JP2011086693A - 半導体装置の検査システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査費用を大幅に増大させることなく、かつ、スループットを低下させることなく、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの半導体チップを不良品半導体チップとして識別する。
【解決手段】半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査を実行し、電気的特性検査を実行し、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す半導体装置の検査方法において、外観検査の実行後に、ステージ10c上に載置された外観検査結果がNGの半導体チップに対し、電気的特性検査結果がOKからNGに変化する量のX線を照射することによって、外観検査結果がNGの半導体チップの電気的特性検査結果をNGにし、ステージ20c上に載置された電気的特性検査結果がNGの半導体チップに対してインクマーキングを施す。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査を実行し、次いで、電気的特性検査を実行し、次いで、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す半導体装置の検査システムおよび方法に関する。
特に、本発明は、半導体装置の検査に要する費用を大幅に増大させることなく、かつ、スループットを低下させることなく、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの半導体チップを不良品半導体チップとして識別することができる半導体装置の検査システムおよび方法に関する。
従来から、半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査を実行し、次いで、電気的特性検査を実行し、次いで、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す半導体装置の検査システムが知られている。この種の半導体装置の検査システムの例としては、例えば特許文献1(特開2007−227419号公報)の図1、図2などに記載されたものがある。
特許文献1の図1、図2などに記載された半導体装置の検査システムでは、外観検査装置と電気的特性検査装置(プローバ)とが別個に設けられている。更に、外観検査装置および電気的特性検査装置(プローバ)が通信回線を介してデータサーバに接続されている。
詳細には、特許文献1の図1、図2などに記載された半導体装置の検査システムでは、まず最初に、半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査が外観検査装置によって実行される。また、外観検査結果が外観検査装置からデータサーバに伝達される。
次いで、特許文献1の図1、図2などに記載された半導体装置の検査システムでは、電気的特性検査が電気的特性検査装置(プローバ)によって実行される。また、電気的特性検査結果が電気的特性検査装置(プローバ)からデータサーバに伝達される。
次いで、特許文献1の図1、図2などに記載された半導体装置の検査システムでは、データサーバに格納された外観検査結果および電気的特性検査結果に基づき、テスト制御部によって、外観検査結果がNGの半導体チップおよび電気的特性検査結果がNGの半導体チップが不良品半導体チップとして判別される。
次いで、特許文献1の図1、図2などに記載された半導体装置の検査システムでは、テスト制御部の処理結果に基づき、インクマーキング装置(集中マーカ)によって、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングが半導体チップに施される。その結果、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別できるようになる。
特開2007−227419号公報
ところで、特許文献1の図1、図2などに記載された半導体装置の検査システムでは、上述したように、外観検査装置、電気的特性検査装置(プローバ)などを相互に接続する通信回線が設けられている。更に、外観検査結果、電気的特性検査結果などを格納するためのデータサーバが設けられている。そのため、検査システム全体が大掛かりになってしまい、検査システム全体にかかる費用が嵩んでしまう。
一方、仮に、外観検査装置と電気的特性検査装置(プローバ)とを相互に接続する通信回線が設けられない場合には、特許文献1の図1、図2などに記載された半導体装置の検査システムとは異なる手法によって、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別できるようにする必要がある。
その手法の一例として、例えば、外観検査の実行後に外観検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施し、次いで、電気的特性検査の実行後に電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す手法が考えられる。
ところが、その手法では、外観検査の実行後にインクマーキングを施すインクマーキング装置と、電気的特性検査の実行後にインクマーキングを施すインクマーキング装置とを別個に設ける必要がある。そのため、検査システム全体にかかる費用が嵩んでしまう。また、外観検査結果がNGであることを示すインクマーキングが半導体チップに施された後、そのインクマーキングが乾燥するまで次の電気的特性検査を開始することができないため、スループットが低下してしまう。
あるいは、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別できるようにする手法の他の例として、例えば、外観検査の実行後に、オペレータによって外観検査結果を外観検査装置から電気的特性検査装置に手動で伝達する手法が考えられる。
ところが、その手法では、外観検査結果を外観検査装置から電気的特性検査装置に伝達するオペレータが必要になってしまうため、検査システム全体にかかる費用が嵩んでしまう。
