JP2011076219A - アプリ情報補完装置、アプリ情報補完プログラム、及びアプリ情報補完方法 - Google Patents

アプリ情報補完装置、アプリ情報補完プログラム、及びアプリ情報補完方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを特定して利便性を高めることが可能なアプリ情報補完装置、アプリ情報補完プログラム、及びアプリ情報補完方法を提供する。
【解決手段】アプリ情報補完装置10は、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得するログ取得部1と、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを、複数のアプリケーションの中から特定するログ発生元アプリ特定部3と、特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報を出力するログ保存部7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のアプリケーションのうちログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを特定するアプリ情報補完装置と、当該アプリ情報補完装置を制御するアプリ情報補完プログラムと、当該アプリ情報補完装置が行なうアプリ情報補完方法とに関する。
携帯電話端末や各種情報処理端末において、ユーザの操作履歴を示す操作ログデータを記憶するシステムが各種提案されている。このようなシステムにおいて、上位アプリケーションにログデータ記憶機能を実装する場合、上位アプリケーションの修正や改変が必要となるため、ファイルシステムやネットワークソケットといった低レイヤにログ記憶機能を実装することが多く行われている。
しかしながら、このようなログ記憶システムでは、どのファイルが読み込まれたかといった履歴情報をログとして記憶することはできるが、このファイル読み込み動作を行った主体となるアプリケーションに関する履歴情報をログとして記憶できない場合があることが指摘されている。この場合、動作主体のアプリケーションが特定できないため、例えば音楽ファイルが再生されたことを検出できても、電話着信が契機となって再生されたのか、ユーザによる音楽視聴のために手動により再生されたのかといった情報が欠落し、ユーザに提供されるサービスによっては不都合が生じてしまうケースがあった。
これに対して、例えば特許文献1には、アプリケーション等の管理対象物のログを収集するコンピュータシステムにおける管理対象物のログ収集方法が開示されている。このログ収集方法では、オブジェクトを用いてアプリケーションを監視し、アプリケーションによって出力されたログのうち、必要なログだけを抽出する。そして、これらのログによって、オブジェクトが管理される。
特開2007−149136号公報
上記のログ収集方法によれば、アプリケーション等の管理対象物の状態に関係なく管理対象物を管理できる。しかしながら、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーション等の管理対象物のうち、ログデータを発生させたログ発生元を特定することに関してはなんら考慮されていないため、利便性が低い。
本発明は、上記の問題点を解消する為になされたものであり、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを特定して利便性を高めることが可能なアプリ情報補完装置、アプリ情報補完プログラム、及びアプリ情報補完方法を提供することを目的とする。
本発明に係るアプリ情報補完装置は、複数のアプリケーションのうちログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定するアプリ情報補完装置であって、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得するログ取得手段と、ログデータを生成し得るアプリケーションの候補リストと、実行中のアプリケーションの実行中リストと、画面表示中のアプリケーションの表示リストとに基づいて、ログ取得手段により取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを、複数のアプリケーションの中から特定する発生元特定手段と、発生元特定手段により特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報を出力する情報出力手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るアプリ情報補完装置では、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得し、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定する。そして、特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報を出力する。これにより、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションが特定されるため、利便性を高めることが可能になる。
また、本発明に係るアプリ情報補完装置は、当該アプリ情報補完装置による外部通信における通信状態に関する通信状態情報を取得する通信状態取得手段と、通信状態取得手段により取得された通信状態情報が、外部通信中でないことを示す場合に、外部通信中にのみログデータを生成するアプリケーションを候補リストから削除する候補リスト修正手段と、を更に備えるのも好ましい。
この構成により、当該アプリ情報補完装置によるによる外部通信における通信状態に関する通信状態情報が取得され、取得された通信状態情報が、外部通信中でないことを示す場合に、外部通信中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除される。このように、外部通信中でないことが示される場合に、外部通信中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、本発明に係るアプリ情報補完装置は、開閉して使用することが可能な当該アプリ情報補完装置の開閉状態、及び当該アプリ情報補完装置に対するキー入力が行われて使用されている入力状態に関する使用状態情報を取得する使用状態取得手段と、使用状態取得手段により取得された使用状態情報が、当該アプリ情報補完装置は使用されていないことを示す場合に、当該アプリ情報補完装置が使用されている間にのみログデータを生成するアプリケーションを候補リストから削除する候補リスト修正手段と、を更に備えるのも好ましい。
