JP2011085674A - 位置測位機能内蔵装置およびカメラ - Google Patents

位置測位機能内蔵装置およびカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】 測位衛星から測位信号を感度よく受信することができ、位置測位の精度を高くすることができる位置測位機能内蔵装置を提供する。
【解決手段】 測位信号受信面が天空方向を向いて筐体に配置された、測位衛星から測位信号を受信する第1位置測位センサと、測位信号受信面が天空方向に対して直交する方向を向いて筐体に配置された、測位衛星から測位信号を受信する第2位置測位センサと、第1位置測位センサおよび第2位置測位センサの各検出結果の少なくとも一方を用いて装置の位置を測位する第1演算部とを備えて、位置測位機能内蔵装置を構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、位置測位機能内蔵装置およびカメラに関する。
従来この種のカメラとしては、例えば、特許文献1に開示されたカメラがある。このカメラは、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信する第1のGPSアンテナおよび第2のGPSアンテナがストロボカバーの斜面に備えられている。
特開2003−315890号公報
しかしながら、上記従来のカメラは、第1のGPSアンテナおよび第2のGPSアンテナがストロボカバーの斜面に備えられて、各GPSアンテナの電波受信面が天空方向に対して斜めを向いているため、GPS衛星からの電波の受信感度がよくなく、位置測位の精度が低かった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
請求項1に記載の位置測位機能内蔵装置は、
測位信号受信面が天空方向を向いて筐体に配置された、測位衛星から測位信号を受信する第1位置測位センサと、
測位信号受信面が天空方向に対して直交する方向を向いて筐体に配置された、測位衛星から測位信号を受信する第2位置測位センサと、
第1位置測位センサおよび第2位置測位センサの各検出結果の少なくとも一方を用いて装置の位置を測位する第1演算部と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、測位衛星から測位信号を感度よく受信することができ、位置測位の精度は高くなる。
本発明の一実施の形態によるデジタルカメラのカメラ本体に縦位置グリップを装着させた際の外観を示す正面斜視図である。 図1に示す縦位置グリップの外観を示す正面斜視図である。 図1に示すデジタルカメラの電気回路構成の概略を示すブロック図である。 図1に示すデジタルカメラのカメラ本体のCPUによる位置情報取得処理を示すフローチャートである。 図2に示す縦位置グリップが単体で使用された際の、縦位置グリップのCPUによる位置情報取得処理を示すフローチャートである。 図1に示すカメラ本体単体の動作中に図2に示す縦位置グリップが装着された際の、カメラ本体のCPUによる位置情報取得処理を示すフローチャートである。
本発明による位置測位機能内蔵装置をデジタルカメラに適用した場合における、本発明を実施するための一形態について説明する。
図1は、この一実施の形態によるデジタルカメラのカメラ本体1に縦位置グリップ11を装着させた際の外観を示す正面斜視図である。
デジタルカメラの筐体は、本体部を構成するカメラ本体1と、このカメラ本体1に自在に着脱される着脱部を構成する縦位置グリップ11とから構成される。カメラ本体1を構成するカメラボディの正面中央部には、被写体からの光を撮像素子に導く光学レンズユニット2が他の光学レンズユニットと交換可能に設けられている。光学レンズユニット2の左側には、撮影時に撮影者によって握られるグリップ部3が設けられている。このグリップ部3の上面には、レリーズボタン4が設けられている。レリーズボタン4は、半押しされるとオートフォーカス(AF)機能を作動させ、全押しされると予め設定されたシャッター速度でシャッターを開かせ、被写体像を撮像素子に所定時間露光させて被写体像の撮像を行わせる。また、カメラ本体1の中央上部のペンタ部には横位置GPSセンサ5が内蔵されている。この横位置GPSセンサ5は、衛星軌道上の測位衛星であるGPS衛星から測位信号を受信する測位信号受信面5aが天空方向に向けられて配置されている。このため、GPS衛星からの測位信号を受信する受信感度の最も高い指向方向6は、カメラ本体1に対して垂直方向となっている。横位置GPSセンサ5は、測位信号受信面5aが天空方向を向いてデジタルカメラの筐体に配置された、GPS衛星から測位信号を受信する第1位置測位センサを構成している。また、横位置GPSセンサ5の下部には、図示しない導電性を有する導電性部材が配置され、カメラ本体1内で発生したノイズの横位置GPSセンサ5への影響が遮断されている。
また、グリップ部3の下方における縦位置グリップ11の側面内部には、縦位置GPSセンサ13が設けられている。この縦位置GPSセンサ13は、測位信号受信面13aが天空方向に対して直交する方向を向いてデジタルカメラの筐体に配置された、GPS衛星から測位信号を受信する第2位置測位センサを構成している。縦位置GPSセンサ13は、測位信号受信面13aが天空方向に対して直交する方向に向けられているため、GPS衛星からの測位信号を受信する受信感度の最も高い指向方向14は、天空方向に対して直交する方向となっている。縦位置グリップ11は、デジタルカメラの筐体が図示する横位置からグリップ部3を上方とする縦位置に変えられると、撮影者によって握られる。筐体がこの縦位置に構えられると、グリップ部3の下方に位置して縦位置グリップ11に設けられた縦位置レリーズボタン12が上方に向けられると共に、縦位置GPSセンサ13の測位信号受信面13aが天空方向に向けられる。
図2は、図1に示す縦位置グリップ11の単体の外観を示す正面斜視図である。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
