JP2011076261A - 設計支援装置、cadシステム及び設計支援プログラム - Google Patents

設計支援装置、cadシステム及び設計支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】要素の回転移動に係る操作性を向上させること。
【解決手段】設計支援装置1は、複数の要素間に規定される関係を記憶する記憶部2と、複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力部3とを有する。また、設計支援装置1は、複数の要素のうち、第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出部4と、第1の要素と第2の要素それぞれとの関係に基づき、複数の第2の要素から、第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定部5とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに接続された複数の要素の配置を設計する設計支援装置、CADシステム及び設計支援プログラムに関する。
近年、電子部品、電子回路やプリント基板に代表される各種基板の実装設計の作業効率を高めるために設計支援用アプリケーション(以下、設計支援用アプリという)が利用されている。このような設計支援用アプリを用いてハーネス設計を行う場合には、設計者は、画面上に表示される部品やユニットなどの要素を平行移動したり、或いは回転移動したりすることで、レイアウトの変更を頻繁に行う。
このことから、設計支援用アプリは、これらの移動操作を簡便に行うための機能を搭載する。例えば、設計支援用アプリは、平行移動を支援する機能として、マウスで選択された要素の面またはエッジと平行となる方向を移動方向と特定したり、「shift」のキーが押下された状態における要素の移動を所定の方向に拘束する機能を搭載する。
一方、回転移動を行う場合には、設計支援用アプリは、移動対象とする要素(以下、移動対象要素という)を選択する操作並びに要素を回転させる場合の回転の中心を選択する操作、移動対象要素を回転させる操作の3つの操作を受け付ける。
この回転移動に伴う操作を図10を用いて説明する。図10は、従来技術における回転移動を説明するための説明図である。なお、図中の丸(白丸および黒丸)は部品やユニットなどの要素を指し、図中の線分はハーネスを指す。ここでは、図中の黒丸の要素を回転中心として破線の矩形で選択された移動対象要素を回転移動させる場合を想定する。図10に示すように、設計者は、移動対象要素(破線の矩形で囲われた要素)を1つずつ選択するか、或いはドラック操作による範囲指定を行って全ての移動対象要素を選択する。その後、設計者は、回転中心として黒丸の要素を押下操作し、黒丸の要素を押下操作した状態で移動対象要素が所望の回転量となるまでマウスカーソルを移動操作する。
特開昭61−243566号公報 特開平5−174128号公報 特開2008−129649号公報
しかしながら、上記の従来技術は、要素の回転移動に係る操作性の悪化を招くという問題がある。例えば、図10の例で言えば、設計者は、移動対象要素を選択する際に図中の破線の矩形で囲われた要素全てを選択する移動対象要素の選択操作、さらには回転中心とする要素(黒丸の要素)を選択する回転中心の選択操作を実行せねばならず、操作数が増加してしまう。
なお、この問題は、ハーネス設計を支援するCAD(Computer Aided Design)システムだけに生じるものではない。例えば、「Office」に代表される汎用のソフトウェアでオブジェクトを回転移動させる場合など、互いに接続された複数の要素の配置を設計する場合にも同様に生じる問題である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、要素の回転移動に係る操作性を向上させることができる設計支援装置、CADシステム及び設計支援プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する設計支援装置は、互いに接続された複数の要素の配置を設計する設計支援装置において、前記複数の要素間に規定される関係を記憶する記憶手段と、前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手段と、前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手段と、前記第1の要素と前記第2の要素それぞれとの関係に基づき、前記複数の第2の要素から、前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手段と、を備える。
本願の開示する設計支援装置、CADシステム及び設計支援プログラムの一つの態様によれば、要素の回転移動に係る操作性を向上させることできるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る設計支援装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施例2に係る設計支援装置の構成を示すブロック図である。 図3Aは、2次元図面情報の一例を示す図である。 図3Bは、コネクタ情報の一例を示す図である。 図3Cは、ワイヤ情報の一例を示す図である。 図4Aは、親子関係に基づく回転中心候補の検索を説明するための図である。 図4Bは、図4Aで示した回転中心候補を回転中心軸とした場合における回転移動を示す図である。 図5Aは、通過点間距離に基づく回転中心候補の検索を説明するための図である。 図5Bは、図5Aで示した回転中心候補を回転中心軸とした場合における回転移動を示す図である。 図6Aは、マウス移動方向に基づく回転中心候補の検索を説明するための図である。 図6Bは、図6Aで示した回転中心候補を回転中心軸とした場合における回転移動を示す図である。 図7Aは、接続通過点数に基づく回転中心候補の検索を説明するための図である。 図7Bは、図7Aで示した回転中心候補を回転中心軸とした場合における回転移動を示す図である。 図8は、実施例2に係るハーネス設計支援処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例3に係る設計支援プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。 図10は、従来技術における回転移動を説明するための説明図である。
