JP2011099946A - ペリクル装着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フォトマスクにペリクルを装着する際、ペリクル膜の膨らみが防止されると共にパーティクルの混入も防止できるペリクル装着方法を提供する。
【解決手段】本発明によるペリクル装着方法は、クリーンルーム(1)内にマスク(13)を鉛直方向に延在するように支持する工程と、マスクのパターン面と対向するようにペリクル(23)を配置する工程とを具える。そして、クリーンルームの天井側から床面に向けて、加熱された清浄空気をマスクにほぼ平行にダウンフローとして流出させながらマスクに対してペリクルを圧着する。ペリクル空間内に封入された加熱された清浄空気は、その後の冷却工程において体積が収縮し、ペリクル膜の膨らみが防止される。また、ペリクル保持装置に設け整流板(30)によりダウンフローがペリクル膜と衝突するように方向転換させることにより、ペリクル膜の膨らみを防止することもできる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明によるペリクル装着方法は、クリーンルーム(1)内にマスク(13)を鉛直方向に延在するように支持する工程と、マスクのパターン面と対向するようにペリクル(23)を配置する工程とを具える。そして、クリーンルームの天井側から床面に向けて、加熱された清浄空気をマスクにほぼ平行にダウンフローとして流出させながらマスクに対してペリクルを圧着する。ペリクル空間内に封入された加熱された清浄空気は、その後の冷却工程において体積が収縮し、ペリクル膜の膨らみが防止される。また、ペリクル保持装置に設け整流板(30)によりダウンフローがペリクル膜と衝突するように方向転換させることにより、ペリクル膜の膨らみを防止することもできる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、マスク(レチクル)にペリクルを装着するペリクル装着方法、特に10世代の大型フォトマスクにペリクルを装着するのに好適なペリクル装着方法に関するものである。
半導体デバイスや液晶表示装置の製造工程においては、回路パターン等の各種パターンを基板上に転写するため、フォトマスクが用いられている。このフォトマスクの表面上に塵やパーティクル等の異物が付着すると、配線不良や短絡が生じ、デバイスの製造の歩留りが低下する不都合が生じてしまう。この問題に対処する方法として、フォトマスクのパターン面にパーティクル等の異物が付着するのを防止するペリクルが装着されたペリクル付きのフォトマスクが広く使用されている。このペリクルは、厚さ7mm程度の矩形のペリクル枠と、ペリクル枠に貼付した光透過性のペリクル膜とで構成され、ペリクル枠には粘着性の接着剤が塗布され又は接着シートが貼付されている。そして、フォトマスクとペリクルとが互いに対向するように配置され、フォトマスクに対してペリクル枠を圧着することにより、マスク表面にペリクルが固定されている。ペリクル膜は、露光装置の露光光に対して透過性を有する薄い膜であるから、フォトマスクのパターン面は、露光光に対して透明な保護膜で覆われ、パーティクル等の異物がパターン面に付着するのが有効に防止される。
フォトマスクにペリクルを装着する際の課題として、ペリクル膜の膨らみ防止及びペリクルとマスクとにより形成される空間内へのパーティクルの混入防止が挙げられる。すなわち、ペリクル膜は弾性変形し易い光透過性のシートであるため、フォトマスクにペリクルを装着する際、ペリクル空間内に封入される空気からペリクル膜に対して外向きに作用する力が発生し、ペリクル膜が外向きに膨らむように変形する。この結果、フォトマスクに対してペリクル膜が膨らんだ状態で固定される問題点が指摘されている。ペリクル膜が外向きに膨らんだ状態で装着されると、その後実施される欠陥検査工程や露光工程において検査装置の対物レンズや露光装置の投影レンズがペリクル膜と当接し、ペリクル膜に損傷を与える不具合が発生する。また、ペリクルの装着作業がクリーンルーム内で行われても、クリーンルームの床面付近に残存するパーティクルがマスクとペリクルとにより形成される空間内に混入し、ペリクル膜及びペリクル枠により形成される空間内に不所望なパーティクルが混入する危険性がある。
フォトマスクにペリクルを装着する方法として、ペリクル枠に形成されたフィルタ孔を介してクリーンエアーを供給しながら装着する方法が既知である(例えば、特許文献1参照)。この既知のペリクル装着方法では、マスクにペリクルを装着する際、クリーンエアー送出装置から送られてきた清浄空気をペリクル枠に形成されているフィルタ孔を介してペリクルとマスクとにより形成される内部空間内に供給して、異物が混入するのが防止されている。
