JP2011071943A - 携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光部から遠い部分を光ムラなく照光可能な携帯電子機器を提供すること。
【解決手段】キーシート32とメタルドームシート43との間隙には光を導光する導光路44が形成され、キーシート32のキーボタン部に対応する領域には、該領域と発光部27との距離に応じて、前記領域を透過する前記光の量を略均一に調整する透過光量調整部31を有し、キーシート32のキーボタン部に対応する領域以外には、発光部27からの光を遮光する遮光部30を有する。
【選択図】図2
【解決手段】キーシート32とメタルドームシート43との間隙には光を導光する導光路44が形成され、キーシート32のキーボタン部に対応する領域には、該領域と発光部27との距離に応じて、前記領域を透過する前記光の量を略均一に調整する透過光量調整部31を有し、キーシート32のキーボタン部に対応する領域以外には、発光部27からの光を遮光する遮光部30を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は携帯電話機、PDA、携帯型ゲーム機、携帯用テレビ、携帯用ラジオ等の携帯電子機器に関する。
特許文献1には、LED基板側に反射シートを配置し、キーシートに拡散材料を用いて、反射シートを配置する位置を調整することにより輝度ムラを調整している携帯電子機器が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の方法においては、発光部から遠い部分を照光させようとすると十分な輝度が確保できず、光ムラが発生するという不利益がある。
本発明の目的は、発光部から遠い部分を光ムラなく照光可能な携帯電子機器を提供することである。
本発明の携帯電子機器は、筐体と、該筐体に配設されたキーシートと、前記キーシートの内部側に配設されたプリント基板と、該プリント基板に貼付されるメタルドームシートと、前記プリント基板に実装された発光部と、を有し、前記キーシートと前記メタルドームシートとが対向するそれぞれの面には、前記発光部からの光を反射する反射部が形成され、前記キーシートと前記メタルドームシートとの間隙には前記光を導光する導光路が形成され、前記キーシートのキーボタン部に対応する領域には、該領域と前記発光部との距離に応じて、前記領域を透過する前記光の量を略均一に調整する透過光量調整部を有し、前記キーシートのキーボタン部に対応する領域以外には、前記発光部からの光を遮光する遮光部を有する。
好適には、前記キーシートの前記反射部は、通電可能な材料によって構成されて、前記プリント基板に実装された通信部と高周波的に接続されてアンテナ素子として動作する。
好適には、前記アンテナ素子は、前記プリント基板と協働して逆Fアンテナの一部を構成する。
好適には、前記逆Fアンテナは、サブアンテナとして機能するように構成され、該サブアンテナの給電点とメインアンテナの給電点とは、前記プリント基板の対角上の最も遠い位置に配置する。
本発明によると、発光部から遠い部分を光ムラなく照光可能な携帯電子機器を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を示す斜視図である。
携帯電話機1は、折り畳み式として構成されている。
携帯電話機1は第1筐体2及び第2筐体3とで構成されている。
第1筐体2は、第2筐体3と対向する部分を構成する第1筐体フロントケース4と、第2筐体3とは反対側部分を構成する第1筐体リアケース5とを有している。
第2筐体3は、第1筐体2と対向する部分を構成する第2筐体フロントケース6と、第1筐体2とは反対側部分を構成する第2筐体リアケース7とを有している。
携帯電話機1は第1筐体2及び第2筐体3とで構成されている。
第1筐体2は、第2筐体3と対向する部分を構成する第1筐体フロントケース4と、第2筐体3とは反対側部分を構成する第1筐体リアケース5とを有している。
第2筐体3は、第1筐体2と対向する部分を構成する第2筐体フロントケース6と、第1筐体2とは反対側部分を構成する第2筐体リアケース7とを有している。
第1筐体フロントケース4及び第1筐体リアケース5はネジ等により互いに固定され、第1筐体フロントケース4及び第1筐体リアケース5の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7もネジ等により互いに固定され、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
これらの第1筐体フロントケース4、第1筐体リアケース5、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7は、例えば、樹脂により形成されている。
