JP2011103869A - ペット用休息具及び収容運搬袋 - Google Patents

Abstract

【課題】キャリーバックやケースに入る事を拒否するペットに警戒心を与えず、容易且つ安全に収容・運搬し、動物病院での診察・診療の危険を軽減する、ペット用休息具及び収容運搬袋を提案する。
【解決手段】底下部を布製袋構造１、上部をネット素材構造２、開口部は巾着構造３、紐４、留め具５、持ち手６を設ける。底下部の布製袋構造１でペットの安定を図り、上部のネット素材２で暴れを防ぐ、動物病院では上部のネット２の上から予防接種や簡単な診察・診療が可能。巾着構造３でペットの収容と同時に素早く開口部を閉じる事が可能。留め具５で開口部が緩む心配がない。持ち手６を設ける事で、誰でもペットの運搬やキャリーバックやケースからの出し入れが可能になる。通常は、上部２を折畳み休息具として利用し、収容時は休息具ごと収容する事でペットに警戒心やストレスを感じさせる事なく素早くペットを収容し、安全に運搬する事が可能になる。
【選択図】図１

Description

この発明は、ペット用休息具及び収容・運搬袋に関する。

ペットをおとなしくさせスムーズな運搬、洗浄、治療を行うことを目的とするペット用ネット（特許文献１）のような商品は販売されていますが、わざわざ高額な専用商品を利用する人は少なく安価な洗濯ネット（特許文献２）で代用する事が多いのが現状です。

ペット運搬する目的で、さまざまな機能のキャリーバックやケースが用いられています。

ペット専用の休憩用として、スポンジ・ウレタン・繊維素材で出来ている休息具は多く利用されています。

実用新案登録第３１１３９９９号公報 特開２００６−０２６１１２号公報

前記の特許文献１で提案されているペット用ネットでは、ペットを収容する際、通常とは違う飼い主の行動にペットは警戒し容易に収容で出来ない、何度も使用しているとペットが学習してしまいペット用ネットを見ただけで警戒して逃げてしまう、という問題点があります。
また、専用用品である為、利用機能や機会が限られる。

洗濯ネット（特許文献２）の場合、もともとペット収容用に作られていない為、ファスナーを素早く閉められない、持つ所がない為ネットから出た爪で獣医師や飼い主がケガをしてしまう、ペット収容時の安定が悪い、などペットの収容には問題点があります。

従来のキャリーバックやケースに入る事を拒否するペット・暴れるペットは収容が難しい、キャリーバックやケースからの不意の飛び出しにも注意が必要。逆に、動物病院などでは緊張や警戒からキャリーバックやケースから出る事を拒否するペットを外に出すのは飼い主でも難しい、個体によりさまざまな問題があります。

ペット用ネット・洗濯ネット・キャリーバックやケースへの強制的収容はペットにとってストレスにしかなりません。このストレスから次からの収容はさらに難しくなるペットも多く、ここに悪循環が発生しています。

ペット専用の休憩具などはスポンジやウレタン素材が多く、ペットの粗相や嘔吐などで汚れてしまった時、型崩れや破損の心配があるため洗濯が難しい。

底下部を布製袋構造（１）、上部をネット素材構造（２）、開口部は巾着構造（３）、紐（４）、留め具（５）、持ち手（６）を設ける。
本発明は、以上の構造によりペット用休息具及び収容運搬袋である。

通常（収容運搬袋として利用しない時）は、上部（２）を折畳み休息具として利用（図４）し、収容時は休息具ごと収容（図１）する事でペットに警戒心やストレスを感じさせる事なく素早くペットを収容し、安全に運搬する事が可能になる。

新たなペット専用用品を増やすのではなく、従来の休息具を当発明に置き換える事で、便利に利用可能で、飼い主にとっての経済的の負担も軽減できる。さらに、日常的に休息具として利用する事で一度与えてしまった警戒心も緩和できる為、再度収容する時の飼い主の負担が軽減できる。

巾着構造（３）でペットの収容と同時に素早く開口部を閉じる事が出来る、留め具（５）で開口部が緩む心配がない。

持ち手（６）を設ける事で獣医師や飼い主がネットから出た爪でケガをするなど危険を軽減する事が出来る。

底下部を布製の袋構造（１）にする事で、収容時にペットが安定し不安を軽減する。

底下部の形（円形・楕円形・長方形など）・大きさを変えた種類を商品化する事で、さまざまな種類のペットに使用可能で、既存のキャリーバックやケースのインナーバック（補助袋）として利用もできる為、キャリーバックの性能に頼らずとも、誰でも容易にペットを出し入れが可能になる。

暴れるペットも上部のネット（２）の上から予防接種や簡単な診察・診療が可能で、獣医師と飼い主の危険も軽減する事が出来る。

ペットが粗相や嘔吐をしてしまっても布製なので休息具の丸洗いが可能で清潔に使用できる。

本発明のペットの収納運搬袋としての使用時参考図である。 本発明の斜視図である。 本発明の正面図である。 本発明の休息具としての使用時参考図である。

以下、本発明を実施する最良の形態について説明する。
底下部を布製袋構造（１）、上部をネット素材構造（２）、開口部は巾着構造（３）、紐（４）、留め具（５）、持ち手（６）、を設ける。
本発明は、以上のような構造である。
これを使用する時は、上部（２）を折畳みペットが休息具として利用（図４）し、収容時は飼い主が開口部（３）・紐（４）・留め具（５）を持ち引き上げる、紐（４）を引き開口部（３）を閉める、留め具（５）で開口部が緩まないように固定する。持ち手（６）を持ちそのまま運搬する（図１）。または、キャリーバックやケースに収納し運搬する。動物病院ではそのまま簡単な診察・予防接種などを上部のネット（２）の上から行う。

（図１）（図４）が本考案の請求項１の実施例である。

ペットに種類・個体差ありますが、飼い主はさまざまな問題を抱えています。以上詳述したような、本発明は多くの獣医師・飼い主・ペットに有益な発明であると同時に産業上の利用可能性が極めて大きいものです。

１ 底下部（布製袋構造部）
２ 上部（ネット素材構造部）
３ 開口部（巾着構造部）
４ 紐
５ 留め具
６ 持ち手

Claims (1)

1. 底下部を布製袋構造（１）、上部をネット素材構造（２）、開口部は巾着構造（３）、紐（４）、留め具（５）、持ち手（６）を設けたペット用休息具及び収容運搬袋。

Images