JP2011077635A - 無線基地局およびハンドオーバ指示方法 - Google Patents

無線基地局およびハンドオーバ指示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】LTEアクセス網に接続しているUEがCS Fallbackを行う場合に、CS Fallbackに要する時間を短縮すること。
【解決手段】第1のサービスを提供するセル内を移動し、第1のサービスと異なる第2のサービスを提供するセルをカバーするとともに、自機に接続しているUEに対して、第1のサービスを提供するセルへのハンドオーバを指示するeNB100であって、端末位置予測部103は、UEの位置、移動速度または進行方向に基づいて、UEのハンドオーバ時の位置を予測し、特定部105は、UEのハンドオーバ先を、UEのハンドオーバ時の位置に基づいて、複数の第1のサービスを提供する複数のセルの中から特定し、指示部106は、UEに対して、ハンドオーバ先のセルへのハンドオーバを指示するハンドオーバ指示を送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線基地局およびハンドオーバ指示方法に関するものである。
現在、国際標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)技術の検討が行われている。LTEでは、パケット交換網のみが提供され、2G(第2世代)/3G(第3世代)等の回線交換網(Circuit Switching)で提供されるサービス(音声通信およびショートメッセージ等)はIMS(IP Multimedia Subsystem)を利用して提供される。また、IMSを利用しない場合のために、CS(Circuit Switched) Fallback技術の検討も行われている(例えば、非特許文献1参照)。
CS Fallback技術は、パケット交換網であるLTEの無線アクセス網(以下、LTEアクセス網という)から、回線交換網の無線アクセス網(例えば、GSM(Global System for Mobile Communications)またはUTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network))へ切り替える(ハンドオーバする)技術である。つまり、CS Fallback技術を用いることで、パケット交換網を利用してデータ通信等のサービスが提供され、回線交換網を利用して音声通話等のサービスを提供される。
例えば、携帯電話等の携帯端末装置(以下、UE(User Equipment)という)は、LTEアクセス網に接続しているとき、GSMまたはUTRAN等の回線交換網を利用したサービス(例えば、音声通話サービスまたはショートメッセージサービス)を利用することができない。そこで、従来のCS Fallback技術では、パケット網であるLTEの無線アクセス網に接続しているUEは、接続先を、LTEアクセス網から回線交換網の無線アクセス網へハンドオーバする(CS Fallbackを行う)。これにより、UEは、回線交換網を利用したサービス(例えば、音声通話サービスまたはショートメッセージサービス)を利用することができる。
通常のハンドオーバの場合、UEは、自機の無線状況を計測し(Measurement)、計測結果を網側に通知する(Measurement Report)。そして、網側は、UEからのMeasurement Reportに基づいて、UEのハンドオーバを行うか否かを決定する。そして、網側は、ハンドオーバを行うと決定した場合には、UEにハンドオーバの指示(Handover Command)を送信する。そして、UEはHandover Commandに従ってハンドオーバを行う(Access Procedure)。よって、網側およびUEの双方は、UEのハンドオーバ先のセル(無線アクセス網)の無線状況を把握しており、ハンドオーバを実行する条件を満たす場合にハンドオーバを開始する。
一方、上記従来技術であるCS Fallbackの場合にはハンドオーバ開始のタイミングがUEおよび網側の都合とは別の要因によって決まる。例えば、音声通話を着呼する場合には、不特定のUEが電話をかけてくるタイミングがハンドオーバを開始するタイミングとなる。このため、不特定のUEが電話をかけてくるタイミングが、UEおよび網側にとってハンドオーバするのにふさわしいタイミング(ハンドオーバを実行する条件を満たしているタイミング)とは限らない。音声通話を発呼する場合またはショートメッセージ等のサービスを使用する場合も同様である。
また、LTEでは小型基地局(Home eNB)の標準化作業が進められており、例えば、電車のような移動空間に小型基地局(Mobile eNB)を設置することが想定される。
そのため、Mobile eNBの網(LTEアクセス網)に接続しているUEが、上記従来技術を用いて回線交換網へのハンドオーバ(CS Fallback)を行う場合、CS Fallback開始のタイミング(例えば、音声通話の着呼のタイミング)によっては、UEがCS Fallbackを開始してから回線交換網のサービスを利用できるまでの時間(すなわち、CS Fallbackに要する時間)が長くなってしまう場合がある。この場合、UEが回線交換網のサービス(例えば、音声通話サービスまたはショートメッセージサービス)を利用しにくくなる課題が発生する。
