JP2011091680A - 人体通信用の通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】頭部への装着が可能で、装着時には電極を従来品よりも確実に人体に接触又は近接させて配置可能な人体通信用の通信装置を提供すること。
【解決手段】人体通信用の通信装置1は、レンズ2A,2Bとフレーム3とを備えた眼鏡型のもので、フレーム3に取り付けられた一対のノーズパッドが、基準電極5A及び信号電極5Bとして利用されている。また、一方のテンプル3Aには通信制御部7が設けられている。データ送信の際には、通信制御部7が、信号電極5Bの電位を基準電極5Aの電位に対して相対的に変動させることで、基準電極5Aと信号電極5Bとの電位差に応じた信号を他の機器に対して送信する制御を行う。データ受信の際には、通信制御部7が、他の機器から信号が送信された際に基準電極5Aと信号電極5Bとの間に生じる電位差を検出することで、検出した電位差に応じた信号を他の機器から受信する制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体を信号の伝送路として利用して通信を行う人体通信用の通信装置に関する。
従来、人体通信用の通信装置としては、下記特許文献1,2に記載のものが知られている。これら特許文献1,2に記載の通信装置は、一対の基準電極及び信号電極を有し、特許文献1に記載の通信装置の場合は、各電極が人体に接触するように配置されている。また、特許文献2に記載の通信装置の場合、信号電極は、基準電極よりも人体に対して静電結合が強くなるように配置される。
このような構造の通信装置を利用すれば、基準電極と信号電極に電位差を発生させることで、他の通信装置へ信号を送信したり、基準電極と信号電極に生じた電位差を検出して、他の通信装置から信号を受信したりすることができた。
また、こうした通信装置の具体的形態に関し、下記特許文献1には、人体頭部への装着が可能な眼鏡型の通信装置も開示されていた(特許文献1:図7(c)参照。)。この眼鏡型の通信装置の場合、基準電極と信号電極は、眼鏡の左右両側にあるテンプルの内側に組み込まれ、各テンプルの内側において前後方向に延在する形態となっていた。
特開2004−64435号公報 特開2006−324775号公報
しかしながら、上記のような眼鏡型通信装置を利用者が装着すると、側頭部において皮膚とテンプルとの間に挟み込まれる毛髪の量に個人差があるため、毛髪の量が多い人や長髪の人ほど電極が皮膚から離れやすく、これが原因で通信性能が低下するおそれがあった。また、毛髪の量が多い人と少ない人、あるいは、長髪の人と短髪の人とでは、通信性能にばらつきが生じるおそれもあった。
また、上述のような毛髪の量の他、頭部の形状にも個人差はある。そのため、基準電極と信号電極がテンプルの長手方向に延在する構造になっていると、各電極と側頭部が、比較的広範囲にわたって接触する場合もあれば、比較的狭範囲でしか接触しない場合もあり、これも通信性能にばらつきが生じる原因となっていた。
さらに、眼鏡のレンズに近い部分では、テンプルと側頭部との間に空隙ができるため、テンプルの全長にわたって電極が延在していても、人体に接触させることができない部分が多いという問題もあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、頭部への装着が可能で、装着時には電極を従来品よりも確実に人体に接触又は近接させて配置可能な人体通信用の通信装置を提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。
本発明の人体通信用の通信装置は、信号電極の電位を基準電極の電位に対して相対的に変動させることで、基準電極と信号電極との電位差に応じた信号を他の機器に対して送信すること、及び他の機器から信号が送信された際に基準電極と信号電極との間に生じる電位差を検出することで、検出した電位差に応じた信号を他の機器から受信すること、これらのうち、少なくとも一方を実行することができる。
また、この通信装置の装置本体を利用者が頭部に装着した際、一対の基準電極及び信号電極は、鼻の周囲、目の周囲、及び頬から顎にかけての範囲の中から選ばれる少なくとも一つの範囲において、人体に接触する状態又は人体との間に所定寸法の介在物を挟んで所定寸法分だけ人体から離間した位置に保持された状態になる。
