JP2011096517A - 通電部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属線材を折り曲げ加工して得られる通電部材であって、加工の容易性と位置決め精度が向上された新規な構造の通電部材を提供すること。
【解決手段】金属線材を所定長さで切断した切断線材12を用いると共に、該切断線材12の長さ方向中間部分にノッチ状の凹部14,24を形成し、該凹部14,24における前記切断線材12の長さ方向両側の端面を外方に向かって拡開する傾斜面20a,20bとすると共に、前記凹部14、24を屈曲することによって前記切断線材12の長さ方向の中間部分に屈曲部28を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気回路や各種電気機器間の電気接続に用いられる通電部材であって、金属線材を折り曲げ加工することにより得られる通電部材に関する。
従来から、各種電気機器間のコネクタ接続や、プリント基板等における電気回路への電気部品の接続において、端子金具としての通電部材が用いられている。また、自動車の電気接続箱等における内部回路構成体として、絶縁板上に配されたバスバー等の通電部材が知られている。
ところで、従来の通電部材は、一般に、金属製の平板材に対して、プレス金型による順送りプレスで打ち抜き加工を施すことにより形成されていた。その際、打ち抜き加工される通電部材間において、平板材の廃棄部分が避けられず歩留りが低かった。
そこで、特開2000−30834号公報(特許文献1)では、金属線材を用いて端子金具を製造することが提案されている。これによれば、長尺の金属線材を所定ピッチで切断することにより、所定長さの端子金具が形成される。従って、金属線材の略全体を端子金具とすることができ、材料のロスを少なくすることができる。
また、特開2004−32960号公報(特許文献2)に記載の如く、金属線材を所定長さに切断すると共に所定形状に屈曲させて内部回路構成体を形成することが提案されている。これによれば、所定長さに切断された金属線材を屈曲することにより内部回路構成体が得られることから、廃棄材料が殆ど無く、歩留りを向上させることができる。
ところが、金属線材を利用した通電部材は、従来の平板材を打ち抜き加工して製造する場合に比して幅寸法が小さいことから、加工の困難性が問題となっていた。例えば、端子の接続部を曲げ加工により形成する場合にも、治具への当接面積が小さく曲げ加工時に回転方向に捩り変位するおそれがある。このような端子金具の傾斜変位や捩り変位は、相手方の接続端子との接続に不具合を生じることから、大きな問題である。
加えて、従来の平板材を順送りプレス加工する際に使用されるパイロット穴等、加工時の位置決めとなる指標が、金属線材自体に設けられていないことから、曲げ加工すべき部位の位置決めが非常に困難で、曲げ加工時の位置精度が劣るという問題もあった。
特開2000−30834号公報 特開2004−32960号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、金属線材を折り曲げ加工して得られる通電部材であって、加工の容易性と位置決め精度が向上された新規な構造の通電部材を提供することにある。
すなわち、本発明の第一の態様は、金属線材を所定長さで切断した切断線材を用いて得られる通電部材であって、前記切断線材の長さ方向中間部分においてノッチ状の凹部が形成されており、該凹部における前記切断線材の長さ方向両側の端面が外方に向かって拡開する傾斜面とされていると共に、前記凹部が屈曲されることによって前記切断線材の長さ方向の中間部分に屈曲部が形成されていることを、特徴とする。
本態様によれば、凹部において切断線材の断面積を部分的に小さくして、曲げ方向における曲げ強さ(断面二次モーメント)を小さくしたことによって、小さい折り曲げ力でも凹部を確実に屈曲させることが出来る。それ故、曲げ加工の際の治具への当接面積が小さい金属線材でも、曲げ加工時に回転方向に捩り変位する等の不具合を解消して、容易且つ安定的に折り曲げ加工することが出来る。なお、切断線材の長さ方向の中間部分とは、切断線材の両端部間の何れの部分でも良く、切断線材の長さ方向の中央部分に限らない。
さらに、屈曲部を形成したい部位に予め凹部を形成することによって、屈曲部を切断線材の所定位置に正確に形成することが出来る。それ故、曲げ加工に際してパイロット穴等の位置決め指標が無い金属線材においても、高度な位置決め精度をもって屈曲部を切断線材の目的とする位置に形成することが出来る。
