JP2011107838A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第2取得部111bは、属性情報の取得を属性情報取得部160に要求する。属性情報を取得できない場合、第2取得部111bは、管理部112に対して属性情報の取得ができない旨を通知する。そして、管理部112は、管理フラグ記憶領域114に記憶された管理フラグの内容を、属性情報の取得ができないことを示す“異常”に更新する。一方、属性情報を取得できた場合、第2取得部111bは、管理部112に対して属性情報の取得ができた旨を通知する。そして、管理部112は、管理フラグ記憶領域114に記憶された管理フラグの内容を、属性情報の取得ができたことを示す“取得済”に更新する。そして、第2書込部は、この管理フラグの内容に応じて、属性情報を記憶部120に記憶させるか否かを判断する。
【選択図】図2
Description
図1は、実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報処理装置10は、例えば携帯電話機、無線LAN(Local Area Network)端末、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤ、携帯ゲーム機またはパーソナルコンピュータのような、情報処理を行う装置であればどのようなものでもよいが、図1では、携帯電話機の構成を例示している。この情報処理装置10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、操作部140と、表示部150と、属性情報取得部160と、音声入出力部170とを備えている。
まず、利用者情報取得部161は、SIM(Subscriber Identity Module Card)やUIM(User Identity Module Card)と呼ばれるIC(Integrated Circuit)カードを着脱可能な構造のメモリコントローラを備えており、このICカードに記憶された情報の読み取りを行う。このICカードには、データの記憶や演算を行うための集積回路が組み込まれており、例えばIMSI(International Mobile Subscriber Identity)と呼ばれるような、情報処理装置10の利用者を特定する利用者情報が記憶されている。利用者情報取得部161は、ICカードから利用者情報を読み取ることで、属性情報としての利用者情報を取得する。
以下の説明において、利用者情報、位置情報及び計時情報のそれぞれを特に区別しない場合には、「属性情報」と総称する。
制御部110は、コンピュータプログラムを実行することにより、図2に示すような取得部111と、管理部112と、書込部113という各機能を実現する。情報処理部115は、コンピュータプログラムそのものを実行して各種の情報処理を行う情報処理手段であり、制御部110の本来の機能である。
図3は、制御部110が履歴情報を記憶させるときの動作を示すシーケンス図である。図3を用いて、利用者によって“電源をONにする”操作が行われたときに、この操作に応じて情報処理装置10が起動処理を行ったときの履歴を履歴情報として記憶する場合を例に挙げて説明する。
まず、利用者によって“電源をONにする”操作が行われると、操作部140は、利用者の操作に応じた操作信号を制御部110に供給する(ステップS300)。制御部110の第1取得部111aは、この操作信号に基づいて“電源をONにする”旨の操作情報を生成し、これを取得する。そして、この操作情報が第1取得部111aによってRAMに一時的に記憶されたことをトリガとして、利用者の操作に応じた処理、および、履歴情報を記憶部120に記憶させる処理がそれぞれ開始される。ここでの“操作に応じた処理”とは、情報処理部115によってなされる、情報処理装置10の起動処理のことである。
記憶部120には、図4に示すように、「履歴情報」と、この履歴情報の属性に関する「属性情報」と、この属性情報の取得状態を示す「管理フラグ」とが対応付けられて記憶される領域が設けられている。図3のステップS304の処理の時点において、記憶部120には、「履歴情報」として“電源をONにする”という操作情報の内容と、「管理フラグ」として“未取得”という内容のみが記憶されている。一方、「属性情報」については、例えばNULL値が記憶されているのみで、実質的な内容が記憶されていない。なお、図4では、一組の履歴情報、管理フラグ及び属性情報のみを記憶している例を示しているが、ステップS302からステップS304の処理が繰り返された場合には、複数組の履歴情報、管理フラグ及び属性情報が記憶されることになる。
図5に示すように、記憶部120には、「位置情報」としての「北緯**゜**'**"、東経**゜**'**"」と、「計時情報」としての「YYYYMMDD」と、「利用者情報」としての「USER001」とが、属性情報として記憶されている。また、「管理フラグ」の内容は“未取得”(図4)から“取得済”に更新されている。このように、制御部110は、履歴情報および属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、その履歴情報をまず記憶し、その後に、その履歴情報の属性に関する属性情報の取得を試み、その結果、属性情報を取得することができれば、先に記憶しておいた履歴情報と、後から取得した属性情報とを対応付けて記憶部120に記憶させる。このようにして互いに対応付けられた1組の履歴情報及び属性情報は、利用者に対するサービスの用に供する情報として用いられたり、また、情報処理装置10に通信サービスや情報提供サービスなどの各種サービスを提供する通信事業者やサービス事業者によって、例えばシステムの保守やマーケティング等の目的に用いられたりする。
