JP2011095305A - 録音装置、撮像装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】音信号から非定常ノイズを低減させる録音装置を提供する。
【解決手段】音信号を取得する音信号処理部240と、特定の音情報を基準信号として記憶する記憶部160と、ズームレンズ114等が動作するタイミングを示すタイミング信号を取得するCPU190と、タイミング信号に基づいて、ズームレンズ114等が発する音の音信号における発生タイミングを検出する音信号処理部240と、発生タイミングに対応する第1区間における発生タイミングの位置の第1関係と、基準信号の一部である第2区間における特定の音情報の位置の第2関係とが一致するように、第1区間と第2区間の少なくとも一方を設定する音信号処理部240と、第1区間に対応する音信号から第2区間における基準信号を周波数領域で減算する低減処理部250と、低減処理部250による演算結果に基づく音信号を記録する通信部170等と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、音信号からノイズを周波数領域で減算する録音装置、撮像装置、及びプログラムに関する。
入力された音信号の周波数スペクトル信号から、機構音の周波数スペクトル信号を減算することで、音信号から機構音(ノイズ)を低減させる撮像装置が、特許文献1に開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−279185号公報
しかしながら、特許文献1に開示された撮像装置は、定常ノイズを対象としたものであり、音信号から定常ノイズを低減させることはできても、音信号に非定常ノイズ(例えば、パルス性ノイズ)が発生した場合には、その非定常ノイズを低減させることができないという問題があった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、音信号に非定常ノイズが発生した場合に、音信号から非定常ノイズを低減させることができる録音装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、音信号を取得する音信号取得部と、特定の音情報を基準信号として記憶する記憶部と、動作部が動作するタイミングを示すタイミング信号を取得するタイミング信号取得部と、前記タイミング信号に基づいて、前記動作部が発する音の前記音信号における発生タイミングを検出する検出部と、前記音信号のうちの、前記発生タイミングに対応する第1区間における前記発生タイミングの位置の第1関係と、前記基準信号の一部である第2区間における前記特定の音情報の位置の第2関係とが一致するように、前記発生タイミングに基づいて前記第1区間と前記第2区間の少なくとも一方を設定する区間設定部と、前記第1区間に対応する前記音信号から前記第2区間における前記基準信号を周波数領域で減算する演算部と、前記演算部による演算結果に基づく音信号を記録する記録部と、を備えることを特徴とする録音装置である。
本発明によれば、録音装置は、ノイズの発生タイミングに基づく音信号から基準信号を周波数領域で減算するので、音信号に非定常ノイズが発生した場合でも、非定常ノイズを低減させることができる。
本発明の実施形態における録音装置を備える撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるタイミング信号と、窓関数300と、目的音に応じた音信号との関係を示す図である。 本発明の実施形態におけるタイミング信号と、窓関数300と、重み付けされた目的音に応じた音信号との関係を示す図である。 本発明の実施形態における基準信号を示す図である。 本発明の実施形態におけるタイミング信号と、窓関数と、重み付けされた基準信号と、基準信号との関係を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1には、録音装置を備える撮像装置の構成を示すブロック図が示されている。撮像装置100は、光学系による像を撮像し、得られた画像データを記憶媒体200に記憶させる。また、撮像装置100に備えられた録音装置は、収音された音からノイズを除去し、得られた音信号を記憶媒体200に記憶させる。
撮像装置100は、撮像部110と、画像処理部140と、表示部150と、バッファメモリ130と、操作部180と、録音装置を備える。この録音装置は、記憶部160と、CPU190と、マイク230と、音信号処理部240と、低減処理部250と、通信部170を備える。
撮像部110は、光学系111と、撮像素子119と、A/D(Analog/Digital)変換部120とを備え、設定された撮像条件(例えば絞り値、露出値等)に従って、CPU190により制御される。また、撮像部110は、光学系111による光学像を撮像素子119に結像させて、A/D変換部120によってデジタル信号に変換された当該光学像に基づく画像データを生成する。
