JP2011089219A - ヘルメットのシールド面装着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘルメット本体に対してシールド面を簡単に着脱でき、使用時と格納時等にシールド面を確実に保持できるヘルメットのシールド面装着装置を提供する。
【解決手段】前部中央部にシールド面の進退出を案内するための上下方向に延びる案内溝19を有し、前部中央部とヘルメット本体の間に隙間を設けて、開口部近傍に取り付けられるシールド面ガイド板14と、シールド面ガイド板14の裏面側から表面側に貫通して案内溝19にスライド可能に係合されるスライド脚22を有してシールド面から一体に延設され、シールド面ガイド板14とヘルメット本体の間の隙間にスライド及び着脱可能に挿入配置されるスライド板部15と、シールド面ガイド板14の表面側に貫通したスライド脚22の一部に表面側から係合されて案内溝19に対するスライド脚22の抜け止めロックを行う解除可能なロック部を有してスライド板部15と一体に移動するロック部材16を備える。
【選択図】図5

Description

本発明はヘルメットのシールド面装着装置に関するものであり、特に、シールド面がヘルメット本体の前部内面に沿って上下方向進退出可能に取り付けられたヘルメットのシールド面装着装置に関するものである。
従来、使用者の頭部を保護するヘルメットには、略半球状のヘルメット本体と、該ヘルメット本体内に設けられ、該ヘルメット本体の内面との間に隙間を設けて該ヘルメット本体に支持されるハンモックと、該ヘルメット本体の前部内面に沿って進退出可能に設けられ、かつ、進出位置で使用者の顔面を保護するシールド面と、を備えたものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
前記ヘルメットに装着されるシールド面は、一般に、透明その他の光透過性の素材の合成樹脂を成形して形成されるもので、また、装着者の顔面に合うように顔面中央を頂部として湾曲している。そして、装着者が作業時に顔面の保護を必要と思われるとき、シールド面を使用位置に下降スライドさせて使用状況におき、不使用時には、シールド面を上昇スライドさせて格納位置に維持しておくことができるようになっている。
そして、従来におけるヘルメットのシールド面は、予めガイド部材にスライド可能に取り付けられてセット状態で用意され、該シールド面が取り付けられている該ガイド部材をヘルメット本体に取り付けることにより、該ガイド部材と共にヘルメット本体に取り付けられていた。なお、該ガイド部材への該シールド面の取り付けはカシメ等で分離不能に固定され、該ガイド部材と該ヘルメット本体との間の結合はクリップ等で着脱可能に取り付けられている。また、ヘルメット本体にシールド面とガイド部材を取り付けた後からは、該ガイド部材及び該シールド面の一部を覆って、ハンモック等の内装材が該ヘルメット本体の内面に取り付けられる。
しかしながら、斯様なシールド面は、作業等で使用するために汚れやキズが付き易く、ある期間使用すると交換を必要とする。この交換作業では、まず、ヘルメット本体から内装材を取り外し、次いでガイド部材をシールド面と共に該ヘルメット本体から外す。その後、新しいガイド部材とシールド面を該ヘルメット本体に取り付け、次いで前記取り外した内装材を該ヘルメット本体に取り付けるという作業を必要とする。
特開2009−13517号公報。 特開2009−203569号公報。
上述したように、従来のヘルメットにおけるシールド面の交換では、シールド面とガイド部材がセットで交換されるため、交換部品点数が多く、コスト高になっているという問題点があった。また、シールド面を交換するためには、ヘルメット本体から内装材を取り外した後、ガイド部材とシールド面をセットで交換し、再び内装材を取り付ける必要があるので作業が煩雑で作業工数も多く、作業性が悪いという問題点あった。