以下では、図6を用いて、利用者により“電源をONにする”操作が行われたときに、情報処理装置10の起動処理の履歴を履歴情報として記憶する場合を例に挙げて、属性情報を取得できないときの動作を説明する。なお、このときの属性情報を取得できない原因を、利用者情報取得部161にICカードが挿入されていないためとする。
図に示すように、記憶部120には、「位置情報」としての「北緯**゜**'**"、東経**゜**'**"」と、「計時情報」としての「YYYYMMDD」とが記憶されているが、「利用者情報」については例えばNULL値が記憶されているのみで、実質的な内容が記憶されていない。また、「管理フラグ」の内容は“未取得”(図4)から“異常”に更新されている。これは、前述したとおり、属性情報の1つである「利用者情報」の内容を取得することが出来なかったためである。このように、“異常”という管理フラグが対応付けられている場合には、この管理フラグの内容を参照することにより、何らかの理由により属性情報の取得に失敗したことが分かるから、履歴情報及び属性情報をサービスに用いる場合に、属性情報の取得に失敗したことを考慮することが可能となる。なお、この例では、「利用者情報」を取得できなかった場合を想定しているが、これ以外の属性情報が取得できなかった場合も同様の処理となる。
上述した実施形態の内容を次のように変形して実施することも可能である。
履歴情報および属性情報に含まれる内容は、実施形態で例示した情報に限らない。履歴情報の例としては、例えばコンピュータプログラムの起動及び終了の処理に関するもの、折り畳み形状の情報処理装置の場合にはその折り畳み部分の開閉操作に関するもの、操作部のキーの押下操作に関するもの、情報処理装置が電話機の場合には発呼または着呼の処理に関するもの、電子メールの送受信処理に関するもの、音楽や画像のメディアデータの再生処理に関するもの、情報処理装置が撮像機能を備えている場合にはその撮像処理に関するもの、または、情報処理装置がテレビジョン機能を備えている場合にはそのテレビジョンの視聴に関するものなど、情報処理装置においてなされた操作や処理の履歴であれば、あらゆるものが考えられる。また、属性情報の一例としては、例えば、利用者の年齢、性別、趣味趣向などの利用者属性に関するもの、情報処理装置が備える各種のセンサや検出手段によるセンシング結果や検出結果に関するものなどがある。また、カード型記憶モジュールを携帯電話機に着脱した日時などの情報を属性情報として記憶することもある。このようなカード型モジュールの着脱に関する情報は、携帯電話機に対する遠隔制御を回避しようと試みたことの証拠となることがあり、高いセキュリティが求められる場合には重要な属性情報となり得るからである。また、携帯電話機の位置情報や計時情報等を属性情報として正確に記憶することは、位置の追跡サービスなどに代表される多種多様なサービスにおいて必要なことである。このように、情報処理装置において操作や処理がなされたときに、その情報処理装置が取得し得る情報であれば、履歴情報の属性に関する属性情報として利用し得る。
また、これらの履歴情報および属性情報は、利用者によって、その定義を変更、追加、削除可能としてもよい。
実施形態の動作説明においては、主に操作の内容に関する操作情報を履歴情報として用いる例を説明したが、処理の内容に関する処理情報も同様に履歴情報として用いもよいことは言うまでもない。
属性情報取得部160は、属性情報を取得できない場合、その属性情報を取得できなかった理由を示す理由情報として、エラーコードを管理部112に通知してもよい。例えば、“取得対象の属性情報がない”とか、“取得対象の属性情報を取得し得る条件が整っていない”とか、“故障または不具合により属性情報を取得できない”など、予め想定される状況に応じて複数種類のエラーコードを用意しておき、属性情報取得部160は、属性情報を取得できない理由に対応したエラーコードを管理部112に通知する。複数種類の属性情報を取得する手段がある場合、属性情報取得部160は、各々の属性情報毎に、その取得できない理由をエラーコードで通知するようにしてもよい。このようにすれば、例えば“ICカードが挿入されていない”状況を、“取得対象の情報がない”或いは“取得対象の属性情報を取得し得る条件が整っていない”という意味のエラーコードにより、管理部112に知らせることができる。この場合、管理部112は、管理フラグ記憶領域114に記憶された管理フラグの内容を、属性情報の取得ができないことを意味する“異常”に更新するときに(図6のステップS608)、その管理フラグにエラーコードを付加する。そして、第2書込部113bは、記憶部120に記憶された属性情報の更新を行うとともに、「管理フラグ」の内容を“未取得”から“異常”に更新し、さらにこの管理フラグにエラーコードを付加する。このエラーコードの愛用を参照することにより、属性情報を取得できなかった理由を特定することが可能となる。
複数種類の属性情報を取得し得るような場合には、管理フラグや、変形例3のエラーコードを属性情報の種類ごとに利用してもよい。
管理フラグを属性情報の種類ごとに用意する場合、取得部111は、複数種類の属性情報を取得する手段であり、管理部112及び書込部113は、取得部111が履歴情報および属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、その履歴情報と、その履歴情報の各々の種類の属性に対応する管理フラグとを対応付けて記憶部120に記憶させる。そして、取得部111が、記憶部120に記憶されている履歴情報の属性に関する属性情報を取得したときには、記憶されている履歴情報にその属性情報を対応付けて記憶部120に記憶させるとともに、取得した属性情報の種類に対応する管理フラグを、属性情報を取得できたことを表す“取得済”に更新する。このようにすれば、属性情報の種類ごとに、その属性情報の取得状態を把握することが可能となる。
変形例3のエラーコードを属性情報の種類ごとに用意する場合には、管理部112及び書込部113は、そのエラーコードを、各種類の属性情報ごとに記憶部120に記憶させる。このようにすれば、属性情報の種類ごとに、その属性情報の取得できない理由を把握することが可能となる。
