JP2011099658A - 混合ガスユニットとそれを備えたユニットバーナ及びファンユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 制御機器やファンが発生する熱の有効利用を可能にする、省エネルギーでコンパクトな混合ガスユニットとそれを備えたユニットバーナ及びファンユニットを提供することを課題とする。
【解決手段】 空気吸引口と混合ガス接続口とを備え、内側が空気流路となるハウジングと、当該ハウジング内側の空気流路内に配置されたファン、駆動・制御ユニット及び/又は電磁弁とを有し、前記ハウジングは、前記混合ガス接続口よりも内側にガス混合部を備え、当該ガス混合部は、当該ガス混合部に向かって開口する空気供給口及び燃焼ガス供給口を有しており、当該空気供給口は前記空気吸引口と連通し、当該燃焼ガス供給口は、前記電磁弁を介して若しくは介さずに、ハウジング外部に開口するガス接続口と接続されている混合ガスユニットとユニットバーナ及びファンユニットを提供することによって解決する。
【選択図】 図1
【解決手段】 空気吸引口と混合ガス接続口とを備え、内側が空気流路となるハウジングと、当該ハウジング内側の空気流路内に配置されたファン、駆動・制御ユニット及び/又は電磁弁とを有し、前記ハウジングは、前記混合ガス接続口よりも内側にガス混合部を備え、当該ガス混合部は、当該ガス混合部に向かって開口する空気供給口及び燃焼ガス供給口を有しており、当該空気供給口は前記空気吸引口と連通し、当該燃焼ガス供給口は、前記電磁弁を介して若しくは介さずに、ハウジング外部に開口するガス接続口と接続されている混合ガスユニットとユニットバーナ及びファンユニットを提供することによって解決する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、バーナなどの燃焼装置に空気と燃焼ガスとの混合ガスを供給する、省エネルギーでコンパクトな混合ガスユニットと、それを備えたユニットバーナ、及びファンユニットに関する。
ガス状燃料をエネルギー源とするバーナなどの燃焼装置においては、燃料ガスと空気とを予め所定の比率で混合してから燃焼装置に供給することが必要であり、従来から、例えば特許文献1、2に見られるように、電磁弁やその開度を調節するコントローラなどの制御機器を用いて、燃料ガス又は空気の量に応じて、空気又は燃料ガスの量を調節することが行われている。
しかし、これら従来の燃焼装置においては、電磁弁やコントローラなどの制御機器やファンは、燃焼用空気の送風路とは別に、送風路の外部に配置されるのが常であり、制御機器やファン独自の配置スペースを必要とし、燃焼装置全体をコンパクトに小型化することには限界があった。
また、電磁弁やコントローラなどの制御機器やファンは、それ自身が発熱体であり、作動に伴い熱を発しているにも係わらず、それら電磁弁やコントローラなどの制御機器やファンが発生する熱量を有効に利用しようという発想は、本発明者らが知る限り、これまで全く存在しなかった。
本発明は従来の燃焼装置における上記の問題点を解決するために為されたもので、ガス状燃料をエネルギー源とするバーナなどの燃焼装置の小型化を可能にし、また、電磁弁やコントローラなどの制御機器やファンが発生する熱を有効に利用することを可能にする、省エネルギーでコンパクトな混合ガスユニットとそれを備えたユニットバーナ及びファンユニットを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、これまでとは全く発想を変え、電磁弁やコントローラなどの制御機器やファンを、燃焼用空気の空気流路内に配置することによって、バーナなどの燃焼装置に混合ガスを供給する混合ガスユニットをコンパクトに小型化することができることを見出した。