JP2011109590A - 電子キーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電子キーモジュールをより薄型にすることにある。
【解決手段】電子キーモジュール30において、受電部31は携帯電話40からの電磁波に基づき電磁誘導により起電力を発生させる。そして、電子キーモジュール30は当該起電力を動作電源として車載機20との間の無線通信を行う。従って、電子キーモジュール30は自身に電池等の電力源を備える必要がない。これにより、電子キーモジュール30ひいては同モジュール30が組み付けられた携帯電話40をよりコンパクトに構成することができる。
【選択図】図5

Description

この発明は、携帯電話に着脱可能であって、電子キー機能を有する電子キーモジュールに関する。
従来の電子キーシステムにおいては、ユーザが携帯する電子キー及び車両又は住宅間でのIDコードを含む各種信号の送受信を通じて、ドア錠の施解錠等の制御が可能であった。近年、ユーザの更なる利便性の向上を図るべく、電子キーシステムにおいて、携帯電話に電子キー機能を付加する試みが検討されている。
例えば、特許文献1に記載の電子キーモジュール(通信アダプタ)は、携帯電話に着脱可能に設けられている。そして、電子キーモジュールのスイッチ操作により車両又は住宅ドア錠の施解錠等の制御が可能となる。
特開2007−28206号公報
ところで、電子キーモジュールは携帯電話に組み付けられるところ、常時携帯されることが想定される。よって、携帯電話に電子キーモジュールを組み付けた際にも、同携帯電話の携帯性を損なうことは避けたい。このため、電子キーモジュールは薄型であることが望ましい。上記文献1に記載の電子キーモジュールでは、バッテリが必須構成要素である。ここで、バッテリの薄さには限度がある。電池切れ等を考慮すると、バッテリはある程度容量を持つものが好ましいものの、容量を大きくすると、自ずとバッテリ、ひいては電子キーモジュールが大型化する。このような状況のもと、近年では携帯電話のさらなる薄型化に伴い、その薄型携帯電話に見合うように電子キーモジュールの薄型化が求められている。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より薄型な電子キーモジュールを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、第1通信対象との間で無線通信を行うことにより前記第1通信対象を制御するとともに、携帯電話に着脱可能に設けられる電子キーモジュールにおいて、前記携帯電話からの電磁波に基づき受電する受電アンテナを備え、前記受電アンテナが受けた電力を利用して前記第1通信対象との間で前記無線通信を行うことをその要旨としている。
同構成によれば、電子キーモジュールにおいて、受電アンテナは携帯電話からの電磁波に基づき受電する。そして、電子キーモジュールは、当該受電電力を動作電源として第1通信対象との間で無線通信を行う。従って、電子キーモジュールは自身に電池等の電力源を備える必要がない。これにより、電子キーモジュールひいては同モジュールが組み付けられた携帯電話をより薄型に構成することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子キーモジュールにおいて、前記携帯電話は自身単体にて第2通信対象と電磁波を利用した近距離無線通信を行う近距離通信機能部を備え、前記受電アンテナは、前記近距離通信機能部からの電磁波に基づき電力を受けることをその要旨としている。
近年、携帯電話は、近距離通信機能部を備えるとともに、同通信機能部と第2通信対象との電磁波を利用して近距離通信を行う機能が搭載されているタイプが一般的になりつつある。