例えば、Mobile eNBが移動することにより、LTEアクセス網が移動する。そのため、LTEアクセス網内に位置するUEがMeasurementする時点において最適であるハンドオーバ先(回線交換網)と、UEがHandover Commandを受信し、実際にハンドオーバを行う(Access Procedureを行う)時点において最適であるハンドオーバ先(回線交換網)とが異なる場合が生じる。つまり、Mobile eNBの網内に位置するUEがCS Fallbackを行っている間に、最適なハンドオーバ先である回線交換網が変化する可能性がある。
例えば、図1に示すように、LTEアクセス網をカバーするMobile eNBが、セル1(回線交換網)およびセル2(回線交換網)の境界付近を、セル1からセル2に向かって移動している場合について説明する。ここでは、網側では、図1に示すMobile eNB(LTEアクセス網)に接続しているUEからのMeasurement Reportに基づいて、UEのハンドオーバ先としてセル1が最適であると決定されたとする。
しかしながら、図1に示すように、Mobile eNBがセル2に向かって移動しているため、UEがHandover Commandを受信し、実際にハンドオーバを行う時点では、UEはセル2内に位置している可能性が高い。つまり、UEが実際にハンドオーバを行う時点における最適なハンドオーバ先がセル2である可能性が高い。つまり、UEのハンドオーバ先として決定された回線交換網(セル1)と、UEが実際にハンドオーバを行う時点での最適なハンドオーバ先である回線交換網(セル2)とが異なってしまう。この場合、UEは、セル1へのハンドオーバが完了後、セル1からセル2へ再度ハンドオーバする必要が生じるため、結果として、CS Fallbackに要する時間が多くなってしまう。
また、図1において、Mobile eNBがセル2に向かって移動しているため、UEが実際にハンドオーバを行う時点では、UEはセル1およびセル2の境界付近以外のセル2内に既に移動している可能性がある。よって、UEが網側からのHandover Command(ハンドオーバ先:セル1)に従って、セル1へのハンドオーバを行ってもセル1に接続できなくなってしまう可能性がある。
このように、Mobile eNB(LTEアクセス網)が移動するのに伴いUEの位置も変化するため、Mobile eNB(LTEアクセス網)に接続しているUEがCS Fallbackを行う間に、最適なハンドオーバ先が変化してしまう可能性がある。そのため、網側ではUEが実際にハンドオーバを行う(Access Procedureを行う)時点での最適なハンドオーバ先を決定できない場合がある。さらに、網側が、UEが実際にハンドオーバを行う時点での最適なハンドオーバ先を決定できず、結果として誤ったハンドオーバ先へのハンドオーバを指示するHandover CommandをUEに送信した場合、UEは、誤ったハンドオーバ先に接続不可能な位置に既に移動し、指示されたハンドオーバ先に接続できなくなる可能性がある。このため、LTEアクセス網内に位置するUEがCS Fallbackを行う場合、CS Fallbackに要する時間が長くなってしまう可能性がある。
本発明の目的は、LTEアクセス網に接続しているUEがCS Fallbackを行う場合に、CS Fallbackに要する時間を短縮することができる無線基地局およびハンドオーバ指示方法を提供することである。
本発明の無線基地局は、第1のサービスを提供するセル内を移動し、前記第1のサービスと異なる第2のサービスを提供するセルをカバーするとともに、自局に接続している携帯端末に対して、前記第1のサービスを提供するセルへのハンドオーバを指示する無線基地局であって、前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向に基づいて、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置を予測する予測手段と、前記携帯端末のハンドオーバ先を、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置に基づいて、複数の前記第1のサービスを提供する複数のセルの中から特定する特定手段と、前記携帯端末に対して、前記ハンドオーバ先のセルへのハンドオーバを指示するハンドオーバ指示を送信する指示手段と、を具備する構成を採る。
本発明のハンドオーバ指示方法は、第1のサービスを提供するセル内を移動し、前記第1のサービスと異なる第2のサービスを提供するセルをカバーするとともに、自局に接続している携帯端末に対して、前記第1のサービスを提供するセルへのハンドオーバを指示する無線基地局において、前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向に基づいて、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置を予測し、前記携帯端末のハンドオーバ先を、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置に基づいて、複数の前記第1のサービスを提供する複数のセルの中から特定し、前記携帯端末に対して、前記ハンドオーバ先のセルへのハンドオーバを指示するハンドオーバ指示を送信するようにする。
本発明によれば、LTEアクセス網に位置するUEがCS Fallbackを行う場合に、CS Fallbackに要する時間を短縮することができる。
本発明に係る無線通信システムを示す図 本発明の実施の形態1に係るeNBの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るUEの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るeNBの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るハンドオーバ指示処理の流れを示す図
