JP2011085946A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、表示機能と読み取り機能と補正機能とを有する表示装置を提供する
ことを課題とする。
【解決手段】 本発明の表示装置は、発光素子と撮像素子を有し、撮像素子は発光素子の
輝度を検出する機能と読み取り対象物の情報を検出する機能と有する。また、本発明の表
示装置は、撮像素子の出力を記憶する記憶回路と、撮像素子の出力に基づき映像信号と電
源電位を補正回路とを有する。上記構成を有する本発明は、発光素子を用いた表示機能と
、撮像素子を用いた読み取り機能及び補正機能とを有する表示装置を提供することができ
る。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、より詳しくは、読み取り対象物の情報を検出する読み取り機
能と、発光素子の輝度を検出することにより発光素子の特性変化を補正する補正機能とを
有する表示装置に関する。
近年、表示装置として、エレクトロルミネッセンス素子等を代表とする発光素子を用いた
表示装置の研究開発が進められている。この表示装置は、自発光型ゆえの高画質、広視野
角、バックライトを必要としないことによる薄型、軽量等の利点を活かして、幅広く利用
されている。
このような発光素子を用いた表示装置であって、基板上に、発光素子だけでなく、入射光
に応答して信号電荷を発生する撮像素子(光電変換素子ともよぶ)も集積させた、表示装
置がある(例えば、特許文献1参照)。この表示装置は、発光素子から発せられた光が、
読み取り対象物において反射し、その反射した光を撮像素子が受け取ることによって、当
該読み取り対象物の情報を検出するものである。また、撮像素子を用いて、発光素子の輝
度低下を補正する機能をもった表示装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−176162号公報 特開2002−169511号公報
特許文献1に記載の表示装置は、表示機能と読み取り機能を有しているが、補正機能がな
く、発光素子の特性変化には対応できなかった。また、特許文献2に記載の表示装置は、
表示機能と補正機能を有し、同一の絶縁表面上に発光素子と光電変換素子とを設けている
ものの、読み取り機能がなかった。上記実情を鑑み、本発明は、表示機能と読み取り機能
と補正機能とを有する表示装置を提供することを課題とする。
本発明の表示装置は、発光素子と撮像素子を有し、撮像素子は発光素子の輝度を検出する
機能と読み取り対象物の情報を検出する機能と有する。また、本発明の表示装置は、撮像
素子の出力を記憶する記憶回路と、撮像素子の出力に基づき映像信号と電源電位を補正回
路とを有する。上記構成を有する本発明の表示装置は、発光素子を用いた表示機能と、撮
像素子を用いた読み取り機能及び補正機能とを有することを特徴とする。
本発明の表示装置は、発光素子と、発光素子の輝度を検出する補正用撮像素子と、読み取
り対象物の情報を検出する読み取り用撮像素子と、補正用撮像素子の出力を記憶する記憶
回路と、記憶回路に記憶された情報に基づき映像信号を補正する補正回路とを有し、発光
素子は、補正回路から出力される映像信号に基づき、点灯又は非点灯することを特徴とす
る。
本発明の表示装置は、発光素子と、発光素子の輝度と読み取り対象物の情報を検出する撮
像素子と、撮像素子の出力を記憶する記憶回路と、記憶回路に記憶された情報に基づき映
像信号と電源電位を補正する補正回路とを有し、発光素子は、補正回路から出力される映
像信号に基づき、点灯又は非点灯することを特徴とする。
本発明の表示装置は、複数の画素を有する画素領域と、補正用撮像素子の出力を記憶する
記憶回路と、記憶回路に記憶された情報に基づき映像信号と電源電位を補正する補正回路
とを有し、複数の画素の各々は、発光素子と、発光素子の輝度を検出する補正用撮像素子
と、読み取り対象物の情報を検出する読み取り用撮像素子とを有することを特徴とする。
本発明の表示装置は、複数の画素を有する画素領域と、撮像素子の出力を記憶する記憶回
路と、記憶回路に記憶された情報に基づき映像信号と電源電位を補正する補正回路とを有
し、複数の画素の各々は、発光素子と、発光素子の輝度と読み取り対象物の情報を検出す
る撮像素子とを有し、発光素子は、補正回路から出力される映像信号に基づき、点灯又は
非点灯することを特徴とする。
上記構成を有する表示装置において、複数の画素の各々は、発光素子の動作を制御する少
なくとも1つの薄膜トランジスタを含むことを特徴とする。また、発光素子はパッシブマ
トリクス状に配置されることを特徴とする。また、モニター用発光素子と、モニター用発
光素子に一定の電流を供給する定電流源と、バッファアンプとを有し、モニター発光素子
の一方の電極は、バッファアンプを介して、発光素子の一方の電極に接続することを特徴
とする。
本発明の表示装置は、撮像素子を必須の構成要素とするが、この撮像素子には、フォトダ
イオードとフォトトランジスタのいずれを用いてもよい。フォトダイオードとしては、P
N型ダイオード、PIN型ダイオード、ショットキ型ダイオード、アバランシュ型ダイオ
ードのいずれを用いてもよい。PIN型ダイオードは、接合容量が低いため、高速応答を
得ることができるという利点がある。また、アバランシュ型ダイオードは、応答は極めて
高速であり、倍増作用があるため、微弱光を検出することができるという利点がある。
また、本発明の表示装置の一形態として、発光素子と撮像素子を含む画素領域を基板とカ
バー材との間に封入したパネル、パネルにICを実装したモジュール、ディスプレイ等が
挙げられる。
本発明の表示装置は、補正機能を有するため発光素子の特性変化に対応することができ、
さらに、読み取り機能を有するため高機能化と高付加価値化とを実現する。
本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態1)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態1)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態1)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態1)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態1)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態1)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態1)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態2)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態2)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態2)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態2)。 本発明の表示装置の構成について説明する図(実施の形態2)。 本発明の表示装置の構成について説明する図。 本発明の表示装置の構成について説明する図。 本発明の表示装置の構成について説明する図。 本発明の表示装置の構成について説明する図。 パネルについて説明する図。 電子機器について説明する図。 本発明の表示装置の使用形態について説明する図。 本発明の表示装置の使用形態について説明する図。 本発明の表示装置の構成について説明する図。 本発明の表示装置の構成について説明する図。 本発明の表示装置の構成について説明する図 電子機器について説明する図。
本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明
に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々
に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施
の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の構
成において、同じものを指す符号は異なる図面間で共通して用いる。
本発明の表示装置は、発光素子の輝度を検出する補正用撮像素子と読み取り対象物の情報
を検出する読み取り用撮像素子の合計2つの撮像素子を含むものと、発光素子の輝度と読
み取り対象物の情報の検出を1つの撮像素子で行うものとに大別される。以下には、まず
、前者を実施の形態1において説明し、続いて、後者を実施の形態2において説明する。
(実施の形態1)
本発明の表示装置の構成について図面を参照して説明する。本発明の表示装置は、絶縁表
面を有する基板上に、ソースドライバ202と、ゲートドライバ203と、センサ用ソー
スドライバ204と、センサ用ゲートドライバ205と、センサ用ソースドライバ261
と、センサ用ゲートドライバ262と、複数の画素206がマトリクス状に設けられた画
素領域207と、発光素子の輝度の情報を記憶する記憶回路263と、映像信号を補正す
る補正回路264と、発光素子の特性変化を補償するための補償回路265と、1つ又は
複数のモニター用発光素子を含むモニター用回路266とを有する(図1(A)参照)。
ソースドライバ202は、少なくとも、シフトレジスタと第1のラッチ回路と第2のラッ
チ回路、又はシフトレジスタとサンプリング回路を有する。ゲートドライバ203は、少
なくとも、シフトレジスタを有する。センサ用ソースドライバ204とセンサ用ソースド
ライバ261の各々は、少なくとも、シフトレジスタとバイアス回路を有する。センサ用
ゲートドライバ205とセンサ用ゲートドライバ262の各々は、少なくとも、シフトレ
ジスタとバッファ回路を有する。なおドライバの構成は、上記の記載に制約されず、レベ
ルシフタやDAC(Digital Analog Converter)等の他の回路
を有していてもよい。また、シフトレジスタの代わりに、デコーダを用いてもよい。
画素206は、複数の副画素を有し、少なくとも、発光素子を含む副画素を1つと、読み
取り用撮像素子を含む副画素を1つと、補正用撮像素子を含む副画素を1つとを有する。
各副画素は、1つ又は複数の薄膜トランジスタを有する。発光素子を含む副画素はソース
