JP2011100394A - 合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラム - Google Patents

合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011100394A
JP2011100394A JP2009256041A JP2009256041A JP2011100394A JP 2011100394 A JP2011100394 A JP 2011100394A JP 2009256041 A JP2009256041 A JP 2009256041A JP 2009256041 A JP2009256041 A JP 2009256041A JP 2011100394 A JP2011100394 A JP 2011100394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vendor
customer
evaluation
information
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009256041A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiyo Hasegawa
聖洋 長谷川
Shigeru Hosono
繁 細野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009256041A priority Critical patent/JP2011100394A/ja
Publication of JP2011100394A publication Critical patent/JP2011100394A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 提案活動中にベンダが商談を継続すべきか否かを判断する基準を明確化できるようにすること。
【解決手段】 合意形成支援システムは、顧客の要件と、要件の優先度とから単数または複数の評価シナリオを生成した上で、各評価シナリオにおいてベンダ提供機能の他社優位性を用いることにより競争力を算出する手段と、顧客の要件および予算と、ベンダの提供コストを用いることによりベンダの利益額を求める手段とを備え、商談中の案件に関して、ベンダを選択する顧客の観点と、ベンダが確保しうる利益の観点の双方による評価を可能とするよう動作する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商品・サービスの提案活動のように、顧客と提供者との接触から、案件の受注または失注または立ち消えを含む顧客との合意に至るまでのプロセスにおいて、プロセスを最適化する合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラムに関し、特に顧客企業における業務改革または改善の必要度と、ITベンダにおける受注効果のマッチングにより、ITベンダの提案またはコンサルテーション活動の継続の妥当性を定量的に評価しうる合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラムに関する。
従来の合意形成支援システムの一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に開示されているシステム構成提案支援システムは、業務処理に用いるためのシステム構成案を、対象とする顧客の業務への適合度と、提供機能の過不足度と、システム導入コストを相対的に重み付けることにより算出した指標値に基づき決定する。
特許文献2は、次の要因を考慮する入札価格決定システムを開示している。(1)契約を締結するコスト、(2)顧客の価格感受性および非価格的要因の相対的な重要性、および(3)実際のまたは潜在的な競業他社の入札を含む競合的環境。各競合商品について競合他社の正価を計算している(見積もっている)。システム・ユーザが落札する確率は、競合他社の価格独立項及び価格依存項の関数である。
特許文献3は、発注した複数の商品またはサービスのオークションを個別に開催しながら、その発注内容に関する入札条件を一括して評価することができるオークション管理装置を開示している。この特許文献3に開示されたオークション管理装置では、評価関数を用いている。評価関数は、セット品のオークションの場合、発注対象ごとに販売者の提示する価格と発注個数を掛け合わせ個別費用を求め、それを総和したものである。このような評価関数を用いて算出した評価値を発注者と販売者にリアルタイムで表示することによって、発注者は発注した複数の発注対象についての全体の入札状況を知ることができ、販売者は自分の入札内容が他の競争者と比較してどのような状態にあるのを知ることができる。
特許第3507302号公報 特表2003−525479号公報 特開2006−228014号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、顧客はベンダを選択する際にしばしば複数のベンダから選択するため、従来技術において最も適切と判断されるシステム構成案を提案したとしても、提案者が受注するとは限らないという問題点がある。その理由は、特許文献1記載の従来のシステム構成提案支援ツールは、一ベンダの観点から顧客の評価を予測することを支援するのみであり、顧客が複数のベンダから発注先ベンダを選択するという顧客側の観点が考慮されていなかったためである。
また、特許文献1に記載の技術においては、提案活動中にベンダが商談を継続すべきか否かを判断する基準が明確でないという問題点がある。その理由は、顧客の要件が具体化し部分的に決定される過程のそれぞれの状況において、提案者が受注する可能性と受注時の利益の観点を迅速に評価し、提案活動の継続可否を判断することができなかったためである。
特許文献2に記載の技術は、競合他社の価格独立項及び価格依存項の関数として落札確率を計算したり、競合他社の価格見積りを行う入札価格決定システムを開示しているに過ぎない。
特許文献3に記載の技術は、販売者の提示する価格と発注個数とに基づく評価関数を用いて算出した評価値を、発注者と販売者にリアルタイムで表示するオークション管理装置を開示しているに過ぎない。
本発明の目的は、提案活動中にベンダが商談を継続すべきか否かを判断する基準を明確化できる合意形成支援システムを提供することである。
本発明の合意形成支援システムは、案件の実現方式情報と顧客判断基準情報とベンダ機能優位性情報とを記憶する手段と、案件の実現方式情報と顧客判断基準情報とベンダ機能優位性情報の指標の種類から、単数または複数の評価シナリオを生成した上で、ベンダ機能優位性を表す値を適用することにより、各評価シナリオにおける他ベンダに対する競争力を算出する手段と、案件の実現方式情報に表された要件の構成および予算と、顧客要件に対応するベンダ提供機能の原価を表したベンダ機能別原価情報を用いることによりベンダの利益額を求める手段とを備え、商談中の案件に関して、ベンダを選択する顧客の観点と、ベンダが確保しうる利益の観点の双方による評価を可能とするよう動作する。
本発明の効果は、ベンダが顧客への提案プロセスを維持継続するかを判断するための明確な判断情報を得られることである。その理由は、他社優位性の観点と、収益性の観点の双方を定量的に評価するためである。