この構成により、開閉して使用することが可能な当該アプリ情報補完装置の開閉状態、及び当該アプリ情報補完装置に対するキー入力が行われて使用されている入力状態に関する使用状態情報が取得され、取得された使用状態情報が、当該アプリ情報補完装置は使用されていないことを示す場合に、当該アプリ情報補完装置が使用されている間にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除される。このように、当該アプリ情報補完装置は使用されていないことが示される場合に、当該アプリ情報補完装置が使用されている間にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、本発明に係るアプリ情報補完装置は、当該アプリ情報補完装置による外部デバイスへのアクセス状態に関するデバイス状態情報を取得するデバイス状態取得手段と、デバイス状態取得手段により取得されたデバイス状態情報が、外部デバイスへのアクセス中でないことを示す場合に、外部デバイスへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションを候補リストから削除する候補リスト修正手段と、を更に備えるのも好ましい。
この構成により、当該アプリ情報補完装置による外部デバイスへのアクセス状態に関するデバイス状態情報が取得され、取得されたデバイス状態情報が、外部デバイスへのアクセス中でないことを示す場合に、外部デバイスへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除される。このように、外部デバイスへのアクセス中でないことが示される場合に、外部デバイスへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、本発明に係るアプリ情報補完装置は、当該アプリ情報補完装置によるデータベースへのアクセス状態に関するデータベース状態情報を取得するデータベース状態取得手段と、データベース状態取得手段により取得されたデータベース状態情報が、データベースへのアクセス中でないことを示す場合に、データベースへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションを候補リストから削除する候補リスト修正手段と、を更に備えるのも好ましい。
この構成により、当該アプリ情報補完装置によるデータベースへのアクセス状態に関するデータベース状態情報が取得され、取得されたデータベース状態情報が、データベースへのアクセス中でないことを示す場合に、データベースへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除される。このように、データベースへのアクセス中でないことが示される場合に、データベースへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、本発明に係るアプリ情報補完装置は、当該アプリ情報補完装置によるファイルへのアクセス状態に関するファイル状態情報を取得するファイル状態取得手段と、ファイル状態取得手段により取得されたファイル状態情報が、ファイルへのアクセス中でないことを示す場合に、ファイルへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションを候補リストから削除する候補リスト修正手段と、を更に備えるのも好ましい。
この構成により、当該アプリ情報補完装置によるファイルへのアクセス状態に関するファイル状態情報が取得され、取得されたファイル状態情報が、ファイルへのアクセス中でないことを示す場合に、ファイルへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除される。このように、ファイルへのアクセス中でないことが示される場合に、ファイルへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスはスピーカ装置であるのも好ましい。この構成により、スピーカ装置へのアクセス中でないことが示される場合に、スピーカ装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスは外部記憶装置であるのも好ましい。この構成により、外部記憶装置へのアクセス中でないことが示される場合に、外部記憶装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスはセンサ装置であるのも好ましい。この構成により、センサ装置へのアクセス中でないことが示される場合に、センサ装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスはカメラであるのも好ましい。この構成により、カメラへのアクセス中でないことが示される場合に、カメラへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスは赤外線通信装置であるのも好ましい。この構成により、赤外線通信装置へのアクセス中でないことが示される場合に、赤外線通信装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスは非接触IC通信装置であるのも好ましい。この構成により、非接触IC通信装置へのアクセス中でないことが示される場合に、非接触IC通信装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスはディスプレイであるのも好ましい。この構成により、ディスプレイへのアクセス中でないことが示される場合に、ディスプレイへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
