JP2011100619A - 電源装置及びこれを備える車両並びに防水ケース - Google Patents

電源装置及びこれを備える車両並びに防水ケース Download PDF

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Abstract

【課題】ケースの接合面を防水性を維持しつつ、振動に対する耐性を高める。
【解決手段】一面を開口したケース本体20Aと、ケース本体20Aの開口面を閉塞するためのカバープレート20Bと、ケース本体20Aとカバープレート20Bの接合面に介在されて、接合界面を防水状態に封止するための封止部材40と、ケース本体20Aとカバープレート20Bを封止部材40を介して接合する状態に固定するための固定部材と、を備え、ケース本体20Aとカバープレート20Bを封止部材40を介して固定部材で固定することで、電池を収納するための内部空間を構成すると共に、該内部空間を外部から防水可能な電源装置であって、封止部材40は、略平板状の剛性体41と、剛性体41の、ケース本体20A及びカバープレート20Bと対向する接合面からそれぞれ、部分的に突出させ、接合面の長さ方向に沿って延長された突出部44を備える弾性体42とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として、ハイブリッド自動車や電気自動車等の自動車を駆動するモータの電源用等に使用される大電流用の電源装置及びこれを備える車両並びに防水ケースに関し、とくに電池セルを収納するケースを防水構造とする電源装置及びこれを備える車両並びに防水ケースに関する。
モータで走行する電気自動車、あるいはモータとエンジンの両方で走行するハイブリッドカー等の自動車は、電池セルをケースに収納している電源装置を搭載している。この電源装置は、モータで自動車を走行させるので出力を大きくするために、多数の電池セルを直列に接続して出力電圧を高くしている。例えば、自動車に搭載される電装用のバッテリの電圧は、殆ど例外なく12Vであるが、走行用のモータを駆動する電源装置の出力電圧は、一般的には200V以上と極めて高電圧である。
この電源装置は、電池セルを収納しているケースを防水構造として電池セルを保護できる。ケースに侵入する水が、電池セルや内部の金属部品を腐食させるからである。また、ケース内に侵入する水は、漏電や感電等の原因ともなる。電源装置は、例えばフロアパネルの下に搭載されるので、室内の水が侵入しない防水構造が要求される。このような防水構造を有する電源装置は開発されている(例えば特許文献1、2参照)。
特開2006−35941号公報 特開2007−42397号公報
図26に、従来の電源装置の断面図を示す。この図に示す電源装置では、電池セルを収納する金属製のケース120を上ケース121と下ケース122に二分割しており、上ケース121と下ケース122とを接合する界面にパッキン123などの弾性部材を配置している。ゴム製のパッキン123は、上ケース121と下ケース122で狭持された状態でねじ止めされて固定されると、弾性変形して上ケース121と下ケース122との隙間を埋め、防水状態となる。
しかしながら、車両用の電源装置では、振動や衝撃に晒されるため、ゴム製のパッキンでは防水状態を長期間にわたって維持することが困難であるという問題があった。ゴム製のパッキンは、劣化すると弾性力が弱まり、防水性の維持が損なわれる。特に発明者らの行った試験によれば、振動によって上ケースと下ケースとの接合界面で対抗する金属板同士ががたつくと、瞬間的に強い応力が作用してパッキンによらず金属板同士が接触し、破損されることが判明した。このように、従来の防水構造では振動に対する対策が不十分で、より耐久性、信頼性を高めた構造が求められていた。
本発明は、このような問題点を解決することを目的になされたものであり、その主な目的は、ケースの接合面を防水性を維持しつつ、振動に晒されても耐性を有する信頼性の高い電源装置及びこれを備える車両並びに防水ケースを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面に係る電源装置によれば、一面を開口したケース本体20Aと、前記ケース本体20Aの開口面を閉塞するためのカバープレート20Bと、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bの接合面に介在されて、接合界面を防水状態に封止するための封止部材40と、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bを前記封止部材40を介して接合する状態に固定するための固定部材と、を備え、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bを前記封止部材40を介して前記固定部材で固定することで、電池を収納するための内部空間を構成すると共に、該内部空間を外部から防水可能な電源装置であって、前記封止部材40は、略平板状の剛性体41と、前記剛性体41の、前記ケース本体20A及びカバープレート20Bと対向する接合面からそれぞれ、部分的に突出させ、接合面の長さ方向に沿って延長された突出部44を備える弾性体42と、を備えることができる。これにより、ケース本体とカバープレートの接合面に剛性体を介在させ、剛性体を直接狭持することでケース本体とカバープレートの間隔を確実に規定できると共に、剛性体の一部から弾性体を突出させることで、弾性体によって防水性を達成できる。
また、第2の側面に係る電源装置によれば、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bとの接合界面を略平面状とできる。これにより、平板同士の接合面に平板状の封止部材を狭持させて、これらの接合を面状で行い安定して固定できる。
さらに、第3の側面に係る電源装置によれば、前記弾性体42の厚さを、前記剛性体41よりも若干薄く形成することができる。これにより、ケース本体とカバープレートとで狭持される弾性部材の固定が、金属板同士を直接接触させて行えるので、強度及び信頼性を向上できる。