第1実施形態の合意形成支援装置の構成を例示するブロック図である。 図1に示した合意形成支援装置の他社優位性得点計算部の動作を示す流れ図である。 図1に示した合意形成支援装置のベンダ利益計算部の動作を示す流れ図である。 図1に示した合意形成支援装置の要求実現方式記憶部に記憶されている案件情報のデータ構造を定義した表である。 図1に示した合意形成支援装置の要求実現方式記憶部に記憶されている案件情報の実現方式情報のデータ構造を定義した表である。 図1に示した合意形成支援装置の要求実現方式記憶部に記憶されている顧客要件対応機能情報のデータ構造を定義した表である。 図1に示した合意形成支援装置の顧客判断基準記憶部に記憶されている顧客判断基準情報のデータ構造を定義した表である。 図1に示した合意形成支援装置のベンダ機能優位性記憶部に記憶されているベンダ機能優位性情報のデータ構造を定義した表である。 図1に示した合意形成支援装置のベンダ機能別原価記憶部に記憶されているベンダ機能別原価情報のデータ構造を定義した表である。 図1に示した合意形成支援装置の他社優位性得点計算装置の記憶装置に記憶されている評価シナリオ情報のデータ構造を定義した表である。 第1の実施例に関わる要求実現方式記憶部に記憶されている案件情報のデータ例を示した表である。 第1の実施例に関わる要求実現方式記憶部に記憶されている案件情報の実現方式情報のデータ例を示した表である。 第1の実施例に関わる要求実現方式記憶部に記憶されている顧客要件対応機能情報のデータ例を示した表である。 第1の実施例に関わる顧客判断基準記憶部に記憶されている顧客判断基準情報のデータ例を示した表である。 第1の実施例に関わるベンダ機能優位性記憶部に記憶されているベンダ機能優位性情報のデータ例を示した表である。 第1の実施例に関わるベンダ機能別原価記憶部に記憶されているベンダ機能別原価情報のデータ例を示した表である。 第1の実施例に関わる他社優位性得点計算モデル生成結果を示した表である。 第1の実施例に関わるベンダ機能優位性記憶部の正規化処理結果の例を示した表である。 第1の実施例に関わる他社優位性得点と被選択確率の計算結果の例を示した表である。 第1の実施例に関わる被選択確率とベンダ利益額の計算結果の表示例を示した散布図である。 第2の実施例に関わる複数案件の被選択確率とベンダ利益額の計算結果の表示例を示した散布図である。
次に、発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態にかかる合意形成支援システムは、案件の実現方式情報と、顧客判断基準情報と、ベンダ機能優位性情報の指標の種類から、単数または複数の評価シナリオを生成した上で、ベンダ機能優位性情報を表す値を適用することにより、各評価シナリオにおける他ベンダに対する競争力を算出するように動作する装置である。
ここで、「案件の実現方式情報」は、商談案件毎に顧客ゴールを実現するための要件の構成を単数あるいは複数の案とともに表したものである。「顧客判断基準情報」は、顧客が各実現方式案において個々の要件を優先する度合いを表したものである。「ベンダ機能優位性情報」は、個々の要件を実現するベンダ提供機能の優位性情報の計測観点、つまり指標の種類と該指標によって表現された各ベンダの機能優位性を表す値を保持したものである。
さらに、本実施の形態にかかる合意形成支援システムは、案件の実現方式情報に表された要件の構成および予算と、顧客要件に対応するベンダ提供機能の原価を表したベンダ機能別原価情報とから、顧客の要件を実現する方式ごとに提案者(ベンダ)の利益を評価する装置である。
図1は本発明の第1の実施の形態による合意形成支援システムの概要を示す機能ブロック図である。合意形成支援システム1は、要求実現方式記憶部4と、顧客評価モデル記憶部5と、顧客判断基準記憶部6と、ベンダ機能優位性記憶部7と、ベンダ機能別原価記憶部8とを備え、競合他社を含めたベンダの競争力の指標を計算する他社優位性得点計算装置2と、提案者(ベンダ)の利益額を計算するためのベンダ利益計算装置3とを有する。
要求実現方式記憶部4は、顧客の要件に関する情報を管理するための記憶媒体である。要求実現方式記憶部4は、案件情報41と、実現方式情報42と、顧客要件対応機能情報43とを保持する。案件情報41は、ベンダが個々の顧客との商談案件を管理し、案件と最終的な提供サービス・製品の詳細な実現方式との関連を管理するための情報である。実現方式情報42は、顧客がベンダに対してサービス・製品を発注する目的(ゴール)と、ゴールの達成のための投資として顧客が想定している顧客予算金額と、目的を実現するためのサービス・製品に対する顧客要件の集合についての単数または複数の案を実現方式として記録管理する情報である。顧客要件対応機能情報43は、顧客の要件を実現するベンダ提供機能を対応づけるために、顧客要件のIDとベンダ機能のIDとを含む情報である。
図4に案件情報41のデータ構造を示す。また、図5に実現方式情報42のデータ構造を示す。さらに、図6に顧客要件対応機能情報43のデータ構造を示す。
とにかく、案件情報41と実現方式情報42と顧客要件対応機能情報43との組み合わせは、上記案件の実現方式情報(41,42,43)として働く。要求実現方式記憶部4は、案件の実現方式情報を保持する。
顧客評価モデル記憶部5は、ベンダの競争力を評価するための汎用的なモデルを記録管理するための記憶媒体である。ここでは、「ベンダの競争力」を顧客からの選択されやすさとして定義する。顧客評価モデル記憶部5は、各ベンダの競争力の指標を計算するための単数または複数の計算式モデルを顧客評価関数として記憶している。顧客評価関数の例を下記の式(1)に示す 。
Figure 2011100394
ここで、Uはベンダの競争力の得点を示し、iは顧客要件の識別子を示し、wiは顧客要件iに対する顧客の判断基準を表す重みづけ係数を示し、Fiは顧客要件iに対するベンダの正規化済み機能優位性得点を示す。
とにかく、顧客評価モデル記憶部5は、少なくとも1つの計算式モデルを顧客評価関数として記憶する。
顧客判断基準記憶部6は、顧客判断基準情報61を記録管理するための記憶媒体である。顧客判断基準情報61は、顧客が個々の要件に対して与える優先度に関する情報である。顧客判断基準情報61は、実現方式ごとに顧客評価モデルの係数の値を、単数あるいは複数通り保持し、顧客判断基準として記憶している。
図7に顧客判断基準情報61のデータ構造を示す。顧客判断基準情報61は、顧客判断基準を一意に識別するための顧客判断基準IDと、関連する案件のIDと、該案件の実現方式のIDと、該実現方式に含まれる個々の顧客要件に対する優先度を表した値からなる。
「顧客判断基準」は、実現構造によっても、顧客企業内のステークホルダによっても変化しうる。さらには、「顧客判断基準」は、提案活動中であっても時間的に変化しうる。したがって、数学的な構造を表現した汎用的なモデルと、案件あるいは提案状況に固有の事項に対応可能に判断基準を与えるモデルとを分けて管理することが好適である。
とにかく、顧客判断基準記憶部6は、顧客判断基準情報61を記憶する。
ベンダ機能優位性記憶部7は、ベンダ機能優位性情報71を、顧客要件に対応づけられた形式で記録した記憶手段である。ベンダ機能優位性情報71は、顧客要件を実現しうるようなベンダが提供する商品・サービスを機能と捉え、該ベンダ提供機能の優位性(機能優位性)に関する情報である。
図8にベンダ機能優位性情報71のデータ構造を示す。ベンダ機能優位性情報71は、提供ベンダのIDと、ベンダ提供機能のIDと、ベンダの名称とベンダ機能優位性指標の種類のIDと、機能優位性指標の値(機能優位性得点)とからなる情報が格納される。例えば、ベンダ機能優位性情報71は、各ベンダが提供する機能項目それぞれについて、サブ機能数や、シェアを記憶したテーブルである。
とにかく、ベンダ機能優位性記憶部7は、ベンダ機能優位性情報71を顧客要件に対応づけられた形式で記憶する。
要求実現方式記憶部4と顧客判断基準記憶部6とベンダ機能優位性記憶部7との組み合わせは、案件の実現方式情報(41,42,43)と顧客判断基準情報61とベンダ機能優位性情報71とを記憶する手段として働く。
ベンダ機能別原価記憶部8は、ベンダ機能別原価情報81を記録した記憶手段である。ベンダ機能別原価情報81は個々のベンダ提供機能の原価情報である。
図9にベンダ機能別原価情報81のデータ構造を示す。ベンダ機能別原価情報81は、ベンダのIDと、ベンダ機能のIDと、原価額とからなる情報が格納される。
とにかく、ベンダ機能別原価記憶部8は、顧客要件に対応するベンダ提供機能の原価を表したベンダ機能別原価情報81を記憶する。
