JP2011075980A - サーモスイッチ及び像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーモスイッチをどのようなレイアウトで使用しても応答性良く安定して動作させることを目的とする。
【解決手段】臨界温度を超えると、変形するバイメタル3(3−1,3−2)と、バイメタル3に外部からの熱を伝えるキャップ部材7と、キャップ部材7とで形成される空間にバイメタル3を収容する中ブタ2と、変形したバイメタル3に押されて、電気接点部の電気的接続を遮断させるように移動するガイドピン6と、を備え、バイメタル3がキャップ部材7及び中ブタ2の両方に固定されていないサーモスイッチ209であって、バイメタル3をキャップ部材7に付勢するコイルバネ8を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、異常昇温を回避するために通電を遮断させるサーモスイッチ及びそれを備えた像加熱装置に関する。像加熱装置は、画像形成装置に用いられる。画像形成装置としては、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等が挙げられる。像加熱装置としては、電子写真方式、静電記録方式、磁気記録方式等の適時の画像形成プロセスに用いられ、トナー画像を定着する定着装置が挙げられる。すなわち、定着装置は、加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを用いて、被加熱材の面に転写方式若しくは直接方式で目的の画像情報に対応して形成された未定着トナー画像を、被加熱材面上に永久固着画像として加熱定着処理する方式の装置である。なお、被加熱材としては、紙、印刷紙、転写材シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルム、エレクトロファックス紙、静電記録紙等の記録材が挙げられる。ここで、本発明の像加熱装置には、上記定着装置ばかりでなく、未定着画像を記録材上に仮定着させる像加熱装置や、画像を担持した記録材を再加熱してつや等の画像表面性を改質する像加熱装置等も包含される。
一般にサーモスイッチは、特許文献1に記載されたように異常昇温を回避するために通電を遮断させる。図8に、一般的に使用されている従来のサーモスイッチを示す。この従来のサーモスイッチ209は、円筒形のベース部1とベース部1に被せられる中ブタ2とを備える。中ブタ2のベース部1と反対側の端面は、キャップ部材7で全面が覆われる。キャップ部材7と中ブタ2とで形成される空間には、臨界温度を超えると、変形するバイメタル3−1,3−2(以下、単にバイメタル3ともいう)が収容される。キャップ部材7は、セラミックヒータ202と面接触することにより、セラミックヒータ202の熱をバイメタル3に効率よく伝える。バイメタル3の上には、中ブタ2の中央孔を通ってバイメタル3と板バネ5とを接続するガイドピン6が配置される。ガイドピン6の上には、固定接点4aと可動接点4bからなる電気接点部が配置される。可動接点4bは、板バネ5によって下向きに押圧されている。臨界温度以下の温度での変形していない(非反転状態の)バイメタル3−1の場合、ガイドピン6は板バネ5を押し上げることなく、電気接点部は接触状態となって端子A−B間が電気的に接続される。これにより、端子Aに接続された電源から端子Bに接続されたセラミックヒータ202へ電力が供給(通電)される。一方、臨界温度を超えたために変形した(反転状態の)バイメタル3−2の場合は、ガイドピン6が板バネ5を図の位置まで押し上げ、電気接点部が非接触状態となって、端子A−B間の電気的接続が遮断される。サーモスイッチ209が電源とセラミックヒータ202との間に直列に接続されているので、セラミックヒータ202の温度がバイメタル3をバイメタル3−2のように反転させる臨界温度を超えた場合に、端子A−B間の通電が遮断される。
特開平7−262895号公報
しかし近年、サーモスイッチ209のレイアウトが図8とは逆に図9のようなレイアウトとなる場合がある。つまり、サーモスイッチ209がセラミックヒータ202の下方に配置される場合である。図9において、ベース部1、中ブタ2、キャップ部材7で囲まれた領域(Xで示す部分)では、バイメタル3の変形を許容してバイメタル3の変形に影響を与えないよう、バイメタル3を中ブタ2及びキャップ部材7の両方に固定していない。
