JP2011105710A - 有害節足動物防除組成物及び有害節足動物の防除方法 - Google Patents

有害節足動物防除組成物及び有害節足動物の防除方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有害節足動物に対する優れた防除効力を有する有害節足動物防除用組成物、及び有害節足動物の防除方法を提供する。
【解決手段】式(1)で示される縮合複素環化合物とピレスロイド化合物とを有効成分として含有する有害節足動物防除組成物。
Figure 2011105710

[式中、A1及びA2は窒素原子等を表し、R1及びR4はハロゲン原子等を表し、R2及びR3はハロゲン原子等を表し、R5及びR6は置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基等を表し(但し、R5及びR6は同時に水素原子を表さない。)、nは0または1を表す。]
【選択図】なし

Description

本発明は、有害節足動物防除組成物及び有害節足動物の防除方法に関する。
従来、有害生物の防除を目的として、様々な化合物が検討されており、実用に供されている。
例えば、特許文献1にはベンゾオキサゾール化合物が光遮蔽剤及び/または殺菌剤として有用であることが記載されている。非特許文献1にはある種のベンズオキサゾール化合物が記載されている。
英国特許出願公開第895431号明細書
「ケミカル・アンド・ファーマシューティカル・ブレティン(Chem.Pharm.Bull.)」、1982年、30(8)、p.2996
本発明は、有害節足動物に対して優れた防除効力を有する有害節足動物防除組成物、及び有害節足動物の防除方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意検討した結果、下記式(1)で示される縮合複素環化合物とピレスロイド化合物とを併用することにより、有害節足動物に対して優れた防除効力を有することを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は次の通りの構成をとるものである。
〔1〕 式(1)
Figure 2011105710
[式中、
1及びA2はそれぞれ独立して、窒素原子または=C(R7)-を表し、
1及びR4はそれぞれ独立して、ハロゲン原子または水素原子を表し、
2及びR3はそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-NR10C(O)NR914、-NR10CO215、-S(O)m8、-CO210、-CONR89、-C(O)R10、-C(NOR8)R10、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子または水素原子を表し、
5及びR6はそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、-OR13、-S(O)m13、ハロゲン原子または水素原子を表すか(但し、R5及びR6は同時に水素原子を表さない。)、あるいはR5とR6とが一緒になって、それぞれが結合している炭素原子と共に、群Zから選ばれる基で置換されていてもよい5員環または6員環を形成してもよく、
7はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3アルコキシ基、シアノ基、ハロゲン原子または水素原子を表し、
8及びR9はそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC4−C7シクロアルキルメチル基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、または水素原子を表し(但し、-S(O)m8におけるmが1または2である場合は、R8は、水素原子を表さない。)、
10及びR14はそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表し、
11及びR12はそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、C2−C4アルコキシカルボニル基または水素原子を表し、
13は群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基または群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基を表し、
15はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表し、
mは0、1または2を表し、
nは0または1を表し、
群Xは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、シアノ基及びハロゲン原子からなる群を表し、
群Yは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子からなる群を表し、
群Zは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3アルキル基及びハロゲン原子からなる群を表す。]
で示される縮合複素環化合物と、ピレスロイド化合物とを有効成分として含有する有害節足動物防除組成物。
〔2〕 前記ピレスロイド化合物が、エスフェンバレレート、フェンプロパトリン、フェンバレレート、アルファシペルメトリン、ビフェントリン、シペルメトリン、デルタメトリン、エトフェンプロックス、ラムダシハロトリン、ペルメトリン、テフルトリン、ゼータシペルメトリンからなる群から選ばれる化合物である〔1〕に記載の有害節足動物防除組成物。
〔3〕 式(1)で示される縮合複素環化合物と前記ピレスロイド化合物との重量比が、0.1:99.9〜99.9:0.1の範囲である〔1〕または〔2〕に記載の有害節足動物防除組成物。
〔4〕 〔1〕の式(1)で示される縮合複素環化合物とピレスロイド化合物との有効量を、有害節足動物または有害節足動物の生息場所に施用する有害節足動物の防除方法。
〔5〕 〔1〕の式(1)で示される縮合複素環化合物とピレスロイド化合物との有効量を、植物または植物を栽培する土壌に施用する有害節足動物の防除方法。
〔6〕 有害節足動物を防除するための、〔1〕の式(1)で示される縮合複素環化合物とピレスロイド化合物との組み合わせの使用。
本発明に係る有害節足動物防除組成物は、有害節足動物に対して優れた防除効果を有する。
本発明に係る有害節足動物防除組成物(以下、「本発明組成物」と称する場合がある。
)は、式(1)で示される縮合複素環化合物(以下、「本活性化合物」と称する場合がある。)とピレスロイド化合物とを有効成分として含有する。
本活性化合物について説明する。
本活性化合物における置換基としては、以下の例が挙げられる。尚、本明細書において、例えば「C4−C7シクロアルキルメチル基」で示される「C4−C7」とは、シクロアルキルメチル基の全体を構成する炭素原子数が4〜7の範囲であることを意味する。
「ハロゲン原子」とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子を意味する。
2またはR3で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等のC1−C6アルキル基;メトキシメチル基、エトキシメチル基及びトリフルオロメチル基等の群Xから選ばれる基で置換されたC1−C6アルキル基;エテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルエテニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル基、1−ヘキセニル基等のC2−C6アルケニル基;群Xから選ばれる基で置換されたC2−C6アルケニル基;エチニル基、プロパルギル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−ペンチニル基、1−ヘキシニル基等のC2−C6アルキニル基;群Xから選ばれる基で置換されたC2−C6アルキニル基が挙げられる。
2またはR3で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基」としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が挙げられる。
2またはR3で示される「群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基」としては、例えばフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−(トリフルオロメチル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基、4−ニトロフェニル基、2−シアノフェニル基、3−シアノフェニル基及び4−シアノフェニル基が挙げられる。
2またはR3で示される「群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基」としては、例えばベンジル基、2−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、4−クロロベンジル基、2−メチルベンジル基、3−メチルベンジル基、4−メチルベンジル基、2−メトキシベンジル基、3−メトキシベンジル基及び4−メトキシベンジル基が挙げられる。
2またはR3で示される「群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基」としては、例えばピロリジン−1−イル基及びテトラヒドロフラン−2−イル基等の5員飽和複素環基;ピラゾール−1−イル基、3−クロロ−ピラゾール−1−イル基、3−ブロモピラゾール−1−イル基、3−ニトロピラゾール−1−イル基、3−メチルピラゾール−1−イル基、3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−1−イル基、4−メチルピラゾール−1−イル基、4−クロロピラゾール−1−イル基、4−ブロモピラゾール−1−イル基、4−シアノピラゾール−1−イル基、イミダゾール−1−イル基、4−(トリフルオロメチル)イミダゾール−1−イル基、ピロール−1−イル基、1,2,4−トリアゾール−1−イル基、3−クロロ−1,2,4−トリアゾール−1−イル基、1,2,3,4−テトラゾール−1−イル基、1,2,3,5−テトラゾール−1−イル基、2−チエニル基及び3−チエニル基等の5員芳香族複素環基が挙げられる。
2またはR3で示される「群Yから選ばれる基で置換されていてもよい6員複素環基」としては、ピペリジル基、モルフォリル基、チオモルフォリル基及び4−メチルピペラジン−1−イル基等の6員飽和複素環基;2−ピリジル基、3−ピリジル基及び4−ピリジル基等の6員芳香族複素環基が挙げられる。
5またはR6で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、1,1−ジメチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、1−エチルプロピル基等のC1−C6アルキル基;メトキシメチル基、1−メトキシエチル基、1,1−ジフルオロエチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基及びヘプタフルオロイソプロピル基等の群Xから選ばれる基で置換されたC1−C6アルキル基;エテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルエテニル基、1−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基及び3−ブテニル基等のC2−C6アルケニル基;群Xから選ばれる基で置換されたC2−C6アルケニル基;エチニル基、プロパルギル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基等のC2−C6アルキニル基;群Xから選ばれる基で置換されたC2−C6アルキニル基が挙げられ、好ましくはハロゲン原子で置換されたC1−C4アルキル基が挙げられ、より好ましくはトリフルオロメチル基が挙げられる。
5またはR6で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基」としては、例えばシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、1−メチルシクロペンチル基、1−シクロペンテニル基及びシクロヘキシル基が挙げられる。
5とR6とが一緒になって、それぞれが結合している炭素原子と共に形成される「群Zから選ばれる基で置換されていてもよい5員環または6員環」における「5員環または6員環」としては、例えば、以下の式(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)及び(i)で表される環が挙げられる。(ここで、A5はR5が結合する6員環の炭素原子を表し、A6はR6が結合する6員環の炭素原子を表す。)
Figure 2011105710
7で示される「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基及びトリフルオロメチル基が挙げられる。
7で示される「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3アルコキシ基」としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、トリフルオロメトキシ基及びジフルオロメトキシ基が挙げられる。
8またはR9で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、1−エチルプロピル基、1,2−ジメチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、ペンチル基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、ヘキシル基等のC1−C6アルキル基;シアノメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基及び1−メチル−2,2,2−トリフルオロエチル基等の群Xから選ばれる基で置換されたC1−C6アルキル基;2−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−メチル−2−ブテニル基、1−メチル−3−ブテニル基等のC3−C6アルケニル基;3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル基等の群Xから選ばれる基で置換されたC3−C6アルケニル基;プロパルギル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−2−ブチニル基及び1−メチル−3−ブチニル基等のC3−C6アルキニル基;群Xから選ばれる基で置換されたC3−C6アルキニル基が挙げられる。
8またはR9で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC4−C7シクロアルキルメチル基」における「C4−C7シクロアルキルメチル基」としては、例えばシクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、シクロペンチルメチル基及びシクロヘキシルメチル基が挙げられる。
8またはR9で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基」における「C3−C6脂環式炭化水素基」としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基及び2−シクロヘキセニル基が挙げられる。
8またはR9で示される「群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基」としては、例えば2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−(トリフルオロメチル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−シアノフェニル基、3−シアノフェニル基、4−シアノフェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基及び4−ニトロフェニル基が挙げられる。
8またはR9で示される「群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基」としては、例えばベンジル基、2−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、4−クロロベンジル基、2−メチルベンジル基、3−メチルベンジル基、4−メチルベンジル基、2−メトキシベンジル基、3−メトキシベンジル基及び4−メトキシベンジル基が挙げられる。
8またはR9で示される「群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基」における「5員複素環基」としては、例えば2−チエニル基及び3−チエニル基等の5員芳香族複素環基が挙げられる。
8またはR9で示される「群Yから選ばれる基で置換されていてもよい6員複素環基」における「6員複素環基」としては、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−ピリミジニル基及び4−ピリミジニル基等の6員芳香族複素環基が挙げられる。
10またはR14で示される「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基」における「C1−C4アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基が挙げられる。
11またはR12で示される「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基が挙げられる。
11またはR12で示される「C2−C4アルコキシカルボニル基」としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基及びイソプロポキシカルボニル基が挙げられる。
13で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基等のC1−C6アルキル基;ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル等の群Xから選ばれる基で置換されたC1−C6アルキル基;2−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等のC3−C6アルケニル基;2−クロロ−2−プロペニル基、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基等の群Xから選ばれる基で置換されたC3−C6アルケニル基;プロパルギル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基等のC3−C6アルキニル基;群Xから選ばれる基で置換されたC3−C6アルキニル基;が挙げられ、好ましくはハロゲン原子で置換されたC1−C4アルキル基が挙げられ、より好ましくはトリフルオロメチル基が挙げられる。
13で示される「群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基」としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基及び2−シクロヘキセニル基が挙げられる。
15で示される「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基」における「C1−C4アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基が挙げられる。
本活性化合物の態様としては、例えば、下記式(2)で示される化合物が挙げられる。
Figure 2011105710
[式中、
1、A2、R1、R2、R3、R4及びnは前記と同じ意味を表す。
5a及びR6aはそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されたC3−C6脂環式炭化水素基、-OR13a、-S(O)m13a、ハロゲン原子または水素原子を表すか(但し、R5a及びR6aが同時にハロゲン原子及び水素原子からなる群から選ばれる基を表さない。)、あるいはR5aとR6aとが一緒になって、それぞれが結合している炭素原子と共に、ハロゲン原子で置換された5員環または6員環を形成してもよく、
13aはハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基またはハロゲン原子で置換されたC3−C6脂環式炭化水素基を表す。]
5aまたはR6aで示される「ハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基」としては、例えば1,1−ジフルオロエチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基及びヘプタフルオロイソプロピル基が挙げられ、好ましくはトリフルオロメチル基が挙げられる。
5aまたはR6aで示される「ハロゲン原子で置換されたC3−C6脂環式炭化水素基」における「C3−C6脂環式炭化水素基」としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基が挙げられる。
5aとR6aとが一緒になって、それぞれが結合している炭素原子と共に形成される「ハロゲン原子で置換された5員環または6員環」としては、例えば以下の式(j)、(k)、(l)、(m)、(n)、(o)、(p)、(q)、(r)及び(s)で表される環が挙げられる。(ここで、A5はR5aが結合する6員環の炭素原子を表し、A6はR6aが結合する6員環の炭素原子を表す。)
Figure 2011105710
13aで示される「ハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基」としては、例えばトリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基及び2,2,2−トリフルオロエチル基が挙げられ、好ましくはトリフルオロメチル基が挙げられる。
13aで示される「ハロゲン原子で置換されたC3−C6脂環式炭化水素基」における「C3−C6脂環式炭化水素基」としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基が挙げられる。
本発明の態様としては、例えば、本活性化合物として以下の縮合環化合物の少なくとも何れか1種の化合物を有効成分として含有する組成物が挙げられる。
式(1)において、R2及びR3が、それぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-S(O)m8、-CO210、-CONR89、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子または水素原子を表し、R8及びR9が、それぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、または水素原子である(但し、-S(O)m8におけるmが1または2である場合は、R8は水素原子を表さない。)化合物;
式(1)において、R1及びR4が水素原子である化合物;
式(1)において、R2が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R3が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、または群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基である化合物;
式(1)において、R3が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-NR10C(O)NR914、-NR10CO215、-S(O)m8、-CO210、-CONR89、-C(O)R10、-C(NOR8)R10、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子または水素原子であり、R8及びR9がそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基または水素原子である(但し、-S(O)m8におけるmが1または2である場合は、R8は群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基を表す。)化合物;
式(1)において、R3が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、-OR8、-NR89、-S(O)m8、ハロゲン原子または水素原子であり、R8及びR9がそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基または水素原子である(但し、-S(O)m8におけるmが1または2である場合は、R8は群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基を表す。)化合物;
式(1)において、R5及びR6がそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、-OR13、-S(O)m13、ハロゲン原子または水素原子であり(但し、R5及びR6が同時に水素原子を表さない。)、R13が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基または-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R6がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基または-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基または-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R6がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基または-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5がトリフルオロメチル基である化合物;
式(1)において、R5がtert−ブチル基である化合物;
式(1)において、R6がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R6がトリフルオロメチル基である化合物;
式(1)において、R6がtert−ブチル基である化合物;
式(1)において、R5が-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5が-OR13であり、R13がトリフルオロメチル基またはジフルオロメチル基である化合物;
式(1)において、R6が-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R6が-OR13であり、R13がトリフルオロメチル基またはジフルオロメチル基である化合物;
式(1)において、R5がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基であり、R6が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R5が-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基であり、R6が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R5が水素原子またはハロゲン原子であり、R6がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5が水素原子またはハロゲン原子であり、R6が-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基であり、R6が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R5が-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基であり、R6が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R5が水素原子またはハロゲン原子であり、R6がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5が水素原子またはハロゲン原子であり、R6が-OR13であり、R13がハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(1)において、R5がトリフルオロメチル基であり、R6が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R5がtert−ブチル基であり、R6が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R5が-OR13であり、R13がトリフルオロメチル基またはジフルオロメチル基であり、R6が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(1)において、R5が水素原子またはハロゲン原子であり、R6がトリフルオロメチル基である化合物;
式(1)において、R5が水素原子またはハロゲン原子であり、R6がtert−ブチル基である化合物;
式(1)において、R5が水素原子またはハロゲン原子であり、R6が-OR13であり、R13がトリフルオロメチル基またはジフルオロメチル基である化合物;
式(1)において、A1が窒素原子であり、A2が=C(R7)-であり、R7が水素原子である化合物;
式(1)において、A1が=C(R7)-であり、A2が窒素原子であり、R7が水素原子である化合物;
式(1)において、A1及びA2が=C(R7)-であり、R7が水素原子である化合物;
式(1)において、R2及びR3がそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、C2−C4アルコキシアルキル基、C2−C4アルケニル基、ピロリジル基、ピペリジル基、モルホリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、(C1−C3アルキル基)置換ピラゾリル基、(C1−C3ハロゲン化アルキル基)置換ピラゾリル基、フェニル基、ピリジル基、-OR8a(R8aは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C4アルケニル基、C3−C4アルキニル基、ベンジル基、C2−C4アルコキシアルキル基、C4−C7シクロアルキルメチル基または水素原子を表す。)、-NR8b9a(R8b及びR9aは、それぞれハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表す。)、-NHC(O)R9b(R9bは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。)、-NHCO215a(R15aは、C1−C4アルキル基を表す。)、-S(O)m18c(R8cはハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。m1は1または2を表す。)、-SR8d(R8dはハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表す。)、シアノ基、ハロゲン原子または水素原子である化合物;
式(1)において、R2及びR3がそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、-OR8a(R8aは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。)、-NR8b9a(R8b及びR9aは、それぞれハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表す。)、-S(O)m18c(R8cはハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。m1は1または2を表す。)、-SR8d(R8dはハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表す。)、ハロゲン原子または水素原子である化合物;
式(1)において、R5及びR6の少なくとも一方が、ハロゲン原子で置換されたC1−C3アルキル基、C1−C4アルキル基または-OR13aであり、R13aがハロゲン原子で置換されたC1−C3アルキル基である化合物;
式(2)において、R2及びR3は、それぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-S(O)m8、-CO210、-CONR89、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子または水素原子を表し、R8及びR9は、それぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基または水素原子である(但し、-S(O)m8におけるmが1または2である場合は、R8は水素原子を表さない。)化合物;
式(2)において、R1及びR4が水素原子である化合物;
式(2)において、R2が水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(2)において、R3が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、または群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基である化合物;
式(2)において、R3が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-NR10C(O)NR914、-NR10CO215、-S(O)m8、-CO210、-CONR89、-C(O)R10、-C(NOR8)R10、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子または水素原子であり、R8及びR9がそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基または水素原子である(但し、-S(O)m8におけるmが1または2である場合は、R8は群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基を表す。)化合物;
式(2)において、R3が群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、-OR8、-NR89、-S(O)m8、ハロゲン原子または水素原子であり、R8及びR9がそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基または水素原子である(但し、-S(O)m8におけるmが1または2である場合は、R8は群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基を表す。)化合物;
式(2)において、R5aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基または-OR13aであり、R13aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(2)において、R6aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基または-OR13aであり、R13aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物。
式(2)において、R5aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(2)において、R5aがトリフルオロメチル基である化合物;
式(2)において、R6aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(2)において、R6aがトリフルオロメチル基である化合物;
式(2)において、R5aが-OR13aであり、R13aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(2)において、R5aが-OR13aであり、R13aがトリフルオロメチル基またはジフルオロメチル基である化合物;
式(2)において、R6aが-OR13aであり、R13aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(2)において、R6aが-OR13aであり、R13aがトリフルオロメチル基またはジフルオロメチル基である化合物;
式(2)において、R5aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基であり、R6aが水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(2)において、R5aが-OR13aであり、R13aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基であり、R6aが水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(2)において、R5aが水素原子またはハロゲン原子であり、R6aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(2)において、R5aが水素原子またはハロゲン原子であり、R6aが-OR13aであり、R13aがハロゲン原子で置換されたC1−C6鎖式炭化水素基である化合物;
式(2)において、R5aがトリフルオロメチル基であり、R6aが水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(2)において、R5aが-OR13aであり、R13aがトリフルオロメチル基またはジフルオロメチル基であり、R6aが水素原子またはハロゲン原子である化合物;
式(2)において、R5aが水素原子またはハロゲン原子であり、R6aがトリフルオロメチル基である化合物;
式(2)において、R5aが水素原子またはハロゲン原子であり、R6aが-OR13aであり、R13aがトリフルオロメチル基またはジフルオロメチル基である化合物;
式(2)において、A1が窒素原子であり、A2が=C(R7)-であり、R7が水素原子である化合物;
式(2)において、A1が=C(R7)-であり、A2が窒素原子であり、R7が水素原子である化合物;
式(2)において、A1及びA2が=C(R7)-であり、R7が水素原子である化合物;
式(2)において、R2及びR3がそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、C2−C4アルコキシアルキル基、C2−C4アルケニル基、ピロリジル基、ピペリジル基、モルホリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、(C1−C3アルキル基)置換ピラゾリル基、(C1−C3ハロゲン化アルキル基)置換ピラゾリル基、フェニル基、ピリジル基、-OR8a(R8aは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C4アルケニル基、C3−C4アルキニル基、ベンジル基、C2−C4アルコキシアルキル基、C4−C7シクロアルキルメチル基、または水素原子を表す。)、-NR8b9a(R8b及びR9aは、それぞれハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表す。)、-NHC(O) R9b(R9bは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。)、-NHCO215a(R15aは、C1−C4アルキル基を表す。)、-S(O)m18c(R8cはハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。m1は1または2を表す。)、-SR8d(R8dはハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表す。)、シアノ基、ハロゲン原子または水素原子である化合物;
式(2)において、R2及びR3がそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、-OR8a(R8aは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。)、-NR8b9a(R8b及びR9aは、それぞれハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表す。)、-S(O)m18c(R8cはハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す。m1は1または2を表す。)、-SR8d(R8dはハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表す。)、ハロゲン原子または水素原子である化合物;
式(2)において、R5a及びR6aの少なくとも一方が、ハロゲン原子で置換されたC1−C3アルキル基または-OR13aであり、R13aがハロゲン原子で置換されたC1−C3アルキル基である化合物。
次に、本活性化合物の製造法について説明する。
本活性化合物は、例えば、以下の(製造法1)〜(製造法14)により製造することができる。
各製造法において、特定の式により表される化合物は、その式の番号を括弧書きで該化合物の後ろに付して記載することがある。例えば、式(3)で示される化合物は、「化合物(3)」と記載することがある。
(製造法1)
式(1)においてnが0である化合物(5)は、化合物(3)と化合物(4)とを、酸の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す]
上記酸としては、ポリリン酸やトリメチルシリルポリホスフェート等が挙げられる。該反応は、酸としてポリリン酸を用いる場合は通常無溶媒で行うが溶媒中で行ってもよい。
上記溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン(以下、「THF」と称する場合がある。)、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びこれらの混合物が挙げられる。
化合物(3)1モルに対して、化合物(4)が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5)を単離することができる。単離された化合物(5)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法2)
上記化合物(5)は、化合物(6)を酸化剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、「DMF」と称する場合がある。)等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド(以下、「DMSO」と称する場合がある。)等のスルホキシド類、酢酸及びこれらの混合物が挙げられる。
上記酸化剤としては、酢酸鉛(IV)、酸化鉛(IV)等の金属酸化剤、ヨードベンゼンジアセタート等の有機過ヨウ化物類等が挙げられる。
化合物(6)1モルに対して、酸化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5)を単離することができる。単離された化合物(5)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法3)
上記化合物(5)は、化合物(7)を脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類及びこれらの混合物が挙げられる。このうち、四塩化炭素は、脱水縮合剤としても用いることができる。
上記脱水縮合剤としては、トリフェニルホスフィンと塩基と四塩化炭素もしくは四臭化炭素の混合物、トリフェニルホスフィンとアゾジカルボン酸ジエチルエステル等のアゾジエステル類の混合物等が挙げられる。
上記塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類等が挙げられる。
化合物(7)1モルに対して、脱水縮合剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。塩基を用いる場合は、その割合は、化合物(7)1モルに対して、通常1〜5モルである。
該反応の反応温度は、通常−30〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5)を単離することができる。単離された化合物(5)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法4)
上記化合物(5)は、化合物(7)を酸の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記酸としては、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、ポリリン酸等が挙げられる。
化合物(7)1モルに対して、酸が通常0.1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5)を単離することができる。単離された化合物(5)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法5)
式(1)においてnが0であり、R3が-OR8である化合物(5−a)は、化合物(8)と化合物(9)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、R8、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われるが、化合物(9)を溶媒量用いてもよい。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類等が挙げられる。
化合物(8)1モルに対して、化合物(9)が通常1〜100モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
この反応終了後、更に水素添加反応、酸化反応及び還元反応などの公知の反応を行うことにより、R8を任意に変換することもできる。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−a)を単離することができる。単離された化合物(5−a)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法6)
式(1)においてnが0であり、R3が-SR8である化合物(5−b)は、化合物(8)と化合物(10)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、R8、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類等が挙げられる。
化合物(8)1モルに対して、化合物(10)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−b)を単離することができる。単離された化合物(5−b)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
この反応終了後、更に当業者に公知の酸化反応を行うことにより、-SR8を-S(O)m18(m1は1または2を表す)に変換することもできる。
(製造法7)
式(1)においてnが0であり、R3が-NR89である化合物(5−c)は、化合物(8)と化合物(11)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、R8、R9、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類等が挙げられる。
化合物(8)1モルに対して、化合物(11)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−c)を単離することができる。単離された化合物(5−c)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法8)
式(1)においてnが0であり、R3が-NR8COR9である化合物(5−d)は、化合物(12)と、式(13)で表される酸無水物又は式(14)で表される酸塩化物とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、R8、R9、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類及びこれらの混合物が挙げられる。該反応が、化合物(12)と化合物(13)との反応である場合、例示した溶媒に代え、化合物(13)を溶媒量用いてもよい。
該反応は、必要に応じて塩基を加えて行うこともできる。
上記塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
化合物(12)1モルに対して、化合物(13)または化合物(14)が通常1〜10モルの割合で用いられる。塩基を加えて反応を行う場合、その塩基の量は、化合物(12)1モルに対して、通常1〜10モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−d)を単離することができる。単離された化合物(5−d)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法9)
式(1)においてnが0であり、R3が下記-R3Xである化合物(5−e)は、化合物(15)と、式(16)で表されるボロン酸化合物又は式(17)で表される錫化合物とを、パラジウム化合物の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表し、
Lは臭素原子またはヨウ素原子を表し、
3Xは群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基または群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員芳香族複素環基もしくは6員芳香族複素環基(但し、ピリジン環と炭素原子上で結合する芳香族複素環基に限る)を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、DMF等の酸アミド類、水及びこれらの混合物等が挙げられる。
上記パラジウム化合物としては、酢酸パラジウム、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム塩化メチレン錯体及びジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等が挙げられる。
