JP2011112204A - 締付ねじ - Google Patents

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司朗 北薗
Tadashi Tajima
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Abstract

【課題】ねじ込み時には、そのねじ込みに抵抗を与える摩擦を発生することなく、最終的にねじ込んで締め付けるねじの締結時に緩み止めを確実に行うこと。
【解決手段】一方に頭部16を有し、他方に雄ねじ部13を有し、部材間の締付を行なう締付ねじ12であり、雄ねじ部13のねじ山13aは、両側のフランクのうち、締結状態において圧接側となる圧接側フランクについて、ねじ山13aの頂部側に平坦フランク部と、この平坦フランク部に続く圧接側フランク部とを形成し、ねじ山の頂部側に平坦フランク部と、この平坦フランク部に続く圧接側フランク部とを形成し、平坦フランク部は、平坦フランク部幅が、ねじ山基部幅の10分の1以上10分の4以下であり、締結状態において部材の雌ねじ部に食い込み、かつ雌ねじ部を塑性変形させて平坦フランク部の頂部25aと雌ねじ部の谷部とを塑性変形部によって固着させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、部材間の締め付け固定に用いられ、締付固定後のねじが緩むことがないようにした締付ねじに関する。
従来から締付ボルトは、簡単に部材間を締め付け固定するものとして種々の分野で用いられ、例えば締付ボルトの雄ねじ部と、部材の雌ねじ部とを相対的に締め付ける際、締め付けた後に締付ねじが次第に緩むのを防止するため種々の技術が提案されている(特許文献1)。
特開昭63−176810号公報
このような技術では、締付ねじの雄ねじ部を、支持部材に形成した雌ねじにねじ込んで締め付けるが、特許文献1に開示されているような緩み止め機能を有する雄ねじ部材では、雄ねじ部と雌ねじ部の相対的な移動によるねじ込み時には、そのねじ込みに抵抗を与える摩擦を発生し、また締結時の緩み止めには、緩み止め部分が局部的であるため、必ずしも充分な緩み止め効果が得られない恐れがある。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、ねじ込み時には、そのねじ込みに抵抗を与える摩擦を発生することなく、最終的にねじ込んで締め付けるねじの締結時には喰い込みと固着によって緩み止めを確実に行うことができるようにした締付ねじを提供することを目的とする。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、一方に頭部を有し、他方に雄ねじ部を有し、部材間の締付を行なう締付ねじであり、
前記雄ねじ部のねじ山は、両側のフランクのうち、締結状態において圧接側となる圧接側フランクについて、
前記ねじ山の頂部側に平坦フランク部と、この平坦フランク部に続く圧接側フランク部とを形成し、
前記平坦フランク部は、
平坦フランク部幅が、ねじ山基部幅の10分の1以上10分の4以下であり、
前記締結状態において前記部材の雌ねじ部に食い込み、
かつ前記雌ねじ部を塑性変形させて前記平坦フランク部の頂部と前記雌ねじ部の谷部とを前記塑性変形部によって固着させることを特徴とする締付ねじである。
請求項2に記載の発明は、前記平坦フランク部は、
平坦フランク部高さが、ねじ山高さの10分の1以上10分の4以下であることを特徴とする請求項1記載の締付ねじである。
請求項1に記載の発明では、締結状態において、平坦フランク部が平坦フランク部幅が、ねじ山基部幅の10分の1以上10分の4以下であることで、部材の雌ねじ部に確実に食い込み、かつ雌ねじ部を塑性変形させて平坦フランク部の頂部と雌ねじ部の谷部とを塑性変形部によって固着させ、しかもねじ山に強度がある。また、雄ねじ部と雌ねじ部の相対的な移動によるねじ込み時には、そのねじ込みに抵抗を与える摩擦を発生することなく、最終的にねじ込んで締め付けるねじの締結時には喰い込みと固着によって緩み止めを確実に行うことができる。