第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7もネジ等により互いに固定され、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
これらの第1筐体フロントケース4、第1筐体リアケース5、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7は、例えば、樹脂により形成されている。
なお、方向を示すときは、第1筐体リアケース5から第1筐体フロントケース4に向かう方向を表面方向(図1においては、紙面手前の方向)といい、第1筐体フロントケース4から第1筐体リアケース5に向かう方向を裏面方向(図1においては、紙面奥手の方向)という。
同様に第2筐体リアケース7から第2筐体フロントケース6に向かう方向を表面方向(図1においては、紙面手前の方向)といい、第2筐体フロントケース6から第2筐体リアケース7に向かう方向を裏面方向(図1においては、紙面奥手の方向)という。
同様に第2筐体リアケース7から第2筐体フロントケース6に向かう方向を表面方向(図1においては、紙面手前の方向)といい、第2筐体フロントケース6から第2筐体リアケース7に向かう方向を裏面方向(図1においては、紙面奥手の方向)という。
また、第1筐体2においてヒンジ部9に向かう方向を連結部方向(図1の第1筐体2においては、紙面下の方向)といい、その逆を連結部反対方向(図1の第1筐体2においては、紙面上方向)という。
同様に、第2筐体3においても、ヒンジ部9に向かう方向を連結部方向(図1の第2筐体3においては、紙面上の方向)といい、その逆を連結部反対方向(図1の第2筐体3においては、紙面下の方向)という。
同様に、第2筐体3においても、ヒンジ部9に向かう方向を連結部方向(図1の第2筐体3においては、紙面上の方向)といい、その逆を連結部反対方向(図1の第2筐体3においては、紙面下の方向)という。
さらに、図1のように第1筐体2を上にし、第2筐体3を下にした状態とした時に、右側に来る側面を右側面11とし、左側に来る側面を左側面12という。
そして、右側面11側に向かう方向を右側面方向(図1においては、紙面右の方向)といい、左側面12面に向かう方向を左側面方向(図1においては、紙面左の方向)という。
そして、右側面11側に向かう方向を右側面方向(図1においては、紙面右の方向)といい、左側面12面に向かう方向を左側面方向(図1においては、紙面左の方向)という。
図1のように、第1筐体フロントケース4には表示部8が配置されている。
この表示部8は、携帯電話機1の状態、ユーザの操作内容、発信先電話番号、電子メールの内容の表示、ゲーム画面等の様々な情報を表示するためのものである。
また、表示部8はLCD(液晶ディスプレイ)、OLED(Organic light-emitting diode:有機EL)等によって構成されている。
この表示部8は、携帯電話機1の状態、ユーザの操作内容、発信先電話番号、電子メールの内容の表示、ゲーム画面等の様々な情報を表示するためのものである。
また、表示部8はLCD(液晶ディスプレイ)、OLED(Organic light-emitting diode:有機EL)等によって構成されている。
また、図1のように、第2筐体フロントケース6の表面方向には、入力部10が配置されている。この入力部10をユーザが操作することによって、携帯電話機1に命令の入力、文字の入力等がなされる。
第2筐体3の連結部反対方向位置には、携帯電話機1が基地局と無線通信するためのメインアンテナ13が配置されている。
さらに、入力部10には、図示していないが本実施例のポイントであるキーシート32が配置されており、このキーシート32もアンテナ機能を有している。
さらに、入力部10には、図示していないが本実施例のポイントであるキーシート32が配置されており、このキーシート32もアンテナ機能を有している。
また、第2筐体の連結部反対方向位置には、メインアンテナ13が配置されている。
このメインアンテナ13には、図1のように、メインアンテナ給電点51が形成されている。
このメインアンテナ13には、図1のように、メインアンテナ給電点51が形成されている。
第1筐体2及び第2筐体3には、筺体が開閉されたことを検出する開閉検出部50が設けられている。
前述したキーシート32のアンテナ機能は、筺体が閉状態であることを検出した場合に、停止される。
その理由は、筺体が閉状態ではアンテナ機能は使用されない場合が多いからである。
これによって、電池容量の節約になるという効果がある。
前述したキーシート32のアンテナ機能は、筺体が閉状態であることを検出した場合に、停止される。
その理由は、筺体が閉状態ではアンテナ機能は使用されない場合が多いからである。
