JP2011112329A - 加熱調理器 - Google Patents

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崇 内海
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Abstract

【課題】蒸気の発生量を増加しても、オーブン性能を維持することができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】上ヒータ収納部25は、水溜まり部113と蒸気吹出口111とを有する。このため、加熱庫8内の被調理物を加熱する上加熱用ヒータ26を、水溜まり部113の水を加熱して蒸気を生成することにも利用できる。
【選択図】図4

Description

この発明は、加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、前方に開口して被調理物を収容する加熱庫と、この加熱庫内の被調理物を加熱する加熱用ヒータ(つまり、オーブン調理用ヒータ)と、上記加熱庫内に供給する蒸気を発生する蒸気発生部とを備えたものがある(特開2008−259616号公報:特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の加熱調理器では、上記加熱用ヒータは、被調理物を加熱するのみであり、水を加熱して蒸気を発生することはなかった。このため、蒸気の発生量を増加するとき、蒸気発生部の蒸気発生用ヒータの使用電力を増加する一方、加熱用ヒータの使用電力を減少する必要があった。これは、装置の熱源の使用電力の総和が制限されているからである。
したがって、蒸気を多く発生するために、蒸気発生用ヒータの使用電力を増加すると、加熱用ヒータの使用電力を減少することになり、オーブン調理性能を低下させる問題があった。
特開2008−259616号公報
そこで、この発明の課題は、蒸気の発生量を増加しても、オーブン性能を維持することができる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
ケーシングと、
このケーシング内に設けられると共に前方に開口して被調理物を収容する加熱庫と、
この加熱庫に隣り合って配置されるヒータ収納部と、
このヒータ収納部内に配置されると共に上記加熱庫内の被調理物を加熱する加熱用ヒータと、
上記ヒータ収納部内に水を供給する水供給部と
を備え、
上記ヒータ収納部は、
上記水供給部によって供給された水を溜める水溜まり部と、
この水溜まり部に溜められた水から上記加熱用ヒータの加熱によって生成された蒸気を、上記加熱庫内に吹き出す蒸気吹出口と
を有することを特徴としている。
この発明の加熱調理器によれば、上記ヒータ収納部は、上記水溜まり部と上記蒸気吹出口とを有するので、加熱庫内の被調理物を加熱する加熱用ヒータを、水溜まり部の水を加熱して蒸気を生成することにも利用できる。つまり、加熱用ヒータは、被調理物を加熱しつつ蒸気を発生する。
このため、例えば、蒸気を発生する蒸気発生用ヒータを別途設けている場合、蒸気の発生量を増加するとき、蒸気発生用ヒータの使用電力を増加し加熱用ヒータの使用電力を減少しなくても、加熱用ヒータにより蒸気を発生することができる。
したがって、加熱用ヒータの使用電力の減少による加熱性能(つまりオーブン性能)の低下がなく、蒸気の発生量を増加することができる。つまり、加熱性能を維持しつつ、蒸気の発生量を増加できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記ヒータ収納部は、上記加熱庫よりも上側に配置され、
上記ヒータ収納部は、上記蒸気吹出口が設けられた底板を有し、
この底板は、上記加熱庫の天面を定義し、
この底板は、上記蒸気吹出口の周囲に、上方に突出する壁部を有する。
この実施形態の加熱調理器によれば、上記底板は、上記蒸気吹出口の周囲に壁部を有するので、この壁部により、蒸気吹出口から水が漏れ出るのを防ぐことができる。したがって、上記水溜まり部を簡単に形成できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記底板の上記壁部は、バーリング加工により、形成されている。
この実施形態の加熱調理器によれば、上記底板の上記壁部は、バーリング加工により、形成されているので、壁部を簡単に形成できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、上記水供給部は、上記加熱庫内に供給する蒸気を発生する蒸気発生部である。