そこで、ヘルメット本体に対してシールド面を簡単に着脱でき、かつ、シールド面の使用時と格納時等にシールド面を確実に保持できるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、ヘルメット本体の前部内面に沿ってシールド面を上下方向進退出可能に取り付けたヘルメットのシールド面装着装置において、前部中央部に前記シールド面の前記進退出を案内するための上下方向に延びる案内溝を有しているとともに、該前部中央部と前記ヘルメット本体の間に隙間を設けて前記ヘルメット本体の内部で該ヘルメット本体の開口部近傍に取り付けられるシールド面ガイド板と、前記シールド面ガイド板の裏面側から表面側に貫通して前記案内溝にスライド可能に係合されるスライド脚を有して前記シールド面から一体に延設され、前記シールド面ガイド板と前記ヘルメット本体の間の前記隙間にスライド及び着脱可能に挿入配置されるスライド板部と、前記スライド脚の一部に該表面側から係合されて前記案内溝に対する前記スライド脚の抜け止めロックを行う解除可能なロック部を有して前記スライド板部と一体に移動するロック部材と、を備えるヘルメットのシールド面装着装置を提供する。
この構成によれば、案内溝を貫通してシールド面ガイド板の裏面側から表面側に突出しているスライド板部のスライド脚に、該表面側、すなわちヘルメット本体の内面側から係合されて該スライド脚の抜け止めロックを行っているロック部材のロック部によるロックを外すと、案内溝からスライド脚を外すことができる。同時に、スライド板部を中央部とヘルメット本体の間の隙間から引き出すと、該スライド板部と共に該シールド面をヘルメット本体から取り外すことができる。反対に、シールド面をヘルメット本体に取り付ける場合は、逆の順序で操作をすることによって取り付けることができる。したがって、この構成での交換作業では、一体成形されているシールド面とスライド板部だけを交換し、シールド面ガイド板やロック部材は交換しないでそのまま継続して使用することができ、交換品点数を減らすことが可能になる。また、内装材を脱着させなくても、シールド面の交換作業ができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、上記シールド面ガイド板は、上記ロック部材と対向する表面側に上記スライド板部のスライド方向にそれぞれ適宜の間隔を置いて複数個の突状歯が形成されたラックを有し、上記ロック部材は該ラックの突状歯間に弾圧係合される係止爪が形成された弾性係止片を有してなるヘルメットのシールド面装着装置を提供する。
この構成によれば、シールド面の進退出移動時、弾性係止片の係止爪がラックの突状歯に圧接した状態でシールド面と共にスライド移動し、また、シールド面のスライド移動が停止すると、その停止した位置で係止爪が突状歯間に弾圧係合されて該停止位置を確実に維持する。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、上記シールド面ガイド板の前記案内溝と該案内溝に係合される上記スライド板部の上記スライド脚は、左右に別れて1対ずつ設けられているとともに、上記ロック部材のロック部は、該左右のスライド脚にそれぞれ対応して左右両側に設けられ、かつ、該左右両側の前記ロック部を互いに内側中央部に向けて押圧すると前記案内溝に対する係合を解除することが可能な弾性係止片を有してなるヘルメットのシールド面装着装置を提供する。
この構成によれば、左右のロック部材のロック部をそれぞれ左右両側から内側中央部に向けて押圧すると、スライド板部のスライド脚に対する抜け止めロックを簡単に外すことができ、反対にロックする場合は、ロック位置でロック部に対する押圧操作を解くと、弾性係止片が弾性復帰されて再びスライド脚に係合し、簡単にロックすることができる。また、案内溝及びスライド脚は、それぞれ左右両側に離れて1対ずつ設けられるので、スライド時の移動操作が安定する。
請求項1記載の発明は、シールド面を交換する場合、内装材を脱着させなくても一体形成されているシールド面とスライド板部だけを着脱して簡単に交換することができるので、作業性の向上が期待できる。また、シールド面ガイド板やロック部材は交換しないでそのまま継続して使用することができるので、交換品点数を減らすことができ、コスト低減が期待できる。
請求項2記載の発明は、シールド面のスライド移動を停止すると、その停止した位置で係止爪が突状歯間に弾圧係合されて該停止された位置を維持するので、請求項1記載の発明の効果に加えて、シールド面を所定の位置で確実に保持する効果が期待できる。
請求項3記載の発明は、左右のロック部材のロック部をそれぞれ左右両側から内側中央部に向けて押圧することによって、スライド板部のスライド脚に対する抜け止めロックの解除を簡単に行うことができるとともに、シールド面と一体化されているスライド板部のスライド時の移動操作を安定させることができるので、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、さらに操作性の向上が期待できる。