なお、凹部の屈曲方向は、凹部が山折側又は谷折側となる方向に限らず、それら山折および谷折以外の方向に折り曲げても良いが、好適には、本発明の第二の態様として、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記凹部において該凹部が谷折側となる方向に屈曲されることによって前記屈曲部が形成されているものとされる。
すなわち、凹部が形成されることによって、凹部を谷折側とする曲げ方向に対する曲げ強さ(断面二次モーメント)が小さくされることから、凹部を谷折側に屈曲することによって、より小さな折り曲げ力で効率的に曲げ加工を行なうことが出来る。また、凹部を形成する傾斜面や底面を相互に接近させる方向で切断線材を屈曲することとなる。それ故、凹部の形状、深さ等を調節することにより、切断線材の曲げ方向や曲げ角度等を概略規定することも出来て、製造効率の向上を図ることも出来る。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載のものにおいて、前記凹部が、前記切断線材の側方視でV字形状とされており、前記屈曲部において前記凹部の前記両側傾斜面が相互に突き合わされているものである。
本態様によれば、V字形状を形成する両側傾斜面間の角度を任意に設定することによって、屈曲部の曲げ角度を概略規定することが出来る。これにより、複雑な屈曲部を有する通電回路も、本発明の通電部材で精度良く形成することが出来る。なお、本態様における突き合わせとは、両側傾斜面が互いに接触する態様のみならず、対向面間に隙間を有する態様も含む。
本発明の第四の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記凹部が、前記両側傾斜面間において前記切断線材の長さ方向に一定深さで延びる底面を備えており、該底面の長さ方向の両端部分における各前記傾斜面の立ち上がり部分においてそれぞれ前記屈曲部が形成されることにより、前記切断線材の長さ方向両端部分に端子部が形成されているものである。
本態様によれば、所定距離を隔てて突出する一対の端子部を、本発明の通電部材によって構成することが出来る。そして、底面の長さ寸法を適当に設定することで両端子部の離隔距離を調節することが可能であり、例えば狭ピッチで互いに平行に突出する一対の端子部等も切断線材から容易に形成することが出来る。
本発明の第五の態様は、前記第一〜第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記凹部が、前記切断線材の長さ方向で複数形成されており、これら複数の凹部による複数の前記屈曲部によって前記切断線材に対して湾曲部が形成されているものである。
このようにすれば、凹部を連続的に形成することによって、各ノッチの深さを小さくして屈曲部の断面積を確保しつつ、湾曲部を有する通電部材を形成することが出来る。これにより、例えばUターン形状や、捩りを加えた螺旋形状等、多様な形状の通電回路を、本発明の通電部材で十分な通電断面積を維持しつつ実現することが可能となる。
本発明の第六の態様は、前記第一〜第五の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記切断線材が矩形断面を有しており、前記切断線材における対辺の一方の面に開口して第一の凹部が形成されていると共に、前記切断線材の長さ方向で前記第一の凹部を挟んだ両側にそれぞれ位置して、前記切断線材における対辺の他方の面に開口して第二の凹部が形成されており、前記切断線材が前記第一の凹部で折り返されて重ね合わされることで中央端子部が形成されていると共に、各前記第二の凹部で屈曲されることで前記中央端子部の基端側から前記切断線材の長さ方向両側に延び出す両側回路部が形成されているものである。
本態様によれば、第一の凹部と第二の凹部を組み合わせて採用したことによって、単に凹部で屈曲加工するのみで、単一の切断線材から分岐回路を形成することが出来る。従って、複数の切断線材を用意して、互いに溶接等で接合することも不要とされて、単一の切断線材でコスト効率良く分岐回路を形成することが出来る。
本発明の第七の態様は、前記第一〜第六の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記切断線材が正方形断面とされており、前記凹部が前記切断線材の角部に形成されているものである。