以下に、本願の開示する設計支援装置、CADシステム及び設計支援プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。
図1は、実施例1に係る設計支援装置の構成を示すブロック図である。図1に示す設計支援装置1は、要素と要素の接続を作図する処理を支援する設計支援アプリを搭載した情報処理装置であり、記憶部2と、入力部3と、抽出部4と、決定部5とを有する。
このうち、記憶部2は、複数の要素間に規定される関係を記憶する。入力部3は、複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する。抽出部4は、複数の要素のうち、入力部3によって入力された第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する。また、決定部5は、第1の要素と第2の要素それぞれとの関係に基づき、複数の第2の要素から、第1の要素の回転軸となる要素を決定する。
このため、設計支援装置1では、設計者が表示画面上で第1の要素を指定する操作を行うだけで、第1の要素に接続される複数の要素の中から回転軸とする要素を自動的に決定することができる。かかる回転軸の自動決定により、例えば入力デバイスとしてマウスを使用する場合には、装置使用者は、第1の要素に照準を合わせてボタン押下し、ボタンを押下したままで回転を希望する方向に要素をドラック操作するだけで、要素を回転移動できる。このように、本実施例に係る設計支援装置1によれば、装置使用者の操作数を削減することができ、要素の回転移動に係る操作性を向上させることができる。
[設計支援装置10の構成]
続いて、実施例2に係る設計支援装置10について説明する。図2は、実施例2に係る設計支援装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、設計支援装置10は、入力部11と、表示部12と、記憶部13と、制御部14とを有する。なお、以下では、設計支援装置10がハーネス設計を支援するCAD(Computer Aided Design)システムを搭載し、装置使用者(設計者)が設計支援装置10を利用してハーネス布線図を作成する場合を例示して説明を行う。
このうち、入力部11は、各種情報、例えば後述のCADシステム15に対する指示入力を受け付ける入力デバイスであり、例えば、キーボードやマウスなどである。なお、後述の表示部12も、マウスと協働して、ポインティングデバイス機能を実現する。また、表示部12は、各種の情報、例えばハーネス設計に用いる布線図やそれに含まれる部品の詳細情報などを表示する表示デバイスであり、例えば、モニタ、ディスプレイやタッチパネルなどである。
記憶部13は、例えば、フラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部13は、上記の種類の記憶装置に限定されるものではなく、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)であってもよい。
この記憶部13は、制御部14で実行される各種プログラム(例えば、OS(Operating System)やCADシステム)やそのプログラムの実行に必要なデータ(いわゆる、CADシステムに使用されるCADデータ)を記憶する。このほか、記憶部13は、例えばハーネスデータ13aと、回転中心候補リスト13bと、優先度データ13cとを記憶する。
ハーネスデータ13aは、ハーネス布線図(ルート図)に関するデータである。このハーネスデータ13aは、ハーネスの通過点の座標および通過点間の距離などの2次元図面情報を含む。ここで言う通過点は、ハーネスの布線図上でハーネスが通過する経路を特徴付ける点を指し、例えばハーネスの分岐点、結束点、コネクタ或いはこれらの組合せ(コネクタを有する分岐点)などの要素である。図3Aは、2次元図面情報の一例を示す図である。例えば、図3Aに示す2次元図面情報の例では、通過点Aが通過点Pと接続されることを示し、また、通過点Pが通過点Bと接続されるとともに通過点Cとも接続されることを示す。さらに、ここでは図示していないが、親(Input)側の通過点は子(Output)側の通過点との距離を保持する。すなわち、図3Aの例では、通過点Aが通過点A及び通過点P間の距離を保持し、また、通過点Pが通過点P及び通過点B間の距離と通過点P及び通過点C間の距離とを保持する。
また、ハーネスデータ13aは、通過点とコネクタの対応関係を示すコネクタ情報を含む。図3Bは、コネクタ情報の一例を示す図である。例えば、図3Bに示すコネクタ情報の例では、通過点Pがコネクタ「CN1」を含み、通過点Bがコネクタ「CN2」を含み、また、通過点Cがコネクタ「CN3」を含むことを示す。
また、ハーネスデータ13aは、ハーネス内部を通るワイヤ(芯線)とそのワイヤが経由するコネクタのピンの関係を示すワイヤ情報を含む。図3Cは、ワイヤ情報の一例を示す図である。このワイヤ情報は、図3Cに示すように、ワイヤ番号ごとにそのワイヤが通るコネクタのピン番号を対応付けた情報である。図3Cに示す例では、From(Input)側のコネクタを左側、その右側にTo(Output)側のコネクタを定義することにより、図中でより左側に所在するコネクタほどメインコネクタに近づくようにワイヤ情報を定義したものとする。
この図3Cに示すワイヤ情報の例では、ワイヤ番号「01」のワイヤがコネクタ「CN1」のピン番号「1」からコネクタ「CN2」のピン番号「2」を経由してコネクタ「CN3」のピン番号「23」へ接続されることを示す。ワイヤ番号「02」のワイヤがコネクタ「CN1」のピン番号「3」からコネクタ「CN2」のピン番号「4」を経由してコネクタ「CN3」のピン番号「24」へ接続されることを示す。ワイヤ番号「03」のワイヤがコネクタ「CN1」のピン番号「5」からコネクタ「CN2」のピン番号「6」を経由してコネクタ「CN3」のピン番号「25」へ接続されることを示す。また、ワイヤ番号「04」のワイヤがコネクタ「CN1」のピン番号「16」からコネクタ「CN2」のピン番号「12」を経由してコネクタ「CN4」のピン番号「9」へ接続されることを示す。ワイヤ番号「05」のワイヤがコネクタ「CN1」のピン番号「17」からコネクタ「CN2」のピン番号「13」を経由してコネクタ「CN4」のピン番号「10」へ接続されることを示す。ワイヤ番号「06」のワイヤがコネクタ「CN1」のピン番号「18」からコネクタ「CN2」のピン番号「14」を経由してコネクタ「CN4」のピン番号「11」へ接続されることを示す。
