JP2011106782A - 給湯器の熱交換器構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構造で熱交換効率を向上させる給湯器の熱交換器を提供する。
【解決手段】 給湯器の熱交換器で高温の燃焼ガスの持つ熱量と熱交換して高温水を得るものに関して、平板10を交互に切り起こした複数の仕切り板11を有して熱交換パイプ7内に挿入されるバッフルプレート9において、交互に形成する仕切り板11の間隔を熱交換パイプ7の上流側よりも下流側の方が密になるように構成することで、燃焼ガスが熱量を奪われ熱交換パイプ7の下流側で収縮しても、燃焼ガスの流路が狭まることで流速を落とさず維持でき、熱交換効率を向上させることが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 給湯器の熱交換器で高温の燃焼ガスの持つ熱量と熱交換して高温水を得るものに関して、平板10を交互に切り起こした複数の仕切り板11を有して熱交換パイプ7内に挿入されるバッフルプレート9において、交互に形成する仕切り板11の間隔を熱交換パイプ7の上流側よりも下流側の方が密になるように構成することで、燃焼ガスが熱量を奪われ熱交換パイプ7の下流側で収縮しても、燃焼ガスの流路が狭まることで流速を落とさず維持でき、熱交換効率を向上させることが可能となる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、給湯器及び温水ボイラの熱交換器の構造に関するものである。
従来、この種のものにおいては、給湯器や温水ボイラにおいて燃焼室で加熱された高温の燃焼ガスと熱交換を行い高温水を得る熱交換器の構造として、燃焼ガスの持つ熱量を効率よく熱交換させるために、熱交換パイプ内に平板を交互に切り起こした複数の仕切り板を有したバッフルプレートを挿入していた。
このバッフルプレートは、仕切り板の外周に所定形状の切り欠き部を連続的に形成して熱交換パイプの内周面に点接触させて、各切り欠き部を通過する燃焼ガスの流量を一定にすることで熱交換効率を向上させていた。
しかし、この従来のものでは、熱交換パイプ内を燃焼ガスが進むと熱交換によって徐々に熱量が奪われ、温度が下がることで燃焼ガスが収縮して流速が落ちてしまい、熱交換パイプの下流側内壁の伝熱性が悪化して熱交換効率が落ちていた。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、平板を交互に切り起こした複数の仕切り板を有して熱交換パイプ内に挿入される給湯器の熱交換器構造に於いて、前記仕切り板は上流側に比べて下流側の間隔が密であるものである。
また、請求項2では、前記バッフルプレートの仕切り板は前記熱交換パイプの下流側に向けて徐々に間隔を狭めたものである。
この発明の請求項1によれば、熱交換パイプの上流側に比べて下流側の仕切り板の間隔が密であることから、温度が下がって収縮した燃焼ガスでも仕切り板の間隔を狭めて燃焼ガスの流路の断面積を小さくすることで流速が低下せず、熱交換パイプの下流側内壁の伝熱性が向上するので、熱交換効率の低下を防止できるものである。
また、請求項2によれば、仕切り板の間隔を熱交換パイプの下流側に向けて徐々に狭めることで、燃焼ガスの温度が低下しても燃焼ガスの流速が一定になるように流路の断面積が設けられ、それにより更に熱交換効率の低下を防止できるものである。
次に、本発明に係る発明の一実施例を図1に基づいて説明する。
1は給湯器の缶体で、内缶2と外缶3との間に貯湯室4を形成し、内缶2下部にはガンタイプバーナー5が臨む燃焼室6を備えている。7は燃焼室6と内缶2上部にある排気室8とを結ぶ複数本の熱交換パイプで、各熱交換パイプ7内には燃焼ガスの流れを蛇行させて熱交換効率を向上させるバッフルプレート9が内蔵されている。
1は給湯器の缶体で、内缶2と外缶3との間に貯湯室4を形成し、内缶2下部にはガンタイプバーナー5が臨む燃焼室6を備えている。7は燃焼室6と内缶2上部にある排気室8とを結ぶ複数本の熱交換パイプで、各熱交換パイプ7内には燃焼ガスの流れを蛇行させて熱交換効率を向上させるバッフルプレート9が内蔵されている。