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明に係る無線通信システムでは、インターネット、LANまたはパケット交換方式のセルラ網等の、IPパケットによる伝送を行うことのできるパケット交換網であるLTEアクセス網と、固定電話網または回線交換方式のセルラ網等の、回線交換による伝送が可能な回線交換網である無線アクセス網とが混在する。
また、本発明に係る無線基地局(以下、eNBという)は、パケット交換網を利用したサービスを提供するLTEアクセス網(セル)をカバーするMobile eNBである。また、本発明に係るeNBは、例えば、図1に示す無線通信システムにおいて、回線交換網を利用したサービスを提供するセル(図1ではセル1、セル2)上を移動する。
また、以下の説明では、説明を簡略するために、網側におけるネットワーキング機能をまとめて1つの装置としてeNBを用いる場合について説明する。しかし、本発明では、網側におけるネットワーキング機能すべてを1つのeNBで実施しなくてもよく、網側におけるネットワーキング機能を、互いに異なる複数の装置において分散して実施してもよい。例えば、LTEでは、本発明に係るeNBのネットワーキング機能を、eNB、RNS/BSS、MME、MSC/VLRに分けてそれぞれ実施することが可能である。
(実施の形態1)
本実施の形態に係るeNBの構成を図2に示す。
図2に示すeNB100において、受信部101は、UE側からの情報を受信する。例えば、UE側からの情報として、UEがGPSを用いて計測したUEの位置を示す位置情報、UEの移動速度を示す速度情報、UEがジャイロセンサを用いて取得したUEの進行方向を示す進行方向情報等を含む端末情報がある。また、UE側からの情報として、無線状況の計測結果(Measurement Report)およびハンドオーバの実行結果メッセージ(Handover Complete)等のCS Fallbackに関する情報もある。そして、受信部101は、受信した情報のうち上記端末情報を、端末情報記憶部102に出力する。
端末情報記憶部102は、受信部101から入力される端末情報を記憶する。なお、UEから位置情報を受信しない場合には、端末情報記憶部102は、UEから送信される電波の受信方向および遅延時間を用いてUEの位置を特定して、特定したUEの位置を位置情報として記憶してもよい。また、端末情報記憶部102は、速度情報および進行方向情報を、過去の位置情報等の履歴を組み合わせることにより算出してもよい。
端末位置予測部103は、端末情報記憶部102が記憶している端末情報(位置情報、速度情報または進行方向情報)に基づいて、近い将来(未来)のUEの移動後の位置を予測する。具体的には、端末位置予測部103は、端末情報記憶部102が記憶している端末情報に基づいて、UEが実際にハンドオーバを行う時刻(または、eNB100がハンドオーバ指示(Handover Command)を送信する時刻)におけるUEの位置を予測する。例えば、端末位置予測部103は、端末情報のうち、現在のUEの位置情報と過去のUEの位置情報とを用いて、過去から現在までに移動した経路(移動速度、進行方向等)と同様にしてUEが今後移動した場合における近い将来(未来)のUEの移動経路を予測することにより、近い将来(未来)のUEの位置を予測する。または、端末位置予測部103は、端末情報のうち、UEの速度情報と進行方向情報とを用いてUEが今後移動する方向と距離とを算出することにより、近い将来(未来)のUEの位置を予測する。そして、端末位置予測部103は、予測結果であるUEのハンドオーバ時の位置を示す位置予測情報を特定部105に出力する。
基地局情報記憶部104は、自局(網側)で管理しているeNBの配置を示す配置情報およびセル情報等を含む基地局情報を記憶する。なお、この基地局情報は、eNB間で共有することが可能である。また、基地局情報は、eNBが新たに設置された場合には更新される。また、電波強度等の無線状況が変化した場合には、基地局情報をeNB間で交換することが可能である。
特定部105は、端末位置予測部103から入力される位置予測情報(UEのハンドオーバ時の位置)および基地局情報記憶部104が記憶している基地局情報に基づいて、UEがCS Fallbackを行う際のハンドオーバ先であるセル(無線アクセス網)を、複数のセル(回線交換網)の中から特定する。また、特定部105は、CS Fallback対象UEの位置予測情報および基地局情報に基づいて、そのUEがハンドオーバ先のセルで実際にハンドオーバを行う(Access Procedure)ことが可能な時刻(UEがハンドオーバ先のセルに接続可能となる時刻)を算出する。そして、特定部105は、判定結果であるハンドオーバ先のセル(無線アクセス網)を示すセル情報、および、UEが実際にハンドオーバを行うことが可能な時刻を示す時間情報を指示部106に出力する。
指示部106は、UEに対して、特定部105から入力されるセル情報を付加したハンドオーバ指示(Handover Command)を送信部107を介してUEに送信する。つまり、指示部106は、UEに対して、セル情報に示されるセル(無線アクセス網)へのハンドオーバを指示する。ここで、指示部106は、UEに対して、ハンドオーバ指示(Handover Command)を、特定部105から入力される時間情報に示される時刻に送信する。
次に、本実施の形態に係るUEの構成を図3に示す。