これによって、電池容量の節約になるという効果がある。
図2は、図1のII―IIにおける断面の説明図である。
図2のように、第2筐体フロントケース6と第2筐体リアケース7とが、その内面どうしを対向させて結合している。
そして、それによって形成される内部空間に、内部筐体20が配置されている。内部筐体20の裏面方向には、バッテリ収納部28が形成されている。
そして、このバッテリ収納部28に着脱可能なバッテリ22が配置されている。このバッテリ22は携帯電話機1に電力を供給している。
さらに、裏面方向には、バッテリ22を交換可能とするためにバッテリカバー23が配置されている。
そして、それによって形成される内部空間に、内部筐体20が配置されている。内部筐体20の裏面方向には、バッテリ収納部28が形成されている。
そして、このバッテリ収納部28に着脱可能なバッテリ22が配置されている。このバッテリ22は携帯電話機1に電力を供給している。
さらに、裏面方向には、バッテリ22を交換可能とするためにバッテリカバー23が配置されている。
内部筐体20の、表面方向には、スイッチ26が実装されるプリント基板21が配置されている。このプリント基板21は、発光部27が実装されている。
発光部27は、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)によって構成されている。
この発光部27は、少なくともキーシート32の一部を照光する。この照光によって、ユーザは暗闇でも携帯電話機1のスイッチ位置を認識することが可能となる。
また、この照光によってデザイン性を向上させることができる。
発光部27は、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)によって構成されている。
この発光部27は、少なくともキーシート32の一部を照光する。この照光によって、ユーザは暗闇でも携帯電話機1のスイッチ位置を認識することが可能となる。
また、この照光によってデザイン性を向上させることができる。
スイッチ26は、例えば、固定接点25と、ドーム状の板金であるメタルドーム24により構成されている。メタルドーム24は固定接点25を覆っている。
ユーザがキーシート32を押圧すると、それによってキーシート32が弾性変形する。さらに、そのキーシート32の弾性変形によって、キーシート32がメタルドーム24の頭頂部を押圧する。
それによって、メタルドーム24も弾性変形をおこす、その変形量が一定程度を超えると、メタルドーム24の一部が凹んで反対側に凸となる。
これによって、メタルドーム24はクリック感を生じつつ固定接点25に当接する。
メタルドーム24と固定接点25が当接することによって電流が流れ、この電流の流れを制御部が検出する。そして、のことによって、制御部はユーザによるキーシート32の押しこみ、つまり、ユーザによるキー入力操作を検出する。
ユーザがキーシート32を押圧すると、それによってキーシート32が弾性変形する。さらに、そのキーシート32の弾性変形によって、キーシート32がメタルドーム24の頭頂部を押圧する。
それによって、メタルドーム24も弾性変形をおこす、その変形量が一定程度を超えると、メタルドーム24の一部が凹んで反対側に凸となる。
これによって、メタルドーム24はクリック感を生じつつ固定接点25に当接する。
メタルドーム24と固定接点25が当接することによって電流が流れ、この電流の流れを制御部が検出する。そして、のことによって、制御部はユーザによるキーシート32の押しこみ、つまり、ユーザによるキー入力操作を検出する。
メタルドーム24はメタルドームシート43によってプリント基板21に貼り付けられる。
具体的には、粘着性の物質が形成されたメタルドームシート43の一方表面側にメタルドーム24を貼り付け、さらに、メタルドームシート43はプリント基板21に貼り付けられる。
具体的には、粘着性の物質が形成されたメタルドームシート43の一方表面側にメタルドーム24を貼り付け、さらに、メタルドームシート43はプリント基板21に貼り付けられる。
また、後述するキーシート32及びメタルドームシート43は、発光部27が出射する光を反射する反射部としての機能をも有している。
そして、キーシート32及びメタルドームシート43によって反射された光は、キーシート32及びメタルドームシート43の間隙の空間である導光路44を通過する。
そして、キーシート32及びメタルドームシート43によって反射された光は、キーシート32及びメタルドームシート43の間隙の空間である導光路44を通過する。
プリント基板21の表面方向にはキーシート32が配置されている。キーシート32の表面には、押圧がなされた時に発揮するべき機能を表した印刷図形33(図3を参照)が形成されている。
