JP2011071903A - 画像符号化装置、画像符号化方法およびそのプログラム - Google Patents

画像符号化装置、画像符号化方法およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既存のモノラル画像用の符号化装置を用いて、画質および符号化効率を維持しながらステレオ画像を符号化する。
【解決手段】M単位符号部は、符号化ストリーム内にて参照画像が挿入される周期を一単位とし、一単位に含まれる画像を画面間予測符号化する。切替部10は、ステレオ画像を構成する第1動画像と第2動画像を、一単位を構成すべき複数の画像ごとに交互に切り替えて、M単位符号部に供給する。参照ピクチャリスト生成部は、M単位符号部により符号化される各画像が用いる参照ピクチャリストを生成する。参照ピクチャリスト生成部は、第2動画像を構成する少なくとも一部の画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応する第1動画像を構成する画像を含める。
【選択図】図6

Description

本発明は、ステレオ画像を符号化するための画像符号化装置、画像符号化方法およびそのプログラムに関する。
視聴者に立体画像を認識させることができるディスプレイやプロジェクタの開発が進められている。視聴者に立体画像を認識させるには、視差画像を表示または投写する必要がある。人間の両目は数cmほど離れているため、右目と左目で得られる像には位置ずれがある。人間の脳はこの位置ずれを一つの手がかりとして奥行きを認識している。逆にいえば、この両目に写すべき像の位置ずれ量を調整することにより、脳に擬似的に奥行きを認識させることができる。視差画像は、左右方向に位置ずれを持つ右目用画像と左目用画像とで構成される。以下、本明細書では視差画像をステレオ画像と表記する。
図1は、従来例1に係る立体画像処理システム500の構成を示す図である。符号化装置510では、第1符号化部511は、左目用画像をベースレイヤとして符号化して、符号化ストリームを生成する。ここでは、時間方向の動き補償予測が用いられる。第2符号化部512は、右目用画像をエンハンスメントレイヤとして符号化して、符号化ストリームを生成する。ここでは、時間方向の動き補償予測および視点間の動き補償予測の両方が用いられる。多重部513は、左目用符号化ストリームと右目用符号化ストリームを多重化する。この多重化された符号化ストリームは、記録媒体800に記録されて、復号装置520に提供される。復号装置520では、分離部521は、多重化された符号化ストリームを、左目用符号化ストリームと右目用符号化ストリームとに分離する。第1復号部522は、左目用符号化ストリームを復号して左目用画像を出力し、第2復号部523は、右目用符号化ストリームを復号して右目用画像を出力する(たとえば、特許文献1参照)。
図2は、従来例2に係る立体画像処理システム600の構成を示す図である。符号化装置610では、水平画素間引部611、612は、左目用画像と右目用画像をそれぞれ水平方向に一画素ずつ間引く。フレーム合成部613は、間引かれた左目用画像と右目用画像を一枚のフレーム内の左右にそれぞれ並べて配置することにより、一枚の画像に合成する。符号化部614は、合成された画像を符号化して、符号化ストリームを生成する。復号装置620では、復号部621は、符号化ストリームを復号して再生用画像を生成する。フレーム分離部622は、復号された画像を左目用画像と右目用画像とに分離する。水平画素補間部623、624は、分離された左目用画像と右目用画像をそれぞれ水平方向に一画素ずつ補間し、左目用画像と右目用画像とを出力する(たとえば、特許文献2参照)。
特開2004−72788号公報 特開平11−18111号公報
上記従来技術1は、既存のモノラル画像用の符号化装置を用いることができるという面があるが、ベースレイヤ用の符号化装置と、エンハンスメントレイヤ用の符号化装置の二つが必要になるという難しい面もある。
上記従来技術2は、ステレオ画像をそれぞれ左右に並べてモノラル画像とすることで、既存のモノラル画像用の符号化装置が一つで済むという面がある。ただし、ステレオ画像をそれぞれ水平方向に一画素間引くため、水平方向の解像度が低下するという難しい面がある。また、視点間動き補償予測の中で一般的に最も効率の高い同時刻の視点間動き補償予測を利用できないという難しい面もある。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、既存のモノラル画像用の符号化装置を用いて、画質および符号化効率を維持しながらステレオ画像を符号化する技術を提供することにある。
本発明のある態様の画像符号化装置は、符号化ストリーム内にて参照画像が挿入される周期を一単位とし、一単位に含まれる画像を画面間予測符号化することが可能な符号化部と、ステレオ画像を構成する第1動画像と第2動画像を、一単位を構成すべき複数の画像ごとに交互に切り替えて、符号化部に供給する切替部と、符号化部により符号化される各画像が用いる参照ピクチャリストを生成する参照ピクチャリスト生成部と、を備える。参照ピクチャリスト生成部は、第2動画像を構成する少なくとも一部の画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応する第1動画像を構成する画像を含める。
