JP2011096527A - バッテリパックおよび充電装置 - Google Patents

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徳路 曲
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Abstract

【課題】従来のバッテリパックとの互換性が高く、部品点数や実装面積を増加させずに部分電圧を監視することのできるバッテリパックおよび充電装置を提供すること。
【解決手段】バッテリパックは、直列に接続された複数の電池セルと、複数の電池セルの合計電圧が出力されるバッテリ側正極端子と、電子機器との間で認証処理を行う認証回路と、充電装置に接続されて充電中には複数の電池セルの間の中間電圧が入出力端子に出力され、電子機器に接続されて放電中には認証回路の出力が入出力端子に出力されるように制御する切り替え手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電池セルを備えたバッテリパックおよびこれを充電するための充電装置に関し、特に内蔵する各電池セルの電圧を外部に出力可能なバッテリパックおよびこの電圧を監視しながら充電を行う充電装置に関する。
デジタルカメラ等の電子機器においては、電子機器本体に電力を供給するバッテリを搭載したバッテリパックを、本体側へ接続して用いるのが一般的である。バッテリとしては、リチウムイオン電池などの再充電可能な二次電池が一般的に用いられる。
バッテリパックはバッテリ充電時および放電時に高温となるため、バッテリパックが所定以上の温度とならないように、電子機器や充電装置の本体側からバッテリパックの温度をモニタすることがある。この場合、バッテリパックからの温度検出に関する出力データを取りこむ端子がバッテリパックおよび本体側に付加されている。
また、バッテリパックが正規なものであるか否かを識別するためにバッテリパックの認証を行う技術が知られている。すなわち、バッテリパックと機器本体とにそれぞれID(識別子)等を記憶させ、接続時にバッテリパックから出力されるIDを機器本体に記憶したIDと照合してバッテリパックの正当性の認証を行うものである。この認証によって機器本体に適合しないような不正なバッテリパックを識別している。この場合にも、バッテリパックの認証を行うための端子がバッテリパックおよび本体側に付加されている。
このようにバッテリパックの認証のための端子および温度検出センサからの信号のための端子を備えた従来のバッテリパックが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−162986号公報(図5)
近年、充電時の安全性をより高めるため、バッテリパックが備える複数の電池セルについて、各々の電圧(部分電圧)を監視できることが望まれている。しかしながら、このような部分電圧を出力するための端子を追加すると、従来のバッテリパックとの互換性が取れず、また、部品点数や実装面積の増加につながるという課題があった。
そこで本発明のバッテリパックおよび充電装置は、従来のバッテリパックとの互換性が高く、部品点数や実装面積を増加させずに部分電圧を監視することのできるバッテリパックおよび充電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明のバッテリパックは、直列に接続された複数の電池セルと、複数の電池セルの合計電圧が出力されるバッテリ側正極端子と、電子機器との間で認証処理を行う認証回路と、充電装置に接続されて充電中には複数の電池セルの間の中間電圧が入出力端子に出力され、電子機器に接続されて放電中には認証回路の出力が入出力端子に出力されるように制御する切り替え手段と、を備える。
また、上記課題を解決するために本発明の充電装置は、バッテリパックのバッテリ側正極端子が接続される充電側正極端子と、バッテリパックの入出力端子が接続される充電側入出力端子と、充電側正極端子に入力される合計電圧と、充電側入出力端子に入力される中間電圧とに基づいて求めた複数の電池セルの各々の電圧に基づいてバッテリパックの充電を制御する制御回路と、を備える。
本発明のバッテリパックおよび充電装置によれば、従来のバッテリパックとの互換性が高く、部品点数や実装面積を増加させずに部分電圧を監視することのできるバッテリパックおよび充電装置を提供することができる。
