JP2011106429A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒状体内の受風プロペラに空気流を好適に導くことができ、かつ、構成の簡素化を図ることができる風力発電装置を提供する。
【解決手段】風力発電装置10は、受風プロペラ15が筒状体13の内部に設置されている。筒状体13は、外筒25および内筒28が天地方向に向けて立設されている。外筒の側壁51に第1〜第4の空気導入部61…が設置されている。第1〜第4の空気導入部は、第1〜第4の外筒開口62…が設置され、第1〜第4の外筒開口から内筒に向けるとともに天方向に向けて延出された第1〜第4の導入路63…が設置されている。そして、第1〜第4の空気導入部から導入した空気流で受風プロペラ15を作動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、筒状体の内部に受風プロペラを設置し、受風プロペラの回転で発電部を駆動することにより電力を発生させる風力発電装置に関する。
風力発電装置のなかには、筒状体を鉛直に立設し、筒状体の下部に給気部を設置し、筒状体の上部に排気部を設置し、排気部および給気部間でかつ筒状体の内部に受風プロペラ(風車)を設置し、受風プロペラに発電部を連結させたものがある。
給気部は、筒状体の外周を一周するように所定の間隔を隔てて開閉可能に設置されている。そして、給気部のうち、筒状体に向けて吹き付けられた風向きに対向する給気部が風圧で開口する。
また、排気部は、筒状体の外周に開閉自在に設置されている。そして、排気部のうち、筒状体の内部に設置された空気流(風)を受けた排気部が風圧で開口する。
この風力発電装置によれば、筒状体に向けて風が吹き付けられた際に、風向きに対向する給気部が開口して筒状体の内部に風を導入し、導入した風を受風プロペラに導いて受風プロペラを回転させる。
受風プロペラを回転させることで発電部を作動して電力を発生させ、受風プロペラを通過した風を受けて排気口が開口して筒状体の外部に排出する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−54641号公報
ここで、特許文献1の風力発電装置は、筒状体の内部に風を導くために給気部を開閉する給気可動部を備え、筒状体内の空気流を排出するために排気部を開閉する排気可動部を備える必要がある。
このように、給気部を開閉する給気可動部や、排気部を開閉する排気可動部を備えるために構成が複雑になっていた。
本発明は、筒状体内の受風プロペラに空気流を好適に導くことができ、かつ、構成の簡素化を図ることができる風力発電装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、筒状体の内部に受風プロペラを設置し、前記受風プロペラを回転させて電力を発生する風力発電装置において、前記筒状体は、外部に臨む外筒と前記外筒の内部に同軸上に設置された内筒とを備えるとともに、前記外筒および前記内筒が天地方向に向けて立設され、前記外筒の側壁に、前記外筒の外部から前記外筒の内部に空気流を導く空気導入部が設置され、前記空気導入部は、前記外筒の側壁に周方向に全周に亘って開口が設置され、前記開口から前記内筒に向けるとともに天方向に向けて延出された導入路が設置され、前記空気導入部から導入した空気流で前記受風プロペラを作動することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記空気導入部は、前記開口から前記導入路に沿って複数の導風板を前記外筒の周方向に所定間隔をおいて設置したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記空気導入部が天地方向に複数段設置され、前記複数段の空気導入部に前記導風板が放射状に設置され、前記複数段の空気導入部のうち、上段の空気導入部に設置された前記導風板が下段の空気導入部に設置された前記導風板に対して平面視で異なった部位に配置されたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記空気導入部が天地方向に複数段設置され、前記複数段の空気導入部に前記導風板が放射状に延びる放射状線に対して傾斜した状態に設置され、前記複数段の空気導入部のうち、上段の空気導入部に設置された前記導風板が下段の空気導入部に設置された前記導風板に対して平面視で異なった部位に配置されたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記外筒、前記内筒および前記導風板は太陽光が透過する材質で構成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記内筒は、前記受風プロペラの回転軸を囲むように設置されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、筒状体を外筒および内筒で構成するとともに天地方向に向けて立設し、外筒の側壁に空気導入部を設置した。そして、空気導入部の開口を外筒の周壁に全周に亘って設置し、空気導入部の導入路を天方向に向けて湾曲状に延出させた。
空気導入部の開口を外筒の全周に亘って設置することで、外筒に対する全ての風向きに対応して開口から空気流(風)を安定的に導入することができる。