本発明の別の態様は、画像符号化方法である。この方法は、符号化ストリーム内にて参照画像が挿入される周期を一単位とし、動画像を符号化する画像符号化方法であって、ステレオ画像を構成する第1動画像と第2動画像を、一単位を構成すべき複数の画像ごとに交互に符号化対象に設定する切替ステップと、切替ステップにより設定された、一単位に含まれる画像を画面間予測符号化する符号化ステップと、符号化ステップにより符号化される各画像が用いる参照ピクチャリストを生成する参照ピクチャリスト生成ステップと、を備える。参照ピクチャリスト生成ステップは、第2動画像を構成する少なくとも一部の画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応する第1動画像を構成する画像を含める。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
既存のモノラル画像用の符号化装置を用いて、画質および符号化効率を維持しながらステレオ画像を符号化することができる。
従来例1に係る立体画像処理システムの構成を示す図である。 従来例2に係る立体画像処理システムの構成を示す図である。 時間方向の動き補償予測および視点間の動き補償予測を説明するための図である。 参照フレーム周期M=3に設定されている場合の、動き補償予測と符号化順序を示す図である。 左目用画像と右目用画像を一枚ずつ交互に、既存のモノラル画像用の符号化装置に入力した場合を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る画像符号化装置の構成を示す図である。 切替部に入力される左目用画像および右目用画像、ならびに切替部から出力される混在画像を示す図である。 図6に示したモノラル画像符号化部の詳細な構成を示す図である。 切替部から入力されるフレーム画像、視点管理部により判定される視点情報およびピクチャタイプ決定部により決定されるピクチャタイプの様子を示す図である。 各符号化ピクチャの参照ピクチャリスト生成時における、参照フレーム記憶部および非参照フレーム記憶部内の復号ピクチャの様子を示す図である。 図10をもとに生成された参照ピクチャリストを示す図である。 図6に示したステレオ画像変換部の詳細な構成を示す図である。 一単位ピクチャデータ多重部による並べ替え前後の符号化ストリームを示す図である。 実施の形態に係る画像符号化装置の全体動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る画像符号化装置の詳細を説明する前に、そこで用いられる前提技術について説明する。当該画像符号化装置は、時間方向の動き補償予測および視点間の動き補償予測を用いて画像を符号化する。
図3は、時間方向の動き補償予測および視点間の動き補償予測を説明するための図である。時間方向の動き補償予測とは、モノラル画像の符号化で一般に利用されている動き補償予測であり、一つの視点の画像間だけで動き補償予測を行う(図3の矢印線(実線)参照)。たとえば、左目用画像のBピクチャであるフレーム画像LB3は、同じ左目用画像のIピクチャであるフレーム画像LI2、およびPピクチャであるフレーム画像LP5を利用して動き補償予測を行う。なお、動き補償予測で参照されるピクチャを参照ピクチャと呼ぶ。この例では、フレーム画像LI2およびフレーム画像LP5は、フレーム画像LB3の参照ピクチャである。
ここで、Bピクチャは双方向に動き補償予測を行うことができるピクチャであり、Pピクチャは順方向(すなわち、過去方向)に動き補償予測を行うことができるピクチャであり、およびIピクチャは動き補償予測を行わないピクチャである。
視点間の動き補償予測とは、ある視点の画像に関する動き補償予測に別視点の画像を利用する動き補償予測である(図3の矢印線(破線)参照)。たとえば、右目用画像のPピクチャであるフレーム画像RP2は、左目用画像のIピクチャであるフレーム画像Ll2を利用した視点間動き補償予測を行う。左目用画像と右目用画像とには視差があるものの相関性がある。したがって、視点間の動き補償予測を効果的に利用することにより、予測効率を上げることができる。
一般的に、画像が緩やかに変化する場合、同一視点における時間方向の動き補償予測のほうが視点間の動き補償予測よりも予測効率が高い傾向にある。一方、画像が急激に変化する場合、視点間の動き補償予測のほうが時間方向の動き補償予測よりも予測効率が高い傾向にある。視点間の動き補償予測の予測効率は、ベースレイヤのピクチャタイプにも依存している。一般的に、Iピクチャが最も予測効率が高く、つぎにPピクチャが高く、Bピクチャが最も低い。
ところで、動画像の圧縮符号化方式の一つに、MPEG−4AVCがある。MPEG−4AVCは、Blu−ray Disc(登録商標)やAVCHD(Advanced Video Codec High Definition)(登録商標)規格に採用されている。MPEG−4AVCは、DVDなどで採用されているMPEG−2の2倍の圧縮効率がある。MPEG−2では参照フレームメモリが二つで固定であったが、MPEG−4AVCでは参照フレームメモリを二つ以上持つことが可能となり、多くの参照ピクチャの中から最適な参照ピクチャを選択することが可能となり、圧縮効率の改善が図られている。
MPEG−4AVCの拡張規格として、ステレオ画像の符号化規格であるMPEG−4AVC Stereo High Profileと呼ばれる規格が標準化されつつある(2009年9月現在)。近年、ステレオ画像に対する符号化の取り組みが活発になっており、近い将来、Blu−RayディスクやAVCHDにも採用される可能性がある。MPEG−4AVC Stereo High Profileは、MPEG−4AVCの拡張規格であって、符号化のツールの多くは、MPEG−4AVCと共通であり、上位互換性がある。