縦位置グリップ11の上面11aには、固定部材15、カメラ本体接続端子16、およびスイッチ17が設けられている。固定部材15は、三脚ネジからなり、カメラ本体1の正面下部に設けられた図示しない三脚ネジ孔に挿入される。固定部材15が三脚ネジ孔に挿入された状態で、縦位置グリップ11の背面に設けられた回転部材18を回転させると、回転部材18に機械的に接続された固定部材15が回転し、カメラ本体1の三脚ネジ孔に固定部材15が螺合される。これにより、縦位置グリップ11は、カメラ本体1の正面下部に固定されて装着される。カメラ本体接続端子16は、縦位置グリップ11がカメラ本体1の下部に装着されると、縦位置グリップ11とカメラ本体1とを電気的に接続する。スイッチ17は、縦位置グリップ11がカメラ本体1の下部に装着されているか否かをカメラ本体1に判断させる為に用いられる。縦位置グリップ11がカメラ本体1の下部に装着されるとスイッチ17が作動し、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されていることが検出される。また、縦位置グリップ11の内部には、カメラ本体1および縦位置グリップ11に電源供給する図示しないバッテリーが備えられている。また、縦位置グリップ11の上面11aから背面にかけて、LED(発光ダイオード)19が設けられている。このLED19は、縦位置グリップ11をカメラ本体1に装着した際、または、縦位置グリップ11をカメラ本体1に装着せずに単体の状態で使用した際に、縦位置GPSセンサ13の受信状態を点灯色や点灯パターンで表示する。また、縦位置GPSセンサ13が内蔵されている縦位置グリップ11の一側面から最も離れた他の側面には、外部機器との間で無線により通信を行うWifiやBluetoothなどの無線通信ユニット20が設けられている。また、縦位置GPSセンサ13の縦位置グリップ11内部側の側部には、図示しない導電性を有する導電性部材が配置され、縦位置グリップ11内で発生したノイズや、無線通信ユニット20からの通信信号の縦位置GPSセンサ13への影響が遮断されている。
図3は、本実施形態のデジタルカメラの電気回路の構成を示したブロック図である。
カメラ本体1は、CPU(Central Processing Unit)31を備えている。このCPU31は、不揮発性メモリ32に格納されている制御プログラムに従い、バッファメモリ33を一時記憶作業領域として、デジタルカメラ内部の各回路について種々の制御処理を行う。
光学レンズユニット2を構成する撮影レンズ34によってカメラ内部に導かれた被写体光は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなる撮像素子35の受光面に入射する。撮像素子35は、撮像部を構成しており、受光面に入射する被写体光を電荷として蓄積して被写体像を撮像する。CPU31は、撮像素子35に被写体像が撮像される際、ピント調整装置36を作動させてAF機能を働かせる。ピント調整装置36は、例えば、撮像素子35の受光面上に投影される被写体像のコントラストが最も高くなるように撮影レンズ34の位置を移動させ、焦点を自動調整する。撮像素子35の受光面に結像した被写体像はアナログの撮像信号に変換され、この撮像信号は、TG(Timing Generator)37によって生成されるタイミングに従ってA/D(Analog/Digital)変換回路38に入力される。A/D変換回路38は、撮像素子35が出力したアナログの撮像信号をデジタル信号に変換する。
A/D変換回路38で変換されたデジタルの撮像信号は、画像処理ブロック39内の画像処理回路40によってイメージメモリ41に一時的に記憶される。画像処理回路40は、イメージメモリ41に記憶された撮像信号を読み出し、読み出したデジタルの撮像信号に対してホワイトバランス処理やガンマ補正などの画像処理を行って現像画像データを生成し、圧縮回路42へ出力する。圧縮回路42は、画像処理回路40から入力した現像画像データを所定の比率で圧縮する圧縮処理を行い、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の圧縮画像データを生成する。圧縮処理された画像データは、バッファメモリ33に一時的に格納される。バッファメモリ33に格納された圧縮画像データは、図示しないカードスロットに着脱される不揮発性メモリからなるカード状の記録媒体43に保存される。また、表示回路44に出力されて、カメラ本体1の背面に備えられたTFT(Thin Film Transistor)液晶からなる背面モニタ45に画像として表示される。この背面モニタ45には、各種の設定メニュー画面や横位置GPSセンサ5の受信状態なども表示される。画像処理ブロック39は、圧縮画像データを記録媒体43に保存すると、CPU31へ撮影終了信号を送出する。
CPU31には、カメラ本体1の肩部に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)からなる液晶表示パネル46が接続されている。この液晶表示パネル46は、CPU31の制御により、現在デジタルカメラに設定されている撮影条件、例えば、シャッタースピードや絞り値等を表示する。CPU31は、撮影終了信号を画像処理ブロック39から入力すると、液晶表示パネル46に表示させる撮影可能コマ数を1つ減らし、撮影コマ数を1つ増やす信号を液晶表示パネル46へ送出し、液晶表示パネル46の表示内容を更新する。
また、CPU31には上述した横位置GPSセンサ5、および方位センサ47が接続されている。横位置GPSセンサ5は、測位信号受信面5aで受信したGPS衛星からの測位信号をCPU31へ出力する。CPU31は、この測位信号に基づいて、デジタルカメラの位置を測位し、撮影位置の緯度、経度、および高度などを算出する。また、方位センサ47は、地磁気を検知してデジタルカメラから被写体への撮影方位を検出し、CPU11へ出力する。算出された測位情報および検出された撮影方位の各情報は、CPU31により、画像処理ブロック39へ送信されて、撮像素子35によって撮像された各画像のExif(Exchangeable image file format)形式の画像ファイルにおけるヘッダ領域に記録され、記録媒体43に保存される。なお、記録媒体43に保存される前に測位情報や撮影方位情報などが消失しないよう、二次電池などで構成される内蔵電池をGPSバックアップ用として備えるようにしてもよい。