そのため、電極を人体に直接接触させる場合であれば、毛髪のある人体側頭部に接触する電極を有する従来品とは異なり、毛髪のない鼻の周囲、目の周囲、又は頬から顎にかけての範囲に電極を接触させることができる。
あるいは、電極と人体との間に所定寸法の介在物を挟む場合であっても、所定寸法の介在物の他に、量に個人差のある毛髪まで挟み込んでしまう従来品とは異なり、毛髪のない鼻の周囲、目の周囲、又は頬から顎にかけての範囲において、所定寸法分だけ人体から離間した位置に電極を保持することができる。したがって、毛髪の量が多いか否か、長髪か否か、頭部の形状等とは無関係に、良好な通信性能を確保することができ、また、通信性能のばらつきを抑制することができる。
なお、本発明の通信装置において、電極を鼻の周囲に接触又は近接させるには、例えば、装置本体が眼鏡としての構造を有すると好ましく、この場合、基準電極及び信号電極は、利用者が眼鏡を頭部に装着した際に鼻の周囲に接触することとなるノーズパッドに組み込まれているとよい。
このような通信装置であれば、ノーズパッドが鼻の周囲にぴったりと接触するので、髪型、体格、骨格等によらず、電極から皮膚までの距離が一定になり、安定した通信性能を確保することができる。
また、眼鏡の自重により、ノーズパッドと皮膚との間には適度な接触圧がかかり、ノーズパッドが人体に密着するので、少電力での通信が可能となり、また、利用者が動いてもノーズパッドが人体に密着する状態を維持することができ、この点からも安定した通信性能を確保できる。
さらに、眼鏡のノーズパッドについては、密着性や人体への影響(不快感・疲労感)を考慮して、最適な形状がすでに長年にわたって研究されてきたものなので、本発明の通信装置が備える電極を組み込むのに適した形態になっている。したがって、電極の形状を新規に設計する場合に比べ、上記のような密着性や人体への影響を容易に適正化することができ、その分だけ開発コストを抑えることができる。
また、本発明の通信装置において、電極を目の周囲に接触又は近接させるには、例えば、装置本体がゴーグルとしての構造を有すると好ましく、この場合、基準電極及び信号電極は、利用者がゴーグルを頭部に装着した際に目の周囲に接触することとなるフェイスパッドに組み込まれているとよい。
このような通信装置であれば、フェイスパッドが目の周囲にぴったりと接触するので、髪型、体格、骨格等によらず、電極から皮膚までの距離が一定になり、安定した通信性能を確保することができる。なお、ゴーグルの装着状態や利用者の髪型によっては、フェイスパッドの上部や側部にいくらか毛髪が挟まる可能性もあるが、通常は、フェイスパッド全体にわたって毛髪が挟まることは考えにくい。特に、本来は気密性を求める用途で用いられ、その際には、皮膚に直接接触させるように装着するのが普通なので、この点から安定した通信性能を確保できるものと期待できる。
また、ゴーグルには上述のように気密性が求められるため、フェイスパッドには柔らかい素材が用いられる。したがって、このようなフェイスパッドであれば、骨格に沿うかたちで密着することになり、皮膚から離間した部分が形成されにくいので、より広い接触面積を確保することができ、その分、少電力での通信が可能となる。
さらに、ゴーグルは、後頭部にかけられるバンドからの圧力で、フェイスパッドが目の周りに押し付けられる構造になっており、あるいは、ゴーグルに水圧や気圧を受けたときも、その圧力でフェイスパッドが目の周りに押し付けられる。したがって、利用者が激しい動きを示しても、フェイスパッドの人体に対する密着性が損なわれることはなく、これにより、安定した通信状態が得られるとともに、少電力での通信も可能となる。
また、本発明の通信装置において、電極を頬から顎にかけての範囲に接触又は近接させるには、例えば、装置本体がフルフェイスヘルメットとしての構造を有すると好ましく、この場合、基準電極及び信号電極は、利用者がフルフェイスヘルメットを頭部に装着した際に頬から顎にかけての範囲に接触することとなる緩衝パッドに組み込まれているとよい。
このような通信装置であれば、ヘルメットの構造上、緩衝パッドは、頭部への衝撃を和らげるため、弾力があって緩衝性のある柔らかい素材で作られ、しかも、頬から顎にかけての範囲にぴったりと密着する形状に作られている。そのため、緩衝パッドは、利用者の骨格に沿うかたちで密着し、比較的強い接触圧で頬から顎にかけての範囲に接触させたり近接配置したりすることができるので、これにより、安定した通信性能が得られ、少電力での通信が可能となる。また、オートバイ等の運転など激しい動きの中でも、緩衝パッドは密着した状態を維持することができるので、安定した通信状態が得られる。