印刷図形33は、たとえば、0〜9までの数字、各種の図形及び記号並びにアルファベット等から構成される。
この印刷図形33は、スイッチ26に対応する位置に形成されている。
印刷図形33は、たとえば、0〜9までの数字、各種の図形及び記号並びにアルファベット等から構成される。
この印刷図形33は、スイッチ26に対応する位置に形成されている。
キーシート32は、遮光部30と透過部31から構成されている。
遮光部30は発光部27の光を透過しないように構成され、透過部31は発光部27の光を透過するように構成されている。
透過部31は、透明又は半透明に構成されている。また、透過部31の表面方向の面には、透過部31の内部に配置されているスイッチ26が実現する機能に対応する印刷図形33が形成されている。
なお、図5の説明のところで後述するが、透過部31は、透過する光を均一にする透過光量調整部としての機能をも有する。
また、遮光部30が特に反射部としての機能を発揮する。
遮光部30は発光部27の光を透過しないように構成され、透過部31は発光部27の光を透過するように構成されている。
透過部31は、透明又は半透明に構成されている。また、透過部31の表面方向の面には、透過部31の内部に配置されているスイッチ26が実現する機能に対応する印刷図形33が形成されている。
なお、図5の説明のところで後述するが、透過部31は、透過する光を均一にする透過光量調整部としての機能をも有する。
また、遮光部30が特に反射部としての機能を発揮する。
キーシート32は、例えば、透明又は半透明で容易に撓むシリコン樹脂等で構成する。
キーシート32には、アンテナ線45が格子状に形成されている。なおアンテナ線45は導電性を有するものであればどのようなものでもよい。
キーシート32には、アンテナ線45が格子状に形成されている。なおアンテナ線45は導電性を有するものであればどのようなものでもよい。
図3は、キーシート32の正面図と背面図である。
図3(a)のように、キーシート32の表面には印刷図形33が形成されている。
またキーシート32は、誘電性の材料によって格子状に形成されたアンテナ線45が埋め込まれている。
また、キーシート32の連結部方向にはサブアンテナ給電点35とサブアンテナ短絡点36が形成されている。
このサブアンテナ給電点35とサブアンテナ短絡点36とが、連結部方向の位置に配置されている理由は、図1のように連結部反対方向位置にはメインアンテナ13が配置されているために、これとの干渉を避けるためである。
つまり、メインアンテナ13と反対位置にサブアンテナ給電点35とサブアンテナ短絡点36が形成されている。
キーシート32のアンテナ線45は、このように誘電性の材料によって格子状に形成され、かつ、サブアンテナ給電点35及びサブアンテナ短絡点36が形成されることから、逆F型アンテナとしての機能をも有する。
以上のような構成によって、キーシート32は、逆F型アンテナとしての機能と、本来のキーシート32の機能であるユーザの押し込みを受けるという機能の両方を有することができる。
キーシート32の逆F型アンテナは、様々な用途に利用できる。メインアンテナ13と同様に機能させることもできるし、テレビジョン通信、ラジオ通信、非接触式ICカードの通信等の様々な無線機器のアンテナとして作用させることができる。
そして、キーシート32は広い表面積を有することから、感度の高いアンテナとして使用することができる。
つまり、キーシート32に形成される誘電性の格子状のアンテナ線45は、サブアンテナとして機能する。
またキーシート32は、誘電性の材料によって格子状に形成されたアンテナ線45が埋め込まれている。
また、キーシート32の連結部方向にはサブアンテナ給電点35とサブアンテナ短絡点36が形成されている。
このサブアンテナ給電点35とサブアンテナ短絡点36とが、連結部方向の位置に配置されている理由は、図1のように連結部反対方向位置にはメインアンテナ13が配置されているために、これとの干渉を避けるためである。
つまり、メインアンテナ13と反対位置にサブアンテナ給電点35とサブアンテナ短絡点36が形成されている。
キーシート32のアンテナ線45は、このように誘電性の材料によって格子状に形成され、かつ、サブアンテナ給電点35及びサブアンテナ短絡点36が形成されることから、逆F型アンテナとしての機能をも有する。
以上のような構成によって、キーシート32は、逆F型アンテナとしての機能と、本来のキーシート32の機能であるユーザの押し込みを受けるという機能の両方を有することができる。
キーシート32の逆F型アンテナは、様々な用途に利用できる。メインアンテナ13と同様に機能させることもできるし、テレビジョン通信、ラジオ通信、非接触式ICカードの通信等の様々な無線機器のアンテナとして作用させることができる。