回転中心候補リスト13bは、回転中心軸の候補とする通過点(要素)のリストを示すデータであり、後述する回転中心候補検索部15bによって回転中心候補として検索された通過点およびその通過点の検索に使用された検索ルールの種別を含む。この回転中心候補リスト13bとして登録する通過点の一態様としては、通過点の識別子(例えば、通過点A、・・・、通過点Pなど)や表示用データのメモリアドレス(記憶部13のメモリアドレスや後述の制御部14の内部メモリのアドレス)を使用する。また、この回転中心候補リスト13bとして登録する検索ルールの一態様としては、後述する「FromTo」、「芯線の数」、「通過点間距離」、「マウス移動方向」や「接続通過点数」などを使用する。
優先度データ13cは、回転中心候補の検索ルールの優先度を示すデータである。この優先度データ13cとして登録する優先度の一態様としては、「FromTo」、「芯線の数」、「通過点間距離」、「マウス移動方向」、「接続通過点数」のうち少なくとも1つを含む検索ルールの優先順位を使用する。なお、この検索ルールの優先順位は、設計者別、組織の部門別、製品別などの任意の項目別に、CADシステム15の製作者やCADシステム15を利用する設計者が設定できる。
制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路、または、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。
この制御部14は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部14は、図2に示すように、ハーネス設計を支援するアプリケーションであるCADシステム15を搭載し、CADシステム15が通過点選択受付部15aと、回転中心候補検索部15bと、回転移動制御部15cとを含む。
このうち、通過点選択受付部15aは、回転移動の対象とする通過点(第1の要素。以下、移動対象通過点と言う)の選択を受け付ける処理部である。具体的には、通過点選択受付部15aは、表示部12によって表示されたハーネス布線図上に所在する複数の通過点の中から、設計者が回転移動を希望する通過点の選択を入力部11のマウスボタンの押下操作を介して受け付ける。そして、通過点選択受付部15aは、マウスボタンが押下されたマウスカーソルの座標位置が記憶部13にハーネスデータ13aとして記憶された2次元図面情報に規定される通過点の座標のいずれかに対応するか否かを判定する。このとき、マウスカーソルの座標位置がいずれかの通過点の座標に対応する場合には、回転中心候補検索部15bは、その通過点を移動対象通過点として特定する。また、押下座標位置がいずれの通過点の座標にも対応しない場合には、マウスカーソルを押下した座標位置に通過点が存在しないため、回転中心候補検索部15bは、移動対象通過点を特定しない。
なお、ここでは、マウスボタンの押下操作により移動対象通過点の選択を受け付ける場合を例示したが、マウスホイールを介する操作、マウスに限らずキーボードなどの他の入力デバイスを介する操作により移動対象通過点の選択を受け付けてもよい。
回転中心候補検索部15bは、通過点選択受付部15aによって選択を受け付けた移動対象通過点に基づき、回転中心軸の候補とする通過点を検索する処理部である。具体的には、回転中心候補検索部15bは、記憶部13に記憶されたハーネスデータ13aを参照して、移動対象通過点に隣接して接続される通過点(第2の要素。以下、隣接通過点と言う)を抽出する。そして、回転中心候補検索部15bは、抽出した隣接通過点の中から回転中心軸の候補とする通過点を検索する。
ここで、図4Aに示すハーネス布線図上で通過点Pが移動対象通過点として選択された場合を想定して隣接通過点の抽出を説明する。図4Aは、親子関係に基づく回転中心候補の検索を説明するための図である。図中の丸は通過点を示し、図中の線分はハーネスを示す。図4Aに示す通過点Pが移動対象通過点として選択されると、回転中心候補検索部15bは、記憶部13にハーネスデータ13aとして記憶されたコネクタ情報(図3B参照)から、通過点P(図中の黒丸)に含まれるコネクタ「CN2」を検索する。
そして、回転中心候補検索部15bは、記憶部13にハーネスデータ13aとして記憶されたワイヤ情報(図3C参照)を参照して、コネクタ「CN2」に隣接して接続されるコネクタをワイヤごとに抽出する。例えば、ワイヤ番号「01」の場合には、回転中心候補検索部15bは、ピン番号「2」と接続されるピン番号「1」を有するコネクタ「CN1」、ピン番号「2」と接続されるピン番号「23」を有するコネクタ「CN3」を抽出する。そして、ワイヤ番号「02」の場合には、回転中心候補検索部15bは、同様にして、コネクタ「CN1」およびコネクタ「CN3」を抽出する。さらに、ワイヤ番号「03」の場合にも、回転中心候補検索部15bは、同様にして、コネクタ「CN1」およびコネクタ「CN3」を抽出する。一方、ワイヤ番号「04」の場合には、回転中心候補検索部15bは、ピン番号「12」と接続されるピン番号「16」を有するコネクタ「CN1」、ピン番号「12」と接続されるピン番号「9」を有するコネクタ「CN4」を抽出する。そして、ワイヤ番号「05」の場合には、回転中心候補検索部15bは、同様にして、コネクタ「CN1」およびコネクタ「CN4」を抽出する。さらに、ワイヤ番号「06」の場合にも、回転中心候補検索部15bは、同様にして、コネクタ「CN1」およびコネクタ「CN4」を抽出する。
その後、回転中心候補検索部15bは、記憶部13にハーネスデータ13aとして記憶されたコネクタ情報(図3B参照)を参照して、先に抽出したコネクタに対応する通過点を検索する。図4Aに示す例で言えば、回転中心候補検索部15bは、コネクタ「CN1」に対応する通過点A、コネクタ「CN3」に対応する通過点Cおよびコネクタ「CN4」に対応する通過点Bを検索する。そして、回転中心候補検索部15bは、このようにして検索した「通過点A」、「通過点B」及び「通過点C」を隣接通過点として抽出する。
この隣接通過点の抽出後に、回転中心候補検索部15bは、5つの異なる検索ルール「FromTo」、「芯線の数」、「通過点間距離」、「マウス移動方向」及び「接続通過点数」に基づき、隣接通過点の中から回転中心軸の候補とする通過点を検索ルール別に検索する。