第1実施形態として例示する眼鏡型通信装置を示す図であり、(a)は正面側からの斜視図、(b)は背面側からの斜視図、(c)は通信制御部のブロック図。 第2実施形態として例示するゴーグル型通信装置を示す斜視図。 第3実施形態として例示するゴーグル型通信装置を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその平面図。 第4実施形態として例示するフルフェイスヘルメット型通信装置を示す図であり、(a)はその右側面図、(b)はその底面図。
次に、本発明の実施形態について、いくつかの具体的な例を挙げて説明する。
[第1実施形態]
図1(a)及び同図(b)に示すように、本発明の第1実施形態として例示する人体通信用の通信装置1は、利用者が頭部に装着可能な装置本体として、レンズ2A,2Bとフレーム3とを備えた眼鏡型のものである。
この通信装置1においては、フレーム3に取り付けられた一対のノーズパッド(図1(a)及び同図(b)においてメッシュで示した部分)が導電性素材(例えば、金属や導電性樹脂)で構成されており、これら一対のノーズパッドが、基準電極5A及び信号電極5Bとして利用されている。また、フレーム3が備える一対のテンプル3A,3Bのうち、一方のテンプル3Aには通信制御部7が設けられている。
通信制御部7は、図1(c)に示すように、基準電極5A及び信号電極5Bに接続された通信回路11と、CPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータ13(以下、マイコン13と略称する。)を備えている。通信回路11は、送信回路、受信回路、及びこれらの回路を切り替えるスイッチなどを備え、この通信回路11によるデータの送受信がマイコン13によって制御される。
このように構成された通信装置1は、利用者が装着した際に利用者の身体を介して他の機器と通信可能となる。具体的には、通信制御部7によるデータの送受信制御を実行可能で、データ送信を実行する際には、通信制御部7が、信号電極5Bの電位を基準電極5Aの電位に対して相対的に変動させることで、基準電極5Aと信号電極5Bとの電位差に応じた信号を他の機器に対して送信する制御を行う。このような制御によって送信される信号は、利用者の身体を介して他の機器へと伝送されることになる。
また、この通信装置1においてデータ受信を行う際には、通信制御部7が、他の機器から信号が送信された際に基準電極5Aと信号電極5Bとの間に生じる電位差を検出することで、検出した電位差に応じた信号を他の機器から受信する制御を行う。
このように構成された通信装置1によれば、利用者は一般的な眼鏡とまったく同様に頭部への装着を行うことができ、これにより、ノーズパッド相当の構造を持つ基準電極5A及び信号電極5Bが、鼻の周囲において皮膚にぴったりと密着する状態になる。
したがって、テンプルに電極を組み込んだ眼鏡型通信装置とは異なり、髪型、体格、骨格等によらず、基準電極5A及び信号電極5Bそれぞれから皮膚までの距離は一定になり、安定した通信性能を確保することができる。
また、通信装置1の自重により、ノーズパッド状の基準電極5A及び信号電極5Bには適度な接触圧がかかり、ノーズパッド状の基準電極5A及び信号電極5Bが人体に密着するので、少電力での通信が可能となる。また、利用者が動いてもノーズパッド状の基準電極5A及び信号電極5Bが人体に密着する状態を維持することができ、この点からも安定した通信性能を確保できる。
さらに、眼鏡のノーズパッドについては、密着性や人体への影響(不快感・疲労感)を考慮して、最適な形状がすでに長年にわたって研究されてきたものなので、この通信装置1においても、周知のノーズパッドとまったく同形態のものを採用するだけでよい。したがって、電極の形状を新規に設計する場合に比べ、上記のような密着性や人体への影響を容易に適正化することができ、その分だけ開発コストを抑えることができる。