管理部112は、属性情報の取得状態を管理するのに管理フラグを用いていたが、これを用いずに属性情報の取得状態の管理を行ってもよい。例えば、管理部112は、履歴情報に対応する属性情報の欄を適宜検索することによって、属性情報が取得されているか否かを判別してもよい。
Claims (7)
- 情報を記憶する記憶手段と、
情報処理を行う情報処理手段と、
利用者の操作を受け付ける操作手段と、
前記情報処理手段によって行われた処理の内容または前記操作手段によって受け付けられた操作の内容を表す履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する属性情報とを取得する取得手段と、
前記履歴情報および前記属性情報を前記記憶手段に書き込んで記憶させる管理書込手段とを備え、
前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後に、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得した場合には、当該属性情報を、前記記憶手段に記憶されている当該履歴情報に対応付けて当該記憶手段に記憶させ、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後においても、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合に、当該属性情報を取得できなかったことを示す情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表すフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記取得手段が、前記記憶手段に既に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得したときには、記憶されている当該履歴情報に当該属性情報を対応付けて前記記憶手段に記憶させるとともに、前記フラグ情報を、属性情報を取得できたことを表す内容に更新する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記取得手段は、複数種類の属性情報を取得する手段であり、
前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の各々の種類の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表す、属性の種類ごとのフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記取得手段が、前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得したときには、記憶されている当該履歴情報に当該属性情報を対応付けて前記記憶手段に記憶させるとともに、取得した当該属性情報の種類に対応する前記フラグ情報を、属性情報を取得できたことを表す内容に更新する
ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 - 前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表すフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
その後において、前記取得手段が、前記記憶手段に既に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかったときには、前記フラグ情報を、属性情報の取得に異常が生じていることを表す内容に更新する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。 - 前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後において、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合には、当該属性情報を取得できなかった理由を示す理由情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記取得手段は、複数種類の属性情報を取得する手段であり、
前記管理書込手段は、前記理由情報を、各種類の属性情報ごとに、前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 情報を記憶する記憶手段と、情報処理を行う情報処理手段と、利用者の操作を受け付ける操作手段とを備える情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記情報処理手段によって行われた処理の内容または前記操作手段によって受け付けられた操作の内容を表す履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する属性情報とのうち、履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、
その後に、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得した場合には、当該属性情報を、前記記憶手段に記憶されている当該履歴情報に対応付けて当該記憶手段に記憶させる一方、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合に、当該属性情報を取得できなかったことを示す情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする情報処理方法。
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