上記構成によれば、上記タイプの携帯電話において、近距離通信機能部からの電磁波を、受電アンテナを介して電子キーモジュールの動作電力として利用することができる。これにより、上記タイプの携帯電話に新たな構成を付加することなく電子キーモジュールを取り付けることで、電子キー機能を具備させることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子キーモジュールにおいて、前記受電アンテナの導通状態と遮断状態とを切り替えられるモード切替スイッチを備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、モード切替スイッチにより受電アンテナの導通状態と遮断状態とが切り替えられる。従って、例えば、携帯電話において近距離通信を行うときには、モード切替スイッチにより受電アンテナを遮断状態に切り替えることで、受電アンテナが電磁波を受信することはない。これにより、近距離通信の際に携帯電話及び第2通信対象間でやり取りされる電磁波を電子キーモジュールが妨害することはない。また、モード切替スイッチにより受電アンテナを導通状態に切り替えることで、電子キーモジュールは携帯電話からの電磁波を受電することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子キーモジュールにおいて、前記第1通信対象は特定の錠の施錠又は解錠を制御するものであって、前記受電アンテナが受けた電力を蓄電する蓄電回路と、前記錠を施錠又は解錠する際に操作される施解錠スイッチと、を備え、同スイッチの操作を通じて前記第1通信対象に対して錠の施錠又は解錠の実行を要求する旨の要求信号を送信することをその要旨としている。
同構成によれば、携帯電話からの電磁波に基づき受電アンテナが受ける電力を蓄電回路に蓄えることができる。また、電子キーモジュールに錠の施解錠状態を切り替える施解錠スイッチが設けられている。よって、蓄電回路に電力が蓄電された状態において、携帯電話から電子キーモジュールを取り外して使用することができる。例えば、第1通信対象が車両又は住宅であった場合には、取り外された電子キーモジュールに設けられる施解錠スイッチを操作することで車両又は住宅のドア錠の施解錠を行える。これにより、電子キーモジュールの利便性をいっそう向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の電子キーモジュールにおいて、前記携帯電話のバッテリを保持する蓋部として設けられることをその要旨としている。
上記請求項2に記載したタイプの携帯電話において、近距離通信機能部はバッテリを挟んで蓋部と正対する位置に設けられている。上記構成によれば、電子キーモジュールは携帯電話の蓋部として設けられている。従って、上記タイプの携帯電話に電子キーモジュールが取り付けられた場合、受電アンテナ及び近距離通信機能部は正対することとなる。これにより、近距離通信機能部からの電磁波をいっそう効率よく受電アンテナが受電することができる。なお、ここでの正対は、蓋部(電子キーモジュール)及び近距離通信機能部が特定方向からみて完全に重なる態様にて向き合っている場合だけでなく、それらが少なくとも一部重なる態様にて向き合っている場合も含む。
本発明によれば、電子キーモジュールをより薄型にすることができる。
本実施形態における電子キーシステムの構成図。 本実施形態における携帯電話及び電子キーモジュールの分解斜視図。 本実施形態における電子キーモジュールが組み付けられた携帯電話の斜視図。 本実施形態における図3のA−A線断面図。 本実施形態における携帯電話及び電子キーモジュールの電気的構成を示すブロック図。
以下、本発明にかかる電子キーモジュールを車両用電子キーシステムに具体化した一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1に示されるように、車両用電子キーシステム1は、車両2のユーザによって所持されるメイン電子キー10と、車両2に搭載される車載機20と、車両2のユーザに所持される携帯電話40に取り付けられる電子キーモジュール30と、を備えている。メイン電子キー10は通常用のキーであり、電子キーモジュール30は非常用のキーである。なお、車載機20は第1通信対象に相当する。
メイン電子キー10と車載機20との間では、自動的に相互通信が行われる。具体的には、車載機20からは車内外にリクエスト信号が送信される。ユーザに携帯されるメイン電子キー10は、前記リクエスト信号を受信すると、それに応じてメイン電子キー10に固有のIDコードを含むレスポンス信号を車載機20に送信する。車載機20は、自身に記憶されるIDコードと、レスポンス信号に含まれるIDコードとの照合を行う。ここで、車内に送信されたリクエスト信号に応じたレスポンス信号について、IDコードの照合が成立することを車内照合成立といい、車外に送信されたリクエスト信号に応じたレスポンス信号について、IDコードの照合が成立することを車外照合成立という。そして、車載機20は、車外照合が成立したとき車両ドア錠を解錠可能状態とする。この状態において例えば、ユーザは車両ドアのドアハンドルに触れることで、車両ドア錠が解錠される。また、車載機20は、車内照合が成立したときエンジン始動許可状態とする。この状態において、例えば、ユーザは運転席近傍に設けられるエンジンスイッチを操作することで、エンジンが始動される。
