JP2011092046A - スピニングリールの釣り糸案内機構 - Google Patents
スピニングリールの釣り糸案内機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011092046A JP2011092046A JP2009247563A JP2009247563A JP2011092046A JP 2011092046 A JP2011092046 A JP 2011092046A JP 2009247563 A JP2009247563 A JP 2009247563A JP 2009247563 A JP2009247563 A JP 2009247563A JP 2011092046 A JP2011092046 A JP 2011092046A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support member
- fishing line
- guide mechanism
- hole
- bail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】スピニングリールの釣り糸案内機構において、第1支持部材や第1ロータアームを分解することなく第1支持部材と第1ロータアームとの間に注油を容易に行えるようにする。
【解決手段】スピニングリールのベールアーム44では、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢時において外部に露出する第1回転支持部40aに設けられ、第1回転支持部40aの内周部と外周部とを連通するように形成された第1注油孔90が設けられている。ここでは、第1ベール支持部材40と第1ロータアーム31との間に潤滑油を注油するときは、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢となるように揺動させ、外部に露出した第1注油孔90から内周部に潤滑油を注油する。
【選択図】図3
【解決手段】スピニングリールのベールアーム44では、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢時において外部に露出する第1回転支持部40aに設けられ、第1回転支持部40aの内周部と外周部とを連通するように形成された第1注油孔90が設けられている。ここでは、第1ベール支持部材40と第1ロータアーム31との間に潤滑油を注油するときは、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢となるように揺動させ、外部に露出した第1注油孔90から内周部に潤滑油を注油する。
【選択図】図3
Description
本発明は、釣り糸案内機構、特に、第1ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するスピニングリールの釣り糸案内機構に関する。
スピニングリールには、釣り糸をスプール案内する釣り糸案内機構がロータの先端に設けられている。ロータは、リール本体に回転自在に装着された円筒部と、円筒部の後部に対向して一体で形成された第1ロータアーム及び第2ロータアームを有している。釣り糸案内機構は、この2つのロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢との間で揺動自在に装着されている。この種の釣り糸案内機構は、第1ロータアームに揺動自在に設けられた第1支持部材と、第2ロータアームの先端に揺動自在に設けられた第2支持部材と、両支持部材を連結するベールとを有している。第1支持部材の先端には、釣り糸を案内するためのラインローラと、ラインローラを支持するための固定軸及び固定軸カバーとが装着されており、ベールの一端は固定軸カバーに固定されている。ベールの他端は第2支持部材にかしめ固定されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような釣り糸案内機構では、第1支持部材及び第2支持部材は、第1ロータアーム及び第2ロータアームの先端にボルト部材(取付ピン)をねじ込むことによって揺動自在に装着されている。そして、第1支持部材及び第2支持部材と第1ロータアーム及び第2ロータアームの先端との間には、第1支持部材及び第2支持部材の揺動をスムーズに行うために、オイル等の潤滑油が注油されている。
前記従来の釣り糸案内機構では、第1支持部材と第1ロータアームの先端との間に潤滑油を注油するには、第1ロータアームの先端からボルト部材を取り外し、第1支持部材を第1ロータアームから分解した状態で潤滑油の注油を行っている。この場合には、注油を行う毎に第1支持部材を分解しなければならないが、第1支持部材は高荷重の巻き上げで緩まないようにするためにボルト部材を高トルクで締め付けて組み付けられていることが多いので、釣人が第1支持部材を分解するときにボルト部材を取り外すと、ボルト部材の工具係止部が損傷したり、第1支持部材を組み付ける時のボルト部材の締め付けトルクが不足してボルト部材が緩みやすくなるおそれがある。また、第1支持部材を分解する時に、第1支持部材を強い力で引っ張ると、第1支持部材自身を変形させてしまうことがあり、この場合には、ロータの回転バランスが崩れてしまうおそれが生じる。