他社優位性得点計算装置2は、記憶装置20と処理装置22とを備える。他社優位性得点計算装置2は、後述するように、顧客評価モデル記憶部5から顧客評価関数を呼び出して、要求実現方式記憶部4に記憶された案件の実現方式情報(41,42,43)と顧客判断基準記憶部6に記憶された顧客判断基準情報61とベンダ機能優位性記憶部7に記憶されたベンダ機能優位性情報71の指標の種類から、少なくとも1つの評価シナリオを作成し、競合他社を含めたベンダの競争力の指標を上記評価シナリオと紐付けて計算する。他社優位性得点計算装置2は、案件の実現方式情報(41,42,43)と、顧客判断基準情報61と、ベンダ機能優位性情報71の指標の種類から、単数または複数の評価シナリオを作成した上で、ベンダ機能優位性を表す値を適用することにより、各評価シナリオにおける他ベンダに対する競争力を算出する手段として働く。
ベンダ利益計算装置3は、後述するように、要求実現方式記憶部4に記憶されている案件の実現方式情報(41,42,43)に表された要件の構成および予算と、ベンダ機能別原価記憶部8に記憶されているベンダ機能別原価情報81とから、提案者(ベンダ)の利益額を算出する。ベンダ利益計算装置3は、案件の実現方式情報(41,42,43)に表された要件の構成および予算と、ベンダ機能別原価情報81とを用いることによりベンダの利益額を求める手段として働く。
このような構成の合意形成支援システム1は、商談中の案件に関して、ベンダを選択する顧客の観点と、ベンダが確保しうる利益の観点の双方による評価を可能とするよう動作する。
続いて、図2および図3を参照して、本実施の形態にかかる合意形成支援システム1の動作の概略を説明する。
図2の流れ図に沿って、他社優位性得点計算装置2の処理装置22の動作について説明する。
他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価条件を指定する評価条件情報を受け付ける(S201)。ここで、「評価条件情報」とは、評価対象とする案件を指定する情報と、競合として想定されるベンダを指定する情報と、顧客評価モデルを指定する情報とを含む。
次に、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、入力された顧客評価モデルの指定に基づいて、顧客評価モデル記憶部5から顧客評価関数を呼び出す(ステップS202)。
次に、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価対象とするそれぞれの案件中における評価シナリオを生成し、評価シナリオ情報21として記憶装置20に保持する(S203)。ここで、「評価シナリオ」とは、案件を特定するための識別子と、実現方式案と、判断基準と、機能優位性指標の種類とを組み合わせた情報である。
図10に評価シナリオ情報21のデータ構造の定義を示す。評価シナリオ情報21は、評価シナリオを一意に識別するための評価シナリオIDと、該評価シナリオが関連づけられている案件のIDと、該案件の実現方式案のIDと、顧客判断基準のIDと、実現方式案に含まれる個々の顧客要件の評価に用いる指標を特定した要件機能優位性指標情報とを含む。
次に、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成する(S204)。競争力得点計算モデル生成手順は、次に述べる第1乃至第4のサブステップからなる。尚、第1のサブステップは変数生成サブステップと呼ばれ、第2のサブステップは代入サブステップと呼ばれ、第3のサブステップは紐付けサブステップと呼ばれ、第4のサブステップはルール決定サブステップと呼ばれる。
第1のサブステップ(変数生成サブステップ)は、要求実現方式記憶部4から評価対象とする案件に関連する実現方式情報42を取得し、実現方式案に含まれるすべての顧客要件に紐づいた変数を、実現方式案ごとに顧客評価モデルの説明変数のインスタンスとして生成する。
第2のサブステップ(代入サブステップ)は、顧客判断基準記憶部6から評価シナリオに含まれる実現方式案に関連する単数または複数の顧客判断基準情報61を取得し、前記顧客評価モデルの説明変数に対する重みづけ係数として代入する。
第3のサブステップ(紐付けサブステップ)は、前記顧客評価モデルの説明変数に、要求実現方式記憶部4から取得した顧客要件対応機能情報43を参照して、対応するベンダ機能を紐付けする。
第4のサブステップ(ルール決定サブステップ)は、ベンダ機能優位性記憶部7から顧客要件毎に評価シナリオ21のベンダ機能を評価するのに用いた指標をキーとして、当該顧客評価モデルの説明変数の値を抽出するルールを決定する。
次に、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、ベンダ機能優位性得点の正規化処理を行う(S205)。「正規化処理」は、最も競争力が強い企業が1となるように最大値で正規化する処理を行う。指標値が小さいほど、品質が優れている場合は、指標値の最大値の逆数を求めた上で最大値が1となるように正規化した値としてもよい。あるいは、ベンダの機能優位性得点の正規化処理は、顧客からの要件が定量的に測定可能な場合は、顧客からの要件の値(図示せず)を1として、正規化してもよい。
以降のステップでは、正規化した機能優位性得点を計算に用いる。
以上の処理の後、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価シナリオごとに各ベンダの他社優位性得点を計算する(S206)。詳述すると、他社優位性得点計算装置2は、競争力得点計算モデルにベンダ機能優位性得点を代入して、他社優位性得点を計算する。さらに、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価シナリオ間で比較可能なように、他社優位性得点に基づき顧客の選択確率を求め、その計算結果を記憶媒体に格納することが好適である。顧客の選択確率を、評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダのベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、例えば下記式(2)に示す多項ロジットモデルで計算してよい。あるいは、顧客の選択確率を、下記式(3)に示す単純な比率で計算してもよい。
Figure 2011100394
Figure 2011100394
ここで、Pjは当該ベンダjが選択される確率を示し、jはベンダの識別子j = 1,2, ・・・, kを示し、iは顧客要件の識別子を示し、wiは、顧客要件iに対する顧客の判断基準を表す重みづけ係数を示し、Fijは、顧客要件iに対するベンダjの正規化済み機能優位性得点を示す。
他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、すべての計算シナリオについての他社優位性得点を算出したら、処理を終了する(S207)。
他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価に用いた評価シナリオを特定可能な形式で他社優位性得点を記憶装置20に保持する。例えば、前記他社優位性得点の計算結果と評価シナリオIDを同時に記憶装置20に保持すれば良い。
図3の流れ図に沿って、ベンダ利益計算装置3の動作について説明する。ベンダ利益計算装置3は、まず、要求実現方式記憶部4の機能要件を抽出する(ステップS301)。次に、ベンダ利益計算装置3は、顧客要件をキーとしてベンダ機能別原価記憶部7を検索し、ベンダが提供する機能の原価の合計を計算する(S302)。さらに、ベンダ利益計算装置3は、プロジェクト予算金額と原価の合計から利益額を計算する(ステップS303)。該ベンダ利益額は、案件を特定するための識別子と、実現方式案を特定するための識別子の情報をあわせて保持される。
図示しない比較処理装置は、単一案件内の比較評価処理と、複数案件間の比較評価処理を実行する。
単一案件内の比較評価処理の場合、比較処理装置は、他社優位性得点計算装置2の計算結果とベンダ利益計算装置3の計算結果とから、同じ案件IDを持つ計算結果を抽出する。
また、複数案件間の比較評価処理の場合、比較処理装置は、他社優位性得点計算装置2の計算結果とベンダ利益計算装置3の計算結果とから、同じ案件IDを持つ計算結果を抽出した上で、さらに、自社の受注確率が最も高い評価シナリオを抽出する。比較処理装置は、該抽出した評価シナリオにおける、自社ベンダ利益額を求めると共に、同評価シナリオで最も受注確率が高い競合他社の受注確率と自社の受注確率の差を求める。提案活動中の複数案件について、上記の処理を実施することで、提案中の案件の利益額と他社との受注確率の差のリストが得られる。