電子キーモジュール30は、基本的に携帯電話40に取り付けられた状態で携帯される。具体的には、図2に示すように、携帯電話40は、樹脂により略直方体に形成された筐体本体9を備えてなる。筐体本体9の背面には、バッテリ41を収納する収納穴3が形成されている。収納穴3の底面には、外部装置との電磁波を利用した近距離通信を行う通信部42が内蔵されている。具体的には、通信部42は、例えば、Felica(R)に代表されるNFC(Near Field Communication)用のコイル型アンテナを備える。この通信部42と外部装置との通信を通じて、例えば、携帯電話40にて電子的に支払いや、他の携帯電話との間でデータのやり取りができる。近距離通信機能付き携帯電話において、上記したように通信部42はバッテリ41の裏側(収納穴3の底面側)に設けられることが多い。なお、外部装置は第2通信対象に相当する。
また、筐体本体9の背面には、バッテリ41が収納された収納穴3を塞ぐ態様にてバッテリ蓋部としても機能する電子キーモジュール30が嵌り込む嵌込凹部5が形成されている。すなわち、嵌込凹部5に電子キーモジュール30が嵌め込まれることで、携帯電話40は全体として直方体をなす。収納穴3における携帯電話40の長手方向に延びる2つの縁部には、それぞれ同長手方向に延びるスライド凸部4が形成されている。また、嵌込凹部5において、携帯電話40の背面に対し垂直をなすとともに、携帯電話40の長手方向に対して交わる面には、嵌込穴部6が形成されている。
電子キーモジュール30は、板状のループアンテナ31aを備える受電部31が内蔵されている。具体的には、電子キーモジュール30は、図4に示すように、基板38上にループアンテナ31a及びICチップ39が設置された状態で樹脂によりモールドされてなる。このように、ループアンテナ31a及びICチップ39等をすべて基板38の片面側に配置することで、電子キーモジュール30をより薄く形成できる。
電子キーモジュール30が携帯電話40の嵌込凹部5に嵌め込まれたとき、受電部31はバッテリ41を介して通信部42に対向する。また、電子キーモジュール30の内面には、スライド凸部4に嵌合するスライド凹部7が形成されている。また、電子キーモジュール30の端面には、同電子キーモジュール30が携帯電話40の嵌込凹部5に取り付けられたとき、嵌込穴部6に嵌合して係止される爪状の係止部8が形成されている。
電子キーモジュール30を携帯電話40に取り付ける際には、まず、電子キーモジュール30のスライド凹部7を携帯電話40のスライド凸部4に嵌め込む。次に、電子キーモジュール30をスライド凸部4に沿って、係止部8が嵌込穴部6に接近する方向にスライドさせる。そして、係止部8を嵌込穴部6に嵌合させることで、電子キーモジュール30が携帯電話40に固定された状態で取り付けられる。すなわち、係止部8の一部が嵌込穴部6の一部に係止されることにより電子キーモジュール30の携帯電話40からの脱落が規制される。このように、電子キーモジュール30が携帯電話40に取り付けられることで、バッテリ41が電子キーモジュール30に覆われるとともに、バッテリ41の収納穴3からの脱落が防止される。すなわち、電子キーモジュール30はバッテリ41を携帯電話40に保持する機能を有する。また、電子キーモジュール30を取り付け時と反対方向に一定の外力でスライドさせることで、係止部8及び嵌込穴部6の係止状態は解除される。従って、ユーザの手作業で容易に電子キーモジュール30を携帯電話40に着脱可能である。このように、電子キーモジュール30をバッテリ蓋部として構成することで、同電子キーモジュール30が携帯電話40に取り付けられた状態においては、図4に示すように、受電部31はバッテリ41を介在して通信部42と正対する。
図3に示すように、携帯電話40に取り付けられた電子キーモジュール30の外面には施錠スイッチ32及び解錠スイッチ33が設けられている。施錠スイッチ32及び解錠スイッチ33を操作することにより、車両ドアを施錠及び解錠することができる。
