JP2011104318A

JP2011104318A - Ｔ型ミニ歯ブラシ

Info

Publication number: JP2011104318A
Application number: JP2009277991A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Nakata; ヒトシナカタ
Original assignee: Hitoshi Nakata
Current assignee: Hitoshi Nakata
Priority date: 2009-11-16
Filing date: 2009-11-16
Publication date: 2011-06-02

Abstract

【課題】従来の歯ブラシのブラシ形状は直線的な形態である為に最後臼歯後方に毛先が届かず清掃出来ないという不都合があり、深い歯間隙や溝の磨き残しの原因となることが多く、ブラシの毛先も磨耗し易く短期間で毛先が開いてしまう欠点がある。磨き残しが少なくブラシの寿命も伸びる歯ブラシが求められる。更に毛先が磨耗するブラシ植毛部を交換可能にし省エネに寄与する着脱可能な歯ブラシの提供が急務である。
【解決手段】単一列に複数の毛束を植毛した植毛部を、歯ブラシ保持部に歯ブラシ保持部の軸方向に対して直角に取り付けたＴ型の形態の歯ブラシを提供する。この形状により最後臼歯の後方や不規則な歯並びの歯間の清掃が容易になり、更にブラシの寿命を伸ばすことが出来る。同時に歯ブラシ植毛部と歯ブラシ保持部とを雄雌のネジによって着脱可能にし歯ブラシ植毛部だけを取り替え省エネに寄与出来る歯ブラシを提供する。
【選択図】図１

Description

本発明は歯ブラシに関し、歯表面又は歯肉を傷つけずに不規則に並んだ歯の歯間及び最後臼歯後方に付着した食片を効率良く除去可能であり、更に歯ブラシの植毛部を交換できるような歯ブラシに関するものである。

従来の歯ブラシのブラシ形状は一般に平面状で直線的である為に、不規則に並んだ歯の歯間や臼歯の後方裏側に毛先が充分届かず清掃が不十分になるという不都合があった

この欠点を解決する為に単一毛束だけの歯ブラシ（特開平２０−２７２０３８）が提案された、又Ｓ字型歯ブラシ（特開平２０−３０２１６４）により最後臼歯の裏側を歯の側面からブラシの先端を届かせて清掃する方法も提案された。

歯ブラシ植毛部と歯ブラシ保持部の着脱方法は（特開平１５−３３９４４３）一回のスムーズな押し込みによるものが提案されたが、製造過程が複雑になるという不都合があった。

特開平２０−２７２０３８公報特開平２０−３０２１６４公報特開平１５−３３９４４３公報

上記のように、単一毛束だけの歯ブラシはブラシ圧が弱く、清掃の効率が悪い、又最後臼部後方に付着した食片を除去するのに臼歯の側面からブラシの先端を届かせるのではその清掃が不十分であるという課題があった。

この発明は、最後臼歯の後方裏側に付着した食片の除去や不規則に並んだ歯間の清掃が完全に出来る歯ブラシを提供し、又使用済み歯ブラシ植毛部を簡単に歯ブラシ保持部から取り外して交換できる歯ブラシを提供することを目的とする。

本発明の請求項１に係る歯ブラシは、植毛部３に単一列に複数の毛束４を植毛させた歯ブラシにおいて、前記毛束の植立された列方向９が当該歯ブラシの歯ブラシ保持部２の軸方向１０にたいしてＴ型になるように取り付けた形状を特徴とする。

この形状によれば、植毛部は単一列の複数の毛束で構成され腰の強さも充分有り、狭い歯間の奥深く挿入可能であり、不規則に並んでいる歯の清掃も容易となる効果がある。又単一列の為、毛束の厚みが薄いので最後臼歯の後方５にも、口腔内粘膜を傷つけないで毛先が届き食片の清掃が可能となる（図３）。

更に、この形状によれば、毛束が植立された列方向９と歯ブラシの上下運動の操作方向１１が一致するので歯間清掃が効率良く行われ、隣在歯を必要以上に傷つけないという効果が生じる。

本発明の請求項２に係る歯ブラシは、植毛部３に単一列に複数の毛束４を植毛させた歯ブラシにおいて、歯ブラシ植毛部３の側面中央部に雄ネジ７を形成し更に歯ブラシ保持部２の先端に雌ネジ８を形成し、歯ブラシ植毛部３と歯ブラシ保持部２が雄ネジと雌ネジによって着脱可能になることを特徴とする。この形状によれば接合部１２は完全に密着した状態になり強度的又衛生的な効果作用が得られる。