さらに、空気導入部の導入路を天方向に向けて湾曲状に延出させることで、開口から導入した空気流を導入路で天方向に向けて導く(上昇させる)ことができる。
このように、開口から導入した空気流を上昇させることで、筒状体内の受風プロペラ(風車)に空気流を好適に導くことができる。
このように、開口から空気流を安定的に導入し、かつ導入した空気流を受風プロペラに向けて上昇させることで、受風プロペラを安定的に回転させることができる。
ここで、空気導入部の開口は、外筒の周壁に周方向に全周に亘って設置されている。よって、外筒に対する風向きに応じて開口の一部から空気流が導入される。
このため、開口の一部から導入された空気流が、開口の他の部位から外筒の外部に排出されることが考えられる。
そこで、請求項1において、開口から導入した空気流を導入路で天方向に向けて導く(上昇させる)ようにした。
よって、開口から導入した空気流を開口の上方に導くことができ、筒状体の内部に導いた空気流が開口の他の部位から排出されることを阻止できる。
これにより、開口を開閉する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、開口から前記導入路に沿って複数の導風板を外筒の周方向に所定間隔をおいて設置した。
開口に進入した空気流のうち、開口の両側に進入した空気流を導風板で外筒の内部に導くことができる。
これにより、開口に進入した空気流を外筒の内部に効率よく集風する(集める)ことができる。
請求項3に係る発明では、空気導入部を天地方向に複数段設置し、上段の導風板を下段の導風板に対して平面視で異なった部位に配置した。
このように、上段の導風板を下段の導風板に対して平面視で異なった部位に配置することで、開口から導入した空気流に受風プロペラを回転(旋回)させる回転方向の成分を持たせることが可能になる。
これにより、空気流で受風プロペラを一層効率よく回転することができ、かつ、空気流が微風の場合において受風プロペラを回転させることが可能になる。
請求項4に係る発明では、空気導入部を天地方向に複数設置し、上段の導風板を下段の導風板に対して平面視で異なった部位に配置した。
このように、上段の導風板を下段の導風板に対して平面視で異なった部位に配置することで、開口から導入した空気流に受風プロペラを回転させる回転方向の成分を持たせることが可能になる。
加えて、導風板を放射状に延びる放射状線に対して傾斜した状態に設置した。
よって、傾斜した導風板で空気流を案内することで、空気流に受風プロペラを回転させる回転方向の成分を持たせることが可能になる。
このように、上段の導風板を下段の導風板に対して平面視で異なった部位に配置するとともに、導風板を傾斜した状態に設置することで、空気流で受風プロペラを一層効率よく回転することができ、かつ、空気流が微風の場合において受風プロペラを回転させることが可能になる。
請求項5に係る発明では、外筒、内筒および導風板を太陽光が透過する材質で構成した。
よって、外筒の内部に導入された空気流を太陽光で暖めることができる。
これにより、外筒の内部に導入された空気流を暖めて天方向に向けて一層円滑に導くことができる。
請求項6に係る発明では、受風プロペラの回転軸を囲むように内筒を設置することで、内筒を受風プロペラに向けて延ばすことができる。
よって、内筒を外筒の内部に導入された空気流の案内壁とすることができる。
これにより、外筒の内部に導入された空気流を、内筒に沿わせて効率よく上昇させて受風プロペラ15に好適に導くことができる。
本発明に係る風力発電装置(実施例1)を示す側面図である。 図1の風力発電装置を示す断面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 図2の6−6線断面図である。 図2の7−7線断面図である。 実施例1の筒状体内に空気流を導く例を説明する図である。 実施例1の上段の導入板を下段の導入板に対して受風プロペラの回転方向にずらした理由を説明する図である。 (a)は本発明に係る風力発電装置(実施例2)を示す断面図、(b)は図10(a)の10b−10b線断面図である。 実施例2の筒状体内に空気流を導く例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る風力発電装置10について説明する。
図1、図2に示すように、風力発電装置10は、載置台11に設置されたベース12と、ベース12に立設された筒状体13と、筒状体13の内部空間(内部)14に設置された受風プロペラ(風車)15と、受風プロペラ15の回転軸16を回転自在に支持する支持手段17と、受風プロペラ15の回転軸16に連結された発電部18とを備えている。
この風力発電装置10は、受風プロペラ15を回転させることにより発電部18を駆動し、駆動した発電部18で電力を発生する装置である。
載置台11は、表面11aが黒色であり、太陽光19を効率よく吸収して表面温度を上昇可能な台である。
ベース12は、載置台11の表面11aと同様に、外周壁12aが黒色であり、太陽光19を効率よく吸収可能な部材である。
このベース12は、外周壁12aが頂部12bから底部12cに向けて湾曲状に末広がりの状態(すなわち、山形状態)に形成され、中央部に軸受21を介して回転軸16の下端部16aが回転自在に支持されている。
