JP2011098582A - Slide device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スライド装置に関し、詳しくは、レールと、このレールに対してスライド可能に取り付けられているスライダと、このスライダのスライドをロックするロック片と、このロック状態におけるレールとスライダとの間に生じるガタを詰めるガタ詰め部材と、このロック状態を解除させると共にこのガタ詰め状態を解除させるプレートとを備えたスライド装置に関する。 The present invention relates to a slide device, and more specifically, a rail, a slider slidably attached to the rail, a lock piece for locking the slide of the slider, and between the rail and the slider in the locked state. The present invention relates to a slide device provided with a backpacking member that packs backlash generated in the above, and a plate that releases the lock state and releases the backlash state.
従来、レール(例えば、車両フロア側に組み付けられるロアレール)と、このレールに対してスライド可能に取り付けられているスライダ(例えば、車両用シート側に組み付けられるアッパレール)と、このスライダのスライドをロックするロック片と、このロック状態におけるレールとスライダとの間に生じるガタを詰めるガタ詰め部材とを備え、スライダのロック状態において、これらレールとスライダとの厚み方向に生じるガタを防止できるスライド装置が既に知られている。ここで、下記特許文献1には、プレートを作動させると、プレート自身が、直接に、ロック片を作動させロック状態を解除させると共に、ばね部材を介してガタ詰め部材を作動させガタ詰め状態を解除させるスライド装置が開示されている。これにより、ロック片によるロック状態の解除とガタ詰め部材によるガタ詰めの解除とを連動させることができるため、これら解除の操作性を向上させることができる。 Conventionally, a rail (for example, a lower rail assembled on the vehicle floor side), a slider (for example, an upper rail assembled on the vehicle seat side) slidably attached to the rail, and a slide of the slider are locked. There is already provided a slide device that includes a lock piece and a backlash filling member that packs backlash generated between the rail and the slider in the locked state, and can prevent backlash generated in the thickness direction of the rail and the slider in the locked state. Are known. Here, in Patent Document 1 described below, when the plate is operated, the plate itself directly operates the lock piece to release the locked state, and operates the backpacking member via the spring member to set the backlash state. A slide device to be released is disclosed. Thereby, since the release of the locked state by the lock piece and the release of the backlash by the backlashing member can be interlocked, the operability of these releases can be improved.
しかしながら、上述した従来技術では、ばね部材を介してガタ詰め部材を作動させているため、スライド装置の部品点数が多くなるという問題が発生していた。 However, in the above-described prior art, since the backlashing member is operated via the spring member, there is a problem that the number of parts of the slide device increases.
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、少ない部品点数でも、レールに対するスライダのロック状態において、これらレールとスライダとの厚み方向に生じるガタを防止できるスライド装置を提供することである。 An object of the present invention is to solve such a problem, and an object of the present invention is to provide a slide device that can prevent play caused in the thickness direction between the rail and the slider in a locked state of the slider with respect to the rail even with a small number of parts. Is to provide.
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、レールと、このレールに対してスライド可能に取り付けられているスライダと、このスライダのスライドをロックするロック片と、このロック状態におけるレールとスライダとの間に生じるガタを詰めるガタ詰め部材と、このロック状態を解除させると共にこのガタ詰め状態を解除させるプレートとを備えたスライド装置であって、プレートを作動させると、プレート自身が、直接に、ロック片を作動させロック状態を解除させると共にガタ詰め片を作動させガタ詰め状態を解除させることを特徴とする構成である。
この構成によれば、従来技術と同様に、レールに対するスライダのスライドをロックさせたとき、これらレールとスライダとの厚み方向に生じるガタを防止できる。一方、このロック解除も、従来技術と同様に、プレートを回動させて行うことができる。このとき、プレートを回動させると、プレート自身が、直接に、ロック片を作動させロック状態を解除させると共にガタ詰め部材を作動させガタ詰め状態を解除させている。そのため、従来技術で説明したばね部材を必要とすることなくガタ詰め部材を作動させることができ、スライド装置の部品点数を少なくすることができる。
The present invention is for achieving the above object, and is configured as follows.
The invention according to claim 1 is generated between a rail, a slider slidably attached to the rail, a lock piece for locking the slide of the slider, and the rail and the slider in the locked state. A sliding device having a backlash filling member for filling backlash and a plate for releasing the lock state and releasing the backlash state. When the plate is operated, the plate itself directly operates the lock piece. The locked state is released, and the loosely packed piece is operated to release the loosely packed state.
