JP2011075646A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 倍率変換光学系挿入時も、軸上色収差の二次スペクトルを低減しつつ、温度変化に伴う焦点位置ズレを改善した、ズームレンズおよび撮影装置が得ること。
【解決手段】 物体側から順に、変倍中固定の正の屈折力を有する第1レンズ群と、変倍用の負の屈折力を有する第2レンズ群と、変倍に伴う像面の変動を補正する負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群からなり、前記第4群中に挿脱可能な倍率変換光学系IEを有するズームレンズにおいて、前記IEの構成・各レンズの異常分散性・アッベ数・屈折率等を規定したこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビカメラ、ビデオカメラ等に好適なズームレンズに関し、特に焦点距離を望遠側へ変換する挿脱可能な倍率変換光学系を内蔵したズームレンズおよび撮影装置に関する。
特許文献1は、物体側より順に、変倍の際に固定の第1群、広角端から望遠端への変倍に際して像面側ヘ単調に移動する第2群、広角端から望遠端への変倍に伴う像面変動を補正するために移動する第3群、変倍の際固定の第4群よりなるズームレンズにおいて、前記第4群中に挿脱させて全系の焦点距離範囲を変位させるエクステンダーユニットに少なくとも1つの正レンズLPと少なくとも1つの負レンズLNを設け、該正レンズの材質・アッベ数・屈折率・部分分散比を規定し、該負レンズの材質・アッベ数・屈折率を規定することにより、温度変化による焦点ズレを低減している。また、エクステンダーユニットを構成するレンズ間を保持する鏡筒部材の線膨張係数を規定して、更に温度変化による焦点ズレを低減している。
特許文献2は、合焦部と変倍部を含むレンズ群と、該レンズ群の像面側に互いに所定の空気間隔を隔てて配された、リレー前群とリレー後群よりなる、結像機能を有するリレーレンズ群と、該リレーレンズ前群と該リレーレンズ後群の間に挿入自在とされた焦点距離を望遠側へシフトさせる焦点距離変換レンズ群により構成されるズームレンズにおいて、前記焦点距離変換レンズ群を正の屈折力の変換レンズ前群と負の屈折力の変換レンズ後群から構成し、該変換レンズ前群中における負レンズおよび該変換レンズ後群中における正レンズの屈折率の温度係数を規定することにより温度変化による焦点ズレを低減している。
特許第3513264号明細書 特許第3862117号明細書
テレビカメラ用のズームレンズにおいて、倍率変換光学系を前記ズームレンズ内の所定の間隔に挿脱可能とした構成とすることで、変倍範囲を容易に変化させ得る技術が知られている。
特にテレビカメラ用のズームレンズにおいては、色収差の変動が大きくなるとカラー画像としての画質が極端に低下してくる。そのため、前記ズームレンズにおいて倍率変換光学系挿入時も軸上色収差を良好に補正するには、前記倍率変換光学系内での軸上色収差の発生を少なくすることが必要である。軸上色収差のうち特に2次スペクトルを少なくすることが重要である。
また、前記ズームレンズは通常、
1.前記倍率変換光学系が挿入されない状態の結像位置
2.前記倍率変換光学系が挿入された状態の結像位置
の1と2が合致するように調節される。したがって、環境温度が変化しても、前記1と2の差が極力変化しないように設計することが必要となる。特にHDTV等、撮像手段の高精細化に伴って、許容される焦点位置ズレ量も小さくなってきている。
特許文献1は、倍率変換光学系前群の正レンズとして異常分散ガラスの使用を前提とし、負レンズの成分、アッベ数や屈折率を規定する開示があるだけである。また、後群正レンズには屈折率の温度係数が比較的大きい12.4×10−6−1の材料を使用している。
特許文献2は、倍率変換光学系前群の負レンズの温度係数と後群の正レンズの温度係数を規定している。数値実施例1〜3では前群正レンズとして異常分散ガラスを使用した例が開示されている。数値実施例4として、異常分散ガラスを使用せず軸上色収差の2次スペクトルが補正不足の例を開示している。また、いずれの数値実施例も前群負レンズまたは後群正レンズに屈折率の温度係数が比較的大きい11.4〜13.6×10−6−1の材料を使用している。
そこで、本発明の例示的な目的は、倍率変換光学系挿入時も、軸上色収差の二次スペクトルを低減しつつ、温度変化に伴う焦点位置ズレを改善した、ズームレンズおよび撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のズームレンズおよび撮影装置は、