請求項2に記載の発明では、締結状態において、平坦フランク部が平坦フランク部高さが、ねじ山高さの10分の1以上10分の4以下であることで、部材の雌ねじ部に確実に食い込み、かつ雌ねじ部を塑性変形させて平坦フランク部の頂部と雌ねじ部の谷部とを塑性変形部によって固着させ、しかもねじ山に強度がある。また、雄ねじ部と雌ねじ部の相対的な移動によるねじ込み時には、そのねじ込みに抵抗を与える摩擦を発生することなく、最終的にねじ込んで締め付けるねじの締結時には喰い込みと固着によって緩み止めを確実に行うことができる。
締付ねじの側面図である。 締付ねじの締結状態の全体構成を示す断面図である。 締付ねじの締結状態の作用を示す図である。 締付ねじの締結状態の作用を示す拡大図である。
以下、この発明の締付ねじの実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
この第1の実施の形態を、図1乃至図4に基づいて説明する。図1は締付ねじの側面図、図2は締付ねじの締結状態の全体構成を示す断面図、図3は締付ねじの締結状態の作用を示す図、図4は締付ねじの締結状態の作用を示す拡大図である。
この実施の形態の締付ねじ12は、図1に示すように部材間の締め付け固定に用いられる。この締付ねじ12は、図2(a)に示されるように、被固定部材10に形成した貫通孔11に締付ねじ12の雄ねじ部13を挿通し、支持部材14にねじ込んで締め付けることにより、被固定部材10を支持部材14と締付ねじ12の頭部16の裏面17との間に挟んで固定して支持した例を示している。支持部材14は、例えば樹脂、アルミニウムなど塑性変形する部材で形成される。
ここで用いられる締付ねじ12は、図2(b)の図2(a)のA−A断面図に示されるような断面円形の通常のねじが用いられるほか、特に支持部材14が樹脂等の比較的柔らかい素材の時には、図2(c)の図2(a)のA−A断面図に示されるような断面がおむすび型のねじが用いられることもある。この発明はこのような断面おむすび型のねじにも有効に利用されるほか、他の種々の形式のねじにも用いることができる。
この実施の形態の締付ねじ12は、雄ねじ部13の構成について説明すると、図3及び図4に示すように、雄ねじ部13のねじ山13aの頂部25aにおける雄ねじ圧接側フランク側に平坦フクランク部26aを形成し、その平坦フクランク部26aのねじ内側方向端部27aから圧接側フランク部23aを立ち上げることによって圧接側フランク28aを構成している。平坦フランク部26aは、図4及び図5に示すように、平坦フランク部高さH1が、ねじ山高さH2の10分の1以上10分の4以下である。また、平坦フランク部幅W1が、ねじ山基部幅W2の10分の1以上10分の4以下である。好ましくは、平坦フランク部高さH1が、ねじ山高さH2の10分の2以上10分の3以下であり、特に14%とすることが好ましい。また、平坦フランク部幅W1が、ねじ山基部幅W2の10分の2以上10分の3以下であることが好ましい。このように構成することで、平坦フランク部26aが細くなり、平坦フランク部26aの先端が支持部材14に食い込み易く、ねじ山基部が太くなり強度が増加する。
これらの圧接側フランク部23aと平坦フクランク部26aからなる圧接側フランク28aは、図示の実施の形態では平坦フクランク部26aを、雄ねじ軸線方向に直角な面をなして平坦部分を形成する例を示したが、この面は必ずしも直角な面である必要はなく、適宜の緩傾斜をなすように構成しても、後述するような作用を行わせることもできる。
この実施の形態の締付ねじ12は、図3(a)及び図4(a)に示すように、雄ねじ13のねじ山13aを、支持部材14の雌ねじ部50に対してねじ込んでいくが、このときねじ込み側フランクにかかる力よりも充分に小さな力で接触可能に設定しているので、両圧接側フランク間においては特に大きな摩擦を発生することなくねじ込まれていき、支持部材14の内部構造を切断・破壊したりしないようにして雌ねじ部50に容易にねじ込むことができる。
