JP6978752B2 - 歯ブラシ - Google Patents
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Description
即ち特開2000−70042号公報(特許文献1)には、通常の歯ブラシの柄部の後端部に空洞部を設け、その中に歯間ブラシを内蔵出来る様にし、当該内蔵歯間ブラシを柄部内部から取り出して当該柄部の後端部の空洞部に差し込んで歯間ブラシとして使用する構成が示されてはいるが、当該歯ブラシの柄部の全長を使用して歯間ブラシを操作する事になるので極めて不便であり、一方、特開2011−56238号公報(特許文献2)には、単に歯ブラシの柄部に於ける、ブラシ部が設けられている端部とは反対側の端部に、歯石取り除き用の治具を固定状態で取り付け、且つ当該治具を適宜のキャップで覆っただけの構造を有する歯ブラシが開示されているに過ぎない。
更に、特開2003−88423号公報(特許文献5)には、口腔清浄具に関して記載されているものの、その基本的構造は、複数種類の歯部清掃具を単に、任意に直列状に連結させ且つそれらを個別に分離させて使用する歯ブラシの構造が示されているに過ぎないものであり、又、特開2004−113710号公報(特許文献6)には、単に歯ブラシと楊枝とが合体された補助治具が適宜のケース内に収容出来、且つ当該ケース部の一方の端部に当該補助治具を取り付けて歯を清掃する装置が開示されているに過ぎず、一方、実開平05−60319号公報(特許文献7)には、単に歯ブラシの柄部の表面に、当該柄部の長手軸方向に溝部を設けた事のみを特徴とする歯ブラシが開示されているに過ぎない。
従って、上記した従来技術の現状に鑑み、当該従来技術の欠陥を回避する為に、通常の歯磨き機能を有すると共に、歯周病及び歯周菌の炎症、細菌の増殖を予防する機能を備え、且つ、歯周病及び歯周菌の炎症、細菌の増殖を予防する機能を歯ブラシと一体化させ歯ブラシが、これ迄、需要者間で強く要望されて来ている。
即ち、本発明に係る当該歯ブラシに於ける基本的技術構成の態様としては、長手方向の中心軸線に対して直交する方向に於ける断面形状が三角形状を有する柄部と、当該柄部の一方の端部に於ける当該三角形状断面の一つの辺部から当該中心軸線方向に沿って外方に突出延展された湾曲状のアーム部と、当該アーム部の先端部に設けられている、楕円形の基板部に複数本のブラシが植設されたブラシ部とで構成されたものであって、当該ブラシ部に於ける当該楕円形基板部の長軸方向が、当該柄部の中心軸線と直交する方向に固定配置されたものであり、且つ、当該ブラシ部の当該基板部は、当該アーム部を介して、当該柄部に於ける三角形状断面の当該一つの辺部と対向する当該三角形状断面の頂点部が存在する方向に持ち上げられており、然も、当該ブラシ部の当該基板部が形成する平面が当該柄部の中心軸線と並行となる様に配置されている歯ブラシであって、更に、当該歯ブラシにおける当該柄部の内部は断面が三角形である中空状に形成されていると同時に、当該柄部の一部には、当該柄部の中心軸線と直交する方向に沿って当該柄部を着脱自在に2つに分離できる分割部が設けられており、且つ、当該柄部の当該中空状内部に於ける当該分割部近傍部には、当該柄部内部の三角形状の断面形状と同じ三角状の断面形状を持った本体部を有する歯間ブラシ機能及び歯石歯垢除去機能を備えた補助治具が、着脱自在に挿入固定されており、然も、当該補助治具に於ける当該本体部の着脱挿入方向に面する一方の端部には、歯間ブラシ部が設けられており、当該本体部に於ける着脱挿入方向に面する他方の端部には、歯石歯垢除去用治具部が設けられている事を特徴とする歯ブラシ100である。
更に、歯に係る当該歯ブラシに於いては、歯と歯肉の境目に、細菌の塊である歯垢歯石の除去する形成としブラシ部も歯形にそった歯間のケアも可能とし、柄の中空部に歯間ブラシ歯垢歯石除去治具部を含む補助治具を内蔵とし、且つ補助治具に於ける当該歯間ブラシは当該本体部に対して脱着自在とし、一方、当該歯垢歯石除去治具は当該本体部に対して固定したものであり、歯周菌の増殖を予防する事を最大に発揮できる構成である。
つまり、本発明に於いては、上記した様な技術構成を有する歯ブラシを使用する事によって、歯と歯肉の境目に、細菌の塊である歯垢歯石の除去する構成とし、ブラシ部も歯形に沿った歯間のケアも可能とし、柄の中空部に歯間ブラシや歯垢歯石除去治具を内蔵させる構成とし、且つ、歯間ブラシは当該補助治具の本体部と脱着自在とし、歯垢歯石除去治具は当該補助治具の本体部に対して固定し、歯周菌の増殖を予防する事を最大に発揮できる構成である。
