JP2011076501A - 評価システム、評価方法およびプログラム - Google Patents

評価システム、評価方法およびプログラム Download PDF

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伸一 土井
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聡子 板谷
Rie Tanaka
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Abstract

【課題】自らの意見・理由が曖昧なユーザの意見発信行動を促進することで、従来のシステムよりも多くのユーザの意見を収集することを目的とした評価システム、評価方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】表示生成部11は、ユーザに評価を求める評価対象に関する情報を表示生成し、端末6に送る。端末6の表示部62は表示生成部11から送られた画像を表示し、入力部61はユーザの二次評価を受け付ける。評価取得部12は、ユーザが入力した二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報を端末6から受け取り、評価値計算部13は、その二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に従って、一次評価の階層情報に換算して二次評価値を計算し、現在の評価値に加算することで評価値を更新する。記憶部14は、その評価値と評価対象とを対応付けて記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、評価対象に対する評価者からの意見発信を促進するための評価システム、評価方法およびプログラムに関する。
国の政治や商品開発の現場など様々な社会場面において、国民や消費者に積極的に意見を発信させることは重要な課題である。近年、インターネットや携帯電話などの情報通信環境の飛躍的な発達により、時間的・地理的な制約を受けずに広く意見発信を行うことが可能になった。例えば、Web投票やホームページ上でのコメント入力のような発信手段が普及している。さらに、発信の際にユーザがなぜそのように思ったか・判断したのか、なども含む詳細な意見発信までも促進するようなシステムが期待されている。
例えば、特許文献1には、インターネット上での意見発信・収集システムが提案されている。そもそも、意見収集に用いられるアンケート方法としては、複数の項目から自分の意見に合致するものを選択する投票方式だけではなく、意見やその理由を自由文章で詳細に記述する意見投稿方式があるが、各方式に異なるメディアが利用されてきた(投票はデジタル放送の双方向サービス、意見投稿は電話、ファックス、電子メールなど)。これに対して、特許文献1のシステムは、投票方式および意見投稿方式による意見発信がインターネットという単一のメディア上で可能となる点が特徴である。具体的には、ある対象に対して賛否意見を選択投票する部分と、意見を自由記述文によって投稿する部分を同一ページ内に備えたWebサイトを備えている。
特許文献2には、他ユーザとのインタラクションによる意見発信に関して、他ユーザの意見に対する評価システムが提案されている。このシステムでは、商品などを評価対象として、それに関する他ユーザの投稿意見(コメント)に対して賛否投票とコメントを行う評価システムを提案している。
さらに、特許文献3では、視聴者が試聴機でCDやDVD等のコンテンツを試聴する際に評価やコメントを付与できるようにし、他の視聴者が同じコンテンツを試聴した際にそのコンテンツに付与されている評価やコメントを閲覧したり、そのコメントに対してフォロー記事を書いたりできるようにし、視聴者同士の情報交換を可能にするコンテンツ試聴システムが開示されている。
なお、特許文献4には、書評を含み、かつ書籍を購入する際に参考となる情報を記録した書籍に関する一次情報を、インターネット上で提供し、提供後の第三者による当該書籍に対する新たな書評および著者自身からの論評を前記一次情報に追加し、これを二次情報としてインターネット上で提供する情報提供システムが開示されている。
また、特許文献5には、一次情報として管理されている文書に対し、二次情報として例えば評価情報を付与しておき、蓄積した二次情報(評価情報)を用いて一次情報(文書)を管理するという文書管理システムが開示されている。
特開2006−293518号公報 特開2009−020724号公報 特開2006−059019号公報 特開2001−256550号公報 特開平09−062665号公報
上記の特許文献1では、既存の項目からの選択投票だけではなく、文章による意見投稿部を備えることから、より詳細な意見を発信することができるが、その反面、自由記述という手段は一般的に意見発信のコストが高くなるという問題が発生する。すなわち、何らかの意見を持っていたとしても、発信する意欲が失われる可能性が高い。特にこの問題は、意見や評価が曖昧な状態のユーザ(評価者)の意見発信を顕著に阻害することにつながる。
これに対し、特許文献2のシステムでは、ある商品などを評価対象として、それに関する他のユーザのコメント(一次評価)に対して賛否投票とコメント(二次評価)を行うことができるが、出品者がその商品自体に対する直接的な意見や評価を集めたい場合にこのシステムは機能しない。Amazon(登録商標)の書評サイトを例にすると、ある本を読んだユーザが、その内容に関して星の数とレビューコメントによって評価を行うだけではなく、そのレビューコメントを読んだ他のユーザが「このレビューは参考になったかどうか?」という投票やコメント入力を通して評価するが、その評価結果が書籍自体の評価に反映されることはない。特許文献3のシステムも同様に、コンテンツに対する他ユーザの評価(一次評価)に対してフォロー記事などを書いて評価(二次評価)できるが、コンテンツそのものの評価に反映されることはない。
また、特許文献2および3のような評価システムでは、二次評価は1つのコメント文章(一次評価)全体に対して行う形式であることから、もしコメント文内において部分的な賛否があった場合があってもそれを発信することはできないという問題も残る。
すなわち、人々からの意見発信を促進するためには、ある評価対象に関する他者の意見を評価するという間接的・二次的な評価が、評価対象そのものの評価に直結するようなシステムが期待される。さらにその促進効果を向上するために、その二次的な評価時において、他者の意見の特定部分だけについて評価を行えるような機能も有効であると考えられる。ただし部分的な二次評価の場合には、その評価結果をそのまま一次評価と同等に採用することは問題であるので、その部分の範囲や全体での割合を考慮しながら、部分的二次評価を評価対象そのものに対する評価値に換算することが必要とされる。
なお、特許文献4での二次情報とは追加した情報にすぎず、本発明の二次評価には該当しない。また、特許文献5の二次情報とは、評価対象(文書)を評価者が独自の視点や尺度で評価した情報であって、本発明における一次評価に近いものであるので、二次評価には該当しない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、自らの意見・理由が曖昧なユーザの意見発信行動を促進することで、自ら一次評価した意見のみを収集する場合よりも多くのユーザの意見を収集することを目的とした評価システム、評価方法およびプログラムを提供するものである。
本発明の第1の観点に係る評価システムは、
評価対象と関連付けられた、前記評価対象に対する直接的な評価である一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントと、前記コメントの階層情報とを含む一次評価結果を取得する一次評価結果取得手段と、
前記一次評価の階層情報の集計結果を表す評価値を取得する評価値取得手段と、
前記一次評価結果のうち、少なくとも前記評価対象を特定する情報および前記コメントを表示する表示手段と、
ユーザに前記コメントに対する評価である二次評価の階層情報を入力させる二次評価入力手段と、
前記二次評価入力手段でユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換し、前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新する評価値計算手段と、
前記評価値計算手段が更新した前記評価値を記憶する評価値記憶手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る評価方法は、