また、CPU31には、デジタルカメラの筐体の姿勢を検出する姿勢検出部を構成する傾斜センサ48が接続されている。傾斜センサ48は、例えば加速度センサからなり、CPU31は、傾斜センサ48の検出結果に基づき、デジタルカメラの筐体が横位置状態か縦位置状態かを判定する。なお、傾斜センサ48は、カメラ本体1内ではなく、縦位置グリップ11内に設けられる構成であってもよい。また、CPU31には、縦位置グリップ11と通信を行うための通信制御部49が接続されている。
また、CPU31には、操作部材50が接続されている。操作部材50は、図示しない電源スイッチ、コマンドダイヤル、および撮影モードダイヤル、ならびに、上述したレリーズボタン4などからなる。電源スイッチは、デジタルカメラの電源のON/OFFを操作する際に操作され、ON操作されると、カメラ本体1に備えられているバッテリーからなる電源51により、カメラ本体1内の各回路に電力を供給させる。コマンドダイヤルは、露出値や、シャッタースピード、ISO(International Organization for Standardization)感度などを設定する際に操作される。撮影モードダイヤルは、撮影モードを設定する際に操作される。CPU31は、操作部材50から出力される信号に基づいた制御処理を行う。
縦位置グリップ11は、CPU61を備えている。このCPU61は、不揮発性メモリ62に格納されている制御プログラムに従い、バッファメモリ63を一時記憶作業領域として、縦位置グリップ11の内部回路について種々の制御処理を行う。
CPU61には上述した縦位置GPSセンサ13、およびカメラ本体1側と通信を行うための通信制御部64が接続されている。縦位置GPSセンサ13は、測位信号受信面13aで受信したGPS衛星からの測位信号をCPU61へ出力する。CPU61は、この測位信号に基づいて、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されている場合にはデジタルカメラの位置を測位し、撮影位置の緯度、経度、および高度などの位置情報を算出する。また、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されていない場合には、縦位置グリップ11の位置を測位し、その位置情報を算出する。算出された位置情報は、CPU61の通信制御部64に対する制御により、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されている場合にはカメラ本体1へ送信され、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されていない場合には不揮発性メモリ62に記録される。
また、CPU61には、上述したLED19が接続されている。LED19は、CPU61によって発光態様が制御され、縦位置GPSセンサ13が、GPS衛星から測位信号が受信できていない状態では例えば赤色で点灯し、GPS衛星の捕捉数が少なくてGPS衛星から測位信号が十分に受信できていない状態では緑色で点滅し、GPS衛星から測位信号が十分に受信できている状態では緑色で点灯する。
また、通信制御部64は、カメラ本体接続端子16によって縦位置グリップ11とカメラ本体1とが電気的に接続された状態で縦位置レリーズボタン12が押下操作されると、レリーズ信号をカメラ本体1に出力する。また、通信制御部64は、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されている場合には、縦位置GPSセンサ13によって得られた測位情報をカメラ本体1に出力する。また、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されておらず、カメラ本体1が動作している状態において、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されて、縦位置グリップ11とカメラ本体1とが電気的に接続されると、通信制御部64は、不揮発性メモリ62に記録された測位情報を通信制御部49を経由させてカメラ本体1に出力する。また、通信制御部64は、無線通信ユニット20と接続されており、CPU61の制御により、CPU61が算出した測位情報を無線通信によって外部機器へ送信する。
また、カメラ本体1の通信制御部49は、カメラ本体接続端子16によってカメラ本体1と縦位置グリップ11とが電気的に接続されていると、縦位置グリップ11側に設けられた通信制御部64から上述したように縦位置GPSセンサ13によって取得された測位情報を受信する。CPU31は、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の各検出結果の少なくとも一方を用いて装置の位置を測位する第1演算部を構成する。本実施形態では、CPU31は、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の両方のGPSセンサが、GPS衛星からの測位信号を受信できた場合には、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の各検出結果の両方を用いてデジタルカメラの位置を測位する。