また、上記のように構成するときには、空気流路内に配置された電磁弁やコントローラなどの制御機器やファンと、その周囲を通過する燃焼用空気との間で熱交換を行わせて、制御機器やファン、特にファンのモータが発する熱を有効に利用できることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、空気吸引口と混合ガス接続口とを備え、内側が空気流路となるハウジングと、当該ハウジング内側の空気流路内に配置されたファンと、当該ハウジング内側の空気流路内に配置された駆動・制御ユニット及び/又は電磁弁とを有し、前記ハウジングは、前記混合ガス接続口よりも内側にガス混合部を備え、当該ガス混合部は、当該ガス混合部に向かって開口する空気供給口及び燃焼ガス供給口を有しており、当該空気供給口は前記空気吸引口と連通し、当該燃焼ガス供給口は、前記電磁弁を介して若しくは介さずに、ハウジング外部に開口するガス接続口と接続されている混合ガスユニットを提供することによって、上記の課題を解決するものである。
好適な一態様において、本発明の混合ガスユニットは、前記空気吸引口よりもハウジング内側に円筒状のフィルターエレメントを有し、前記ファンが前記円筒状のフィルターエレメントの内側に当該フィルターエレメントと同軸に配置された軸流ファンである。フィルターエレメントと軸流ファンとをこのような配置にするときには、両者を非常にコンパクトに組み合わせることができるとともに、軸流ファンによって吸引される空気と軸流ファンとの間での熱交換が可能となり、軸流ファン、特にそのモータによって発生する熱量を有効に利用することができる。
また、好適な一態様において、本発明の混合ガスユニットは、そのハウジングが、前記空気吸引口と、前記フィルターエレメントと、前記軸流ファンとを有する部分と、前記駆動・制御ユニット及び/又は電磁弁と、前記ガス混合部と、混合ガス接続部とを有する部分との間で、2つに、着脱自在に分割されている。分割された、フィルターエレメントと軸流ファンとを有する部分は、そのままファンユニットとして利用することができる。
さらに、好適な一態様において、本発明の混合ガスユニットは、そのハウジングが、前記空気吸引口と、前記フィルターエレメントとを有する部分と、前記軸流ファンと、前記駆動・制御ユニット及び/又は電磁弁と、前記ガス混合部と、混合ガス接続部とを有する部分との間で、2つに、着脱自在に分割されている。分割された、フィルターエレメントを有する部分は、そのままフィルターユニットとして利用することができる。
また、本発明は、上記のような混合ガスユニットと、その混合ガスユニットの混合ガス接続口に接続されたバーナとを有するユニットバーナを提供することによって、上記の課題を解決するものである。
さらに、本発明は、円筒状のフィルターエレメントと、その円筒状のフィルターエレメントの内側に当該フィルターエレメントと同軸に配置され、当該フィルターエレメントを介して空気を吸引する軸流ファンと、当該軸流ファンによって吸引された空気を送出する空気送出口を備えているファンユニットを提供することによって、上記の課題を解決するものである。
本発明の混合ガスユニット及びファンユニットは、ガス状燃料をエネルギー源とするバーナなどの燃焼装置における混合ガス供給源として用いることができる。本発明の混合ガスユニット及びファンユニットが対象とする燃焼装置には、それが混合ガス供給源を必要とするものである限り、特に制限はなく、全一次空気燃焼式のものであっても良いし、一次空気とは別に二次空気を供給して燃焼させる方式のものであっても良い。
本発明の混合ガスユニット及びそれを備えたユニットバーナによれば、ハウジング内の空気流路内に、電磁弁及び駆動・制御ユニットの双方又はいずれか一方、及びファンが配置されているので、混合ガスユニット全体をコンパクトに小型化できるとともに、空気流路内を通過する燃焼用空気と、電磁弁及び/又は駆動・制御ユニット、及びファンとの間で熱交換を行わせて、ファンや、電磁弁、駆動・制御ユニットが発する熱を有効に利用して燃焼用空気の温度を上げることができるので、エネルギーの節約となり、省エネルギーに寄与するという利点が得られる。また、本発明のファンユニットによれば、フィルターエレメントと軸流ファンとが極めてコンパクトに配置されているので、ファンユニットを小型化し、さらには、それを用いる混合ガスユニット及びバーナをコンパクトに小型化することができるという利点が得られる。
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明が図示のものに限られないことは勿論である。