ペリクル膜に膨らみが生じるのを防止したペリクル装着方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。このペリクル膜の膨らみ防止方法では、ペリクルが密着勘合する凹部が形成されている装着用治具を用い、装着用治具を水平に配置し、装着治具の凹部内にペリクル膜が下側となるように配置し、ペリクルに対して上方からマスクを押し当てることによりマスクに対してペリクルが装着されている。この既知の装着方法では、ペリクルの上方からマスクを押し当てても、ペリクル膜が装着用治具の凹部の底面と接触するため、ペリクル膜の膨らみが防止されている。
特開2005−49443号公報
特開2000−39703号公報
クリーンエアー送出装置から送られてきたクリーンエアーをペリクル枠に形成されたフィルタ孔を介してペリクルの内部に供給する方法では、ペリクルを装着する際ペリクルの内部空間内に異物が混入するのが防止されるが、ペリクルを装着する際にペリクル膜に膨らみが発生する不具合を防止することができないものである。また、特許文献2に記載のペリクル膜の膨らみ防止方法では、ペリクルが挿入されるだけの大きな凹部を有する治具を用意する必要があり、フォトマスクが比較的小型な場合には有効な方法であるが、大型のフォトマスクにペリクルを装着する場合、大型の装着用の治具を用意しなければならず、ペリクル装着作業が煩雑である。また、ペリクル膜の膨らみを防止することができるが、パーティクルの混入防止の点について十分ではなく、ペリクルを装着する際ペリクルとマスクとの空間内にパーティクルが混入するおそれがある。
さらに、カラーフィルタ用のフォトマスクは大型化する方向にあり、現在10世代のフォトマスクが開発されつつある。10世代のフォトマスクのサイズは1800mm×1600mmであり、このような大型のフォトマスクにペリクルを装着する場合、従来のペリクル装着方法をそのまま適用したのでは、ペリクル膜の膨らみを防止する観点及びパーティクルの混入防止の観点において、十分対処できないのが実情である。
本発明の目的は、大型のフォトマスクにペリクルを装着するのに好適なペリクル装着方法を実現することにある。
また、本発明の別の目的は、フォトマスクにペリクルを装着する際、ペリクル膜の膨らみが防止されると共にパーティクルの混入も防止できるペリクル装着方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、フォトマスクにペリクルを装着する際、ペリクル膜の膨らみが防止されると共にパーティクルの混入も防止できるペリクル装着方法を提供することにある。
本発明によるペリクル装着方法は、天井側から床面に向けて清浄空気がダウンフローとして流れるクリーンルーム内において、マスクにペリクルを装着するペリクル装着方法であって、
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
クリーンルームの天井側から床面に向けて、加熱された清浄空気をマスクにほぼ平行にダウンフローとして流出させる工程と、
加熱された清浄空気がマスクに沿ってダウンフローする環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着する工程と、
前記ペリクルが固定されたマスクについて、マスクとペリクルとにより形成されるペリクル空間内に滞留する加熱された清浄空気を常温まで冷却する冷却工程とを有し、
前記冷却工程中にペリクル空間内の清浄空気が収縮してペリクル膜の膨らみが軽減され又は除去されることを特徴とする。
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
クリーンルームの天井側から床面に向けて、加熱された清浄空気をマスクにほぼ平行にダウンフローとして流出させる工程と、
加熱された清浄空気がマスクに沿ってダウンフローする環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着する工程と、
前記ペリクルが固定されたマスクについて、マスクとペリクルとにより形成されるペリクル空間内に滞留する加熱された清浄空気を常温まで冷却する冷却工程とを有し、
前記冷却工程中にペリクル空間内の清浄空気が収縮してペリクル膜の膨らみが軽減され又は除去されることを特徴とする。
本発明では、マスクに対してペリクルを圧着する際、マスクに平行に清浄空気がダウンフローとして流れるので、装着工程中マスク及びペリクルは除塵された清浄空気の雰囲気中に維持され、マスクとペリクルとにより形成されるペリクル空間内にパーティクル等の異物が混入する不具合が解消される。しかも、マスクに対してペリクルを圧着した際、ペリクル膜に外向きの空気圧が作用してペリクル膜が膨らんでも、ペリクル空間内に滞留する加熱された清浄空気は、その後行われる冷却工程において温度が低下するにしたがって体積が減少する。その結果、ペリクル空間内に封入された清浄空気の体積の減少に伴い、ペリクル膜の膨らみが低減され又は消滅する。この結果、ペリクル空間内へのパーティクル等の異物混入の課題及びペリクル膜が膨らむ課題の両方の課題が一挙に解消される。