本発明の課題は、スピニングリールの釣り糸案内機構において、第1支持部材や第1ロータアームを分解することなく第1支持部材と第1ロータアームとの間に注油を容易に行えるようにすることにある。
発明1に係るスピニングリールの釣り糸案内機構は、第1ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するスピニングリールの釣り糸案内機構であって、第1支持部材と、第1注油孔とを備えている。第1支持部材は、第1ロータアームの先端に揺動自在に装着される。第1注油孔は、第1支持部材の糸開放姿勢時において外部に露出する第1回転支持部に設けられ、第1回転支持部の内周部と外周部とを連通するように形成された注油孔である。
この釣り糸案内機構では、第1支持部材の糸開放姿勢時において外部に露出する第1回転支持部に設けられ、第1回転支持部の内周部と外周部とを連通するように形成された第1注油孔が設けられている。ここでは、第1支持部材と第1ロータアームとの間に潤滑油を注油するときは、第1支持部材の糸開放姿勢となるように揺動させ、外部に露出した第1注油孔から内周部に潤滑油を注油する。ここでは、従来のように第1支持部材を分解することなく潤滑油を注油することができるので、第1支持部材や第1ロータアームを分解することなく第1支持部材と第1ロータアームとの間に容易に注油を行うことができる。
発明2に係る釣り糸案内機構は、発明1の釣り糸案内機構において、第1注油孔は、注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔である。この場合、第1注油孔は、比較的細い外径の注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔であるので、注油した潤滑油が外部に漏れにくくなるとともに、内部に塩や塵芥等が進入しにくくなる。
発明3に係る釣り糸案内機構は、発明2の釣り糸案内機構において、第1回転支持部は、内周縁部に立設された内フランジ部と、外周縁部に立設された外フランジ部と、内フランジ部と外フランジ部との間に形成された空洞部とを有している。第1注油孔は、内フランジ部に形成された第1貫通孔と、外フランジ部に形成され第1貫通孔及び空洞部と連通する第2貫通孔とを有している。この場合、内部に空洞部を有する第1回転支持部に第1貫通孔及び第2貫通孔を設けることによって、第1注油孔を形成できる。
発明4に係る釣り糸案内機構は、発明1から3のいずれかの釣り糸案内機構において、第1注油孔は、糸案内姿勢時において外部に露出しない第1回転支持部に設けられている。この場合、第1注油孔は、第1支持部材の糸案内姿勢時において外部に露出しないように形成されているので、たとえば、注油孔を閉塞するためのキャップ部材を別途設ける必要がなくなる。
発明5に係る釣り糸案内機構は、発明1から4のいずれかの釣り糸案内機構において、固定軸と、固定軸カバーと、ラインローラとをさらに備える。固定軸は、第1支持部材に一端が固定される。固定軸カバーは、固定軸の他端に第1支持部材と間隔を隔てて設けられる。ラインローラは、固定軸に回動自在に支持され、周面に釣り糸を案内するローラが形成される。この場合、第2支持部材及びベールのないベールレスタイプの釣り糸案内機構に本発明を適用できる。
発明6に係る釣り糸案内機構は、発明5の釣り糸案内機構において、第2支持部材と、ベールとをさらに備える。第2支持部材は、第1ロータアームにロータ回転軸心を挟んで対向するように設けられた第2ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着される。ベールは、第2支持部材と少なくとも固定軸及び固定軸カバーのいずれかとに両端が固定され、スプールの周方向外方に湾曲して配置され、釣り糸を固定軸カバーを介してラインローラに導くものである。この場合、第2支持部材及びベールを有するタイプの釣り糸案内機構に本発明を適用できる。
発明7に係る釣り糸案内機構は、発明6の釣り糸案内機構において、第2支持部材の糸開放姿勢時において外部に露出する第2回転支持部に設けられ、第2回転支持部の内周部と外周部とを連通するように形成された注油用の第2注油孔をさらに備える。この場合、第1注油孔だけでなくさらに第2注油孔を設けることによって、第2支持部材を分解することなく第2支持部材と第2ロータアームとの間に容易に注油を行うことができる。
発明8に係る釣り糸案内機構は、発明7の釣り糸案内機構において、第2注油孔は、注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔である。この場合、第2注油孔は、比較的細い外径の注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔であるので、注油した潤滑油が外部に漏れにくくなるとともに、内部に塩や塵芥等が進入しにくくなる。
発明9に係る釣り糸案内機構は、発明8の釣り糸案内機構において、第2回転支持部は、内周部と外周部とが連なった本体部を有している。第2注油孔は、本体部の内周部と外周部とを貫通する貫通孔である。この場合、内周部と外周部とが連なった本体部を有する、内部に空洞部を有していない第2回転支持部に貫通孔を設けることによって、第2注油孔を形成できる。