化合物(15)1モルに対して、化合物(16)または化合物(17)が通常0.5〜5モルの割合、パラジウム化合物が通常0.001〜0.1モルの割合で用いられる。
該反応は、必要に応じて塩基及び/または相関移動触媒の存在下で行うこともできる。
上記塩基としては、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸カリウム、リン酸三カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩類が挙げられる。
上記相関移動触媒としては、テトラブチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリエチルアンモニウムブロミド等の第四級アンモニウム塩が挙げられる。
上記塩基や上記相関移動触媒の量は、使用する化合物の種類等に応じて、適宜選択することができる。
該反応の反応温度は、通常50〜120℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−e)を単離することができる。単離された化合物(5−e)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法10)
式(1)においてnが0であり、R3が下記R3yである化合物(5−f)は、化合物(8)と化合物(18)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表し、
3yは群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基または6員複素環基(但し、ピリジン環と窒素原子上で結合する複素環基に限る)を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類等が挙げられる。
化合物(8)1モルに対して、化合物(18)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
この反応終了後、更に水素添加反応、酸化反応、還元反応及び加水分解反応等の公知の反応を行うことにより、R3yを任意に変換することもできる。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−f)を単離することができる。単離された化合物(5−f)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法11)
式(1)においてnが1である化合物(19)は、化合物(5)を酸化剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、酢酸、水及びこれらの混合物が挙げられる。
上記酸化剤としては、例えば3−クロロ過安息香酸等のカルボン酸の過酸化物、過酸化水素水等が挙げられる。
化合物(5)1モルに対して、酸化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤の水溶液、塩基の水溶液で洗浄し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(19)を単離することができる。単離された化合物(19)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
上記還元剤としては、例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムが挙げられ、上記塩基としては、例えば炭酸水素ナトリウムが挙げられる。
(製造法12)
式(1)においてnが0であり、R3が-OR8である化合物(5−a)は、化合物(20)と化合物(21)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、R8、A1及びA2は前記と同じ意味を表し、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、-OS(O)2CF3及び-OS(O)2CH3等の脱離基を表す。

該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類等が挙げられる。
化合物(20)1モルに対して、化合物(21)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
この反応終了後、更に水素添加反応、酸化反応及び還元反応等の公知の反応を行うことにより、R8を任意に変換することもできる。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−a)を単離することができる。単離された化合物(5−a)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(製造法13)
式(5−g)で表される化合物は、化合物(15)と化合物(22)とを、パラジウム化合物、塩基及び銅塩の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、A1、A2及びLは前記と同じ意味を表し、R3zは、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C4鎖式炭化水素基を表す。]
該反応は、通常、塩基を溶媒として用いて行われるが、補助溶媒を用いてもよい。
上記塩基としては、トリエチルアミン、ジエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のアミン類が挙げられる。
上記補助溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、DMF等の酸アミド類及びこれらの混合物等が挙げられる。
上記パラジウム化合物としては、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム塩化メチレン錯体及びジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等が挙げられる。
上記銅塩としては、ヨウ化銅(I)等が挙げられる。
化合物(15)1モルに対して、化合物(22)が通常0.5〜5モルの割合、パラジウム化合物が通常0.001〜0.1モル、銅塩が0.001〜0.1の割合で用いられる。
該反応は、パラジウム化合物、塩基及び銅塩に加え、更に上記パラジウム化合物に配位しうる配位化合物を加えて行うこともできる。
上記配位化合物としては、トリフェニルホスフィン、トリ(tert-ブチル)ホスフィン等のホスフィン類が挙げられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−g)を単離することができる。単離された化合物(5−g)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
この反応終了後、更に水素添加反応、酸化反応、還元反応、加水分解反応等の公知の反応を行うことにより、R3z及びR3zとピリジン環とを結ぶ3重結合を任意に変換することもできる。
尚、式(22)においてR3zがトリメチルシリル基である化合物(23)を、パラジウム化合物、塩基及び銅塩の存在下に化合物(15)と反応させ、更に、この反応により得られた化合物に対し、公知の脱シリル化反応を行うことにより、式(5−g)におけるR3zが水素原子である化合物(5−g1)を得ることができる。化合物(5−g1)は水素添加反応等の公知の反応を行うことにより、3重結合を任意に変換することもできる。
(製造法14)
式(1)においてnが0であり、R3がシアノ基である化合物(5−h)は、化合物(15)と金属シアン化物とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4、R5、R6、A1、A2及びLは前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、DMF、1−メチル−2−ピロリジノン等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記金属シアン化物としては、例えばシアン化銅(I)等が挙げられる。
化合物(15)1モルに対して、金属シアン化物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜200℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(5−h)を単離することができる。単離された化合物(5−h)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
本活性化合物の製造に用いる中間体は、市販されているか、公知の文献等に開示されているか、当業者に公知の方法で製造することができる。
本発明の中間体は、例えば下記の方法により製造することができる。
(中間体製造法1)
化合物(3)は、下記のスキームに示される方法にて製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
(工程1)
化合物(M2)は、化合物(M1)をニトロ化剤の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばクロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、酢酸、濃硫酸、濃硝酸、水及びこれらの混合物が挙げられる。
上記ニトロ化剤としては、例えば濃硝酸等が挙げられる。
化合物(M1)1モルに対して、ニトロ化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−10〜80℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M2)を単離することができる。単離された化合物(M2)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程2)
化合物(3)は、化合物(M2)と水素とを、水素添加触媒の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常1〜100気圧の水素雰囲気下、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF、1,4−ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
上記水素添加触媒としては、例えばパラジウム炭素、水酸化パラジウム、ラネーニッケル、酸化白金等の遷移金属化合物が挙げられる。
化合物(M2)1モルに対して、水素が通常3モルの割合、水素添加触媒が通常0.001〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応は、必要に応じて酸や塩基等を加えて行うこともできる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物をろ過し、必要に応じて有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(3)を単離することができる。単離された化合物(3)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法2)
化合物(6)は、化合物(3)と化合物(M3)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール類、THF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン等の芳香族炭化水素類及びこれらの混合物が挙げられる。
化合物(3)1モルに対して、化合物(M3)が通常0.5〜3モルの割合で用いられる。
該反応は、必要に応じて酸や塩基等を加えて行うこともできる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(6)を単離することができる。単離された化合物(6)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法3)
化合物(7)は、化合物(3)と化合物(4)とを、脱水縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記脱水縮合剤としては、例えば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(以下、「WSC」と称する。)、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(以下、「BOP試薬」と称する。)が挙げられる。
化合物(3)1モルに対して、化合物(4)が通常1〜3モルの割合、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜140℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(7)を単離することができる。単離された化合物(7)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法4)
化合物(7)は、化合物(3)と化合物(M4)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、A1及びA2は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
化合物(3)1モルに対して、化合物(M4)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(7)を単離することができる。単離された化合物(7)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法5)
式(4)において、R1、R2、R4が水素原子であり、R3が下記-R3pである化合物(4−a)は、下記のスキームに示される方法にて製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R3pは群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、及び群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基を表す。群Xは前記と同じ意味を表す。]
(工程1)
化合物(M6)は、化合物(M5)を酸化剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、酢酸、水及びこれらの混合物が挙げられる。
上記酸化剤としては、例えば3−クロロ過安息香酸等のカルボン酸の過酸化物、過酸化水素水が挙げられる。
化合物(M5)1モルに対して、酸化剤が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜120℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、必要に応じて塩基を添加して反応混合物を中和し、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤の水溶液、塩基の水溶液で洗浄し、乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M6)を単離することができる。単離された化合物(M6)は、クロマトグラフィー、蒸留等によりさらに精製することもできる。
上記塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類が挙げられ、上記還元剤としては、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムが挙げられる。
(工程2)
化合物(M7)は、化合物(M6)をアルキル化剤及びシアノ化剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン等のエーテル類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
上記アルキル化剤としては、例えばヨードメタン、ヨードエタン、硫酸ジメチルが挙げられる。
上記シアノ化剤としては、例えばシアン化ナトリウム、シアン化カリウムが挙げられる。
化合物(M6)1モルに対して、アルキル化剤が通常1〜10モルの割合、シアノ化剤が通常1〜3モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M7)を単離することができる。単離された化合物(M7)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程3)
化合物(4−a)は、化合物(M7)を塩基の存在下、加水分解反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
化合物(M7)1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応液を酸性にした後、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4−a)を単離することができる。単離された化合物(4−a)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法6)
式(4)において、R3が下記-OR8である化合物(4−b)は、下記のスキームに示される方法にて製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4及びR8は前記と同じ意味を表す。]
(工程1)
化合物(M9)は、化合物(M8)と化合物(9)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類等が挙げられる。
化合物(M8)1モルに対して、化合物(9)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
この反応終了後、更に水素添加反応、酸化反応及び還元反応等の公知の反応を行うことにより、R8を任意に変換することもできる。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M9)を単離することができる。単離された化合物(M9)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程2)
化合物(4−b)は、化合物(M9)を塩基の存在下、加水分解反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
化合物(M9)1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応液を酸性にした後、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4−b)を単離することができる。単離された化合物(4−b)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(中間体製造法7)
式(4)において、R3が下記-SR8である化合物(4−c)は、下記のスキームに示される方法にて製造することができる。
Figure 2011105710
[式中、R1、R2、R4及びR8は前記と同じ意味を表す。]
(工程1)
化合物(M11)は、化合物(M10)と化合物(10)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類、炭酸カリウム等の炭酸塩類が挙げられる。
化合物(M10)1モルに対して、化合物(10)が通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M11)を単離することができる。単離された化合物(M11)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
(工程2)
化合物(4−c)は、化合物(M11)を塩基の存在下、加水分解反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
上記溶媒としては、例えばTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
上記塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物等が挙げられる。
化合物(M11)1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応液を酸性にした後、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(4−c)を単離することができる。単離された化合物(4−c)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
次に、本活性化合物の具体例を以下に示す。
下記の表において、Meはメチル基を表し、Etはエチル基を表し、Prはプロピル基を表し、iPrはイソプロピル基を表し、tBuはtert−ブチル基を表し、Phはフェニル基を表し、2−Pyは2−ピリジル基を表し、3−Pyは3−ピリジル基を表し、4−Pyは4−ピリジル基を表し、1−Tzは1,2,4−トリアゾール−1−イル基を表し、1−Pzはピラゾール−1−イル基を表す。
式(1−A)で示される化合物。
Figure 2011105710
上記式(1−A)において、R3、R5、R6、R7、A2及びnの各置換基は、(表1)〜(表35)に記載された組み合わせである。
Figure 2011105710
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式(1−B)で示される化合物。
Figure 2011105710
上記式(1−B)において、R3、R5、R6、R7、A1及びnの各置換基は、(表36)〜(表42)に記載された組み合わせである。
Figure 2011105710
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本発明組成物に含有される本活性化合物は1種でもよいし、2種以上でもよい。好ましくは1種以上、3種以下である。
本活性化合物は立体異性体が存在する場合があるが、本発明はそれら各々の異性体及びそれらの異性体の混合物を包含する。
また、本活性化合物は、農薬化学上許容可能な塩を形成する場合がある。そのような塩としては、例えば無機塩基(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、アンモニア等)、有機塩基(例えば、ピリジン、コリジン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等)、無機酸(例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸、硫酸、過塩素酸等)、有機酸(例えば、ギ酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、安息香酸、ピクリン酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等)との塩が挙げられる。本発明における本活性化合物としては、それら各々の塩も含む。
本発明組成物において本活性化合物と併用するピレスロイド化合物について説明する。
ピレスロイド化合物は公知の化合物である。ピレスロイド化合物としては、例えば、(1)エスフェンバレレート(esfenvalerate)、(2)フェンプロパトリン(fenpropathrin)、(3)フェンバレレート(fenvalerate)、(4)アルファシペルメトリン(alphacypermethrin)、(5)ビフェントリン(bifenthrin)、(6)シペルメトリン(cypermethrin)、(7)デルタメトリン(deltamethrin)、(8)エトフェンプロックス(etofenprox)、(9)ラムダシハロトリン(lambda-cyhalothrin)、(10)ペルメトリン(permethrin)、(11)テフルトリン(tefluthrin)、(12)ゼータシペルメトリン(zeta-cypermethrin)等が挙げられる。
(1)エスフェンバレレートは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の314番に記載されており、市販されている。
(2)フェンプロパトリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の353番に記載されており、市販されている。
(3)フェンバレレートは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の360番に記載されており、市販されている。
(4)アルファシペルメトリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の205番に記載されており、市販されている。
(5)ビフェントリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の78番に記載されており、市販されている。
(6)シペルメトリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の204番に記載されており、市販されている。
(7)デルタメトリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の226番に記載されており、市販されている。
(8)エトフェンプロックスは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の331番に記載されており、市販されている。
(9)ラムダシハロトリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の201番に記載されており、市販されている。
(10)ペルメトリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の646番に記載されており、市販されている。
(11)テフルトリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の789番に記載されており、市販されている。
(12)ゼータシペルメトリンは、「ザ・ペスティサイド・マニュアル,第14版(The Pesticide Manual, Forteenth Edition)」(edited by Clive Tomlin, published by The British Crop Protection Council and The Royal Society of Chemistry, 2006)の208番に記載されており、市販されている。
本発明組成物に含有されるピレスロイド化合物は、1種でもよいし2種以上でもよい。
好ましくは1種以上3種以下である。
また、ピレスロイド化合物は立体異性体が存在する場合があるが、本発明はそれら各々の異性体及びそれらの異性体の混合物を包含する。
本発明組成物において、本活性化合物とピレスロイド化合物との割合は、重量比(=本活性化合物:ピレスロイド化合物)で、通常0.1:99.9〜99.9:0.1、好ましくは20:80〜80:20の範囲である。
一般に、本発明組成物は、後述の担体等を含有しており、農薬または動物薬の取り得る製剤である。
本発明組成物は、本活性化合物及びピレスロイド化合物を適当な液体担体に溶解または分散させる、本活性化合物及びピレスロイド化合物を適当な固体担体や軟膏基材と混合するか吸着させる、本活性化合物及びピレスロイド化合物を適当なガス状担体に混合または分散させる等の公知の方法により、例えば下記の剤型として調製することができる。
上記剤型としては、乳剤、液剤、マイクロエマルジョン剤、フロアブル剤、油剤、水和剤、顆粒水和剤、粉剤、粒剤、微粒剤、種子コーティング剤、種子浸漬剤、燻煙剤、錠剤、マイクロカプセル剤、噴霧剤、エアゾール剤、炭酸ガス製剤、蚊取り線香・電気蚊取りマット・液体電気蚊取り等の加熱蒸散剤、EW剤、軟膏、毒餌、カプセル剤、ペレット剤、フィルム、注射剤、塗布剤、樹脂製剤、シャンプー製剤等が挙げられる。
該調製において、必要に応じて、乳化剤、懸濁剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤、増粘剤、安定剤、固着剤、結合剤、分散剤、着色剤等の製剤用補助剤を添加してもよい。
上記液体担体としては、例えば、EPAリスト(List No.4A及び4B)に記載されている物質、水、アルコール類(例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール等)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、エーテル類(例えば、ジイソプロピルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等)、脂肪族炭化水素類(例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ケロシン、灯油、燃料油、機械油等)、芳香族炭化水素類(例えば、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ドデシルベンゼン、フェニルキシリルエタン、ソルベントナフサ、メチルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロメタン、トリクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等)、酸アミド類(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、N-オクチルピロリドン等)、エステル類(例えば、乳酸ブチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、脂肪酸グリセリンエステル、γ−ブチロラクトン等)、ニトリル類(例えば、アセトニトリル、イソブチロニトリル、プロピオニトリル等)、カーボネート類(例えば、炭酸プロピレン等)、植物油類(例えば、大豆油、オリーブオイル、亜麻仁油、ココナッツオイル、ヤシ油、ピーナッツ油、麦芽油、アーモンド油、ゴマ油、鉱油、ロスマリン油、ゼラニウム油、なたね油、綿実油、コーン油、紅花油、オレンジ油等)等が挙げられる。上記調製において、該液体担体は、1種のみ用いてもよいし2種以上用いてもよいが、1種以上、3種以下で用いることが好ましい。該液体担体を2種以上用いる場合、上述の各液体担体は用途等に応じて適当な割合で混合して用いることができる。
上記固体担体(希釈・増量剤)としては、例えば、EPAリスト(List No.4A及び4B)に記載されている物質、植物性粉末(例えば、大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉等)、鉱物性粉末(例えば、カオリンクレー、フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土等のクレー、滑石粉、ロウ石粉等のタルク、珪藻土、雲母粉等のシリカ等)、合成含水酸化珪素、アルミナ、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安)等の微粉末及び粒状物等があげられる。上記調製において、該固体担体は、1種のみ用いてもよいし2種以上用いてもよいが、1種以上、3種以下で用いることが好ましい。
該固体担体を2種以上用いる場合、上述の各固体担体は用途等に応じて適当な割合で混合して用いることができる。
上記ガス状担体としては、例えば、EPAリスト(List No.4A及び4B)に記載されている物質、フルオロカーボン、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル、炭酸ガス等が挙げられる。上記調製において、該ガス状担体は、1種のみ用いてもよいし2種以上用いてもよいが、1種以上、3種以下で用いることが好ましい。該ガス状担体を2種以上用いる場合、上述の各ガス状担体は用途等に応じて適当な割合で混合して用いてもよいし、上述の液状担体と組み合わせて用いてもよい。
上記軟膏基材としては、例えば、EPAリスト(List No.4A及び4B)に記載されている物質、ポリエチレングリコール、ペクチン、例えば、モノステアリン酸グリセリンエステル等の高級脂肪酸の多価アルコールエステル、例えば、メチルセルロース等のセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、高級アルコール、例えば、グリセリン等の多価アルコール、ワセリン、白色ワセリン、流動パラフィン、豚脂、各種植物油、ラノリン、脱水ラノリン、硬化油、樹脂類等が挙げられる。上記調製において、該軟膏基材は、1種のみ用いてもよいし2種以上用いてもよいが、1種以上、3種以下で用いることが好ましい。該軟膏基材を2種以上用いる場合、上述の各軟膏基材は用途等に応じて適当な割合で混合して用いてもよいし、下記に示す界面活性剤を添加して使用することができる。
上記の製剤において、界面活性剤は乳化剤、展着剤、浸透剤、分散剤等として使用することができる。
該界面活性剤としては、例えば、石鹸類、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類〔例、ノイゲン(商品名)、イー・エー142(EA142(商品名));第一工業製薬(株)製、ノナール(商品名);東邦化学(株)製〕、アルキル硫酸塩類〔例、エマール10(商品名)、エマール40(商品名);花王(株)製〕、アルキルベンゼンスルホン酸塩類〔例、ネオゲン(商品名)、ネオゲンT(商品名);第一工業製薬(株)製、ネオペレックス;花王(株)製〕、ポリエチレングリコールエーテル類〔例、ノニポール85(商品名)、ノニポール100(商品名)、ノニポール160(商品名);三洋化成(株)製〕、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類〔例、ノイゲンET−135(商品名);第一工業製薬(株)製〕、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー類〔例、ニューポールPE−64(商品名);三洋化成(株)製〕、多価アルコールエステル類〔例、トゥイーン20(商品名)、トゥイーン80(商品名);花王(株)製〕、アルキルスルホコハク酸塩類〔例、サンモリンOT20(商品名);三洋化成(株)製、ニューカルゲンEX70(商品名);竹本油脂(株)製〕、アルキルナフタレンスルホン酸塩類〔例、ニューカルゲンWG−1(商品名);竹本油脂(株)製〕、アルケニルスルホン酸塩〔例、ソルポール5115(商品名);東邦化学(株)製〕等の非イオン系及びアニオン系界面活性剤が挙げられる。これら界面活性剤は1種以上(好ましくは1種以上、3種以下)を適当な割合で混合して使用することができる。
製剤用補助剤の具体例としては、その他、カゼイン、ゼラチン、糖類(でんぷん、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)が挙げられる。
本発明組成物は、本活性化合物及びピレスロイド化合物に加え、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物ホルモン剤、植物成長調節物質、除草剤、共力剤あるいは薬害軽減剤を含有してもよい。
本発明組成物における本活性化合物及びピレスロイド化合物の含有割合は、本発明組成物全量に対して、通常0.01〜95重量%、好ましくは約0.1〜90重量%、より好ましくは約5〜70重量%である。
具体的には、本発明組成物が、乳剤、液剤、水和剤、顆粒水和剤の形態である場合は、該含有割合は、本発明組成物全量に対して、通常約1〜90重量%、好ましくは約5〜50重量%である。本発明組成物が、油剤や粉剤の形態である場合は、該含有割合は、通常約0.1〜50重量%、好ましくは約0.1〜20重量%である。本発明組成物が、粒剤の形態である場合は、該含有割合は、通常約0.1〜50重量%、好ましくは約0.5〜20重量%である。
本発明組成物において配合される他の農薬活性成分(例えば、殺虫剤、除草剤、殺ダニ剤及び/または殺菌剤)は、本発明組成物全量に対して、好ましくは約1〜80重量%、より好ましくは約1〜20重量%である。
上記有効成分以外の添加剤の含量は、農薬活性成分の種類または含量、あるいは製剤の剤形等によって異なるが、通常約0.001〜99.9重量%、好ましくは約1〜99重量%である。例えば、本発明組成物全量に対して、界面活性剤を通常約1〜20重量%、好ましくは約1〜15重量%、流動助剤を約1〜20重量%、担体を約1〜90重量%、好ましくは約1〜70重量%を添加することができる。液剤である場合は、本発明組成物全量に対して、界面活性剤を通常約1〜20重量%、好ましくは約1〜10重量%と、水を約20〜90重量%添加することができる。また、乳剤、水和剤、顆粒水和剤等は使用に際して、水等で適宜希釈増量(例えば、約100〜5000倍)して散布することができる。
本発明組成物が防除効力を示す有害節足動物としては、例えば、以下の有害昆虫類や有害ダニ類等が挙げられる。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)等のヨコバイ類、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)等のアブラムシ類、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavetus)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)等のカメムシ類、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)等のコナジラミ類、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、シトラススノースケール(Unaspis citri)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinis)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)等のカイガラムシ類、グンバイムシ類、トコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ類、キジラミ類等。
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、サンカメイガ(Tryporyza incertulas)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、タマナギンウワバ(Plusia nigrisigna)、トリコプルシア属、ヘリオティス属、ヘリコベルパ属等のヤガ類、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、アドキソフィエス属、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai.)、チャハマキ(Homona magnanima)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリンガ(Cydia pomonella)等のハマキガ類、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoneella)ノホソガ類、モモシンクイガ(Carposina niponensis)等のシンクイガ類、リオネティア属等のハモグリガ類、リマントリア属、ユープロクティス属等のドクガ類、コナガ(Plutella xylostella)等のスガ類、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)等のキバガ類、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ類、イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ類等。
アザミウマ目害虫:ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips parmi)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)等のアザミウマ類等。
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のエーデス属、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)等のアノフェレス属、ユスリカ類、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、トマトハモグリバエ、(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)等のハモグリバエ類、イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)等のキモグリバエ類、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)等のミバエ類、ショウジョウバエ類、オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ類、オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ類、ブユ類、ウシアブ(Tabanus trigonus)等のアブ類、サシバエ類等。
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、マメコガネ(Popillia japonica)等のコガネムシ類、メイズウィービル(Sitophilus zeamais)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、アズキゾウムシ(Callosobruchuys chienensis)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)等のゴミムシダマシ類、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等のハムシ類、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)等のカツオブシムシ類、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)等のシバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)等のキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、ヒョウホンムシ類、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)等のカミキリムシ類、コメツキムシ類(Agriotes spp.)アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等。
直翅目害虫:トノサマバッタ(Locusta migratoria)、ケラ(Gryllotalpa africana)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)、コオロギ類等。
隠翅目害虫:ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等。
シラミ目害虫:コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ (Phthirus pubis)、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)、ブタジラミ(Haematopinus suis)等。
膜翅目害虫:イエヒメアリ(Monomorium pharaosis)、クロヤマアリ(Formica fusca japonica)、ルリアリ(Ochetellus glaber)、アミメアリ(Pristomyrmex pungens)、オオズアリ(Pheidole noda)、ハキリアリ(Acromyrmex spp.)、ファイヤーアント(Solenopsis spp.)等のアリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ(Athalia rosae)、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ類等。
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等。
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミカンハダニ(Panonychus citri)リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属等のハダニ類、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)等のフシダニ類、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ類、ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)等のヒメハダニ類、ケナガハダニ類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、オウシマダニ(Boophilus microplus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ類、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)等のコナダニ類、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)等のヒョウヒダニ類、ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)等のツメダニ類、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylvairum)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のワクモ類、アオツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)等のツツガムシ類等。カバキコマチグモ(Chiracanthium japonicum)、セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等のクモ類等。
唇脚綱類:ゲジ(Thereuonema hilgendorfi)、トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)等。
倍脚綱類:ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等。
等脚目類:オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等。
腹足綱類:チャコウラナメクジ(Limax marginatus)、キイロコウラナメクジ(Limax flavus)等。
本発明組成物の防除効果が高い有害節足動物としては半翅目害虫が挙げられる。
上述の有害節足動物のうち、木材害虫として、例えばシロアリが挙げられるが、具体的には次のものが挙げられる。
ムカシシロアリ科(Mastotermitidae)、オオシロアリ科(Termopsidae)[Zootermopsis属、Archotermopsis属、Hodotermopsis属、Porotermes属、Stolotermes属]、レイビシロアリ科(Kalotermitidae)[Kalotermes属、Neotermes属、Cryptotermes属、Incistermes属、Glyptotermes属]、シュウカクシロアリ科(Hodotermitidae)[Hodotermes属、Microhodotermes属、Anacanthotermes属]、ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)[Reticulitermes属、Heterotermes属、Coptotermes属、Schedolinotermes属]、ノコギリシロアリ科(Serritermitidae)、シロアリ科(Termitidae)[Amitermes属、Drepanotermes属、Hopitalitermes属、Trinervitermes属、Macrotermes属、Odontotermes属、Microtermes属、Nasutitermes属、Pericapritermes属、Anoplotermes属]等。
そのうち、防除対象となるシロアリの具体例としては、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、カタンシロアリ(Glyptotermes fuscus)、コダマシロアリ(Glyptotermes kodamai)、クシモトシロアリ(Glyptotermes kushimensis)、オオシロアリ(Hodotermopsis japonica)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhoensis)、アマミシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、キアシシロアリ(Reticulitermes flaviceps amamianus)、カンモンシロアリ(Reticulitermes sp.)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)、ニトベシロアリ(Pericapritermes nitobei)、ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)、Reticuliterumes flavipes、Reticulitermes hesperus、Reticulitermes virginicus、Reticulitermes tibialis、Heterotermes aureus、Zootermopsis nevadensis等を挙げることができる。
シロアリ以外の木材害虫としては、ヒラタキクイムシ科、ナガシンクイムシ科、シバンムシ科、カミキリムシ科等の鞘翅目昆虫が挙げられる。