1)物体側から順に、変倍中固定の正の屈折力を有する第1レンズ群と、変倍用の負の屈折力を有する第2レンズ群と、変倍に伴う像面の変動を補正する負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群からなり、前記第4群は物体側から順に正の屈折力の第4群前群と正の屈折力の第4群後群で構成され、前記第4群前群と前記第4群後群の間に挿脱可能な倍率変換光学系IEを有するズームレンズにおいて、前記IEは、物体側より順に最も広い間隔を隔てて正の前群aと負の後群bで構成され、前記前群aは少なくとも1枚の正レンズと正負構成の接合レンズで構成され、前記後群bは少なくとも正負または負正構成の接合レンズで構成され、前記第4群のエクステンダーを挿脱する間隔をDとし、第4群前群の最終面における有効径をEAとし、前記前群aの屈折力をφaとし、前記前群aを構成する正レンズの屈折力の合計値をφapとし、前記前群aを構成する負レンズの屈折力をφanとし、前記前群の正レンズの異常分散性Δθg,Fの最大値をΔθapとし、前記前群の負レンズの異常分散性Δθg,FをΔθanとし、前記前群の負レンズの物体側の曲率半径をr1an、像側の曲率半径をr2anとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする。
1.0<D/EA<1.3 (1)
1.7<φap/φa<2.5 (2)
−0.9>φan/φa>−1.6 (3)
Δθap<5×10−3 (4)
Δθan<12×10−3 (5)
−1<(r2an+r1an)/(r2an−r1an)<1 (6)
但し、Δθg,F=θg,F+0.00162νd−0.64
θg,F:各レンズの部分分散比
νd:各レンズのアッベ数
2)前記前群の全ての正レンズの空気中、e線、における屈折率の温度係数dn/dT(℃−1)の最小値を(dn/dT)ap、前記前群の負レンズのdn/dTを(dn/dT)anとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズとする。
(dn/dT)ap>−2×10−6 (7)
(dn/dT)an<6×10−6 (8)
3)前記後群の正レンズの異常分散性Δθg,FをΔθbpとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1または2記載のズームレンズとする。
Δθbp>0.03 (9)
但し、Δθg,F=θg,F+0.00162νd−0.64
4)前記後群の正レンズの空気中、e線における屈折率の温度係数dn/dT(℃−1)を(dn/dT)bpとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜3記載のズームレンズとする。
(dn/dT)bp<4×10−6 (10)
5)前記後群bの屈折力をφbとし、前記後群bを構成する正レンズの屈折力をφbpとし、前記後群bを構成する負レンズの屈折力をφbnとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜4記載のズームレンズとする。
−0.2>φbp/φb>−0.7 (11)
1.2<φbn/φb<1.7 (12)
6)前記後群bを構成する正レンズの物体側の曲率半径をr1bp、像側の曲率半径をr2bpとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜5記載のズームレンズとする。
|(r2bp+r1bp)/(r2bp−r1bp)|>1.1 (13)
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、倍率変換光学系挿入時も、軸上色収差の二次スペクトルを低減しつつ、温度変化に伴う焦点位置ズレを改善した、ズームレンズおよび撮影装置が得られる。
本発明の数値実施例1の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例2の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例3の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例4の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例5の広角端におけるレンズ断面図 本発明の数値実施例1の広角端における収差図 本発明の数値実施例2の広角端における収差図 本発明の数値実施例3の広角端における収差図 本発明の数値実施例4の広角端における収差図 本発明の数値実施例5の広角端における収差図 本発明の数値実施例6(数値実施例1〜5において、倍率変換光学系IEを挿入しない状態)の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例において、倍率変換光学系IEを挿入しない状態の絞り〜像面の概念図 本発明の実施例において、倍率変換光学系IEを挿入した状態の絞り〜像面の概念図
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明における各請求項について説明する。
請求項1は、前記倍率変換光学系IE挿入時の軸上色収差の2次スペクトルを良好に補正し、かつ温度変化による焦点位置ズレを抑制するための条件を規定している。