本発明によるペリクル装着方法の好適実施例は、冷却工程は、ペリクルが装着されたマスクを常温雰囲気下に配置することにより行われることを特徴とする。
本発明による別のペリクル装着方法は、天井側から床面に向けて清浄空気がダウンフローとして流れるクリーンルーム内において、マスクにペリクルを装着するペリクル装着方法であって、
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
ペリクルをほぼ鉛直方向に延在するようにペリクル保持装置により保持し、当該ペリクル保持装置を移動させることにより、前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
前記マスクに対してペリクルが対向した状態において、前記ペリクル保持装置に設けた整流板により、クリーンルームの天井側から床面に向けて流れる清浄空気流をペリクル膜と衝突するように方向転換させる工程と、
前記方向転換した清浄空気流がペリクル膜と衝突する環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着し、ペリクル枠に設けた接着シート又はペリクル枠に塗布された接着剤を介してマスクにペリクルを固定する工程とを具えることを特徴とする。
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
ペリクルをほぼ鉛直方向に延在するようにペリクル保持装置により保持し、当該ペリクル保持装置を移動させることにより、前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
前記マスクに対してペリクルが対向した状態において、前記ペリクル保持装置に設けた整流板により、クリーンルームの天井側から床面に向けて流れる清浄空気流をペリクル膜と衝突するように方向転換させる工程と、
前記方向転換した清浄空気流がペリクル膜と衝突する環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着し、ペリクル枠に設けた接着シート又はペリクル枠に塗布された接着剤を介してマスクにペリクルを固定する工程とを具えることを特徴とする。
本発明では、除塵された清浄空気がマスク表面に沿ってダウンフローとして流れると共に、ペリクル保持装置に設けた整流板により清浄空気流がペリクル膜に衝突するように方向転換させているので、方向転換した清浄空気流によりペリクル膜に対して凹ます押圧力が作用し、ペリクル空間内へのパーティクル等の異物混入を防止する課題及びペリクル膜の膨らみを防止する課題の両方の課題が一挙に解消される。
本発明による別のペリクル装着方法は、天井側から床面に向けて清浄空気がダウンフローとして流れるクリーンルーム内において、マスクにペリクルを装着するペリクル装着方法であって、
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
ペリクルをほぼ鉛直方向に延在するようにペリクル保持装置により保持し、当該ペリクル保持装置を移動させることにより、前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
クリーンルームの天井側から床面に向けて加熱された清浄空気をマスクにほぼ平行にダウンフローとして流出させる工程と、
前記マスクに対してペリクルが対向した状態において、前記ペリクル保持装置に設けた整流板により、クリーンルームの天井側から床面に向けて流れる加熱された清浄空気流をペリクル膜と衝突するように方向転換させる工程と、
前記方向転換した加熱された清浄空気流がペリクル膜と衝突する環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着し、ペリクル枠に設けた接着シート又はペリクル枠に塗布された接着剤を介してマスクにペリクルを固定する工程と、
前記ペリクルが固定されたマスクについて、マスクとペリクルとにより形成されるペリクル空間内に滞留する加熱された清浄空気を常温まで冷却する冷却工程とを有することを特徴とするペリクル装着方法。
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
ペリクルをほぼ鉛直方向に延在するようにペリクル保持装置により保持し、当該ペリクル保持装置を移動させることにより、前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
クリーンルームの天井側から床面に向けて加熱された清浄空気をマスクにほぼ平行にダウンフローとして流出させる工程と、
前記マスクに対してペリクルが対向した状態において、前記ペリクル保持装置に設けた整流板により、クリーンルームの天井側から床面に向けて流れる加熱された清浄空気流をペリクル膜と衝突するように方向転換させる工程と、