本発明組成物は、家畜病治療の分野及び畜産業において、また、脊椎動物、例えば、人間、牛、羊、ヤギ、豚、家禽、犬、猫及び魚等の内部または外部に寄生する節足動物を駆除して公衆衛生を維持するのに使用可能である。例えば、該有害節足動物の中には、マダニ類(Ixodes spp. 例えば、Ixodes scapularis)、ウシマダニ類(Boophilus spp. 例えば、オウシマダニ(Boophilus microplus))、キララマダニ類(Amblyomma spp.)、イボマダニ類(Hyalomma spp.)、コイタマダニ類(Rhipicephalus spp. 例えば、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus))、チマダニ類(Haemaphysalis spp. 例えばフタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis))、カクマダニ類(dermacentor spp.)、カズキダニ類(Ornithodoros spp. 例えば、Ornithodoros moubata)、ワクモ(Dermahyssus gallinae)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylviarum)、ヒゼンダニ類(Sarcoptes spp. 例えば、ヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei))、キュウセンヒゼンダニ類(Psoroptes spp.)、ショクヒヒゼンダニ類(Chorioptes spp.)、ニキビダニ類(Demodex spp.)、ツツガムシ類(Eutrombicula spp.)、ヤブカ類(Aedes spp. 例えば、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus))、ハマダラカ類(Anopheles spp.)、イエカ類(Culex spp.)、ヌカカ類(Culicodes spp.)、イエバエ類(Musca spp.)、ウシバエ類(Hypoderma spp.)、ウマバエ類(Gasterophilus spp.)、サシバエ類(Haematobia spp.)、ウシアブ類(Tabanus spp.)、ブユ類(Simulium spp.)、サシガメ類(Triatoma spp.)、シラミ類(Phthiraptera 例えば、Damalinia spp.、Linognathus spp.、Haematopinus spp.)、ノミ類(Ctenocephalides spp. 例えば、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、Xenosylla spp.)、及びイエヒメアリ(monomorium pharaonis)等が挙げられる。
本発明に係る有害節足動物の防除方法(以下、「本発明防除方法」と称する場合がある。)は、本活性化合物とピレスロイド化合物との有効量を、有害節足動物または有害節足動物の生息場所に施用する。
本発明防除方法は、本活性化合物とピレスロイド化合物との有効量を、植物または植物を栽培する土壌に施用する。
本発明防除方法により、有害節足動物を防除することができる。
本発明防除方法では、他の何らの成分も加えず本活性化合物及びピレスロイド化合物をそのまま施用することもできるし、本活性化合物及びピレスロイド化合物と、上述の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤等のその他の薬剤とを施用してもよいし、本活性化合物及びピレスロイド化合物と天敵生物や天敵微生物とを併用してもよい。尚、本活性化合物及びピレスロイド化合物は同時期に別々に施用してもよいが、通常は施用時の簡便性の観点から、本発明組成物として施用する。
上記有害節足動物の生息場所としては、植物、水田、乾田、畑、茶園、果樹園、非農耕地、家屋、育苗トレイや育苗箱、育苗培土及び育苗マット、水耕農場における水耕液等が挙げられる。
施用対象となる植物としては、茎葉、種子、種芋、球根、苗等が挙げられる。尚、ここで球根とは、鱗茎、球茎、根茎、塊茎、塊根、及び担根体を意味する。
本発明防除方法において、本活性化合物及びピレスロイド化合物は、有害節足動物、有害節足動物の生息場所等に従来の有害節足動物防除剤と同様の方法で、上記の有害節足動物に接触或いは摂取させることにより施用することができる。
かかる施用方法としては、例えば、散布処理、土壌処理、種子処理及び水耕液処理が挙げられる。
上記散布処理とは、例えば、茎葉散布、樹幹散布等の植物の表面あるいは有害節足動物自体に、有効成分(本活性化合物及びピレスロイド化合物)を散布することにより、有害節足動物に対する防除効力を発現する処理方法である。
上記土壌処理とは、例えば、保護しようとする植物の根圏に有効成分を与えることにより、有害節足動物を直接防除するか、あるいは植物の内部に有効成分を浸透移行させて有害節足動物を防除する処理方法である。
上記土壌処理としては、具体的には、植穴処理(植穴散布、植穴処理土壌混和)、株元処理(株元散布、株元土壌混和、株元灌注、育苗期後半株元処理)、植溝処理(植溝散布、植溝土壌混和)、作条処理(作条散布、作条土壌混和、生育期作条散布)、播種時作条処理(播種時作条散布、播種時作条土壌混和)、全面処理(全面土壌散布、全面土壌混和)、側条処理、水面処理(水面施用、湛水後水面施用)、その他土壌散布処理(生育期粒剤葉面散布、樹冠下または主幹周辺散布、土壌表面散布、土壌表面混和、播穴散布、畦部地表面散布、株間散布)、その他灌注処理(土壌灌注、育苗期灌注、薬液注入処理、地際部灌注、薬液ドリップイリゲーション、ケミゲーション)、育苗箱処理(育苗箱散布、育苗箱灌注、育苗箱薬液湛水)、育苗トレイ処理(育苗トレイ散布、育苗トレイ灌注、育苗トレイ薬液湛水)、苗床処理(苗床散布、苗床灌注、水苗代苗床散布、苗浸漬)、床土混和処理(床土混和、播種前床土混和、播種時覆土前散布、播種時覆土後散布、覆土混和)、その他処理(培土混和、鋤き込み、表土混和、雨落ち部土壌混和、植位置処理、粒剤花房散布、ペースト肥料混和)等が挙げられる。
上記種子処理とは、例えば、保護しようとする植物の種子、種芋または球根等に直接あるいはその近傍を有効成分で処理することにより、有害節足動物に対する防除効力を発現する処理方法である。上記種子処理としては、具体的には、吹きつけ処理、塗沫処理、浸漬処理、含浸処理、塗布処理、フィルムコート処理、ペレットコート処理等が挙げられる。
上記水耕液処理とは、例えば、保護しようとする植物の根部等から該植物の内部に有効成分を浸透移行させるために、水耕液等を有効成分で処理することにより、該植物を有害節足動物による被害から保護する処理方法である。上記水耕液処理としては、具体的には、水耕液混和、水耕液混入などが挙げられる。
本発明防除方法は、畑、水田、芝生、果樹園等の農耕地または非農耕地用において実施することができる。
本活性化合物とピレスロイド化合物とを農業分野の有害節足動物の防除に用いる場合、本活性化合物とピレスロイド化合物との施用量は、防除対象である有害節足動物の種類や発生程度、製剤形態、施用時期、施用場所、施用方法、気象条件等に応じて広範囲に変えることができるが、一般的には10000m2あたり1〜10000gである。
乳剤、水和剤、フロアブル剤等は、通常、本活性化合物及びピレスロイド化合物の濃度が0.01〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、粒剤、粉剤等は、通常、そのまま施用する。
本活性化合物及びピレスロイド化合物やその水希釈液は、有害節足動物または植物に直接散布処理してもよく、上述の土壌処理等に供してもよい。
本活性化合物及びピレスロイド化合物をシート状やひも状に加工した樹脂製剤として植物に巻き付ける、植物近傍に張り渡す、株元土壌に敷く等の方法により施用することもできる。
本発明は、以下に挙げられる「植物」等を栽培する農耕地等において、該植物等に対して薬害を与えることなく、当該農耕地の有害節足動物を防除することができる。
農作物:トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等。
野菜:ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等。
果樹:仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ、アブラヤシ等。
果樹以外の樹木:チャ、クワ、花木類、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ)、ヤトロファ等。
芝生:シバ類(ノシバ、コウライシバ等)、バミューダグラス類(ギョウギシバ等)、ベントグラス類(コヌカグサ、ハイコヌカグサ、イトコヌカグサ等)、ブルーグラス類(ナガハグサ、オオスズメノカタビラ等)、フェスク類(オニウシノケグサ、イトウシノケグサ、ハイウシノケグサ等)、ライグラス類(ネズミムギ、ホソムギ等)、カモガヤ、オオアワガエリ等。
その他:花卉、観葉植物等。
上記「植物」とは、イソキサフルトール等のHPPD阻害剤、イマゼタピル、チフェンスルフロンメチル等のALS阻害剤、グリホサート等のEPSP合成酵素阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、セトキシジム等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、ブロモキシニル、ジカンバ、2,4−D等の除草剤に対する耐性を古典的な育種法、もしくは遺伝子組換え技術により付与された植物も含まれる。
古典的な育種法により耐性を付与された「植物」の例として、イマゼタピル等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性のナタネ、コムギ、ヒマワリ、イネがありClearfield(登録商標)の商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によるチフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系ALS阻害型除草剤に耐性のダイズがあり、STSダイズの商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によりトリオンオキシム系、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された植物の例としてSRコーン等がある。アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された植物は、プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)、1990年、87巻、p.7175−7179等に記載されている。また、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の変異アセチルCoAカルボキシラーゼが、ウィード・サイエンス(Weed Science)、2005年、53巻、p.728−746等に報告されており、こうした変異アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を遺伝子組換え技術により植物に導入するかもしくは抵抗性付与に関わる変異を植物アセチルCoAカルボキシラーゼに導入することにより、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の植物を作出することができる。さらに、キメラプラスティ技術(Gura T.1999.Repairing the Genome's Spelling Mistakes. Science 285:316-318.)に代表される塩基置換変異導入核酸を植物細胞内に導入して植物のアセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子やALS遺伝子等に部位特異的アミノ酸置換変異を導入することにより、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤やALS阻害剤等に耐性の植物を作出することができる。
遺伝子組換え技術により耐性を付与された植物の例として、グリホサート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ、テンサイ品種があり、ラウンドアップレディ(RoundupReady(登録商標))、AgrisureGT等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるグルホシネート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ品種があり、リバティーリンク(LibertyLink(登録商標))等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるブロモキシニル耐性のワタはBXNの商品名で既に販売されている。
上記「植物」とは、遺伝子組換え技術を用いて、例えば、バチルス属で知られている選択的毒素等を合成することが可能となった植物も含まれる。
この様な遺伝子組換え植物で発現される毒素として、バチルス・セレウスやバチルス・ポピリエ由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリンゲンシス由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ−エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫タンパク;線虫由来の殺虫タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的神経毒素等動物によって産生される毒素;糸状菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG−CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。
また、この様な遺伝子組換え植物で発現される毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1、Cry9C、Cry34AbまたはCry35Ab等のδ−エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイブリッド毒素は組換え技術を用いて、これらタンパクの異なるドメインの新しい組み合わせによって作り出される。一部を欠損した毒素としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている。修飾された毒素としては、天然型の毒素のアミノ酸の1つまたは複数が置換されている。
これら毒素の例、及びこれら毒素を合成することができる組換え植物は、EP−A−0374753、WO93/07278、WO95/34656、EP−A−0427529、EP−A−451878、WO03/052073等に記載されている。
これらの組換え植物に含まれる毒素は、特に、甲虫目害虫、半翅目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫、線虫類への耐性を植物へ付与する。
また、1つもしくは複数の殺虫性の害虫抵抗性遺伝子を含み、1つまたは複数の毒素を発現する遺伝子組換え植物は既に知られており、いくつかのものは市販されている。これら遺伝子組換え植物の例として、YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種)、YieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、YieldGard Plus(登録商標)(Cry1Ab毒素とCry3Bb1毒素とを発現するトウモロコシ品種)、Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2毒素と、グルホシネートへの耐性を付与する為にホスフィノトリシン N−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)とを発現するトウモロコシ品種)、NuCOTN33B(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、Bollgard I(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、Bollgard II(登録商標)(Cry1Ac毒素とCry2Ab毒素とを発現するワタ品種)、VIPCOT(登録商標)(VIP毒素を発現するワタ品種)、NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種)、NatureGard(登録商標)Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21 グリホサート耐性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11コーンボーラー(CB)形質)、Protecta(登録商標)等が挙げられる。
上記「植物」とは、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作用を有する抗病原性物質を産生する能力を付与されたものも含まれる。
抗病原性物質の例として、PRタンパク等が知られている(PRPs、EP−A−0392225)。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え植物は、EP−A−0392225、WO95/33818、EP−A−0353191等に記載されている。
こうした遺伝子組換え植物で発現される抗病原性物質の例として、例えば、ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素等が知られている。)等のイオンチャネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;PRタンパク;ペプチド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵抗性に関与するタンパク因子(植物病害抵抗性遺伝子と呼ばれ、WO03/000906に記載されている。)等の微生物が産生する抗病原性物質等が挙げられる。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え植物は、EP−A−0392225、WO95/33818、EP−A−0353191等に記載されている。
上記「植物」とは、遺伝子組換え技術を用いて、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質等の有用形質を付与した植物も含まれる。例として、VISTIVE(登録商標)(リノレン含量を低減させた低リノレン大豆)あるいはhigh−lysine(high−oil)corn(リジンあるいはオイル含有量を増量したコーン)等が挙げられる。
さらに、上記の古典的な除草剤形質あるいは除草剤耐性遺伝子、殺虫性害虫抵抗性遺伝子、抗病原性物質産生遺伝子、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質等の有用形質について、これらを複数組み合わせたスタック品種も含まれる。
本活性化合物とピレスロイド化合物とを家屋内に生息する有害節足動物(例えば、ハエ、蚊、ゴキブリ)の防除に用いる場合、本活性化合物とピレスロイド化合物との施用量は、面上に施用する場合は通常、処理面積1m2あたり0.01〜1000mgであり、空間に施用する場合は通常、処理空間1m3あたり0.01〜500mgである。
乳剤、水和剤、フロアブル剤は、通常、本活性化合物及びピレスロイド化合物の濃度が0.1〜1000ppmとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤等はそのまま施用する。
以下、本発明を、本活性化合物の製造例、その参考製造例、製剤例、及び試験例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。
本活性化合物の製造について製造例として示す。
製造例1
2−アミノ−4−プロピルフェノール1.2g、イソニコチン酸0.98g及びポリリン酸32.8gの混合物を190℃で5時間加熱攪拌した。室温に冷却後、氷冷した水酸化ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。活性炭を加えた後、セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−プロピル−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物1」と称する。)0.72gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物1
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(dd, J=4.6, 1.7Hz, 2H), 8.08(dd, J=4.5, 1.7Hz, 2H), 7.62-7.60(m, 1H), 7.54-7.50(m, 1H), 7.27-7.23(m, 1H), 2.74(t, J=7.5Hz, 2H), 1.76-1.66(m, 2H), 1.31(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例2
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−4−メチルフェノールを用い、製造例1記載の方法に準じて、5−メチル−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物2」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物2
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 8.07(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 7.62-7.59(m, 1H), 7.52-7.48(m, 1H), 7.25-7.22(m, 1H), 2.51(s, 3H)
製造例3
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−4−エチルフェノールを用い、製造例1記載の方法に準じて、5−エチル−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物3」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物3
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(dd, J=4.6, 1.7Hz, 2H), 8.07(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 7.64-7.62(m, 1H), 7.52(d, J=8.5Hz, 1H), 7.27(dd, J=8.5, 1.7Hz, 1H), 2.80(q, J=7.6Hz, 2H), 1.31(t, J=7.6Hz, 3H)
製造例4
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−4−ブチルフェノールを用い、製造例1記載の方法に準じて、5−ブチル−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物4」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物4
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.08(dd, J=4.6, 1.7Hz, 2H), 7.62-7.61(m, 1H), 7.53-7.50(m, 1H), 7.27-7.23(m, 1H), 2.76(t, J=7.6Hz, 2H), 1.71-1.62(m, 2H), 1.44-1.33(m, 2H), 0.95(t, J=7.3Hz, 3H)
製造例5
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−4−イソプロピルフェノールを用い、製造例1記載の方法に準じて、5−イソプロピル−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物5」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物5
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.82(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 8.08(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 7.68(d, J=1.7Hz, 1H), 7.53(d, J=8.5Hz, 1H), 7.31(dd, J=8.4, 1.8Hz, 1H), 3.11-3.04(m, 1H), 1.33(d, J=6.8Hz, 6H)
製造例6
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−4−tert−ブチルフェノールを用い、製造例1記載の方法に準じて、5−tert−ブチル−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物6」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物6
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.83-8.80(m, 2H), 8.09-8.06(m, 2H), 7.86-7.83(m, 1H), 7.56-7.48(m, 2H), 1.41(s, 9H)
製造例7
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−5−メチルフェノールを用い、製造例1記載の方法に準じて、6−メチル−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物7」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物7
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 8.07(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 7.69(d, J=8.3Hz, 1H), 7.43(s, 1H), 7.23(d, J=8.3Hz, 1H), 2.53(s, 3H)
製造例8
N−(4−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)イソニコチンアミド1.22g、四塩化炭素15ml、トリフェニルホスフィン3.55g、トリエチルアミン1.37gの混合物を3時間加熱還流した。室温に冷却後、水を注加し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、6−tert−ブチル−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物8」と称する。)0.30gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物8
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(dd, J=4.6, 1.7Hz, 2H), 8.07(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 7.74(d, J=8.3Hz, 1H), 7.65(d, J=1.7Hz, 1H), 7.48(dd, J=8.5, 1.7Hz, 1H), 1.41(s, 9H)
製造例9
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−4−クロロフェノールを用い、製造例1記載の方法に準じて、5−クロロ−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物9」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物9
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.84(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.07(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 7.80(d, J=2.0Hz, 1H), 7.56(d, J=8.8Hz, 1H), 7.41(dd, J=8.8, 2.0Hz, 1H)
製造例10
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−4−ブロモフェノールを用い、製造例1記載の方法に準じて、5−ブロモ−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物10」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物10
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.83(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.07(dd, J=4.4, 1.6Hz, 2H), 7.96(d, J=1.9Hz, 1H), 7.55(d, J=8.6, 1.8Hz, 1H), 7.51(dd, J=8.5Hz, 1H)
製造例11
N−(2−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)イソニコチンアミド1.17g、トリフェニルホスフィン1.26g及びテトラヒドロフラン25mlの混合物に、氷冷下でアゾジカルボン酸ジエチルエステル0.85gとテトラヒドロフラン5mlの混合物を滴下後、室温に昇温して4時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。活性炭を加え、セライト(登録商標)を通してろ過し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−メトキシ−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物11」と称する。)0.11gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物11
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.07-8.05(m, 2H), 7.51(d, J=9.0Hz, 1H), 7.29(d, J=2.7Hz, 1H), 7.04(dd, J=9.0, 2.7Hz, 1H), 3.89(s, 3H)
製造例12
N−[5−(トリフルオロメトキシ)−2−ヒドロキシフェニル]イソニコチンアミド1.96g、テトラヒドロフラン35ml、トリフェニルホスフィン1.73gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステル1.26gとTHF5mlの混合物を滴下し、室温で2時間攪拌した。トリフェニルホスフィン1.73g及びアゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液3.15gを追加し1時間攪拌した。トリフェニルホスフィン0.58g及びアゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液1.05gを追加し、さらに1時間攪拌した後、水中に注いで酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(ピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物12」と称する。)0.41gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物12
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86-8.84(m, 2H), 8.10-8.07(m, 2H), 7.73-7.70(m, 1H), 7.64(d, J=8.8Hz, 1H), 7.35-7.30(m, 1H)
製造例13
N−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)イソニコチンアミド1.69g、テトラヒドロフラン25ml、トリフェニルホスフィン2.36gの混合溶媒に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液3.91gを滴下した。1.3時間後にトリフェニルホスフィン0.6g、アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液1.0gを追加してさらに40分攪拌した。水を注加し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をジエチルエーテルで洗浄後、メタノール10ml、1M水酸化ナトリウム水溶液10mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に氷冷下濃塩酸を加え酸性にした後、酢酸エチルで洗浄した。水層に1M水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にした後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(ピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物13」と称する。)0.44gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物13
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.13-8.09(m, 3H), 7.75(d, J=8.5Hz, 1H), 7.72(dd, J=8.7, 1.6Hz, 1H)
製造例14
2−(ピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.47gとクロロホルム5mlの混合物に、氷冷下65%m−クロロ過安息香酸0.64gを加えた。氷冷下で30分間、次いで室温で1.5時間撹拌した。反応混合物をクロロホルムで希釈し、5%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮することにより、4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン N−オキシド(以下、「本活性化合物14」と称する。)0.39gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物14
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.34-8.31(m, 2H), 8.13-8.10(m, 2H), 8.08(s, 1H), 7.73-7.68(m, 2H)
製造例15
N−(2−ヒドロキシ−4−トリフルオロメチルフェニル)イソニコチンアミド0.8g、四塩化炭素15ml、トリフェニルホスフィン2.23g及びトリエチルアミン0.86gの混合物を5時間加熱還流した。室温に冷却後、水を注加し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(ピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物15」と称する。)0.25gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物15
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.87(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 8.11(dd, J=4.4, 1.5Hz, 2H), 7.95-7.91(m, 2H), 7.72-7.68(m, 1H)
製造例16
N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミド1.34g、テトラヒドロフラン10ml及びトリフェニルホスフィン1.07gの混合物に室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液2.67gを滴下し攪拌した。30分後、トリフェニルホスフィン1.07gを追加し、アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液2.67gを滴下して、さらに2時間攪拌した。水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得られた固体をイソプロピルアルコールから再結晶することで、5,5,7,7−テトラフルオロ−2−ピリジン−4−イル−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール(以下、「本活性化合物16」と称する。)0.14gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物16
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.91(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.12(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 8.08(s, 1H), 7.91(s, 1H)
製造例17
3,5−ジクロロ−N−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)イソニコチンアミド0.35g、四塩化炭素5ml、トリフェニルホスフィン0.78g及びトリエチルアミン0.30gの混合物を3時間加熱還流した。室温に冷却後、水を加えて酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3,5−ジクロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物17」と称する。)0.18gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物17
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.72(s, 2H), 8.21(s, 1H), 7.79-7.77(m, 2H)
製造例18
2−(3−クロロピリジン−4−イル)メチリデンアミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.71gとメタノール10mlの混合物に、室温下ヨードベンゼンジアセタート0.80gを加え、2.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮した後に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物18」と称する。)0.14gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物18
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(s, 1H), 8.70(d, J=5.1Hz, 1H), 8.20-8.18(m, 1H), 8.10(d, J=5.1Hz, 1H), 7.78(d, J=8.6Hz, 1H), 7.75(dd, J=8.5, 1.2Hz, 1H)
製造例19
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド1.74g、テトラヒドロフラン15ml及びトリフェニルホスフィン1.73gの混合物に室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液2.87gを滴下し50℃で30分間撹拌した。30分後、トリフェニルホスフィン0.26gとアゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.43gを追加し、50℃で1時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、本活性化合物18を1.44g得た。
製造例20
2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.45gとクロロホルム5mlの混合物に、氷冷下65%m−クロロ過安息香酸0.53gを加えた。室温で5.5時間撹拌した後、反応混合物をクロロホルムで希釈し、5%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン N−オキシド(以下、「本活性化合物19」と称する。)0.25gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物19
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.40(d, J=1.3Hz, 1H), 8.21(dd, J=7.1, 1.5Hz, 1H), 8.17-8.14(m, 2H), 7.77-7.72(m, 2H)
製造例21
2−(3−クロロピリジン−4−イル)メチリデンアミノ−4−tert−ブチルフェノール0.49gとメタノール10mlの混合物に、室温下ヨードベンゼンジアセタート0.57gを加え、2時間撹拌した。反応混合物を濃縮した後に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−tert−ブチルベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物20」と称する。)0.21gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物20
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(s, 1H), 8.65(d, J=5.1Hz, 1H), 8.07(d, J=5.1Hz, 1H), 7.92-7.91(m 1H), 7.57(dd, J=8.8, 0.7Hz, 1H), 7.53(dd, J=8.8, 1.8Hz, 1H), 1.41(s, 9H)
製造例22
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.77g、テトラヒドロフラン20ml及びトリフェニルホスフィン0.80gの混合物に室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液1.32gを滴下し室温で1.5時間、次いで60℃で1.5時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物21」と称する。)0.60gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物21
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.63(d, J=5.3, 1H), 8.17-8.12(m, 2H), 8.05-8.03(m, 1H), 7.77-7.72(m, 2H)
製造例23
2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.40gとクロロホルム4mlの混合物に、氷冷下65%m−クロロ過安息香酸0.53gを加えた。氷冷下で30分間、次いで室温で3時間撹拌した後、50℃で1.5時間加熱撹拌した。65%m−クロロ過安息香酸0.53gとクロロホルム2mlを追加し、60℃で5時間加熱撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮することにより、2−クロロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン N−オキシド(以下、「本活性化合物22」と称する。)0.38gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物22
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.45(d, J=7.1Hz, 1H), 8.36(d, J=2.2Hz, 1H), 8.10-8.08(m, 1H), 8.04(dd, J=7.1, 2.4Hz, 1H), 7.73-7.72(m, 2H)
製造例24
N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メチルイソニコチンアミド0.38g、テトラヒドロフラン5ml及びトリフェニルホスフィン0.42gの混合物に室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.69gを滴下し60℃で加熱攪拌した。3時間後、10%水酸化ナトリウム水溶液5mlを加え60℃で2時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−メチルピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物23」と称する。)0.29gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物23
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.69(s, 1H), 8.66(d, J=5.1Hz, 1H), 8.16-8.14(m, 1H), 8.04(d, J=5.3Hz, 1H), 7.75(d, J=8.8Hz, 1H), 7.71(dd, J=8.8, 1.2Hz, 1H), 2.83(s, 3H)
製造例25
2−(3−メチルピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.20gとクロロホルム4mlの混合物に、氷冷下65%m−クロロ過安息香酸0.30gを加えた。室温で3時間撹拌した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮することにより、3−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン N−オキシド(以下、「本活性化合物24」と称する。)0.17gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物24
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.22-8.21(m, 1H), 8.19-8.16(m, 1H), 8.12-8.09(m, 2H), 7.72-7.69(m, 2H), 2.81(s, 3H)
製造例26
3−フルオロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.51g、テトラヒドロフラン5ml及びトリフェニルホスフィン0.53gの混合物に室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.89gを滴下し50℃で1.5時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物25」と称する。)0.46gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物25
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.76(d, J=2.4Hz, 1H), 8.66(d, J=0.6Hz, 1H), 8.17(m, 1H), 8.15-8.12(m, 1H), 7.78(d, J=8.8Hz, 1H), 7.75(dd, J=8.8, 1.3Hz, 1H)
製造例27
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.34gとクロロホルム6mlの混合物に、室温下65%m−クロロ過安息香酸0.48gを加え、50℃で1.5時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回、飽和食塩水で1回の順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン N−オキシド(以下、「本活性化合物26」と称する。)0.23gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物26
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.32-8.29(m, 1H), 8.17-8.12(m, 3H), 7.76-7.71(m, 2H)
製造例28
3−ブロモ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.29g、テトラヒドロフラン4ml及びトリフェニルホスフィン0.25gの混合物に室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.42gを滴下し50℃で1.5時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−ブロモピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物27」と称する。)0.24gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物27
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.00(s, 1H), 8.73(d, J=4.9Hz, 1H), 8.20(s, 1H), 8.06(d, J=4.9Hz, 1H), 7.78(d, J=8,8Hz, 1H), 7.75(d, J=8.8Hz, 1H)
製造例29
2−(3−ブロモピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.50gとクロロホルム5mlの混合物に、65%m−クロロ過安息香酸0.58gを加え50℃で1.5時間加熱撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2回)、飽和食塩水の順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−ブロモ−4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン N−オキシド(以下、「本活性化合物28」と称する。)0.37gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物28
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.56(d, J=1.7Hz, 1H), 8.24(dd, J=7.1, 1.7Hz, 1H), 8.16(s, 1H), 8.13(d, J=7.1Hz, 1H), 7.76-7.72(m, 2H)
