JP2011103055A - 情報記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が不確かであるタイムスタンプを利用することなく、電子カルテの改竄を抑止することができる電子カルテ記録システムを提供する。
【解決手段】ユーザ端末1から送信されて電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの内容を含んでいるか否かを判定プログラム7で判定し、全てを含んでいると判定した場合のみ書き込みプログラム8で保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5の電子カルテを上書きする。
【選択図】図1

Description

本発明は情報記録システムに関する。詳しくは、記録の改竄を抑止することができる情報記録システムに係るものである。
従来の医療機関のカルテは医師が紙に記入する方式が一般的であったが、今日のコンピュータ化に伴って、カルテ内容をコンピュータのハードディスク等の記録手段に記録して電子カルテとし、医療実務の利便性の向上が図られている。
一方で、紙に記入する方式と比べると、電子カルテはその改竄が容易であり、かつ改竄の事実の立証が極めて難しいということが指摘されていた。
こうした点に対応すべく、電子ファイルに正確な作成日時や変更履歴を付与することが可能なタイムスタンプを利用して、電子カルテの改竄等の不正行為を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−348123号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、タイムスタンプを発行する第三者機関を全面的に信頼することを前提としたものであり、第三者機関が不正行為を行わないという確証は無い。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、信頼性が不確かであるタイムスタンプを利用することなく、記録の改竄を抑止することができる情報記録システムを提供することを目的とするものである。
なお、上記では、従来技術として電子カルテを例に挙げて説明を行っているが、記録の改竄の抑止が求められているのは電子カルテに限定されるものではない。そのため、本発明は、特に電子カルテに限定することなく、あらゆる分野の記録の改竄を抑止することができる情報記録システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明に係る情報記録システムは、所定の情報を記録する記録手段と、外部から入力された情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記受信手段が受信した情報を前記記録手段に記録する書き込み手段と、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を有する情報サーバを備える。
また、本発明に係る情報記録システムは、所定の情報を記録する記録手段と、外部から入力された情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記受信手段が受信した情報を前記記録手段に記録する書き込み手段と、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を有する情報サーバと、前記記録手段に記録されている所定の情報を読み出し可能に構成されると共に、前記受信手段に情報を入力可能に構成されたユーザ端末とを備える。
ここで、受信手段が受信した情報に記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段によって、新たに記録手段に記録しようとする情報(即ち、外部(ユーザ端末等)から入力されて受信手段が受信した情報)が、過去の情報の一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定することができる。
また、判定手段による判定の結果、受信手段が受信した情報に記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に所定の告知を行う告知手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除された情報が記録されようとしている事実を告知することができる。
更に、判定手段による判定の結果、受信手段が受信した情報に記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除されようとしている場合に過去の情報を公開することができる。
なお、「告知手段、若しくは、公開手段の少なくとも一方を有する」としているため、告知手段のみを有する場合、公開手段のみを有する場合、告知手段及び公開手段を有する場合を含むものである。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る情報記録システムは、所定の情報を記録すると共に外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、該第1の記録手段と同一内容を記録すると共に外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段と、外部から入力された情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記受信手段が受信した情報を前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録する書き込み手段と、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記第1の記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を有する情報サーバを備える。
また、本発明に係る情報記録システムは、所定の情報を記録すると共に外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、該第1の記録手段と同一内容を記録すると共に外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段と、外部から入力された情報を受信する受信手段と、該受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記受信手段が受信した情報を前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録する書き込み手段と、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記第1の記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を有する情報サーバと、前記第2の記録手段に記録されている所定の情報を読み出し可能に構成されると共に、前記受信手段に情報を入力可能に構成されたユーザ端末とを備える。
ここで、受信手段が受信した情報に第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段によって、新たに第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報(即ち、外部(ユーザ端末等)から入力されて受信手段が受信した情報)が、過去の情報の一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定することができる。
また、判定手段による判定の結果、受信手段が受信した情報に第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に所定の告知を行う告知手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除された情報が記録されようとしている事実を告知することができる。
更に、判定手段による判定の結果、受信手段が受信した情報に第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に第1の記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除されようとしている場合に過去の情報を公開することができる。