さらにまた、第4の側面に係る電源装置によれば、前記ケース本体20Aが、周辺の少なくとも一部に、略平面状に突出させた本体鍔部21Aを設けており、前記カバープレート20Bとが、前記本体鍔部21Aと対応する位置に、該本体鍔部21Aと当接する略平面状に突出させたカバー鍔部21Bを設けており、前記本体鍔部21Aとカバー鍔部21Bとで接合界面を構成することができる。これにより、ケースの側面に設けられた鍔部同士を接触させてケース本体とカバープレートを接合できる。
さらにまた、第5の側面に係る電源装置によれば、前記封止部材40の剛性体41が、平面方向に突出させた係止体46を備え、前記封止部材40の弾性体42が、前記係止体46を嵌入する係合部を平面方向に形成してなり、前記係止体46を係合部に嵌入した状態で、前記封止部材40が前記ケース本体20Aとカバープレート20Bとの接合界面に狭持させることができる。これにより、弾性体が剛性体に対して係止体と係合部とを介して位置決めされるので、ケース本体とカバープレートとの接合界面に狭持される際に、弾性体を意図しない姿勢で噛み込んでしまう事態を回避できる。
さらにまた、第6の側面に係る電源装置によれば、前記封止部材40の弾性体42が、前記突出部44が接合面の長さ方向に沿って延長された領域の一部に、不連続な切り欠き部48を形成することができる。これにより、突出部の切り欠き部分をケース本体とカバープレートの狭持により押し潰して、防水構造を達成できる。
さらにまた、第7の側面に係る電源装置によれば、前記封止部材40の弾性体42を、前記剛性体41の周縁近傍に設けることができる。これにより、ケース本体とカバープレートを狭着することで、弾性体を設けない平面部分でカバープレート本体と封止部材とを直接接触させて両者間の間隔を規定した状態にて固定する一方、端縁部分の弾性体を弾性変形させて防水構造を構築できる。
さらにまた、第8の側面に係る電源装置によれば、前記封止部材40は、平面部分を複数、段差状に連結することができる。これにより、ケース本体とカバープレートの接合界面で形成される様々な凹凸にも対応できる。
さらにまた、第9の側面に係る電源装置によれば、前記剛性体41が、複数の平板で構成されてなり、前記弾性体42が、前記複数の平板の周囲を各々被覆し、かつ平板同士を接続するよう構成することができる。これにより、弾性体を、複数の平板状剛性体を連結するジョイントとして利用でき、剛性体を小型化できるので金型成型を容易にできる。
さらにまた、第10の側面に係る電源装置によれば、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bとが金属板で構成され、前記封止部材40の剛性体41が金属板で構成することができる。これにより、金属板同士の接合面に金属製の封止部材を介在させて、金属板同士を安定的に固定でき、経年劣化によってケース本体とカバープレートの接合面ががたつく虞を低減できる。
さらにまた、第11の側面に係る電源装置によれば、前記ケース本体20A及びカバープレート20Bの接合面には、各々対向する位置に前記固定部材を挿入するための固定孔47が形成されており、前記封止部材40の剛性体41は、平板状の一部に、前記固定孔47と対応する位置に貫通孔43を形成することができる。これにより、固定部材を固定する貫通孔を剛性体に開口することで、振動などによって固定部材に応力が加わっても、平面状の剛性体の広い面積で受けることにより該応力を分散させることができ、強度を維持できる。換言すると、固定部分を剛性部材で受け、封止部分を弾性体で受けるよう分離することで、これらの機能を確実に発揮ならしめる。
さらにまた、第12の側面に係る電源装置によれば、前記貫通孔43が前記突出部44から離間された位置で、前記剛性体41の、前記封止部材40により封止される空間の外側に開口させることができる。これにより、固定部材で固定される貫通孔の部分から弾性体などの封止構造を排除することで、外部応力が固定部材に集中しても弾性体に起因するがたつき等がなく、締結力を安定的に発揮でき信頼性を向上できる。また、貫通孔による固定を封止空間の外側に配置することで、貫通孔を介した浸水を考慮する必要も無くすことができる。
さらにまた、第13の側面に係る電源装置によれば、前記固定部材が、固定ねじであり、前記固定ねじを固定孔47及び貫通孔43を通じて螺合することによって前記ケース本体20A及びカバープレート20Bの接合面が固定させることができる。これにより、ねじ止めによって簡単に接合面同士を固定できる。
さらにまた、第14の側面に係る電源装置によれば、前記突出部44が、前記剛性体41の周囲と、前記貫通孔43の周辺に形成されてなると共に、前記封止部材40を前記ケース本体20A及びカバープレート20Bの接合面で狭持して、前記固定部材で固定した状態で、前記突出部44が押圧されて弾性変形し、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bとの間隔が、前記剛性体41の厚さと略等しくすることができる。これにより、固定部材による固定で突出部44を構成する弾性体が変形して、ケース本体とカバープレートとの間隔が弾性体により浮き上がることが最小限に抑制されるので、弾性体の経年劣化などによるケース本体とカバープレートとの隙間の発生を阻止して、この部分での固定を強固に維持でき、貫通孔を介した浸水を安定的に阻止できる。
さらにまた、第15の側面に係る車両によれば、上記いずれかの電源装置を備えることができる。
さらにまた、第16の側面に係る防水ケースによれば、一面を開口したケース本体20Aと、前記ケース本体20Aの開口面を閉塞するためのカバープレート20Bと、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bの接合面に介在されて、接合界面を防水状態に封止するための封止部材40と、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bを前記封止部材40を介して接合する状態に固定するための固定部材と、を備え、前記ケース本体20Aとカバープレート20Bを前記封止部材40を介して前記固定部材で固定することで、内部空間を構成すると共に、該内部空間を外部から防水可能なケースであって、前記封止部材40は、略平板状の剛性体41と、前記剛性体41の、前記ケース本体20A及びカバープレート20Bと対向する接合面からそれぞれ、部分的に突出させ、接合面の長さ方向に沿って延長された突出部44を備える弾性体42とを備えることができる。これにより、ケース本体とカバープレートの接合面に剛性体を介在させ、剛性体を直接狭持することでケース本体とカバープレートの間隔を確実に規定できると共に、剛性体の一部から弾性体を突出させることで、弾性体によって防水性を達成できる。