前記方向転換した加熱された清浄空気流がペリクル膜と衝突する環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着し、ペリクル枠に設けた接着シート又はペリクル枠に塗布された接着剤を介してマスクにペリクルを固定する工程と、
前記ペリクルが固定されたマスクについて、マスクとペリクルとにより形成されるペリクル空間内に滞留する加熱された清浄空気を常温まで冷却する冷却工程とを有することを特徴とするペリクル装着方法。
本発明においては、マスク及びペリクルを鉛直方向に延在するように配置すると共に、クリーンルームの天井側から床面に向けて清浄空気をダウンフローとして流しながらペリクルを装着しているので、ペリクル空間内への異物の混入が防止される。また、加熱された清浄空気をダウンフローとして流すと共にペリクル装着後に冷却することにより、ペリクル膜の膨らみが有効に防止される。或いは、ペリクル保持装置に設けた整流板によりダウンフローをペリクル膜と衝突するように方向転換させることにより、同様にペリクル膜の膨らみが防止される。
図1は本発明によるペリクル装着方法を実施するためのシステムの全体構成を示す図である。マスクへのペリクルの装着はクリーンルーム1内で行われる。クリーンルーム1には、マスクの欠陥を検査するマスク検査装置10及びマスクにペリクルを装着するペリクルアシスト装置20が配置される。本発明では、単一のクリーンルーム内にマスク検査装置とペリクルアシスト装置とを配置し、ガイドレールを介してマスク検査装置とペリクルアシスト装置とを連結し、マスクについて欠陥検査が終了した後直ちに良品と判定されたフォトマスクにペリクルを装着する。
検査装置10はベースプレート11を有し、ベースプレート11上にマスク保持装置12を配置する。マスク保持装置12は、欠陥検査されるマスク13を鉛直方向に延在するように保持する。すなわち、検査すべきマスク13を鉛直方向に延在するように支持しながら欠陥検査及びペリクルの装着が行われる。検査装置10は、検査ヘッド14を有する。検査ヘッド14は、マスク13に対して検査用の光ビームを投射し、マスクからの反射光及び透過光をそれぞれ検出して欠陥検査を行う。すなわち、検査ヘッド14は固定配置され、マスク13は、案内レール(図示せず)に沿って図面の右側から左側に向けて相対移動する。従って、マスクのほぼ全面は、検査ヘッドから出射する検査用の光ビームにより2次元走査される。そして、マスクからの反射光及び透過光はそれぞれ光検出手段により検出され、各光検出手段からの出力信号を処理装置(図示せず)に供給する。処理装置は、各光検出手段からの出力信号に基づいて欠陥検出処理を行い、マスク13が良品であるか否かをリアルタイムで判定する。マスク13が良品であると判定された場合、検査終了後直ちに、すなわちマスク13を移動させることなく検査装置10上に載置された状態でマスク13のパターン面にペリクルを装着する。
ペリクルアシスト装置20は、ペリクル装着機構21と、装着される多数のペリクルが蓄積されているペリクルストッカ22とを有する。ペリクルストッカに収納されたペリクルはロボットにより順次取り出され、ペリクル装着装置24に搭載される。ストッカ22から取り出されたペリクル23は、ペリクル保持治具25により保持され、ペリクル保持治具25は台車26に連結する。ペリクル23は、ほぼ鉛直方向に延在するように又は鉛直方向に対して僅かに傾斜した角度で保持する。台車26は、ガイドレール27上に移動可能に連結する。ガイドレール27は、検査装置10のマスクが支持される位置まで延在する。従って、台車26は、装着されるペリクル23を保持した状態でマスク13と対向する位置まで移動する。台車26は、例えばXYステージと同様な構造を有し、2次元移動可能に構成される。従って、ガイドレール27に沿って紙面内を移動すると共に紙面と直交する方向、すなわちマスク13に近づく方向に移動する。すなわち、欠陥検査されたマスク13が良品であると判断された場合、台車26は直ちにガイドレール27に沿ってマスクと対向する位置まで移動する。そして、正確な位置合わせが行われた後紙面と直交する方向に、すなわちマスク13に近づく方向に移動し、マスク13上に圧着される。このペリクル装着工程では、マスクにペリクルを仮圧着し、本圧着は圧着室に移動してから行うことができる。
図2はペリクル保持装置の一例を示す線図であり、図2(A)は正面方向から見た図であり、図2(B)は側方から見た線図的断面図である。尚、図1で用いた部材と同一の部材には同一符号を付して説明する。ペリクル23は、ペリクル枠23aとペリクル膜23bとを有する。ペリクル保持治具25は、ペリクル23を鉛直方向に延在するように保持する。ペリクル保持治具25は、ペリクルが通過できる大きさの開口を形成する保持枠25aを有し、保持枠25aには開口の周囲に沿ってクランプ爪25bを設ける。保持枠25aの4つの辺にそれぞれ3個のクランプ爪を設け、矩形のペリクルを上下及び左右の4方向から保持する。ペリクル枠23bには、クランプ爪25bと係合する凹部をそれぞれ形成する。各クランプ爪25bは、クランプ位置において保持枠から突出してペリクルに設けた孔と係合してペリクルを保持する(図2B参照)。一方、アンクランプ位置においては、各クランプ爪は保持枠25a側に引っ込み、ペリクル側の孔との係合が解除され、ペリクルを保持装置25から取り外すことができる。保持枠25aは、支持部材25cを介して台車26の支持プレート26aに連結される。支持プレート26aは移動機構を介して台車のベースプレート26bに連結する。