本発明によれば、スピニングリールの釣り糸案内機構において、第1支持部材の糸開放姿勢時において外部に露出する第1回転支持部に設けられ、第1回転支持部の内周部と外周部とを連通するように形成された第1注油孔が設けられているので、第1支持部材や第1ロータアームを分解することなく第1支持部材と第1ロータアームとの間に注油を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル1は、リール本体2の左右いずれにも装着可能である。
リール本体2は、図2に示すように、内部に空間を有するリールボディ2aと、リールボディ2aの空間を塞ぐためにリールボディ2aに着脱自在に装着される蓋部材2b(図1参照)とを有している。また、リール本体2は、リールボディ2a及び蓋部材2bの後部を覆う本体ガード2dを有している。
リールボディ2aは、図2に示すように、たとえばマグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものであり、上部に前後に延びるT字形の竿取付脚2cが一体形成されている。リールボディ2aの空間内には、図2に示すように、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6とが設けられている。
蓋部材2bは、図1に示すように、たとえば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものである。蓋部材2bは、たとえば、ロータ3で隠れる前側の2箇所で固定ボルトによりリールボディ2aに固定されているとともに、ロータ3から離反する後側の1箇所で固定ボルトによりリールボディ2aに固定されている。
ロータ駆動機構5は、図2に示すように、ハンドル1が固定されたマスターギア軸10とともに回転するフェースギア11と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は筒状に形成されており、ピニオンギア12の前部はロータ3の中心部を貫通し、ナット13によりロータ3に固定されている。また、ピニオンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ第1軸受14a、第2軸受14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有している。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間ギア23はピニオンギア12に噛み合っている。
ロータ3は、図2に示すように、リール本体2に対して前後方向の軸回りに回転自在なロータ本体7と、ロータ本体7の後部を覆う第1カバー部材33と、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の外側面を覆う1対の第2カバー部材34及び第3カバー部材35とを有している。
ロータ本体7は、図2に示すように、たとえばアルミニウム合金製であり、ピニオンギア12に回転不能に連結され、リール本体2に対して回転自在である。ロータ本体7は、リール本体2の前部である円筒部を内部に配置可能に後部に形成された凹陥部を有する筒部30と、筒部30の後部の対向する位置に接続され筒部30と間隔を隔てて前方に延びる第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。
筒部30は、図2に示すように、前部内周側に円板状の壁部を有し、壁部の中心部には、ピニオンギア12と一体回転可能に連結される環状のボス部が形成されている。このボス部の中心にピニオンギア12の前部が回転不能に係止され、ピニオンギア12の先端にねじ込まれたナット13により、ロータ本体7がピニオンギア12に固定されている。
第1カバー部材33は、筒部30の周囲でロータ本体7の後部を覆うように構成されている。第2カバー部材34は、第1ロータアーム31の外方を覆うものであり、第1ロータアーム31にねじ込まれる固定ボルトにより第1ロータアーム31に連結されている。
第2カバー部材34は、図2に示すように、第1カバー部材33及び第1ロータアーム31と三次元的な曲線で接合している。第2カバー部材34の先端部は、後述する第1ベール支持部材40(第1支持部材の一例)を配置可能に概ね半円形に切り欠かれる。
第3カバー部材35は、図2に示すように、第2ロータアーム32の外方を覆うものであり、固定ボルト及びそれに螺合するナット部材により第2ロータアーム32に固定される。第3カバー部材35も第1カバー部材33及び第2ロータアーム32と三次元的な曲線で接合している。固定ボルトは、第3カバー部材35をロータ本体7に固定するするとともに、後述する第2ベール支持部材42(第2支持部材の一例)を揺動自在に支持する機能も有している。
第1ロータアーム31の先端の外周側には、図2に示すように、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ41が装着されている。また、第2ロータアーム32の先端外周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。ラインローラ41と第2ベール支持部材42との間には線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が固定されている。これらの第1ベール支持部材40、第2ベール支持部材42、ラインローラ41及びベール43により釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44(釣り糸案内機構の一例)が構成される。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