複数案件を比較するビュー作成処理は、概略以下の手順で実行される。比較処理装置は、各案件について、現在の提案方針に最も近い評価シナリオを選択する入力を受け付ける。次に、比較処理装置は、各案件について、選択された評価シナリオと、最も受注確率が高くなる評価シナリオを抽出し、すべての評価対象案件について前記抽出処理を行う。次に、比較処理装置は、グラフ描画処理を行う。
このように比較処理が動作することで、提案者は、複数案件から優先すべき案件と、提案を中断すべき案件を判断することができる。
このように、本実施の形態にかかる合意形成支援システム1は、実現方式の視点と、重みづけ係数という顧客の視点と、機能測定指標という単数または複数のベンダ優位性の視点とを組み合わせて、各社の優位性を計算するとともに、自社の利益の観点で案件の利益額を求めることで、自社が最も優位となる提案方式を求めることができ、適切な提案活動を実現できる。
本実施の形態にかかる合意形成支援システム1によって、提案者は、評価対象の案件が提案活動を継続するのに妥当であるかどうかを顧客とベンダの双方の観点から判定し、適切な提案活動を実現することができる。
尚、上記本発明の実施の形態に係る合意形成支援システム1は、合意形成支援方法として実現され得る。また、上記本発明の実施の形態に係る合意形成支援システム1は、合意形成支援プログラムによりコンピュータによって実行させるようにしても良い。
次に、具体的な実施例を用いて、本発明を実施するための最良の形態の動作について説明する。
第1の実施例に関わる合意形成支援システム1の顧客評価モデル記憶部5内に、顧客評価モデル情報として上記式(1)の情報が保管されている。ここで、Uは他社優位得点、iは機能要件に付された番号、wは機能要件に対する顧客の優先度を表す重みづけ係数、Fは機能要件に関するベンダ機能優位性の指数を表す。
さらに、ある提案案件1に関わる情報として、図11から図16の情報が保管されている。要求実現方式記憶部4は、図11に示す案件情報41と、図12に示す実現方式情報42と、図13に示す顧客要件対応機能情報43を格納している。
図11を参照すると、案件IDが100の案件は、実現方式案ID101と実現方式案ID102の2つの方式が存在することを示している。また、図12を参照すると、実現方式案ID101は、ゴール1を達成するための要件として、顧客要件1と顧客要件2を充足する必要があることを示している。同様に、実現方式案ID102は、ゴール1を達成するための要件として、顧客要件1と顧客要件3を充足する案である。さらに、予算として両実現方式ともに10百万円(1千万円)を予定していることを示している。
顧客判断基準記憶部6は、図14に示すように、要求実現方法101,102それぞれに関して顧客が要件に対して持つ優先度に関する情報61を格納している。たとえば、顧客判断基準1は、案件ID100の実現方式案ID101に関する判断基準であり、優先度の重みづけ情報として、要件1に9の値が、要件2に1の値が格納されている。本実施例においては、「優先度」を、数値が大きいほど優先される値として定義している。顧客判断基準情報61は、顧客へのヒアリングによって得ることが好適である。
ベンダ機能優位性記憶部7は、図15に示すベンダ機能優位性に関する情報71を格納している。ベンダ機能別原価記憶部8は、図16に示すベンダが提供する機能の原価に関する情報81を格納している。
他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価対象とする案件を指定する情報として、案件IDが100である案件であることを示す情報の入力を、競合として想定されるベンダとして、ベンダMとベンダNを指定する情報の入力を、顧客評価モデルを指定する情報として、上記式(1)に示す評価モデルを用いることを示す情報の入力を受け付ける(S201)。
次に、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、入力された顧客評価モデルの指定に基づいて、顧客評価モデル記憶部5から顧客評価関数を呼び出す(S202)。
次に、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価対象とする案件ID=100における評価シナリオを生成する(S203)。評価シナリオ情報21は、図17に示すように、案件ID=100に関する案件であることを特定するための識別子と、実現方式案として案101または案102に関するシナリオであることを示す情報と、顧客判断基準として、例えば案101の顧客判断基準1であることを示す情報と、ベンダの機能を評価するのに用いた指標が例えば実現方式案102の機能1についてはシェアを機能3についてサブ機能数を指標として用いたことを示す情報からなる情報である。
次に、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成する(S204)。競争力得点計算モデル生成手順は、次の第1乃至第4のサブステップからなる。第1のサブステップは変数生成サブステップと呼ばれ、第2のサブステップは代入サブステップと呼ばれ、第3のサブステップは紐付けサブステップと呼ばれ、第4のサブステップはルール決定サブステップと呼ばれる。
第1のサブステップ(変数生成サブステップ)は、要求実現方式記憶部4から案件ID=100に関連する実現方式情報42を取得し、結果である実現方式案101、および案102に含まれるすべての顧客要件に紐づいた変数を、実現方式案ごとに顧客評価モデルの説明変数のインスタンスとして生成する。
第2のサブステップ(代入サブステップ)は、顧客判断基準記憶部6から図14に示す、評価シナリオに含まれる実現方式案に関連する顧客判断基準情報61を取得し、前記顧客評価モデルの説明変数に対する重みづけ係数として代入する。
第3のサブステップ(紐付けサブステップ)は、前記顧客評価モデルの説明変数に、要求実現方式記憶部4から取得した図13に示す顧客要件対応機能情報43を参照して、対応するベンダ機能を紐付けする。
第4のサブステップ(ルール決定サブステップ)は、ベンダ機能優位性記憶部7から図15に示すベンダ機能優位性情報71に含まれるベンダ機能を評価する指標を顧客要件毎に抽出し、評価シナリオ21のベンダ機能を評価する指標に代入して、当該顧客評価モデルの説明変数の値を抽出するルールを決定する。
図17に競争力得点計算モデルの処理結果を示す。
次に、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、ベンダ機能優位性得点の正規化処理を行う(S205)。「正規化処理」は、最も競争力が強い企業が1となるように最大値で正規化することで処理を行う。指標値が小さいほど、品質が優れている場合は、指標値の最大値の逆数を求めた上で最大値が1となるように正規化した値を、以降のステップの計算に用いる。
図18にベンダ機能優位性得点の正規化処理結果を示す。
以上の処理の後、他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、評価シナリオごとの競争力得点計算モデルにベンダ機能優位性得点を代入し、他社優位性得点を計算した上で、評価シナリオ間で比較可能なように顧客の選択確率を求め、計算結果を記憶装置20に格納する(ステップS206)。
顧客の選択確率の計算は、評価シナリオ内で競合ベンダと自ベンダのベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、例えば上記式(2)に示す多項ロジットモデルで計算してよいし、上記式(3)に示す単純比率で求めてもよい。
図19に機能優位性得点の単純比率を計算し、被選択確率を計算した結果の例を示す。
他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、すべての計算シナリオについてのベンダ機能優位性得点を算出したら、処理を終了する(ステップS207)。
該他社優位性得点計算装置2の処理装置22は、前記他社優位性得点および被選択確率の計算結果を、評価シナリオIDを同時に保持することで、評価シナリオを特定可能な形式で記憶装置20に保持する。