筒状体13は、外部に臨む外筒25と、外筒25の内部空間(内部)26に同軸上に設置された内筒28と、外筒25に設置された複数の第1〜第4の外筒導風板(導風板)31〜34と、内筒28に設置された複数の内筒導風板(導風板)36とを備えている。
この筒状体13は、外筒25および内筒28(すなわち、筒状体13)が天地方向に向けて立設されている。
筒状体13を外筒25および内筒28で構成することで筒状の外壁を有する。
このように、筒状体13に筒状の外壁を有することで、筒状体13の剛性を高めて筒状体13を構造的に安定させることができる。
内筒28は、太陽光19が透過する材質で形成され、下部が末広がり状に拡径された中空の筒体である。
この内筒28は、ベース12の上方に同軸上に設置されるとともに天地方向に向けて配置された中空の内鉛直側壁41と、内鉛直側壁41の底部41aから外周端42aまで湾曲状に末広がりの状態で設置された内末広側壁42とを有する。
内末広側壁42は、ベース12の上方において外周壁12aに沿って設置され、外周端42aがベース12および外筒25の外側に張り出されている。
そして、ベース12の外周壁12aおよび内末広側壁42で内筒空気導入部(空気導入部)44が形成されている。
内筒空気導入部44は、内末広側壁42の外周端42a(内筒28の側壁)に周方向に全周に亘って内筒開口45が平面視で環状に設置され、内筒開口45から内鉛直側壁41に向けるとともに天方向に向けて湾曲状に延出された内筒導入路46が設置されている。
この内筒空気導入部44には、図3に示すように、複数の内筒導風板(導風板)36が平面視で90°の間隔(内筒28の周方向に所定間隔)をおいた位置P1に、回転軸16から離れる方向に放射状に設置されている。
ここで、内筒導風板36は、内筒28と同様に、太陽光19(図1参照)が透過する材質で形成されている。
図2に示すように、内筒導風板36は、内末広側壁42に上辺が設けられ、外周壁12aに下辺が設けられている。
これにより、内筒導入路46が複数の内筒導風板36で複数の導入路に仕切られる。
さらに、内筒導入路46に複数の内筒導風板36を設置することで、内筒28がベース12の上方に同軸上に支持されている。
すなわち、複数の内筒導風板36は、内筒28を支持する支持板の役割も兼ねている。
よって、内筒28を支持する専用の支持部材を除去できるので、部品数を抑えることができる。
この内筒空気導入部44によれば、内筒開口45から内筒導入路46に空気流(風)を矢印の如く導いて、内筒導入路46に導いた空気流を内筒28の内部空間29に矢印の如く導くことができる。
内部空間29に導かれた空気流は受風プロペラ15に向けて上昇する。
図1、図2に示すように、内筒28の上方で、かつ、外側に外筒25が設置されている。
外筒25は、内筒28などと同様に、太陽光19が透過する材質で形成されている。
この外筒25は、内末広側壁42の上方に設置された第1外末広側壁(側壁の下部)52と、第1外末広側壁52の上方に設置された第2外末広側壁(側壁の下中央部)53と、第2外末広側壁53の上方に設置された第3外末広側壁(側壁の上中央部)54と、第3外末広側壁54の上方に設置された外筒側壁(側壁の上部)55とを有する。
第1外末広側壁52、第2外末広側壁53、第3外末広側壁54および外筒側壁55で外筒25の側壁(周壁)51が形成されている。
第1外末広側壁52は、内末広側壁42の上方において内末広側壁42に沿って末広状に設置されている。
これにより、内末広側壁42および第1外末広側壁52で第1外筒空気導入部(空気導入部)61が形成されている。
第1外筒空気導入部61は、外筒25の側壁51に周方向に全周に亘って第1外筒開口(開口)62が環状に設置され、第1外筒開口62から内筒28に向けるとともに天方向に向けて湾曲状に延出された第1外筒導入路(導入路)63が設置されている。
この第1外筒空気導入部61には、図3に示すように、複数の第1外筒導風板(導風板)31が平面視で90°の間隔(外筒25の周方向に所定間隔)をおいて設置されている。
加えて、複数の第1外筒導風板31は、内筒導風板36と同じ位置P1に回転軸16から離れるように放射状に設置されている。
ここで、第1外筒導風板31は、外筒25などと同様に、太陽光19(図1参照)が透過する材質で形成されている。
図2に示すように、第1外筒導風板31は、第1外末広側壁52に上辺が設けられ、内末広側壁42に下辺が設けられている。
これにより、第1外筒導入路63が複数の第1外筒導風板31で複数の導入路に仕切られる。
さらに、第1外筒導入路63に複数の第1外筒導風板31を設置することで、第1外末広側壁52が内筒28(内末広側壁42)の上方に同軸上に支持されている。
すなわち、複数の第1外筒導風板31は、内筒導風板36と同様に、第1外末広側壁52を支持する支持板の役割も兼ねている。
よって、第1外末広側壁52を支持する専用の支持部材を除去できるので、部品数を抑えることができる。
第1外筒空気導入部61によれば、第1外筒開口62から第1外筒導入路63に空気流を矢印の如く導いて、第1外筒導入路63に導いた空気流を外筒25の内部空間26に矢印の如く導くことができる。