条件式(1)は、前記IEを挿脱する間隔を適切に設定している。図12に前記IEを挿入しない状態の概念図を、図13に前記IEを挿入した状態の概念図を示す。図12において、SPは絞り、FRはリレー前群、BRはリレー後群、I1は像面を示す。また、EAは前記FRの有効径、Dは前記FRの最終面とBRの第1面の間隔、h1は前記BRにおける軸上マージナル光線入射高を示す。図13において、SPは絞り、FRはリレー前群、BRはリレー後群、I2は像面、αa’は前記IEの前群aの軸上マージナル光線の出射換算傾角、h2は前記BRにおける軸上マージナル光線入射高を示す。なお換算傾角とは、像面における軸上マージナル光線の入射傾角を1としたときの相対値である。
(1)式の上限を越えると、図12におけるDが増大して第4群が長くなり、レンズ全体が大型化してしまう。
また、倍率変換光学系IEによる変換倍率Mは、h1,h2を用いて、
M=h1/h2 (14)
で表される。条件式(1)の下限を越えると、変換倍率Mを維持しつつDを短縮することとなり、図13におけるαa’が増大する。したがって前記IEの前群aの屈折力φaと後群bの屈折力φbの絶対値がともに大きくなりすぎ、収差の抑制が困難となって光学性能が低下する。
条件式(2)は、前記倍率変換光学系内の正の前群a内の正レンズの屈折力比を規定している。
条件式(2)の上限を越えると前群aの正レンズの各面の曲率が大きくなりすぎ、収差補正が困難となってくる。下限を越えると前群a内の色収差補正が不足となる。
条件式(3)は、前記倍率変換光学系内の正の前群a内の負レンズの屈折力比を規定している。条件式(3)の上限を越えると前群a内の色収差補正が不足となる。下限を越えると前群aの負レンズの各面の曲率が大きくなりすぎ、収差補正が困難となってくる。
条件式(4)は前記前群a内の正レンズの異常分散性の上限値を規定している。
条件式(5)は前記前群a内の負レンズの異常分散性の上限値を規定している。
条件式(4)、(5)は、前記前群a内の正レンズとして異常分散性の材料を使用することなく、軸上色収差の二次スペクトルを良好に補正するための条件である。前記異常分散性の材料とは、蛍石やS−FPL51((株)オハラ製)、S−FPL53((株)オハラ製)等の材料である。表1に前記異常分散材料および、一般的なガラス材料(S−FSL5((株)オハラ製)、S−BAL35((株)オハラ製))の部分分散比θg,Fおよび異常分散性Δθg,Fおよび空気中、e線における屈折率の温度係数を表1に示す。
Figure 2011075646
但し、g線における屈折率をNg、F線における屈折率をNF、C線における屈折率をNC、d線におけるアッベ数をνdとしたとき、
θg,F=(Ng−NF)/(NF−NC) (15)
Δθg,F=θg,F+0.00162νd−0.64 (16)
である。
条件式(4)の条件を満足することにより、前記異常分散性材料を使用しないことを規定している。また、条件式(5)を満足することにより軸上色収差の二次スペクトルを低減している。条件式(5)の上限を越えると、軸上色収差の二次スペクトルの補正が不足となる。
条件式(6)は前記前群aの負レンズの形状に関する条件である。前記負レンズは物体側の面r1anが接合で構成される。該接合面r1anは前群aの正レンズで発生した球面収差・コマ収差を補正するために物体側に凹の形状となる。かつ前記負レンズが条件式(3)の屈折力比を満足するためには像側の面r2anは像側に凹の形状となる。
請求項2は前記前群a内の正レンズ、負レンズの屈折率の温度係数を規定することにより、更に温度変化による結像位置のズレを低減している。
条件式(7)は前記前群a内の正レンズの屈折率の温度係数を規定している。
表1に示すように、前記異常分散性材料の空気中、e線における屈折率の温度係数dn/dT(℃−1)は、負に大きな値となっている。条件式(7)を満たすことにより、前記前群a内の正レンズに異常分散材料を使用する場合に対し、温度変化による結像位置ずれを抑制している。
条件式(8)は前記前群a内の負レンズの屈折率の温度係数を規定している。条件式(8)の上限を越えると前記負レンズに起因する温度変化による結像位置ずれが増大してしまう。
請求項3は、前記倍率変換光学系の後群b内の正レンズの異常分散性を規定している。更に軸上色収差の2次スペクトル改善を図るためには、条件式(9)を満足することが望ましい。
請求項4の条件式(10)は、前記後群bの正レンズの温度係数を規定している。更に温度変化による結像位置ずれを抑制するためには、条件式(10)を満足することが望ましい。
請求項5は前記後群b内の正レンズ、負レンズの屈折力比を規定している。
条件式(11)は、前記倍率変換光学系内の負の後群b内の正レンズの屈折力比を規定している。条件式(11)の上限を越えると後群b内の色収差補正が不足となる。下限を越えると後群aの正レンズの各面の曲率が大きくなりすぎ、収差補正が困難となってくる。