ベールアーム44は、図1及び図2に示すように、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端に、糸案内姿勢と糸開放姿勢との間で揺動自在に装着されている。ベールアーム44は、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端にそれぞれ揺動自在に装着された第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42を有している。
第1ベール支持部材40は、第1ロータアーム31の外側に揺動自在に装着され、第2ベール支持部材42は、第2ロータアーム32の外側に揺動自在に装着されている。ベールアーム44は、図1及び図2に示すように、第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42を連結するベール43と、第1ベール支持部材40に先端が固定された固定軸45と、固定軸45に支持されたラインローラ41と、固定軸45を覆う固定軸カバー46とを有している。
第1ベール支持部材40は、第1ロータアーム31の外側に揺動自在に装着され、第2ベール支持部材42は、第2ロータアーム32の内側に揺動自在に装着されている。ベールアーム44は、図1及び図2に示すように、第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42を連結するベール43と、第1ベール支持部材40に先端が固定された固定軸45と、固定軸45に支持されたラインローラ41と、固定軸45を覆う固定軸カバー46とを有している。
第1ベール支持部材40は、第1ロータアーム31の先端に揺動自在に装着される部材である。第1ベール支持部材40は、図1から図3に示すように、第1ロータアーム31に揺動自在に装着される第1回転支持部40aと、第1回転支持部40aから前方に延びる第1アーム部40bと、第1アーム部40bの先端に一体成形されベールアーム44のラインローラ41、固定軸45及び固定軸カバー46が装着される第1装着部40cとを有している。第1回転支持部40aは、図3に示すように、中央部に回転支持用のピン部材が挿入される貫通孔40dを有する環状部分であって、内周縁部に立設された内フランジ部40eと、外周縁部に立設された外フランジ部40fと、内フランジ部40eと外フランジ部40fとの間に形成された空洞部40gとを有している。第1ベール支持部材40が糸開放姿勢時において外部に露出する第1回転支持部40aには、第1回転支持部40aの内周部と外周部とを連通するように形成された第1注油孔90が形成されている。
第1注油孔90は、第1ベール支持部材40と第1ロータアーム31との間に潤滑油を注油するための細孔からなる注油孔であって、注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔である。第1注油孔90は、糸案内姿勢時において外部に露出しない第1回転支持部40aに設けられている。第1注油孔90は、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢時において外部に露出し、第1ベール支持部材40の糸案内姿勢時において外部に露出しないように配置されている。第1注油孔90は、注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔である。第1注油孔90は、図3に示すように、内フランジ部40eに形成された第1貫通孔90aと、外フランジ部40fに形成され第1貫通孔90a及び空洞部40gと連通する第2貫通孔90bとを有している。ここでは、第1ベール支持部材40と第1ロータアーム31との間に潤滑油を注油するときは、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢となるように揺動させ、外部に露出した第1注油孔90から内周部に潤滑油を注油する。具体的には、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢となるように揺動させ、外部に露出した第2貫通孔90bから空洞部40gを介して第1貫通孔90aの内周部に潤滑油を注油する。
ラインローラ41は、第1ベール支持部材40の先端に設けられ釣り糸をスプール4に案内する部材である。ラインローラ41は、外周面に釣り糸を案内する溝が形成された筒状のローラと、ローラの内周側に軸方向に間隔を隔てて配置された2つの軸受とを有している。ローラは2つの軸受を介して固定軸45に回動自在に支持されている。
ベール43は、固定軸カバー46と第2ベール支持部材42との間を連結して釣り糸をラインローラ41に案内する部材である。ベール43は、図1及び図2に示すように、一端が固定軸カバー46とステンレス合金の鍛造により一体成形され、他端が第2ベール支持部材42にかしめ固定された針金状の部材であり、スプール4の周方向外方に凸に湾曲して配置されている。ベール43は、ベールアーム44が糸開放姿勢から糸案内姿勢に復帰したときに釣り糸を固定軸カバー46を介してラインローラ41に導くためのものである。