前記問題点に鑑み、本発明は、半導体装置の検査に要する費用を大幅に増大させることなく、かつ、スループットを低下させることなく、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの半導体チップを不良品半導体チップとして識別することができる半導体装置の検査方法を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意研究を行った結果、半導体チップにX線を照射することにより、半導体チップの電気的特性が変化することを見出した。詳細には、本発明者は、電気的特性異常を有していない半導体チップにX線を照射することにより、その半導体チップが電気的特性異常を有するようになることを見出した。
更に詳細には、本発明者は、X線照射装置の蛍光X線のフィラメントに40kVの電圧を印加すると共に40mAの電流を通電し、モリブデンのショットキーバリアメタルを有するショットキーバリアダイオードチップに対して、放射線量が12,000レントゲン/secのX線を180sec照射することにより、逆方向漏れ電流の値が所定値になる逆方向耐圧が、75.3Vから70.2Vに減少することを見出した。
請求項1に記載の発明によれば、半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査を実行し、次いで、電気的特性検査を実行し、次いで、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す半導体装置の検査システムにおいて、
外観検査装置(10)と、電気的特性検査装置(20)とを、通信回線を介して接続することなく別個に設け、
外観検査装置(10)のステージ(10c)上に載置された半導体ウエハの半導体チップに対し、外観検査結果に基づいてX線を照射するX線照射装置(10b)を外観検査装置(10)に設け、
電気的特性検査装置(20)のステージ(20c)上に載置された半導体ウエハの半導体チップに対し、電気的特性検査結果に基づいてインクマーキングを施すインクマーキング装置(20b)を電気的特性検査装置(20)に設け、
外観検査結果を外観検査装置(10)から電気的特性検査装置(20)に伝達せず、外観検査結果がNGの半導体チップに対し、電気的特性検査結果がOKからNGに変化する量のX線をX線照射装置(10b)が照射することによって、外観検査結果がNGの半導体チップの電気的特性検査結果をNGにすることを特徴とする半導体装置の検査システムが提供される。
請求項2に記載の発明によれば、半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査を実行し、次いで、電気的特性検査を実行し、次いで、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す半導体装置の検査方法において、
半導体チップの外観検査の実行後に、外観検査装置(10)のステージ(10c)上に載置された半導体ウエハの外観検査結果がNGの半導体チップに対し、電気的特性検査結果がOKからNGに変化する量のX線を照射することによって、外観検査結果がNGの半導体チップの電気的特性検査結果をNGにし、
電気的特性検査装置(20)のステージ(20c)上に載置された半導体ウエハの電気的特性検査結果がNGの半導体チップに対してインクマーキングを施すことを特徴とする半導体装置の検査方法が提供される。
請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、外観検査装置(10)と、電気的特性検査装置(20)とが、通信回線を介して接続されることなく別個に設けられている。また、外観検査装置(10)のステージ(10c)上に載置された半導体ウエハの半導体チップに対し、外観検査結果に基づいてX線を照射するX線照射装置(10b)が、外観検査装置(10)に設けられている。更に、電気的特性検査装置(20)のステージ(20c)上に載置された半導体ウエハの半導体チップに対し、電気的特性検査結果に基づいてインクマーキングを施すインクマーキング装置(20b)が、電気的特性検査装置(20)に設けられている。
詳細には、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、まず最初に、半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査が、外観検査装置(10)によって実行される。外観検査結果は、外観検査装置(10)から電気的特性検査装置(20)に伝達されない。
次いで、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、外観検査結果がNGの半導体チップに対し、電気的特性検査結果がOKからNGに変化する量のX線が、X線照射装置(10b)によって照射される。
次いで、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、外観検査装置(10)による外観検査が実行された後の半導体チップに対し、電気的特性検査装置(20)によって電気的特性検査が実行される。電気的特性検査では、最初から電気的特性異常を有していた半導体チップの電気的特性検査結果がNGになると共に、最初は電気的特性異常を有しておらず、外観異常のみを有していた半導体チップであって、X線照射装置(10b)によってX線が照射された半導体チップの電気的特性検査結果がNGになる。
次いで、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、電気的特性検査結果がNGの半導体チップに対し、インクマーキング装置(20b)によってインクマーキングが施される。
詳細には、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、最初から電気的特性異常を有していた半導体チップに対してインクマーキングが施されると共に、最初は電気的特性異常を有しておらず、外観異常のみを有していた半導体チップであって、X線照射装置(10b)によってX線が照射された半導体チップに対してインクマーキングが施される。
つまり、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングが半導体チップに施される。その結果、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別できるようになる。