ドライバ202とゲートドライバ203により制御され、読み取り用撮像素子を含む副画
素はセンサ用ソースドライバ204とセンサ用ゲートドライバ205により制御され、補
正用撮像素子を含む副画素はセンサ用ソースドライバ261とセンサ用ゲートドライバ2
62により制御される。
画素206には、様々な構成が適用されるが、例えば、赤色に発光する発光素子を含む副
画素211と、緑色に発光する発光素子を含む副画素212と、青色に発光する発光素子
を含む副画素213と、補正用撮像素子を含む副画素214と、読み取り用撮像素子を含
む副画素215とを有する場合がある(図1(B)参照)。この構成では、1つの画素に
、3つの発光素子と、1つの補正用撮像素子と、1つの読み取り用撮像素子とを有する。
また、画素206の別の構成として、赤色に発光する発光素子を含む副画素211と、緑
色に発光する発光素子を含む副画素212と、青色に発光する発光素子を含む副画素21
3と、補正用撮像素子を含む副画素216と、補正用撮像素子を含む副画素217と、補
正用撮像素子を含む副画素218と、読み取り用撮像素子を含む副画素219と、読み取
り用撮像素子を含む副画素220と、読み取り用撮像素子を含む副画素221とを有する
場合がある(図1(C)参照)。この構成では、1つの画素に、3つの発光素子と、3つ
の補正用撮像素子と、3つの読み取り用撮像素子とを有する。
なお上記の記載では、副画素211〜213が赤・緑・青のいずれかの色を発光する発光
素子を有する場合を説明したが、本発明は、この場合に制約されない。例えば、副画素2
11は、外部に出される光が赤色であればよいため、白色に発光する発光素子と赤色の着
色層、又は、青色に発光する発光素子と色変換層を有していてもよい。また、副画素21
2は、外部に出される光が緑色であればよいため、白色発光素子と緑色の着色層、又は青
色発光素子と色変換層を有していてもよい。また、副画素213は、外部に出される光が
青色であればよいため、白色発光素子と青色の着色層、又は青色発光素子と色変換層を有
していてもよい。
次に、画素206の等価回路図について、図面を参照して説明する。まず、図1(B)に
示すような、1つの画素に、3つの発光素子と、1つの読み取り用撮像素子と、1つの補
正用撮像素子を含むときの等価回路について説明する(図2参照)。この等価回路図では
、ソース線Sx(xは自然数)と、電源線Vxと、ゲート線Gy(yは自然数)と、ソー
ス線Sam(mは自然数)と、リセット線Ran(nは自然数)と、電源線Vamと、ゲ
ート線Ganと、ソース線Sbmと、リセット線Rbmと、電源線Vbmと、ゲート線G
bmとが設けられている。
副画素211〜213の各々は、スイッチ用トランジスタ250と、駆動用トランジスタ
251と、容量素子252と、発光素子253とを有する。スイッチ用トランジスタ25
0は、各副画素に対する映像信号の入力を制御するトランジスタであり、その導電型はN
型、P型のどちらでもよい。駆動用トランジスタ251は、発光素子253に流れる電流
値を制御するトランジスタであり、その導電型はN型、P型のどちらでもよい。容量素子
252は、副画素に入力された映像信号を保持する。図示する構成では、スイッチ用トラ
ンジスタ250の導電型をN型とし、駆動用トランジスタ251の導電型をP型としてい
る。
副画素214は、選択用トランジスタ284と、増幅用トランジスタ285と、リセット
用トランジスタ286と、読み取り用撮像素子287と、容量素子288とを有する。副
画素215は、選択用トランジスタ254と、増幅用トランジスタ255と、リセット用
トランジスタ256と、補正用撮像素子257と、容量素子258とを有する。
リセット用トランジスタ256、286は、補正用撮像素子257又は読み取り用撮像素
子287の一端の領域と他端の領域の電位差を所定の値にリセットするトランジスタであ
る。増幅用トランジスタ255、285は、補正用撮像素子257又は読み取り用撮像素
子287の出力信号を増幅するトランジスタである。選択用トランジスタ254、284
は、ソースドライバに対する、補正用撮像素子257又は読み取り用撮像素子287の出
力信号の供給を制御する。なお、図示する構成では、選択用トランジスタ254と増幅用
トランジスタ255の導電型をP型とし、リセット用トランジスタ256の導電型をN型
としている。
続いて、上記構成の画素206において、副画素214と副画素215内のトランジスタ
を共有する場合について説明する(図21参照)。この場合、副画素214は、選択用ト
ランジスタ284と、増幅用トランジスタ285と、リセット用トランジスタ286と、
スイッチ290と、補正用撮像素子257と、読み取り用撮像素子287とを有する。つ
まり、画素206では、副画素215が含む補正用撮像素子257を副画素214内に組
み込み、副画素214内にスイッチ290を新たに設け、さらに、選択用トランジスタ2
54と、増幅用トランジスタ255と、リセット用トランジスタ256とを削除したもの
である。スイッチ290は、補正用撮像素子257と読み取り用撮像素子287の一方を
選択するためのスイッチである。上記に示す画素206では、スイッチ290を追加する
必要が生じるものの、画素206内に設ける配線の本数を減らすことができるため、周辺
の駆動回路の個数を減らすことができる。また、画素206内に設けるトランジスタの個
数を減らすことができるため、高歩留まりを実現する。
次に、図1(C)に示すような、1つの画素に、3つの発光素子と、3つの読み取り用撮
像素子と、3つの補正用撮像素子を含むときの等価回路について説明する(図3参照)。
この等価回路図では、ソース線Sxと、電源線Vxと、ゲート線Gyと、ソース線Sam
と、リセット線Rbyと、電源線Vamと、ゲート線Gbyと、リセット線Rbyとが設
けられている。
副画素211〜副画素213の各々は、上記の画素の構成と同様に、スイッチ用トランジ
スタ250と、駆動用トランジスタ251と、容量素子252と、発光素子253とを有
する。副画素216〜218の各々は、選択用トランジスタ284と、増幅用トランジス
タ285と、リセット用トランジスタ286と、読み取り用撮像素子287と、容量素子
288とを有する。副画素219〜221の各々は、選択用トランジスタ254と、増幅
用トランジスタ255と、リセット用トランジスタ256と、補正用撮像素子257と、
容量素子258とを有する。
続いて、上記構成の画素において、副画素216と副画素219、副画素217と副画素
220、副画素218と副画素221の各々で、トランジスタを共有する場合について説
明する(図22参照)。この場合、副画素216は、選択用トランジスタ284と、増幅
用トランジスタ285と、リセット用トランジスタ286と、スイッチ290と、補正用
撮像素子257と、読み取り用撮像素子287とを有する。副画素217、218も、副
画素216と同様の構成である。上記に示す画素206では、スイッチ290を追加する
必要が生じるものの、画素206内に設ける配線の本数を減らすことができるため、周辺
の駆動回路の個数を減らすことができる。また、画素206内に設けるトランジスタの個
数を減らすことができるため、高歩留まりを実現する。
上記構成を有する本発明の表示装置は、表示機能と、読み取り機能と、補正機能の合計3
つの機能を有することを特徴とする。
表示機能は、複数の画素206の各々が含む発光素子が点灯又は非点灯することにより機
能する。具体的には、補正回路264から出力される映像信号が、ソースドライバ202
を介して、複数の画素206の各々に伝達され、発光素子は、その映像信号に基づき、点
灯又は非点灯する。
一例として、副画素211の動作を説明すると、まず、ゲートドライバ203により、ゲ
ート線Gyが選択されて、スイッチ用トランジスタ250がオン状態となる。続いて、ソ
ースドライバ202により、ソース線S(x−1)に映像信号の電位が伝達される。ソー
ス線S(x−1)に伝達された映像信号は、駆動用トランジスタ251のゲート電極に伝
達され、駆動用トランジスタ251は、その映像信号に基づき、オン状態又はオフ状態に
なる。そして、駆動用トランジスタ251がオン状態になった場合、駆動用トランジスタ
251に流れる電流が、発光素子253に流れる。なお、映像信号がアナログの信号の場
合には、その映像信号に基づき、駆動用トランジスタ251に流れる電流値が変化する。
映像信号がディジタルの信号の場合には、駆動用トランジスタ251に流れる電流値は一
定である。
読み取り機能は、発光素子から発せられる光が読み取り対象物の方向に向かい、読み取り
対象物において反射した光を読み取り用撮像素子が受光することにより機能する。例えば
、画素206が図2の構成を有する場合、副画素211〜213を順に点灯させて、その
度に副画素214により読み取り対象物の情報を検出する。また、画素206が図3の構
成を有する場合、副画素211〜213の各々が含む発光素子を同時に点灯させると共に
、副画素216〜218により読み取り対象物の情報を検出する。画素206が図2の構
成を有する場合、3回の検出動作を経て、読み取り対象物のカラーの情報を得ることがで
きる。一方、画素206が図3の構成を有する場合、1回の検出動作を経て、読み取り対
象物のカラーの情報を得ることができる。
補正機能は、発光素子が発した光を補正用撮像素子が受光し、受光した情報を映像信号又
は電源電位にフィートバックさせることにより機能する。発光素子が発した光を補正用撮
像素子が受光する手順は、上記の読み取り対象物の情報の検出の手順と同じであり、画素
206が図2の構成を有する場合、副画素211〜213を順に点灯させて、その度に副
画素214により発光素子の輝度を検出する。また、画素206が図3の構成を有する場
合、副画素211〜213の各々が含む発光素子を同時に点灯させると共に、副画素21
6〜218により発光素子の輝度を検出する。画素206が図2の構成を有する場合、3
回の検出動作を経て、全ての発光素子の輝度の情報を得ることができる。一方、画素20
6が図3の構成を有する場合、1回の検出動作を経て、全ての発光素子の輝度の情報を得
ることができる。
なお、発光素子の輝度を検出するときに、隣接する発光素子による光の影響をうけて、正
確な情報を得ることができないことがある。そのような場合には、まず、奇数列の副画素
を点灯させて、当該副画素が含む発光素子の輝度を検出し、次に、偶数列の副画素を点灯
