JP2011088278A - 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 - Google Patents

液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】吐出対象にパターンを形成するための第1の液体と当該第1の液体と反応する第2の液体を吐出する構成において、第2の液体の消費を抑制しつつ記録物の記録品質を向上させることが可能な液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法を提供する。
【解決手段】記録媒体におけるインクの着弾予定領域に対して第2吐出駆動パルスを用いて反応液を吐出することによりプレドット群を予め形成した後、プレドット群が形成された着弾予定領域に対して第1吐出駆動パルスを用いてインクを吐出してパターンドットを形成し、プレドット群の相対移動方向の全長が、パターンドットの相対移動方向の全長よりも長い。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えばインクジェット式記録ヘッドを備えた液体吐出装置、及び、その制御方法に関するものであり、特に、吐出対象に画像や文字等のパターンを形成するための第1の液体と当該第1の液体と反応する第2の液体を吐出可能な液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法に関するものである。
液体吐出装置は液体吐出ヘッドを備え、この液体吐出ヘッドから各種の液体を吐出する装置である。この液体吐出装置の代表的なものとして、例えば、液体吐出ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッドから吐出対象としての記録紙等の記録媒体に対して液体状のインクを液滴として吐出・着弾させてドットを形成することで記録を行うインクジェット式記録装置(以下、単にプリンターという)等の画像記録装置を挙げることができる。この液体吐出装置は、近年においては、画像記録装置に限らず、例えばディスプレー製造装置等の各種の製造装置にも応用されている。
上記のプリンターでインクジェット記録方法による記録に用いるためのインク組成物が種々提案されている。近年では、より高品位な記録画像への要求が高まってきており、特に、記録画像の発色性および光沢性を一層向上させる種々の工夫がなされている。例えば、反応液として多価金属塩(例えば、硫酸マグネシウム)溶液やポリアリルアミン又はその誘導体を含む溶液を記録媒体に対して吐出して着弾させた後、顔料と樹脂エマルジョンを含むインク(インク組成物)を反応液上に着弾させて、両者を反応させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この他にも、記録媒体に画像や文字等のパターンを形成するための第1の液体と、この第1の液体と反応して記録媒体への定着(凝集)を促進する第2の液体との2つの液体を用いて良好な画像が得られるインクジェット記録方法が種々提案されている。
特許第3206797号公報
ところで、従来の上記の2液を用いた記録方式では、両者をより確実に反応させて効果を発揮させるべく、例えば、インクが着弾する領域よりも広い領域、例えば、記録媒体の全面に反応液を着弾させていた。しかしながら、この構成では、インクが着弾しない部分の反応液が無駄となる問題があった。
また、インクの吐出に先立って、記録媒体上でインクが着弾する位置のみに反応液を着弾させる構成も考えられるが、反応液の着弾位置とインクの着弾位置がずれた場合、反応部分と非反応部分とが生じるため、十分な効果が発揮されないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吐出対象にパターンを形成するための第1の液体と当該第1の液体と反応する第2の液体を吐出する構成において、第2の液体の消費を抑制しつつ記録物の記録品質を向上させることが可能な液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、圧力発生手段により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、この圧力変動を利用してノズルから液体を吐出させ、吐出対象に液体を着弾させる液体吐出ヘッドを有する液体吐出装置であって、
前記液体吐出ヘッドと前記吐出対象を相対的に移動させる移動手段を有し、
前記吐出対象上に所定のパターンを形成するための第1の液体と、前記第1の液体と反応する第2の液体とを吐出可能に構成され、
前記圧力発生手段を駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生手段と、
前記圧力発生手段に対する前記駆動信号の印加を制御する制御手段と、を有し、
前記駆動信号発生手段は、前記第1の液体を吐出するための第1吐出駆動パルスおよび前記第2の液体を吐出するための第2吐出駆動パルスを発生可能であり、
前記制御手段は、前記吐出対象における第1の液体の着弾予定領域に対して前記第2吐出駆動パルスを用いて前記第2の液体を吐出することによりプレドット群を予め形成した後、前記プレドット群が形成された前記着弾予定領域に対して前記第1吐出駆動パルスを用いて前記第1の液体を吐出してパターンドットを形成し、
前記プレドット群の前記相対移動方向の全長が、前記パターンドットの前記相対移動方向の全長よりも長いことを特徴とする。
なお、「反応」とは、第1の液体の吐出対象への定着を促進させる反応を意味する。
本発明によれば、吐出対象の液体の着弾予定領域に対してのみ第2の液体が吐出されるので、従来のように第2の液体が着弾する領域よりも広い領域に第2の液体が吐出される構成と比較して、第2の液体の消費が低減される。また、第2の液体によるプレドットの相対移動方向の全長が、パターンドットの相対移動方向の全長よりも長くなるので、着弾予定領域に対して第1の液体の着弾位置が多少ずれた場合においても、より広範囲に形成された第2の液体のプレドット群と反応させることができる。その結果、着弾位置ずれによる非反応部分を抑制することが可能となる。