電源装置を示す斜視図である。 図1の電源装置の分解斜視図である。 ケース本体とカバープレートの接合部分を示す模式断面図である。 電源装置を車両に搭載する状態を示す概略図である。 封止部材の外形を示す斜視図である。 図5の封止部材の分解斜視図である。 図5の封止部材の先端部分を示す拡大斜視図である。 ケース本体とカバープレートの接合部分の断面斜視図である。 実施例2に係る封止部材の斜視図である。 図9の封止部材の先端部分を示す斜視図である。 図10の封止部材を用いた接合構造を示す断面図である。 実施例3に係る封止部材の先端部分を示す斜視図である。 図12の封止部材を用いた接合構造を示す断面図である。 実施例4に係る封止部材を示す斜視図である。 図14の封止部材の模式断面図である。 図14の封止部材を用いて貫通孔で固定する部分を示す斜視断面図である。 実施例5に係る封止部材を示す斜視図である。 図17の封止部材の模式断面図である。 図17の封止部材を用いて貫通孔で固定する部分を示す斜視断面図である。 実施例6に係る封止部材の先端部分を示す斜視図である。 実施例7に係るカバーを示す分解斜視図である。 図1に示すバッテリシステムの電池ブロックの分解斜視図である。 電池セルとセパレータの積層構造を示す分解斜視図である。 エンジンとモータの走行するハイブリッドカーに電源装置を搭載する例を示すブロック図である。 モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示すブロック図である。 従来の電源装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置及びこれを備える車両並びに防水ケース並びに電源装置の充放電制御方法を例示するものであって、本発明は電源装置及びこれを備える車両並びに防水ケース並びに電源装置の充放電制御方法を以下のものに特定しない。なお、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
(実施例1)
図1〜図8に基づいて、実施例1に係る電源装置として、車載用の電源装置に適用した例を説明する。これらの図において、図1は電源装置の斜視図、図2は図1の電源装置の分解斜視図、図3はケースのケース本体とカバープレートの接合部分を示す模式断面図、図4は電源装置を車両に搭載する状態を示す概略図、図5は封止部材の外形を示す斜視図、図7は封止部材の斜視図、図6は図5の封止部材の分解斜視図、図8はケース本体とカバープレートの接合部分の断面斜視図を、それぞれ示す。これらの図に示す電源装置は、主として、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッドカーや、モータのみで走行する電気自動車などの電動車両の電源に最適である。ただ、本発明の電源装置は、ハイブリッドカーや電気自動車以外の車両に使用し、また、電動車両以外の大出力が要求される用途にも使用できる。またケースは、電源装置以外にも、電子回路を収納する制御装置等、機械的強度を高めつつ、内部の部材を浸水から保護する防水機能を備えたケーシングとして好適に利用できる。
図1及び図2の電源装置のケース20は、上方を開口しているケース本体20Aと、このケース本体20Aの開口部を閉塞するカバープレート20Bで構成される。カバープレート20Bは、図3に示すように封止部材40を介して、開口部を水密に閉塞した状態に、固定部材で固定している。ケース本体20Aは、上方を開口する箱形として、内部に多数の電池セルと送風機構9と制御回路を内蔵している。ケース本体20Aは周囲に本体鍔部21Aを設けて、この本体鍔部21Aの上縁をカバープレート20Bの下面に封止部材40を介して防水構造で連結している。
この電源装置は、ケース20の上面を車両のフロアの耐荷重床等としても使用できるよう、強靭な金属板としている。電源装置は、例えば図4の実線で示すように後部座席の後方に設けている荷台35のフロア33に、あるいは鎖線で示すように後部座席と前部座席との間のフロア33に搭載できる。この電源装置は、ケース上面のカバープレート20Bを車両のフロアパネル34と同一平面となるように搭載して、カバープレート20Bを車両のフロアパネル34の一部に使用できる。車両の荷台に搭載される電源装置は、カバープレート20Bの上面に直接に荷物が載せられる。このため、カバープレート20Bを荷台の積載量に相当する耐荷重に耐える金属板としている。この電源装置は、カバープレート20Bの上に、フロアパネル34に匹敵する強度の耐荷重床を設ける必要がない。
図4に示すように、車両のフロアパネル34の一部にカバープレート20Bを使用する電源装置は、車内でこぼされる水や、ドアを開いたときに車内に侵入し、あるいは雨具と一緒に侵入する雨水が上面に供給されることになる。この水がケース20の内部に侵入すると前述した種々の弊害を発生させる。そこで、ケース20の接合面に封止部材40を介在させて防水構造を実現している。
(接合面)
カバープレート20Bとケース本体20Aは、それぞれ外側に突出するカバー鍔部21B、本体鍔部21Aを有し、このカバー鍔部21Bと本体鍔部21Aを、固定部材であるボルト24とナット25で固定している。本体鍔部21Aとカバー鍔部21Bとを接合界面とし、ケース20の鍔部21とする。このため各鍔部は、ケース20の長手方向に沿ってほぼ平面状に形成している。ただし、若干の段差を設けてもよい。図1及び図2の例では、部分的に段差を設けて水平面の高さを変更している。これにより、例えばケース本体とカバープレートの接合界面で形成されるねじ頭など、様々な凹凸があってもこれを避けるように設計でき、種々の構造のケースに対して柔軟に対応できる。