させて、当該副画素が含む発光素子の輝度を読み取ってもよい。
つまり、画素206が図2の構成を有する場合、まず、奇数列の副画素211〜213を
順に点灯させて、その度に副画素214により発光素子の輝度の検出し、続いて、偶数列
の副画素211〜213を順に点灯させて、その度に副画素214により発光素子の輝度
の検出するという手法を採用してもよい。この手法では、全ての副画素211〜213の
各々が含む発光素子の輝度を検出するために、6回の検出動作が必要となる。同様に、画
素206が図3の構成を有する場合、まず、奇数列の副画素211〜213の発光素子の
輝度の検出を行い、続いて、偶数列の副画素211〜213の発光素子の輝度の検出を行
うという手法を採用してもよい。この手法では、全ての副画素211〜213の各々が含
む発光素子の輝度を検出するために、2回の検出動作が必要となる。
上記のいずれかの手法により、発光素子の輝度を検出したら、次に、検出した結果を用い
て、発光素子の特性変化を補償する。このような発光素子の特性変化の補償は、記憶回路
263と補正回路264を用いて行う。記憶回路263には、予め、補正用データが記憶
されている。補正用データとは、各階調に対する基準輝度のデータである。補正回路26
4は、映像信号、又は画素領域207に供給する電源電位を補正する機能を有し、補正用
撮像素子による検出結果と、記憶回路263に記憶された基準輝度の情報とに基づいて補
正を行う。
補正用撮像素子により検出された発光素子の輝度の情報は記憶回路263におくられ、当
該記憶回路263において記憶される。補正回路264は、記憶回路263におくられた
補正用撮像素子による検出結果と、記憶回路263に記憶された基準輝度と比較する。比
較した結果、発光素子の輝度が低下していたら、その低下分を補償するために、映像信号
と電源電位の一方又は両方を補正する。映像信号の補正は、複数の画素の各々に対して行
われる。また、電源電位の補正は、複数の画素全てに一律に行われる。
以下には、まず、映像信号の階調を増やすことで、映像信号を補正する場合について説明
する。
この場合は、補正用撮像素子による検出結果と基準輝度との差が何階調分なのかを演算し
、その階調分だけ上積みするように、映像信号を補正する。例えば、入力した映像信号が
A番目の階調目の映像信号であり、検出結果と基準輝度との差がB階調分であり、次に入
力する映像信号がC階調目の信号であるとしたら、その映像信号はD番目(D=B+C)
の階調目の映像信号に補正する。そして、補正した映像信号は、ソースドライバ202に
出力され、画素領域207内の各画素206に出力される。
次に、電源電位を補正する場合について説明する。
この場合は、記憶回路263におくられた補正用撮像素子による検出結果と、記憶回路2
63に記憶された基準輝度とを比較し、その結果、発光素子の輝度が低下していたら、そ
の低下分を補償するために、画素領域207の電源電位を補正する。より具体的には、電
源電位を高く設定する。なお、電源電位を補正する場合は、各画素206に対して同じ補
正を行うことになるため、特性変化の進行具合が最も低い発光素子に合わせて、電源電位
を補正する。そして、それ以外の、特性変化の進行が進んだ発光素子に対して、階調を上
げるようにして補正した映像信号を供給するとよい。
次に、映像信号の階調を減らすことで、映像信号を補正する場合について説明する。
この場合は、補正用撮像素子による検出結果と基準輝度との差が何階調分なのかを演算し
、その階調分だけ、下げるように、映像信号を補正する。例えば、入力した映像信号がA
番目の階調目の映像信号であり、検出結果と基準輝度との差がB階調分であり、次に入力
する映像信号がC階調目の信号であるとしたら、その映像信号はD番目(D=C−B)の
階調目の映像信号に補正する。
但し、このように映像信号を補正すると、表示画面全体の輝度が低下してしまう。従って
、映像信号の階調を減らして補正する場合は、映像信号の補正と電源電位の補正とを組み
合わせるとよい。より具体的には、電源電位の補正を、特性変化の進行具合が最も進んだ
発光素子(最も劣化した発光素子)に合わせて行い、それ以外の特性変化が進行していな
い発光素子に対して、階調を下げた映像信号を供給するとよい。
また、好ましくは、通常の画像の表示を行うと同時に、発光素子の輝度を検出し、記憶回
路263の更新を随時行い、映像信号の補正と電源電位の補正を随時行うとよい。但し、
補正用撮像素子の応答速度が、発光素子の輝度を常に検出するような速度に満たない場合
、例えば、以下のような動作を電源投入時に行うとよい。
その動作とは、まず、発光素子により、無地の中間調や白表示といったテスト画像の表示
を行い、同時に、補正用撮像素子により、発光素子の輝度を検出する。検出結果は、記憶
回路263において記憶される。次に、補正回路264は、補正用撮像素子による検出結
果と、基準輝度とを比較し、輝度の低下を補償するための、映像信号の補正と電源電位の
補正の一方又は両方を行う。つまり、通常の画像ではなく、テスト画像の表示を行い、そ
のときの輝度を検出し、その検出結果に基づき、映像信号の補正と電源電位の補正の一方
又は両方を行うものである。
また、より正確に発光素子の輝度を検出するために、補正用撮像素子のバラツキに関する
情報を得るための初期化の動作を行ってもよい。初期化の動作とは、発光素子に特性変化
が生じていないタイミングで、無地の中間調や白表示といったテスト画像を表示すると同
時に、発光素子の輝度を検出する動作である。このとき、発光素子の輝度は全て同じだと
仮定するため、発光素子の輝度を検出することで、補正用撮像素子のバラツキに関する情
報を得ることができる。この初期化の動作は、パネルが完成した後に行うとよい。
次に、上記構成を有する本発明の表示装置の断面構造について図面を参照して説明する。
絶縁表面を有する基板101上に、読み取り用撮像素子301と、補正用撮像素子302
と、薄膜トランジスタ303とが設けられ、これらの素子の上層に発光素子304が設け
られている(図4参照)。発光素子304は、画素電極である導電層305と、電界発光
層306と、対向電極である導電層307の積層体に相当する。薄膜トランジスタ303
のソース電極又はドレイン電極は、ソースドレイン配線として機能する導電層308に接
続し、該導電層308は導電層309に接続する。薄膜トランジスタ303は、発光素子
304の動作を制御する。
上記の構造では、読み取り用撮像素子301と補正用撮像素子に、P型領域と、I型領域
と、N型領域を有するPIN型フォトダイオードを適用した場合を示す。また、上記の構
造では、発光素子304と補正用撮像素子302とが重なるように設けられていることを
特徴とする。上記特徴により、発光素子304が光を発すると、その光が補正用撮像素子
302に入るようになっており、随時、発光素子304の輝度を検出することができる。
また、上記の構造を有する表示装置により読み取り対象物144の情報を検出する場合は
、基板101側に読み取り対象物144を配置し、読み取り対象物144において反射し
た光を、読み取り用撮像素子301が検出するしくみになっている。
次に、上記とは異なる本発明の表示装置の断面構造について図面を参照して説明する。絶
縁表面を有する基板101上に、読み取り用撮像素子301と、補正用撮像素子302と
、薄膜トランジスタ303とが設けられ、これらの素子の上層に発光素子304が設けら
れる(図5参照)。
上記の構造では、読み取り用撮像素子301と補正用撮像素子302には、フォトトラン
ジスタを適用した場合を示す。読み取り用撮像素子301は、N型領域361と、N型領
域362と、I型領域363と、P型領域364と、N型領域365と、N型領域366
とを有する。N型領域361が含む不純物元素の濃度は、N型領域362が含む不純物元
素の濃度よりも低い。また、N型領域366が含む不純物元素の濃度は、N型領域365
が含む不純物元素の濃度よりも低い。
補正用撮像素子302も、N型領域351と、N型領域352と、I型領域353と、P
型領域354と、N型領域355と、N型領域356とを有する。N型領域351が含む
不純物元素の濃度は、N型領域352が含む不純物元素の濃度よりも低い。また、N型領
域356が含む不純物元素の濃度は、N型領域355が含む不純物元素の濃度よりも低い
上記の構造では、読み取り用撮像素子301と補正用撮像素子302は、薄膜トランジス
タ303と同一のレイヤーに形成している。従って、読み取り用撮像素子301と補正用
撮像素子302が含む不純物領域は、薄膜トランジスタが含む不純物領域と同一のタイミ
ングで作成することができる。従って、作成工程を増やすことなく、上記の構造を有する
フォトトランジスタを形成することができる。なお、フォトトランジスタは、フォトダイ
オードの出力を増幅する構造となっているため、フォトダイオードよりも感度が高いため
、微弱な光でも読み取ることができる。
また、上記の構造では、発光素子304と導電層309とが重なる領域では、発光素子3
04から発せられる光は、導電層309において反射して、対向基板143側に出射する
。一方、発光素子304と導電層309とが重ならない領域311では、発光素子304
から発せられる光は、基板101側と対向基板143側に出射する。そして、発光素子3
04と導電層309とが重ならない領域311と補正用撮像素子302とは、重なるよう
に設けられており、発光素子304が光を発すると、補正用撮像素子302に光が入るよ
うになっており、随時、発光素子304の輝度を検出することができる。
また、上記の構造を有する表示装置により、読み取り対象物144の情報を検出する場合
は、対向基板143側に読み取り対象物144を配置し、読み取り対象物144において
反射した光を、読み取り用撮像素子301が検出するようになっている。
次に、上記とは異なる本発明の表示装置の断面構造について図面を参照して説明する。絶
縁表面を有する基板101上に、薄膜トランジスタ321〜323が設けられ、これらの
素子の上層に発光素子324が設けられ、発光素子324の上層に補正用撮像素子325
と、読み取り用撮像素子326とが設けられる(図6参照)。
薄膜トランジスタ321は補正用撮像素子325の動作を制御し、薄膜トランジスタ32
2は発光素子324の動作を制御し、薄膜トランジスタ323は読み取り用撮像素子32
6の動作を制御する。
上記の構造では、読み取り用撮像素子326と補正用撮像素子325に、P型領域と、I