なお、以上説明した第1実施形態の通信装置1は、どのような用途で利用してもよく、その用途は特に限定されないが、一例を挙げれば、固定施設として設置されている他の機器に利用者が触れることで、利用者の身体を介して他の機器と通信を行う場合に、利用者が携帯する側の通信装置として利用することができる。また、それぞれが通信装置1を所持するふたりの利用者が、相互に触れることで、利用者の身体を介して互いの通信装置1間で通信を行うこともできる。
また、このような通信を行う際、通信装置1からどのようなデータを送信するのか、あるいは、通信装置1がどのようなデータを受信するのかも、特に限定されるものではなく、例えば利用者を識別するためのIDを送信したり、認証済みであることを示すデータを受信したり、といったことができる。
ただし、この通信装置1の場合は、眼鏡型に構成されているものなので、眼鏡型ならではの用途で人体通信を利用できるように構成されていると、さらに有益なものとなる。眼鏡型ならではの用途としては、例えば、利用者の身体を介して送信されてくるデータを受信して、その受信データに基づくテキスト情報や画像情報を、レンズ2A,2Bに映すといったものがある。
レンズ2A,2Bにテキスト情報や画像情報を映すための具体的な構成としては、すでに本願出願人が出願した技術を利用することができ、具体例を挙げれば、特開平9−46732号公報に開示された「フェイス・マウント型の表示装置」や、特開平9−166762号公報に開示された「立体表示装置」、特開2006−350934号公報に開示された「情報表示装置」などと同等な技術を採用できる。
これらの技術を利用すれば、例えば、左目と右目の視差を利用して、利用者前方の空間にテキスト情報や画像情報を結像する、といったことができるので、様々な情報を利用者に伝達することができる。
具体的には、例えば、上記各公報に記載された技術とまったく同様に機能する技術を構成することができ、その際に、眼鏡型の通信装置1を利用することで、従来技術では必要となっていたケーブルによる有線通信や、空間を利用した無線通信を、人体通信で代替することができる。
また、上記各公報に記載された技術の他にも、例えば、この通信装置1を装着してスポーツトレーニングを行う際に、コーチからの指示などの情報を利用者が胴体周りに装着した携帯型親機で受信するとともに、利用者の身体を介して携帯型親機から眼鏡型の通信装置1へ情報を伝送し、その情報をレンズ2A,2Bに映すことで、指示を利用者に伝達する、といったことが可能となる。
あるいは、例えば、この通信装置1を装着して買い物を行う際に、利用者が触れたショッピングカートから利用者の身体を介して製品情報を通信装置1へと伝送し、その情報をレンズ2A,2Bに映すことで、製品情報を利用者に伝達する、といったことが可能となる。
[第2実施形態]
図2に示すように、本発明の第2実施形態として例示する人体通信用の通信装置21は、利用者が頭部に装着可能な装置本体として、レンズ22A,22Bとフレーム23Aとバンド23Bを備えたゴーグル型のものである。
この通信装置21においては、フレーム23Aに取り付けられたフェイスパッドにおいて左右両側の部分(図2においてメッシュで示した部分)が柔軟性のある導電性素材(例えば、導電性スポンジ、導電性ゴム)で構成されており、このフェイスパッドが、基準電極25A及び信号電極25Bとして利用されている。
また、フレーム23Aの中央部には通信制御部27が設けられている。この通信制御部27の具体的構成は、第1実施形態において例示したものと同様のものである。
このように構成された通信装置21によれば、利用者は一般的なゴーグルとまったく同様に頭部への装着を行うことができ、これにより、フェイスパッド相当の構造を持つ基準電極25A及び信号電極25Bが、目の周囲において皮膚にぴったりと密着する状態になる。
したがって、このような通信装置21であれば、利用者の髪型、体格、骨格等によらず、基準電極25A及び信号電極25Bから皮膚までの距離が一定になり、安定した通信性能を確保することができる。なお、通信装置21の装着状態や利用者の髪型によっては、基準電極25A及び信号電極25Bの上部や側部にいくらか毛髪が挟まる可能性もあるが、通常は、フェイスパッド相当の構造を持つ基準電極25A及び信号電極25B全体にわたって毛髪が挟まることは考えにくい。特に、この種のゴーグルは、本来は気密性を求める用途で用いられ、その際には、皮膚に直接接触させるように装着するのが普通なので、この点から安定した通信性能を確保できるものと期待できる。