評価対象と関連付けられた、前記評価対象に対する直接的な評価である一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントと、前記コメントの階層情報とを含む一次評価結果を取得する一次評価結果取得ステップと、
前記一次評価の階層情報の集計結果を表す評価値を取得する評価値取得ステップと、
前記一次評価結果のうち、少なくとも前記評価対象を特定する情報および前記コメントを表示する表示ステップと、
ユーザに前記コメントに対する評価である二次評価の階層情報を入力させる二次評価入力ステップと、
前記二次評価入力ステップでユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換し、前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新する評価値計算ステップと、
前記評価値計算ステップが更新した前記評価値を記憶する評価値記憶ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、コンピュータに
評価対象と関連付けられた、前記評価対象に対する直接的な評価である一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントと、前記コメントの階層情報とを含む一次評価結果を取得する一次評価結果取得ステップと、
前記一次評価の階層情報の集計結果を表す評価値を取得する評価値取得ステップと、
前記一次評価結果のうち、少なくとも前記評価対象を特定する情報および前記コメントを表示する表示ステップと、
ユーザに前記コメントに対する評価である二次評価の階層情報を入力させる二次評価入力ステップと、
前記二次評価入力ステップでユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換し、前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新する評価値計算ステップと、
前記評価値計算ステップが更新した前記評価値を記憶する評価値記憶ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、他ユーザのコメント(一次評価)に対する評価(二次評価)を用いて、一次評価だけでなく二次評価も評価対象そのものに対する評価として扱えるようにするので、自己の意見が明確化しておらず、自らの意見・理由として記述することが困難なユーザにおける意見発信行動を促進することができる。またその結果として、多くのユーザからの多様な意見を収集することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る評価システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る二次評価の一例を説明する図である。 実施の形態1に係る一次評価結果および二次評価のデータ構造を説明する図である。 一次評価に関するコメントの一部分を選択し、二次評価を入力する部分的二次評価の一例を説明する図である。 確認画面を表示させる部分的二次評価の一例を説明する図である。 実施の形態1に係る二次評価の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る評価システムの構成を示すブロック図である。 賛成意見をあらかじめ項目化して、ユーザが選択項目を選択する二次評価の一例を説明する図である。 賛成意見および反対意見をあらかじめ項目化して、ユーザが選択項目を選択する二次評価の一例を説明する図である。 一次評価に関するコメントの一部テキストをマウスドラッグで選択し、二次評価を入力する部分的二次評価の一例を説明する図である。 実施の形態2に係る二次評価の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る評価システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る一次評価の一例を説明する図である。 実施の形態3に係る二次評価の一例を説明する図である。 実施の形態3に係る評価の動作の一例を示すフローチャートである。 評価装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本発明で評価対象とは、例えば議題(政策、施策、法律、法案、規則、事件、ニュース報道など)、商品やサービス(食品、製品、店舗のサービス、施設のサービス、Webのコンテンツなど)、著作物(文学、音楽、絵画、彫刻、映画、演劇、建築物など)といった、評価の対象となり得るあらゆる事柄である。一次評価とは、ユーザが評価対象に対して行う直接的な評価であり、例えば、「賛成・反対」や「良い・悪い」といった階層で入力する。一次評価結果とは、一次評価の階層情報、一次評価に関するコメントおよびコメントの階層情報である。一次評価の階層情報とは、ユーザがどの階層の一次評価を入力したかを示す情報である。一次評価に関するコメントとは、一次評価の理由や評価対象に対する意見などを、ユーザが自由に文章で入力するものである。コメントの階層情報とは、ユーザ入力したコメントの内容を鑑みて、評価対象に対する評価として一次評価の階層に仕分けすると、どの階層に該当するかを示す情報である。評価値とは、一次評価の階層情報を集計した値である。
また、二次評価とは、一次評価に関するコメントに対してユーザが行う評価であり、例えば、「良い・悪い」や「賛成・反対」などの階層で入力される。二次評価の階層情報とは、ユーザがどの階層の二次評価を入力したかを示す情報である。なお、階層の種類や数はシステム管理者が任意に設定してもよく、例えば「とても良い・良い・やや良い・やや悪い・悪い・とても悪い」のように段階的に複数設定してもよい。
以下に、発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る評価システム101の構成を示すブロック図である。評価システム101は、評価装置1と、端末6とから構成される。評価装置1と端末6は、ネットワーク(図示せず)を介して相互に通信可能である。端末6は代表して1台で図示するが、複数の端末6がネットワークに接続される場合がある。また端末6は、評価装置1の一部であるか、または、附属の装置の場合がある。
評価装置1は、表示生成部11、評価取得部12、評価値計算部13および記憶部14を備える。記憶部14は、ネットワークを介して評価装置1に接続される別の装置の場合がある。
表示生成部11は、評価対象表示生成部111と一次評価結果表示生成部112とを備える。評価対象表示生成部111は、評価対象を特定する情報を表示する画像を生成する。評価対象を特定する情報とは、評価対象をそのまま表示できない場合、その評価対象が何であるかを特定する情報である。例えば、評価対象が本である場合、評価対象はその本の中身(文章)であるが、そのまま文章を表示することはできないので、本のタイトルや本の表紙の画像など、その本を特定できる情報を表示することとする。また、例えば俳句やデザインキャラクターなど、評価対象をそのまま表示できる場合は、評価対象を特定する情報は評価対象そのものを表す。一次評価結果表示生成部112は、他ユーザの評価対象に対する一次評価およびそのコメントを表示する画像を生成する。ただし、一次評価結果表示生成部112が生成する画像は、一次評価およびそのコメントの両方を同時に表示するものでなくてもよく、コメントだけを表示する画像であってもよい。表示生成部11は、これらの画像を端末6に送信する。
評価取得部12は、二次評価取得部121を備える。二次評価取得部121は、ユーザが端末6で入力した二次評価の対象を特定する情報と、二次評価の階層情報を受け取る。二次評価の対象を特定する情報とは、ユーザが入力した二次評価の対象となったコメントまたはコメントの一部を表す情報である。
評価値計算部13は、二次評価取得部121が受け取った二次評価の対象を特定する情報および二次評価の階層情報に基づいて評価値を計算する。このとき、評価値計算部13は、二次評価の階層情報を評価対象に対する一次評価の階層情報に換算して二次評価値を計算し、現在の評価値に加算して評価値を更新する。二次評価値とは、二次評価の階層情報を、その二次評価の対象となったコメントの階層情報に基づいて、一次評価の階層情報に変換した値である。
記憶部14は、一次評価結果記憶部141と評価値記憶部142とを備える。一次評価結果記憶部141は、あらかじめ評価対象と対応付けて他ユーザの一次評価結果を記憶している。また、評価値記憶部142は、評価値計算部13が更新した評価値を評価対象と対応付けて記憶する。