また、背面モニタ45に表示される設定メニュー画面において、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の各検出結果の両方を比較し、検出結果の信頼性度が高い方、または、検出結果の衛星捕捉数が多い方の位置をデジタルカメラの測位情報にする設定がされていた場合、カメラ本体1が動作している状態において、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されて、縦位置グリップ11とカメラ本体1とが電気的に接続されると、CPU31は、縦位置グリップ11の不揮発性メモリ62に記録されている縦位置GPSセンサ13の検出結果から測位した位置を、横位置GPSセンサ5の検出結果から測位した位置と比較し、縦位置GPSセンサ13による検出結果の信頼性度が横位置GPSセンサ5による検出結果の信頼性度よりも高い場合、または、縦位置GPSセンサ13による検出結果の衛星捕捉数が横位置GPSセンサ5による検出結果の衛星捕捉数よりも多い場合、縦位置GPSセンサ13の検出結果から測位した位置をデジタルカメラの位置とする。
また、縦位置グリップ11のCPU61には、操作部材65が接続されている。操作部材65は、図示しない電源スイッチ、および、上述した縦位置レリーズボタン12などからなる。電源スイッチは、縦位置グリップ11の電源のON/OFFを操作する際に操作される。また、縦位置グリップ11には、上述したバッテリーからなる電源66が備えられている。電源66は、電源スイッチがONにされると、縦位置グリップ11の内部回路に電力を供給して縦位置グリップ11を単独で駆動させる。
本実施形態のデジタルカメラの筐体は、上記のように、横位置GPSセンサ5およびCPU31を備えるカメラ本体1と、縦位置GPSセンサ13を備えてカメラ本体1に自在に着脱される縦位置グリップ11とから構成される。また、縦位置グリップ11は、縦位置GPSセンサ13の検出結果から縦位置グリップ11の位置を測位する第2演算部を構成するCPU61と、CPU61が測位した位置を記録する不揮発性メモリ62と、縦位置GPSセンサ13,CPU61および不揮発性メモリ62に電力供給する電源66とを備えて着脱部を構成している。また、位置測位機能内蔵装置を構成する本実施形態によるデジタルカメラは、上述した撮像部を構成する撮像素子35を備えている。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、CPU31の位置情報取得処理について説明する。
S1において、CPU31は、電源スイッチが操作されてデジタルカメラの電源がONにされたか否かを、判定する。電源スイッチが操作されていなくてデジタルカメラの電源がOFFの状態であり、S1の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、処理を終了する。
一方、電源スイッチが操作されてデジタルカメラの電源がONになり、S1の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、S2において、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されているか否かを、判定する。縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されていなくて筐体がカメラ本体1のみの状態であり、S2の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、S3において、横位置GPSセンサ5で位置測位を行い、GPS衛星から測位信号を受信して位置測位ができたか否かを、判定する。このS3の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、GPS衛星から測位信号を受信して位置測位がされるまでS3の判定処理を繰り返す。GPS衛星から測位信号を受信して横位置GPSセンサ5で位置測位がされ、S3の判定結果が“Yes”となった場合、CPU31は、S4において、横位置GPSセンサ5が位置測位した検出結果を取得し、撮影位置の緯度,経度,および高度を算出し、S5において、撮像素子35によって撮影された撮影画像の画像ファイルに付加する情報として、撮影位置情報を画像処理ブロック39へ出力する。
一方、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されて筐体がカメラ本体1と縦位置グリップ11とから構成され、S2の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、S6において、傾斜センサ48の検出結果からデジタルカメラが縦位置の状態であるか否かを、判定する。デジタルカメラが縦位置の状態で、S6の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、S7において、縦位置GPSセンサ13で位置測位を行い、GPS衛星から測位信号を受信して位置測位ができたか否かを、判定する。このS7の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、S6の判定処理に戻る。一方、GPS衛星から測位信号を受信して縦位置GPSセンサ13で位置測位がされ、S7の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、続いて、S8において、横位置GPSセンサ5で位置測位を行い、GPS衛星から測位信号を受信して横位置GPSセンサ5によって位置測位ができたか否かを、判定する。このS8の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、S9において、縦位置GPSセンサ13で位置測位した検出結果のみを取得し、撮影位置の緯度,経度,および高度を算出し、S5において、撮影画像の画像ファイルに付加する情報として画像処理ブロック39へ出力する。