そして、キーシート32は広い表面積を有することから、感度の高いアンテナとして使用することができる。
つまり、キーシート32に形成される誘電性の格子状のアンテナ線45は、サブアンテナとして機能する。
図3(a)のように、キーシート32は、スイッチ26に対応する部分で印刷図形33が形成される部分である遮光部30と透過部31とを有する。
遮光部30は、誘電体の格子間距離を密に(格子間距離を短く)して発光部27の光が透過しないように構成している。
一方、透過部31は、誘電体の格子間距離を疎に(格子間距離を長く)して発光部27の光が容易に通過できるようにしている。
本来であれば、透過部31には誘電体の格子を配置しないことが、照光を行うという点からいえば好ましい。
しかし、サブアンテナ内部に誘電部材がない穴の様な部分が存在するとアンテナの感度が低下してしまう。
そこで、本発明の実施形態においては、発光部27の光を通過させつつアンテナ機能をも発揮させる為に、誘電体の格子間距離を長くして、アンテナ感度と光の透過とを両立させている。
図3(b)のように、透過部31には誘電性の材料が格子状に形成されている。
なお、遮光部30にも誘電性の材料が格子状に形成されている。この遮光部30の格子間の距離は透過部31の格子間の距離よりも短く形成されている。
遮光部30は、誘電体の格子間距離を密に(格子間距離を短く)して発光部27の光が透過しないように構成している。
一方、透過部31は、誘電体の格子間距離を疎に(格子間距離を長く)して発光部27の光が容易に通過できるようにしている。
本来であれば、透過部31には誘電体の格子を配置しないことが、照光を行うという点からいえば好ましい。
しかし、サブアンテナ内部に誘電部材がない穴の様な部分が存在するとアンテナの感度が低下してしまう。
そこで、本発明の実施形態においては、発光部27の光を通過させつつアンテナ機能をも発揮させる為に、誘電体の格子間距離を長くして、アンテナ感度と光の透過とを両立させている。
図3(b)のように、透過部31には誘電性の材料が格子状に形成されている。
なお、遮光部30にも誘電性の材料が格子状に形成されている。この遮光部30の格子間の距離は透過部31の格子間の距離よりも短く形成されている。
図4は、プリント基板21の説明図である。
図4のように、プリント基板21にはスイッチ26のメタルドーム24が配置されている。メタルドーム24は図4の透過部31に対応する位置に配置されている。
そして、複数配置されるメタルドーム24の中間位置にそれぞれ発光部27が配置されている。
この発光部27は、隣接する複数のスイッチ26に対応する透過部31を通過して、透過部31に形成される印刷図形を照光させることができる。
そして、複数配置されるメタルドーム24の中間位置にそれぞれ発光部27が配置されている。
この発光部27は、隣接する複数のスイッチ26に対応する透過部31を通過して、透過部31に形成される印刷図形を照光させることができる。
このように構成することによって、一つの発光部27によって複数の透過部31に配置された印刷図形33を照光することができる。
そして、そのことは、発光部27の数を減らすことが可能となり、作製コストの低下という優れた効果を発揮する。
また、キーシート32は面積が広いことによる高性能のアンテナとしての機能をも発することができる。必要な無線通信を行うことが可能となる。
さらにまた、発光部27の直近の表面側は遮光部30が形成されるのであるから、発光部27の光がその部分から漏洩しないという効果も有する。
そして、そのことは、発光部27の数を減らすことが可能となり、作製コストの低下という優れた効果を発揮する。
また、キーシート32は面積が広いことによる高性能のアンテナとしての機能をも発することができる。必要な無線通信を行うことが可能となる。
さらにまた、発光部27の直近の表面側は遮光部30が形成されるのであるから、発光部27の光がその部分から漏洩しないという効果も有する。
図5は、透過部31の詳細な説明図である。
以上で説明した本発明の実施形態では、透過部31は遮光部30より格子が疎であるだけで、透過部31内では同じ格子間の距離であった。
しかし、透過部31内で同じ格子間距離であると、発光部27から近い部分では光量が多く明るいが、発光部27から遠い部分では光量が少なくなってしまう。
そこで、図5のように、透過部31内でも発光部27から近い部分の格子間距離を短くして、発光部27から遠くなるに従って格子間距離が長くなるように配置することが好適である。
つまり、第1の透過部31aの格子間距離<第2の透過部31bの格子間距離<第3の透過部31cの格子間距離<第4の透過部31dの格子間距離、となっている。
図5の様に不連続に、段階的に格子間距離を長くすることもできるし、連続に徐々に格子間距離を長くしてゆくことも可能である。