条件式(12)は、前記倍率変換光学系内の負の後群b内の負レンズの屈折力比を規定している。条件式(12)の上限を越えると後群bの負レンズの各面の曲率が大きくなりすぎ、収差補正が困難となってくる。下限を越えると後群b内の色収差補正が不足となる。
請求項6は前記後群b内の正レンズの形状に関する規定である。前記後群b内で前記正レンズは負レンズとの接合で構成される。該接合面は後群bの負レンズで発生した球面収差・コマ収差を補正するために曲率の大きな面となる。かつ前記正レンズが条件式(11)の屈折力比を満足するためには接合面側を凸としたメニスカス形状となる。
図1は本発明の実施例1としての数値実施例1の広角端におけるレンズ断面図である。図1において、Fは第1群としての正の屈折力のフォーカス群(前玉レンズ群)である。Vは第2群としての変倍用の負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍を行っている。Cは第3群としての負の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ凸状の軌跡を有してを非直線的に移動している。尚、第3群Cは正の屈折力より構成しても良い。バリエータVとコンペンセータCとで変倍系を構成している。SPは絞り、Rは第4群としての結像作用を有する正の屈折力の固定のリレ−群であり、前群FRおよび後群BRから構成されている。IEは前群FRと後群BRとの間の光路中に挿脱される倍率変換光学系(内蔵エクステンダー)であり、変換倍率Mは1.97である。以下IEが挿入された状態を2xとする。Pは色分解プリズムや光学フィルタ−等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
次に、本実施例における倍率変換光学系IEについて説明する。IEは第27面〜第36面に対応する。IEは物体側より順に3枚の正レンズと、1枚の負レンズで構成される前群aと、1枚の負レンズと1枚の正レンズで構成される後群bで構成されている。本実施例の各条件式対応値を表7に示す。
図6は本発明における倍率変換光学系IEを挿入しない状態(以下1xとする)の広角端におけるレンズ断面図である。
図6に数値実施例1の広角端における収差図を示す。
ここで温度変化による2xにおける1xに対する焦点位置ズレを抑制するためには、前記IE内のレンズの温度特性を適切に設定する必要がある。表2に、前記IE内の使用材料の温度係数と、単位温度当たりの焦点位置ズレを示す。合計値は1.27μm/℃で、特許文献1および特許文献2の数値実施例1〜3に対し、非常に小さい値となっている。
Figure 2011075646
Figure 2011075646
図2は本発明の実施例2としての数値実施例2の広角端におけるレンズ断面図である。図2において、Fは第1群としての正の屈折力のフォーカス群(前玉レンズ群)である。Vは第2群としての変倍用の負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍を行っている。Cは第3群としての負の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ凸状の軌跡を有してを非直線的に移動している。尚、第3群Cは正の屈折力より構成しても良い。バリエータVとコンペンセータCとで変倍系を構成している。SPは絞り、Rは第4群としての結像作用を有する正の屈折力の固定のリレ−群であり、前群FRおよび後群BRから構成されている。IEは前群FRと後群BRとの間の光路中に挿脱される倍率変換光学系(内蔵エクステンダー)であり、変換倍率Mは1.95である。以下IEが挿入された状態を2xとする。Pは色分解プリズムや光学フィルタ−等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
次に、本実施例における倍率変換光学系IEについて説明する。IEは第27面〜第36面に対応する。IEは物体側より順に3枚の正レンズと、1枚の負レンズで構成される前群aと、1枚の負レンズと1枚の正レンズで構成される後群bで構成されている。本実施例の各条件式対応値を表7に示す。
図7に数値実施例2の広角端における収差図を示す。
ここで温度変化による2xにおける1xに対する焦点位置ズレを抑制するためには、前記IE内のレンズの温度特性を適切に設定する必要がある。表3に、前記IE内の使用材料の温度係数と、単位温度当たりの焦点位置ズレを示す。合計値は1.43μm/℃で、特許文献1および特許文献2の数値実施例1〜3に対し、非常に小さい値となっている。
Figure 2011075646
Figure 2011075646