また、電子キーモジュール30の外面には、手動にて操作されるモード切替スイッチ34が設けられている。詳しくは、後述するが、電子キーモジュール30は携帯電話40の通信部42を通じて無線供給される電力により動作するところ、その電子キーモジュール30が携帯電話40から受電する際には、モード切替スイッチ34はON状態とされる。携帯電話40にて通信部42を介して外部装置と通信を行う際には、モード切替スイッチ34はOFF状態とされることで、電子キーモジュール30の受電により携帯電話40と外部装置との通信に影響を及ぼすことが防止される。
なお、携帯電話40の購入時においては、同携帯電話40には、電子キーモジュール30ではなく、同電子キーモジュール30と同様の外形形状をなす樹脂製のバッテリ蓋部(図示略)が取り付けられている。ユーザは、自身の携帯電話40に電子キー機能を付加したい場合、上記バッテリ蓋部を取り外し、容易に電子キーモジュール30を取り付けることができる。また、携帯電話40を買え替えた際にも、電子キーモジュール30を取り外し、この電子キーモジュール30を新しい携帯電話40に取り付けることができる。
次に、携帯電話40の電気的構成について図5を参照して説明する。以下に説明する携帯電話40の電気的構成は、上記筐体本体9に内蔵されている。
携帯電話40は図5に示すように、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータユニットによって構成され、携帯電話40の統括制御を行う電話制御部43を備える。当該電話制御部43には、バッテリ41と、前記電話制御部43により制御されて通話、メール等の機能を実行する電話機能部44と、テンキー等からなるスイッチ群45と、が電気的に接続されている。電話制御部43は、バッテリ41から電力が供給されるとともに、ユーザのスイッチ群45のスイッチ操作に基づき、スイッチ群45から操作信号を受ける。電話制御部43は当該操作信号に応じて、電話機能部44の各種機能を実行させる。また、電話制御部43には通信部42が電気的に接続されている。通信部42は、外部装置からの電磁波により受電し、この受電電力に基づき応答信号を返信する(パッシブモード)。これにより、ユーザは携帯電話40を外部装置にかざすだけで電子的に支払い等が可能となる。なお、パッシブモードにおいては、通信部42が電磁波を発信することはない。
また、電話制御部43は、スイッチ群45からの操作信号に基づき、通信部42が発信する電磁波を利用して他の携帯電話や家電等の外部装置との間で情報のやり取りを行うこともできる(アクティブモード)。
ここで、通信部42から発信される電磁波は、上記外部装置との情報のやり取りのみならず、電子キーモジュール30への給電にも利用される。具体的には、スイッチ群45は、送電スイッチ45aを備えている。当該送電スイッチ45aは、予め送電用に携帯電話40に搭載されているものではなく、例えば、携帯電話40の設定によりショートカットキーにその機能を持たせる。この場合、電話制御部43に、送電スイッチ45aの操作によりNFC規格に沿った信号を所定回数に亘り発信するプログラムがインストールされている。すなわち、送電スイッチ45aが操作されたときには、電話制御部43は、上記プログラムに従って、通常、外部装置へ送信される初期信号(例えば、ポーリング信号)を所定回数に亘って送信することで、電子キーモジュール30への送電を行う。この初期信号には、秘匿性の高い情報は含まれていないため、傍受等されてもセキュリティ上の問題はない。これにより、携帯電話40に新たに送電用のスイッチを追加することなく、既存の携帯電話40に電子キーモジュール30を取り付けることで、同電子キーモジュール30に送電できる。
次に、電子キーモジュール30の電気的構成について図5を参照して説明する。
電子キーモジュール30は図5に示すように、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータユニットによって構成され、電子キーモジュール30の統括制御を行うICチップ39に搭載されるキー制御部35を備える。キー制御部35には施錠スイッチ32及び解錠スイッチ33並びに送信部36が電気的に接続されている。施錠スイッチ32及び解錠スイッチ33はユーザによりスイッチ操作がされると、その旨の操作信号をキー制御部35に出力する。キー制御部35は、施錠スイッチ32が操作された旨の操作信号を認識すると、施錠要求信号を送信部36に出力する。このとき、キー制御部35は、施錠要求信号に自身のROMに記憶されるIDコードを含ませる。そして、送信部36は、施錠要求信号をUHF帯の無線信号に変調して、同施錠要求信号を送信アンテナ36aから送信する。施錠要求信号を受信した車載機20は、自身に記憶されるIDコードと、施錠要求信号に含まれるIDコードとの照合を行い、照合が成立したときに車両ドアを施錠する。
