JP2011089435A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

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Abstract

【課題】二重壁構造の内壁の温度分布をなるべく均一に保って内壁の熱応力に伴う変形の発生を効果的に防止できる冷却構造を有するガスタービン燃焼器を提供する。
【解決手段】燃焼室(13)を形成する燃焼筒(12)の少なくとも一部分が外壁(20)と内壁(21)とからなる二重壁構造を有し、外壁(20)と内壁(21)との間に、これら両壁(20,21) の間隔を保持するスペーサ(51)が配置されて、両壁(20,21) の間に冷却空気(A1)の通路(35)が形成されている。スペーサ(51)は外壁(20)に固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機からの圧縮空気の一部で燃焼筒を冷却する冷却構造を改良したガスタービン燃焼器に関するものである。
ガスタービン燃焼器では、燃焼室を形成する燃焼筒が燃焼室内の燃焼ガスからの伝熱により高温となるので、圧縮機からの圧縮空気の一部を利用して燃焼筒を冷却する冷却構造が設けられている。この冷却構造として、燃焼筒の少なくとも一部を外壁と内壁とからなる二重壁構造とし、その外壁と内壁との間に形成された通路に導入した圧縮空気で燃焼筒を冷却したのち、この二重壁内の圧縮空気を、二重壁の下流端開口から排出して外壁の内面に沿って流動させることにより、外壁を冷却するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−171894号公報
特許文献1の冷却構造では、燃焼ガスから伝熱による内壁の熱膨張に対して外壁と内壁との間を所定間隔に保持するためのスペーサが、燃焼ガスの流動方向に沿った複数箇所に配置して内壁に溶接により固定されており、これら各スペーサのうちの燃焼ガスの流動方向における最も下流側のスペーサは、その下流端縁を二重壁の下流端開口に合致させた配置で設けられている。スペーサを内壁に固定しているのは、圧縮空気により冷却されるスペーサへの伝熱により内壁を効果的に冷却するためである。また、最も下流側のスペーサを二重壁の下流端開口部に配置しているのは、この部分が燃焼室内の高温の燃焼領域に最も近接していることから、この部分の内壁が高温になり易いからである。
しかしながら、前記ガスタービン燃焼器の冷却構造では、スペーサが二重壁内を通過する圧縮空気によって冷却されるので、内壁におけるスペーサの取付箇所が、スペーサへの伝熱によって他の箇所よりも強く冷却されるために、内壁の軸方向に沿った温度分布が不均一となる。また、内壁におけるスペーサの取付箇所は、スペーサの厚み分だけ他の箇所よりも実質的に壁厚が大きくなるから、強度構造物として作用するスペーサによって、熱膨張を抑制する拘束力を受ける。その結果、内壁には、スペーサ取付箇所とその他の箇所との間の温度差によって局所的に大きな熱応力が生じて、特に径方向に大きく変形する。これにより、二重壁内の圧縮空気の通路面積が局所的に狭くなって冷却効果が不均一になるとともに、内壁における径方向内側に膨出するように変形した部分に高温の燃焼ガスが衝突することで、内壁が局所的に高温になって酸化が進み易くなり、燃焼筒の所期の寿命を確保するのが難しくなる。
また、前記冷却構造では、最も下流側のスペーサがその下流端縁を二重壁の下流端開口に合致する配置で設けられているから、二重壁内の通路を流動してきた圧縮空気がスペーサにより乱流状態となったまま二重壁の下流端開口から燃焼室内に排出されるので、その圧縮空気の乱流に燃焼室内の燃焼ガスが巻き込まれて、燃焼ガスが外壁の内面に接触することにより、外壁を損傷させて、燃焼筒の寿命を短くする。