図3は本発明の実施例3としての数値実施例3の広角端におけるレンズ断面図である。図3において、Fは第1群としての正の屈折力のフォーカス群(前玉レンズ群)である。Vは第2群としての変倍用の負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍を行っている。Cは第3群としての負の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ凸状の軌跡を有してを非直線的に移動している。尚、第3群Cは正の屈折力より構成しても良い。バリエータVとコンペンセータCとで変倍系を構成している。SPは絞り、Rは第4群としての結像作用を有する正の屈折力の固定のリレ−群であり、前群FRおよび後群BRから構成されている。IEは前群FRと後群BRとの間の光路中に挿脱される倍率変換光学系(内蔵エクステンダー)であり、変換倍率Mは1.95である。以下IEが挿入された状態を2xとする。Pは色分解プリズムや光学フィルタ−等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
次に、本実施例における倍率変換光学系IEについて説明する。IEは第27面〜第36面に対応する。IEは物体側より順に3枚の正レンズと、1枚の負レンズで構成される前群aと、1枚の正レンズと1枚の負レンズで構成される後群bで構成されている。本実施例の各条件式対応値を表○に示す。
図8に数値実施例3の広角端における収差図を示す。
ここで温度変化による2xにおける1xに対する焦点位置ズレを抑制するためには、前記IE内のレンズの温度特性を適切に設定する必要がある。表4に、前記IE内の使用材料の温度係数と、単位温度当たりの焦点位置ズレを示す。合計値は1.35μm/℃で、特許文献1および特許文献2の数値実施例1〜3に対し、非常に小さい値となっている。
Figure 2011075646
Figure 2011075646
図4は本発明の実施例3としての数値実施例4の広角端におけるレンズ断面図である。図4において、Fは第1群としての正の屈折力のフォーカス群(前玉レンズ群)である。Vは第2群としての変倍用の負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍を行っている。Cは第3群としての負の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ凸状の軌跡を有してを非直線的に移動している。尚、第3群Cは正の屈折力より構成しても良い。バリエータVとコンペンセータCとで変倍系を構成している。SPは絞り、Rは第4群としての結像作用を有する正の屈折力の固定のリレ−群であり、前群FRおよび後群BRから構成されている。IEは前群FRと後群BRとの間の光路中に挿脱される倍率変換光学系(内蔵エクステンダー)であり、変換倍率Mは1.98である。以下IEが挿入された状態を2xとする。Pは色分解プリズムや光学フィルタ−等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
次に、本実施例における倍率変換光学系IEについて説明する。IEは第27面〜第34面に対応する。IEは物体側より順に2枚の正レンズと、1枚の負レンズで構成される前群aと、1枚の負レンズと1枚の正レンズで構成される後群bで構成されている。本実施例の各条件式対応値を表8に示す。
図9に数値実施例4の広角端における収差図を示す。
ここで温度変化による2xにおける1xに対する焦点位置ズレを抑制するためには、前記IE内のレンズの温度特性を適切に設定する必要がある。表5に、前記IE内の使用材料の温度係数と、単位温度当たりの焦点位置ズレを示す。合計値は0.80μm/℃で、特許文献1および特許文献2の数値実施例1〜3に対し、非常に小さい値となっている。
Figure 2011075646
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図5は本発明の実施例5としての数値実施例5の広角端におけるレンズ断面図である。図5において、Fは第1群としての正の屈折力のフォーカス群(前玉レンズ群)である。Vは第2群としての変倍用の負の屈折力のバリエータであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍を行っている。Cは第3群としての負の屈折力のコンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ凸状の軌跡を有してを非直線的に移動している。尚、第3群Cは正の屈折力より構成しても良い。バリエータVとコンペンセータCとで変倍系を構成している。SPは絞り、Rは第4群としての結像作用を有する正の屈折力の固定のリレ−群であり、前群FRおよび後群BRから構成されている。IEは前群FRと後群BRとの間の光路中に挿脱される倍率変換光学系(内蔵エクステンダー)であり、変換倍率Mは2.00である。以下IEが挿入された状態を2xとする。Pは色分解プリズムや光学フィルタ−等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