第1の実施形態にかかるバッテリパックおよび充電装置の構成を示すブロック図 第1の実施形態にかかるバッテリパックを接続した電子機器の構成を示すブロック図 第1の実施形態における充電時の各部の電圧を示す図 第1の実施形態における放電時の各部の電圧を示す図 第2の実施形態にかかるバッテリパックおよび充電装置の構成を示すブロック図 第2の実施形態における充電時の各部の電圧を示す図 第2の実施形態における放電時の各部の電圧を示す図
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態にかかるバッテリパック、これを充電するための充電装置、およびバッテリパックを接続して電源として使用するデジタルカメラについて説明する。本実施形態にかかるバッテリパックは、充電装置およびデジタルカメラとの接続端子として正極端子、負極端子、バッテリパックの温度監視のためのT端子、およびバッテリパックの認証処理のためのD端子を備える。そして、バッテリパックが備える2つの電池セルの中間電圧の出力端子をD端子と共用する。なお、各電池セルの正極〜負極間の電位差を部分電圧と呼び、各電池セルの間の点における電位を中間電圧と呼ぶこととする。
<バッテリパックの構成>
図1は、第1の実施形態にかかるバッテリパックおよび充電装置の構成を示すブロック図である。バッテリパック2は充電装置3に電気的に接続され、充電装置3の制御により充電が行われる。バッテリパック2の正極端子211、T端子212、D端子213および負極端子214は、各々充電装置3の正極端子311、T端子312、D端子313および負極端子314と接続される。
電池セル201は、その正極が正極端子211に接続され、負極がもうひとつの電池セル202の正極と接続される。電池セル202の負極は負極端子214に接続される。このように、電池セル201および202は、正極端子211および負極端子214の間で直列に接続される。また、説明の便宜上、電池セル201および202を接続する線上の点を点aと呼び、点aにおける電圧を電池セル201および202の間の電圧、すなわち中間電圧と呼ぶ。
認証回路203は、電子機器としてのデジタルカメラ1(後述)と接続された際に、デジタルカメラ1との間で通信を行うことにより、バッテリパック2が正規品であることを認証する認証処理を行うための回路である。認証回路203は、D端子213と接続される。
温度検出回路205は、サーミスタ等で構成され、バッテリパック2内部の温度を検出する。温度検出回路205の一方は接地され、他方はT端子212と接続される。スイッチ204は、FET(電界効果トランジスタ:Field Effect Transistor)等により構成され、D端子213へ出力する信号として、認証回路203からの出力電圧および点aの電圧のうちいずれかを選択する。このようにD端子213は、中間電圧と認証回路203の出力とを切り替えて出力するための入出力端子となっている。D端子213からの出力を切り替えるためのスイッチ204は、T端子212の電圧により制御される。スイッチ204を構成するFETは、ある閾値(ここでは具体的に、4.5(V)とする)以上の電圧を印加した時は常にH側に接続され、ある閾値(ここでは具体的に、2.0(V)とする)以下の電圧を印加した時はL側に接続されるものとする。
<充電装置の構成>
充電装置3は、AC入力端子301が商用AC電源接続され、バッテリパック2が充電装置3に装着されて各端子が電気的に接続されると、バッテリパック2の充電を行う。AC/DCコンバータ302は、AC入力端子301から供給される交流電源を直流に変換する。AC/DCコンバータ302の出力は、スイッチ303を介して正極端子311に接続される。制御回路304は、正極端子311、T端子312、D端子313および負極端子314と接続される。制御回路304は、正極端子311に入力されるバッテリパック2の2つの電池セルの合計電圧とD端子313から入力されるバッテリパック2の中間電圧とから、2つの電池セルの各々の電圧を求め、これに基づいて充電の制御を行う。制御回路304は、バッテリパック2の充電中はスイッチ303をオンにし、充電が完了するとスイッチ303をオフにするように制御する。ここで、バッテリパック2が充電装置3に接続された状態において、T端子312には常に所定の閾値αより高い電圧が現れるようにしておく。ここで、閾値αとして4.5(V)とすれば、温度検出回路205の出力に寄らず、バッテリパック2が充電装置3に接続された状態において常にスイッチ204はH側に接続されることになる。
<デジタルカメラの構成>