第2ベール支持部材42は、第2ロータアーム32の先端に揺動自在に装着される部材である。第2ベール支持部材42は、亜鉛合金によって形成されたアーム部材であり、ベール43の端部を支持するためのものである。第2ベール支持部材42は、図1、図2及び図4に示すように、第2ロータアーム32に揺動自在に装着される第2回転支持部42aと、第2回転支持部42aから前方に延びる第2アーム部42bと、第2アーム部42bの先端に一体成形されベールアーム44のベール43が装着される第2装着部42cとを有している。第2回転支持部42aは、図4に示すように、中央部に回転支持用のピン部材が挿入される貫通孔42dを有する環状部分であって、内周部42eと、外周部42fと、内周部42eと外周部42fとが連なった本体部42gとを有している。第2ベール支持部材42が糸開放姿勢時において外部に露出する第2回転支持部42aには、第2回転支持部42aの内周部42eと外周部42fとを連通するように形成された注油用の第2注油孔91が形成されている。
第2注油孔91は、第2ベール支持部材42と第2ロータアーム32との間に潤滑油を注油するための細孔からなる注油孔であって、注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔である。第2注油孔91は、糸案内姿勢時において外部に露出しない第2回転支持部42aに設けられている。第2注油孔91は、図4に示すように、本体部42gの内周部42eと外周部42fとを貫通する貫通孔である。ここでは、第2ベール支持部材42と第2ロータアーム32との間に潤滑油を注油するときは、第2ベール支持部材42の糸開放姿勢となるように揺動させ、外部に露出した第2注油孔91から内周部に潤滑油を注油する。
固定軸45は、第1ベール支持部材40の先端から突出しラインローラ41を回転自在に支持する部材である。固定軸45は、固定軸カバー46と別体で形成されたアルミニウム合金製のナット部材である。固定軸45は、固定軸カバー46側の基端から第1ベール支持部材40側の先端に向かって延びており、先端が固定ボルトにより第1ベール支持部材40に固定されている。
固定軸カバー46は、固定軸45の先端に設けられ、ラインローラ41の外径より大きい外径を有している。固定軸カバー46は、固定軸45の基端に第1ベール支持部材40の装着部と間隔を隔てて設けられ、鍛造等の型成形により形成されている。固定軸カバー46は、頂点が中心からずれた略円錐形状の部材であり、固定軸45の中心を基準にしてリールの後方でかつスプール4の径方向外方に頂点が向いている。固定軸カバー46の頂点より釣り糸案内側に偏倚してベール43が一体成形され、ベール43は頂点付近の稜線部分と滑らかに接合されている。
ロータ3の筒部30の内部には、図2に示すように、ロータ3の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着されている。スプール4は、図4に示すように、外周に釣り糸が巻かれる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後方に糸巻胴部4aと一体形成された筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端に設けられた大径の前フランジ部4cとを有している。
ドラグ機構60は、図2に示すように、スプール4の回転を制動するものであり、スプール軸15の先端に螺合するドラグ調整つまみ61と、ドラグ調整つまみ61により押圧されてスプール4を制動する制動部62とを有している。
次にリールの操作及び動作について説明する。
キャスティング時にはベールアーム44を糸開放姿勢に反転させる。これにより第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42は揺動する。この状態で釣竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけながら釣竿をキャスティングする。すると釣り糸は仕掛けの重さにより勢いよく放出される。仕掛けが着水した後ハンドル1を釣り糸巻き取り方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が釣り糸巻き取り方向に回転し、ベールアーム44が図示しないベール反転機構により糸巻き取り姿勢に復帰しロータ3の逆転が禁止されているので釣り糸の放出が止まる。
釣り糸を巻き取る際には、ハンドル1を釣り糸巻き取り方向に回転させる。すると、その回転がフェースギア11、ピニオンギア12を介してロータ3に伝達されロータ3が回転する。ロータ3が回転すると、ラインローラ41に案内された釣り糸がスプール4に巻き付けられる。