その後のねじ込みにより、図3(b)及び図4(b)に示すように、締付ねじ12は、頭部16の裏面17が被固定部材10の表面に当接すると、平坦フランク部26aが、支持部材14の雌ねじ部50に食い込み、かつ雌ねじ部50を塑性変形させ、この塑性変形部14aが平坦フランク部26aの頂部25aと雌ねじ部50の谷部50bとの間に入り込む。この平坦フランク部26aの先端が支持部材14に食い込んだ食い込み部26a1と、支持部材14が塑性変形して平坦フランク部26aの頂部25aと雌ねじ部50の谷部50bに入り込んだ塑性変形部14aとによって、締付ねじ12の雄ねじ部13を支持部材14の雌ねじ部50に固着する。
このように、この実施の形態の締付ねじ12は、平坦フランク部26aが平坦フランク部高さh1が、ねじ山高さH2の10分の1以上10分の4以下であり、また平坦フランク部26aが平坦フランク部幅W1が、ねじ山基部幅W2の10分の1以上10分の4以下であり、このような規定の範囲であることで、支持部材14の雌ねじ部50に確実に食い込み、かつ雌ねじ部50を塑性変形させて平坦フランク部26aの頂部25aと雌ねじ部50の谷部50bとを塑性変形部によって強固に固着させ、しかもねじ山13aに強度がある。
また、締付ねじ12は、雄ねじ部13と雌ねじ部50の相対的な移動によるねじ込み時には、そのねじ込みに抵抗を与える摩擦を発生することなく容易にねじ込むことができ、最終的にねじ込んで締め付けるねじの締結時には雌ねじ部50に喰い込み、かつ塑性変形によって固着して緩み止めを確実に行うことができる。
この発明は、部材間の締め付け固定に用いられ、締付後に緩むことがないようにした締付ねじに適用可能であり、ねじ込み時には、そのねじ込みに抵抗を与える摩擦を発生することなく、最終的にねじ込んで締め付けるねじの締結時には喰い込みと固着によって緩み止めを確実に行うことができる。
10 被固定部材
12 締付ねじ
13 雄ねじ
13a ねじ山
14 支持部材
14a 塑性変形部
16 締付ねじ12の頭部
17 締付ねじ12の裏面
23a 雄ねじ圧接側フランク部
24a 雌ねじ圧接側フランク
25a ねじ山13aの頂部
26a 平坦フクランク部
26a1 食い込み部
50 雌ねじ部
50b 雌ねじ部50の谷部

Claims (2)

  1. 一方に頭部を有し、他方に雄ねじ部を有し、部材間の締付を行なう締付ねじであり、
    前記雄ねじ部のねじ山は、両側のフランクのうち、締結状態において圧接側となる圧接側フランクについて、
    前記ねじ山の頂部側に平坦フランク部と、この平坦フランク部に続く圧接側フランク部とを形成し、
    前記平坦フランク部は、
    平坦フランク部幅が、ねじ山基部幅の10分の1以上10分の4以下であり、
    前記締結状態において前記部材の雌ねじ部に食い込み、
    かつ前記雌ねじ部を塑性変形させて前記平坦フランク部の頂部と前記雌ねじ部の谷部とを前記塑性変形部によって固着させることを特徴とする締付ねじ。
  2. 前記平坦フランク部は、
    平坦フランク部高さが、ねじ山高さの10分の1以上10分の4以下であることを特徴とする請求項1記載の締付ねじ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687713U (ja) * 1993-06-01 1994-12-22 イワタボルト株式会社 ロックねじ
JP2004190713A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Yamashina Corp 緩み止めネジ
JP2006057801A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Union Seimitsu:Kk 緊締ねじ

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