次に、ベンダ利益計算装置3の動作について説明する。ベンダ利益計算装置3は、評価対象とする案件を指定する情報の入力を受け付ける。この受付けステップは、前記他社優位性得点計算装置2のステップS201と同じ情報を用いることで、利用者の入力を簡略化できる。
次に、ベンダ利益計算装置3は、指定された評価対象案件情報をキーとして、要求実現方式記憶部4の案件情報41を検索し、評価対象案件に関連づけられた実現方式案IDを取得する。さらに、ベンダ利益計算装置3は、実現方式案IDをキーとして実現方式情報42を検索し、各実現方式案に関する顧客要件の集合と顧客予算金額を抽出する。
次に、ベンダ利益計算装置3は、顧客要件対応機能情報43に基づき上記抽出ステップで抽出された各実現方式案に含まれる個々の顧客要件をベンダ提供機能に変換する。次に、ベンダ利益計算装置3は、変換された結果をキーとしてベンダ機能別原価記憶部8を検索しベンダが提供する機能の原価合計額を計算する。さらに、ベンダ利益計算装置3は、プロジェクト予算金額と原価合計額の差から利益額を計算する。
該ベンダ利益額は、案件を特定するための識別子と、実現方式案を特定するための識別子の情報をあわせて保持する。
図20に、評価シナリオ情報中の実現方式案IDで、ベンダ利益額と被選択確率とを紐付けしたテーブルを生成し、自社の被選択確率と他社の最も高い被選択確率との差を求め、ベンダ利益額との散布図として図示した例を示す。
自社をM社とすると、評価シナリオ2である実現方式案101で顧客判断基準2である評価シナリオが、自社が最も優位となる提案であることが判断できる。また、実現方式案101でも顧客判断基準1では他社が優位となることが判断できる。したがって、M社は、顧客が実現方式案101を採用し、かつ、顧客判断基準2を採用するような提案活動を進めるべきといった判断が可能となる。
このように、単一案件内で、ベンダは自社が優位となるような実現方式と、顧客の重視点と、ベンダ機能測定の視点を形成する活動に注力できるため、ベンダは適切な提案活動を実現できる。
第2の実施例に関わる合意形成支援システム1は、第1の実施例に加え、提案案件2から4までの情報が保管されている(図示なし)。提案案件1と同様な計算の結果、各案件の最も自社の受注見込みが高いシナリオにおいて、図21のような結果が得られたとする。
複数案件について、評価した結果が、案件4の提案活動を中止する。他社優位でも利益目標を下回る案件3の優先度を下げ、案件2に注力するといった判断が可能となるため、ベンダは適切な提案活動を実現できる。
以下に、本発明の態様について説明する。
本発明の第1の態様による合意形成支援システムは、案件の実現方式情報を保持する要求実現方式記憶部と、少なくとも1つの計算式モデルを顧客評価関数として記憶する顧客評価モデル記憶部と、顧客判断基準情報を記憶する顧客判断基準記憶部と、ベンダ機能優位性情報を顧客要件に対応づけられた形式で記憶するベンダ機能優位性記憶部と、ベンダ機能別原価情報を記憶するベンダ機能別原価記憶部とを備え、顧客評価モデルから顧客評価関数を呼び出して、案件の実現方式情報と顧客判断基準情報とベンダ機能優位性情報の指標の種類から少なくとも1つの評価シナリオを作成し、競合他社を含めたベンダの競争力の指標を評価シナリオと紐づけて計算する他社優位性得点計算装置と、案件の実現方式情報に表された要件の構成および予算と、ベンダ機能別原価情報とから、ベンダの利益額を計算するためのベンダ利益計算装置と、を備える。
上記本発明の第1の態様による合意形成支援システムにおいて、上記案件の実現方式情報は、商談案件毎に顧客ゴールを実現するための要件の構成を単数あるいは複数の案とともに表したものであってよい。上記顧客判断基準情報は、顧客が各実現方式案において個々の要件を優先する度合いを表したものであってよい。上記ベンダ機能優位性情報は、個々の要件を実現するベンダ提供機能の優位性情報の指標の種類と、この指標によって表現された各ベンダの機能優位性を表す値とを保持したものであってよい。上記ベンダ機能別原価情報は、顧客要件に対応するベンダ提供機能の原価を表したものであってよい。
また、上記本発明の第1の態様による合意形成支援システムにおいて、上記他社優位性得点計算装置は、ベンダの競争力の指標を、評価シナリオごとに各ベンダの他社優位性得点として計算する手段を有してよい。上記他社優位性得点計算装置は、評価シナリオ間で比較可能なように、他社優位性得点に基づき顧客の選択確率を求める手段を更に有してよい。
上記合意形成支援システムは、単一案件内の比較評価処理を実行する比較処理装置を更に有してよい。その場合、上記比較処理装置は、他社優位性得点計算装置の計算結果とベンダ利益計算装置の計算結果とから、同じ案件IDを持つ計算結果を抽出する手段を有してよい。
上記合意形成支援システムは、複数案件間の比較評価処理を実行する比較処理装置を更に有してよい。その場合、上記比較処理装置は、他社優位性得点計算装置の計算結果とベンダ利益計算装置の計算結果とから、同じ案件IDを持つ計算結果を抽出した上で、自社の受注確率が最も高い評価シナリオを抽出する手段と、この抽出した評価シナリオにおける自社ベンダ利益額を求める手段と、上記抽出した評価シナリオで最も受注確率が高い競合他社の受注確率と自社の受注確率との差を求める手段と、を有してよい。
本発明の第2の態様による合意形成支援方法は、評価条件として、評価対象とする案件を指定する情報と、競合として想定されるベンダを指定する情報と、顧客評価モデルを指定する情報との入力を受け付けるステップと、入力された顧客評価モデルの指定に基づいて、顧客評価モデル記憶部から顧客評価関数を呼び出して、評価対象とするそれぞれの案件中における評価シナリオを生成するステップと、評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成するステップと、ベンダ機能優位性得点の正規化処理を行うステップと、この正規化したベンダ機能優位性得点を競争力得点計算モデルに代入して、評価シナリオごとに各ベンダの他社優位性得点を計算するステップと、を含む。
上記本発明の第2の態様による合意形成支援方法は、上記評価シナリオ間で比較可能なように他社優位性得点に基づき顧客の選択確率を求めるステップ、をさらに含んでよい。上記顧客の選択確率を求めるステップは、評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダのベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、多項ロジェットモデルで前記顧客の選択確率を計算してよい。この代わりに、上記顧客の選択確率を求めるステップは、評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダのベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、単純比率で顧客の選択確率を計算してよい。上記合意形成支援方法は、要求実現方式記憶部から要求実現方式案を取得して、顧客要件を抽出するステップと、顧客要件をキーとしてベンダ機能別原価記憶部を検索し、ベンダが提供する機能の原価の合計を計算するステップと、プロジェクト予算金額と原価の合計から利益額を計算するステップと、をさらに含むことが好ましい。
上記本発明の第2の態様による合意形成支援方法において、上記評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成するステップは、要求実現方式記憶部から評価対象とする案件に関連する実現方式情報を取得し、この実現方式案に含まれるすべての顧客要件に紐づいた変数を、実現方式案ごとに顧客評価モデルの説明変数のインスタンスとして生成するサブステップと、顧客判断基準記憶部から評価シナリオに含まれる実現方式案に関連する単数または複数の顧客判断基準情報を取得し、顧客評価モデルの説明変数に対する重みづけ係数として代入するサブステップと、顧客評価モデルの説明変数に、要求実現方式記憶部から取得した顧客要件対応機能情報を参照して、対応するベンダ機能を紐付けするサブステップと、ベンダ機能優位性記憶部から顧客要件毎に評価シナリオのベンダ機能を評価するのに用いた指標をキーとして、当該顧客評価モデルの説明変数の値を抽出するルールを決定するサブステップと、から成ってよい。