なお、「告知手段、若しくは、公開手段の少なくとも一方を有する」としているため、告知手段のみを有する場合、公開手段のみを有する場合、告知手段及び公開手段を有する場合を含むものである。
また、外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段を備えることによって、外部から読み出すことを前提としない記録手段(第1の記録手段)と、外部から読み出すことを前提とする記録手段(第2の記録手段)とが区別される。そのため、判定手段による判定の基準となる第1の記録手段に記録されている所定の情報を強固に保護することが可能となり、判定手段による判定の信頼性の向上を図ることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る情報記録システムは、情報サーバに設けられた記録手段に情報を記録可能に構成されると共に、前記記録手段に記録されている情報を読み出し可能に構成されたユーザ端末を備える情報記録システムであって、前記ユーザ端末は、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれている場合に、前記記録手段に記録しようとする情報を同記録手段に記録する書き込み手段と、前記判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に、前記記録手段に既に記録されている情報を公開する公開手段の少なくとも一方を備える。
ここで、記録手段に記録しようとする情報に記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段によって、新たに記録手段に記録しようとする情報が、過去の情報の一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定することができる。
また、判定手段による判定の結果、記録手段に記録しようとする情報に記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に所定の告知を行う告知手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除された情報が記録されようとしている事実を告知することができる。
更に、判定手段による判定の結果、記録手段に記録しようとする情報に記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に記録手段に既に記録されている情報を公開する公開手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除されようとしている場合に過去の情報を公開することができる。
なお、「告知手段、若しくは、公開手段の少なくとも一方を有する」としているため、告知手段のみを有する場合、公開手段のみを有する場合、告知手段及び公開手段を有する場合を含むものである。
また、本発明に係る情報記録システムは、情報サーバに設けられ外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、同情報サーバに設けられ外部からアクセス可能に構成され、前記第1の記録手段と同一内容を記録する第2の記録手段とに情報を記録可能に構成されると共に、前記第2の記録手段に記録されている情報を読み出し可能に構成されたユーザ端末を備える情報記録システムであって、前記ユーザ端末は、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれている場合に、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報を前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録する書き込み手段と、前記判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に、前記第1の記録手段に既に記録されている情報を公開する公開手段の少なくとも一方を備える。
ここで、第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報に第1の記録手段に既に記録されている情報の全てが含まれているか否かを判定する判定手段によって、新たに第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報が、過去の情報の一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定することができる。
また、判定手段による判定の結果、第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報に第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に所定の告知を行う告知手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除された情報が記録されようとしている事実を告知することができる。
更に、判定手段による判定の結果、第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報に第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に第1の記録手段に既に記録されている情報を公開する公開手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除されようとしている場合に過去の情報を公開することができる。
なお、「告知手段、若しくは、公開手段の少なくとも一方を有する」としているため、告知手段のみを有する場合、公開手段のみを有する場合、告知手段及び公開手段を有する場合を含むものである。
また、外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段を備えることによって、外部から読み出すことを前提としない記録手段(第1の記録手段)と、外部から読み出すことを前提とする記録手段(第2の記録手段)とが区別される。そのため、判定手段による判定の基準となる第1の記録手段に既に記録されている情報を強固に保護することが可能となり、判定手段による判定の信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明に係る情報記録システムは、所定の情報を記録する記録手段を有する情報サーバと、前記記録手段に情報を記録可能に構成されると共に、前記記録手段に記録されている所定の情報を読み出し可能に構成されたユーザ端末とを備える情報記録システムであって、前記ユーザ端末は、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記記録手段に記録しようとする情報を同記録手段に記録する書き込み手段と、前記判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を備える。
ここで、記録手段に記録しようとする情報に記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段によって、新たに記録手段に記録しようとする情報が、過去の情報の一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定することができる。
また、判定手段による判定の結果、記録手段に記録しようとする情報に記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に所定の告知を行う告知手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除された情報が記録されようとしている事実を告知することができる。
更に、判定手段による判定の結果、記録手段に記録しようとする情報に記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除されようとしている場合に過去の情報を公開することができる。
なお、「告知手段、若しくは、公開手段の少なくとも一方を有する」としているため、告知手段のみを有する場合、公開手段のみを有する場合、告知手段及び公開手段を有する場合を含むものである。