換言すれば、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、外観検査装置(10)と電気的特性検査装置(20)とを接続する通信回線を設ける必要なく、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別することができる。
更に、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、外観検査の実行後に外観検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す必要なく、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別することができる。
また、請求項1に記載の半導体装置の検査システムでは、オペレータによって外観検査結果を外観検査装置から電気的特性検査装置に手動で伝達する必要なく、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別することができる。
そのため、請求項1に記載の半導体装置の検査システムによれば、半導体装置の検査に要する費用を大幅に増大させることなく、かつ、スループットを低下させることなく、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの半導体チップを不良品半導体チップとして識別することができる。
請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、まず最初に、半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査が、外観検査装置(10)によって実行される。詳細には、外観検査結果は、外観検査装置(10)から電気的特性検査装置(20)に伝達されない。
次いで、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、外観検査装置(10)のステージ(10c)上に載置された半導体ウエハの外観検査結果がNGの半導体チップに対し、電気的特性検査結果がOKからNGに変化する量のX線がX線照射装置(10b)から照射され、その結果、外観検査結果がNGの半導体チップの電気的特性検査結果がNGになる。
次いで、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、外観検査装置(10)による外観検査が実行された後の半導体チップに対し、電気的特性検査装置(20)によって電気的特性検査が実行される。詳細には、電気的特性検査では、最初から電気的特性異常を有していた半導体チップの電気的特性検査結果がNGになると共に、最初は電気的特性異常を有しておらず、外観異常のみを有していた半導体チップであって、X線が照射された半導体チップの電気的特性検査結果がNGになる。
次いで、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、電気的特性検査結果がNGの半導体チップに対してインクマーキングが施される。
詳細には、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、最初から電気的特性異常を有していた半導体チップに対してインクマーキングが施されると共に、最初は電気的特性異常を有しておらず、外観異常のみを有していた半導体チップであって、X線が照射された半導体チップに対してインクマーキングが施される。
つまり、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングが半導体チップに施される。その結果、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別できるようになる。
換言すれば、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、外観検査装置(10)と電気的特性検査装置(20)とを接続する通信回線を設ける必要なく、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別することができる。
更に、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、外観検査の実行後に外観検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す必要なく、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別することができる。
また、請求項2に記載の半導体装置の検査方法では、オペレータによって外観検査結果を外観検査装置から電気的特性検査装置に手動で伝達する必要なく、複数の半導体チップのうち、どの半導体チップが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップであるかを識別することができる。
そのため、請求項2に記載の半導体装置の検査方法によれば、半導体装置の検査に要する費用を大幅に増大させることなく、かつ、スループットを低下させることなく、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの半導体チップを不良品半導体チップとして識別することができる。
第1の実施形態の半導体装置の検査システムの概略的な構成図である。 第1の実施形態の半導体装置の検査システムによって検査される半導体ウエハWを示した図である。 第1の実施形態の半導体装置の検査システムの一部を構成する外観検査装置10のステージ10cの概略的な平面図である。 第1の実施形態の半導体装置の検査システムの一部を構成する外観検査装置10の概略的な正面図である。 第1の実施形態の半導体装置の検査システムの一部を構成する電気的特性検査装置20の概略的な正面図である。
以下、本発明の半導体装置の検査システムの第1の実施形態について説明する。第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、図1に示すように、撮像装置10aと、X線照射装置10bと、ステージ10cと、ステージ制御装置10dと、判別装置10eと、記憶装置10fとが、外観検査装置10に設けられている。また、例えば逆方向漏れ電流特性、スレッシュホールド電圧特性などを検査するためのプローブ20aと、例えば有機溶剤性などのインクを塗布するインクマーキング装置20bと、ステージ20cと、ステージ制御装置20dと、判別装置20eと、記憶装置20fとが、電気的特性検査装置20に設けられている。