According to this configuration, as in the prior art, when the slider slides on the rails are locked, backlash generated in the thickness direction between the rails and the slider can be prevented. On the other hand, this unlocking can also be performed by rotating the plate, as in the prior art. At this time, when the plate is rotated, the plate itself directly operates the lock piece to release the locked state and operates the backpacking member to release the backlash packed state. Therefore, the loose member can be operated without requiring the spring member described in the prior art, and the number of parts of the slide device can be reduced.
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスライド装置であって、プレートは、レール側またはスライダ側に枢着されており、この枢着軸は、レール側とスライダ側との厚み方向に沿って配置されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、レールとスライダとの厚み方向に直交を成す面に対して平行状態でプレートを回動させることができる。そのため、レールとスライダとの厚みを薄くすることができる。
The invention according to
According to this configuration, the plate can be rotated in a parallel state with respect to a plane perpendicular to the thickness direction of the rail and the slider. Therefore, the thickness of the rail and the slider can be reduced.
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜7を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、スライド装置22を車両1の右後部席4aのシートバック12のリクライニング動作に適用した例を説明する。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
Hereinafter, the form for implementing this invention is demonstrated using FIGS. In the following description, an example in which the
まず、図1を参照して、本発明の実施例に係る車両1の概略構成を説明する。この車両1は、例えば、セダンタイプの自動車であって、その内部に運転席2、助手席3および後部席4(右後部席4a、左後部席4b)が備えられている。これらの席2、3、4のうち、右後部席4aについて詳述すると、右後部席4aは、シートクッション10とシートバック12とから構成されている。
First, a schematic configuration of a vehicle 1 according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The vehicle 1 is, for example, a sedan type automobile, and is provided with a
なお、運転席2および助手席3は、公知のものでよいため、その詳細な説明は省略することとする。また、左後部席4bは、右後部席4aに対して左右対称である点が相違するだけであるため、右後部席4aの説明をすることで、その詳細な説明は省略することとする。
Note that the driver's
シートバック12は、シートクッション10に対してスパイラルスプリング(図示しない)を介してヒンジ結合されている。これにより、シートバック12をシートクッション10に対してリクライニング動作させることができると共に、シートバック12をシートクッション10に対して略重ね合わせた大倒し動作させることができる(図1において、想像線で示されたシートバック12が大倒し状態を示している)。この右後部席4aには、シートバック12のリクライニング動作の傾き位置を保持する(ロックする)リクライニング装置20が備えられている。
The
ここで、リクライニング装置20について詳述すると、リクライニング装置20は、スライド装置22とロック部材24とから構成されている(図1参照)。以下に、これら構成部材22、24を個別に説明していく。
Here, the reclining
はじめに、スライド装置22を説明する。スライド装置22は、直線状の薄板材から成るロアレール30と、略矩形状の薄板材から成るアッパレール40とから構成されている(図2参照)。
First, the
ロアレール30は、車両1の内面のうち、右後部席4aのシートバック12の右側面と略向かい合う内面(右側のCピラーの内面)に、シートバック12の傾動軌跡の接線方向に沿って固着されている。このロアレール30には、その長手方向に沿って複数の係止孔32(この実施例では、長手方向の前側から後側に向けて、第1の係止孔32a、第2の係止孔32b、第3の係止孔32c、第4の係止孔32d)が所定の間隔を隔てて形成されている(図3参照)。この各係止孔32には、後述するアッパレール40に組み付けられているロック片50の係止爪50cを差し込み可能となっている。