光学系111は、ズームレンズ114と、焦点調整レンズ(以下、「AF(Auto Focus)レンズ」という)112と、手振れ補正レンズ(以下、「VRレンズ」という)113と、レンズ駆動部116と、ズームエンコーダ115と、AFエンコーダ117と、像ぶれ補正部118を備える。光学系111は、ズームレンズ114、AFレンズ112、及びVRレンズ113を通過した光学像を、撮像素子119の受光面に導く。
以下、動作することによって音を発する部分を動作部ということがある。そして、動作部が動作するタイミングを示す信号をタイミング信号ということがある。
ズームエンコーダ115は、ズームレンズ114の位置を表わすズームポジションを検出し、CPU190に出力する。また、ズームエンコーダ115は、ズームレンズ114の移動を検出し、ズームレンズ114の移動に応じた信号をCPU190に出力する。ここで、ズームレンズ114の移動に応じた信号とは、例えば、ズームレンズ114が光学系111内を移動している場合にハイレベル、停止している場合にローレベルとなる信号であってもよい。以下、ズームレンズ114の移動に応じた信号をタイミング信号ということがある。
AFエンコーダ117は、AFレンズ112の位置を表わすフォーカスポジションを検出し、CPU190に出力する。また、AFエンコーダ117は、AFレンズ112の移動を検出し、AFレンズ112の移動に応じた信号をCPU190に出力する。ここで、AFレンズ112の移動に応じた信号とは、例えば、AFレンズ112が光学系111内を移動している場合にハイレベル、停止している場合にローレベルとなる信号であってもよい。以下、AFレンズ112の移動に応じた信号をタイミング信号ということがある。
像ぶれ補正部118は、光学系111による像のぶれを検出し、当該ぶれを打ち消す方向にVRレンズ113を駆動する。また、像ぶれ補正部118は、VRレンズ113の駆動に応じた信号をCPU190に出力する。ここで、VRレンズ113の駆動に応じた信号とは、像ぶれ補正部118がVRレンズ113を駆動するタイミングを示す信号であってもよい。以下、VRレンズ113の駆動に応じた信号を、タイミング信号ということがある。
レンズ駆動部116には、AFレンズ112及びズームレンズ114の位置を制御するための駆動制御信号が、CPU190から入力される。以下、駆動制御信号をタイミング信号ということがある。
また、駆動制御信号は、各レンズの駆動方向を示す情報を含んでいてもよい。レンズ駆動部116は、駆動制御信号に応じて、AFレンズ112及びズームレンズ114の位置を制御する。
撮像素子119は、例えば、光電変換面を備え、その受光面に結像した光学像を電気信号に変換して、A/D変換部120に出力する。
また、撮像素子119は、操作部180を介して撮影指示を受け付けた際に得られる画像データを、静止画又は動画の画像データとして、A/D変換部120を介して記憶媒体200に記憶させる。一方、撮像素子119は、操作部180を介して撮像指示を受け付けていない状態において、連続的に得られる画像データをスルー画データとして、A/D変換部120を介してCPU190及び表示部150に出力する。
A/D変換部120は、撮像素子119によって変換された電気信号をデジタル化して、デジタル信号である画像データをバッファメモリ部130に出力する。
操作部180は、例えば、電源スイッチ、シャッタボタン、マルチセレクタ(十字キー)、又はその他の操作キーを備え、ユーザによって操作されることでユーザの操作入力を受け付け、操作入力に応じた信号と、操作されたことを示す信号とをCPU190に出力する。以下、操作されたことを示す信号をタイミング信号ということがある。すなわち、このタイミング信号は、操作部180が操作されたタイミングを示す信号である。
画像処理部140は、記憶部160に記憶されている画像処理条件を参照して、バッファメモリ部130に一時的に記憶されている画像データに対して、画像処理をする。画像処理された画像データは、通信部170を介して記憶媒体200に記憶される。なお、画像処理部140は、記憶媒体200に記憶されている画像データに対して、画像処理をしてもよい。
表示部150は、例えば液晶ディスプレイであって、撮像部100によって得られた画像データ、及び操作画面等を表示する。
バッファメモリ部130は、撮像部110によって撮像された画像データを、一時的に記憶する。また、バッファメモリ部130は、マイク230が収音した目的音に応じた音信号を、一時的に記憶する。なお、バッファメモリ部130は、目的音が収音された時刻と、バッファメモリ部130における位置(アドレス)とを対応付けて、目的音に応じた音信号を記憶してもよい。
マイク230は、目的音を収音し、その目的音に応じた音信号を、バッファメモリ部130に音信号処理部240を介して出力する。なお、目的音に応じた音信号には、動作部が発した音によって、非定常ノイズが含まれる可能性がある。ここで、非定常ノイズとは、音信号の区間の一部に発生するノイズであってもよい。また、目的音に応じた音信号は、音信号処理部240によってデジタル化されて、バッファメモリ部130に記憶されてもよい。
