通信用端末動作制御方法。 - 請求項10に記載のデータ通信用端末動作制御方法において、
前記各通信媒体から収集されるデータは、前記受信データ検出部によって前記収集データの属性であるテキストデータ,画像データ,及びアプリケーションデータ毎に分けて収集され、
前記データ記録部には、前記収集データが前記受信データ検出部によって属性毎に分けて記録されていることを特徴としたデータ通信用端末動作制御方法。 - 請求項12に記載のデータ通信用端末動作制御方法において、
前記通信媒体選択部による通信媒体の選択に際しては、
前記接続要求にかかる受信対象データがテキストデータの場合、
前記接続要求における前記接続先と同一の接続先にかかるテキストデータの受信データの量を前記受信データ記録部に記録された受信実績データから抽出しこれに基づいてページ情報受信完了までの予想時間の指標を予め前記各通信媒体毎に前記通信制御手段の予測時間演算部が所定の関数に従って算定し、
この算定された予想時間の指標が、前記接続要求時に外部から予め設定された受信完了許容時間を越えないものについて、その内の最大値の指標にかかる通信媒体を最適な通信媒体として前記通信媒体選択部が選択することを特徴としたデータ通信用端末動作制御方法。 - 請求項12に記載のデータ通信用端末動作制御方法において、
前記通信媒体選択部による通信媒体の選択に際しては、
前記接続要求にかかる受信対象データがテキストデータ以外のデータの場合、
前記接続要求における前記接続先と同一の接続先にかかるテキストデータ以外のデータの受信データの量を前記受信データ記録部に記録された受信実績データから抽出しこれに基づいてページ情報受信完了までの予想時間の指標を予め前記各通信媒体毎に前記通信制御手段の予測時間演算部が所定の関数に従って算定し、
この算定された予想時間の指標が、前記接続要求時に外部から予め設定された受信完了許容時間を越えないものについて、その内の最小値の指標にかかる通信媒体を最適な通信媒体として前記通信媒体選択部が選択することを特徴としたデータ通信用端末動作制御方法。 - 通信方式及び通信回線が異なる複数の通信媒体を介してネットワーク上の複数の接続先とデータ通信する端末本体を備え、この端末本体が、前記各接続先とのデータ通信に際して前記各通信媒体の内の最適な通信媒体を選択する通信制御手段と、当該端末本体の前記各接続先とのデータ通信で使用された各通信媒体にかかる回線データ及び受信データ量を記録したデータ記録部とを備えたデータ通信用端末装置にあって、
前記端末本体に特定の接続先との通信要求が外部入力された場合に作動し前記データ記録部に記録された前記接続先にかかる回線データと受信実績データとを検索して前記複数の通信媒体の何れが通信経路として適しているかを前記記録部の記録内容に基づいて判定する通信経路判定機能、
この通信経路の判定結果に基づいてデータ通信にかかるデータの属性に対応した最適な通信媒体を選択する通信媒体選択機能、
及びこの選択された通信媒体を介して接続要求にかかる前記接続先と前記端末本体とを通信状態に設定する通信状態設定機能、
を前記端末本体が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするデータ通信用端末制御プログラム。 - 請求項15に記載のデータ通信用端末制御プログラムにおいて、
前記データ記録部には、前記回線データとして前記通信媒体の使用時の回線速度,回線品質,及び接続時間にかかる情報が、又前記受信実績データとして受信データ量が、予めそれぞれ記録されており、
前記通信経路判定機能の実行に際しては、前記データ記録部に記録されたデータに基づいて前記通信経路を検証し、その何れが通信要求にかかる通信経路として適するかを判定するようにし、
これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするデータ通信用端末制御プログラム。 - 請求項16に記載のデータ通信用端末制御プログラムにおいて、
前記通信状態設定機能の実行によって生じる前記接続先と前記端末本体との通信状態の設定と同時に、データ検出手段を起動させて前記接続先と前記端末本体とのデータ通信によって生じる前記回線データ及び受信実績データの収集を開始させると共に収集されるデータをデータ記録部に記録させるデータ収集記録制御機能を設け、
これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするデータ通信用端末制御プログラム。 - 請求項16に記載のデータ通信用端末制御プログラムにおいて、
前記各通信媒体から収集されるデータを前記受信データ検出部を介して前記収集データの属性であるテキストデータ,画像データ,及びアプリケーションデータ毎に分けて収集すると共にデータ分類収集機能、
及びこのデータ分類収集機能の実行によって収集されたデータを前記受信データ検出部を介して前記データ記録部に属性毎に分けて記録させる分類データ記録制御機能、
を設け、これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするデータ通信用端末制御プログラム。 - 請求項18に記載のデータ通信用端末制御プログラムにおいて、
前記通信媒体選択機能による通信媒体の選択に際しては、
前記接続要求にかかる受信対象データがテキストデータの場合、
前記接続要求における前記接続先と同一の接続先にかかるテキストデータの受信データの量を前記受信データ記録部に記録された受信実績データから抽出しこれに基づいてページ情報受信完了までの予想時間の指標Aを予め前記各通信媒体毎に前記通信制御手段の予測時間演算部が所定の関数に従って算定する指標時間A算定機能、
及びこの算定された予想時間の指標が、前記接続要求時に外部から予め設定された受信完了許容時間を越えないものについて、その内の値が最大の指標にかかる通信媒体を最適な通信媒体として選択する通信媒体選択機能、
を設け、これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするデータ通信用端末制御プログラム。 - 請求項18に記載のデータ通信用端末制御プログラムにおいて、
前記通信媒体選択部による通信媒体の選択に際しては、
前記接続要求にかかる受信対象データがテキストデータ以外のデータの場合、
前記接続要求における前記接続先と同一の接続先にかかるテキストデータ以外のデータの受信データの量を前記受信データ記録部に記録された受信実績データから抽出しこれに基づいてページ情報受信完了までの予想時間の指標Bを予め前記各通信媒体毎に前記通信制御手段の予測時間演算部が所定の関数に従って算定する指標時間B算定機能、
及びこの算定された予想時間の指標が、前記接続要求時に外部から予め設定された受信完了許容時間を越えないものについて、その内の最小値の指標にかかる通信媒体を最適な通信媒体として選択する通信媒体選択機能、
を設け、これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするデータ通信用端末制御プログラム。
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