上記構成において、前記プレドット群は、メイン液滴が着弾して形成されるメインドットと、前記メイン液滴の吐出時に発生したサテライト液滴が前記吐出対象におけるメインドットの形成位置からずれた位置に着弾して形成されたサテライトドットと、から構成されることを特徴とする。
また、上記構成において、前記着弾予定領域に予め形成された前記プレドット群の前記相対移動方向の全長の範囲内に、第1の液体のパターンドットが形成されることが望ましい。
上記構成において、前記プレドット群によって、第1の液体のパターンドット間の隙間が埋められることが望ましい。
この構成によれば、第1の液体の着弾位置ずれによる非反応部分がより確実に抑制される。
上記構成において、加熱手段をさらに備え、
前記加熱手段は、前記第2の液体が吐出される範囲外に設けられる構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、加熱手段が、第2の液体が吐出される範囲外に設けられるので、第2の液体が第1の液体と反応する前に乾燥してしまうことを抑制することができる。
また、本発明は、吐出対象との相対移動を行いつつ圧力発生手段により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、この圧力変動を利用してノズルから液体を吐出させ、前記吐出対象に液体を着弾させる液体吐出装置であって、
前記吐出対象上に所定のパターンを形成するための第1の液体と、前記第1の液体と反応する第2の液体とを吐出可能に構成され、
前記圧力発生手段を駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生手段と、
前記圧力発生手段に対する前記駆動信号の印加を制御する制御手段と、を有し、
前記駆動信号発生手段は、前記第1の液体を吐出するための第1吐出駆動パルスおよび前記第2の液体を吐出するための第2吐出駆動パルスを発生可能であり、
前記第2吐出駆動パルスは、前記圧力室を膨張させるべく時間Pwcで電位を変化させる膨張要素と、前記膨張要素の終端電位を時間Pwhだけ維持する膨張維持要素と、膨張要素により膨張された前記圧力室を収縮すべく時間Pwdで電位を変化させる収縮要素と、を少なくとも有し、
各要素の時間幅が以下の条件を満たし、
Pwc≦0.43×Tc …(1)
Pwh≦0.41×Tc …(2)
Pwd≦0.40×Tc …(3)
前記制御手段は、前記吐出対象における第1の液体の着弾予定領域に対して前記第2吐出駆動パルスを用いて前記第2の液体を吐出することによりプレドット群を予め形成した後、前記プレドット群が形成された前記着弾予定領域に対して前記第1吐出駆動パルスを用いて前記第1の液体を吐出してパターンドットを形成することを特徴とする。
なお、時間幅とは、圧力発生手段に印加される波形要素の始端から終端までの時間を意味する。
上記構成によれば、吐出対象の液体の着弾予定領域に対してのみ第2の液体を吐出するので、従来のように第2の液体が着弾する領域よりも広い領域に第2の液体を吐出する構成と比較して、第2の液体の消費を低減することができる。また、(1)〜(3)の条件が満たされるように第2吐出駆動パルスの各要素の時間幅が設定されることにより、当該第2吐出駆動パルスを用いてノズルから第2の液体が吐出された際に、第2の液体のメイン液滴から分離して飛翔するサテライト液滴を意図的に生じさせることができる。これにより、これらの液滴群が吐出対象上の着弾予定領域に着弾すると、メイン液滴が着弾して形成されるメインドットと、サテライト液滴がメインドットの着弾位置から相対移動方向の後方側にずれて着弾して形成される1個又は複数のサテライトドットとから成るプレドット群が形成される。そして、このように形成されたプレドット群の相対移動方向における全長が、第1の液体が着弾して形成されるドットの相対移動方向における全長よりも長くなる。これにより、着弾予定領域に対して第1の液体の着弾位置が多少ずれた場合においても、より広範囲に形成された第2の液体のプレドット群と反応させることができるため、着弾位置ずれによる非反応部分が抑制される。
上記構成において、前記第2吐出駆動パルスの各要素の時間幅について、以下の条件のうちの少なくとも何れか1つが満たされることが望ましい。
Pwc≦0.40×Tc …(4)
Pwh≦0.40×Tc …(5)
Pwd≦0.37×Tc …(6)
この構成によれば、(4)〜(6)の条件の何れか少なくとも一つが満たされることにより、第1吐出駆動パルスを用いてから第2の液体を吐出した際に、液滴の飛翔速度がさらに高まる。これにより、サテライト液滴の飛翔方向の全長がより長くなり、その結果、吐出対象に着弾したときのプレドット群の相対移動方向における全長がより長くなる。その結果、第1の液体の着弾位置ずれによる非反応部分が低減される。
また、本発明は、液体吐出ヘッドと吐出対象を相対移動させつつ圧力発生手段により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、この圧力変動を利用してノズルから液体を吐出させ、前記吐出対象に液体を着弾させる液体吐出装置の制御方法であって、
前記吐出対象における所定のパターンを形成するための第1の液体の着弾予定領域に対して、前記第1の液体と反応する第2の液体を吐出することによりプレドット群を予め形成するプレドット群形成工程と、
前記プレドット群が形成された前記着弾予定領域に対して前記第1吐出駆動パルスを用いて前記第1の液体を吐出してパターンドットを形成するパターンドット形成工程と、を含み、
前記プレドット群の前記相対移動方向の全長が、前記パターンドットの前記相対移動方向の全長よりも長いことを特徴とする。