また、一般に、ゴーグルには上述のように気密性が求められるため、フェイスパッドには柔らかい素材が用いられる。したがって、このようなフェイスパッド相当の柔らかい素材でできている基準電極25A及び信号電極25Bであれば、骨格に沿うかたちで密着することになり、皮膚から離間した部分が形成されにくいので、より広い接触面積を確保することができ、その分、少電力での通信が可能となる。
さらに、このようなゴーグル型の通信装置21であれば、後頭部にかけられるバンド23Bからの圧力で、基準電極25A及び信号電極25Bが目の周りに押し付けられる構造になっており、あるいは、ゴーグルに水圧や気圧を受けたときも、その圧力でフェイスパッド状の基準電極25A及び信号電極25Bが目の周りに押し付けられる。したがって、利用者が激しい動きを示しても、基準電極25A及び信号電極25Bの人体に対する密着性が損なわれることはなく、これにより、安定した通信状態が得られるとともに、少電力での通信も可能となる。
なお、以上説明した第2実施形態の通信装置21も、第1実施形態と同様の用途において任意に利用することができ、例えば、レンズ22A,22Bを利用して利用者前方の空間にテキスト情報や画像情報を結像し、様々な情報を利用者に伝達することができる。
したがって、作業用ゴーグルとして構成されている場合には、各種作業に関する指示や作業マニュアルなどの情報を、手に持った各種機器から利用者の身体を介して通信装置21へと伝送し、その情報を表示することができる。
また、水中用ゴーグルとして構成されている場合には、ボンベの空気残量などの情報をボンベから利用者の身体を介して通信装置21へと伝送したり、水中においてふたりの利用者それぞれが所持する通信装置21を利用し、利用者相互間で情報交換を行ったりする場合に、可視化された各種情報を利用者に伝達することができる。
さらに、オートバイなどの乗車時に装着する乗用ゴーグルとして構成されている場合には、オートバイ本体に搭載されたナビゲーションシステムから利用者の身体を介して地図情報や交通情報を通信装置21へと伝送し、可視化された地図情報や交通情報を利用者に伝達することができる。
[第3実施形態]
図3(a)及び同図(b)に示すように、本発明の第3実施形態として例示する人体通信用の通信装置31も、利用者が頭部に装着可能な装置本体として、レンズ32A,32Bとフレーム33A,33Bとバンド33Cを備えたゴーグル型のものである。
この通信装置31においては、フレーム33A,33Bに取り付けられたフェイスパッド(図3(b)においてメッシュで示した部分)が柔軟性のある導電性素材(例えば、導電性スポンジ、導電性ゴム)で構成されており、このフェイスパッドが、基準電極35A及び信号電極35Bとして利用されている。
また、フレーム33Bの左端には通信制御部37が設けられている。この通信制御部37の具体的構成は、第1実施形態において例示したものと同様のものである。
このように構成された通信装置31によれば、利用者は一般的なゴーグルとまったく同様に頭部への装着を行うことができ、これにより、フェイスパッド相当の構造を持つ基準電極35A及び信号電極35Bが、目の周囲において皮膚にぴったりと密着する状態になる。
したがって、このような通信装置31であれば、利用者の髪型、体格、骨格等によらず、基準電極35A及び信号電極35Bから皮膚までの距離が一定になり、安定した通信性能を確保することができる。
また、一般に、ゴーグルには上述のように気密性が求められるため、フェイスパッドには柔らかい素材が用いられる。したがって、このようなフェイスパッド相当の柔らかい素材でできている基準電極35A及び信号電極35Bであれば、骨格に沿うかたちで密着することになり、皮膚から離間した部分が形成されにくいので、より広い接触面積を確保することができ、その分、少電力での通信が可能となる。
さらに、このようなゴーグル型の通信装置31であれば、後頭部にかけられるバンド33Cからの圧力で、基準電極35A及び信号電極35Bが目の周りに押し付けられる構造になっており、あるいは、ゴーグルに水圧や気圧を受けたときも、その圧力でフェイスパッド状の基準電極35A及び信号電極35Bが目の周りに押し付けられる。したがって、利用者が激しい動きを示しても、基準電極35A及び信号電極35Bの人体に対する密着性が損なわれることはなく、これにより、安定した通信状態が得られるとともに、少電力での通信も可能となる。
なお、以上説明した第2実施形態の通信装置31も、第2実施形態と同様の用途において任意に利用することができる。
