JP2011088271A - プライ材料切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カッタをプライ材料の巾方向に自由移動可能に支持した切断装置において、次のプライ材料の切断に先駆け各カッタの位置合わせを効率よく行う。
【解決手段】 巾広のプライ材料Sを、複数の小巾の帯状プライPに切断する切断装置3であって、巾方向に自由移動しうるカッタホルダ15にカッタ14を取り付けた切断具8と、切断具8を巾方向の基準位置Jに位置合わせしうる位置合わせ手段9とを具える。位置合わせ手段9は、カッタホルダ15から突出しかつ先端部にテーパ部分20Aを有する位置決め凸部20と、前記位置決め凸部20に向かって前後に進退移動でき、かつ前進により前記テーパ部分20Aと嵌り合って切断具8を基準位置Jに位置合わせしうるとともに、後退により前記切断具8を開放して巾方向に自由移動させる位置決め凹部24を設けた位置合わせ体21とを具える。
【選択図】図4

Description

本発明は、有機繊維のタイヤコードの配列体をトッピングゴムにより被覆した巾広のプライ材料を、タイヤコードを切断することなく小巾の複数の帯状プライに高精度で切り分けうるプライ材料切断装置に関する。
ラジアルタイヤでは、ベルト層の外側に、タイヤコードを螺旋巻きしてなるバンド層を設けた構造のものが広く知られている。そして、このバンド層の形成には、通常、図12(A)に示すように、有機繊維のタイヤコードA1を平行に引き揃えてなるコード配列体Aの表裏をトッピングゴムBにより被覆した小巾の帯状プライPが使用されている。
他方、前記帯状プライPを安価にかつ能率よく生産するために、従来、図12(B)に示すように、帯状プライPの整数倍の巾を有する巾広のプライ材料Sを、カレンダ装置によるトッピング処理によって予め形成し、しかる後、このプライ材料Sを、複数のカッタeによって切り分けすることにより複数の帯状プライPを形成していた。通常は、例えば巾1450mm程度のプライ材料Sを、例えば巾110mm程度の一次の帯状プライP1に切断し、しかる後この一次の帯状プライP1をさらに巾11mm程度の二次(最終)の帯状プライP2である前記帯状プライPに切断するなど、多段階に分けて切断している。このとき、帯状プライP1、P2を所定の設定巾で得るために、各段階において、各カッタは、前記設定巾相当の間隔を隔てて固定されている。
しかし、プライ材料S内では、厳密にはコード配列密度は均一ではなく、又タイヤコードA1も、ある程度蛇行したり傾斜配列したりしている。従って、カッタ固定でプライ材料Sを設定巾で切断した場合には、この蛇行等のタイヤコードA1も一緒に切断してしまい、1本の帯状プライP内においてコード本数が多い部分と少ない部分とが発生したり、又帯状プライP、P間においてコード本数が相違したりする。
そして、このようなコード本数がバラ付く帯状プライPは、タイヤのユニフォミティーの低下原因となりうる。
そこで下記の特許文献1には、プライ材料内に、識別コードを帯状プライの巾に合わせた間隔で混在させるとともに、カッタを固定せずに巾方向に自由移動可能に保持することが提案されている。これにより、カッタがタイヤコード間で自由に動くため、タイヤコードを切断することなくタイヤコード間でトッピングゴムを切断でき、一定のコード本数を有する高精度の帯状プライを形成することが可能となる。
特開2002−321290号公報
しかしながら、カッタを巾方向に自由移動可能とする場合、カッタ位置が不定となるため、次のプライ材料を切断する際、各カッタの位置合わせに多くの時間と手間が必要となるなど作業効率を損ねるという問題が生じる。
そこで本発明は、カッタを巾方向の基準位置に位置合わせしうる位置合わせ手段を設けることを基本として、次のプライ材料を切断する際の各カッタの位置合わせを効率よく行うことができ、切断作業効率を向上しうるプライ材料切断装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、平行に引き揃えられた有機繊維のタイヤコードの配列体をトッピングゴムにより被覆した巾広のプライ材料を、切断手段により切り分け、巾方向に複数に分割することによって小巾の帯状プライを形成するプライ材料切断装置であって、
前記切断手段は、前記巾方向にのびるガイドレール、
このガイドレールに案内されて巾方向に自由移動しうるカッタホルダと、このカッタホルダに取り付けられるカッタとからなり、前記カッタホルダが巾方向に自由移動しうることによりタイヤコードを切断することなくタイヤコード間でトッピングゴムを切断しうる切断具、