端末6は、入力部61と表示部62を備える。入力部61は、ユーザによる二次評価の入力を受け付ける。表示部62は、評価装置1から送られた画像を表示する。ユーザは表示部62に表示された画像を見て、入力部61で二次評価を入力する。なお、端末6は、インターネット等のネットワークを介したPCでもよいし、携帯電話でもよい。また、評価の入力は、Webページで行ってもよいし、電子メールを用いてもよい。
図2は、実施の形態1に係る二次評価の一例を説明する図である。図2では、他ユーザによって評価対象に関する一次評価とコメント1〜6があらかじめ入力されており、一次評価結果記憶部141が一次評価結果として記憶している。一次評価結果表示生成部112は一次評価結果のうち、一次評価の階層情報および一次評価に関するコメントを表示する画像を生成し、端末6に送信する。端末6は受信した画像を表示部62に表示する。
なお、他ユーザの一次評価は、ポジティブ(全体として賛成)とネガティブ(全体として反対)の2種類がある。さらに一次評価に関するコメントは、評価対象をポジティブに評価したものか、ネガティブに評価したものかの構造化があらかじめ行われており(例:コメント1・ポジティブ)、コメントの階層情報として一次評価結果記憶部141に記憶されている。このコメントに対する構造化はコメントを書き込んだユーザ自身が行ってもよいし、システム管理者が見て判定してもよい。
このコメントに対し、ユーザAは二次評価を行う。このとき、ユーザAは入力部61で、他ユーザのコメント1〜6の中からポジティブ(賛成)もしくはネガティブ(反対)に評価できるコメントを選択する。図2ではユーザAの二次評価が全てポジティブであった場合の例を示している。ユーザAが、評価対象に対してポジティブな内容を持つコメント(例:コメント1・ポジティブ「△△の部分は良い」)に対して、ポジティブ(○)な二次評価を行った場合、二次評価取得部121は、端末6から当該二次評価を受け取り、評価値計算部13に送る。評価値計算部13はこの二次評価を評価対象に対するポジティブ(○)な評価として計算し、評価値を更新する。また、ユーザAが、評価対象に対してネガティブな内容を持つコメント(例:コメント4・ネガティブ「□□の部分に問題あり」)に対して、ポジティブ(○)な評価を行った場合、二次評価取得部121は、端末6から当該二次評価を受け取り、評価値計算部13に送る。評価値計算部13は、「反対意見に対して賛成」という状態になることから、この二次評価を評価対象に対するネガティブ(×)な評価として計算し、評価値を更新する。すなわち、評価値計算部13は、ユーザが二次評価を行ったコメントの階層情報がポジティブであって、二次評価がポジティブである場合(ポジティブ×ポジティブ)、この二次評価をポジティブな評価として計算し、ユーザが二次評価を行ったコメントの階層情報がポジティブであって、二次評価がネガティブである場合(ポジティブ×ネガティブ)、この二次評価をネガティブな評価として計算する。また、評価値計算部13は、ユーザが二次評価を行ったコメントの階層情報がネガティブであって、二次評価がポジティブである場合(ネガティブ×ポジティブ)、この二次評価をネガティブな評価として計算し、ユーザが二次評価を行ったコメントの階層情報がネガティブであって、二次評価がネガティブである場合(ネガティブ×ネガティブ)、この二次評価をポジティブな評価として計算する。
図3は、実施の形態1に係る一次評価結果および二次評価のデータ構造を説明する図である。一次評価結果記憶部141は、一次評価結果として図3に示すような一次評価データテーブルを格納する。一次評価データテーブルには議題(評価対象)とそれに対する一次評価の階層情報(ポジティブまたはネガティブ)とコメントとコメントの階層情報とが記述されている。コメントの階層情報とは、そのコメントが議題に対してポジティブなものであるかネガティブなものであるかを示すものである。図3の例では「議員数削減」という議題に対して一次評価の階層情報(すべてポジティブ)とコメント1〜4が記憶されており、各コメントにコメントの階層情報が紐づけられている。次に、コメント1〜4を記入したユーザとは別のユーザが、これらのコメントに対して二次評価を行う。ここでは、当該ユーザは、コメント1(コメントの階層情報:ポジティブ)とコメント4(コメントの階層情報:ネガティブ)を採択して、ポジティブ(二次評価の階層情報)という評価をしている。図3の二次評価入力の採択コメントは二次評価の対象を特定する情報である。評価値計算部13は、コメント1に対するポジティブという評価(ポジティブ×ポジティブ)を評価対象に対するポジティブな評価として計算し、コメント4に対するポジティブという評価(ネガティブ×ポジティブ)を評価対象に対するネガティブな評価として二次評価値を計算する。評価値計算部13は、「議員数削減」の現在の評価値に、計算した二次評価値を加算することで、評価値を更新して記憶部14に送信する。評価値記憶部142は受信した評価値を記憶する。なお、ポジティブおよびネガティブの二階層の評価値を更新する方法として、ポジティブの二次評価値をポジティブの評価値に加算し、ネガティブの二次評価値をネガティブの評価値に加算することとしてもよいし、ネガティブの二次評価値をポジティブの評価値から減算し、ポジティブの二次評価値をネガティブの評価値から減算することとしてもよい。評価値が三階層以上ある場合は、二次評価を評価値と同じ階層で入力させ、二次評価値を二次評価と同一の階層の評価値に加算してもよいし、二次評価と反対の階層の評価値から減算してもよい。あるいは、二次評価値を所定の割合で各階層の評価値に振り分けてもよい。以上のように、評価値を更新する方法は用途に合わせて変更してもよい。
図4は、一次評価に関するコメントの一部分を選択し、二次評価を入力する部分的二次評価の一例を説明する図である。なお、ここでは、「同意」できる部分を選択することを事前にユーザに求めるものとする。
ユーザが端末6からネットワークを通して評価を行うWebサイトにアクセスすると、図4に示すような、「20XX年から国会議員の半数を削減することについて」という議題と、そのコメントとして賛成・反対意見の代表例が表示された画像が評価対象表示生成部111および一次評価結果表示生成部112によって作成され、端末6に送信されて表示部62に表示される。ユーザはこの賛成・反対意見(コメント)の文章を読んで、入力部61でその文章の中から同意できる部分を選択する。図4では、賛成意見の代表例に理由Aと理由Bが、反対意見の代表例に理由Cと理由Dが記述されており、ユーザが同意箇所として理由Aを選択した場合を表している。入力部61における同意箇所の選択方法は、画面上において同意箇所をマウスポインタで円を描いて囲んでもよいし、マウスドラッグでテキストを選択してもよい。理由Aを選択したという二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報「賛成」はネットワークを通して評価装置1に送信され、二次評価取得部121が取得する。評価値計算部13は、二次評価取得部121が取得したこの二次評価の階層情報を「20XX年から国会議員の半数を削減することについて」という議題に対する直接的な評価(一次評価の階層情報)に換算して二次評価値Xを算出する。ここでは、あらかじめ「同意」できる部分を選択することを事前にユーザに求めているため、二次評価の階層情報は「賛成」とする。したがって、二次評価値Xを計算するとき、賛成意見に対して二次評価を入力した場合(賛成×賛成)は、「賛成」の二次評価値Xとして計算し、反対意見に対して二次評価を入力した場合(反対×賛成)は、「反対」の二次評価値Xとして計算する。以下、図5、図8、図9、図10、図13および図14の例についても同様である。
以下に、その際の二次評価値Xの換算方法の例を示す。換算方法としては、一次評価と同様にそのまま1票の評価として計算する方法や1票以下の評価として計算する方法が考えられる。例えば、前者の計算としては、1箇所でも二次評価があれば1票として計算することを意味する。すなわち、図4において、賛成意見の理由Aが選択されただけで1票の賛成票(X=1)とみなす。一方、後者のように1票以下の評価として計算する場合においては、選択部分の数に関わらず一定の二次評価値とする方法と、選択部分の全体に対する割合に基づいて二次評価値を計算する方法と、二次評価の対象をあらかじめ項目化しておいた状態でその選択項目数と選択部分の数とに基づいて二次評価値を計算する方法とが考えられる。