一方、デジタルカメラの向きが縦位置の状態でなくて、S6の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、S10において、横位置GPSセンサ5で位置測位を行い、GPS衛星から測位信号を受信して横位置GPSセンサ5によって位置測位ができたか否かを、判定する。このS10の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、S6の判定処理に戻る。一方、GPS衛星から測位信号を受信して横位置GPSセンサ5で位置測位がされ、S10の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、続いて、S11において、縦位置GPSセンサ13で位置測位を行い、GPS衛星から測位信号を受信して縦位置GPSセンサ13によって位置測位ができたか否かを、判定する。このS11の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、S12において、横位置GPSセンサ5で位置測位した検出結果のみを取得し、撮影位置の緯度,経度,および高度を算出し、S5において、撮影画像の画像ファイルに付加する情報として画像処理ブロック39へ出力する。
また、横位置GPSセンサ5で位置測位ができて、S8の判定結果が“Yes”であった場合、または、縦位置GPSセンサ13で位置測位ができて、S11の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、S13において、縦位置GPSセンサ13および横位置GPS6で位置測位した両方の検出結果を取得する。そして、これらの取得した各検出結果を合わせることにより位置精度を向上させ、撮影位置の緯度,経度,および高度を算出し、S5において、撮影画像の画像ファイルに付加する情報として画像処理ブロック39へ出力する。
次に、CPU31は、S14において、電源スイッチが操作されてデジタルカメラの電源がOFFにされたか否かを、判定する。電源スイッチが操作されていなくてデジタルカメラの電源スイッチがONの状態であり、S14の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、S2の処理に戻る。一方、電源スイッチが操作されてデジタルカメラの電源スイッチがOFFになり、S14の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、デジタルカメラの電源をOFFにして所定の終了処理をする。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、縦位置グリップ11が単体で使用された場合に、縦位置グリップ11内のCPU61によって行われる位置情報取得処理について説明する。
S21において、CPU61は、電源スイッチが操作されて縦位置グリップ11の電源がONにされたか否かを、判定する。電源スイッチが操作されていなくて縦位置グリップ11の電源がOFFの状態であり、S21の判定結果が“No”であった場合、CPU61は、処理を終了する。
一方、電源スイッチが操作されて縦位置グリップ11の電源がONになり、S21の判定結果が“Yes”であった場合、CPU61は、S22において、縦位置GPSセンサ13で位置測位を行い、GPS衛星から測位信号を受信して縦位置GPSセンサ13によって位置測位ができたか否かを、判定する。このS22の判定結果が“No”であった場合、CPU61は、GPS衛星から測位信号を受信して位置測位がされるまでS22の判定処理を繰り返す。GPS衛星から測位信号を受信して縦位置GPSセンサ13で位置測位がされ、S22の判定結果が“Yes”となった場合、CPU61は、S23において、縦位置GPSセンサ13が位置測位した検出結果を取得し、撮影位置の緯度,経度,および高度を演算するGPS信号処理を行う。続いて、CPU61は、S24において、演算した測位情報を時間情報と共に縦位置グリップ11内の不揮発性メモリ62にログとして記録する。
次に、CPU61は、S25において、電源スイッチが操作されて縦位置グリップ11の電源がOFFにされたか否かを、判定する。電源スイッチが操作されていなくて縦位置グリップ11の電源スイッチがONの状態であり、S25の判定結果が“No”であった場合、CPU61は、S22の処理に戻る。一方、電源スイッチが操作されて縦位置グリップ11の電源スイッチがOFFになり、S25の判定結果が“Yes”であった場合、CPU61は、縦位置グリップ11の電源をOFFにして所定の終了処理をする。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、カメラ本体1の動作中に縦位置グリップ11が装着された場合に、カメラ本体1内のCPU31によって行われる位置情報取得処理について説明する。なお、本フローチャートにおいては、設定メニュー画面において、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の各検出結果の両方を比較し、検出結果の信頼性度が高い方、または、検出結果の衛星捕捉数が多い方の位置をデジタルカメラの位置とする設定がされていることを前提として、説明する。
S31において、CPU31は、カメラ本体1に縦位置グリップ11が装着されたか否かを、判定する。カメラ本体1に縦位置グリップ11が装着されていなくて、S31の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、処理を終了する。
一方、カメラ本体1に縦位置グリップ11が装着されていて、S31の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、S32において、カメラ本体1内の不揮発性メモリ32または記録媒体43に撮影画像の画像ファイルが有るか否かを、判定する。カメラ本体1内に撮影画像の画像ファイルが無くて、S32の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、処理を終了する。