図2は、第1の実施形態にかかるバッテリパック2を接続した電子装置としてのデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。被写体からの光はレンズ群により構成される光学系102を通してCCDイメージセンサ103に入射する。CCDイメージセンサ103は、光電変換により受光した光を電気信号に変換し、画像信号として出力する。信号処理部104は、CCDイメージセンサ103から出力された画像信号に対してA/D変換、ホワイトバランス補正、拡大縮小処理、ローパスフィルタ処理等の信号処理を行う。エンコーダ105は、信号処理部104から出力された画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)等の符号化方式で符号化する。記録部106は、符号化された画像データをデジタルカメラ1に装着されたメモリカード107に記録する。操作部110は、操作キー、シャッターボタン、ズームレバー、タッチパネル等を含み、使用者の操作を受け付け、対応する信号をマイコン109に送る。マイコン109は、操作部110からの出力に基づいてデジタルカメラ1の各部を制御する。モニタ108は、液晶パネル等により構成され、信号処画像データを表示する。また、マイコン109の制御により、画像データに重畳してOSD(On Screen Display)表示を行う。
デジタルカメラ1には、バッテリパック2を装着可能である。デジタルカメラ1にバッテリパック2を装着すると、バッテリパック2の正極端子211、T端子212、D端子213および負極端子214は、各々デジタルカメラ1の正極端子111、T端子112、D端子113および負極端子114と接続される。正極端子111を介してバッテリパック2から供給される電源電圧は、デジタルカメラ1の各部へ供給される。
マイコン109は、T端子112の電圧を監視する。ここで、バッテリパック2がデジタルカメラ1に接続された状態において、T端子112には常に所定の閾値γ(ただしγ≦α)より低い電圧が現れるようにしておく。ここで、閾値γとして2.0(V)とすれば、温度検出回路205の出力に寄らず、バッテリパック2がデジタルカメラ1に接続された状態において常にスイッチ204はL側に接続されることになる。マイコン109は、T端子112に現れる電圧値を、所定の変換テーブルを参照して温度に変換することによりバッテリパック2の温度を監視する。マイコン109は、バッテリパック2の温度が閾値を超えると、モニタ108に対する警告表示や、バッテリパック2からの電源供給の遮断等の措置をとる。
また、マイコン109は、D端子113を介してバッテリパック2との間で認証処理を行う。
<充電時の動作>
図3は、第1の実施形態におけるバッテリパック2の、充電装置3による充電時の各部の電圧を示す図である。図において、横軸は時間の経過を示す。図3(a)は、正極端子211の電圧を実線で示し、点aの電圧を破線で示す。図3(b)は、T端子212の電圧を示す。図3(c)は、D端子213の電圧を示す。なお、バッテリパック2の充電時における電圧上昇の度合いは時間の経過と共に変化するが、ここでは説明を簡略化するため、電圧上昇の度合いは常に一定であるものとする。
時刻0において、バッテリパック2が充電装置3に接続される。バッテリパック2のT端子212に現れる電圧は、上述したようにバッテリパック2の温度検出回路205の出力にかかわらず、常に閾値αよりも高い電圧となる。このとき、スイッチ204はH側に接続される。その結果、D端子213は、認証回路203および点aの両方と接続される。ここで、認証回路203は、充電装置3と接続されたときには動作しないため、常にローレベルを出力する。したがって、D端子には点aの中間電圧そのものが現れることになる。
充電装置3は、バッテリパック2の正極端子211および負極端子214の間に電圧をかけることにより、バッテリパック2内の各電池セル201および202に対して充電を開始する。ここで、正極端子211には電池セル201および202の電圧の合計が現れる。また、D端子213には点aにおける中間電圧、すなわち電池セル202の部分電圧が現れる。
時間の経過と共に各電池セルの充電が進み、電圧が上昇する。充電装置3の制御回路304は、正極端子211の電圧値からD端子213の電圧値を減算することにより、電池セル201の部分電圧を得る。制御回路304は、このようにして電池セル201および202の部分電圧を知り、その値が所定の閾値β(例えば、4.25(V))を超えたかどうかを監視する。また、制御回路304は、T端子212の電圧に基づいてバッテリパック2の温度を得ることにより、バッテリパック2の温度が正常な範囲内であるかどうかを監視する。時刻tにおいて、いずれかの電池セルにおいて部分電圧がこの閾値βを越えたとする。制御回路304は、正極端子211およびD端子213の電圧に基づいて得られる各電池セルの部分電圧のいずれかが閾値βを超えたことを検出すると充電が完了したと判断し、スイッチ303を制御して正極端子211への電源供給を終了する。これにより、バッテリパック2への充電が完了する。