同様にキー制御部35は、解錠スイッチ33が操作された旨の操作信号を認識した場合、送信アンテナ36aを介してIDコードを含むUHF帯の解錠要求信号を送信する。解錠要求信号を受信した車載機20は、上記同様IDコード照合を行い、照合が成立したときに車両ドアを解錠する。
また、キー制御部35には、受電部31が蓄電回路37を介して電気的に接続されている。受電部31は、ループアンテナ31aを備えている。ループアンテナ31aは、携帯電話40の通信部42からの電磁波を受け、この電磁波による磁界の変化により起電力を発生させる。すなわち、電磁誘導を利用して携帯電話40から電子キーモジュール30への電力伝送が行われる。当該起電力は蓄電回路37に蓄えられる。蓄電回路37に蓄電された電力は、キー制御部35の施錠スイッチ32及び解錠スイッチ33の操作待機電力となるとともに、施錠スイッチ32又は解錠スイッチ33が操作されたときには、施錠又は解錠要求信号を送信する電力源となる。
また、ループアンテナ31aには前述したモード切替スイッチ34が設けられている。モード切替スイッチ34は手動にてオンオフの切り替えが可能である。モード切替スイッチ34がオンのとき、ループアンテナ31aの回路が閉じた状態となり、電子キーモジュール30は受電が可能となる。モード切替スイッチ34がオフのとき、ループアンテナ31aの回路が開いた状態となり、電子キーモジュール30は受電ができない。
電子キーモジュール30が動作電力を必要とするとき、すなわち、送電スイッチ45aが操作されるときには、モード切替スイッチ34はオン状態とする必要がある。オン状態において、回路が閉じているループアンテナ31aは、通信部42からの電磁波により起電力を発生させる。すなわち、電子キーモジュール30は、携帯電話40から受電することが可能である。
一方、携帯電話40の通信部42が外部装置と近距離通信を行う場合、モード切替スイッチ34はオフ状態とすることが好ましい。オフ状態においては、ループアンテナ31aは開放状態となり、携帯電話40から受電しない。従って、受電により通信部42からの電磁波を弱めることがないため、上記オフ状態においては、通信部42及び外部装置間の通信において、通信距離が小さくなる等の影響はない。
また、たとえ、モード切替スイッチ34がオン状態に保持されている場合に、通信部42及び外部装置間の通信が行われても、通信可能距離が小さくなるものの、通信自体は可能である。従って、通信部42及び外部装置間の通信を行いつつ、その通信に供される電磁波を電子キーモジュール30が受電してもよい。これにより、ユーザが意図せず、蓄電回路37に電力を蓄電することが可能となり、電子キーモジュール30の使用前に送電スイッチ45aを操作することなく、電子キーモジュール30を使用することができる。
次に、車両ドアを解錠する場合における、電子キーモジュール30の使用方法について簡単に説明する。
ユーザは、まず、モード切替スイッチ34がオン状態となっているか否かを確認する。そして、モード切替スイッチ34がオフ状態となっている場合には、手動にてオン状態に切り替える。そして、ユーザは、送電スイッチ45aを操作した後に、解錠スイッチ33を操作する。これにより、車載機20に解錠要求信号が送信され、車両ドアが解錠される。施錠の場合も上記同様に送電スイッチ45aを操作した後に、施錠スイッチ32を操作すればよい。
電子キーモジュール30は、蓄電回路37、施錠スイッチ32及び解錠スイッチ33を備えるため、電子キーモジュール30を携帯電話40から取り外して使用することも可能である。すなわち、蓄電回路37に電力を蓄電した状態で、電子キーモジュール30を携帯電話40から取り外し、施錠スイッチ32又は解錠スイッチ33を操作することで、車両ドアの施解錠が可能となる。従って、例えば、携帯電話40の所有者が他人に施錠状態にある車内の忘れ物をとってくるように依頼する際にも、携帯電話40から電子キーモジュール30だけを取り外して貸せばよい。これにより、携帯電話40を他人に預けるリスクもなく、また電子キーモジュール30によっては、エンジンの始動は不可であるため、車両の盗難等のリスクもない。