本発明に係るアプリ情報補完プログラムは、複数のアプリケーションのうちログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定するアプリ情報補完装置を制御するアプリ情報補完プログラムであって、アプリ情報補完装置を、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得するログ取得手段と、ログデータを生成し得るアプリケーションの候補リストと、実行中のアプリケーションの実行中リストと、画面表示中のアプリケーションの表示リストとに基づいて、ログ取得手段により取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを、複数のアプリケーションの中から特定する発生元特定手段と、発生元特定手段により特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報を出力する情報出力手段と、して機能させることを特徴とする。
本発明に係るアプリ情報補完プログラムでは、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得し、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定するようアプリ情報補完装置を機能させる。そして、特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報を出力するようアプリ情報補完装置を機能させる。これにより、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションが特定されるため、利便性を高めることが可能になる。
本発明に係るアプリ情報補完方法は、複数のアプリケーションのうちログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定するアプリ情報補完装置が行なうアプリ情報補完方法であって、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータをアプリ情報補完装置が取得するログ取得ステップと、ログデータを生成し得るアプリケーションの候補リストと、実行中のアプリケーションの実行中リストと、画面表示中のアプリケーションの表示リストとに基づいて、ログ取得ステップで取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを、複数のアプリケーションの中からアプリ情報補完装置が特定する発生元特定ステップと、発生元特定ステップで特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報をアプリ情報補完装置が出力する情報出力ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係るアプリ情報補完方法では、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得し、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定する。そして、特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報を出力する。これにより、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションが特定されるため、利便性を高めることが可能になる。
本発明によれば、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを特定して利便性を高めることが可能なアプリ情報補完装置、アプリ情報補完プログラム、及びアプリ情報補完方法を提供することができる。
第一実施形態に係るアプリ情報補完装置の機能構成の概略を説明するための機能構成図である。 アプリ情報補完装置の物理構成の概略を説明するための物理構成図である。 アプリ情報補完処理の流れを示すフローチャートである。 アプリ情報補完プログラムのモジュール構成を説明するためのモジュール構成図である。 第二実施形態に係るアプリ情報補完装置の機能構成を説明するための機能構成図である。 アプリ情報補完処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)第一実施形態
(1−1)アプリ情報補完装置の構成
まず、第一実施形態に係るアプリ情報補完装置について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、このアプリ情報補完装置10の機能構成の概略を説明するための機能構成図であり、図2は、このアプリ情報補完装置10の物理構成の概略を説明するための物理構成図である。アプリ情報補完装置10は、例えば携帯電話端末やPDAやノートパソコンといった情報処理端末装置であり、この装置内においてマルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログデータを生成した(発生させた)ログ発生元アプリケーションを特定する装置である。
アプリ情報補完装置10は、図2に示されるように、物理的な構成要素としてCPU101、RAM102、ROM103、操作部104、無線通信部105、ディスプレイ106、及びアンテナ107等のハードウェアにより構成されている。これらの構成要素が動作することにより、以下に説明する各機能が発揮される。
アプリ情報補完装置10は、図1に示されるように、機能的な構成要素として、ログ取得部1(ログ取得手段)、ログ種別判別部2(発生元特定手段)、ログ発生元アプリ特定部3(発生元特定手段)、候補アプリリスト保持部4(発生元特定手段)、実行中アプリ監視部5(発生元特定手段)、前面アプリ監視部6(発生元特定手段)、及びログ保存部7(情報出力手段)、を備えている。
ログ取得部1は、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、ログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得する部分である。このログデータの取得は、ファイル読書き処理等の通常処理がログ取得部1によりフックされてから行なわれる。
ログ種別判別部2は、ログ取得部1により取得されたログデータの種別を判別し、判別結果としてのログ種別をログ発生元アプリ特定部3に通知する部分である。このログ種別には、例えば、アプリケーションにより生成されたアプリケーションログ、認証の成功や失敗に関するセキュリティログ、OS(オペレーションシステム)により生成されたシステムログ、アプリケーションによる正常処理を示す情報ログ、アプリケーションによる処理における警告を示す警告ログ、アプリケーションによる異常処理を示す情報ログエラーログ等がある。