内部空間26に導かれた空気流は受風プロペラ15に向けて上昇する。
図1、図2に示すように、第2外末広側壁53は、第1外末広側壁52と同様に、第1外末広側壁52の上方に末広状に設置されることで、第1外末広側壁52とともに第2外筒空気導入部(空気導入部)66を形成する側壁である。
第2外筒空気導入部66は、外筒25の側壁51に周方向に全周に亘って第2外筒開口(開口)67が環状に設置され、第2外筒開口67から内筒28に向けるとともに天方向に向けて湾曲状に延出された第2外筒導入路(導入路)68が設置されている。
この第2外筒空気導入部66には、図4に示すように、複数の第2外筒導風板(導風板)32が平面視で90°の間隔(外筒25の周方向に所定間隔)をおいて設置されている。
加えて、複数の第2外筒導風板32は、第1外筒導風板31に対して受風プロペラ15(図2参照)の回転方向に傾斜角θ1(具体的には、30°)ずれた位置P2に回転軸16から離れる方向に放射状に設置されている。
ここで、第2外筒導風板32は、外筒25などと同様に、太陽光19(図1参照)が透過する材質で形成されている。
図2に示すように、第2外筒導風板32は、第1外筒導風板31と同様に、第2外末広側壁53に上辺が設けられ、第1外末広側壁52に下辺が設けられている。
これにより、第2外筒導入路68が複数の第2外筒導風板32で複数の導入路に仕切られる。
さらに、第2外筒導入路68に複数の第2外筒導風板32を設置することで、第2外末広側壁53が第1外末広側壁52の上方に同軸上に支持されている。
すなわち、複数の第2外筒導風板32は、第1外筒導風板31と同様に、第2外末広側壁53を支持する支持板の役割も兼ねている。
よって、第2外末広側壁53を支持する専用の支持部材を除去できるので、部品数を抑えることができる。
第2外筒空気導入部66によれば、第2外筒開口67から第2外筒導入路68に空気流を矢印の如く導いて、第2外筒導入路68に導いた空気流を外筒25の内部空間26に矢印の如く導くことができる。
内部空間26に導かれた空気流は受風プロペラ15に向けて上昇する。
図1、図2に示すように、第3外末広側壁54は、第1外末広側壁52と同様に、第2外末広側壁53の上方に末広状に設置されることで、第2外末広側壁53とともに第3外筒空気導入部(空気導入部)71を形成する側壁である。
第3外筒空気導入部71は、外筒25の側壁51に周方向に全周に亘って第3外筒開口(開口)72が環状に設置され、第3外筒開口72から内筒28に向けるとともに天方向に向けて湾曲状に延出された第3外筒導入路(導入路)73が設置されている。
この第3外筒空気導入部71には、図5に示すように、複数の第3外筒導風板(導風板)33が平面視で90°の間隔(外筒25の周方向に所定間隔)をおいて設置されている。
加えて、複数の第3外筒導風板33は、第2外筒導風板32に対して受風プロペラ15の回転方向に傾斜角θ1(具体的には、30°)ずれた位置P3に回転軸16から離れる方向に放射状に設置されている。
ここで、第3外筒導風板33は、外筒25などと同様に、太陽光19(図1参照)が透過する材質で形成されている。
図2に示すように、第3外筒導風板33は、第1外筒導風板31と同様に、第3外末広側壁54に上辺が設けられ、第2外末広側壁53に下辺が設けられている。
これにより、第3外筒導入路73が複数の第3外筒導風板33で複数の導入路に仕切られる。
さらに、第3外筒導入路73に複数の第3外筒導風板33を設置することで、第3外末広側壁54が第2外末広側壁53の上方に同軸上に支持されている。
すなわち、複数の第3外筒導風板33は、第2外筒導風板32と同様に、第3外末広側壁54を支持する支持板の役割も兼ねている。
よって、第3外末広側壁54を支持する専用の支持部材を除去できるので、部品数を抑えることができる。
第3外筒空気導入部71によれば、第3外筒開口72から第3外筒導入路73に空気流を矢印の如く導いて、第3外筒導入路73に導いた空気流を外筒25の内部空間26に矢印の如く導くことができる。
内部空間26に導かれた空気流は受風プロペラ15に向けて上昇する。
図1、図2に示すように、外筒側壁55は、第3外末広側壁54の上方に同軸上に設置され、天地方向に向けて設置された中空の外側壁76と、外側壁76の底部76aから外方に張り出された第4外末広側壁77とを有する。
第4外末広側壁77は、第1外末広側壁52と同様に、第3外末広側壁54の上方に末広状に設置されることで、第3外末広側壁54とともに第4外筒空気導入部(空気導入部)81を形成する側壁である。
第4外筒空気導入部81には、外筒25の側壁51に周方向に全周に亘って第4外筒開口(開口)82が設置され、第4外筒開口82から内筒28に向けるとともに天方向に向けて湾曲状に延出された第4外筒導入路(導入路)83が設置されている。
この第4外筒空気導入部81には、図6に示すように、複数の第4外筒導風板(導風板)34が平面視で90°の間隔(外筒25の周方向に所定間隔)をおいて設置されている。
加えて、複数の第4外筒導風板34は、第3外筒導風板33に対して受風プロペラ15の回転方向に傾斜角θ1(具体的には、30°)ずれた位置P1に回転軸16から離れる方向に放射状に設置されている。
ここで、第4外筒導風板34は、第1外筒導風板31と同様に、太陽光19(図1参照)が透過する材質で形成されている。
