JP2011106435A - ポンプの低水位運転に於けるモーター過熱防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水位がモーター部位置に低下すると徐々にモーターが気中に現れ、周囲の水での冷却効果がなくなり支障を来たす。
【解決手段】モーター部周囲にモーター冷却ケースを備え、揚排水の一部から冷却液を供給し運転中は常時モーターを冷却し続ければ更に低水位でも下部のポンプ部まで運転することが出来るようになる。また当該冷却液は必ずしも清水ではなく多少汚泥も含有されることも考慮に入れ、モーター冷却ケースの下部に排泥装置を設け、更に常時低水位で運転する場合においてモーター冷却ケースに冷却液が供給されない不測の状況を回避するためにモーター冷却ケース上部に水位検知電極等を設置し、正常でなければ本ポンプを停止させる構造にすることも可能である。また少量ではあるが、本ポンプの吐出側から冷却液を供給すると本ポンプの揚排水量が減量することに懸念があれば、外部から外部冷却水供給装置を用いて冷却液を供給することも可能である。
【選択図】図1
【解決手段】モーター部周囲にモーター冷却ケースを備え、揚排水の一部から冷却液を供給し運転中は常時モーターを冷却し続ければ更に低水位でも下部のポンプ部まで運転することが出来るようになる。また当該冷却液は必ずしも清水ではなく多少汚泥も含有されることも考慮に入れ、モーター冷却ケースの下部に排泥装置を設け、更に常時低水位で運転する場合においてモーター冷却ケースに冷却液が供給されない不測の状況を回避するためにモーター冷却ケース上部に水位検知電極等を設置し、正常でなければ本ポンプを停止させる構造にすることも可能である。また少量ではあるが、本ポンプの吐出側から冷却液を供給すると本ポンプの揚排水量が減量することに懸念があれば、外部から外部冷却水供給装置を用いて冷却液を供給することも可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は水中ポンプ等に関するものである。
従来のモーター上部、ポンプ部下部の形式の水中ポンプの運転時においては、揚排水時、ピット内の水位が低下した場合モーター部が気中に現れるとモーターが周囲の水で冷却されず徐々に温度が上がり保護装置等で停止する。
ポンプ連続運転最低水位を超えて水位を低下させたい場合が多々ある。
規定最低水位を超えて連続運転した場合、モーター部過熱により、シャフト、ベアリング等軸受部、モーター巻線、モーター保護装置等に損傷を来たす恐れがある。
ポンプ運転中、水位がモーター部位置に低下すると徐々にモーターが気中に現れ、周囲の水での冷却効果がなくなり徐々にモーター内の温度が上昇し保護装置等が働きポンプが停止してしまい連続揚排水が不可能となる。
モーター部過熱による、シャフト、ベアリング等軸受部、モーター巻線、モーター保護装置等に損傷を来たすことを防止する。
前記課題を解決する手段として、モーター部周囲にモーター冷却ケースを備え、揚排水の一部(ポンプの吐出配管部)から冷却液を供給し運転中は常時モーターを冷却し続けるものとする。
また、モーター冷却ケースの上部解放部からの冷却水放流が基本であるが、モーター冷却ケースに排泥バルブをつけ内部に溜まる汚泥を排出できる構造とすることも可能な形とする。
また、常時低水位で運転する場合においてモーター冷却ケースに冷却液が供給されない不測の状況を回避するためにモーター冷却ケース上部に水位検知電極等を設置できる構造とすることもできる形とする。
また、ポンプ運転時の吐出側の揚排水をモーター冷却ケースに供給するが多少なりとも吐出量が減少するので、冷却液を外部から供給することもできる形とする。
従来は前記のモーターの温度上昇のためモーター部付近の水位でポンプを停止させなければならず、この装置を具備すれば下部のポンプ部まで連続運転が可能となり、より多くの揚液を揚排水させることが出来る。
この発明の一実施形態を 図1 に、通常の場合を 図4 に示す。
▲1▼のモーター冷却ケースはモーター部本体の周囲に取付けられ、上部は解放されている。底部は密閉され、▲2▼のポンプ吐出部に開けられた穴より配管でモーター冷却ケースの中に導かれ、▲3▼の解放された部分から放流される。通常の場合を 図4 に示す。通常のポンプ運転ではモーターより上部の水位(通常運転水位)▲7▼ならば問題なく運転できるがモーターが気中に出てしまうとモーターの冷却がなされず、通常停止水位▲8▼で停止させざるをえない。