また、本発明に係る情報記録システムは、所定の情報を記録すると共に外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、該第1の記録手段と同一内容を記録すると共に外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段とを有する情報サーバと、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に情報を記録可能に構成されると共に、前記第2の記録手段に記録されている所定の情報を読み出し可能に構成されたユーザ端末とを備える情報記録システムであって、前記ユーザ端末は、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報を前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録する書き込み手段と、前記判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記第1の記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を備える。
ここで、第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報に第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段によって、新たに第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報が、過去の情報の一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定することができる。
また、判定手段による判定の結果、第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報に第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に所定の告知を行う告知手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除された情報が記録されようとしている事実を告知することができる。
更に、判定手段による判定の結果、第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報に第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に第1の記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段によって、過去の情報の一部若しくは全部が削除されようとしている場合に過去の情報を公開することができる。
なお、「告知手段、若しくは、公開手段の少なくとも一方を有する」としているため、告知手段のみを有する場合、公開手段のみを有する場合、告知手段及び公開手段を有する場合を含むものである。
また、外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段を備えることによって、外部から読み出すことを前提としない記録手段(第1の記録手段)と、外部から読み出すことを前提とする記録手段(第2の記録手段)とが区別される。そのため、判定手段による判定の基準となる第1の記録手段に記録されている所定の情報を強固に保護することが可能となり、判定手段による判定の信頼性の向上を図ることができる。
本発明の情報記録システムでは、タイムスタンプを利用することなく記録の改竄を抑止することができる。
電子カルテ記録システム(1)の構成例を説明するための概略図である。 電子カルテ記録システム(2)の構成例を説明するための概略図である。 電子カルテ記録システム(3)の構成例を説明するための概略図である。 電子カルテ記録システム(4)の構成例を説明するための概略図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」と称する)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(電子カルテ記録システム(1))
2.第2の実施の形態(電子カルテ記録システム(2))
3.第3の実施の形態(電子カルテ記録システム(3))
4.第4の実施の形態(電子カルテ記録システム(4))
5.その他
<1.第1の実施の形態>
[電子カルテ記録システム(1)の構成]
図1は本発明を適用した情報記録システムの一例である電子カルテ記録システム(1)の構成例を説明するための概略図であり、本実施の形態の電子カルテ記録システム(1)は、医師が利用するユーザ端末1と、電子カルテが記録されている情報サーバ2とで構成されている。なお、ユーザ端末1と情報サーバ2とは、病院内外のネットワーク3によって接続されており、ユーザ端末1はネットワーク3を介して情報サーバ2にアクセス可能とされている。
ここで、情報サーバ2は、保存用電子カルテデータベース4、閲覧用電子カルテデータベース5、電子カルテ受信メモリ6、判定プログラム7、書き込みプログラム8、告知手段9、公開手段13及び入力履歴データベース10を有している。
保存用電子カルテデータベース4は第1の記録手段の一例であり、電子カルテが記録されている。また、保存用電子カルテデータベース4は、外部からアクセス不能に構成されており、ユーザ端末1からは保存用電子カルテデータベース4に記録された電子カルテは閲覧できない様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には保存用電子カルテデータベース4にアクセス権がないということとなる。
なお、外部からアクセス不能に構成する方法としては、汎用のアクセス制限の技術を採用することによって実現することができる。
閲覧用電子カルテデータベース5は第2の記録手段の一例であり、保存用電子カルテデータベース4と同一の電子カルテが記録されている。また、閲覧用電子カルテデータベース5は、外部からアクセス可能に構成されており、ユーザ端末1から閲覧用電子カルテデータベース5に記録された電子カルテを閲覧できる様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には閲覧用電子カルテデータベース5に対して、閲覧のみのアクセス権が認められていることとなる。
電子カルテ受信メモリ6は、受信手段の一例であり、保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に上書きして記録するために、ユーザ端末1から送信された電子カルテが一時的に記録される様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には電子カルテ受信メモリ6に対して、保存のみのアクセス権が認められていることとなる。
判定プログラム7は、判定手段の一例であり、電子カルテ受信メモリ6にユーザ端末1から送信された電子カルテが記録されたタイミングで、即ち、電子カルテ受信メモリ6にユーザ端末1から送信された電子カルテが記録されると略同時に、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいるか否かの判定を行う。
なお、電子カルテは患者毎に作成されるものであるから、判定プログラム7の「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいるか否かの判定」については、対象とされている電子カルテに着目して行われることとなる。
具体的には、患者Aの電子カルテを例に挙げると、「電子カルテ受信メモリ6に記録された患者Aの電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテのうち患者Aの電子カルテの情報の全てを含んでいるか否かの判定」を行うのであって、「電子カルテ受信メモリ6に記録された患者Aの電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている全ての電子カルテ(即ち、患者A以外の電子カルテも含む)の情報の全てを含んでいるか否かの判定」を行うのではない。
書き込みプログラム8は、書き込み手段の一例であり、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいる」と判定された場合に、電子カルテ受信メモリ6に記録されている電子カルテを保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に上書きして記録する様に構成されている。