図1は、本発明の混合ガスユニットの一例を示す縦断面図、図2はそのX−X’断面図である。図1において、1は本発明の混合ガスユニット、2はそのハウジング、3は空気吸引口、4は混合ガス接続口である。混合ガス接続口4の先には、図示しないバーナなどの燃焼装置が接続される。
5は円筒状のフィルターエレメント、6は軸流ファンであり、軸流ファン6は、図に示すとおり、フィルターエレメント5の内側に、フィルターエレメント5と同軸に配置されている。7はガス接続口、8は燃料ガス管、9は電磁弁、10は燃料ガス供給管である。燃料ガス供給管10の先端部は封止されており、その代わり、燃料ガス供給管10の先端部近傍には、横向きに複数の燃料ガス供給口11が設けられている。12は、混合ガス接続口4とハウジング2の内側とを区切る閉塞体であり、閉塞体12には、図2に示すように、複数の空気供給口13が設けられている。なお、閉塞体12は必須のものではなく、場合によっては設けなくても良い。閉塞体12が存在しない場合には、混合ガス接続口4の内側と、燃料ガス供給管10の外側との間が、空気供給口13となる。
αは、空気供給口13から噴出する空気と、燃料ガス供給口11から噴出する燃料ガスの混合部であり、図1に示すとおり、ガス混合部αは、混合ガス接続口4よりも、ハウジング2の内側に設けられている。14は燃料ガス供給管10をハウジング2に対して所定位置に固定する固定部材である。
15は駆動・制御ユニットであり、駆動・制御ユニット15内には、交流・直流変換器や、電圧調整器、マイクロコンピュータなどの半導体装置が装備されている。16は空気圧力スイッチ、16aはその空気圧検出用の開口である。図1に示すとおり、駆動・制御ユニット15と、軸流ファン6、電磁弁9、及び空気圧力スイッチ16とは、図中破線で示す信号線で接続されている。
このように、本例の混合ガスユニット1においては、空気流路となるハウジング2内に、フィルターエレメント5や軸流ファン6はもとより、電磁弁9や駆動・制御ユニット15までもが配置されているので、全体が非常にコンパクトで、小型化できるという利点がある。
次に、図1に示す混合ガスユニット1の動作について説明する。まず、動作開始に際しては、駆動・制御ユニット15は、図示しない交流電源から電力の供給を受け、それを内部に装備している交流・直流変換器によって直流に変換し、予め定められた電圧に調整して軸流ファン6に供給する。直流電圧の供給を受けた軸流ファン6は、その直流電圧に比例する回転数で回転を開始する。
なお、本例においては、軸流ファン6は供給される直流電圧の高低に応じて回転数が変化する直流モータを駆動源としているので、駆動・制御ユニット15は、軸流ファン6に供給する直流電圧を調整することにより、軸流ファン6の回転数を制御し、それによって混合部αに供給される空気量を変化させるように構成されているが、軸流ファン6の駆動源は、供給を受ける交流電力の周波数によってその回転速度を変える交流モータであっても良い。軸流ファン6の駆動源が交流モータである場合には、駆動・制御ユニット15は、交流・直流変換器に代えて、その内部に、周波数調整器を備えることになる。
軸流ファン6が回転すると、燃焼用空気が空気吸引口3からハウジング2内に吸引され、図中矢印で示すように、フィルターエレメント5を通過し、軸流ファン6を抜けて、空気流路となっているハウジング2の内側を通って、閉塞体12へと送出される。このとき、燃焼用空気は、軸流ファン6のモータの周囲は勿論、ハウジング2内に配置されている電磁弁9や、駆動・制御ユニット15の周囲を通過し、軸流ファン6のモータや、電磁弁9、駆動・制御ユニット15との間で熱交換を行い、軸流ファン6のモータや、電磁弁9、駆動・制御ユニット15内の交流・直流変換器や半導体装置が発している熱量によって、その温度が高められ、予熱を受けることになる。逆に、軸流ファン6のモータや、電磁弁9、駆動・制御ユニット15内の交流・直流変換器や半導体装置は、ハウジング2内を通過する燃焼用空気によって冷却されることになる。なお、電磁弁9や駆動・制御ユニット15の外周には、熱伝導性の良い材料で構成されたフィンを取り付けて、熱交換効率を高めるようにしても良い。閉塞体12へと送出された燃焼用空気は、閉塞体12に設けられている複数の空気供給口13から混合部αへと噴出する。
