JP2011075014A - 流体圧シリンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】使用状況に見合った適正な流体使用量でピストンロッドを移動させることができる流体圧シリンダを提供する。
【解決手段】シリンダボディ12内には、第1給排孔12a,12bと第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14とを連通させる第1連通路上に第1切換弁50が配設されるとともに、第2給排孔12c,12dと第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14とを連通させる第2連通路上に第2切換弁60が配設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体圧により一対のピストンを移動させ、そのピストンの移動によってワークの搬送等を行う流体圧シリンダに関する。
流体圧シリンダは、流体圧の供給に基づいて一対のピストンが直線的に移動され、そのピストンの移動によって、例えばワークを搬送するテーブルが直線的に移動される(例えば特許文献1参照)。特許文献1の空気圧シリンダにおいて、図9に示すように、本体1内にはシリンダ室3a,3bが形成されるとともに、シリンダ室3a,3b内にはピストン4a,4bが収容されている。ピストン4a,4bには、本体1から出没する一対のピストンロッド2a,2bの基端が取着されるとともに、ピストンロッド2a,2bの先端には図示しないテーブルの先端部材9が取着されている。二つのシリンダ室3a,3bは、本体1の両端部に形成された連通孔5a,5bを介して互いに連通している。本体1の両側面には空気給排孔6a〜6dが開口されている。
そして、例えば、図9に示す状態から空気給排孔6cに空気が供給されると、その空気は一方のシリンダ室3b内におけるピストン4bよりも引込方向側の第1圧力作用室7a及び連通孔5aを介して他方のシリンダ室3a内におけるピストン4aよりも引込方向側の第1圧力作用室8aに供給される。そして、シリンダ室3a,3b内において、ピストン4a,4bよりも押出方向側の第2圧力作用室7b,8b内の空気が空気給排孔6b,6dを介して外部へ排出される。すると、ピストン4a,4bがピストンロッド2a,2bの押出方向へ移動する。一方、空気給排孔6dに空気が供給されると、その空気は一方のシリンダ室3bの第2圧力作用室7b及び連通孔5bを介して他方のシリンダ室3aの第2圧力作用室8bに供給されるとともに、第1圧力作用室7a,8a内の空気が空気給排孔6a,6cを介して外部へ排出される。すると、ピストン4a,4bがピストンロッド2a,2bの引込方向へ移動する。
特開2006−46500号公報
ところで、特許文献1の空気圧シリンダにおいて、例えば、重量の大きいワークを搬送するため、シリンダ室3a,3bの双方に空気を供給する場合がある。一方、ワークを搬送した後は、テーブルに取着される保持装置によってワークが保持されていないため、シリンダ室3a,3bのどちらか一方に供給することができれば十分な場合がある。
しかしながら、特許文献1の空気圧シリンダは、空気給排孔6a〜6dとシリンダ室3a,3bとは連通孔5a,5bを介して常に連通している。このため、一対のピストン4a,4bを移動させるために用いられる空気は、どのような使用状況であったとしても、例えば、空気給排孔6cから供給されてシリンダ室3bの第1圧力作用室7a及び連通孔5aを介してシリンダ室3aの第1圧力作用室8aの双方に供給されるようになっている。よって、シリンダ室3a,3bの第1圧力作用室7a,8aのいずれか一方に空気が供給されれば十分である場合であっても、シリンダ室3a,3bの第1圧力作用室7a,8aの双方に空気が供給されてしまい、使用状況に見合った適正な空気使用量でピストン4a,4bを移動させることができず、無駄な空気を消費してしまっている。
また、一対のピストンがそれぞれ独立して移動する構成の空気圧シリンダでは、片方のシリンダ室のみに空気を供給して、片方のピストンのみを移動させればよい状況であっても、双方のシリンダ室に空気が供給されてしまうことで、加圧する必要のないピストンまで加圧してしまう場合がある。このように、シリンダ室のいずれか一方に空気が供給されれば十分である状況であっても、シリンダ室の双方に空気を供給してしまい、その結果、使用状況に見合った適正な空気使用量でピストンを移動させることができず、無駄な空気を消費してしまっている。
なお、こうした問題は、空気を用いて一対のピストンを移動させてワークの搬送等を行う空気圧シリンダに限らず、空気以外の流体を用いて一対のピストンを移動させてワークの搬送等を行う流体圧シリンダにおいても、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題に着目してなされたものであり、その目的は、使用状況に見合った適正な流体使用量でピストンを移動させることができる流体圧シリンダを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シリンダボディに一対のピストンがそれぞれ収容される第1シリンダ室及び第2シリンダ室が形成されるとともに、前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室に対して流体を給排するための給排孔が形成された流体圧シリンダであって