このようなスピニングリールのベールアーム44では、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢時において外部に露出する第1回転支持部40aに設けられ、第1回転支持部40aの内周部と外周部とを連通するように形成された第1注油孔90が設けられている。さらに、ここでは、第2ベール支持部材42の糸開放姿勢時において外部に露出する第2回転支持部42aに設けられ、第2回転支持部42aの内周部と外周部とを連通するように形成された注油用の第2注油孔91が設けられている。ここでは、第1ベール支持部材40と第1ロータアーム31との間に潤滑油を注油するときは、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢となるように揺動させ、外部に露出した第1注油孔90から内周部に潤滑油を注油する。また、第2ベール支持部材42と第2ロータアーム32との間に潤滑油を注油するときは、第2ベール支持部材42の糸開放姿勢となるように揺動させ、外部に露出した第2注油孔91から内周部に潤滑油を注油する。
ここでは、従来のように第1ベール支持部材40や第2ベール支持部材42を分解することなく潤滑油を注油することができるので、第1ベール支持部材40や第2ベール支持部材42を分解することなく第1ベール支持部材40と第1ロータアーム31との間や第2ベール支持部材42と第2ロータアーム32との間に容易に注油を行うことができる。さらに、ここでは、第1注油孔90は、第1ベール支持部材40の糸開放姿勢時において外部に露出し、第1ベール支持部材40の糸案内姿勢時において外部に露出しないように配置され、第2注油孔91は、第2ベール支持部材42の糸開放姿勢時において外部に露出し、第2ベール支持部材42の糸案内姿勢時において外部に露出しないように配置されているので、従来のように第1注油孔90や第2注油孔91を閉塞するためのキャップ部材を別途設ける必要がなくなる。このため、第1ベール支持部材40や第2ベール支持部材42にキャップ部材を装着するためのスペースを確保する必要がなくなるとともに、部品点数が増加することもなくなるので、簡素な構成で第1注油孔90や第2注油孔91を形成できる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、ベール43と固定軸カバー46とが一体成形され、固定軸45と固定軸カバー46とが別体で形成されていたが、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46を一体成形してもよいし、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46を別体で形成してもよい。また、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46の材質や製造方法は、ステンレス合金やアルミニウム合金以外の他の金属であってもよいし、鍛造や切削加工以外の他の加工方法であってもよい。
(a) 前記実施形態では、ベール43と固定軸カバー46とが一体成形され、固定軸45と固定軸カバー46とが別体で形成されていたが、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46を一体成形してもよいし、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46を別体で形成してもよい。また、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46の材質や製造方法は、ステンレス合金やアルミニウム合金以外の他の金属であってもよいし、鍛造や切削加工以外の他の加工方法であってもよい。
(b) 前記実施形態では、第2ベール支持部材42及びベール43を有するベールアーム44であったが、第2ベール支持部材42及びベール43を有さないベールレス型のベールアーム44にも本発明を適用できる。
(c) 前記実施形態では、第1注油孔90は、第1貫通孔90a及び第2貫通孔90bにより構成されていたが、第1回転支持部40aに空洞部40gがない場合には、1つの貫通孔であってもよい。同様に、第2回転支持部42aに内フランジ部、外フランジ部及び空洞部がある場合には、内フランジ部及び外フランジ部に貫通孔を形成し、第2注油孔91は、2つの貫通孔により構成されていてもよい。
1 ハンドル
2 リール本体
2a リールボディ
2b 蓋部材
2c 竿取付脚
2d 本体ガード
3 ロータ
4 スプール
4a 糸巻胴部
4b スカート部
4c 前フランジ部
5 ロータ駆動機構
6 オシレーティング機構
7 ロータ本体
10 マスターギア軸
11 フェースギア
12 ピニオンギア
13 ナット
14a 第1軸受
14b 第2軸受
15 スプール軸
21 螺軸
22 スライダ
23 中間ギア
30 筒部
31 第1ロータアーム
32 第2ロータアーム
33 第1カバー部材
34 第2カバー部材
35 第3カバー部材
40 第1ベール支持部材
40a 第1回転支持部
40b 第1アーム部
40c 第1装着部
40d 貫通孔
40e 内フランジ部
40f 外フランジ部
40g 空洞部
41 ラインローラ
42 第2ベール支持部材
42a 第2回転支持部
42b 第2アーム部
42c 第2装着部
42d 貫通孔
42e 内周部
42f 外周部
42g 本体部
43 ベール
44 ベールアーム
45 固定軸
46 固定軸カバー
50 逆転防止機構
51 ワンウェイクラッチ
52 切換機構
60 ドラグ機構
61 ドラグ調整つまみ
62 制動部
90 第1注油孔
90a 第1貫通孔