この実施形態の加熱調理器によれば、上記水供給部は、上記蒸気発生部であるので、蒸気を発生する蒸気発生部を、ヒータ収納部内への水の供給にも利用できる。したがって、コストの低減と装置の小型化を実現できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記蒸気発生部に水を供給する給水ポンプと、
この給水ポンプを制御する制御部と
を有し、
この制御部は、上記ヒータ収納部内に水を供給するとき、上記蒸気発生部内の水を溢れさせこの溢れた水を上記ヒータ収納部の上記水溜まり部に供給するように、上記給水ポンプを制御する。
この実施形態の加熱調理器によれば、上記制御部は、上記ヒータ収納部内に水を供給するとき、上記蒸気発生部内の水を溢れさせこの溢れた水を上記ヒータ収納部の上記水溜まり部に供給するように、上記給水ポンプを制御するので、簡単な構成でヒータ収納部内に水を供給できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記ヒータ収納部は、上記水溜まり部に供給される水の水位を検出する水位検出部を有し、
上記制御部は、上記水位検出部の検出に基づいて、上記給水ポンプを制御する。
この実施形態の加熱調理器によれば、上記制御部は、上記水位検出部の検出に基づいて、上記給水ポンプを制御するので、水溜まり部から水が溢れ出ることを防止できる。
この発明の加熱調理器によれば、上記ヒータ収納部は、上記水溜まり部と上記蒸気吹出口とを有するので、蒸気の発生量を増加しても、オーブン性能を維持することができる。
本発明の加熱調理器の一実施形態を示す正面図である。 ケーシングの天部および両側部が取り外された加熱調理器を前方の斜め上方から見た斜視図である。 扉部が開いた状態の加熱調理器の斜視図である。 加熱調理器を後方の斜め上方から見た斜視図である。 図2AのA−A断面図である。 図4の拡大図である。 上ヒータ収納部の水溜まり部への給水を説明する説明図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の加熱調理器の一実施形態である正面図を示している。図1に示すように、上記加熱調理器は、ケーシング1と、このケーシング1の前面側に取り付けられたスライド開閉式の把手付きの扉部2とを備えている。
上記ケーシング1の前面側には、閉鎖時の扉部2と隣り合うように操作パネル3を設けている。扉部2と操作パネル3の下方には、排気受け部の一例としての露受容器4を配置している。
上記操作パネル3に、略円筒形状のダイヤル5を回転自在に取り付けている。また、操作パネル3は、液晶表示部7を有し、この液晶表示部7がダイヤル5の操作に応じた表示を行う。
上記露受容器4は、ケーシング1の底部の前側に設けられた2つの前脚6,6に着脱可能な容器である。そして、露受容器4を前方から後方に向かってケーシング1の下側に挿入して前脚6,6に取り付けると、露受容器4の一部が閉鎖時の扉部2の後面(裏面)の下方に位置する。これにより、扉部2を開放したとき、扉部2の後面に付着した結露水が露受容器4内に滴下するようにしている。
図2Aは、上記ケーシング1の天部および両側部が取り外された加熱調理器を前方の斜め上方から見た斜視図を示し、図2Bは、扉部が開いた状態の加熱調理器の斜視図を示している。また、図3は、図2Aの加熱調理器を後方の斜め上方から見た斜視図を示している。
図2A、図2Bおよび図3に示すように、上記ケーシング1内には、被調理物を収容して加熱する加熱庫8を設置している。また、ケーシング1内において、加熱庫8の側方かつ操作パネル3の後方に電装品室9を設け、加熱庫8の後方かつ電装品室9の後方に吸気空間10を設けている。電装品室9と吸気空間10とは、間仕切壁21により、仕切られている。この間仕切壁21に冷却ファン16が取り付けられている。
上記加熱庫8は、前方に開口する開口部8aを有し、扉部2は、一対のレールユニット31により前後にスライドして、開口部8aを開閉する。このレールユニット31は、扉部2に一端が固定された可動レールと、ケーシング1側に固定され、可動レールをスライド自在に支持する固定レールとを有する。
また、上記扉部2と共にトレイ32が引き出される。この扉部2の開閉によって、トレイ32上に載置された被調理物を、加熱庫8内から取り出したり、加熱庫8内に入れたりする。
また、上記加熱庫8の上方、下方、後方および両側方のそれぞれには、遮熱板11を配置している。つまり、遮熱板11は、加熱庫8の開口部8aを除く周囲に配置されている。また、遮熱板11と加熱庫8との間の空間に断熱材(図示せず)を充填している。
上記電装品室9内には、加熱庫8へ供給される蒸気を発生させる蒸気発生部13と、この蒸気発生部13に給水チューブ20を介して接続された電装品の一例としての給水ポンプ14と、この給水ポンプ14の前方に配置されたタンク収納部15とを収容している。蒸気発生部13は、蒸気発生用ヒータ24(図4参照)を有し、給水ポンプ14から供給された水を加熱して蒸気を生成する。