本発明は、二重壁構造の内壁の温度分布をなるべく均一に保つことにより、内壁の熱応力に伴う変形の発生を効果的に防止して、燃焼器の耐久性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のガスタービン燃焼器は、燃焼室を形成する燃焼筒の少なくとも一部分が外壁と内壁とからなる二重壁構造を有し、前記外壁と内壁との間にこれら両壁の間隔を保持するスペーサが配置されて、両壁の間に冷却空気の通路が形成されており、前記スペーサは前記外壁に固定されている。
このガスタービン燃焼器によれば、スペーサが外壁に固定されているから、内壁は、スペーサによる拘束力を受けず、また、冷却空気で冷却されるスペーサへの伝熱による冷却が行われなくなるので、内壁の温度分布の不均一が生じにくい。その結果、内壁は、温度差に伴う局所的な熱膨張の差に起因する変形が抑制されて、局所的な熱応力の発生が抑えられるので、燃焼筒の耐久性が向上する。
本発明において、前記内壁は前記外壁における前記燃焼筒上流部分の内側に対向するように配置され、前記内壁の下流端部に最も近い部分に配置された前記スペーサは、その下流端縁が前記内壁の下流端部よりも上流側に所定距離だけ離れて配置されて、前記スペーサを通過した二重壁内の圧縮空気の乱れを前記所定距離の間で低減させることが好ましい。この構成によれば、二重壁内の通路を流れてきた圧縮空気は、内壁の下流端部に最も近い部分に配置されたスペーサにより流れに乱れが生じるが、この乱れが、圧縮空気がスペーサから二重壁における内壁の下流端部の開口へ流動するまでの所定距離の間に低減されて、二重壁の下流端部の排出口からは、乱れの少ない整流された圧縮空気が層状の流れとなって排出される。その結果、前記排出口から排出された圧縮空気の流れに燃焼室内の燃焼ガスが巻き込まれるのが抑制されるので、排出口から外壁の内面に沿って層状に流れる圧縮空気によって外壁が効果的にフィルム冷却される。
前記スペーサをその下流端縁が前記内壁の下流端部よりも上流側に所定距離だけ離れた配置とする場合、前記外壁と内壁間の隙間の大きさをtとしたとき、前記所定距離を4〜15tに設定することが好ましい。この構成によれば、所定距離が4t以下の場合には、下流端部に最も近い部分に配置されたスペーサにより生じた圧縮空気の乱流が十分に整流されないまま燃焼室内に排出されてしまい、一方、所定距離が15t以上の場合には、スペーサにより外壁と内壁とを所定間隔に保持して内壁の変形を防止する効果が得られ難くなる。さらに好ましい所定距離は4〜10tである。
本発明において、前記スペーサは、運転停止中は、前記内壁と非接触であり、運転中に前記内壁の外周面に線接触または点接触することが好ましい。この構成によれば、運転停止中において内壁にスペーサから無理な力が作用せず、一方、運転中は、燃焼ガスにより高温となって径方向外方へ熱膨張した内壁が、スペーサに線接触または点接触して外壁と内壁とを所定間隔に保持する。さらに、線接触または点接触するスペーサと内壁との接触面積が小さいことから、内壁からスペーサへの伝熱も僅かであり、内壁におけるスペーサの接触箇所が局部的に冷却されるのを抑制して内壁の温度分布をほぼ均一に保つことができ、内壁の熱応力による変形を防止することができる。
本発明において、前記二重壁構造の上流部にインピンジ冷却領域とその下流側の対流冷却領域とが設定され、前記インピンジ冷却領域と対流冷却領域のうちの少なくともインピンジ冷却領域の外壁に、圧縮機からの圧縮空気を前記内壁に向けて導入するインピンジ冷却孔が形成され、前記対流冷却領域の内壁の外周面に二重壁内の圧縮空気に乱れを与える乱流生成手段が設けられ、前記対流冷却領域の下流端に、前記二重壁内の空間を下流方向に開口させて、前記二重壁内の圧縮空気をフィルム冷却空気として排出する排出口が設けられていることが好ましい。ここで、「上流部」とは、燃焼筒内部の燃焼室内の燃焼ガスの流れ方向に沿った上流部をいう。