更に、本発明に於いては、柄部の中空部に内蔵した、歯間ブラシがの荒めの為、歯周菌を増殖することなく、歯周ポケットも浅層時に予防でき、炎症歯槽膿漏等を薬用ハミガキと併用することで、更なる清潔な歯を保つ効果は創造以上の錚々(そうそう)の爽快さを感じると実証できる。
即ち、図1及び図2には、本発明に係る当該歯ブラシの構成の一具体例が示されており、図中、長手方向の中心軸線Pに対して直交する方向に於ける断面形状が三角形状を有する柄部3と、当該柄部3の一方の端部15に於ける当該三角形状断面の一つの辺部17から当該中心軸線P方向に沿って外方に突出延展された湾曲状のアーム部2と、当該アーム部2の先端部18に設けられている、楕円形の基板部19に複数本のブラシ20が植設されたブラシ部1とで構成されたものであって、当該ブラシ部1に於ける当該楕円形基板部19の長軸方向Lが、当該柄部の中心軸線Pと直交する方向に固定配置されたものであり、且つ、当該ブラシ部1の当該基板部19は、当該アーム部2を介して、当該柄部3に於ける三角形状断面の当該一つの辺部17と対向する当該三角形状断面の頂点部Qが存在する方向に持ち上げられており、然も、当該ブラシ部1の当該基板部19が形成する平面Rが当該柄部3の中心軸線Pと並行となる様に配置されている歯ブラシ100であって、更に、当該歯ブラシ100における当該柄部3の内部は断面が三角形である中空状に形成されていると同時に、当該柄部3の一部には、当該柄部3の中心軸線Pと直交する方向に沿って当該柄部3を着脱自在に2つに分離できる分割部4が設けられており、且つ、当該柄部3の当該中空状内部に於ける当該分割部4近傍部には、当該柄部3内部の三角形状の断面形状と同じ三角状の断面形状を持った本体部63を有する歯間ブラシ機能及び歯石歯垢除去機能を備えた補助治具6が、着脱自在に挿入固定されており、然も、当該補助治具6に於ける当該本体部の63の着脱挿入方向に面する一方の端部61には、歯間ブラシ部6aが設けられており、当該本体部62に於ける着脱挿入方向に面する他方の端部62には、歯石歯垢除去用治具部6bが設けられている事を特徴とする歯ブラシ100が示されている。
本発明に係る当該ブラシ部1の基板部19は、例えばナイロン樹脂で構成されており、その表面部Rには、図1で示す様に、豚毛の刷毛部20が植毛されており、その植毛部の配置形状は、特に限定されるものではないが、一例として、図1に示す様に、当該長尺軸線L方向に平行に4行でそれと直交する方向に5列の様な形状に植毛されたものであってもよく、又、当該長尺軸線Lと並行する方向に4行でそれと直交する方向に7列の様な形に植毛されているものであっても良い。
尚、当該個々のブラシ20の当該平面Rからの刷毛長さは6mmであることが好ましい具体例である。
本発明に於ける当該柄部3の材質は、ナイロン樹脂で構成されていることが好ましい具体例である。
更に、当該アーム部2は、その一端部が当該柄部3に於ける一方の端部15に於ける当該三角状断面形状部の一辺部つまり底辺部17と適宜の接合手段を介して固定配置されており、当該アーム部2の他方の端部は図1に示す通り、当該ブラシ部1の基板部19の裏面部と接合せしめられている。
係る構成により、本発明に於ける当該歯ブラシ100に於いては、当該ブラシ部1を使用し、通常のブラッシング操作を実行すると同時に、その間或いはその後に於いて、当該補助治具6を使用して歯間を清掃し、歯石或いは歯垢を除去する操作を適宜実行する事が可能となるのである。
上記の当該歯間ブラシ部6aは当該本体部63一端部61の平面から1mm乃至2mm程度突出しているものであり、一方、当該歯石歯垢除去用補助部材6bは、当該本体部63の他方の端部62の平面から突出している金属製材料から構成されている棒状体であって、その自由端部には、例えば、フック状の形状を持った部材67が設けられている。
これは、当該歯間ブラシ部6a は、その材質やブラシの長さを適宜変更して使用し、古くなった当該歯間ブラシ部6aを容易に交換出来る様にしておくことが望ましいからである。