[第4実施形態]
図4(a)及び同図(b)に示すように、本発明の第4実施形態として例示する人体通信用の通信装置41は、利用者が頭部に装着可能な装置本体として、シェル43Aとシールド43Bとを備えたフルフェイスヘルメット型のものである。
この通信装置41においては、シェル43Aの内側に配設された緩衝パッドのうち、頬から顎にかけての範囲を保護するために設けられたチークパッド(図4(b)においてメッシュで示した部分)が緩衝性のある導電性素材(例えば、導電性ウレタンフォーム)で構成されており、このチークパッドが、基準電極45A及び信号電極45Bとして利用されている。
また、シェル43Aの後頭部側(背面側)には通信制御部47が設けられている。この通信制御部47の具体的構成は、第1実施形態において例示したものと同様のものである。
このように構成された通信装置41によれば、利用者は一般的なフルフェイスヘルメットとまったく同様に頭部への装着を行うことができ、これにより、緩衝パッド(チークパッド)相当の構造を持つ基準電極45A及び信号電極45Bが、頬から顎にかけての範囲において皮膚にぴったりと密着する状態になる。
したがって、このような通信装置41であれば、基準電極45A及び信号電極45Bは、利用者の骨格に沿うかたちで密着し、比較的強い接触圧で頬から顎にかけての範囲に接触するので、これにより、安定した通信性能が得られ、少電力での通信が可能となる。また、オートバイ等の運転など激しい動きの中でも、緩衝パッドは密着した状態を維持することができるので、安定した通信状態が得られる。
なお、以上説明した第4実施形態の通信装置41も、第1実施形態と同様の用途において任意に利用することができ、例えば、シールド43Bを利用して利用者前方の空間にテキスト情報や画像情報を結像し、様々な情報を利用者に伝達することができる。
ヘルメットのシールドに情報を表示する技術としては、例えば、特開2008−014783号公報に開示された「車両用ナビゲーション装置」などと同等な技術を採用することができる。このような技術を利用すれば、オートバイ本体に搭載されたナビゲーションシステムから利用者の身体を介して地図情報や交通情報を通信装置41へと伝送し、可視化された地図情報や交通情報を利用者に伝達することができる。
[変形例等]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、各電極を構成する素材として、金属、導電性樹脂、導電性スポンジ、導電性スポンジ、導電性ウレタンフォームなどを例示したが、これら以外の導電性素材を用いてもよく、一例を挙げれば、導電性のない基材の表面を導電性塗料でコーティングしたようなものを電極として用いてもよい。
また、上記実施形態では、特許文献1に記載の技術同様、基準電極及び信号電極が、それぞれ人体に直接接触する構造となっているものばかりを例示したが、特許文献2に記載された技術のように、電極そのものが人体に直接接触しない構成を採用してもよい。
より具体的には、例えば、上記各実施形態において、各電極が所定厚さの被膜(本発明でいう所定寸法の介在物に相当。)で覆われ、この被膜を挟んで前記所定厚さ分(所定寸法分)だけ人体から離間した位置に電極が保持された状態となっていてもよい。また、この場合、被膜を挟んで人体に近接する電極を信号電極とし、基準電極については、信号電極を挟んで人体とは反対側に配置してもよく、このような位置関係に配置することで、通信装置の性能を向上させることもできる。
また、上記実施形態においては、利用者の身体を介して送信されてくる情報を各通信装置が受信して、レンズやシールドに表示する事例について詳述したが、各通信装置が利用者の身体を介して他の機器へ情報を送信する仕組みを採用してもよい。
具体例を挙げれば、例えば、第2実施形態に記載したゴーグル型の通信装置21に対し、さらに小型カメラを付加して、利用者が見ている方向の画像をデータ化し、そのデータを人体経由で他の機器へ転送する構成を採用してもよい。
また、第4実施形態に記載したフルフェイスヘルメット型の通信装置41に対し、マイクを付加して、利用者の声をデータ化し、そのデータを人体経由でナビゲーション装置へ伝送し、ナビゲーション装置が備えるボイスコントロール機能を利用して、シールド43Bに表示される情報の切り替え制御などを行うように構成してもよい。