この構成によれば、インピンジ冷却孔から二重壁内に導入した圧縮空気が内壁に衝突して内壁をインピンジ冷却し、このインピンジ冷却後の圧縮空気が、インピンジ冷却領域の下流側の対流冷却領域を流動するときに、内壁に設けた乱流生成手段により圧縮空気に乱流が発生して、この乱流により内壁から圧縮空気への伝熱が促進されて、圧縮空気による対流冷却によって内壁を効果的に冷却する。さらに、二重壁内の圧縮空気が排出口からフィルム冷却空気として層状に排出されるので、外壁が効果的にフィルム冷却される。したがって、冷却用の圧縮空気を有効に利用して、燃焼筒を高い冷却効率で冷却することができる。
本発明のガスタービン燃焼器によれば、二重壁構造の外壁と内壁との間隔を保持するためのスペーサを外壁に固定したので、内壁がスペーサによる拘束力を受けず、また、冷却空気で冷却されるスペーサへの伝熱による冷却も行われなくなるので、内壁の温度分布の不均一が生じにくい。その結果、内壁は、温度差に伴う局所的な熱膨張の差に起因する変形が抑制されて、局所的な熱応力の発生が抑えられるので、燃焼筒の耐久性が向上し、所期の寿命を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係るガスタービン燃焼器を示す縦断面図である。 同上のガスタービン燃焼器における燃焼筒の要部を示す拡大縦断面図である。 図2のIII-III 線拡大断面図である。 (a),(b)は図3のスペーサの展開平面図および正面図である。 図2のV-V 線拡大断面図である。 (a),(b)は本発明の第2実施形態に係るガスタービン燃焼器のスペーサを示す展開平面図および取付状態を示す横断面図である。 本発明の第3実施形態に係るガスタービン燃焼器の要部を示す横断面図である。 (a),(b)は図7のスペーサの展開平面図および正面図である。 本発明の第4実施形態に係るガスタービン燃焼器の燃焼筒を示す縦断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明のガスタービン燃焼器はガスタービンエンジンのようなガスタービン設備に使用されるものである。ガスタービン設備は、圧縮機、燃焼器およびタービンを主な構成要素として構成され、圧縮機から供給された圧縮空気と、燃料制御装置を介して燃料供給装置から供給される燃料とを燃焼器で燃焼させ、これにより発生する高温高圧の燃焼ガスをタービンに供給して、このタービンを駆動する。圧縮機は回転軸を介してタービンにより駆動され、このタービンはまた、減速機を介して発電機のような負荷を駆動する。
図1は本発明の第1実施形態に係るガスタービン燃焼器2の縦断面図を示し、この燃焼器2は、これに導入される圧縮空気Aと燃焼ガスGとが互いに燃焼器2内の逆方向に流れる逆流缶型であり、円筒状のハウジングH内に、ほぼ円筒状の燃焼筒12が収納され、燃焼筒12の内部に燃焼室13が形成されている。この燃焼器2は、前述のガスタービン設備の軸心と同心状の円筒上に複数(例えば6つ)配置されている。ハウジングHは、ハウジング本体H1の頭部にハウジングトップH2をボルト14で連結したものであり、ハウジングトップH2の先端側となる頭部にはエンドカバー18がボルト19により固定されている。
燃焼筒12は、外壁20と内壁21とにより、燃焼ガスGの流れ方向に沿った上流部が二重壁構造になっている。すなわち、燃焼筒12は、ノズルユニット(バーナユニット)28が外側ダクト28aを介して取り付けられた頭部12aと、その下流側に連設された円筒部12bとを有している。これに対応して、外壁20は、外側頭部20aと外側円筒部20bとを有し,外壁20と同心状に配置された内壁21は、内側頭部21aと、燃焼筒12の上流部のみに位置する短い内側円筒部21bとを有している。