上記構成によれば、吐出対象の液体の着弾予定領域に対してのみ第2の液体が吐出されるので、従来のように第2の液体が着弾する領域よりも広い領域に第2の液体が吐出される構成と比較して、第2の液体の消費が低減される。また、第2の液体によるプレドットの相対移動方向の全長が、パターンドットの相対移動方向の全長よりも長くなるので、着弾予定領域に対して第1の液体の着弾位置が多少ずれた場合においても、より広範囲に形成された第2の液体のプレドット群と反応させることができるため、着弾位置ずれによる非反応部分が抑制される。
プリンターの概略構成を説明する側面図である。 (a)はヘッドユニットの側面図、(b)はヘッドユニットの底面図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部断面図である。 プリンターの電気的な構成を説明するブロック図である。 (a)は第1吐出駆動パルスの構成を説明する波形図、(b)は第2吐出駆動パルスの構成を説明する波形図である。 (a)はインクを吐出したときの状態を説明する模式図、(b)は反応液を吐出したときの状態を説明する模式図である。 (a)はインクが着弾して形成されたパターンドットを示す図、(b)は反応液が着弾して形成されたプレドット群の図である。 ロール紙上に反応液およびインクが着弾してドットが形成される様子を説明する図である。 本発明の第2の実施形態におけるプリンターの構成を説明する平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。なお、本実施形態では、液体吐出装置の一形態である画像記録装置、詳しくは、液体吐出ヘッドとしてインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を搭載したインクジェット式プリンター(以下、プリンターという)を例に挙げて説明する。
図1は、本発明に係るプリンター1の概略構成を説明する概略側面図である。本実施形態におけるプリンター1は、記録媒体(吐出対象)の一種である帯状のロール紙2(連続紙)に対し、記録ヘッドを複数搭載したヘッドユニット5とロール紙2を相対的に移動させながら、文字や画像等のパターンをインクジェット方式によって印刷するものである。
本実施形態におけるプリンター1は、プリンターコントローラー45(図4参照)、搬送ユニット3、及びヘッドユニット5により概略構成されている。搬送ユニット3は、本発明における移動手段として機能し、ロール紙2が連続する方向に当該ロール紙2を、上流側に配置された供給ロール7から下流側の巻き取りロール8側に搬送する(図1における矢印で示す方向。)。この搬送ユニット3は、上下一対の繰り出しローラー9a,9bと、同じく上下一対の送り出しローラー10a,10bと、プラテン11等から構成されている。繰り出しローラー9a,9bは、互いにロール紙2をニップした状態で図示しない駆動モーターによって回転して、供給ロール7からロール紙2を繰り出して印刷領域であるプラテン11側に送り込む。
プラテン11は、印刷動作中においてロール紙2を、インクが着弾する印刷面とは反対側の裏面から支持する部材である。このプラテン11の近傍、具体的には、プラテン11と送り出しローラー10a,10bとの間にはヒーター12(本発明における加熱手段に相当)が配設されている。このヒーター12は、ロール紙2に印刷された画像等の乾燥を促進させるために、プラテン11側から送られてくる印刷済みのロール紙2を加熱する。このように、加熱手段であるヒーター12が、少なくとも反応液が吐出される範囲外(つまり、印刷領域外)に設けられているので、ロール紙2上で反応液(後述)がインクと反応する前に乾燥してしまうことを抑制することができる。
送り出しローラー10a,10bは、互いにロール紙2をニップした状態で図示しない駆動モーターによって回転して、印刷済みのロール紙2を印刷領域側から巻き取りロール8側に送り出す。印刷領域から送り出されたロール紙2は、巻き取りロール8に巻き取られる。
ヘッドユニット5は、印刷動作時においてプラテン11の上方に固定配置され、プラテン11上に順次搬送されてくるロール紙2に対してインクを吐出して着弾させることにより、ドットを形成し、このドットの集合体によりロール紙2上に画像等を印刷する。即ち、プリンター1では、ヘッドユニット5(記録ヘッド16)と吐出対象を相対移動させつつ印刷動作が行われる。このヘッドユニット5は、ヘッド取付部材の一種であるキャリッジ15に記録ヘッド16を取り付けて構成されている。本実施形態のプリンター1では、インク(本発明における第1の液体に相当)として、イエロー(Y)、ブラック(K)、マゼンタ(M)及びシアン(C)及びの4色の水性顔料インクが用いられ、さらに、これらのインクのロール紙2に対する定着を促進するための反応液(本発明における第2の液体に相当)が用いられる。反応液としては、プリンター1で使用されるインクとの反応が良好なもの、例えば、水溶性多価金属塩含有タイプの反応液が用いられる。
なお、ヘッドユニット5(記録ヘッド16)と吐出対象を相対移動させる構成としては、本実施形態で例示したように、ヘッドユニット5の位置を固定して吐出対象であるロール紙2を移動させる構成には限らず、ロール紙2の位置を固定した状態でヘッドユニット5をロール紙2に対して当該ロール紙の連続方向に移動させる構成、或いは、両方を互いに反対方向に移動させる構成等も採用することができる。前者の構成ではヘッドユニット5を移動させる手段が本発明における移動手段として機能し、後者の構成ではヘッドユニット5を移動させる手段およびロール紙2を移動させる手段の両方が本発明における移動手段として機能する。
図2は、ヘッドユニット5の構成を説明する図であり、(a)はヘッドユニット5の側面図、(b)はヘッドユニット5を底面側(ノズル基板側)から見た平面図である。
同図に示すように、このヘッドユニット5には、各種のインク及び反応液にそれぞれ対応した複数の記録ヘッド16、即ち、ロール紙2の搬送方向(相対移動方向に相当。)の上流側から順に、反応液(R)を吐出する記録ヘッド16R、ブラックインク(K)を吐出する記録ヘッド16K、シアンインク(C)を吐出する記録ヘッド16C、マゼンタインク(M)を吐出する記録ヘッド16M、及び、イエローインク(Y)を吐出する記録ヘッド16Yの合計5つの記録ヘッド16が取り付けられている。