図2に示すように、第4外筒導風板34は、第1外筒導風板31と同様に、第4外末広側壁77に上辺が設けられ、第3外末広側壁54に下辺が設けられている。
これにより、第4外筒導入路83が複数の第4外筒導風板34で複数の導入路に仕切られる。
さらに、第4外筒導入路83に複数の第4外筒導風板34を設置することで、第4外末広側壁77が第3外末広側壁54の上方に同軸上に支持されている。
すなわち、複数の第4外筒導風板34は、第3外筒導風板33と同様に、外筒側壁55を支持する支持板の役割も兼ねている。
よって、外筒側壁55を支持する専用の支持部材を除去できるので、部品数を抑えることができる。
第4外筒空気導入部81によれば、第4外筒開口82から第4外筒導入路83に空気流を矢印の如く導いて、第4外筒導入路83に導いた空気流を外筒25の内部空間26に矢印の如く導くことができる。
内部空間26に導かれた空気流は受風プロペラ15に向けて上昇する。
以上説明したように、外筒25は、側壁51に、外筒25の外部から外筒25の内部空間26に空気流を導く第1〜第4の外筒空気導入部61,66,71,81が天地方向に複数段設置されている。
そして、第1〜第4の外筒空気導入部61,66,71,81のうち、上段の第2外筒空気導入部66に設置された第2外筒導風板32が、下段の第1外筒空気導入部61に設置された第1外筒導風板31に対して平面視で異なった部位に配置されている。
具体的には、図4に示すように、第2外筒導風板32が、第1外筒導風板31に対して受風プロペラ15の回転方向に傾斜角θ1(30°)ずれた位置に配置されている。
さらに、図2に示すように、上段の第3外筒空気導入部71に設置された第3外筒導風板33が、下段の第2外筒空気導入部66に設置された第2外筒導風板32に対して平面視で異なった部位に配置されている。
具体的には、図5に示すように、第3外筒導風板33が第2外筒導風板32に対して受風プロペラ15の回転方向に傾斜角θ1(30°)ずれた位置に配置されている。
加えて、図2に示すように、上段の第4外筒空気導入部81に設置された第4外筒導風板34が、下段の第3外筒空気導入部71に設置された第3外筒導風板33に対して平面視で異なった部位に配置されている。
具体的には、図6に示すように、第4外筒導風板34が第3外筒導風板33に対して受風プロペラ15の回転方向に傾斜角θ1(30°)ずれた位置に配置されている。
なお、上段の導風板を下段の導風板に対して受風プロペラ15の回転方向にずらした理由については図9で詳しく説明する。
ここで、前述したように、内筒開口45は外周端42aにおいて周方向に全周に亘って環状に設置されている。さらに、第1〜第4の外筒開口62,67,72,82は側壁51において周方向に全周に亘って環状に設置されている。
よって、外周端42aや側壁51に対する空気流の風向きに応じて、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82の一部(風向き方向の部位)から空気流が導入される。
このため、内筒開口45の一部や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82の一部から筒状体13に導入された空気流が、内筒開口45の他の部位や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82の他の部位から筒状体13の外部に排出されることが考えられる。
この対策として、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82に空気流の進入を許容し、かつ進入した空気流の排出を阻止するシャッターを開閉自在に取り付けることが考えられる。
しかし、各開口45,62,67,72,82にシャッターを取り付ける場合、部品数が増えて構成の簡素化を図る妨げになる。
そこで、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から導入した空気流を、内筒導入路46や第1〜第4の外筒導入路63,68,73,83で天方向に向けて導く(上昇させる)ようにした。
よって、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から導入した空気流を内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82の上方に導くことができる。
これにより、筒状体13の内部空間14に導いた空気流が内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82の他の部位から排出されることを阻止できる。
したがって、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82にシャッターを開閉自在に設置する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
さらに、外筒25、内筒28、内筒導風板36および第1〜第4の外筒導風板31,32,33,34を太陽光19(図1参照)が透過する材質で構成した。
よって、外筒25の内部空間26や内筒28の内部空間29に導入された空気流を太陽光19で暖めることができる。