なお、電子カルテは患者毎に作成されるものであるから、書き込みプログラム8の「電子カルテ受信メモリ6に記録されている電子カルテを保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に上書きして記録する」については、対象とされている電子カルテに着目して行われることとなる。
具体的には、患者Aの電子カルテを例に挙げると、「保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に記録されている患者Aの電子カルテに対して、電子カルテ受信メモリ6に記録されている患者Aの電子カルテを上書きして記録する」のであり、「保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に記録されている全ての電子カルテ(即ち、患者A以外の電子カルテも含む)に対して、電子カルテ受信メモリ6に記録されている患者Aの電子カルテを上書きして記録する」のではない。
ここで、本実施の形態では、「書き込みプログラム8が電子カルテを保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に上書きして記録する様に構成された場合」を例に挙げて説明を行っているが、書き込みプログラム8は電子カルテを保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に記録することができれば充分であり、必ずしも上書きして記録する必要はない。即ち、既存の電子カルテに上書きして記録するのではなく、既存の電子カルテとは別に電子カルテを記録しても良い。
なお、既存の電子カルテとは別に電子カルテを記録した場合には、それ以後の判定プログラム7による比較の対象は、保存用電子カルテデータベース4に記録された最新の電子カルテということになる。
告知手段9は、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいない」と判定された場合に、即ち、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、その旨を告知することができる様に構成されている。
具体的な告知手段としては、例えば、情報サーバ2の管理者、監督者、ユーザ端末1を操作した医師に対して電子メールでその旨を送信したり、警告音を発したり、警告灯を点灯させたり、ユーザ端末1の画面にその旨を表示したり、閲覧用電子カルテデータベース5等の公開されたデータベースにその旨を記録するといった手段が挙げられる。
公開手段13は、告知手段9と同様に、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいない」と判定された場合に、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報を公開することができる様に構成されている。
具体的な公開手段としては、例えば、情報サーバ2の管理者や監督者、ユーザ端末1を操作した医師に対して電子メールで送信したり、閲覧用電子カルテデータベース5等の公開されたデータベースで公開したり、ユーザ端末1に表示させたりするといった手段が挙げられる。
入力履歴データベース10は入力履歴記録手段の一例であり、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテの履歴(例えば、入力された日時、入力された日時に対応した電子カルテの情報、入力に利用された端末、判定プログラム7の判定結果等)を記録可能に構成されている。
[電子カルテ記録システム(1)の動作]
以下、上記の様に構成された電子カルテ記録システム(1)の動作を説明する。なお、以下では患者Aの電子カルテに着目して説明を行う。
電子カルテ記録システム(1)では、患者Aの診察を行うために患者Aの電子カルテ(以下、「患者Aの電子カルテ」を「電子カルテA」と称する。)が必要な場合には、ユーザ端末1からネットワーク3を介して閲覧用電子カルテデータベース5に記録された電子カルテAを読み出す(図1中符号A)。
次に、患者Aの診察を終えると、電子カルテAに診察内容に応じて必要な情報を書き込み、書き込みを終えた電子カルテAを情報サーバ2に記録すべく、ユーザ端末1からネットワーク3を介して電子カルテ受信メモリ6に電子カルテAを送信する(図1中符号B)。
ユーザ端末1から電子カルテAが送信され、電子カルテ受信メモリ6に電子カルテAが記録されると、判定プログラム7によって、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテAが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテAの情報の全てを含んでいるか否かの判定を行う(図1中符号C)。
そして、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテAが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテAの情報の全てを含んでいる」とされた場合には、書き込みプログラム8によって、保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に記録されている電子カルテAに対して、電子カルテ受信メモリ6に記録されている電子カルテAを上書きして記録する(図1中符号D)。
一方、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテAが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテAの情報の全てを含んでいない」とされた場合には、告知手段9によってその旨の告知を行うと共に(図1中符号E)、公開手段13によって保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテAの情報を公開する(図1中符号F)。
本発明を適用した電子カルテ記録システム(1)では、判定プログラム7によって、上書きして記録しようとする電子カルテが、既に記録されている電子カルテの一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定でき、電子カルテの記録過誤を低減すると共に電子カルテの改竄を抑制することが可能となる。
また、保存用電子カルテデータベース4と閲覧用電子カルテデータベース5とが互いに独立しており、保存用電子カルテデータベース4はユーザ端末1で閲覧不能とされているために、判定プログラム7の判定の基準とされている保存用電子カルテデータベース4のセキュリティが向上し、結果として判定プログラム7の判定の信頼度の向上が実現することとなる。
即ち、保存用電子カルテデータベース4がユーザ端末1で閲覧可能であるとすると、ユーザ端末1から保存用電子カルテデータベース4にアクセスできることとなり、判定プログラム7の判定の基準とされている保存用電子カルテデータベース4のセキュリティが不安定となり、判定プログラム7の判定そのものの信頼性が充分とは言えなくなってしまうが、本実施の形態では、保存用電子カルテデータベース4と閲覧用電子カルテデータベース5とが互いに独立しており、保存用電子カルテデータベース4はユーザ端末1で閲覧不能とされているために、上述の通り、判定プログラム7の判定の信頼度の向上が実現することとなるのである。
更に、判定プログラム7によって電子カルテの一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、公開手段13が保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報を公開することによって、正常な電子カルテ(即ち、既に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいる電子カルテ)の作成の便宜を図ることができ、電子カルテの記録過誤の低減が実現することとなる。
<2.第2の実施の形態>
[電子カルテ記録システム(2)の構成]