ここで、かかる検索ルール「FromTo」は、移動対象通過点に隣接して接続される隣接通過点のうち移動対象通過点よりもFrom(Input)側に規定される通過点を「親」と認識し、その通過点を回転中心候補として検索する規定である。検索ルール「芯線の数」は、隣接通過点のうちワイヤ(芯線)の数が最も多い通過点を「親」と認識し、その通過点を回転中心候補として検索する規定である。検索ルール「通過点間距離」は、隣接通過点のうち移動対象通過点との距離が最も長い通過点を回転中心候補として検索する規定である。検索ルール「マウス移動方向」は、隣接通過点のうち、移動対象通過点のマウスドラック操作から得られる移動方向と移動対象通過点および隣接通過点の間で形成される線分が有する方向とがなす角度が所定の閾値に最も近い通過点を検索する規定である。また、検索ルール「接続通過点数」は、隣接通過点のうち、移動対象通過点および該移動対象通過点を経由して接続される通過点を除き、隣接通過点を起点として接続される通過点の数が最も多い通過点を回転中心候補として検索する規定である。
(FromToに基づく回転中心候補の検索)
まず、ここでは、図4Aに示すハーネス布線図上で通過点Pが移動対象通過点として選択された場合を想定して、検索ルール「FromTo」に基づく回転中心候補の検索を説明する。かかる検索を行う場合には、回転中心候補検索部15bは、ハーネスデータ13aのワイヤ情報及びコネクタ情報を参照して、隣接通過点A、B及びCのうち移動対象通過点PよりもFrom(Input)側に規定される通過点を検索する。すなわち、回転中心候補検索部15bは、通過点Pに含まれるコネクタ「CN2」よりもFrom(Input)側に規定されたコネクタ「CN1」を含む通過点A(図中の二重丸)を通過点Pの「親」と認識し、通過点Aを回転中心候補として検索する。つまり、回転中心候補検索部15bは、移動対象通過点PよりもTo(Output)側に規定されたコネクタ「CN2」及び「CN3」を含む通過点、すなわち通過点Pの「子」となる通過点B及び通過点Cは回転中心候補から除外する。
(芯線の数に基づく回転中心候補の検索)
次に、図4Aに示すハーネス布線図上で通過点Pが移動対象通過点として選択された場合を想定して、検索ルール「芯線の数」に基づく回転中心候補の検索を説明する。かかる検索を行う場合には、回転中心候補検索部15bは、ハーネスデータ13aのワイヤ情報及びコネクタ情報を参照して、隣接通過点A、B及びCのうちワイヤ(芯線)の数が最も多い通過点を検索する。
すなわち、回転中心候補検索部15bは、通過点Aに含まれるコネクタ「CN1」の芯線「6本」、通過点Cに含まれるコネクタ「CN3」の芯線「3本」、通過点Bに含まれるコネクタ「CN4」の芯線「3本」を特定する。その上で、回転中心候補検索部15bは、最も芯線の数が多いコネクタ「CN1」を含む通過点Aを通過点Pの「親」と認識し、通過点Aを回転中心候補として抽出する。
このように、回転中心候補検索部15bは、「FromTo」や「芯線の数」などの親子関係に基づいて回転中心候補とする通過点を検索する。図4Bは、図4Aで示した回転中心候補を回転中心軸とした場合における回転移動を示す図である。かかる回転中心候補を回転中心軸とした場合には、図4Bに示すように、移動対象通過点Pよりも基幹部寄りの通過点Aを回転軸とし、移動対象通過点Pをはじめとする末端部寄りの通過点B及びC(図中の矩形内の要素)を回転対象とした回転移動が可能になる。
(通過点間距離に基づく回転中心候補の検索)
次に、ここでは、図5Aに示すハーネス布線図上で通過点Pが移動対象通過点として選択された場合を想定して、検索ルール「通過点間距離」に基づく回転中心候補の検索を説明する。図5Aは、通過点間距離に基づく回転中心候補の検索を説明するための図である。かかる検索を行う場合には、回転中心候補検索部15bは、ハーネスデータ13aの2次元図面情報、ワイヤ情報及びコネクタ情報を参照して、隣接通過点A、B及びCのうち移動対象通過点Pとの距離が最も長い通過点を検索する。
すなわち、回転中心候補検索部15bは、2次元図面情報の通過点A(通過点Pの「親」)が保持する通過点A及び通過点P間の距離aを取得する。同様にして、回転中心候補検索部15bは、2次元図面情報の通過点P(通過点Bの「親」)が保持する通過点P及び通過点B間の距離b、2次元図面情報の通過点P(通過点Cの「親」)が保持する通過点P及び通過点C間の距離cを取得する。そして、回転中心候補検索部15bは、取得した距離a、距離b及び距離cの中で最も長い距離aを有する通過点Aを回転中心候補として検索する。なお、ここでは、通過点間の距離を読み出すこととしたが、2次元図面情報として記憶された各通過点の座標から距離a〜距離cを算出することとしてもよい。
図5Bは、図5Aで示した回転中心候補を回転中心軸とした場合における回転移動を示す図である。かかる回転中心候補を回転中心軸とした場合には、図5Bに示すように、移動対象通過点Pとの距離が最も長い通過点Aを回転軸とし、移動対象通過点Pをはじめ、それに接続される距離が短い通過点B及びC(図中の矩形内の要素)を回転対象とすることができる。これによって、例えば最も長い線分APが通過点Aを軸に回転するという設計者の操作感覚に適合した回転移動が可能になる。
(マウス移動方向に基づく回転中心候補の検索)
次に、図6Aに示すハーネス布線図上で通過点Pが移動対象通過点として選択された場合を想定して、検索ルール「マウス移動方向」に基づく回転中心候補の検索を説明する。図6Aは、マウス移動方向に基づく回転中心候補の検索を説明するための図である。かかる検索を行う場合には、回転中心候補検索部15bは、移動対象通過点Pのマウスドラック操作から得られる移動方向と移動対象通過点Pおよび隣接通過点の間で形成される線分が有する方向とがなす角度が所定の閾値に最も近い通過点を検索する。
すなわち、回転中心候補検索部15bは、移動対象通過点Pの選択時に押下操作されたマウスボタンを押下したまま移動操作させるドラッグ操作の期間中に得られる任意のサンプル点の座標と移動対象通過点Pの座標とからマウスの移動ベクトル(ア)を算出する。そして、回転中心候補検索部15bは、2次元図面情報に含まれる隣接通過点Aの座標および移動対象通過点Pの座標を含んで構成される線分APと、マウスの移動ベクトル(ア)とがなす角度αを算出する。また、回転中心候補検索部15bは、2次元図面情報に含まれる移動対象通過点Pの座標および隣接通過点Bの座標を含んで構成される線分PBと、マウスの移動ベクトル(ア)とがなす角度βを算出する。さらに、回転中心候補検索部15bは、2次元図面情報に含まれる移動対象通過点Pの座標および隣接通過点Cの座標を含んで構成される線分PCと、マウスの移動ベクトル(ア)とがなす角度γを算出する。その上で、回転中心候補検索部15bは、このようにして算出した角度α、角度βおよび角度γのうち最も所定の角度(例えば、直角)に近い角度αを有する通過点Aを回転中心候補として検索する。