加えて、載置台11の表面11aやベース12の外周壁12aを黒色にした。
よって、載置台11の表面11aやベース12の外周壁12aで太陽光19を効率よく吸収して、載置台11やベース12の表面温度を上昇することができる。
載置台11やベース12の表面温度を上昇することで、内筒28の内部空間29に導入された空気流を太陽光19で一層良好に暖めることができる。
このように、外筒25、内筒28、内筒導風板36および第1〜第4の外筒導風板31,32,33,34を太陽光19(図1参照)が透過する材質で構成し、かつ、載置台11の表面11aやベース12の外周壁12aを黒色にすることで、外筒25の内部空間26や内筒28の内部空間29に導入された空気流を暖めて天方向(受風プロペラ15の方向)に向けて円滑に導くことができる。
図1、図2に示すように、外側壁76は、第4外末広側壁77の上端部から上方に向けて同軸上に立ち上げられた円筒部である。
外側壁76の内部空間(すなわち、筒状体13の内部空間)14に受風プロペラ15が同軸上に配置されている。
受風プロペラ15を外側壁76の内部空間14に収容することで、受風プロペラ15を回転する際に発生する回転音が筒状体13の外部に伝わらないように抑えることができる。
さらに、受風プロペラ15を外側壁76の内部空間14に収容することで、受風プロペラ15を回転する際に発生する翼(羽根)単体15aの先端部15bに発生する翼端渦を抑制することができる。
これにより、翼端渦により発生する気流音を抑えることができるとともに、翼端渦により生じる受風プロペラ15への影響を抑えて受風プロペラ15を効率よく回転することができる。
受風プロペラ15は、回転軸16が支持手段17の軸受87に回転自在に支持されている。
この受風プロペラ15は、翼単体15aのピッチ(すなわち、翼単体15a間の間隔)が可変可能に構成されている。
支持手段17は、一例として、図7に示すように、複数本の支持バー88が軸受87から等間隔に放射状に延出され、それぞれの支持バー88の端部88aが外側壁76に設置されている。
この受風プロペラ15は、内筒空気導入部44から矢印の如く導く導入した空気流や、第1〜第4の空気導入部61,66,71,81から矢印の如く導く導入した空気流で矢印の如く作動(回転)する。
ここで、受風プロペラ15の回転軸16を内筒28で囲むことで、内筒28を受風プロペラ15に向けて延ばすことができる。
よって、内筒28を、外筒25の内部空間26に導入された空気流の案内壁とすることができる。
これにより、外筒25の内部空間26に導入された空気流を、内筒28に沿わせて効率よく上昇させて受風プロペラ15に好適に導くことができる。
受風プロペラ15の回転軸16に発電部18が連結されている。
発電部18は、筒状体13を備えたベース12の下方の載置台11に設置され、回転軸16に連結されたロータ91と、ロータ91の周囲に設置されたステータ92とを備えている。
受風プロペラ15の回転を回転軸16を介してロータ91に伝えることで、ロータ91が回転して発電部18で電力を発生することができる。
つぎに、筒状体13の内部に空気流を導く例を図8、図9に基づいて説明する。
図8(a),(b)に示すように、内筒28の外周端42aに内筒開口45を全周に亘って設置し、外筒25の側壁51に第1〜第4の外筒開口62,67,72,82を全周に亘って設置した。
よって、筒状体13に対する全ての風向きに対応して内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から筒状体13に空気流を矢印Aの如く安定的に導入することができる。
さらに、内筒空気導入部44の内筒導入路46を天方向に向けて湾曲状に延出させ、第1〜第4の外筒空気導入部61,66,71,81の第1〜第4の外筒導入路63,68,73,83を天方向に向けて湾曲状に延出させた。
よって、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から導入した空気流を、内筒導入路46や第1〜第4の外筒導入路63,68,73,83で天方向に向けて矢印Bの如く導く(上昇させる)ことができる。
内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から導入した空気流を矢印Cの如く上昇させることで、筒状体13内の受風プロペラ15に空気流を好適に導くことができる。
このように、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から空気流を安定的に導入し、かつ導入した空気流を受風プロペラ15に向けて上昇させることで、受風プロペラ15を安定的に回転させることができる。
ここで、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から導入した空気流を上昇させることで、それぞれの空気流を受風プロペラ15の上流側で合流させることができる。
これにより、合流した空気流を受風プロペラ15に矢印Cの如く導くことで、受風プロペラ15を一層安定的に回転させることができる。
ところで、内筒開口45から内筒導入路46に沿って複数の内筒導風板36を内筒28の周方向に所定間隔(90°の間隔)をおいて設置した。