本考案の歯ブラシの植毛部は、単一列の毛束を歯ブラシ保持部の軸方向に対してＴ型に植毛した厚みの薄い形態なので、口腔内粘膜を傷つけずに、最後臼歯後方の食片を簡単に除去できる（図３）。

前歯及び臼歯部の歯間に付着した食片は、一般に歯ブラシを上下運動させることで除去されるので歯ブラシの上下運動の操作方向と、本考案の歯ブラシの植毛部の、毛束植立列方向とが一致するので不必要に隣在歯の歯表面を擦り傷めないと言う利点があり清掃の効率も向上し、更に毛束の寿命も伸びるという効果作用が生じる。（図４）。

本考案の歯ブラシは歯ブラシ植毛部と歯ブラシ保持部を雄ネジと雌ネジにより着脱可能である（図２）。毎食後、本考案の歯ブラシを使用すれば口腔内の全ての残留食片を除去出来るので残留食片の腐敗がひとつの原因である悪臭や歯周疾患の予防に貢献する。

この発明の、歯ブラシ植毛部の、毛束の植立された列方向が、歯ブラシ保持部に対してＴ字型に取り付けられた形状を示している。歯ブラシの植毛部と保持部が雄ネジと雌ネジによって着脱される方法と着脱装置が歯ブラシの保持部内部に収まることを示している。単一列の毛束が最後臼歯後方に、口腔粘膜を傷つけることなく、容易に届くことを示している。歯ブラシ植毛部の毛束の植立された列方向と、歯間清掃時の、歯ブラシ保持部の上下運動の操作方向とが一致し、複数の毛束による単一列の植毛部が歯の歯軸方向１１に沿って歯間を清掃し、過不足なく効果的に清掃出来ることを示している。

以下、本発明の実施の形態を図１から図４に基ずいて説明する。

図１は、本発明の実施例によるＴ型ミニ歯ブラシの形状を示した正面図と側面図である。

図２において、植毛部３の側面中央部に雄ネジ７、外径２ミリ長さ５ミリを形成し、更に保持部２の先端に雌ネジ８、内径２ミリ奥行き６ミリを形成することで、保持部の内部に着脱装置を収める形態を示す。接合部１２は密着した状態となり、衛生的である。

図３において、Ｔ型ミニ歯ブラシ１は単一列の複数の毛束４を備え、毛束を植毛した列方向９と歯ブラシ保持部２の軸方向１０とをＴ字型に取り付けることにより、最後臼歯の後方５に、複数の毛束４が容易に届くことを示す、更に単一列の薄い毛束なので最後臼歯後方の口腔内粘膜１３を傷つけない利点がある。

図４において、植毛部の毛束植毛の列方向を、歯の歯軸方向とを一致させるため植毛の列方向９を保持部の軸方向１０に対してＴ字型の形状の歯ブラシとなり、歯の清掃の際磨きたいと思う歯間のみを清掃可能６であり、毛束の消耗を防ぎ、不必要に隣接する歯面を擦り過ぎない利点がある。

１歯ブラシ
２歯ブラシ保持部
３歯ブラシ植毛部
４複数の毛束
５最後臼歯後方
６歯の側面の清掃方法
７植毛部に取り付けた雄ネジ
８保持部に設定した雌ネジ
９毛束が植立された列方向
１０歯ブラシ保持部の軸方向
１１歯の歯軸方向及び歯ブラシの上下の操作方向
１２雄ネジと雌ネジの接合部
１３口腔内粘膜

Claims

歯ブラシ植毛部３に単一列に複数の毛束４を植毛させた歯ブラシにおいて、前記毛束の植立された列方向９が当該歯ブラシの歯ブラシ保持部の軸方向１０に対してＴ字型の形状となることを特徴とする歯ブラシ。
請求項１に記載のＴ字型の形状を特徴とする歯ブラシにおいて、前記歯ブラシ植毛部３の側面中央部に雄ネジ７を形成し、更に当該歯ブラシの歯ブラシ保持部２に雌ネジ８を形成することにより、歯ブラシ植毛部３と、歯ブラシ保持部２が、着脱可能になることを特徴とする請求項１に記載の歯ブラシ。