外壁20の外側円筒部20bの上流部分には、径方向外方へ向け突出する環状の支持部材25が設けられており、この支持部材25の径方向外端部がハウジング本体H1の頭部にボルト22により連結されている。これにより、燃焼筒12の外壁20が支持部材25を介してハウジングHに支持されている。支持部材25には円周方向に並んだ複数の空気通過孔25aが設けられている。外壁20は、上流側端部でノズルユニット28の外側ダクト28aを支持し、この外側ダクト28aが内壁21を支持している。燃焼筒12の円筒部12bとこれを覆うハウジング本体H1との間には、圧縮機1からの圧縮空気Aを燃焼筒12の頭部12a、つまり、上流側へ導く環状の空気通路23が形成されている。ハウジングHにおけるエンドカバー18の内側には空気導入室24が形成されている。
燃焼筒12の頭部12aに取り付けられたノズルユニット28は、燃料Fを燃焼室13内に直接噴出する部分予混合方式のパイロットノズル29と、このパイロットノズル29の外周を囲むようにして、燃料Fと圧縮空気Aを混合して生成した予混合気Mを燃焼室13内に噴出する予混合型のメインノズル30とを備えている。
メインノズル30の縦断面L字状の予混合通路31の上流端は径方向外向きに開口しており、その開口した環状の空気取入口31aの径方向外側に複数のメイン燃料ノズル32がメインノズル30の周方向に等間隔で配置されている。メイン燃料ノズル32における空気取入口31aに対向する部分に、複数のメイン燃料噴射孔32aが形成されている。メイン燃料ノズル32の基端はエンドカバー18に設けたメイン燃料導入口33に接続されている。前記空気取入口31aには複数のスワーラ34が、燃焼筒12の軸心Cに沿った方向(軸心方向P)に並んで配置されている。メイン燃料噴射孔32aから供給された燃料Fは、空気通路23から空気導入室24内に導入された圧縮空気Aの一部とともに、スワーラ34によって旋回力が付与されながら予混合通路31に導入され、予混合通路31内で予混合されたのち、環状の予混合噴出口38から予混合気Mとして燃焼室13内に噴出される。
パイロットノズル29に燃料Fを送給するパイロット燃料導入口39およびメイン燃料導入口33には、燃料供給装置(図示せず)から燃料Fが供給される。
外側円筒部20bにおける内側円筒部21bの下流端近傍には、1つまたは複数の点火プラグ40が、その先端を燃焼室13内に臨ませて配置されている。点火プラグ40は、ハウジングHを貫通してハウジングHに固定されており、起動時には、パイロットノズル29から燃焼室13内に燃料Fを噴射して点火プラグ40による点火により拡散燃焼が行われる。続いて、通常運転時には、メインノズル30から燃焼室13内に噴射された予混合気Mを燃焼させて、燃焼筒12の上流部において、第1の燃焼領域S1を形成させる。また、燃焼筒12における第1の燃焼領域S1よりも下流側には、燃焼筒12の外壁20の外側円筒部20bを貫通した複数(例えば4つ)の貫通孔41が周方向に等間隔に設けられている。ハウジングHにおける各貫通孔41に対向する部分には、追焚きバーナ42が取り付けられて、その先端部を、貫通孔41を通して燃焼室13内に臨ませている。こうして、追焚きバーナ42から噴射される燃料Fにより、第1の燃焼領域S1の下流側に第2の燃焼領域S2が形成される。
図2に示すように、燃焼筒12の頭部12aを含む上流部は、外壁20と内壁21とが所定の間隙を存し相対向して配置された二重壁構造になっており、外壁20と内壁21との間に空気通路35が形成されている。この二重壁構造において、外壁20の頭部12aと円筒部12bの上流端部分とにインピンジ冷却領域43が設定され、このインピンジ冷却領域43の下流側に対流冷却領域44が設定されている。つまり、燃焼筒12の前記上流部は、インピンジ冷却領域43と対流冷却領域44とからなる。対流冷却領域44の下流側の外壁20にフィルム冷却領域48が設定されている。インピンジ冷却領域43における外壁20には、圧縮空気Aを冷却空気A1として内壁21に向けて二重壁内の空気通路35に導入する複数のインピンジ冷却孔49が等間隔で形成されている。