ログ発生元アプリ特定部3は、ログ種別判別部2により通知されたログ種別に対応する後述の候補アプリリストを候補アプリリスト保持部4から取得し、後述の実行中アプリリストを実行中アプリ監視部5から取得し、後述の前面アプリ情報を前面アプリ監視部6から取得して、候補アプリリストと実行中アプリリストと前面アプリ情報とに基づいて、ログ取得部1により取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを上記の複数のアプリケーションの中から特定する部分である。
なお、候補アプリリストは、ログデータを生成し得るアプリケーションのログ種別ごとのリストであり、実行中アプリリストは、アプリ情報補完装置10で起動されて実行中のアプリケーションのリストであり、前面アプリ情報は、アプリ情報補完装置10の画面に前面表示されているアプリケーションのリストである。
候補アプリリスト保持部4は、候補アプリリストを記憶保持する格納部分である。候補アプリリストは、例えば、アプリ情報補完装置10の工場出荷時に、あらかじめROM103等に書き込み記憶される。なお、アプリ情報補完装置10の工場出荷後は、アプリ情報補完装置10のメンテナンス時や外部通信時等に追加書き込みや更新書込みが行なわれる。
実行中アプリ監視部5は、アプリ情報補完装置10で実行中のアプリケーションをリアルタイムで監視することによって実行中アプリリストを常に更新するとともに、この実行中アプリリストを記憶保持する格納部分である。
前面アプリ監視部6は、アプリ情報補完装置10の画面に前面表示(即ち、ユーザによって視認可能なように表示)されながら起動中のアプリケーションをリアルタイムで監視することによって前面アプリ情報を更新するとともに、この前面アプリ情報を記憶保持する格納部分である。なお、アプリ情報補完装置10が、携帯電話端末といった表示画面が比較的小さい端末である場合は、複数のアプリケーションが同時に起動していても、表示画面に表示されるアプリケーションは通常一つであることが多い。複数のアプリケーションが同時に起動していても、前面アプリ監視部6は、前面表示中のアプリケーションをリアルタイムで監視する。
ログ保存部7は、ログ発生元アプリ特定部3により特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報をログデータに付加して出力することによって情報を補完するとともに、このログデータを記憶保持する格納部分である。
(1−2)アプリ情報補完処理の流れ
次に、本実施形態に係るアプリ情報補完装置10で実行されるアプリ情報補完処理(アプリ情報補完方法)の流れについて、図3を用いて説明する。図3は、アプリ情報補完装置10で実行されるアプリ情報補完処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ログ取得部1が、ファイル読書き処理等の通常処理をフックする。そして、ログ取得部1が、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、ログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得する(ステップS01、ログ取得ステップ)。そして、ログ取得部1が、取得したログデータをログ種別判別部2に受け渡す。
次に、ログ種別判別部2が、ログ取得部1により取得されたログデータの種別を判別し、判別結果としてのログ種別をログ発生元アプリ特定部3に通知する(ステップS02、発生元特定ステップ)。
次に、ログ発生元アプリ特定部3が、ログ種別判別部2により通知されたログ種別に適した候補アプリリストを候補アプリリスト保持部4から取得し、実行中アプリリストを実行中アプリ監視部5から取得して、候補アプリリスト(例えば、アプリケーションA,B,C)と実行中アプリリスト(例えば、アプリケーションB,C,D)とをマッチングにより照らし合わせ、共通して存在するアプリケーション(ここでは、アプリケーションB,C)を、特定対象の候補リストとして抽出する(ステップS03、発生元特定ステップ)。
次に、ログ発生元アプリ特定部3が、前面アプリ情報を前面アプリ監視部6から取得して、ステップ03における抽出結果である特定対象の候補リストと前面アプリ情報とを照らし合わせ、ログを生成する可能性のないアプリケーションを除外(削除)して、特定対象の最終候補リストとして抽出する(ステップS04、発生元特定ステップ)。ここでは、アプリ情報補完装置10の画面に前面表示されて起動中にのみログを生成するアプリケーションであって且つ現時点で前面表示されていないアプリケーションが、ログを生成する可能性のないアプリケーションである、とログ発生元アプリ特定部3によってみなされて除外(削除)される。アプリ情報補完装置10の画面に前面表示されて起動中にのみログを生成するアプリケーションのリストは、ログ発生元アプリ特定部3によって事前に記憶されている。
次に、ログ発生元アプリ特定部3が、ステップ04における抽出処理の結果、特定対象の最終候補が一つのアプリケーションに絞られたか否かを判定する(ステップS05、発生元特定ステップ)。特定対象の最終候補が一つのアプリケーションに絞られている場合は、後述のステップS06に移行する。一方、特定対象の最終候補が一つのアプリケーションに絞られていない場合(即ち、複数のアプリケーションに絞られた場合)は、後述のステップS07に移行する。
ステップS06では、ログ保存部7が、ログ発生元アプリ特定部3により絞られた一つのアプリケーションをログ発生元アプリケーションと特定し、このログ発生元アプリケーションに関する情報をログデータに付加して出力するとともに記憶保持する(情報出力ステップ)。
ステップS07では、ログ保存部7が、ログ発生元アプリ特定部3により絞られた複数のアプリケーション全てをログ発生元アプリケーションと特定し、このログ発生元アプリケーション全てに関する情報をログデータに付加して出力するとともに記憶保持する(情報出力ステップ)。
(1−3)アプリ情報補完プログラムのモジュール構成
次に、アプリ情報補完装置10を制御するアプリ情報補完プログラムのモジュール構成について、図4を用いて説明する。図4は、アプリ情報補完装置10を制御するアプリ情報補完プログラムP(及び後述する第二実施形態に係るアプリ情報補完装置20を制御するアプリ情報補完プログラムQ)のモジュール構成を説明するためのモジュール構成図である。
アプリ情報補完プログラムPは、図4に示すように、ログ取得モジュールP1、ログ種別判別モジュールP2、ログ発生元アプリ特定モジュールP3、候補アプリリスト保持モジュールP4、実行中アプリ監視モジュールP5、前面アプリ監視モジュールP6、及びログ保存モジュールP7を備えて構成される。なお、破線で示された補助情報取得モジュールP8は、後述の第二実施形態に係るアプリ情報補完装置が有するモジュールである。