記憶部160は、CPU190によってシーン判定の際に参照される判定条件や、シーン判定によって判断されたシーン毎に対応付けられた撮像条件等を記憶する。
記憶部160は、タイミング信号が発生してから、動作部の発する音が目的音に応じた音信号に重畳される(発生タイミング)までの時間と、その動作部とを対応づけて、予め記憶する。記憶部160は、例えば、駆動制御信号が発生してから、ズームレンズ114の発する音が音信号に重畳されるまでの時間と、ズームレンズ114とを対応づけて、予め記憶する。この予め記憶される時間については、図2を用いて後述する。
記憶部160は、特定の音情報を含む基準信号と、動作部とを対応づけて、予め記憶する。ここで、特定の音情報とは、動作部が発する音に類似する音の波形を示す情報であり、動作部の発する音が予め録音されたものであってもよい。例えば、記憶部160は、ズームレンズ114が発する音に類似する音の波形を示す情報を含む基準信号と、ズームレンズ114とを対応づけて、予め記憶してもよい。基準信号については、図4を用いて後述する。
CPU190は、設定された撮像条件(例えば絞り値、露出値等)に従って撮像部110を制御する。また、CPU190は、ズームポジション及びフォーカスポジションを取得し、これらの情報に基づいて駆動制御信号を生成して、レンズ駆動部116に出力する。その生成アルゴリズムは、必要に応じて適宜のアルゴリズムを用いてよい。
CPU190は、タイミング信号を取得し、タイミング信号が発生した時刻を音信号処理部240に通知する。CPU190は、例えば、タイミング信号がローレベルからハイレベルに変化した時刻を、タイミング信号が発生した時刻として、音信号処理部240に通知してもよい。また、CPU190は、そのタイミング信号に対応する動作部を識別する識別子を、音信号処理部240に通知してもよい。
音信号処理部240は、マイク230が収音した目的音に応じた音信号をデジタル化し、バッファメモリ部130に記憶させる。
また、音信号処理部240は、タイミング信号が発生した時刻をCPU190から取得する。さらに、音信号処理部240は、タイミング信号が発生してから、動作部の発する音が目的音に応じた音信号に重畳される(発生タイミング)までの時間を、記憶部160から取得する。
そして、音信号処理部240は、タイミング信号に基づいて、目的音に応じた音信号の予め定められた区間(以下、「第1区間」という)において、動作部が発する音の発生タイミングの位置を算出する。この算出手順については、図2を用いて後述する。なお、第1区間は、例えば、録音装置が録音を開始した時刻を基準として、その基準から一定の間隔で繰り返される区間であってもよい。また、第1区間は、他の第1区間とオーバーラップしていてもよく、例えば、その半分が他の第1区間とオーバーラップしていてもよい。また、この第1区間は、音信号の処理単位であるフレーム区間であってもよい。
さらに、音信号処理部240は、第1区間に対応した窓関数を用いて、その区間の音信号に重み付けを行う。この窓関数は、例えば、ハニング窓関数でもよい。そして、窓関数がハニング窓関数である場合、ハニング窓関数は、そのピークが第1区間の中点に位置するように、第1区間に対応付けられる。
さらに、音信号処理部240は、基準信号の一部区間(以下、「第2区間」という)における、特定の音情報の位置を算出する。この算出手順については、図4を用いて後述する。そして、音信号処理部240は、第1区間における動作部が発する音の発生タイミングの位置と、第2区間における特定の音情報の位置とが一致するように、第1区間と第2区間の少なくとも一方を設定する。この設定手順については、図5を用いて後述する。
そして、音信号処理部240は、第1区間における動作部が発する音の発生タイミングの位置と、第2区間における特定の音情報の位置とを一致させたので、第1区間に対応した窓関数を用いて、第2区間における特定の音情報に重み付けを行う。そして、音信号処理部240は、重み付けされた目的音に応じた音信号と、第2区間における重み付けされた基準信号とを、低減処理部250に出力する。
低減処理部250は、重み付けされた目的音に応じた音信号から、重み付けされた基準信号を、周波数領域で減算する。ここで、低減処理部250は、例えば、スペクトル減算法を用いて、周波数領域で減算してもよい。そして、低減処理部250は、ノイズが除去された目的音に応じた音信号(時間領域に戻したもの)を、音データとして通信部170に出力する。
通信部170は、カードメモリ等の取り外しが可能な記憶媒体200と接続され、この記憶媒体200への情報(画像データ及び音データ等)の書込み、読み出し、あるいは消去を行う。
記憶媒体200は、撮像装置100に対して着脱可能に接続される記憶部であって、例えば、撮像部100によって生成された画像データ及び音データ等を記憶する。なお、記憶媒体200は、撮像装置100と一体であってもよい。
次に、音信号処理部240の動作の詳細を説明する。
