JP2011113340A - 障害物認識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影画像に含まれた障害物側面の端をエッジヒストグラムを用いずに正確に認識できる技術を提供する。
【解決手段】自車両1に搭載され、自車両1周辺を撮影する単眼カメラ3により撮影された撮影画像が、路面に垂直な仮想面に射影した側面視の画像に変換手段6aにより変換されて、側面視の画像に含まれた障害物側面の端が検出手段6bにより検出されるため、撮影画像に含まれた障害物側面の端を水平エッジヒストグラムを用いずに正確に検出することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、自車両に搭載された撮影手段により撮影して得られた撮影画像を処理して自車両周辺の障害物を認識する技術に関する。
従来、車載カメラなどの撮影手段により撮影された撮影画像内に障害物(車両)が存在するかどうかをエッジヒストグラムを用いることにより認識する技術が知られている(例えば、特許文献1)。すなわち、撮影画像の水平エッジヒストグラムおよび垂直エッジヒストグラムを導出し、各エッジヒストグラムのピークを障害物の上下端、左右端として障害物を認識する。例えば、撮影画像の垂直エッジヒストグラムに基づいて自車両前方の障害物の左右端を検出することで障害物の左右の幅を認識することができるが、このようにして認識された自車両前方の障害物の左右の幅および自車両と障害物との相対速度などに基づいて、自車両が障害物に衝突するおそれがあるときに障害物への衝突を回避するのに要する時間などを予測することができる。
特開2000−136905号公報(段落[0036]〜[0039]、図8〜10、要約書など)
ところで、上記したようにエッジヒストグラムを用いる従来の技術では、撮影画像に看板や電柱、道路標識、道路標示、路面に投影された影などが含まれている場合には、認識対象の障害物側面の端と異なる部分にもエッジヒストグラムのピークが生じるため、障害物側面の端を正確に検出できないおそれがあった。
本発明は、撮影画像に含まれた障害物側面の端をエッジヒストグラムを用いずに正確に認識できる技術を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の障害物認識装置は、自車両に搭載され、前記自車両周辺を撮影する撮影手段と、前記撮影手段の撮影画像を路面に垂直な仮想面に射影した側面視の画像に変換する変換手段と、前記側面視の画像に含まれた障害物側面の端を検出する検出手段とを備えることを特徴としている(請求項1)。
また、請求項1記載の障害物認識装置において、前記変換手段は、前記撮影手段により撮影して得られた複数の時系列的な撮影画像を側面視の画像に射影変換し、前記検出手段は、前記各側面視の画像に含まれる障害物側面の端の複数の候補を導出してそれぞれの時系列的な動きに基づいて障害物側面の端を検出するようにしてもよい(請求項2)。
請求項1に記載の発明によれば、自車両に搭載され、自車両周辺を撮影する撮影手段により撮影された撮影画像が、路面に垂直な仮想面に射影した側面視の画像に変換手段により変換されて、側面視の画像に含まれた障害物側面の端が検出手段により検出されるため、撮影画像に含まれた障害物側面の端をエッジヒストグラムを用いずに正確に認識できる。
請求項2に記載の発明によれば、撮影画像に障害物の他に看板や電柱、道路標識、道路標示、路面に投影された影などが含まれているときは、撮影手段により撮影して得られた複数の時系列的な撮影画像が変換手段により側面視の画像に射影変換されて、各側面視の画像に含まれる障害物側面の端および看板などの端部が、それぞれ障害物側面の端の候補として検出手段により導出されるが、時系列的に取得されている各側面視の画像から導出されたそれぞれの候補の時系列的な動きが監視され、各候補の時系列的な動きに基づいて障害物側面の端が検出手段により検出されるため、撮影画像に含まれた障害物と看板などとを区別して正確に障害物を検出できる。