上記吸気空間10には、冷却ファン16の駆動に伴い、ケーシング1の外側の空気が、4つの吸気口17から流れ込む。吸気空間10内の空気は、冷却ファン16で電装品室9内に送られる。そして、被調理物の加熱時には、上記冷却ファン16からの冷却風が電装品室9内を流れ、給水ポンプ14などの電装品を冷却できるようにしている。なお、各吸気口17はケーシング1の後部に設けられた複数のスリットで構成されている。
上記加熱庫8の後部に設けられた排気口に、加熱庫8の後部の上側に設置された触媒ユニット(図示せず)を介して排気チューブ18の上流端を接続している。排気チューブ18の下流端(排気口)を、タンク収納部15の側方に配置された合成樹脂製の排気ダクト19に接続している。この排気チューブ18は、可撓性を有する合成樹脂からなり、電装品室9の後面側上部から前面側下部に渡って設置されている。
そして、上記加熱庫8内の気体は、排気チューブ18と排気ダクト19によって、ケーシング1の後部から前面側に案内されて、ケーシング1の外側に排出される。
図4は、図2AのA−A断面図である。なお、図4では、ケーシング1内にある部材および装置の一部の図示を省略している。
上記加熱庫8に隣り合うように、上ヒータ収納部25と下ヒータ収納部28とが設けられている。
上記上ヒータ収納部25は、上記加熱庫8よりも上側に配置されている。上ヒータ収納部25は、加熱庫8内を上側から加熱すると共に過熱水蒸気を生成する。上ヒータ収納部25は、蒸気発生部13の上部に設けられた蒸気排出口に、水平管114を介して、接続されている。
上記上ヒータ収納部25内には、例えばシーズヒータなどからなる上加熱用ヒータ26を収納している。蒸気発生部13で発生した飽和水蒸気は、上ヒータ収納部25内に吹き出され、上加熱用ヒータ26によって加熱されて過熱水蒸気となる。
上記上ヒータ収納部25の底板110には、複数の蒸気吹出口111が設けられており、過熱水蒸気は、複数の蒸気吹出口111から、加熱庫8内に下方に向かって噴き出され、トレイ32上の被調理物を加熱する。底板110は、加熱庫8の天面を定義する。
上記被調理物は、上加熱用ヒータ26の輻射熱でも加熱される。ここで、上記過熱水蒸気とは、100℃以上の過熱状態にまで加熱された水蒸気を意味する。一方、蒸気発生部13からの飽和水蒸気を上加熱用ヒータ26で加熱しない場合、その飽和水蒸気が被調理物を加熱する。
上記底板110は、上ヒータ収納部25内の空間と加熱庫8内の空間とを隔てる隔壁として機能すると共に、上加熱用ヒータ26に加熱されて加熱庫8内の被調理物へ輻射熱を照射する輻射板としても機能する。
一方、上記下ヒータ収納部28は、上記加熱庫8よりも下側に配置されている。下ヒータ収納部28は、加熱庫8内を下側から加熱する。上記下ヒータ収納部28内には、例えばシーズヒータなどからなる下加熱用ヒータ27を収納している。
上記下加熱用ヒータ27は、下ヒータ収納部28の天板120で完全に覆われて加熱庫8内の空間に露出していない。天板120は、加熱庫8の底面を定義する。これにより、上記被調理物から出た油などが滴下しても、その油などが下加熱用ヒータ27に付着しないようして、その付着に起因する発煙や発火を防げるようになっている。また、下加熱用ヒータ27が上記油などで汚れるのを防止できるようにもなっている。
上記天板120は、下ヒータ収納部28内の空間と加熱庫8内の空間とを隔てる隔壁として機能すると共に、下加熱用ヒータ27に加熱されて加熱庫8内の被調理物へ輻射熱を照射する輻射板としても機能する。
上記レールユニット31,31は板状部材34で互いに連結されている。加熱庫8内にトレイ32を入れている状態、つまり、加熱庫8の開口部8aを閉じた状態で、板状部材34が下ヒータ収納部28に対向する。
図5に示すように、上記ヒータ収納部25の底板110は、蒸気吹出口111の周囲に、上方に突出する壁部112を有する。この壁部112は、バーリング加工により、形成されている。壁部112の高さは、例えば3mm程度である。そして、底板110は、壁部112により区画された空間に水溜まり部113を形成する。
図6に示すように、上記蒸気発生部13に水を供給する上記給水ポンプ14は、制御部130により、制御される。この制御部130は、上ヒータ収納部25内に水を供給するとき、蒸気発生部13内の水を溢れさせこの溢れた水を上ヒータ収納部25の水溜まり部113に供給するように、給水ポンプ14を制御する。
