JP2011082384A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート絶縁膜内の電子のトラップに対処可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、基板201と、基板の表面に平行な方向に沿って、基板内に交互に形成された第1の素子分離領域と第1の活性領域とを含む領域であり、第1の活性領域上にセルトランジスタが形成されているセル部221と、基板内に形成された第2の活性領域を含む領域であるダミー部222と、第1の活性領域上に形成されたコンタクトプラグ231と、第2の活性領域上に形成されたダミーコンタクトプラグ232とを備え、当該半導体記憶装置内のメモリセルに対する書き込み時又は消去時に、ダミーコンタクトプラグに電圧を印加する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、例えば、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルを用いて構成される不揮発性半導体記憶装置に使用されるものである。
NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置では、メモリセルに対する書き込み動作や消去動作の際、メモリセルの温度が低いほど、ゲート絶縁膜内に電子がトラップされやすいという問題がある。ゲート絶縁膜内に電子がトラップされると、セルトランジスタの閾値電圧が変動し、メモリセルに対する書き込み回数や消去回数が増えてしまう。そのため、ゲート絶縁膜内に電子がトラップされやすいと、ゲート絶縁膜の劣化が速く進んでしまうという問題がある。
特許文献1には、半導体不揮発性メモリと、当該半導体不揮発性メモリに対してアニール処理を行うアニール部とを備える半導体不揮発性メモリ装置が記載されている。これにより、当該半導体不揮発性メモリ装置では、書き込みと消去とを繰り返した場合でも、ホットホール注入によるダメージを回復でき、書き込み状態及び消去状態の特性劣化を防止することができる。
また、特許文献2には、書き込み時にドレインに正の電圧を印加し、ソース及びゲートに負の電圧を印加することで、ソースとボディ領域との間の逆バイアスにより熱を発生させ、トラップ膜にホール注入を行う半導体装置が記載されている。
特開2006−196650号公報 特開2009−76487号公報
本発明は、ゲート絶縁膜内への電子のトラップに対処可能な半導体記憶装置を提供することを課題とする。
本発明の一の態様の半導体記憶装置は、例えば、基板と、前記基板の表面に平行な方向に沿って、前記基板内に交互に形成された第1の素子分離領域と第1の活性領域とを含む領域であり、前記第1の活性領域上にセルトランジスタが形成されているセル部と、前記基板内に形成された第2の活性領域を含む領域であるダミー部と、前記第1の活性領域上に形成されたコンタクトプラグと、前記第2の活性領域上に形成されたダミーコンタクトプラグとを備え、前記半導体記憶装置内のメモリセルに対する書き込み時又は消去時に、前記ダミーコンタクトプラグに電圧を印加する。
本発明によれば、ゲート絶縁膜内への電子のトラップに対処可能な半導体記憶装置を提供することが可能になる。
第1実施形態の半導体記憶装置の構成を示す概略的な平面図である。 図1のメモリセルアレイ部の構成を示す平面図である。 図2に示すA−A’線に沿った半導体記憶装置の断面図である。 図2に示すB−B’線に沿った半導体記憶装置の断面図である。 図3に示す配線層の平面形状を示す平面図である。 第2実施形態の半導体記憶装置の構成を示す概略的な平面図である。 図6に示すC−C’線に沿った半導体記憶装置の断面図である。 周辺トランジスタの構成を示す断面図である。 第1及び第2実施形態の変形例の半導体記憶装置の構成を示す概略的な平面図である。
本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の半導体記憶装置の構成を示す概略的な平面図である。
本実施形態の半導体記憶装置には、図1に示すように、メモリセルアレイ部101と、周辺回路部102が設けられている。後述するように、メモリセルアレイ部101には、セルトランジスタ及び選択トランジスタが設けられており、周辺回路部102には、周辺トランジスタが設けられている。
本実施形態の半導体記憶装置には更に、ローデコーダ部103と、センスアンプ部104が設けられている。ローデコーダ部103及びセンスアンプ部104は、図1に示すように、メモリセルアレイ部101に隣接して設けられている。また、周辺回路部102は、センスアンプ部104を挟んで、メモリセルアレイ部101の周辺に設けられている。