The
一方、アッパレール40は、その上下の縁がロアレール30の上下の縁をそれぞれ挟み込み可能に略C字状に形成されている(図4参照)。これにより、ロアレール30に対してアッパレール40をスライドさせることができる。このアッパレール40の内面には、ロアレール30に対するスライドを円滑に行うための摺動部材42が組み付けられている。
On the other hand, the upper and lower edges of the
また、図2、3に戻って、アッパレール40には、後述するロック部材24のロック溝24aに受け入れられる略U字状のストライカ44が組み付けられている。また、アッパレール40には、後述するロック片50の係止爪50cをロアレール30の係止孔32に差し込ませるとき、この係止爪50cがアッパレール40に干渉することを回避させる貫通孔40aが形成されている。また、アッパレール40には、後述するロック片50と後述するプレート60とを組み付けるアッパベース46が固着されている。すなわち、アッパレール40の表面に対してアッパベース46の裏面が重なり合うように固着されている。
2 and 3, the
アッパベース46には、アッパレール40のストライカ44が自身(アッパベース46)に干渉することを回避させると共に、上述した貫通孔40aと同様に、ロック片50の係止爪50cをロアレール30の係止孔32に差し込ませるとき、この係止爪50cが自身(アッパベース46)に干渉することを回避させる開口46aが形成されている。
The
ここで、ロック片50について詳述すると、ロック片50は、その先端に形成された係止爪50cをロアレール30の係止孔32に差し込み可能な略L字状に形成された部材である。このロック片50の基端には、その両端が互いに向かい合う一対の支持部50a、50bが形成されている。
Here, the
そして、ロック片50は、その一方側の支持部50aがアッパベース46の開口46aの縁に折り曲げ形成された第1の支持片46bにかしめピン52によって枢着される格好でアッパベース46に組み付けられている。このとき、ロック片50は、常時(乗員が、ノブ12aを操作していないとき)、その係止爪50cが係止孔32に嵌り込む方向(図4において、矢印A方向)に向けてトーションばね54を介して付勢された状態でアッパベース46に組み付けられている。
The
一方、プレート60についても詳述すると、プレート60は、略前方向に向けて突出した第1の突出部66と、略上方向に向けて突出した第2の突出部68および略後方向に向けて突出した第3の突出部70が形成された3本足形状の板状部材である。そして、プレート60は、その表面の略中央がアッパベース46の裏面(アッパレール40側の面)にピン62によって枢着される格好でアッパベース46に組み付けられている。このように組み付けると、ピン62はロアレール30とアッパレール40との厚み方向に沿って配置されることとなる。
On the other hand, the
このとき、プレート60は、常時、その第2の突出部68が後述するガタ詰め片80を押し込む方向(図2において、矢印B方向)に向けてトーションばね54を介して付勢された状態でアッパベース46に組み付けられている。また、プレート60は、常時、その第1の突出部66がロック片50の他方側の支持部50bと当接するように形成されている。
At this time, the
このプレート60の第3の突出部70の先端に折り曲げ形成された支持片70aには、操作ケーブル90のインナケーブル94の一端側が掛け留めされている。この操作ケーブル90とは、略筒状のアウタケーブル92と、このアウタケーブル92の内部を移動可能なインナケーブル94とから構成された二重構造のケーブル部材である。
One end side of the
アウタケーブル92の一端側は、アッパベース46の下縁に折り曲げ形成された第2の支持片46cに掛け留めされ、同他端側は、シートバック12に組み付けられたノブ12aの近傍のブラケット(図示しない)に掛け留めされている。一方、インナケーブル94の一端側は、上述したように、プレート60の支持片70aに掛け留めされ、同他端側は、上述したノブ12aに掛け留めされている。
One end side of the
また、アッパベース46の上縁に折り曲げ形成された第3の支持片46dには、かしめピン84によって略9字状に形成されたガタ詰めプレート82が枢着されている。このガタ詰めプレート82の先端には、ロアレール30とアッパレール40との間の隙に嵌り込むことで、これらロアレール30とアッパレール40との間に生じるガタを詰めることができるくさび状のガタ詰め片80が固着されている。
In addition, a
このガタ詰めプレート82は、常時、そのガタ詰め片80がロアレール30とアッパレール40との間の隙から抜ける方向に向けて(図3において、矢印C方向に向けて)トーションばね(図示しない)を介して付勢された状態で第3の支持片46dに枢着されている。なお、このトーションばね(図示しない)の付勢力は、上述したプレート60に作用するトーションばね64の付勢力より弱く設定されている。そのため、このガタ詰めプレート82は、常時、そのガタ詰め片80がロアレール30とアッパレール40との間の隙に嵌り込んだ状態となるように、プレート60の第2の突出部68から押し込まれた状態となっている。
The
なお、図3からも明らかなように、ガタ詰め片80の外面(ロアレール30側の面)は、かしめピン84の軸を中心とする同心円状に形成されている。これにより、ガタ詰め片80をロアレール30とアッパレール40との間の隙に嵌め込み易くすることができる。
As is clear from FIG. 3, the outer surface (surface on the