及び前記切断に先駆け、前記切断具を巾方向の基準位置に位置合わせしうる位置合わせ手段を具えるとともに、
前記位置合わせ手段は、前記カッタホルダから前記巾方向とは直角方向に突出するとともに、その先端部に先細状のテーパ部分を有する位置決め凸部と、
前記位置決め凸部に向かって前後に進退移動でき、かつ前進により前記テーパ部分と嵌り合って前記切断具を基準位置に位置合わせしうるとともに、後退により前記切断具を開放して巾方向に自由移動させる位置決め凹部を前端に設けた位置合わせ体とを具えることを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記位置合わせ体は、前記位置決め凹部の巾方向両側に、前記位置決め凹部に向かって後方側に傾斜することにより、前記位置決め凸部を位置決め凹部に誘導する案内面を有することを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記位置合わせ体は、シリンダのロッドに取り付き、該ロッドの伸縮により前記位置決め凸部に向かって前後に進退移動しうることを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記カッタホルダは、前記カッタを、プライ材料と接触して該プライ材料を切断しうる切断姿勢と、プライ材料から離間して該プライ材料を切断しない非切断姿勢とに姿勢替えしうる姿勢替え手段を具えることを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記姿勢替え手段は、カッタを前記巾方向と平行な軸心線廻りで旋回可能に保持し、かつ該旋回により前記切断姿勢と非切断姿勢との間を移動させることを特徴としている。
本発明は叙上の如く、位置合わせ手段を具える。そのため、プライ材料の切断後に不定となった切断具を、それぞれ巾方向の基準位置にプリセットすることができる。従って、次のプライ材料を切断するに先駆け、各切断具を、前記基準位置から微調整することで、カッタを所定のタイヤコード間にセットすることができるなど、位置合わせ作業が容易となり切断作業効率を向上することができる。
本発明のプライ材料切断装置を組み込んだ帯状プライ製造装置を概念的に示す側面図である。 プライ材料切断装置を下方側から見た図面である。 プライ材料切断装置の主要部を拡大して示す拡大図である。 前記主要部を示す斜視図である。 前記主要部を示す側面図である。 (A)、(B)は、位置合わせ手段の作用図である。 (A)、(B)は、プライ材料の識別マーク形成方法を説明する断面図である。 プライ材料切断装置の他の例を概念的に示す側面図である。 それに用いる切断手段を示す斜視図である。 (A)、(B)は、その切断手段の側面図、および正面図である。 (A)〜(C)は、姿勢替え手段、およびその動作を示す説明図である。 (A)は帯状プライを示す斜視図、(B)はその形成方法を説明する概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明のプライ材料切断装置3を組み込んだ帯状プライ製造装置1を概念的に示す側面図である。図1において、前記帯状プライ製造装置1は、巾広のプライ材料Sを供給するプライ材料供給手段2と、このプライ材料Sを巾方向Xに切り分けて複数の帯状プライPを形成するプライ材料切断装置3と、切り分けられた各帯状プライPをロール状に巻取る巻取手段4と具えている。
第1実施形態では、前記帯状プライ製造装置1が、カレンダ装置によるトッピング処理によって予め形成された原反である約1450mmの巾のプライ材料Sから、約110mmの巾の一次の帯状プライP1を切断して形成する場合を例示する。なお前記一次の各帯状プライP1は、次工程において、同様のプライ材料切断装置を用いて、約11mmの巾の二次の帯状プライP2に形成されるとともに、この二次の帯状プライP2が、ラジアルタイヤのバンド形成用部材として用いられる。
本例では、二次の帯状プライP2内に一定本数(n本)のタイヤコードA1が配されるように、プライ材料Sの表面には、コード配列体AのタイヤコードA1をn本毎に区分するための識別マークが形成される。ここで、プライ材料表面には、タイヤコードの配列状態が縞模様となって表れるが、図7(A)に示すように、n本おきに他のタイヤコードとコード構造を違えた識別コードA1aを配置する、或いは図7(B)に示すように、コード間隔Gをn個おきに違えることにより、その違いがプライ材料表面に模様の変化となって表れる。従って本例では、この模様の変化を識別マークとしている。なおコード構造を違える場合、コードの撚り方向を違える、コードの太さを違える、及び/又はコードの撚り数を違えることで識別マークを形成することができる。