なお、本実施形態の半導体記憶装置は、不揮発性半導体記憶装置、詳細には、NAND型のフラッシュメモリとなっている。本実施形態の半導体記憶装置の構成の詳細については、後述する。
図2は、図1のメモリセルアレイ部101の構成を示す平面図である。
図2には、メモリセルアレイ部101内に設けられた素子分離領域111及び活性領域112が示されている。素子分離領域111及び活性領域112は、基板201の表面に平行なY方向に伸びており、基板201の表面に平行なX方向に沿って、基板201内に交互に形成されている。図2に示すように、X方向及びY方向は、基板201の表面に平行で、互いに直交する方向となっている。
図2には更に、メモリセルアレイ部101内に設けられたワード線WL及び選択線SLが示されている。ワード線WL及び選択線SLは、X方向に伸びている。ワード線WLは、Y方向において所定の間隔をおいて複数本配置されることにより、ワード線群を形成し、このワード線群に隣接するように選択線SLが配置されている。図2には更に、ワード線WLと活性領域112との交点に設けられたセルトランジスタ211と、選択線SLと活性領域112との交点に設けられた選択トランジスタ212が示されている。セルトランジスタ211の各々は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルを構成している。
また、セルトランジスタ211と選択トランジスタ212は、Y方向に伸びるNANDストリングを構成している。図2では、1つのNANDストリングの一部が、点線Lで示されている。各NANDストリングでは、複数のセルトランジスタ211が直列接続されており、これらのセルトランジスタ211の両端に選択トランジスタ212が接続されている。
メモリセルアレイ部101には更に、図2に示すように、セル部221と、シャント部222が設けられている。セル部221は、本発明のセル部の例であり、シャント部222は、本発明のダミー部の例である。
図2に示すように、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212は、メモリセルアレイ部101内の活性領域112上に形成されている。
セル部221は、メモリセルアレイ部101内において、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212を含む領域であり、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212が設けられた活性領域112と、これらの活性領域112間に位置する素子分離領域111とを含む領域となっている。
一方、シャント部222は、セル部221への電力供給用の領域であり、例えば、周辺回路部102のポンプ回路からセル部221のウェル(後述する第1ウェルWELL1)に電力を供給する。そのため、シャント部222は、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212として用いられていないダミートランジスタ及びダミー選択トランジスタが設けられている活性領域112と、これらの活性領域112間に位置する素子分離領域111とを含む領域となっている。シャント部222は、メモリセルアレイ部101内においてセル部221に隣接して設けられており、セル部221同士の間に位置している。なお、図2では、シャント部222は1個だけ示されているが、メモリセルアレイ部101内には、複数個のシャント部が配置されていても構わない。
なお、セル部221内の素子分離領域111及び活性領域112はそれぞれ、本発明の第1の素子分離領域及び第1の活性領域の例である。図2では、セル部221内の素子分離領域111及び活性領域112がそれぞれ、参照符号111A及び112Aで示されている。
また、シャント部222内の素子分離領域111及び活性領域112はそれぞれ、本発明の第2の素子分離領域及び第2の活性領域の例である。図2では、シャント部222内の素子分離領域111及び活性領域112がそれぞれ、参照符号111B及び112Bで示されている。素子分離領域111B及び活性領域112Bはそれぞれ、素子分離領域111A及び活性領域112Aと異なる領域となっている。
図2には更に、セル部221内の選択線SL間に設けられたコンタクトプラグ231と、シャント部222内の選択線SL間に設けられたダミーコンタクトプラグ232が示されている。
コンタクトプラグ231は、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212用に使用される通常のコンタクトプラグであり、セル部221内の活性領域112上に形成されている。コンタクトプラグ231は、図2に示すように、メモリセルアレイ部101のコンタクト領域内、即ち、異なるNANDストリングに属する選択線SL同士の間に形成されている。