次に、図1に戻って、ロック部材24を説明する。ロック部材24は、上述したように、そのロック溝24aにアッパレール40のストライカ44を受け入れてロックすることができる部材である。このロック部材24は、シートバック12の右側面に固着されている。このロック部材24は、シートクッション10またはシートバック12に組み付けられているレバー(図示しない)を操作することで、受け入れたストライカ44を解除できる構造となっている。なお、このロック部材24は、公知のものでよいため、その詳細な説明は省略することとする。
Next, returning to FIG. 1, the lock member 24 will be described. As described above, the lock member 24 is a member that can receive and lock the
続いて、上述したスライド装置22とロック部材24とから成るリクライニング装置20の作用を説明する。まず、図1に示すように、シートバック12をシートクッション10に対して略起立状態(以下、「通常状態」と記す)に保持させた状態にあるときから説明する。
Next, the operation of the
この保持は、リクライニング装置20のスライド装置22によって行われている。すなわち、この保持は、図2〜4からも明らかなように、ロック片50の係止爪50cが第1の係止孔32aに差し込まれることで行われている。このように、通常状態では、右後部席4aのスライド(実質的に、リクライニング)はロックされた状態となっている。また、このスライドのロック状態では、ガタ詰め片80がロアレール30とアッパレール40との間の隙に嵌り込むため、従来技術と同様に、ロアレール30とアッパレール40との厚み方向に生じるガタを防止できる。
This holding is performed by the
次に、この通常状態から、例えば、シートバック12を最大限にリクライニングさせたリクライニング状態に切り替える場合を説明する。はじめに、乗員はノブ12aの操作を行う。すると、この操作に伴って、インナケーブル94が引っ張られるため、プレート60はピン62の軸回りにトーションばね64の付勢力に抗して回動していく(図5参照)。
Next, a case where the normal state is switched to, for example, a reclining state in which the seat back 12 is reclined to the maximum will be described. First, the occupant operates the
これにより、プレート60の第1の突出部66がロック片50の他方側の支持部50bを押し込み始める。そのため、ロック片50は、自身に作用するトーションばね54の付勢力に抗して、その係止爪50cがロアレール30の第1の係止孔32aから脱落する方向に向けて回動していく(図7参照)。この記載が、特許請求の範囲に記載の「ロック片を作動させロック状態を解除させる」に相当する。
As a result, the
この押し込みと同時に、プレート60の第2の突出部68がガタ詰め片80の押し込みを解除し始める。そのため、ガタ詰めプレート82は、自身に作用するトーションばね(図示しない)の付勢力によって、そのガタ詰め片80がロアレール30とアッパレール40との間の隙から抜ける方向に向けて回動していく(図6参照)。この記載が、特許請求の範囲に記載の「ガタ詰め片を作動させガタ詰め状態を解除させる」に相当する。したがって、ロアレール30に対してアッパレール40はスライドできる状態となる。すなわち、右後部席4aのスライド(実質的に、リクライニング)はロック解除された状態となる。
Simultaneously with this pushing, the
このロック解除状態になると、乗員は、シートバック12を最大限に後方へ倒して、操作しているノブ12aを解除すればよい。すると、プレート60はピン62の軸回りにトーションばね64の復元力によって回動していく。これにより、プレート60は、その回動前の状態へと戻される(図2参照)。
In this unlocked state, the occupant only needs to tilt the seat back 12 back to the maximum to release the operated
この戻しによって、プレート60の第1の突出部66はロック片50の他方側の支持部50bの押し込みを解除し始める。これにより、ロック片50は、自身に作用するトーションばね54の付勢力によって、その係止爪50cがロアレール30の第4の係止孔32dに差し込まれる方向に向けて回動していく。そのため、ロック片50の係止爪50cは第4の係止孔32dに差し込まれ、右後部席4aのスライド(実質的には、リクライニング)はロックされた状態へと戻される。したがって、シートバック12をリクライニング状態に保持させることができる。
By this return, the
この押し込みの解除と同時に、プレート60の第2の突出部68はガタ詰め片80を押し込み始める。そのため、ガタ詰めプレート82は、自身に作用するトーションばね(図示しない)の付勢力に抗して、ガタ詰め片80がロアレール30とアッパレール40との間の隙に嵌り込む方向に向けて回動していく。これにより、ガタ詰め片80はロアレール30とアッパレール40との間の隙に嵌り込むため、上述した通常状態と同様に、ロアレール30とアッパレール40との厚み方向に生じるガタを防止できる。
Simultaneously with the release of the push, the
このようにして、シートバック12を通常状態からリクライニング状態へと切り替えることができる。また、この操作と逆の操作を行えば、シートバック12をリクライニング状態から通常状態へと戻すこともできる。なお、上述した切り替えの最中に、ロック片50の係止爪50cを第2の係止孔32b、第3の係止孔32cのいずれかに差し込めば、シートバック12を通常状態とリクライニング状態との間の状態(以下、「中間状態」と記す)へと切り替えることもできる。