本態様によれば、ノッチ状の凹部の底部が、正方形断面を有する切断線材の側面に対して傾斜して設けられることから、切断線材の屈曲方向の自由度をより向上することが出来る。そして、角部に凹部を形成したことによって、屈曲し難い正方形断面の対角線方向やこれに傾斜する方向に対しても、精度良く曲げ方向を設定することが出来る。従って、切断線材の端部を屈曲して接続部を設け、ジャンパ回路やジョイントコネクタとして適用するような場合には、相手側スルーホールやコネクタの嵌合タブの向きに揃えて接続部を設けることが出来る。それ故、従来、両接続部間をクランク形状で接続していた配策形状において、クランク部に代えて両接続部を直線の最短距離で接続することが出来て、材料削減やスペース効率の向上を図ることが出来る。
本発明の第八の態様は、前記第一〜第六の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記切断線材が長方形断面とされている一方、前記凹部が前記切断線材の短辺となる側面に開口されていると共に、前記凹部の底部における前記切断線材の長辺方向の寸法が前記短辺の寸法以下とされているものである。
本態様によれば、凹部において断面積を小さくすることによって、長方形断面の切断線材であっても、長辺および短辺の何れを谷折線とする態様でも容易に屈曲することが出来る。これにより、長方形断面の切断線材を用いて複雑な回路形状を形成することも可能となる。特に、凹部の底部において切断線材の長辺方向の寸法を短辺の寸法以下に設定したことによって、短辺を谷折線とする曲げ方向に対する曲げ強さ(断面二次モーメント)が小さくされており、長方形断面を有する切断線材でも短辺を谷折線とする屈曲加工を容易に行なうことが出来る。
本発明によれば、切断線材の中間部分に凹部を形成し、凹部を屈曲して屈曲部を形成した。これにより、屈曲部を小さい折り曲げ力で容易且つ確実に形成できると共に、目的とする位置に精度良く形成することが出来る。
本発明の第一の実施形態としての通電部材とこれを構成する切断線材を示す説明図。 図1に示した通電部材の絶縁板への載置状態を説明するための断面説明図。 本発明の第二の実施形態としての通電部材とこれを構成する切断線材を示す説明図。 本発明の第三の実施形態としての通電部材とこれを構成する切断線材を示す説明図。 本発明の第四の実施形態としての通電部材とこれを構成する切断線材を示す説明図。 本発明の第五の実施形態としての通電部材とこれを構成する切断線材を示す説明図。 本発明の第六の実施形態としての通電部材とこれを構成する切断線材を示す説明図。 本発明の第七の実施形態としての通電部材とこれを構成する切断線材を示す説明図。 図8に示した通電部材の絶縁板への載置状態を説明するための断面説明図であって、図8におけるIX−IX断面に相当する断面説明図。 図8に示した通電部材と従来構造に従う通電部材を示す説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1(a)に、本発明の第一の実施形態としての通電部材10を示す。この通電部材10は、例えば自動車の電気接続箱において、絶縁板やプリント基板上に配されて、内部回路構成体や端子金具として利用される。通電部材10は、図1(b)に示す切断線材12が屈曲されて形成されたものである。切断線材12は、導電性を有する銅、黄銅等の金属製母材に対して全周に亘ってメッキ層が形成された金属線材を所定長さで切断することにより得られたものである。切断線材12の断面形状としては、長方形や正方形等の矩形状、楕円を含む円形状や多角形状、その他任意の形状が適宜に採用可能であるが、本実施形態においては、正方形断面とされている。
切断線材12の長さ方向中央部分には、第一の凹部としての台形状凹部14が形成されている。台形状凹部14は、切断線材12において正方形断面の対辺の一方の面を構成する端面16aに開口するノッチ状に形成されており、端面16aに対して一定の深さ寸法:d1をもって切断線材12の長さ方向に延びる底面18と、底面18における長さ方向両側に、外方に向かって拡開する傾斜面20a,20bを有している。これにより、台形状凹部14は、切断線材12の側面視において、上辺が下辺よりも長い寸法をもって端面16a側に形成された等脚台形状とされており、外方に向かって開口するノッチ状に形成されている。これにより、切断線材12の台形状凹部14の形成部分において、開口側の端面16aと反対側の端面16bは、突出部分を有することの無い平坦面とされている。