型領域と、N型領域を有するPIN型フォトダイオードを適用した場合を示す。また、上
記の構造では、発光素子324の一部と補正用撮像素子325とが重なるように設けられ
ていることを特徴とし、上記特徴により、発光素子324が光を発すると、補正用撮像素
子325に光が入るようになっており、随時、発光素子324の輝度を検出することがで
きる。
また、上記の断面構造を有する表示装置により、読み取り対象物144の情報を検出する
場合、対向基板143側に読み取り対象物144を配置し、読み取り対象物144におい
て反射した光を、読み取り用撮像素子326が検出するようになっている。
次に、上記とは異なる本発明の表示装置の断面構造について図面を参照して説明する。
絶縁表面を有する基板101上に、読み取り用撮像素子331と、補正用撮像素子332
とが設けられ、これらの素子の上層に発光素子333が設けられる(図7参照)。読み取
り用撮像素子331と補正用撮像素子332は、隔壁334と重なるように設けられる。
上記の構造では、読み取り用撮像素子331と補正用撮像素子332に、P型領域と、I
型領域と、N型領域を有するPIN型フォトダイオードを適用した場合を示す。また、上
記の構造では、発光素子333の一部と補正用撮像素子332とが重なるように設けられ
ていることを特徴とし、上記特徴により発光素子333が光を発すると、補正用撮像素子
332に光が入るようになっている。そのため、随時、発光素子333の輝度を検出する
ことができる。
また、上記の構造を有する表示装置により、読み取り対象物144の情報を検出する場合
、基板101側に読み取り対象物144を配置し、読み取り対象物144において反射し
た光を、読み取り用撮像素子331が検出するようになっている。
また、上記の構造では、発光素子333は、ストライプ状に形成された一対の導電層の交
点上に形成される。このようなパッシブマトリクス型は、線順次駆動で、発光素子333
が瞬間的に高輝度な発光を行うことにより、階調を表現する。補正用撮像素子332は、
瞬間的な輝度が高いほど、検出する速度を早くすることができるため、パッシブマトリク
ス型の場合は、補正用撮像素子332の応答速度を早くすることができるという効果が生
ずる。
(実施の形態2)
本発明の表示装置の構成について図面を参照して説明する。本発明の表示装置は、絶縁表
面を有する基板上に、ソースドライバ202と、ゲートドライバ203と、センサ用ソー
スドライバ204と、センサ用ゲートドライバ205と、複数の画素206がマトリクス
状に設けられた画素領域207と、発光素子の輝度の情報を記憶する記憶回路263と、
映像信号を補正する補正回路264と、発光素子の特性変化を補償するための補償回路2
65と、1つ又は複数のモニター用発光素子を含むモニター用回路266とを有する(図
8(A)参照)。
ソースドライバ202は、少なくとも、シフトレジスタと第1のラッチ回路と第2のラッ
チ回路、又はシフトレジスタとサンプリング回路とを有する。ゲートドライバ203は、
少なくとも、シフトレジスタとバッファ回路とを有する。センサ用ソースドライバ204
は、少なくとも、シフトレジスタとバイアス回路とを有する。センサ用ゲートドライバ2
05は、少なくとも、シフトレジスタとバッファ回路とを有する。なおドライバの構成は
、上記の記載に制約されず、レベルシフタやDAC等の他の回路を有していてもよい。ま
た、シフトレジスタの代わりに、デコーダを用いてもよい。
画素206は、複数の副画素を有し、少なくとも、発光素子を含む副画素を1つと、撮像
素子を含む副画素を1つとを有する。各副画素は、1つ又は複数の薄膜トランジスタを有
する。発光素子を含む副画素はソースドライバ202とゲートドライバ203により制御
され、撮像素子を含む副画素はセンサ用ソースドライバ204とセンサ用ゲートドライバ
205により制御される。
画素206には、様々な構成が適用されるが、例えば、赤色に発光する発光素子を含む副
画素211と、緑色に発光する発光素子を含む副画素212と、青色に発光する発光素子
を含む副画素213と、撮像素子を含む副画素214とを有する場合がある(図8(B)
参照)。この構成では、1つの画素に、3つの発光素子と、1つの撮像素子とを有する。
また、画素206の別の構成として、赤色に発光する発光素子を含む副画素211と、緑
色に発光する発光素子を含む副画素212と、青色に発光する発光素子を含む副画素21
3と、撮像素子を含む副画素216と、撮像素子を含む副画素217と、撮像素子を含む
副画素218とを有する場合がある(図8(C)参照)。この構成では、1つの画素に、
3つの発光素子と、3つの撮像素子とを有する。
なお上記の記載では、副画素211〜213が赤・緑・青のいずれかの色を発光する発光
素子を有する場合を説明したが、本発明は、この場合に制約されない。例えば、副画素2
11は、外部に出される光が赤色であればよいため、白色に発光する発光素子と赤色の着
色層、又は、青色に発光する発光素子と色変換層を有していてもよい。また、副画素21
2は、外部に出される光が緑色であればよいため、白色発光素子と緑色の着色層、又は青
色発光素子と色変換層を有していてもよい。また、副画素213は、外部に出される光が
青色であればよいため、白色発光素子と青色の着色層、又は青色発光素子と色変換層を有
していてもよい。
次に、画素206の等価回路図について、図面を参照して説明する。まず、図8(B)に
示すような、1つの画素に、3つの発光素子と、1つの撮像素子を含むときの等価回路に
ついて説明する(図9参照)。
副画素211〜副画素213の各々は、ソース線Sxと、電源線Vxと、ゲート線Gyと
に囲まれた領域に、スイッチ用トランジスタ250と、駆動用トランジスタ251と、容
量素子252と、発光素子253とを有する。スイッチ用トランジスタ250は、副画素
に対する映像信号の入力を制御するトランジスタであり、その導電型はN型、P型のどち
らでもよい。駆動用トランジスタ251は、発光素子253に流れる電流値を制御するト
ランジスタであり、その導電型はN型、P型のどちらでもよい。容量素子252は、副画
素に入力された映像信号を保持する役割を担う。なお、図示する構成では、スイッチ用ト
ランジスタ250の導電型をN型とし、駆動用トランジスタ251の導電型をP型として
いる。
副画素214は、ソース線Samと、リセット線Rnと、電源線Vamと、ゲート線Ga
nとに囲まれた領域に、選択用トランジスタ254と、増幅用トランジスタ255と、リ
セット用トランジスタ256と、撮像素子257とを有する。リセット用トランジスタ2
56は、撮像素子257の一端の領域と他端の領域の電位差をリセットするトランジスタ
である。増幅用トランジスタ255は、撮像素子257の出力信号を増幅するトランジス
タである。選択用トランジスタ254は、センサ用ソースドライバに対する撮像素子25
7の出力信号の供給を制御する。なお、図示する構成では、選択用トランジスタ254と
増幅用トランジスタ255の導電型をP型とし、リセット用トランジスタ256の導電型
をN型としている。
次に、図8(C)に示すような、1つの画素に、3つの発光素子と、3つの撮像素子を含
むときの等価回路について説明する(図10参照)。
この場合も、上記の画素の構成と同様に、副画素211〜213の各々は、スイッチ用ト
ランジスタ250と、駆動用トランジスタ251と、容量素子252と、発光素子253
とを有する。また、副画素214〜216の各々は、選択用トランジスタ254と、増幅
用トランジスタ255と、リセット用トランジスタ256と、撮像素子257とを有する
上記構成を有する本発明の表示装置は、表示機能と、読み取り機能と、補正機能の計3つ
の機能を有することを特徴とする。
表示機能は、複数の画素206の各々が含む発光素子が点灯又は非点灯することにより機
能する。
読み取り機能は、発光素子を読み取り対象物の方向に点灯させ、その反射光を撮像素子が
受光することにより機能する。
補正機能は、発光素子が発した光を撮像素子が受光し、撮像素子の出力を映像信号又は電
源電位に反映させることにより機能する。
なお、本実施の形態では、読み取り用の撮像素子と補正用の撮像素子とを1つの撮像素子
で賄うため、上記の実施の形態とは異なり、読み取り対象物として、キャリブレーション
シートを検出することにより、発光素子の輝度の情報を得るようにする。
キャリブレーションシートは、白色のものを1枚用いるか、又は、白色のものと黒色のも
のの合わせて2枚用いる。本発明の表示装置を折り畳み式の電子機器に用いた場合は、折
り畳んだ状態で、発光素子の輝度の検出を行ってもよく、そうすると、黒色のキャリブレ
ーションシートの情報を検出するときと同じ情報を得ることができる。
キャリブレーションシートを検出することにより得られた情報は、記憶回路263におく
られる。続いて、補正回路264は、記憶回路におくられた情報に基づき、映像信号の補
正と電源電位の補正の一方又は両方を行う。
次に、上記構成を有する本発明の表示装置の断面構造について図面を参照して説明する。
絶縁表面を有する基板101上に、薄膜トランジスタ103、104と、撮像素子105
とが設けられ、これらの素子の上層に発光素子142が設けられている(図11参照)。
薄膜トランジスタ104は、発光素子142の動作を制御する。上記の構造では、撮像素
子105に、P型領域とI型領域とN型領域を含むフォトダイオードを適用した場合を示
す。
上記の断面構造を有する表示装置により読み取り対象物144の情報を検出する場合は、
基板101側に読み取り対象物144を配置し、読み取り対象物144において反射した
光を、撮像素子105が検出するしくみになっている。また、発光素子142の輝度を検
出する場合も、基板101側にキャリブレーションシートを配置し、キャリブレーション
シートにおいて反射した光を、撮像素子105が検出するしくみになっている。
次に、上記とは異なる本発明の表示装置の断面構造について図面を参照して説明する。
絶縁表面を有する基板101上に、薄膜トランジスタ341と、撮像素子342とが設け
られ、これらの素子の上層に発光素子343が設けられている(図12参照)。薄膜トラ
ンジスタ341は、撮像素子342の動作を制御する。上記の構造では、撮像素子342
に、P型領域とI型領域とN型領域を含むフォトダイオードを適用した場合を示す。
上記の断面構造では、発光素子343は、ストライプ状に形成された一対の導電層の交点
上に形成される。このようなパッシブマトリクス型は、線順次駆動で、発光素子343が