、前記シリンダボディには、前記給排孔と前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室とを連通させる連通路が形成されるとともに、前記連通路上には、流体の供給先を前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室の少なくとも一方に切り換える切換手段が設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記連通路は、前記給排孔に連通する連通通路と、該連通通路に連通するとともに前記切換手段としての切換弁が収容される弁収容空間と、該弁収容空間と前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室とを連通するように前記弁収容空間から分岐して延びる二つの連通孔とから形成され、前記切換弁は略円筒状に形成されるとともに軸方向の中央部には両端部の外径よりも小径をなす小径部が形成され、前記弁収容空間の内周面と前記小径部の外周面との間には、前記切換弁の全周に亘って延び前記連通通路に連通する隙間が形成されるとともに、前記二つの連通孔は前記弁収容空間の軸方向に互いに位置ずれした位置に形成され、前記弁収容空間の軸方向への前記切換弁の移動により前記隙間に対する連通が前記二つの連通孔の少なくとも一方に切換えられることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記切換弁の内周面には雌ねじが形成されるとともに、前記雌ねじには操作用ボルトが螺合可能になっており、前記雌ねじと前記操作用ボルトとを螺合した状態で前記操作用ボルトを前記弁収容空間の軸方向へ移動させることにより前記切換弁を移動させることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室それぞれには、前記ピストンによって区画される第1圧力作用室及び第2圧力作用室が形成されており、前記シリンダボディには第1給排孔、及び該第1給排孔と前記第1圧力作用室とを連通させる第1連通路が形成されるとともに、第2給排孔、及び該第2給排孔と前記第2圧力作用室とを連通させる第2連通路が形成され、前記第1連通路及び前記第2連通路それぞれに前記切換手段が設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、使用状況に見合った適正な流体使用量でピストンを移動させることができる。
実施形態におけるエアシリンダを示す斜視図。 エアシリンダの横断面図。 エアシリンダ及び切換弁の縦断面図。 第1切換弁又は第2切換弁を示す斜視図。 第1切換弁又は第2切換弁を拡大した縦断面図。 第1切換弁又は第2切換弁の雌ねじに操作用ボルトが螺合された状態を示す縦断面図。 第1切換弁又は第2切換弁が第1収容凹部又は第2収容凹部内における中央部まで移動した状態を示す縦断面図。 第1切換弁又は第2切換弁が第1収容凹部又は第2収容凹部内における底面まで移動した状態を示す縦断面図。 従来例の空気圧シリンダを示す横断面図。
以下、本発明をエアシリンダに具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいう場合は、特に説明がない限り、図1において矢印で示す「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいうものとする。
図1に示すように、エアシリンダ10の外郭を形成するシリンダボディ12上にはテーブル11が設けられるとともに、テーブル11に例えばワークを保持する保持装置等が取着される。
図2に示すように、シリンダボディ12内には、第1シリンダ孔H1及び第2シリンダ孔H2がシリンダボディ12における前後方向(軸方向)全体に亘って互いに平行に延びるように形成されている。シリンダボディ12における後端(軸方向他端)寄りの両側面には、第1給排孔12a,12bが形成されるとともに、シリンダボディ12の前後方向中央部の両側面には、第2給排孔12c,12dが形成されている。
第1シリンダ孔H1及び第2シリンダ孔H2の前端の内側にはロッドメタル23,24が配設されている。ロッドメタル23,24は、C形止め輪25,26により、シリンダボディ12の前後方向に沿ったシリンダボディ12内からシリンダボディ12外へ向けた移動が規制されている。ロッドメタル23,24の内周面には、ゴム製のロッドパッキン27,28が装着されている。また、ロッドメタル23,24の外周面にはゴム製のOリング29,30が装着されている。
第1シリンダ孔H1及び第2シリンダ孔H2の後端は円柱状の第1封止体31,32が配設されることで封止されるとともに、前後方向の中央部には円柱状の第2封止体33,34が配設されることで封止されている。第2封止体33,34には挿通孔33b,34bが形成されるとともに、第2封止体33,34の後端面には、ゴム等の弾性体からなる円環状のクッション部材35,36が設けられている。