<放電時の動作>
図4は、第1の実施形態におけるバッテリパック2の、デジタルカメラ1に接続されて放電(電源供給)時の各部の電圧を示す図である。図の見方については、図3と同様である。なお、デジタルカメラ1は動作状態に応じて消費電流が変化するが、ここでは説明を簡略化するため、消費電流は常に一定であるものとする。
時刻0において、バッテリパック2が接続されたデジタルカメラ1の電源スイッチがオンになると、バッテリパック2の正極端子211からデジタルカメラ1に電源の供給が開始される。
バッテリパック2のT端子212に現れる電圧は、上述したようにバッテリパック2の温度検出回路205の出力にかかわらず、常に閾値γよりも低い電圧となる。このとき、スイッチ204はL側に接続される。その結果、D端子213は、認証回路203のみと接続される。デジタルカメラ1のマイコン109は、バッテリパック2が接続されると直ちにバッテリパック2の認証回路203との間で通信を行い、認証処理を行う。時刻tにおいて認証に成功すると、マイコン109は引き続きバッテリパック2からの電源供給を継続する。なお、認証処理が失敗した場合、デジタルカメラ1は、モニタ108に警告表示を行った後、電源を遮断する。また、認証処理を行うとき以外には、認証回路203はローレベルを出力する。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態にかかるバッテリパックは、充電装置およびデジタルカメラとの接続端子として正極端子、負極端子、T端子、およびD端子を備える。そして、バッテリパックの認証処理のための出力端子と、バッテリパックが備える2つの電池セルの中間電圧の出力端子をD端子により共用する。認証処理は、放電時にのみ必要となる一方、中間電圧の出力は充電時にのみ必要となるため、これら2つの信号について、ひとつの出力端子を共用して出力することができる。また、バッテリパックのD端子から出力される信号を外部から選択するための信号を、T端子の電圧に重畳して供給する。したがって、バッテリパックの外部と新たな信号を入出力するにもかかわらず、新たな端子を設ける必要がなく、従来のバッテリパックとの互換性を確保でき、部品点数や実装面積を増加させずに部分電圧を監視することのできるバッテリパックおよび充電装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態にかかるバッテリパック、これを充電するための充電装置、およびバッテリパックを接続して電源として使用するデジタルカメラについて、説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、充電の制御を充電回路ではなくバッテリパックが主体となって行う点である。より具体的には、第1の実施形態における充電装置3の制御回路304の制御内容の一部(充電に関する部分)を、バッテリパック2aに設けた制御回路206にて行う点、これに伴い、第1の実施形態では設けられていたスイッチ204が廃止されている点である。以下、第1の実施形態と同様な構成については説明を省略し、この相違点を中心に説明する。
<各部の構成>
図5は、第2の実施形態にかかるバッテリパック2aおよび充電装置3aの構成を示すブロック図である。バッテリパックの制御回路206は、電池セル201の正極、点aおよび電池セル202の負極に接続される。制御回路206は、これら3点の電圧から電池セル201および202の各々の部分電圧を求めてこれを監視し、いずれかの部分電圧が閾値βを超えたかどうかを判断する。いずれかの部分電圧が閾値βを超えた、すなわち充電が完了したと判断したときには充電検出信号としてハイレベルを出力し、そうでないときには充電検出信号としてローレベルを出力する。D端子213には、スイッチ等を介さず、認証回路203の出力および制御回路206の出力が共に接続される。
充電装置3aの制御回路304は、バッテリパック2aのD端子213から出力される充電検出信号に基づいてスイッチ303を制御する。すなわち、充電検出信号がハイレベルであればスイッチ303をオフにしてバッテリパック2aの充電を行わない。また、充電検出信号がローレベルであればスイッチ303をオンにしてバッテリパック2aの充電を行う。