図3に示すUE200において、受信部201は、eNB100(図2)から送信されるハンドオーバ指示(Handover Command)を受信して、受信したHandover Commandをハンドオーバ実行部202に出力する。なお、Handover Commandには、接続先のセル(無線アクセス網)の情報を示すセル情報が付加されている。
ハンドオーバ実行部202は、受信部201から入力されるHandover Commandが入力されると、そのHandover Commandに付加されたセル情報に示されるセル(無線アクセス網)へのハンドオーバ(CS Fallback)を行う。
ハンドオーバ結果通知部203は、ハンドオーバ実行部202でのハンドオーバ(CS Fallback)が完了したことを示すハンドオーバ結果メッセージ(Handover Complete)を、送信部204を介して網側に通知する。なお、ハンドオーバ結果通知部203は、Handover Completeを、新たに接続したセル(無線アクセス網)に対して送信する。
次に、本実施の形態に係るeNB100(図2)およびUE200(図3)におけるハンドオーバ処理の詳細について説明する。
ここで、CS Fallbackを行うタイミングは、音声通話の着呼時、音声通話の発呼時またはサービス開始時である。ただし、音声通話の着呼時および音声通話の発呼時のいずれの場合も、eNB100(網側)からUE200に対してハンドオーバ指示(Handover Command)を送信する。そこで、ここでは、一例として、eNB100(LTEアクセス網)に接続しているUE200に対して音声通話の着呼がある場合について説明する。
すなわち、eNB100は、不特定のUEからUE200宛ての音声通話の着呼を受け付ける。
次いで、着呼を受けたUE200がeNB100(LTEアクセス網)に接続しているため、eNB100は、UE200に対して回線交換網へのCS Fallbackを行う必要があると判断する。一般に、携帯電話システムの網側(ここではeNB100)は、携帯端末(ここではUE200)がLTEアクセス網に接続する際に認証を行い、携帯端末をロケーションサーバに登録する。そのため、網側は、携帯端末がLTEアクセス網に接続しているか否かを、必要に応じて確認することができる。また、網側は、携帯端末がLTEアクセス網に接続する際に、携帯端末の端末能力(UE Capability)を確認する。このため、網側は、携帯端末がCS Fallbackに対応している機種であるか否かも把握している。これにより、eNB100は、着呼を受けたUE200が自機(LTEアクセス網)に接続しているか否か、および、UE200に対して回線交換網へのCS Fallbackを行う必要があるか否かを判断することができる。
次いで、eNB100の端末位置予測部103は、近い将来(未来)のUE200の位置、つまり、ハンドオーバ時におけるUE200ハンドオーバ時の位置を予測する。例えば、端末位置予測部103は、端末情報記憶部102が記憶している端末情報(UE200の位置情報、速度情報または進行方向情報)を用いて、現時刻から、UE200が実際にハンドオーバを行う(Access Procedure)時刻までの間にUE200が移動した後のUE200の位置を予測する。
例えば、図1に示すように、UE200がセル1からセル2へ向かって移動している場合について説明する。図1では、例えば、現在のUE200の位置情報がセル1およびセル2の境界付近の位置を示し、過去のUE200の位置情報がセル1およびセル2の境界付近以外のセル1内の位置を示すとする。このとき、例えば、端末位置予測部103は、過去のUE200の位置(セル1)と現在のUE200の位置(セル1およびセル2の境界付近)とを用いて、UEのハンドオーバ時の位置がセル2内の位置(すなわち、セル1およびセル2の境界付近以外の位置)であると予測する。または、例えば、進行方向情報に示されるUE200の進行方向が、図1に示すようにセル2の方向である場合、端末位置予測部103は、UE200の速度情報に示される移動速度で、現在のUE200の位置(図1に示すセル1およびセル2の境界付近)から、進行方向(セル2方向)に向かって移動する距離を算出することにより、UEのハンドオーバ時の位置がセル2内の位置(すなわち、セル1およびセル2の境界付近以外の位置)であると予測する。
次いで、eNB100の特定部105は、端末位置予測部103で予測したUE200の位置を示す位置予測情報、および、基地局情報記憶部104が記憶している基地局情報に基づいて、UE200がどのセル(無線アクセス網)に対してハンドオーバを行えばよいか、および、いつハンドオーバを行えばよいか(いつAccess Procedureを行えばよいか)を判定する。
例えば、端末位置予測部103が予測したUE200の位置が図1に示すセル2内の位置である場合、特定部105は、図1に示すセル1およびセル2のうち、セル2に対してハンドオーバを行えばよいと判定し、セル2を示すセル情報を生成する。また、特定部105は、UE200の位置情報、および、ハンドオーバ先のセル(ここではセル2)の基地局情報を用いて、UE200が実際にハンドオーバを行う(Access Procedure)ことが可能な時刻(UE200がハンドオーバ先のセル2に接続可能となる時刻)を算出する。
そして、eNB100の指示部106は、UE200に対して、ハンドオーバ先のセル(無線アクセス網)(ここでは図1に示すセル2)を示すセル情報を付加したハンドオーバ指示(Handover Command)をUE200に送信する。このとき、指示部106は、特定部105で算出された時刻(UE200がハンドオーバ先のセル2に接続可能となる時刻)になるまで待機した後、セル情報を付加したHandover CommandをUE200に送信する。