本発明の一実施形態に係るシールド面装着装置を適用し、かつ、シールド面を使用位置に下降スライドさせた状態で示すヘルメットの側面図。 本発明の一実施形態に係るシールド面装着装置を適用し、かつ、シールド面を格納位置に上昇スライドさせた状態で示すヘルメットの側面図。 シールド面を使用位置に下降スライドさせた状態でヘルメット本体内側から見たヘルメットの斜視図。 シールド面を格納位置に上昇スライドさせた状態でヘルメット本体内側から見たヘルメットの斜視図。 図4のA部拡大図。 ヘルメット本体を省略して示す図5のB−B線断面図。 ヘルメット本体を省略して示す図5のC−C線断面図。 同上シールド面装着装置の分解斜視図。 同上シールド面装着装置に適用したロック部材の背面図。
本発明は、ヘルメット本体に対してシールド面を簡単に着脱でき、かつ、シールド面の使用時と格納時等にシールド面を確実に保持できるようにするという目的を達成するために、ヘルメット本体の前部内面に沿ってシールド面を上下方向進退出可能に取り付けたヘルメットのシールド面装着装置において、前部中央部に前記シールド面の前記進退出を案内するための上下方向に延びる案内溝を有しているとともに、該前部中央部と前記ヘルメット本体の間に隙間を設けて前記ヘルメット本体の内部で該ヘルメット本体の開口部近傍に取り付けられるシールド面ガイド板と、前記シールド面ガイド板の裏面側から表面側に貫通して前記案内溝にスライド可能に係合されるスライド脚を有して前記シールド面から一体に延設され、前記シールド面ガイド板と前記ヘルメット本体の間の前記隙間にスライド及び着脱可能に挿入配置されるスライド板部と、前記スライド脚の一部に該表面側から係合されて前記案内溝に対する前記スライド脚の抜け止めロックを行う解除可能なロック部を有して前記スライド板部と一体に移動するロック部材と、を備えたことにより実現した。
以下、本発明のヘルメットのシールド面装着装置について、好適な実施例を添付図面を参照して説明する。
図1〜図7は本発明に係るシールド面装着装置を適用したヘルメットを示すもので、図1はシールド面を使用位置に下降スライドさせた状態で示すそのヘルメットの側面図、図2はシールド面を格納位置に上昇スライドさせた状態で示すそのヘルメットの側面図、図3はシールド面を使用位置に下降スライドさせた状態でヘルメット本体内側から見たそのヘルメットの斜視図、図4はシールド面を格納位置に上昇スライドさせた状態でヘルメット本体内側から見たそのヘルメットの斜視図、図5は図4のA部拡大図、図6はヘルメット本体を省略して示す図5のB−B線断面図、図7はヘルメット本体を省略して示す図5のC−C線断面図である。
なお、以下の説明において、図1の上下方向上側をシールド面の上昇スライド方向(または格納位置方向)、上下方向下側をシールド面の下降スライド方向(または使用位置方向)、紙面に垂直な方向を左右として説明する。
図1〜図7において、ヘルメット10は、ヘルメット本体11と、シールド面12と、該シールド面12を保持しているシールド面装着装置13と、図示しないハンモック等の内装材等により構成されている。該ハンモックは、ヘルメット本体11に加わる外力を間接に受けて装着者の頭部に衝撃を与えることがないように、外力を吸収緩和する作用を有する部材であり、また、よく知られた一般的な部材である。
前記ヘルメット本体11は、ヘルメットの本体を塑性するシェル(殻体、帽体)であり、適宜の塑性加工素材、例えばHDPE(high density PE:高密度ポリエチレン)等の合成樹脂を素材として熱可塑成型することができる。
前記シールド面12は、透明その他の光透過性の素材の合成樹脂を成形して形成されるものである。該シールド面12は、装着者の顔面に合うように顔面中央を頂部として湾曲している面として形成されている。
前記シールド面装着装置13は、シールド面ガイド板14とスライド板部15とロック部材16により構成されている。なお、図8には該シールド面装着装置13の分解斜視図を示し、図9にはロック部材16の単体を示している。
そこで、次に、図1〜図7に図8及び図9を加えて、シールド面装着装置13の構造をさらに詳細に説明する。
前記シールド面ガイド板14は、合成樹脂を成形して弾性変形可能な板状に形成されているものであり、中央部には上下方向に延びるガイド板部14aが形成され、該ガイド板部14aの下部左右両側にはそれぞれ左右方向外方へ延びる取付板部14b,14bが該ガイド板部14aと一体に形成されている。