ここで、ログ取得モジュールP1を動作させることによって実現する機能は、上述したログ取得部1の機能と同様である。また、ログ種別判別モジュールP2、ログ発生元アプリ特定モジュールP3、候補アプリリスト保持モジュールP4、実行中アプリ監視モジュールP5、及び前面アプリ監視モジュールP6のそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上述したログ種別判別部2、ログ発生元アプリ特定部3、候補アプリリスト保持部4、実行中アプリ監視部5、及び前面アプリ監視部6のそれぞれの機能と同様である。更に、ログ保存モジュールP7を動作させることによって実現する機能は、上述したログ保存部7の機能と同様である。
(2)第二実施形態
(2−1)アプリ情報補完装置の構成
引き続き、第二実施形態に係るアプリ情報補完装置について、図5及び図2を用いて説明する。図5は、このアプリ情報補完装置20の機能構成の概略を説明するための機能構成図であり、図2は、このアプリ情報補完装置20の物理構成の概略を説明するための物理構成図である。アプリ情報補完装置20は、例えば、開閉して使用することが可能な携帯電話端末(フタ部付きフラップ携帯電話端末、折り畳み式携帯電話端末)やPDAやノートパソコンといった情報処理端末装置であり、この装置内においてマルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログデータを生成した(発生させた)ログ発生元アプリケーションを特定する装置である。
アプリ情報補完装置20は、図2に示されるように、物理的な構成要素としてCPU101、RAM102、ROM103、操作部104、無線通信部105、ディスプレイ106、及びアンテナ107等のハードウェアにより構成されている。これらの構成要素が動作することにより、以下に説明する各機能が発揮される。
アプリ情報補完装置20は、図5に示されるように、機能的な構成要素として、ログ取得部1、ログ種別判別部2、ログ発生元アプリ特定部30(発生元特定手段、候補リスト修正手段)、候補アプリリスト保持部4、実行中アプリ監視部5、前面アプリ監視部6、ログ保存部7、及び補助情報取得部8(通信状態取得手段、使用状態取得手段)を備えている。なお、ログ取得部1、ログ種別判別部2、候補アプリリスト保持部4、実行中アプリ監視部5、前面アプリ監視部6、及びログ保存部7については、上述したため説明を割愛する。
ログ発生元アプリ特定部30は、ログ種別判別部2により通知されたログ種別に対応する候補アプリリストを候補アプリリスト保持部4から取得し、実行中アプリリストを実行中アプリ監視部5から取得し、前面アプリ情報を前面アプリ監視部6から取得し、後述の通信状態情報及び使用状態情報を補助情報取得部8から取得して、候補アプリリストと実行中アプリリストと前面アプリ情報と通信状態情報と使用状態情報とに基づいて、ログ取得部1により取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを上記の複数のアプリケーションの中から特定する部分である。
なお、通信状態情報は、アプリ情報補完装置20による外部(例えば、移動体通信網が有する基地局)との通信における送受信電波の電波強度の強弱といった通信状態に関する情報である。また、使用状態情報は、アプリ情報補完装置20の(例えばフタ部や本体部が)開かれているか閉じられているかといった開閉状態、及びアプリ情報補完装置20に対するキー入力が行われて使用されているか否かといった入力状態に関する情報である。
補助情報取得部8は、ログ発生元アプリケーションを特定するための補助情報として、通信状態情報及び使用状態情報を常に更新するとともに、通信状態情報及び使用状態情報を記憶保持する格納部分である。通信状態情報及び使用状態情報の更新は、補助情報取得部8がアンテナ107の通信状況を監視するとともに(例えばフタ部や本体部の)機械的な動作状況を操作部104を用いて監視することによって行なわれる。
(2−2)アプリ情報補完処理の流れ
次に、本実施形態に係るアプリ情報補完装置20で実行されるアプリ情報補完処理(アプリ情報補完方法)の流れについて、図5を用いて説明する。図5は、アプリ情報補完装置20で実行されるアプリ情報補完処理の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS01〜ステップS04については、上述したため説明を割愛する。
ステップS04の後に、ログ発生元アプリ特定部30が、通信状態情報を補助情報取得部8から取得して、ステップ03における抽出結果である特定対象の候補リストと通信状態情報とを照らし合わせ、ログを生成する可能性のないアプリケーションを除外(削除)して、特定対象の第二次候補リストとして抽出する(ステップS15、発生元特定ステップ)。ここでは、アプリ情報補完装置20による外部通信中でないことを通信状態情報が示す場合に、外部通信中にのみログデータを生成するアプリケーションが、ログを生成する可能性のないアプリケーションである、とログ発生元アプリ特定部30によってみなされて除外(削除)される。外部通信中にのみログデータを生成するアプリケーションのリストは、ログ発生元アプリ特定部30によって事前に記憶されている。
次に、ログ発生元アプリ特定部30が、使用状態情報を補助情報取得部8から取得して、ステップ15における抽出結果である特定対象の第二次候補リストと使用状態情報とを照らし合わせ、ログを生成する可能性のないアプリケーションを除外(削除)して、特定対象の第三次候補リストとして抽出する(ステップS16、発生元特定ステップ)。ここでは、アプリ情報補完装置20に対するユーザ操作による使用が行なわれていないことを使用状態情報が示す場合に、アプリ情報補完装置20に対するユーザ操作による使用が行われている間にのみログデータを生成するアプリケーションが、ログを生成する可能性のないアプリケーションである、とログ発生元アプリ特定部30によってみなされて除外(削除)される。アプリ情報補完装置20に対するユーザ操作による使用が行われている間にのみログデータを生成するアプリケーションのリストは、ログ発生元アプリ特定部30によって事前に記憶されている。