図2は本発明を適用した情報記録システムの他の一例である電子カルテ記録システム(2)の構成例を説明するための概略図であり、本実施の形態の電子カルテ記録システム(2)は、医師が利用するユーザ端末1と、電子カルテが記録されている情報サーバ2(情報サーバ2A及び情報サーバ2B)とで構成されている。なお、ユーザ端末1と情報サーバ2A及び情報サーバ2Bとは、病院内外のネットワーク3によって接続されており、ユーザ端末1はネットワーク3を介して情報サーバ2A及び情報サーバ2Bにアクセス可能とされている。
ここで、情報サーバ2Aは、閲覧用電子カルテデータベース5を有しており、閲覧用電子カルテデータベース5は第2の記録手段の一例であり、電子カルテが記録されている。また、閲覧用電子カルテデータベース5は、外部からアクセス可能に構成されており、ユーザ端末1から閲覧用電子カルテデータベース5に記録された電子カルテを閲覧できる様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には閲覧用電子カルテデータベース5に対して、閲覧のみのアクセス権が認められていることとなる。
また、情報サーバ2Bは、保存用電子カルテデータベース4、電子カルテ受信メモリ6、判定プログラム7、書き込みプログラム8、告知手段9、公開手段13及び入力履歴データベース10を有している。
保存用電子カルテデータベース4は第1の記録手段の一例であり、閲覧用電子カルテデータベース5と同一の電子カルテが記録されている。また、保存用電子カルテデータベース4は、外部からアクセス不能に構成されており、ユーザ端末1からは保存用電子カルテデータベース4に記録された電子カルテは閲覧できない様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には保存用電子カルテデータベース4にアクセス権がないということとなる。
電子カルテ受信メモリ6は、受信手段の一例であり、保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に上書きして記録するために、ユーザ端末1から送信された電子カルテが一時的に記録される様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には電子カルテ受信メモリ6に対して、保存のみのアクセス権が認められていることとなる。
判定プログラム7は、判定手段の一例であり、電子カルテ受信メモリ6にユーザ端末1から送信された電子カルテが記録されたタイミングで、即ち、電子カルテ受信メモリ6にユーザ端末1から送信された電子カルテが記録されると略同時に、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいるか否かの判定を行う。
書き込みプログラム8は、書き込み手段の一例であり、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいる」と判定された場合に、電子カルテ受信メモリ6に記録されている電子カルテを保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に上書きして記録する様に構成されている。なお、既存の電子カルテに上書きして記録するのではなく、既存の電子カルテとは別に電子カルテを記録しても良い点は、上記した第1の実施の形態と同様である。
告知手段9は、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいない」と判定された場合に、即ち、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、その旨を告知することができる様に構成されている。
公開手段13は、告知手段9と同様に、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいない」と判定された場合に、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報を公開することができる様に構成されている。
入力履歴データベース10は入力履歴記録手段の一例であり、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテの履歴(例えば、入力された日時、入力された日時に対応した電子カルテの情報、入力に利用された端末、判定プログラム7の判定結果等)を記録可能に構成されている。
[電子カルテ記録システム(2)の動作]
以下、上記の様に構成された電子カルテ記録システム(2)の動作を説明する。なお、以下では患者Bの電子カルテに着目して説明を行う。
電子カルテ記録システム(2)では、患者Bの診察を行うために患者Bの電子カルテ(以下、「患者Bの電子カルテ」を「電子カルテB」と称する。)が必要な場合には、ユーザ端末1からネットワーク3を介して閲覧用電子カルテデータベース5に記録された電子カルテBを読み出す(図2中符号A)。
次に、患者Bの診察を終えると、電子カルテBに診察内容に応じて必要な情報を書き込み、書き込みを終えた電子カルテBを情報サーバ2A及び情報サーバ2Bに記録すべく、ユーザ端末1からネットワーク3を介して電子カルテ受信メモリ6に電子カルテBを送信する(図2中符号B)。
ユーザ端末1から電子カルテBが送信され、電子カルテ受信メモリ6に電子カルテBが記録されると、判定プログラム7によって、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテBが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテBの情報の全てを含んでいるか否かの判定を行う(図2中符号C)。
そして、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテBが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテBの情報の全てを含んでいる」とされた場合には、書き込みプログラム8によって、保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に記録されている電子カルテBに対して、電子カルテ受信メモリ6に記録されている電子カルテBを上書きして記録する(図2中符号D)。
一方、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテBが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテBの情報の全てを含んでいない」とされた場合には、告知手段9によってその旨の告知を行うと共に(図2中符号E)、公開手段13によって保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテBの情報を公開する(図2中符号F)。
本発明を適用した電子カルテ記録システム(2)では、判定プログラム7によって、上書きして記録しようとする電子カルテが、既に記録されている電子カルテの一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定でき、電子カルテの記録過誤を低減すると共に電子カルテの改竄を抑制することが可能となる。
また、保存用電子カルテデータベース4と閲覧用電子カルテデータベース5とが互いに独立しており、保存用電子カルテデータベース4はユーザ端末1で閲覧不能とされているために、判定プログラム7の判定の基準とされている保存用電子カルテデータベース4のセキュリティが向上し、結果として判定プログラム7の判定の信頼度の向上が実現することとなる。
更に、判定プログラム7によって電子カルテの一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、公開手段13が保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報を公開することによって、正常な電子カルテ(即ち、既に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいる電子カルテ)の作成の便宜を図ることができ、電子カルテの記録過誤の低減が実現することとなる。
また、情報サーバ2Aは汎用の電子カルテシステムの構成と同一であるために、電子カルテ記録システム(2)は、既存の情報サーバに情報サーバ2Bを増設することで実現が可能であり、既存の設備を活用することができ、実現性が極めて高いと考えられる。
<3.第3の実施の形態>
[電子カルテ記録システム(3)の構成]