一方、UE200のハンドオーバ実行部202は、eNB100からのHandover Commandを受信すると、Handover Commandに付加されたセル情報に示されるセル(無線アクセス網)に対してCS Fallbackを行う。
そして、UE200のハンドオーバ結果通知部203は、CS Fallbackに成功した場合には、ハンドオーバ先のセル(無線アクセス網)を介して網側にハンドオーバ結果(Handover Complete)を送信する。
このようにして、eNB100(LTEアクセス網)に接続しているUE200がCS Fallbackを行う際、eNB100は、UE200が実際にハンドオーバを行う(Access Procedureを行う)タイミングにおける最適なハンドオーバ先を特定する。例えば、図1において、UE200がハンドオーバを行うタイミングにおける最適なハンドオーバ先がセル2であると特定した場合には、eNB100は、UE200の現在位置がセル1である場合でも、ハンドオーバ先としてはセル2を指示する。つまり、eNB100は、現時点でのUE200の位置に関わらず、UE200が実際にハンドオーバを行う時点での最適なハンドオーバ先をUE200に指示することができる。よって、UE200は、eNB100からの指示(Handover Command)に従ってハンドオーバを行うことにより、最適なセル(無線アクセス網)に接続することができる。これにより、eNB100は、自機(LTEアクセス網)に接続しているUE200がCS Fallbackを行う間に最適なハンドオーバ先が変化する場合でも、UE200が実際にハンドオーバを行う時点での最適なハンドオーバ先(ここではセル2)をUE200に指示できる。そのため、UE200では、誤ったハンドオーバ先(ここではセル1)に対してハンドオーバすることがなくなり、CS Fallbackに要する時間を短縮することができる。
また、一般に、UE200においてCS Fallbackを行う必要がある場合には、eNB100は直ちにハンドオーバ指示(Handover Command)を送信することにより、UE200が直ちにCS Fallbackを行うことが望ましい。しかし、UE200の今後の移動経路によっては、eNB100がUE200のハンドオーバ時の位置を予測して特定したハンドオーバ先に対するハンドオーバ指示を直ちに送信しても、UE200がまだそのハンドオーバ先に接続可能な位置まで移動していないために、ハンドオーバできない可能性もある。これに対して、本実施の形態では、eNB100は、UE200が実際にハンドオーバを行う時刻(Access Procedureを行う時刻)を算出する。そして、eNB100は、算出した時刻になるまで(すなわち、UE200がハンドオーバ先に接続可能となる時刻まで)Handover Commandの送信を行わず待機する。これにより、UE200は、Handover Commandを受信した際にハンドオーバを直ちに行っても、最適なハンドオーバ先へ確実に接続することができる。つまり、eNB100(LTEアクセス網)に接続されたUE200がCS Fallbackを行う際、ハンドオーバの指示が早すぎるために、UE200がハンドオーバ先のセル(無線アクセス網)に接続できなくなることを防ぐことができる。
このように、本実施の形態によれば、eNBは、自機(LTEアクセス網)に接続しているUEのハンドオーバ時の位置を予測して、UEのハンドオーバ先(回線交換網)を特定する。これにより、eNBの移動またはUEの移動により、eNBがUEのハンドオーバ先を決定する時点と、UEが実際にハンドオーバを行う時点とで最適なハンドオーバ先が互いに異なる場合でも、eNBは、UEがハンドオーバを実際に行う時点における最適なハンドオーバ先をUEに指示することができる。これにより、UEは、誤ったハンドオーバ先(つまり、移動前の時点での最適なハンドオーバ先)に対してハンドオーバを行うことなく、最適なハンドオーバ先(つまり、移動後の時点での最適なハンドオーバ先)に対してハンドオーバを行うことができる。よって、本実施の形態によれば、LTEアクセス網に接続しているUEがCS Fallbackを行う場合に、CS Fallbackに要する時間を短縮することができる。
さらに、本実施の形態によれば、eNBは、UEがハンドオーバ先に接続可能になるまで、ハンドオーバ指示(Handover Command)の送信を待つ。これにより、UEは、ハンドオーバ指示を受信した時点では、ハンドオーバの接続先に接続可能な状態となるため、接続先に確実に接続することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、UEがハンドオーバ先に接続可能となる時刻になるまで、eNBがハンドオーバ指示(Handover Command)の送信を行わない(つまり、待機する)場合について説明した。これに対し、本実施の形態では、eNBは、UEがハンドオーバ先に接続可能となる時刻に関する時間情報をHandover Commandに付加し、UEは、Handover Commandに付加された時間情報に基づいて、ハンドオーバ先に接続可能となる時刻になるまで待機する。
以下、本実施の形態について具体的に説明する。なお、本実施の形態に係るeNB100(図2)およびUE200(図3)において、実施の形態1と同一の動作を行う構成要素については、その説明を省略する。
本実施の形態に係るeNB100において、指示部106は、UEに対して、特定部105から入力される、セル情報および時間情報を付加したハンドオーバ指示(Handover Command)を送信部107を介してUEに送信する。ここで、特定部105で生成される時間情報は、UEがハンドオーバ先のセルに接続可能となる時刻を示す情報でもよく、Handover Commandの送信時からUEがハンドオーバ先のセルに接続可能となる時刻までの時間(待機時間)を示す情報でもよい。
