JP2011077722A - 画像復号装置、画像復号方法およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ステレオ画像の符号化ストリームを、既存のモノラル画像用の復号装置で復号可能にする。
【解決手段】データ復号部104は、符号化ストリームに含まれるピクチャを、参照ピクチャを用いて予測復号する。第1DPB116は、第1画像のピクチャが復号された復号画像を保持する。第1参照リスト記憶部113は、第1DPB116に保持される、参照ピクチャに設定されている復号画像のインデックス情報を保持する。第2DPB117は、第2画像のピクチャが復号された復号画像を保持する。第2参照リスト記憶部114は、第2DPB117に保持される、参照ピクチャに設定されている復号画像のインデックス情報を保持する。制御部110は、符号化ストリームに含まれる各ピクチャに付加されている表示順序を示す情報を参照して、各ピクチャが第1画像のピクチャであるか第2画像のピクチャであるかを判定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ステレオ画像の符号化ストリームを復号するための画像復号装置、画像復号方法およびそのプログラムに関する。
視聴者に立体画像を認識させることができるディスプレイやプロジェクタの開発が進められている。視聴者に立体画像を認識させるには、視差画像を表示または投写する必要がある。人間の両目は数cmほど離れているため、右目と左目で得られる像には位置ずれがある。人間の脳はこの位置ずれを一つの手がかりとして奥行きを認識している。逆にいえば、この両目に写すべき像の位置ずれ量を調整することにより、脳に擬似的に奥行きを認識させることができる。視差画像は、左右方向に位置ずれを持つ右目用画像と左目用画像とで構成される。以下、本明細書では視差画像をステレオ画像と表記する。ステレオ画像は、たとえば、H.264/MVC(Multiview Video Coding)に準拠して符号化することが可能である。
特開2005−124200号公報
ステレオ画像のコンテンツは、まだ、広く普及しているとはいえない段階であり、多くのユーザはモノラル画像用の復号装置しか所持していないのが現状である(2009年9月現在)。たとえば、現在普及している復号装置は、H.264/AVC(Advanced Video Coding)に準拠したモノラル画像の符号化ストリームには対応するが、H.264/MVCに準拠した多視点画像の符号化ストリームには対応していないものがほとんどである。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、ステレオ画像の符号化ストリームを、既存のモノラル画像用の復号装置で復号可能にする技術を提供することにある。
本発明のある態様の画像復号装置は、視点が異なる第1画像と第2画像とにより構成されるステレオ画像が符号化された符号化ストリームを復号する画像復号装置であって、符号化ストリームに含まれるピクチャを、参照ピクチャを用いて予測復号する復号部と、復号部により、第1画像のピクチャが復号された復号画像を保持する第1復号ピクチャ記憶部と、第1復号ピクチャ記憶部に保持される、参照ピクチャに設定されている復号画像のインデックス情報を保持する第1参照リスト記憶部と、復号部により、第2画像のピクチャが復号された復号画像を保持する第2復号ピクチャ記憶部と、第2復号ピクチャ記憶部に保持される、参照ピクチャに設定されている復号画像のインデックス情報を保持する第2参照リスト記憶部と、符号化ストリームに含まれる各ピクチャに付加されている表示順序を示す情報を参照して、各ピクチャが第1画像のピクチャであるか第2画像のピクチャであるかを判定する制御部と、を備える。制御部は、復号対象ピクチャが第1画像のピクチャである場合、第1復号ピクチャ記憶部および第1参照リスト記憶部を有効にし、第2画像のピクチャである場合、第2復号ピクチャ記憶部および第2参照リスト記憶部を有効にする。
本発明の別の態様は、画像復号方法である。この方法は、視点が異なる第1画像と第2画像とにより構成されるステレオ画像が符号化された符号化ストリームを復号する画像復号方法であって、符号化ストリームに含まれる各ピクチャに付加されている表示順序を示す情報を参照して、各ピクチャが第1画像のピクチャであるか第2画像のピクチャであるかを判定する判定ステップと、符号化ストリームに含まれるピクチャを、参照ピクチャを用いて予測復号する復号ステップと、判定ステップによる判定の結果、復号対象ピクチャが第1画像のピクチャである場合、第1画像用の復号ピクチャバッファおよび第1画像用の参照ピクチャリストを更新し、復号対象ピクチャが第2画像のピクチャである場合、第2画像用の復号ピクチャバッファおよび第2画像用の参照ピクチャリストを更新する更新ステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
