JP2011077607A - 放送システム、送信装置、送信方法、受信装置、および受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サービス対象地域を放送対象地域内に限定すると共に、放送局からの放送波を受信できるかどうかを確実に把握し、かつ、安価に構築する。
【解決手段】放送局10からの放送波の受信感度レベル、放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から特徴量、自己に付与された識別番号を送信するクライアント機器50(受信装置)と、当該受信装置から送信された受信感度レベル、特徴量、および識別番号に基づいて当該機器へのコンテンツ配信可否を判定すると共に、当該機器へのコンテンツ配信を許可する場合には、放送局10からの放送波の内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツをインターネット網100(IP通信網)経由で当該機器へ配信する特徴量送出サーバ20、認証サーバ30、コンテンツ配信サーバ40(送信装置)と、を備えた放送地域限定IP再送信システム1(放送システム)とする。
【選択図】図1
【解決手段】放送局10からの放送波の受信感度レベル、放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から特徴量、自己に付与された識別番号を送信するクライアント機器50(受信装置)と、当該受信装置から送信された受信感度レベル、特徴量、および識別番号に基づいて当該機器へのコンテンツ配信可否を判定すると共に、当該機器へのコンテンツ配信を許可する場合には、放送局10からの放送波の内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツをインターネット網100(IP通信網)経由で当該機器へ配信する特徴量送出サーバ20、認証サーバ30、コンテンツ配信サーバ40(送信装置)と、を備えた放送地域限定IP再送信システム1(放送システム)とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、放送システム、送信装置、送信方法、受信装置、および受信方法に関する。
放送局で放送しているコンテンツをインターネット網などのIP通信網経由で再送信することが知られている。これらの処理に関しては、放送法および著作権法にて制限されるが、平成19年の著作権法の一部改正に伴い、放送の同時再送信の円滑化について、係る権利の見直しが行われた。その中で、「入力型自動公衆送信」による放送の同時再送信を円滑に進めるため、実演家及びレコード製作者の権利を制限し、放送対象地域内における同時再送信に関しては許諾権を要しないこととするとともに、実演家及びレコード製作者への補償金の支払いが義務づけられることになった。
この改正により放送対象地域内における同時再送信に関しては許諾権を要しないことになったが、この改正後であっても、同時再送信による放送配信サービスを受けられる対象地域は、放送局が認可された地域に限定しなくてはならない。その一方で、インターネット網は、その特徴として地理的制約がない。したがって、インターネット網を介して受けられる同時再送信による放送配信サービスについては、地域を限定して配信する必要がある。
そこで、地域を限定して配信する方法として、特許文献1記載の受信システムおよび中継システムでは、地上デジタル放送のネットワーク識別情報(NIT)から地域識別番号を抽出し、当該地域識別番号に割り付けられた地域を特定するようにしている。また、特許文献2記載のIP放送システム、IP放送端末、およびIP放送サーバによれば、全地球測位システム(GPS)やPHS(Personal Handy−phone System)を使用し、地域情報を取得するようにしている。
しかしながら、特許文献1のように地上デジタル放送やそれに準ずるデジタル放送においては有効な手段となり得るが、従来のアナログ放送にこの技術を適用することはできない。また、特許文献2のように家庭に設置された機器でGPSを受信するためには、GPS機能を搭載しなければならないため、受信機器のコストアップに繋がる。また、PHSもしくは携帯電話と何らかの方法によって受信機器と通信するためにはユーザに追加の操作を強いることになり、ユーザの使い勝手を損なうことになる。更に、受信機器に携帯電話等と通信する手段を別途設けなくてはならないため、この方法であっても受信機器のコストアップに繋がる。
そこで、本発明は、上記の課題を鑑み、サービス対象地域を放送対象地域内に限定すると共に、放送局からの放送波を受信できるかどうかを確実に把握し、かつ、安価に構築できる放送システム、送信装置、送信方法、受信装置、および受信方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の一側面である放送システムは、放送局からの放送波の受信感度レベルを取得する受信感度レベル取得手段、放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段、自己に付与された識別番号を記憶する記憶手段、受信感度レベル取得手段で取得した受信感度レベル、特徴情報抽出手段により抽出した特徴情報、および記憶手段に記憶された識別番号を送信する送信手段、放送波に重畳される映像信号および/または音声信号の内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを放送波以外の他のネットワーク経由で受信する受信手段を備えた受信装置と、受信装置から送信された受信感度レベル、特徴情報、および識別番号に基づいて当該受信装置へのコンテンツ送信可否を判定すると共に、当該受信装置へのコンテンツ送信を許可する場合にはコンテンツ送信の許可信号を出力するコンテンツ送信許可手段、コンテンツ送信許可手段からの許可信号に基づいて、同一のコンテンツ、または同様のコンテンツをネットワーク経由で当該受信装置へ配信するコンテンツ送信手段を備えた送信装置と、を備える。
また、本発明の一側面である放送システムは、上述した構成に加えて、送信装置は、映像信号および/または音声信号を取得して特徴情報を抽出する特徴情報取得手段、受信装置から送信されてきた特徴情報と特徴情報取得手段で取得した特徴情報との相関値を算出する相関値算出手段、受信装置に付与されている識別番号が記憶されている記憶手段を備え、コンテンツ送信許可手段は、受信装置から送信されてきた受信感度レベルが一定値を超えていること、相関値算出手段から算出された相関値が一定の閾値内であること、受信装置に付与されている識別番号が有効であることのすべてを満たすことにより受信装置へのコンテンツ送信を許可することが好ましい。
また、本発明の一側面である放送システムは、上述した構成に加えて、受信装置の記憶手段には、受信装置が存在する地域を特定する地域情報が記憶されると共に、送信装置の記憶手段には、放送局から放送されるコンテンツの配信可能地域情報が記憶されており、受信装置の送信手段は、地域特定情報を送信装置へ送信し、送信装置のコンテンツ送信許可手段は、受信装置から送信された受信感度レベルが一定値を超えていない場合でも、コンテンツの配信可能地域内に受信装置の地域が含まれている場合には、当該受信装置へのコンテンツ送信を許可することが好ましい。