一方、カメラ本体1内に撮影画像の画像ファイルが有って、S32の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、S33において、縦位置グリップ11内の不揮発性メモリ62にアクセスしてログとして不揮発性メモリ62に記録された時間情報と、カメラ本体1内の不揮発性メモリ32または記録媒体43の画像ファイルにおけるヘッダ領域に記録された時間情報とを基に、その画像ファイルにおけるヘッダ領域に記録された横位置GPSセンサ5による位置情報と、ログにおける縦位置GPSセンサ13による位置情報とを比較する。そして、不揮発性メモリ62に記録された縦位置GPSセンサ13による位置の方が、ヘッダ領域に記録された横位置GPSセンサ5による位置よりも信頼性度または衛星捕捉数において良かった場合、S33の判定結果が“Yes”となり、CPU31は、S34において、ヘッダ領域に記録された横位置GPSセンサ5による位置情報を不揮発性メモリ62に記録された縦位置GPSセンサ13による位置情報に上書きし、書き換える。一方、不揮発性メモリ62に記録された縦位置GPSセンサ13による位置の方が、ヘッダ領域に記録された横位置GPSセンサ5による位置よりも信頼性度または衛星捕捉数において悪かった場合、S33の判定結果が“No”となり、CPU31は、S34の書き換え処理を行わない。
CPU31は、S34の処理を終えるか、または、S33の判定結果が“No”であった場合、S35において、カメラ本体1内の不揮発性メモリ32または記録媒体43に有る全画像について、S33の比較処理を実行したか否か、判定する。比較する画像が残っていて、S35の判定結果が“No”であった場合、CPU31は、処理をS33に戻し、全ての画像ファイルに対して比較処理を行う。全ての画像ファイルに対して比較処理を行って比較する画像が無くなり、S35の判定結果が“Yes”であった場合、CPU31は、処理を終了する。
なお、設定メニュー画面において、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の各検出結果の両方を比較し、検出結果の信頼性度が高い方、または、検出結果の衛星捕捉数が多い方の位置をデジタルカメラの位置にする設定がされていない場合には、S33の比較判定処理は行わず、縦位置グリップ11側の縦位置GPSセンサ13による測位結果と、カメラ本体1側の横位置GPSセンサ5による測位結果とを合わせて位置測位することにより、位置精度を向上させるように構成してもよい。
このような本実施形態のデジタルカメラによれば、図4のフローチャートを用いて説明したように、測位信号受信面5aが天空方向を向いて筐体に配置された横位置GPSセンサ5、および測位信号受信面13aが天空方向に対して直交する方向を向いて筐体に配置された縦位置GPSセンサ13の各検出結果の少なくとも一方が用いられて、CPU31によってデジタルカメラの位置が測位される。このため、デジタルカメラが縦向きまたは横向きのいずれの状態で使用されていても、GPS衛星から測位信号を感度よく受信することができ、位置測位の精度は高くなる。
また、本実施形態のデジタルカメラによれば、測位信号受信面5aが天空方向を向いた横位置GPSセンサ5および測位信号受信面13aが天空方向に直交する方向を向いた縦位置GPSセンサ13がデジタルカメラに備えられているため、デジタルカメラの筐体が縦向きまたは横向きのいずれの状態に構えられても、GPS衛星から測位信号を感度よく受信することができるため、撮像素子35によって撮像される画像のファイルのヘッダ領域に付与される位置測位の精度は高くなる。
また、本実施形態のデジタルカメラによれば、各測位信号受信面5a,13aが異なる方向を向いた横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の各検出結果の両方が用いられて、図4,S13の処理において、CPU31によってデジタルカメラの位置が演算される。このため、測位信号受信面が1方向を向いた1つのGPSセンサの検出結果を用いてデジタルカメラの位置が測位される場合と比べて、より多くのGPS衛星が捕捉されて位置測位の演算が行われるため、位置測位の精度は高くなる。
また、本実施形態のデジタルカメラによれば、カメラ本体1に自在に着脱される縦位置グリップ11に、縦位置GPSセンサ13、CPU61および不揮発性メモリ62、並びにこれらに電力供給する電源66が備えられる。このため、縦位置グリップ11がカメラ本体1から取り外された単体の状態でも、電源66から供給される電力により、縦位置GPSセンサ13,CPU61および不揮発性メモリ62が動作し、縦位置グリップ11の位置測位が行える。
また、本実施形態のデジタルカメラによれば、図6のフローチャートを用いて説明したように、縦位置グリップ11がカメラ本体1に装着されると、CPU31により、S33において、縦位置グリップ11の不揮発性メモリ62に記録されている縦位置GPSセンサ13の検出結果から測位された位置が、横位置GPSセンサ5の検出結果から測位された位置と比較される。そして、縦位置GPSセンサ13による検出結果の信頼性度が横位置GPSセンサ5による検出結果の信頼性度よりも高い場合、または、縦位置GPSセンサ13による検出結果の衛星捕捉数が横位置GPSセンサ5による検出結果の衛星捕捉数よりも多い場合、S34において、縦位置グリップ11の記録部に記録されている縦位置GPSセンサ13の検出結果から測位された位置が、デジタルカメラの位置とされる。このため、信頼性度の高い方の検出結果、または、衛星捕捉数の多い方の検出結果に基づいて測位された位置がデジタルカメラの位置とされるため、位置測位の精度はより高くなる。
また、上記実施形態によれば、縦位置グリップ11が単体で使用された場合に、縦位置GPSセンサ13の検出結果に基づいてCPU61が算出した撮影位置の緯度、経度、および高度などの測位情報が、無線通信ユニット20により、外部機器に無線通信によってリアルタイムに送信される。このため、例えば、GPSセンサを備えていないが、無線通信機能を有するコンパクトカメラに、CPU61が算出した撮影位置の緯度、経度、および高度などの測位情報を縦位置グリップ11からリアルタイムに送信することができる。従って、縦位置グリップ11とコンパクトカメラとを無線通信で接続することで、コンパクトカメラで撮影した画像に位置情報を添付することができる。