本発明の第3の態様による合意形成支援プログラムは、コンピュータに、評価条件として、評価対象とする案件を指定する情報と、競合として想定されるベンダを指定する情報と、顧客評価モデルを指定する情報との入力を受け付ける手順と、入力された顧客評価モデルの指定に基づいて、顧客評価モデル記憶部から顧客評価関数を呼び出して、評価対象とするそれぞれの案件中における評価シナリオを生成する手順と、評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成する手順と、ベンダ機能優位性得点の正規化処理を行う手順と、正規化したベンダ機能優位性得点を競争力得点計算モデルに代入して、評価シナリオごとに各ベンダの他社優位性得点を計算する手順と、を実行させるためのものである。
上記本発明の第3の態様による合意形成支援プログラムは、上記コンピュータに、評価シナリオ間で比較可能なように他社優位性得点に基づき顧客の選択確率を求める手順、をさらに実行させるためのものであってよい。上記顧客の選択確率を求める手順は、評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダのベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、多項ロジェットモデルで顧客の選択確率を計算するものでよい。その代わりに、上記顧客の選択確率を求める手順は、評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダのベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、単純比率で顧客の選択確率を計算するものでよい。上記合意形成支援プログラムは、上記コンピュータに、要求実現方式記憶部から要求実現方式案を取得して、顧客要件を抽出する手順と、顧客要件をキーとしてベンダ機能別原価記憶部を検索し、ベンダが提供する機能の原価の合計を計算する手順と、プロジェクト予算金額と原価の合計から利益額を計算する手順と、をさらに実行させるためのものであることが好ましい。
上記本発明の第3の態様による合意形成支援プログラムにおいて、上記評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成する手順は、要求実現方式記憶部から評価対象とする案件に関連する実現方式情報を取得し、この実現方式案に含まれるすべての顧客要件に紐づいた変数を、実現方式案ごとに顧客評価モデルの説明変数のインスタンスとして生成するサブ手順と、顧客判断基準記憶部から評価シナリオに含まれる実現方式案に関連する単数または複数の顧客判断基準情報を取得し、顧客評価モデルの説明変数に対する重みづけ係数として代入するサブ手順と、顧客評価モデルの説明変数に、要求実現方式記憶部から取得した顧客要件対応機能情報を参照して、対応するベンダ機能を紐付けするサブ手順と、ベンダ機能優位性記憶部から顧客要件毎に評価シナリオのベンダ機能を評価するのに用いた指標をキーとして、当該顧客評価モデルの説明変数の値を抽出するルールを決定するサブ手順と、から成ってよい。
本発明の第4の態様による合意形成支援システムは、案件の実現方式情報と顧客判断基準情報とベンダ機能優位性情報とを記憶する手段と;案件の実現方式情報と、顧客判断基準情報と、ベンダ機能優位性情報の指標の種類から、単数または複数の評価シナリオを生成した上で、ベンダ機能優位性を表す値を適用することにより、各評価シナリオにおける他ベンダに対する競争力を算出する手段と;案件の実現方式情報に表された要件の構成および予算と、ベンダ機能別原価情報とを用いることによりベンダの利益額を求める手段と、を備え、商談中の案件に関して、ベンダを選択する顧客の観点と、ベンダが確保しうる利益の観点の双方による評価を可能とするよう動作する。
上記本発明の第4の態様による合意形成支援システムにおいて、上記案件の実現方式情報は、商談案件毎に顧客ゴールを実現する要件の構成を単数あるいは複数の案とともに表したものであってよい。上記顧客判断基準情報は、顧客が各実現方式案において個々の要件を優先する度合いを表したものであってよい。上記ベンダ機能優位性情報は、個々の要件を実現するベンダ提供機能の優位性情報の指標の種類とこの指標によって表現された各ベンダの機能優位性を表す値を保持したものであってよい。上記ベンダ機能別原価情報は、顧客要件に対応するベンダ提供機能の原価を表したものであってよい。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明によるシステムは、ITシステムのように、設計段階から利用段階に高度な知識やノウハウが求められる製品およびサービスを提案する活動の実施継続可否を判断する用途に適用できる。
1 合意形成支援システム
2 他社優位性得点計算部
20 記憶装置
21 評価シナリオ情報
22 処理装置
3 ベンダ利益計算装置
4 要求実現方式記憶部
41 案件情報
42 実現方式情報
43 顧客要件対応機能情報
5 顧客評価モデル記憶部
6 顧客判断基準記憶部
61 顧客判断基準情報
7 ベンダ機能優位性記憶部
71 ベンダ機能優位性情報
8 ベンダ機能別原価記憶部
81 ベンダ機能別原価情報

Claims (28)

  1. 案件の実現方式情報を保持する要求実現方式記憶部と、
    少なくとも1つの計算式モデルを顧客評価関数として記憶する顧客評価モデル記憶部と、
    顧客判断基準情報を記憶する顧客判断基準記憶部と、
    ベンダ機能優位性情報を顧客要件に対応づけられた形式で記憶するベンダ機能優位性記憶部と、
    ベンダ機能別原価情報を記憶するベンダ機能別原価記憶部とを備え、
    前記顧客評価モデルから前記顧客評価関数を呼び出して、前記案件の実現方式情報と前記顧客判断基準情報と前記ベンダ機能優位性情報の指標の種類から少なくとも1つの評価シナリオを作成し、競合他社を含めたベンダの競争力の指標を前記評価シナリオと紐づけて計算する他社優位性得点計算装置と、
    前記案件の実現方式情報に表された要件の構成および予算と、前記ベンダ機能別原価情報とから、ベンダの利益額を計算するためのベンダ利益計算装置と、
    を備えたことを特徴とする合意形成支援システム。
  2. 前記案件の実現方式情報は、商談案件毎に顧客ゴールを実現するための要件の構成を単数あるいは複数の案とともに表したものである、請求項1に記載の合意形成支援システム。
  3. 前記顧客判断基準情報は、顧客が各実現方式案において個々の要件を優先する度合いを表したものである、請求項1又は2に記載の合意形成支援システム。
  4. 前記ベンダ機能優位性情報は、個々の要件を実現するベンダ提供機能の優位性情報の指標の種類と、該指標によって表現された各ベンダの機能優位性を表す値とを保持したものである、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の合意形成支援システム。
  5. 前記ベンダ機能別原価情報は、前記顧客要件に対応するベンダ提供機能の原価を表したものである、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の合意形成支援システム。
  6. 前記他社優位性得点計算装置は、前記ベンダの競争力の指標を、前記評価シナリオごとに各ベンダの他社優位性得点として計算する手段を有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の合意形成支援システム。
  7. 前記他社優位性得点計算装置は、前記評価シナリオ間で比較可能なように、前記他社優位性得点に基づき顧客の選択確率を求める手段を更に有する、請求項6に記載の合意形成支援システム。
  8. 単一案件内の比較評価処理を実行する比較処理装置を更に有する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の合意形成支援システム。
  9. 前記比較処理装置は、前記他社優位性得点計算装置の計算結果と前記ベンダ利益計算装置の計算結果とから、同じ案件IDを持つ計算結果を抽出する手段を有する、請求項8に記載の合意形成支援システム。