さらに、切断線材12において、台形状凹部14を挟んだ長手方向両側部分には、台形状凹部14から長手方向両端部22a,22b側に互いに等しい距離だけ離隔した位置に、一対の第二の凹部としてのV字状凹部24が形成されている。V字状凹部24は、台形状凹部14が開口された端面16aと反対側で、切断線材12において正方形断面の対辺の他方の面を構成する端面16bに開口するノッチ状に形成されている。そして、V字状凹部24における切断線材12の長さ方向の両端面が、外方に向かって拡開する傾斜面20a,20bとされており、V字状凹部24は、切断線材12の側面視においてV字形状とされている。これにより、切断線材12のV字状凹部24の形成部分は、開口側の端面16bと反対側の端面16aが、突出部分を有することの無い平坦面とされている。
なお、これら台形状凹部14およびV字状凹部24は、切断線材12を切削加工等することによって形成しても良いが、好適には、潰し加工で形成される。図示は省略するが、例えば、台形状凹部14およびV字状凹部24に対応する形状を有する第一の冶具と、平坦面形状を有する第二の冶具を用意し、第一の冶具をこれら凹部14、24の開口側端面(台形状凹部14については端面16a,V字状凹部24については端面16b)側から切断線材12に押し付けると共に、第二の冶具を開口側端面と反対側の端面(台形状凹部14については端面16b、V字状凹部24については端面16a)側から切断線材12に押し付けることによって形成される。このような潰し加工によれば、台形状凹部14およびV字状凹部24を容易に形成できると共に、底面18や傾斜面20a,20b上のメッキ層を残すことが出来る。
そして、切断線材12の曲げ方向における曲げ強さ(断面二次モーメント)が最も小さくされた台形状凹部14における底面18と傾斜面20a,20bのそれぞれとの接続部分26a、およびV字状凹部24における傾斜面20aと傾斜面20bの接続部分26bにおいて、それぞれ両傾斜面20a,20bが互いに接近する谷折方向に屈曲されることによって、図1(a)に示すように、台形状凹部14およびV字状凹部24の形成位置に、屈曲部28、28が形成されている。切断線材12において、V字状凹部24で挟まれた台形状凹部14の両側の部分は、台形状凹部14が谷折側となる方向に屈曲されて折り返されることで互いに接近されて、互いの端面16aが接触した状態で重ね合わされている。また、各V字状凹部24は、それぞれ、V字状凹部24が谷折側となる方向に屈曲されることで、略90°に屈曲されている。これにより、通電部材10は、台形状凹部14の屈曲部28が、両端部22a,22bを結ぶ切断線材12の長さ方向(図1(a)中、左右方向)の中間部分において、長さ方向に対して略直交して突出された中央端子部30を有すると共に、中央端子部30の基端側から両端部22a,22bが長さ方向に延び出されて形成された両側回路部32a,32bを有する全体としてT字形状とされている。
なお、台形状凹部14の傾斜面20a,20bは、切断線材12における台形状凹部14の両側部分が、互いの端面16a,16aが接触されてその屈曲量が規定されることにより、互いに隙間を隔てて対向されている。これにより、中央端子部30の突出先端部分には、底面18と両傾斜面20a,20bで囲まれた貫通孔34が形成されている。
このような構造とされた通電部材10は、例えば図2に示すように、絶縁板36上に載置される。絶縁板36への載置状態において、中央端子部30が、絶縁板36に貫設された挿通孔38を通じて、絶縁板36の下方に配設されたプリント基板40側に突出されて、プリント基板40のスルーホール42に挿通されて半田付けされることによって、プリント基板40上のプリント配線44と電気的に接続される。また、通電部材10の両端部22a,22bは、それぞれ、屈曲等されて端子部を構成し、リレーやヒューズ等の電気部品と適宜に接続される。これにより、中央端子部30と両端部22a,22bの何れか一つから、他の2つに分岐する分岐回路を形成することが可能となり、絶縁板36上の電気回路とプリント基板40上のプリント配線44を電気的に接続することが出来る。