また、本発明の一側面である送信装置は、放送局からの放送波を受信する受信装置から送信された放送波の受信感度レベル、放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から抽出される特徴情報、および受信装置の識別番号に基づいて当該受信装置へのコンテンツ送信可否を判定すると共に、当該受信装置へのコンテンツ送信を許可する場合にはコンテンツ送信の許可信号を出力するコンテンツ送信許可手段と、コンテンツ送信許可手段からの許可信号に基づいて、同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを当該受信装置へ放送波以外の他のネットワーク経由で送信するコンテンツ送信手段と、を備える。
また、本発明の一側面である送信装置は、上述した構成に加えて、映像信号および/または音声信号を取得して特徴情報を抽出する特徴情報取得手段、受信装置から送信されてきた特徴情報と特徴情報取得手段で取得した特徴情報との相関値を算出する相関値算出手段、受信装置に付与されている識別番号が記憶されている記憶手段を備え、コンテンツ送信許可手段は、受信装置から送信されてきた受信感度レベルが一定値を超えていること、相関値算出手段から算出された相関値が一定の閾値内であること、受信装置に付与されている識別番号が有効であることのすべてを満たすことにより受信装置へのコンテンツ送信を許可することが好ましい。
また、本発明の一側面である送信方法は、コンテンツ送信許可手段、コンテンツ送信手段を備えた送信装置が、放送局からの放送波を受信する受信装置へ放送局から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを放送波以外の他のネットワーク経由で送信する送信方法であって、コンテンツ送信許可手段が、受信装置から送信された放送波の受信感度レベル、放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から抽出される特徴情報、および受信装置の識別番号に基づいて当該受信装置へのコンテンツ送信可否を判定すると共に、当該受信装置へのコンテンツ送信を許可する場合にはコンテンツ送信の許可信号を出力するステップと、コンテンツ送信手段が、上述のステップで出力される許可信号に基づいて、同一のコンテンツ、または同様のコンテンツをネットワーク経由で当該受信装置へ送信するステップと、を有する。
また、本発明の一側面である受信装置は、放送局からの放送波の受信感度レベルを取得する受信感度レベル取得手段と、放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、自己に付与された識別番号を記憶する記憶手段と、放送局から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを放送波以外の他のネットワーク経由で送信する送信装置へ受信感度レベル取得手段で取得した受信感度レベル、特徴情報抽出手段により抽出した特徴情報、および記憶手段に記憶された識別番号を送信することによりコンテンツ要求をする送信手段と、ネットワーク経由で送信装置から同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信する受信手段と、を備える。
また、本発明の一側面である受信装置は、上述した構成に加えて、記憶手段には、受信装置が存在する地域を特定する地域情報が記憶されており、送信手段は、地域特定情報を送信装置へ送信し、受信装置から送信される受信感度レベルが一定値を超えていない場合でも、放送局から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツの配信可能地域内に受信装置の地域が含まれている場合には、送信装置からのコンテンツ送信が許可されることが好ましい。
また、本発明の一側面である受信方法は、受信感度レベル取得手段、特徴情報抽出手段、記憶手段、送信手段、受信手段を備えた受信装置が、放送局からの放送波で配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを放送波以外の他のネットワーク経由で送信する送信装置から、ネットワーク経由で同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信する受信方法であって、受信感度レベル取得手段が、放送局からの放送波の受信感度レベルを取得するステップと、特徴情報抽出手段が、放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から特徴情報を抽出するステップと、送信手段が、ネットワーク経由で放送局から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを送信する送信装置へ受信感度レベル取得手段で取得した受信感度レベル、特徴情報抽出手段により抽出した特徴情報、および記憶手段に記憶された識別番号を送信することによりコンテンツ要求をするステップと、受信手段が、ネットワーク経由で送信装置から同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信するステップと、を有する。
本発明によれば、サービス対象地域を放送対象地域内に限定すると共に、放送局からの放送波を受信できるかどうかを確実に把握し、かつ、安価に構築できる放送システム、送信装置、送信方法、受信装置、および受信方法を提供することができる。
以下、本発明について実施例1および実施例2を挙げて説明する。しかしながら、本発明は、以下の実施例1および実施例2に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施例に係る放送地域限定IP再送信システム1の全体構成を示す概念図である。図1に示すように、放送地域限定IP再送信システム1は、放送局10と、特徴量送出サーバ20と、認証サーバ30と、コンテンツ配信サーバ40と、クライアント機器50とで構成される。クライアント機器50は、放送局10からの放送波を図示しないアンテナにて受信すると共に、インターネット網100(請求項のネットワークに相当)を経由してコンテンツ配信サーバ40に対してコンテンツ要求を送信することにより、コンテンツ配信サーバ40より放送局10から配信される内容と同一のコンテンツをインターネット網100経由で受信することができる。コンテンツ配信サーバ40は、クライアント機器50からのコンテンツ要求が正当なものであるか否かを特徴量送出サーバ20および認証サーバ30に問い合わせて判定を行っている。
なお、以下の実施例1,2ではコンテンツ配信サーバ40が配信する内容は、放送局10から配信される内容と同一のコンテンツとしているが、同様のコンテンツを送るように構成してもよい。同様のコンテンツとしてたとえば、放送局10から音声データのみが配信されるコンテンツに加えて、映像データまたは画像データなどが付加されたコンテンツなどである。また、クライアント機器50は、便宜上1つしか図示していないが、通常は複数存在するものである。
また、実施例1においては、放送地域限定IP再送信システム1が、請求項の放送システムに相当し、特徴量送出サーバ20、認証サーバ30、コンテンツ配信サーバ40が、請求項の送信装置に相当し、クラインアント機器50が請求項の受信装置に相当するものとして説明する。なお、実施例1では、送信装置に該当するサーバを機能別に3つ(すなわち、コンテンツ配信サーバ40、認証サーバ30、特徴量送出サーバ20)に分割した構成として構築しているが、それらサーバの物理的な配置変更、論理的な機能分割または機能統合をしてもよい。たとえば、特徴量送出サーバ20、認証サーバ30、コンテンツ配信サーバ40の各機能をすべて備えた単一のサーバとして構築する、もしくは各機能の一部を他のサーバのいずれかに統合して2台のサーバとして構築してもよい。