詳細には、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、図1に示すように、外観検査装置10と、電気的特性検査装置20とが、通信回線を介して接続されることなく別個に設けられている。また、図4に示すように、外観検査装置10のステージ10c(図3参照)上に載置された半導体ウエハW(図2および図3参照)の半導体チップCP(図2および図3参照)に対し、外観検査結果に基づいてX線を照射するX線照射装置10bが、外観検査装置10に設けられている。
更に、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、図5に示すように、電気的特性検査装置20のステージ20c上に載置された半導体ウエハW(図2および図3参照)の半導体チップCP(図2および図3参照)に対し、電気的特性検査結果に基づいてインクマーキングを施すインクマーキング装置20bが、電気的特性検査装置20に設けられている。
具体的には、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、まず最初に、図3および図4に示すように、例えばショットキーバリアダイオードチップ、MOSFETチップ、IGBTチップ、PNダイオードチップ、JBS(Junction Barrier Controlled Schottky)チップ、バイポーラトランジスタチップ、サイリスタチップ、トライアックチップなどのような未分割状態の複数の半導体チップCP(図2および図3参照)が形成された半導体ウエハW(図2および図3参照)が、外観検査装置10のステージ10c上に載置される。
次いで、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、図4に示すように、撮像装置10aによって半導体ウエハWの半導体チップCPの外観検査が実行される。次いで、半導体チップCPの外観検査結果がOKであるか、あるいは、NGであるかが、判別装置10e(図1参照)によって判別される。次いで、半導体チップCPの外観検査結果が記憶装置10f(図1参照)に格納される。第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、半導体チップCPの外観検査結果が、外観検査装置10(図1および図4参照)から電気的特性検査装置20(図1および図5参照)に伝達されない。次いで、ステージ制御装置10d(図1参照)によってステージ10c上の半導体ウエハWが移動せしめられ、次いで、他の半導体チップCPに対する外観検査が実行され、次いで、その半導体チップCPの外観検査結果がOKであるか、あるいは、NGであるかが、判別装置10eによって判別され、次いで、その半導体チップCPの外観検査結果が記憶装置10fに格納される。次いで、上述した工程が繰り返され、半導体ウエハW全体の半導体チップCPの外観検査が実行される。
次いで、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、図4に示すように、外観検査結果がNGであると判別装置10e(図1参照)に判別された半導体チップCP(図2および図3参照)に対し、電気的特性検査結果がOKからNGに変化する量のX線が、X線照射装置10bによってPb(鉛)マスク10b1の開口を介して照射される。
詳細には、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、ある半導体チップCPの外観検査結果がNGである旨が記憶装置10f(図1参照)から読み出され、その半導体チップCPの外観検査結果に基づき、X線照射装置10bによってX線がその半導体チップCPに対して照射される。代わりに、第2の実施形態の半導体装置の検査システムでは、記憶装置10fを省略し、ある半導体チップCPの外観検査結果がNGであると判別装置10e(図1参照)によって判別された直後に、その半導体チップCPに対し、X線照射装置10bによってX線を照射することも可能である。
次いで、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、図1に示すように、外観検査装置10による外観検査およびX線照射が実行された後の半導体ウエハWが、電気的特性検査装置20のステージ20cに搬送される。次いで、図5に示すように、電気的特性検査装置20のプローブ20aの探針が半導体ウエハW(図2および図3参照)の半導体チップCP(図2および図3参照)に接触せしめられ、半導体チップCPの電気的特性検査が実行される。詳細には、電気的特性検査として例えば逆方向漏れ電流特性検査が実行される場合には、電気的特性検査装置20のプローブ20aの探針が半導体チップCPの表面電極(図示せず)に接触せしめられ、半導体チップCPの裏面電極が導電性ステージ20cに接触せしめられる。
次いで、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、半導体チップCP(図2および図3参照)の電気的特性検査結果がOKであるか、あるいは、NGであるかが、判別装置20e(図1参照)によって判別される。次いで、半導体チップCPの電気的特性検査結果が記憶装置20f(図1参照)に格納される。次いで、ステージ制御装置20d(図1参照)によってステージ20c上の半導体ウエハWが移動せしめられ、次いで、他の半導体チップCPに対する電気的特性検査が実行され、次いで、その半導体チップCPの電気的特性検査結果がOKであるか、あるいは、NGであるかが、判別装置20eによって判別され、次いで、その半導体チップCPの電気的特性検査結果が記憶装置20fに格納される。次いで、上述した工程が繰り返され、半導体ウエハW全体の半導体チップCPの電気的特性検査が実行される。
詳細には、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、最初から電気的特性異常を有していた半導体チップCP(図2および図3参照)の電気的特性検査結果がNGになると共に、最初は電気的特性異常を有しておらず、外観異常のみを有していた半導体チップCPであって、X線照射装置10b(図1および図4参照)によってX線が照射された半導体チップの電気的特性検査結果がNGになる。