瞬間的に高輝度な発光を行うことにより、階調を表現する。撮像素子342は、瞬間的な
輝度が高いほど、発光素子の輝度を検出する速度を早くすることができるため、パッシブ
マトリクス型の場合は、撮像素子342の応答速度を早くすることができるという効果が
生ずる。
本実施の形態は、上記の実施の形態と自由に組み合わせることができる。
本発明の表示装置の作製方法について図面を参照して説明する。なお、本実施例では、実
施の形態2において示した発光素子の輝度と読み取り対象物の情報の検出を1つの撮像素
子で行う表示装置の作製方法について図面を参照して説明する。
まず、絶縁表面を有する基板101上に、下地層として機能する絶縁層102を形成する
(図13(A)参照)。基板101には、ガラス基板、石英基板、シリコン基板、処理温
度に耐えうる耐熱性を有するプラスチック基板を用いる。
次に、絶縁層102に接するように、公知の方法(スパッタリング法、プラズマCVD法
等)により、非晶質半導体層を形成する。次に、公知の結晶化法(レーザー結晶化法、熱
結晶化法、ニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等)により、非晶質半導体層を結晶化
して、結晶質半導体層115を形成する。
次に、結晶質半導体層115をパターン加工して、島状の結晶質半導体層を形成した後、
続いて、薄膜の成膜処理やエッチング処理、ドーピング処理等の所定の工程を経て、薄膜
トランジスタ103、104と撮像素子105を形成する(図13(B)参照)。薄膜ト
ランジスタ103、104と、撮像素子105とが含む半導体層は、共に、結晶質半導体
層であり、また、共に、絶縁層102上に設けられている。このように、撮像素子105
が含む半導体層を、薄膜トランジスタ103、104と同じ結晶質半導体層とすることに
より、新たなマスクを追加することなく、基板101上に撮像素子105を作り込むこと
ができる。
但し、本発明は、上記の構成に制約されず、撮像素子105が含む半導体層として、光導
電率が良好な非晶質半導体層や微結晶半導体層を用いてもよい。撮像素子105が含む半
導体層として非晶質半導体層を形成し、薄膜トランジスタ103、104が含む半導体層
として結晶質半導体層を形成する場合は、各素子で結晶性が異なるために、作り分けが必
要となる。従って、新たなマスクを追加したり、レーザー結晶化法を用いる場合はレーザ
ー光の打ち分けを行ったりすることが必要となる。
薄膜トランジスタ103は、不純物領域109とチャネル形成領域110とを含む結晶質
半導体層と、ゲート絶縁層111と、ゲート電極114として機能する導電層112、1
13とを有する。薄膜トランジスタ103は、撮像素子105の動作を制御する。薄膜ト
ランジスタ104は、不純物領域119とチャネル形成領域120とを含む結晶質半導体
層と、ゲート絶縁層111と、ゲート電極121として機能する導電層122、123と
を有する。薄膜トランジスタ104は、後に形成する発光素子142の動作を制御する。
薄膜トランジスタ103、104のゲート電極は、導電性材料により単層又は積層で形成
する。例えば、タングステン(W)/窒化タングステン(WN)の積層構造や、モリブデ
ン(Mo)/アルミニウム(Al)/Mo、Mo/窒化モリブデン(MoN)の積層構造
を採用するとよい。
撮像素子105は、P型領域106と、I型領域107と、N型領域108とを有する。
P型領域106と、I型領域107と、N型領域108とは、横に隣接して設けられてい
る。P型領域106とI型領域107とN型領域108とを有する撮像素子105は、半
導体の光効果によって起電力を生じる光起電力素子である。しかし、本発明において用い
る撮像素子105は、光起電力素子だけでなく、光によって電気抵抗を変化させる光電導
素子でもよい。光電導素子である場合、撮像素子105はP型領域とI型領域とP型領域
、又はN型領域とI型領域とN型領域とを含む。
次に、薄膜トランジスタ103、104と、撮像素子105とを覆うように絶縁層124
〜126を形成する。絶縁層124〜126は酸化珪素や窒化珪素等の無機材料、ポリイ
ミドやアクリル等の有機材料等を用いて形成する。有機材料としては、シロキサン系の材
料を用いてもよく、例えば、シリコンと酸素との結合で骨格構造が構成され、置換基に少
なくとも水素を含む材料、又は、シリコンと酸素との結合で骨格構造が構成され、置換基
にフッ素、アルキル基、芳香族炭化水素の少なくとも1つを含む材料を用いる。
次に、絶縁層124〜126に開口部を設けて、当該開口部を充填する導電層130〜1
35を形成する。導電層130〜135はソースドレイン配線として機能する。導電層1
30〜135は、例えば、チタン(Ti)/アルミニウムシリコン(Al−Si)/Ti
、Mo/Al−Si/Mo、MoN/Al−Si/MoNの積層構造を採用するとよい。
または、アルミニウムを主成分としニッケルを含む材料、又は、アルミニウムを主成分と
し、ニッケルと、炭素と珪素の一方又は両方とを含む合金材料を用いて形成するとよい。
次に、導電層134に接するように導電層136を形成する。導電層136は、発光素子
の画素電極として機能する。導電層136には、透光性を有するイリジウム錫酸化物(I
TO)や、ITOに酸化珪素が添加されたNITO、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、
ガリウム(Ga)をドープした酸化亜鉛(GZO)などを用いるとよい。
次に、導電層130〜136を覆うように隔壁層137を形成する(図13(C)参照)
。隔壁層137には2つの開口部138、139が設けられており、1つの開口部138
は、撮像素子105と重なる位置に設けられている。もう一つの開口部139は、導電層
136が露出するように設けられている。また、隔壁層137は、遮光性を有するもので
あり、カーボン粒子、金属粒子、顔料や着色料等を添加して撹拌した後、必要に応じて濾
過を行い、その後、スピンコート法で形成する。なお、有機材料にカーボン粒子や金属粒
子を添加する際は、均一に混合されるように、界面活性剤や分散剤などを添加してもよい
次に、導電層136に接するように電界発光層140を形成する(図14参照)。続いて
、電界発光層140に接するように導電層141を形成する。導電層141は対向電極と
して機能する。導電層136と、電界発光層140と、導電層141の積層体が発光素子
142に相当する。次に、基板101と対向する対向基板143を設ける。なお、図示し
ないが、基板101の一表面と、対向基板143の一表面に、円偏光板などの光学フィル
ムを設けてもよい。
上記のような工程を経て完成する本発明の表示装置は、表示機能と読み取り機能と補正機
能とを有する。表示機能を用いるときは、対向基板143の方向に、発光素子142を点
灯又は非点灯させて、画像を表示する。一方、読み取り機能を用いるときは、対向基板1
43の方向に発光素子142を点灯させ、読み取り対象物144において反射した光が撮
像素子105に入ることにより、読み取り対象物144の情報を検出する。補正機能を用
いるときも、対向基板143の方向に発光素子142を点灯させ、キャリブレーションシ
ートにおいて反射した光が撮像素子105に入ることにより、キャリブレーションシート
の情報を検出する。
本発明の表示装置は、主に、絶縁表面を有する基板101上に設けられた薄膜トランジス
タ103、104及び撮像素子105と、薄膜トランジスタ103、104及び撮像素子
105を覆う絶縁層124〜126と、絶縁層124〜126上に設けられた発光素子1
42と、発光素子142の端部を囲み、遮光性を有する隔壁層137とを有する。そして
、隔壁層137は、撮像素子105と重なる位置に、開口部138を有することを特徴と
する。
上記構成を有する表示装置は、発光素子の端部を囲む隔壁層137として、遮光性を有す
る材料を用いることにより、読み取り対象物144に反射していない光が撮像素子105
に入ることを防止する。また、隔壁層137は、撮像素子105と重なる位置に、開口部
を有するため、読み取り対象物144に反射した光が、遮光性を有する隔壁層137に吸
収されることはなく、隔壁層137が遮光性を有していても、読み取り対象物144の情
報を検出することができる。
上記構成を有する表示装置は、隔壁層137が遮光性を有するため、画素間の輪郭が明瞭
なものとなるため、高精細な画像を表示することができる。また、外部から入る光の反射
が低減され、映り込みを防止することができるため、偏光板などの光学フィルムが不要と
なり、小型化、薄型化、軽量化を実現する。
なお、発光素子142から発せられる光の方向は特に制約されないが、上述の通り、隔壁
層137を遮光性にして、不要光を削減又は除去するという点から、発光素子142から
発せられる光が対向基板143の方に向かう上面出射か、又は、発光素子142から発せ
られる光が基板101と対向基板143の両者に向かう両面出射の場合が有効である。ま
た、上面出射と両面出射と比較して、効果は少なくなるものの、発光素子142から発せ
られる光が基板101の方向に向かう下面出射でもよい。
上面出射を行う場合であって、発光素子142の動作を制御する薄膜トランジスタ104
の導電型がN型の場合、発光素子142の画素電極が陰極、対向電極が陽極の逆積み構造
となるようにする。また、薄膜トランジスタの導電型がP型の場合、発光素子142の画
素電極が陽極、対向電極が陰極の順積み構造となるようにする。この際、画素電極の下部
に反射体を設けて、発光素子142から発せられる光が対向基板143側に向かうように
する。図14に示す断面構造は、上記の構成を採用したものであり、発光素子142の画
素電極として機能する導電層136の下部に、反射体となる導電層134を設けている。
両面出射を行う場合、発光素子142の画素電極と対向電極の両者を、透光性を有する材
料か、又は、光を透過する厚さで形成する。
下面出射を行う場合であって、薄膜トランジスタ104の導電型がN型の場合、発光素子
142の画素電極が陰極、対向電極が陽極の逆積み構造となるようにする。この際、対向
電極の上部に反射体を設けて、発光素子142から発せられる光が基板101側に向かう
ようにする。また、薄膜トランジスタ104の導電型がP型の場合、発光素子142の画
素電極が陽極、対向電極が陰極の順積み構造となるようにする。
なお本発明の表示装置は、赤・緑・青のいずれかの色を発光する発光素子を用いる形態に