次に、前記製造装置1のプライ材料供給手段2は、前記プライ材料Sを巻き取ったロール体SRを巻戻し自在に保持する所謂ロールスタンドであって、電動機(図示しない)による回転駆動によって、このロール体SRから巻戻されるプライ材料Sを、案内ローラ5を介してプライ材料切断装置3へと供給する。
又前記プライ材料切断装置3は、図2に示すように、プライ材料Sを巾方向Xに切り分けして複数の帯状プライP1を形成する切断手段6を具える。前記切断手段6は、前記巾方向Xにのびるガイドレール7と、このガイドレール7に案内されて巾方向Xに自由移動しうるカッタ14を有する切断具8と、該切断具8を巾方向Xの基準位置Jに位置合わせしうる位置合わせ手段9とを具える。
前記ガイドレール7は、図4、5に示すように、本例では、フレーム10(図2に示す)の側板10a間に架け渡される支持桟11に、例えば取付板27、下地桟12等を介して取り付けられる。
又前記ガイドレール7には、このガイドレール7に案内されて巾方向Xに自由移動可能な移動台13が配されている。この移動台13は、カッタ14がタイヤコードA1に接触してコードを切断しようとする時の接触圧力に負けて、タイヤコードA1から離れる側に移動できるように小な力で巾方向Xに移動できることが必要である。そのため前記移動台13として、前記ガイドレール7に設けるガイド溝7aを転動しうるボール内蔵のものが好適に使用しうる。このようなガイドレール7及び移動台13として、所謂リニア軸受け17が好適に使用できる。
次に、前記切断具8は、前記移動台13に固定されることにより巾方向Xに自由移動しうるカッタホルダ15と、このカッタホルダ15に取り付けられるカッタ14とを具え、前記カッタホルダ15が巾方向Xに自由移動しうることによりカッタ14は、タイヤコードA1、A1間を自由に動くことができ、タイヤコードA1を切断することなくタイヤコードA1、A1間でトッピングゴムBを切断しうる。
前記カッタホルダ15は、前記移動台13にネジ固定されるホルダ基体16を有し、このホルダ基体16の左右の分割片16a、16a間で、前記カッタ14を、前記巾方向Xとは直角にかつその刃先縁14eをプライ材料Sの搬送方向上流側に向けて挟み込んで保持している。なおカッタ14は、トッピングゴムBへの切断を容易とするため、図5の如く、刃先縁14eをプライ材料S表面に対して90°以下の角度αで傾斜させるのが好ましい。
次に、前記位置合わせ手段9は、図3、4に示すように、前記カッタホルダ15から前記巾方向Xとは直角方向に突出する位置決め凸部20と、前記位置決め凸部20に向かって前後に進退移動しうる位置合わせ体21とを有して構成される。なお前記位置決め凸部20は、その先端部に先細状に傾斜してのびるテーパ部分20Aを有する。このテーパ部分20Aのテーパ角度θ1は、特に規制されないが10〜40°程度に設定される。
又前記位置合わせ体21は、本例では、前記支持桟11に支持されるシリンダ22のロッド22aに取り付き、このロッド22aの伸縮によって前記位置決め凸部20に向かって前後に進退移動しうる。図中の符号23は、前記シリンダ22に内蔵されるガイド軸である。又位置合わせ体21の前端には、前進により前記テーパ部分20Aと嵌り合って前記切断具8を基準位置Jに位置合わせしうる位置決め凹部24が形成させる。この位置決め凹部24は、位置合わせ体21の後退によって前記切断具8を開放して巾方向Xに自由移動させうる。なお前記位置決め凹部24には、前記テーパ部分20Aと同勾配で傾斜する傾斜面部24Aを有する。
又本例では、前記位置合わせ体21の前端には、前記位置決め凹部24の巾方向X両側に、該位置決め凹部24に向かって後方側に傾斜する案内面25が形成される。この案内面25は、図6(A)、(B)に示すように、位置合わせ体21が前進する際、位置ズレした位置決め凸部20と接触し、該位置決め凸部20を位置決め凹部24に誘導することができる。なお案内面25の前記巾方向Xに値する角度θ2は10〜45°の範囲が好ましい。なお複数(本例では4つ)の位置合わせ体21が、連結板26を介して一つのシリンダ22に連結される。
なお前記支持桟11と側板10aとの間に、前記支持桟11の軸心i(図4に示す)廻りでの前記支持桟11の位相jを調整しうる角度調整手段を設けることが好ましく、これにより前記カッタ14のプライ材料Sに対する前記角度αを自在に調整することができる。
次に、図8〜11に、前記第1実施形態において原反から切り分けられた一次の帯状プライP1をプライ材料Sとし、この一次の帯状プライP1をさらに切り分けてバンド形成用部材である二次の帯状プライP2を形成する第2実施形態のプライ材料切断装置30を例示する。