本実施の形態に係るUE200において、ハンドオーバ実行部202は、受信部201から入力されるHandover Commandが入力されると、そのHandover Commandに付加されたセル情報および時間情報に従って、ハンドオーバを行う(Access Procedureを行う)。例えば、時間情報として待機時間が指示された場合には、ハンドオーバ実行部202は、Handover Commandを受信してから待機時間だけ経過後に、セル情報に示されるセルに対してハンドオーバを行う。また、時間情報としてUEがハンドオーバ先のセルに接続可能となる時刻が指示された場合には、ハンドオーバ実行部202は、指示された時刻になるまでは待機して、指示された時刻にハンドオーバを行う。
このように、UE200は、Handover Commandを受信してから、Handover Commandに付加された時間情報に示される待機時間が経過するまで(または時間情報に示される時刻になるまで)、つまり、セル情報に示されるハンドオーバ先のセルに接続可能となるまで、ハンドオーバを行わない(Access Procedureを行わない)。換言すると、UE200は、ハンドオーバ先のセルに接続可能となってからハンドオーバを行う(Access Procedureを行う)。このため、実施の形態1と同様、eNB100(LTEアクセス網)に接続されたUE200がCS Fallbackを行う際、ハンドオーバの指示が早すぎるために、UE200がハンドオーバ先のセル(無線アクセス網)に接続できなくなることを防ぐことができる。
また、実施の形態1と同様、eNB100は、UE200が実際にハンドオーバを行う時点での最適なハンドオーバ先をUE200に指示できる。すなわち、UE200は、実施の形態1と同様、eNB100からの指示(Handover Command)に従ってハンドオーバを行う(Access Procedureを行う)ことにより、誤ったハンドオーバ先に対してハンドオーバすることがなくなる。
このようにして、本実施の形態によれば、UEは、ハンドオーバ指示(Handover Command)を受信しても、ハンドオーバ先に接続可能となるまで待機するため、ハンドオーバ先に確実に接続することができる。また、実施の形態1と同様、eNBは、UEのハンドオーバ時の位置を予測して、UEのハンドオーバ先を特定する。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、LTEアクセス網に位置するUEがCS Fallbackを行う場合に、CS Fallbackに要する時間を短縮することができる。
(実施の形態3)
車および電車等にeNBが設置された場合(Mobile eNBの場合)、eNBは移動することが可能となる。例えば、電車およびバス等の公共の交通機関にeNBが設置されると、ユーザの利便性が向上することが考えられる。このような交通機関は、移動経路(ルート)が予め決まっており、かつ、時刻表に従って運行される場合が多い。すなわち、交通機関にeNBが設置されると、eNBがどの時刻にどの場所に移動しているかを特定することが容易となる。また、UEを所有するユーザが、eNBが設置された交通機関を利用する場合には、UEとeNBとが一緒に移動する。
そこで、本実施の形態では、eNBは、UEと自機とが一緒に移動する場合には、自機の移動経路に基づいて、UEのハンドオーバ時の位置を予測する。
本実施の形態に係るeNBの構成について説明する。本実施の形態に係るeNB300の構成を図4に示す。なお、図4において図2(実施の形態1)と同一の構成には同一符号を付し説明を省略する。
本実施の形態に係るeNB300において、ルート情報記憶部301は、自機の移動ルートを示すルート情報を記憶する。具体的には、ルート情報記憶部301は、自機が交通機関(電車およびバス等)に設置されている場合、その交通機関の移動ルートを示す情報および交通機関の運行時刻表を示す情報を含むルート情報を記憶する。
位置計測部302は、自機の現在位置を計測する。例えば、位置計測部302は、GPSを用いて自機の現在位置を計測する。そして、位置計測部302は、計測した自機の現在位置を示す情報を基地局位置予測部304および判定部305に出力する。
速度計測部303は、自機の移動速度および自機の進行方向を計測する。例えば、速度計測部303は、自機が設置された交通機関(車または電車)の速度計を用いて自機の移動速度を計測し、ジャイロセンサを用いて自機の進行方向を計測する。そして、速度計測部303は、計測した自機の移動速度を示す情報および自機の進行方向を示す情報を、基地局位置予測部304に出力する。
基地局位置予測部304は、ルート情報記憶部301で記憶しているルート情報、位置計測部302から入力される情報(自機の現在位置)、または、速度計測部303から入力される情報(自機の移動速度および進行方向)に基づいて、近い将来(未来)の自機の位置、つまり、現在から、端末がハンドオーバを行う時刻までに自機が移動した際の自機の移動後の位置を予測する。そして、基地局位置予測部304は、予測結果である自機の位置を示す基地局位置予測情報を端末位置予測部306に出力する。なお、基地局位置予測部304は、基地局位置予測情報の生成を端末位置予測部306から要求された場合のみ、その基地局位置予測情報を生成してもよい。