図6Bは、図6Aで示した回転中心候補を回転中心軸とした場合における回転移動を示す図である。かかる回転中心候補を回転中心軸とした場合には、図6Bに示すように、マウスの移動ベクトル(ア)と、線分AP、線分PBまたは線分PCとがなす角度α〜角度γのうち最も直角に近い角度αを形成する通過点Aを回転軸とすることができる。さらに、移動対象通過点Pをはじめ、通過点A以外の通過点B及びC(図中の矩形内の要素)を回転対象とすることができる。これによって、例えば通過点Aを中心、線分APを半径とした円の接線方向に移動対象通過点Pが回転するという設計者の操作感覚に適合した回転移動が可能になる。
(接続通過点数に基づく回転中心候補の検索)
次に、図7Aに示すハーネス布線図上で通過点Pが移動対象通過点として選択された場合を想定して、検索ルール「接続通過点数」に基づく回転中心候補の検索を説明する。図7Aは、接続通過点数に基づく回転中心候補の検索を説明するための図である。かかる検索を行う場合には、回転中心候補検索部15bは、隣接通過点A、B及びCのうち移動対象通過点Pおよび該移動対象通過点Pを経由して接続される通過点を除き、隣接通過点A、B又はCを起点として接続される通過点の数が最も多い通過点を検索する。
すなわち、回転中心候補検索部15bは、ハーネスデータ13aのワイヤ情報及びコネクタ情報を参照して、隣接通過点Aを起点にして接続される通過点のうち移動対象通過点P及び移動対象通過点Pを経由して接続される通過点を除く通過点「6個」を計数する。また、回転中心候補検索部15bは、隣接通過点Bを起点にして接続される通過点のうち移動対象通過点P及び移動対象通過点Pを経由して接続される通過点を除く通過点「3個」を計数する。さらに、回転中心候補検索部15bは、隣接通過点Cを起点にして接続される通過点のうち移動対象通過点P及び移動対象通過点Pを経由して接続される通過点を除く通過点「3個」を計数する。その上で、回転中心候補検索部15bは、このようにして計数した接続通過点の個数「6個」、「3個」及び「3個」のうち最も多い「6個」の通過点Aを回転中心候補として検索する。
図7Bは、図7Aで示した回転中心候補を回転中心軸とした場合における回転移動を示す図である。かかる回転中心候補を回転中心軸とした場合には、図7Bに示すように、接続通過点数が最も多い通過点Aを回転軸とし、移動対象通過点Pをはじめ、接続通過点数が少ない通過点B及びC(図中の矩形内の要素)を回転対象とすることができる。これによって、例えば接続通過点数が少ない隣接通過点を回転の中心軸として回転移動することにより、設計者の操作感覚との間で違和感が生じることを防止できる。
図2の説明に戻り、回転移動制御部15cは、通過点(要素)の回転移動を制御する処理部である。具体的には、回転移動制御部15cは、回転中心候補の通過点の中から回転の中心軸とする通過点を決定し、決定した回転中心軸の通過点に基づいて回転対象とする全ての通過点を抽出する。
かかる回転中心軸の決定について具体的に説明すると、回転移動制御部15cは、記憶部13に優先度データ13cとして記憶された検索ルールの優先順位にしたがって、回転中心候補リスト13bとして登録された回転中心候補の中から回転中心軸を決定する。例えば、設計者によって回転中心候補の切替が指示されない限りは、回転移動制御部15cは、優先度データ13cにおける優先順位が最も高い検索ルールに対応する回転中心候補の通過点を回転中心軸として自動的に決定する。また、次の回転中心候補への切替指示を入力部11を介して受け付けた場合には、回転移動制御部15cは、現時点で採用している優先順位の次の優先順位に対応する回転中心候補の通過点を回転中心軸として再決定する。
このように、予め定められた検索ルールの優先順位にしたがって回転中心候補の中から回転中心軸とする通過点を決定すれば、例えば設計者別、組織の部門別や製品別などのように、装置使用者の個人特性に応じて回転中心軸とする通過点を決定できる。
また、回転対象とする通過点の抽出について具体的に説明すると、回転移動制御部15cは、回転中心軸として決定した通過点以外の隣接通過点に基づき、移動対象通過点以外にも回転対象とする全ての通過点を抽出する。例えば、通過点Aが回転中心軸と決定された場合を想定する。この場合には、図4B〜図7Bの例のように、回転移動制御部15cは、隣接通過点B及びCを起点として接続される通過点のうち、移動対象通過点Pを経由して接続される通過点を除く全ての通過点(図中の矩形内の通過点)を回転対象の通過点として抽出する。そして、回転移動制御部15cは、移動対象通過点Pのドラッグ操作の期間中に得られる任意のサンプル点の座標と移動対象通過点Pの座標とから算出されるマウスの移動ベクトルに基づき、回転移動量θを決定する。その後、回転移動制御部15cは、回転中心軸として決定した通過点を軸に回転対象として抽出した通過点及びその通過点間のハーネスを回転移動量θの分だけ回転移動させる。
このようにして回転対象とする通過点を自動的に抽出すれば、設計者が回転対象として想定していた通過点を全て選択し切れず、一部の通過点が回転対象から漏れたままの状態で回転操作を行ってしまう事態を防止できる。さらに、回転対象の自動抽出により、通過点間のハーネスの線長を固定したままの状態で移動対象通過点をはじめとする通過点の一群を回転させることが可能になる。このため、例えば部品やユニットなどの形状またはスペースの制約条件が生じた場合にその制約条件に追従したハーネス形状の確認が可能になる。
なお、上記の通過点選択受付部15a、回転中心候補検索部15b及び回転移動制御部15cの各機能は、既知のCADシステム15に搭載されることで実現される。また、CADシステム15は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、携帯電話、PHS端末、移動体通信端末またはPDAなどの情報処理装置に搭載することができる。
[処理の流れ]
次に、図8を用いて、本実施例に係る設計支援装置の処理の流れを説明する。図8は、実施例2に係るハーネス設計支援処理の手順を示すフローチャートである。図8に示すハーネス設計支援処理は、通過点選択受付部15aによって移動対象通過点の選択が受け付けられた場合に起動する。
図8に示すように、回転中心候補検索部15bは、記憶部13に記憶されたハーネスデータ13aを参照して、移動対象通過点に隣接して接続される隣接通過点を抽出する(ステップS801)。
続いて、回転中心候補検索部15bは、移動対象通過点の「親」となる隣接通過点を検索する(ステップS802)。例えば、隣接通過点A、B及びCのうち移動対象通過点PよりもFrom(Input)側に規定される通過点を検索したり、或いはワイヤ(芯線)の数が最も多い通過点を検索したりする。