次に、ログ発生元アプリ特定部30が、ステップ16における抽出処理の結果、特定対象の第三次候補が一つのアプリケーションに絞られたか否かを判定する(ステップS17、発生元特定ステップ)。特定対象の第三次候補が一つのアプリケーションに絞られている場合は、後述のステップS18に移行する。一方、特定対象の最終候補が一つのアプリケーションに絞られていない場合(即ち、複数のアプリケーションに絞られた場合)は、後述のステップS19に移行する。
ステップS18では、ログ保存部7が、ログ発生元アプリ特定部30により絞られた一つのアプリケーションをログ発生元アプリケーションと特定し、このログ発生元アプリケーションに関する情報をログデータに付加して出力するとともに記憶保持する(情報出力ステップ)。
ステップS19では、ログ保存部7が、ログ発生元アプリ特定部30により絞られた複数のアプリケーション全てをログ発生元アプリケーションと特定し、このログ発生元アプリケーション全てに関する情報をログデータに付加して出力するとともに記憶保持する(情報出力ステップ)。
(2−3)アプリ情報補完プログラムのモジュール構成
次に、アプリ情報補完装置20を制御するアプリ情報補完プログラムのモジュール構成について、図4を用いて説明する。
アプリ情報補完プログラムQは、図4に示すように、ログ取得モジュールP1、ログ種別判別モジュールP2、ログ発生元アプリ特定モジュールP3、候補アプリリスト保持モジュールP4、実行中アプリ監視モジュールP5、前面アプリ監視モジュールP6、ログ保存モジュールP7、及び補助情報取得モジュールP8を備えて構成される。
ここで、ログ取得モジュールP1を動作させることによって実現する機能は、上述したログ取得部1の機能と同様である。また、ログ種別判別モジュールP2、ログ発生元アプリ特定モジュールP3、候補アプリリスト保持モジュールP4、実行中アプリ監視モジュールP5、前面アプリ監視モジュールP6、及び補助情報取得モジュールP8のそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上述したログ種別判別部2、ログ発生元アプリ特定部30、候補アプリリスト保持部4、実行中アプリ監視部5、前面アプリ監視部6、及び補助情報取得部8のそれぞれの機能と同様である。更に、ログ保存モジュールP7を動作させることによって実現する機能は、上述したログ保存部7の機能と同様である。
(3)本発明による作用及び効果
アプリ情報補完装置10,20では、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうちログ発生元アプリケーションにより生成されたログデータを取得し、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定する。そして、特定されたログ発生元アプリケーションに関する情報を出力する。これにより、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、候補リストと実行中リストと表示リストとに基づいて、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションが特定されるため、利便性を高めることが可能になる。
また、アプリ情報補完装置20によるによる外部通信における通信状態に関する通信状態情報が取得され、取得された通信状態情報が、外部通信中でないことを示す場合に、外部通信中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストからあらかじめ削除される。このように、外部通信中でないことが示される場合に、外部通信中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、開閉して使用することが可能なアプリ情報補完装置20の開閉状態、及びアプリ情報補完装置20に対するキー入力が行われて使用されている入力状態に関する使用状態情報が取得され、取得された使用状態情報が、アプリ情報補完装置20はユーザ操作による使用が行なわれていないことを示す場合に、アプリ情報補完装置20に対するユーザユーザ操作による使用が行なわれている間にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストからあらかじめ削除される。このように、アプリ情報補完装置20は操作・使用されていないことが示される場合に、アプリ情報補完装置20が操作・使用されている間にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
(4)変形例
(4−1)第一変形例
補助情報取得部8を、アプリ情報補完装置20による外部デバイス(詳細は後述する。)へのアクセス中であるか否かといったアクセス状態に関するデバイス状態情報を取得するデバイス状態取得手段として機能させる構成としてもよい。このような構成とする場合、ログ発生元アプリ特定部30が、ログ種別判別部2により通知されたログ種別に対応する候補アプリリストを候補アプリリスト保持部4から取得し、実行中アプリリストを実行中アプリ監視部5から取得し、前面アプリ情報を前面アプリ監視部6から取得し、デバイス状態情報を補助情報取得部8から取得して、候補アプリリストと実行中アプリリストと前面アプリ情報とデバイス状態情報とに基づいて、ログ取得部1により取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを上記の複数のアプリケーションの中から特定する。
ここで、取得されたデバイス状態情報が、外部デバイスへのアクセス中でないことを示す場合に、外部デバイスへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが特定対象の第二次候補リストからあらかじめ除外(削除)される。このように、外部デバイスへのアクセス中でないことが示される場合に、外部デバイスへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから除外(削除)されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。外部デバイスへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションのリストは、ログ発生元アプリ特定部30によって事前に記憶されている。