判定部305は、端末情報記憶部102で記憶している端末情報(位置情報、速度情報または進行方向情報)と、ルート情報記憶部301が記憶している自機のルート情報または位置計測部302から入力される情報(自機の位置を示す情報)とを比較して、UEと自機とが一緒に移動しているか否かを判定する。そして、判定部305は、自機とUEとが一緒に移動しているか否かを示す判定結果を端末位置予測部306に出力する。
端末位置予測部306は、判定部305から入力される判定結果に基づいて、近い将来(未来)のUEの位置、つまり、ハンドオーバ時におけるUEのハンドオーバ時の位置を予測する。具体的には、判定部305からの判定結果が、自機とUEとが一緒に移動していないことを示す場合、端末位置予測部306は、実施の形態1と同様にして、端末情報記憶部102が記憶している端末情報に基づいて、UEのハンドオーバ時の位置を予測する。一方、判定部305からの判定結果が、自機とUEとが一緒に移動していることを示す場合、端末位置予測部306は、基地局位置予測部304から入力される基地局位置予測情報に基づいて、UEのハンドオーバ時の位置を予測する。
次に、本実施の形態に係るeNB300(図4)におけるハンドオーバ指示処理の詳細について説明する。
図5は、eNB300におけるハンドオーバ処理の流れを示す図である。
図5において、ステップ(以下、STという)101では、実施の形態1と同様にして、eNB300は、不特定のUEからUE200宛ての音声通話の着呼を受け付ける。ST102では、eNB300は、着呼を受けたUE200が自機(LTEアクセス網)に接続しているため、UE200に対して回線交換網へのCS Fallbackを行う必要があると判断する。
ST103では、eNB300の判定部305は、UE200と自機とが一緒に移動しているか否かを判定する。具体的には、判定部305は、端末情報記憶部102が記憶しているUE200の端末情報(位置情報、速度情報および進行方向情報等)と、位置計測部302から入力される情報(自機の位置情報)とを比較して、UE200と自機とが一緒に移動しているか否かを判定する。または、判定部305は、端末情報記憶部102が記憶しているUE200の過去の位置情報と、位置計測部302で過去に計測された自機の位置情報とを比較して、UE200の移動傾向と自機の移動傾向とが同一であるか否かを判定してもよい。または、判定部305は、端末情報記憶部102が記憶している端末情報およびルート情報記憶部301が記憶している自機のルート情報を用いて、自機の移動ルート上をUE200が移動しているか否かを判定することにより、UE200と自機とが一緒に移動しているか否かを判定してもよい。または、判定部305は、ルート情報記憶部301が記憶している、自機のルート情報および運行時刻表を示す情報を用いて、自機が通過するバス停または駅の間の区間を、UE200が移動しているか否かを判定してもよい。例えば、eNB300が設置されたバスまたは電車に、UE200を所有するユーザが乗っている場合、判定部305は、上記判定を行うことにより、UE200と自機とが一緒に移動していると判定する。
ST103における判定結果が、UE200と自機とが一緒に移動していることを示す場合(ST104:YES)、ST105では、端末位置予測部306は、基地局位置予測部304から入力される、基地局位置予測情報に基づいて、UE200のハンドオーバ時の位置を予測し、UE200の位置予測情報を生成する。例えば、端末位置予測部306は、基地局位置予測情報をUE200の位置予測情報としてそのまま用いてもよい。または、端末位置予測部306は、UE200と自機との位置の差の分だけ、基地局位置予測情報を補正して、補正後の情報をUE200の位置予測情報としてもよい。例えば、eNB300が電車に設置される場合には、eNB300位置とUE200の位置とが数車両分の距離だけ離れることが想定される。この場合、端末位置予測部306は、UE200と自機との位置の差の分だけ、基地局位置予測情報を補正することにより、UE200の位置予測情報に示される位置の精度を向上させることができる。
一方、ST103における判定結果が、UE200と自機とが一緒に移動していないことを示す場合(ST104:NO)、ST106では、端末位置予測部306は、実施の形態1と同様にして、端末情報記憶部102が記憶しているUE200の端末情報を用いて、UE200の位置予測情報を生成する。
ST107では、特定部105は、実施の形態1と同様にして、端末位置予測部306で予測したUE200の位置予測情報、および、基地局情報記憶部104が記憶している基地局情報に基づいて、UE200のハンドオーバ先のセル(無線アクセス網)を特定して、特定したセルを示すセル情報を生成する。さらに、特定部105は、UE200が実際にハンドオーバを行う(Access Procedure)ことが可能な時刻(または、UE200が実際にハンドオーバを行う(Access Procedure)ことが可能な時刻までの待機時間)を算出する。
ST108では、指示部106は、実施の形態1と同様にして、ST107で算出した時刻まで待機した後、ST107で生成したセル情報を付加したハンドオーバ指示(Handover Command)をUE200に送信する。なお、ST108では、指示部106は、実施の形態2と同様にして、ST107で生成したセル情報およびST107で算出した待機時間を示す時間情報の双方を付加したハンドオーバ指示(Handover Command)をUE200に送信してもよい。