ここで、「上ヒータ収納部25内に水を供給するとき」とは、例えば、蒸し調理など蒸気量が必要な調理を行うときである。上記水溜まり部113に溜められた水は、上加熱用ヒータ26によって、加熱されて、蒸気が生成される。そして、この蒸気は、蒸気発生部13によって生成された蒸気とともに、蒸気吹出口111から加熱庫8内に吹き出される。
上記上ヒータ収納部25は、水溜まり部113に供給される水の水位を検出する(水位検出部の一例としての)水位センサ140を有する。制御部130は、水位センサ140の検出に基づいて、給水ポンプ14を制御する。なお、制御部130は、予め設定された給水ポンプ14の回転数に基づいて、給水ポンプ14を制御するようにしてもよい。
次に、上記構成の加熱調理器の作用について説明する。図2Bに示すように、扉部2を引き出した状態で、必要量の水を入れた給水タンク23を、タンク収納部15に収納した後、操作パネル3を操作して蒸気を用いた加熱調理を開始する。
そうすると、加熱庫8の上下に配置された上加熱用ヒータ26と下加熱用ヒータ27をオンにすると共に、給水ポンプ14を駆動して、給水タンク23内の水を蒸気発生部13に供給し、蒸気発生部13に供給された水を蒸気発生用ヒータ24で加熱して、水蒸気を発生させる。
そして、蒸気発生部13で発生した水蒸気が加熱庫8の上側の上ヒータ収納部25内に吹き出し、上加熱用ヒータ26により加熱されて100℃以上の過熱水蒸気となる。この過熱水蒸気は、上ヒータ収納部25の底板110の蒸気吹出口111を通って加熱庫8内に供給される。
これにより、加熱庫8内のトレイ32上に載置された食品は、上ヒータ収納部25の底板110からの輻射熱と天板120からの輻射熱、および、底板110の蒸気吹出口111から吹き出した100℃以上の過熱水蒸気により、加熱調理される。このとき、食品表面に供給されて付着した過熱水蒸気が食品表面で凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。
この加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、本発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱庫内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して無酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。
そして、蒸し調理時において、図6に示すように、蒸気発生部13への給水を増やし、蒸気発生部13から給水をオーバーフローさせて、この水を上ヒータ収納部25の水溜まり部113に貯留する。その後、蒸気発生用ヒータ24および上加熱用ヒータ26を同時に動作させて蒸気を発生させて調理を行う。
また、オーブンと蒸気を併用する調理時において、焼きを強化する場合は、上ヒータ収納部25に給水せず、蒸気発生部13のみで蒸気を発生させる。一方、蒸気を強化する場合は、上ヒータ収納部25に蒸気発生部13からのオーバーフロー水を給水して、蒸気発生用ヒータ24および上加熱用ヒータ26の二つの熱源によって蒸気を発生させて調理を行う。
このように、通常はオーブン用として活用する上加熱用ヒータ26を、蒸気量を必要とする場合に、蒸気発生用の熱源として利用することにより、蒸気発生用ヒータ24の容量を増やさずに蒸気発生量を増加させて、調理性能を向上させることができる。
なお、この加熱調理器では、蒸気を用いずに上加熱用ヒータ26と下加熱用ヒータ27のみを用いたオーブン調理を行ってもよいし、上加熱用ヒータ26と下加熱用ヒータ27を用いずに蒸気発生部13で発生した水蒸気のみを用いた蒸し料理などを行ってもよい。
上記構成の加熱調理器によれば、上記上ヒータ収納部25は、上記水溜まり部113と上記蒸気吹出口111とを有するので、加熱庫8内の被調理物を加熱する上加熱用ヒータ26を、水溜まり部113の水を加熱して蒸気を生成することにも利用できる。つまり、上加熱用ヒータ26は、被調理物を加熱しつつ蒸気を発生する。
このため、蒸気を発生する蒸気発生用ヒータ24を別途設けている場合、蒸気の発生量を増加するとき、蒸気発生用ヒータ24の使用電力を増加し上加熱用ヒータ26の使用電力を減少しなくても、上加熱用ヒータ26により蒸気を発生することができる。
これは、装置の熱源の使用電力の総和が制限されているからである。例えば、蒸気発生用ヒータ24の使用電力は、通常250Wであり、上加熱用ヒータ26の使用電力は、通常730Wである。
したがって、上加熱用ヒータ26の使用電力の減少による加熱性能(つまりオーブン性能)の低下がなく、蒸気の発生量を増加することができる。つまり、加熱性能を維持しつつ、蒸気の発生量を増加できる。