また、実施例1では、特徴量送出サーバ20および認証サーバ30は、コンテンツ配信サーバ40と同一LAN内に構築されているが、たとえば、それぞれのサーバがインターネット網100で互いに接続されるような構成として構築されてもよい。つまり、クライアント機器50は、コンテンツ配信サーバ40以外の各サーバとインターネット網100を経由して通信できるように構築されてもよい。また、各サーバおよびクライアント機器50を相互に接続する通信手段としてインターネット網100以外のネットワーク形態(たとえば、CATV、専用線、VPN、WANなどのいずれかのネットワーク形態、もしくはそれらの組み合わせたネットワーク形態)で接続されるように構成されていてもよい。
続いて、図1に示す各機器のそれぞれが備える機能について、図2を用いて説明する。図2は、図1に示す放送地域限定IP再送信システム1全体を示すブロック図である。
(特徴量送出サーバの構成)
特徴量送出サーバ20は、音声特徴量取得部21(請求項の特徴情報取得手段の一例に相当)を主要な構成要素としている。特徴量送出サーバ20は、音声特徴量取得部21により取得した特徴量(特徴情報)を認証サーバ30へ送信する。
特徴量送出サーバ20は、音声特徴量取得部21(請求項の特徴情報取得手段の一例に相当)を主要な構成要素としている。特徴量送出サーバ20は、音声特徴量取得部21により取得した特徴量(特徴情報)を認証サーバ30へ送信する。
音声特徴量取得部21は、放送局10からの放送音声波における音声信号の特徴量を取得する。なお、放送音声波における音声信号の特徴量を取得する点に関する、詳細な説明については後述する。
上述した図1に示す特徴量送出サーバ20は、不図示のCPU(Central Proseccing Unit)、RAM(Randam Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、および通信インターフェースを備えたコンピュータであり、HDD内には、OSや音声特徴量取得プログラム等の各種プログラムが記憶されている。そして、特徴量送出サーバ20のCPUが、RAMに音声特徴量取得プログラムを読み出して実行することにより、上述の音声特徴量取得部21の機能が実現され、通信インターフェースを介して特徴量を認証サーバ30へ送信することができる。
(認証サーバの構成)
認証サーバ30は、相互相関部31(請求項の相関値算出手段の一例に相当)と、認証部32(請求項のコンテンツ送信許可手段の一例に相当)と、記憶部33(請求項の送信装置の記憶手段の一部に相当)と、データベース34(請求項の送信装置の記憶手段の一部に相当)とを主要な構成要素としている。
認証サーバ30は、相互相関部31(請求項の相関値算出手段の一例に相当)と、認証部32(請求項のコンテンツ送信許可手段の一例に相当)と、記憶部33(請求項の送信装置の記憶手段の一部に相当)と、データベース34(請求項の送信装置の記憶手段の一部に相当)とを主要な構成要素としている。
相互相関部31は、特徴量送出サーバ20から送信されてきた音声の特徴量およびクライアント機器50から送信されてきた音声の特徴量に基づいて、これらの音声の特徴量の相関量を計算し、2つの特徴量が同一のものから導出されているか否かを判定する。
認証部32は、相互相関部31から出力される相関結果と、クライアント機器50から送信されてくる受信感度レベルおよび識別番号に基づいてコンテンツ送信許可判定を行う。
記憶部33は、特徴量送出サーバ20およびクライアント機器50から送信されてきた特徴量を一時記憶する。
データベース34には、クライアント機器50の識別番号などの識別情報やクライアント機器50から送信された音声の特徴量などが登録されている。
上述した図1に示す認証サーバ30は、不図示のCPU、記憶部33としてのRAM、ROM、HDD、および通信インターフェースを備えたコンピュータであり、HDDには、OS、相互相関計算プログラム、コンテンツ送信許可判定プログラム等の各種プログラム、データベース34が記憶されている。そして、認証サーバ30のCPUが、RAMに相互相関計算プログラム、コンテンツ送信許可判定プログラム等をそれぞれ読み出して実行することにより、上述の相互相関部31、認証部32の各機能がそれぞれ実現され、通信インターフェースを介して認証結果などをコンテンツ配信サーバ40に送信することができる。
(コンテンツ配信サーバの構成)
コンテンツ配信サーバ40は、コンテンツ配信制御部41(請求項の送信装置のコンテンツ送信手段の一例に相当)と、エンコーダ42とを主要な構成要素としている。
コンテンツ配信サーバ40は、コンテンツ配信制御部41(請求項の送信装置のコンテンツ送信手段の一例に相当)と、エンコーダ42とを主要な構成要素としている。
コンテンツ配信制御部41は、エンコーダ42を制御してコンテンツの送信(配信)をする。また、コンテンツ配信制御部41は、コンテンツ配信サーバ40全体の制御を行っている。コンテンツ配信制御部41は、クライアント機器50からのコンテンツ要求処理に応じて、要求元のクライアント機器50が、コンテンツを受ける権限を有しているかを認証サーバ30に問い合わせ、権限が確認された場合にはコンテンツを配信する。
エンコーダ42は、コンテンツ配信制御部41の制御にしたがって、放送局10から配信される放送波における音声信号をエンコードし、インターネット網100を介してエンコードした音声信号をクライアント機器50に送信する。
上述した図1に示すコンテンツ配信サーバ40は、不図示のCPU、RAM、ROM、HDD、および通信インターフェースを備えたコンピュータであり、HDDには、OS、エンコードを行うプログラム、コンテンツ配信制御プログラム等の各種プログラムが記憶されている。そして、コンテンツ配信サーバ40のCPUが、RAMにエンコードを行うプログラム、コンテンツ配信制御プログラムをそれぞれ読み出して実行することにより、上述のエンコーダ42、コンテンツ配信制御部41の各機能がそれぞれ実現され、通信インターフェースを介して認証サーバ30やクライアント機器50に対して各機能の出力結果を送信することができる。
(クライアント機器の構成)
クライアント機器50は、コンテンツ配信要求部51(請求項の受信装置の送信手段、受信手段の一例に相当)、チューナ52(請求項の受信装置の受信感度レベル取得手段の一例に相当)と、音声特徴量抽出部53(請求項の受信装置の特徴情報抽出手段の一例に相当)と、デコーダ54と、コンテンツ切り替え部55、記憶部56(請求項の受信装置の記憶手段の一例に相当)とを主要な構成要素としている。
クライアント機器50は、コンテンツ配信要求部51(請求項の受信装置の送信手段、受信手段の一例に相当)、チューナ52(請求項の受信装置の受信感度レベル取得手段の一例に相当)と、音声特徴量抽出部53(請求項の受信装置の特徴情報抽出手段の一例に相当)と、デコーダ54と、コンテンツ切り替え部55、記憶部56(請求項の受信装置の記憶手段の一例に相当)とを主要な構成要素としている。
コンテンツ配信要求部51は、コンテンツ配信サーバ40に対してコンテンツ配信要求を行って、放送局10から放送されている内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信する。また、コンテンツ配信要求部51は、クライアント機器50全体の制御を行っている。
コンテンツ配信要求部51は、コンテンツ配信要求の前段階として、自己のクライアント機器の記憶部56に記憶されている識別番号をコンテンツ配信サーバ40に対して登録する処理の制御、音声特徴量抽出部53により入力された音声信号から音声特徴量を抽出する処理の制御、およびチューナ52による放送波の受信感度レベルを取得する処理の制御を行う。そして、コンテンツ配信要求部51は、記憶部56に記憶されている自己のクライアント機器50に付与されている識別番号と、音声特徴量抽出部53から出力された音声の特徴量と、放送波の受信感度レベル情報とを含んだ情報をコンテンツ配信要求処理としてコンテンツ配信サーバ40へ送信する。そして、コンテンツ配信要求部51は、コンテンツ配信サーバ40のコンテンツ配信制御部41からインターネット網100を介してコンテンツを受信し、デコーダ54に出力する。