(封止部材40)
さらに接合面には、封止部材40を介在させる。封止部材40の外形を図5の斜視図に、その先端部分の斜視図を図7に、この封止部材40を用いた固定構造を図8に、それぞれ示す。これらの図に示す封止部材40は、平板状の剛性体41と、剛性体41の一面に接続された弾性体42とを備える。弾性体42は、水密な封止構造を実現する。
(剛性体41)
剛性体41は、ほぼ平板状の金属板で構成される。また図1及び図2に示すように、カバープレート20Bとケース本体20Aの接合面で狭持されるよう、これらの接合面の段差に沿って段差状に折曲させている。
(貫通孔43)
剛性体41には、固定部材を貫通させるための貫通孔43を開口している。貫通孔43は、ケース本体20A及びカバープレート20Bの接合面の、各々対向する位置に固定部材を挿入するため開口された固定孔47と対応する部位に開口される。固定孔47及び貫通孔43を介して固定部材が挿入され、固定される。ここではボルト24とナット25で固定される。
(固定部材)
固定部材は、ボルトやナットが好適に利用できる。また、リベットを利用することもできる。図の例では、固定ねじであるボルト24を使用し、固定孔47にボルト24を挿入してボルト24とナット25との螺合によってケース本体20A及びカバープレート20Bの接合面を強固に固定している。またナットを使用せず、固定孔をねじ穴とする構成も利用できる。
図7及び図8に示すように、貫通孔43の部分には弾性体を設けないことで、固定部材の固定に際して、弾性体が介在されず、弾性体の劣化によって固定が緩んだり、振動によって弾性体が圧縮されてがたつくなどの事態を回避でき、安定した固定状態が実現される。
さらに貫通孔43は、好ましくは突出部44から離間させた位置に開口する。これにより、固定部材で固定される貫通孔43の部分から弾性体42などの封止構造を排除することで、外部応力が固定部材に集中しても弾性体42に起因するがたつき等がなく、締結力を安定的に発揮でき信頼性を向上できる。
さらにまた、貫通孔43は好ましくは封止部材40により封止される封止空間の外側に設ける。これによって、貫通孔43を介した浸水を考慮する必要も無くなる。
(弾性体42)
弾性体42は、剛性体41の一面に、長さ方向に沿って装着されている。この弾性体42は、剛性体41の表面から突出して弾性変形し、ケース本体20Aとカバープレート20Bとを水密に封止する。このため弾性体42は、ケース本体20A及びカバープレート20Bに対向する接合面に対して、ほぼ垂直方向に突出する突出部44を備えている。突出部44は、図5及び図7の斜視図に示すように、封止部材40の長手方向に沿って延長されている。図7の例では、突出部44は断面が先細りする山形のリブ状に設けられる。この弾性体42はゴムなどの弾性部材で一体的に形成されている。
弾性体42の厚さは、剛性体41とほぼ同じか、好ましくは図11の断面図に示すように、剛性体41よりも若干薄く形成する。これにより、ケース本体20Aとカバープレート20Bとで狭持される弾性部材の固定が、金属板同士を直接接触させて行えるので、強度及び信頼性を向上できる。特に、剛性体41がケース本体20Aとカバープレート20Bと接合する座面を広くすることで、ケース本体20Aとカバープレート20Bに対して、広い面積で接触できるため、振動や衝撃に際しても応力の集中が回避され、振動強度が保たれる。
ケース本体とカバープレートに狭持される封止部材を単に弾性体のみで形成すると、弾性体の厚さ方向、すなわちケース本体とカバープレートとの接合界面での距離が応力で変形する。このため、特に接合面同士が振動により接触したり擦れ合うことで、摩耗や破損を生じるおそれが考えられる。またゴム製の弾性体が経年劣化して弾性力が低下することも考えられる。このため、金属板同士の接合面に金属製の封止部材を介在させて、金属板同士を安定的に固定することで、このような距離変化やがたつきを低減し、安定的に固定することができ、また防水性も安定的に維持される。
(係止体46)
これらの剛性体41と弾性体42とは、係止や嵌合構造により連結されている。図2及び図7の例では、剛性体41が平面方向に突出させた係止体46を備え、一方の弾性体42が係止体46を嵌入する形状に構成された係合部45を平面方向に形成している。これらの係止体46を係合部45に嵌入して、封止部材40が構成される。図7の例では、弾性体42はT字状に形成され、突出部44の突出方向と直交する方向、すなわち封止部材40の平面に沿って突出されている。また剛性体41にはこの係止体46を挿入できるT字状に切り欠いた係合部45を形成している。これによって、弾性体42の係止体46を剛性体41の係合部45に嵌入して、弾性体42を剛性体41に連結、固定できる。係止体46は、弾性体42に一体成型により形成される。係合部45は、係止体46よりも若干小さい大きさに形成することで、弾性体42の係止体46を係合部45に嵌入することで係止体46が弾性変形して、隙間なく弾性体42と剛性体41とを連結できる。またT字状の係止体46と係合部45は、水平方向に抜けない上、弾性体42と剛性体41との位置決めも実現される。特に係止体46と係合部45とが正確に位置決めされることで、ケース本体とカバープレートとの接合界面に封止部材を狭着させる際に、弾性体を意図しない姿勢で噛み込んでしまう事態が回避される。例えば、接合界面に弾性体の位置決め用モールドを設ける構成などでは、固定時に弾性体が位置ずれしたり界面に噛みこんでも、固定後にそのような不具合を確認できない。これに対して、上述のように弾性体42を剛性体41と一体的に連結した封止部材40とすることで、ケース本体とカバープレートの固定に際して封止部材40の位置を明確に視認でき、また弾性体42の位置ずれが剛性体41の位置ずれとなるため、噛み込みが生じても確認でき、連結の信頼性が向上する。なお、係止体46はT字状とする他、L字状や十字状等、他の形状とすることもできる。
(実施例2)
なお図5〜図7に示す係止体と係合部の構成は一例であり、他の構造も適宜採用できる。例えば実施例2として図9の斜視図及び図10の拡大図並びに図11の断面図に示す封止部材40Bでは、図5及び図7の例とは逆に、剛性体41B側に係止体46Bを設け、弾性体42B側に係合部45Bを設けている。この構成においても上記と同様の作用効果を得ることができる。