図1を参照するに、クリーンルーム1の天井には、除塵された清浄な空気を発生する清浄空気発生装置15a〜15fを配置する。尚、図面を明瞭にするため、6個の清浄空気発生装置だけを図示したが、勿論天井のほぼ全面にわたって設けることも可能である。清浄空気発生装置として、例えばファンフィルタユニット(FFU)を用いることができる。清浄空気発生装置は、クリーンルーム1の天井側から床面に向けて清浄空気をダウンフローとして流出する。従って、検査中のマスクの表面及びペリクルの表面に沿って平行に清浄空気が上方から下方に向けて流れるので、マスクにペリクルを装着する期間中マスク及びペリクルの表面周囲は除塵された清浄な空気雰囲気状態に維持される。
検査装置10に載置されるマスクの上方に位置する清浄空気発生装置15a及び15bには、流出した清浄空気を加熱する加熱手段16a及び16bを取り付ける。加熱手段として、空気流を加熱することできる各種エアーヒータを用いることができる。また、加熱手段は、清浄空気発生装置内に組み込むことも可能である。尚、加熱手段としてエアーヒータを用いる場合、エアーヒータからの暖気をラインフィルタを通し、除塵してからマスク付近に流出させることができる。加熱手段は、システム全体を制御する制御装置に接続され、制御装置のもとでマスク13にペリクル23を装着する期間中だけ作動させ、それ以外の期間中例えば検査期間中は停止して常温の清浄空気をダウンフローさせる。従って、ペリクルの装着中、マスク及びマスクと対向するように位置するペリクルは、加熱された清浄空気が天井側から床面に向けて流れる環境下に設定されることになる。
次に、マスクにペリクルを装着する工程について説明する。図3は、ペリクル装着工程におけるマスクとペリクルとの相対位置関係を示す図である。ペリクル13について検査装置10の検査結果として良品であると判断された場合、クリーンルーム1に設けた加熱手段が作動を開始し、検査装置に載置されたマスクの周辺の領域にわたって加熱された清浄空気をダウンフローとして流出する。この加熱された清浄空気の流出はマスクに対してペリクルが装着されるまで続ける。ペリクル保持装置25を支持する台車26は、ガイドレール27に沿ってペリクル23がマスク13と対向する位置まで移動する。そして、検査装置に載置されたマスク13に対してペリクルを正確に位置決めし、マスクに対してペリクルを対向させる。尚、マスクは鉛直方向に延在するように支持されているが、ペリクル23は鉛直方向から僅かな角度、例えば0.3°程度マスク側に傾くように保持する。この状態を図3(A)に示す。
続いて、台車26の支持プレートをマスクに近づく方向に移動させ、マスクに対してペリクルを徐々に近づける。初めに、ペリクルの上側のペリクル枠がマスク表面に圧着され、さらにペリクルを移動させるとペリクル枠の下側部分が徐々に圧着され、最終的にペリクル枠全体がマスクに圧着される。これにより、ペリクルの周辺全域にわたって確実に圧着される。このマスクに対するペリクルの圧着工程において、マスク13の表面付近には、加熱された清浄空気が天井側から床面に向けて連続的に流れているので、マスクとペリクルとにより形成される空間内に塵や埃等のパーティクルが混入する不具合が防止される。
他方において、圧着する際ペリクルはペリクル膜23bの延在方向とほぼ直交する方向に移動し、ペリクル膜は弾性変形可能な膜であるため、圧着の際ペリクル膜が外向きに膨らんだ状態でペリクル枠がマスク表面に圧着される。この結果、図3(C)に示すように、ペリクル膜23bが外向きに変形した状態でマスクに対してペリクルが装着されてしまう。この状態において、マスクとペリクルとにより形成される空間内には、加熱された清浄空気が封入される。
圧着工程が終了した後、直ちに加熱手段の動作を停止し、マスクとペリクルとにより形成される空間内の清浄空気を常温まで戻す冷却工程を実施する。この冷却工程を実施することにより、マスクとペリクルとにより形成される空間内に封入された加熱された清浄空気は、その温度低下に伴い体積が減少するので、ペリクル膜の膨らみは低減ないし消滅する。すなわち、気体の体積は、その温度に比例するため、マスクとペリクルとにより形成されるペリクル空間内の清浄空気を冷却することにより、封入されている清浄空気の体積が減少する。従って、ペリクル膜の膨らみも封入されている清浄空気の温度低下に応じて減少する。尚、清浄空気の熱容量は極めて小さいので、封入された清浄空気は常温雰囲気下に数分程度で配置するだけで常温まで冷却される。よって、冷却工程は、マスクに対してペリクルを圧着した後、常温雰囲気のクリーンルーム内において実施してもよく、或いは本圧着を行う別のクリーンルームへの移動中、或いは本圧着中に行うことも可能である。すなわち、冷却工程は、ペリクルが装着されたマスクを常温雰囲気下に配置するだけで実施することができる。