チューナ52は、放送局10からの空中放送波(図示しないアンテナにて受信したアナログ放送波/RF信号入力)を受信し、受信感度レベルを取得する。なお、取得した受信感度レベル情報は、コンテンツ配信要求部51の制御により、記憶部56に記憶される。
音声特徴量抽出部53は、コンテンツ配信要求部51の制御により、受信した放送波から再生した音声の特徴量を計算する。なお、受信した放送波から再生した音声の特徴量計算の詳細については後述する。
デコーダ54は、コンテンツ配信要求部51の制御により、コンテンツ配信サーバ40からインターネット網100経由で配信されたコンテンツを取得し、取得したコンテンツをコンテンツ切り替え部55へ出力する。
コンテンツ切り替え部55は、コンテンツ配信要求部51の制御により、放送局10からの放送音声波における音声信号の再生音声と、インターネット網100経由で配信され、デコーダ54によりデコードされたコンテンツによる再生音声との切り替えを行う。また、コンテンツ切り替え部55には、アンプやスピーカなどの音声信号増幅機能および音声信号出力機能も含まれており、入力された再生音声が出力される。
上述した図1に示すクライアント機器50は、不図示のCPU、RAM、ROM、記憶部56としてのメモリ、各種のフィルタ回路および通信インターフェースを備えたコンピュータであり、メモリには、OS、コンテンツ配信要求プログラム、受信感度レベル取得プログラム、音声特徴量抽出プログラム、デコードを行うプログラム、コンテンツを切り替えるプログラム等の各種プログラムが記憶されている。そして、クライアント機器50のCPUが、RAMにコンテンツ配信要求プログラム、受信感度レベル取得プログラム、音声特徴量抽出プログラム、デコードを行うプログラム、コンテンツを切り替えるプログラム等をそれぞれ読み出して実行することにより、上述のコンテンツ配信要求部51、チューナ52、音声特徴量抽出部53、デコーダ54、コンテンツ切り替え部55の各機能が実現され、通信インターフェースを介してコンテンツ配信サーバ40からコンテンツを受信することができる。なお、クライアント機器50は、上記の機能を備えたコンポなどの音響機器、またはレコーダなどの記録機器であってもよい。
(各機器の通信処理)
続いて、特徴量送出サーバ20、認証サーバ30、コンテンツ配信サーバ40、クライアント機器50それぞれの通信処理の概要について、図3を用いて説明する。図3は、図1に示す各サーバ機器とクライアント機器50の通信処理を示す図である。
続いて、特徴量送出サーバ20、認証サーバ30、コンテンツ配信サーバ40、クライアント機器50それぞれの通信処理の概要について、図3を用いて説明する。図3は、図1に示す各サーバ機器とクライアント機器50の通信処理を示す図である。
図3において、まず、クライアント機器50は、自身を正当な権限を有する機器として登録するために、クライアント機器50の識別情報(識別番号)をコンテンツ配信サーバ40に送信して、機器登録をする(シーケンス番号1)。
コンテンツ配信サーバ40は、クライアント機器50から送信された識別情報(識別番号)を認証サーバ30へ転送(送信)し、クライアント機器50の識別情報(識別番号)を認証サーバ30内のデータベース34に登録する(シーケンス番号1.1)。なお、クライアント機器50の識別情報の登録方法としては、データベース34に登録する際に、予めデータベース34内にクライアント機器50の識別情報が記憶されており、照合した結果、一致した場合には有効な識別番号として登録するようにしてもよい。
クライアント機器50は、放送局10の放送波を受信し、当該放送波に重畳されている音声信号から再生された音声の特徴量を抽出し、当該特徴量を識別番号とともにコンテンツ配信サーバ40に送信し、特徴量登録をする(シーケンス番号2)。
コンテンツ配信サーバ40は、クライアント機器50から送られた特徴量を認証サーバ30に送信する。認証サーバ30は、音声の特徴量を識別番号と共に関連付けてデータベース34に登録する(シーケンス番号2.1)。
一方、特徴量送出サーバ20は、放送に使用している実際の音声を何らかの手段によって取得し、その音声の特徴量を抽出し、抽出した特徴量を認証サーバ30に送信する(シーケンス番号3)。なお、本実施例1における特徴量送出サーバ20の音声特徴量取得部21は、クライアント機器50の音声特徴量抽出部53と同様に放送波に重畳されている音声信号から再生された音声の特徴量を抽出しているが、その他の方法として、既に抽出された特徴量のみを外部サーバや外部記録媒体などから取得するようにしてもよい。
クライアント機器50は、IP再送信によるコンテンツ配信を要求する。そのために、自己のクライアント機器50に付与されている識別番号とコンテンツ番号をコンテンツ配信サーバ40へ送信する(シーケンス番号4)。
コンテンツ配信サーバ40は、コンテンツ配信に先立ち、認証サーバ30にクライアント機器50が権限を持つか否かを識別番号により認証要求を行う(シーケンス番号4.1)。
認証サーバ30は、コンテンツ配信サーバ40からの認証要求に応じて、クライアント機器50の認証結果を返す。クライアント機器50が正当な権限を持つ場合には、正当な権限を持つものとして承認した結果を返す(シーケンス番号4.2)。
コンテンツ配信サーバ40は、承認結果が返された場合に、コンテンツ配信要求をしたクライアント機器50に対して、コンテンツ取得を許可し、識別番号とコンテンツ番号をクライアント機器50へ送信する(シーケンス番号4.3)。
クライアント機器50は、コンテンツの情報(コンテンツ番号)を得て、当該コンテンツ番号に基づいてコンテンツ配信サーバ40よりコンテンツを取得する(シーケンス番号5)。
続いて、インターネットによるコンテンツ配信を受ける地域を、当該放送局10の放送波を受信している地域に限定するための判定の一部を構成している本願の特徴的部分、すなわち、音声特徴量取得部21、相互相関部31、認証部32、および音声特徴量抽出部53について、詳しく説明する。
本発明の実施例1では、音声特徴量抽出とその前後の処理を第1〜第3のステップで行う。まず、第1のステップとして認証サーバ30の認証部32は、受信感度のレベルがある閾値を超えているか否かを判定する。すなわち、クライアント機器50側で受信している放送波から正しく音声として再生できているか否かを判定している。そして、第2のステップとして認証サーバ30の認証部32は、クライアント機器50の識別番号が有効であるか否かを判定する。更に、第3のステップとして認証サーバ30の認証部32は、相互相関部31にクライアント機器50から送信されてきた音声波形から導出された特徴量と、特徴量送出サーバ20の音声特徴量取得部21により取得され、認証サーバ30のデータベース34内に登録されている音声波形から導出された特徴量を比較させ、同一の音声波形から導出されたものであるか否かを判定する。
このように認証サーバ30の認証部32は、上述の第1のステップから第3のステップで判定した結果、受信感度のレベルがある閾値を超えており、識別番号が有効であり、同一の音声波形から導出された特徴量であったと判定した場合に当該クライアント機器50に対してコンテンツ配信可能であると判断する(すなわち、コンテンツ取得を許可する)。