すなわち、走行中の自車両から時系列的に撮影された撮影画像に含まれる看板などは固定物であるため、各撮影画像が射影変換された各側面視の画像から、看板などの端部が障害物側面の端の候補として検出手段により導出されても、時系列的に取得されている各側面視の画像内での当該候補(看板などの端部)の位置に基づいて監視される当該候補の時系列的な動きは、自車両の走行速度に応じた動き、換言すれば、自車両と看板などとの相対的な移動量に応じた動きとなる。したがって、各側面視の画像から導出された障害物側面の端の複数の候補それぞれの時系列的な動きに基づいて、障害物側面の端が検出されることによる候補と、看板などの端部が検出されることによる候補とを区別することができるため、側面視の画像に含まれる障害物側面の端が検出手段により正確に検出される。
本発明の障害物認識装置の一実施形態のブロック図である。 射影変換における仮想面を説明するための図である。 撮影画像の一例である。 図3の撮影画像が下面視の画像に射影変換された例を示す図である。 図3の撮影画像が側面視の画像に射影変換された例を示す図である。 図1の動作説明用のフローチャートである。
本発明の一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1は本発明の障害物認識装置2の一実施形態のブロック図である。図2は射影変換における仮想面を説明するための図である。図3は単眼カメラ3の撮影画像Fの一例を示し、(a1),(a2)はそれぞれ異なる時刻に撮影された撮影画像F(t1),F(t2)、(b1),(b2)はそれぞれ撮影画像F(t1),F(t2)が路面上の仮想面Pdに射影変換された上方視の画像tFd(t1),tFd(t2)、(c)は画像tFd(t1)および画像tFd(t2)の差分画像dF、(d)は他車両12の下面の端dEGが検出された状態を示す図である。
図4は図3の撮影画像Fが下面視の画像tFuに射影変換された例を示す図であり、(a)は他車両12を含む撮影画像Fが所定の高さに設定された水平な仮想面Puに射影変換された下面視の画像tFu、(b)は(a)の下面視の画像tFuに水平方向のエッジを強調する微分フィルターを施して2値化した2値化画像eFu、(c)は他車両12の上面の端uEGが検出された状態を示す図である。図5は図3の撮影画像Fが側面視の画像tFl,tFrに射影変換された例を示す図であり、(a1),(a2)は他車両12を含む撮影画像Fが路面に垂直な仮想面Pl,Prに射影変換された側面視の画像tFl,tFr、(b1),(b2)は(a1),(a2)の側面視の画像tFl,tFrに水平方向のエッジを強調する微分フィルターを施して2値化した2値化画像eFl,eFr、(c)は他車両12の側面の端lEG,rEGが検出された状態を示す図である。図6は図1の動作説明用のフローチャートである。
1.構成
図1に示す障害物認識装置2は、自車両1に搭載された単眼カメラ3(本発明の「撮影手段」に相当)により撮影された撮影画像Fを処理して自車両1周辺の障害物(他車両12)を認識するものであって、単眼カメラ3と、単眼カメラ3による撮影画像Fや種々のデータを記憶する記憶手段4と、単眼カメラ3の撮影画像Fを処理するマイクロコンピュータ構成のECU6と、例えばインストルメントパネルなどに取付けられたCRT、液晶ディスプレイなどの走行モニタ7と、警報用のスピーカ8とを備えている。
単眼カメラ3は、この実施形態では自車両1の前方の撮影が可能なモノクロあるいはカラー撮影が可能なカメラから成り、連続的に時々刻々と撮影した画像Fの信号を出力する(図3参照)。また、自車両1の前方の撮影を行なうため、単眼カメラ3は、自車両1の車内の前方のインストルメントパネルの上部位置に、上方に適当な角度でつけて前方を撮影することができるように設けられている。
記憶手段4は、各種メモリやハードディスクドライブなどを備え、単眼カメラ3から時々刻々と出力される撮影画像Fに対してECU6により種々の処理が施されることにより得られた各種データなどを格納する。
ECU6は、例えばイグニッションキーのオンにより、予め設定された障害物認識のプログラムを実行することにより以下の各手段を備えている。
(1)変換手段6a
変換手段6aは、単眼カメラ3により時々刻々と撮影された各時刻における撮影画像Fを、図2に示す仮想的なカメラ3d,3u,3l,3rの視点により仮想面Pd,Pu,Pl,Prに射影した画像tFd,tFu,tFl,tFrに変換する。そして、単眼カメラ3により時系列に撮影されて変換手段6aにより射影変換された撮影画像Fに関する種々のデータは記憶手段4に記憶される。