図2には、タイミング信号と、窓関数300と、目的音に応じた音信号との関係が示されている。また、図3には、タイミング信号と、窓関数300と、重み付けされた目的音に応じた音信号との関係が示されており、図2の時刻t1〜t4の区間が示されている。
図2及び3の上段には、タイミング信号の一例が示されており、縦軸は、タイミング信号のレベルを示す。また、横軸は、時刻を示す。以下、タイミング信号が発生した(例えば、タイミング信号がローレベルからハイレベルに変化した)時刻を「t2」とする。
図2及び3の中段には、窓関数300の一例として、ハニング窓関数が示されている。ここで、縦軸は、窓関数の値を示す。また、横軸は、時刻を示す。例えば、第1区間は、時刻t1〜t4に対応する区間であって、その区間に対応する時間をT30とする。ハニング窓関数の端部は、その値が「0」である。したがって、時刻t1に対応するハニング窓関数は、値「0」となる。時刻t4についても同様である。
図2の下段には、目的音に応じた音信号の一例が示されている。ここで、縦軸は、目的音に応じた音信号の振幅を示す。また、横軸は、時刻を示す。そして、音信号処理部240は、バッファメモリ部130に記憶された目的音に応じた音信号を、ハニング窓関数によって重み付けする。したがって、時刻t1及びt4に収音された目的音に応じた音信号は、ハニング窓関数で重み付けされることで、それぞれ値「0」となる(図3の下段参照)。
音信号処理部240は、タイミング信号が発生した時刻t2から、第1区間の開始時刻t1を減算して、時間T10を算出する。ここで、第1区間の開始時刻t1は、音信号処理部240によって、そのタイミングが制御されていてもよい。
タイミング信号が発生してから、動作部の発する音が目的音に重畳される(発生する)までの時間T20(遅延時間)は、記憶部160によって記憶されている。そこで、音信号処理部240は、タイミング信号が発生してから、動作部の発する音が目的音に重畳されるまでの時間T20を、動作部を識別する識別子に基づいて選択し、記憶部160から取得する。
そして、音信号処理部240は、算出された時間T10と、取得した時間T20との和「T10+T20」を算出することで、第1区間における動作部が発する音の発生タイミングの位置(第1区間における時刻t3の位置)を定める。
図4には、基準信号の一例が示されている。ここで、縦軸は、基準信号の振幅を示す。また、横軸は時刻を示す。また、動作部が複数ある場合、記憶部160は、それぞれの基準信号を記憶してもよい。そして、音信号処理部240は、動作部を識別する識別子に基づいて、その動作部に対応する基準信号を記憶部160から選択する。時刻Aを基準点として、その基準点には、選択された基準信号の先頭データが記憶され、時刻Eには、選択された基準信号の最終データが記憶されている。また、時刻Cには、特定の音情報の先頭データ(開始位置)が記憶されているものとする。
音信号処理部240は、第1区間における動作部が発する音の発生タイミングの位置(第1区間における時刻t3の位置)と、第2区間における特定の音情報の開始位置(第2区間における時刻Cの位置)とが一致するように、第1区間及び第2区間の少なくとも一方を設定する。
すなわち、音信号処理部240は、時間L1が時間「T10+T20」に対応するように、第2区間の開始点となる時刻Bを算出する。同様に、音信号処理部240は、時間L2が時間T30に対応するように、第2区間の終了点となる時刻Dを算出する。なお、音信号処理部240は、第2区間(時刻B〜Dの区間)の基準信号のみを、記憶部160から取得してもよい。
このようにして、音信号処理部240は、第1区間における発生タイミングの位置(時間T10+T20)と、第2区間における特定の音情報の開始位置(時間L1)とが一致するように、第1区間及び第2区間の少なくとも一方を設定する。
図5には、タイミング信号と、窓関数と、重み付けされた基準信号と、基準信号との関係が示されている。図5には、図2及び3に示された第1区間(時刻t1〜t4の区間)と、図4に示された第2区間(時刻B〜Dの区間)とが対応付けられて示されている。音信号処理部240は、このように設定された第2区間の基準信号を、窓関数によって重み付けする。そして、音信号処理部240は、重み付けされた目的音に応じた音信号と、重み付けされた基準信号とを、低減処理部250に出力する。
低減処理部250は、例えばスペクトル減算法によって、ノイズが除去された目的音(時間領域に戻したもの)を音データとして通信部170に出力する。さらに、記憶媒体200は、撮像装置100によって生成された音データを記憶する。
このようにすれば、録音装置は、音信号に非定常ノイズが発生した場合でも、ノイズの発生タイミングを考慮して、音信号から基準信号を周波数領域で減算するので、非定常ノイズを低減することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、音信号処理部240は、タイミング信号に基づいて、動作部が発する音の音信号における終了タイミングを検出してもよい。そして、音信号処理部240は、音信号のうちの、終了タイミングに対応する第3区間における終了タイミングの位置の第3関係と、基準信号の一部である第4区間における特定の音情報の位置の第4関係とが一致するように、終了タイミングに基づいて第3区間と第4区間の少なくとも一方を設定してもよい。