図3は本発明を適用した情報記録システムの更に他の一例である電子カルテ記録システム(3)の構成例を説明するための概略図であり、本実施の形態の電子カルテ記録システム(3)は、医師が利用するユーザ端末1と、電子カルテが記録されている情報サーバ2とで構成されている。なお、ユーザ端末1と情報サーバ2とは、病院内外のネットワーク3によって接続されており、ユーザ端末1はネットワーク3を介して情報サーバ2にアクセス可能とされている。
ここで、情報サーバ2は、電子カルテデータベース11、電子カルテ受信メモリ6、判定プログラム7、書き込みプログラム8、告知手段9及び公開手段13を有している。
電子カルテデータベース11は記録手段の一例であり、電子カルテが記録されている。また、電子カルテデータベース11は、外部からアクセス可能に構成されており、ユーザ端末1から電子カルテデータベース11に記録された電子カルテを閲覧できる様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には電子カルテデータベース11に対して、閲覧のみのアクセス権が認められていることとなる。
電子カルテ受信メモリ6は、受信手段の一例であり、電子カルテデータベース11に上書きして記録するために、ユーザ端末1から送信された電子カルテが一時的に記録される様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には電子カルテ受信メモリ6に対して、保存のみのアクセス権が認められていることとなる。
判定プログラム7は、判定手段の一例であり、電子カルテ受信メモリ6にユーザ端末1から送信された電子カルテが記録されたタイミングで、即ち、電子カルテ受信メモリ6にユーザ端末1から送信された電子カルテが記録されると略同時に、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいるか否かの判定を行う。
書き込みプログラム8は、書き込み手段の一例であり、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいる」と判定された場合に、電子カルテ受信メモリ6に記録されている電子カルテを電子カルテデータベース11に上書きして記録する様に構成されている。なお、既存の電子カルテに上書きして記録するのではなく、既存の電子カルテとは別に電子カルテを記録しても良い点は、上記した第1の実施の形態と同様である。
告知手段9は、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいない」と判定された場合に、即ち、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテの情報の一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、その旨を告知することができる様に構成されている。
公開手段13は、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテが、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいない」と判定された場合に、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテの情報を公開することができる様に構成されている。
[電子カルテ記録システム(3)の動作]
以下、上記の様に構成された電子カルテ記録システム(3)の動作を説明する。なお、以下では患者Cの電子カルテに着目して説明を行う。
電子カルテ記録システム(3)では、患者Cの診察を行うために患者Cの電子カルテ(以下、「患者Cの電子カルテ」を「電子カルテC」と称する。)が必要な場合には、ユーザ端末1からネットワーク3を介して電子カルテデータベース11に記録された電子カルテCを読み出す(図3中符号A)。
次に、患者Cの診察を終えると、電子カルテCに診察内容に応じて必要な情報を書き込み、書き込みを終えた電子カルテCを情報サーバ2に記録すべく、ユーザ端末1からネットワーク3を介して電子カルテ受信メモリ6に電子カルテCを送信する(図3中符号B)。
ユーザ端末1から電子カルテCが送信され、電子カルテ受信メモリ6に電子カルテCが記録されると、判定プログラム7によって、電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテCが、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテCの情報の全てを含んでいるか否かの判定を行う(図3中符号C)。
そして、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテCが、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテCの情報の全てを含んでいる」とされた場合には、書き込みプログラム8によって、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテCに対して、電子カルテ受信メモリ6に記録されている電子カルテCを上書きして記録する(図3中符号D)。
一方、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ受信メモリ6に記録された電子カルテCが、電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテCの情報の全てを含んでいない」とされた場合には、告知手段9によってその旨の告知を行うと共に(図3中符号E)、公開手段13によって電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテCの情報を公開する(図3中符号F)。
本発明を適用した電子カルテ記録システム(3)では、判定プログラム7によって、上書きして記録しようとする電子カルテが、既に記録されている電子カルテの一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定でき、電子カルテの記録過誤を低減すると共に電子カルテの改竄を抑制することが可能となる。
また、判定プログラム7によって電子カルテの一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、公開手段13が電子カルテデータベース11に記録されている電子カルテの情報を公開することによって、正常な電子カルテ(即ち、既に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいる電子カルテ)の作成の便宜を図ることができ、電子カルテの記録過誤の低減が実現することとなる。
<4.第4の実施の形態>
[電子カルテ記録システム(4)の構成]
図4は本発明を適用した情報記録システムのまた更に他の一例である電子カルテ記録システム(4)の構成例を説明するための概略図であり、本実施の形態の電子カルテ記録システム(4)は、医師が利用するユーザ端末1と、電子カルテが記録されている情報サーバ2とで構成されている。なお、ユーザ端末1と情報サーバ2とは、病院内外のネットワーク3によって接続されており、ユーザ端末1はネットワーク3を介して情報サーバ2にアクセス可能とされている。
ここで、情報サーバ2は、保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5を有している。
保存用電子カルテデータベース4は第1の記録手段の一例であり、電子カルテが記録されている。また、ユーザ端末1からは保存用電子カルテデータベース4に記録された電子カルテは閲覧できない様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には保存用電子カルテデータベース4にアクセス権がないということとなる。
閲覧用電子カルテデータベース5は第2の記録手段の一例であり、保存用電子カルテデータベース4と同一の電子カルテが記録されている。また、閲覧用電子カルテデータベース5は、外部からアクセス可能に構成されており、ユーザ端末1から閲覧用電子カルテデータベース5に記録された電子カルテを閲覧できる様に構成されている。即ち、ユーザ端末1を操作する医師には閲覧用電子カルテデータベース5に対して、閲覧のみのアクセス権が認められていることとなる。
また、ユーザ端末1は、電子カルテ送信メモリ12、判定プログラム7、書き込みプログラム8、告知手段9及び公開手段13を有している。