具体的には、変換手段6aは、例えば、路面に仮想面Pdを設定し、図3(a1),(a2)に示す単眼カメラ3の撮影画像F(t1),F(t2)を、図3(b1),(b2)に示す上方視の画像tFd(t1),tFd(t2)に射影変換する。また、変換手段6aは、例えば、走行路の両側に立設された電柱の上端に掛け渡された電線の高さに水平な仮想面Puを設定し、図3(a1),(a2)に示す単眼カメラ3の撮影画像F(t1),F(t2)を、図4(b)に示す下面視の画像tFuに射影変換する。
また、変換手段6aは、例えば、自車両1の走行路の左側の白線または路側帯の段差の位置に路面に垂直な仮想面Plを設定し、図3(a1),(a2)に示す単眼カメラ3の撮影画像F(t1),F(t2)を、図5(a1)に示す右側面視の画像tFlに射影変換する。また、変換手段6aは、例えば、自車両1の走行路の右側の白線の位置に路面に垂直な仮想面Prを設定し、図3(a1),(a2)に示す単眼カメラ3の撮影画像F(t1),F(t2)を、図5(a2)に示す左側面視の画像tFrに射影変換する。
なお、図3(b1),(b2)に示すように、単眼カメラ3の撮影画像Fが仮想面Pdに射影変換された上方視の画像tFdでは障害物(車両12)の上端側が歪んだ画像となる。また、図4(a)に示すように、単眼カメラ3の撮影画像Fが仮想面Puに射影変換された下面視の画像tFuでは障害物(車両12)の下端側が歪んだ画像となる。
また、図5(a1)に示すように、単眼カメラ3の撮影画像Fが仮想面Plに射影変換された右側面視の画像tFlでは障害物(車両12)の右端側が歪んだ画像となる。また、図5(a2)に示すように、単眼カメラ3の撮影画像Fが仮想面Prに射影変換された左側面視の画像tFrでは障害物(車両12)の左端側が歪んだ画像となる。
したがって、各射影変換画像tFd,tFu,tFl,tFrでは、それぞれ、障害物(車両12)の下端、上端、左端、右端が鮮明な画像となることから、この実施形態では、後述するように、各射影変換画像tFd,tFu,tFl,tFrそれぞれを用いることにより、障害物の下端、上端、左端、右端を検出する。
また、この実施形態では、右側面視の画像tFlおよび左側面視の画像tFrにおいて、元の撮影画像Fの左側および右側がそれぞれ上向きとなるように仮想的なカメラ3l,3r視点が設定されている。
(2)検出手段6b
a)障害物下面の端dEGの検出
検出手段6bは、図3(c)に示す、各時刻における上方視の画像tFd(t1),tFd(t2)の差分画像dFに基づいて、上方視の画像tFd(t1),tFd(t2)に含まれる障害物(他車両12)下面の端dEGを検出する。
すなわち、図3(a1)に示すように、一のフレームの撮影画像F(t1)に先行車12などの障害物や路面に投影された影などが含まれているときには、障害物や影などは常に同じ路面領域に存在するわけではないため、図3(a2)に示す、他のフレームの撮影画像F(t2)の同じ路面領域の全く同じ位置に障害物や影などが含まれていない蓋然性が高く、各フレームの撮影画像F(t1),F(t2)の同じ路面領域の画像に差異が生じる。
しかしながら、例えば、一のフレームの撮影画像F(t1)に例えば道路標示が含まれていたとしても、道路標示は常に路面領域の同じ位置に存在するため、各フレームの撮影画像F(t1),F(t2)の路面領域に障害物や影などが含まれていなければ、各フレームの撮影画像F(t1),F(t2)の同じ路面領域の画像は共通するものとなる。
そこで、この実施形態では、検出手段6bは、各時刻t1,t2における撮影画像F(t1),F(t2)が変換手段6aにより射影変換された上方視の画像tFd(t1),tFd(t2)の、自車速度および単眼カメラ3の撮影間隔に起因する位置ずれの位置合わせを行った後、画像tFd(t1)および画像tFd(t2)の差分、すなわち単眼カメラ3の撮影画像Fのフレーム間差分を取って差分画像dFを導出する(図3(c)参照)。
このとき、白線などの道路標示などが設けられただけの路面領域では差分が生じず、路面以外の障害物(車両12)部分には差分112が生じ、図3(d)に示すように、この差分画像dFを逆変換することにより、障害物下面の端dEGが検出手段6bにより検出される。
b)障害物上面の端uEGの検出