一般的なモノラル画像用の符号化装置では、参照フレーム周期Mを単位として動き補償予測が行われる。参照フレーム周期Mは、参照フレームとなるIピクチャまたはPピクチャの間隔を示す。
図4は、参照フレーム周期M=3に設定されている場合の、動き補償予測と符号化順序を示す図である。動き補償予測が採用される場合の符号化順序は、参照フレーム周期Mに含まれる、参照フレーム画像が先に符号化され、それ以外の非参照フレーム画像が後に符号化される。図4では、参照フレーム周期Mに含まれる、一枚のIピクチャまたはPピクチャの参照フレーム画像が先に符号化され、二枚のBピクチャの非参照フレーム画像が後に符号化される。
この符号化順序を前提とすると、参照フレーム周期Mの範囲内で逆方向(すなわち、未来方向)の動き補償予測を利用できることがわかる。ただし、動き補償予測では、符号化および局部復号された画像が参照ピクチャに利用されるため、符号化および局部復号されていないフレーム画像は参照ピクチャに利用することができない。すなわち、参照フレーム周期Mに含まれるフレーム画像より未来のフレーム画像を参照ピクチャに利用することはできない。たとえば、Bピクチャのフレーム画像B0およびフレーム画像B1の動き補償予測にて、まだ、符号化および局部復号されていないPピクチャのフレーム画像P5は参照ピクチャに利用することはできない。
図5は、左目用画像と右目用画像を一枚ずつ交互に、既存のモノラル画像用の符号化装置に入力した場合を説明するための図である。左目用画像と右目用画像をそれぞれ参照フレーム周期M=3で動き補償予測する場合、M=5とM=1とを交互に繰り返すことになる。したがって、右目用画像のBピクチャであるフレーム画像RB1は、動き補償予測効率の高い、右目用画像のPピクチャであるフレーム画像RP2を参照ピクチャとした順方向の動き補償予測を利用することができない。参照フレーム周期Mの範囲を超えてしまうためである。同様に、右目用画像のBピクチャであるフレーム画像RB4は、右目用画像のPピクチャであるフレーム画像RP5を参照ピクチャとした順方向の動き補償予測を利用することができない。このように、左目用画像と右目用画像を一枚ずつ交互に、当該符号化装置に入力した場合、動き補償予測の効率が大きく低下することになる。
以上の前提技術を踏まえて、以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る画像符号化装置100の構成を示す図である。当該画像符号化装置100は、切替部10、モノラル画像符号化部20、ステレオ画像変換部30および多重部40を備える。
画像符号化装置100に入力されるステレオ画像を構成する第1動画像と第2動画像は、切替部10に送られる。以下、本実施の形態では、第1動画像を左目用画像とし、第2動画像を右目用画像とする。さらに、当該左目用画像をベースレイヤとして時間方向の動き補償予測だけを利用して符号化し、当該右目用画像をエンハンスメントレイヤとして、時間方向の動き補償予測および視点間動き補償予測の両方を利用して符号化する例を説明する。もちろん、右目用画像をベースレイヤ、左目用画像をエンハンスメントレイヤとしてもよい。
上述したように参照フレーム周期Mは、符号化ストリーム内にて参照ピクチャが挿入される周期を示す。まず、切替部10は、参照フレーム周期Mを決定するとともに、決定した参照フレーム周期Mをモノラル画像符号化部20に設定する。つぎに、切替部10は、入力された左目用画像と右目用画像とを参照フレーム周期Mで切り替え、モノラル画像符号化部20に出力する。より具体的には、参照フレーム周期Mの一単位を構成すべき複数の画像ごとに交互に切り替えて、モノラル画像符号化部20(より厳密には、後述するM単位符号化部24)に供給する。本実施の形態では参照フレーム周期Mが3(M=3)で固定である例を説明する。すなわち、左目用画像と右目用画像と三枚ずつ交互に切り替えてモノラル画像符号化部20に供給する例を説明する。
図7は、切替部10に入力される左目用画像および右目用画像、ならびに切替部10から出力される混在画像を示す図である。図7に示すように、切替部10に左目用画像として、フレーム画像L0、L1、L2、L3、L4、・・・が入力される。それと並行して、切替部10に右目用画像として、フレーム画像R0、R1、R2、R3、R4、・・・が入力される。切替部10は、M=3で左目用画像と右目用画像とを交互に切り替えるため、切替部10の出力は、フレーム画像L0、L1、L2、R0、R1、R2、R3、L4、・・・となる。
本実施の形態ではM=3に設定したが、M=2,4,5,・・・などに設定してもよい。また、入力画像である左目用画像および右目用画像の少なくとも一方の画像の動き特性により、参照フレーム周期Mを適応的に切り替ることも可能である。なお、参照フレーム周期Mを適応的に切り替える場合、右目用画像の出力後に参照フレーム周期Mを切り替える。左目用画像と右目用画像との同期を取るためである。
図8は、図6に示したモノラル画像符号化部20の詳細な構成を示す図である。モノラル画像符号化部20は、視点管理部21、ピクチャタイプ決定部22、参照ピクチャリスト生成部23、M単位符号化部24、第1符号量制御部25、第2符号量制御部26、参照フレーム記憶部27および非参照フレーム記憶部28を含む。
これらの構成は、ハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