そして、該シールド面ガイド板14は、ヘルメット本体11の前部中央部内面において、ガイド板部14aを上下方向に向けるとともに、左右の取付板部14b,14bをそれぞれヘルメット本体11の開口部近傍内面に這わせ、かつ、該ヘルメット本体11の内面側に設けられている係止部18,18に、左右の取付板部14b,14bに形成されている取付穴17,17を係合させて取り付けられる。なお、該シールド面ガイド板14をヘルメット本体11に取り付けるとき、該シールド面ガイド板14とヘルメット本体11内面の間には、前記シールド面12と前記スライド板部15の差し込みを可能にする隙間が設けられる。
また、前記ガイド板部14aには、ヘルメット本体11の内側を向いた面(後面)に、上下方向に延びる左右1対の案内溝19,19と、該案内溝19,19との間で、かつ、上下方向に適宜の間隔を置いて複数の突状歯20a,20a…を形成してなるラック20が設けられている。なお、案内溝19,19とラック20の間にはスリット21,21が設けられ、該ラック20全体に前後方向の弾力性を持たせている。
前記スライド板部15は、シールド面12の上端側に、該上端側からさらに上方に向かって延長するようにして該シールド面12から延設されて該シールド面12と一体に形成されている。該スライド板部15の後面側には、前記シールド面ガイド板14の前記左右の案内溝19,19に対応して左右1対のスライド脚22,22が後方に突出して設けられている。
該各スライド脚22,22は、それぞれ案内溝19,19内を通って前記シールド面ガイド板14の裏面(前面)側から表面(後面)側に貫通し、その先端部が該シールド面ガイド板14の表面から突出するように形成されており、また、該シールド面ガイド板14の表面から突出した先端部側には、それぞれ内側を向いて開口された係合溝24,24を画成して、下面視下向きL字状に形成された係止部25,25が設けられている。さらに、各係止部25,25の上下中央部には、それぞれ左右外側から内側中央部に向かって幅が徐々に狭くなるようにして切欠形成されてなる切欠部23,23が設けられている。
前記ロック部材16は、合成樹脂を成形して形成されている。該ロック部材16は、シールド面ガイド板14の表面(後面)側において、前記シールド面ガイド板14の案内溝19を貫通して裏面(前面)側から表面側に突出している前記スライド脚22,22の係合溝24,24に係合されて、該スライド脚22,22の抜け止めロックを行うための部材である。該ロック部材16は、前記スライド脚22,22の係合溝24,24に上下方向及び左右方向からスライド挿入可能な係止片26及び弾性ロック爪部27を各々左右両側に有している。また、該ロック部材16の中央部には、後面視上向きコ字状のスリット30を設けて形成された、上方から下方に向かって延びる片持ち状の弾性係止片28が設けられている。該弾性係止片28はシールド面ガイド板14のラック20と対応しており、先端部にはラック20に圧接される係止爪28aが一体に形成されている。なお、ロック部材16の係止片26及び弾性ロック爪部27は、ロック部材16のロック部29を形成している。
そして、このように構成されたシールド面装着装置13は、シールド面12をヘルメット本体11に取り付ける場合、まず、該ヘルメット本体11の内面に取り付けられているシールド面ガイド板14と該ヘルメット本体11の間の隙間から、該シールドガイド板14の裏面側にシールド面12と一体化されているスライド板部15を差し込み、かつ、該スライド板部15のスライド脚22,22をシールド面ガイド板14の表面側に案内溝19,19を貫通させて突出させる。次いで、ロック部材16を上または下方向よりスライドさせて、シールド面ガイド板14の表面側に突出しているスライド脚22の係合溝24,24にロック部材16の係止片26,26及び弾性ロック爪部27,27をそれぞれ挿入させる。これにより、ロック部材16をスライド脚22,22に対してロック状態で取り付けることができる。また、該スライド脚22,22にロック部材16を取り付けた状態では、該ロック部材16における弾性係止片28の係止爪28aがシールド面ガイド板14のラック20面に圧接されており、この圧接でシールド面12が不用意に上下方向へ移動するのを抑える。