上記の例では、弾性体を剛性体と同様、平板状に形成して、突出部を周辺から突出させている。また突出部44は、図7や図10の例では、図11の断面図に示すように、端縁から若干離間させた位置に設けている。この位置に設けられた突出部44は、突出部が安定的に保持される。逆に端縁に突出部を設けると、突出部が折曲され変形しやすくなり封止効果が低減する虞があるので、このような事態を効果的に回避できる。
(実施例3)
ただ突出部を、このような突出形状とせずに、弾性体自体の形状として構成することもできる。例えば実施例3として図12の斜視図や図13の断面図に示す封止部材40Cでは、図10等と同様、T字状の係止体46Cを備える剛性体41Cを使用し、弾性体42Cを、T字状係止体46Cの側面開口に挿入できる大きさ及び形状のブロック状としている。この形状の弾性体42Cは外形が極めてシンプルであることから製造が容易かつ低コストであり、また弾性体42Cが全体的に変形するため、部分的な劣化による信頼性低下の問題も少ない。またこの弾性体42Cは、接合面の長さ方向に沿って延長された領域の一部に、不連続な切り欠き部48を形成しており、ケース本体20Aとカバープレート20Bの狭持により切り欠き部分が押し潰されて閉塞され、この部分でも封止構造が達成できる。
(実施例4)
また以上の例では、突出部による封止構造を封止部材の長手方向に沿って片面のみに設けているが、両側に設けることでより水密性を高めることもできる。あるいは矩形状の封止部材の3面に突出部を設けたり、さらに4面すべてを突出部で囲む構成としてもよい。実施例4に係る封止部材40Dの斜視図を図14に、その断面図を図15に、さらに貫通孔43の部分を拡大した斜視断面図を図16に、それぞれ示す。これらの図に示す封止部材40Dは、剛性体41Dを延長した平板状とし、その周囲を全周に渡って弾性体42Dで覆っている。またこの弾性体42Dは図15の断面図に示すように、剛性体41Dの周辺部分で剛性体41Dの表面よりも突出して突出部44Dを形成しており、この突出部44をケース本体20Aとカバープレート20Bの接合界面で突出、狭持させて封止構造を実現している。この構造の封止部材40Dは、剛性部材の全周で水密構造が確立されるため、特に封止部材40Dの長手方向にわたって平行に走る二重の封止構造が得られる点で、防水信頼性が高い利点が得れる。また、平板状の弾性体が存在せず、封止部材40Dの大部分を剛性体41Dとすることで、ケース本体20Aとカバープレート20Bの接合界面の応力を剛性体41Dで受けるため、ケース本体20Aとカバープレート20Bとの間隔がほぼ全域にわたって剛性体41Dの厚さに規定され、接合強度の信頼性も高い。すなわち、ケース本体20A及びカバープレート20Bの接合面で封止部材40Dを狭持して固定部材で固定した状態で、ケース本体20Aとカバープレート20Bとの間隔は、剛性体41Dの厚さとほぼ等しくなる。これにより、固定部材による固定で突出部44Dを構成する弾性体42Dが変形して、ケース本体20Aとカバープレート20Bとの間隔が弾性体42Dにより浮き上がることが最小限に抑制されるので、弾性体の経年劣化などによるケース本体とカバープレートとの隙間の発生を阻止して、この部分での固定を強固に維持でき、貫通孔を介した浸水を安定的に阻止できる。
さらにこの封止部材40Dは、図16の断面図に示すように、貫通孔43Dの部分にも第二弾性体42D’を被覆して、防水構造を達成している。これにより、貫通孔43Dからの浸水も効果的に阻止できる。
(実施例5)
さらにまた、以上の封止部材の例では、剛性体を一枚の金属板で構成しているが、この構成に限られず、複数枚の金属板で構成すると共に、複数の剛性板を連結する連結部材として、弾性体を使用する構成としてもよい。このような例として実施例5に係る封止部材40Eを、図17の斜視図及び図18の断面図並びに貫通孔43E部分の拡大断面図を示す図19の断面斜視図に示す。これらの図に示す封止部材40Eは、複数枚の金属板よりなる剛性体41Eと、各剛性体41Eの周囲を被覆すると共に、これらを連結する弾性体42Eとで構成される。
これにより、剛性体41Eを構成する金属板の長さを短くできるため、剛性体の金型成型が容易になる。また複数の平板状剛性体41Eを連結するジョイントとして弾性体42Eを利用することで、封止構造のみならず接合界面の段差にも柔軟に対応できる利点が得られる。すなわち、段差に応じた形状に金属板を折曲する際の、製造公差による接合面での隙間の発生を低減するため、剛性体41Eを複数枚の金属平板に分割し、高さの異なる部分は弾性体42Eで繋ぐことによって、このような製造公差を吸収でき、さらに防水性も同時に達成できる。すなわち、平面状でなく凹凸を有する接合面にも柔軟に対応できる。
なおこの封止部材40Eの例では、図19の斜視断面図に示すように、貫通孔部分に封止構造は特に設けていないが、上述した図16に示すような封止構造を付加してもよいことはいうまでもない。
(実施例6)
上述した各実施例の構成は、適宜組み合わせることができる。例えば、実施例5の複数枚の剛性体を弾性体で連結する構成において、弾性体に実施例1等に示す突出部を設けてもよい。このような構成の封止部材を、実施例6として図20に示す。この図に示す封止部材40Fは、貫通孔43Fを設けた弾性体42Fを複数、弾性体42Fで連結しており、さらに弾性体42Fに突出部44Fを設けている。この突出部44Fも、断面が先細りする山形のリブ状となるよう、弾性体42Fと一体的に形成されている。この構成であれば、上述した実施例5の効果である、複数の剛性体41Fを構成する各金属板の長さをそれぞれ短くできるため金型成型に有利となり、また凹凸を有する接合面にも柔軟に対応でき、製造公差の吸収も図られることに加えて、このような凹凸状の段差に対応して封止部材40Fが変形しても、リブ状の突出部44Fによって水密性を確実に発揮でき、信頼性を一層向上できる。