本実施形態に従う構造とされた通電部材10によれば、台形状凹部14およびV字状凹部24のそれぞれにおいて、これら凹部14,24を谷折側とする曲げ方向に対する曲げ強さが小さくされている。これにより、より小さな曲げ力で屈曲部28を形成することが出来て、曲げ加工に際する捩れ変形のおそれも軽減される。また、凹部14,24における接続部分26a,26bで切断線材12を精度良く折り曲げることが出来ることから、目的とする位置に精度良く屈曲部28を形成することが出来る。その結果、例えば多数の切断線材12を並列状態で冶具にセットして、一度に折り曲げ加工することで多数の通電部材10を効率良く、優れた成形精度で形成することも出来る。特に、凹部14,24が谷折側となる方向で曲げ加工を行なうことから、凹部14,24を山折側とする曲げ加工に比して、曲げに伴う屈曲部28への引張応力の集中が軽減される。
さらに、本実施形態によれば、台形状凹部14と一対のV字状凹部24、24を屈曲することによって、単一の切断線材12からT字状の通電部材10が形成されている。これにより、複数の切断線材を溶接することも無しに、単一の切断線材12で分岐回路を形成することが可能となり、部品点数の減少を図ることが出来る。
なお、本実施形態における通電部材10の中央端子部30を含む全体を絶縁板36上に載置して、絶縁板36上で分岐回路を形成しても良い。また、中央端子部30を電気接続箱のケースに開口して設けられた端子収容部内に突設させて、図示しない外部電線のコネクタの雌端子等と接続可能とする等しても良い。そのような場合には、中央端子部30に設けられた貫通孔34に雌端子に形成された突部を嵌合させることで、接続に際する節度感を与えるようにすることも可能である。
次に、図3(a)に、本発明の第二の実施形態としての通電部材50を示す。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様の部材および部位には、図中に前記第一の実施形態と同一の符号を付することにより、その説明を適宜に省略する。
通電部材50は、図3(b)に示す切断線材12が屈曲されて形成されている。切断線材12の長さ方向中央部分には、一方の端面16bに開口するV字状凹部24が形成されている。更に、中央のV字状凹部24を挟んで、両端部22a,22b側に互いに等しい距離だけ離隔した位置には、端面16bと反対側の端面16aに開口する一対のV字状凹部24,24がそれぞれ形成されている。
そして、各V字状凹部24,24,24において、それぞれの凹部24,24,24が山折側となる方向に屈曲されることによって、各V字状凹部24,24,24に屈曲部28,28,28が形成された通電部材50が形成される。なお、切断線材12において、長さ方向中央部分に形成されたV字状凹部24の両側部分は、互いの端面16a,16aが互いに接触することで屈曲量が規定されると共に、両側のV字状凹部24,24は、それぞれ、略90°に屈曲されている。これにより、通電部材50は、両端部22a,22bの中央部分に中央端子部30が形成された略T字形状とされている。
このような構造とされた通電部材50は、前記第一の実施形態としての通電部材10と同様に、分岐回路として好適に用いることが出来る。そして、V字状凹部24が形成されることによって、V字状凹部24を山折側とする方向の曲げ強さが小さくされていることから、屈曲部28を小さな力で容易且つ位置精度良く形成することが出来る。
次に、図4(a)に、本発明の第三の実施形態としての通電部材60を示す。通電部材60は、図4(b)に示す切断線材12から形成されている。切断線材12は、前記第二の実施形態の切断線材12(図3(b)参照)と同一のものであり、長さ方向の中央部分に、一方の端面16bに開口するV字状凹部24が形成されていると共に、中央部分のV字状凹部24の両側に、端面16bと反対側の端面16aに開口する一対のV字状凹部24,24が形成されている。
そして、切断線材12が、各V字状凹部24,24,24のそれぞれを谷折側とする方向に屈曲されることによって、各V字状凹部24,24,24に屈曲部28,28,28が形成された通電部材60が形成される。各V字状凹部24,24,24における屈曲量は、両傾斜面20a,20bが互いに接近されて、接触状態で相互に突き合わされることによって規定される。これにより、通電部材60の長さ方向中央部分には、長さ方向に対する直交方向に突出する三角状突出部62が形成されている。