なお、格子間の空間は透明又は半透明な樹脂が充填される。
しかし、透過部31内で同じ格子間距離であると、発光部27から近い部分では光量が多く明るいが、発光部27から遠い部分では光量が少なくなってしまう。
そこで、図5のように、透過部31内でも発光部27から近い部分の格子間距離を短くして、発光部27から遠くなるに従って格子間距離が長くなるように配置することが好適である。
つまり、第1の透過部31aの格子間距離<第2の透過部31bの格子間距離<第3の透過部31cの格子間距離<第4の透過部31dの格子間距離、となっている。
図5の様に不連続に、段階的に格子間距離を長くすることもできるし、連続に徐々に格子間距離を長くしてゆくことも可能である。
なお、格子間の空間は透明又は半透明な樹脂が充填される。
このようにすることによって、光量のムラの発生を抑えることが可能となる。
図6は、メインアンテナ給電点とサブアンテナ給電点との関係の説明図である。
図6のように、メインアンテナ13のメインアンテナ給電点51は、サブアンテナのサブアンテナ給電点35に対して、プリント基板21の対角上の最も遠い位置に配置する。
このようにしたことによって、メインアンテナ13とサブアンテナ機能を有しているキーシート32との干渉を最小限にすることが可能となる。
図6のように、メインアンテナ13のメインアンテナ給電点51は、サブアンテナのサブアンテナ給電点35に対して、プリント基板21の対角上の最も遠い位置に配置する。
このようにしたことによって、メインアンテナ13とサブアンテナ機能を有しているキーシート32との干渉を最小限にすることが可能となる。
<第1の変形例>
さらに有利な第1の変形例を記載する。
図7は、第12の変形例の説明図である。
さらに有利な第1の変形例を記載する。
図7は、第12の変形例の説明図である。
図7は図1のII−IIにおける断面図であり、図2と同一の位置における断面図である。
図7が図2と異なる点は、キーシート側反射シート41及びプリント基板側反射シート42を有する点である。
キーシート側反射シート41は、キーシート32の裏面方向(プリント基板21側)に配置されている。また、キーシート側反射シート41は遮光部30の部分にのみ張り付けられており、透過部31には張り付けられていない。
プリント基板側反射シート42は、プリント基板21の表面方向(キーシート32側)に配置されている。
このように、キーシート側反射シート41及びプリント基板側反射シート42が、発光部27が配置されている側に設けられていることによって、発光部27からの光が反射してより効率的に透過部31に導くことが可能となる。
図7が図2と異なる点は、キーシート側反射シート41及びプリント基板側反射シート42を有する点である。
キーシート側反射シート41は、キーシート32の裏面方向(プリント基板21側)に配置されている。また、キーシート側反射シート41は遮光部30の部分にのみ張り付けられており、透過部31には張り付けられていない。
プリント基板側反射シート42は、プリント基板21の表面方向(キーシート32側)に配置されている。
このように、キーシート側反射シート41及びプリント基板側反射シート42が、発光部27が配置されている側に設けられていることによって、発光部27からの光が反射してより効率的に透過部31に導くことが可能となる。
これによって、より低光度の発光部27であっても透過部31を照光することができる。そのことによって、電池容量を節約することが可能となる。
また、キーシート側反射シート41及びプリント基板側反射シート42によって光が導かれるのであるから、発光部27から遠い部分であっても光を導くことができ、輝度ムラを防ぐことができる。
さらにまた、遮光部30を光が透過してしまうことを防ぐことができる。
また、キーシート側反射シート41及びプリント基板側反射シート42によって光が導かれるのであるから、発光部27から遠い部分であっても光を導くことができ、輝度ムラを防ぐことができる。
さらにまた、遮光部30を光が透過してしまうことを防ぐことができる。
<第2の変形例>
さらに有利には、キーシート側反射シート41を金属等の通電可能な材料によって構成することも可能である。
そして、キーシート側反射シート41にサブアンテナ給電点35を設けることによって、キーシート32にアンテナ機能を持たせることが可能となる。
さらに有利には、キーシート側反射シート41を金属等の通電可能な材料によって構成することも可能である。
そして、キーシート側反射シート41にサブアンテナ給電点35を設けることによって、キーシート32にアンテナ機能を持たせることが可能となる。
以上の実施形態によれば、第2筐体3と、該第2筐体3に配設されたキーシート32と、キーシート32の内部側に配設されたプリント基板21と、該プリント基板21に貼付されるメタルドームシート43とを有する。