このプライ材料切断装置30も、第1実施形態のプライ材料切断装置3と同様であり、図9、10に示すように、巾方向Xにのびるガイドレール7と、このガイドレール7に案内されて巾方向Xに自由移動しうる切断具8と、該切断具8を巾方向Xの基準位置Jに位置合わせしうる位置合わせ手段9とを有する切断手段6を具える。
本例では、前記ガイドレール7は、フレーム10の側板10aに一端が固定されかつ巾方向Xにのびる例えば矩形軸状の小長さの支持桟11に、取付板27、下地桟12を介して取り付けられる。なお前記二次の帯状プライP2は、例えば巾約11mm程度と小巾であるため、第1実施形態の如く複数の切断具8を1本のガイドレール7上に一直線上に並べて配置することは困難である。従って、本例では図8の如く、複数の支持桟11を、帯状プライP2の搬送方向に間隔を隔てて一列に配列し、各支持桟11に、切断具8をそれぞれ取り付けている。なお図10の符号29は、角度調整手段であって、前記支持桟11の一端部に設ける円柱状部11Aを保持することにより、前記カッタ14の角度αを自在に調整することができる。
又各ガイドレール7には、このガイドレール7に案内される移動台13を介して巾方向Xに自由移動しうるカッタホルダ15と、このカッタホルダ15に取り付くカッタ14とを具える切断具8が配される。
本例のカッタホルダ15は、前記移動台13に固定される例えば縦長板状のホルダ基体31、前記カッタ14を保持するカッタ取付板32、および前記カッタ取付板32に保持されるカッタ14を、プライ材料Sと接触して該プライ材料Sを切断しうる切断姿勢Y1と、プライ材料Sから離間して該プライ材料Sを切断しない非切断姿勢Y2とに姿勢替えしうる姿勢替え手段33を具える。
前記姿勢替え手段33は、前記カッタ取付板32の例えば一端部(本例では上端部)を、前記巾方向Xとは平行な軸心線34i廻りで旋回可能に前記ホルダ基体31に枢着する枢着軸34を含む。そしてこのカッタ取付板32の旋回によって、カッタ14は、前記切断姿勢Y1と非切断姿勢Y2との間で姿勢替えしうる。又姿勢替え手段33は、カッタ取付板32を介して旋回する前記カッタ14を、前記切断姿勢Y1と非切断姿勢Y2とでそれぞれ停止しうる停止手段35を具える。
この停止手段35は、図11に略示するように、前記カッタ取付板32に設けられかつ前記軸心線34iと平行な第1、第2の案内孔36a、36bと、この第1、第2の案内孔36a、36b内に摺動自在に挿入される互いに平行な第1、第2の摺動ピン37a、37bを一体に設けた押し板金具38と、各前記第1、第2の摺動ピン37a、37bに外挿されるバネ42と、前記ホルダ基体31に設けられ第1の摺動ピン37aを案内するガイド溝39とを具える。
具体的には、前記押し板金具38は、押し板40の一面に、前記第1、第2の摺動ピン37a、37bを突出させるとともに、該第1、第2の摺動ピン37a、37bの先端部には頭部41a、41bを膨設している。又前記バネ42は、コイルバネ状をなし、前記押し板40とカッタ取付板32との間で各摺動ピン37a、37bに外挿される。従って、前記押し板金具38は、前記カッタ取付板32に、前記軸心線34iとは平行な向きに進退自在に保持されるとともに、常時は、前記バネ42により前記押し板40がカッタ取付板32から離れる向き(後退する向き)に付勢される。
又ガイド溝39は、前記軸心線34iを中心として円弧状にのびる円弧溝であり、第1、第2の摺動ピン37a、37bのうち、前記軸心線34iに近い側の摺動ピン、本例では第1の摺動ピン37aを案内する。又ガイド溝39の両端部には、第1の摺動ピン37aの頭部41aが填り合う嵌合凹部39a、39bが形成される。
本例では、前記カッタ14が切断姿勢Y1をなすとき、図10(A)に示すように、前記押し板金具38の頭部41aが嵌合凹部39aに填り合う。これにより、旋回可能なカッタ14を、前記切断姿勢Y1にて停止かつ固定することができる。又図10(B)に示すように、前記押し板40をカッタ取付板32に向かって押し込み、前記押し板金具38を前進させることにより、前記頭部41aが嵌合凹部39aから外れて固定が解除される。これにより、カッタ14を非切断姿勢Y2に向かって旋回移動させることができる。又カッタ14が非切断姿勢Y2に到達したとき、前記図10(A)の如く、前記バネ42の付勢力によって、頭部41aが嵌合凹部39に填り合い、該非切断姿勢Y2で停止かつ固定することができる。