このような構造とされた通電部材60は、例えば電気接続箱の絶縁板上に載置される。そして、本実施形態によれば、三角状突出部62で、絶縁板上の他の通電部材を回避する等、より複雑な回路配策を行なうことが出来る。また、切断線材12の屈曲量を、両傾斜面20a,20bの接触で概略規定することが出来る。更に、両傾斜面20a,20bを相互に接触(好ましくは密接)させることで、V字状凹部24の形成に伴う通電抵抗の増大を抑えることが出来る。
次に、図5(a)に、本発明の第四の実施形態としての通電部材70を示す。通電部材70は、図5(b)に示す切断線材12から形成されている。切断線材12の長さ方向中央部分には、台形状凹部14が形成されている。そして、切断線材12が、台形状凹部14の底面18の長さ方向両端部における両傾斜面20a,20bの立ち上がり部分となる接続部分26a,26aにおいて、台形状凹部14を谷折側とする方向にそれぞれ屈曲されることにより、底面18の長さ方向両端部に、屈曲部28,28がそれぞれ形成されている。これにより、通電部材70は、長さ方向(図5(a)中、左右方向)の両端部分に、長さ方向に直交して、互いに平行に延びる端子部72,72を有する全体としてコの字形状とされている。
このような通電部材70は、例えばプリント基板上や絶縁板上でアーチ状に配設されると共に、両端子部72,72がプリント基板の導電路や単芯線に圧着された端子金具等と接続されることによって、ジャンパ線として用いることが出来る。特に、底面18の長さ寸法を調節することによって、両端子部72,72間の離隔距離を容易に調節することが出来る。
また、本実施形態における通電部材70を、両端子部72,72を電気接続箱のケースに開口するコネクタ収容部に突出状態で配設することも可能であり、底面18の長さ寸法を調節することによって、狭ピッチで互いに平行に突出する一対の端子部72,72を切断線材12から容易に形成することも出来る。
次に、図6(a)に、本発明の第五の実施形態としての通電部材80を示す。通電部材80は、図6(b)に示す切断線材12から形成されている。切断線材12の長さ方向中央部分には、互いに同一の端面16a側に開口する複数のV字状凹部24が、長さ方向で連続して形成されている。そして、各V字状凹部24が、各V字状凹部24を谷折側とする方向にそれぞれ屈曲されることによって、各V字状凹部24のそれぞれに屈曲部28が形成されている。これら複数の屈曲部28により、切断線材12には湾曲部82が形成されており、通電部材80は、全体としてU字形状とされている。
このような通電部材80を用いれば、例えば絶縁板上に載置することによって、Uターン状の線材回路の配策形状を実現することが出来る。そして、複数のV字状凹部24を切断線材12の長さ方向で連続的に形成することによって、各V字状凹部24におけるノッチの深さを小さくして屈曲部28の通電断面積を確保しつつ湾曲部82を形成することが出来る。また、V字状凹部24を形成したことによって、V字状凹部24を谷折側とする方向の曲げ強さが小さくされていることから、本実施形態のように複数のV字状凹部24をそれぞれ曲げ加工する場合でも、捩れ変形のおそれを軽減して、優れた成形精度で湾曲部82を形成することが出来る。また、複数のV字状凹部24を形成することによって、本実施形態の如きU字形状のみならず、ねじりを加えた螺旋状の通電部材等、多様な形状の通電回路を、通電断面積を維持しつつ形成することが出来る。そして、湾曲部82における周長、曲率半径の大小、およびねじりの有無や方向等については、V字状凹部24の形成領域、各V字状凹部24の深さ、ピッチ等を調節することで設定することが出来る。
次に、図7(a)に、本発明の第六の実施形態としての通電部材90を示す。通電部材90は、図7(b)に示す切断線材12から形成されている。本実施形態における切断線材12は、長方形の扁平断面形状を有している。そして、切断線材12の長さ方向の中間部分には、切断線材12の長方形断面の短辺となる側面を構成する端面16cに開口して、V字状凹部24が形成されている。特に本実施形態においては、V字状凹部24において端面16cから最も深くに位置する底部となる両傾斜面20a,20bの接続部分26bにおいて、切断線材12の長方形断面における長辺方向の寸法:d2が、短辺の寸法:d3以下となるように、V字状凹部24の深さ寸法が設定されている。なお、V字状凹部24は、切削や潰し加工等で形成しても良いが、本実施形態においては、切断線材12が扁平断面を有することから、プレス打ち抜き加工等も好適に用いられる。また、プレス打ち抜き加工でV字状凹部24を形成する場合には、V字状凹部24の両傾斜面20a,20bに後メッキ加工が施されることが好ましい。