一方、ダミーコンタクトプラグ232は、セル部221内の活性領域112Aに接続されていない。即ち、ダミーコンタクトプラグ232は、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212には電気的に接続されていないコンタクトプラグであり、シャント部222内の活性領域112B上に形成されている。ダミーコンタクトプラグ232の使用方法については、後述する。ダミーコンタクトプラグ232は、コンタクトプラグ231と同様に、メモリセルアレイ部101のコンタクト領域内に形成されている。
図2では、コンタクトプラグ231とダミーコンタクトプラグ232は共に、X方向に沿って千鳥状に配置されている。このように、コンタクトプラグ231とダミーコンタクトプラグ232は、同一の配列パターンで配置することが望ましい。これにより、これらのプラグの製造が容易になる。コンタクトプラグ231とダミーコンタクトプラグ232は例えば、X方向に沿って直線状に配置しても構わない。
続いて、本実施形態の半導体記憶装置の断面形状について説明する。
図3は、図2に示すA−A’線に沿った半導体記憶装置の断面図である。
図3に示すように、基板201内には、Y方向(図2参照)に伸びる複数の素子分離絶縁膜202が設けられている。これにより、基板201内に、素子分離領域111及び活性領域112が形成されている。
図3には更に、基板201上に形成された第1の層間絶縁膜241と、第1の層間絶縁膜241上に形成された第2の層間絶縁膜242が示されている。第1の層間絶縁膜241には、複数のコンタクトホールが設けられており、これらのコンタクトホール内に、コンタクトプラグ231及びダミーコンタクトプラグ232が埋め込まれている。
図3には更に、コンタクトプラグ231及びダミーコンタクトプラグ232上に形成された配線層251が示されている。配線層251は、第1の層間絶縁膜241上に形成されており、第2の層間絶縁膜242で覆われている。図3では、配線層251のうち、コンタクトプラグ231上に形成されている部分が、251X及びYで示され、ダミーコンタクトプラグ232上に形成されている部分が、251Zで示されている。
図4は、図2に示すB−B’線に沿った、選択線SL間の活性領域112A上における半導体記憶装置の断面図である。
図4には、基板201上に形成されたセルトランジスタ211及び選択トランジスタ212が示されている。
セルトランジスタ211の各々は、p型の基板201上に順に形成されたゲート絶縁膜301と、浮遊ゲート302と、ゲート間絶縁膜303と、制御ゲート304により構成されている。セルトランジスタ211は、n値(nは2以上の整数)を記憶可能なメモリセルとなっている。
ここで、基板201内には、上層から、p型の第1ウェルWELL1と、n型の第2ウェルWELL2とが形成されており、これらのウェルの外部に存在する基板201内のその他の領域(以下「ウェル外部領域」と呼ぶ)は、p型領域となっている。第1ウェルWELL1は、第2ウェルWELL2により、ウェル外部領域から電気的に分離されており、例えば、制御ゲート304に0Vが加えられ、かつ、この第1ウェルWELL1に高電圧が加えられることで、メモリセルトランジスタ211に蓄積された電荷が引き抜かれる。なお、第1ウェルWELL1とウェル外部領域は共にp型領域であるが、第1ウェルWELL1の不純物濃度は、ウェル外部領域の不純物濃度よりも高くなっており、第1ウェルWELL1は、ウェル外部領域よりも抵抗が低くなっている。即ち、基板201内のウェル外部領域は、メモリセルアレイ部101内において比較的抵抗が高いといえる。
また、選択トランジスタ212の各々は、基板201上に順に形成されたゲート絶縁膜311と、第1の電極層312と、絶縁膜313と、第2の電極層314により構成されている。選択トランジスタ212には、絶縁膜313を貫通する開口部αが設けられており、開口部αにより、第1の電極層312と第2の電極層314とが電気的に接続されている。第1及び第2の電極層312,314は、選択トランジスタ212のゲート電極を構成している。
図4には更に、第1ウェルWELL1(活性領域112)内に形成された拡散層401が示されている。図4には、NANDストリング1本分のセルトランジスタ211及び選択トランジスタ212が示されており、これらのトランジスタは、拡散層401により互いに直列接続されている。各NANDストリングは、Y方向に伸びるビット線(図示せず)に接続されている。