選択部分の数に関わらず一定の二次評価値を加算する方法とは、例えば、図4のように賛成意見の理由Aが選択されれば、その理由の数に関わらず部分票として1票以下の一定の賛成票(例:X=0.5)とみなす。この場合、1票以下の定数値は実施状況によってX=0.7やX=0.3など自由に設定してもよい。選択部分の全体に対する割合に基づいて二次評価値を計算する方法とは、例えば、あらかじめ動詞を3点、名詞を2点、形容詞を1点、その他を0点、と重み付けしておき、コメント中の動詞、名詞、形容詞およびその他を抽出し、コメント全体の総合点を算出しておく。次に、ユーザが選択した部分の動詞、名詞、形容詞およびその他を抽出して総合点を算出し、ユーザが選択した部分の総合点/コメント全体の総合点=二次評価値とする方法である。図4の例では、理由Aは動詞と名詞から成り、理由Bは動詞から成るとすると、「理由A(3点+2点)」+「理由B(3点)」+「により(0点)」+「賛成(2点)」=10点となり、賛成意見の理由Aが選択されれば、X=5点/10点=0.5となり、0.5票の賛成票とみなす。また、あらかじめコメント中の単語を抽出しておき、ユーザが選択した部分の単語の総数/コメント全体の単語の総数=二次評価値としてもよいし、ユーザが選択した文字数/コメント全体の文字数=二次評価値としてもよい。なお、二次評価の対象をあらかじめ項目化しておいた状態でその選択項目数と選択部分の数とに基づいて二次評価値を計算する方法の詳細は後述する。
図5は、確認画面を表示させる部分的二次評価の一例を説明する図である。図5に示すように、ユーザが、一次評価に関するコメントに対して部分的に同意箇所を選択すると、議題に対して賛成か反対かと選択理由の確認を求める確認画面を表示することで、ユーザが確認して同意した場合には一次評価と同等に扱い、1票とそれに対するコメントとして計算して記憶することとしてもよい。すなわち、図5のように、二次評価部分として賛成意見の理由Aが選択された場合、一次評価として賛成を、選択理由として理由Aが自動で入力された確認画面が表示され、ユーザが確定ボタンを押すことによって理由Aによる賛成1票(一次評価値)として取り扱う。
図6は、実施の形態1に係る二次評価の動作の一例を示すフローチャートである。まず、表示生成部11は、ユーザに評価を求める評価対象に関する情報を表示生成し、端末6に送る(ステップS11)。このとき、評価対象表示生成部111は評価対象を特定する情報を表示する画像を生成し、一次評価結果表示生成部112は他ユーザの一次評価およびそのコメントを表示する画像を生成する。ユーザが端末6の表示部62に表示された画像を見て入力部61に二次評価を入力すると、二次評価取得部121は、ユーザが入力した二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報を端末6から受け取る(ステップS12)。評価値計算部13は、二次評価取得部121が受け取った二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に従って二次評価値を計算し、現在の評価値に加算することで評価値を更新する(ステップS13)。評価値記憶部142は、更新した評価値と評価対象とを対応付けて記憶し(ステップS14)、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態1の評価システム101によれば、他ユーザのコメント(一次評価)に対する評価(二次評価)を用いて、一次評価だけでなく二次評価も評価対象そのものに対する評価として扱えるようにするので、意見発信行動を促進することができる。その結果として、多くのユーザからの多様な意見を収集することが可能になる。また、他ユーザのコメントの一部分に対する二次評価(部分的二次評価)を行えるようにすることによって、意見発信行動のコストを低減し、特に自己の意見が明確化しておらず、自らの意見・理由として記述することが困難なユーザにおける意見発信行動を促進することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る評価システム102の構成を示すブロック図である。評価システム102は、実施の形態1に係る評価システム101と同様に、評価装置1と、端末6とから構成される。評価装置1と端末6は、ネットワーク(図示せず)を介して相互に通信可能である。端末6は代表して1台で図示するが、複数の端末6がネットワークに接続される場合がある。また端末6は、評価装置1の一部であるか、または、附属の装置の場合がある。
評価装置1は、表示生成部11、評価取得部12、評価値計算部13および記憶部14を備える。記憶部14は、ネットワークを介して評価装置1に接続される別の装置の場合がある。表示生成部11は、評価対象表示生成部111と一次評価結果表示生成部112と評価値表示生成部113とを備え、評価取得部12は、二次評価取得部121を備える。また、記憶部14は、一次評価結果記憶部141と評価値記憶部142とを備える。実施の形態2では、評価値計算部13によって更新された評価値は、評価値記憶部142から表示生成部11に送られる。評価値表示生成部113は、受け取った評価値を表示する画像を生成し、端末6に送る。なお、評価値計算部13が更新した評価値を表示生成部11に直接送ることとしてもよい。
図8は、賛成意見をあらかじめ項目化して、ユーザが項目化されたコメントを選択する二次評価の一例を説明する図である。項目化とは、ユーザが記入したコメント(文章)を端的に表現し、項目にすることである。この項目化はコメントを書き込んだユーザ自身が行ってもよいし、システム管理者が行ってもよい。なお、項目化した場合、ユーザは「同意」できる選択項目(項目化されたコメント)のチェックボックスにチェックを入力することで二次評価を行う。図8では、「20XX年から国会議員の半数を削減することについて」という議題のコメントの賛成意見が、「費用削減になる」、「意思決定プロセスが効率化できる」などの3つの選択項目に項目化されていることとする。この議題と選択項目が表示された画像が、評価対象表示生成部111および一次評価結果表示生成部112によって作成され、端末6に送信されて表示部62に表示される。ユーザは表示部62に表示された議題とこれらの選択項目を見て、同意できる選択項目をチェックし、確定ボタンを押す。この二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報は、評価装置1に送信され、二次評価取得部121が取得する。評価値計算部13は、この二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に基づいて二次評価値を計算して、評価値を更新する。ここでは、二次評価値(賛成票)=同意項目数/全選択項目数として計算する。すなわち、ユーザが3項目の賛成意見の理由に対して「費用削減になる。」の選択項目だけを同意として選択したため、評価値計算部13は賛成票=1/3=0.33として計算する。評価値計算部13は二次評価値を現在の評価値に加算し、結果として評価値は賛成数:反対数=423.33:20となる。この場合、全ての選択項目をチェックすると一次評価での賛成票1票に相当することになる。評価値計算部13によって更新された評価値(賛成数:反対数=423.33:20)は記憶部14に送られ、評価値記憶部142に記憶される。また、評価値表示生成部113は評価値記憶部142に記憶された評価値を表示する画像を生成して端末6に送り、表示部62は受け取った画像を表示する。
なお、ここでは、評価値表示生成部113が評価値を表示する画像を生成する際、評価値の小数点以下を四捨五入して表示しているが、小数点以下を切り捨てまたは切り上げにしてもよいし、そのまま表示することとしてもよい。以下、図9および図10の例についても同様である。
図9は、賛成意見および反対意見をあらかじめ項目化して、ユーザが項目化されたコメントを選択する二次評価の一例を説明する図である。図9では、「20XX年から国会議員の半数を削減することについて」という議題のコメントの賛成意見が「費用削減になる」、「意思決定プロセスが効率化できる」の2項目に、反対意見が「間違った法案が通りやすくなる」、「国民の意見が届きにくくなる」などの3項目に項目化されていることとする。この議題と選択項目が表示された画像が、評価対象表示生成部111および一次評価結果表示生成部112によって作成され、端末6に送信されて表示部62に表示される。ユーザは端末6の表示部62に表示されたこの議題と選択項目を見て、同意できる選択項目をチェックし、確定ボタンを押す。この二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報は評価装置1に送信され、二次評価取得部121が取得し、評価値計算部13がこの二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に基づいて二次評価値を計算して、評価値を更新する。ここでは、図8と同様に評価値(賛成票)=賛成項目の同意数/賛成意見項目の総数、評価値(反対票)=反対意見項目の同意数/反対意見項目の総数として計算する。すなわち、ユーザが2項目の賛成意見に対して、「費用削減になる」の1項目だけを同意として選択したため、評価値計算部13は賛成票=1/2=0.5として計算する。また、ユーザは3項目の反対意見に対して、2項目を同意として選択したため、評価値計算部13は反対票=2/3=0.66として計算する。評価値計算部13はこれらの二次評価値を現在の評価値に加算し、結果として評価値は賛成数:反対数=423.5:20.66となる。評価値計算部13によって更新されたこの評価値(賛成数:反対数=423.5:20.66)は記憶部14に送られ、評価値記憶部142に記憶される。また、評価値表示生成部113は評価値記憶部142に記憶された評価値を表示する画像を生成して端末6に送り、表示部62は受け取った画像を表示する。