上述の判定方法を採用することで、たとえば、放送波と同じ周波数を使用する機器(たとえば、FM放送に対して、FMワイヤレスマイクなど)であって、本来受信できない場所でも地域によって他の放送局10が同一周波数で放送している場合などは、第1および第2のステップの判定のみでは認証してしまうが、第3のステップにおいて、音声波形から得られる特徴量の相関を求めているため、誤って認証してしまう可能性が低減する。以上の判定処理によって、認証サーバ30は、コンテンツ配信サーバ40に対して、クライアント機器50にコンテンツ配信可否判定結果を送信する。
(放送波の音声信号の包絡線を求める方法)
次に、特徴量送出サーバ20の音声特徴量取得部21、またはクライアント機器50の音声特徴量抽出部53が行う放送波の音声信号の包絡線(以下、エンベロープ波形という)を求める方法について、具体的に説明する。なお、実施例1では、特徴量送出サーバ20の音声特徴量取得部21による音声特徴量取得処理とクライアント機器50の音声特徴量抽出部53による音声特徴量抽出処理は同一であるため、以下では音声特徴量抽出部53の音声特徴量抽出処理について説明する。図4は、図2に示す音声特徴量抽出部53の詳細ブロック図を示している。図5は、図4に示す音声特徴量抽出部53の入力波形および出力波形を示す図であり、(a)は、音声特徴量抽出前の入力波形を示しており、(b)は音声特徴量抽出後の出力波形を示している。図6は、図4に示す音声特徴量抽出部53で用いる各フィルタの周波数特性を示す図である。
次に、特徴量送出サーバ20の音声特徴量取得部21、またはクライアント機器50の音声特徴量抽出部53が行う放送波の音声信号の包絡線(以下、エンベロープ波形という)を求める方法について、具体的に説明する。なお、実施例1では、特徴量送出サーバ20の音声特徴量取得部21による音声特徴量取得処理とクライアント機器50の音声特徴量抽出部53による音声特徴量抽出処理は同一であるため、以下では音声特徴量抽出部53の音声特徴量抽出処理について説明する。図4は、図2に示す音声特徴量抽出部53の詳細ブロック図を示している。図5は、図4に示す音声特徴量抽出部53の入力波形および出力波形を示す図であり、(a)は、音声特徴量抽出前の入力波形を示しており、(b)は音声特徴量抽出後の出力波形を示している。図6は、図4に示す音声特徴量抽出部53で用いる各フィルタの周波数特性を示す図である。
図4に示すように、音声特徴量抽出部53は、正規化処理部53a、BPF(Band Pass Filter)53b、絶対値化処理部53c、平滑化処理部53d、再標本化処理部53eを備え、入力された音声信号から音声特徴量であるエンベロープ波形を求める。なお、以下では、エンベロープ波形の別称として「パワーエンベロープ」、「パワー包絡線」ということがある。
図4に示す音声信号は、たとえば、図5(a)に示すような入力信号であり、この信号を正規化処理部53aに入力して正規化処理を行う。その後、音声周波数付近を通過域とするBPF53bに入力してフィルタ処理を行う。ここで、BPF53bによりフィルタ処理をする理由は、ポップ・ミュージックなどの音楽は、パワーが大きく単調なものが多いからである。したがって、そのままのパワーエンベロープを求めると、パワーエンベロープが単調となってしまい、ポップ・ミュージック同士での判断が困難になるという課題が生じてしまう。そこで、BPF53bによりフィルタ処理を行って、人間の音声に近い周波数中心にしたエンベロープ波形を求めることで、上記の課題を解決している。なお、BPF53bは、たとえば、カットオフ周波数1kHzの2次HPF53b1(−40db/dec)とカットオフ周波数3kHzの2次LPF53b2(−40db/dec)を直列に接続して形成している。
次に、絶対値化処理部53cは、BPF53bによるフィルタ処理後の信号から絶対値を求める。ここで絶対値化処理部53cにより絶対値化処理を行う理由は、音声信号の振幅が正負に振れ、単純に平均するとほぼ0(ゼロ)になってしまうことを防止するためである。続いて、平滑化処理部53dは、絶対値化処理部53cによる絶対値化処理後の信号を平滑化する。この平滑化処理部53dは、高周波成分を平滑化するためのフィルタであり、たとえば、カットオフ周波数5Hzの2次LPF(−40db/dec)を使用して高域周波数を遮断する。更に、再標本化処理部53eは、平滑化処理部53dにより平滑化された信号を再標本化して、図5(b)に示すようなパワー包絡線を出力する。
(相互相関およびネットワーク遅延量を求める方法)
次に、認証サーバ30の相互相関部31が行う音声の特徴量相互の相関量およびネットワーク遅延量を求める方法について具体的に説明する。ここでの音声の特徴量相互の相関量は、時間で変化するパワーエンベロープの値(以下、時間で推移するエンベロープ波形群を「包絡線データ」という)の関係を知るための指標として使用し、以下のように決定している。機器A(たとえば、クライアント機器50側)で求められた包絡線データaのnサンプル目を包絡線データanとし、同様に機器B(たとえば、特徴量送出サーバ20側)で求められた包絡線データbのnサンプル目を包絡線データbnとする。なお、サンプルとは、一定時間ごとに取得した包絡線データaまたは包絡線データbの瞬間値である。xを変量として、相互相関量f(x)を求める。相互相関量f(x)の算出式は、以下の(数1)のように求められる。
次に、認証サーバ30の相互相関部31が行う音声の特徴量相互の相関量およびネットワーク遅延量を求める方法について具体的に説明する。ここでの音声の特徴量相互の相関量は、時間で変化するパワーエンベロープの値(以下、時間で推移するエンベロープ波形群を「包絡線データ」という)の関係を知るための指標として使用し、以下のように決定している。機器A(たとえば、クライアント機器50側)で求められた包絡線データaのnサンプル目を包絡線データanとし、同様に機器B(たとえば、特徴量送出サーバ20側)で求められた包絡線データbのnサンプル目を包絡線データbnとする。なお、サンプルとは、一定時間ごとに取得した包絡線データaまたは包絡線データbの瞬間値である。xを変量として、相互相関量f(x)を求める。相互相関量f(x)の算出式は、以下の(数1)のように求められる。
(数1)で示される相互相関量f(x)は、系列aをxずらした包絡線データと系列bの包絡線データが完全一致した場合には1.0になるが、入力誤差(たとえば、ノイズによるものなど)や、サンプリングの誤差(たとえば、データ取得時間の不一致の場合など)があり、その結果、相互相関量f(x)が1.0にならない場合がある。そのため、本実施例では、相互相関量f(x)の閾値を0.9と定め、閾値以上の場合に2つの信号が同一のものであると判断するようにしている。なお、相互相関量f(x)が最大のときの変量xは、機器Bに対する機器Aのネットワーク遅延量となる。なぜならば、変量xは、系列aをxまでずらすと系列bの包絡線データに完全一致することになり、サンプル間隔に変量xを乗じたものが、それぞれのパワー包絡線の時間差となるからである。
図7は、図1に示すクライアント機器50と認証サーバ30の音声特徴量と相互相関量f(x)の一例を示すグラフ図であり、(a)は、クライアント機器50側で抽出したエンベロープ波形を示すグラフ図であり、(b)は、認証サーバ30側で保持するエンベロープ波形を示すグラフ図であり、(c)は、それぞれの機器で抽出したエンベロープ波形の相互相関量f(x)を示すグラフ図である。