電子カルテ送信メモリ12には、保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に上書きして記録するために情報サーバ2に送信する電子カルテが一時的に記録される様に構成されている。
判定プログラム7は、判定手段の一例であり、電子カルテ送信メモリ12に記録されている電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいるか否かの判定を行う。
書き込みプログラム8は、書き込み手段の一例であり、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ送信メモリ12に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいる」と判定された場合に、電子カルテ送信メモリ12に記録されている電子カルテを保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に上書きして記録する様に構成されている。なお、既存の電子カルテに上書きして記録するのではなく、既存の電子カルテとは別に電子カルテを記録しても良い点は、上記した第1の実施の形態と同様である。
告知手段9は、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ送信メモリ12に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいない」と判定された場合に、即ち、電子カルテ送信メモリ12に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、その旨を告知することができる様に構成されている。
公開手段13は、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ送信メモリ12に記録された電子カルテが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいない」と判定された場合に、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報を公開することができる様に構成されている。
[電子カルテ記録システム(4)の動作]
以下、上記の様に構成された電子カルテ記録システム(4)の動作を説明する。なお、以下では患者Dの電子カルテに着目して説明を行う。
電子カルテ記録システム(4)では、患者Dの診察を行うために患者Dの電子カルテ(以下、「患者Dの電子カルテ」を「電子カルテD」と称する。)が必要な場合には、ユーザ端末1からネットワーク3を介して閲覧用電子カルテデータベース5に記録された電子カルテDを読み出す(図4中符号A)。
次に、患者Dの診察を終えると、電子カルテDに診察内容に応じて必要な情報を書き込み、書き込みを終えた電子カルテDを情報サーバ2に記録すべく電子カルテ送信メモリ12に電子カルテDを記録する。
続いて、判定プログラム7によって、電子カルテ送信メモリ12に記録された電子カルテDが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテDの情報の全てを含んでいるか否かの判定を行う(図4中符号C)。
そして、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ送信メモリ12に記録された電子カルテDが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテDの情報の全てを含んでいる」とされた場合には、書き込みプログラム8によって、保存用電子カルテデータベース4及び閲覧用電子カルテデータベース5に記録されている電子カルテDに対して、電子カルテ送信メモリ12に記録されている電子カルテDを上書きして記録する(図4中符号D)。
一方、判定プログラム7による判定の結果、「電子カルテ送信メモリ12に記録された電子カルテDが、保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテDの情報の全てを含んでいない」とされた場合には、告知手段9によってその旨の告知を行うと共に(図4中符号E)、公開手段13によって保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテDの情報を公開する(図4中符号F)。
本発明を適用した電子カルテ記録システム(4)では、判定プログラム7によって、上書きして記録しようとする電子カルテが、既に記録されている電子カルテの一部若しくは全部を削除していないかどうかを判定でき、電子カルテの記録過誤を低減すると共に電子カルテの改竄を抑制することが可能となる。
また、保存用電子カルテデータベース4と閲覧用電子カルテデータベース5とが互いに独立しており、保存用電子カルテデータベース4はユーザ端末1で閲覧不能とされているために、判定プログラム7の判定の基準とされている保存用電子カルテデータベース4のセキュリティが向上し、結果として判定プログラム7の判定の信頼度の向上が実現することとなる。
更に、判定プログラム7によって電子カルテの一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、公開手段13が保存用電子カルテデータベース4に記録されている電子カルテの情報を公開することによって、正常な電子カルテ(即ち、既に記録されている電子カルテの情報の全てを含んでいる電子カルテ)の作成の便宜を図ることができ、電子カルテの記録過誤の低減が実現することとなる。
なお、上記した第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、電子カルテを対象として説明を行っているが、ここでの電子カルテは医療、看護、介護等の実務で極めて重要な情報の一例として例示しているものである。従って、第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、医療、看護、介護等の実務に関する情報(例えば、助産録、救急救命処置録、照射録、調剤録、日誌、各科診療日誌、処方箋、手術記録、看護記録、介護記録、検査所見記録、エックス線写真、入院診療計画書、保健福祉情報等)を対象としても良いことは勿論である。
また、上記した第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、判定プログラム7によって電子カルテの一部若しくは全部が削除されていると判定された場合に、告知手段9で告知を行うと共に公開手段13で電子カルテの公開を行う場合を例に挙げて説明を行っている。しかし、電子カルテの記録過誤の低減や改竄を抑止することができれば充分であって、必ずしも告知手段9及び公開手段13の双方を有する必要はなく、いずれか一方であっても良い。
<5.その他>
上記した第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、電子カルテの過誤記録や改竄を抑止する場合を例に挙げて説明を行っているが、本発明の情報記録システムの対象は電子カルテに限定されるものではない。
[流通のトレーサビリティ情報]
本発明の情報記録システムに記録する情報が「流通のトレーサビリティ情報」である場合には、商品の生産履歴や流通履歴の過誤記録や改竄を抑止することができ、トレーサビリティに対する信用力の向上が期待でき消費者に対する信用の高まりが期待できる。
[プラントのメンテナンス情報]
本発明の情報記録システムに記録する情報が「プラントのメンテナンス情報」である場合には、原子力発電所やゴミ処理施設等のプラントの測定値、記録簿、報告書等のメンテナンスの情報の過誤記録や改竄を抑止することができ、使用者、周辺住民、監督機関に対する信用の高まりが期待できる。
[機器のメンテナンス情報]
本発明の情報記録システムに記録する情報が「機器のメンテナンス情報」である場合には、エレベータ、エスカレータ、輸送機械(車両、航空機、船舶等)、遊具(観覧車やジェットコースター等)等の機器の測定値、記録簿、報告書等のメンテナンス情報の過誤記録や改竄を抑止することができ、万が一、機器による事故が発生した場合に、事故の原因となる手がかりの信用性が向上することとなる。
[過去の経緯の確認が必要な書類の情報]