なお、上記実施形態では、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の各検出結果の両方が用いられて、CPU31によってデジタルカメラの位置が測位される構成について説明したが、本発明はこれに限られることはない。例えば、CPU31が、傾斜センサ48によって横位置GPSセンサ5の測位信号受信面5aが天空方向に向けられていることが検出されると、横位置GPSセンサ5の検出結果、縦位置GPSセンサ13の測位信号受信面13aが天空方向に向けられていることが検出されると、縦位置GPSセンサ13の検出結果を用いて、デジタルカメラの位置を測位するように構成してもよい。この構成によれば、天空方向に向けられてGPS衛星からの測位信号の受信姿勢がよい方のGPSセンサの検出結果が用いられて、デジタルカメラの位置が測位されるため、この構成によっても位置測位の精度は高くなる。
また、上記実施形態では、図4,S13の処理において、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13の各検出結果の両方が用いられて、CPU31によってデジタルカメラの位置が測位される構成について説明したが、本発明はこれに限られることはない。例えば、CPU31が、図4,S13の処理において、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13のそれぞれで検出されたGPS衛星の数または検出結果の信頼性度を比較し、GPS衛星の検出数が多い方または検出結果の信頼性度が高い方のGPSセンサの検出結果をデジタルカメラの位置測位に用いるように構成してもよい。この構成によれば、CPU31により、横位置GPSセンサ5および縦位置GPSセンサ13のそれぞれで検出されたGPS衛星の数が比較され、GPS衛星の検出数が多い方、または検出結果の信頼性度が高い方のGPSセンサの検出結果がデジタルカメラの位置測位に用いられる。このため、GPS衛星から受信されるより多くの測位信号に基づいて、または信頼性度が高い測位信号に基づいて、位置測位の演算が行われるため、この構成によっても位置測位の精度は高くなる。
また、上記実施形態では、横位置GPSセンサ5がカメラ本体1に内蔵された構成について説明したが、本発明はこれに限られることはない。例えば、カメラ本体1の上部に設けられたホットシューに横位置GPSセンサを装着させる構成にしてもよい。この構成においても上記実施形態と同様の作用・効果が奏される。
また、上記実施形態および変形例では、縦位置グリップ11がカメラ本体1から取り外し可能な筐体の構成について説明したが、本発明はこれに限られることはない。例えば、縦位置グリップ11がカメラ本体1から取り外しできない一体型に形成された構成であってもよい。この構成においても上記実施形態と同様の作用・効果が奏される。
また、上記実施形態では、本発明による位置測位機能内蔵装置をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られることはない。例えば、撮像素子35といった撮影部を備えていないカメラ以外の位置測位機能内蔵装置に本発明を適用してもよい。このような装置によっても、上記実施形態と同様な作用・効果が奏される。
すなわち、本発明は、
測位信号受信面が天空方向を向いて筐体に配置された、測位衛星から測位信号を受信する第1位置測位センサと、
測位信号受信面が天空方向に対して直交する方向を向いて筐体に配置された、測位衛星から測位信号を受信する第2位置測位センサと、
第1位置測位センサおよび第2位置測位センサの各検出結果の少なくとも一方を用いて装置の位置を測位する第1演算部と
を備えた位置測位機能内蔵装置に適用することができる。
この構成による位置測位機能内蔵装置によれば、測位信号受信面が天空方向を向いて筐体に配置された第1位置測位センサ、および測位信号受信面が天空方向に対して直交する方向を向いて筐体に配置された第2位置測位センサの各検出結果の少なくとも一方が用いられて、第1演算部によって装置の位置が測位される。このため、位置測位機能内蔵装置が縦向きまたは横向きのいずれの状態で使用されていても、測位衛星から測位信号を感度よく受信することができ、位置測位の精度は高くなる。
また、上記の位置測位機能内蔵装置は、筐体の姿勢を検出する姿勢検出部を備え、
第1演算部が、姿勢検出部によって第1位置測位センサの測位信号受信面が天空方向に向けられていることが検出されると第1位置測位センサの検出結果、第2位置測位センサの測位信号受信面が天空方向に向けられていることが検出されると第2位置測位センサの検出結果を用いて装置の位置を測位する構成にしてもよい。
本構成によれば、姿勢検出部によって第1位置測位センサの測位信号受信面が天空方向に向けられていることが検出されると第1位置測位センサの検出結果、第2位置測位センサの測位信号受信面が天空方向に向けられていることが検出されると第2位置測位センサの検出結果が用いられて、第1演算部によって装置の位置が測位される。このため、天空方向に向けられて測位衛星からの測位信号の受信姿勢がよい方の位置測位センサの検出結果が用いられて、装置の位置が測位されるため、位置測位の精度は高くなる。
また、上記の位置測位機能内蔵装置は、第1演算部が、第1位置測位センサおよび第2位置測位センサの各検出結果の両方を用いて装置の位置を測位する構成にしてもよい。
本構成によれば、測位信号受信面が異なる方向を向いた第1位置測位センサおよび第2位置測位センサの各検出結果の両方が用いられて、第1演算部によって装置の位置が測位される。このため、測位信号受信面が1方向を向いた1つの位置測位センサの検出結果を用いて装置の位置が測位される場合と比べて、より多くの測位衛星が捕捉されて位置測位の演算が行われるため、位置測位の精度は高くなる。
また、上記の位置測位機能内蔵装置は、第1演算部が、第1位置測位センサおよび第2位置測位センサのそれぞれで検出された測位衛星の数を比較し、測位衛星の検出数が多い方の位置測位センサの検出結果を装置の位置測位に用いる構成にしてもよい。