具体的には、図7(a)および(b)に2つの機器でそれぞれ取得したパワー包絡線と、図7(c)にそれらの相互相関量f(x)をプロットしたグラフ図を示している。なお、図7(c)の最初の左の1ブロック(点線区間)の中心付近に相互相関量f(x)のピークがあり、これが認証サーバ30とクライアント機器50のネットワーク遅延時間となる。言い換えると、図7に示す事例では、約1000ミリ秒ずらしたところで相互相関量f(x)が最大になっており、それ故この1000ミリ秒の差がネットワーク遅延量となる。以上の相互相関量算出処理により、クライアント機器50が実際に放送を受信しているか否かことを確認することができる。また、相互相関処理を行うことで、機器間のネットワーク遅延量も求めることができ、たとえば、このネットワーク遅延量の情報に基づいてクライアント機器50側での出力タイミングを決定するようにしてもよい。
以上、実施例1によれば、放送地域限定IP再送信システム1は、放送局10からの放送波の受信感度レベルを取得するチューナ52、放送波に重畳される音声信号から特徴量を抽出する音声特徴量抽出部53(特徴情報抽出部手段)、自己に付与された識別番号を記憶する記憶部56、チューナ52で取得した受信感度レベル、音声特徴量抽出部53により抽出した音声特徴量(特徴情報)、および記憶部56に記憶された識別番号を送信するコンテンツ配信要求部51、放送波に重畳される音声信号の内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツをインターネット網100経由で受信するコンテンツ配信要求部51を備えたクライアント機器50と、クライアント機器50から送信された受信感度レベル、特徴量、および識別番号に基づいて当該クライアント機器50へのコンテンツ送信可否を判定すると共に、当該クライアント機器50へのコンテンツ送信を許可する場合にはコンテンツ送信の許可信号を出力する認証サーバ30の認証部32、認証部32からの許可信号に基づいて、同一のコンテンツをインターネット網100経由で当該クライアント機器50へ配信するコンテンツ配信サーバ40のコンテンツ配信制御部41(コンテンツ送信手段)とを備えた特徴量送出サーバ20、認証サーバ30、コンテンツ配信サーバ40(送信装置)とを備えている。
これにより、受信感度レベル、音声信号から抽出される音声特徴量、クライアント機器50が有効であることが必要であるため、確実にIP再送信サービス対象地域を放送対象地域内にある機器に限定する放送システムとすることができる。また、本発明では地上波デジタル放送であるかアナログ放送であるか問わず、クライアント機器50についてユーザに追加の操作を強いることもなく、コストアップさせることなく安価に構築できる放送システム、送信装置、および受信装置を実現できる。
また、このような放送地域限定IP再送信システム1において、音声信号を取得して特徴量を抽出する特徴量送出サーバ20の音声特徴量取得部21(特徴情報取得手段)、クライアント機器50から送信されてきた特徴量と、音声特徴量取得部21で取得した特徴量との相関値を算出する認証サーバ30の相互相関部31(相関値算出手段)、クライアント機器50に付与されている識別番号が記憶されている認証サーバ30のデータベース34(記憶部)を備え、認証サーバ30の認証部32は、クライアント機器50から送信されてきた受信感度レベルが一定値を超えていること、相互相関部31から算出された相関値が一定の閾値内であること、クライアント機器50に付与されている識別番号が有効であることのすべてを満たすことにより当該クライアント機器50へのコンテンツ送信を許可している。
これにより、上述した効果に加えて、受信感度レベルが一定値を超えていることからクライアント機器50が放送対象地域内に実際に存在している可能性が高いことがわかり、音声信号から抽出される音声特徴量が所定の閾値内であることにより実際にクライアント機器50が受信しているコンテンツは、放送局10から放送される内容と一致している可能性が高いことがわかり、クライアント機器50が有効であることで正当な権限をもつものであることがわかるため、これらをすべて満たすクライアント機器50は、確実にIP再送信サービス対象地域を放送対象地域内にある機器に限定して配信することが可能となる。
また、このような放送地域限定IP再送信システム1の特徴量送出サーバ20、認証サーバ30、コンテンツ配信サーバ40が実行する送信方法は、放送局10からの放送波を受信するクライアント機器50へ放送局10から配信される内容と同一のコンテンツをインターネット網100経由で送信する送信方法であって、認証サーバ30の相互相関部31が、クライアント機器50から送信された放送波の受信感度レベル、放送波に重畳される音声信号から抽出される特徴量、およびクライアント機器50の識別番号に基づいて当該クライアント機器50へのコンテンツ送信可否を判定すると共に、当該クライアント機器50へのコンテンツ送信を許可する場合にはコンテンツ送信の許可信号を出力するステップと、コンテンツ配信サーバ40のコンテンツ配信制御部41が、上述のステップで出力される許可信号に基づいて、同一のコンテンツをインターネット網100経由で当該クライアント機器50へ送信するステップとを有している。
これにより、放送対象範囲内にあるクライアント機器50を確実に把握することができると共に、把握されたクライアント機器に対してのみ放送局10から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツをインターネット網100(IP通信網)経由で送信することができる。
また、このような放送地域限定IP再送信システム1のクライアント機器50が実行する受信方法は、記憶部56、コンテンツ配信要求部51を備えたクライアント機器50が、インターネット網100経由で放送局10から配信される内容と同一のコンテンツを送信するコンテンツ配信サーバ40から、インターネット網100経由で同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信する受信方法であって、チューナ52が、放送局10からの放送波の受信感度レベルを取得するステップと、音声特徴量抽出部53が、放送波に重畳される音声信号から特徴量を抽出するステップと、コンテンツ配信要求部51が、インターネット網100経由で放送局10から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを送信するコンテンツ配信サーバ40へチューナ52で取得した受信感度レベル、認証サーバ30に対して音声特徴量抽出部53により抽出した特徴量、および記憶部56に記憶された識別番号を送信することによりコンテンツ要求をするステップと、コンテンツ配信要求部51が、インターネット網100経由でコンテンツ配信サーバ40から同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信するステップとを有している。
これにより、放送対象範囲内にあるクライアント機器50であれば放送局10から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツをインターネット網100経由で確実に受信することができる。
続いて、本発明の実施例2を説明する。図8は、本発明の第2の実施例に係る放送地域限定IP再送信システム1Aの全体構成を示す概念図である。実施例2は、クライアント機器50に地域を特定する地域特定部57を別途設けられると共に、認証サーバ30のデータベース34には、コンテンツ毎に放送対象地域情報が記憶されており、クライアント機器50がうまく放送波を受信できない場合にもIP再送信を受けられることを特徴としている。なお、放送地域限定IP再送信システム1Aのその他の機器構成については、前述の実施例1の放送地域限定IP再送信システム1と同一であるため、同一の符号を付し、その説明を省略する。