図3は、各記録ヘッド16の構成を代表して説明する要部断面図である。記録ヘッド16は、ケース23と、このケース23内に収納される振動子ユニット24と、ケース23の底面(先端面)に接合される流路ユニット25等を備えている。上記のケース23は、例えば、エポキシ系樹脂により作製され、その内部には振動子ユニット24を収納するための収納空部26が形成されている。振動子ユニット24は、圧力発生手段の一種として機能する圧電振動子20と、この圧電振動子20が接合される固定板28と、圧電振動子20に駆動信号等を供給するためのフレキシブルケーブル29とを備えている。圧電振動子20は、圧電体層と電極層とを交互に積層した圧電板を櫛歯状に切り分けることで作製された積層型であって、積層方向(電界方向)に直交する方向に伸縮可能(電界横効果型)な縦振動モードの圧電振動子である。
流路ユニット25は、流路基板30の一方の面にノズル基板31を、流路基板30の他方の面に振動板32をそれぞれ接合して構成されている。この流路ユニット25には、リザーバー33(共通液体室)と、供給口34と、圧力室35と、ノズル連通口36と、ノズル17とを設けている。そして、供給口34から圧力室35及びノズル連通口36を経てノズル17に至る一連の液体流路が、各ノズル17に対応して形成されている。
上記ノズル基板31は、ノズル17が開設されたステンレス等の金属製の薄いプレートである。各記録ヘッド16のノズル基板31には、インク(記録ヘッド16Rの場合、反応液)を吐出するノズル17がロール紙搬送方向に直交する方向に複数列設されてノズル列(ノズル群の一種。)が構成されている。1つのノズル列は、例えば360dpiに対応する形成ピッチで開設された複数のノズル17から成る。1つのノズル列を構成するノズル17の数は、プリンター1で対応可能な最大サイズの記録媒体(ロール紙2)の全幅にインク或いは反応液を吐出することができるように定められる。
上記振動板32は、支持板38の表面に弾性体膜39を積層した二重構造である。本実施形態では、金属板の一種であるステンレス板を支持板38とし、この支持板38の表面に樹脂フィルムを弾性体膜39としてラミネートした複合板材を用いて振動板32を作製している。この振動板32には、圧力室35の容積を変化させるダイヤフラム部40が設けられている。また、この振動板32には、リザーバー33の一部を封止するコンプライアンス部41が設けられている。
上記のダイヤフラム部40は、エッチング加工等によって支持板38を部分的に除去することで作製される。即ち、このダイヤフラム部40は、圧電振動子20の自由端部の先端面が接合される島部42と、この島部42を囲繞する薄肉弾性部43とからなる。上記のコンプライアンス部41は、リザーバー33の開口面に対向する領域の支持板38を、ダイヤフラム部40と同様にエッチング加工等によって除去することにより作製され、リザーバー33に貯留された液体の圧力変動を吸収するダンパーとして機能する。
そして、上記の島部42には圧電振動子20の先端面が接合されているので、この圧電振動子20の自由端部を伸縮させることで圧力室35の容積を変動させることができる。この容積変動に伴って圧力室35内の液体に圧力変動が生じる。そして、各記録ヘッド16は、この圧力変動を利用してノズル17からインク滴、或いは、反応液滴を吐出させるようになっている。
なお、上記各ヘッド16のうち、反応液を吐出する記録ヘッド16Rが、ロール紙搬送方向の最も上流側に配置されていれば、インクを吐出する記録ヘッド16Y,16M,16C,16Kの配置順序は特に限定されるものではない。
また、例えば、同一記録ヘッドからインクと反応液の両方を吐出する構成では、ノズル基板31の表面等に付着したインクと反応液とが反応して固着する虞があるが、本実施形態においては、インクを吐出する記録ヘッドと反応液を吐出する記録ヘッドを別個にすることにより、上記の不具合を防止することができる。
図4は、プリンターの電気的な構成を説明するブロック図である。プリンター1は、プリンターコントローラー45とプリントエンジン46とから構成されている。プリンターコントローラー45は、図示しないホストコンピューター等の外部装置との間でデータの送受信を行う外部インターフェース(外部I/F)47と、各種データの記憶等を行うRAM48と、各種データ処理のための制御プログラム等を記憶したROM549と、システム全体を統括的に制御するCPU50と、クロック信号を発生する発振回路51と、各記録ヘッド16へ供給する駆動信号COMを発生する駆動信号発生回路52と、画素データSIや駆動信号等をプリントエンジン46に送信するための内部インターフェース53(内部I/F53)と、を備えている。
外部I/F47は、例えばイメージデータ等の印刷データをホストコンピューター等から受信する。また、外部I/F47からは、外部装置に対してビジー信号やアクノレッジ信号等の状態信号が出力される。RAM48は、受信バッファー、中間バッファー、出力バッファー及びワークメモリー等として利用されるものである。また、ROM549は、CPU50によって実行される各種制御プログラム、フォントデータ及びグラフィック関数、各種手続き等を記憶している。印刷データには、印刷する画像データの他に各種のコマンドデータを含む。コマンドデータとは、プリンターに特定の動作の実行を指示するためのデータである。このコマンドデータには、例えば、ロール紙2の給紙を指示するコマンドデータ、搬送量を示すコマンドデータ、排紙を指示するコマンドデータがある。
CPU50は、本発明における制御手段として機能し、各記録ヘッド16の動作を制御するためのヘッド制御信号を記録ヘッド16に出力したり、駆動信号COMを生成させるための制御信号を駆動信号発生回路52に出力したりする。ヘッド制御信号は、例えば、転送クロックCLK、画素データSI、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CHである。これらのラッチ信号やチェンジ信号は、駆動信号COMを構成する各駆動パルスの供給タイミングを規定する。