また、上述のように、受電部31及び通信部42は正対している。このため、受電部31は、通信部42からの電磁波をより効率よく受電することができる。
さらに、電子キーモジュール30に電力を伝送する通信部42は上記外部装置との近距離通信のために設けられている。よって、上記通信部42を備える携帯電話40であれば、新たな構成を付加することなく、電子キーモジュール30に電力伝送が可能である。
また、電磁誘導を利用することにより無線にて携帯電話40から電子キーモジュール30へ電力伝送が可能であるため、電力線を設けた場合に比べて、電子キーモジュール30の取り付けが容易になるとともに、電力線のショートや接点の信頼性等に配慮する必要がない。
一般的に車両に対して携帯電話40のライフサイクルは短い。その点、携帯電話40を買え替えるときにも、電子キーモジュール30は取り外し可能であるため、同電子キーモジュール30が他人の手に渡ることがなく、セキュリティ性が高い。また、電子キーモジュール30の携帯電話40からの着脱は容易であるため、携帯電話40を買え替える際にも、手間なく電子キーモジュール30を新たな携帯電話40に取り付けることで、同電子キーモジュール30を継続して使用できる。
さらに、電子キーモジュール30は携帯電話40から受電して動作するため、自身はバッテリを内蔵する必要がなく、電子キーモジュール30をより薄型に構成できる。具体的には、電子キーモジュール30の薄型化を実現できる。電子キーモジュール30は、常時携帯する携帯電話40に取り付けられるところ、特に薄型化の効果は大きい。すなわち、ユーザにとっては、携帯電話40のサイズを保ちつつ、電子キー機能を付加できる。また、技術の進歩とともに携帯電話は薄型化している。電子キーモジュール30の薄型化により薄型携帯電話に電子キーモジュール30を取り付けても、携帯電話の外形に違和感を与えることがなく、携帯電話の携帯性を保つことができる。さらに、電子キーモジュール30は電池交換が不要であるため、それに係るユーザの手間を省ける。
また、電子キーモジュール30は、多くの人が常に携帯する携帯電話40に一体となって取り付けられている。従って、たとえ、電子キーモジュール30を携帯する意識なしに、携帯電話40を携帯することで、電子キーモジュール30を携帯することができる。このため、メイン電子キー10を携帯していないものの、電子キーモジュール30(携帯電話40)を携帯している状況は多いに想定される。よって、メイン電子キー10を忘れた場合であっても、電子キーモジュール30により車両ドアの施錠及び解錠が可能となるため、同電子キーモジュール30の利便性を高めることができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)電子キーモジュール30において、受電部31は携帯電話40からの電磁波に基づき電磁誘導により起電力を発生させる。そして、電子キーモジュール30は当該起電力を動作電源として車載機20に施錠又は解錠要求信号を送信する。従って、電子キーモジュール30は自身に電池等の電力源を備える必要がない。これにより、電子キーモジュール30ひいては同モジュール30が組み付けられた携帯電話40をより薄型に構成することができる。
(2)携帯電話40において、通信部42からの電磁波を、受電部31を介して電子キーモジュール30の動作電力として利用することができる。これにより、携帯電話40に、新たな構成を付加することなく、電子キーモジュール30を取り付けることで電子キー機能を具備させることが可能となる。
(3)モード切替スイッチ34により受電部31の導通状態と遮断状態とが切り替えられる。従って、例えば、携帯電話40において近距離通信を行うときには、モード切替スイッチ34により受電部31を遮断状態に切り替えることで、受電部31が電磁波を受信することはない。これにより、近距離通信の際に携帯電話40及び外部装置間でやり取りされる電磁波を電子キーモジュール30が妨害することはない。また、モード切替スイッチ34により受電部31を導通状態に切り替えることで、電子キーモジュール30は携帯電話40からの電磁波を受電することが可能となる。