地域特定部57は、たとえばGPS、携帯電話など他の機器と通信し、地域情報を得る方法、あらかじめ機器に登録した電話番号、郵便番号から地域を特定する方法、および、デジタル放送のネットワーク情報などから地域を特定する方法によって地域を特定する。
上述した地域特定部57は、クライアント機器50のCPUが、RAMに不図示の地域特定プログラムをROMから読み出して実行することにより、上述の地域特定部57の機能が実現される。そして、コンテンツ配信要求部51が通信インターフェースを介して地域特定部57により特定された地域特定情報を認証サーバ30へ送信することができる。なお、クライアント機器50のその他の構成は、前述の実施例1とクライアント機器50の同様であるため、同一の符号を付し、その説明を省略する。
続いて、本発明の実施例2における音声特徴量取得部21,音声特徴量抽出部52とその前後の処理を以下のステップで行う。まず、第1のステップとして認証サーバ30の認証部32は、受信感度のレベルがある閾値を超えているか否かを判定する。すなわち、クライアント機器50側で受信している放送波から正しく音声として再生できているか否かを判定している。そして、第2のステップとして認証サーバ30の認証部32は、クライアント機器50の識別番号が有効であるか否かを判定する(第2のステップ)。更に、第3のステップとして認証サーバ30の認証部32は、相互相関部31にクライアント機器50から送信されてきた音声波形から導出された特徴量と、特徴量送出サーバ20の音声特徴量取得部21により取得され、認証サーバ30のデータベース34内に登録されている音声波形から導出された特徴量を比較し、同一の音声波形から導出されたものであるか否かを判定する。第4のステップとして認証サーバ30の認証部32は、第1のステップで放送波の受信レベルがある閾値を超えていない場合であっても、地域特定部57によって特定された地域情報に基づいてクライアント機器50が放送対象地域にあることが明確に確認できたとき、コンテンツ送信可能であると判定する。たとえば、クライアント機器50は認証サーバ30にGPS情報を送り、認証サーバ30はその情報が妥当であると判定した場合に、放送対象地域にあると判定する。
以上、実施例2によれば、放送地域限定IP再送信システム1Aのクライアント機器50の記憶部56には、クライアント機器50が存在する地域を特定する地域情報が記憶されると共に、認証サーバ30のデータベース34には、放送局10から放送されるコンテンツの配信可能地域情報が記憶されており、クライアント機器50のコンテンツ配信要求部51は、地域特定情報を認証サーバ30へ送信し、認証サーバ30の認証部32は、クライアント機器50から送信された受信感度レベルが一定値を超えていない場合でも、コンテンツの配信可能地域内に当該クライアント機器50の地域が含まれている場合には、当該クライアント機器50へのコンテンツ送信を許可するようにしている。
これにより、上述した実施例1の奏する各効果に加えて、たとえば、都心の地下街など、放送波は受信できないが、明らかに対象地域内にあることが明確な場合、IP再送信を行うことでユーザに不利益がでないようにすることが可能となる。つまり、放送波が地域的な理由ではなく、物理的な理由等により受信できない場合であっても、IP再送信を行うことができるようになる。
以上、実施例1、2を本発明の実施例として説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形や変更が可能である。
たとえば、実施例1および実施例2で音声特徴量として音声包絡線を使用したが、その他の特徴情報として、音声のスペクトルを使用してもよい。また、放送波から抽出される音声信号のみを対象としていたが、当該放送波に映像信号が含まれる場合には、映像信号の特徴情報を対象としてもよい。また、当該放送波に含まれる映像信号および音声信号両方の特徴情報を対象としてもよい。
また、実施例1および実施例2におけるコンテンツ配信サーバ40は、放送局10からの放送波に重畳される音声信号をエンコードしたコンテンツをインターネット網100経由でクライアント機器50に送るように構成したが、その他にも、同時刻に放送されない(つまり、リアルタイムではない)音声データや映像データを予めHDD内に記憶しておき、当該音声データや映像データをコンテンツ要求に応じてクライアント機器50に送るように構成してもよい。
また、実施例1においてコンテンツ配信可否判定については、認証サーバ30の認証部32が(A)受信感度レベル、(B)特徴量、(C)識別番号の有効性を用いて判定し、実施例2においては、認証サーバ30の認証部32が実施例1の判定要素のうち、(A)受信感度レベルが一定値を超えなくとも、(D)クライアント機器50から送信されてきた地域情報から放送地域内であると判定された場合には、コンテンツ配信を許可したが、その他にも、認証サーバ30の認証部32は、(A)受信感度レベルを用いずに、(B)特徴量+(C)識別番号の有効性のみでコンテンツ配信可否を判定する、または(B)特徴量+(D)クライアント機器50から送信されてきた地域情報から放送地域内であると判定された場合のみでコンテンツ配信を許可するようにそれぞれ構築してもよい。
また、現著作権法の解釈では、放送対象地域の適用が、原則として放送法に定める放送対象地域であるが、コミュニティ放送などの放送対象地域が定められていない場合には電波法に基づく免許の放送区域を指すことになっている。しかし、現実には放送対象地域を越えて、広い範囲で放送波を受信できる。図9は、東京都を放送対象地域とする仮想的な放送局10の受信可能地域のイメージ図である。図9の中央の濃い円C1は、放送区域であり、薄い円C2は受信可能地域である。図9に示すように電波は、同心円状に距離に比例して減衰するものであり、実際には県域で完全に区切ることは不可能である。そのような実情を踏まえ、放送対象地域を実情に合わせて拡張する場合には、本発明を根拠とした対象地域とするようにしてもよい。
1、1A…放送地域限定IP再送信システム(放送システムの一例に相当)、10…放送局、20…特徴量送出サーバ(送信装置の一部に相当)、21…音声特徴量取得部(送信装置の特徴情報取得手段の一例に相当)、30…認証サーバ(送信装置の一部に相当)、31…相互相関部(相関値算出手段の一例に相当)、32…認証部(コンテンツ送信許可手段の一例に相当)、33…記憶部(送信装置の記憶手段の一部に相当)、34…データベース(送信装置の記憶手段の一部に相当)、40…コンテンツ配信サーバ(送信装置の一部に相当)、41…コンテンツ配信制御部(コンテンツ送信手段の一例に相当)、42…エンコーダ、50…クライアント機器(受信装置に相当)、51…コンテンツ配信要求部(受信装置の送信手段、受信手段の一例に相当)、52…チューナ(受信感度レベル取得手段の一例に相当)、53…音声特徴量抽出部(受信装置の特徴情報抽出手段の一例に相当)、54…デコーダ、55…コンテンツ切り替え部、56…記憶部(受信装置の記憶手段の一例に相当)、57…地域特定部、100…インターネット網(IP通信網に相当)
Claims (9)
- 放送局からの放送波の受信感度レベルを取得する受信感度レベル取得手段、上記放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段、自己に付与された識別番号を記憶する記憶手段、上記受信感度レベル取得手段で取得した上記受信感度レベル、上記特徴情報抽出手段により抽出した上記特徴情報、および上記記憶手段に記憶された上記識別番号を送信する送信手段、上記放送波に重畳される映像信号および/または音声信号の内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを放送波以外の他のネットワーク経由で受信する受信手段を備えた受信装置と、