製造例30
N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−ヨードイソニコチンアミド1.81g、テトラヒドロフラン20ml及びトリフェニルホスフィン1.34gの混合物に室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液2.22gを滴下し50℃で1時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−ヨードピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物29」と称する。)1.40gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物29
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.26(s, 1H), 8.73(d, J=5.1Hz, 1H), 8.21(s, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.78(d, J=8.8Hz, 1H), 7.75(d, J=8.8Hz, 1H)
製造例31
2−(3−ヨードピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.30gとクロロホルム3mlの混合物に、氷冷下65%m−クロロ過安息香酸0.26gを加え室温で30分撹拌した。50℃で1時間加熱撹拌した後、65%m−クロロ過安息香酸0.20gを加え50℃でさらに2時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−ヨード−4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン N−オキシド(以下、「本活性化合物30」と称する。)0.09gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物30
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.83(d, J=1.7Hz, 1H), 8.25(dd, J=7.1, 1.7Hz, 1H), 8.18-8.15(m, 1H), 8.04(d, J=7.1Hz, 1H), 7.75-7.72(m, 2H)
製造例32
2−(3−ヨードピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.39g、シアン化銅(I)0.18g及び1−メチル−2−ピロリジノン2mlの混合物を80℃で2時間加熱撹拌した。反応混合物に、水と酢酸エチルを注加した後、セライト(登録商標)を通して濾過した。得られたろ液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−シアノピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物31」と称する。)0.11gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物31
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.14(s, 1H), 9.02(d, J=5.4Hz, 1H), 8.29(d, J=5.1Hz, 1H), 8.25-8.22(m, 1H), 7.83(d, J=8.8Hz, 1H), 7.79(d, J=8.8, 1.3Hz, 1H)
製造例33
2−(3−ヨードピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.78g、フェニルボロン酸0.27g、テトラヒドロフラン5ml及びジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)0.14gの混合物に、10%水酸化ナトリウム水溶液3mlを加え3時間加熱還流した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−フェニルピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物32」と称する。)0.18gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物32
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81(d, J=5.1Hz, 1H), 8.80(s, 1H), 8.05-8.02(m, 2H), 7.62-7.59(m, 1H), 7.45-7.38(m, 4H), 7.35-7.30(m, 2H)
製造例35
2−(3−ヨードピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール1.17g、(トリメチルシリル)アセチレン0.40g、ヨウ化銅(I)0.03g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)0.11g、トリエチルアミン2.5ml及びテトラヒドロフラン10mlの混合物を50℃で2時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物にtert−ブチルメチルエーテルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−(トリフルオロメチル)2−[3−(トリメチルシリル)エチニル−4−イル]−ベンズオキサゾール0.50gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.93(d, J=0.7Hz, 1H), 8.71(d, J=5.3Hz, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 8.10(dd, J=5.3, 0.7Hz, 1H), 7.73-7.72(m, 2H), 0.35(s, 9H)
5−(トリフルオロメチル)2−[3−(トリメチルシリル)エチニル−4−イル]−ベンズオキサゾール0.74gとメタノール6mlの混合物に炭酸カリウム0.20gを加え室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−エチニルピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物34」と称する。
)0.46gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物34
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.97(s, 1H), 8.76(d, J=5.1Hz, 1H), 8.19-8.17(m, 1H), 8.10(d, J=5.1Hz, 1H), 7.76(d, J=8.6Hz, 1H), 7.73(dd, J=8.5, 1.2Hz, 1H), 3.63(s, 1H)
製造例36
2−(3−エチニルピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.34g、5%パラジウム炭素0.10g及び酢酸エチル8mlの混合物を約1気圧の水素雰囲気下室温で2時間攪拌した。セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−エチルピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物35」と称する。)0.33gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物35
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.71(s, 1H), 8.66(d, J=5.1Hz, 1H), 8.16-8.14(m, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.74(d, J=8.5Hz, 1H), 7.71(dd, J=8.8, 1.3Hz, 1H), 3.29(q, J=7.6Hz, 2H), 1.35(t, J=7.6Hz, 3H)
製造例37
3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド1.78g、テトラヒドロフラン20ml及びトリフェニルホスフィン1.29gの混合物に室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液2.15gを滴下した。室温で1時間撹拌し、次いで50℃で30分間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物36」と称する。)0.69gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物36
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.57(s, 1H), 9.88(s, 1H), 8.45(d, J=5.1Hz, 1H), 8.17(s, 1H), 7.99(d, J=5.1Hz, 1H), 7.78-7.73(m, 2H), 1.62(s, 9H)
製造例38
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.27g及びメタノール3mlの混合物を60℃で2時間加熱撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−メトキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物37」と称する。)0.21gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物37
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.60(s, 1H), 8.46(d, J=4.9Hz, 1H), 8.16-8.14(m, 1H), 8.02(d, J=4.9Hz, 1H), 7.74(d, J=8.5Hz, 1H), 7.69(dd, J=8.5, 1.1Hz, 1H), 4.16(s, 3H)
製造例39
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、フェノール0.15g、炭酸カリウム0.55g及びDMF2mlの混合物を室温で1時間撹拌し、次いで50℃で4時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−フェノキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物38」と称する。)0.24gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物38
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.57(d, J=4.9Hz, 1H), 8.47(s, 1H), 8.14(d, J=4.9Hz, 1H), 8.11(s, 1H), 7.69-7.65(m, 2H), 7.41-7.37(m, 2H), 7.20-7.16(m, 1H), 7.13-7.09(m, 2H)
製造例40
55%水素化ナトリウム(油性)0.06gとDMF2mlの混合物を室温で撹拌し、ここに2,2,2−トリフルオロエタノール0.13gとDMF0.5mlの混合溶液を加えた。同温で15分間攪拌後、2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28gを加え室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(2,2,2−トリフルオロエチル)オキシピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物39」と称する。)0.27gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物39
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.61(s, 1H), 8.59(d, J=4.9Hz, 1H), 8.15-8.14(m, 1H), 8.11(d, J=5.1Hz, 1H), 7.76-7.71(m, 2H), 4.67(q, J=8.0Hz, 2H)
製造例41
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、メチルメルカプタンナトリウム塩0.14g及びDMF2mlの混合物を50℃で2時間加熱撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(メチルチオ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物40」と称する。)0.21gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物40
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.68(s, 1H), 8.56(d, J=5.1Hz, 1H), 8.22-8.20(m, 1H), 8.02(d, J=5.1Hz, 1H), 7.74(d, J=8.5Hz, 1H), 7.71(dd, J=8.8, 1.4Hz, 1H), 2.68(s, 3H)
製造例42
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、エチルメルカプタンナトリウム塩0.20g及びDMF2mlの混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−エチルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物41」と称する。)0.28gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物41
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.72(s, 1H), 8.55(d, J=5.1Hz, 1H), 8.21(s, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.76-7.70(m, 2H), 3.20(q, J=7.5Hz, 2H), 1.48(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例43
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、1−プロパンチオール0.15g、炭酸カリウム0.40g及びDMF2mlの混合物を50℃で1時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−プロピルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物42」と称する。)0.30gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物42
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.72(s, 1H), 8.55(d, J=5.1Hz, 1H), 8.23-8.21(m, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.75(d, J=8.8Hz, 1H), 7.71(dd, J=8.8, 1.5Hz, 1H), 3.12(t, J=7.6Hz, 2H), 1.87-1.80(m, 2H), 1.13(t, J=7.6Hz, 3H)
製造例44
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.50g及びDMF2mlの混合物に、2−プロパンチオール0.15gとDMF0.5mlの混合物を加え、60℃で2時間加熱撹拌した。
室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%炭酸カリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−イソプロピルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物43」と称する。)0.26gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物43
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.79(s, 1H), 8.57(d, J=5.1Hz, 1H), 8.22-8.20(m, 1H), 7.99(d, J=5.1Hz, 1H), 7.75(d, J=8.8Hz, 1H), 7.71(dd, J=8.8, 1.4Hz, 1H), 3.78(sep, J=6.6Hz, 1H), 1.45(d, J=6.6Hz, 6H)
製造例45
2−プロパンチオールに代えてtert−ブチルメルカプタンを用い、製造例43記載の方法に準じて、2−(3−tert−ブチルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物44」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物44
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.99(d, J=0.7Hz, 1H), 8.77(d, J=5.1Hz, 1H), 8.18-8.16(m, 1H), 7.93(dd, J=5.1, 0.7Hz, 1H), 7.77(d, J=8.8Hz, 1H), 7.73(dd, J=8.8, 1.5Hz, 1H), 1.24(s, 9H)
製造例46
2−プロパンチオールに代えて1−ペンタンチオールを用い、製造例43記載の方法に準じて、2−(3−ペンチルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物45」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物45
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.72(s, 1H), 8.55(d, J=5.2Hz, 1H), 8.23-8.21(m, 1H), 8.00(d, J=5.1, 1H), 7.75(d, J=8.6Hz, 1H), 7.71(dd, J=8.8, 1.6Hz, 1H), 3.13(t, J=7.6Hz, 2H), 1.81(m, 2H), 1.50(m, 2H), 1.38(m, 2H), 0.92(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例47
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.50g及びDMF2mlの混合物に、2,2,2−トリフルオロエタンチオール0.15gを加え、室温で1.2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物46」と称する。)0.32gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物46
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.94(s, 1H), 8.74(d, J=5.1Hz, 1H), 8.22-8.21(m, 1H), 8.06(d, J=5.1Hz, 1H), 7.78-7.73(m, 2H), 3.76(q, J=9.5Hz, 2H)
製造例48
2−プロパンチオールに代えてベンジルメルカプタンを用い、製造例43記載の方法に準じて、2−(3−ベンジルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物47」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物47
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.75(s, 1H), 8.56(d, J=5.2Hz, 1H), 8.19-8.18(m, 1H), 8.00(dd, J=5.2, 0.8Hz, 1H), 7.74(d, J=8.6Hz, 1H), 7.70(dd, J=8.8, 1.5Hz, 1H), 7.43-7.40(m, 2H), 7.35-7.27(m, 3H), 4.36(s, 2H)
製造例49
2−プロパンチオールに代えて4−クロロベンジルメルカプタンを用い、製造例43記載の方法に準じて、2−[3−(4−クロロベンジルチオ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物48」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物48
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.71(s, 1H), 8.58(d, J=5.1Hz, 1H), 8.20-8.18(m, 1H), 8.00(d, J=5.1Hz, 1H), 7.75-7.70(m, 2H), 7.35-7.32(m, 2H), 7.29-7.26(m, 2H), 4.32(s, 2H)
製造例50
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.40g及びDMF2mlの混合物に、チオフェノール0.17gとDMF0.5mlの混合物を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(フェニルチオ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物49」と称する。)0.30gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物49
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.51(d, J=5.1Hz, 1H), 8.23(s, 1H), 8.20(s, 1H), 8.02(d, J=5.1Hz, 1H), 7.76(d, J=8.8Hz, 1H), 7.74(dd, J=8.8, 1.4Hz, 1H), 7.65-7.61(m, 2H), 7.48-7.45(m, 3H)
製造例51
チオフェノールに代えて4−クロロチオフェノールを用い、製造例50記載の方法に準じて、2−[3−(4−クロロフェニルチオ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物50」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物50
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.54(d, J=5.1Hz, 1H), 8.23-8.22(m, 1H), 8.20(s, 1H), 8.03(d, J=5.1Hz, 1H), 7.77(d, J=8.8Hz, 1H), 7.74(dd, J=8.8, 1.2Hz, 1H), 7.57-7.54(m, 2H), 7.46-7.43(m, 2H)
製造例53
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール1.41g、フタルイミドカリウム1.85g及びDMF8mlの混合物を120℃で加熱撹拌した。6時間後、フタルイミドカリウム0.92gを加え140℃でさらに1時間加熱撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−{4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}フタルイミド1.26gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.95(d, J=5.1Hz, 1H), 8.82(s, 1H), 8.27(d, J=5.1Hz, 1H), 8.04-7.99(m, 2H), 7.92-7.88(m, 2H), 7.73-7.70(m, 1H), 7.64(dd, J=8.8, 1.2Hz, 1H), 7.57(d, J=8.8Hz, 1H)
N−{4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}フタルイミド0.41gとエタノール5mlの混合物に、ヒドラジン1水和物0.3mlを加え室温で1.5時間撹拌した。反応混合物にエタノールを加え濾過し、濾液を濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈した後、水、次いで飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−アミノピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物52」と称する。)0.19gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物52
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.34(d, J=0.5Hz, 1H), 8.08-8.06(m, 2H), 7.83(d, J=5.4Hz, 1H), 7.72(d, J=8.8Hz, 1H), 7.68(dd, J=8.8, 1.5Hz, 1H), 6.14(br s, 2H)
製造例54
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.31g、ピロリジン0.21g、炭酸カリウム0.55g及びDMF2mlの混合物を60℃で1時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物53」と称する。)0.37gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物53
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.40(s, 1H), 8.10(d, J=4.9Hz, 1H), 8.09-8.07(m, 1H), 7.71(d, J=8.5Hz, 1H), 7.69(dd, J=8.6, 1.7Hz, 1H), 7.56(d, J=5.1Hz, 1H), 3.28-3.24(m, 4H), 1.97-1.93(m, 4H)
製造例55
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、ピペリジン0.17g、炭酸カリウム0.55g及びDMF2mlの混合物を50℃で2時間、次いで80℃で1.3時間加熱撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物54」と称する。)0.34gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物54
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.54(s, 1H), 8.36(d, J=5.1Hz, 1H), 8.12-8.11(m, 1H), 7.89(d, J=5.1Hz, 1H), 7.73(d, J=8.7Hz, 1H), 7.69(dd, J=8.8, 1.6Hz, 1H), 3.11-3.09(m, 4H), 1.81-1.75(m, 4H), 1.66-1.59(m, 2H)
製造例56
ピペリジンに代えてモルホリンを用い、製造例55記載の方法に準じて、2−[3−(モルホリン−4−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物55」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物55
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.57(s, 1H), 8.46(d, J=4.9Hz, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 7.97(d, J=4.9Hz, 1H), 7.74(d, J=8.6Hz, 1H), 7.71(dd, J=8.7, 1.7Hz, 1H), 3.96-3.93(m, 4H), 3.21-3.18(m, 4H)
製造例57
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.31g、イミダゾール0.14g、炭酸カリウム0.55g及びDMF2mlの混合物を室温で1.5時間、次いで60℃で1.5時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(イミダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物56」と称する。)0.31gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物56
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.93(d, J=5.1Hz, 1H), 8.82(s, 1H), 8.23(d, J=5.1Hz, 1H), 8.08-8.06(m, 1H), 7.72-7.71(m, 1H), 7.69(dd, J=8.5, 1.3Hz, 1H), 7.59(d, J=8.5Hz, 1H), 7.29-7.28(m, 1H), 7.13-7.11(m, 1H)
製造例58
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール0.18g、炭酸カリウム0.55g及びDMF2mlの混合物を50℃で1.5時間加熱撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−{3−[4−(トリフルオロメチル)イミダゾール−1−イル]ピリジン−4−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物57」と称する。)0.40gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物57
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.00(d, J=5.2Hz, 1H), 8.84(s, 1H), 8.31(d, J=5.1Hz, 1H), 8.06-8.04(m, 1H), 7.77-7.75(m, 1H), 7.74-7.70(m, 1H), 7.62(d, J=8.6Hz, 1H), 7.52-7.50(m, 1H)
製造例59
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.24g、ピラゾール0.14g、炭酸カリウム0.69g及びDMF4mlの混合物を50℃で2時間加熱撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(ピラゾール−1−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物58」と称する。)0.22gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物58
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.93(s, 1H), 8.87(d, J=5.1Hz, 1H), 8.10(d, J=5.1Hz, 1H), 8.08-8.06(m, 1H), 7.77(d, J=2.2Hz, 1H), 7.72(d, J=1.7Hz, 1H), 7.66(dd, J=8.6, 1.3Hz, 1H), 7.53(d, J=8.8Hz, 1H), 6.55-6.53(m, 1H)
製造例60
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、3−ブロモピラゾール0.19g、炭酸カリウム0.55g及びDMF2mlの混合物を50℃で1.5時間加熱撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(3−ブロモピラゾール−1−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物59」と称する。
)0.31gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物59
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.92(s, 1H), 8.89(d, J=5.1Hz, 1H), 8.16(d, J=5.1Hz, 1H), 8.08-8.07(m, 1H), 7.69(dd, J=8.8, 1.2Hz, 1H), 7.66(d, J=2.4Hz, 1H), 7.59(d, J=8.8Hz, 1H), 6.57(d, J=2.4Hz, 1H)
製造例61
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、3−トリフルオロメチルピラゾール0.18g、炭酸カリウム0.55g及びDMF3mlの混合物を60℃で1時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(3−トリフルオロメチルピラゾール−1−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物60」と称する。)0.34gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物60
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.95(d, J=5.2Hz, 1H), 8.94(s, 1H), 8.22(dd, J=5.2, 0.7Hz, 1H), 8.05-8.03(m, 1H), 7.84-7.82(m, 1H), 7.68(dd, J=8.8, 1.3Hz, 1H), 7.54(d, J=8.8Hz, 1H), 6.83(d, J=2.2Hz, 1H)
製造例62
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、4−メチルピラゾール0.11g、炭酸カリウム0.55g及びDMF3mlの混合物を60℃で1.5時間加熱撹拌した。4−メチルピラゾール0.05gを加え、さらに60℃で1.5時間加熱撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(4−メチルピラゾール−1−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物61」と称する。)0.25gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物61
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.89(d, J=0.5Hz, 1H), 8.81(d, J=5.1Hz, 1H), 8.08-8.07(m, 1H), 8.04(dd, J=5.1, 0.6Hz, 1H), 7.67-7.65(m, 1H), 7.57-7.54(m, 2H), 7.51(s, 1H), 2.19(s, 3H)
製造例63
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、4−(トリフルオロメチル)ピラゾール0.18g、炭酸カリウム0.55g及びDMF2mlの混合物を50℃で1.5時間加熱撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−{3−[4−(トリフルオロメチル)ピラゾール−1−イル]ピリジン−4−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物62」と称する。)0.36gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物62
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.96(d, J=5.1Hz, 1H), 8.93(d, J=0.5Hz, 1H), 8.21(dd, J=5.1, 0.5Hz, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 8.05-8.04(m, 1H), 7.95(s, 1H), 7.71-7.68(m, 1H), 7.56(d, J=8.8Hz, 1H)
製造例64
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、1H−1,2,4−トリアゾール0.10g、炭酸カリウム0.55g及びDMF2mlの混合物を50℃で1.5時間加熱撹拌した後、室温に冷却した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物63」と称する。)0.26gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物63
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.99(d, J=5.3Hz, 1H), 8.92(d, J=0.8Hz, 1H), 8.52(s, 1H), 8.25(dd, J=5.3, 0.6Hz, 1H), 8.19(s, 1H), 8.05-8.04(m, 1H), 7.71-7.69(m, 1H), 7.61-7.59(m, 1H)
製造例65
N−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2−ヒドロキシフェニル]イソニコチンアミド0.42g、テトラヒドロフラン5ml及びトリフェニルホスフィン0.38gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.64gを滴下し、室温で1時間、次いで50℃で2.5時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(ピリジン−4−イル)−7−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物64」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物64
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.89-8.88(m, 2H), 8.16-8.13(m, 2H), 8.02-8.01(m 1H), 7.72-7.71(m, 1H)
製造例66
N−[2−ヒドロキシ−5−(ペンタフルオロエチル)フェニル]イソニコチンアミド0.49g、テトラヒドロフラン5ml及びトリフェニルホスフィン0.46gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.77gを滴下し1.8時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し5−(ペンタフルオロエチル)−2−(ピリジン−4−イル)−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物65」と称する。)0.41gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物65
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.88-8.86(m, 2H), 8.12-8.10(m, 3H), 7.77(d, J=8.8Hz, 1H), 7.70-7.67(m, 1H)
製造例67
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(ペンタフルオロエチル)フェニル]イソニコチンアミド0.24g、テトラヒドロフラン4ml及びトリフェニルホスフィン0.21gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.34gを滴下し1.8時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−(ペンタフルオロエチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物66」と称する。)0.19gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物66
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(s, 1H), 8.71(d, J=5.1Hz, 1H), 8.18(s, 1H), 8.10(d, J=5.1Hz, 1H), 7.80(d, J=8.5Hz, 1H), 7.72(d, J=8.8Hz, 1H)
製造例68
N−[2−ヒドロキシ−5−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル]イソニコチンアミド0.79g、テトラヒドロフラン8ml及びトリフェニルホスフィン0.60gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.99gを滴下し2.3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(ピリジン−4−イル)−5−(ヘプタフルオロイソプロピル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物67」と称する。)を得た。
Figure 2011105710
本活性化合物67
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.88-8.86(m, 2H), 8.14(s, 1H), 8.12-8.10(m, 2H), 7.78(d, J=8.8Hz, 1H), 7.71(d, J=8.8Hz, 1H)
製造例69
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル]イソニコチンアミド0.90g、テトラヒドロフラン10ml及びトリフェニルホスフィン0.68gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液1.13gを滴下し1.2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−(ヘプタフルオロイソプロピル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物68」と称する。)0.58gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物68
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(s, 1H), 8.71(d, J=5.1Hz, 1H), 8.21(s, 1H), 8.09(d, J=4.9Hz, 1H), 7.81(d, J=8.8Hz, 1H), 7.74(d, J=8.7Hz, 1H)
製造例70
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.27g及びエタノール3mlの混合物を60℃で2時間、90℃で2.5時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−エトキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物69」と称する。)0.18gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物69
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.57(s, 1H), 8.43(d, J=4.8Hz, 1H), 8.14-8.12(m, 1H), 8.00(d, J=4.8Hz, 1H), 7.75-7.67(m, 2H), 4.39(q, J=7.0Hz, 2H), 1.58(t, J=7.0Hz, 3H)
製造例71
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g及び2−プロパノール3mlの混合物に、氷冷下60%水素化ナトリウム(油性)52mgを加え、そのまま1.5時間、室温に上げてさらに1.5時間攪拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−イソプロポキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物70」と称する。)0.12gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物70
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.57(s, 1H), 8.41(d, J=5.1Hz, 1H), 8.13-8.12(m, 1H), 8.00(d, J=5.1Hz, 1H), 7.74-7.67(m, 2H), 4.87-4.78(m, 1H), 1.49(d, J=6.0Hz, 6H)
製造例72
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.27g及びプロパノール3mlの混合物を攪拌しながら6時間加熱還流した。室温に冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−プロポキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物71」と称する。)0.25gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物71
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.56(s, 1H), 8.43(d, J=5.0Hz, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.74-7.67(m, 2H), 4.27(t, J=6.5, 2H), 2.02-1.92(m, 2H), 1.15(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例73
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.27g及びブタノール3mlの混合物を100℃で6時間加熱攪拌した。炭酸カリウム0.14gを加え、100℃でさらに4時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−ブトキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物72」と称する。)0.24gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物72
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.57(s, 1H), 8.42(d, J=4.8Hz, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 8.01(d, J=4.8Hz, 1H), 7.73-7.67(m, 2H), 4.31(t, J=6.5Hz, 2H), 1.97-1.88(m, 2H), 1.67-1.55(m, 2H), 1.03(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例74
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.27g及び2−プロピン−1−オール3mlの混合物を100℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−(2−プロピン−1−イルオキシ)ピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物73」と称する。)0.20gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物73
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.75(s, 1H), 8.51(d, J=4.8Hz, 1H), 8.16-8.14(m, 1H), 8.05(d, J=5.1Hz, 1H), 7.77-7.69(m, 2H), 5.05-5.03(m, 2H), 2.64-2.62(m, 1H)
製造例75
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.27g及びアリルアルコール3mlの混合物を100℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−アリルオキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物74」と称する。)0.24gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物74
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.57(s, 1H), 8.45(d, J=4.9Hz, 1H), 8.15-8.13(m, 1H), 8.03(d, J=4.9Hz, 1H), 7.75-7.68(m, 2H), 6.19-6.09(m, 1H), 5.70-5.62(m, 1H), 5.44-5.38(m, 1H), 4.92-4.86(m, 2H)
製造例76
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.27g及び2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール3mlの混合物を攪拌しながら5.5時間加熱還流した。室温に冷却後、反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物75」と称する。)0.33gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物75