一方、駆動・制御ユニット15は、電磁弁9に動作開始信号を送り、電磁弁9を「開」又は「動作開始」にする。電磁弁9が「開」又は「動作開始」になると、図示しない燃料ガス供給源からガス接続口7に供給されていた燃料ガスは、電磁弁9を通り、燃料ガス供給管10を抜けて、燃料ガス供給口11から混合部αへと噴出する。混合部αに噴出した燃料ガスは、そこで空気供給口13から噴出する空気と混合して混合ガスとなり、混合ガス接続口4から図示しないバーナなどの燃焼装置に供給されることになる。
燃料ガス供給口11から混合部αに噴出する燃料ガスの量は、電磁弁9の開度を調節することによって調節できる。この調節は、軸流ファン6の回転数に対応して駆動・制御ユニット15が行うようにしても良いし、例えば、電磁弁9として、ファンからの空気量に比例してガス量を自動的に変化させる複合電磁弁を用いる場合には、電磁弁9自身の自動調節機能に任せても良い。電磁弁9として、上述したような複合電磁弁を用いる場合には、駆動・制御ユニット15は、混合ガス接続口4から送出する混合ガス量を変化させる場合にも、軸流ファン6の回転数だけを調節すれば良いので、制御が簡単になるという利点が得られる。
また、本発明の混合ガスユニット1においては、ハウジング2の内側を空気流路としており、空気流路の形状が複雑であるので、軸流ファン6の回転数に基づいて電磁弁9を通過する燃料ガス量を調節するよりは、電磁弁9として複合電磁弁を使用し、電磁弁9自身に周囲の空気量を検知させて、電磁弁9を通過する燃料ガス量を調節させる方が、空気に対する燃料ガスの比率をより正確に制御することができるという利点がある。
なお、何らかの原因で、軸流ファン6が回転を停止するか、回転速度が非常に低下して、ハウジング2内を通過する空気量が不足した場合には、空気圧力スイッチ16が作動して、信号を駆動・制御ユニット15に送り、駆動・制御ユニット15は、電磁弁9を「閉」にして、混合部αへの燃料ガスの供給を停止する。また、空気圧力スイッチ16がハウジング2内に一定値以上の空気圧力を検知したときに、駆動・制御ユニット15が、電磁弁9に動作開始信号を送るようにしても良い。
軸流ファン6が回転数発振器を装備している場合には、その信号を駆動・制御ユニット15に送り、軸流ファン6の回転数が予め定めた一定値以上に上昇したときに、駆動・制御ユニット15が、電磁弁9に動作開始信号を送るようにし、一定値以下に低下したときに、電磁弁9を「閉」にして、混合部αへの燃料ガスの供給を停止するようにしても良い。この場合、空気圧力スイッチ16は設けなくても良い。
なお、以上説明した例においては、フィルターエレメント5としては円筒状のフィルターエレメントが用いられているが、本発明の混合ガスユニット1で使用できるフィルターエレメント5の形状は円筒状に限られない。例えば、空気吸引口3の開口部をカバーする形状の板状のフィルターエレメントであっても良い。また、本発明の混合ガスユニット1で使用できるファンも、軸流ファン6に限られず、空気吸引口3から空気を吸引し、空気供給口13へと送出することができる限り、例えば、シロッコファンなどの他の型のファンやブロアーなどを用いても良い。
図3は、本発明の混合ガスユニット1の他の例を示す部分縦断面図、図4はそのY−Y’断面図である。図に示すとおり、本例の混合ガスユニット1には、ハウジング2の内側から、閉塞体12へと向かう空気の流路を、上方だけに制限する囲い部材17が設けられ、囲い部材17の内部には、回転角度が可変であるダンパー18が設けられている。ダンパー18の回転角度は、図4に示すとおり、操作つまみ19によって、ハウジング2の外から変更操作することが可能である。このように囲い部材17とダンパー18とを設ける場合には、軸流ファン6の回転速度の調節だけでは十分ではない場合にも、ダンパー18を回転させて、閉塞体12の空気供給口13から噴出する空気の量や圧力を調節することが可能となる。