また、検出手段6bは、図4(b)に示すように、図4(a)に示す下面視の画像tFuに水平方向のエッジを強調する微分フィルターが施されて2値化されることによる2値化画像eFuに基づいて、下面視の画像tFuに含まれる障害物(他車両12)上面の端uEGを検出する。
図4に示す例では、単眼カメラ3の撮影画像Fに障害物としての他車両12が含まれており、同図(a)に示すように、この撮影画像Fが変換手段6aにより下面視の画像tFuに射影変換される。そして、同図(b)に示すように、下面視の画像tFuに微分フィルターが施されて2値化されることにより2値化画像eFuが導出されて、この2値化画像eFu内の水平エッジが他車両12の上面の端uEGとして検出される。
ところで、走行中の自車両1から単眼カメラ3により時系列的に撮影された撮影画像Fが時々刻々と下面視の画像tFuに射影変換されており、各下面視の画像tFuから検出された水平エッジの時系列的な動きが検出手段6bにより監視される。例えば、撮影画像Fに障害物(他車両12)の他に障害物上方の看板などが含まれているときは、時系列的に撮影された各撮影画像Fが射影変換された各下面視の画像tFuが微分フィルター処理されると、看板などの端部も水平エッジとして強調されるため、障害物(他車両12)上面の端uEGの他に、看板などの端部も障害物上面の端の候補として導出される。
しかしながら、単眼カメラ3の撮影画像Fに含まれる看板などは固定物であるため、時系列的に取得されている各下面視の画像tFu内での看板の端部による水平エッジの位置に基づいて監視される当該水平エッジの時系列的な動きは、自車両1の走行速度に応じた動き、換言すれば、自車両1と看板との相対的な移動量に応じた動きとなる。したがって、各下面視の画像tFuから導出された障害物上面の端の複数の候補(水平エッジ)それぞれの時系列的な動きに基づいて、障害物上面の端uEGが水平エッジとして検出されることによる候補と、看板などの端部が水平エッジとして検出されることによる候補とを区別することができるため、これにより、図4(c)に示すように、下面視の画像tFu内の障害物上面の端uEGが検出手段6bにより正確に検出される。
c)障害物左側面の端lEGの検出
また、検出手段6bは、図5(b1)に示すように、図5(a1)に示す右側面視の画像tFlに水平方向のエッジを強調する微分フィルターが施されて2値化されることによる2値化画像eFlに基づいて、右側面視の画像tFlに含まれる障害物(他車両12)左側面の端lEGを検出する。
図5(a1),(b1)に示す例では、障害物としての他車両12が含まれた単眼カメラ3の撮影画像Fが、変換手段6aにより右側面視の画像tFlに射影変換される。そして、同図(b1)に示すように、右側面視の画像tFlに微分フィルターが施されて2値化されることにより2値化画像eFlが導出されて、この2値化画像eFl内の水平エッジが他車両12の左側面の端lEGとして検出される。
ところで、走行中の自車両1から単眼カメラ3により時系列的に撮影された撮影画像Fが時々刻々と右側面視の画像tFlに射影変換されており、各右側面視の画像tFlから検出された水平エッジの時系列的な動きが検出手段6bにより監視される。例えば、撮影画像Fに障害物(他車両12)の他に障害物側方の電柱などが含まれているときは、時系列的に撮影された各撮影画像Fが射影変換された各右側面視の画像tFlが微分フィルター処理されると、この実施形態では、元の画像Fがほぼ90°回転するように射影変換されているため、電柱なども水平エッジとして強調され、障害物(他車両12)左側面の端lEGの他に、電柱なども障害物左側面の端の候補として導出される。
しかしながら、単眼カメラ3の撮影画像Fに含まれる電柱などは固定物であるため、時系列的に取得されている各右側面視の画像tFl内での電柱による水平エッジの位置に基づいて監視される当該水平エッジの時系列的な動きは、自車両1の走行速度に応じた動き、換言すれば、自車両1と電柱との相対的な移動量に応じた動きとなる。したがって、各右側面視の画像tFlから導出された障害物左側面の端の複数の候補(水平エッジ)それぞれの時系列的な動きに基づいて、障害物左側面の端lEGが水平エッジとして検出されることによる候補と、電柱などが水平エッジとして検出されることによる候補とを区別することができるため、これにより、図5(c)に示すように、右側面視の画像tFl内の障害物左側面の端lEGが検出手段6bにより正確に検出される。