つまり、バイメタル3は、固定されずに、中ブタ2とキャップ部材7とで形成される空間内に収容されている。このため、サーモスイッチ209を図9のようなレイアウトで使用する場合、Yで示す部分において、バイメタル3とキャップ部材7が非接触状態、若しくは極めて接触圧の弱い状態となる。すると、セラミックヒータ202からバイメタル3への熱の伝達が低下し、サーモスイッチ209の応答性が低下してしまい、うまく動作しないおそれがあった。
本発明は、サーモスイッチをどのようなレイアウトで使用しても応答性良く安定して動作させることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るサーモスイッチは、
臨界温度を超えると、変形する感熱体と、
前記感熱体に外部からの熱を伝える伝熱部材と、
前記伝熱部材とで形成される空間に前記感熱体を収容する収容部材と、
変形した前記感熱体に押されて、電気接点部の電気的接続を遮断させるように移動するガイド部材と、
を備え、
前記感熱体が前記伝熱部材及び前記収容部材の両方に固定されていないサーモスイッチであって、
前記感熱体を前記伝熱部材に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するために本発明に係る像加熱装置は、
通電されて発熱し、被加熱材の面に形成された像を加熱する加熱体と、
上記のサーモスイッチと、
を備え、
発熱している前記加熱体が前記臨界温度を超える異常昇温した際に、前記サーモスイッチで前記加熱体への通電を遮断させることを特徴とする。
本発明によれば、サーモスイッチをどのようなレイアウトで使用しても応答性良く安定して動作させることができる。
実施例1に係る定着装置の概略構成図 実施例1に係るサーモスイッチの概略構成図 実施例2に係るサーモスイッチの概略構成図 実施例2に係るキャップ部材の図 実施例3に係るサーモスイッチの概略構成図 実施例4に係るサーモスイッチの概略構成図 実施例4に係るガイドピンの斜視図 従来のサーモスイッチの概略構成図 異なるレイアウトで使用する従来のサーモスイッチの概略構成図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
(定着装置)
まず、像加熱装置としての定着装置について説明する。定着装置は、画像形成装置に用いられ、被加熱材であるシートの面に転写方式等で目的の画像情報に対応して形成された未定着の像(トナー像)を、シートの面上に永久固着画像として加熱定着処理する。図1は定着装置の概略構成図である。定着装置200は、シートSに担持されるトナー像TをシートSに固着するために必要な温度となる様に発熱する加熱体としてのセラミックヒータ202を備える。すなわち、セラミックヒータ202は、通電されて発熱し、シートSの面に形成された未定着の像を加熱する。セラミックヒータ202は、ステー201に固定される。ステー201は、金属製の補強部材208で長手方向にわたり均一に加圧される。なおここで、長手方向とは、搬送されてくるシートSの搬送方向と直交するシート幅方向である。セラミックヒータ202、ステー201、及び補強部材208は定着スリーブ205に内包される。セラミックヒータ202は、定着スリーブ205の内側上方に配置される。定着スリーブ205は、シートSと共に連れまわることでシートSの搬送をスムーズに行わせる。定着スリーブ205の上側には、トナー像Tを形成した現像剤をシートSに固着するために必要な所定の圧力を加える加圧ローラ207が配置される。加圧ローラ207は、時計回りに回転する。このとき定着スリーブ205は、加圧ローラ207に従動して反時計回りに回転する。なお、セラミックヒータ202と加圧ローラ207とが定着スリーブ205を介して対向している部分を定着ニップNという。トナー像Tを担持するシートSは、定着ニップNに狭持搬送され、シートSに熱が付与されると共にシートSが加圧されて、シートSの面上にトナー像Tが定着する。この定着装置200のセラミックヒータ202の図示下面である裏面には、セラミックヒータ202の異常昇温を検知すると、セラミックヒータ202への通電を遮断するためのサーモスイッチ209が設けられている。またこの裏面には、セラミックヒータ202の温度制御用の不図示のサーミスタ等も設けられる。
(サーモスイッチ)