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.61-8.58(m, 2H), 8.14-8.11(m, 2H), 7.73-7.72(m, 2H), 4.77-4.70(m, 2H)
製造例77
N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミド0.69g、テトラヒドロフラン9ml及びトリフェニルホスフィン0.63gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液1.05gを滴下し3時間撹拌した。トリフェニルホスフィン0.21g、アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.35gを追加し、さらに2時間攪拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得られた結晶をメタノールで洗浄することで、2−(ピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチルチオ)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物76」と称する。)0.17gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物76
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 8.17-8.16(m, 1H), 8.10(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 7.74(dd, J=8.7, 1.4Hz, 1H), 7.69(d, J=8.5Hz, 1H)
製造例78
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミド0.64g、テトラヒドロフラン6ml及びトリフェニルホスフィン0.53gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.87gを滴下し1.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチルチオ)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物77」と称する。)0.57gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物77
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.85(s, 1H), 8.70(d, J=5.1Hz, 1H), 8.24(d, J=1.7Hz, 1H), 8.09(d, J=5.1Hz, 1H), 7.78(dd, J=8.5, 1.7Hz, 1H), 7.72(d, J=8.5Hz, 1H)
製造例79
N−[5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.55g、テトラヒドロフラン6ml及びトリフェニルホスフィン0.50gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.83gを滴下し1.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得られた結晶をメタノールで洗浄することで、5−クロロ−2−(ピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物78」と称する。)0.11gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物78
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.88(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 8.10(dd, J=4.5, 1.7Hz, 2H), 8.01(s, 1H), 7.97(s, 1H)
製造例80
3−クロロ−N−[5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.67g、テトラヒドロフラン7ml及びトリフェニルホスフィン0.55gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.91gを滴下し1.5時間撹拌した。トリフェニルホスフィン0.14g、アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.23gを追加し、さらに1時間攪拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得られた結晶をイソプロパノール及びヘキサンで洗浄することで、5−クロロ−2−(3−クロロピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物79」と称する。)0.37gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物79
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.87(s, 1H), 8.72(d, J=5.1Hz, 1H), 8.09(d, J=5.1Hz, 1H), 8.06(s, 1H), 8.03(s, 1H)
製造例81
N−[4−クロロ−2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド1.01g、テトラヒドロフラン10ml及びトリフェニルホスフィン0.92gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液1.53gを滴下し2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得られた結晶をメタノールで洗浄することで、6−クロロ−2−(ピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物80」と称する。)0.66gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物80
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.87(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 8.18(s, 1H), 8.08(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 7.81(s, 1H)
製造例82
3−クロロ−N−[4−クロロ−2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.46g、テトラヒドロフラン5ml及びトリフェニルホスフィン0.38gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.63gを滴下し2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、6−クロロ−2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物81」と称する。)0.39gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物81
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(s, 1H), 8.71(d, J=5.1Hz, 1H), 8.26(s, 1H), 8.08(d, J=5.1Hz, 1H), 7.86(s, 1H)
製造例83
2−(3−アミノピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、無水酢酸3mlの混合物を60℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチルで洗浄し、N−[4−(5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]アセトアミド(以下、「本活性化合物82」と称する。)0.17gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物82
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.92(br s, 1H), 9.52(s, 1H), 8.57(d, J=5.1Hz, 1H), 8.44-8.42(m, 1H), 8.12(d, J=8.7Hz, 1H), 8.09-8.07(m, 1H), 7.93-7.90(m, 1H), 2.26(s, 3H)
製造例84
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.55g、メチルアミン塩酸塩0.14g及びDMF3mlの混合物を60℃で3時間加熱撹拌した。炭酸カリウム0.55g、メチルアミン塩酸塩0.14gを追加し、さらに2時間加熱攪拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得られた結晶をジエチルエーテルで洗浄することで、メチル−[4−(5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]アミン(以下、「本活性化合物83」と称する。)0.13gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物83
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.35(s, 1H), 8.08-8.04(m, 2H), 7.94-7.87(br m, 1H), 7.84(d, J=5.1Hz, 1H), 7.71(d, J=8.7Hz, 1H), 7.69-7.65(m, 1H), 3.16(d, J=5.1Hz, 3H)
製造例85
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.55g、エチルアミン塩酸塩0.16g及びDMF3mlの混合物を80℃で4.5時間加熱撹拌した。炭酸カリウム0.55g、エチルアミン塩酸塩0.16g、DMF2mlを追加し、さらに3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、エチル−[4−(5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]アミン(以下、「本活性化合物84」と称する。)0.19gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物84
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.35(s, 1H), 8.08-8.06(m, 1H), 8.04(d, J=5.1Hz, 1H), 7.92-7.87(br m, 1H), 7.85(d, J=5.1Hz, 1H), 7.71(d, J=8.7Hz, 1H), 7.69-7.65(m, 1H), 3.54-3.45(m, 2H), 1.46(t, J=7.1Hz, 3H)
製造例86
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.69g、イソプロピルアミン0.30g及びDMF3mlの混合物を50℃で1.5時間、80℃で4時間加熱撹拌した。イソプロピルアミン0.30gを追加し、さらに3時間加熱攪拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、イソプロピル−[4−(5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]アミン(以下、「本活性化合物85」と称する。)0.21gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物85
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.36(s, 1H), 8.09-8.07(m, 1H), 8.00(d, J=5.1Hz, 1H), 7.95-7.89(br m, 1H), 7.85(d, J=5.1Hz, 1H), 7.70(d, J=8.5Hz, 1H), 7.69-7.65(m, 1H), 4.03-3.94(m, 1H), 1.42(d, J=6.3Hz, 6H)
製造例87
3−クロロ−N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミド0.68g、テトラヒドロフラン8ml及びトリフェニルホスフィン0.55gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.90gを滴下し1.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5,5,7,7−テトラフルオロ−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール(以下、「本活性化合物86」と称する。)0.55gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物86
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.89(s, 1H), 8.74(d, J=5.1Hz, 1H), 8.16(s, 1H), 8.11(d, J=5.1Hz, 1H), 7.96(s, 1H)
製造例88
3−フルオロ−N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミド1.46g、テトラヒドロフラン10ml及びトリフェニルホスフィン2.02gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液0.90gを滴下し1時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5,5,7,7−テトラフルオロ−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール(以下、「本活性化合物87」と称する。)1.09gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物87
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.80-8.78(m, 1H), 8.71-8.68(m, 1H), 8.17-8.12(m, 2H), 7.96-7.94(m, 1H)
製造例89
5,5,7,7−テトラフルオロ−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.24g及びメタノール3mlの混合物を60℃で3.5時間加熱撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5,5,7,7−テトラフルオロ−2−(3−メトキシピリジン−4−イル)−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール(以下、「本活性化合物88」と称する。)0.13gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物88
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.63(s, 1H), 8.49(d, J=4.9Hz, 1H), 8.10(s, 1H), 8.03(d, J=4.9Hz, 1H), 7.91(s, 1H), 4.17(s, 3H)
製造例90
60%水素化ナトリウム(油性)44mgとDMF2mlの混合物を室温で撹拌し、ここに2,2,2−トリフルオロエタノール0.11g及びDMF0.5mlの混合溶液を加えた。15分間攪拌した後、5,5,7,7−テトラフルオロ−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール0.28gを加え室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5,5,7,7−テトラフルオロ−2−[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−4−イル]−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール(以下、「本活性化合物89」と称する。)0.25gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物89
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.63-8.61(m, 2H), 8.12(d, J=4.9Hz, 1H), 8.11(s, 1H), 7.91(s, 1H), 4.69(q, J=7.8Hz, 2H)
製造例91
3−フルオロ−N−[4−クロロ−2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド2.08g、テトラヒドロフラン13ml及びトリフェニルホスフィン1.79gの混合物に、室温下アゾジカルボン酸ジエチルエステルの40%トルエン溶液2.98gを滴下し1時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、6−クロロ−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物90」と称する。)1.74gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物90
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.77-8.75(m, 1H), 8.68-8.65(m, 1H), 8.24(s, 1H), 8.13-8.08(m, 1H), 7.85(s, 1H)
製造例92
6−クロロ−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.24g及びメタノール3mlの混合物を60℃で2時間加熱撹拌した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。
合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、6−クロロ−2−(3−メトキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物91」と称する。)0.13gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物91
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.60(s, 1H), 8.47(d, J=4.9Hz, 1H), 8.21(s, 1H), 7.99(d, J=4.9Hz, 1H), 7.81(s, 1H), 4.16(s, 3H)
製造例93
60%水素化ナトリウム(油性)46mgとDMF2mlの混合物を室温で撹拌し、ここに2,2,2−トリフルオロエタノール0.12g及びDMF0.5mlの混合溶液を加えた。15分後、6−クロロ−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28gを加え室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、6−クロロ−2−[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物92」と称する。)0.26gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物92
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.60(s, 1H), 8.59(d, J=4.9Hz, 1H), 8.21(s, 1H), 8.08(d, J=5.1Hz, 1H), 7.81(s, 1H), 4.66(q, J=8.0Hz, 2H)
製造例94
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[4−クロロ−2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−エチルイソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、6−クロロ−2−(3−エチルピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物93」と称する。)0.17gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物93
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.72(s, 1H), 8.67(d, J=5.1Hz, 1H), 8.21(s, 1H), 7.98(d, J=5.1Hz, 1H), 7.81(s, 1H), 3.27(q, J=7.5Hz, 2H), 1.34(t, J=7.4Hz, 3H)
製造例95
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−クロロ−N−[4−フルオロ−2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−6−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物94」と称する。)0.63gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物94
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(s, 1H), 8.70(d, J=5.1Hz, 1H), 8.17(d, J=6.3Hz, 1H), 8.06(d, J=5.1Hz, 1H), 7.54(d, J=9.0Hz, 1H)
製造例96
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−クロロ−N−[2−フルオロ−6−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−4−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物95」と称する。)56mgを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物95
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(s, 1H), 8.71(d, J=5.1Hz, 1H), 8.12(d, J=5.1Hz, 1H), 7.73(dd, J=8.5, 6.3Hz, 1H), 7.57(d, J=8.6Hz, 1H)
製造例97
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−クロロ−6−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、4−クロロ−2−(ピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物96」と称する。)91mgを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物96
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.88(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.15(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 7.80(d, J=8.8Hz, 1H), 7.63(d, J=8.8Hz, 1H)
製造例98
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−イソプロポキシ−N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、5,5,7,7−テトラフルオロ−2−(3−イソプロポキシピリジン−4−イル)−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール(以下、「本活性化合物97」と称する。)0.12gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物97
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.59(s, 1H), 8.42(d, J=5.1Hz, 1H), 8.08(s, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.89(s, 1H), 4.92-4.82(m, 1H), 1.50(d, J=6.1Hz, 6H)
製造例99
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−エチル−N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−(3−エチルピリジン−4−イル)−5,5,7,7−テトラフルオロ−5,7−ジヒドロ−フロ[3’,4’:4,5]ベンゾ[1,2−d]オキサゾール(以下、「本活性化合物98」と称する。)0.40gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物98
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.75(s, 1H), 8.70(d, J=5.0Hz, 1H), 8.11(s, 1H), 8.02(d, J=5.1Hz, 1H), 7.91(s, 1H), 3.29(q, J=7.5Hz, 2H), 1.35(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例100
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−3−フルオロイソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、5−tert−ブチル−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物99」と称する。)3.1gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物99
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.72-8.70(m, 1H), 8.62-8.59(m, 1H), 8.12-8.09(m, 1H), 7.91-7.89(m, 1H), 7.59-7.51(m, 2H), 1.41(s, 9H)
製造例101
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾールに代えて5−tert−ブチル−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)ベンズオキサゾールを用い、製造例38記載の方法に準じて、5−tert−ブチル−2−(3−メトキシピリジン−4−イル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物100」と称する。
)0.27gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物100
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.56(s, 1H), 8.43(d, J=4.9Hz, 1H), 8.00(d, J=4.9Hz, 1H), 7.89(d, J=1.8Hz, 1H), 7.54(d, J=8.5Hz, 1H), 7.48(dd, J=8.8, 2.0Hz, 1H), 4.15(s, 3H), 1.40(s, 9H)
製造例102
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾールに代えて5−tert−ブチル−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)ベンズオキサゾールを用い、製造例40記載の方法に準じて、5−tert−ブチル−2−[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−4−イル]ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物101」と称する。)0.33gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物101
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.59(s, 1H), 8.56(d, J=4.9Hz, 1H), 8.08(d, J=4.9Hz, 1H), 7.86(d, J=1.7Hz, 1H), 7.55(d, J=8.8Hz, 1H), 7.51(dd, J=8.7, 1.8Hz, 1H), 4.65(q, J=8.0Hz, 2H), 1.41(s, 9H)
製造例103
5−tert−ブチル−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)ベンズオキサゾール2.07g、炭酸カリウム4.23g及びベンジルアルコール8mlの混合物を100℃で8.5時間加熱撹拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−ベンジルオキシピリジン−4−イル)−5−tert−ブチルベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物102」と称する。)2.2gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物102
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.56(s, 1H), 8.41(d, J=4.9Hz, 1H), 8.03(d, J=4.9Hz, 1H), 7.88-7.86(m, 1H), 7.59-7.55(m, 2H), 7.54-7.47(m, 2H), 7.43-7.37(m, 2H), 7.36-7.30(m, 1H), 5.42(s, 2H), 1.41(s, 9H)
製造例104
2−(3−ベンジルオキシピリジン−4−イル)−5−tert−ブチルベンズオキサゾール2.1g、5%パラジウム炭素0.58g及び酢酸50mlの混合物を約1気圧の水素雰囲気下、室温で6時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−tert−ブチルベンズオキサゾール−2−イル)ピリジン−3−オール(以下、「本活性化合物103」と称する。)1.3gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物103
1H-NMR(CDCl3) δ: 11.21(br s, 1H), 8.60(s, 1H), 8.31(d, J=4.9Hz, 1H), 7.83-7.80(m, 2H), 7.58(d, J=8.5Hz, 1H), 7.53(dd, J=8.7, 1.8Hz, 1H), 1.42(s, 9H)
製造例105
4−(5−tert−ブチルベンズオキサゾール−2−イル)ピリジン−3−オール0.30g、炭酸カリウム0.17g及びDMF3mlの混合物に室温でヨウ化イソプロピル0.21gを加えた後、60℃で2時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−tert−ブチル−2−(3−イソプロポキシピリジン−4−イル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物104」と称する。)0.21gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物104
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.53(s, 1H), 8.38(d, J=4.9Hz, 1H), 7.98(d, J=5.0Hz, 1H), 7.86-7.84(m, 1H), 7.55-7.46(m, 2H), 4.81-4.70(m, 1H), 1.47(d, J=6.1Hz, 6H), 1.41(s, 9H)
製造例106
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−3−エチルイソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、5−tert−ブチル−2−(3−エチルピリジン−4−イル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物105」と称する。)0.19gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物105
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.67(s, 1H), 8.61(d, J=5.1Hz, 1H), 7.99(d, J=5.1Hz, 1H), 7.87-7.85(m, 1H), 7.56-7.47(m, 2H), 3.29(q, J=7.5Hz, 2H), 1.41(s, 9H), 1.34(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例107
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2−クロロ−5−トリフルオロメチルイソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、5−tert−ブチル−2−[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル]ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物106」と称する。)0.59gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物106
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.89(s, 1H), 8.23(s, 1H), 7.90-7.88(m, 1H), 7.58-7.57(m, 2H), 1.41(s, 9H)
製造例108
5−tert−ブチル−2−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−4−イル)ベンズオキサゾール0.40g、5%パラジウム炭素0.59g及び酢酸25mlの混合物を約1気圧の水素雰囲気下、室温で15時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−tert−ブチル−2−(3−トリフルオロメチルピリジン−4−イル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物107」と称する。)0.19gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物107
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.13(s, 1H), 8.98(d, J=5.1Hz, 1H), 8.14(d, J=5.1Hz, 1H), 7.89(dd, J=1.7, 0.7Hz, 1H), 7.58(d, J=8.6, 0.7Hz, 1H), 7.54(dd, J=8.8, 1.8Hz, 1H), 1.41(s, 9H)
製造例109
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−クロロ−N−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメトキシフェニル)イソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物108」と称する。)0.32gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物108
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.85-8.84(m, 1H), 8.69(d, J=5.1Hz, 1H), 8.09-8.07(m, 1H), 7.79-7.77(m, 1H), 7.69-7.66(m, 1H), 7.38-7.34(m, 1H)
製造例110
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−エチル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−(3−エチルピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物109」と称する。)0.32gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物109
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.70(s, 1H), 8.65(d, J=5.1Hz, 1H), 7.99(d, J=5.1Hz, 1H), 7.74-7.72(m, 1H), 7.65-7.62(m, 1H), 7.34-7.30(m, 1H), 3.28(q, J=7.5Hz, 2H), 1.34(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例111
2,2,2−トリフルオロエタノールに代えて2,2−ジフルオロエタノールを用い、製造例40記載の方法に準じて、2−[3−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物110」と称する。)0.24gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物110
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.59(s, 1H), 8.55(d, J=4.9Hz, 1H), 8.14(s, 1H), 8.07(d, J=4.9Hz, 1H), 7.76-7.70(m, 2H), 6.28(tt, J=54.9, 4.0Hz, 1H), 4.51(td, J=12.8, 4.0Hz, 2H)
製造例112
2,2,2−トリフルオロエタノールに代えて1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを用い、製造例40記載の方法に準じて、2−[3−(1−メチル−2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物111」と称する。)0.31gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物111
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.61(s, 1H), 8.55(d, J=4.9Hz, 1H), 8.14-8.12(m, 1H), 8.09(d, J=4.9Hz, 1H), 7.76-7.70(m, 2H), 4.97-4.87(m, 1H), 1.69(d, J=6.6Hz, 3H)
製造例113
2,2,2−トリフルオロエタノールに代えて2,2,3,3−テトラフルオロプロパノールを用い、製造例40記載の方法に準じて、2−[3−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物112」と称する。)0.34gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物112
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.58(d, J=5.1Hz, 1H), 8.56(s, 1H), 8.13-8.12(m, 1H), 8.10(d, J=4.9Hz, 1H), 7.74-7.73(m, 2H), 6.75-6.44(m, 1H), 4.71-4.63(m, 2H)
製造例114
5−tert−ブチル−2−(3−フルオロピリジン−4−イル)ベンズオキサゾールに代えて2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾールを用い、製造例103記載の方法に準じて、2−(3−ベンジルオキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物113」と称する。)4.6gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物113
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.62(s, 1H), 8.45(d, J=4.9Hz, 1H), 8.15-8.13(m, 1H), 8.05(d, J=5.0Hz, 1H), 7.73-7.67(m, 2H), 7.60-7.54(m, 2H), 7.45-7.39(m, 2H), 7.38-7.33(m, 1H), 5.44(s, 2H)
製造例115
2−(3−ベンジルオキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール4.69g、5%パラジウム炭素1.0g及び酢酸70mlの混合物を約1気圧の水素雰囲気下、室温で9時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン−3−オール(以下、「本活性化合物114」と称する。)3.44gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物114
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.84(br s, 1H), 8.63(s, 1H), 8.35(d, J=4.9Hz, 1H), 8.12-8.09(m, 1H), 7.86(d, J=5.1Hz, 1H), 7.79(d, J=8.8Hz, 1H), 7.76(dd, J=8.5, 1.7Hz, 1H)
製造例116
4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン−3−オール0.28g、炭酸カリウム0.28g及びDMF2mlの混合物に室温でシクロペンチルブロミド0.29gとDMF2mlの混合物を加えた後、60℃で4時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−シクロペンチルオキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物115」と称する。)0.29gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物115
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.56(s, 1H), 8.39(d, J=4.9Hz, 1H), 8.13-8.10(m, 1H), 8.00(d, J=4.9Hz, 1H), 7.73-7.66(m, 2H), 5.13-5.06(m, 1H), 2.08-1.99(m, 4H), 1.96-1.84(m, 2H), 1.77-1.65(m, 2H)
製造例117
プロパノールに代えてイソブチルアルコールを用い、製造例72記載の方法に準じて、2−(3−イソブトキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物116」と称する。)0.24gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物116
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.55(s, 1H), 8.42(d, J=5.1Hz, 1H), 8.12-8.11(m, 1H), 8.02(d, J=5.1Hz, 1H), 7.73-7.67(m, 2H), 4.06(d, J=6.3Hz, 2H), 2.32-2.20(m, 1H), 1.14(d, J=6.6Hz, 6H)
製造例118
プロパノールに代えて2,2−ジメチル−1−プロパノールを用い、製造例72記載の方法に準じて、2−[3−(2,2−ジメチルプロポキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物117」と称する。
)0.23gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物117
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.53(s, 1H), 8.42(d, J=4.9Hz, 1H), 8.12-8.10(m, 1H), 8.04(d, J=4.9Hz, 1H), 7.72-7.66(m, 2H), 3.93(s, 2H), 1.15(s, 9H)
製造例119
プロパノールに代えてシクロプロパンメタノールを用い、製造例72記載の方法に準じて、2−[3−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物118」と称する。)0.23gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物118
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.57(s, 1H), 8.44(d, J=5.1Hz, 1H), 8.14-8.12(m, 1H), 8.01(d, J=5.0Hz, 1H), 7.75-7.68(m, 2H), 4.19(d, J=6.5Hz, 2H), 1.45-1.34(m, 1H), 0.73-0.65(m, 2H), 0.51-0.45(m, 2H)
製造例120
シクロペンチルブロミドに代えて2−ブロモブタンを用い、製造例116記載の方法に準じて、2−(3−sec−ブトキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物119」と称する。)0.14gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物119
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.56(s, 1H), 8.39(d, J=5.1Hz, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 8.00(d, J=5.1Hz, 1H), 7.73-7.66(m, 2H), 4.68-4.58(m, 1H), 1.96-1.73(m, 2H), 1.45(d, J=6.1Hz, 3H), 1.07(t, J=7.4Hz, 3H)
製造例121
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.27g及び2−メトキシエタノール3mlの混合物を80℃で2.5時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物120」と称する。)0.23gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物120
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.61(s, 1H), 8.46(d, J=4.9Hz, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 8.02(d, J=4.9Hz, 1H), 7.73-7.67(m, 2H), 4.48-4.42(m, 2H), 3.94-3.87(m, 2H), 3.50(s, 3H)
製造例122
2−メトキシエタノールに代えて3−メトキシ−1−プロパノールを用い、製造例121記載の方法に準じて、2−[3−(3−メトキシプロポキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物121」と称する。)0.23gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物121
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.59(s, 1H), 8.43(d, J=5.0Hz, 1H), 8.13-8.10(m, 1H), 8.01(d, J=4.9Hz, 1H), 7.74-7.67(m, 2H), 4.40(t, J=6.2Hz, 2H), 3.69(t, J=6.1Hz, 2H), 3.37(s, 3H), 2.23-2.17(m, 2H)
製造例123
シクロペンチルブロミドに代えて2−ブロモエチルエチルエーテルを用い、製造例116記載の方法に準じて、2−[3−(2−エトキシエトキシ)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物122」と称する。)0.10gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物122
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.62(s, 1H), 8.45(d, J=4.9Hz, 1H), 8.12-8.10(m, 1H), 8.01(d, J=4.9Hz, 1H), 7.73-7.67(m, 2H), 4.48-4.43(m, 2H), 3.96-3.91(m, 2H), 3.66(q, J=7.1Hz, 2H), 1.24(t, J=7.1Hz, 3H)