次に、本実施例における倍率変換光学系IEについて説明する。IEは第27面〜第34面に対応する。IEは物体側より順に2枚の正レンズと、1枚の負レンズで構成される前群aと、1枚の正レンズと1枚の負レンズで構成される後群bで構成されている。本実施例の各条件式対応値を表8に示す。
図9に数値実施例5の広角端における収差図を示す。
ここで温度変化による2xにおける1xに対する焦点位置ズレを抑制するためには、前記IE内のレンズの温度特性を適切に設定する必要がある。表6に、前記IE内の使用材料の温度係数と、単位温度当たりの焦点位置ズレを示す。合計値は0.80μm/℃で、特許文献1および特許文献2の数値実施例1〜3に対し、非常に小さい値となっている。
Figure 2011075646
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以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
F フォーカス群
V バリエータ
C コンペンセータ
SP 絞り
R リレー群
FR リレー前群
BR リレー後群
IE 倍率変換光学系(エクステンダー)
P ガラスブロック
EA 第4群前群最終面における有効径
D 第4群前群最終面と第4群後群第1面との間隔

Claims (6)

  1. 物体側から順に、変倍中固定の正の屈折力を有する第1レンズ群と、変倍用の負の屈折力を有する第2レンズ群と、変倍に伴う像面の変動を補正する負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群からなり、前記第4群は物体側から順に正の屈折力の第4群前群と正の屈折力の第4群後群で構成され、前記第4群前群と前記第4群後群の間に挿脱可能な倍率変換光学系IEを有するズームレンズにおいて、前記IEは、物体側より順に最も広い間隔を隔てて正の前群aと負の後群bで構成され、前記前群aは少なくとも1枚の正レンズと正負構成の接合レンズで構成され、前記後群bは少なくとも正負または負正構成の接合レンズで構成され、前記第4群のエクステンダーを挿脱する間隔をDとし、第4群前群の最終面における有効径をEAとし、前記前群aの屈折力をφaとし、前記前群aを構成する正レンズの屈折力の合計値をφapとし、前記前群aを構成する負レンズの屈折力をφanとし、前記前群の正レンズの異常分散性Δθg,Fの最大値をΔθapとし、前記前群の負レンズの異常分散性Δθg,FをΔθanとし、前記前群の負レンズの物体側の曲率半径をr1an、像側の曲率半径をr2anとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
    1.0<D/EA<1.3
    1.7<φap/φa<2.5
    −0.9>φan/φa>−1.6
    Δθap<5×10−3
    Δθan<12×10−3
    −1<(r2an+r1an)/(r2an−r1an)<1
    但し、Δθg,F=θg,F+0.00162νd−0.64
    θg,F:各レンズの部分分散比
    νd:各レンズのアッベ数
  2. 前記前群の全ての正レンズの空気中、e線、における屈折率の温度係数dn/dT(℃−1)の最小値を(dn/dT)ap、前記前群の負レンズのdn/dTを(dn/dT)anとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
    (dn/dT)ap>−2×10−6
    (dn/dT)an<6×10−6
  3. 前記後群の正レンズの異常分散性Δθg,FをΔθbpとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1または2記載のズームレンズ。
    Δθbp>0.03
  4. 前記後群の正レンズの空気中、e線における屈折率の温度係数dn/dT(℃−1)を(dn/dT)bpとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜3記載のズームレンズ。
    (dn/dT)bp<4×10−6
  5. 前記後群bの屈折力をφbとし、前記後群bを構成する正レンズの屈折力をφbpとし、前記後群bを構成する負レンズの屈折力をφbnとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜4記載のズームレンズ。
    −0.2>φbp/φb>−0.7
    1.2<φbn/φb<1.7
  6. 前記後群bを構成する正レンズの物体側の曲率半径をr1bp、像側の曲率半径をr2bpとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜5記載のズームレンズ。
    |(r2bp+r1bp)/(r2bp−r1bp)|>1.1
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