対流冷却領域44では、内壁21におけるインピンジ冷却領域43の下流側の外周面に、二重壁内の空気通路35を流れる冷却空気A1に乱れを与える乱流生成手段50が設けられている。乱流生成手段50は、内壁21の周方向に延びる環状リブを等間隔に、かつ互いに平行に複数形成した構成としている。なお、この実施形態では、対流冷却領域44におけるインピンジ冷却を効果的に得られる上流部のみにインピンジ冷却孔49を設けている。
フィルム冷却領域48は、内壁21の下流端に合致する対流冷却領域44の下流端に、二重壁内の空間を下流方向に開口させる排出口51を設けることで設定されている。排出口51からは、内壁21が無孔であることから、二重壁内の空間を下流側に向け流れてきた冷却空気A1の全てが、フィルム冷却空気A2として燃焼室13内の外壁20の内周面に沿った方向に排出される。なお、図1では図示を省略したが、図2の外壁20の円筒部12bにおける対流冷却領域44よりも下流側の外周面の全体に、小さな多数の乱れ発生用リブ20eが一体形成されている。この乱れ発生用リブ20eは、空気通路23を通る圧縮空気Aによる外壁20の対流冷却を促進する効果もある。
二重壁内の空間における外壁20の頭部12a、円筒部12bの上流端近傍および内壁21の下流端部近傍にそれぞれ対応する3箇所に、スペーサー52,53,54が配設されている。内壁21の下流端部に最も近い部分に配置されたスペーサ54は、その下流端縁が内壁21の下流端部よりも上流側に所定距離Lだけ離れた箇所に設けられている。この所定距離Lは、内壁21の下流端縁とスペーサ54の下流端縁との距離である。これにより、最下流のスペーサ54を通過するときに生じた冷却空気A1の乱れが所定距離Lの間に低減され、排出口51からは乱れの少ない整流された圧縮空気がフィルム冷却空気A2として排出される。
具体的には、外壁20と内壁21との隙間の大きさをtとしたとき、上記所定距離Lは、4〜15tに設定されており、好ましくは4〜10tに設定される。また、いずれのスペーサー52,53,54も、従来の固定箇所である内壁21に代えて、外壁20に溶接により固定されている。これらスペーサー52,53,54は、燃焼ガスGによる内壁21の熱膨張に抗して、外壁20と内壁21間を所定間隔に保持するものである。
図2のIII-III 線拡大横断面図である図3に示すように、内壁21の下流端部に最も近いスペーサ54は、横断面円弧状の複数の取付部54a,54aの間に、ほぼV字形状の先端部が丸みを帯びた横断面形状を有する突部54bを周方向Qに沿って等間隔に形成したものである。このスペーサ54は、隣接する各二つの突部54bの間の箇所が外壁20にそれぞれ溶接されて、外壁20に固定されている。各突部54bは、これの先端と内壁21の外面との間に運転停止中において所定の間隙Cが生じる高さに設定されており、この間隙Cは、運転中に外壁20よりも高温となる内壁21が径方向外方へ熱膨張する際の熱膨張量に相当するように設定されている。
したがって、運転中は、各突部54bの先端部が、図3に示す横断面において内壁21の内面に点接触し、かつ図2に示す縦断面において内壁21の内面に線接触する。つまり、突部54bは全体として内壁21に線接触する。このスペーサ54は、図4(a)および(b)に示すように、細長い板材に折り曲げ加工を施すことにより、取付部54aに、周方向に並ぶ多数の突部54bを形成して製作され、全体を外壁20の内周面に対応する環状形状に湾曲して、取付部54aの外周面を外壁20の内周面に接触させ、外壁20に、例えば溶接により固定される。なお、外壁20の円筒部12aの上流端近傍に設けられるスペーサ53も前記スペーサ54と同じ構造である。
一方、外壁20の頭部12aに設けられるスペーサー52は、図2のV−V線断面図である図5に示すように、その周方向の2つの取付部54aの間に1つの突部52abが形成された短い部材である。このスペーサー52は、複数個(例えば6個)が周方向Qに等間隔に並べて各取付部52aを外壁20の内周面に線接触させ、例えば溶接によって外壁20に固定されている。なお、前述のスペーサ53,54も、このスペーサー52と同じ構造とすることができる。