▲1▼のモーター冷却ケースはモーター部本体の周囲に取付けられ、上部は解放されている。底部は密閉され、▲2▼のポンプ吐出部に開けられた穴より配管でモーター冷却ケースの中に導かれ、▲3▼の解放された部分から放流される。通常の場合を 図4 に示す。通常のポンプ運転ではモーターより上部の水位(通常運転水位)▲7▼ならば問題なく運転できるがモーターが気中に出てしまうとモーターの冷却がなされず、通常停止水位▲8▼で停止させざるをえない。
この発明の一実施形態を 図2 断面図 に示す。
▲1▼−−−モーター冷却ケース。▲2▼−−−ポンプ吐出部より配管。▲3▼−−−解放部
概要 ▲2▼のポンプ吐出部から取り入れられた冷却液が▲1▼のモーター冷却ケースを満たし、▲3▼の解放部からモーターを冷却しながら放流される。放流された冷却液はいづれポンプを介し循環することとなる。
▲1▼−−−モーター冷却ケース。▲2▼−−−ポンプ吐出部より配管。▲3▼−−−解放部
概要 ▲2▼のポンプ吐出部から取り入れられた冷却液が▲1▼のモーター冷却ケースを満たし、▲3▼の解放部からモーターを冷却しながら放流される。放流された冷却液はいづれポンプを介し循環することとなる。
この発明の外部装置からの冷却水供給の形態を 図3 に示す。
▲1▼−−−モーター冷却ケース。冷却液取り入れ口▲2▼は▲5▼の外部装置からの冷却水供給となる。▲3▼−−−解放部。▲4▼はモーター冷却ケースの内部に汚泥等が堆積した場合のドレン、また解放部▲3▼よりの解放(オーバーブロー)の調整にも使用できる。▲6▼にはモーター冷却ケースの上部に電極等を設け、冷却液の供給がなされていない不測の事態があった場合はそれを検知して本ポンプを停止させることができる。
▲1▼−−−モーター冷却ケース。冷却液取り入れ口▲2▼は▲5▼の外部装置からの冷却水供給となる。▲3▼−−−解放部。▲4▼はモーター冷却ケースの内部に汚泥等が堆積した場合のドレン、また解放部▲3▼よりの解放(オーバーブロー)の調整にも使用できる。▲6▼にはモーター冷却ケースの上部に電極等を設け、冷却液の供給がなされていない不測の事態があった場合はそれを検知して本ポンプを停止させることができる。
ピット内の汚泥の清掃時もっと水位を下げたい場合、また排水時において事前に出来るだけ低水位にしておき雨水に対応したい場合など現場においては水位を下げる点については様々な要望があるので多方面においてこの発明が功を奏することになる。
▲1▼−−−モーター冷却ケース、▲2▼−−−ポンプ吐出部からの冷却液用配管部、▲3▼−−−解放部(冷却液流出部) ▲4▼−−−モーター冷却ケース用排泥管、▲5▼−−−外部冷却水供給装置、▲6▼−−−モーター冷却ケース上部電極等検出器、▲7▼−−−通常運転水位、▲8▼−−−通常停止水位、▲9▼改善停止水位
Claims (2)
- ポンプ低水位運転を可能にするためのモーター冷却ケースを備え、ポンプ吐出口からの配管等手段で冷却液を供給する装置。
- モーター冷却ケースに、外部冷却水供給装置、排泥管、水位検出器(電極等)を設けた[請求項1]を改良した装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009277986A JP2011106435A (ja) | 2009-11-16 | 2009-11-16 | ポンプの低水位運転に於けるモーター過熱防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009277986A JP2011106435A (ja) | 2009-11-16 | 2009-11-16 | ポンプの低水位運転に於けるモーター過熱防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011106435A true JP2011106435A (ja) | 2011-06-02 |
Family
ID=44230170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009277986A Pending JP2011106435A (ja) | 2009-11-16 | 2009-11-16 | ポンプの低水位運転に於けるモーター過熱防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011106435A (ja) |
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2009
- 2009-11-16 JP JP2009277986A patent/JP2011106435A/ja active Pending
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