図2を参照して、本例のサーモスイッチ209について説明する。本例のサーモスイッチ209は図1に示すような定着装置200の状態、すなわち、シートSのトナー像形成面を下にして定着処理を行う状態のレイアウトで使用される。なお、サーモスイッチ209は、本例のレイアウトに限らず、どのようなレイアウトで使用してもよい。サーモスイッチ209は、定着装置200内においてセラミックヒータ202に当接し、セラミックヒータ202の温度が所定温度よりも高くなった場合にセラミックヒータ202への通電を遮断するものである。サーモスイッチ209は、円筒形のベース部1とベース部1に被せられる収容部材としての中ブタ2とを備える。中ブタ2のベース部1と反対側の端面は、伝熱部材としてのキャップ部材7で全面が覆われる。中ブタ2とキャップ部材7とで空間を形成している。中ブタ2とキャップ部材7とで形成される空間には、臨界温度を超えると、変形する感熱体としてのバイメタル3−1,3−2(以下、単にバイメタル3ともいう)が収容される。バイメタル3は、中央部分が突出した皿形状をしており、臨界温度を超えると中心の突出部分が逆側に反転するように変形する。図2(a)は臨界温度以下の温度下の非反転状態のバイメタル3−1を示し、図2(b)は臨界温度を超えた反転状態のバイメタル3−2を示す。バイメタル3は、中ブタ2とキャップ部材7とで形成される空間に、中ブタ2及びキャップ部材7の両方に固定されずに収容される。このように固定されないことで、バイメタル3の変形が当該空間内で許容され、バイメタル3は容易に反転することができるようになっている。なお、バイメタル3の臨界温度が、セラミックヒータ202への通電を遮断するセラミックヒータ202の所定温度に相当する。キャップ部材7は、アルミニウムなどの良熱伝導体で構成され、セラミックヒータ202と面接触することにより、サーモスイッチ209の外部に接触配置されたセラミックヒータ202の熱をバイメタル3に効率よく伝える。バイメタル3の下には、中ブタ2の中央孔を通ってバイメタル3と板バネ5とを接続するガイド部材としてのガイドピン6が配置される
。ガイドピン6は、変形したバイメタル3に押されて、電気接点部の電気的接続を遮断させるように移動する。ガイドピン6の下には、固定接点4aと可動接点4bからなる電気接点部が配置される。可動接点4bは、板バネ5によって固定接点4aへ押圧されている。臨界温度以下の温度での変形していない(非反転状態の)バイメタル3−1の場合、ガイドピン6は板バネ5を押し下げることなく、電気接点部は接触状態となって端子A−B間が電気的に接続される。これにより、端子Aに接続された電源から端子Bに接続されたセラミックヒータ202へ電力が供給(通電)される。一方、臨界温度を超えたために変形した(反転状態の)バイメタル3−2の場合は、ガイドピン6が反転したバイメタル3に押されて移動して板バネ5を押し、可動接点4bを固定接点4aから離間させて電気接点部が非接触状態となる。これにより、端子A−B間の電気的接続が遮断される。サーモスイッチ209が電源とセラミックヒータ202との間に直列に接続されているので、セラミックヒータ202の温度がバイメタル3をバイメタル3−2のように反転させる臨界温度を超えて異常昇温した場合に、端子A−B間の通電が遮断される。そして、本例では、ガイドピン6に対して付勢部材としてのコイルバネ8を被せるように設置している。コイルバネ8は、ベース部1の支持面に支持され、非反転状態のバイメタル3−1を常にキャップ部材7に押し当てる(付勢する)。これにより、バイメタル3−1は、中央がキャップ部材7に当接する。
本例で使用したバイメタル3は、直径5mm、厚さ0.1mm、重さ0.012g、反転温度(臨界温度)250℃、反転温度で反転した変形時にガイドピン6を押す変形荷重Pb=1.71N、自重は1.18×10-4Nである。ガイドピン6はセラミック製で外径
1.5mm、長さ8.5mmである。コイルバネ8は、SUS304で、線径0.1mm、コイル内径1.7mm、自由長5mmである。また、コイルバネ8は、非反転状態のバイメタル3−1の場合に、3mmの設定長において、バイメタル3に対する付勢による付勢荷重P=2.94×10-2Nでバイメタル3をキャップ部材7に付勢する。また、板バネ
5は、電気接点部の電気的接続が遮断されるために必要な、可動接点4bを固定接点4aに押し当てる遮断荷重Pc=0.3Nである。また、ガイドピン6を挿入するベース部1
は、セラミック製で、ガイドピン6の孔径1.6mmである。中ブタ2は、アルミニウム
製で、ガイドピン6の孔径2.5mmである。
(本例の効果)