第1シリンダ孔H1及び第2シリンダ孔H2内において、第1封止体31,32と第2封止体33,34により区画された空間によって第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14が区画されている。第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14には、空気によりシリンダボディ12の前後方向に沿って移動可能な円環状をなすピストン17,18が収容されるとともに、ピストン17,18の前端面にはスペーサ19,20が取着されている。そして、ピストン17、スペーサ19、第1封止体31及び第2封止体33により、第1シリンダ室13内が第1圧力作用室13aと第2圧力作用室13bとに区画されている。また、ピストン18、スペーサ20、第1封止体32及び第2封止体34により、第2シリンダ室14内が第1圧力作用室14aと第2圧力作用室14bとに区画されている。
ピストン17,18には、ピストンロッド15,16に形成された突起部15a,16aが嵌着され、ピストン17,18及びスペーサ19,20とピストンロッド15,16とが一体移動可能になっている。
第1シリンダ孔H1及び第2シリンダ孔H2内には、シリンダボディ12の前後方向に延びるように一対のピストンロッド15,16がシリンダボディ12から出没するように配設されている。ピストンロッド15は、第2封止体33の挿通孔33b及びロッドメタル23を貫通して、先端がテーブル11の先端部材11aに取着されている。また、ピストンロッド16は、第2封止体34の挿通孔34b及びロッドメタル24を貫通して、先端がテーブル11の先端部材11aに取着されている。ピストンロッド15,16の先端はボルト11b(図1参照)によって先端部材11aに固定され、ピストンロッド15,16が先端部材11aを介して互いに連結された状態となっている。
ロッドメタル23,24と第2封止体33,34との間には、ピストンロッド15,16を支持するための円筒状の軸受B1,B2が設けられている。ピストン17,18の外周面にはゴム製のOリング17a,18aが装着されるとともに、スペーサ19,20の外周面にはピストン位置検出用の環状のマグネット21,22が装着されている。
次に、エアシリンダ10において、空気の供給先を切換えるための構成について説明する。
第1封止体31,32の周面には、第1給排孔12a,12bと連通する連通溝31a,32aが全周に亘って形成されている。また、シリンダボディ12の後側において、二つの第1封止体31,32に挟まれた位置には、シリンダボディ12の左右方向に直線状に延びるように横断路37が形成されるとともに、横断路37は連通溝31a,32a同士を連通するように設けられている。
また、シリンダボディ12における第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14との間には、シリンダボディ12の後端面12eから第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14との間に向かって前方へ延びる通路38が直線状に形成されている。通路38は、横断路37の延在方向における中央部で横断路37と直交し、連通するように設けられている。通路38の後端は封止部材F1によって封止されている。
図1及び図3に示すように、シリンダボディ12の後側において、第1シリンダ孔H1及び第2シリンダ孔H2に挟まれた位置であって、通路38より前方には、弁収容空間としての第1収容凹部41がシリンダボディ12の上面12hから凹設されている。図2に示すように、第1収容凹部41は断面視円形状に形成されるとともに、この第1収容凹部41は通路38と連通している。よって、本実施形態では、連通溝31a,32a、横断路37及び通路38は、第1給排孔12a,12bと第1収容凹部41とを連通する連通通路を形成している。また、シリンダボディ12には、第1収容凹部41と第1シリンダ室13の第1圧力作用室13aとを連通可能にする第1連通孔39が第1収容凹部41から分岐して形成されるとともに、第1収容凹部41と第2シリンダ室14の第1圧力作用室14aとを連通可能にする第2連通孔40が第1収容凹部41から分岐して形成されている。
図3に示すように、第1連通孔39は、第1収容凹部41の内周面において、第1収容凹部41の底面41a寄りに形成されるとともに、第2連通孔40は、第1収容凹部41の内周面において、第1連通孔39が形成される位置よりも第1収容凹部41の開口寄りに形成されている。すなわち、第1連通孔39及び第2連通孔40は、第1収容凹部41の軸方向に互いに位置ずれした位置に形成されている。
そして、本実施形態では、連通溝31a,32a、横断路37、通路38、第1収容凹部41、第1及び第2連通孔39,40によって、第1給排孔12a,12bと第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14とを連通させる第1連通路が構成されている。
第1連通路上である第1収容凹部41内には、第1連通路を流れる空気の供給先を切り換える切換手段としての第1切換弁50が収容されている。図4に示すように、第1切換弁50は略円筒状をなしており、第1切換弁50には、一端面50aから他端面50bに向かって軸方向へ直線状に延びるように貫通する貫通孔51が形成されている。貫通孔51は第1切換弁50の中心軸線上に形成されるとともに、貫通孔51の内周には雌ねじMが貫通孔51の内周面全体に形成されている。図6に示すように、第1切換弁50の雌ねじMには、第1切換弁50を操作するための操作用ボルトBが螺合可能になっている。また、図4に示すように、第1切換弁50の軸方向における中央部は、第1切換弁50の両端部53a,53bの外径よりも小径である小径部52となっている。そして、図3に示すように、小径部52と第1収容凹部41の内周面との間に隙間Sが形成されるようになっている。