  10. 複数案件間の比較評価処理を実行する比較処理装置を更に有する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の合意形成支援システム。
  11. 前記比較処理装置は、
    前記他社優位性得点計算装置の計算結果と前記ベンダ利益計算装置の計算結果とから、同じ案件IDを持つ計算結果を抽出した上で、自社の受注確率が最も高い評価シナリオを抽出する手段と、
    該抽出した評価シナリオにおける自社ベンダ利益額を求める手段と、
    前記抽出した評価シナリオで最も受注確率が高い競合他社の受注確率と自社の受注確率との差を求める手段と、
    を有する、請求項10に記載の合意形成支援システム。
  12. 評価条件として、評価対象とする案件を指定する情報と、競合として想定されるベンダを指定する情報と、顧客評価モデルを指定する情報との入力を受け付けるステップと、
    前記入力された顧客評価モデルの指定に基づいて、顧客評価モデル記憶部から顧客評価関数を呼び出して、前記評価対象とするそれぞれの案件中における評価シナリオを生成するステップと、
    前記評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成するステップと、
    ベンダ機能優位性得点の正規化処理を行うステップと、
    該正規化したベンダ機能優位性得点を前記競争力得点計算モデルに代入して、前記評価シナリオごとに各ベンダの他社優位性得点を計算するステップと、
    を含む合意形成支援方法。
  13. 前記評価シナリオ間で比較可能なように前記他社優位性得点に基づき顧客の選択確率を求めるステップ、
    をさらに含む、請求項12に記載の合意形成支援方法。
  14. 前記顧客の選択確率を求めるステップは、前記評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダの前記ベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、多項ロジェットモデルで前記顧客の選択確率を計算する、請求項13に記載の合意形成支援方法。
  15. 前記顧客の選択確率を求めるステップは、前記評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダの前記ベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、単純比率で前記顧客の選択確率を計算する、請求項13に記載の合意形成支援方法。
  16. 要求実現方式記憶部から要求実現方式案を取得して、顧客要件を抽出するステップと、
    前記顧客要件をキーとしてベンダ機能別原価記憶部を検索し、ベンダが提供する機能の原価の合計を計算するステップと、
    プロジェクト予算金額と前記原価の合計から利益額を計算するステップと、
    をさらに含む、請求項12乃至15のいずれか1項に記載の合意形成支援方法。
  17. 前記評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成するステップは、
    要求実現方式記憶部から前記評価対象とする案件に関連する実現方式情報を取得し、該実現方式案に含まれるすべての顧客要件に紐づいた変数を、前記実現方式案ごとに前記顧客評価モデルの説明変数のインスタンスとして生成するサブステップと、
    顧客判断基準記憶部から前記評価シナリオに含まれる前記実現方式案に関連する単数または複数の顧客判断基準情報を取得し、前記顧客評価モデルの説明変数に対する重みづけ係数として代入するサブステップと、
    前記顧客評価モデルの説明変数に、前記要求実現方式記憶部から取得した顧客要件対応機能情報を参照して、対応するベンダ機能を紐付けするサブステップと、
    ベンダ機能優位性記憶部から前記顧客要件毎に前記評価シナリオのベンダ機能を評価するのに用いた指標をキーとして、当該顧客評価モデルの説明変数の値を抽出するルールを決定するサブステップと、
    から成る、請求項12に記載の合意形成支援方法。
  18. コンピュータに、
    評価条件として、評価対象とする案件を指定する情報と、競合として想定されるベンダを指定する情報と、顧客評価モデルを指定する情報との入力を受け付ける手順と、
    前記入力された顧客評価モデルの指定に基づいて、顧客評価モデル記憶部から顧客評価関数を呼び出して、前記評価対象とするそれぞれの案件中における評価シナリオを生成する手順と、
    前記評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成する手順と、
    ベンダ機能優位性得点の正規化処理を行う手順と、
    正規化したベンダ機能優位性得点を前記競争力得点計算モデルに代入して、前記評価シナリオごとに各ベンダの他社優位性得点を計算する手順と、
    を実行させるための合意形成支援プログラム。
  19. 前記コンピュータに、
    前記評価シナリオ間で比較可能なように前記他社優位性得点に基づき顧客の選択確率を求める手順、
    をさらに実行させるための、請求項18に記載の合意形成支援プログラム。
  20. 前記顧客の選択確率を求める手順は、前記評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダの前記ベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、多項ロジェットモデルで前記顧客の選択確率を計算する、請求項19に記載の合意形成支援プログラム。
  21. 前記顧客の選択確率を求める手順は、前記評価シナリオ内での競合ベンダと自ベンダの前記ベンダ機能優位性得点の算出結果をもとに、単純比率で前記顧客の選択確率を計算する、請求項19に記載の合意形成支援プログラム。
  22. 前記コンピュータに、
    要求実現方式記憶部から要求実現方式案を取得して、顧客要件を抽出する手順と、
    前記顧客要件をキーとしてベンダ機能別原価記憶部を検索し、ベンダが提供する機能の原価の合計を計算する手順と、
    プロジェクト予算金額と前記原価の合計から利益額を計算する手順と、
    をさらに実行させるための、請求項18乃至21のいずれか1項に記載の合意形成支援プログラム。
  23. 前記評価シナリオごとの競争力得点計算モデルを生成する手順は、
    要求実現方式記憶部から前記評価対象とする案件に関連する実現方式情報を取得し、該実現方式案に含まれるすべての顧客要件に紐づいた変数を、前記実現方式案ごとに前記顧客評価モデルの説明変数のインスタンスとして生成するサブ手順と、
    顧客判断基準記憶部から前記評価シナリオに含まれる前記実現方式案に関連する単数または複数の顧客判断基準情報を取得し、前記顧客評価モデルの説明変数に対する重みづけ係数として代入するサブ手順と、
    前記顧客評価モデルの説明変数に、前記要求実現方式記憶部から取得した顧客要件対応機能情報を参照して、対応するベンダ機能を紐付けするサブ手順と、
    ベンダ機能優位性記憶部から前記顧客要件毎に前記評価シナリオのベンダ機能を評価するのに用いた指標をキーとして、当該顧客評価モデルの説明変数の値を抽出するルールを決定するサブ手順と、
    から成る、請求項18に記載の合意形成支援プログラム。
  24. 案件の実現方式情報と顧客判断基準情報とベンダ機能優位性情報とを記憶する手段と、
    前記案件の実現方式情報と、前記顧客判断基準情報と、前記ベンダ機能優位性情報の指標の種類から、単数または複数の評価シナリオを生成した上で、ベンダ機能優位性を表す値を適用することにより、各評価シナリオにおける他ベンダに対する競争力を算出する手段と、
    前記案件の実現方式情報に表された要件の構成および予算と、ベンダ機能別原価情報とを用いることによりベンダの利益額を求める手段と、を備え、
    商談中の案件に関して、ベンダを選択する顧客の観点と、ベンダが確保しうる利益の観点の双方による評価を可能とするよう動作する合意形成支援システム。