この第1実施形態のガスタービン燃焼器2は、図2に示す燃焼筒12の上流部に設けたインピンジ冷却領域43の外壁20に形成されたインピンジ冷却孔49から二重壁内に導入された冷却空気A1が内壁21に衝突して、内壁21をインピンジ冷却する。また、このインピンジ冷却領域43では、インピンジ冷却だけでなく、二重壁内に導入された冷却空気A1により、対流冷却もなされる。このインピンジ冷却後の冷却空気A1が下流側の対流冷却領域44の二重壁内を流動するときに、内壁21の外周面に設けた乱流生成手段50により冷却空気A1に乱流が生じ、この冷却空気A1の乱流によって内壁21から冷却空気A1への伝熱が促進されて、冷却空気A1による対流冷却効果が向上する。
対流冷却領域44では、外壁20に設けたインピンジ冷却孔49から導入される冷却空気A1が内壁21に衝突することで、対流冷却に加えてインピンジ冷却も行われるので、冷却効果がさらに向上する。特に、対流冷却領域44の上流部では、インピンジ冷却領域43から流動してきた冷却空気A1の流量がさほど多くないのに伴って流速も比較的遅いので、対流冷却領域44における外壁20の上流部のインピンジ冷却孔49から二重壁内に導入される圧縮空気Aは、二重壁内の空間を流れる冷却空気A1によるクロスフローの干渉をさほど受けることなく、内壁21に衝突する。したがって、対流冷却領域44の上流部では、インピンジ冷却が効果的になされる。また、対流冷却領域44の全体、特に下流部では、外壁20のインピンジ冷却孔49から二重壁内に導入される圧縮空気Aが、乱流生成手段50Aによって乱流が発生した冷却空気A1を攪拌するので、対流冷却による冷却効果が一層向上する。
したがって、この第1実施形態のガスタービン燃焼器2では、図1の燃焼室13における特に高温の第1燃焼領域S1が形成される上流部に対応する内壁21を、冷却効果の優れたインピンジ冷却に加えて、対流冷却によっても効果的、かつ効率的に冷却することができる。さらに、二重壁内の冷却空気A1は、図2のインピンジ冷却領域43から対流冷却領域44に向け流動して、二重壁内の空気通路35を下流方向に開口させる排出口51から、燃焼室13内にフィルム冷却空気A2として排出される。内壁21は無孔であるから、外壁20のインピンジ冷却孔49から空気通路35内に導入された冷却空気A1のすべてが、フィルム冷却空気A2として有効に利用される。
上記構成の燃焼器2において、図2の各スペーサ52,53,54が外壁20に固定されており、特に、内壁21の下流端部に最も近い部分、つまり燃焼領域S1,S2に近接して高温となる部分に配置されたスペーサ54が外壁20に固定されていることにより、内壁21におけるスペーサ54に対向する部分が、スペーサ54への伝熱による冷却効果が抑制されるとともに、スペーサ54による、熱膨張を阻止する拘束力も受けない。その結果、内壁21の温度分布が全体にわたり均一となるため、内壁21は、温度差に伴う熱応力が小さくなり、局所的な熱膨張の差に起因する変形も抑制される。
二重壁内の空気通路35を流れる冷却空気A1は、スペーサ52,53,54に衝突することで、乱れが生じる。そのうち、内壁21の下流端部に最も近い部分に配置されたスペーサ54により生じた乱れは、冷却空気A1がスペーサ54から二重壁の排出口51までの所定距離Lにわたって流動する間に低減される。その結果、二重壁の排出口51から排出される、乱れの少ない整流されたフィルム冷却空気A2が、速い流速で外壁20の内面に沿って層状に流れるので、このフィルム冷却空気A2の流れに図1の第1および第2の燃焼領域S1,S2の高温の燃焼ガスGが巻き込まれて外壁21の内面に接触するのを防止しながら、外壁20を効果的にフィルム冷却することができる。