また、記憶部160は、タイミング信号が発生してから終了タイミングまでの第2の時間を予め記憶してもよい。音信号処理部240は、第3区間の開始からタイミング信号が終了するまでの時間と、記憶部160に記憶された第2の時間との和に基づいて、第3区間における終了タイミングの位置を定め、当該位置と、第4区間における前記特定の音情報の終了位置とが一致するように、第3区間と第4区間の少なくとも一方を設定してもよい。
すなわち、時刻t3(図2及び3を参照)は、目的音に応じた音信号の終了タイミングを示してもよい。また、時間L1(図4及び5を参照)は、特定の音情報の最終データ(終了位置)を示してもよい。なお、CPU190は、例えば、タイミング信号がハイレベルからローレベルに変化した時刻を、タイミング信号が発生した時刻として、音信号処理部240に通知してもよい。
このようにすれば、録音装置は、これら発生タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方を用いて、音信号から定常ノイズ及び非定常ノイズを効率よく除去することができる。
また例えば、特定の音情報の長さは、第1区間より長くてもよい。このような特定の音情報を用いれば、録音装置は、動作部が発する音の時間長が第1区間より長い場合でも、ノイズの発生タイミングを考慮して、音信号から定常ノイズ及び非定常ノイズを効率よく除去することができる。
また例えば、録音装置は、一部にノイズが発生している第1区間に対しては、ノイズの発生タイミングを考慮して周波数領域で減算し、全域にノイズが発生している第1区間に対しては、ノイズの発生タイミングを考慮せずに周波数領域で減算してもよい。
なお、上記の説明においては、低減処理部250が、マイク230により収音された音信号に対して信号処理する場合について説明したが、本実施形態による上述した低減処理部250の処理は、このようにリアルタイムに収音された音信号に対してのみ適用されるものではない。
たとえば、既に録音されている音信号に対しても、この音信号と関連付けて、この音信号を録音した装置が備えている動作部が動作することを示すタイミングが、たとえば、記憶媒体200などの記憶部に記録されている場合にも、本実施形態による低減処理部250は、上述した信号処理を同様に、実行することができる。
なお、低減処理部250は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、この低減処理部250は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、低減処理部250の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、図2〜5を用いて上述した手順を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、録音装置の実行処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
100…撮像装置、110…撮像部、114…ズームレンズ、115…ズームエンコーダ、160…記憶部、170…通信部、180…操作部、190…CPU、230…マイク、240…音信号処理部、250…低減処理部

Claims (11)

  1. 音信号を取得する音信号取得部と、
    特定の音情報を基準信号として記憶する記憶部と、
    動作部が動作するタイミングを示すタイミング信号を取得するタイミング信号取得部と、
    前記タイミング信号に基づいて、前記動作部が発する音の前記音信号における発生タイミングを検出する検出部と、
    前記音信号のうちの、前記発生タイミングに対応する第1区間における前記発生タイミングの位置の第1関係と、前記基準信号の一部である第2区間における前記特定の音情報の位置の第2関係とが一致するように、前記発生タイミングに基づいて前記第1区間と前記第2区間の少なくとも一方を設定する区間設定部と、
    前記第1区間に対応する前記音信号から前記第2区間における前記基準信号を周波数領域で減算する演算部と、
    前記演算部による演算結果に基づく音信号を記録する記録部と、
    を備えることを特徴とする録音装置。
  2. 前記タイミング信号が発生してから前記発生タイミングまでの第1の時間を予め記憶する第1の記憶部
    をさらに備え、
    前記区間設定部は、前記第1区間の開始から前記タイミング信号が発生するまでの時間と、前記第1の記憶部に記憶された前記第1の時間との和に基づいて、前記第1区間における前記発生タイミングの位置を定め、当該位置と、前記第2区間における前記特定の音情報の開始位置とが一致するように、前記第1区間と前記第2区間の少なくとも一方を設定することを特徴とする請求項1に記載の録音装置。