  25. 前記案件の実現方式情報は、商談案件毎に顧客ゴールを実現する要件の構成を単数あるいは複数の案とともに表したものである、請求項24に記載の合意形成支援システム。
  26. 前記顧客判断基準情報は、顧客が各実現方式案において個々の要件を優先する度合いを表したものである、請求項24又は25に記載の合意形成支援システム。
  27. 前記ベンダ機能優位性情報は、個々の要件を実現するベンダ提供機能の優位性情報の指標の種類と該指標によって表現された各ベンダの機能優位性を表す値を保持したものである、請求項24乃至26のいずれか1項に記載の合意形成支援システム。
  28. 前記ベンダ機能別原価情報は、顧客要件に対応するベンダ提供機能の原価を表したものである、請求項24乃至27のいずれか1項に記載の合意形成支援システム。
JP2009256041A 2009-11-09 2009-11-09 合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラム Withdrawn JP2011100394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009256041A JP2011100394A (ja) 2009-11-09 2009-11-09 合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009256041A JP2011100394A (ja) 2009-11-09 2009-11-09 合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011100394A true JP2011100394A (ja) 2011-05-19

Family

ID=44191503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009256041A Withdrawn JP2011100394A (ja) 2009-11-09 2009-11-09 合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011100394A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150002612A1 (en) * 2013-07-01 2015-01-01 Kumiko Yoshida Information processing apparatus, information processing method, communication terminal, and communication system
JP7446147B2 (ja) 2020-04-14 2024-03-08 株式会社日立製作所 合意形成支援装置および合意形成支援方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150002612A1 (en) * 2013-07-01 2015-01-01 Kumiko Yoshida Information processing apparatus, information processing method, communication terminal, and communication system
US9479729B2 (en) * 2013-07-01 2016-10-25 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, information processing method, communication terminal, and communication system
JP7446147B2 (ja) 2020-04-14 2024-03-08 株式会社日立製作所 合意形成支援装置および合意形成支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11915174B2 (en) Apparatus and method for resource allocation prediction and modeling, and resource acquisition offer generation, adjustment and approval
Su Consumer returns policies and supply chain performance
US20180253771A1 (en) System and method for performing online competitive bidding
JP5677967B2 (ja) 仕様、推定、原因となるドライバの発見及びマーケット反応弾性又はリフト係数の自動化
US20090006152A1 (en) System and method for estimating a new content level in service agreements
JP2011513817A (ja) マーケティングの総予算及び販売資源の自動指定、及び支出カテゴリにわたる配分
Mathews Innovation portfolio architecture—Part 2: Attribute selection and valuation
KR102323584B1 (ko) 차량 비교 견적 업무 지원 시스템
Febransyah et al. Measuring the supply chain competitiveness of e-commerce industry in Indonesia
KR102097045B1 (ko) 사용자의 특성을 반영하여 상품을 추천하는 방법 및 장치
US20120158450A1 (en) Method for creating a market growth strategy
US20210056575A1 (en) System and method for evaluating medical equipment
JP2011100394A (ja) 合意形成支援システム、合意形成支援方法および合意形成支援用プログラム
US20210134447A1 (en) Decision support engine for medical equipment
KR102094438B1 (ko) 일감중개방법 및 장치
JP2003524222A (ja) 金融サービス商品を開発及び管理するシステムと方法
Habib et al. Analytic network process applied to R&D project selection
WO2012086486A1 (ja) 販売価格管理装置、システム、方法及びプログラム
Jutimongkonkul et al. Patent valuation techniques: practical uses in Thailand
Sharma et al. A Novel Method for Formualting the Business Objectives of Data Mining Projects
Ulutas et al. A novel integrated model to measure supplier performance considering qualitative and quantitative criteria used in the supplier selection process
US11995595B2 (en) Automated structured workflow recommendation system
JP4949933B2 (ja) 販売予測プログラム、販売予測装置
Dursun Usta Multi-criteria decision making approaches for supplier selection
Ritchie et al. SCRM and performance–issues and challenges

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130205