このとき、「親」となる隣接通過点が1つだけ存在する場合(ステップS803Yes)には、回転中心候補検索部15bは、回転中心候補リスト13bへの登録を行う(ステップS804)。つまり、回転中心候補検索部15bは、検索により得た隣接通過点及びその検索ルールの種別「親子関係」を回転中心候補リスト13bへ登録する。なお、「親」となる隣接通過点が存在しない場合や「親」となる隣接通過点が存在しても「親」となる隣接通過点が複数存在する場合(ステップS803No)には、回転中心候補リスト13bへの登録を実行せず、そのままステップS805へ移行する。
続いて、回転中心候補検索部15bは、ハーネスデータ13aのワイヤ情報及びコネクタ情報を参照して、隣接通過点A、B及びCのうち移動対象通過点Pとの距離が最も長い通過点を検索する(ステップS805)。
このとき、移動対象通過点との距離が最も長い通過点が1つだけ存在する場合(ステップS806Yes)には、回転中心候補検索部15bは、回転中心候補リスト13bへの登録を行う(ステップS807)。つまり、回転中心候補検索部15bは、検索により得た隣接通過点及び検索ルールの種別「芯線の数」を登録する。なお、ワイヤ(芯線)の数が最も多い通過点が複数存在する場合(ステップS806No)には、回転中心候補リスト13bへ登録を実行せず、そのままステップS808へ移行する。
その後、回転中心候補検索部15bは、移動対象通過点のマウスドラック操作から得られる移動方向と移動対象通過点および隣接通過点の間で形成される線分が有する方向とがなす角度が所定の閾値に最も近い通過点を検索する(ステップS808)。
このとき、先の角度が所定の閾値に最も近い通過点が1つだけ存在する場合(ステップS809Yes)、回転中心候補検索部15bは、回転中心候補リスト13bへの登録を行う(ステップS810)。つまり、回転中心候補検索部15bは、検索により得た隣接通過点及び検索ルールの種別「マウス移動方向」を回転中心候補リスト13bへ登録する。なお、先の角度が所定の閾値に最も近い通過点が複数存在する場合(ステップS809No)には、回転中心候補リスト13bへ登録を実行せず、そのままステップS811へ移行する。
続いて、回転中心候補検索部15bは、隣接通過点A、B及びCのうち移動対象通過点および該移動対象通過点を経由して接続される通過点を除き、隣接通過点A、B又はCを起点として接続される通過点の数が最も多い通過点を検索する(ステップS811)。
このとき、接続される通過点の数が最も多い通過点が1つだけ存在する場合(ステップS812Yes)、回転中心候補検索部15bは、回転中心候補リスト13bへの登録を行う(ステップS813)。つまり、回転中心候補検索部15bは、検索により得た隣接通過点及び検索ルールの種別「接続通過点数」を回転中心候補リスト13bへ登録する。なお、接続される通過点の数が最も多い通過点が複数存在する場合(ステップS812No)には、回転中心候補リスト13bへ登録を実行せず、そのままステップS814へ移行する。
そして、回転移動制御部15cは、優先度データ13cにおける優先順位が最も高い検索ルールに対応する回転中心候補の通過点を回転中心軸として自動的に決定する(ステップS814)。続いて、回転移動制御部15cは、回転中心軸として決定した通過点以外の隣接通過点に基づき、移動対象通過点以外にも回転対象とする全ての通過点を抽出する(ステップS815)。
このとき、次の回転中心候補への切替指示を受け付けていなければ(ステップS816No)、回転移動制御部15cは、回転中心軸として決定した通過点を軸に回転対象として抽出した通過点及びその通過点間のハーネスを回転移動させる(ステップS817)。
その後、回転移動制御部15cは、通過点選択受付部15aによって他の移動対象通過点の選択が受け付けられない限りは、次の回転中心候補への切替指示を監視する(ステップS816)。そして、次の回転中心候補への切替指示を受け付けた場合(ステップS816Yes)には、回転移動制御部15cは、現時点で採用している優先順位の次の優先順位に対応する回転中心候補の通過点を回転中心軸として再決定する(ステップS814)。その後、回転移動制御部15cは、以降のステップS815〜817までの処理を繰り返し行う。なお、他の移動対象通過点の選択が受け付けられた場合には、ステップS801の処理から再起動される。
なお、上記のフローチャートで説明したステップS802〜804の処理、ステップS805〜807の処理、ステップS808〜810の処理、ステップS811〜813の4つの処理は、図示の順序には拘束されず、任意の順序で処理を実行させてよい。また、上記の4つの処理は各々を並列に処理させてもよく、上記の4つの処理のうち少なくともいずれかの1つの処理を選択的に実行させることとしてもよい。
[効果]
上述してきたように、本実施例に係る設計支援装置10によれば、ハーネス設計を支援するCADシステム15に回転中心軸を適切に自動決定する機能を搭載したので、装置使用者に課す操作数を最小限にすることができる。このため、ハーネスの通過点の回転移動に係る操作性を向上させることが可能である。
さらに、本実施例に係る設計支援装置10によれば、異なる複数の検索ルールに基づいて複数の回転中心候補を検索し、検索した複数の回転中心候補の中から回転中心軸とする通過点を決定するので、回転中心軸とする通過点を多面的に決定することが可能である。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[適用例および応用例]
なお、上記の実施例2では、CADシステムでハーネス設計における通過点の回転移動を支援する場合について説明したが、例えば「Office」に代表される汎用のソフトウェアでオブジェクトを回転移動させる場合にも同様に適用することができる。これに関連して、互いに接続された複数の要素としては、上記の実施例2におけるハーネスの「通過点」に限定されるものではなく、広義のオブジェクトを含む。
また、上記の実施例2では、5つの検索ルール「FromTo」、「芯線の数」、「通過点間距離」、「マウス移動方向」及び「接続通過点数」を用いて5つの検索ルール別の回転中心候補を検索する例を説明した。しかしながら、必ずしも全ての検索ルールごとに回転中心候補を検索する必要はない。すなわち、5つの検索ルールのうち少なくともいずれか一つの検索ルールを用いて回転中心候補を検索すれば、回転中心軸を自動的に決定することができ、上記の実施例2と同様の効果を得ることができる。