さらに、第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から第1〜第4の外筒導入路63,68,73,83に沿って第1〜第4の外筒導風板31,32,33,34を外筒25の周方向に所定間隔(90°の間隔)をおいて複数個設置した。
よって、内筒開口45に進入した空気流のうち、図8(b)に示すように、内筒開口45の両側に進入した空気流94を内筒導風板36で内筒28の内部空間29に導くことができる。
また、第1〜第4の外筒開口62,67,72,82に進入した空気流のうち、図8(b)に示すように、第1〜第4の外筒開口62,67,72,82の両側に進入した空気流95を第1〜第4の外筒導風板31,32,33,34(具体的には、第1、第3の外筒導風板31,33)で外筒25の内部空間26に導くことができる。
これにより、内筒開口45や第1〜第4の外筒開口62,67,72,82に進入した空気流を内部空間29や内部空間26に効率よく集風する(集める)ことができる。
ところで、図9に示すように、第2外筒開口67から第2外筒導入路68に空気流96が矢印の如く進入する。第2外筒導入路68に進入した空気流96が第2外筒導入板32に案内されて外筒25の内部空間26に進入する。内部空間26に進入した空気流96が受風プロペラ15に向けて上昇する。
一方、第3外筒開口72から第3外筒導入路73に空気流97が矢印の如く進入する。第3外筒導入路73に進入した空気流97が第3外筒導入板33に案内されて外筒25の内部空間26に進入する。内部空間26に進入した空気流97が受風プロペラ15に向けて上昇する。
ここで、第3外筒導入板(上段の導入板)33は第2外筒導入板(下段の導入板)32に対して受風プロペラ15の回転D方向に傾斜角θ1(30°)ずれた位置に配置されている。
よって、第3外筒導入板33で案内された空気流97は、第2外筒導入板32で案内された空気流96に対して受風プロペラ15の回転D方向に傾斜角θ1(30°)ずれて外筒25の内部空間26に進入する。
これにより、内部空間26において、受風プロペラ15に向けて上昇する空気流が発生するとともに、受風プロペラ15の回転(旋回)方向への空気流が矢印D方向に発生する。
このように、第3外筒導入板33を第2外筒導入板32に対して受風プロペラ15の回転D方向に傾斜角θ1(30°)ずれた位置に配置することで、第2外筒開口67や第3外筒開口72から導入した空気流96,97に矢印D方向(すなわち、受風プロペラ15の回転D方向)の成分を持たせることができる。
これにより、空気流96,97で受風プロペラ15を一層効率よく回転することができ、かつ、空気流96,97が微風の場合において受風プロペラ15を回転させることが可能になる。
つぎに、実施例2の風力発電装置100を図10に基づいて説明する。なお、実施例2の風力発電装置100において実施例1の風力発電装置10と同一・類似構成部材については同じ符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、風力発電装置100は、実施例1の外筒25に設置した第1〜第4の外筒導風板31,32,33,34を第1〜第4の外筒導風板101,102,103,104に代えたもので、その他の構成は実施例1の風力発電装置10と同じである。
第1、第4の外筒導風板101,104は、第1、第4の外筒空気導入部61,81において放射状線106に対して傾斜角θ2だけ傾斜した状態に設置されている。
放射状線106は、回転軸16の中心から放射状に延びる直線である。
加えて、第2、第3の外筒導風板102,103も、第1、第4の外筒導風板101,104と同様に、第2、第3の外筒空気導入部66,71において放射状線106に対して傾斜角θ2だけ傾斜した状態に設置されている。
このように、第1〜第4の外筒導風板101,102,103,104を傾斜させ、これらの第1〜第4の外筒導風板101,102,103,104で空気流を案内することで、空気流に受風プロペラ15を回転させる回転方向の成分を持たせることができる。
ここで、空気流に回転方向の成分を持たせる一例を図11に基づいて説明する。
図11に示すように、第3外筒開口72から第3外筒導入路73に空気流106が矢印の如く進入する。第3外筒導入路73に進入した空気流106が第3外筒導入板103に案内されて外筒25の内部空間26に進入する。
内部空間26に進入した空気流106が受風プロペラ15に向けて上昇するとともに、受風プロペラ15を回転させる方向に導かれる。
一方、第4外筒開口82から第4外筒導入路83に空気流107が矢印の如く進入する。第4外筒導入路83に進入した空気流107が第4外筒導入板104に案内されて外筒25の内部空間26に進入する。
内部空間26に進入した空気流107が受風プロペラ15に向けて上昇するとともに、受風プロペラ15を回転させる方向に導かれる。
このように、第3外筒導入路73や第4外筒導入路83から内部空間26に進入した空気流106,107が受風プロペラ15を回転させる方向に導かれることで、内部空間26に進入した空気流106,107に矢印D方向(すなわち、受風プロペラ15の回転D方向)の成分を持たせることができる。