このように、固定部材を固定する貫通孔を剛性体に開口することで、振動などによって固定部材に応力が加わっても、平面状の剛性体の広い面積で受けることにより該応力を分散させることができ、強度を維持できる。換言すると、固定部分を剛性部材で受け、封止部分を弾性体で受けるよう分離することで、これらの機能を確実に発揮ならしめる。
(ケース20)
さらに電源装置のケース内部について説明する。電源装置は、電池ブロック3をケース20に固定して定位置に配置している。図1及び図2に示す電源装置は、ケース20をケース本体20Aとカバープレート20Bとで構成する。なお、ケースは二分割に限られず、三分割以上とすることも可能であることは言うまでもない。例えば図21に示す実施例7では、カバープレート20Bをさらに二分割して、第一カバープレート20Cと第二カバープレート20Dで構成している。ケースは、金属板や硬質のプラスチック、とくに繊維で補強したプラスチック製とできる。
図2のケース20は、鍔部21を電池ブロック3の側面に配置している。ただ、鍔部は、電池ブロックの上部や下部、あるいはその中間に配置することもできる。このケース20は、電池ブロック3のエンドプレート10をケース本体20Aに止ネジ(図示せず)で固定して、電池ブロック3を固定している。止ネジは、ケース本体20Aを貫通してエンドプレート10のネジ孔(図示せず)にねじ込まれて、電池ブロック3をケース20に固定する。止ネジは、頭部をケース本体20Aから突出させている。さらに、図1及び図2のケース20は、内部に電池ブロック3を固定して、電池ブロック3の外側面とケース20の側壁22の内面との間に送風ダクト5を設けている。
さらに、ケース20は、両端に端面プレート30を連結している。端面プレート30は、電池ブロック3に連結される状態で、供給ダクト6と排出ダクト7からなる送風ダクト5に連結される連結ダクト31を、プラスチックなどで一体的に成形して外側に突出するように設けている。この連結ダクト31は、強制送風機構9に連結され、あるいは電源装置から冷却気体を排気する外部排気ダクト(図示せず)に連結される。これらのダクトは、硬質のプラスチックや金属板で製作できる。端面プレートは、図示しないが、係止構造で電池ブロックのエンドプレートに連結している。ただ、端面プレートは、係止構造以外の連結構造で電池ブロックに連結し、あるいは、ケースに固定することもできる。
これらの図に示す電源装置は、複数の角形電池からなる電池セル1を冷却隙間4ができる状態で積層している電池ブロック3と、この電池ブロック3の電池セル1に冷却気体を強制送風して冷却する強制送風機構9とを備える。電池ブロック3は、積層している電池セル1の間にセパレータ2を挟着している。このセパレータ2は、図23に示すように、電池セル1との間に冷却隙間4ができる形状としている。さらに、図のセパレータ2は、両面に電池セル1を嵌着構造で連結している。電池セル1に嵌着構造で連結されるセパレータ2を介して、隣接する電池セル1の位置ずれを阻止して積層している。
角形電池の電池セル1は、リチウムイオン二次電池である。ただし、電池セルは、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等の二次電池とすることもできる。図の電池セル1は、所定の厚さを有する四角形で、上面の両端部には正負の電極端子13を突出して設けており、上面の中央部には安全弁の開口部1Aを設けている。積層される電池セル1は、隣接する電極端子13を連結具(図示せず)で連結して、互いに直列に接続される。電源装置は、隣接する電池セル1の正負の電極端子13を積層状態で連結して、互いに直列に接続している。電池セル1は、正負の電極端子13をバスバー(図示せず)で連結して互いに直列に接続することができる。隣接する電池セル1を互いに直列に接続する電源装置は、出力電圧を高くして出力を大きくできる。ただし、電源装置は、隣接する電池セルを並列に接続することもできる。電池セル1は、金属製の外装缶で製作している。この電池セル1は、隣接する電池セル1の外装缶のショートを防止するために絶縁材のセパレータ2を挟着している。電池セルは、外装缶をプラスチックなどの絶縁材で製作することもできる。この電池セルは、外装缶を絶縁して積層する必要がないので、セパレータを金属製とすることもできる。
セパレータ2は、プラスチック等の絶縁材で製作して、隣接する電池セル1を絶縁している。セパレータ2は、電池セル1を冷却するために、電池セル1との間に、空気などの冷却気体を通過させる冷却隙間4を設けている。図23のセパレータ2は、電池セル1との対向面に、両側縁まで延びる溝2Aを設けて、電池セル1との間に冷却隙間4を設けている。図のセパレータ2は、複数の溝2Aを、互いに平行に所定の間隔で設けている。図23のセパレータ2は、両面に溝2Aを設けており、互いに隣接する電池セル1とセパレータ2との間に冷却隙間4を構成する。この構造は、セパレータ2の両側に形成される冷却隙間4で、両側の電池セル1を効果的に冷却できる特長がある。ただ、セパレータは、片面にのみ溝を設けて、電池セルとセパレータとの間に冷却隙間を設けることもできる。図の冷却隙間4は、電池ブロック3の左右に開口するように水平方向に設けられている。さらに、図23のセパレータ2は、両側に切欠部2Bを設けている。このセパレータ2は、両側に設けた切欠部2Bにおいて、隣接する電池セル1の対向面の間隔を広くして、冷却気体の通過抵抗を少なくできる。このため、冷却気体を切欠部2Bからセパレータ2と電池セル1との間の冷却隙間4にスムーズに送風して、電池セル1を効果的に冷却できる。以上のように、冷却隙間4に強制送風される空気は、電池セル1の外装缶を直接に効率よく冷却する。この構造は、電池セル1の熱暴走を有効に阻止しながら、電池セル1を効率よく冷却できる特徴がある。
(エンドプレート10)
電池ブロック3は、両端にエンドプレート10を設けて、一対のエンドプレート10を連結材11で連結して、積層している電池セル1とセパレータ2とを挟着する状態に固定している。エンドプレート10は、電池セル1の外形にほぼ等しい外形の四角形としている。連結材11は、図22に示すように、両端を内側に折曲して折曲片11dをエンドプレート10に止ネジ12で固定している。図示しないが、連結材の折曲部分を延長して、エンドプレートを囲むようにして止ネジで固定することもできる。あるいは、エンドプレートの側面に雌ねじ孔を設けて、連結材を貫通する止ネジをねじ込んで固定してもよい。エンドプレートの外側面に固定される連結材は折曲片を設けることなく、直線状としてエンドプレートに固定される。