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、回転中心候補検索部15bが実行する回転中心候補の検索を「FromTo」、「芯線の数」、「通過点間距離」、「マウス移動方向」や「接続通過点数」などの検索ルール別に分散してもよい。また、通過点選択受付部15a、回転中心候補検索部15bまたは回転移動制御部15cを設計支援装置10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、通過点選択受付部15a、回転中心候補検索部15bまたは回転移動制御部15cを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の設計支援装置10の機能を実現するようにしてもよい。また、記憶部13に記憶されるハーネスデータ13a、回転中心候補リスト13b、優先度データ13cの全部または一部を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の設計支援装置10の機能を実現するようにしてもかまわない。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。例えば、回転中心候補検索部15bは、優先度データ13cに基づき、回転中心候補リスト13bから回転中心軸とする通過点を自動的に決定する場合を説明した。しかし、例えば、記憶部13に回転中心候補リスト13bとして記憶された回転中心候補の通過点の中から回転中心軸とする通過点の選択を入力部11を介して受け付けるように回転中心候補検索部15bを構成してもかまわない。
[設計支援プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図9を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する出力プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。なお、図9は、実施例3に係る設計支援プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
図9に示すように、実施例3におけるコンピュータ100は、操作部110aと、マイク110bと、スピーカ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD(Hard Disk Drive)170と、RAM(Random Access Memory)180と有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
ROM160には、上記の実施例2で示した通過点選択受付部15aと、回転中心候補検索部15bと、回転移動制御部15cと同様の機能を発揮する制御プログラムが予め記憶される。つまり、ROM160には、図9に示すように、通過点選択受付プログラム160aと、回転中心候補検索プログラム160bと、回転移動制御プログラム160cとが記憶される。なお、これらのプログラム160a〜160cについては、図2に示した設計支援装置10の各構成要素と同様、適宜統合又は分離しても良い。
そして、CPU150が、これらのプログラム160a〜160cをROM160から読み出して実行する。これによって、CPU150は、図9に示すように、各プログラム160a〜160cについては、通過点選択受付プロセス150a、回転中心候補検索プロセス150b及び回転移動制御プロセス150cとして機能するようになる。なお、各プロセス150a〜150cは、図2に示した、回転中心候補検索部15bと、回転移動制御部15cとにそれぞれ対応する。
そして、HDD170には、ハーネスデータ170aと、優先度データ170cとが設けられる。なお、これらハーネスデータ170a及び優先度データ170cは、図2に示したハーネスデータ13a及び優先度データ13cに対応する。
そして、CPU150は、ハーネスデータ170a及び優先度データ170cを読み出してRAM180に格納する。さらに、CPU150は、RAM180に格納されたハーネスデータ180aと、優先度データ180cとを用いて、回転中心候補リスト180bを作成することにより、設計支援プログラムを実行する。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)互いに接続された複数の要素の配置を設計する設計支援装置において、
前記複数の要素間に規定される関係を記憶する記憶手段と、
前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手段と、
前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手段と、
前記第1の要素と前記第2の要素それぞれとの関係に基づき、前記複数の第2の要素から、前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする設計支援装置。
(付記2)付記1記載の設計支援装置において、
さらに、前記回転軸となる要素を中心に、前記第1の要素を回転させる制御手段を備えることを特徴とする設計支援装置。
(付記3)付記1又は2記載の設計支援装置において
前記制御手段は、前記第1の要素と、前記回転軸となる要素を除いた前記第2の要素と、を同時に回転させることを特徴とする設計支援装置。
(付記4)付記1乃至3のいずれか1つに記載の設計支援装置において、
前記入力手段は、指定された前記第1の要素の回転方向を入力することを特徴とする設計支援装置。
(付記5)互いに接続された複数の要素の配置を設計する設計支援装置において、
前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手段と、
前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手段と、
前記複数の第2の要素の中から前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする設計支援装置。
(付記6)付記5記載の設計支援装置において、
前記複数の要素間に規定される親子関係を記憶する記憶手段を備え、
前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1の要素と前記第2の要素の親子関係を参照して、前記第1の要素に対する親子関係が親である第2の要素を前記第1の要素の回転軸となる要素として決定することを特徴とする設計支援装置。
(付記7)付記5記載の設計支援装置において、