また、CPU50は、上記印刷データに基づき、RGB表色系からCMY表色系への色変換処理、多階調のデータを所定階調まで減少させるハーフトーン処理、ハーフトーニングされたデータを、インク色毎に所定の配列で並べてドットパターンデータに展開するドットパターン展開処理等を経て、インク吐出用の記録ヘッド16の吐出制御に用いる画素データ(ドットパターンデータ)SIを生成する。この画素データSIは、印刷される画像のインク色毎の画素に関するデータであり、吐出制御情報の一種である。また、CPU50は、上記印刷データに基づいて、反応液吐出用の記録ヘッド16の吐出制御に用いるデータをSI′を生成する。
ここで、画素とは、吐出対象であるロール紙2等の記録媒体上に仮想的に定められたドット形成領域であり、この領域内に着弾するインクの総量に応じて階調が決まる。そして、印刷データにおける画素データSIは、記録媒体の画素領域に形成されるドットの有無(又はインクの吐出の有無)及びドットの大きさ(又は吐出されるインクの量)に関するデータ(階調値)から成る。本実施形態において、画素データSIは2ビットの階調値によって構成されている。すなわち、この画素データSIには、ドット無し(微振動)に対応するデータ[00]と、小ドットに対応するデータ[01]と、中ドットの形成に対応するデータ[10]と、大ドットに対応するデータ[11]とがある。従って、本実施形態におけるこのプリンターでは4階調での記録ができる。そして、反応液用データSI′は、各色のドットが形成される位置(記録媒体上のインク着弾予定領域)に、反応液によるドットを形成するためのドットパターンデータである。即ち、インク色毎に展開される前のドットパターンデータであるとも言える。
駆動信号発生回路52は、第1駆動信号COM1を発生可能な第1駆動信号発生部52Aと、第2駆動信号COM2を発生可能な第2駆動信号発生部52Bとを備えている。そして、第1駆動信号COM1は、インクの吐出に用いられる駆動信号であり、図5(a)に示すインク用吐出駆動パルスDP1を含んでいる。一方、第2駆動信号COM2は、反応液の吐出に用いられる駆動信号であり、図5(b)に示すインク用吐出駆動パルスDP2を含んでいる。これらの駆動パルスDP1,DP2については、後で詳しく説明する。
次に、プリントエンジン46について説明する。このプリントエンジン46は、図4に示すように、各記録ヘッド16、搬送ユニット3、及び、ロール紙2の搬送量を把握するためのエンコーダー54等を備えている。エンコーダー54は、ロール紙2の搬送量に応じたエンコーダーパルスを、ロール紙2の搬送情報として内部I/F53を通じてCPU50に出力する。CPU50は、エンコーダー54側から受信したエンコーダーパルスに基づいてロール紙2の搬送量を把握することができる。
図5は、本実施形態における駆動パルスの構成を説明する波形図であり、(a)は第1駆動信号COM1に含まれる第1吐出駆動パルスDP1の構成を示し、(b)は第2駆動信号COM2に含まれる第2吐出駆動パルスDP2の構成を示している。例示した第1吐出駆動パルスDP1は、例えば、記録ヘッド16Y,16M,16C,16Kにおいてインクを吐出するための駆動パルスである。本実施形態における駆動信号COM1は、エンコーダー54からのエンコーダーパルスに基づいて出力されるタイミング信号(LAT等)によって区切られる繰り返し単位周期(一記録周期)内に、この第1吐出駆動パルスDP1を複数(例えば3つ)含んでおり、この第1吐出駆動パルスDP1の圧電振動子20への供給数に応じて、画素領域に形成するドットの大きさを変更することができる。即ち、画素領域に小ドットを形成する場合、一記録周期において1つの第1吐出駆動パルスDP1を圧電振動子20に印加することで、ノズル17からインクを1回だけ吐出させる。同様に、画素領域に中ドットを形成する場合、一記録周期において2つの吐出駆動パルスDP1を圧電振動子20に連続的に印加することで、ノズル17からインクを2回吐出させ、画素領域に大ドットを形成する場合、一記録周期において3つの第1吐出駆動パルスDP1を圧電振動子20に連続的に印加することで、ノズル17からインクを3回吐出させる。
上記第1吐出駆動パルスDP1は、図5(a)に示すように、膨張要素p1と、膨張ホールド要素p2(膨張維持要素)と、収縮要素p3と、制振ホールド要素p4と、制振要素p5とからなる。膨張要素p1は、圧力室35の定常容積(膨張又は収縮の基準となる容積)に対応する中間電位VB(基準電位)から膨張電位VHまで時間Pwcで電位が変化(上昇)する波形要素であり、膨張ホールド要素p2は、膨張要素p1の終端電位である膨張電位VHを時間Pwhだけ維持する波形要素である。収縮要素p3は、膨張電位VHから収縮電位VLまで時間Pwdで電位が変化(降下)する波形要素であり、制振ホールド要素p4は、収縮要素p3の終端電位である収縮電位VLを所定期間維持する波形要素である。また、制振要素p5は収縮電位VLから中間電位VBまで一定勾配で電位を復帰させる波形要素である。
このように構成された第1吐出駆動パルスDP1が圧電振動子20に供給されると、まず、膨張要素p1によって圧電振動子20が収縮することでダイヤフラム部40の島部42が圧力室35から離隔する方向に変位し、これにより圧力室35が中間電位VBに対応する定常容積から膨張電位VHに対応する膨張容積まで膨張する。この膨張により、メニスカスが圧力室35側に大きく引き込まれると共に、圧力室35内にはリザーバー33側から供給口34を通じてインクが供給される。そして、この圧力室35の膨張状態は、膨張ホールド要素p2の発生期間(Pwh)に亘って維持される。その後、収縮要素p3が印加されることで圧電振動子20が伸張して島部42が圧力室35側に変位する。これにより、圧力室35は膨張容積から収縮電位VLに対応する収縮容積まで急激に収縮される。この圧力室35の急激な収縮により圧力室35内のインクが加圧され、図6(a)に示すように、ノズル17から規定量(例えば、数ng〜十数ng)のインク(インク滴Id)が吐出される。圧力室35の収縮状態は、制振ホールド要素p4の供給期間に亘って維持され、この間に、インクの吐出によって減少した圧力室35内のインク圧力は、その固有振動によって再び上昇する。この上昇タイミングにあわせて制振要素p5が供給されるように調整されている。この制振要素p5の供給により、圧力室35が定常容積まで膨張復帰し、圧力室35内のインクの圧力変動(残留振動)が吸収される。