90b 第2貫通孔
91 第2注油孔
2 リール本体
2a リールボディ
2b 蓋部材
2c 竿取付脚
2d 本体ガード
3 ロータ
4 スプール
4a 糸巻胴部
4b スカート部
4c 前フランジ部
5 ロータ駆動機構
6 オシレーティング機構
7 ロータ本体
10 マスターギア軸
11 フェースギア
12 ピニオンギア
13 ナット
14a 第1軸受
14b 第2軸受
15 スプール軸
21 螺軸
22 スライダ
23 中間ギア
30 筒部
31 第1ロータアーム
32 第2ロータアーム
33 第1カバー部材
34 第2カバー部材
35 第3カバー部材
40 第1ベール支持部材
40a 第1回転支持部
40b 第1アーム部
40c 第1装着部
40d 貫通孔
40e 内フランジ部
40f 外フランジ部
40g 空洞部
41 ラインローラ
42 第2ベール支持部材
42a 第2回転支持部
42b 第2アーム部
42c 第2装着部
42d 貫通孔
42e 内周部
42f 外周部
42g 本体部
43 ベール
44 ベールアーム
45 固定軸
46 固定軸カバー
50 逆転防止機構
51 ワンウェイクラッチ
52 切換機構
60 ドラグ機構
61 ドラグ調整つまみ
62 制動部
90 第1注油孔
90a 第1貫通孔
90b 第2貫通孔
91 第2注油孔
Claims (9)
- 第1ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するスピニングリールの釣り糸案内機構であって、
前記第1ロータアームの先端に揺動自在に装着された第1支持部材と、
前記第1支持部材の前記糸開放姿勢時において外部に露出する第1回転支持部に設けられ、前記第1回転支持部の内周部と外周部とを連通するように形成された注油用の第1注油孔と、
を備えたスピニングリールの釣り糸案内機構。 - 前記第1注油孔は、注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔である、請求項1に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
- 前記第1回転支持部は、内周縁部に立設された内フランジ部と、外周縁部に立設された外フランジ部と、前記内フランジ部と前記外フランジ部との間に形成された空洞部とを有しており、
前記第1注油孔は、前記内フランジ部に形成された第1貫通孔と、前記外フランジ部に形成され前記第1貫通孔及び前記空洞部と連通する第2貫通孔とを有している、請求項2に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。 - 前記第1注油孔は、前記糸案内姿勢時において外部に露出しない前記第1回転支持部に設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
- 前記第1支持部材に一端が固定された固定軸と、
前記固定軸の他端に前記第1支持部材と間隔を隔てて設けられた固定軸カバーと、
前記固定軸に回動自在に支持され、周面に前記釣り糸を案内するローラが形成されたラインローラとをさらに備える、請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。 - 前記第1ロータアームにロータ回転軸心を挟んで対向するように設けられた第2ロータアームの先端に前記糸案内姿勢と前記糸開放姿勢とに揺動自在に装着された第2支持部材と、
前記第2支持部材と少なくとも前記固定軸及び前記固定軸カバーのいずれかとに両端が固定され、前記スプールの周方向外方に湾曲して配置され、前記釣り糸を前記固定軸カバーを介して前記ラインローラに導くベールとをさらに備える、請求項5に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。 - 前記第2支持部材の前記糸開放姿勢時において外部に露出する第2回転支持部に設けられ、前記第2回転支持部の内周部と外周部とを連通するように形成された注油用の第2注油孔をさらに備える、請求項6に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
- 前記第2注油孔は、注油用ノズルが挿入可能に小径となるように形成された貫通孔である、請求項7に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
- 前記第2回転支持部は、内周部と外周部とが連なった本体部を有しており、
前記第2注油孔は、前記本体部の内周部と外周部とを貫通する貫通孔である、請求項8に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009247563A JP2011092046A (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | スピニングリールの釣り糸案内機構 |
US12/880,593 US7967232B2 (en) | 2009-10-28 | 2010-09-13 | Spinning-reel fishing line guide mechanism |
SG201006759-3A SG170668A1 (en) | 2009-10-28 | 2010-09-17 | Spinning-reel fishing line guide mechanism |