視点管理部21は、切替部10から入力されるフレーム画像の視点を管理する。すなわち、切替部10から入力されるフレーム画像がベースレイヤであるかエンハンスメントレイヤであるかを管理する。より具体的には、切替部10からの入力フレーム順序がM*2の倍数となるタイミングでベースレイヤであると判定し、当該入力フレーム順序がM*2の倍数ではなくMの倍数となるタイミングでエンハンスメントレイヤであると判定する。つまり、偶数番目のMで、視点情報をベースレイヤに切り替え、奇数番目のMで視点情報をエンハンスメントレイヤに切り替える。視点管理部21は、視点情報を参照ピクチャリスト生成部23およびM単位符号化部24に設定する。
ピクチャタイプ決定部22は、切替部10から入力される各フレーム画像のピクチャタイプを決定し、決定したピクチャタイプを参照ピクチャリスト生成部23およびM単位符号化部24に設定する。
ここで、ピクチャについて簡単に説明する。ピクチャとは符号化の対象となる一枚の画像信号を表す。画像信号がプログレッシブの場合、一フレームは一ピクチャとなる。画像信号がインタレースの場合、一フレームは二ピクチャとなる。一フレームが二フィールドで構成されるためである。ピクチャは、フレームまたはフィールド単位で扱うことができるため、一フレームは一ピクチャまたは二ピクチャとなる。本実施の形態では画像信号は、とくに断らない限り、プログレッシブであるとする。したがって、一フレームは一ピクチャとして考える。
図9は、切替部10から入力されるフレーム画像、視点管理部21により判定される視点情報およびピクチャタイプ決定部22により決定されるピクチャタイプの様子を示す図である。図9では、M=3の場合の、視点情報およびピクチャタイプを描いている。そこでは、切替部10から入力されるフレーム画像の視点情報は、三枚ごとにベースレイヤ(L)とエンハンスメントレイヤ(R)との間で交互に切り替えられる。参照フレーム周期Mの一単位は三枚のピクチャで構成され、そのうちの二枚がBピクチャに設定され、残りの一枚がIピクチャまたはPピクチャに設定される。
参照ピクチャリスト生成部23は、M単位符号化部24により符号化される各画像が用いる参照ピクチャリストを生成する。より具体的には、参照ピクチャリスト生成部23は、視点管理部21から設定された視点情報、ピクチャタイプ決定部22により設定されたピクチャタイプにもとづいて、参照ピクチャリストを生成する。参照ピクチャリスト生成部23は、生成した参照ピクチャリストをM単位符号化部24に送る。
本実施の形態では、参照ピクチャリスト生成部23は、エンハンスメントレイヤに属する、少なくとも一部の画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応するベースレイヤに属する画像を含める。より具体的には、参照ピクチャリスト生成部23は、エンハンスメントレイヤに属する参照ピクチャに設定される画像であって、画面間予測符号化されるべき画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応する(たとえば、同時刻に撮影された)ベースレイヤに属する画像を含める。また、参照ピクチャリスト生成部23は、エンハンスメントレイヤに属する参照ピクチャに設定されない画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応するベースレイヤに属する画像を含める。なお、参照ピクチャリスト生成部23のより詳細な動作は後述する。
第1符号量制御部25は、M単位符号化部24より送られた、基準フレーム周期(Iピクチャが挿入される間隔を示す)N、参照フレーム周期(上述したようにIピクチャまたはPピクチャが挿入される間隔を示す)M、ピクチャタイプ、ベースレイヤのフレームレート、ベースレイヤのビットレート、ベースレイヤのバッファサイズ、およびベースレイヤのピクチャ符号量にもとづいて符号量制御を行う。より具体的には、これらの情報にもとづいて、ベースレイヤの目標符号量をピクチャごとに算出する。第1符号量制御部25は、算出した符号化量をM単位符号化部24に設定する。符号量制御の手法としては、たとえば、MPEGで定義されているTM5(TEST MODEL 5)などを採用することができる。
第2符号量制御部26は、M単位符号化部24より送られた、基準フレーム周期N、参照フレーム周期M、ピクチャタイプ、エンハンスメントレイヤのフレームレート、エンハンスメントレイヤのビットレート、エンハンスメントレイヤのバッファサイズ、およびエンハンスメントレイヤのピクチャ符号量にもとづいて符号量制御を行う。より具体的には、これらの情報にもとづいて、エンハンスメントレイヤの目標符号量をピクチャごとに算出する。第2符号量制御部26は、算出した符号化量をM単位符号化部24に設定する。
参照フレーム記憶部27は、ベースレイヤおよびエンハンスメントレイヤに属する画像のうち、参照ピクチャに設定される画像を一時記憶する。本実施の形態では、参照ピクチャが局部復号された復号ピクチャを記憶する。
非参照フレーム記憶部28は、ベースレイヤに属する画像のうち、ベースレイヤに属する他の画像の参照ピクチャに設定されない画像(すなわち、非参照ピクチャに設定された画像)を一時記憶する。本実施の形態では、非参照ピクチャが局部復号された復号ピクチャを記憶する。非参照フレーム記憶部28に格納される復号ピクチャは、エンハンスメントレイヤに属するピクチャには参照されるが、ベースレイヤに属するピクチャには参照されないという趣旨で、非参照フレーム記憶部28と表記する。