このようにして、本実施の形態では、UEとeNBとが一緒に移動する場合、eNBは、自機の位置予測情報を、UEの位置予測情報として用いる。ここで、移動ルートおよび移動時刻(運行時刻)が予め決められた交通機関等にeNBが設置された場合には、eNBが移動する場合でも、eNBのハンドオーバ時の位置を予測することは容易となる。よって、本実施の形態によれば、UEとeNBとが一緒に移動する場合に、eNBが自機の位置予測情報を、UEの位置予測情報として用いることにより、実施の形態1と比較して、UEのハンドオーバ時の位置をより容易に予測することができる。また、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、UEのハンドオーバ時の位置を予測して、ハンドオーバ先を特定するため、LTEアクセス網に位置するUEがCS Fallbackを行う場合に、CS Fallbackに要する時間を短縮することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
本発明は、携帯電話端末または携帯情報端末等の携帯端末装置に対してLTEアクセス網から回線交換網(GSMおよびUTRAN等)への切替(CS Fallback)を行う無線基地局および無線通信システム等に適用することができる。
100,300 eNB
200 UE
101,201 受信部
102 端末情報記憶部
103,306 端末位置予測部
104 基地局情報記憶部
105 特定部
106 指示部
107,204 送信部
202 ハンドオーバ実行部
203 ハンドオーバ結果通知部
301 ルート情報記憶部
302 位置計測部
303 速度計測部
304 基地局位置予測部
305 判定部

Claims (6)

  1. 第1のサービスを提供するセル内を移動し、前記第1のサービスと異なる第2のサービスを提供するセルをカバーするとともに、自局に接続している携帯端末に対して、前記第1のサービスを提供するセルへのハンドオーバを指示する無線基地局であって、
    前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向に基づいて、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置を予測する予測手段と、
    前記携帯端末のハンドオーバ先を、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置に基づいて、複数の前記第1のサービスを提供する複数のセルの中から特定する特定手段と、
    前記携帯端末に対して、前記ハンドオーバ先のセルへのハンドオーバを指示するハンドオーバ指示を送信する指示手段と、
    を具備する無線基地局。
  2. 前記特定手段は、さらに、前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向を用いて、前記携帯端末が前記ハンドオーバ先のセルに接続可能となる時刻を算出し、
    前記指示手段は、前記携帯端末に対して、前記ハンドオーバ指示を前記時刻に送信する、
    請求項1記載の無線基地局。
  3. 前記特定手段は、さらに、前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向を用いて、前記携帯端末が前記ハンドオーバ先のセルに接続可能となる時刻を算出し、
    前記指示手段は、前記時刻を示す情報を付加した前記ハンドオーバ指示を送信する、
    請求項1記載の無線基地局。
  4. 前記特定手段は、さらに、前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向を用いて、前記携帯端末が前記ハンドオーバ先のセルに接続可能となる時刻を算出し、
    前記指示手段は、前記ハンドオーバ指示の送信時から前記時刻までの時間を示す情報を付加した前記ハンドオーバ指示を送信する、
    請求項1記載の無線基地局。
  5. 前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向と、自局の位置または移動ルートとを比較して、前記携帯端末と自局とが一緒に移動しているか否かを判定する判定手段、をさらに具備し、
    前記予測手段は、前記携帯端末と自局とが一緒に移動していないと判定された場合、前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向に基づいて、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置を予測し、前記携帯端末と自局とが一緒に移動していると判定された場合、自局の位置、移動速度または進行方向に基づいて、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置を予測する、
    請求項1記載の無線基地局。
  6. 第1のサービスを提供するセル内を移動し、前記第1のサービスと異なる第2のサービスを提供するセルをカバーするとともに、自局に接続している携帯端末に対して、前記第1のサービスを提供するセルへのハンドオーバを指示する無線基地局において、
    前記携帯端末の位置、移動速度または進行方向に基づいて、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置を予測し、
    前記携帯端末のハンドオーバ先を、前記携帯端末の前記ハンドオーバ時の位置に基づいて、複数の前記第1のサービスを提供する複数のセルの中から特定し、
    前記携帯端末に対して、前記ハンドオーバ先のセルへのハンドオーバを指示するハンドオーバ指示を送信する、
    ハンドオーバ指示方法。
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