(4)携帯電話40からの電磁波に基づき受電部31に発生する起電力を蓄電回路37に蓄えることができる。また、電子キーモジュール30に車載機20の施解錠状態を切り替える施錠スイッチ32及び解錠スイッチ33が設けられている。よって、蓄電回路37に電力が蓄電された状態において、携帯電話40から電子キーモジュール30を取り外して使用することができる。例えば、取り外された電子キーモジュール30に設けられる施錠スイッチ32又は解錠スイッチ33を操作することで車両ドアの施解錠が行える。これにより、電子キーモジュール30の利便性をいっそう向上させることができる。
(5)電子キーモジュール30は携帯電話40のバッテリ蓋部として設けられている。従って、携帯電話40に電子キーモジュール30が取り付けられた場合、受電部31及び通信部42は正対することとなる。ここで、通信部42が発する磁束が通信部42のループアンテナ31a内に入り込むことで、ループアンテナ31aは起電力を発生させる。このため、受電部31及び通信部42が離間したり、受電部31及び通信部42が同離間方向に対して垂直方向にずらされたりすることで、通信部42から受電部31への送電効率が悪くなる。上記のように、受電部31(ループアンテナ31a)及び通信部42が正対することで、より大きい磁束がループアンテナ31a内に入り込むため、結果的に効率よく通信部42から受電部31に送電することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、電磁誘導を利用して携帯電話40から電子キーモジュール30へ電力伝送が行われる電磁誘導型であった。しかし、その他の無線電源供給方式、すなわち磁場共鳴型及び電波受信型であってもよい。
・上記実施形態においては、図4に示すように、通信部42及び受電部31は、図4の上下方向からみて、ほぼ完全に重なる態様にて正対していた。しかし、通信部42及び受電部31は、図4の上下方向からみて、少なくとも一部重なっていれば十分に送電が可能である。また、特に上述の電波受信型等においては、通信部42及び受電部31が重なっていなくても送電が可能である。
・上記実施形態においては、通信部42及び受電部31は、バッテリ41を介在して正対していたが、携帯電話の設計によっては、バッテリ41及び通信部42が並列に蓋部に対向しているものもある。この場合には、通信部42及び受電部31は直接対向することになるため、送電効率の向上が期待できる。
・上記実施形態においては、蓄電回路37の蓄電力が1回の解錠又は施錠要求信号を送信するのに必要な量だけ残っているか否かをユーザは知ることができなかった。しかし、例えば、キー制御部35に蓄電ランプを電気的に接続し、解錠要求信号等を送信可能な電力が蓄電されているときには、同蓄電ランプの点灯を通じて、ユーザにその旨を知らせてもよい。この場合には、解錠スイッチ33等を操作する前に、送電スイッチ45aの操作を通じて受電するべきか否かを判断でき、利便性を高めることができる。
また、例えば、施錠又は解錠要求信号の送信に係る電力が送電スイッチ45aの一回の操作による電磁波では不足する場合も想定できる。この場合であれ、複数回の送電スイッチ45aの操作により蓄電回路37に十分な電力が蓄電されたときに、上記蓄電ランプは点灯し、ユーザに施錠スイッチ32又は解錠スイッチ33の操作を通じた施解錠が可能となった旨を知らせることができる。
・上記実施形態においては、メイン電子キー10を設けたが、これを省略して電子キーモジュール30をメインのキーとしてもよい。例えば、メイン電子キー10と同様に電子キーモジュール30は、車載機20とのリクエスト信号及びレスポンス信号を通じた相互通信により車両ドア解錠可能状態及びエンジン始動許可状態とする。この場合には、電子キーモジュール30に上記リクエスト信号を受信する受信部を設ける必要がある。具体的には、電子キーモジュール30が車載機20からのリクエスト信号を受信可能なエリアにて、送電スイッチ45aの操作を通じて電子キーモジュール30は携帯電話40から受電する。これにより、電子キーモジュール30は起動してリクエスト信号を受信し、レスポンス信号を返信する。また、蓄電回路37に蓄電された状態で上記エリアに進入してもよい。
・上記実施形態においては、メイン電子キー10は車載機20との相互通信により車両ドア解錠可能状態等としていた。しかし、メインとして使用するキーは電子キーに限らず、メカニカルキーであってもよい。
・上記実施形態においては、スイッチ群45のうちショートカットキーを送電スイッチ45aに設定していた。しかし、ショートカットキーではなく、携帯電話40に送電用のスイッチを設けてもよい。
