JP2011102722A - ゲル充填装置及びそれを用いたゲル形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決方法】本発明に係るゲル充填装置100は、ゲル形成鋳型11にゲル溶液を充填してゲルを形成するものであって、ゲルのモノマー溶液を含有するゲル形成溶液を貯蔵するゲル形成溶液タンク1と、ゲルの重合を開始させる重合開始剤を貯蔵する重合開始剤タンク2と、ゲル形成溶液タンク1および重合開始剤タンク2の各々に連通された吐出口7を備える。ゲル形成溶液と重合開始剤とは、ゲル形成溶液タンク1および重合開始剤タンク2の各々から吐出口7までを連通する第1導路において混合される。ゲル充填装置100は、吐出口7を介して、ゲル形成溶液と重合開始剤とが混合してなるゲル溶液をゲル形成鋳型11内に吐出する。
【選択図】図1
Description
本発明に係る第1の実施形態について、図1〜図7を参照して以下に説明する。
本発明の一実施形態に係るゲル充填装置100は、モールド(ゲル形成鋳型)11にゲル形成溶液を充填して電気泳動用ゲルを形成する装置である。まず、本実施形態に係るゲル充填装置100の構成について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態に係るゲル充填装置100の構成を示す概略図である。
本実施形態に係るゲル充填装置100の充填動作について以下に説明する。
本実施形態に係るゲル充填装置100によるゲル充填方法について、図2〜6を参照して以下に説明する。図2〜6は、ゲル充填方法の一例を説明するための模式図である。
本発明に係る第2の実施形態について、図7および図8に基づいて説明すれば以下の通りである。尚、本形態では、上記第1の実施形態との相違点について説明するため、説明の便宜上、第1の実施形態で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態に係るゲル充填装置110の構成について図7を参照して以下に説明する。図7は、本実施形態に係るゲル充填装置110の構成を示す概略図である。
本発明において、ディスペンサー10およびシリンジ8は必須の構成ではなく、これらを省略して簡略化されたゲル充填装置120を実現することもできる。このゲル充填装置120について図8を参照して以下に説明する。図8は、本実施形態の他の構成例に係るゲル充填装置120の構成を示す概略図である。
本発明に係る第3の実施形態について、図9から図12に基づいて説明すれば以下の通りである。尚、本形態では、上記第1の実施形態との相違点について説明するため、説明の便宜上、第1の実施形態で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態に係るゲル充填装置130の構成について図9を参照して以下に説明する。図9は、本実施形態に係るゲル充填装置120の構成を示す概略図である。
本実施形態に係るゲル充填装置130を用いて重層ホモジニアスゲルを形成する方法について、図10を参照して以下に説明する。図10(a)〜(d)は、ゲル形成方法の各工程を示す模式図である。
本実施形態の他の構成例に係る第2のダブルニードル型のゲル充填装置140について図11を参照して以下に説明する。
2 重合開始剤タンク(第2貯蔵タンク)
3 洗浄液タンク
7 吐出口
8 シリンジ(吐出タンク)
11 モールド(ゲル形成鋳型)
12 コンベア(搬送手段)
20 界面検出器
25 混合制御コントローラ(混合比制御手段)
26 混合器
27 合流点
100、110、120、130、140 ゲル充填装置
Claims (14)
- ゲル形成鋳型にゲル溶液を充填してゲルを形成するゲル充填装置であって、
ゲルのモノマー溶液を含有するゲル形成溶液を貯蔵する第1貯蔵タンクと、
ゲルの重合を開始させる重合開始剤を貯蔵する第2貯蔵タンクと、
上記第1貯蔵タンクから送液されたゲル形成溶液と上記第2貯蔵タンクから送液された重合開始剤とから成るゲル溶液を吐出する吐出口と、
上記第1および上記第2貯蔵タンクの各々から任意の合流点にて合流して上記吐出口までを流通する第1流路とを備えることを特徴とするゲル充填装置。 - 上記吐出口に送液する洗浄液を貯蔵する洗浄液タンクと、
上記洗浄液タンクから、上記第1流路における上記合流点または上記合流点よりも上流までを流通する第2流路とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のゲル充填装置。 - 上記吐出口を介して上記ゲル溶液を充填されたゲル形成鋳型を搬出し、かつ、上記吐出口に対して次のゲル形成鋳型を搬入する搬送手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のゲル充填装置。
- 上記第1流路のうち、上記合流点または上記合流点よりも下流に配置された混合器を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のゲル充填装置。
- 上記第1流路は、上記吐出口側の末端に設けられた吐出タンクを含んで構成される
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のゲル充填装置。 - 上記合流点は、上記吐出タンクにあることを特徴とする請求項5に記載のゲル充填装置。
- 上記吐出口に設けられた中空構造のニードルをさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のゲル充填装置。
- 上記ゲル形成鋳型に対する上記吐出口の相対的な位置を3軸方向に移動させる3軸可動ロボットをさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のゲル充填装置。
- 上記ゲル形成鋳型に吐出されたゲル溶液の液面を検出する界面検出器と、上記界面検出器による検出信号に基づいて吐出動作を制御する充填制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のゲル充填装置。
- 上記第1および第2貯蔵タンクから上記吐出口までを含む充填系を複数備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のゲル充填装置。
- 複数の上記充填系の間では、上記第1貯蔵タンクの貯蔵する第1ゲル形成溶液の含むモノマー溶液の濃度が互いに異なることを特徴とする請求項10に記載のゲル充填装置。
- 上記第1貯蔵タンクは、互いに濃度または等電点の異なるモノマー溶液を含有する複数のゲル形成溶液をそれぞれ貯蔵する複数のタンクから構成されており、
上記複数のタンクの各々から上記吐出口に送液される上記複数のゲル形成溶液の送液量をそれぞれ漸次変化させる混合比制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のゲル充填装置。 - 請求項1から12のいずれか1項に記載のゲル充填装置を用いて形成されたことを特徴とする電気泳動用ゲル。
- ゲル形成鋳型にゲル溶液を充填してゲルを形成するゲル形成方法であって、
ゲルのモノマー溶液を含有するゲル形成溶液を貯蔵する第1貯蔵タンクと、
ゲルの重合を開始させる重合開始剤を貯蔵する第2貯蔵タンクと、
上記第1貯蔵タンクから送液されたゲル形成溶液と上記第2貯蔵タンクから送液された重合開始剤とから成るゲル溶液を吐出する吐出口と、
上記第1および上記第2貯蔵タンクの各々から任意の合流点にて合流して上記吐出口までを流通する第1流路とを備えるゲル充填装置を用いて、
上記第1貯蔵タンク内の上記第1貯蔵タンクおよび上記第2貯蔵タンク内の重合開始剤の各々を上記第1流路に送液する工程と、
上記吐出口を介して、上記ゲル形成鋳型に上記ゲル溶液を充填する工程とを含むことを特徴とするゲル形成方法。
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JP2009256976A JP2011102722A (ja) | 2009-11-10 | 2009-11-10 | ゲル充填装置及びそれを用いたゲル形成方法 |
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2009
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