本構成によれば、第1演算部により、第1位置測位センサおよび第2位置測位センサのそれぞれで検出された測位衛星の数が比較され、測位衛星の検出数が多い方の位置測位センサの検出結果が装置の位置測位に用いられる。このため、測位衛星から受信されるより多くの測位信号に基づいて位置測位の演算が行われるため、位置測位の精度は高くなる。
また、上記の位置測位機能内蔵装置は、筐体が、第1位置測位センサおよび第1演算部を備える本体部と、第2位置測位センサを備えて本体部に自在に着脱される着脱部とから構成され、
着脱部が、第2位置測位センサの検出結果から着脱部の位置を測位する第2演算部と、第2演算部が測位した位置を記録する記録部と、第2位置測位センサ,第2演算部および記録部に電力供給するバッテリとを備える構成にしてもよい。
本構成によれば、本体部に自在に着脱される着脱部に、第2位置測位センサ、第2演算部および記録部、並びにこれらに電力供給するバッテリが備えられる。このため、着脱部が本体部から取り外された単体の状態でも、バッテリから供給される電力により、第2位置測位センサ,第2演算部および記録部が動作し、着脱部の位置測位が行える。
また、上記の位置測位機能内蔵装置は、第1演算部が、着脱部が本体部に装着されると記録部に記録されている位置を、第1位置測位センサの検出結果から測位した位置と比較し、第2位置測位センサによる検出結果の信頼性度が第1位置測位センサによる検出結果の信頼性度よりも高い場合、または、第2位置測位センサによる検出結果の衛星捕捉数が第1位置測位センサによる検出結果の衛星捕捉数よりも多い場合、記録部に記録されている位置を装置の位置とする構成にしてもよい。
本構成によれば、着脱部が本体部に装着されると、第1演算部により、着脱部の記録部に記録されている第2位置測位センサの検出結果から測位された位置が、第1位置測位センサの検出結果から測位された位置と比較される。そして、第2位置測位センサによる検出結果の信頼性度が第1位置測位センサによる検出結果の信頼性度よりも高い場合、または、第2位置測位センサによる検出結果の衛星捕捉数が第1位置測位センサによる検出結果の衛星捕捉数よりも多い場合、着脱部の記録部に記録されている第2位置測位センサの検出結果から測位された位置が、装置の位置とされる。このため、信頼性度の高い方の検出結果、または、衛星捕捉数の多い方の検出結果に基づいて測位された位置が装置の位置とされるため、位置測位の精度はより高くなる。
1…カメラ本体
5…横位置GPSセンサ
5a…測位信号受信面
11…縦位置グリップ
13…縦位置GPSセンサ
13a…測位信号受信面
31…CPU
43…記録媒体
49…通信制御部
61…CPU
62…不揮発性メモリ
64…通信制御部
66…電源

Claims (7)

  1. 測位信号受信面が天空方向を向いて筐体に配置された、測位衛星から測位信号を受信する第1位置測位センサと、
    測位信号受信面が天空方向に対して直交する方向を向いて前記筐体に配置された、測位衛星から測位信号を受信する第2位置測位センサと、
    前記第1位置測位センサおよび前記第2位置測位センサの各検出結果の少なくとも一方を用いて装置の位置を測位する第1演算部とを備える位置測位機能内蔵装置。
  2. 請求項1に記載の位置測位機能内蔵装置において、
    前記筐体の姿勢を検出する姿勢検出部を備え、
    前記第1演算部は、前記姿勢検出部によって前記第1位置測位センサの測位信号受信面が天空方向に向けられていることが検出されると前記第1位置測位センサの検出結果、前記第2位置測位センサの測位信号受信面が天空方向に向けられていることが検出されると前記第2位置測位センサの検出結果を用いて装置の位置を測位することを特徴とする位置測位機能内蔵装置。
  3. 請求項1に記載の位置測位機能内蔵装置において、
    前記第1演算部は、前記第1位置測位センサおよび前記第2位置測位センサの各検出結果の両方を用いて装置の位置を測位することを特徴とする位置測位機能内蔵装置。
  4. 請求項1に記載の位置測位機能内蔵装置において、
    前記第1演算部は、前記第1位置測位センサおよび前記第2位置測位センサのそれぞれで検出された測位衛星の数を比較し、測位衛星の検出数が多い方の位置測位センサの検出結果を装置の位置測位に用いることを特徴とする位置測位機能内蔵装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の位置測位機能内蔵装置において、
    前記筐体は、前記第1位置測位センサおよび前記第1演算部を備えるカメラ本体と、前記第2位置測位センサを備えて前記カメラ本体に自在に着脱される着脱部とから構成され、
    前記着脱部は、前記第2位置測位センサの検出結果から前記着脱部の位置を測位する第2演算部と、前記第2演算部が測位した位置を記録する記録部と、前記第2位置測位センサ,前記第2演算部および前記記録部に電力供給するバッテリとを備えることを特徴とする位置測位機能内蔵装置。
  6. 請求項5に記載の位置測位機能内蔵装置において、
    前記第1演算部は、前記着脱部が前記カメラ本体に装着されると前記記録部に記録されている位置を、前記第1位置測位センサの検出結果から測位した位置と比較し、前記第2位置測位センサによる検出結果の信頼性度が前記第1位置測位センサによる検出結果の信頼性度よりも高い場合、または、前記第2位置測位センサによる検出結果の衛星捕捉数が前記第1位置測位センサによる検出結果の衛星捕捉数よりも多い場合、前記記録部に記録されている位置を装置の位置とすることを特徴とする位置測位機能内蔵装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の位置測位機能内蔵装置に、
    被写体像を撮像する撮像部を備えて構成されるカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015042003A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 明星電気株式会社 移動体追尾装置、移動体追尾方法

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