バイメタル3の自重は1.18×10-4Nであるため、コイルバネ8の付勢荷重P=2.94×10-2Nに対して2桁小さい。すなわち、付勢荷重Pは、バイメタル3の自重よ
りも大きい値に設定されている。このため、サーモスイッチ209が本例のようなレイアウトであっても、非反転状態のバイメタル3−1をキャップ部材7に常時接触させることができる。また、コイルバネ8の付勢荷重Pは、板バネ5の遮断荷重Pc=0.3Nに対
して1桁小さく、バイメタル3の変形荷重Pb=1.71Nに対して十分に小さい。すな
わち、付勢荷重Pは、変形荷重Pbから遮断荷重Pcを引いた差分よりも小さい値に設定されている。このため、コイルバネ8の付勢荷重Pのバラツキを10%考慮しても、バイメタル3の反転動作や、可動接点4bの離間に対して殆ど影響を与えることはなく、サーモスイッチ209は応答性良く安定して動作することができる。この効果は、サーモスイッチ209が、本例のレイアウトに限らず、どのようなレイアウトで使用されても達成することができる。
(本例と従来例との比較)
本例のサーモスイッチ209と、図8で示した従来のサーモスイッチ209で作動時間を比較した。図1に示す本例で説明したキャップ部材7が上を向く上向きのレイアウト(以下、単に上向きという)と、図8に示す従来と同様なキャップ部材7が下を向く下向きのレイアウト(以下、単に下向きという)との使用状態で作動時間を比較した。本例及び従来のサーモスイッチ209は、それぞれ250℃に設定された熱板にキャップ部材7が
接するように載せて、上から3.92Nの荷重を加えた。その結果、実施例1上向き:3.1秒、実施例1下向き:3.0秒、従来例上向き:20.4秒、従来例下向き:3.3秒と
なった。本例では、コイルバネ205によってバイメタル3をキャップ部材7に接触させることにより、サーモスイッチ209のレイアウトに関係なく応答性良く安定した動作をすることができた。また、バイメタル3の接触荷重の増加により、下向き条件においても動作時間を若干改善することができた。
<実施例2>
(サーモスイッチ)
図3、図4を参照して、本例のサーモスイッチ209について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、同様な部分については説明を省略する。本例のサーモスイッチ209では、キャップ部材7’に接触部としての絞り部10を設けた。キャップ部材7’は、図4(a)の断面図及び図4(b)の平面図で示す形状である。実施例1では、バイメタル3が皿状に中央付近が突出しているため、バイメタル3とキャップ部材7との接触部分がバイメタル3の中央に限定されていた。しかし、本例では、バイメタル3の中央以外の周辺で絞り部10によって、バイメタル3とキャップ部材7’とが接触する。これにより、キャップ部材7’からバイメタル3への伝熱効果が増加し、サーモスイッチ209の応答性をより向上させることができる。なお、本発明の接触部は、本例の絞り部10の形状に限定されない。接触部は、キャップ部材7においてバイメタル3の表面形状に合わせて中央以外の周辺でバイメタル3に接触し、バイメタル3とキャップ部材7の接触領域を増加させ、キャップ部材7からバイメタル3への伝熱効果を増加させるものであればよい。
(本例と実施例1との比較)
本例のサーモスイッチと、実施例1のサーモスイッチで作動時間を比較した。測定条件は実施例1と同じであるため、説明を省略する。その結果、実施例2上向き:2.7秒、
実施例2下向き:2.6秒、実施例1上向き:3.1秒、実施例1下向き:3.0秒となっ
た。このように、本例では、バイメタル3をキャップ部材7にコイルバネ8で付勢すると共に、バイメタル3とキャップ部材7の接触領域を増加させることで、サーモスイッチ209の作動時間を更に短縮することができた。
<実施例3>
(サーモスイッチ)
図5を参照して、本例のサーモスイッチ209について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、同様な部分については説明を省略する。図5(a)では、ガイドピン6に被せたコイルバネ8の支持面をベース部1ではなく、中ブタ2’に設けた。これにより、コイルバネ8の中ブタ2’の支持面からバイメタル3までの距離が短くなり、コイルバネ8の配置される距離精度を向上させることができ、コイルバネ8の荷重バラツキ要因を減らすことができる。よって、本例のサーモスイッチ209は、応答性良く安定して動作することができる。特に、バイメタル3の変形荷重Pbが小さい場合、板バネ5の遮断荷重Pcに対する荷重マージンが減少する。よって、本例のようにコイルバネ8の荷重精度を向上させることで、より小さく、より薄いバイメタル3を使用でき、応答性に優れるサーモスイッチの提供が可能となる。