ここで、コメントを項目化する場合について、一次評価のコメントが多くの他ユーザから収集されると、必然的に二次評価を行う際に表示される選択項目の数も増加する。その結果、ユーザが二次評価の全選択項目に目を通すことが困難になってしまうことや、数個の選択項目に評価を入力しただけでは二次評価値が極めて小さな数値になってしまうことが想定される。そこで、システム管理者が重要だと判断したコメントだけを二次評価の選択項目として採用することとしてもよい。
また、選択項目数が大量になってしまう場合、関係性のあるコメント同士を分類し、各分類に属するコメントをまとめて1つの選択項目にするとともに、その選択項目が選択された場合の二次評価値を正規化することとしてもよい。例えば、分類の方法として、所定値以上の共起度のコメント同士を同じ分類に仕分けする方法がある。ここでの共起度とは、異なるコメント間で同一の文字列が出現する度合いのことであり、共起度の高いコメント同士ほど関係が深いと考える。あるいは、あらかじめ分類を設定し、各分類に対応する文字列を含むコメントをその分類に仕分けする方法もある。なお、各分類に属するコメントをまとめて1つの選択項目にするのは、システム管理者が行ってもよいし、各分類を代表する文字列を使って選択項目を作成してもよい。
さらに、複数意見がまとめられた選択項目について、まとめられた意見数に従って、選択された場合の二次評価値に重み付けをする。例えば、図9において、画面上に表示されていないが、手動もしくは自動で「費用削減になる」と同意見が20個、「意思決定プロセスが効率化できる」と同意見が10個、それ以外の意見が10個検出されたとすると、「費用削減になる」の選択項目が選択された場合は、20/(20+10+10)として0.5票、同様に「意思決定プロセスが効率化できる」という選択項目が選択された場合は、10/(20+10+10)として0.25票の賛成票を加える。この二次評価値正規化の関数はユーザやシステム管理者が自由に設定できるものとする。
図10は、一次評価に関するコメントの一部テキストをマウスドラッグで選択し、二次評価を入力する部分的二次評価の一例を説明する図である。図10のように、「20XX年から国会議員の半数を削減することについて」という議題に対するコメントの賛成意見から「△△△△△という理由と□□□□□という理由から賛成」という25文字のコメントが代表例として設定されていることとする。この議題とコメントが表示された画像が、評価対象表示生成部111および一次評価結果表示生成部112によって作成され、端末6に送信されて表示部62に表示される。ユーザは端末6の表示部62に表示されたこの議題とコメントを見て、入力部61でコメント中の同意できる範囲を自由にテキスト選択して、確定ボタンを押す。この二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報は評価装置1に送信され、二次評価取得部121が取得し、評価値計算部13がこの二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に基づいて二次評価値を計算して評価値を更新する。ここでは、二次評価値(賛成票)=選択した文字数/全文字数として計算する。すなわち、ユーザが全25文字の賛成意見コメントの中から「△△△△△という理由」の10文字を選択したため、評価値計算部13は賛成票(二次評価値)=10/25=0.4票として計算する。評価値計算部13はこの二次評価値を現在の評価値に加算し、結果として評価値は賛成数:反対数=423.4:20となる。評価値計算部13によって更新されたこの評価値(賛成数:反対数=423.4:20)は記憶部14に送られ、評価値記憶部142に記憶される。評価値表示生成部113は評価値記憶部142に記憶された評価値を表示する画像を生成して端末6に送り、表示部62は受け取った画像を表示する。
なお、端末6の入力部61に関して、ユーザが部分的二次評価を行う部分を選択する方法としてこれまで、マウスポインタで円を描いて囲む方法、マウスドラッグでテキストを選択する方法、あらかじめ項目化された選択項目から選択する方法を例に挙げたが、範囲選択の入力操作を簡易化するために以下のような方法を用いてもよい。
1つは、ユーザが評価できる部分に目を向けることで部分的二次評価を行う部分を選択する方法が考えられる。例えば、端末6の表示部62をPCのディスプレイ、入力部61を非接触型や頭部装着型の視線検出装置として利用し、ディスプレイとの座標キャリブレーションを通して、ディスプレイ上でのユーザの視線範囲やその滞留時間を計算する。この場合、ユーザにあらかじめ部分的二次評価できる部分に目を一定時間向けるように教示しておくだけで、マウスを使用せずに部分評価が可能になる。また、あらかじめ教示をしておかなくとも、頻繁に視線が向いた範囲を抽出し、図5のような評価許可画面にその範囲を提示し、同時に賛成・反対の評価を求めることで、自動的にユーザの注意している範囲を検出し、それに対して部分的二次評価を求めることができる。
次に、音声やビデオ映像に対して、音声やキー操作などで部分的二次評価を行う部分を選択する方法が考えられる。すなわち、他のユーザの一次評価およびそのコメントがマイクやカメラ、PCなどの映像記録・音声記録機器を通して記録されており、その内容がユーザに対して再生され、ユーザは再生中に同意できる部分があれば、再生と同様に音声やキー操作などで部分二次評価するという方法である。例えば、音声で選択する場合は同意できる部分が再生されれば「今の一文には賛成」などの言葉で選択部分を報告し、その音声を自動もしくは手動で解析することで賛成か反対かの部分的二次評価を検出することもできる。キー操作の場合は同意できる部分があればその再生中にキーを押し続けて選択する。これらの場合の二次評価値の換算方法は、1箇所でもある再生音声部分に対して部分評価があれば1票として扱ってもよいし、図10と同様の計算手法を用いて、全体の再生時間のうち、例えばキーの押し時間などで入力された同意できる部分の時間の割合を出すことで二次評価値を計算してもよい。
また、これまでの例では評価は賛成・反対の二択を例としていたが、評価が曖昧なユーザにとってはどちらかを選択することが困難な場合もある。そこで、「強く賛成(反対)」や「やや賛成(反対)」などのように評価の程度を細かく設定してもよい。これによれば、評価が曖昧なユーザが意見を発信しやすくなる。この場合、評価の程度に従って二次評価値を変化させるとよい。
さらに、これまでの例では同意する部分を選択させることとしているが、反対する部分を選択させることとしてもよいし、組み合わせてもよい。反対する部分を選択させる場合、二次評価の階層情報は「反対」とする。したがって、二次評価値Xを計算するとき、賛成意見に対して二次評価を入力した場合(賛成×反対)は、「反対」の二次評価値Xとして計算し、反対意見に対して二次評価を入力した場合(反対×反対)は、「賛成」の二次評価値Xとして計算する。