ここで、上記の第1吐出駆動パルスDP1は、インクによるパターン記録用の駆動パルスであるため、記録画像の画質を向上させるべく、吐出されたインクの本体(メインインク滴)から分離して飛翔する液滴(サテライトインク滴)が可及的に生じないように設計されている。即ち、ノズル17からインクが吐出される際に、当該インクの飛翔速度が高いほどサテライトインク滴が生じやすいため、記録画像の画質に影響が生じない範囲内でインクの飛翔速度を抑えるべく膨張要素p1の単位時間あたりの電位変化量、膨張ホールド要素p2の時間Pwh、及び、収縮要素p3の単位時間あたりの電位変化量等が定められている。また、上記プリンター1では、印刷処理時における記録ヘッド16のノズル形成面(ノズル基板31の吐出側の面)からプラテン11上における記録媒体の記録面までの距離を可及的に小さくする等の対策が施されている。本実施形態において、上記のノズル形成面から記録媒体であるロール紙2の記録面(印刷面)までの距離は、例えば、1.6mm以下に設定される。そして、上記第1吐出駆動パルスDP1によってノズル17から吐出されたインクが記録媒体の印刷面上の着弾予定領域に着弾すると、図7(a)に示すように、1つの円形又は楕円状のドット(パターンドット)Diが形成される。
図5(b)に示すように、本実施形態における第2吐出駆動パルスDP2は、例えば、記録ヘッド16Rにおいて反応液を吐出するための駆動パルスである。この第2吐出駆動パルスDP2は、上記第1吐出駆動パルスDP1と同様に、膨張要素p1と、膨張ホールド要素p2と、収縮要素p3と、制振ホールド要素p4と、制振要素p5とから構成されるが、第1吐出駆動パルスDP1によってインクを吐出する場合と比較して反応液滴の飛翔速度が高められるように設計されている点が、第1吐出駆動パルスDP1とは異なっている。つまり、第2吐出駆動パルスDP2は、反応液滴の飛翔速度を高めることで、反応液を吐出する際に意図的にサテライト液滴を生じさせるように構成されている。
吐出される液滴の飛翔速度を高めるには、第2吐出駆動パルスDP2の各要素の時間幅を以下の条件(1)〜(3)を満たすように設定することで、サテライト液滴が生じる程度まで反応液滴の飛翔速度Vmを高めることができる。なお、第1吐出駆動パルスDP1及び第2吐出駆動パルスDP2の駆動電圧Vd(最高電位である膨張電位VHと最低電位である収縮電位VLとの電位差)は同値に設定されている。
Pwc≦0.43×Tc …(1)
Pwh≦0.41×Tc …(2)
Pwd≦0.40×Tc …(3)
ここで、上記Tcは、反応液吐出用の記録ヘッド16Rの圧力室35内の液体(即ち、反応液)に生じる圧力振動の振動周期であり、ノズル17、圧力室35、供給口34、及び圧電振動子20等の各構成部材の形状、寸法、及び剛性などにより固有に定まる。この固有の振動周期Tcは、例えば、次式(A)で表すことができる。
Tc=2π√[〔(Mn×Ms)/(Mn+Ms)〕×Cc]・・・(A)
但し、式(A)において、Mnはノズル17におけるイナータンス、Msは供給口34におけるイナータンス、Ccは圧力室35のコンプライアンス(単位圧力あたりの容積変化、柔らかさの度合いを示す。)である。また、上記式(A)において、イナータンスMとは、ノズル17等の流路における液体の移動し易さを示し、換言すると、単位断面積あたりの液体の質量である。そして、流体の密度をρ、流路の流体の流下方向と直交する面の断面積をS、流路の長さをLとしたとき、イナータンスMは次式(B)で近似して表すことができる。
M=(ρ×L)/S ・・・ (B)
また、Tcは、上記式(A)で規定されるものに限られず、反応液用の記録ヘッド16の圧力室が有している振動周期であればよい。
上記のようにTcに基づいて、第2吐出駆動パルスDP2の各要素の時間幅を設定することにより、図6(b)に示すように、当該第2吐出駆動パルスDP2を用いてノズル17から反応液を吐出した際に、反応液のメイン液滴Mdから分離して飛翔するサテライト液滴Sdを生じさせることができる。これにより、これらの液滴群が記録媒体の印刷面上の着弾予定領域に着弾すると、図7(b)で示すように、メイン液滴が着弾して形成される円形又は楕円状のメインドットDmと、メイン液滴から分離したサテライト液滴がメインドットDmの着弾位置からロール紙搬送方向の上流側にずれて着弾して形成される1個又は複数のサテライトドットDsとから成るプレドット群が形成される。このように形成されたプレドット群のロール紙搬送方向における全長L2は、インクが着弾して形成されるドットDiのロール紙搬送方向における全長L1よりも長くなる。本実施形態においては、記録媒体上のより広範囲にプレドット群を形成するべく、第2吐出駆動パルスの各要素の時間幅について、以下の条件のうちの少なくとも何れか1つが成立するように設定されている。
Pwc≦0.40×Tc …(4)
Pwh≦0.40×Tc …(5)
Pwd≦0.37×Tc …(6)
第2吐出駆動パルスの各要素の時間幅が、例示した条件(4)〜(6)の何れか一つを少なくとも満たすことにより、第1吐出駆動パルスDP1によってノズル17から反応液が吐出された際に、反応液滴の飛翔速度をさらに高めることができる。これにより、サテライト液滴Sdの飛翔方向の全長が一層長くなり、その結果、記録媒体に着弾したときのプレドット群の搬送方向における全長L2がより長くなる。
次に、上記構成のプリンター1の動作について説明する。