そして、V字状凹部24が、V字状凹部24を谷折側とする方向に屈曲されることによって、V字状凹部24に屈曲部28が形成されている。本実施形態においては、切断線材12は、V字状凹部24で略90°に屈曲されている。これにより、通電部材90は、全体としてL字形状を有している。
本実施形態によれば、V字状凹部24を形成したことによって、扁平断面を有する切断線材12であっても、何れの方向にも容易に屈曲させることが出来る。特に、V字状凹部24を切断線材12の長方形断面の短辺側に開口させると共に、V字状凹部24の底部となる接続部分26bにおける長辺方向の寸法:d2を、短辺の寸法:d3以下に設定したことによって、短辺側の端面16cを谷折側とする方向への曲げに対する曲げ強さが小さくされており、端面16cを谷折側とする方向に、小さな力で容易に、且つ優れた位置精度をもって屈曲させることが出来る。これにより、長方形断面の長辺側の端面16a,16bが広がる平面から突出することなく回路形状を設定することが可能となり、例えば絶縁板の配設平面上で、より大きな通電断面積をもった回路配索を行なうことが出来る。
次に、図8(a)に、本発明の第七の実施形態としての通電部材100を示す。通電部材100は、図8(b)に示す切断線材12から形成されている。切断線材12は正方形断面を有している。そして、切断線材12の角部102に、切断線材12の長さ方向で所定距離を隔てて、一対のV字状凹部24,24が形成されている。これら一対のV字状凹部24,24は、互いに同一の角部102上に形成されている。また、一対のV字状凹部24、24は、それぞれ、その深さ方向が切断線材12の正方形断面の対角線方向となるように形成されており、該対角線方向の外側に開口形成されている。
そして、切断線材12が、一対のV字状凹部24、24をそれぞれ谷折側とする方向に屈曲されることによって、これらV字状凹部24、24に屈曲部28、28が形成されている。本実施形態においては、切断線材12は、各V字状凹部24で略90°に屈曲されている。これにより、切断線材12は、長さ方向(図8中、左右方向)の両端部分に、互いに同方向に突出する一対の端子部72,72を有する全体としてコの字形状とされている。特に、V字状凹部24が角部102に形成されていることから、切断線材12は、V字状凹部24を挟む両側の角部102を互いに接近させる方向に屈曲される。従って、図9に示すように、通電部材100の端子部72は、切断線材12の正方形断面の対角線方向に延び出されている。
このような構造とされた通電部材100は、例えば図9に示すように、端子部72を突出させた状態で絶縁板36上に載置すると共に、端子部72を電気接続箱のケースに設けられた端子収容部内に収容してコネクタ等と接続可能とすることが出来る。通電部材100を絶縁板36上に載置する場合には、好適には、図9に示すように、絶縁板36上に、通電部材100の断面形状に対応したV字形状断面を有する収容溝104が形成されて、収容溝104への収容状態で通電部材100が絶縁板36上に載置される。このようにすれば、絶縁板36に対して端面が傾斜している通電部材100を、絶縁板36上に安定的に載置することが出来る。
さらに、V字状凹部24を角部102上に形成して、切断線材12を角部102上で屈曲させたことによって、図10(a)に示すように、両端子部72,72間を、それら2点間の最短距離となる直線形状で接続することが出来る。即ち、図10(b)に示すように、例えば図10(a)と同じ周方向向きおよび位置の端子部72,72を有する通電部材106を、V字状凹部24を端面16a上に開口形成して、切断線材12を端面16a上で屈曲させて形成しようとした場合には、端子部72,72間をクランク形状で接続する必要があり、図10(a)に比してより長い切断線材12とより大きな配設スペースが必要となる。従って、本実施形態によれば、材料や配設スペース等の削減を図ることが出来る。