なお、上記の外部デバイスを外部接続用スピーカ装置とすることにより、外部接続用スピーカ装置へのアクセス中でないことが示される場合に、外部接続用スピーカ装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスを外部記憶装置(例えばハードディスク装置)とすることにより、外部記憶装置へのアクセス中でないことが示される場合に、外部記憶装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスをセンサ装置(例えば加速度センサ装置)とすることにより、センサ装置へのアクセス中でないことが示される場合に、センサ装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスをカメラとすることにより、カメラへのアクセス中でないことが示される場合に、カメラへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスを赤外線通信装置とすることにより、赤外線通信装置へのアクセス中でないことが示される場合に、赤外線通信装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスを非接触IC通信装置とすることにより、非接触IC通信装置へのアクセス中でないことが示される場合に、非接触IC通信装置へのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
また、上記の外部デバイスをディスプレイ(例えば大型ディスプレイ)とすることにより、ディスプレイへのアクセス中でないことが示される場合に、ディスプレイへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストから削除されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。
(4−2)第二変形例
補助情報取得部8を、アプリ情報補完装置20によるデータベース(例えば外部サーバ内のデータベース)へのアクセス中であるか否かといったアクセス状態に関するデータベース状態情報を取得するデータベース状態取得手段として機能させる構成としてもよい。このような構成とする場合、ログ発生元アプリ特定部30が、ログ種別判別部2により通知されたログ種別に対応する候補アプリリストを候補アプリリスト保持部4から取得し、実行中アプリリストを実行中アプリ監視部5から取得し、前面アプリ情報を前面アプリ監視部6から取得し、データベース状態情報を補助情報取得部8から取得して、候補アプリリストと実行中アプリリストと前面アプリ情報とデータベース状態情報とに基づいて、ログ取得部1により取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを上記の複数のアプリケーションの中から特定する。
ここで、取得されたデータベース状態情報が、データベースへのアクセス中でないことを示す場合に、データベースへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが特定対象の第二次候補リストから除外(削除)される。このように、データベースへのアクセス中でないことが示される場合に、データベースへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストからあらかじめ除外(削除)されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。データベースへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションのリストは、ログ発生元アプリ特定部30によって事前に記憶されている。
(4−3)第三変形例
補助情報取得部8を、アプリ情報補完装置20によるファイル(例えば外部サーバ内のデータファイル)へのアクセス中であるか否かといったアクセス状態に関するファイル状態情報を取得するファイル状態取得手段として機能させる構成としてもよい。このような構成とする場合、ログ発生元アプリ特定部30が、ログ種別判別部2により通知されたログ種別に対応する候補アプリリストを候補アプリリスト保持部4から取得し、実行中アプリリストを実行中アプリ監視部5から取得し、前面アプリ情報を前面アプリ監視部6から取得し、ファイル状態情報を補助情報取得部8から取得して、候補アプリリストと実行中アプリリストと前面アプリ情報とファイル状態情報とに基づいて、ログ取得部1により取得されたログデータを生成したログ発生元アプリケーションを上記の複数のアプリケーションの中から特定する。
ここで、取得されたファイル状態情報が、ファイルへのアクセス中でないことを示す場合に、ファイルへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが特定対象の第二次候補リストから除外(削除)される。このように、ファイルへのアクセス中でないことが示される場合に、ファイルへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションが候補リストからあらかじめ除外(削除)されるため、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを、より精度良く特定することが可能になる。ファイルへのアクセス中にのみログデータを生成するアプリケーションのリストは、ログ発生元アプリ特定部30によって事前に記憶されている。
本発明によれば、マルチタスク制御下で実行されることが可能な複数のアプリケーションのうち、ログデータを発生させたログ発生元アプリケーションを特定して利便性を高めることができる。
1…ログ取得部、2…ログ種別判別部、3,30…ログ発生元アプリ特定部、4…候補アプリリスト保持部、5…実行中アプリ監視部、6…前面アプリ監視部、7…ログ保存部、8…補助情報取得部、10,20…アプリ情報補完装置、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…操作部、105…無線通信部、106…ディスプレイ、107…アンテナ、P,Q…アプリ情報補完プログラム、P1…ログ取得モジュール、P2…ログ種別判別モジュール、P3…ログ発生元アプリ特定モジュール、P4…候補アプリリスト保持モジュール、P5…実行中アプリ監視モジュール、P6…前面アプリ監視モジュール、P7…ログ保存モジュール、P8…補助情報取得モジュール。

Claims (15)

  1. 複数のアプリケーションのうちログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定するアプリ情報補完装置であって、