M単位符号化部24は、参照フレーム周期Mの一単位に含まれる画像を画面内予測符号化するか、またはその単位に含まれる参照ピクチャおよびその参照ピクチャより過去の参照ピクチャの少なくとも一方を用いて画面間予測符号化する。より具体的には、M単位符号化部24は、Iピクチャに設定された画像を画面内予測符号化する。M単位符号化部24は、Pピクチャに設定された画像を、当該単位に含まれる参照ピクチャより過去の少なくとも一枚の参照ピクチャを用いて画面間予測符号化する。M単位符号化部24は、Bピクチャに設定された画像を、当該単位に含まれる参照ピクチャおよびその参照ピクチャより過去の参照ピクチャの両方を用いて画面間予測符号化する。
画面間予測符号化では、M単位符号化部24は、ピクチャタイプ決定部22により設定されたピクチャタイプおよび参照ピクチャリスト生成部23から送られた参照ピクチャリストにもとづき、参照フレーム記憶部27および非参照フレーム記憶部28内の復号ピクチャを用いて動き補償予測し、設定される目標符号量にしたがって符号化する。なお、当該目標符号量は、ベースレイヤに属する画像の場合、第1符号量制御部25から設定され、エンハンスメントレイヤに属する画像の場合、第2符号量制御部26から設定される。
M単位符号化部24は、たとえば、切替部10から入力される画像をMPEG−4AVC High Profileで符号化し、符号化したMPEG−4AVC High Profileストリームをステレオ画像変換部30に送る。
M単位符号化部24は、符号化したピクチャが参照ピクチャの場合、そのピクチャを局部復号し、復号した復号ピクチャを参照フレーム記憶部27に格納する。また、符号化したピクチャがベースレイヤの非参照ピクチャの場合、そのピクチャを局部復号し、復号した復号ピクチャを非参照フレーム記憶部28に格納する。また、符号化したピクチャがエンハンスメントレイヤで、非参照フレーム記憶部28内にベースレイヤの復号ピクチャが存在する場合、非参照フレーム記憶部28内から時間的に最も古い復号ピクチャを削除する。
つぎに、参照ピクチャリスト生成部23の詳細な動作について説明する。本実施の形態では、参照フレーム記憶部27内に、ベースレイヤに属する参照ピクチャに設定され、符号化および局部復号された複数の画像のうち、最新の二枚の画像を記憶する第1領域と、エンハンスメントレイヤに属する参照ピクチャに設定され、符号化および局部復号された複数の画像のうち、最新の二枚の画像を記憶する第2領域とが設定される。すなわち、参照フレーム記憶部27内に保持される参照ピクチャに設定された画像の数を、ベースレイヤとエンハンスメントレイヤとでそれぞれ二枚とし、全体で四枚とする構成である。第1領域および第2領域は、それぞれFIFO(First-In First-Out)方式で管理される。なお、第1領域および第2領域のそれぞれに記憶可能な参照ピクチャの数は、二に限られるものではなく、三以上であってもよい。
また、非参照フレーム記憶部28は、ベースレイヤに属する画像のうち、非参照ピクチャに設定され、符号化および局部復号された複数の画像を入力順に、記憶する。非参照フレーム記憶部28に保持される非参照ピクチャに設定された画像の数は、参照フレーム周期Mの一単位に含まれる非参照ピクチャの数とする。本実施の形態では二である。
図10は、各符号化ピクチャの参照ピクチャリスト生成時における、参照フレーム記憶部27および非参照フレーム記憶部28内の復号ピクチャの様子を示す図である。M単位符号化部24は、ベースレイヤおよびエンハンスメントレイヤの参照ピクチャに設定されたフレーム画像LI2、RP2、LP5、RP5、・・・を符号化し、その後、局部復号して、FIFO方式で参照フレーム記憶部27に格納する。また、M単位符号化部24は、ベースレイヤの非参照ピクチャに設定されたフレーム画像LB0、LB1、LB3、LB4、・・・を符号化し、その後、局部復号して、非参照フレーム記憶部28に格納する。
参照ピクチャリスト生成部23は、視点管理部21から設定された視点情報、ピクチャタイプ決定部22から設定されたピクチャタイプ、ならびに参照フレーム記憶部27および非参照フレーム記憶部28にそれぞれ格納されている復号ピクチャにもとづいて、参照ピクチャリストを生成する。
参照ピクチャリスト生成部23は、ベースレイヤに属するピクチャについては、参照フレーム記憶部27に保持されるベースレイヤの復号ピクチャを参照ピクチャリストに加える。たとえば、符号化対象のピクチャがフレーム画像LP8の場合、その符号化時点で、参照フレーム記憶部27内にフレーム画像RP5、LP5、RP2、LP2が存在するが、これらのうち、ベースレイヤに属する復号ピクチャであるフレーム画像LP5、LP2を参照ピクチャリストに加える。すなわち、参照ピクチャリスト生成部23は、ベースレイヤに属するピクチャの参照ピクチャリストに、参照フレーム記憶部27の第1領域に記憶されている二枚の画像を含める。
参照ピクチャリスト生成部23は、エンハンスメントレイヤに属する参照ピクチャ(ただし、Iピクチャを除く)に設定されるピクチャについて、参照フレーム記憶部27内のエンハンスメントレイヤの復号ピクチャおよびベースレイヤの時間的に最も新しい復号ピクチャを参照ピクチャリストに加える。たとえば、符号化対象のピクチャがフレーム画像RP8の場合、その符号化時点で、参照フレーム記憶部27内にフレーム画像LP8、RP5、LP5、RP2が存在するが、これらのうち、エンハンスメントレイヤに属する復号ピクチャであるフレーム画像RP5、RP2を参照ピクチャリストに加え、さらに、ベースレイヤの復号ピクチャであるフレーム画像LP8を当該参照ピクチャリストに加える。すなわち、参照ピクチャリスト生成部23は、エンハンスメントレイヤに属する参照ピクチャ(ただし、Iピクチャを除く)に設定されるピクチャの参照ピクチャリストに、参照フレーム記憶部27の第2領域に記憶されている二枚の画像と、その第1領域に直近に記憶された一枚の画像を含める。