加えて、上記各実施形態では、通信装置の形態として、様々な具体的形態を例示したが、これらの具体的形態は例示に過ぎず、本発明の通信装置は、頭部への装着が可能で、装着時に電極を従来品よりも確実に人体に接触又は近接させて配置可能なものであれば、上記各実施形態とは異なる形態になっているものや、上記各実施形態とは異なる用途で用いられるものであってもよい。
例えば、上記第1実施形態では、眼鏡型の通信装置1を例示したが、このような眼鏡型の通信装置1は、視力矯正用の眼鏡として構成されたものであっても、強い光や粉塵から目を保護するための保護用眼鏡として構成されたものであってもよい。
また、上記第2,第3実施形態では、ゴーグル型の通信装置21を例示したが、このようなゴーグル型の通信装置21は、プールや海で使用されるゴーグルの他、スキーなどのウィンタースポーツで使用されるゴーグルや、オートバイや航空機に乗るときに着用するゴーグル、作業用ゴーグル、軍用ゴーグルなどとして構成されたものであってもよい。
また、上記第4実施形態では、オートバイ用のフルフェイスヘルメットを例示したが、フルフェイス型以外のヘルメットであってもよく、また、自動車用や自転車用のヘルメットであってもよい。あるいは、スポーツで使用されるヘルメットやヘッドギアであってもよく、例えば、アメリカンフットボール用、フェンシング用、空手用、ボクシング用、ラグビー用などのヘルメットやヘッドギアにおいて、本発明を適用することもできる。
この他、障害者用のヘッドギアなどに本発明を適用してもよく、あるいは、酸素マスクや防毒マスクといったガスマスク類に本発明を適用してもよい。
1,21,31,41・・・通信装置、2A,2B,22A,22B,32A,32B・・・レンズ、3,23A,33A,33B・・・フレーム、3A,3B・・・テンプル、5A,25A,35A,45A・・・基準電極、5B,25B,35B,45B・・・信号電極、7,27,37,47・・・通信制御部、11・・・通信回路、13・・・マイクロコンピュータ(マイコン)、23B,33C・・・バンド、43A・・・シェル、43B・・・シールド。

Claims (4)

  1. 利用者が装着した際に前記利用者の身体を介して他の機器と通信可能となる人体通信用の通信装置であって、
    利用者が頭部に装着可能な形態とされた装置本体と、
    前記装置本体を利用者が頭部に装着した際に、鼻の周囲、目の周囲、及び頬から顎にかけての範囲の中から選ばれる少なくとも一つの範囲において、人体に接触する状態又は人体との間に所定寸法の介在物を挟んで前記所定寸法分だけ人体から離間した位置に保持された状態となる一対の基準電極及び信号電極と、
    「前記信号電極の電位を前記基準電極の電位に対して相対的に変動させることで、前記基準電極と前記信号電極との電位差に応じた信号を前記他の機器に対して送信する制御」及び「前記他の機器から信号が送信された際に前記基準電極と前記信号電極との間に生じる電位差を検出することで、検出した電位差に応じた信号を前記他の機器から受信する制御」のうち、少なくとも一方の制御を実行可能な通信制御部と
    を備えることを特徴とする人体通信用の通信装置。
  2. 前記装置本体は、眼鏡としての構造を有し、
    前記基準電極及び前記信号電極は、利用者が前記眼鏡を頭部に装着した際に前記鼻の周囲に接触することとなるノーズパッドに組み込まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の人体通信用の通信装置。
  3. 前記装置本体は、ゴーグルとしての構造を有し、
    前記基準電極及び前記信号電極は、利用者が前記ゴーグルを頭部に装着した際に前記目の周囲に接触することとなるフェイスパッドに組み込まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の人体通信用の通信装置。
  4. 前記装置本体は、フルフェイスヘルメットとしての構造を有し、
    前記基準電極及び前記信号電極は、利用者が前記フルフェイスヘルメットを頭部に装着した際に前記頬から顎にかけての範囲に接触することとなる緩衝パッドに組み込まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の人体通信用の通信装置。
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