次に、バッフルプレート9の詳細な構造を図2に基づいて説明する。
前記バッフルプレート9は、熱交換パイプ7の内径より稍小さい幅の平板10と、該平板10に半円弧状の切り欠きを入れ、これを交互に対向するように折り曲げて形成した熱交換パイプ7の半径より稍小さい仕切り板11とで構成されている。
前記バッフルプレート9は、熱交換パイプ7の内径より稍小さい幅の平板10と、該平板10に半円弧状の切り欠きを入れ、これを交互に対向するように折り曲げて形成した熱交換パイプ7の半径より稍小さい仕切り板11とで構成されている。
次に、バッフルプレート9に形成される仕切り板11に関して図3の要部拡大図に基づいて説明する。
交互に対向するように形成された二つの仕切り板11の間隔をdとし、熱交換パイプ7の下流側に向けて形成される間隔をそれぞれ上流側からd1、d2、d3、d4、d5・・・dn(nは整数)で表すと、仕切り板11の間隔dについてd1>d2、d2>d3、d3>d4、d4>d5・・・すなわち、dn>dn+1を満たす位置に仕切り板11を平板10に形成する。
交互に対向するように形成された二つの仕切り板11の間隔をdとし、熱交換パイプ7の下流側に向けて形成される間隔をそれぞれ上流側からd1、d2、d3、d4、d5・・・dn(nは整数)で表すと、仕切り板11の間隔dについてd1>d2、d2>d3、d3>d4、d4>d5・・・すなわち、dn>dn+1を満たす位置に仕切り板11を平板10に形成する。
また、仕切り板11の間隔dは下流側が上流側に比べて密になっていればよく、例えば、熱交換パイプ7の任意の箇所からdn>dn+1を満たすように形成するものや、仕切り板の所定の区間の間隔をdn=dn+1とし区間外の下流側に到達した時点からdn>dn+1を満たすように構成するものであってもよい。
燃焼ガスの流量は断面積と流速の積で求められるので、熱交換パイプ7の下流側で燃焼ガスが収縮して流量が減少しても、仕切り板11の間隔を狭めて燃焼ガスが通過する断面積を狭めることで流速を一定に維持できる。
そして、仕切り板11の間隔を下流側が上流側に比べて密になるようにすることで、熱交換パイプ7内の上流側から下流側にかけて燃焼ガスの熱量が奪われ温度が低下したとしても、燃焼ガスの流速が維持されるので、熱交換パイプ7の下流側において熱交換を行う内壁12の伝熱性が向上し、下流側における熱交換パイプ7での熱交換効率の低下を防止できる。
また、仕切り板11の間隔を下流側に向けて徐々に狭めることで、燃焼ガスの温度が低下しても燃焼ガスの流速が一定になるように流路の断面積が設けられ、それにより更に熱交換効率の低下を防止できる。
7 熱交換パイプ
9 バッフルプレート
10 平板
11 仕切り板
9 バッフルプレート
10 平板
11 仕切り板
Claims (2)
- 平板を交互に切り起こして複数の仕切り板を形成したバッフルプレートを、熱交換パイプ内に設けた給湯器の熱交換器構造に於いて、前記バッフルプレートの仕切り板は上流側に比べて下流側の間隔が密であることを特徴とする給湯器の熱交換器構造。
- 前記バッフルプレートの仕切り板は、前記熱交換パイプの下流側に向けて徐々に間隔を狭めたことを特徴とする前記請求項1記載の給湯器の熱交換器構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009264482A JP2011106782A (ja) | 2009-11-20 | 2009-11-20 | 給湯器の熱交換器構造 |
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JP2009264482A JP2011106782A (ja) | 2009-11-20 | 2009-11-20 | 給湯器の熱交換器構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-11-20 JP JP2009264482A patent/JP2011106782A/ja active Pending
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