    マルチタスク制御下で実行されることが可能な前記複数のアプリケーションのうち前記ログ発生元アプリケーションにより生成された前記ログデータを取得するログ取得手段と、
    前記ログデータを生成し得るアプリケーションの候補リストと、実行中のアプリケーションの実行中リストと、画面表示中のアプリケーションの表示リストとに基づいて、前記ログ取得手段により取得された前記ログデータを生成した前記ログ発生元アプリケーションを、前記複数のアプリケーションの中から特定する発生元特定手段と、
    前記発生元特定手段により特定された前記ログ発生元アプリケーションに関する情報を出力する情報出力手段と、
    を備えることを特徴とするアプリ情報補完装置。
  2. 当該アプリ情報補完装置による外部通信における通信状態に関する通信状態情報を取得する通信状態取得手段と、
    前記通信状態取得手段により取得された前記通信状態情報が、外部通信中でないことを示す場合に、外部通信中にのみ前記ログデータを生成するアプリケーションを前記候補リストから削除する候補リスト修正手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアプリ情報補完装置。
  3. 開閉して使用することが可能な当該アプリ情報補完装置の開閉状態、及び当該アプリ情報補完装置に対するキー入力が行われて使用されている入力状態に関する使用状態情報を取得する使用状態取得手段と、
    前記使用状態取得手段により取得された前記使用状態情報が、当該アプリ情報補完装置は使用されていないことを示す場合に、当該アプリ情報補完装置が使用されている間にのみ前記ログデータを生成するアプリケーションを前記候補リストから削除する候補リスト修正手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアプリ情報補完装置。
  4. 当該アプリ情報補完装置による外部デバイスへのアクセス状態に関するデバイス状態情報を取得するデバイス状態取得手段と、
    前記デバイス状態取得手段により取得された前記デバイス状態情報が、前記外部デバイスへのアクセス中でないことを示す場合に、前記外部デバイスへのアクセス中にのみ前記ログデータを生成するアプリケーションを前記候補リストから削除する候補リスト修正手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアプリ情報補完装置。
  5. 当該アプリ情報補完装置によるデータベースへのアクセス状態に関するデータベース状態情報を取得するデータベース状態取得手段と、
    前記データベース状態取得手段により取得された前記データベース状態情報が、前記データベースへのアクセス中でないことを示す場合に、前記データベースへのアクセス中にのみ前記ログデータを生成するアプリケーションを前記候補リストから削除する候補リスト修正手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアプリ情報補完装置。
  6. 当該アプリ情報補完装置によるファイルへのアクセス状態に関するファイル状態情報を取得するファイル状態取得手段と、
    前記ファイル状態取得手段により取得された前記ファイル状態情報が、前記ファイルへのアクセス中でないことを示す場合に、前記ファイルへのアクセス中にのみ前記ログデータを生成するアプリケーションを前記候補リストから削除する候補リスト修正手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアプリ情報補完装置。
  7. 前記外部デバイスはスピーカ装置であることを特徴とする請求項4に記載のアプリ情報補完装置。
  8. 前記外部デバイスは外部記憶装置であることを特徴とする請求項4に記載のアプリ情報補完装置。
  9. 前記外部デバイスはセンサ装置であることを特徴とする請求項4に記載のアプリ情報補完装置。
  10. 前記外部デバイスはカメラであることを特徴とする請求項4に記載のアプリ情報補完装置。
  11. 前記外部デバイスは赤外線通信装置であることを特徴とする請求項4に記載のアプリ情報補完装置。
  12. 前記外部デバイスは非接触IC通信装置であることを特徴とする請求項4に記載のアプリ情報補完装置。
  13. 前記外部デバイスはディスプレイであることを特徴とする請求項4に記載のアプリ情報補完装置。
  14. 複数のアプリケーションのうちログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定するアプリ情報補完装置を制御するアプリ情報補完プログラムであって、
    前記アプリ情報補完装置を、
    マルチタスク制御下で実行されることが可能な前記複数のアプリケーションのうち前記ログ発生元アプリケーションにより生成された前記ログデータを取得するログ取得手段と、
    前記ログデータを生成し得るアプリケーションの候補リストと、実行中のアプリケーションの実行中リストと、画面表示中のアプリケーションの表示リストとに基づいて、前記ログ取得手段により取得された前記ログデータを生成した前記ログ発生元アプリケーションを、前記複数のアプリケーションの中から特定する発生元特定手段と、
    前記発生元特定手段により特定された前記ログ発生元アプリケーションに関する情報を出力する情報出力手段と、
    して機能させることを特徴とするアプリ情報補完プログラム。
  15. 複数のアプリケーションのうちログデータを生成したログ発生元アプリケーションを特定するアプリ情報補完装置が行なうアプリ情報補完方法であって、
    マルチタスク制御下で実行されることが可能な前記複数のアプリケーションのうち前記ログ発生元アプリケーションにより生成された前記ログデータを前記アプリ情報補完装置が取得するログ取得ステップと、
    前記ログデータを生成し得るアプリケーションの候補リストと、実行中のアプリケーションの実行中リストと、画面表示中のアプリケーションの表示リストとに基づいて、前記ログ取得ステップで取得された前記ログデータを生成した前記ログ発生元アプリケーションを、前記複数のアプリケーションの中から前記アプリ情報補完装置が特定する発生元特定ステップと、
    前記発生元特定ステップで特定された前記ログ発生元アプリケーションに関する情報を前記アプリ情報補完装置が出力する情報出力ステップと、
    を有することを特徴とするアプリ情報補完方法。
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