次に、加熱手段による清浄空気の加熱量について説明する。モデルとして、10世代のフォトマスクについて、加熱された清浄空気が上側から下側に流れる雰囲気下においてマスクにペリクルを装着する際、0.3mm膨らんだペリクル膜が常温雰囲気下においてフラットな平面に戻るための加熱量について検討する。モデルとして、ペリクル膜の膨らんだ際の形状を方せん体に見立てて、マスクとペリクルとにより形成される内部容積を求め、冷却工程における温度低下に伴う内部容積の減少量から必要な加熱量を求める。
ペリクルのモデル形状及びその寸法を図4に示す。ペリクル膜がフラットな場合の内部容積をV0とし、ペリクル膜が0.3mm膨らんだ場合の膨らんだ容積をV1とし、膨らみを含む総内部容積をV2とする。
V0=A×B×H×10−6 =21.34リットル
V1=[h{(2A+a)B+(2a+A)b}/6 ]×10−6 =0.37リットル
V2=V0+V1=21.71リットル
V0=A×B×H×10−6 =21.34リットル
V1=[h{(2A+a)B+(2a+A)b}/6 ]×10−6 =0.37リットル
V2=V0+V1=21.71リットル
クリーンルーム内の常温度T0は、T0=296K=23℃とする。また、ペリクルとマスクにより形成される内部空間の内圧をP0とし、装着時の加熱された清浄空気の温度をT2とする。ペリクル膜から内部空間に向く圧力は無視できるものとすると、以下の式が設立する。
P0×V0=nRT0、及び、P0×V2=nRT2
上式より、加熱された清浄空気の温度T2は、
T2=(V2/V0 )×T0=301.13K=28.13℃
また、温度変化量ΔT=T2−T0=5.13℃
上述したシミュレーション結果より、加熱された清浄空気流のもとで装着した場合、0.3mm膨らんだペリクル膜が冷却工程により常温に戻った際ペリクル膜がフラットになるための温度降下量は5.13℃である。すなわち、10世代のフォトマスクにペリクルを装着する場合、常温雰囲気よりも5℃程度加熱された雰囲気下でマスクにペリクルを装着すれば、その後の冷却工程において常温まで冷却することにより膨らみの無いフラットなペリクル膜が形成されることになる。
P0×V0=nRT0、及び、P0×V2=nRT2
上式より、加熱された清浄空気の温度T2は、
T2=(V2/V0 )×T0=301.13K=28.13℃
また、温度変化量ΔT=T2−T0=5.13℃
上述したシミュレーション結果より、加熱された清浄空気流のもとで装着した場合、0.3mm膨らんだペリクル膜が冷却工程により常温に戻った際ペリクル膜がフラットになるための温度降下量は5.13℃である。すなわち、10世代のフォトマスクにペリクルを装着する場合、常温雰囲気よりも5℃程度加熱された雰囲気下でマスクにペリクルを装着すれば、その後の冷却工程において常温まで冷却することにより膨らみの無いフラットなペリクル膜が形成されることになる。
図5及び図6は本発明によるペリクル装着方法の変形例を説明するための図である。図5は、ペリクルを保持するペリクル保持装置の変形例を示す。本例のペリクル保持装置は、ペリクルを保持するペリクル保持装置25に整流板30を設け、整流板30により天井側から床面に向けて流れる加熱された清浄空気流の向きをペリクル膜23bと衝突するように方向転換させる。整流板30は、マスクにペリクルを装着する際、マスクとは反対側に位置するように設ける。図6(A)は、ペリクルがマスク13と対向位置に配置され、マスク13に装着される前の状態を示す。天井側から床面に向けて流れる加熱された清浄空気流は、整流板30に入射し、方向転換してペリクル膜23bと衝突する。ペリクル膜23bは、入射する清浄空気流によりマスクに近づく方向に押圧され、凹むように弾性変形する。
図6(B)は、マスク13に対してペリクル23が圧着された状態を示す。マスクにペリクルを圧着する際、ペリクルの移動によりペリクル膜が膨らむように弾性変形する。一方、整流板により方向転換した清浄空気流はペリクル膜のほぼ中央に入射し、ペリクル膜23bをマスク13に近づくように押圧する。この結果、図6(B)に示すように、清浄空気流が入射するペリクル膜のほぼ中央部分はマスク13に近づくように凹み、周辺部分は若干膨らむ。従って、整流板の大きさ、清浄空気流の流速、ペリクル膜の弾性変形率等を考慮して適切に設計すれば、マスクに対してペリクルを装着する際ペリクル膜に膨らみが発生しても、ペリクル装着後にはペリクル膜の膨らみが軽減ないし消滅し、ほぼフラットなペリクル膜を形成することが可能である。