製造例124
プロパノールに代えてペンタノールを用い、製造例72記載の方法に準じて、2−(3−ペンチルオキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物123」と称する。)0.29gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物123
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.56(s, 1H), 8.42(d, J=4.9Hz, 1H), 8.13-8.10(m, 1H), 8.01(d, J=4.9Hz, 1H), 7.73-7.67(m, 2H), 4.29(t, J=6.5Hz, 2H), 1.99-1.90(m, 2H), 1.62-1.52(m, 2H), 1.49-1.37(m, 2H), 0.96(t, J=7.2Hz, 3H)
製造例125
プロパノールに代えてヘキサノールを用い、製造例72記載の方法に準じて、2−(3−ヘキシルオキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物124」と称する。)0.23gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物124
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.56(s, 1H), 8.42(d, J=5.0Hz, 1H), 8.15-8.09(m, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.74-7.68(m, 2H), 4.32-4.27(m, 2H), 1.98-1.88(m, 2H), 1.61-1.52(m, 2H), 1.42-1.31(m, 4H), 0.95-0.88(m, 3H)
製造例126
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、5−トリフルオロメチル−2−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル]−ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物125」と称する。)0.55gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物125
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.18(s, 1H), 9.04(d, J=4.9Hz, 1H), 8.20-8.18(m, 1H), 8.16(d, J=5.1Hz, 1H), 7.81-7.74(m, 2H)
製造例127
4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン−3−オール0.50g、炭酸カリウム1.23g及びDMF14mlの混合物にクロロジフルオロメタンガスを吹き込みながら70℃で3時間加熱攪拌した。ガスの吹込みを停止し、室温に冷却後、1晩静置した。反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−ジフルオロメトキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物126」と称する。)0.11gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物126
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.80(s, 1H), 8.74(d, J=5.1Hz, 1H), 8.18-8.16(m, 1H), 8.15(d, J=5.1Hz, 1H), 7.79-7.72(m, 2H), 6.82(t, J=73.0Hz, 1H)
製造例128
フェノールに代えて3−ヒドロキシピリジンを用い、製造例39記載の方法に準じて、2−[3−(ピリジン−3−イルオキシ)−ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物127」と称する。)0.30gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物127
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.67(d, J=5.1Hz, 1H), 8.54(s, 1H), 8.53-8.52(m, 1H), 8.45-8.42(m, 1H), 8.20-8.18(m, 1H), 8.10-8.08(m, 1H), 7.71-7.65(m, 2H), 7.40-7.36(m, 1H), 7.35-7.30(m, 1H),
製造例129
2−(3−ヨードピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.40g、3−ピリジンボロン酸0.21g、1,4−ジオキサン8ml及びジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)0.07gの混合物に、炭酸ナトリウム0.40gと水3mlの混合物を加え2時間加熱還流した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−トリフルオロメチル−ベンズオキサゾール−2−イル)−[3,3’]ビピリジニル(以下、「本活性化合物128」と称する。)0.36gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物128
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.89(d, J=5.1Hz, 1H), 8.77(s, 1H), 8.74-8.69(m, 1H), 8.68-8.62(m, 1H), 8.18-8.13(m, 1H), 8.04-7.99(m, 1H), 7.73-7.68(m, 1H), 7.67-7.62(m, 1H), 7.54-7.47(m, 1H), 7.43-7.36(m, 1H)
製造例130
3−ピリジンボロン酸に代えて4−ピリジンボロン酸を用い、製造例129記載の方法に準じて、4−(5−トリフルオロメチル−ベンズオキサゾール−2−イル)−[3,4’]ビピリジニル(以下、「本活性化合物129」と称する。)0.20gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物129
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.90(d, J=5.1Hz, 1H), 8.75(s, 1H), 8.70(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.14-8.12(m, 1H), 8.03-8.02(m, 1H), 7.67-7.63(m, 1H), 7.50(d, J=8.5Hz, 1H), 7.28(dd, J=4.4, 1.7, 2H)
製造例131
2−(3−アミノピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.30g及びトリフルオロ酢酸無水物3mlの混合物を60℃で15分間加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。析出した結晶をろ取し、得られた結晶を酢酸エチルに溶解した。得られた溶液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2,2,2−トリフルオロ−N−[4−(5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]アセトアミド(以下、「本活性化合物130」と称する。)0.32gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物130
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.66(br s, 1H), 10.11(s, 1H), 8.71(d, J=5.1Hz, 1H), 8.15-8.14(m, 1H), 8.12(d, J=5.1Hz, 1H), 7.85-7.79(m, 2H)
製造例132
2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.28g、炭酸カリウム0.14g及びDMF3mlの混合物にジメチルアミンのTHF溶液3mlを加え、60℃で3.3時間加熱撹拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水を加えた後、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、得られた結晶をジエチルエーテルで洗浄し、ジメチル−{4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}アミン(以下、「本活性化合物131」と称する。)0.27gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物131
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.53(s, 1H), 8.28(d, J=5.1Hz, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 7.79(d, J=5.1Hz, 1H), 7.74-7.71(m, 1H), 7.70-7.67(m, 1H), 2.93(s, 6H)
製造例133
イソプロピルアミンに代えてN−イソプロピルメチルアミンを用い、製造例86記載の方法に準じて、イソプロピル−メチル−{4−[5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}アミン(以下、「本活性化合物132」と称する。)0.17gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物132
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.53(s, 1H), 8.29(d, J=4.9Hz, 1H), 8.11-8.09(m, 1H), 7.79(d, J=4.9Hz, 1H), 7.73-7.66(m, 2H), 3.57-3.45(m, 1H), 2.82(s, 3H), 1.15(d, J=6.6Hz, 6H)
製造例134
2−(3−エチルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール0.60g及びクロロホルム8mlの混合物に、氷冷下で70%m−クロロ過安息香酸0.64gを加え、0℃で1時間攪拌した。反応混合物をクロロホルムで希釈し、5%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(エタンスルフォニル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物133」と称する。)0.21g及び2−[3−(エタンスルフィニル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物134」と称する。)0.30gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物133
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.44-9.43(m, 1H), 9.09(d, J=4.9Hz, 1H), 8.17-8.14(m, 1H), 7.96-7.94(m, 1H), 7.78-7.75(m, 2H), 3.93(q, J=7.5Hz, 2H), 1.46(t, J=7.6Hz, 3H)
Figure 2011105710
本活性化合物134
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.45-9.44(m, 1H), 8.99(d, J=5.1Hz, 1H), 8.18-8.17(m, 1H), 8.13-8.11(m, 1H), 7.81-7.76(m, 2H), 3.53-3.41(m, 1H), 3.15-3.04(m, 1H), 1.45(t, J=7.4Hz, 3H)
製造例135
2−(3−エチルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾールに代えて2−(3−メチルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾールを用い、製造例134記載の方法に準じて、2−[3−(メタンスルフォニル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物135」と称する。)0.26g及び2−[3−(メタンスルフィニル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物136」と称する。)0.37gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物135
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.51(s, 1H), 9.11(d, J=4.9Hz, 1H), 8.19-8.16(m, 1H), 7.97(d, J=5.0Hz, 1H), 7.80-7.76(m, 2H), 3.72(s, 3H)
Figure 2011105710
本活性化合物136
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.55(s, 1H), 9.01(d, J=5.1Hz, 1H), 8.21-8.19(m, 1H), 8.12-8.10(m, 1H), 7.82-7.76(m, 2H), 3.13(s, 3H)
製造例136
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−(メトキシメチル)イソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−[3−(メトキシメチル)ピリジン−4−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾール(以下、「本活性化合物137」と称する。)0.26gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物137
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.02-9.01(m, 1H), 8.78(d, J=5.1Hz, 1H), 8.17-8.15(m, 1H), 8.08-8.05(m, 1H), 7.77-7.71(m, 2H), 5.12(s, 2H), 3.57(s, 3H)
製造例137
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−ピリジン−4−イル−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物138」と称する。)0.32gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物138
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.90(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 8.76-8.74(m, 1H), 8.40-8.38(m, 1H), 8.14(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H)
製造例138
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物139」と称する。)0.72gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物139
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.89(s, 1H), 8.80-8.77(m, 1H), 8.74(d, J=5.1Hz, 1H), 8.48-8.46(m, 1H), 8.13(d, J=5.1Hz, 1H)
製造例139
2−(3−クロロピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン0.45g及びクロロホルム5mlの混合物に、氷冷下70%m−クロロ過安息香酸0.48gを加え、室温で4時間、50℃で2時間加熱撹拌した。室温まで冷却後、反応混合物をクロロホルムで希釈し、5%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−クロロ−1−オキシピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物140」と称する。)0.36gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物140
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.77-8.74(m, 1H), 8.43-8.42(m, 1H), 8.41(d, J=1.7Hz, 1H), 8.23(dd, J=7.0, 1.6Hz, 1H), 8.19(d, J=6.9Hz, 1H)
製造例140
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−フルオロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−(3−フルオロピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物141」と称する。)1.72gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物141
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.81-8.76(m, 2H), 8.70(d, J=5.1Hz, 1H), 8.46-8.43(m, 1H), 8.17-8.13(m, 1H)
製造例141
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−メチルイソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−(3−メチルピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物142」と称する。)0.23gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物142
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.76-8.74(m, 1H), 8.72(s, 1H), 8.70(d, J=5.1Hz, 1H), 8.43-8.41(m, 1H), 8.09(d, J=5.1Hz, 1H), 2.84(s, 3H)
製造例142
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−エチル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−(3−エチルピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物143」と称する。)0.16gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物143
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.76-8.73(m, 2H), 8.70(d, J=5.1Hz, 1H), 8.43-8.41(m, 1H), 8.07(d, J=5.1Hz, 1H), 3.30(q, J=7.5Hz, 2H), 1.36(t, J=7.5Hz, 3H)
製造例143
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、6−トリフルオロメチル−2−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル]−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物144」と称する。
)0.22gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物144
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.21(s, 1H), 9.08(d, J=5.1Hz, 1H), 8.81-8.79(m, 1H), 8.49-8.47(m, 1H), 8.17(d, J=5.1Hz, 1H)
製造例144
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−メトキシイソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−(3−メトキシピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物145」と称する。)0.27gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物145
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.75-8.72(m, 1H), 8.63(s, 1H), 8.49(d, J=4.9Hz, 1H), 8.41-8.40(m, 1H), 8.06-8.04(m, 1H), 4.18(s, 3H)
製造例145
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−メチルチオイソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−(3−メチルチオピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物146」と称する。)1.07gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物146
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.76-8.74(m, 1H), 8.71(s, 1H), 8.60(d, J=5.1Hz, 1H), 8.48-8.46(m, 1H), 8.09(d, J=5.1Hz, 1H), 2.70(s, 3H)
製造例146
2−(3−エチルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾールに代えて2−(3−メチルチオピリジン−4−イル)−6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジンを用い、製造例134記載の方法に準じて、2−[3−(メタンスルフォニル)ピリジン−4−イル]−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物147」と称する。)0.20g及び2−[3−(メタンスルフィニル)ピリジン−4−イル]−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物148」と称する。)0.29gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物147
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.52(d, J=0.5Hz, 1H), 9.14(t, J=5.1Hz, 1H), 8.81-8.79(m, 1H), 8.47-8.46(m, 1H), 8.00(dd, J=5.0, 0.6Hz, 1H), 3.69(s, 3H)
Figure 2011105710
本活性化合物148
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.59(s, 1H), 9.07-9.05(m, 1H), 8.82-8.80(m, 1H), 8.51-8.19(m, 1H), 8.19-8.16(m, 1H), 3.12(s, 3H)
製造例147
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−エチルチオイソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−(3−エチルチオピリジン−4−イル)−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物149」と称する。)1.06gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物149
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.77-8.73(m, 2H), 8.59(d, J=5.1Hz, 1H), 8.48-8.47(m, 1H), 8.08-8.06(m, 1H), 3.21(q, J=7.4Hz, 2H), 1.49(t, J=7.3Hz, 3H)
製造例148
2−(3−エチルチオピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ベンズオキサゾールに代えて2−(3−エチルチオピリジン−4−イル)−6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジンを用い、製造例134記載の方法に準じて、2−[3−(エタンスルフォニル)ピリジン−4−イル]−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物150」と称する。)0.29g及び2−[3−(エタンスルフィニル)ピリジン−4−イル]−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物151」と称する。)0.20gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物150
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.46-9.45(m, 1H), 9.14(d, J=4.9Hz, 1H), 8.80-8.79(m, 1H), 8.46-8.44(m, 1H), 7.99-7.97(m, 1H), 3.88(q, J=7.5Hz, 2H), 1.48(t, J=7.3Hz, 3H)
Figure 2011105710
本活性化合物151
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.48(s, 1H), 9.04(d, J=5.1Hz, 1H), 8.82-8.80(m, 1H), 8.49-8.47(m, 1H), 8.19-8.17(m, 1H), 3.51-3.39(m, 1H), 3.14-3.04(m, 1H), 1.44(t, J=7.4Hz, 3H)
製造例149
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−(メトキシメチル)イソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−[3−(メトキシメチル)ピリジン−4−イル]−6−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物152」と称する。)0.29gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物152
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.04(s, 1H), 8.82(d, J=5.1Hz, 1H), 8.77-8.75(m, 1H), 8.44-8.42(m, 1H), 8.12(d, J=5.1Hz, 1H), 5.11(s, 2H), 3.56(s, 3H)
製造例150
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えてN−[2−ヒドロキシ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−(ピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物153」と称する。)0.27gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物153
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.91(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 8.30(d, J=8.0Hz, 1H), 8.14(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 7.85(d, J=8.0Hz, 1H)
製造例151
3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミドに代えて、3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−イソニコチンアミドを用い、製造例78記載の方法に準じて、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物154」と称する。)0.42gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物154
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.89(s, 1H), 8.74(d, J=5.1Hz, 1H), 8.38(d, J=8.0Hz, 1H), 8.14-8.12(m, 1H), 7.88(d, J=8.0Hz, 1H)
製造例152
2−(3−クロロピリジン−4−イル)−6−トリフルオロメチルオキサゾロ[5,4−b]ピリジンに代えて2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジンを用い、製造例139記載の方法に準じて、2−(3−クロロ−1−オキシピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物155」と称する。)0.14gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物155
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.41(d, J=1.7Hz, 1H), 8.33(d, J=8.0Hz, 1H), 8.23(dd, J=7.1, 1.7Hz, 1H), 8.19(d, J=7.1Hz, 1H), 7.86(d, J=8.1Hz, 1H)
製造例153
2−アミノ−4−プロピルフェノールに代えて2−アミノ−6−メチルピリジン−3−オールを用い、製造例1記載の方法に準じて、5−メチル−2−ピリジン−4−イル−オキサゾロ[4,5−b]ピリジン(以下、「本活性化合物156」と称する。)0.62gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物156
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.85(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 8.13(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 7.82(d, J=8.5Hz, 1H), 7.24(d, J=8.5Hz, 1H), 2.72(s, 3H)
製造例154
2−アミノ−4−プロピルフェノール及びイソニコチン酸に代えて、2−アミノ−6−メチルピリジン−3−オール及び3−クロロイソニコチン酸を用い、製造例1記載の方法に準じて、2−(3−クロロピリジン−4−イル)−5−メチル−オキサゾロ[4,5−b]ピリジン(以下、「本活性化合物157」と称する。)0.44gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物157
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.83(s, 1H), 8.69(d, J=5.1Hz, 1H), 8.16(d, J=5.1Hz, 1H), 7.86(d, J=8.5Hz, 1H), 7.28(d, J=8.4Hz, 1H), 2.74(s, 3H)
製造例155
2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミドに代えて3−ベンジルオキシ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−イソニコチンアミドを用い、製造例22記載の方法に準じて、2−[3−(ベンジルオキシ)ピリジン−4−イル]−6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物158」と称する。)2.23gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物158
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.75-8.73(m, 1H), 8.63(s, 1H), 8.47(d, J=4.9Hz, 1H), 8.40-8.38(m, 1H), 8.06(d, J=4.9Hz, 1H), 7.60-7.56(m, 2H), 7.45-7.40(m, 2H), 7.38-7.32(m, 1H), 5.47(s, 2H)
製造例156
2−[3−(ベンジルオキシ)ピリジン−4−イル]−6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン1.7g、酢酸エチル40ml及び10%パラジウム炭素の混合物を、40bar、40℃の条件下で2時間反応させた。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ピリジン−3−オール(以下、「本活性化合物159」と称する。)1.0gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物159
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.57(s, 1H), 8.79-8.78(m, 1H), 8.67(s, 1H), 8.41-8.39(m, 2H), 7.91(d, J=5.1Hz, 1H)
製造例157
4−(6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ピリジン−3−オール0.26g、炭酸カリウム0.14g及びDMF3mlの混合物に室温でヨウ化イソプロピル0.17gを加えた後、60℃で1.5時間加熱攪拌した。炭酸カリウム38mgとヨウ化イソプロピル47mgを追加し、60℃で2時間加熱撹拌した。
室温まで冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−イソプロポキシピリジン−4−イル)−6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物160」と称する。)0.16gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物160
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.73-8.71(m, 1H), 8.60(s, 1H), 8.43-8.41(m, 1H), 8.39-8.38(m, 1H), 8.02(d, J=5.1Hz, 1H), 4.94-4.83(m, 1H), 1.52(d, J=6.1Hz, 6H)
製造例158
4−(6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ピリジン−3−オール0.25g、炭酸カリウム0.14g及びDMF3mlの混合物に室温でヨードエタン0.15g及びDMF1mlの混合物を加えた後、60℃で1.5時間加熱攪拌した。炭酸カリウム70mgとヨードエタン53mgを追加し、60℃で3.5時間加熱撹拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。
合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−エトキシピリジン−4−イル)−6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物161」と称する。)60mgを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物161
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.74-8.72(m, 1H), 8.60(s, 1H), 8.45(d, J=4.9Hz, 1H), 8.40-8.38(m, 1H), 8.04-8.02(m, 1H), 4.41(q, J=6.9Hz, 2H), 1.60(t, J=7.0Hz, 3H)
製造例159
4−(6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ピリジン−3−オール0.31g、炭酸カリウム0.23g及びDMF3mlの混合物に室温でトリフルオロメタンスルホン酸(2,2−ジフルオロエチル)エステル0.50g及びDMF7mlの混合物を加えた後、60℃で6時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−[3−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピリジン−4−イル]−6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物162」と称する。)0.10gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物162
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.76-8.74(m, 1H), 8.62(s, 1H), 8.57(d, J=5.1Hz, 1H), 8.41-8.40(m, 1H), 8.09(d, J=5.1Hz, 1H), 6.30(tt, J=54.8, 4.0Hz, 1H), 4.53(td, J=12.7, 4.1Hz, 2H)
製造例160
N−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−イソニコチンアミド0.69gおよびオキシ塩化リン6.33gの混合物を120℃まで昇温し、4時間加熱攪拌した後、室温まで冷却し、減圧下濃縮した。粗生成物に氷冷下水を注加した後、pHが約7になるまで飽和炭酸水素ナトリウム溶液を注加した。析出した結晶を水で洗浄後、ろ取し、減圧下乾燥した。その後、さらにメチル−tert−ブチルエーテルで洗浄、続いてヘキサンで洗浄した後、減圧下乾燥し、2−[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−フェニル]−6−トリフルオロメチル−オキサゾロ[5,4−b]ピリジン(以下、「本活性化合物163」と称する。)0.38gを得た。
Figure 2011105710
本活性化合物163
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.77-8.75(m, 1H), 8.65-8.61(m, 2H), 8.43-8.41(m, 1H), 8.13(d, J=4.9Hz, 1H), 4.70(q, J=8.0Hz, 2H)
次に、本活性化合物の製造中間体の製造について参考製造例として示す。
参考製造例1
4−プロピルフェノール5.0g及び酢酸35mlの混合物に、10〜15℃に保ったまま、61%硝酸3.80gと酢酸10mlの混合物を滴下し4時間攪拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮することで、4−プロピル−2−ニトロフェノール6.65gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.46(s, 1H), 7.89(d, J=2.2Hz, 1H), 7.40(dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 7.08(d, J=8.5Hz, 1H), 2.58(t, J=7.8Hz, 2H), 1.69-1.59(m, 2H), 0.94(t, J=7.3Hz, 3H)
4−プロピル−2−ニトロフェノール6.65g、酢酸エチル55ml及び5%パラジウム炭素1.0gの混合物を約1気圧の水素雰囲気下室温で2時間攪拌した。セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮することで2−アミノ−4−プロピルフェノール5.17gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.64(d, J=7.9Hz, 1H), 6.59(d, J=2.0Hz, 1H), 6.49(dd, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 3.74(br s, 2H), 2.44(t, J=7.8Hz, 2H), 1.63-1.52(m, 2H), 0.91(t, J=7.3Hz, 3H)
参考製造例2
4−プロピルフェノールに代えて4−ブチルフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、4−ブチル−2−ニトロフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.46(s, 1H), 7.89(d, J=2.2Hz, 1H), 7.41(dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 7.07(d, J=8.5Hz, 1H), 2.60(t, J=7.6Hz, 2H), 1.65-1.53(m, 2H), 1.41-1.30(m, 2H), 0.93(t, J=7.3Hz, 3H)
4−プロピル−2−ニトロフェノールに代えて4−ブチル−2−ニトロフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、2−アミノ−4−ブチルフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.64(d, J=8.0Hz, 1H), 6.59(d, J=2.0Hz, 1H), 6.49(dd, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 3.60(br s, 2H), 2.47(t, J=7.6Hz, 2H), 1.59-1.49(m, 2H), 1.38-1.27(m, 2H), 0.91(t, J=7.3Hz, 3H)
参考製造例3
4−メトキシ−2−ニトロフェノール7g、酢酸エチル50ml及び5%パラジウム炭素1.3gの混合物を約1気圧の水素雰囲気下室温で3.3時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)ろ過し、ろ液を減圧下濃縮することで、2−アミノ−4−メトキシフェノールを得た。これをさらに精製することなく、次の反応に用いた。
2−アミノ−4−メトキシフェノールの粗製物2.5g、イソニコチン酸クロリド塩酸塩3.2g及びピリジン20mlの混合物を12時間加熱還流した。反応混合物を氷水中に注ぎ、析出した沈殿物をろ取した。得られた固体を酢酸エチルに溶かし、水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。活性炭を加えた後、セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮することで、N−(2−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)イソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.50(br s, 1H), 8.79-8.75(m, 2H), 7.89-7.83(m, 2H), 7.36-7.30(m, 1H), 6.87-6.81(m, 1H), 6.70-6.64(m, 1H), 3.69(s, 3H)
参考製造例4
4−プロピルフェノールに代えて4−エチルフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、4−エチル−2−ニトロフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.46(s, 1H), 7.91(d, J=2.1Hz, 1H), 7.43(dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 7.08(d, J=8.7Hz, 1H), 2.64(q, J=7.8Hz, 2H), 1.25(t, J=7.8Hz, 3H)
4−プロピル−2−ニトロフェノールに代えて4−エチル−2−ニトロフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、2−アミノ−4−エチルフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.65(d, J=8.0Hz, 1H), 6.61(d, J=2.1Hz, 1H), 6.53-6.49(m, 1H), 3.84(br s, 2H), 2.51(q, J=7.6Hz, 2H), 1.18(t, J=7.6Hz, 3H)
参考製造例5
4−プロピルフェノールに代えて4−イソプロピルフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、4−イソプロピル−2−ニトロフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.46(s, 1H), 7.93(d, J=2.1Hz, 1H), 7.47(dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 7.09(d, J=8.6Hz, 1H), 2.97-2.86(m, 1H), 1.25(d, J=7.0Hz, 6H)
4−プロピル−2−ニトロフェノールに代えて4−イソプロピル−2−ニトロフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、2−アミノ−4−イソプロピルフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.66(d, J=8.2Hz, 1H), 6.64(d, J=2.1Hz, 1H), 6.54(dd, J=8.0, 2.2Hz, 1H), 4.60(br s, 1H), 3.58(br s, 2H), 2.84-2.70(m, 1H), 1.19(d, J=7.0Hz, 6H)
参考製造例6
4−プロピルフェノールに代えて4−tert−ブチルフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、4−tert−ブチル−2−ニトロフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.47(s, 1H), 8.07(d, J=2.4Hz, 1H), 7.64(dd, J=8.8, 2.4Hz, 1H), 7.10(d, J=8.8Hz, 1H), 1.33(s, 9H)
4−プロピル−2−ニトロフェノールに代えて4−tert−ブチル−2−ニトロフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、2−アミノ−4−tert−ブチルフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.80(d, J=2.2Hz, 1H), 6.70(dd, J=8,2, 2.2Hz, 1H), 6.66(d, J=8.2, 1H), 3.59(br s, 2H), 1.26(s, 9H)
参考製造例7
4−プロピル−2−ニトロフェノールに代えて2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、2−アミノ−4−トリフルオロメチルフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.98(d, J=2.2Hz, 1H), 6.95-6.92(m, 1H), 6.76(d, J=8.3, 1H), 5.33(br s, 1H), 3.80(br s, 2H)
2−アミノ−4−トリフルオロメチルフェノール2.84g、イソニコチン酸1.97g、WSC[1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩] 3.69g及びピリジン20mlの混合物を80℃で4時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を注加し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒で洗浄することによりN−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)イソニコチンアミド1.69gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.82(br s, 1H), 9.94(br s, 1H), 8.80-8.78(m, 2H), 8.05(d, J=2.0Hz, 1H), 7.88-7.86(m, 2H), 7.43(dd, J=8.5, 2.0Hz, 1H), 7.10(d, J=8.6Hz, 1H)
参考製造例8