両端部53a,53bの外周面には、図4において斜線で示すゴム製のOリング54が装着されている。そして、図3に示すように、Oリング54によって両端部53a,53bの外周面と第1収容凹部41の内周面との間がシールされ、隙間S内の空気が両端部53a,53bの外周面と第1収容凹部41の内周面との間から漏れないようになっている。また、Oリング54によって第1切換弁50が第1収容凹部41内で支持されるようになっている。
第1切換弁50の軸方向への長さは、第1収容凹部41の軸方向への長さよりも短くなっている。そして、図8に示すように、第1切換弁50の他端面50bが第1収容凹部41の底面41aに当接するまで第1切換弁50を移動させたとき、第1収容凹部41の開口側には第1空間K1が区画されるようになっている。また、図5に示すように、第1切換弁50の他端面50bを第1収容凹部41の底面41aから離間させたとき、第1収容凹部41の底面41a側には第2空間K2が区画されるようになっている。
第1切換弁50の軸方向に沿った小径部52の長さL1(図4参照)は、第1収容凹部41内で第1切換弁50を移動させたとき、常に隙間Sが通路38と連通するように設定されている。小径部52の長さL1及び第1切換弁50の軸方向に沿った両端部53a,53bの長さL2は、図5に示すように、第2連通孔40に隙間Sを連通させ、且つ隙間Sと第1連通孔39との間にOリング54を位置させた状態で、第1連通孔39が第2空間K2に連通するように設定されている。また、小径部52の長さL1及び両端部53a,53bの長さL2は、図8に示すように、第1連通孔39に隙間Sを連通させ、且つ隙間Sと第2連通孔40との間にOリング54を位置させた状態で、第2連通孔40が第1空間K1に連通するように設定されている。さらに、小径部52の長さL1は、図7に示すように、第1連通孔39及び第2連通孔40の両方を隙間Sに連通させたとき、第1連通孔39及び第2連通孔40よりも外側にOリング54が位置するように設定されている。
図2に示すように、第2封止体33,34の周面には、第2給排孔12c,12dと連通する連通溝33a,34aが全周に亘って形成されている。また、シリンダボディ12の中央部において、二つの第2封止体33,34に挟まれた位置には、シリンダボディ12の左右方向に直線状に延びるように横断路42が形成されるとともに、横断路42は連通溝33a,34a同士を連通するように設けられている。
また、シリンダボディ12における第1シリンダ孔H1及び第2シリンダ孔H2との間には、シリンダボディ12の前端面12fから第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14との間に向かって後方へ延びる通路43が直線状に形成されている。通路43は、横断路42の延在方向における中央部で横断路42と直交し、連通するように設けられている。通路43の前端は封止部材F2によって封止されている。
図1及び図3に示すように、シリンダボディ12の中央部において、第1シリンダ孔H1及び第2シリンダ孔H2に挟まれた位置であって、通路43よりも後方には、弁収容空間としての第2収容凹部44がシリンダボディ12の上面12hから凹設されている。図2に示すように、第2収容凹部44は断面視円形状に形成されるとともに、この第2収容凹部44に通路43が連通している。よって、本実施形態では、連通溝33a,34a、横断路42及び通路43は、第2給排孔12c,12dと第2収容凹部44とを連通する連通通路を形成している。また、シリンダボディ12には、第2収容凹部44と第1シリンダ室13の第2圧力作用室13bとを連通する第3連通孔45が第2収容凹部44から分岐して形成されるとともに、第2収容凹部44と第2シリンダ室14の第2圧力作用室14bとを連通する第4連通孔46が第2収容凹部44から分岐して形成されている。
図3に示すように、第3連通孔45は、第1連通孔39と同様に第2収容凹部44の内周面において、第2収容凹部44の底面44a寄りに形成されるとともに、第4連通孔46は、第2連通孔40と同様に第2収容凹部44の内周面において、第3連通孔45が形成される位置よりも第2収容凹部44の開口寄りに形成されている。すなわち、第3連通孔45及び第4連通孔46は、第2収容凹部44の軸方向に互いに位置ずれした位置に形成されている。
そして、本実施形態では、連通溝33a,34a、横断路42、通路43、第2収容凹部44、第3及び第4連通孔45,46によって、第2給排孔12c,12dと第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14とを連通させる第2連通路が構成されている。
第2連通路上である第2収容凹部44内には、第2連通路を流れる空気の供給先を切り換える切換手段としての第2切換弁60が収容されている。第2切換弁60の構成は第1切換弁50の構成と同一であるため、第2切換弁60の構成についての説明を簡略化する。
図4に示すように、第2切換弁60には一端面60aから他端面60bにかけて貫通孔61が形成されるとともに、軸方向の中央部には両端部63a,63bよりも小径である小径部62が形成されている。また、両端部63a,63bにはOリング54が装着されている。さらに、第2切換弁60における小径部62の軸方向の長さL1及び両端部63a,63bの長さL2は、隙間Sと第3連通孔45又は第4連通孔46との連通、第4連通孔46と第1空間K1との連通、第3連通孔45と第2空間K2との連通を、第1切換弁50のように同様な切換が可能となるように設定されている。