図5は、本発明の混合ガスユニット1の更に他の例を示す縦断面図である。本例においては、ハウジング2が、空気吸引口3、フィルターエレメント5、及び軸流ファン6を有する部分2bと、電磁弁9、駆動・制御ユニット15、ガス混合部α、及び混合ガス接続部4を有する部分2aとの間で、2つに、着脱自在に分割されている。空気吸引口3、フィルターエレメント5、及び軸流ファン6を有する部分2bは、ファンユニット20を構成し、電磁弁9、駆動・制御ユニット15、ガス混合部α、及び混合ガス接続部4を有する部分2aは、混合ガスユニット本体1’を構成している。
21a、21bは、それぞれハウジング2a、2bの接続部であり、ファンユニット20の接続部2bは、ファンユニット20の空気送出口を兼ねている。22a、22bは、それぞれファンユニット20と混合ガスユニット本体1’との電気的接続のためのコネクタ、23はファンユニット20の蓋である。蓋23は、図に破線で示すとおり、ハウジング2bに対して着脱自在に取り付けられているので、例えば、フィルターエレメント5の清掃や交換は、この蓋23を取り外して行うことができる。
使用に際しては、ファンユニット20の空気送出口を兼ねる接続部21bを混合ガスユニット本体1’の接続部21aに対し、差し込むか、ねじ込むなどして、ファンユニット20と混合ガスユニット本体1’とを機械的に接続し、併せて、コネクタ21aと21bとを接続して、ファンユニット20と混合ガスユニット本体1’とを電気的にも接続する。この接続により、ファンユニット20の軸流ファン6は、図1に示した例におけると同様に、駆動・制御ユニット15の制御下に入り、上述したと同様に回転駆動される。
このように、混合ガスユニット本体1’とファンユニット20とを別体とする場合には、互いの接続部21a、21bの形状や、コネクタ22a、22bの形状を合わせておけば、送風能力やファンの型の異なった種々のファンユニット20と、電磁弁9の種類や駆動・制御ユニット15の装備が異なった種々の混合ガスユニット本体1’とを、その都度、状況に合わせて適宜組み合わせて使用することができるので、極めて便利である。
図6は、本発明の混合ガスユニット1のさらに他の例を示す縦断面図である。本例においては、ハウジング2が、空気吸引口3及びフィルターエレメント5を有する部分2dと、電磁弁9、駆動・制御ユニット15、軸流ファン6、ガス混合部α、及び混合ガス接続部4を有する部分2cとの間で、2つに、着脱自在に分割されている。空気吸引口3及びフィルターエレメント5を有する部分2dは、フィルターユニット24を構成し、電磁弁9、駆動・制御ユニット15、軸流ファン6、ガス混合部α、及び混合ガス接続部4を有する部分2cは、混合ガスユニット本体1’を構成している。21c、21dは、それぞれハウジング2c、2dの接続部であり、25はフィルターユニット24の蓋である。なお、26は仕切り壁である。
使用に際しては、フィルターユニット24の接続部21dを混合ガスユニット本体1’の接続部21cに対し、差し込むか、ねじ込むなどして、フィルターユニット24と混合ガスユニット本体1’とを機械的接続すれば良い。接続した状態で軸流ファン6が回転すると、燃焼用空気は、フィルターユニット25の空気吸引口3から吸引され、フィルターエレメント5を通過し、混合ガスユニット本体1’のハウジング2c内に入り、ハウジング2c内を流れて電磁弁9や駆動・制御ユニット15、更には軸流ファン6と熱交換をして温められたあと、仕切り壁26よりもガス接続口4側に位置している閉塞体12へと向かい、空気供給口13から混合部αへと噴出する。
図1又は図5に示した例においては、軸流ファン6は、電磁弁9や駆動・制御ユニット15よりも空気吸引口側に配置されており、ハウジング2内の電磁弁9や駆動・制御ユニット15は、軸流ファン6の正圧側に配置されていたが、本例の混合ガスユニット1においては、上述したとおり、軸流ファン6が混合ガスユニット本体1’のハウジング2c内に配置されており、ハウジング2c内の電磁弁9や駆動・制御ユニット15は、軸流ファン6の負圧側に配置されていることになる。このように、本発明においては、電磁弁9や駆動・制御ユニット15は、ファンの正圧側、負圧側のどちらに配置しても良い。