3−tert−ブチルフェノール5g及び酢酸30mlの混合物に、10−15℃に保ったまま、70%硝酸3.0gと酢酸10mlの混合物を滴下し2時間攪拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−tert−ブチル−2−ニトロフェノール1.82gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.60(s, 1H), 8.01(d, J=9.0Hz, 1H), 7.13(d, J=2.2, 1H), 7.01(dd, J=9.0, 2.0Hz, 1H), 1.33(s, 9H)
4−プロピル−2−ニトロフェノールに代えて5−tert−ブチル−2−ニトロフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、2−アミノ−5−tert−ブチルフェノールを得た。
Figure 2011105710
2−アミノ−5−tert−ブチルフェノール1.44g、イソニコチン酸1.07g、WSC2.17g及びピリジン15mlの混合物を80℃で5時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を注加した。析出した固体をろ過し、水、ジエチルエーテルで洗浄することで、N−(4−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)イソニコチンアミド1.22gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3+DMSO-d6) δ: 9.32(br s, 1H), 9.12(br s, 1H), 8.81-8.77(m, 2H), 7.85-7.78(m, 3H), 7.03(d, J=1.9, 1H), 6.93(dd, J=8.5, 1.9Hz, 1H), 1.31(s, 9H)
参考製造例9
3−トリフルオロメチルフェノール7.5gに室温で70%硝酸9mlを滴下し1時間攪拌した。反応混合物を氷冷した飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−ニトロ−5−トリフルオロメチルフェノール1.56gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.59(s, 1H), 8.25(d, J=8.8Hz, 1H), 7.48-7.46(m, 1H), 7.27-7.23(m, 1H)
4−プロピル−2−ニトロフェノールに代えて2−ニトロ−5−トリフルオロメチルフェノールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、2−アミノ−5−トリフルオロメチルフェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3+DMSO-d6) δ: 9.03(br s, 1H), 7.01(d, J=1.8Hz, 1H), 6.95-6.91(m, 1H), 6.71-6.66(m, 1H), 4.13(br s, 2H)
2−アミノ−5−トリフルオロメチルフェノール1.30g、イソニコチン酸0.9g、WSC1.83g及びピリジン15mlの混合物を80℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を注加した。析出した固体をろ過し、水で洗浄後、減圧下で乾燥させることで、N−(2−ヒドロキシ−4−トリフルオロメチルフェニル)イソニコチンアミド1.5gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 8.82-8.76(m, 2H), 7.98-7.93(m, 1H), 7.89-7.85(m, 2H), 7.23-7.17(m, 2H)
参考製造例10
1,1,3,3−テトラフルオロ−5−ヒドロキシ−6−ニトロ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン6.8gと酢酸20mlの混合物を、80℃に加熱した電解鉄7.8g、酢酸20ml、水20mlの混合物に滴下して1時間攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、活性炭を加え、その後セライト(登録商標)を通してろ過した。ろ液を減圧下濃縮することで6−アミノ−1,1,3,3−テトラフルオロ−5−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン4.43gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.65(br s, 1H), 6.90(s, 1H), 6.84(s, 1H), 5.70(br s, 2H)
6−アミノ−1,1,3,3−テトラフルオロ−5−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン2.0g、イソニコチン酸1.1g、WSC2.23g及びピリジン15mlの混合物を80℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を注加した。析出した固体をろ過し、水で洗浄後、減圧下で乾燥させることで、N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミド1.34gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.07(br s, 1H), 8.80(dd, J=4.4, 1.5Hz, 2H), 8.36(s, 1H), 7.87(dd, J=4.4, 1.5Hz, 2H), 7.28(s, 1H)
参考製造例11
3,5−ジクロロイソニコチン酸1g、塩化チオニル5mlの混合物を7時間加熱還流した後、室温に冷却し減圧下濃縮した。残渣をDMF3mlに溶かし、2−アミノ−4−トリフルオロメチルフェノール、DMF5ml及びトリエチルアミン1.05gの混合物中に0℃で滴下した。室温で2時間攪拌した後、水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をジエチルエーテルで洗浄することで、3,5−ジクロロ−N−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)イソニコチンアミド0.75gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3+DMSO-d6) δ: 9.03(br s, 1H), 8.59(s, 2H), 8.45(d, J=2.0Hz, 1H), 7.30(dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 7.04(d, J=8.5Hz, 1H)
参考製造例12
2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.89g、3−クロロ−4−ピリジンカルボキシアルデヒド0.71g及びエタノール5mlの混合物を3時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残渣を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒で洗浄することにより、2−(3−クロロピリジン−4−イル)メチリデンアミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.71gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 9.14(s, 1H), 8.76(s, 1H), 8.65(d, J=5.1Hz, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.62(m, 1H), 7.56(d, J=8.6Hz, 1H), 7.35(br s, 1H), 7.14(d, J=8.6Hz, 1H)
参考製造例13
2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール1.77g、3−クロロイソニコチン酸1.58g、ピリジン15mlの混合物にWSC2.70gを加え、60℃で4時間加熱撹拌した。室温に冷却後、減圧下濃縮し、残渣に水を加え酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をtert−ブチルメチルエーテルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド1.80gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.89(br s, 1H), 10.19(br s, 1H), 8.75(s, 1H), 8.64(d, J=4.9Hz, 1H), 8.32(d, J=2.0Hz, 1H), 7.63(d, J=4.9Hz, 1H), 7.40(dd, J=8.5, 2.1Hz, 1H), 7.08(d, J=8.5Hz, 1H)
参考製造例14
2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.71g、2−クロロイソニコチン酸0.63g、ピリジン7mlの混合物にWSC1.05gを加え、60℃で4時間加熱撹拌した。室温に冷却後、減圧下濃縮し、残渣に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.77gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.12(br s, 1H), 8.62(d, J=5.1Hz, 1H), 8.03-7.97(m, 2H), 7.87(dd, J=5.2, 1.3Hz, 1H), 7.46-7.43(m, 1H), 7.10(d, J=8.2Hz, 1H)
参考製造例15
2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.62g、3−メチルイソニコチン酸0.48g、WSC0.86g及びピリジン5mlの混合物を60℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を濃縮した。残渣に水を注加し、酢酸エチルで抽出した後、有機層を水、飽和食塩水の順に洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮し、残渣をtert−ブチルメチルエーテルとヘキサンの混合溶媒で洗浄することによりN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メチルイソニコチンアミド0.38gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.83(br s, 1H), 8.55(s, 1H), 8.52(d, J=5.1Hz, 1H), 8.18(s, 1H), 7.47(d, J=5.1Hz, 1H), 7.40(dd, J=8.8, 1.9Hz, 1H), 7.06(d, J=8.8Hz, 1H), 2.39(s, 3H)
参考製造例16
ジイソプロピルアミン3.54gとテトラヒドロフラン50mlの混合物をドライアイス−アセトン浴で冷却しながら、攪拌下n−ブチルリチウムの1.6Mヘキサン溶液20mlを反応混合物の温度が−40℃を超えないように加えた後、30分間撹拌した。次いで3−フルオロピリジン2.91gとテトラヒドロフラン3mlの混合物を、反応混合物の温度が−60℃を超えないように加え、さらに30分間撹拌した。砕いたドライアイスを反応混合物に加えた後に冷却を止め、室温に戻るまで撹拌した。水を加え、減圧下にヘキサンとテトラヒドロフランの大部分を留去した。残渣をtert−ブチルメチルエーテルで洗浄し、水層を回収した。得られた水層に氷冷下で濃塩酸を加え、混合物のpHを3にし1時間撹拌した。析出物を濾集し、減圧下乾燥させ、3−フルオロイソニコチン酸3.59gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 8.74(d, J=2.4Hz, 1H), 8.58(d, J=4.9Hz, 1H), 7.80-7.77(m, 1H)
参考製造例17
3−フルオロイソニコチン酸0.49g、2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.62g、WSC1.00g及びピリジン6mlの混合物を80℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を濃縮した。残渣に水を注加し、酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮し、残渣をtert-ブチルメチルエーテルヘキサン混合溶媒で洗浄することにより、3−フルオロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.51gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 11.09(s, 1H), 9.98(br s, 1H), 8.76(m, 1H), 8.60(d, J=4.6Hz, 1H), 8.39(d, J=2.2Hz, 1H), 7.78-7.75(m 1H), 7.41(dd, J=8.6, 2.2Hz, 1H), 7.09(d, J=8.6Hz, 1H)
参考製造例18
ジイソプロピルアミン3.54gとテトラヒドロフラン50mlの混合物をドライアイス−アセトン浴で冷却しながら、攪拌下n−ブチルリチウムの1.6Mヘキサン溶液20mlを反応混合物の温度が−40℃を超えないように加えた後、30分間撹拌した。次いで3−ブロモピリジン4.74gとテトラヒドロフラン5mlの混合物を、反応混合物の温度が−60℃を超えないように加え、さらに30分間撹拌した。砕いたドライアイスを反応混合物に加えた後に冷却を止め、室温に戻るまで撹拌した。水を加え、減圧下にヘキサンとテトラヒドロフランの大部分を留去した。残渣をtert−ブチルメチルエーテルで洗浄し、水層を回収した。得られた水層に氷冷下で濃塩酸を加え、混合物のpHを3にし1時間撹拌した後、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、3−ブロモイソニコチン酸0.69gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 8.74(s, 1H), 8.67(d, J=4.9Hz, 1H), 7.69(d, J=4.9Hz, 1H)
参考製造例19
3−ブロモイソニコチン酸0.69g、2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.60g、WSC1.00g及びピリジン6mlの混合物を80℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄することにより3−ブロモ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.29gを得た。
Figure 2011105710
参考製造例20
水酸化ナトリウム3.20gに水を加え、全量30mlの水溶液とした。3−ヨードイソニコチン酸メチルエステル(US6277871B1,o`Conner et al.)5.83gを加え、60℃で3時間加熱撹拌した。反応混合物を氷冷し、濃塩酸を加えpHを2〜3に調整した。析出物を濾集し減圧下乾燥させ、3−ヨードイソニコチン酸5.21gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.04(s, 1H), 8.64(d, J=5.1Hz, 1H), 7.65(d, J=5.1Hz, 1H)
参考製造例21
3−ヨードイソニコチン酸1.78g、WSC1.38g及びピリジン12mlの混合物を50℃で15分間加熱撹拌した後、2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール1.15gを加え80℃で2時間加熱撹拌した。室温に戻し、減圧下濃縮した後、残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮しN−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−ヨードイソニコチンアミド1.81gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.85(br s, 1H), 10.09(br s, 1H), 8.97(s, 1H), 8.64-8.62(m, 1H), 8.29-8.27(m, 1H), 7.54-7.51(m 1H), 7.42-7.38(m, 1H), 7.07(d, J=8.5Hz, 1H)
参考製造例22
ニコチン酸3.69gとトルエン30mlの混合物に、ジイソプロピルエチルアミン3.64g、次いでジフェニルホスホリルアジド8.67gを加え、室温で30分間撹拌した。tert−ブチルアルコール4mlを加え、80℃で6時間加熱撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水、次いで飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄することにより、3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピリジン4.07gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.46(d, J=2.7Hz, 1H), 8.28(dd, J=4.9, 1.2Hz, 1H), 8.03-7.96(m, 1H), 7.25-7.21(m, 1H), 7.04(br s, 1H), 1.53(s, 9H)
3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピリジン1.16gとテトラヒドロフラン25mlの混合物をドライアイス−アセトン浴で冷却しながら、n−ブチルリチウムの1.65Mヘキサン溶液8.5mlを反応混合物の温度が−60℃を超えないように加え、15分間撹拌した。冷却をやめ、反応混合物の温度が0℃に達するまで撹拌した後、再度ドライアイス−アセトン浴で冷却した。二酸化炭素を吹き込んだ後、冷却を止め、反応混合物を室温下で2時間撹拌した。水を加えた後、テトラヒドロフランとヘキサンの大部分を減圧下濃縮することで留去した。残渣を氷冷し、3N塩酸を加えpHを約3に調整した。酢酸エチルとテトラヒドロフランの混合溶媒(4:1)で数回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮することにより、3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)イソニコチン酸0.53gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.07(s, 1H), 9.37(s, 1H), 8.35(d, J=5.1Hz, 1H), 7.76(d, J=5.1Hz, 1H), 1.49(s, 9H)
WSC1.15gとピリジン8mlの混合物に、3−tert−ブトキシカルボニルアミノイソニコチン酸1.43gを加え、室温で15分間撹拌した。2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール1.06gを加え60℃で2時間加熱撹拌した後に室温に冷却し、減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮し3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド1.79gを得た。
Figure 2011105710
参考製造例23
60%水素化ナトリウム(油性)5.0g及びDMF70mlの混合物に氷冷下4−ヨードフェノールとDMF25mlの混合物を滴下し、1時間攪拌した。室温に上げた後、クロロメチルエチルエーテル12.9gとDMF10mlの混合物を滴下し、さらに1時間攪拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、1−エトキシメトキシ−4−ヨードベンゼンの粗製物32gを得た。これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
1−エトキシメトキシ−4−ヨードベンゼンの粗製物7.5g、ペンタフルオロプロピオン酸ナトリウム塩10.0g、ヨウ化銅(I)10.27g、DMF120ml及びトルエン45mlの混合物を140〜150℃で1時間加熱攪拌し、トルエン約40mlを留去させた。160〜170℃で更に5時間加熱還流した後、室温まで冷却し、氷水中に注いだ。ジエチルエーテル200mlを加え、セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液をジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、1−エトキシメトキシ−4−ペンタフルオロエチルベンゼン5.45gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 7.51(d, J=8.9Hz, 2H), 7.13(d, J=8.9Hz, 2H), 5.27(s, 2H), 3.73(q, J=7.0Hz, 2H), 1.23(t, J=7.0, 3H)
1−エトキシメトキシ−4−ペンタフルオロエチルベンゼン7.39g、アセトン30ml及び6M塩酸30mlを50℃で2.5時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(ペンタフルオロエチル)フェノールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 7.47(d, 8.5Hz, 2H), 6.93(d, 8.5Hz, 2H), 5.74(br s, 1H)
4−(ペンタフルオロエチル)フェノール1.70g、酢酸6ml及び濃硫酸2.0mlの混合物に、氷冷下69%硝酸0.80gと酢酸1mlの混合物を滴下し、室温で3時間撹拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水の順に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(ペンタフルオロエチル)−2−ニトロフェノール1.40gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.02(s, 1H), 8.40(d, J=2.0Hz, 1H), 7.79(dd, J=9.0, 2.0Hz, 1H), 7.32(d, J=9.0Hz, 1H)
4−(ペンタフルオロエチル)−2−ニトロフェノール1.38g、酢酸エチル15ml及び5%パラジウム炭素0.15gの混合物を約1気圧の水素雰囲気下室温で4時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をヘキサンで洗浄することで2−アミノ−4−(ペンタフルオロエチル)フェノール1.02gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.94(s, 1H), 6.91(d, J=8.3Hz, 1H), 6.78(d, J=8.3Hz, 1H), 5.34(br s, 1H), 3.82(br s, 2H)
WSC0.44gとピリジン4mlの混合物にイソニコチン酸0.28gを加え、室温で15分間撹拌した。上記反応で得られた2−アミノ−4−(ペンタフルオロエチル)フェノール0.45gを加え60℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、減圧下濃縮し、残渣に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[2−ヒドロキシ−5−(ペンタフルオロエチル)フェニル]イソニコチンアミド0.50gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.89(br s, 1H), 9.93(br s, 1H), 8.79(d, J=5.4Hz, 2H), 8.03(d, J=2.0Hz, 1H), 7.88(d, J=5.6Hz, 2H), 7.39(dd, J=8.5, 2.0Hz, 1H), 7.14(d, J=8.6Hz, 1H)
参考製造例24
WSC0.44gとピリジン4mlの混合物に3−クロロイソニコチン酸0.36gを加え、室温で15分間撹拌した。2−アミノ−4−(ペンタフルオロエチル)フェノール0.45gを加え60℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、減圧下濃縮し、残渣に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(ペンタフルオロエチル)フェニル]イソニコチンアミド0.25gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.99(br s, 1H), 10.20(br s, 1H), 8.75(s, 1H), 8.64(d, J=4.9Hz, 1H), 8.31(d, J=2.2Hz, 1H), 7.64(d, J=4.6Hz, 1H), 7.36(dd, J=8.6, 2.1Hz, 1H), 7.11(d, J=8.6Hz, 1H)
参考製造例25
4−(ヘプタフルオロイソプロピル)アニリン3.92g、酢酸20ml、濃硫酸3.0g、及び水3mlの混合物に、亜硝酸ナトリウム1.14gの水溶液を氷冷下徐々に滴下し、氷冷下30分間、次いで80℃で1時間加熱撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェノールを含む混合物3.60gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 7.48(d, J=8.9Hz, 2H), 6.96-6.92(m, 2H), 5.64(br s, 1H)
4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェノールを含む混合物3.60g、酢酸8ml、濃硫酸2.5gの混合物に、氷冷下69%硝酸1.05gと酢酸1mlの混合物を滴下し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(ヘプタフルオロイソプロピル)−2−ニトロフェノール2.96gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.76(s, 1H), 8.42(d, J=2.4Hz, 1H), 7.79(dd, J=9.0, 2.0Hz, 1H), 7.34(d, J=9.0Hz, 1H)
4−(ヘプタフルオロイソプロピル)−2−ニトロフェノール2.95g、酢酸エチル20ml及び5%パラジウム炭素0.30gの混合物を水素雰囲気下室温で4時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−アミノ−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェノール2.08gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.96(s, 1H), 6.89(d, J=8.6Hz, 1H), 6.78(d, J=8.6Hz, 1H), 5.38(br s, 1H), 3.84(br s, 2H)
WSC0.58gとピリジン5mlの混合物にイソニコチン酸0.37gを加え、室温で25分間撹拌した。2−アミノ−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェノール0.75gを加え60℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、減圧下濃縮し、残渣に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[2−ヒドロキシ−5−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル]イソニコチンアミド0.79gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.83(br s, 1H), 9.92(br s, 1H), 8.80-8.78(m, 2H), 8.06(br s, 1H), 7.88-7.86(m, 2H), 7.36(dd, J=8.8, 2.0Hz, 1H), 7.15(d, J=8.8Hz, 1H)
参考製造例26
WSC0.58gとピリジン5mlの混合物に3−クロロイソニコチン酸0.48gを加え、室温で25分間撹拌した。2−アミノ−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェノール0.75gを加え60℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、3−クロロイソニコチン酸0.24g、WSC0.29gを加え、60℃で1.5時間、次いで80度で1.3時間加熱撹拌した。室温に冷却後、減圧下濃縮し、残渣に水を加えた。酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル]イソニコチンアミド0.90gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.19(br s, 1H), 8.75(s, 1H), 8.63(d, J=4.9Hz, 1H), 8.36(d, J=1.9Hz, 1H), 7.65(d, J=4.9Hz, 1H), 7.32(dd, J=8.8, 2.0Hz, 1H), 7.12(d, J=8.8Hz, 1H)
参考製造例27
2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェノール3.78g、酢酸12ml及び濃硫酸3mlの混合物に、氷冷下69%硝酸2.15gと酢酸2mlの混合物を加え、室温で30分、次いで60℃で2時間加熱撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)フェノールを含む混合物5.01gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 11.26(br s, 1H), 8.36(m, 1H), 7.95(d, J=2.2Hz, 1H)
2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)−6−ニトロフェノールを含む混合物5.01g、酢酸エチル15ml及び5%パラジウム炭素1.0gの混合物を約1気圧の水素雰囲気下15時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−アミノ−6−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェノール2.78gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 7.00(m, 1H), 6.84(d, J=2.2Hz, 1H), 5.80(br s, 1H), 4.05(br s, 2H)
WSC0.58gとピリジン5mlの混合物にイソニコチン酸0.37gを加え、室温で15分間撹拌した。上記反応で得られた2−アミノ−6−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.63gを加え60℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、減圧下濃縮し、残渣に水を加えた。酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下濃縮し、残渣をtert−ブチルメチルエーテルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、N−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2−ヒドロキシフェニル]イソニコチンアミド0.42gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.27(br s, 1H), 8.81-8.79(m, 2H), 7.90-7.88(m, 2H), 7.86(d, J=2.0Hz, 1H), 7.68-7.67(m, 1H)
参考製造例28
4−トリフルオロメトキシフェノール4.0g及び酢酸25mlの混合物に、10−15℃に保ったまま、70%硝酸2.02gと酢酸10mlの混合物を滴下し5時間攪拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮することで、4−トリフルオロメトキシ−2−ニトロフェノール4.53gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.50(s, 1H), 8.02-7.99(m, 1H), 7.50-7.45(m, 1H), 7.22(d, J=9.1Hz, 1H)
4−トリフルオロメトキシ−2−ニトロフェノール4.53g、酢酸エチル35ml及び5%パラジウム炭素1.0gの混合物を約1気圧の水素雰囲気下室温で1.7時間攪拌した。セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮することで2−アミノ−4−トリフルオロメトキシフェノール3.92gを得た。
Figure 2011105710
2−アミノ−4−トリフルオロメトキシフェノール2.5g、トリエチルアミン2.62g及びDMF15mlの混合物に、氷冷下4−イソニコチン酸クロライド塩酸塩2.31gを加え3.3時間攪拌した。反応混合物を水中に注ぎ、析出した結晶をろ取して減圧下乾燥させることで、N−[5−(トリフルオロメトキシ)−2−ヒドロキシフェニル]イソニコチンアミド2.19gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 8.78(dd, J=4.4, 1.7Hz, 2H), 7.86(dd, J=4.4, 1.6Hz, 2H), 7.80-7.77(m, 1H), 7.10-7.05(m, 1H), 6.99(d, J=8.7Hz, 1H)
参考製造例29
2−アミノ−4−tert−ブチルフェノール0.41g、3−クロロ−4−ピリジンカルボキシアルデヒド0.35g及びエタノール2.5mlの混合物を3時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(3−クロロピリジン−4−イル)メチリデンアミノ−4−tert−ブチルフェノール0.50gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: δ: 9.07(s, 1H), 8.71(s, 1H), 8.60(d, J=5.1Hz, 1H), 8.01(d, J=5.1Hz, 1H), 7.36-7.33(m, 2H), 7.02(s, 1H), 7.00-6.97(m, 1H), 1.35(s, 9H)
参考製造例30
4−(トリフルオロメチルチオ)フェノール4.8g、酢酸20mlの混合物に、内温を10−15℃に保ったまま70%硝酸2.5gと酢酸1mlの混合物、次いで濃硫酸1.5mlを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮することで、2−ニトロ−4−(トリフルオロメチルチオ)フェノール5.94gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.78(br s, 1H), 8.44(s, 1H), 7.83(d, J=8.8, 1H), 7.24(d, J=8.8Hz, 1H)
2−ニトロ−4−(トリフルオロメチルチオ)フェノール5.49gと酢酸エチル10mlの混合物を、80℃に加熱した電解鉄6.4g、酢酸10ml及び水20mlの混合物に滴下して30分攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルチオ)フェノール2.0gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 7.04(d, J=2.0Hz, 1H), 6.97(dd, J=8.0, 2.0Hz, 1H), 6.73(d, J=8.0Hz, 1H), 5.16(br s, 1H), 3.74(br s, 2H)
2−アミノ−4−(トリフルオロメチルチオ)フェノール0.70g、WSC0.83g、イソニコチン酸0.41g及びピリジン7mlの混合物を80℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミド0.42gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.89(br s, 1H), 8.78(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 8.05(d, J=2.2Hz, 1H), 7.87(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 7.42(dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 7.05(d, J=8.5Hz, 1H)
参考製造例31
2−アミノ−4−(トリフルオロメチルチオ)フェノール0.60g、3−クロロイソニコチン酸0.45g、WSC0.71g及びピリジン6mlの混合物を80℃で3時間加熱撹拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)フェニル]イソニコチンアミド0.63gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.89(br s, 1H), 10.14(br s, 1H), 8.74(s, 1H), 8.63(d, J=4.8Hz, 1H), 8.31(d, J=2.2Hz, 1H), 7.63(d, J=4.8Hz, 1H), 7.39(dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 7.03(d, J=8.5Hz, 1H)
参考製造例32
4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェノール5.0gと酢酸20mlの混合物に、氷冷下、濃硫酸1.5ml、次いで69%硝酸2.6gを滴下した。室温で濃硫酸3mlを滴下し3時間攪拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−クロロ−2−ニトロ−5−トリフルオロメチルフェノール2.3g、4−クロロ−2−ニトロ−3−トリフルオロメチルフェノール1.57gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.43(s, 1H), 8.27(s, 1H), 7.57(s, 1H)
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 7.53(d, J=9.0Hz, 1H), 7.24(d, J=9.0Hz, 1H)
4−クロロ−2−ニトロ−5−トリフルオロメチルフェノール2.3gと酢酸エチル10mlの混合物を、80℃に加熱した電解鉄2.6g、酢酸10ml及び水20mlの混合物に滴下して1時間攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−アミノ−4−クロロ−5−トリフルオロメチルフェノール1.7gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.99(s, 1H), 6.77(s, 1H), 5.01(br s, 1H), 4.09(br s, 2H)
2−アミノ−4−クロロ−5−トリフルオロメチルフェノール0.70g、WSC0.79g、イソニコチン酸0.39g及びピリジン6mlの混合物を80℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−トリフルオロメチルフェニル]イソニコチンアミド0.54gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.08(br s, 1H), 8.80(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 8.13(s, 1H), 7.86(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 7.32(s, 1H)
参考製造例33
2−アミノ−4−クロロ−5−トリフルオロメチルフェノール0.60g、3−クロロイソニコチン酸0.43g、WSC0.67g及びピリジン5mlの混合物を80℃で3時間加熱撹拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−N−[5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−トリフルオロメチルフェニル]イソニコチンアミド0.67gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 8.75(s, 1H), 8.64(d, J=4.8Hz, 1H), 8.36(s, 1H), 7.62(d, J=4.8Hz, 1H), 7.28(s, 1H)
参考製造例34
4−クロロ−2−ニトロ−3−トリフルオロメチルフェノール1.57gと酢酸エチル5mlの混合物を、80℃に加熱した電解鉄1.8g、酢酸7ml及び水7mlの混合物に滴下して30分攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−アミノ−4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェノール1.1gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 6.72(d, J=8.3Hz, 1H), 6.68(d, J=8.3Hz, 1H), 5.48(br s, 1H), 4.67(br s, 2H)
2−アミノ−4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェノール0.75g、WSC0.84g、イソニコチン酸0.42g及びピリジン5mlの混合物を80℃で3時間加熱攪拌した。イソニコチン酸0.1gを加えさらに3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[3−クロロ−6−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルフェニル]イソニコチンアミド0.54gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.47(br s, 1H), 10.20(br s, 1H), 8.80(dd, J=4.6, 1.4Hz, 2H), 7.85(dd, J=4.6, 1.4Hz, 2H), 7.51(d, J=8.9Hz, 1H), 7.22(d, J=8.9Hz, 1H)
参考製造例35
2,4−ジクロロ−5−ニトロベンゾトリフルオリド10g、酢酸カリウム4.15g及びDMF60mlの混合物を60℃で1時間、80℃で3時間加熱攪拌した。酢酸カリウム4.15gを追加し、80℃でさらに1時間加熱攪拌した。室温に冷却後、1M塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェノール7.55gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 10.81(s, 1H), 8.49(s, 1H), 7.37(s, 1H)
5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェノール7.55gと酢酸エチル10mlの混合物を、80℃に加熱した電解鉄8.7g、酢酸30ml、水50mlの混合物に滴下して、同温で30分攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−アミノ−5−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノール5.4gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 7.03(s, 1H), 6.84(s, 1H), 5.93(br s, 1H), 3.81(br s, 2H)
2−アミノ−5−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノール1.2g、WSC1.35g、イソニコチン酸0.67g及びピリジン10mlの混合物を80℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[4−クロロ−2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル]イソニコチンアミド1.01gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.03(br s, 1H), 8.79(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 8.14(s, 1H), 7.86(dd, J=4.3, 1.7Hz, 2H), 7.16(s, 1H)
参考製造例36
2−アミノ−5−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノール0.50g、3−クロロイソニコチン酸0.36g、WSC0.56g及びピリジン5mlの混合物を80℃で3時間加熱撹拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−N−[4−クロロ−2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル]イソニコチンアミド0.46gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.32(br s, 1H), 8.75(s, 1H), 8.64(d, J=4.8Hz, 1H), 8.43(s, 1H), 7.63(d, J=4.8Hz, 1H), 7.13(s, 1H)
参考製造例37
6−アミノ−1,1,3,3−テトラフルオロ−5−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン0.68g、3−クロロイソニコチン酸0.48g、WSC0.76g及びピリジン7mlの混合物を80℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミド0.68gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.47(br s, 1H), 8.76(s, 1H), 8.65(d, J=4.6Hz, 1H), 8.55(s, 1H), 7.64(d, J=4.8Hz, 1H), 7.27(s, 1H)
参考製造例38
6−アミノ−1,1,3,3−テトラフルオロ−5−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン1.5g、3−フルオロイソニコチン酸0.95g、WSC1.68g及びピリジン13mlの混合物を80℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−フルオロ−N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミド1.46gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.21(br s, 1H), 8.79-8.77(m, 1H), 8.63-8.58(m, 2H), 7.81-7.76(m, 1H), 7.30(s, 1H)
参考製造例39
2−アミノ−5−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノール2.0g、3−フルオロイソニコチン酸1.33g、WSC2.36g及びピリジン15mlの混合物を80℃で3.5時間加熱撹拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−フルオロ−N−[4−クロロ−2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル]イソニコチンアミド2.08gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 11.57(br s, 1H), 10.08(br s, 1H), 8.77-8.75(m, 1H), 8.61-8.58(m, 1H), 8.48(s, 1H), 7.78-7.73(m, 1H), 7.15(s, 1H)
参考製造例40
3−エチルイソニコチン酸0.62g及び塩化チオニル4mlの混合物を2.5時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、3−エチルイソニコチン酸クロリドを得た。得られた3−エチルイソニコチン酸クロリド及びDMF3mlの混合物を、2−アミノ−5−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノール0.87g、トリエチルアミン0.83g及びDMF3mlの混合物に氷冷下で滴下した。室温で2時間攪拌後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[4−クロロ−2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−エチルイソニコチンアミド0.23gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.98(br s, 1H), 8.58-8.56(m, 1H), 8.53(d, J=4.8Hz, 1H), 8.25(s, 1H), 7.45(d, J=4.9Hz, 1H), 7.11(s, 1H), 2.76(q, J=7.6Hz, 2H), 1.19(t, J=7.6Hz, 3H)
参考製造例41