次いで、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、電気的特性検査結果がNGの半導体チップCP(図2および図3参照)に対し、インクマーキング装置20b(図1および図5参照)によってインクマーキングが施される。
詳細には、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、最初から電気的特性異常を有していた半導体チップCP(図2および図3参照)に対してインクマーキングが施されると共に、最初は電気的特性異常を有しておらず、外観異常のみを有していた半導体チップCPであって、X線照射装置10b(図1および図5参照)によってX線が照射された半導体チップCPに対してインクマーキングが施される。
つまり、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングが半導体チップCP(図2および図3参照)に施される。その結果、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、複数の半導体チップCPのうち、どの半導体チップCPが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップCPであるかを識別できるようになる。
次いで、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、未分割状態の複数の半導体チップCP(図2および図3参照)がそれぞれの半導体チップCPに分割され、インクマーキングが施された半導体チップCPが不良品半導体チップCPとして除去され、インクマーキングが施されていない半導体チップCPが製品として用いられる。
換言すれば、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、外観検査装置10(図1参照)と電気的特性検査装置20(図1参照)とを接続する通信回線を設ける必要なく、複数の半導体チップCP(図2および図3参照)のうち、どの半導体チップCPが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップCPであるかを識別することができる。
更に、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、外観検査の実行後に外観検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップCP(図2および図3参照)に施す必要なく、複数の半導体チップCPのうち、どの半導体チップCPが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップCPであるかを識別することができる。
また、第1の実施形態の半導体装置の検査システムでは、オペレータによって外観検査結果を外観検査装置10(図1参照)から電気的特性検査装置20(図1参照)に手動で伝達する必要なく、複数の半導体チップCP(図2および図3参照)のうち、どの半導体チップCPが、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの不良品半導体チップCPであるかを識別することができる。
そのため、第1の実施形態の半導体装置の検査システムによれば、半導体装置の検査に要する費用を大幅に増大させることなく、かつ、スループットを低下させることなく、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGの半導体チップCPを不良品半導体チップCPとして識別することができる。
10 外観検査装置
10a 撮像装置
10b X線照射装置
10c ステージ
10d ステージ制御装置
10e 判別装置
10f 記憶装置
20 電気的特性検査装置
20a プローブ
20b インクマーキング装置
20c ステージ
20d ステージ制御装置
20e 判別装置
20f 記憶装置

Claims (2)

  1. 半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査を実行し、次いで、電気的特性検査を実行し、次いで、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す半導体装置の検査システムにおいて、
    外観検査装置(10)と、電気的特性検査装置(20)とを、通信回線を介して接続することなく別個に設け、
    外観検査装置(10)のステージ(10c)上に載置された半導体ウエハの半導体チップに対し、外観検査結果に基づいてX線を照射するX線照射装置(10b)を外観検査装置(10)に設け、
    電気的特性検査装置(20)のステージ(20c)上に載置された半導体ウエハの半導体チップに対し、電気的特性検査結果に基づいてインクマーキングを施すインクマーキング装置(20b)を電気的特性検査装置(20)に設け、
    外観検査結果を外観検査装置(10)から電気的特性検査装置(20)に伝達せず、外観検査結果がNGの半導体チップに対し、電気的特性検査結果がOKからNGに変化する量のX線をX線照射装置(10b)が照射することによって、外観検査結果がNGの半導体チップの電気的特性検査結果をNGにすることを特徴とする半導体装置の検査システム。
  2. 半導体ウエハに形成された未分割状態の複数の半導体チップの外観検査を実行し、次いで、電気的特性検査を実行し、次いで、外観検査結果または電気的特性検査結果がNGであることを示すインクマーキングを半導体チップに施す半導体装置の検査方法において、
    半導体チップの外観検査の実行後に、外観検査装置(10)のステージ(10c)上に載置された半導体ウエハの外観検査結果がNGの半導体チップに対し、電気的特性検査結果がOKからNGに変化する量のX線を照射することによって、外観検査結果がNGの半導体チップの電気的特性検査結果をNGにし、
    電気的特性検査装置(20)のステージ(20c)上に載置された半導体ウエハの電気的特性検査結果がNGの半導体チップに対してインクマーキングを施すことを特徴とする半導体装置の検査方法。
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