図6に示すように、フィルターエレメント5だけをフィルターユニット24として構成するときには、フィルターエレメント5が目詰まり等を起こした場合にも、フィルターユニット24だけを交換すれば良いので便利である。
図7は、本発明の混合ガスユニット1のさらに他の例を示す縦断面図、図8は図7のZ−Z’断面図、図9は図7のγ−γ’断面図である。本例においては、混合ガスユニット1の上部にバーナ27が接続されており、全体として小型のユニットバーナを構成している。
すなわち、空気吸引口3は、混合ガスユニット1のハウジング2の下面に開口しており、空気吸引口3には、板状のフィルターエレメント5が取り付けられている。軸流ファン6が回転すると、燃焼用空気は、空気吸引口3からフィルターエレメント5を通過してハウジング2内に吸引され、軸流ファン6内を抜けて、閉塞体12へと送出される。閉塞体12には、空気供給口13が設けられており、燃焼用空気は、この空気供給口13から混合部αへと噴出する。
一方、ガス接続口7から供給される燃料ガスは、燃料ガス供給管10を通り、その封止された先端部近傍に設けられた燃料ガス供給口11から混合部αへと噴出し、そこで空気供給口13から噴出する空気と混合する。混合ガスは、燃料ガス供給管10に沿ってガス接続口7の側に戻り、上方に向かって開口している混合ガス接続口4からバーナ27へと供給される。
バーナ27は、多孔板28と、その上部に配置されたメタルニット29と、図示しない点火装置を備えており、多孔板28の下面に供給された混合ガスは、多孔板28内を拡散して通過し、メタルニット29の表面で表面燃焼する。30は、混合ガス接続口4から供給される混合ガスを多孔板28の下面に均一に行き渡らせるための邪魔板、31はハウジング2の天板である。なお、バーナ27は、メタルニット29を用いた表面燃焼式のバーナに限られない。例えば、メタルニット29に代えて、複数の炎孔を備えたバーナプレートを配置しても良いし、二次空気の供給口を設けて、有炎で燃焼させるようにしても良い。
また、本例においては、流量を調節された燃料ガスがガス接続口7から供給されるので、混合ガスユニット1内に電磁弁は設けられていないが、必要があれば、ハウジング2内に複合電磁弁などの電磁弁9を配置しても良いことは勿論である。
本例におけるように、本発明の混合ガスユニット1は、その混合ガス接続口4にバーナ27を接続して、バーナ27と組み合わせて小型のユニットバーナとして用いることもできる。本発明の混合ガスユニット1とバーナ27とを組み合わせた本発明のユニットバーナにおいては、軸流ファン6や、駆動・制御ユニット15がハウジング2内に配置されているので、全体をコンパクトにまとめることができ、例えば、図示の例のように、混合ガスユニット1の上部にバーナ27を配置することで、非常に小型でコンパクトなユニットバーナを構築することができる。
図10は、本発明のファンユニット20の応用例を示す部分断面側面図である。図において、7はガス接続口、βは調節弁、αは混合部、27はバーナであり、ファンユニット20は、接続管32を介して、混合部αに接続されている。16aは、接続管32に接続される図示しない空気圧力スイッチ16の空気圧検出用の開口である。
ガス接続口7、調節弁β、混合部α、バーナ27は、いずれも既存の機器であって良く、その混合部αに本発明のファンユニット20を接続することで、バーナ27を燃焼動作させることができる。バーナ27としては、表面燃焼式バーナであっても良いし、1又は複数の炎孔を備えたバーナプレートを用いる有炎燃焼のバーナであっても良く、全一次空気式であっても、二次空気を供給するものであっても良いことは勿論である。
本発明のファンユニット20は、円筒型のフィルターエレメント5内に、それと同軸に軸流ファン6を配置した非常にコンパクトな構成であるので、燃焼用空気の供給を必要とする既存のバーナ設備に使用して汎用性があり、かつ、取り付けに大きなスペースを必要としないので、非常に便利である。