前記スペーサ54は、外壁20と内壁21の隙間の大きさをtとしたときに、自身の下流端縁が内壁21の下流端部よりも上流側に4〜15tに設定された所定距離Lだけ離れた箇所に配置されている。所定距離Lが4t以下の場合には、スペーサ54により生じた冷却空気A1の乱流が十分に整流されずに排出口51から排出されてしまい、一方、所定距離Lが15t以上の場合には、スペーサ54が外壁20と内壁21とを所定間隔に保持して内壁21の変形を防止する効果が得られ難くなる。
また、図3および図5に示すように、スペーサ52,54は、運転停止中において内壁21に非接触であるから、内壁21に無理な力が作用せず、一方、運転中は、熱膨張した内壁21がスペーサ54の先端に線接触して外壁20と内壁21との間を所定間隔に保持する。スペーサ54と内壁21との接触面積は、線接触であるから小さいので、内壁21からスペーサ54への伝熱も僅かになる。したがって、内壁21がスペーサ54への伝熱により局所的に冷却されるのを抑制して、内壁21の温度分布を均一化でき、内壁21の局所的な熱膨張の差に起因する変形の発生を抑制することができる。
図6(a),(b)は、本発明の第2実施形態に係るガスタービン燃焼器に用いられるスペーサ58の展開平面図および取付状態の横断面図を示す。このスペーサ58は、リング状の帯部58aにプレス加工により円錐状の突部58bを周方向Qに沿って等間隔に形成したものである。帯部58aが外壁20の内周面に、例えば溶接により固定される。このスペーサ58を用いる場合にも、第1実施形態で説明したと同様の効果を得ることができるのに加えて、運転中に各突部58bの先端が内壁21に対して点接触するので、突部58bと内壁21との接触面積がさらに小さくなり、内壁21からスペーサ58への伝熱による内壁21の局所的な冷却をさらに少なくすることができ、内壁21の温度分布を一層均一化することができる。
図7は本発明の第3実施形態に係るスペーサ59の取付部分の横断面図を示す。この実施形態で用いるスペーサ59は、周方向Qに共にほぼ同じ長さの取付部59aと突部59bとが交互に形成されている。取付部59aが外壁20の内周面に、例えば溶接により固定されている。このスペーサ59は、図8(a)および(b)に示すように、細長い板材の曲げ加工により長手方向に沿って取付部59aと突部59bとが等間隔に形成される。このスペーサ59は、運転中において突部59bが内壁21の外周面に対し面接触するので、スペーサ59によって外壁20と内壁21とを所定間隔に安定に保持できる利点がある。
図9は本発明の第4実施形態に係るガスタービン燃焼器の燃焼筒60を示す。この燃焼筒60は、複数、例えば7つの筒片26A〜26Gが海老の殻のように部分的に重合して、燃焼ガスGの流れ方向のほぼ全体にわたり二重壁構造が形成されている。二重壁構造の下流端部には、フィルム冷却空気A2を燃焼室61内へ向け排出する6つの排出口51A〜51Fが設けられている。
すなわち、上流側から1段目の筒片26Aが頂壁27の内側に隙間を存して配置され、この筒片26Aの円筒部分の外側に被さるように2段目の筒片26Bが配置され、筒片26Bの外側に被さり、かつ筒片26Bよりも下流側に延出する3段目の筒片26Cが配置され、この筒片26Cの下流側の外側に被さるように4段目の筒片26Dが配置され、以下同様に、5段目から7段目の筒片26E〜26Gが配置されている。3段目ないし6段目の筒片26C〜26Fは、その下流側の半分が径方向内側へ縮径しており、この縮径した部分の径方向外側に、後続する段の筒片の上流側の半分が重なっている。
頂壁27と1段目の筒片26Aとの間、および各筒片26A〜26Gの互いに重合した領域において、一方が外壁、他方が内壁となって二重壁構造を形成し、両壁の間に冷却空気A1の空気通路35が形成されている。空気通路35には、各筒片26A〜26Gに設けたインピンジ冷却孔63から、空気通路23内の圧縮空気Aが導入される。各二重壁構造における内壁の下流端部よりも所定距離Lだけ上流側に離れた位置に、スペーサ62が配置されている。この所定距離Lは、各二重壁内の径方向隙間をtとしたとき、4〜15tに設定されている。各スペーサ62は、二重壁の外壁に、例えば溶接により固定されている。