これにより、シールド面12がヘルメット本体11の内面に取り付けられる。この取付状態で、シールド面12を下方向にスライドさせると、スライド脚22,22が案内溝19,19の下端に当接して移動が規制される使用位置まで、該シールド面12を引き出すことができる。図1及び図3は、シールド面12がこの使用位置に配置された状態を示している。反対に、シールド面12を上方向にスライドさせると、スライド脚22,22が案内溝19,19の上端に当接して移動が規制される格納位置まで、該シールド面12を収納することができる。図2及び図4は、シールド面12がこの格納位置に配置された状態を示している。また、その使用位置と格納位置の中間位置では、弾性係止片28の係止爪28aがラック20の歯20a,20a間に圧接係合されて、その中間位置での停止を維持することができる。
次に、シールド面12を交換する必要が生じた場合、まず、ロック部材16の切欠部23,23の部分において、左右両側の弾性ロック爪部24,24を左右両側から指で挟み、該左右両側の弾性ロック爪部27,27を内側へ同時に弾性変形させ、該弾性ロック爪部27,27の切欠部23,23に対する係合を外すと共に、該ロック部材16を係止片26,26側にスライドさせる。これにより、該スライド脚22の係合溝24,24に対する係止片26,26及び弾性ロック爪部27,27の係合がそれぞれ外れ、ロック部材16をスライド脚22,22から簡単に取り外すことができる。次いで、スライド脚22,22を案内溝19,19からそれぞれ引き抜き、さらにシールド面12と一体化されているスライド板部15をヘルメット本体11とシールド面ガイド板14の間から引き抜くと簡単に取り外すことができる。また、その後、新しいシールド面12と交換し、前述したようにして取り付けると交換が完了する。
したがって、この構成での交換作業では、一体形成されているシールド面12とスライド板部15だけを交換し、シールド面ガイド板14やロック部材16は交換しないでそのまま継続して使用することができる。また、内装材を脱着させなくても、シールド面12の交換作業ができることになる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明は保安用のみならず、全てのヘルメットに応用することができる。
10 ヘルメット
11 ヘルメット本体
12 シールド面
13 シールド面装着装置
14 シールド面ガイド板
14a ガイド板部
14b 取付板部
15 スライド板部
16 ロック部材
17 取付穴
18 係止部
19 案内溝
20 ラック
20a 突状歯
21 スリット
22 スライド脚
23 切欠部24 係合溝
25 係止部
26 係止片
27 弾性ロック爪部
28 弾性係止片
28a 係止爪
29 ロック部
30 スリット

Claims (3)

  1. ヘルメット本体の前部内面に沿ってシールド面を上下方向進退出可能に取り付けたヘルメットのシールド面装着装置において、
    前部中央部に前記シールド面の前記進退出を案内するための上下方向に延びる案内溝を有しているとともに、該前部中央部と前記ヘルメット本体の間に隙間を設けて前記ヘルメット本体の内部で該ヘルメット本体の開口部近傍に取り付けられるシールド面ガイド板と、
    前記シールド面ガイド板の裏面側から表面側に貫通して前記案内溝にスライド可能に係合されるスライド脚を有して前記シールド面から一体に延設され、前記シールド面ガイド板と前記ヘルメット本体の間の前記隙間にスライド及び着脱可能に挿入配置されるスライド板部と、
    前記スライド脚の一部に該表面側から係合されて前記案内溝に対する前記スライド脚の抜け止めロックを行う解除可能なロック部を有して前記スライド板部と一体に移動するロック部材と、
    を備えることを特徴とするヘルメットのシールド面装着装置。
  2. 上記シールド面ガイド板は、上記ロック部材と対向する表面側に上記スライド板部のスライド方向にそれぞれ適宜の間隔を置いて複数個の突状歯が形成されたラックを有し、上記ロック部材は該ラックの突状歯間に弾圧係合される係止爪が形成された弾性係止片を有してなることを特徴とする請求項1記載のヘルメットのシールド面装着装置。
  3. 上記シールド面ガイド板の前記案内溝と該案内溝に係合される上記スライド板部の上記スライド脚は、左右に別れて1対ずつ設けられているとともに、上記ロック部材のロック部は、該左右のスライド脚にそれぞれ対応して左右両側に設けられ、かつ、該左右両側の前記ロック部を互いに内側中央部に向けて押圧すると前記案内溝に対する係合を解除することが可能な弾性係止片を有してなることを特徴とする請求項1または2記載のヘルメットのシールド面装着装置。
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