次に、上記構成のエアシリンダ10において、第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14の双方に空気を供給して、ピストン17,18を押出方向へ移動させて重量の大きいワークを搬送させるとともに、ワークを搬送した後、第2シリンダ室14のみに空気を供給して、ピストン17,18を引込方向へ戻すまでの作用を説明する。なお、以下の説明では、第1給排孔12b及び第2給排孔12dによって空気を給排してピストン17,18を加圧して移動させる場合について説明する。また、第1給排孔12a及び第2給排孔12cによって空気を給排してピストン17,18を加圧して移動させる場合については、第1給排孔12b及び第2給排孔12dによって空気を給排してピストン17,18を加圧して移動させる場合と概ね共通しているため、その説明を省略する。
まず、図6に示すように、第1切換弁50の雌ねじMに操作用ボルトBを螺合するとともに、操作用ボルトBを第1収容凹部41の底面41a側に向かって押し込む。そして、図7に示すように、隙間Sの一端側が第2連通孔40と連通するとともに、隙間Sの他端側が第1連通孔39と連通するように、第1切換弁50を第1収容凹部41内で移動させる。隙間Sの一端側が第2連通孔40と連通するとともに、隙間Sの他端側が第1連通孔39と連通した状態となったら、第1切換弁50の雌ねじMから操作用ボルトBを螺退させて取り外す。一方、第2切換弁60の雌ねじMに操作用ボルトBを螺合するとともに、操作用ボルトBを操作して、図5に示すように、第2切換弁60の隙間Sが第4連通孔46と連通するように第2切換弁60を第2収容凹部44内で移動させる。第2切換弁60の隙間Sが第4連通孔46と連通した状態となったら、第2切換弁60の雌ねじMから操作用ボルトBを螺退させて取り外す。
そして、第1給排孔12bから空気が供給されると、図7に示すように、第1給排孔12bから供給された空気が連通溝32a、横断路37及び通路38を介して第1収容凹部41内の隙間Sに流入する。そして、隙間Sに流入した空気は、隙間Sの一端側に向かう空気と他端側に向かう空気とに分かれ、隙間Sの一端側に流れた空気は、第2連通孔40を介して第2シリンダ室14の第1圧力作用室14a内に供給される。また、隙間Sの他端側に流れた空気は、第1連通孔39を介して第1シリンダ室13の第1圧力作用室13a内に供給される。
第1圧力作用室13a,14a内に空気が供給されると、ピストン17,18が第2封止体33,34に向けて移動するとともに、ピストンロッド15,16が押出方向へ移動する。すると、図5に示すように、第2シリンダ室14の第2圧力作用室14b内の空気が第4連通孔46を介して第2収容凹部44内の隙間Sに排出されるとともに、通路43、横断路42、連通溝34a及び第2給排孔12dを介して外部へ排出される。
一方、第1シリンダ室13の第2圧力作用室13b内の空気は、第3連通孔45を介して第2空間K2に排出されるとともに、第2空間K2に排出された空気は、第2切換弁60の貫通孔61を介して外部に排出される。
このようにして、第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14の双方に空気を供給して、ピストン17,18を押出方向へ移動させて重量の大きいワークを押出方向へ搬送することができる。
また、ワークを搬送した後、第2給排孔12dから空気が供給されると、図5に示すように、第2給排孔12dから供給された空気が連通溝34a、横断路42及び通路43を介して第2収容凹部44内の隙間Sに流入される。そして、隙間Sに流入された空気は、第4連通孔46を介して第2シリンダ室14の第2圧力作用室14b内に供給される。このとき、Oリング54により第2切換弁60の他端部63bの外周面と第2収容凹部44の内周面との間がシールされているため、隙間Sと第3連通孔45との連通が遮断されており、第1シリンダ室13の第2圧力作用室13b内へ空気が供給されない。
第2圧力作用室14b内に空気が供給されると、ピストン18が第1封止体32に向けて移動するとともに、ピストンロッド16が引込方向へ移動する。すると、図7に示すように、第2シリンダ室14の第1圧力作用室14a内の空気が第2連通孔40を介して隙間Sの一端側に排出されるとともに、第1収容凹部41、通路38、横断路37、連通溝32a及び第1給排孔12bを介して外部に排出される。
また、ピストンロッド16の引込方向への移動に同期して、先端部材11aを介してピストンロッド16と連結されたピストンロッド15も引込方向へ移動するとともに、ピストン17が第1封止体31に向けて移動する。そして、第1シリンダ室13の第1圧力作用室13a内の空気が第1連通孔39を介して隙間Sの他端側に排出されるとともに、第1収容凹部41、通路38、横断路37、連通溝32a及び第1給排孔12bを介して外部に排出される。
このようにして、ワークを搬送した後、第2シリンダ室14のみに空気を供給して、ピストン17,18を引込方向へ戻すことができる。
次に、例えば、第1シリンダ室13のみに空気を供給して、ピストン17,18を押出方向へ移動させて重量の小さいワークを搬送させるとともに、ワークを搬送した後、第1シリンダ室13のみに空気を供給して、ピストン17,18を引込方向へ戻すまでの流れを説明する。