具体的には、図1で示す様に、当該柄部3に於ける当該第1の柄部31の外壁部表面に当該柄部3の内部空間21と連通する複数個の通気用孔部5を設ける事が出来、又、図5に示す様に、当該柄部3の当該第2の柄部32の自由端部16の底面壁部25に、複数個の同じ通気用孔部5を設ける事も好ましい具体例である。
上記した通り、本発明に於ける当該歯ブラシ100の第2の具体的態様としては、当該補助治具6に於ける当該本体部63の一方の端部61に設けられる当該歯間ブラシ部6aは、当該本体部63と着脱自在に取り付けられており、当該本体部63の他方の端部62に設けられる当該歯石歯垢除去用補助部材6bは、当該本体部63に対して固定した状態で取り付けられている事を特徴とする歯ブラシである。
一方、本発明に於ける当該歯ブラシ100の第3の具体的態様としては、当該柄部3の少なくとも一部に、当該柄部3内部の通気と水分を除去させる為に、当該柄部中空内部空間21と外気を連通させる為の通気用孔部5が設けられている事を特徴とする歯ブラシである。
又、本発明に係る当該歯ブラシ100は、柄部の中空部に内蔵した、歯間ブラシが荒めの為、歯周菌を増殖することなく、歯周ポケットも浅層時に予防でき、炎症歯槽膿漏等を薬用ハミガキと併用することで、更なる清潔な歯を保つ効果は創造以上の錚々(そうそう)の爽快さを感じると実証できる。
2 アーム部
3 柄部
4 分割線、分割部
5 通気用孔部
6 補助治具
6a 歯間ブラシ部
6b 歯石歯垢除去用補助部材
7 嵌合支持部材
8 柄部の外周壁部
8’ 第1柄部の内周壁部
8” 第2柄部の内周壁部
15 柄部の先端部、柄部の一方の端部
16 第2柄部の自由端部
17 三角形状断面の一つの辺部
18 アーム部の先端部
19 基板部
20 ブラシ
21 柄部の内部中空空間部
25 第2の柄部の底面壁部
31 第1の柄部
32 第2の柄部。
61 本体部の一方の端部
62 本体部の他方の端部
63 本体部
64 歯間ブラシ部
65 挿入孔部
100 歯ブラシ
P 長手方向の中心軸線
Q 三角形状断面の頂点部
L 基板部の長尺軸線
C 基板部の中心部
R 基板部の平面
Claims (3)
- 長手方向の中心軸線に対して直交する方向に於ける断面形状が三角形状を有する柄部と、当該柄部の一方の端部に於ける当該三角形状断面の一つの辺部から当該中心軸線方向に沿って外方に突出延展された湾曲状のアーム部と、当該アーム部の先端部に設けられている、楕円形の基板部に複数本のブラシが植設されたブラシ部とで構成されたものであって、当該ブラシ部に於ける当該楕円形基板部の長軸方向が、当該柄部の中心軸線と直交する方向に固定配置されたものであり、且つ、当該ブラシ部の当該基板部は、当該アーム部を介して、当該柄部に於ける三角形状断面の当該一つの辺部と対向する当該三角形状断面の頂点部が存在する方向に持ち上げられており、然も、当該ブラシ部の当該基板部が形成する平面が当該柄部の中心軸線と並行となる様に配置されている歯ブラシであって、更に、当該歯ブラシにおける当該柄部の内部は、断面が三角形である中空状に形成されていると同時に、当該柄部の一部には、当該柄部の中心軸線と直交する方向に沿って当該柄部を着脱自在に2つに分離できる分割部が設けられており、且つ、当該柄部の当該中空状内部に於ける当該分割部近傍部には、当該柄部内部の三角形状の断面形状と同じ三角状の断面形状を持った本体部を有する歯間ブラシ機能及び歯石歯垢除去機能を備えた補助治具が、着脱自在に挿入固定されており、然も、当該補助治具に於ける当該本体部の着脱挿入方向に面する一方の端部には、歯間ブラシ部が設けられており、当該本体部に於ける着脱挿入方向に面する他方の端部には、歯石歯垢除去用治具部が設けられている事を特徴とする歯ブラシ。
- 当該補助治具に於ける当該本体部の一方の端部に設けられる当該歯間ブラシ部は、当該本体部と着脱自在に取り付けられており、当該本体部の他方の端部に設けられる当該歯石歯垢除去用補助部材は、当該本体部に対して固定した状態で取り付けられている事を特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
- 当該柄部の少なくとも一部に、当該柄部内部の通気と水分を除去させる為に、当該柄部中空内部空間と外気を連通させる為の通気用孔部が設けられている事を特徴とする請求項1又は2に記載の歯ブラシ。
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