制約されず、白色発光素子と着色層、又は青色発光素子と色変換層を用いてもよい。そこ
で、白色発光素子と着色層を用いたときの表示装置の断面構造について図面を参照して説
明する。
基板101上に、撮像素子151〜153と薄膜トランジスタ154〜156が設けられ
、撮像素子151〜153と薄膜トランジスタ154〜156を覆うように絶縁層124
〜126が設けられる(図15参照)。絶縁層124〜126上に白色発光素子157〜
159が設けられ、白色発光素子157〜159の端部を囲む隔壁層137が設けられる
。隔壁層137は、撮像素子151〜153と重なる位置に、開口部164〜166を有
する。
そして、基板101と対向するように、着色層161〜163を含む対向基板143が設
けられる。着色層161〜163のうち、1つは赤色に対応し、1つは緑色に対応し、1
つは青色に対応する。白色発光素子157〜159は、着色層161〜163のいずれか
を介すると、赤・緑・青のいずれかの色の光を発する。
青色発光素子と色変換層を用いる場合には、白色発光素子157〜159を青色発光素子
とし、着色層161〜163を色変換層とすればよい。
上記構成のように、発光素子の光の出射側に、ある波長帯の光を透過する着色層又は色変
換層を設けた構成とすると、色純度の向上や、画素部の鏡面化(映り込み)の防止を図る
ことができる。また、着色層又は色変換層を設けると、従来必要であるとされていた円偏
光板等を省略することが可能となり、電界発光層から出射する光の損失を無くすことがで
きる。さらに、斜方から画素領域を見た場合に起こる色調の変化を低減することができる
。また、白色発光素子又は青色発光素子を用いる場合は、電界発光層を塗り分ける必要が
ないため、その工程を短縮させて低コスト化を実現する。
本実施例は、上記の実施の形態と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、本発明の表示装置が有する、発光素子の環境温度の変化に対する補償機能
について、図16を参照して説明する。
画素領域207は、マトリクス状に設けられた複数の画素を有する。複数の画素の各々は
、発光素子277と少なくとも2つのトランジスタを含み、ここでは、発光素子277に
直列に接続する駆動用トランジスタ278のみを示す。発光素子277の2つの電極のう
ち、一方の電極は対向電源273に接続し、他方の電極は駆動用トランジスタ278を介
してバッファアンプ271の出力端子に接続する。
モニター用回路266は、1つ又は複数のモニター用発光素子275を有する。モニター
用発光素子275の2つの電極のうち、一方の電極は対向電源273に接続し、他方の電
極はリミッタ用トランジスタ276を介してバッファアンプ271の入力端子に接続する
。リミッタ用トランジスタ276のゲート電極は、電源274に接続する。電源274は
、リミッタ用トランジスタ276をオン状態にする電位を、リミッタ用トランジスタ27
6のゲート電極に与える。リミッタ用トランジスタ276は、モニター用発光素子275
に電流が流れすぎないように設けられたトランジスタである。
画素領域207が含む発光素子277とモニター用回路266が含むモニター用発光素子
275は、同一の基板上に設けられ、同一の条件で同一の工程で作成されたものであり、
環境温度の変化と経時変化に対して同じ特性又はほぼ同じ特性を有する。
補償回路265は、バッファアンプ271と定電流源272とを有する。バッファアンプ
271の入力端子は、駆動用トランジスタ278を介して、発光素子277の2つの電極
のうちの一方の電極に接続する。バッファアンプ271の出力端子は、リミッタ用トラン
ジスタ276を介して、モニター用発光素子275の2つの電極のうちの一方の電極に接
続する。バッファアンプ271の反転入力端子と出力端子は互いに接続する。なお、バッ
ファアンプ271は、モニター用発光素子275の一方の電極の電位を発光素子277に
伝達する際に、電位の変動を防止するに設けられているものであり、そのような回路とし
て、上記のバッファアンプ271に制約されず、どのような構成の回路を用いてもよい。
定電流源272は、リミッタ用トランジスタ276を介して、モニター用発光素子275
の2つの電極のうちの一方の電極に接続する。なお、補償回路265が含む各回路は、画
素領域207やモニター用回路266と共に、同一の基板上に設けられていてもよいし、
別々の基板上に設けられていてもよい。
定電流源272は、モニター用発光素子275に一定の電流を供給しており、このような
状態で、モニター用発光素子275の環境温度の変化と経時変化が生じると、モニター用
発光素子275自体の抵抗値が変化する。抵抗値が変化すると、モニター用発光素子27
5の電流値は常に一定なため、モニター用発光素子275の両電極間の電位差が変化する
。そうすると、モニター用発光素子275が含む2つの電極のうち、対向電源273に接
続する側の電極の電位は変化せず、モニター用発光素子275が含む2つの電極のうち、
定電流源272に接続する側の電極(ここでは第1の電極とよぶ)の電位が変化する。変
化したモニター用発光素子275の第1の電極の電位は、バッファアンプ271の非反転
入力端子に供給される。そして、バッファアンプ271の出力端子から出力される電位は
、駆動用トランジスタ278を介して、発光素子277の第1の電極に与えられる。この
ように、環境温度の変化と経時変化に合わせて、発光素子277に与える電位を変えるこ
とができるため、環境温度の変化と経時変化による補償を行うことができる。
本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、上記の実施の形態1とは異なる、発光素子を含む副画素の画素回路の例に
ついて説明する。
図23(A)には、スイッチ用トランジスタ511と、駆動用トランジスタ512と、容
量素子516と、発光素子513と、消去用トランジスタ591とを有する副画素510
を示す。
スイッチ用トランジスタ511のゲート電極はゲート線Gyに接続する。消去用トランジ
スタ591のゲート電極はリセット線Ryに接続する。駆動用トランジスタ512のソー
ス電極及びドレイン電極の一方は電源線Vxを介して、電源595に接続する。直列に接
続された駆動用トランジスタ512と発光素子513は、電源595と電源518の間に
設けられている。電源595と電源518は、互いに異なる電位に設定されている。
上記構成を有する副画素510は、上記の実施の形態1で示した副画素の画素回路(2T
FT/Cell)に、消去用トランジスタ591と、リセット線Ryを新たに設けた構成
の画素回路(3TFT/Cell)である。消去用トランジスタ591の配置により、発
光素子513に強制的に電流が流れない状態を作ることができるため、全ての副画素に対
する信号の書き込みを待つことなく、書き込み期間の開始と同時又は直後に点灯期間を開
始することができる。従って、デューティ比を向上させて、動画の表示は特に良好に行う
ことができる。
図23(B)には、スイッチ用トランジスタ511と、駆動用トランジスタ592と、電
流制御用トランジスタ593と、容量素子516と、発光素子513と、消去用トランジ
スタ591とを有する副画素510を示す。駆動用トランジスタ592のゲート電極は、
電源線Vaxを介して電源594に接続する。電流制御用トランジスタ593のソース電
極及びドレイン電極の一方は、電源線Vxを介して電源595に接続する。電源595と
電源518は、互いに異なる電位に設定されている。電源594は一定の電位を供給する
ことが可能な電源である。
上記構成を有する副画素510は、駆動用トランジスタ592のゲート電極を、一定の電
位に保持した電源線Vaxに接続することにより、駆動用トランジスタ592のゲート電
極の電位を固定にし、なおかつ飽和領域で動作させる。一方、電流制御用トランジスタ5
93は線形領域で動作させて、副画素510の映像信号が入力され、その映像信号に基づ
き、オン状態又はオフ状態となる。線形領域で動作する電流制御用トランジスタ593の
ソースドレイン間電圧の値は小さいため、電流制御用トランジスタ593のゲート・ソー
ス間電圧の僅かな変動は、発光素子513に流れる電流値には影響を及ぼさない。従って
、発光素子513に流れる電流値は、飽和領域で動作するトランジスタ92により決定さ
れる。上記構成を有する本発明は、駆動用トランジスタ592の特性バラツキに起因した
発光素子513の輝度ムラを改善して画質を高めることができる。
また、上記以外の画素回路として、図23(A)においてスイッチ用トランジスタ511
と消去用トランジスタ591を削除した画素回路(1TFT/Cell)を適用してもよ
い。この場合、パッシブマトリクス型のディスプレイと同じ動作を行う。また、上記以外
の画素回路として、カレントミラー回路を適用した画素回路を用いてもよい。
なお、上記に示す副画素には、消去用トランジスタ591が設けられているため、デュー
ティ比を向上させることができるが、その一方、副画素510内に消去用トランジスタ5
91を設けるために、歩留まりが低下してしまう。また、消去用トランジスタ591を制
御するための、新たなゲートドライバを配置する必要があるため、さらに歩留まりが低下
してしまう。
そのため、スイッチ用トランジスタと駆動用トランジスタと消去用トランジスタを含む副
画素(3TFT/Cell)により行われる動作を、スイッチ用トランジスタと駆動用ト
ランジスタのみを含む副画素(2TFT/Cell)を用いて実現してもよい。この動作
は、ゲート選択期間分割駆動と呼ばれる。
ゲート選択期間分割駆動では、スイッチ用トランジスタと駆動用トランジスタのみを含む
副画素(2TFT/Cell)と、書き込み用のゲートドライバと、消去用のゲートドラ
イバと、ソースドライバとを必要とする。書き込み用のゲートドライバと消去用のゲート
ドライバは、相補的にゲート線を制御する。1つのゲート選択期間は前半・後半の2つに
分割され、前半の期間では消去用のゲートドライバにより各副画素が制御され、後半の期
間では書き込み用のゲートドライバにより各副画素が制御される。また、前半の期間はソ
ースドライバにより各副画素に消去用の映像信号が書き込まれ、後半の期間はソースドラ
イバにより通常の映像信号が書き込まれる。上記のゲート選択期間分割駆動を採用するこ
とにより、1つの副画素を構成するトランジスタや配線の本数が減少するため、高開口率