上記受信装置から送信された上記受信感度レベル、上記特徴情報、および上記識別番号に基づいて当該受信装置へのコンテンツ送信可否を判定すると共に、当該受信装置へのコンテンツ送信を許可する場合にはコンテンツ送信の許可信号を出力するコンテンツ送信許可手段、上記コンテンツ送信許可手段からの許可信号に基づいて、上記同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを上記ネットワーク経由で当該受信装置へ配信するコンテンツ送信手段を備えた送信装置と、
を備えたことを特徴とする放送システム。 - 請求項1記載の放送システムであって、
前記送信装置は、
前記映像信号および/または前記音声信号を取得して特徴情報を抽出する特徴情報取得手段、前記受信装置から送信されてきた特徴情報と前記特徴情報取得手段で取得した特徴情報との相関値を算出する相関値算出手段、前記受信装置に付与されている識別番号が記憶されている記憶手段を備え、
前記コンテンツ送信許可手段は、前記受信装置から送信されてきた受信感度レベルが一定値を超えていること、前記相関値算出手段から算出された相関値が一定の閾値内であること、前記受信装置に付与されている識別番号が有効であることのすべてを満たすことにより前記受信装置へのコンテンツ送信を許可することを特徴とする放送システム。 - 請求項2記載の放送システムであって、
前記受信装置の前記記憶手段には、前記受信装置が存在する地域を特定する地域情報が記憶されると共に、前記送信装置の前記記憶手段には、前記放送局から放送されるコンテンツの配信可能地域情報が記憶されており、
前記受信装置の送信手段は、前記地域特定情報を前記送信装置へ送信し、
前記送信装置のコンテンツ送信許可手段は、前記受信装置から送信された前記受信感度レベルが一定値を超えていない場合でも、前記コンテンツの配信可能地域内に前記受信装置の地域が含まれている場合には、当該受信装置へのコンテンツ送信を許可することを特徴とする放送システム。 - 放送局からの放送波を受信する受信装置から送信された上記放送波の受信感度レベル、上記放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から抽出される特徴情報、および上記受信装置の識別番号に基づいて当該受信装置へのコンテンツ送信可否を判定すると共に、当該受信装置へのコンテンツ送信を許可する場合にはコンテンツ送信の許可信号を出力するコンテンツ送信許可手段と、
上記コンテンツ送信許可手段からの許可信号に基づいて、上記同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを当該受信装置へ上記放送波以外の他のネットワーク経由で送信するコンテンツ送信手段と、
を備えたことを特徴とする送信装置。 - 請求項4記載の送信装置であって、
前記映像信号および/または前記音声信号を取得して特徴情報を抽出する特徴情報取得手段、前記受信装置から送信されてきた特徴情報と前記特徴情報取得手段で取得した特徴情報との相関値を算出する相関値算出手段、前記受信装置に付与されている識別番号が記憶されている記憶手段を備え、
前記コンテンツ送信許可手段は、前記受信装置から送信されてきた受信感度レベルが一定値を超えていること、前記相関値算出手段から算出された相関値が一定の閾値内であること、前記受信装置に付与されている識別番号が有効であることのすべてを満たすことにより前記受信装置へのコンテンツ送信を許可することを特徴とする送信装置。 - コンテンツ送信許可手段、コンテンツ送信手段を備えた送信装置が、放送局からの放送波を受信する受信装置へ上記放送局から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを上記放送波以外の他のネットワーク経由で送信する送信方法であって、
上記コンテンツ送信許可手段が、上記受信装置から送信された上記放送波の受信感度レベル、上記放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から抽出される特徴情報、および上記受信装置の識別番号に基づいて当該受信装置へのコンテンツ送信可否を判定すると共に、当該受信装置へのコンテンツ送信を許可する場合にはコンテンツ送信の許可信号を出力するステップと、
上記コンテンツ送信手段が、上述のステップで出力される許可信号に基づいて、上記同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを上記ネットワーク経由で当該受信装置へ送信するステップと、
を有することを特徴とする送信方法。 - 放送局からの放送波の受信感度レベルを取得する受信感度レベル取得手段と、
上記放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から特徴情報を抽出する特徴情報抽出手段と、
自己に付与された識別番号を記憶する記憶手段と、
上記放送局から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを上記放送波以外の他のネットワーク経由で送信する送信装置へ上記受信感度レベル取得手段で取得した上記受信感度レベル、上記特徴情報抽出手段により抽出した上記特徴情報、および上記記憶手段に記憶された上記識別番号を送信することによりコンテンツ要求をする送信手段と、
上記ネットワーク経由で上記送信装置から上記同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信する受信手段と、
を備えたことを特徴とする受信装置。 - 請求項7記載の受信装置であって、
前記記憶手段には、前記受信装置が存在する地域を特定する地域情報が記憶されており、
前記送信手段は、前記地域特定情報を前記送信装置へ送信し、
前記受信装置から送信される前記受信感度レベルが一定値を超えていない場合でも、前記放送局から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツの配信可能地域内に前記受信装置の地域が含まれている場合には、前記送信装置からのコンテンツ送信が許可されることを特徴とする受信装置。 - 受信感度レベル取得手段、特徴情報抽出手段、記憶手段、送信手段、受信手段を備えた受信装置が、放送局からの放送波で配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを上記放送波以外の他のネットワーク経由で送信する送信装置から、上記ネットワーク経由で上記同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信する受信方法であって、
上記受信感度レベル取得手段が、上記放送局からの放送波の受信感度レベルを取得するステップと、
上記特徴情報抽出手段が、上記放送波に重畳される映像信号および/または音声信号から特徴情報を抽出するステップと、
上記送信手段が、上記ネットワーク経由で上記放送局から配信される内容と同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを送信する送信装置へ上記受信感度レベル取得手段で取得した上記受信感度レベル、上記特徴情報抽出手段により抽出した上記特徴情報、および上記記憶手段に記憶された上記識別番号を送信することによりコンテンツ要求をするステップと、
上記受信手段が、上記ネットワーク経由で上記送信装置から上記同一のコンテンツ、または同様のコンテンツを受信するステップと、
を有することを特徴とする受信方法。
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