図22のエンドプレート10は、外側に補強リブ10Aを一体的に成形して設けて補強している金属製である。金属製のエンドプレート10は十分な強度を有し、止ネジ12の締結トルクにも耐性を有する。さらに、エンドプレート10の外側の表面に、連結材11の折曲片11dを連結する連結孔10aを設けている。図22のエンドプレート10は、外側表面の四隅部に4個の連結孔10aを設けている。連結孔10aは雌ネジ穴である。このエンドプレート10は、連結材11を貫通する止ネジ12を雌ネジ穴にねじ込んで連結材11を固定することができる。
以上の電池ブロック3は、図2に示すように、2列に分離して配列されて、2列の電池ブロック3の間と外側に送風ダクト5が設けられる。図の電源装置は、2列の電池ブロック3の間に、各々の冷却隙間4に連結する供給ダクト6を設けている。さらに、2列に分離された電池ブロック3の外側には排出ダクト7を設けており、排出ダクト7と供給ダクト6との間に複数の冷却隙間4を並列に連結している。この電源装置は、図1の矢印で示すように、強制送風機構9でもって供給ダクト6から排出ダクト7に向けて冷却気体を強制送風して電池セル1を冷却する。供給ダクト6から排出ダクト7に強制送風される冷却気体は、供給ダクト6から分岐されて、各々の冷却隙間4に送風されて電池セル1を冷却する。電池セル1を冷却した冷却気体は、排出ダクト7に集合して排気される。
以上の電源装置は、車載用のバッテリシステムとして利用できる。電源装置を搭載する車両としては、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、あるいはモータのみで走行する電気自動車などの電動車両が利用でき、これらの車両の電源として使用される。
図24に、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッドカーに電源装置を搭載する例を示す。この図に示す電源装置を搭載した車両HVは、車両HVを走行させるエンジン96及び走行用のモータ93と、モータ93に電力を供給するバッテリシステム100Bと、バッテリシステム100Bの電池を充電する発電機94とを備えている。バッテリシステム100Bは、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。車両HVは、バッテリシステム100Bの電池を充放電しながらモータ93とエンジン96の両方で走行する。モータ93は、エンジン効率の悪い領域、例えば加速時や低速走行時に駆動されて車両を走行させる。モータ93は、バッテリシステム100Bから電力が供給されて駆動する。発電機94は、エンジン96で駆動され、あるいは車両にブレーキをかけるときの回生制動で駆動されて、バッテリシステム100Bの電池を充電する。
また図25に、モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示す。この図に示す電源装置を搭載した車両EVは、車両EVを走行させる走行用のモータ93と、このモータ93に電力を供給するバッテリシステム100Cと、このバッテリシステム100Cの電池を充電する発電機94とを備えている。モータ93は、バッテリシステム100Cから電力が供給されて駆動する。発電機94は、車両EVを回生制動する時のエネルギーで駆動されて、バッテリシステム100Cの電池を充電する。
本発明に係る車両用電源装置及びこれを備える車両並びに防水ケースは、EV走行モードとHEV走行モードとを切り替え可能なプラグイン式ハイブリッド電気自動車やハイブリッド式電気自動車、電気自動車などの電源装置として好適に利用できる。また防水ケースは、電源装置を収納するケースに限られず、防水構造が求められる他の用途にも好適に利用できる。
100B、100C…バッテリシステム
1…電池セル;1A…開口部
2…セパレータ;2A…溝;2B…切欠部
3…電池ブロック
4…冷却隙間
5…送風ダクト
6…供給ダクト
7…排出ダクト
9…強制送風機構
10…エンドプレート;10A…補強リブ;10a…連結孔
11…連結材;11d…折曲片
12…止ネジ
13…電極端子
20…ケース;20A…ケース本体;20B…カバープレート
20C…第一カバープレート;
20D…第二カバープレート
21…鍔部
21A…本体鍔部
21B…カバー鍔部
22…側壁
24…ボルト
25…ナット
30…端面プレート
31…連結ダクト
33…フロア
34…フロアパネル
35…荷台
40、40B、40C、40D、40E、40F…封止部材
41、41B、41C、41D、41E、41F…剛性体
42、42B、42C、42D、42E、42F…弾性体
42D’…第二弾性体
43、43D、43E、43F…貫通孔
44、44D、44F…突出部
45、45B…係合部
46、46B、46C…係止体
47…固定孔
48…切り欠き部
93…モータ
94…発電機
95…DC/ACインバータ
96…エンジン
120…ケース
121…上ケース
122…下ケース
123…パッキン
EV、HV…車両

Claims (16)

  1. 一面を開口したケース本体(20A)と、
    前記ケース本体(20A)の開口面を閉塞するためのカバープレート(20B)と、
    前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)の接合面に介在されて、接合界面を防水状態に封止するための封止部材(40)と、
    前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)を前記封止部材(40)を介して接合する状態に固定するための固定部材と、
    を備え、前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)を前記封止部材(40)を介して前記固定部材で固定することで、電池を収納するための内部空間を構成すると共に、該内部空間を外部から防水可能な電源装置であって、