このようにカッタホルダ15に前記姿勢替え手段33を設けた場合には、予めカッタ14を非切断姿勢Y2にて待機させることができる。そのため、基準位置Jにプリセットした各カッタ14を、例えばプライ材料Sの識別マークなどに合わせた正確な位置に再調整し、しかる後、切断姿勢Y1に姿勢替えして切断を開始することができるなど、調整作業が容易となり、操作性を向上させることができる。又、例えば複数のカッタ14のうちのいくつかを非切断姿勢Y2とすることで、切断具8自体を取り外すことなくプライ材料Sの分割数を調整することも可能となる。
なお第2実施形態の位置合わせ手段9も、前記第1実施形態の場合と略同構成であり、図9、10に示すように、前記カッタホルダ15、本例ではホルダ基体31から前記巾方向Xとは直角方向(本例では上方)に突出する位置決め凸部20と、前記位置決め凸部20に向かって進退移動しうる位置合わせ体21とを有する。前記位置決め凸部20は、その先端部に先細状のテーパ部分20Aを有する。又前記位置合わせ体21は、前記支持桟11に支持されるシリンダ22よって前記位置決め凸部20に向かって進退移動しうる。
前記位置合わせ体21の前端には、前進により前記テーパ部分20Aと嵌り合って前記切断具8を基準位置Jに位置合わせしうる位置決め凹部24が形成させる。なお位置決め凹部24の巾方向X両側には、位置ズレした位置決め凸部20と接触して位置決め凸部20を位置決め凹部24に誘導する緩傾斜の案内面25が配される。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明のプライ材料切断装置は、識別マークを形成していないプライ材料の切断に使用することもできるなど、図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施することができる。
3、30 プライ材料切断装置
6 切断手段
7 ガイドレール
8 切断具
9 位置合わせ手段
14 カッタ
15 カッタホルダ
20 位置決め凸部
20A テーパ部分
21 位置合わせ体
22 シリンダ
22a ロッド
24 位置決め凹部
24A 案内面
33 姿勢替え手段
34i 軸心線
A1 タイヤコード
A 配列体
B トッピングゴム
J 基準位置
P、P1、P2 帯状プライ
S プライ材料
X 巾方向
Y1 切断姿勢Y1
Y2 非切断姿勢Y2

Claims (5)

  1. 平行に引き揃えられた有機繊維のタイヤコードの配列体をトッピングゴムにより被覆した巾広のプライ材料を、切断手段により切り分け、巾方向に複数に分割することによって小巾の帯状プライを形成するプライ材料切断装置であって、
    前記切断手段は、前記巾方向にのびるガイドレール、
    このガイドレールに案内されて巾方向に自由移動しうるカッタホルダと、このカッタホルダに取り付けられるカッタとからなり、前記カッタホルダが巾方向に自由移動しうることによりタイヤコードを切断することなくタイヤコード間でトッピングゴムを切断しうる切断具、
    及び前記切断に先駆け、前記切断具を巾方向の基準位置に位置合わせしうる位置合わせ手段を具えるとともに、
    前記位置合わせ手段は、前記カッタホルダから前記巾方向とは直角方向に突出するとともに、その先端部に先細状のテーパ部分を有する位置決め凸部と、
    前記位置決め凸部に向かって前後に進退移動でき、かつ前進により前記テーパ部分と嵌り合って前記切断具を基準位置に位置合わせしうるとともに、後退により前記切断具を開放して巾方向に自由移動させる位置決め凹部を前端に設けた位置合わせ体とを具えることを特徴とするプライ材料切断装置。
  2. 前記位置合わせ体は、前記位置決め凹部の巾方向両側に、前記位置決め凹部に向かって後方側に傾斜することにより、前記位置決め凸部を位置決め凹部に誘導する案内面を有することを特徴とする請求項1記載のプライ材料切断装置。
  3. 前記位置合わせ体は、シリンダのロッドに取り付き、該ロッドの伸縮により前記位置決め凸部に向かって前後に進退移動しうることを特徴とする請求項1又は2記載のプライ材料切断装置。
  4. 前記カッタホルダは、前記カッタを、プライ材料と接触して該プライ材料を切断しうる切断姿勢と、プライ材料から離間して該プライ材料を切断しない非切断姿勢とに姿勢替えしうる姿勢替え手段を具えることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載プライ材料切断装置。
  5. 前記姿勢替え手段は、カッタを前記巾方向と平行な軸心線廻りで旋回可能に保持し、かつ該旋回により前記切断姿勢と非切断姿勢との間を移動させることを特徴とする請求項4記載プライ材料切断装置。
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