また、図3に示したA−A’断面において、第2ウェルWELL2はシャント部222間で分離されているが、第2ウェルWELL2は、シャント部222間で接続されていてもよい。即ち、シャント部222において活性領域112Bが第2ウェルWELL2に囲まれていなければよく、シャント部222のいずれかの部分において第2ウェルWELL2に切れ目があり、活性領域112Bが、基板201内のウェル外部領域に接続されていればよい。
ここで、再び図2を参照して、ダミーコンタクトプラグ232の使用方法について説明する。
上述のように、NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置では、メモリセルに対する書き込み動作や消去動作の際、メモリセルの温度が低いほど、ゲート絶縁膜内に電子がトラップされやすいという問題がある。ゲート絶縁膜内に電子がトラップされると、セルトランジスタの閾値電圧が変動し、メモリセルに対する書き込み回数や消去回数が増えてしまう。そのため、ゲート絶縁膜内に電子がトラップされやすいと、ゲート絶縁膜の劣化が速く進んでしまうという問題がある。
そこで、本実施形態では、シャント部222内の活性領域112上に、ダミーコンタクトプラグ232を設ける。これにより、シャント部222内における比較的高抵抗の基板201、即ち、シャント部222内の活性領域112に、電圧を印加することが可能となっている。
そして、本実施形態の半導体記憶装置は、シャント部222内の活性領域112に電圧を印加することで、半導体記憶装置の温度を上昇させる。活性領域112は、高抵抗な抵抗素子に相当するため、電圧が印加されるとジュール熱を発生する。本実施形態では、この温度上昇により、ゲート絶縁膜301(図4参照)内にトラップされた電子をデトラップし、セルトランジスタ211の閾値電圧の変動を抑制することができる。これにより、本実施形態では、メモリセルに対する書き込み回数や消去回数を減らし、ゲート絶縁膜301の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態では、ダミーコンタクトプラグ232は、セル部221として使用されないシャント部222に配置される。これにより、本実施形態では、半導体記憶装置のチップサイズを拡大することなく、半導体記憶装置の温度を上昇させる機構を実現することができる。
また、ゲート絶縁膜301への電子のトラップは、メモリセルの温度が低いほど起こりやすくなる。よって、電圧を印加する活性領域112は、できるだけメモリセルの近くに存在することが望ましい。これにより、メモリセルの温度を上昇させやすくなるからである。図2に示すように、シャント部222は、セル部221に隣接して設けられており、メモリセルに近い位置に存在している。そのため、ダミーコンタクトプラグ232をシャント部222に設置することには、メモリセルの温度を上昇させやすくなるという利点がある。
また、ゲート絶縁膜301への電子のトラップは、メモリセルに対する書き込み動作や消去動作の際に生じる。そこで、本実施形態の半導体記憶装置は、メモリセルに対するデータの書き込み時及び消去時に、ダミーコンタクトプラグ232に電圧を印加する。これにより、電子のトラップからデトラップまでに期間が開いてしまうことを防ぐことが可能になる。
また、本実施形態の周辺回路部102内に存在する制御回路は、ダミーコンタクトプラグ232に対し、コンタクトプラグ231に印加する電圧と同じ大きさの電圧を印加する。例えば、消去動作に用いる消去電圧は20〜30V程度、書き込み動作に用いる書き込み電圧は15〜25V程度であり、これらはメモリセルの温度を上昇させるには十分な電圧である。これには、コンタクトプラグ231に電圧を印加する機構を、ダミーコンタクトプラグ232にもそのまま転用できるという利点がある。本実施形態では、メモリセルに対する書き込み動作や消去動作の間、ダミーコンタクトプラグ232に一定の電圧が印加される。
なお、本実施形態では、ダミーコンタクトプラグ232は、シャント部222内の全ての活性領域112上に配置されているが、シャント部222内の一部の活性領域112上のみに配置してもよい。ただし、ダミーコンタクトプラグ232をシャント部222内の全ての活性領域112上に配置することには、シャント部222を無駄なく活用できるという利点がある。
また、本実施形態では、ダミーコンタクトプラグ232は、コンタクトプラグ231と同一の配列パターンで配置されているが、コンタクトプラグ231と異なる配列パターンで配置してもよい。ただし、ダミーコンタクトプラグ232をコンタクトプラグ231と同一の配列パターンで配置することには、これらのプラグの製造が容易になるという利点がある。