ステレオ画像の符号化ストリームを、既存のモノラル画像用の復号装置で復号できるようになる。
AVC/H.264符号化方式の画像復号装置の構成例を示す図である。 インタービュー予測符号化を説明するための図である。 MVC符号化方式で符号化された多視点画像の参照関係の一例を示す図である。 図3において、対象ピクチャがView2のBピクチャB1である場合の参照ピクチャリストを示す図である。 MVC符号化方式で追加されるNALの一覧を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像復号装置の構成を示す図である。 ベースビューに設定された左視点画像の符号化ストリームと、ビューオーダーインデックス1に設定された右視点画像の符号化ストリームの構成例を示す図である。 図7に示した左視点画像の符号化ストリームと、右視点画像の符号化ストリームとを組み合わせたステレオ画像の符号化ストリームの構成例を示す図である。 実施の形態に係るDPB制御部による第1DPB、第2DPBおよび補助記憶部の制御方法を示すフローチャートである。 実施の形態に係る参照リスト制御部による参照ピクチャリストの作成および第1参照リスト保持部および第2参照リスト保持部の制御方法を示すフローチャートである。 図8に示したステレオ画像の符号化ストリームに含まれるピクチャの、復号画像、復号に用いる参照ピクチャリストおよび復号後のバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係るヘッダ変換部によるヘッダの変換方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る画像復号装置の詳細を説明する前に、そこで用いられる前提技術について説明する。
現在、MPEG(Moving Picture Experts Group)などの符号化方式に準拠した装置およびシステムが普及している。そのような符号化方式では、時間軸上に連続する複数の画像をデジタル信号の情報として取り扱う。その際、効率の高い情報の放送、伝送または蓄積などを目的とし、時間方向の冗長性を利用した動き補償予測、および空間方向の冗長性を利用した離散コサイン変換などの直交変換を用いて圧縮符号化する。
1995年にはMPEG−2ビデオ(ISO/IEC 13818−2)符号化方式が、汎用の動画像圧縮符号化方式として制定され、DVD(Digital Versatile Disk)およびD−VHS(登録商標)規格のデジタルVTRによる磁気テープなどの蓄積メディア、ならびにデジタル放送などのアプリケーションとして広く用いられている。
さらに、2003年に、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)のジョイント技術委員会(ISO/IEC)と、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU−T)の共同作業によってMPEG−4 AVC/H.264と呼ばれる符号化方式(ISO/IECでは14496−10、ITU‐TではH.264の規格番号がつけられている。以下、これをAVC/H.264符号化方式と呼ぶ)が国際標準として制定された。
図1は、AVC/H.264符号化方式の画像復号装置の構成例を示す図である。なお、図1に示す画像復号装置の構成は、後述する図6に示す本発明の実施の形態に係る画像復号装置の構成と大部分が共通するため、ここではその説明を省略する。このAVC/H.264符号化方式では、従来のMPEG−2などの符号化方式に比べ、より高い符号化効率を実現している。
これらの符号化方式では、フレーム間予測符号化が用いられる。フレーム間予測符号化では、まず、1画面相当のデジタル画像データをいくつかの画素を含むブロック(たとえば、マクロブロック)に分割し、ブロック毎に画像間の動きを示す動きベクトルを検出する。つぎに、その動きベクトルを用いて動き補償と呼ばれる予測画像の生成を行い、得られた予測画像と符号化対象画像との差分値を符号化する。
この予測画像の生成方法によって、ピクチャはいくつかのタイプに分けられる。参照画像を持たず、画面内の予測のみを用いるものをIピクチャと呼び、1枚の参照画像を用いて画面間予測符号化を行うものをPピクチャと呼び、2枚の参照画像を用いて画面間予測符号化を行うものをBピクチャと呼ぶ。