d)障害物右側面の端rEGの検出
また、検出手段6bは、図5(b2)に示すように、図5(a1)に示す左側面視の画像tFrに水平方向のエッジを強調する微分フィルターが施されて2値化されることによる2値化画像eFrに基づいて、左側面視の画像tFrに含まれる障害物(他車両12)右側面の端rEGを検出する。
図5(a2)に示す例では、障害物としての他車両12が含まれた単眼カメラ3の撮影画像Fが、変換手段6aにより左側面視の画像tFrに射影変換される。そして、同図(b2)に示すように、左側面視の画像tFrに微分フィルターが施されて2値化されることにより2値化画像eFrが導出されて、この2値化画像eFr内の水平エッジが他車両12の右側面の端rEGとして検出される。
そして、上記「c)障害物左側面の端lEGの検出」の項で説明した方法と同様に、各左側面視の画像tFrから導出された障害物右側面の端の複数の候補(水平エッジ)それぞれの時系列的な動きに基づいて、障害物右側面の端rEGが水平エッジとして検出されることによる候補と、電柱などが水平エッジとして検出されることによる候補とを区別することができるため、これにより、図5(c)に示すように、左側面視の画像tFr内の障害物右側面の端rEGが検出手段6bにより正確に検出される。
(3)認識手段6c
認識手段6cは、検出手段6bにより検出された障害物下面、上面、左側面、右側面の端dEG,uEG,lEG,rEGを基準として、自車両1と障害物(他車両12)との距離を認識する。そして、時系列的に単眼カメラ3により撮影された各撮影画像Fの射影変換画像tFd,tFu,tFl,tFr内で検出された障害物下面、上面、左側面、右側面の端dEG,uEG,lEG,rEGを基準とした自車両1と障害物との距離に基づいて、自車両1と障害物との距離の変化を監視する。
(4)報知手段6d
報知手段6dは、認識手段6cにより監視される、自車両1と障害物(他車両12)との距離の変化の基づき、例えば走行モニタ7に表示中のカーナビゲーション用の地図に警告表示を重畳して表示したりして、障害物の存在を視覚的にドライバに報知する。また、スピーカ8から、検出結果の音声メッセージ、警告音を発生して障害物の存在を聴覚的にドライバに報知する。これらの視覚的または聴覚的なドライバに対する報知により、ドライバの運転支援を行う。
2.動作
次に、上記したように構成された障害物認識装置2の動作について図6を参照して説明する。なお、この実施形態では、図3(a1),(a2)に示すように、走行車線の自車両1の前方を先行車として他車両12が走行している状態を例に挙げて説明する。また、記憶手段4には、時系列で撮影された過去の撮影画像Fの各射影変換画像tFd,tFu,tFl,tFrから検出手段6bにより検出された障害物候補としての水平エッジの、各画像内での位置に関する情報などが格納されるものとする。
まず、自車両1のイグニッションキーのオンにより単眼カメラ3による撮影が開始されると、図3(a1),(a2)に示すような、単眼カメラ3による自車両1の前方の撮影画像Fの信号が時々刻々とECU6に取込まれる(ステップS1)。そして、図3(b1),(b2)、図4(a)、図5(a1),(a2)に示すように、取込まれた撮影画像Fが変換手段6aにより各射影変換画像tFd,tFu,tFl,tFrに変換される(ステップS2)。
次に、各射影変換画像tFd,tFu,tFl,tFrが処理されてそれぞれの特徴が抽出されることにより(ステップS3)、障害物下面、上面、左側面、右側面の端dEG,uEG,lEG,rEGが検出手段6bにより検出されて、検出された各端dEG,uEG,lEG,rEGを基準として、障害物と自車両1との距離が認識手段6cにより認識されて、認識された距離の時系列的な変化が監視される(ステップS4)。
そして、障害物(他車両12)が自車両1に異常接近するものであれば、走行モニタ7による警告表示が行われたり、スピーカ8から音声メッセージや警報音が出力されたりすることにより、障害物の存在がドライバに報知手段6dにより報知される(ステップS5)。すなわち、この実施形態では、ECU6がプログラムを実行することにより備える機能により、他車両12が自車両1に異常接近すると判断されれば、報知手段6dによる報知が行われる。