まず、図6に示すように、第1及び第2切換弁50,60の雌ねじMに操作用ボルトBを螺合するとともに、操作用ボルトBを第1及び第2収容凹部41,44の底面41a,44aに向かって、第1及び第2切換弁50,60の他端面50b,60bが第1及び第2収容凹部41,44の底面41a,44aと当接する位置まで押し込む。そして、図8に示すように、第1及び第2収容凹部41,44内の隙間Sが第1及び第3連通孔39,45と連通するように、第1及び第2切換弁50,60を第1及び第2収容凹部41,44内で移動させる。第1及び第2収容凹部41,44内の隙間Sが第1及び第3連通孔39,45と連通した状態となったら、第1及び第2切換弁50,60の雌ねじMから操作用ボルトBを螺退させて取り外す。
そして、第1給排孔12bから空気が供給されると、第1給排孔12bから供給された空気が連通溝32a、横断路37及び通路38を介して第1収容凹部41内の隙間Sに流入する。隙間Sに流入した空気は第1連通孔39を介して第1シリンダ室13の第1圧力作用室13a内に供給される。このとき、Oリング54により第1切換弁50の一端部53aの外周面と第1収容凹部41の内周面との間がシールされているため、隙間Sと第2連通孔40との連通が遮断されており、第2シリンダ室14の第1圧力作用室14a内へ空気が供給されない。
第1圧力作用室13a内に空気が供給されると、ピストン17が第2封止体33に向けて移動するとともに、ピストンロッド15が押出方向へ移動する。すると、第2圧力作用室13b内の空気が第3連通孔45を介して第2収容凹部44内の隙間Sに排出されるとともに、通路43、横断路42、連通溝34a及び第2給排孔12dを介して外部へ排出される。
また、ピストンロッド15の押出方向への移動に同期して、先端部材11aを介してピストンロッド15と連結されたピストンロッド16も押出方向へ移動するとともに、ピストン18が第2封止体34に向けて移動する。そして、第2シリンダ室14の第2圧力作用室14b内の空気が第4連通孔46を介して第1空間K1に排出されるとともに、第1空間K1に排出された空気は外部に排出される。このようにして、第1シリンダ室13のみに空気を供給して、ピストン17,18を押出方向へ移動させて重量の小さいワークを搬送させることができる。
また、ワークを搬送した後、第2給排孔12dから空気が供給されると、第2給排孔12dから供給された空気が連通溝34a、横断路42及び通路43を介して第2収容凹部44内の隙間Sに流入される。そして、隙間Sに流入された空気は第3連通孔45を介して第1シリンダ室13の第2圧力作用室13b内に供給される。このとき、Oリング54により第2切換弁60の一端部63aの外周面と第2収容凹部44の内周面との間がシールされているため、隙間Sと第4連通孔46との連通が遮断されており、第2シリンダ室14の第2圧力作用室14b内へ空気が供給されない。
第2圧力作用室13b内に空気が供給されると、ピストン17が第1封止体31に向けて移動するとともに、ピストンロッド15が引込方向へ移動する。すると、第1圧力作用室13a内の空気が第1連通孔39を介して第1収容凹部41の隙間Sに排出されるとともに、通路38、横断路37、連通溝32a及び第1給排孔12bを介して外部へ排出される。
また、ピストンロッド15の引込方向への移動に同期して、先端部材11aを介してピストンロッド15と連結されたピストンロッド16も引込方向へ移動するとともに、ピストン18が第1封止体32に向けて移動する。そして、第2シリンダ室14の第1圧力作用室14a内の空気が第2連通孔40を介して第1空間K1に排出されるとともに、第1空間K1に排出された空気は外部に排出される。
このようにして、ワークを搬送した後、第1シリンダ室13のみに空気を供給して、ピストン17,18を引込方向へ戻すことができる。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)シリンダボディ12には、第1給排孔12a,12bと第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14とを連通させる第1連通路上に第1切換弁50が配設されるとともに第2給排孔12c,12dと第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14とを連通させる第2連通路上に第2切換弁60が配設されている。そして、第1及び第2切換弁50,60により、第1及び第2給排孔12b,12dから供給された空気を第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14の双方、又は一方のみに供給されるようにすることができる。よって、第1及び第2切換弁50,60により空気の供給先を切り換えることで、常に両シリンダ室に空気が供給される場合と異なり、使用状況に見合った適正な空気使用量でピストン17,18を移動させることができる。
(2)第1及び第2切換弁50,60の軸方向中央部には小径部52,62が形成されるとともに、第1及び第2収容凹部41,44の内周面と小径部52,62の外周面との間には隙間Sが形成されている。また、第1及び第3連通孔39,45、及び第2連通孔40及び第4連通孔46は、第1及び第2収容凹部41,44の軸方向に互いに位置ずれした位置に形成されている。このため、第1及び第2切換弁50,60を第1及び第2収容凹部41,44の軸方向に沿って移動させることで、第1及び第3連通孔39,45、及び第2及び第4連通孔40,46に対し隙間Sを連通させたり、非連通にさせたりすることができ、空気の供給先を容易に切り換えることができる。