なお、第1の実施形態において、Tバッテリパック2が充電装置3に接続された状態において、T端子312には常に所定の閾値αより高い電圧が現れるように充電装置を構成し、バッテリパック2がデジタルカメラ1に接続された状態において、T端子112には常に所定の閾値γより低い電圧が現れるようにデジタルカメラ1を構成するものとしたが、本実施形態においてはそのように構成する必要はない。第1の実施形態では、接続先に応じてバッテリパック2のスイッチ204を制御するため上記構成をとっていたが、本実施形態ではスイッチ204がなく、そのような制御は不要である。すなわち、本実施形態において、デジタルカメラ1としては、従来のデジタルカメラの構成をそのまま使用することができる。
<充電時の動作>
図6は、第2の実施形態におけるバッテリパック2aの、充電装置3aによる充電時の各部の電圧を示す図である。図の見方については、図3と同様である。
時刻0において、バッテリパック2aが充電装置3aに接続される。D端子213は、認証回路203および制御回路206の両方と接続されている。ここで、認証回路203は、充電装置3aと接続されたときには動作せず、常にローレベルを出力する。したがって、D端子には制御回路206が出力する電圧そのものが現れることになる。
充電装置3aは、バッテリパック2aの正極端子211および負極端子214の間に電圧をかけることにより、バッテリパック2a内の各電池セル201および202に対して充電を開始する。
時間の経過と共に各電池セルの充電が進み、電圧が上昇する。バッテリパック2aの制御回路206は、電池セル201および202の部分電圧を監視し、そのいずれかの値が所定の閾値βを超えたかどうかを監視する。制御回路206は、いずれの値も閾値βを超えないときにはローレベルを出力し、いずれかの値が閾値βを超えたときにはハイレベルを出力する。充電開始直後は、いずれの電池セルの部分電圧も閾値βを超えないため、制御回路206はローレベルを出力する。その結果、D端子214からはローレベルが出力される。制御回路304は、D端子214に現れる電圧がローレベルなので、充電を継続する。また、制御回路304は、T端子212の電圧に基づいてバッテリパック2の温度を得ることにより、バッテリパック2の温度が正常な範囲内であるかどうかを監視する。
時刻tにおいて、いずれかの電池セルにおいて部分電圧がこの閾値βを越えたとする。制御回路206は、この時点でハイレベルを出力する。この結果、D端子214からはハイレベルが出力される。制御回路304は、D端子214に現れる電圧がハイレベルなので、充電が完了したと判断し、スイッチ303を制御して正極端子211への電源供給を終了する。これにより、バッテリパック2への充電が完了する。
<放電時の動作>
図7は、第2の実施形態におけるバッテリパック2aの、デジタルカメラ1に接続されて放電(電源供給)時の各部の電圧を示す図である。図の見方については、図3と同様である。
時刻0において、バッテリパック2aが接続されたデジタルカメラ1の電源スイッチがオンになると、バッテリパック2aの正極端子211からデジタルカメラ1に電源の供給が開始される。
D端子213は、認証回路203および制御回路206の両方と接続されている。ここで、バッテリパック2がデジタルカメラ1と接続されて放電中は、各電池セルの部分電圧は充電中よりも低い電圧を示すため、いずれも閾値βを超えない。したがって制御回路206は、デジタルカメラ1と接続されたときには常にローレベルを出力する。したがって、D端子には認証回路203が出力する電圧そのものが現れることになる。
デジタルカメラ1のマイコン109は、バッテリパック2aが接続されると直ちにバッテリパック2の認証回路203との間で通信を行い、認証処理を行う。時刻tにおいて認証に成功すると、マイコン109は引き続きバッテリパック2aからの電源供給を継続する。なお、認証処理が失敗した場合、デジタルカメラ1は、モニタ108に警告表示を行った後、電源を遮断する。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態にかかるバッテリパックは、各電池セルの電圧を監視して充電検出信号を外部に報知する制御回路を設け、バッテリパックの認証処理のための出力端子と、充電検出信号の出力端子をD端子により共用する。認証処理は、放電時にのみ必要となる一方、充電検出信号の出力は充電時にのみ必要となるため、これら2つの信号について、ひとつの出力端子を共用して出力することができる。したがって、バッテリパックの外部に新たな信号を出力するにもかかわらず、新たな端子を設ける必要がなく、従来のバッテリパックとの互換性を確保でき、部品点数や実装面積を増加させずに部分電圧を監視することのできるバッテリパックおよび充電装置を提供することができる。