、高精細化、高歩留まりを実現する。なお、このゲート選択期間分割駆動については、特
開2001−324958号公報に詳しく記載されているので、そちらを参考にするとよ
い。
また、本発明の表示装置には、アナログのビデオ信号、ディジタルのビデオ信号のどちら
を用いてもよい。但し、ディジタルのビデオ信号を用いる場合、そのビデオ信号が電圧を
用いているのか、電流を用いているのかで異なる。つまり、発光素子の発光時において、
画素に入力されるビデオ信号は、定電圧のものと、定電流のものがある。ビデオ信号が定
電圧のものには、発光素子に印加される電圧が一定のものと、発光素子に流れる電流が一
定のものとがある。ビデオ信号が定電流のものには、発光素子に印加される電圧が一定の
ものと、発光素子に流れる電流が一定のものとがある。この発光素子に印加される電圧が
一定のものは定電圧駆動であり、発光素子に流れる電流が一定のものは定電流駆動である
。定電流駆動は、発光素子の抵抗変化によらず、一定の電流が流れる。本発明の表示装置
には、定電流駆動を行うものと、定電圧駆動を行うもののどちらを用いてもよい。但し、
本発明の表示装置には、電圧のビデオ信号を用いる。
また、電界発光層には、一重項励起からの発光を呈する材料(以下一重項励起材料と表記
)や、三重項励起からの発光を呈する材料(以下三重項励起材料と表記)を用いる。例え
ば、赤色に発光する発光素子、緑色に発光する発光素子及び青色に発光する発光素子のう
ち、輝度半減時間が比較的短い赤色のものを三重項励起発光材料で形成し、他のものを一
重項励起発光材料で形成する。三重項励起発光材料は発光効率が良いので、同じ輝度を得
るのに消費電力が少なくて済むという利点がある。
また、赤色のものと緑色のものとを三重項励起発光材料で形成し、青色のものを一重項励
起発光材料で形成しても良い。人間の視感度が高い緑色の発光素子も三重項励起発光材料
で形成することで、さらなる低消費電力化を図ることができる。なお三重項励起発光材料
の一例としては、金属錯体をドーパントとして用いたものがあり、第三遷移系列元素であ
る白金を中心金属とする金属錯体、イリジウムを中心金属とする金属錯体などがある。ま
た、電界発光層には、低分子材料、中分子材料、高分子材料のいずれの材料を用いてもよ
い。
発光素子は、下から陽極/電界発光層/陰極を順に積層する順積み構造や、下から陰極/
電界発光層/陽極を順に積層する逆積み構造のどちらを用いてもよい。発光素子が含む陽
極又は陰極には、透光性を有するイリジウム錫酸化物(ITO)や、ITOに酸化珪素が
添加されたNITO、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、ガリウム(Ga)をドープした
酸化亜鉛(GZO)などを用いるとよい。
また、発光素子を含むパネルを用いてカラー表示を行う場合、発光波長帯の異なる電界発
光層を画素毎に設けるとよく、典型的には、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に対応
した電界発光層を設けるとよい。この場合、赤、緑、青の各色に対応したモニター用発光
素子を設けて、各色毎に電源電位を補正するとよい。この場合、発光素子の光の出射側に
、その発光波長帯の光を透過するフィルター(着色層)を設けた構成とすると、色純度の
向上や、画素部の鏡面化(映り込み)の防止を図ることができる。また、フィルターを設
けると、従来必要であるとされていた円偏光板等を省略することが可能となり、電界発光
層から出射する光の損失を無くすことができる。さらに、斜方から画素領域を見た場合に
起こる色調の変化を低減することができる。
また、電界発光層は単色又は白色の発光を呈する構成とすることができる。白色発光材料
を用いる場合には、発光素子の光の出射側に特定の波長の光を透過するフィルターを設け
た構成とすれば、カラー表示を行うことができる。
本実施例は、本発明の表示装置の一形態であるパネルの構成について図面を参照して説明
する。パネルは、絶縁表面を有する基板101上に、ソースドライバ202、ゲートドラ
イバ203、センサ用ソースドライバ204、センサ用ゲートドライバ205、複数の画
素がマトリクス状に設けられた画素領域207、接続フィルム401、基板101と対向
する対向基板143とを有する(図17(A)参照)。接続フィルム401は外部のIC
チップに接続する。
また、対向基板143の一表面には偏光板409が設けられ、基板101の一表面には偏
光板408が設けられる。なお、偏光板408、409は、容易に傷が付きやすいため、
表示画面となる対向基板143に貼る偏光板は、外側に貼らずに、図示するように、内側
に貼るとよい。
図17(B)はパネルのA−Bにおける断面図を示し、画素領域207に設けられた撮像
素子405、発光素子406及び駆動用トランジスタ407と、ソースドライバ202に
設けられたCMOS素子404を示す。なお、図17(B)では、センサ用ソースドライ
バ204に設けられた素子の断面構造の記載は省略する。
画素領域207と上記の4つのドライバの周囲には、シール材403が設けられ、基板1
01と対向基板143がシール材により貼り合わされている。このような処理は、発光素
子406を水分から保護するための処理であり、ここではカバー材(ガラス、セラミック
ス、プラスチック、金属等)により封止する方法を用いるが、熱硬化性樹脂や紫外光硬化
性樹脂を用いて封止する方法、金属酸化物や窒化物等のバリア能力が高い薄膜により封止
する方法を用いてもよい。
また、ここでは、基板101上に形成される素子は、非晶質半導体に比べて移動度等の特
性が良好な結晶質半導体(ポリシリコン)により形成しているため、モノリシック化が実
現される。従って、接続する外部ICの個数が減少させて、小型・軽量・薄型を実現する
ことができる。
また、本発明の表示装置に、タッチパネル機能を設けることもできる。これは、入力ペン
402のペン先において光を反射させることにより行う。つまり、この機能では、発光素
子406から発せられた光が入力ペン402のペン先において反射し、その反射した光が
撮像素子405に入ることにより、入力ペン402が指し示した位置が認識される。
従来のタッチパネル機能を設けた装置として、抵抗膜を用いたものがあるが、この方式は
、表示画面の表面に抵抗膜が必要であった。そうすると、使用者は、抵抗膜を介して画像
を見ることになるため、画像の輝度を損なうことがあった。また、使用するほど、変形し
て破壊することがあり、耐久性に問題があった。また、破壊までには至らないとしても、
変形により、ペン入力の検出精度に問題が発生することがあった。しかしながら、本発明
の表示装置にタッチパネル機能を設けた場合、表示する画像の輝度を損なうことなく、鮮
明な画像を表示することができる。また、耐久性に優れ、検出精度が良好な状態を維持す
ることができる。
本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、上記の実施例4において示したパネルを含む電子機器の一態様について図
24を用いて説明する。パネル701はハウジング702に脱着自在に組み込まれ、ハウ
ジング702はプリント配線基板703に嵌着される。ハウジング702はパネル701
が組み込まれる電子機器に合わせて、形状や寸法が適宜変更される。プリント配線基板7
03には、コントローラ、CPU(Central Processing Unit)
、メモリ、電源回路、抵抗素子、バッファ、容量素子等の複数のICが実装されている。
さらに、電子機器の用途に応じて、音声処理回路、送受信回路等のICが実装されている
。パネル701は、FPC等の接続フィルム401を介して、プリント配線基板703と
一体化される。
上記のパネル701、ハウジング702、プリント配線基板703は、入力手段704や
バッテリ705と共に、筐体700、706の内部に収納される。パネル701が含む画
素領域207は、筐体700に設けられた開口窓から視認できるように配置されている。
パネル701は、上記の実施の形態1、2で示すように、発光素子と撮像素子を具備する
ことを特徴とする。このようなパネル701を含む電子機器は、表示機能と補正機能と読
み取り機能の3つの機能を有するため、発光素子の特性変化に対応することができ、さら
に高機能化と高付加価値化を実現するという効果を奏する。
なお、筐体700、706は、電話機の外観形状を一例として示したものであり、本実施
例に係る電子機器は、その機能や用途に応じて様々な態様に変容しうる。従って、以下の
実施例6において、その態様の一例について説明する。
図18(A)に示す携帯電話機は、表示部9102等を含んでいる。表示部9102には
、実施の形態1、2で示すものを適用することができる。発光素子と撮像素子を有するこ
とを特徴とする本発明により、表示機能と補正機能と読み取り機能の3つの機能を有し、
発光素子の特性変化に対応することができ、さらに高機能化と高付加価値化を実現すると
いう効果を奏する携帯電話機を提供することができる。
図18(B)に示す携帯情報端末は、表示部9301、入力ペン9302等を含んでいる
。表示部9301は、実施の形態1、2で示すものを適用することができる。発光素子と
撮像素子を有することを特徴とする本発明により、表示機能と補正機能と読み取り機能の
3つの機能を有し、発光素子の特性変化に対応することができ、さらに高機能化と高付加
価値化を実現するという効果を奏する携帯情報端末を提供することができる。
図18(C)に示すデジタルビデオカメラは、表示部9701、9702等を含んでいる
。表示部9701、9702は、実施の形態1、2で示すものを適用することができる。
発光素子と撮像素子を有することを特徴とする本発明により、表示機能と補正機能と読み
取り機能の3つの機能を有し、発光素子の特性変化に対応することができ、さらに高機能
化と高付加価値化を実現するという効果を奏するデジタルビデオカメラを提供することが
できる。
図18(D)に示す携帯型ゲーム機は、表示部9402等を含んでいる。表示部9402
は、実施の形態1、2で示すものを適用することができる。発光素子と撮像素子を有する
ことを特徴とする本発明により、表示機能と補正機能と読み取り機能の3つの機能を有し
、発光素子の特性変化に対応することができ、さらに高機能化と高付加価値化を実現する
という効果を奏する携帯型ゲーム機を提供することができる。
図18(E)に示す携帯情報端末は、表示部9202等を含んでいる。表示部9202は