また、ダミーコンタクトプラグ232を配置する活性領域112は、基板201に不純物を注入して形成してもよいし、セル部221内の第1ウェルWELL1と同じ構成のものを使用してもよい。また、活性領域122Bがp型である限り、活性領域112に更にn型の不純物を注入した構成のものでもよい。その結果、活性領域122Bの抵抗率を上げることができ、さらにメモリセルの温度を上昇させることができる。
ここで、図3に示す配線層251(251X〜Z)の平面形状について説明する。
図5は、配線層251の平面形状を示す平面図である。
図5では、配線層251のうち、コンタクトプラグ231上に形成されている部分が、251X,Yで示されている。これらの配線251X,Yは、周辺回路部102のポンプ回路からセル部221に電力を供給するための引き回し配線となっている。図5に示すように、配線251X,Yは、周辺回路部102とセル部221とを繋ぐための領域であるシャント部222内に配置されている。図5では、コンタクトプラグ231はいわゆる共通ソース線に繋がるコンタクトプラグであり、配線251X,Yは、複数のコンタクトプラグ231に共通に接続されている。
図5では更に、配線層251のうち、ダミーコンタクトプラグ232上に形成されている部分が、251Zで示されている。この配線251Zは、ダミーコンタクトプラグ232に電圧を印加するための引き回し配線となっている。この電圧は、セル部221に供給される電力と同様、周辺回路部102のポンプ回路から供給される。そのため、配線251Zは、配線251X,Yと同様、シャント部222内に配置されている。
以上のように、本実施形態では、セル部221内の活性領域112上にコンタクトプラグ231を設置すると共に、シャント部222内の活性領域112上にダミーコンタクトプラグ233を設置する。これにより、本実施形態では、シャント部222内の活性領域112に電圧を印加することで、半導体記憶装置の温度を上昇させ、ゲート絶縁膜301内にトラップされた電子をデトラップすることが可能となる。
また、シャント部222は、セル部221として使用されない領域であるため、本実施形態では、半導体記憶装置のチップサイズを拡大することなく、半導体記憶装置の温度を上昇させる機構を実現することができる。
また、シャント部222は、セル部221に隣接して設けられているため、ダミーコンタクトプラグ232をシャント部222に設置することにより、メモリセルの温度を上昇させやすくなる。
なお、本実施形態では、ダミー部の例としてシャント部222を取り上げたが、ダミー部は、メモリセルアレイ部101内におけるシャント部222以外の領域であっても構わない。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、第2実施形態については、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態の半導体記憶装置の構成を示す概略的な平面図である。
本実施形態の半導体記憶装置は、図6に示すように、メモリセルアレイ部101と、周辺回路部102と、ローデコーダ部103と、センスアンプ部104とを備える。第1実施形態と同様である。
図6には更に、周辺回路部102に設けられた領域R及びR’が示されている。領域Rは、周辺回路部102の端部に位置しており、領域R’は、周辺回路部102の端部から離れた場所に位置している。領域R及びR’の詳細については、後述する。
本実施形態のメモリセルアレイ部101の構成は、図2に示す通りであり、第1実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、後述するように、ダミーコンタクトプラグが周辺回路部102に配置されることから、図2に示すダミーコンタクトプラグ232は配置されなくてもよい。
本実施形態のメモリセルアレイ部101では、図2に示すように、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212が、一部の活性領域112上、即ち、セル部221内の112Aで示す活性領域112上に形成されている。第1実施形態と同様である。メモリセルアレイ部101内の素子分離領域111(111A,B)及び活性領域112(112A,B)はそれぞれ、本発明の第1の素子分離領域及び第1の活性領域の例である。
続いて、本実施形態の半導体記憶装置の断面形状について説明する。
図7は、図6に示すC−C’線に沿った半導体記憶装置の断面図である。
図7に示すように、周辺回路部102の領域Rにおいては、メモリセルアレイ部101と同様、基板201内に複数の素子分離絶縁膜202が設けられている。これにより、基板201内に、素子分離領域111及び活性領域112が形成されている。周辺回路部102では、素子分離領域111及び活性領域112が、基板201の表面に平行な方向に沿って、基板201内に交互に形成されている。