この燃焼筒60を用いた燃焼器においても、第1実施形態と同様に、スペーサ62が各二重壁構造の外壁に固定されていることにより、内壁におけるスペーサ62に対向する部分は、スペーサ62への伝熱による冷却効果が抑制されるとともに、スペーサ62による拘束力も受けないので、内壁は、温度分布が全体にわたり均一化されて、温度差に伴う熱応力が抑制される。また、スペーサ62により二重壁内を流れてきた冷却空気に乱れが生じても、この乱れは冷却空気A1がスペーサ62から各二重壁の排出口51A〜51Fへ流動するまでの間に低減するから、各二重壁の排出口51A〜51Fからは、フィルム冷却空気A2が外壁の内面に沿って層状に流れるので、このフィルム冷却空気A2の流れに高温の燃焼ガスGが巻き込まれて外壁に接触するのを防止しながら、外壁を効果的にフィルム冷却する。
なお、前記実施形態では、缶型の燃焼筒を用いる場合を例示して説明しているが、本発明はアニュラー型の燃焼筒にも適用可能である。さらに、本発明は、以上の各実施形態で示した内容に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能であり、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
12,60 燃焼筒
13,61 燃焼室
20 外壁
21 内壁
26A〜26G 筒片(外壁,内壁)
27 頂壁(外壁)
35 空気通路
43 インピンジ冷却領域
44 対流冷却領域 48 フィルム冷却領域
49,63 インピンジ冷却孔
50 乱流生成手段
51,51A〜51F 排出口
52,53,54,58,59,62 スペーサ
A 圧縮空気
A1 冷却空気
A2 フィルム冷却空気
L 所定距離

Claims (5)

  1. 燃焼室を形成する燃焼筒の少なくとも一部分が外壁と内壁とからなる二重壁構造を有し、
    前記外壁と内壁との間にこれら両壁の間隔を保持するスペーサが配置されて、両壁の間に冷却空気の通路が形成されており、
    前記スペーサは前記外壁に固定されているガスタービン燃焼器。
  2. 請求項1において、前記内壁は前記外壁における前記燃焼筒上流部分の内側に対向するように配置され、前記内壁の下流端部に最も近い部分に配置された前記スペーサは、その下流端縁が前記内壁の下流端部よりも上流側に所定距離だけ離れて配置されて、前記スペーサを通過した二重壁内の圧縮空気の乱れを前記所定距離の間で低減させるガスタービン燃焼器。
  3. 請求項2において、前記外壁と内壁間の隙間の大きさをtとしたとき、前記所定距離が4〜15tであるガスタービン燃焼器。
  4. 請求項1から3のいずれか一項において、前記スペーサは、運転停止中は、前記内壁と非接触であり、運転中に前記内壁の外周面に線接触または点接触するガスタービン燃焼器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項において、前記二重壁構造の上流部にインピンジ冷却領域とその下流側の対流冷却領域とが設定され、
    前記インピンジ冷却領域と対流冷却領域のうちの少なくともインピンジ冷却領域の外壁に、圧縮機からの圧縮空気を前記内壁に向けて導入するインピンジ冷却孔が形成され、
    前記対流冷却領域の内壁の外周面に二重壁内の圧縮空気に乱れを与える乱流生成手段が設けられ、
    前記対流冷却領域の下流端に、前記二重壁内の空間を下流方向に開口させて、前記二重壁内の圧縮空気をフィルム冷却空気として排出する排出口が設けられているガスタービン燃焼器。
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