(他の実施形態)
上記第1の実施形態においては、バッテリパックは充電中において2つの電池セルの中間電圧をD端子から出力するものとしたが、いずれかの電池セルの部分電圧を出力するようにしてもよい。その場合、充電装置側はこれに対応して各電池セルの部分電圧を求めるようにすればよい。
上記実施形態においては、バッテリパックが2つの電池セルを備える構成について説明したが、3つ以上の電池セルを備える構成としてもよい。例えば第1の実施形態については、各電池セルの間の中間電圧(電池セルが4つであれば3ヶ所の中間電圧)あるいは各電池セルの部分電圧を時分割でD端子から出力するような制御回路を追加し、制御回路の出力と認証回路203の出力とをスイッチ204で切り替える構成とすればよい。充電装置側では、時分割で送られてくるこれらの情報から充電の制御を行うようにすればよい。また、第2の実施形態については、制御回路206が、各電池セルの電圧を監視し、いずれかの電池セルの電圧が閾値βを超えるときにハイレベルを出力するようにすればよい。
上記実施形態においては、電子機器としてデジタルカメラを例にして説明したが、バッテリパックを接続して使用する電子機器としてはこれに限らず、ムービー、携帯電話、スマートフォン、携帯音楽プレーヤ、ノートPC等でもよい。
上記実施形態においては、電子機器と充電装置とを別の構成として説明したが、電子機器が充電装置を兼ねていてもよい。その場合、電子機器は、充電および放電の各動作において、上記実施形態と同様の動作をするように構成すればよい。
上記実施形態において、デジタルカメラ1のマイコン109が、バッテリパック2の認証回路203との間で認証処理を行うものとしたが、デジタルカメラ1がマイコン109とは別に認証回路を備え、互いの認証回路の間で認証処理を行うようにしてもよい。
本発明は、従来のバッテリパックとの互換性が高く、部品点数や実装面積を増加させずに部分電圧を監視することのできるバッテリパックおよび充電装置を提供することができるため、デジタルカメラ、ノートPCおよび携帯電話等の電子機器用のバッテリパックおよびその充電装置等に適用可能である。
1 デジタルカメラ
2 バッテリパック
3 充電装置
102 光学系
103 CCDイメージセンサ
104 信号処理部
105 エンコーダ
106 記録部
107 メモリカード
108 モニタ
109 マイコン
110 操作部
111 正極端子
112 T端子
113 D端子
114 負極端子
201 電池セル
202 電池セル
203 認証回路
204 スイッチ
205 温度検出回路
206 制御回路
211 正極端子
212 T端子
213 D端子
214 負極端子
301 AC入力端子
302 AC/DCコンバータ
303 スイッチ
304 制御回路
311 正極端子
312 T端子
313 D端子
314 負極端子

Claims (2)

  1. 直列に接続された複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルの合計電圧が出力されるバッテリ側正極端子と、
    電子機器との間で認証処理を行う認証回路と、
    充電装置に接続されて充電中には前記複数の電池セルの間の中間電圧が入出力端子に出力され、前記電子機器に接続されて放電中には前記認証回路の出力が前記入出力端子に出力されるように制御する切り替え手段と、
    を備えたバッテリパック。
  2. 請求項1記載のバッテリパックを接続して充電を行うための充電装置であって、
    前記バッテリパックの前記バッテリ側正極端子が接続される充電側正極端子と、
    前記バッテリパックの前記入出力端子が接続される充電側入出力端子と、
    前記充電側正極端子に入力される前記合計電圧と、前記充電側入出力端子に入力される前記中間電圧とに基づいて求めた前記複数の電池セルの各々の電圧に基づいて前記バッテリパックの充電を制御する制御回路と、
    を備えた充電回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012160791A1 (ja) * 2011-05-25 2012-11-29 パナソニック株式会社 無接点充電用電池パック

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