図5(b)は図5(a)の円筒状のコイルバネ8の変形例であり、バイメタル3側の径が中ブタ2’に支持された側の径よりも大きい円錐状のコイルバネ8’を用いた例である。バイメタル3の付勢が安定する条件であれば、特にコイルバネ8の形状を限定するものではない。また、コイルバネ以外にも板バネ等他の形式のバネを用いて付勢部材とすることもできる。
<実施例4>
(サーモスイッチ)
図6、図7を参照して、本例のサーモスイッチ209について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、同様な部分については説明を省略する。本例のサーモスイッチ209では、ガイドピン6’がバイメタル3と接触する部分に、ガイドピン6’に一体的な、コイルバネ8の付勢力を受けるつば部6bを設けた。すなわち、ガイドピン6’は、電気接点部の電気的接続を遮断させるように移動する本体6aと、本体6aのバイメタル3側(感熱体側)の端部に本体6aよりも大径に形成されたつば部6bと、を有する。つば部6bが、コイルバネ8の付勢力をコイルバネ8のバイメタル3側(感熱体側)の巻端よりも広い面積でバイメタル3に伝える。このつば部6bが設けられたガイドピン6’は図7の斜視図に示すように円柱状の本体6aの先端につば部6bが設けられた形状である。これにより、バイメタル3の加圧方向がコイルバネ8の巻端よりも面積が広いつば部6bによって規定されるため、コイルバネ8の巻端の影響によってコイルバネ8の加圧方向がバラツクことを防止することができる。また、図5で示した実施例3の中ブタ2にコイルバネ8の支持面を設ける構成と組み合わせることによって、バイメタル3の加圧精度を更に向上させることができる。
3−1,3−2…バイメタル、6…ガイドピン、7…キャップ部材、8…コイルバネ、209…サーモスイッチ

Claims (5)

  1. 臨界温度を超えると、変形する感熱体と、
    前記感熱体に外部からの熱を伝える伝熱部材と、
    前記伝熱部材とで形成される空間に前記感熱体を収容する収容部材と、
    変形した前記感熱体に押されて、電気接点部の電気的接続を遮断させるように移動するガイド部材と、
    を備え、
    前記感熱体が前記伝熱部材及び前記収容部材の両方に固定されていないサーモスイッチであって、
    前記感熱体を前記伝熱部材に付勢する付勢部材を備えることを特徴とするサーモスイッチ。
  2. 前記付勢部材の前記感熱体に対する付勢による荷重は、前記感熱体の自重よりも大きく、かつ、前記感熱体が変形時に前記ガイド部材を押す荷重から前記電気接点部の電気的接続が遮断されるために必要な荷重を引いた差分の荷重よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のサーモスイッチ。
  3. 前記感熱体は、前記付勢部材によって付勢されて中央が前記伝熱部材に接触するものであり、
    前記伝熱部材に、前記感熱体の中央以外の周辺で前記感熱体に接触する接触部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のサーモスイッチ。
  4. 前記付勢部材は、コイルバネであり、
    前記ガイド部材は、電気接点部の電気的接続を遮断させるように移動する本体と、前記本体の前記感熱体側の端部に前記本体よりも大径に形成されたつば部と、を有し、
    前記コイルバネは、前記つば部を介して前記感熱体を前記伝熱部材に付勢することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のサーモスイッチ。
  5. 通電されて発熱し、被加熱材の面に形成された像を加熱する加熱体と、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーモスイッチと、
    を備え、
    発熱している前記加熱体が前記臨界温度を超える異常昇温した際に、前記サーモスイッチで前記加熱体への通電を遮断させることを特徴とする像加熱装置。
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