以上のように、この実施形態によれば、自車両1に搭載され、自車両1周辺を撮影する単眼カメラ3により撮影された撮影画像Fが、各仮想面Pd,Pu,Pl,Prに射影した画像tFd,tFu,tFl,tFrに変換手段6aにより変換されて、各画像tFd,tFu,tFl,tFrに含まれた障害物下面、上面、左側面、右側面の端dEG,uEG,lEG,rEGが検出手段6bにより検出されるため、障害物下面、上面、左側面、右側面の端dEG,uEG,lEG,rEGを水平エッジヒストグラムを用いずに正確に認識できる。
また、撮影画像Fに障害物の他に障害物上方の看板や障害物側方の電柱などが含まれているときは、単眼カメラ3により撮影して得られた複数の時系列的な撮影画像Fが変換手段6aにより画像tFu,tFl,tFrに射影変換されて、各画像tFu,tFl,tFrに含まれる障害物上面、左側面、右側面の端uEG,lEG,rEGおよび看板などの端部、電柱などによる水平エッジが、それぞれ障害物上面、左側面、右側面の端の候補として検出手段6bにより導出されるが、時系列的に取得されている各画像tFu,tFl,tFrから導出されたそれぞれの水平エッジの時系列的な動きが監視され、各水平エッジの時系列的な動きに基づいて障害物上面、左側面、右側面の端uEG,lEG,rEGが、看板などの端部や電柱と区別されて検出手段6bにより検出されるため、撮影画像Fに含まれた障害物と看板や電柱などとを区別して正確に障害物の端部を検出できる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、単眼カメラ3を、後方を撮影可能に自車両1の後部に取付けてもよい。このように構成すると、自車両1の後方から異常接近する他車両が存在するかどうかを監視することができる。
また、上記した実施形態では、走行路両側の電柱の上端に掛け渡された電線の位置に水平な仮想面Puを設定したが、水平な仮想面Puの位置としては障害物の上方であればどのような位置であってもよく、望ましくは、検出手段6bにより水平エッジが看板の下端として検出されれば、看板の下端の検出後は、当該水平エッジの位置、すなわち、看板の下端の位置に水平な仮想面Puを設定するのが望ましい。このように水平な仮想面Puを設定すると、看板などの端部が水平エッジとして検出されるおそれがない。
また、検出手段6bによる障害物上面、左側面、右側面の端uEG,lEG,rEGの検出方法としては、上記した手法に限られず、異なる時間に撮影された複数の撮影画像Fが射影変換された複数の画像tFu,tFl,tFrのフレーム間の差分から、各画像tFu,tFl,tFr内の障害物を検出し、検出された障害物の各端uEG,lEG,rEGを検出するようにしてもよい。
また、上記した実施形態では、路面には白線などの道路標示が多数描かれていることから、上方視の画像tFdのフレーム間の差分を取ることにより、これらの道路標示を一括して消去して障害物下面の端dEGを検出するように構成したが、上記した微分エッジフィルタを用いて水平エッジを検出することにより、障害物下面の端dEGを検出するようにしてもよい。
また、本発明は種々の車両の障害物認識に適用することができる。
1 自車両
2 障害物認識装置
3 単眼カメラ(撮影手段)
6a 変換手段
6b 検出手段
12 他車両(障害物)
F 撮影画像
tFl,tFr 側面視の画像
lEG,rEG 側面の端(障害物側面の端)
Pl,Pr 仮想面

Claims (2)

  1. 自車両に搭載され、前記自車両周辺を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段の撮影画像を路面に垂直な仮想面に射影した側面視の画像に変換する変換手段と、
    前記側面視の画像に含まれた障害物側面の端を検出する検出手段と
    を備えることを特徴とする障害物認識装置。
  2. 請求項1記載の障害物認識装置において、
    前記変換手段は、前記撮影手段により撮影して得られた複数の時系列的な撮影画像を側面視の画像に射影変換し、
    前記検出手段は、前記各側面視の画像に含まれる障害物側面の端の複数の候補を導出してそれぞれの時系列的な動きに基づいて障害物側面の端を検出する障害物認識装置。
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