    前記封止部材(40)は、
    略平板状の剛性体(41)と、
    前記剛性体(41)の、前記ケース本体(20A)及びカバープレート(20B)と対向する接合面からそれぞれ、部分的に突出させ、接合面の長さ方向に沿って延長された突出部(44)を備える弾性体(42)と、
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)との接合界面が略平面状であることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電源装置であって、
    前記弾性体(42)の厚さは、前記剛性体(41)よりも若干薄く形成されてなることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記ケース本体(20A)が、周辺の少なくとも一部に、略平面状に突出させた本体鍔部(21A)を設けており、
    前記カバープレート(20B)とが、前記本体鍔部(21A)と対応する位置に、該本体鍔部(21A)と当接する略平面状に突出させたカバー鍔部(21B)を設けており、
    前記本体鍔部(21A)とカバー鍔部(21B)とで接合界面を構成してなることを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記封止部材(40)の剛性体(41)が、平面方向に突出させた係止体(46)を備え、
    前記封止部材(40)の弾性体(42)が、前記係止体(46)を嵌入する係合部(45)を平面方向に形成してなり、
    前記係止体(46)を係合部(45)に嵌入した状態で、前記封止部材(40)が前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)との接合界面に狭持されてなることを特徴とする電源装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記封止部材(40)の弾性体(42)が、前記突出部(44)が接合面の長さ方向に沿って延長された領域の一部に、不連続な切り欠き部(48)を形成してなることを特徴とする電源装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記封止部材(40)の弾性体(42)が、前記剛性体(41)の周縁近傍に設けられてなることを特徴とする電源装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記封止部材(40)が、平面部分を複数、段差状に連結してなることを特徴とする電源装置。
  9. 請求項8に記載の電源装置であって、
    前記剛性体(41)が、複数の平板で構成されてなり、
    前記弾性体(42)が、前記複数の平板の周囲を各々被覆し、かつ平板同士を接続するよう構成してなることを特徴とする電源装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)とが金属板で構成され、
    前記封止部材(40)の剛性体(41)が金属板で構成されてなることを特徴とする電源装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記ケース本体(20A)及びカバープレート(20B)の接合面には、各々対向する位置に前記固定部材を挿入するための固定孔(47)が形成されており、
    前記封止部材(40)の剛性体(41)は、平板状の一部に、前記固定孔(47)と対応する位置に貫通孔(43)を形成してなることを特徴とする電源装置。
  12. 請求項11に記載の電源装置であって、
    前記貫通孔(43)が前記突出部(44)から離間された位置で、前記剛性体(41)の、前記封止部材(40)により封止される空間の外側に開口されてなることを特徴とする電源装置。
  13. 請求項11又は12に記載の電源装置であって、
    前記固定部材が、固定ねじであり、
    前記固定ねじを固定孔(47)及び貫通孔(43)を通じて螺合することによって前記ケース本体(20A)及びカバープレート(20B)の接合面が固定されてなることを特徴とする電源装置。
  14. 請求項11に記載の電源装置であって、
    前記突出部(44)が、前記剛性体(41)の周囲と、前記貫通孔(43)の周辺に形成されてなると共に、
    前記封止部材(40)を前記ケース本体(20A)及びカバープレート(20B)の接合面で狭持して、前記固定部材で固定した状態で、前記突出部(44)が押圧されて弾性変形し、前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)との間隔が、前記剛性体(41)の厚さと略等しいことを特徴とする電源装置。
  15. 請求項1から14のいずれか一に記載の電源装置を備える車両。
  16. 一面を開口したケース本体(20A)と、
    前記ケース本体(20A)の開口面を閉塞するためのカバープレート(20B)と、
    前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)の接合面に介在されて、接合界面を防水状態に封止するための封止部材(40)と、
    前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)を前記封止部材(40)を介して接合する状態に固定するための固定部材と、
    を備え、前記ケース本体(20A)とカバープレート(20B)を前記封止部材(40)を介して前記固定部材で固定することで、内部空間を構成すると共に、該内部空間を外部から防水可能なケースであって、
    前記封止部材(40)は、
    略平板状の剛性体(41)と、
    前記剛性体(41)の、前記ケース本体(20A)及びカバープレート(20B)と対向する接合面からそれぞれ、部分的に突出させ、接合面の長さ方向に沿って延長された突出部(44)を備える弾性体(42)と、
    を備えることを特徴とする防水ケース。
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