本例では、加熱された清浄空気がダウンフローとして流れる環境下でペリクルを装着した。従って、マスクにペリクルを圧着した後冷却工程を実施することにより、加熱された清浄空気の収縮効果及び清浄空気流のペリクル膜への押圧効果の両方の効果が達成される。よって、加熱された清浄空気の収縮効果が比較的弱い場合であっても、整流板による押圧効果が相乗されるため、ペリクル膜の膨らみを効果的に抑制することが可能である。また、清浄空気の加熱温度を比較的低い温度に設定しても、ペリクル膜の膨らみを十分に抑制することができる。
本例では、加熱された清浄空気がダウンフローとして流れる環境下でペリクルを装着したが、加熱手段を設けず、常温の清浄空気がダウンフローとして流れる環境下でペリクルを装着することも可能である。すなわち、清浄空気のダウンフローの流速及び流量を比較的高く設定すれば、整流板により方向転換された清浄空気流のペリクル膜に対する押圧力が強くなるため、加熱された清浄空気の収縮効果を利用することなくペリクル膜の膨らみを抑制することができる。
さらに、本例では、1枚の整流板を用いたが、複数枚の整流板を用いて比較的強力な清浄空気流をペリクル膜に入射させることも可能である。
さらに、本発明においては、ペリクル膜の膨らみを計測する手段を用い、マスクに対してペリクルを装着した際のペリクル膜の膨らみを予め計測し、計測結果に基づいて清浄空気流に対する加熱温度や清浄空気流の流速を制御することも可能である。また、ペリクル膜の膨らみに応じて整流板の角度を調整することも可能である。これらの調整や制御を行うことにより、ペリクルの大きさ等に応じて最適な条件下においてマスクに対してペリクルを装着することができる。
1 クリーンルーム
10 検査装置
11 ベースプレート
12 保持装置
13 マスク
14 検査ヘッド
20 ペリクルアシスト装置
21 ペリクル装着機構
22 ペリクルストッカ
23 ペリクル
24 ペリクル保持装置
25 ペリクル保持治具
26 台車
27 ガイドレール
10 検査装置
11 ベースプレート
12 保持装置
13 マスク
14 検査ヘッド
20 ペリクルアシスト装置
21 ペリクル装着機構
22 ペリクルストッカ
23 ペリクル
24 ペリクル保持装置
25 ペリクル保持治具
26 台車
27 ガイドレール
Claims (8)
- 天井側から床面に向けて清浄空気がダウンフローとして流れるクリーンルーム内において、マスクにペリクルを装着するペリクル装着方法であって、
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
クリーンルームの天井側から床面に向けて、加熱された清浄空気をマスクにほぼ平行にダウンフローとして流出させる工程と、
加熱された清浄空気がマスクに沿ってダウンフローする環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着し、ペリクル枠に設けた接着シート又はペリクル枠に塗布された接着剤を介してマスクにペリクルを固定する工程と、
前記ペリクルが固定されたマスクについて、マスクとペリクルとにより形成されるペリクル空間内に滞留する加熱された清浄空気を常温まで冷却する冷却工程とを有し、
前記冷却工程中にペリクル空間内の清浄空気が収縮してペリクル膜の膨らみが軽減され又は除去されることを特徴とするペリクル装着方法。 - 請求項1に記載のペリクル装着方法において、前記冷却工程は、ペリクルが装着されたマスクを常温雰囲気下に配置することにより行われることを特徴とするペリクル装着方法。
- 天井側から床面に向けて清浄空気がダウンフローとして流れるクリーンルーム内において、マスクにペリクルを装着するペリクル装着方法であって、
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
ペリクルをほぼ鉛直方向に延在するようにペリクル保持装置により保持し、当該ペリクル保持装置を移動させることにより、前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
前記マスクに対してペリクルが対向した状態において、前記ペリクル保持装置に設けた整流板により、クリーンルームの天井側から床面に向けて流れる清浄空気流をペリクル膜と衝突するように方向転換させる工程と、
前記方向転換した清浄空気流がペリクル膜と衝突する環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着し、ペリクル枠に設けた接着シート又はペリクル枠に塗布された接着剤を介してマスクにペリクルを固定する工程とを具えることを特徴とするペリクル装着方法。 - 請求項3に記載のペリクル装着方法において、前記方向転換した清浄空気流がペリクル膜と衝突することにより、当該ペリクル膜はマスクの表面に近づくように弾性変形することを特徴とするペリクル装着方法。
- 請求項4に記載のペリクル装着方法において、前記ペリクル保持装置に設けた整流板は、前記ペリクルがマスクのパターン面と対向するように配置された際、マスクと反対側に位置することを特徴とするペリクル装着方法。