また、上記底板110は、上記蒸気吹出口111の周囲に壁部112を有するので、この壁部112により、蒸気吹出口111から水が漏れ出るのを防ぐことができる。したがって、上記水溜まり部113を簡単に形成できる。
また、上記底板110の上記壁部112は、バーリング加工により、形成されているので、壁部112を簡単に形成できる。
また、上記上ヒータ収納部25に水を供給する水供給部は、上記蒸気発生部13であるので、蒸気を発生する蒸気発生部13を、上ヒータ収納部25内への水の供給にも利用できる。したがって、コストの低減と装置の小型化を実現できる。
また、上記制御部130は、上記上ヒータ収納部25内に水を供給するとき、上記蒸気発生部13内の水を溢れさせこの溢れた水を上記上ヒータ収納部25の上記水溜まり部113に供給するように、上記給水ポンプ14を制御するので、簡単な構成で上ヒータ収納部25内に水を供給できる。
また、上記制御部130は、上記水位センサ140の検出に基づいて、上記給水ポンプ14を制御するので、水溜まり部113から水が溢れ出ることを防止できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上ヒータ収納部25および下ヒータ収納部28の少なくとも一方に、水溜まり部113や蒸気吹出口111を設けて、蒸気を生成させるようにしてもよい。
また、上ヒータ収納部25内に水を供給する水供給部を、蒸気発生部13以外に、他の経路から水を供給する構成としてもよい。また、水溜まり部113を、壁部112の区画にて形成せずに、蒸気吹出口111の周囲を凹ますようにして形成してもよい。
1 ケーシング
2 扉部
4 露受容器(排気受け部)
8 加熱庫
9 電装品室
10 吸気空間
13 蒸気発生部(水供給部)
14 給水ポンプ
15 タンク収納部
16 冷却ファン
18 排気チューブ(排気通路)
19 排気ダクト
22 排出口
23 給水タンク
24 蒸気発生用ヒータ
25 上ヒータ収納部
26 上加熱用ヒータ
27 下加熱用ヒータ
28 下ヒータ収納部
110 底板
111 蒸気吹出口
112 壁部
113 水溜まり部
114 水平管
120 天板
130 制御部
140 水位センサ(水位検出部)

Claims (6)

  1. ケーシングと、
    このケーシング内に設けられると共に前方に開口して被調理物を収容する加熱庫と、
    この加熱庫に隣り合って配置されるヒータ収納部と、
    このヒータ収納部内に配置されると共に上記加熱庫内の被調理物を加熱する加熱用ヒータと、
    上記ヒータ収納部内に水を供給する水供給部と
    を備え、
    上記ヒータ収納部は、
    上記水供給部によって供給された水を溜める水溜まり部と、
    この水溜まり部に溜められた水から上記加熱用ヒータの加熱によって生成された蒸気を、上記加熱庫内に吹き出す蒸気吹出口と
    を有することを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記ヒータ収納部は、上記加熱庫よりも上側に配置され、
    上記ヒータ収納部は、上記蒸気吹出口が設けられた底板を有し、
    この底板は、上記加熱庫の天面を定義し、
    この底板は、上記蒸気吹出口の周囲に、上方に突出する壁部を有することを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    上記底板の上記壁部は、バーリング加工により、形成されていることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の加熱調理器において、
    上記水供給部は、上記加熱庫内に供給する蒸気を発生する蒸気発生部であることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項4に記載の加熱調理器において、
    上記蒸気発生部に水を供給する給水ポンプと、
    この給水ポンプを制御する制御部と
    を有し、
    この制御部は、上記ヒータ収納部内に水を供給するとき、上記蒸気発生部内の水を溢れさせこの溢れた水を上記ヒータ収納部の上記水溜まり部に供給するように、上記給水ポンプを制御することを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項5に記載の加熱調理器において、
    上記ヒータ収納部は、上記水溜まり部に供給される水の水位を検出する水位検出部を有し、
    上記制御部は、上記水位検出部の検出に基づいて、上記給水ポンプを制御することを特徴とする加熱調理器。
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