、実施の形態1、2で示すものを適用することができる。発光素子と撮像素子を有するこ
とを特徴とする本発明により、表示機能と補正機能と読み取り機能の3つの機能を有し、
発光素子の特性変化に対応することができ、さらに高機能化と高付加価値化を実現すると
いう効果を奏する携帯情報端末を提供することができる。
図18(F)に示すテレビジョン装置は、表示部9502、入力ペン9503等を含んで
いる。表示部9502は、実施の形態1、2で示すものを適用することができる。発光素
子と撮像素子を有することを特徴とする本発明により、表示機能と補正機能と読み取り機
能の3つの機能を有し、発光素子の特性変化に対応することができ、さらに高機能化と高
付加価値化を実現するという効果を奏するテレビジョン装置を提供することができる。
上記の通り、本発明は、テレビジョン装置(単にテレビ、テレビジョン受信機ともよぶ)
、デジタルカメラ、携帯電話装置(単に携帯電話機、携帯電話ともよぶ)やPDA等の携
帯情報端末、携帯型ゲーム機、コンピュータ用のモニター、カーオーディオ等の音響再生
装置、家庭用ゲーム機等の様々な電子機器に適用することができる。本発明の表示装置を
適用することで、表示機能だけではなく、読み取り機能を設けることができるため、高機
能化と高付加価値化を実現した電子機器を提供することができる。また、入力ペンも設け
ることで、タッチパネル機能も追加することができ、さらなる高機能化と高付加価値化を
実現した電子機器を提供することができる。本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自
由に組み合わせることができる。
本発明の表示装置は、表示機能と読み取り機能と補正機能の3つの機能を有する。本実施
例は、表示機能と読み取り機能の切り換えシステムについて、図面を参照して説明する。
まず、本発明の表示装置の電源を入れて起動する(図19(A)参照)。
起動後は、まず自動的に表示モードになり、表示部がオン、センサ部はオフとなる。ここ
で述べる表示部とは、発光素子を含む副画素と、その副画素を制御するドライバに相当す
る。また、センサ部とは、撮像素子(読み取り用撮像素子と補正用撮像素子の2つの撮像
素子を設けるときは読み取り用撮像素子)を含む副画素と、その副画素を制御するドライ
バに相当する。
続いて、表示モードから読み取りモードに移るときは、表示装置に設けられたボタンや入
力ペン等を用いて行う。読み取りモードでは、表示部とセンサ部の両者がオンとなる。ま
た、読み取りモードから表示モードに移るときも、表示装置に設けられたボタンや入力ペ
ン等を用いて行う。
本発明の表示装置は、PDAや携帯電話等の携帯端末に最適であり、例えば、読み取りモ
ードにした後、表示画面上に名刺をおいて、素早く名刺の情報を検出し(図19(B)参
照)、その後、読み取りモードから表示モードに変えた後、同じ表示画面上に、名刺の情
報を画像として表示することができる(図19(C)参照)。
また、読み取り対象物として、名刺だけではなく、指紋等の人体の生体情報を検出するこ
ともできる。生体情報が読み取れれば、認証機能を行うことができる。例えば、まず、携
帯端末の画面に指を密着させて、指紋の情報を検出する(図20(A)の上面図と図20
(B)の断面図参照)。指紋の情報とは、具体的には、指紋の端点と分岐点の情報である
(図20(C)参照)。指紋の端点と分岐点の情報の検出が終了したら、その情報と、前
もって記憶されていたデータベース内の指紋情報とを照合する(図20(D)参照)。又
は、ID番号の入力も同時に行うことにより、データベース内の指紋情報を特定し、その
特定した指紋情報と照合する。このような個人認証機能を用いれば、他人が自分の携帯端
末を使用することを防止したり、携帯端末を用いて電子商取引を行ったりすることができ
る。
本実施例は、上記の実施の形態、実施例と自由に組み合わせることができる。
202 ソースドライバ
203 ゲートドライバ
204 センサ用ソースドライバ
205 センサ用ゲートドライバ
206 画素
207 画素領域
211〜221副画素
250 スイッチ用トランジスタ
251 駆動用トランジスタ
252 容量素子
253 発光素子
254 選択用トランジスタ
255 増幅用トランジスタ
256 リセット用トランジスタ
257 撮像素子
258 容量素子
261 センサ用ソースドライバ
262 センサ用ゲートドライバ
263 記憶回路
264 補正回路
265 補償回路
266 モニター用回路

Claims (4)

  1. 1つの画素に、第1乃至第3の発光素子と、前記第1乃至第3の発光素子の輝度を検出する1つの補正用撮像素子と、読み取り対象物の情報を検出する1つの読み取り用撮像素子と、選択用トランジスタと、増幅用トランジスタと、リセット用トランジスタと、スイッチと、を有し、
    前記選択用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記増幅用トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記リセット用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記増幅用トランジスタのゲートに電気的に接続され、かつ、前記スイッチを介して前記補正用撮像素子及び前記読み取り用撮像素子に電気的に接続され、
    前記スイッチは、前記補正用撮像素子と前記読み取り用撮像素子の一方を選択することを特徴とする表示装置。
  2. 1つの画素に、第1乃至第3の発光素子と、前記第1の発光素子の輝度を検出する第1の補正用撮像素子と、前記第2の発光素子の輝度を検出する第2の補正用撮像素子と、前記第3の発光素子の輝度を検出する第3の補正用撮像素子と、読み取り対象物の情報を検出する第1乃至第3の読み取り用撮像素子と、第1乃至第3の選択用トランジスタと、第1乃至第3の増幅用トランジスタと、第1乃至第3のリセット用トランジスタと、第1乃至第3のスイッチと、を有し、
    前記第1の選択用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の増幅用トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第1のリセット用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の増幅用トランジスタのゲートに電気的に接続され、かつ、前記第1のスイッチを介して前記第1の補正用撮像素子及び前記第1の読み取り用撮像素子に電気的に接続され、
    前記第1のスイッチは、前記第1の補正用撮像素子と前記第1の読み取り用撮像素子の一方を選択し、
    前記第2の選択用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第2の増幅用トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第2のリセット用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第2の増幅用トランジスタのゲートに電気的に接続され、かつ、前記第2のスイッチを介して前記第2の補正用撮像素子及び前記第2の読み取り用撮像素子に電気的に接続され、
    前記第2のスイッチは、前記第2の補正用撮像素子と前記第2の読み取り用撮像素子の一方を選択し、
    前記第3の選択用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第3の増幅用トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第3のリセット用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第3の増幅用トランジスタのゲートに電気的に接続され、かつ、前記第3のスイッチを介して前記第3の補正用撮像素子及び前記第3の読み取り用撮像素子に電気的に接続され、
    前記第3のスイッチは、前記第3の補正用撮像素子と前記第3の読み取り用撮像素子の一方を選択することを特徴とする表示装置。
  3. 1つの画素に、第1乃至第3の発光素子と、前記第1乃至第3の発光素子の輝度を検出する1つの補正用撮像素子と、読み取り対象物の情報を検出する1つの読み取り用撮像素子と、第1の選択用トランジスタと、第2の選択用トランジスタと、第1の増幅用トランジスタと、第2の増幅用トランジスタと、第1のリセット用トランジスタと、第2のリセット用トランジスタと、を有し、
    前記第1の選択用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の増幅用トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第1のリセット用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の増幅用トランジスタのゲートと前記補正用撮像素子に電気的に接続され、
    前記第2の選択用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第2の増幅用トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第2のリセット用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第2の増幅用トランジスタのゲートと前記読み取り用撮像素子に電気的に接続されることを特徴とする表示装置。
  4. 1つの画素に、第1乃至第3の発光素子と、撮像素子と、選択用トランジスタと、増幅用トランジスタと、リセット用トランジスタと、を有し、
    前記選択用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記増幅用トランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記リセット用トランジスタのソース又はドレインの一方は、前記増幅用トランジスタのゲートと前記撮像素子に電気的に接続され、
    前記撮像素子は、前記第1乃至第3の発光素子の輝度を検出し、かつ、読み取り対象物の情報を検出することを特徴とする表示装置。
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