参照ピクチャリスト生成部23は、エンハンスメントレイヤに属する非参照ピクチャに設定されるピクチャについて、参照フレーム記憶部27内のエンハンスメントレイヤの復号ピクチャおよび非参照フレーム記憶部28内のベースレイヤの時間的に最も古い復号ピクチャを参照ピクチャリストに加える。たとえば、符号化対象のピクチャがフレーム画像RB6の場合、その符号化時点で、参照フレーム記憶部27内にフレーム画像RP8、LP8、RP5、LP5が存在し、非参照フレーム記憶部28内にフレーム画像LB6、LB7が存在するが、これらのうち、エンハンスメントレイヤの復号ピクチャであるフレーム画像RP8、RP5を参照ピクチャリストに加え、さらに非参照フレーム記憶部28内のベースレイヤの時間的に最も古い復号ピクチャであるフレーム画像LP6を当該参照ピクチャリストに加える。すなわち、エンハンスメントレイヤに属する非参照ピクチャに設定されるピクチャの参照ピクチャリストに、参照フレーム記憶部27の第2領域に記憶されている二枚の画像と、非参照フレーム記憶部28に最も古く記憶された一枚の画像を含める。
図11は、図10をもとに生成された参照ピクチャリストを示す図である。エンハンスメントレイヤに属するピクチャについて、ベースレイヤの同時刻のピクチャが、参照ピクチャに加えられていることが分かる。
図6に戻り、ステレオ画像変換部30は、モノラル画像符号化部20から送られた符号化ストリームのヘッダ部およびフレーム順序を変更して、多重部40に送る。本実施の形態では、ステレオ画像変換部30は、モノラル画像符号化部20から送られたMPEG−4AVC High Profileストリームのヘッダ部を修正して、MPEG−4AVC Stereo High Profileに変換し、多重部40に送る。
図12は、図6に示したステレオ画像変換部30の詳細な構成を示す図である。ステレオ画像変換部30は、M単位ピクチャデータ分離部31、ベースレイヤ変換部32、エンハンスメントレイヤ変換部33および一単位ピクチャデータ多重部34を含む。
M単位ピクチャデータ分離部31は、モノラル画像符号化部20から送られたMPEG−4AVCストリームからM単位でピクチャデータを取り出す。取り出したピクチャデータがベースレイヤに属する場合、そのピクチャデータをベースレイヤ変換部32に送り、エンハンスメントレイヤに属する場合、そのピクチャデータをエンハンスメントレイヤ変換部33に送る。
ベースレイヤ変換部32は、M単位ピクチャデータ分離部31から送られたM単位のピクチャデータのヘッダ部を、MPEG−4AVC High Profileに準ずるものに変換し、変換後のピクチャデータをピクチャデータ単位で一単位ピクチャデータ多重部34に送る。なお、具体的な変換方法については本発明の主眼ではないため、その説明を省略する。
エンハンスメントレイヤ変換部33は、M単位ピクチャデータ分離部31から送られたM単位のピクチャデータのヘッダ部を、MPEG−4AVC High Profileに準ずるものに変換し、変換後のピクチャデータをピクチャデータ単位で一単位ピクチャデータ多重部34に送る。
一単位ピクチャデータ多重部34は、ベースレイヤ変換部32から送られたピクチャデータと、エンハンスメントレイヤ変換部33から送られたピクチャデータを一枚ずつ交互に並べて多重部40に送る。
図13は、一単位ピクチャデータ多重部34による並べ替え前後の符号化ストリームを示す図である。一単位ピクチャデータ多重部34により並べ替え前の符号化ストリームでは、ベースレイヤに属するピクチャとエンハンスメントレイヤに属するピクチャとが、M単位で交互に並べられているが、並べ替え後の符号化ストリームでは、ベースレイヤに属するピクチャとエンハンスメントレイヤに属するピクチャとが、一単位で交互に並べられている。
図6に戻り、多重部40は、ステレオ画像変換部30から送られる符号化ストリームと、オーディオデータなどのマルチメディアデータとを多重化する。本実施の形態では、多重部40は、ステレオ画像変換部30からから送られたMPEG−4AVC Stereo High Profileストリームと、その他のオーディオデータなどのマルチメディアデータとを、MPEG−2TSに多重化してする。なお、多重化方式は、MPEG−2TSに限ることなく、MPEG−2PSなど他の方式を採用してもよい。多重部40により多重化された符号化ストリームは、Blu−Rayディスク、HDD、半導体メモリなどの記録媒体に記録されて、または通信ネットワークを介して、復号側に提供される。
図14は、実施の形態に係る画像符号化装置100の全体動作を示すフローチャートである。まず、切替部10は、参照フレーム周期Mを決定する(S100)。切替部10は、入力される左目用画像と右目用画像とをM単位で交互に切り替えて、モノラル画像符号化部20に出力する(S101)。視点管理部21は、切替部10により決定されたMをもとに、視点を決定する(S102)。M単位符号化部24は、変数mをゼロに、初期値設定する(S103)。ピクチャタイプ決定部22は、各フレーム画像のピクチャタイプを決定する(S104)。参照ピクチャリスト生成部23は、視点管理部21により決定された視点およびピクチャタイプ決定部22により決定されたピクチャリストにもとづいて、ピクチャリストを生成する(S105)。