また、プリント基板21に実装された発光部27と、を有する。
そして、キーシート32とメタルドームシート43とが対向する面には、発光部27からの光を反射する反射部が形成されている。
その上、キーシート32とメタルドームシート43との間隙には光を導光する導光路44が形成されている。
そして、キーシート32のキーボタン部に対応する領域には、該領域と発光部27との距離に応じて、前記領域を透過する前記光の量を略均一に調整する透過光量調整部31とを有する。
また、キーシート32のキーボタン部に対応する領域以外には、発光部27からの光を遮光する遮光部を有する
このように構成することによって、光ムラの発生を抑止することが可能となる。そしてそのことはより意匠性の高い携帯電話機1をデザインすることが可能となるという効果がある。
また、プリント基板21に実装された発光部27と、を有する。
そして、キーシート32とメタルドームシート43とが対向する面には、発光部27からの光を反射する反射部が形成されている。
その上、キーシート32とメタルドームシート43との間隙には光を導光する導光路44が形成されている。
そして、キーシート32のキーボタン部に対応する領域には、該領域と発光部27との距離に応じて、前記領域を透過する前記光の量を略均一に調整する透過光量調整部31とを有する。
また、キーシート32のキーボタン部に対応する領域以外には、発光部27からの光を遮光する遮光部を有する
このように構成することによって、光ムラの発生を抑止することが可能となる。そしてそのことはより意匠性の高い携帯電話機1をデザインすることが可能となるという効果がある。
キーシート32の反射部は、通電可能な材料によって構成されて、プリント基板21に実装された通信部と高周波的に接続されてアンテナ素子として動作する。
このように構成することによって、キーシート32は面積が広いことによる高性能のアンテナとしての機能をも発することができる。
それによって、必要な無線通信を行うことが可能となる。
このように構成することによって、キーシート32は面積が広いことによる高性能のアンテナとしての機能をも発することができる。
それによって、必要な無線通信を行うことが可能となる。
前記アンテナ素子は、前記プリント基板と協働して逆Fアンテナの一部を構成する。
このように構成することによって、アンテナの感度を上げることが可能である。
このように構成することによって、アンテナの感度を上げることが可能である。
前記逆Fアンテナは、サブアンテナとして機能するように構成され、該サブアンテナの給電点とメインアンテナの給電点とは、前記プリント基板の対角上の最も遠い位置に配置する。
このように構成することによって、メインアンテナ13との干渉を避けることが可能となる。
このように構成することによって、メインアンテナ13との干渉を避けることが可能となる。
なお、以上の実施形態において、第1筐体2及び第2筐体3は本発明の筐体の一例である。つまり、筐体とは、携帯電子機器を収容する容器に該当するものであればどのようなものであってもよい。さらに、容器の一部、例えば、第1筐体フロントケース4、第1筐体リアケース5、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7であっても筐体に該当する。
また、本発明のキーボタンはスイッチ26に該当する。
また、本発明のキーボタンはスイッチ26に該当する。
キーシート32は、キートップとラバーベースとを総称する概念である。また、キートップは必ずしもキートップとラバーベースが一体として構成されている必要はなく、別体に形成されていてもよい。
キーシート32又はメタルドームシート43自身が反射する場合であれば、それぞれ、キーシート32又はメタルドームシート43が反射部となる。さらに、キーシート32の内側にキーシート側反射シート41が張り付けられる場合には、キーシート側反射シート41が反射部となり、メタルドームシート43にプリント基板側反射シート42が張り付けられる場合には、プリント基板側反射シート42が反射部となる。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機1に限定されない。例えば、携帯電子機器は、ノートパソコン、PDA、ゲーム機、カメラであってもよい。また、携帯電子機器は、折り畳み式のものに限定されない。ケースが一体的に構成されたもの(1つのみのケース)であってもよい。
1…携帯電話機、2…第1筐体、3…第2筐体、4…第1筐体フロントケース、5…第1筐体リアケース、6…第2筐体フロントケース、7…第2筐体リアケース、8…表示部、9…ヒンジ部、10…入力部、11…右側面、12…左側面、13…メインアンテナ、