(3)第1及び第2切換弁50,60に貫通孔51,61を形成するとともに、貫通孔51,61の内周面に雌ねじMを形成して、操作用ボルトBと螺合可能とした。よって、操作用ボルトBを雌ねじMに螺合して、操作用ボルトBを押し込んだり、引いたりすることで、第1及び第2収容凹部41,44内における第1及び第2切換弁50,60の位置を変更することができる。
(4)上記エアシリンダ10では、第1連通路及び第2連通路を形成し、両連通路に第1及び第2切換弁50,60を設けた。よって、例えば、第1及び第2連通路のいずれか一方のみを形成して、第1及び第2切換弁50,60のいずれか一方のみ設けた構成のエアシリンダと比較して、ピストン17,18を移動させるための空気における供給先の選択肢を増やすことができる。
(5)重量の小さいワークを搬送する際には、第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14の双方に空気を供給する必要がないため、第1及び第2切換弁50,60により、空気が第1シリンダ室13又は第2シリンダ室14のみに供給されるようにすることができる。よって、重量の小さいワークを搬送する際に、第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14の双方に空気を供給して、ピストン17,18を移動させる場合と比較して、無駄な空気を消費することを抑制することができる。
(6)上記実施形態では、ワークの搬送後、ピストン17,18を引込方向へ戻すときには、第2切換弁60により、第2給排孔12dから供給された空気が第2シリンダ室14のみに供給されるようにした。よって、ピストン17,18を引込方向へ戻すときに、第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14の双方に空気を供給して、ピストン17,18を移動させる場合と比較して、第1シリンダ室13に供給される空気使用量分を低減させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、エアシリンダ10に第1連通路と第2連通路との両者を形成し、その両者それぞれの一部を構成する第1及び第2収容凹部41,44内に第1及び第2切換弁50,60を収容したが、これに限らず、第2連通路を形成せずに第1連通路のみを形成して、第1収容凹部41内に第1切換弁50を配設してもよい。この場合、第2給排孔12c,12dと第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14とを連通させる通路を別に形成する必要がある。また、第1連通路を形成せずに第2連通路のみを形成して、第2収容凹部44内に第2切換弁60を配設してもよい。この場合、第1給排孔12a,12bと第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14とを連通させる通路を別に形成する必要がある。
○ 実施形態において、重量の大きいワークを搬送した後、第2切換弁60によって、第2給排孔12dから供給された空気の供給先が第2シリンダ室14の第2圧力作用室14bになるようにしたが、これに限らない。例えば、重量の大きいワークを搬送した後、第2切換弁60によって、第2給排孔12dから供給された空気の供給先が第1シリンダ室13の第2圧力作用室13bになるようにしてもよい。
○ 実施形態において、重量の大きいワークを搬送した後、第2切換弁60によって、第2給排孔12dから供給された空気の供給先が第2シリンダ室14の第2圧力作用室14bになるようにしたが、これに限らない。例えば、重量の大きいワークを搬送した後、第2切換弁60によって、第2給排孔12dから供給された空気の供給先が第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14の第2圧力作用室13b,14bの双方になるようにしてもよい。
○ 実施形態では、ピストンロッド15,16の押出方向に重量の大きいワークを搬送したが、これに限らず、例えば、ピストンロッド15,16の引込方向に重量の大きいワークを搬送してもよい。この場合では、第2切換弁60によって第2給排孔12dから供給された空気が第1シリンダ室13及び第2シリンダ室14の双方に供給されるようにする。また、第1切換弁50によって第1給排孔12bから供給された空気が第1シリンダ室13又は第2シリンダ室14のみに供給されるようにする。
○ 実施形態では、重量の小さいワークを搬送する場合、第1シリンダ室13のみに空気が供給されるようにしたが、これに限らず、第2シリンダ室14のみに空気が供給されるようにしてもよい。この場合、図5に示すように、第1及び第2切換弁50,60の隙間Sが第2及び第4連通孔40,46と連通した状態にする。
○ 実施形態では、一対のピストンロッド15,16がテーブル11の先端部材11aを介して連結された構成となっているが、これに限らず、例えば、一対のピストンロッドがそれぞれ独立して移動する構成であってもよい。これによれば、片方のピストンのみを移動させればよい状況であるのにも拘らず、双方のシリンダ室に空気を供給して一対のピストン両者を移動させている場合のように、無駄な空気を消費してしまうことを抑制することができる。