・上記実施形態においては、電子キーモジュール30は携帯電話40のバッテリ蓋部としての機能も併せ持っていたが、バッテリ蓋部としての機能を省略してもよい。この場合には、例えば、携帯電話40に電子キーモジュール30を接着剤等で貼り付ける。このようにしても、電磁誘導により無線にて携帯電話40から電子キーモジュール30へ電力伝送が行われるため、特に問題はない。また、電子キーモジュール30において、各種素子をフレキシブル基板上に実装することで、電子キーモジュール30は携帯電話40の形状に合わせて変形可能となる。これにより、いっそう電子キーモジュール30の携帯電話40への汎用性を向上させることができる。
・上記実施形態においては、通信部42から受電した電力を蓄電する蓄電回路37が設けられていたが、これを省略してもよい。この場合、例えば、送電スイッチ45aを押した後、すぐに施錠スイッチ32又は解錠スイッチ33を操作することで、送信部36を介して施錠又は解錠要求信号を送信することができる。この場合、蓄電回路37が不要になるため、電子キーモジュール30、ひいては同電子キーモジュール30が取り付けられる携帯電話40のさらなるコンパクト化が図れる。
・上記実施形態においては、通信部42及び外部装置間の通信への影響を抑制するべく、モード切替スイッチ34によりオフ状態に切り替えられていた。しかし、このモード切替スイッチ34を省略してもよい。たとえ、モード切替スイッチ34を省略しても通信部42及び外部装置間の通信並びに電子キーモジュール30の受電は可能である。
・上記実施形態においては、携帯電話40における上記外部装置との近距離通信を行う通信部42からの電磁波により電子キーモジュール30に電力伝送を行っていた。しかし、携帯電話40に電子キーモジュール30への電力伝送用の構成を新たに設けてもよい。
・上記実施形態においては、電子キーモジュール30を車両用電子キーシステム1に具体化したが、これに限らず、例えば、住宅用電子キーシステムに適用してもよい。
1…電子キーシステム、2…車両、10…メイン電子キー、20…車載機(第1通信対象)、30…電子キーモジュール、31…受電部、31a…ループアンテナ(受電アンテナ)、34…モード切替スイッチ、37…蓄電回路、40…携帯電話、41…バッテリ、42…通信部(近距離通信機能部)、45a…送電スイッチ。

Claims (5)

  1. 第1通信対象との間で無線通信を行うことにより前記第1通信対象を制御するとともに、携帯電話に着脱可能に設けられる電子キーモジュールにおいて、
    前記携帯電話からの電磁波に基づき受電する受電アンテナを備え、
    前記受電アンテナが受けた電力を利用して前記第1通信対象との間で前記無線通信を行うことを特徴とする電子キーモジュール。
  2. 請求項1に記載の電子キーモジュールにおいて、
    前記携帯電話は自身単体にて第2通信対象と電磁波を利用した近距離無線通信を行う近距離通信機能部を備え、
    前記受電アンテナは、前記近距離通信機能部からの電磁波に基づき電力を受けることを特徴とする電子キーモジュール。
  3. 請求項2に記載の電子キーモジュールにおいて、
    前記受電アンテナの導通状態と遮断状態とを切り替えられるモード切替スイッチを備えた電子キーモジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子キーモジュールにおいて、
    前記第1通信対象は特定の錠の施錠又は解錠を制御するものであって、
    前記受電アンテナが受けた電力を蓄電する蓄電回路と、
    前記錠を施錠又は解錠する際に操作される施解錠スイッチと、を備え、同スイッチの操作を通じて前記第1通信対象に対して錠の施錠又は解錠の実行を要求する旨の要求信号を送信することを特徴とする電子キーモジュール。
  5. 請求項2又は3に記載の電子キーモジュールにおいて、
    前記携帯電話のバッテリを保持する蓋部として設けられることを特徴とする電子キーモジュール。
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KR20140019371A (ko) * 2011-04-15 2014-02-14 후프 휠스벡 운트 퓌르스트 게엠베하 운트 콤파니 카게 제거 가능한 nfc 어셈블리를 가지는 차량 접근 시스템을 위한 아이디 송신기

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