図11は、実施の形態2に係る二次評価の動作の一例を示すフローチャートである。まず、表示生成部11は、ユーザに評価を求める評価対象に関する情報を表示生成し、端末6に送る(ステップS21)。このとき、評価対象表示生成部111は評価対象を特定する情報を表示する画像を生成し、一次評価結果表示生成部112は他ユーザの一次評価およびそのコメントを表示する画像を生成する。ユーザが端末6の表示部62に表示された画像を見て入力部61に二次評価を入力すると、二次評価取得部121は、ユーザが入力した二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報を端末6から受け取る(ステップS22)。評価値計算部13は、二次評価取得部121が受け取った二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に従って二次評価値を計算し、現在の評価値に加算することで評価値を更新する(ステップS23)。評価値記憶部142は、その評価値と評価対象とを対応付けて記憶する(ステップS24)。そして、評価値表示生成部113は、評価値計算部13が更新した評価値を表示する画像を生成し、端末6に送って表示部62表示させ(ステップS25)、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態2の評価システム102によれば、更新された評価値を表示することによって、ユーザは二次評価をする際に現在の評価値を参照することができる。また、他ユーザのコメントを項目化して、同意できる選択項目を選択するだけ二次評価(部分的二次評価)を行えるようにすることによって、意見発信行動のコストを低減し、特に自己の意見が明確化しておらず、自らの意見・理由として記述することが困難なユーザにおける意見発信行動を促進することができる。また、テキストをマウスドラッグで選択して部分的二次評価をする方法、評価する部分に目を向けることで選択して部分的二次評価をする方法、評価する部分を音声やキー操作などで選択して部分的二次評価をする方法など、評価対象やユーザの状況に合った二次評価方法を採用することで、より意見発信行動のコストを低減することができる。さらに、評価の程度を細かく設定することで、自己の意見が曖昧なユーザの意見発信行動を促進することができる。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3に係る評価システム103の構成を示すブロック図である。評価システム103は、実施の形態1に係る評価システム101および実施の形態2に係る評価システム102と同様に、評価装置1と、端末6とから構成される。評価装置1と端末6は、ネットワーク(図示せず)を介して相互に通信可能である。端末6は代表して1台で図示するが、複数の端末6がネットワークに接続される場合がある。また端末6は、評価装置1の一部であるか、または、附属の装置の場合がある。
評価装置1は、表示生成部11、評価取得部12、評価値計算部13および記憶部14を備える。記憶部14は、ネットワークを介して評価装置1に接続される別の装置の場合がある。表示生成部11は、評価対象表示生成部111と一次評価結果表示生成部112と評価値表示生成部113とを備え、評価取得部12は、二次評価取得部121とコメント取得部122と一次評価取得部123とを備える。また、記憶部14は、一次評価結果記憶部141と評価値記憶部142とを備える。
実施の形態3では、ユーザは一次評価または二次評価のいずれを行うかを選択する。ユーザが入力部61に一次評価を入力すると端末6はこの一次評価の階層情報を評価装置1に送信し、一次評価取得部123が取得する。評価値計算部13は、一次評価取得部123が取得した一次評価の階層情報を加算して、評価値を更新する。記憶部14は、一次評価取得部123が取得した一次評価の階層情報と評価対象とを対応付けて一次評価結果記憶部141に記憶し、評価値計算部13が計算した評価値を評価対象と対応付けて評価値記憶部142に記憶する。また、ユーザは一次評価を行う場合、入力部61に任意でコメントを入力する。ユーザがコメントを入力すると、端末6はこのコメントを評価装置1に送信し、コメント取得部122が取得する。このとき、ユーザが自らが入力したコメントに対してコメントの階層情報を入力すると、コメント取得部122は、コメントの階層情報を取得する。あるいは、システム管理者が取得したコメントに対して、コメントの階層情報を入力することとしてもよい。一次評価結果記憶部141は、コメント取得部122が取得したコメントに階層情報を付加し、その一次評価と評価対象と対応付けて記憶する。一次評価結果記憶部141に記憶された一次評価およびそのコメントは表示生成部11に送られる。一次評価結果表示生成部112は、評価対象を特定する情報と一次評価およびそのコメントとを表示する画像(二次評価画面)を生成して端末6に送り、表示部62は受け取った画像を表示する。ユーザがこの画像を見て入力部61に二次評価を入力すると端末6はこの二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報を評価装置1に送信し、二次評価取得部121が取得する。評価値計算部13は、二次評価取得部121が取得した二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に基づいて二次評価値を計算し、現在の評価値に加算することで、評価値を更新する。評価値記憶部142は、更新した評価値を評価対象と対応付けて記憶する。
以下に、実施の形態3の評価方法について説明する。上記の実施の形態1および2ではユーザは二次評価しか行えなかったことに対して、実施の形態3では一次評価または二次評価をユーザが選択でき、さらに一次評価を行う際にはコメントを入力できる点が異なる。実施の形態3では、評価対象表示生成部111が評価対象を特定する情報と一次評価または二次評価の選択画面を表示した画像を作成し、端末6に送る。ユーザは表示部62に表示された画面を見て、まず一次評価または二次評価のどちらを行うかを選択する。
図13は、実施の形態3に係る一次評価の一例を説明する図である。ユーザCが「20XX年から国会議員の半数を削減することについて」という議題に関して、一次評価を選択し、「反対」を選択すると、その一次評価の階層情報「反対」は端末6から評価装置1に送信され、一次評価取得部123が取得する。記憶部14は、一次評価取得部123が取得した一次評価の階層情報「反対」をその評価対象と対応付けて、一次評価結果記憶部141の一次評価データテーブル(図3参照)に追加記憶する。評価値計算部13は、一次評価取得部123が取得した一次評価の階層情報「反対」を1票の反対票(一次評価値)として現在の評価値に加算して評価値を更新し、評価値記憶部142に送る。評価値表示生成部113は、評価値記憶部142に記憶された評価値を表示する画像を生成して端末6に送り、表示部62は受け取った画像を表示する。さらに、その一次評価時の入力コメント「△△△△△、□□□□□なので反対。」は、端末6から評価装置1に送信され、コメント取得部122が取得する。記憶部14は、コメント取得部122が取得したコメントをその評価対象と一次評価の階層情報「反対」と対応付けて、一次評価結果記憶部141の一次評価データテーブルに追加記憶する。
図14は、実施の形態3に係る二次評価の一例を説明する図である。図14のように、ユーザDが選択画面において二次評価を選択すると、評価対象表示生成部111および一次評価結果表示生成部112は、二次評価画面の画像を生成し、端末6に送る。表示部62に表示された二次評価画面には、評価対象(議題)と現在までに一次評価を行ったユーザのコメントが表示されている。すなわち、二次評価画面には図13で「反対」の一次評価とそれに対するコメントを入力したユーザCの評価内容を含む一次評価データテーブルが読み出され、その他ユーザA、ユーザBのコメントとともに表示されている。二次評価画面でユーザDが、部分的二次評価として賛成意見に属するユーザAのコメント内容の一部「国家予算を削減」を選択した場合、その二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報は端末6から評価装置1に送信され、二次評価取得部121が取得する。評価値計算部13は、二次評価取得部121が取得した二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に基づいて二次評価値Xを計算し、現在の評価値に加算することで評価値を更新する。更新した評価値は評価値記憶部142に記憶される。評価値表示生成部113は、評価値記憶部142に記憶された評価値を表示する画像を生成して端末6に送り、表示部62は受け取った画像を表示する。二次評価値Xの計算の仕方は、前述の換算方法のように1箇所でも選択されればそれを検出して1票の評価値として計算してもよいし、1票以下の評価値として計算してもよい。
図15は、実施の形態3に係る評価(一次評価および二次評価)の動作の一例を示すフローチャートである。まず、評価対象表示生成部111は、ユーザに評価を求める評価対象を特定する情報と評価方式の選択画面とを表示した画像を生成し、端末6に送る(ステップS31)。ユーザは端末6の表示部62に表示された画像を見て、ユーザはその評価対象全体に対して意見を投票する一次評価を行うか、他ユーザのコメントに対する二次評価を行うかの選択をする。ユーザが一次評価を選択して入力した場合(ステップS32;Yes)、一次評価取得部123は、ユーザが入力した一次評価の階層情報を受け取る(ステップS33)。さらに、ユーザがコメントを入力した場合(ステップS34;Yes)、コメント取得部122は、ユーザが入力したコメントを受け取る(ステップS35)。このとき、コメントを入力したユーザまたはシステム管理者が当該コメントに対して、コメントの階層情報を入力した場合、コメント取得部122は、コメントの階層情報を取得する。記憶部14は、受け取ったコメントにコメントの階層情報を付加して、一次評価結果記憶部141に追加記憶する(ステップS36)。そして、評価値計算部13は、ステップS33で受け取った一次評価の階層情報に従って、一次評価値を現在の評価値に加算することで評価値を更新する(ステップS39)。ユーザがコメントを入力しなかった場合(ステップS34;No)、評価値計算部13は、ステップS33で受け取った一次評価の階層情報に従って、一次評価値を現在の評価値に加算することで評価値を更新する(ステップS39)。