印刷動作が開始されると、搬送ユニット3によってロール紙2がプラテン11上で上流側(供給ロール7側)から下流側(巻き取りロール8側)に搬送される。この搬送中に記録ヘッド16とロール紙2とが相対移動しながら各記録ヘッド16のノズル17からインク或いは反応液が吐出される。インク吐出用の記録ヘッド16Y,16M,16C,16Kでは、画素データSIに基づき第1吐出駆動パルスDP1によってノズル17からインクが吐出される。また、反応液吐出用の記録ヘッド16Rでは、反応液用データSI′に基づいて第2吐出駆動パルスDP2によってノズル17から反応液が吐出される。本実施形態においては、インクを吐出するのに先だって、ロール紙2の印刷面上のインク着弾予定領域に対して反応液吐出用の記録ヘッド16Rから反応液が吐出されてプレドット群が形成される(プレドット群形成工程)。
図8は、記録媒体であるロール紙2上に反応液およびインクが着弾してドットが形成された様子を説明する拡大図である。同図において、破線で囲まれた領域がインクの着弾予定領域であり、矢印で示す方向がロール紙2の搬送方向である。また、一点鎖線で示すドットが反応液のドット(プレドット群Dm,Ds)であり、実線で示すドットがインクのドット(パターンドットDi)である。同図に示すように、上記第2吐出駆動パルスDP2によってノズル17から反応液が吐出されると、反応液滴がメイン液滴Mdとサテライト液滴Sdに分離し、これらの液滴群が尾を曳くようにロール紙2の印刷面に向けて飛翔する。このとき、記録ヘッド16とロール紙2とが相対的に移動しているので、これらの液滴群はロール紙2の印刷面に対して斜めに飛翔する。このため、これらの液滴群はロール紙2上で互いに離れて着弾し、これにより形成されるプレドット群は、図8に示すように、ロール紙2の搬送方向に長尺になる。なお、本実施形態においては、ノズル形成面からロール紙2の印刷面までの距離が、1.6mm以下に設定されているので、印刷面上で着弾ドットの位置ずれが生じ難いようになっているが、第1吐出駆動パルスDP1を用いてノズル17から反応液を吐出する際に、サテライト液滴Sdを意図的に生じさせるようにしているので、ロール紙2上のより広範囲にプレドット群を形成することができる。
その後、プレドット群が形成された着弾予定領域に対して第1吐出駆動パルスDP1を用いて各色のインクが順次吐出されてパターンドットDiが形成される(パターンドット形成工程)。上記のように第1吐出駆動パルスDP1によって吐出されるインクの飛翔速度はサテライト液滴や尾曳が生じ難いので、ロール紙2の印刷面上に着弾して形成されるパターンドットDiは、プレドット群Dm,Dsの全長の範囲内に形成される。これにより、予め形成されたプレドット群、つまり反応液と、その上に着弾したインクとが反応して(図8におけるハッチング部分)、ロール紙2に対するインクの定着が促進される。その結果、印刷された画像の滲みやムラを抑えることができ、また、異なる色の境界における混色を抑制することができ、高品位の画像を得ることができる。
このようにして、プレドット群が形成された着弾予定領域に対して各色のインクが着弾することにより、ロール紙2の幅方向、即ち、ロール紙搬送方向に直交する方向(ノズル列方向)にパターンドットが連なる。これらのパターンドット群によってロール紙2の幅方向に延びる罫線が印刷される。このような罫線をロール紙搬送方向に沿って連続させることにより、ロール紙2上に画像やテキスト等のパターンが印刷される。
本発明に係るプリンター1では、記録媒体であるロール紙2のインクの着弾予定領域に対してのみ反応液を吐出する構成であるため、従来のようにインクが着弾する領域よりも広い領域に反応液を吐出する構成と比較して、反応液の消費を低減することができる。また、反応液によるプレドット群Dm,Dsのロール紙搬送方向の全長L2が、パターンドットDiのロール紙搬送方向の全長Liよりも長くなるように構成されているので、着弾予定領域に対してインクの着弾位置が多少ずれた場合においても、より広範囲に形成された反応液のプレドット群と反応させることができるため、着弾位置ずれによる非反応部分を抑制することが可能となる。即ち、反応液を吐出する際に、意図的にサテライト液滴や尾曳が生じ易くすることで、ロール紙2上のパターンドット間の隙間がプレドット群によって埋めることができる。これにより、インクの着弾位置ずれによる非反応部分をより効果的に抑制することが可能となる。
図9は、本発明の第2の実施形態におけるプリンターの構成を説明する平面図である。
この第2の実施形態におけるプリンターは、記録媒体である記録紙55の幅方向(図において白抜きの矢印で示す方向。本発明における相対移動方向に相当。)に架設されたガイド軸56に沿ってヘッドユニット5を往復走査させながら、各記録ヘッド16から記録紙55に対してインク或いは反応液を吐出する構成となっている点が、上記第1の実施形態と異なっている。この構成では、ヘッドユニット5のキャリッジ15における各記録ヘッド16の配置に関し、記録ヘッド16のうち反応液を吐出する記録ヘッド16Rが、ヘッドユニットの往路・復路に拘わらず、ヘッド走査方向の先方に位置するように、インクを吐出する記録ヘッド16Y,16M,16C,16Kのヘッド走査方向の両端部に記録ヘッド16Rが配置されている。なお、配置順序は記録ヘッド16Y,16M,16C,16Kについては、例示したものに限定されるものではない。
なお、本発明は、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材吐出ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材吐出記録ヘッドイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物吐出ヘッド等の他の液体吐出ヘッド、及び、これを備える液体吐出装置にも適用することができる。そして、ディスプレー製造装置では、色材吐出ヘッドからR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を吐出する。また、電極製造装置では、電極材吐出ヘッドから液状の電極材料を吐出する。チップ製造装置では、生体有機物吐出ヘッドから生体有機物の溶液を吐出する。