以上説明したように、本発明の混合ガスユニット及びファンユニットによれば、バーナなどの燃焼装置をコンパクトで小型のものにすることができるとともに、電磁弁やその他の制御機器やファンなどから発せられる熱も有効に利用することができるので、エネルギー経済的に非常に有利である。本発明が、バーナ等の燃焼装置を利用する産業分野に与える影響は大きく、その産業上の利用可能性には多大のものがある。
1 混合ガスユニット
2、2a〜2d ハウジング
3 空気吸引口
4 混合ガス接続口
5 フィルターエレメント
6 軸流ファン
7 ガス接続口
8 燃料ガス管
9 電磁弁
10 燃料ガス供給管
11 燃料ガス供給口
12 閉塞体
13 空気供給口
14 固定部材
15 駆動・制御ユニット
16 空気圧力スイッチ
17 囲い部材
18 ダンパー
19 操作つまみ
20 ファンユニット
21a〜21d 接続部
22a、22b コネクタ
23、25 蓋
24 フィルターユニット
26 仕切り壁
27 バーナ
28 多孔板
29 メタルニット
30 邪魔板
31 天板
32 接続管
α 混合部
β 調節弁
2、2a〜2d ハウジング
3 空気吸引口
4 混合ガス接続口
5 フィルターエレメント
6 軸流ファン
7 ガス接続口
8 燃料ガス管
9 電磁弁
10 燃料ガス供給管
11 燃料ガス供給口
12 閉塞体
13 空気供給口
14 固定部材
15 駆動・制御ユニット
16 空気圧力スイッチ
17 囲い部材
18 ダンパー
19 操作つまみ
20 ファンユニット
21a〜21d 接続部
22a、22b コネクタ
23、25 蓋
24 フィルターユニット
26 仕切り壁
27 バーナ
28 多孔板
29 メタルニット
30 邪魔板
31 天板
32 接続管
α 混合部
β 調節弁
Claims (7)
- 空気吸引口と混合ガス接続口とを備え、内側が空気流路となるハウジングと、当該ハウジング内側の空気流路内に配置されたファンと、当該ハウジング内側の空気流路内に配置された駆動・制御ユニット及び/又は電磁弁とを有し、前記ハウジングは、前記混合ガス接続口よりも内側にガス混合部を備え、当該ガス混合部は、当該ガス混合部に向かって開口する空気供給口及び燃焼ガス供給口を有しており、当該空気供給口は前記空気吸引口と連通し、当該燃焼ガス供給口は、前記電磁弁を介して若しくは介さずに、ハウジング外部に開口するガス接続口と接続されている混合ガスユニット。
- 前記空気吸引口よりもハウジング内側に円筒状のフィルターエレメントを有し、前記ファンが前記円筒状のフィルターエレメントの内側に当該フィルターエレメントと同軸に配置された軸流ファンである請求項1記載の混合ガスユニット。
- 前記ハウジングが、前記空気吸引口と、前記フィルターエレメントと、前記軸流ファンとを有する部分と、前記駆動・制御ユニット及び/又は電磁弁と、前記ガス混合部と、混合ガス接続部とを有する部分との間で、2つに、着脱自在に分割されている請求項2記載の混合ガスユニット。
- 前記ハウジングが、前記空気吸引口と、前記フィルターエレメントとを有する部分と、前記軸流ファンと、前記駆動・制御ユニット及び/又は電磁弁と、前記ガス混合部と、混合ガス接続部とを有する部分との間で、2つに、着脱自在に分割されている請求項2記載の混合ガスユニット。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の混合ガスユニットと、その混合ガスユニットの混合ガス接続口に接続されたバーナとを有するユニットバーナ。
- 円筒状のフィルターエレメントと、その円筒状のフィルターエレメントの内側に当該フィルターエレメントと同軸に配置され、当該フィルターエレメントを介して空気を吸引する軸流ファンと、当該軸流ファンによって吸引された空気を送出する空気送出口を備えているファンユニット。
- 請求項6記載のファンユニットを燃焼用空気供給口に接続してなるバーナ。
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JP2009256590A JP2011099658A (ja) | 2009-11-09 | 2009-11-09 | 混合ガスユニットとそれを備えたユニットバーナ及びファンユニット |
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