M単位符号化部24は、切替部10から入力される画像を所定の圧縮符号化規格にしたがい、符号化する(S106)。M単位符号化部24は、符号化したフレーム画像が参照ピクチャの場合(S107のY)、それを局部復号した復号ピクチャを参照フレーム記憶部27に格納する(S108)。符号化したフレーム画像が参照ピクチャでない場合(S107のN)、ステップS108からS111までの処理をスキップする。
M単位符号化部24は、符号化したフレーム画像がベースレイヤの非参照ピクチャの場合(S109のY)、それを局部復号した復号ピクチャを非参照フレーム記憶部28に格納する(S110)。符号化したフレーム画像がベースレイヤの非参照ピクチャでない場合(S109のN)、非参照フレーム記憶部28に格納されている最も古い復号ピクチャを削除する(S111)。
ステレオ画像変換部30は、モノラル画像符号化部20により符号化された符号化ストリームのフレーム順序などを変換する(S112)。多重部40は、ステレオ画像変換部30から入力される符号化ストリームに、オーディオデータなどのマルチメディアデータを多重化する(S113)。
M単位符号化部24は、変数mをインクリメントする(S114)。M単位符号化部24は、変数mと参照フレーム周期Mとを比較し、変数mが参照フレーム周期Mに到達しない間(S115のN)、ステップS104からS114までの処理が繰り返される。変数mが参照フレーム周期Mに到達した場合(S115のY)、切替部10は、現在処理されている画像が右目用画像であるか否か判定し、右目用画像ではない場合(すなわち、左目用画像の場合)(S116のN)、ステップS102からS115までの処理が繰り返される。右目用画像の場合(S116のY)、本画像符号化装置100に入力される画像全体の処理が終了したか否かが判定され、終了していない場合(S117のN)、ステップS100からS116までの処理が繰り返される。終了した場合(S117のY)、全体の処理が終了する。
以上説明したよう本発明の実施の形態によれば、参照フレーム周期M単位で、左目用画像と右目用画像とを交互に入力することにより、既存のM単位でモノラル画像を符号化する画像符号化装置を用いて、画質および符号化効率を維持しながらステレオ画像を符号化することができる。すなわち、画素を間引く処理を行わないため、それによる画質の低下を抑制することができる。また、どの符号化対象のBピクチャも、未来方向のPピクチャまたはIピクチャを参照ピクチャとして利用することができるため、それを利用できないことによる符号化効率の低下を抑制することができる。
また、間引き処理、補間処理、インタレース化処理、ノンインタレース処理などを行わないため、演算量および回路規模の増大を抑制することができる。また、広く普及している画像復号装置で再生復号することができるため、ステレオ画像を用いたコンテンツの普及を促進することが期待できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
100 画像符号化装置、 10 切替部、 20 モノラル画像符号化部、 21 視点管理部、 22 ピクチャタイプ決定部、 23 参照ピクチャリスト生成部、 24 M単位符号化部、 25 第1符号量制御部、 26 第2符号量制御部、 27 参照フレーム記憶部、 28 非参照フレーム記憶部、 30 ステレオ画像変換部、 31 M単位ピクチャデータ分離部、 32 ベースレイヤ変換部、 33 エンハンスメントレイヤ変換部、 34 一単位ピクチャデータ多重部、 40 多重部。

Claims (9)

  1. 符号化ストリーム内にて参照画像が挿入される周期を一単位とし、一単位に含まれる画像を画面間予測符号化することが可能な符号化部と、
    ステレオ画像を構成する第1動画像と第2動画像を、前記一単位を構成すべき複数の画像ごとに交互に切り替えて、前記符号化部に供給する切替部と、
    前記符号化部により符号化される各画像が用いる参照ピクチャリストを生成する参照ピクチャリスト生成部と、を備え、
    前記参照ピクチャリスト生成部は、前記第2動画像を構成する少なくとも一部の画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応する前記第1動画像を構成する画像を含めることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記第1動画像を構成する画像および前記第2動画像を構成する画像のうち、参照画像に設定され、符号化および局部復号された画像を記憶する第1記憶部をさらに備え、
    前記参照ピクチャリスト生成部は、前記第2動画像を構成する参照画像に設定される画像であって、画面間予測符号化されるべき画像の参照ピクチャリストに、前記第1記憶部に記憶される当該画像に時間的に対応する画像を含めることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記第1記憶部は、
    前記第1動画像を構成する参照画像に設定され、符号化および局部復号された複数の画像のうち、最新の二枚の画像を記憶する第1領域と、
    前記第2動画像を構成する参照画像に設定され、符号化および局部復号された複数の画像のうち、最新の二枚の画像を記憶する第2領域と、を含み、
    前記参照ピクチャリスト生成部は、前記第2動画像を構成する参照画像に設定される画像であって、画面間予測符号化されるべき画像の参照ピクチャリストに、前記第2領域に記憶されている二枚の画像と、前記第1領域に直近に記憶された一枚の画像を含めることを特徴とする請求項2に記載の画像符号化装置。
  4. 前記第1動画像を構成する画像のうち、前記第1動画像を構成する他の画像の参照画像に設定されずに、符号化および局部復号された画像を記憶する第2記憶部をさらに備え、