さらに、図10(b)に示すように、第1〜第4の外筒導風板101,102,103,104は、実施例1の第1〜第4の外筒導風板31,32,33,34と同様に、上段の導風板が下段の導風板に対して平面視で異なった部位に配置されている。
具体的には、第2外筒導風板102が、第1外筒導風板101に対して受風プロペラ15の回転方向に傾斜角θ1(30°)ずれた位置に配置されている。
さらに、第3外筒導風板103が第2外筒導風板102に対して受風プロペラ15の回転方向に傾斜角θ1(30°)ずれた位置に配置されている。
加えて、第4外筒導風板104が第3外筒導風板103に対して受風プロペラ15の回転方向に傾斜角θ1(30°)ずれた位置に配置されている。
このように、上段の導風板を下段の導風板に対して平面視で異なった部位に配置することで、実施例1(第1〜第4の外筒導風板31,32,33,34)と同様に、第1〜第4の外筒開口62,67,72,82から導入した空気流に受風プロペラ15が回転する回転D方向の成分を持たせることができる。
このように、第1〜第4の外筒導風板101,102,103,104は、傾斜した状態に設置されるとともに、実施例1と同様に、上段の導風板が下段の導風板に対して平面視で異なった部位に配置されている。
これにより、空気流で受風プロペラ15を一層効率よく回転することができ、かつ、空気流が微風の場合において受風プロペラを回転させることが可能になる。
なお、本発明に係る風力発電装置10,100は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1、2では、筒状体13を備えたベース12の下方に発電部18を設置した例について説明したが、これに限らないで、筒状体13内の下部や、筒状体13内の中央部などの他の部位に設置することも可能である。
さらに、前記実施例1、2で示した筒状体13、受風プロペラ15、外筒25、内筒28、第1〜第4の外筒導風板31〜34,101〜104、内筒導風板36、内筒空気導入部44、外筒の側壁51、第1〜第4の外筒空気導入部61,66,71,81、第1〜第4の外筒開口62,67,72,82および第1〜第4の外筒導入路63,68,73,83などの形状は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、筒状体の内部に受風プロペラを設置し、受風プロペラを回転させて電力を発生させる風力発電装置への適用に好適である。
10,100…風力発電装置、13…筒状体、15…受風プロペラ、25…外筒、28…内筒、31〜34,101〜104…第1〜第4の外筒導風板(導風板)、36…内筒導風板(導風板)、44…内筒空気導入部(空気導入部)、51…外筒の側壁、61,66,71,81…第1〜第4の外筒空気導入部(空気導入部)、62,67,72,82…第1〜第4の外筒開口(開口)、63,68,73,83…第1〜第4の外筒導入路(導入路)。

Claims (6)

  1. 筒状体の内部に受風プロペラを設置し、前記受風プロペラを回転させて電力を発生する風力発電装置において、
    前記筒状体は、外部に臨む外筒と前記外筒の内部に同軸上に設置された内筒とを備えるとともに、前記外筒および前記内筒が天地方向に向けて立設され、
    前記外筒の側壁に、前記外筒の外部から前記外筒の内部に空気流を導く空気導入部が設置され、
    前記空気導入部は、前記外筒の側壁に周方向に全周に亘って開口が設置され、前記開口から前記内筒に向けるとともに天方向に向けて延出された導入路が設置され、
    前記空気導入部から導入した空気流で前記受風プロペラを作動することを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記空気導入部は、
    前記開口から前記導入路に沿って複数の導風板を前記外筒の周方向に所定間隔をおいて設置したことを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。
  3. 前記空気導入部が天地方向に複数段設置され、前記複数段の空気導入部に前記導風板が放射状に設置され、
    前記複数段の空気導入部のうち、上段の空気導入部に設置された前記導風板が下段の空気導入部に設置された前記導風板に対して平面視で異なった部位に配置されたことを特徴とする請求項2記載の風力発電装置。
  4. 前記空気導入部が天地方向に複数段設置され、前記複数段の空気導入部に前記導風板が放射状に延びる放射状線に対して傾斜した状態に設置され、
    前記複数段の空気導入部のうち、上段の空気導入部に設置された前記導風板が下段の空気導入部に設置された前記導風板に対して平面視で異なった部位に配置されたことを特徴とする請求項2記載の風力発電装置。
  5. 前記外筒、前記内筒および前記導風板は太陽光が透過する材質で構成されていることを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。
  6. 前記内筒は、
    前記受風プロペラの回転軸を囲むように設置されたことを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。
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