3−クロロイソニコチン酸0.69g及び塩化チオニル5ml、DMF30mgの混合物を3.5時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、3−クロロイソニコチン酸クロリドを得た。得られた3−クロロイソニコチン酸クロリド及びDMF4mlの混合物を、2−アミノ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノール0.85g、トリエチルアミン0.88g及びDMF4mlの混合物に氷冷下で滴下した。その後、室温で1時間、50℃で1時間攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、3−クロロ−N−[4−フルオロ−2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−イソニコチンアミド0.77gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.20(br s, 1H), 8.75(s, 1H), 8.64(d, J=4.8Hz, 1H), 8.23(d, J=8.5Hz, 1H), 7.62(d, J=4.8Hz, 1H), 6.91-6.85(m, 1H)
参考製造例42
2−アミノ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノールに代えて2−アミノ−3−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノールを用い、参考製造例41記載の方法に準じて、3−クロロ−N−[2−フルオロ−6−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−イソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 11.15(br s, 1H), 10.22(br s, 1H), 8.79(s, 1H), 8.67(d, J=4.6Hz, 1H), 7.62(d, J=4.6Hz, 1H), 7.58-7.52(m, 1H), 6.92(d, J=8.8Hz, 1H)
参考製造例43
2−アミノ−3−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノール0.17g、イソニコチン酸0.99g、WSC0.19g及びピリジン3mlの混合物を80℃で2時間加熱撹拌した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[2−クロロ−6−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド0.15gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.98(br s, 1H), 10.24(br s, 1H), 8.82-8.79(m, 2H), 7.94-7.85(m, 2H), 7.67(d, J=8.8Hz, 1H), 7.06(d, J=8.9Hz, 1H)
参考製造例44
2−アミノ−5−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノールに代えて6−アミノ−1,1,3,3−テトラフルオロ−5−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフランを用い、参考製造例40記載の方法に準じて、3−エチル−N−(1,1,3,3−テトラフルオロ−6−ヒドロキシ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−5−イル)イソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.10(br s, 1H), 8.60-8.58(m, 1H), 8.54(d, J=4.9Hz, 1H), 8.44(s, 1H), 7.45(d, J=4.9Hz, 1H), 7.26(s, 1H), 2.77(q, J=7.6Hz, 2H), 1.20(t, J=7.6Hz, 3H)
参考製造例45
3−フルオロイソニコチン酸1.5g、塩化チオニル5ml及びDMF50mgの混合物を2時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、3−フルオロイソニコチン酸クロリドを得た。得られた3−フルオロイソニコチン酸クロリド及びDMF5mlの混合物を、2−アミノ−4−tert−ブチルフェノール1.76g、トリエチルアミン2.18g及びDMF10mlの混合物に氷冷下で滴下し、室温で1.5時間攪拌し、さらに50℃で30分間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を酢酸エチルに溶解し、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し、N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−3−フルオロイソニコチンアミド2.41gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.73(br s, 1H), 8.76-8.74(m, 1H), 8.61-8.58(m, 1H), 7.99(d, J=2.4Hz, 1H), 7.80-7.76(m, 1H), 7.06(dd, J=8.5, 2.4Hz, 1H), 6.84(d, J=8.5Hz, 1H), 1.26(s, 9H)
参考製造例46
2−アミノ−5−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノールに代えて2−アミノ−4−tert−ブチルフェノールを用い、参考製造例40記載の方法に準じて、N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−3−エチルイソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.66(br s, 1H), 9.51(br s, 1H), 8.58-8.56(m, 1H), 8.52(d, J=4.9Hz, 1H), 7.65(d, J=2.4Hz, 1H), 7.45(d, J=4.9Hz, 1H), 7.07(dd, J=8.5, 2.4Hz, 1H), 6.83(d, J=8.5Hz, 1H), 2.79(q, J=7.6Hz, 2H), 1.21(t, J=7.6Hz, 3H)
参考製造例47
2−クロロ−5−トリフルオロメチルイソニコチン酸0.66gと塩化チオニル4mlの混合物を2.5時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、2−クロロ−5−トリフルオロメチルイソニコチン酸クロリドを得た。得られた2−クロロ−5−トリフルオロメチルイソニコチン酸クロリド及びDMF4mlの混合物を、2−アミノ−4−tert−ブチルフェノール0.48g、トリエチルアミン0.59g及びDMF4mlの混合物に氷冷下で滴下し、室温で1時間攪拌し、さらに50℃で1時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−(5−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2−クロロ−5−トリフルオロメチルイソニコチンアミド0.75gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 8.92(s, 1H), 7.98(s, 1H), 7.84(d, J=2.4Hz, 1H), 7.06(dd, J=8.5, 2.4Hz, 1H), 6.83(d, J=8.5Hz, 1H), 1.25(s, 9H)
参考製造例48
2−アミノ−4−トリフルオロメトキシフェノール0.35g、3−クロロイソニコチン酸0.29g、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(以下、「BOP試薬」と称する。)1.04g、トリエチルアミン0.24g及びDMF5mlの混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物に水を加え、析出した固体をろ取した。得られた固体を酢酸エチルに溶解した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]イソニコチンアミド0.43gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.37(br s, 1H), 10.15(br s, 1H), 8.75-8.73(m, 1H), 8.64-8.61(m, 1H), 8.04-8.01(m, 1H), 7.63-7.60(m, 1H), 7.07-7.02(m, 1H), 6.98-6.94(m, 1H)
参考製造例49
3−トリフルオロメチルイソニコチン酸0.72gと塩化チオニル4mlの混合物を1.5時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、3−トリフルオロメチルイソニコチン酸クロリドを得た。得られた3−トリフルオロメチルイソニコチン酸クロリド及びDMF4mlの混合物を、2−アミノ−4−トリフルオロメチルフェノール0.66g、トリエチルアミン0.76g、DMF4mlの混合物に氷冷下で滴下し、室温で1時間攪拌し、さらに50℃で2.5時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をジエチルエーテルで洗浄し、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)イソニコチンアミド0.62gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.06-9.04(m, 1H), 8.98(d, J=5.1Hz, 1H), 8.28-8.25(m, 1H), 7.74(d, J=4.9Hz, 1H), 7.41-7.37(m, 1H), 7.06(d, J=8.8Hz, 1H)
参考製造例50
3−ヒドロキシメチルピリジン10.0g及びTHF200mlの混合物に、室温で60%水素化ナトリウム(油性)3.7gを少しずつ加えた後、15分攪拌した。ここにヨウ化メチル13.0gを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物に水25mlを加えた後、減圧下濃縮した。残渣に水25mlを加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−メトキシメチルピリジン8.17gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.59-8.57(m, 1H), 8.56-8.54(m, 1H), 7.70-7.66(m, 1H), 7.31-7.27(m, 1H), 4.47(s, 2H), 3.41(s, 3H)
参考製造例51
3−メトキシメチルピリジン7.74g、酢酸60ml及び30%過酸化水素水7.5gの混合物を80℃で4時間加熱攪拌した。室温に冷却後、炭酸ナトリウムを少しずつ加えた。反応混合物をろ過し、酢酸エチルで洗浄した。得られたろ液を飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水炭酸ナトリウムで乾燥した。活性炭を加え、セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮して3−メトキシメチルピリジン N−オキシド2.66gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.24-8.21(m, 1H), 8.16-8.13(m, 1H), 7.29-7.22(m, 2H), 4.43(s, 2H), 3.43(s, 3H)
参考製造例52
3−メトキシメチルピリジン N−オキシド2.66g及びヨードエタン9.0gの混合物を60℃で1時間加熱攪拌した。室温に冷却後、ジエチルエーテルを加え、析出した結晶をろ取した。得られた固体と水20mlの混合物に、50℃でシアン化ナトリウム1.80gと水7mlの混合物を滴下し、同温で1時間加熱攪拌した。室温に冷却後、ジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−メトキシメチルイソニコチノニトリル0.89gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.86(d, J=0.7Hz, 1H), 8.73(d, J=4.9Hz, 1H), 7.53(dd, J=4.9, 0.7Hz, 1H), 4.66(s, 2H), 3.51(s, 3H)
参考製造例53
3−メトキシメチルイソニコチノニトリル0.89g、水酸化ナトリウム0.72g、エタノール6ml及び水6mlの混合物を3時間加熱還流した。室温まで冷却後、減圧下濃縮した。得られた残渣のpHが約3になるまで3M塩酸を加え、再度減圧下濃縮した。得られた固体にエタノール40mlを加え、5分間加熱還流後、そのまま熱時ろ過した。ろ取した固体に対して、各40mlのエタノールでさらに2回同様の操作を行った。合わせたろ液を濃縮し、3−メトキシイソニコチン酸1.0gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 8.77-8.75(m, 1H), 8.67(d, J=5.1Hz, 1H), 7.72-7.69(m, 1H), 4.75(s, 2H), 3.35(s, 3H)
参考製造例54
2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール0.40g、3−メトキシメチルイソニコチン酸0.38g、BOP試薬1.30g、トリエチルアミン0.30g、DMF20mlの混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−3(メトキシメチル)イソニコチンアミド0.64gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.89(br s, 1H), 10.00(br s, 1H), 8.70(s, 1H), 8.69(d, J=4.9Hz, 1H), 8.32-8.30(m, 1H), 7.60(d, J=4.9Hz, 1H), 7.42-7.38(m, 1H), 7.08(d, J=8.5Hz, 1H), 4.63(s, 2H), 3.33(s, 3H)
参考製造例55
2−ヒドロキシ−3−ニトロ−5−トリフルオロメチルピリジン3.13g、メタノール40ml及び5%パラジウム炭素0.85gの混合物を約1気圧の水素雰囲気下室温で2時間攪拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通してろ過し、得られたろ液を減圧下濃縮し、3−アミノ−2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジン2.66gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 11.83(br s, 1H), 7.11-7.08(m, 1H), 6.49-6.48(m, 1H), 5.50(br s, 2H)
参考製造例56
3−アミノ−2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジン1.0g、イソニコチン酸0.69g、WSC1.40g及びピリジン7mlの混合物を80℃で2時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]イソニコチンアミド1.22gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.76(br s, 1H), 9.76(s, 1H), 8.79(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 8.44(d, J=2.4Hz, 1H), 7.85-7.81(m, 3H)
参考製造例57
3−クロロイソニコチン酸0.88g、塩化チオニル5ml及びDMF20mgの混合物を3時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、3−クロロイソニコチン酸クロリドを得た。得られた3−クロロイソニコチン酸クロリド及びDMF4mlの混合物を、3−アミノ−2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジン1.0g、トリエチルアミン1.14g及びDMF8mlの混合物に氷冷下で滴下し、室温で1時間攪拌し、さらに50℃で30分間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]イソニコチンアミド0.87gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 12.59(br s, 1H), 9.18(br s, 1H), 8.85-8.83(m, 1H), 8.77(s, 1H), 8.69(d, J=4.9Hz, 1H), 7.69(d, J=4.9Hz, 1H), 7.55-7.53(m, 1H)
参考製造例58
3−クロロイソニコチン酸に代えて3−フルオロイソニコチン酸を用い、参考製造例57記載の方法に準じて、3−フルオロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]イソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.78(br s, 1H), 10.10(d, J=5.6Hz, 1H), 8.78(d, J=2.2Hz, 1H), 8.61(d, J=4.8Hz, 1H), 8.53(d, J=2.4Hz, 1H), 7.84-7.82(m, 1H), 7.80-7.77(m, 1H)
参考製造例59
3−クロロイソニコチン酸に代えて3−メチルイソニコチン酸を用い、参考製造例578記載の方法に準じて、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−メチルイソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 12.79(br s, 1H), 8.81-8.79(m, 1H), 8.73-8.70(m, 1H), 8.63-8.60(m, 2H), 7.56-7.54(m, 1H), 7.43-7.41(m, 1H), 2.53(s, 3H)
参考製造例60
3−クロロイソニコチン酸に代えて3−エチルイソニコチン酸を用い、参考製造例57記載の方法に準じて、3−エチル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]イソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.67(br s, 1H), 9.87(br s, 1H), 8.57(s, 1H), 8.52(d, J=4.8Hz, 1H), 8.45(d, J=2.4Hz, 1H), 7.82-7.79(m, 1H), 7.41(d, J=4.8Hz, 1H), 2.73(q, J=7.6Hz, 2H), 1.18(t, J=7.6Hz, 3H)
参考製造例61
3−クロロイソニコチン酸に代えて3−トリフルオロメチルイソニコチン酸を用い、参考製造例57記載の方法に準じて、N−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)−3−トリフルオロメチルイソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.67(br s, 1H), 10.54(br s, 1H), 9.02(s, 1H), 8.95(d, J=5.1Hz, 1H), 8.48(d, J=2.7Hz, 1H), 7.83-7.80(m, 1H), 7.69(d, J=5.1Hz, 1H)
参考製造例62
3−メトキシイソニコチノニトリル1.73g、水酸化ナトリウム1.03g及びエタノール20mlの混合物を20時間加熱還流した。室温まで冷却後、減圧下濃縮した。得られた残渣のpHが約3になるまで3M塩酸を加え、再度減圧下濃縮した。得られた固体にエタノール40mlを加え、5分間加熱還流後、そのまま熱時ろ過した。ろ取した固体に対して、各40mlのエタノールでさらに2回同様の操作を行った。合わせたろ液を濃縮し、3−メトキシイソニコチン酸1.97gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 8.55(s, 1H), 8.30(d, J=4.9Hz, 1H), 7.53(d, J=4.7Hz, 1H), 3.94(s, 3H)
参考製造例63
3−クロロイソニコチン酸に代えて3−メトキシイソニコチン酸を用い、参考製造例57記載の方法に準じて、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−メトキシイソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.74(br s, 1H), 10.83(br s, 1H), 8.73(s, 1H), 8.57-8.55(m, 1H), 8.44(d, J=4.9Hz, 1H), 7.89(d, J=4.9Hz, 1H), 7.81-7.77(m, 1H), 4.18(s, 3H)
参考製造例64
3−クロロイソニコチノニトリル2.0g及びDMF8mlの混合物に、氷冷下でナトリウムチオメトキシド1.02gを加え、0℃で1時間攪拌した。減圧下濃縮した後、酢酸エチルを加え、不溶物を濾別した。濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−メチルチオイソニコチノニトリル2.11gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.65(s, 1H), 8.53(d, J=5.1Hz, 1H), 7.46-7.44(m, 1H), 2.66(s, 3H)
参考製造例65
3−メトキシイソニコチノニトリルに代えて3−メチルチオイソニコチノニトリルを用い、参考製造例62記載の方法に準じて、3−メチルチオイソニコチン酸を得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 13.73(br s, 1H), 8.62(s, 1H), 8.46(d, J=5.1Hz, 1H), 7.70(d, J=5.0Hz, 1H), 2.54(s, 3H)
参考製造例66
3−クロロイソニコチン酸に代えて3−メチルチオイソニコチン酸を用い、参考製造例57記載の方法に準じて、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−メチルチオイソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.68(br s, 1H), 10.00(br s, 1H), 8.65(s, 1H), 8.49(d, J=4.9Hz, 1H), 8.47-8.45(m, 1H), 7.82-7.78(m, 1H), 7.50-7.48(m, 1H), 2.55(s, 3H)
参考製造例67
ナトリウムチオメトキシドに代えてナトリウムチオエトキシドを用い、参考製造例64記載の方法に準じて、3−エチルチオイソニコチノニトリルを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.73(s, 1H), 8.56(d, J=4.8Hz, 1H), 7.47(d, J=4.8Hz, 1H), 3.13(q, J=7.2Hz, 2H), 1.39(t, J=7.3Hz, 3H)
参考製造例68
3−メトキシイソニコチノニトリルに代えて3−エチルチオイソニコチノニトリルを用い、参考製造例62記載の方法に準じて、3−エチルチオイソニコチン酸を得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 13.72(br s, 1H), 8.65(s, 1H), 8.45(d, J=5.1Hz, 1H), 7.67(d, J=5.0Hz, 1H), 3.09(q, J=7.3Hz, 2H), 1.27(t, J=7.4Hz, 3H)
参考製造例69
3−クロロイソニコチン酸に代えて3−エチルチオイソニコチン酸を用い、参考製造例57記載の方法に準じて、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−エチルチオイソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.67(br s, 1H), 10.11(br s, 1H), 8.70(s, 1H), 8.52(d, J=4.9Hz, 1H), 8.49-8.47(m, 1H), 7.82-7.79(m, 1H), 7.50(d, J=5.0Hz, 1H), 3.04(q, J=7.4Hz, 2H), 1.21(t, J=7.3Hz, 3H)
参考製造例70
3−アミノ−2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジン0.51g、3−メトキシメチルイソニコチン酸0.48g、BOP試薬1.65g、トリエチルアミン0.38g、DMF6mlの混合物を室温で1時間撹拌し、さらに50℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−(メトキシメチル)イソニコチンアミド0.58gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.67(br s, 1H), 10.18(br s, 1H), 8.71-8.67(m, 2H), 8.54-8.51(m, 1H), 7.80(s, 1H), 7.58(d, J=4.8Hz, 1H), 4.58(s, 2H), 3.33(s, 3H)
参考製造例71
3−アミノ−2−ヒドロキシ−6−トリフルオロメチルピリジン0.80g、トリエチルアミン1.14g及びDMF10mlの混合物に、氷冷下でイソニコチン酸クロリド塩酸塩0.88gを加え、室温で1時間攪拌し、さらに50℃で1時間加熱攪拌した。イソニコチン酸クロリド塩酸塩0.88g及びトリエチルアミン1.1gを追加し、50℃でさらに1.5時間加熱攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水を加え、析出した結晶を濾取した。得られた固体を酢酸エチルに溶解した後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−[2−ヒドロキシ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−イソニコチンアミド0.91gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.98(br s, 1H), 8.79(dd, J=4.4, 1.5Hz, 2H), 8.39(d, J=7.8Hz, 1H), 7.85(dd, J=4.5, 1.6Hz, 2H), 7.40-7.19(m, 1H)
参考製造例72
3−アミノ−2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジンに代えて3−アミノ−2−ヒドロキシ−6−トリフルオロメチルピリジンを用い、参考製造例57記載の方法に準じて、N−[2−ヒドロキシ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−クロロイソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 10.47(br s, 1H), 8.74(s, 1H), 8.63(d, J=4.9Hz, 1H), 8.57(s, 1H), 7.60(d, J=4.8Hz, 1H), 7.51-7.31(m, 1H)
参考製造例73
4−プロピル−2−ニトロフェノールに代えて6−メチル−2−ニトロピリジン−3−オールを用い、参考製造例1記載の方法に準じて、2−アミノ−6−メチルピリジン−3−オールを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.11(br s, 1H), 6.71(d, J=7.5Hz, 1H), 6.21(d, J=7.5Hz, 1H), 5.30(br s, 2H), 2.14(s, 3H)
参考製造例74
60%水素化ナトリウム(油性)0.59gとDMF5mlの混合物を氷冷下で撹拌し、ここにベンジルアルコール1.59gを加えた。同温で10分間攪拌後、3−クロロイソニコチノニトリル2.0gを加え、同温で30分間、室温で1.5時間攪拌した。減圧下濃縮した後、酢酸エチルを加え、不溶物を濾別した。濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−ベンジルオキシイソニコチノニトリル2.64gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.52(s, 1H), 8.36(d, J=4.6Hz, 1H), 7.48-7.33(m, 6H), 5.33(s, 2H)
参考製造例75
3−メトキシイソニコチノニトリルに代えて3−ベンジルオキシイソニコチノニトリルを用い、参考製造例62記載の方法に準じて、3−ベンジルオキシイソニコチン酸を得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 13.41(br s, 1H), 8.59(s, 1H), 8.29(d, J=4.6Hz, 1H), 7.53(d, J=4.6Hz, 1H), 7.51-7.46(m, 2H), 7.44-7.37(m, 2H), 7.36-7.30(m, 1H), 5.34(s, 2H)
参考製造例76
3−メトキシメチルイソニコチン酸に代えて3−ベンジルオキシイソニコチン酸を用い、参考製造例70記載の方法に準じて、3−ベンジルオキシ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−イソニコチンアミドを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 12.76(br s, 1H), 10.80(br s, 1H), 8.76(s, 1H), 8.57-8.55(m, 1H), 8.38(d, J=4.9Hz, 1H), 7.85(d, J=4.9Hz, 1H), 7.79(s, 1H), 7.63-7.58(m, 2H), 7.41-7.29(m, 3H), 5.61(s, 2H)
参考製造例77
3−エチルピリジン10.0g、酢酸60ml及び30%過酸化水素水12mlの混合物を80℃で2.5時間加熱攪拌した。30%過酸化水素水7mlを加え、80℃でさらに7時間加熱撹拌した。室温に冷却後、炭酸ナトリウムを少しずつ加えた。反応混合物をろ過し、酢酸エチルで洗浄した。得られたろ液を飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水炭酸ナトリウムで乾燥した。活性炭を加え、セライト(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下濃縮して3−エチルピリジン N−オキシド6.0gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.12(s, 1H), 8.10-8.08(m, 1H), 7.23-7.18(m, 1H), 7.16-7.12(m, 1H), 2.64(q, J=7.6Hz, 2H), 1.26(t, J=7.7Hz, 3H)
参考製造例78
3−エチルピリジン N−オキシド6.0g及びヨードエタン23gの混合物を60℃で1時間加熱攪拌した。室温に冷却後、ジエチルエーテルを加え、析出した結晶をろ取した。得られた固体と水55mlの混合物に、50℃でシアン化ナトリウム4.46gと水16mlの混合物を滴下し、同温で1時間加熱攪拌した。室温に冷却後、ジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−エチルイソニコチノニトリル2.7gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(CDCl3) δ: 8.69(s, 1H), 8.61(d, J=4.9Hz, 1H), 7.48-7.46(m, 1H), 2.90(q, J=7.6Hz, 2H), 1.35(t, J=7.6Hz, 3H)
参考製造例79
3−エチルイソニコチノニトリル2.7g、水酸化ナトリウム1.63g、エタノール20ml及び水20mlの混合物を5時間加熱還流した。室温まで冷却後、減圧下濃縮した。得られた残渣のpHが約3になるまで3M塩酸を加え、再度減圧下濃縮した。得られた固体にエタノール50mlを加え、5分間加熱還流後、そのまま熱時ろ過した。ろ取した固体に対して、各50mlのエタノールでさらに2回同様の操作を行った。合わせたろ液を濃縮し、3−エチルイソニコチン酸2.49gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 13.58(br s, 1H), 8.59(s, 1H), 8.54(d, J=5.0Hz, 1H), 7.60(d, J=5.0Hz, 1H), 2.89(q, J=7.5Hz, 2H), 1.17(t, J=7.4Hz, 3H)
参考製造例80
3−クロロ−イソニコチノニトリル1.39g、2,2,2−トリフルオロエタノール1.10gおよびDMF5mLの混合物に、氷冷下、60%水素化ナトリウム(油性)0.40gを添加し、20分攪拌した。その後、室温まで昇温し、さらに7.5時間攪拌した。再び氷冷し、60%水素化ナトリウム(油性)0.20gを添加し、室温まで昇温した後、15時間攪拌した。氷冷下、水を注加し、析出した結晶を水で洗浄後ろ取し、減圧下乾燥し、3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−イソニコチノニトリル1.63gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.53-8.52(br m, 1H), 8.51(d, J=4.9Hz, 1H), 7.53(dd, J=4.9, 0.6Hz, 1H), 4.62(q, J=7.7Hz, 2H)
3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−イソニコチノニトリル1.50g、エタノール22ml、2N水酸化ナトリウム水溶液11mLの混合物を室温で14時間攪拌した。その後、2時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応溶液に水を注加し、トルエンで洗浄した。水層を氷冷し、pHが1〜2になるまで濃塩酸を注加した。水溶液を減圧下濃縮し、得られた結晶をクロロホルム:エタノール=1:1の溶液に溶解させ、不溶物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮することで、3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−イソニコチン酸1.26gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 8.69(s, 1H), 8.47(d, J=4.9Hz, 1H), 7.71(d, J=4.9Hz, 1H), 5.00(q, J=8.7Hz, 2H)
参考製造例81
3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−イソニコチン酸0.60g、クロロホルム5mL、DMF1滴の混合物に氷冷下、オキサリルクロリド0.35mLを滴下した。室温まで昇温し、1時間攪拌した。再び氷冷し、オキサリルクロリド0.13mLを滴下した後、室温まで昇温し、10分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−イソニコチン酸クロリドを得た。
得られた酸クロリドをTHF5mLに溶解させ、氷冷下、3−アミノ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−オール0.48g、THF3mLの混合物に注加した。室温まで昇温した後、22.5時間攪拌した。炭酸水素ナトリウム0.46gを加え、4.5時間攪拌した。氷冷下、水を注加し、析出した結晶を水で洗浄後ろ取し、減圧下乾燥し、N−(2−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルピリジン−3−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−イソニコチンアミド0.81gを得た。
Figure 2011105710
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.70(br s, 1H), 10.17(br s, 1H), 8.75(s, 1H), 8.55(d, J=2.4Hz, 1H), 8.49(d, J=4.9Hz, 1H), 7.82-7.79(m, 2H), 5.16(q, J=8.7 Hz, 2H)
次に製剤例を示す。なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。
製剤例1
上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物1部と、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物9部とを、キシレン35部とN,N−ジメチルホルムアミド35部との混合物に溶解し、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく攪拌混合して各々の乳剤を得る。
製剤例2
ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪藻土54部を混合し、更に上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物5部と、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物15部とを加え、よく攪拌混合して各々の水和剤を得る。
製剤例3
上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物1部と、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物1部とに、合成含水酸化珪素微粉末1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレー65部を加え充分攪拌混合する。ついで、これらの混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して各々の粒剤を得る。
製剤例4
上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物0.9部と、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物0.1部とを、適当量のアセトンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP(酸性りん酸イソプロピル)0.3部及びフバサミクレー93.7部を加え、充分攪拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の粉剤を得る。
製剤例5
ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩及びホワイトカーボンの混合物(重量比1:1)35部と、上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物8部と、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物2部と、水55部とを混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々のフロアブル剤を得る。
製剤例6
上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物0.04部と、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物0.06部とを、キシレン5部及びトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合して各々の油剤を得る。
製剤例7
上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物7mgと、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物3mgとを、アセトン0.5mlに溶解し、この溶液を、動物用固形飼料粉末(飼育繁殖用固形飼料粉末CE−2、日本クレア株式会社商品)5gに処理し、均一に混合する。ついでアセトンを蒸発乾燥させて各々の毒餌を得る。
製剤例8
上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物0.03部、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物0.07部、ネオチオゾール(中央化成株式会社)49.9部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、ジメチルエーテル25部、LPG25部を充填し振とうを加え、アクチュエータを装着することにて油剤エアゾールを得る。
製剤例9
上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物0.5部、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物0.1部、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.39部及び乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブを装着した後、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して水性エアゾールを得る。
製剤例10
上述の本活性化合物1〜163のいずれか1種の化合物2部と、上述の(1)〜(12)のピレスロイド化合物のいずれか1種の化合物8部と、本活性化合物及びピレスロイド化合物と混合して製剤化できる殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺菌剤、植物ホルモン剤、植物成長調節物質、除草剤等の有害生物防除剤等(異性体及びその塩を含む)、共力剤、あるいは薬害軽減剤10部とを、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪藻土54部の混合物に加え、よく攪拌、混合して混合水和剤を得る。
次に、本発明組成物の有害節足動物に対する防除効力を試験例により示す。
試験例1(ハスモンヨトウ(Spodoptela litura)に対する人工飼料灌注処理による殺虫効果)
本活性化合物として化合物18、70、77、109、128、139、143、146を、それぞれ製剤例1の方法により製剤化し、所定濃度に希釈調製した。また、エスフェンバレレート乳剤(商品名:スミアルファ乳剤;住友化学株式会社製)、フェンプロパスリン乳剤(商品名:ロディー乳剤;住友化学株式会社製)のそれぞれを所定濃度に希釈した。それぞれの本活性化合物の希釈液とそれぞれのピレスロイド化合物の希釈液とを所定の濃度になるように混合し、試験用薬液とした。直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷き、厚さ6mmにスライスして更に半分に切った人工飼料:インセクタLF(日本農産工業)をその上に置き、上記試験用希釈液2mLを灌注した。該試験用希釈液を風乾させた後、ハスモンヨトウ(Spodoptela litura)4齢幼虫5頭を放ち、蓋をした。6日後に生存虫数を調査し、次の式により防除価(%)を算出した。結果を表43、表44に示した。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の処理前の虫数
Cai:無処理区の観察時の虫数
Tb:処理区の処理前の虫数
Tai:処理区の観察時の虫数
Figure 2011105710
表43に示した通り、化合物18、70、77、109、128、139、143、146のそれぞれとエスフェンバレレートとからなる組成物は、ハスモンヨトウ(Spodoptela litura)に対して高い殺虫効果を示した。
Figure 2011105710
表44に示した通り、化合物18、70、77、109、128、139、143、146のそれぞれとフェンプロパスリンとからなる組成物は、ハスモンヨトウ(Spodoptela litura)に対して高い殺虫効果を示した。
試験例2(ハスモンヨトウ(Spodoptela litura)に対する人工飼料灌注処理による殺虫効果)
本活性化合物として化合物39、116、117、163を、それぞれ製剤例1の方法により製剤化し、所定濃度に希釈調製した。また、エスフェンバレレート乳剤(商品名:スミアルファ乳剤;住友化学株式会社製)、フェンプロパスリン乳剤(商品名:ロディー乳剤;住友化学株式会社製)のそれぞれを所定濃度に希釈した。それぞれの本活性化合物の希釈液とそれぞれのピレスロイド化合物の希釈液とを所定の濃度になるように混合し、試験用薬液とした。直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷き、厚さ6mmにスライスして更に半分に切った人工飼料:インセクタLF(日本農産工業)をその上に置き、上記試験用希釈液2mLを灌注した。該試験用希釈液を風乾させた後、ハスモンヨトウ(Spodoptela litura)4齢幼虫5頭を放ち、蓋をした。6日後に生存虫数を調査し、試験例1と同様の式により防除価(%)を算出した。結果を表45、表46に示した。
Figure 2011105710
表45に示した通り、化合物39、116、117、163のそれぞれとエスフェンバレレートとからなる組成物は、ハスモンヨトウ(Spodoptela litura)に対して高い殺虫効果を示した。
Figure 2011105710
表46に示した通り、化合物39、116、117、163それぞれとフェンプロパスリンとからなる組成物は、ハスモンヨトウ(Spodoptela litura)に対して高い殺虫効果を示した。
本発明によれば、高い活性を有する有害節足動物除組成物、及び有害節足動物を効果的に防除し得る方法を提供することができる。

Claims (6)

  1. 式(1)
    Figure 2011105710
    [式中、
    1及びA2はそれぞれ独立して、窒素原子または=C(R7)-を表し、
    1及びR4はそれぞれ独立して、ハロゲン原子または水素原子を表し、
    2及びR3はそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、-OR8、-NR89、-NR8C(O)R9、-NR10C(O)NR914、-NR10CO215、-S(O)m8、-CO210、-CONR89、-C(O)R10、-C(NOR8)R10、-CONR10NR1112、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子または水素原子を表し、
    5及びR6はそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、-OR13、-S(O)m13、ハロゲン原子または水素原子を表すか(但し、R5及びR6は同時に水素原子を表さない。)、あるいはR5とR6とが一緒になって、それぞれが結合している炭素原子と共に、群Zから選ばれる基で置換されていてもよい5員環または6員環を形成してもよく、
    7はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3アルコキシ基、シアノ基、ハロゲン原子または水素原子を表し、
    8及びR9はそれぞれ独立して、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC4−C7シクロアルキルメチル基、群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基、群Yから選ばれる基で置換されていてもよい5員複素環基もしくは6員複素環基、または水素原子を表し(但し、-S(O)m8におけるmが1または2である場合は、R8は、水素原子を表さない。)、
    10及びR14はそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基または水素原子を表し、
    11及びR12はそれぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、C2−C4アルコキシカルボニル基または水素原子を表し、
    13は群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC1−C6鎖式炭化水素基または群Xから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C6脂環式炭化水素基を表し、
    15はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表し、
    mは0、1または2を表し、
    nは0または1を表し、
    群Xは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、シアノ基及びハロゲン原子からなる群を表し、
    群Yは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びハロゲン原子からなる群を表し、
    群Zは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C3アルキル基及びハロゲン原子からなる群を表す。]
    で示される縮合複素環化合物と、ピレスロイド化合物とを有効成分として含有する有害節足動物防除組成物。
  2. 前記ピレスロイド化合物が、エスフェンバレレート、フェンプロパトリン、フェンバレレート、アルファシペルメトリン、ビフェントリン、シペルメトリン、デルタメトリン、エトフェンプロックス、ラムダシハロトリン、ペルメトリン、テフルトリン、ゼータシペルメトリンからなる群から選ばれる化合物である請求項1に記載の有害節足動物防除組成物。
  3. 式(1)で示される縮合複素環化合物と前記ピレスロイド化合物との重量比が、0.1:99.9〜99.9:0.1の範囲である請求項1または2に記載の有害節足動物防除組成物。
  4. 請求項1の式(1)で示される縮合複素環化合物とピレスロイド化合物との有効量を、有害節足動物または有害節足動物の生息場所に施用する有害節足動物の防除方法。
  5. 請求項1の式(1)で示される縮合複素環化合物とピレスロイド化合物との有効量を、植物または植物を栽培する土壌に施用する有害節足動物の防除方法。
  6. 有害節足動物を防除するための、請求項1の式(1)で示される縮合複素環化合物とピレスロイド化合物との組み合わせの使用。
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