前記複数の要素間に規定される距離を記憶する記憶手段を備え、
前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1の要素と前記第2の要素の距離を参照して、前記第1の要素との距離が最も長い第2の要素を前記第1の要素の回転軸となる要素として決定することを特徴とする設計支援装置。
(付記8)付記5記載の設計支援装置において、
前記入力手段は、前記第1の要素を入力するとともに当該第1の要素の移動要求を入力し、
前記決定手段は、前記第1の要素の移動要求から得られる移動方向と、前記第1の要素および前記第2の要素の間で形成される線分が有する方向とがなす角度が所定の閾値に最も近い第2の要素を前記第1の要素の回転軸となる要素として決定することを特徴とする設計支援装置。
(付記9)付記5記載の設計支援装置において、
前記複数の要素間に規定される接続関係を記憶する記憶手段を備え、
前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された前記第2の要素の接続関係を参照して、前記第1の要素および該第1の要素を経由して接続される要素を除き、前記第2の要素を起点として接続される要素の数が最も多い第2の要素を前記第1の要素の回転軸となる要素として決定することを特徴とする設計支援装置。
(付記10)互いに接続された複数の要素の配置を設計するCADシステムにおいて、
前記複数の要素間に規定される関係を記憶する記憶手段と、
前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手段と、
前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手段と、
前記第1の要素と前記第2の要素それぞれとの関係に基づき、前記複数の第2の要素から、前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とするCADシステム。
(付記11)互いに接続された複数の要素の配置を設計する設計支援装置に適用する設計支援プログラムにおいて、
前記設計支援装置に、
前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手順と、
前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手順と、
前記複数の要素間に規定される関係を記憶する記憶手段を参照して得られた前記第1の要素と前記第2の要素それぞれとの関係に基づき、前記複数の第2の要素から、前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手順と、
を実行させることを特徴とする設計支援プログラム。
1 設計支援装置
2 記憶部
3 入力部
4 抽出部
5 決定部
10 設計支援装置
11 入力部
12 表示部
13 記憶部
13a ハーネスデータ
13b 回転中心候補リスト
13c 優先度データ
14 制御部
15 CADシステム
15a 通過点選択受付部
15b 回転中心候補検索部
15c 回転移動制御部

Claims (7)

  1. 互いに接続された複数の要素の配置を設計する設計支援装置において、
    前記複数の要素間に規定される関係を記憶する記憶手段と、
    前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手段と、
    前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手段と、
    前記第1の要素と前記第2の要素それぞれとの関係に基づき、前記複数の第2の要素から、前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする設計支援装置。
  2. 請求項1記載の設計支援装置において、
    さらに、前記回転軸となる要素を中心に、前記第1の要素を回転させる制御手段を備えることを特徴とする設計支援装置。
  3. 請求項1又は2記載の設計支援装置において
    前記制御手段は、前記第1の要素と、前記回転軸となる要素を除いた前記第2の要素と、を同時に回転させることを特徴とする設計支援装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の設計支援装置において、
    前記入力手段は、指定された前記第1の要素の回転方向を入力することを特徴とする設計支援装置。
  5. 互いに接続された複数の要素の配置を設計する設計支援装置において、
    前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手段と、
    前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手段と、
    前記複数の第2の要素の中から前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする設計支援装置。
  6. 互いに接続された複数の要素の配置を設計するCADシステムにおいて、
    前記複数の要素間に規定される関係を記憶する記憶手段と、
    前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手段と、
    前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手段と、
    前記第1の要素と前記第2の要素それぞれとの関係に基づき、前記複数の第2の要素から、前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とするCADシステム。
  7. 互いに接続された複数の要素の配置を設計する設計支援装置に適用する設計支援プログラムにおいて、
    前記設計支援装置に、
    前記複数の要素のうち、指定された第1の要素を入力する入力手順と、
    前記複数の要素のうち、前記第1の要素に接続された複数の第2の要素を抽出する抽出手順と、
    前記複数の要素間に規定される関係を記憶する記憶手段を参照して得られた前記第1の要素と前記第2の要素それぞれとの関係に基づき、前記複数の第2の要素から、前記第1の要素の回転軸となる要素を決定する決定手順と、
    を実行させることを特徴とする設計支援プログラム。
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