  3. 前記検出部は、前記タイミング信号に基づいて、前記動作部が発する音の前記音信号における終了タイミングを検出し、
    前記区間設定部は、前記音信号のうちの、前記終了タイミングに対応する第3区間における前記終了タイミングの位置の第3関係と、前記基準信号の一部である第4区間における前記特定の音情報の位置の第4関係とが一致するように、前記終了タイミングに基づいて前記第3区間と前記第4区間の少なくとも一方を設定し、
    前記演算部は、前記第3区間に対応する前記音信号から前記第4区間における前記基準信号を周波数領域で減算し、
    前記記録部は、当該演算部による演算結果に基づく音信号を記録する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の録音装置。
  4. 前記タイミング信号が発生してから前記終了タイミングまでの第2の時間を予め記憶する第2の記憶部
    をさらに備え、
    前記区間設定部は、前記第3区間の開始から前記タイミング信号が終了するまでの時間と、前記第2の記憶部に記憶された前記第2の時間との和に基づいて、前記第3区間における前記終了タイミングの位置を定め、当該位置と、前記第4区間における前記特定の音情報の終了位置とが一致するように、前記第3区間と前記第4区間の少なくとも一方を設定することを特徴とする請求項3に記載の録音装置。
  5. 操作に応じた信号を出力する操作部
    をさらに備え、
    前記検出部は、前記操作に応じた信号を前記タイミング信号として用いて前記発生タイミングを検出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の録音装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の録音装置と、
    光学系による像を撮像する撮像部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 前記光学系を駆動する駆動制御信号に応じて、前記光学系を駆動する光学系駆動部
    をさらに備え、
    前記検出部は、前記駆動制御信号を前記タイミング信号として用いて前記発生タイミングを検出することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記光学系の移動を検出し、当該移動に応じた信号を出力する移動検出部
    をさらに備え、
    前記検出部は、前記移動に応じた信号を前記タイミング信号として用いて前記発生タイミングを検出することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記光学系による像のぶれを補正する像ぶれ補正機構
    をさらに備え、
    前記検出部は、前記像ぶれ補正機構を動作する信号を前記タイミング信号として用いて前記発生タイミングを検出することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1つに記載の撮像装置。
  10. 音信号を取得する音信号取得部と、
    特定の音情報を基準信号として記憶する記憶部と、
    動作部が動作するタイミングを示すタイミング信号を取得するタイミング信号取得部と、
    前記タイミング信号に基づいて、前記動作部が発する音の前記音信号における終了タイミングを検出する検出部と、
    前記音信号のうちの、前記終了タイミングに対応する第5区間における前記終了タイミングの位置の第5関係と、前記基準信号の一部である第6区間における前記特定の音情報の位置の第6関係とが一致するように、前記終了タイミングに基づいて前記第5区間と前記第6区間の少なくとも一方を設定する区間設定部と、
    前記第5区間に対応する前記音信号から前記第6区間における前記基準信号を周波数領域で減算する演算部と、
    前記演算部による演算結果に基づく音信号を記録する記録部と、
    を備えることを特徴とする録音装置。
  11. コンピュータに、
    音信号を取得する手順と、
    特定の音情報を基準信号として記憶する手順と、
    動作部が動作するタイミングを示すタイミング信号を取得する手順と、
    前記タイミング信号に基づいて、前記動作部が発する音の前記音信号における発生タイミングを検出する手順と、
    前記音信号のうちの、前記発生タイミングに対応する第1区間における前記発生タイミングの位置の第1関係と、前記基準信号の一部である第2区間における前記特定の音情報の位置の第2関係とが一致するように、前記発生タイミングに基づいて前記第1区間と前記第2区間の少なくとも一方を設定する手順と、
    前記第1区間に対応する前記音信号から前記第2区間における前記基準信号を周波数領域で減算する手順と、
    前記演算部による演算結果に基づく音信号を記録する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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