In this way, the seat back 12 can be switched from the normal state to the reclining state. Further, if an operation reverse to this operation is performed, the seat back 12 can be returned from the reclining state to the normal state. During the switching described above, if the locking
また、シートバック12が通常状態、リクライニング状態、または中間状態にあるとき、レバーの操作を行ってストライカ44の受け入れを解除させると、スパイラルスプリングの復元力によってシートバック12をシートクッション10に対して略重ね合わせた大倒し状態に切り替えることもできる。なお、この大倒し状態から、シートバック12をスパイラルスプリングの付勢力に抗して後ろに起こしていくと、ロック部材24のロック溝24aがアッパレール40のストライカ44を受け入れるため、シートバック12を通常状態へと戻すことができる。
Further, when the seat back 12 is in the normal state, the reclining state, or the intermediate state, if the
本発明の実施例に係るスライド装置22は、上述したように構成されている。この構成によれば、従来技術と同様に、ロアレール30に対するアッパレール40のスライドをロックさせたとき、これらロアレール30とアッパレール40との厚み方向に生じるガタを防止できる。一方、このロック解除も、従来技術と同様に、プレート60を回動させて行うことができる。このとき、プレート60を回動させると、プレート自身60が、直接に、ロック片50を作動させロック状態を解除させると共にガタ詰め片80を作動させガタ詰め状態を解除させている。そのため、従来技術で説明したばね部材を必要とすることなくガタ詰め片80を作動させることができ、スライド装置22の部品点数を少なくすることができる。
The
また、この構成によれば、プレート60のピン62は、ロアレール30とアッパレール40との厚み方向に沿って配置されている。そのため、この厚み方向に直交を成す面に対して平行状態でプレート60を回動させることができる。したがって、ロアレール30とアッパレール40との厚みを薄くすることができる。
Further, according to this configuration, the
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、スライド装置22をシートバック12のリクライニング動作に適用した例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、スライド装置22をシートクッション10の前後のスライド動作に適用しても構わない。
The contents described above are only related to one embodiment of the present invention, and do not mean that the present invention is limited to the above contents.
In the embodiment, the example in which the
また、実施例では、プレート60は、アッパレール40側(すなわち、アッパベース46)に組み付けられる例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、これとは逆に、プレート60は、ロアレール30側に組み付けられても構わない。その場合、ロック片50もロアレール30側に組み付けることとなり、係止孔32をアッパレール40側に形成することとなる。
In the embodiment, the example in which the
22 スライド装置
30 ロアレール(レール)
40 アッパレール(スライダ)
50 ロック片
60 プレート
80 ガタ詰め片(ガタ詰め部材)
22
40 Upper rail (slider)
50
Claims (2)
プレートを作動させると、プレート自身が、直接に、ロック片を作動させロック状態を解除させると共にガタ詰め片を作動させガタ詰め状態を解除させることを特徴とするスライド装置。 A rail, a slider that is slidably attached to the rail, a lock piece that locks the slide of the slider, a backlash filling member that packs backlash generated between the rail and the slider in the locked state, A plate that releases the locked state and releases the backlash state, and a slide device comprising:
When the plate is operated, the plate itself directly operates the lock piece to release the locked state, and operates the back-filled piece to release the back-packed state.
プレートは、レール側またはスライダ側に枢着されており、
この枢着軸は、レール側とスライダ側との厚み方向に沿って配置されていることを特徴とするスライド装置。
The sliding device according to claim 1,
The plate is pivotally attached to the rail side or slider side,
The pivot shaft is disposed along the thickness direction of the rail side and the slider side.
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