20…内部筐体、21…プリント基板、22…バッテリ、23…バッテリカバー、24…メタルドーム、25…固定接点、26…スイッチ、27…発光部、28…バッテリ収納部、30…遮光部(反射部)、31…透過部(透過光量調整部)、32…キーシート(反射部)、33…印刷図形、35…サブアンテナ給電点(給電点)、36…サブアンテナ短絡点、41…キーシート側反射シート(反射部)、42…プリント基板側反射シート(反射部)、43…メタルドームシート(反射部)、44…導光路、45…アンテナ線、50…開閉検出部、51…メインアンテナ給電点(給電点)
20…内部筐体、21…プリント基板、22…バッテリ、23…バッテリカバー、24…メタルドーム、25…固定接点、26…スイッチ、27…発光部、28…バッテリ収納部、30…遮光部(反射部)、31…透過部(透過光量調整部)、32…キーシート(反射部)、33…印刷図形、35…サブアンテナ給電点(給電点)、36…サブアンテナ短絡点、41…キーシート側反射シート(反射部)、42…プリント基板側反射シート(反射部)、43…メタルドームシート(反射部)、44…導光路、45…アンテナ線、50…開閉検出部、51…メインアンテナ給電点(給電点)
Claims (4)
- 筐体と、
該筐体に配設されたキーシートと、
前記キーシートの内部側に配設されたプリント基板と、
該プリント基板に貼付されるメタルドームシートと、
前記プリント基板に実装された発光部と、を有し、
前記キーシートと前記メタルドームシートとが対向するそれぞれの面には、前記発光部からの光を反射する反射部が形成され、
前記キーシートと前記メタルドームシートとの間隙には前記光を導光する導光路が形成され、
前記キーシートのキーボタン部に対応する領域には、該領域と前記発光部との距離に応じて、前記領域を透過する前記光の量を略均一に調整する透過光量調整部を有し、
前記キーシートのキーボタン部に対応する領域以外には、前記発光部からの光を遮光する遮光部を有する
携帯電子機器。 - 前記キーシートの前記反射部は、通電可能な材料によって構成されて、前記プリント基板に実装された通信部と高周波的に接続されてアンテナ素子として動作する
請求項1に記載の携帯電子機器。 - 前記アンテナ素子は、前記プリント基板と協働して逆Fアンテナの一部を構成する
請求項2に記載の携帯電子機器。 - 前記逆Fアンテナは、サブアンテナとして機能するように構成され、該サブアンテナの給電点とメインアンテナの給電点とは、前記プリント基板の対角上の最も遠い位置に配置する
請求項3に記載の携帯電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009223551A JP2011071943A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 携帯電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009223551A JP2011071943A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 携帯電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011071943A true JP2011071943A (ja) | 2011-04-07 |
Family
ID=44016734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009223551A Pending JP2011071943A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 携帯電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011071943A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104714270A (zh) * | 2015-03-20 | 2015-06-17 | 青岛海信移动通信技术股份有限公司 | 一种移动设备的导光膜及移动设备 |
-
2009
- 2009-09-28 JP JP2009223551A patent/JP2011071943A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104714270A (zh) * | 2015-03-20 | 2015-06-17 | 青岛海信移动通信技术股份有限公司 | 一种移动设备的导光膜及移动设备 |
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