1…プリンター,2…ロール紙,3…搬送ユニット,5…ヘッドユニット,12…ヒーター,14…ガイドレール,15…キャリッジ,16…記録ヘッド,17…ノズル,20…圧電振動子,50…CPU,52…駆動信号発生回路

Claims (8)

  1. 圧力発生手段により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、この圧力変動を利用してノズルから液体を吐出させ、吐出対象に液体を着弾させる液体吐出ヘッドを有する液体吐出装置であって、
    前記液体吐出ヘッドと前記吐出対象を相対的に移動させる移動手段を有し、
    前記吐出対象上に所定のパターンを形成するための第1の液体と、前記第1の液体と反応する第2の液体とを吐出可能に構成され、
    前記圧力発生手段を駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生手段と、
    前記圧力発生手段に対する前記駆動信号の印加を制御する制御手段と、を有し、
    前記駆動信号発生手段は、前記第1の液体を吐出するための第1吐出駆動パルスおよび前記第2の液体を吐出するための第2吐出駆動パルスを発生可能であり、
    前記制御手段は、前記吐出対象における第1の液体の着弾予定領域に対して前記第2吐出駆動パルスを用いて前記第2の液体を吐出することによりプレドット群を予め形成した後、前記プレドット群が形成された前記着弾予定領域に対して前記第1吐出駆動パルスを用いて前記第1の液体を吐出してパターンドットを形成し、
    前記プレドット群の前記相対移動方向の全長が、前記パターンドットの前記相対移動方向の全長よりも長いことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記プレドット群は、メイン液滴が着弾して形成されるメインドットと、前記メイン液滴の吐出時に発生したサテライト液滴が前記吐出対象におけるメインドットの形成位置からずれた位置に着弾して形成されたサテライトドットと、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記着弾予定領域に予め形成された前記プレドット群の前記相対移動方向の全長の範囲内に、第1の液体のパターンドットが形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記プレドット群は、第1の液体のパターンドット間の隙間を埋めることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  5. 加熱手段をさらに備え、
    前記加熱手段は、前記第2の液体が吐出される範囲外に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 吐出対象に対して相対移動させつつ圧力発生手段により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、この圧力変動を利用してノズルから液体を吐出させ、前記吐出対象に液体を着弾させる液体吐出装置であって、
    前記吐出対象上に所定のパターンを形成するための第1の液体と、前記第1の液体と反応する第2の液体とを吐出可能に構成され、
    前記圧力発生手段を駆動する駆動パルスを発生する駆動信号発生手段と、
    前記圧力発生手段に対する前記駆動信号の印加を制御する制御手段と、を有し、
    前記駆動信号発生手段は、前記第1の液体を吐出するための第1吐出駆動パルスおよび前記第2の液体を吐出するための第2吐出駆動パルスを発生可能であり、
    前記第2吐出駆動パルスは、前記圧力室を膨張させるべく時間Pwcで電位を変化させる膨張要素と、前記膨張要素の終端電位を時間Pwhだけ維持する膨張維持要素と、膨張要素により膨張された前記圧力室を収縮すべく時間Pwdで電位を変化させる収縮要素と、を少なくとも有し、
    各要素の時間幅が以下の条件を満たし、
    Pwc≦0.43×Tc …(1)
    Pwh≦0.41×Tc …(2)
    Pwd≦0.40×Tc …(3)
    前記制御手段は、前記吐出対象における第1の液体の着弾予定領域に対して前記第2吐出駆動パルスを用いて前記第2の液体を吐出することによりプレドット群を予め形成した後、前記プレドット群が形成された前記着弾予定領域に対して前記第1吐出駆動パルスを用いて前記第1の液体を吐出してパターンドットを形成することを特徴とする液体吐出装置。
  7. 前記第2吐出駆動パルスの各要素の時間幅について、以下の条件のうちの少なくとも何れか1つが満たされることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
    Pwc≦0.40×Tc …(4)
    Pwh≦0.40×Tc …(5)
    Pwd≦0.37×Tc …(6)
  8. 液体吐出ヘッドと吐出対象を相対移動させつつ圧力発生手段により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、この圧力変動を利用してノズルから液体を吐出させ、前記吐出対象に液体を着弾させる液体吐出装置の制御方法であって、
    前記吐出対象における所定のパターンを形成するための第1の液体の着弾予定領域に対して、前記第1の液体と反応する第2の液体を吐出することによりプレドット群を予め形成するプレドット群形成工程と、
    前記プレドット群が形成された前記着弾予定領域に対して前記第1吐出駆動パルスを用いて前記第1の液体を吐出してパターンドットを形成するパターンドット形成工程と、を含み、
    前記プレドット群の前記相対移動方向の全長が、前記パターンドットの前記相対移動方向の全長よりも長いことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
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