一方、ユーザが二次評価を選択した場合(ステップS32;No)、評価対象表示生成部111は評価対象を特定する情報を表示する画像を生成し、一次評価結果表示生成部112は他ユーザの一次評価およびそのコメントを表示する画像を生成することで、二次評価画面を生成して端末6に送る(ステップS37)。ユーザが二次評価画面でその他ユーザのコメントに対して二次評価を入力すると、二次評価取得部121は、二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報を受け取る(ステップS38)。評価値計算部13は、受け取った二次評価の対象を特定する情報と二次評価の階層情報に従って二次評価値を計算し、現在の評価値に加算することで評価値を更新する(ステップS39)。評価値記憶部142は、ステップS38で評価値計算部13が更新した評価値と評価対象とを対応付けて記憶する(ステップS40)。また、評価値表示生成部113は、評価値計算部13が更新した評価値を表示する画像を生成し、端末6に送って表示部62表示させ(ステップS41)、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態3の評価システム103によれば、ユーザは一次評価および二次評価のいずれかを選ぶことができ、一次評価がなされた場合には一次評価およびそのコメントを追加記憶することで、一次評価結果を蓄積し、二次評価の対象としてユーザに提示することができる。
図16は、図1、7または12に示す評価装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。評価装置1は、図16に示すように、制御部21、主記憶部22、外部記憶部23、操作部24、表示部25、入出力部26および送受信部27を備える。主記憶部22、外部記憶部23、操作部24、表示部25、入出力部26および送受信部27はいずれも内部バス20を介して制御部21に接続されている。
制御部21はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部23に記憶されている制御プログラム30に従って、評価装置1の表示生成部11,評価取得部12および評価値計算部13の各処理を実行する。
主記憶部22はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、外部記憶部23に記憶されている制御プログラム30をロードし、制御部21の作業領域として用いられる。
外部記憶部23は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、評価装置1の処理を制御部21に行わせるためのプログラムをあらかじめ記憶し、また、制御部21の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部21に供給し、制御部21から供給されたデータを記憶する。評価装置1の一次評価結果記憶部141および評価値記憶部142は、外部記憶部23に構成される。
操作部24はキーボードおよびマウスなどのポインティングデバイス等と、キーボードおよびポインティングデバイス等を内部バス20に接続するインターフェース装置から構成されている。二次評価値に1票以下の定数値を設定する場合、順位付けされた選択項目について表示する閾値を設定する場合や評価値正規化の関数を設定する場合などは、操作部24を介して、指示が制御部21に供給される。図1、7または12の端末6が評価装置1に含まれる構成では、操作部24が入力部61の場合もある。
表示部25は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成され、二次評価値に1票以下の定数値を設定する場合、順位付けされた選択項目について表示する閾値を設定する場合や評価値正規化の関数を設定する場合などは、操作画面を表示する。図1、7または12の端末6が意見表示装置1に含まれる構成では、表示部25が表示部62の場合がある。
入出力部26は、シリアルインタフェースまたはパラレルインタフェースから構成されている。入出力部26は、端末6が附属する装置の場合は、それと接続する。
送受信部27は、ネットワークに接続する網終端装置または無線通信装置、およびそれらと接続するシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インタフェースから構成されている。送受信部27は、ネットワークを介して、端末6に接続する。
図1、7または12に示す評価装置1の表示生成部11,評価取得部12および評価値計算部13の処理は、制御プログラム30が、制御部21、主記憶部22、外部記憶部23、操作部24、表示部25、入出力部26および送受信部27などを資源として用いて処理することによって実行する。
その他、本発明の好適な変形として、以下の構成が含まれる。
本発明の第1の観点に係る評価システムについて、
好ましくは、前記二次評価入力手段は、ユーザに前記コメントの一部分に対して二次評価の階層情報を入力させる部分入力手段を備え、
前記評価値計算手段は、前記部分入力手段でユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換する際、前記二次評価の対象になった部分の全体に対する割合に基づいて換算し、前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新することを特徴とする。
好ましくは、ユーザに前記評価対象に対する一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントとを入力させる一次評価入力手段と、
前記コメントの階層情報を設定するコメント階層情報設定手段と、
前記一次評価の階層情報と前記コメントと前記コメントの階層情報とを前記評価対象と関連付けて記憶する一次評価結果記憶手段とをさらに備え、
前記一次評価結果取得手段は、前記一次評価結果記憶手段から前記一次評価結果を取得することを特徴とする。
好ましくは、前記コメントについて、同じ文字列を含むコメントを同一の分類に仕分けする分類手段をさらに備え、
前記評価値計算手段は、前記二次評価入力手段でユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換する際、前記二次評価の対象であるコメントの前記分類に基づいて重み付けし、前記一次評価の階層情報に換算して前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新することを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る評価方法について、
好ましくは、前記二次評価入力ステップは、ユーザに前記コメントの一部分に対して二次評価の階層情報を入力させる部分入力ステップを備え、
前記評価値計算ステップは、前記部分入力ステップでユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換する際、前記二次評価の対象になった部分の全体に対する割合に基づいて換算することを特徴とする。
好ましくは、ユーザに前記評価対象に対する一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントとを入力させる一次評価入力ステップと、
前記コメントの階層情報を設定するコメント階層情報設定ステップと、
前記一次評価の階層情報と前記コメントと前記コメントの階層情報とを前記評価対象と関連付けて記憶する一次評価結果記憶ステップとをさらに備え、
前記一次評価結果取得ステップは、前記一次評価結果記憶ステップから前記一次評価結果を取得することを特徴とする。
好ましくは、前記コメントについて、同じ文字列を含むコメントを同一の分類に仕分けする分類ステップをさらに備え、
前記評価値計算ステップは、前記二次評価入力ステップでユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換する際、前記二次評価の階層情報を前記二次評価の対象であるコメントの前記分類に基づいて重み付けし、前記一次評価の階層情報に換算して前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新することを特徴とする。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