なお、本実施形態においては、V字状凹部24が切断線材12の対角線方向に開口されていると共に、図9に示したように、端子部72が切断線材12の端面に対して略45°の傾斜角度をもって延び出されていたが、V字状凹部24の開口方向およびV字状凹部24における切断線材12の屈曲方向は任意に設定可能である。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、凹部の屈曲方向としては、凹部を谷折側とする方向や山折側とする方向のみならず、それら谷折側や山折側以外の任意の方向に屈曲させることも可能である。また、前記実施形態においては、凹部は切断線材の長さ方向で対称形状とされていたが、凹部を構成する底面や傾斜面の具体的形状は、目的とする通電部材の形状や切断線材の断面形状等を考慮して適宜に設定可能であって、凹部は切断線材の長さ方向で非対称形状とされていても良い。従って、前記実施形態において、傾斜面20a,20bの形状や大きさ、傾斜角度等を互いに異ならせるなどしても良い。
また、上記各実施形態に示した形状を適宜に組み合わせて用いることも可能であって、例えば第一の実施形態(図1参照)と第四の実施形態(図5参照)を組み合わせて、中央端子部30を挟む両側回路部32a,32bの両方あるいは一方に端子部72を形成したり、第一の実施形態(図1参照)と第五の実施形態(図6参照)を組み合わせて、中央端子部30と湾曲部82とを有する通電部材を形成することも可能である。また、前記各実施形態において、ノッチ状の凹部を設けずして屈曲した屈曲部を併せて採用することも可能である。更に、上記各実施形態はあくまでも例示であって、本発明の通電端子の具体的形状が上記各実施形態に限定されるものではないことが理解されるべきである。
10、50、60、70、80、90、100:通電部材、12:切断線材、14:台形状凹部(第一の凹部)、16a:端面(切断線材における対辺の一方の面)、16b:端面(切断線材における対辺の一方の面)、18:底面、20a,b:傾斜面、22a,b:端部、24:V字状凹部(第二の凹部)、26b:接続部分(底部)、28:屈曲部、30:中央端子部、32a,b:両側回路部、72:端子部、82:湾曲部、92:底部、102:角部

Claims (8)

  1. 金属線材を所定長さで切断した切断線材を用いて得られる通電部材であって、前記切断線材の長さ方向中間部分においてノッチ状の凹部が形成されており、該凹部における前記切断線材の長さ方向両側の端面が外方に向かって拡開する傾斜面とされていると共に、前記凹部が屈曲されることによって前記切断線材の長さ方向の中間部分に屈曲部が形成されていることを特徴とする通電部材。
  2. 前記凹部において該凹部が谷折側となる方向に屈曲されることによって前記屈曲部が形成されている請求項1に記載の通電部材。
  3. 前記凹部が、前記切断線材の側方視でV字形状とされており、前記屈曲部において前記凹部の前記両側傾斜面が相互に突き合わされている請求項2に記載の通電部材。
  4. 前記凹部が、前記両側傾斜面間において前記切断線材の長さ方向に一定深さで延びる底面を備えており、該底面の長さ方向の両端部分における各前記傾斜面の立ち上がり部分においてそれぞれ前記屈曲部が形成されることにより、前記切断線材の長さ方向両端部分に端子部が形成されている請求項1又は2に記載の通電部材。
  5. 前記凹部が、前記切断線材の長さ方向で複数形成されており、これら複数の凹部による複数の前記屈曲部によって前記切断線材に対して湾曲部が形成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の通電部材。
  6. 前記切断線材が矩形断面を有しており、前記切断線材における対辺の一方の面に開口して第一の凹部が形成されていると共に、前記切断線材の長さ方向で前記第一の凹部を挟んだ両側にそれぞれ位置して、前記切断線材における対辺の他方の面に開口して第二の凹部が形成されており、前記切断線材が前記第一の凹部で折り返されて重ね合わされることで中央端子部が形成されていると共に、各前記第二の凹部で屈曲されることで前記中央端子部の基端側から前記切断線材の長さ方向両側に延び出す両側回路部が形成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の通電部材。
  7. 前記切断線材が正方形断面とされており、前記凹部が前記切断線材の角部に形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載の通電部材。
  8. 前記切断線材が長方形断面とされている一方、前記凹部が前記切断線材の短辺となる側面に開口されていると共に、前記凹部の底部における前記切断線材の長辺方向の寸法が前記短辺の寸法以下とされている請求項1〜6の何れか1項に記載の通電部材。
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