○ 実施形態において、第1及び第2切換弁50,60は、雌ねじMに操作用ボルトBを螺合して、操作用ボルトBを押し込んだり、引いたりすることで、第1及び第2収容凹部41,44内における第1及び第2切換弁50,60の位置を変更するようにしたが、これに限らない。例えば、第1及び第2切換弁50,60と制御部とを電気的に接続させるとともに、制御部からの電気的信号により第1及び第2収容凹部41,44内における第1及び第2切換弁50,60の位置を変更できるようにしてよい。
○ 本発明を、空気を用いて一対のピストン17,18を移動させてワークの搬送を行うエアシリンダに適用したが、これに限らず、空気以外の流体を用いて一対のピストンを移動させてワークの搬送等を行うものに適用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記シリンダボディから出没する一対のピストンロッドの一端は、前記シリンダボディ上に設けられるテーブルの先端部材に取着されるとともに、前記一対のピストンロッドは前記先端部材を介して互いに連結されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の流体圧シリンダ。
B…操作用ボルト、M…雌ねじ、S…隙間、10…エアシリンダ、12…シリンダボディ、12a,12b…第1給排孔、12c,12d…第2給排孔、13…第1シリンダ室、13a…第1圧力作用室、13b…第2圧力作用室、14…第2シリンダ室、14a…第1圧力作用室、14b…第2圧力作用室、17,18…ピストン、31a,32a…第1連通路の一部を構成する連通通路としての連通溝、33a,34a…第2連通路の一部を構成する連通通路としての連通溝、37…第1連通路の一部を構成する連通通路としての横断路、38…第1連通路の一部を構成する連通通路としての通路、39…第1連通路の一部を構成する第1連通孔、40…第1連通路の一部を構成する第2連通孔、41…弁収容空間としての第1収容凹部、42…第2連通路の一部を構成する連通通路としての横断路、43…第2連通路の一部を構成する連通通路としての通路、44…弁収容空間としての第2収容凹部、45…第2連通路の一部を構成する第3連通孔、46…第2連通路の一部を構成する第4連通孔、50…切換手段としての第1切換弁、52…小径部、53a…一端部、53b…他端部、60…切換手段としての第2切換弁、62…小径部、63a…一端部、63b…他端部。

Claims (4)

  1. シリンダボディに一対のピストンがそれぞれ収容される第1シリンダ室及び第2シリンダ室が形成されるとともに、前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室に対して流体を給排するための給排孔が形成された流体圧シリンダであって、
    前記シリンダボディには、前記給排孔と前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室とを連通させる連通路が形成されるとともに、前記連通路上には、流体の供給先を前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室の少なくとも一方に切り換える切換手段が設けられていることを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 前記連通路は、前記給排孔に連通する連通通路と、該連通通路に連通するとともに前記切換手段としての切換弁が収容される弁収容空間と、該弁収容空間と前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室とを連通するように前記弁収容空間から分岐して延びる二つの連通孔とから形成され、
    前記切換弁は略円筒状に形成されるとともに軸方向の中央部には両端部の外径よりも小径をなす小径部が形成され、前記弁収容空間の内周面と前記小径部の外周面との間には、前記切換弁の全周に亘って延び前記連通通路に連通する隙間が形成されるとともに、前記二つの連通孔は前記弁収容空間の軸方向に互いに位置ずれした位置に形成され、前記弁収容空間の軸方向への前記切換弁の移動により前記隙間に対する連通が前記二つの連通孔の少なくとも一方に切換えられることを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  3. 前記切換弁の内周面には雌ねじが形成されるとともに、前記雌ねじには操作用ボルトが螺合可能になっており、前記雌ねじと前記操作用ボルトとを螺合した状態で前記操作用ボルトを前記弁収容空間の軸方向へ移動させることにより前記切換弁を移動させることを特徴とする請求項2に記載の流体圧シリンダ。
  4. 前記第1シリンダ室及び前記第2シリンダ室それぞれには、前記ピストンによって区画される第1圧力作用室及び第2圧力作用室が形成されており、前記シリンダボディには第1給排孔、及び該第1給排孔と前記第1圧力作用室とを連通させる第1連通路が形成されるとともに、第2給排孔、及び該第2給排孔と前記第2圧力作用室とを連通させる第2連通路が形成され、前記第1連通路及び前記第2連通路それぞれに前記切換手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の流体圧シリンダ。
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