評価取得部12、評価計算部13、記憶部14などから構成される評価処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する評価システム101、102および103を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで評価システム101、102および103を構成してもよい。
また、評価システム101、102および103の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記憶媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
1 評価装置
6 端末
11 表示生成部
12 評価取得部
13 評価値計算部
14 記憶部
21 制御部
22 主記憶部
23 外部記憶部
24 操作部
25 表示部
26 入出力部
27 送受信部
30 制御プログラム
61 入力部
62 表示部
101、102、103 評価システム
111 評価対象表示生成部
112 一次評価結果表示生成部
113 評価値表示生成部
121 二次評価取得部
122 コメント取得部
123 一次評価取得部
141 一次評価結果記憶部
142 評価値記憶部

Claims (9)

  1. 評価対象と関連付けられた、前記評価対象に対する直接的な評価である一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントと、前記コメントの階層情報とを含む一次評価結果を取得する一次評価結果取得手段と、
    前記一次評価の階層情報の集計結果を表す評価値を取得する評価値取得手段と、
    前記一次評価結果のうち、少なくとも前記評価対象を特定する情報および前記コメントを表示する表示手段と、
    ユーザに前記コメントに対する評価である二次評価の階層情報を入力させる二次評価入力手段と、
    前記二次評価入力手段でユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換し、前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新する評価値計算手段と、
    前記評価値計算手段が更新した前記評価値を記憶する評価値記憶手段と、
    を備えることを特徴とする評価システム。
  2. 前記二次評価入力手段は、ユーザに前記コメントの一部分に対して二次評価の階層情報を入力させる部分入力手段を備え、
    前記評価値計算手段は、前記部分入力手段でユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換する際、前記二次評価の対象になった部分の全体に対する割合に基づいて換算し、前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新することを特徴とする請求項1に記載の評価システム。
  3. ユーザに前記評価対象に対する一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントとを入力させる一次評価入力手段と、
    前記コメントの階層情報を設定するコメント階層情報設定手段と、
    前記一次評価の階層情報と前記コメントと前記コメントの階層情報とを前記評価対象と関連付けて記憶する一次評価結果記憶手段とをさらに備え、
    前記一次評価結果取得手段は、前記一次評価結果記憶手段から前記一次評価結果を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の評価システム。
  4. 前記コメントについて、同じ文字列を含むコメントを同一の分類に仕分けする分類手段をさらに備え、
    前記評価値計算手段は、前記二次評価入力手段でユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換する際、前記二次評価の対象であるコメントの前記分類に基づいて重み付けし、前記一次評価の階層情報に換算して前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の評価システム。
  5. 評価対象と関連付けられた、前記評価対象に対する直接的な評価である一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントと、前記コメントの階層情報とを含む一次評価結果を取得する一次評価結果取得ステップと、
    前記一次評価の階層情報の集計結果を表す評価値を取得する評価値取得ステップと、
    前記一次評価結果のうち、少なくとも前記評価対象を特定する情報および前記コメントを表示する表示ステップと、
    ユーザに前記コメントに対する評価である二次評価の階層情報を入力させる二次評価入力ステップと、
    前記二次評価入力ステップでユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換し、前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新する評価値計算ステップと、
    前記評価値計算ステップが更新した前記評価値を記憶する評価値記憶ステップと、
    を備えることを特徴とする評価方法。
  6. 前記二次評価入力ステップは、ユーザに前記コメントの一部分に対して二次評価の階層情報を入力させる部分入力ステップを備え、
    前記評価値計算ステップは、前記部分入力ステップでユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換する際、前記二次評価の対象になった部分の全体に対する割合に基づいて換算することを特徴とする請求項5に記載の評価方法。
  7. ユーザに前記評価対象に対する一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントとを入力させる一次評価入力ステップと、
    前記コメントの階層情報を設定するコメント階層情報設定ステップと、
    前記一次評価の階層情報と前記コメントと前記コメントの階層情報とを前記評価対象と関連付けて記憶する一次評価結果記憶ステップとをさらに備え、
    前記一次評価結果取得ステップは、前記一次評価結果記憶ステップから前記一次評価結果を取得することを特徴とする請求項5または6に記載の評価方法。
  8. 前記コメントについて、同じ文字列を含むコメントを同一の分類に仕分けする分類ステップをさらに備え、
    前記評価値計算ステップは、前記二次評価入力ステップでユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換する際、前記二次評価の階層情報を前記二次評価の対象であるコメントの前記分類に基づいて重み付けし、前記一次評価の階層情報に換算して前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新することを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の評価方法。
  9. コンピュータに
    評価対象と関連付けられた、前記評価対象に対する直接的な評価である一次評価の階層情報と、前記一次評価に関するコメントと、前記コメントの階層情報とを含む一次評価結果を取得する一次評価結果取得ステップと、
    前記一次評価の階層情報の集計結果を表す評価値を取得する評価値取得ステップと、
    前記一次評価結果のうち、少なくとも前記評価対象を特定する情報および前記コメントを表示する表示ステップと、
    ユーザに前記コメントに対する評価である二次評価の階層情報を入力させる二次評価入力ステップと、
    前記二次評価入力ステップでユーザが入力した前記二次評価の階層情報を、前記二次評価の対象となった前記コメントの階層情報に基づいて前記一次評価の階層情報に変換し、前記評価値に加算することで前記評価対象の評価値を更新する評価値計算ステップと、
    前記評価値計算ステップが更新した前記評価値を記憶する評価値記憶ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013147239A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 株式会社メディカルリサーチアンドテクノロジー 評価管理方法
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