メモリセルアレイ部101内には、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212が設けられているのに対し、周辺回路部102内には、周辺トランジスタが設けられている。そして、セルトランジスタ211及び選択トランジスタ212が、メモリセルアレイ部101内の一部の活性領域112上に形成されているのと同様に、周辺トランジスタは、周辺回路部102内の一部の活性領域112上に形成されている。周辺回路部102内の素子分離領域111及び活性領域112はそれぞれ、本発明の第2の素子分離領域及び第2の活性領域の例である。なお、周辺トランジスタの詳細な形状は、後述する。
本実施形態では、周辺回路部102の端部に位置する領域R内では、活性領域112上に周辺トランジスタが設けられていないものとする。図7では、領域R内の素子分離領域111及び活性領域112が、111C及び112Cで示されており、領域R外の素子分離領域111及び活性領域112が、111D及び112Dで示されている。
そして、本実施形態では、ダミーコンタクトプラグ233が、周辺回路部102において、領域R内の活性領域112上、即ち、周辺トランジスタが設けられていない活性領域112上に形成されている。これにより、本実施形態では、第1実施形態の場合と同様、領域R内の活性領域112に電圧を印加することが可能となっている。領域Rは、本発明のダミー部の例である。
本実施形態のダミーコンタクトプラグ233の使用方法は、第1実施形態のダミーコンタクトプラグ232の使用方法と同様である。
本実施形態の半導体記憶装置は、領域R内の活性領域112に電圧を印加することで、半導体記憶装置の温度を上昇させる。本実施形態では、この温度上昇により、ゲート絶縁膜301(図4参照)内にトラップされた電子をデトラップし、セルトランジスタ211の閾値電圧の変動を抑制することができる。これにより、本実施形態では、メモリセルに対する書き込み回数や消去回数を減らし、ゲート絶縁膜301の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態では、ダミーコンタクトプラグ233は、周辺回路部102内において、周辺トランジスタが設けられていない活性領域112上に配置される。これにより、本実施形態では、半導体記憶装置のチップサイズを拡大することなく、半導体記憶装置の温度を上昇させる機構を実現することができる。
図8は、本実施形態の周辺トランジスタ213の構成を示す断面図である。図8には、基板201上に形成された周辺トランジスタ213が示されている。
周辺トランジスタ213の各々は、基板201上に順に形成されたゲート絶縁膜321と、第1の電極層322と、絶縁膜323と、第2の電極層324により構成されている。周辺トランジスタ213には、絶縁膜323を貫通する開口部βが設けられており、開口部βにより、第1の電極層322と第2の電極層324とが電気的に接続されている。第1及び第2の電極層322,324は、周辺トランジスタ213のゲート電極を構成している。図8には更に、基板201(活性領域112)内に形成された拡散層401が示されている。
ここで、図2、図6、及び図7を参照して、第1実施形態と第2実施形態との違いについて説明する。
第1実施形態では、図2に示すように、ダミーコンタクトプラグ232は、シャント部222内に形成される。シャント部222は、セル部221に隣接して設けられており、メモリセルに近い位置に存在している。従って、第1実施形態には、メモリセルの温度を上昇させやすいという利点がある。
一方、第2実施形態では、図7に示すように、ダミーコンタクトプラグ233は、周辺回路部102内に形成される。周辺回路部102は、シャント部222に比べて、セル部221から離れた位置に設けられている。しかしながら、第2実施形態では、領域Rの長さから明らかなように、抵抗素子として作用する活性領域112の長さを長くとることができるため、大量のジュール熱を発生させることができる。従って、第2実施形態には、発生する熱量が比較的大きいという利点がある。
なお、第2実施形態では、図6に示すように、領域Rが周辺回路部102の端部に位置している。これは、周辺回路部102では一般に、端部が使用されず、端部に位置する活性領域112上に周辺トランジスタが設けられないことに起因している。
また、場合によっては、領域R’のような、周辺回路部102の端部から離れた領域が使用されないこともある。この場合には、ダミーコンタクトプラグ233は、領域R’内の活性領域112上に設けてもよい。ダミーコンタクトプラグ233を領域R’内に設置することには、領域R内に設置するのに比べて、温度上昇に寄与する活性領域112とメモリセルとの距離が近くなり、メモリセルの温度を上昇させやすくなるという利点がある。領域R’もまた、本発明のダミー部の例である。