    前記参照ピクチャリスト生成部は、前記第2動画像を構成する参照画像に設定されない画像の参照ピクチャリストに、前記第2記憶部に記憶される当該画像に時間的に対応する画像を含めることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  5. 前記第1動画像を構成する画像のうち、前記第1動画像を構成する、他の画像の参照画像に設定されずに、符号化および局部復号された画像を記憶する第2記憶部をさらに備え、
    前記参照ピクチャリスト生成部は、前記第2動画像を構成する参照画像に設定されない画像の参照ピクチャリストに、前記第1記憶部の第2領域に記憶されている二枚の画像と、前記第2記憶部に最も古く記憶された一枚の画像を含めることを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
  6. 符号化ストリーム内にて参照画像が挿入される周期を一単位とし、動画像を符号化する画像符号化方法であって、
    ステレオ画像を構成する第1動画像と第2動画像を、前記一単位を構成すべき複数の画像ごとに交互に符号化対象に設定する切替ステップと、
    前記切替ステップにより設定された、一単位に含まれる画像を画面間予測符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップにより符号化される各画像が用いる参照ピクチャリストを生成する参照ピクチャリスト生成ステップと、を備え、
    前記参照ピクチャリスト生成ステップは、前記第2動画像を構成する少なくとも一部の画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応する前記第1動画像を構成する画像を含めることを特徴とする画像符号化方法。
  7. 前記第1動画像を構成する画像および前記第2動画像を構成する画像のうち、参照画像に設定され、符号化および局部復号された画像を第1記憶部に記憶する第1記憶ステップと、
    前記第1動画像を構成する画像のうち、前記第1動画像を構成する、他の画像の参照画像に設定されずに、符号化および局部復号された画像を第2記憶部に記憶する第2記憶ステップと、をさらに備え、
    前記第1記憶部は、
    前記第1動画像を構成する参照画像に設定され、符号化および局部復号された複数の画像のうち、最新の二枚の画像を記憶する第1領域と、
    前記第2動画像を構成する参照画像に設定され、符号化および局部復号された複数の画像のうち、最新の二枚の画像を記憶する第2領域と、を含み、
    前記参照ピクチャリスト生成ステップは、前記第2動画像を構成する参照画像に設定される画像であって、画面間予測符号化されるべき画像の参照ピクチャリストに、前記第2領域に記憶されている二枚の画像と、前記第1領域に直近に記憶された一枚の画像を含め、
    前記参照ピクチャリスト生成ステップは、前記第2動画像を構成する参照画像に設定されない画像の参照ピクチャリストに、前記第1記憶部の第2領域に記憶されている二枚の画像と、前記第2記憶部に最も古く記憶された一枚の画像を含めることを特徴とする請求項6に記載の画像符号化方法。
  8. 符号化ストリーム内にて参照画像が挿入される周期を一単位とし、動画像を符号化する画像符号化プログラムであって、
    ステレオ画像を構成する第1動画像と第2動画像を、前記一単位を構成すべき複数の画像ごとに交互に符号化対象に設定する切替処理と、
    前記切替処理により設定された、一単位に含まれる画像を画面間予測符号化する符号化処理と、
    前記符号化処理により符号化される各画像が用いる参照ピクチャリストを生成する参照ピクチャリスト生成処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記参照ピクチャリスト生成処理は、前記第2動画像を構成する少なくとも一部の画像の参照ピクチャリストに、当該画像に時間的に対応する前記第1動画像を構成する画像を含めることを特徴とする画像符号化プログラム。
  9. 前記第1動画像を構成する画像および前記第2動画像を構成する画像のうち、参照画像に設定され、符号化および局部復号された画像を第1記憶部に記憶する第1記憶処理と、
    前記第1動画像を構成する画像のうち、前記第1動画像を構成する、他の画像の参照画像に設定されずに、符号化および局部復号された画像を第2記憶部に記憶する第2記憶処理と、をさらにコンピュータに実行させ、
    前記第1記憶部は、
    前記第1動画像を構成する参照画像に設定され、符号化および局部復号された複数の画像のうち、最新の二枚の画像を記憶する第1領域と、
    前記第2動画像を構成する参照画像に設定され、符号化および局部復号された複数の画像のうち、最新の二枚の画像を記憶する第2領域と、を含み、
    前記参照ピクチャリスト生成処理は、前記第2動画像を構成する参照画像に設定される画像であって、画面間予測符号化されるべき画像の参照ピクチャリストに、前記第2領域に記憶されている二枚の画像と、前記第1領域に直近に記憶された一枚の画像を含め、
    前記参照ピクチャリスト生成処理は、前記第2動画像を構成する参照画像に設定されない画像の参照ピクチャリストに、前記第1記憶部の第2領域に記憶されている二枚の画像と、前記第2記憶部に最も古く記憶された一枚の画像を含めることを特徴とする請求項8に記載の画像符号化プログラム。
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