MYPI2010004519A MY183822A (en) | 2009-10-28 | 2010-09-28 | Spinning-reel fishing line guide mechanism |
TW099133036A TWI556729B (zh) | 2009-10-28 | 2010-09-29 | 紡車式捲線器的釣線導引機構 |
EP10187286.9A EP2316265B1 (en) | 2009-10-28 | 2010-10-12 | Spinning-Reel Fishing Line Guide Mechanism |
KR1020100103659A KR101700695B1 (ko) | 2009-10-28 | 2010-10-22 | 스피닝 릴의 낚싯줄 안내 기구 |
CN201010525445.3A CN102067830B (zh) | 2009-10-28 | 2010-10-27 | 纺车式渔线轮的钓线导向机构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009247563A JP2011092046A (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | スピニングリールの釣り糸案内機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011092046A true JP2011092046A (ja) | 2011-05-12 |
JP2011092046A5 JP2011092046A5 (ja) | 2012-12-06 |
Family
ID=44109743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009247563A Withdrawn JP2011092046A (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | スピニングリールの釣り糸案内機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011092046A (ja) |
-
2009
- 2009-10-28 JP JP2009247563A patent/JP2011092046A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1958504B1 (en) | Spinning reel handle assembly | |
KR101736785B1 (ko) | 스피닝 릴의 낚싯줄 안내 기구 | |
KR20130111334A (ko) | 스피닝 릴의 낚싯줄 안내 기구 및 스피닝 릴 | |
KR20060124572A (ko) | 스피닝 릴 | |
EP2248418B1 (en) | Rotor for spinning reel | |
KR101700695B1 (ko) | 스피닝 릴의 낚싯줄 안내 기구 | |
JP3372809B2 (ja) | スピニングリールのフレーム構造 | |
KR100656501B1 (ko) | 스피닝 릴의 낚싯줄 안내 기구 | |
JP3934512B2 (ja) | スピニングリールの釣り糸案内機構 | |
JP3892697B2 (ja) | スピニングリールの釣り糸案内機構 | |
EP1407662B1 (en) | Fishing line guide mechanism for spinning reel | |
JP2011092046A (ja) | スピニングリールの釣り糸案内機構 | |
JP5296657B2 (ja) | スピニングリールの釣り糸案内機構 | |
KR101740930B1 (ko) | 스피닝 릴의 스풀 | |
JP5367536B2 (ja) | スピニングリールの釣り糸案内機構 | |
US10028494B2 (en) | Spinning reel rotor and spinning reel | |
JP2014121284A5 (ja) | ||
JP4324462B2 (ja) | スピニングリールのロータ | |
JP3871899B2 (ja) | スピニングリールのリール本体 | |
JP3825379B2 (ja) | スピニングリールの釣り糸案内機構 | |
JP2001161228A (ja) | スピニングリールのスプール | |
JP3518984B2 (ja) | スピニングリール | |
JP2004222656A (ja) | 釣用リールの注油構造 | |
JP3884314B2 (ja) | スピニングリールのマスターギア | |
JPH11206287A (ja) | スピニングリール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20121011 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121011 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20121012 |