本発明の情報記録システムに記録する情報が「過去の経緯の確認が必要な書類の情報」である場合には、進行中の議題を取り扱う会議の議事録、調査の結果を経緯に沿ってまとめた報告書、航海日誌等の過去の経緯の確認が必要な書類の情報の過誤記録や改竄を抑止することができ、こうした書類の関係者に対する信用の高まりが期待できる。
1ユーザ端末
2情報サーバ
3ネットワーク
4保存用電子カルテデータベース
5閲覧用電子カルテデータベース
6電子カルテ受信メモリ
7判定プログラム
8書き込みプログラム
9告知手段
10入力履歴データベース
11電子カルテデータベース
12電子カルテ送信メモリ
13公開手段

Claims (9)

  1. 所定の情報を記録する記録手段と、
    外部から入力された情報を受信する受信手段と、
    該受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記受信手段が受信した情報を前記記録手段に記録する書き込み手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を有する情報サーバを備える
    情報記録システム。
  2. 所定の情報を記録すると共に外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、
    該第1の記録手段と同一内容を記録すると共に外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段と、
    外部から入力された情報を受信する受信手段と、
    該受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記受信手段が受信した情報を前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録する書き込み手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記第1の記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を有する情報サーバを備える
    情報記録システム。
  3. 所定の情報を記録する記録手段と、
    外部から入力された情報を受信する受信手段と、
    該受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記受信手段が受信した情報を前記記録手段に記録する書き込み手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を有する情報サーバと、
    前記記録手段に記録されている所定の情報を読み出し可能に構成されると共に、前記受信手段に情報を入力可能に構成されたユーザ端末とを備える
    情報記録システム。
  4. 所定の情報を記録すると共に外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、
    該第1の記録手段と同一内容を記録すると共に外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段と、
    外部から入力された情報を受信する受信手段と、
    該受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記受信手段が受信した情報を前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録する書き込み手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記受信手段が受信した情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記第1の記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を有する情報サーバと、
    前記第2の記録手段に記録されている所定の情報を読み出し可能に構成されると共に、前記受信手段に情報を入力可能に構成されたユーザ端末とを備える
    情報記録システム。
  5. 前記受信手段が受信した情報の履歴を記録する入力履歴記録手段を備える
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の情報記録システム。
  6. 情報サーバに設けられた記録手段に情報を記録可能に構成されると共に、前記記録手段に記録されている情報を読み出し可能に構成されたユーザ端末を備える情報記録システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれている場合に、前記記録手段に記録しようとする情報を同記録手段に記録する書き込み手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に、前記記録手段に既に記録されている情報を公開する公開手段の少なくとも一方を備える
    情報記録システム。
  7. 情報サーバに設けられ外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、同情報サーバに設けられ外部からアクセス可能に構成され、前記第1の記録手段と同一内容を記録する第2の記録手段とに情報を記録可能に構成されると共に、前記第2の記録手段に記録されている情報を読み出し可能に構成されたユーザ端末を備える情報記録システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれている場合に、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報を前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録する書き込み手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に既に記録されている情報の全部が含まれていない場合に、前記第1の記録手段に既に記録されている情報を公開する公開手段の少なくとも一方を備える
    情報記録システム。
  8. 所定の情報を記録する記録手段を有する情報サーバと、
    前記記録手段に情報を記録可能に構成されると共に、前記記録手段に記録されている所定の情報を読み出し可能に構成されたユーザ端末とを備える情報記録システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記記録手段に記録しようとする情報を同記録手段に記録する書き込み手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記記録手段に記録しようとする情報に前記記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を備える
    情報記録システム。
  9. 所定の情報を記録すると共に外部からアクセス不能に構成された第1の記録手段と、
    該第1の記録手段と同一内容を記録すると共に外部からアクセス可能に構成された第2の記録手段とを有する情報サーバと、
    前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に情報を記録可能に構成されると共に、前記第2の記録手段に記録されている所定の情報を読み出し可能に構成されたユーザ端末とを備える情報記録システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれている場合に、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報を前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録する書き込み手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、所定の告知を行う告知手段、若しくは、前記判定手段による判定の結果、前記第1の記録手段及び前記第2の記録手段に記録しようとする情報に前記第1の記録手段に記録されている所定の情報の全部が含まれていない場合に、前記第1の記録手段に記録されている所定の情報を公開する公開手段の少なくとも一方を備える
    情報記録システム。
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