また、領域R又は領域R’における構造を、メモリセルアレイ部101と同様の構造にすることにより、幅の狭い活性領域112Cを設けることができる。その結果、活性領域112Cの抵抗が大きくなり、メモリセルの温度を上昇させやすくすることができる。
以上のように、本実施形態では、メモリセルアレイ部101内におけるセルトランジスタ211が設けられた活性領域112上に、コンタクトプラグ231を設置すると共に、周辺回路部102内における周辺トランジスタ213が設けられていない活性領域112上に、ダミーコンタクトプラグ233を設置する。これにより、本実施形態では、後者のの活性領域112に電圧を印加することで、半導体記憶装置の温度を上昇させ、ゲート絶縁膜301内にトラップされた電子をデトラップすることが可能となる。
また、ダミーコンタクトプラグ233は、周辺トランジスタ213が設けられていない活性領域112上に設置されるため、本実施形態では、半導体記憶装置のチップサイズを拡大することなく、半導体記憶装置の温度を上昇させる機構を実現することができる。
また、本実施形態では、抵抗素子として作用する活性領域112の長さを長くとることができるため、大量のジュール熱を発生させることができる。
また、図9に示すように、メモリセルアレイ部101が複数のローデコーダ部103により分離されている半導体記憶装置であっても、第1及び第2実施形態を適用することが可能である。図9は、第1及び第2実施形態の変形例の半導体記憶装置の構成を示す概略的な平面図である。
以上、本発明の具体的な態様の例を、第1及び第2実施形態により説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。
101 メモリセルアレイ部
102 周辺回路部
103 ローデコーダ部
104 センスアンプ部
111 素子分離領域
112 活性領域
201 基板
202 素子分離絶縁膜
211 セルトランジスタ
212 選択トランジスタ
213 周辺トランジスタ
221 セル部
222 シャント部
231 コンタクトプラグ
232 ダミーコンタクトプラグ
233 ダミーコンタクトプラグ
241 第1の層間絶縁膜
242 第2の層間絶縁膜
251 配線層
301 ゲート絶縁膜
302 浮遊ゲート
303 ゲート間絶縁膜
304 制御ゲート
311 ゲート絶縁膜
312 第1の電極層
313 絶縁膜
314 第2の電極層
321 ゲート絶縁膜
322 第1の電極層
323 絶縁膜
324 第2の電極層
401 拡散層

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に平行な方向に沿って、前記基板内に交互に形成された第1の素子分離領域と第1の活性領域とを含む領域であり、前記第1の活性領域上にセルトランジスタが形成されているセル部と、
    前記基板内に形成された第2の活性領域を含む領域であるダミー部と、
    前記第1の活性領域上に形成されたコンタクトプラグと、
    前記第2の活性領域上に形成されたダミーコンタクトプラグと、
    を備える半導体記憶装置であって、
    前記半導体記憶装置内のメモリセルに対する書き込み時又は消去時に、前記ダミーコンタクトプラグに電圧を印加することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記ダミー部は、前記セル部に隣接して設けられており、
    前記第2の活性領域は、前記基板の表面に平行な方向に沿って伸び、前記基板内に設けられた、第2の素子分離領域と交互に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ダミー部は、前記メモリセルアレイ部の周辺に設けられた周辺回路部に存在することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ダミーコンタクトプラグは、前記コンタクトプラグと同一の配列パターンで配置されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ダミーコンタクトプラグに対し、前記コンタクトプラグに印加する電圧と同じ大きさの電圧を印加する制御回路を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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