- 天井側から床面に向けて清浄空気がダウンフローとして流れるクリーンルーム内において、マスクにペリクルを装着するペリクル装着方法であって、
クリーンルーム内にマスクを鉛直方向に延在するように支持する工程と、
ペリクルをほぼ鉛直方向に延在するようにペリクル保持装置により保持し、当該ペリクル保持装置を移動させることにより、前記マスクのパターン面と対向するようにペリクルを配置する工程と、
クリーンルームの天井側から床面に向けて加熱された清浄空気をマスクにほぼ平行にダウンフローとして流出させる工程と、
前記マスクに対してペリクルが対向した状態において、前記ペリクル保持装置に設けた整流板により、クリーンルームの天井側から床面に向けて流れる加熱された清浄空気流をペリクル膜と衝突するように方向転換させる工程と、
前記方向転換した加熱された清浄空気流がペリクル膜と衝突する環境下において、前記マスクに対してペリクルを近づくように移動させながら圧着し、ペリクル枠に設けた接着シート又はペリクル枠に塗布された接着剤を介してマスクにペリクルを固定する工程と、
前記ペリクルが固定されたマスクについて、マスクとペリクルとにより形成されるペリクル空間内に滞留する加熱された清浄空気を常温まで冷却する冷却工程とを有することを特徴とするペリクル装着方法。 - 請求項1から6までのいずれか1項に記載のペリクル装着方法において、前記クリーンルーム内に、マスクについて欠陥検査を行う検査装置が配置され、前記ペリクルは検査装置に鉛直方向に延在するように支持され、
前記検査装置による欠陥検査の結果として良品であると判定されたマスクについて、欠陥検査が終了した後マスクが検査装置に支持された状態で、加熱された清浄空気をマスクに沿ってダウンフローとして流出させ、加熱された清浄空気がマスクに沿ってダウンフローする環境下において、前記マスクに対してペリクルを固定することを特徴とするペリクル装着方法。 - 請求項1から7までのいずれか1項に記載のペリクル装着方法において、前記マスクに対向するように配置されたペリクルは、上端側がマスクに近づくように鉛直方向に対して僅かに傾くように支持され、マスクに対してペリクルを近づくように移動させた際、初めにペリクルの上側のペリクル枠がマスクに圧着され、徐々に下側のペリクル枠がマスクに圧着されることを特徴とするペリクル装着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009253676A JP2011099946A (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | ペリクル装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009253676A JP2011099946A (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | ペリクル装着方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011099946A true JP2011099946A (ja) | 2011-05-19 |
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JP2009253676A Pending JP2011099946A (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | ペリクル装着方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011203309A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | ペリクルの収納容器およびペリクル収納容器の搬送用台車 |
WO2021149615A1 (ja) * | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 信越化学工業株式会社 | ペリクルフレーム、ペリクル、ペリクル付露光原版及び露光方法、並びに半導体又は液晶ディスプレイの製造方法 |
CN113481468A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-10-08 | 京东方科技集团股份有限公司 | 掩膜版 |
-
2009
- 2009-11-05 JP JP2009253676A patent/JP2011099946A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2021149615A1 (ja) * | 2020-01-21 | 2021-07-29 | ||
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