MPEG−2のPピクチャでは、表示順序で直前のIピクチャまたはPピクチャのみから動き補償予測を行う。これに対して、AVC/H.264では、複数のピクチャを参照ピクチャとして用いることができ、この中からブロック毎に最適なものを選択して動き補償を行うことができる。また、表示順序で先行するピクチャに加えて、既に符号化済みの表示順序で後続のピクチャも参照することができる。
また、MPEG−2のBピクチャでは、表示順序で前方1枚の参照ピクチャ、後方1枚の参照ピクチャ、またはその2枚の参照ピクチャを平均化したピクチャを、予測ピクチャとし、対象ピクチャと予測ピクチャとの差分データを符号化することができる。これに対して、AVC/H.264では、表示順序で前方1枚、後方1枚という制約にとらわれず、前方や後方に関係なく任意の参照ピクチャを予測のために参照することができる。さらに、Bピクチャを参照ピクチャとして参照することもできる。
このように、AVC/H.264では任意に離れたピクチャを参照することが可能なため、復号した画像をデコード・ピクチャ・バッファ(以下、DPBと表記する)と呼ばれるバッファに格納して管理する。
DPBには、復号後の出力待ちピクチャおよび他のピクチャから参照される参照ピクチャが格納される。各ピクチャはヘッダ情報として送られるピクチャ・オーダー・カウント(以下、POCと表記する)と呼ばれる表示順序を示す情報(より具体的には、番号)が付与され管理される。また、参照ピクチャにはフレームナンバ(以下、FNと表記する)と呼ばれる番号が付与され管理される。
DPBに格納されるピクチャは、「参照画像として使用」(used for reference:以下、usedと呼ぶ)または「参照画像として不使用」(unused for reference:以下、unusedと呼ぶ)のどちらかにマークされる。さらに、「出力待ち」(needed for output:以下、neededと呼ぶ)または「出力済み」(not needed to output:以下、not neededと呼ぶ)のどちらかにマークされる。特別なイントラピクチャである、IDRピクチャが復号されると、DPB内の画像は全てunusedとマークされ、POC順に全ての画像が出力され、DPB内から消去される。
AVC/H.264では、このDPBに格納されているピクチャを後述する方法で並べて参照ピクチャリストを作成し、その符号化ストリームにそのインデックスを記述することにより、参照ピクチャを指定している。
Pピクチャでは、DPB内のピクチャをピクチャ・ナンバ(以下、PNと表記する)の小さい順に並べる。ここで、PNとは、FNをもとにフィールド順を加味したものである。
Bピクチャでは、二つの参照ピクチャリストを用いる。一つはL0予測のリストであり、対象ピクチャよりPOCの小さいピクチャをPOCの大きな順に並べ、その後に対象ピクチャよりPOCの大きなピクチャをPOCの小さい順に並べたものである。
もう一つはL1予測のリストであり、対象ピクチャよりPOCの大きなピクチャをPOCの小さい順に並べ、その後に対象ピクチャよりPOCの小さいピクチャをPOCの大きな順に並べたものである。
また、参照ピクチャリストはスライス毎に付加されるスライスヘッダ内で参照ピクチャリスト変更情報を送ることにより、上述したリストを並び替えることも可能である。
一方、2眼式立体テレビジョンにおいては、2台のカメラにより異なる2方向から撮影された、左目用画像および右目用画像を生成し、これを同一画面上に表示して立体画像を見せるようにしている。この場合、左目用画像および右目用画像はそれぞれ独立した画像として別個に伝送あるいは記録されることも多い。
その場合、単一の2次元画像の約2倍の情報量が必要となってしまう。そこで、左右いずれか一方の画像を主画像とし、他方の画像を副画像として、一般的な圧縮符号化方法によって圧縮して情報量を抑える手法が提案されている。たとえば、下記に説明するMVC符号化方式を用いて圧縮符号化する手法が提案されている。
1996年に単視点画像の符号化国際標準であるMPEG−2ビデオ(ISO/IEC14496−2)符号化方式に、マルチビュープロファイルと呼ばれるステレオ画像の符号化方式が追加された(ISO/IEC 14496−2/AMD3)。さらに、2008年には、MPEG−4 AVC/H.264符号化方式(ISO/IEC 14496−10・ITU‐T H.264)のAnnex H(付録H)として、多視点画像符号化(=MVC符号化方式)の最終勧告案が決定された。
MVC符号化方式では、対象の画像を「ビュー」と呼び、複数の画像を扱うことが可能である。また、H.264/AVC符号化方式とマクロブロック以下の処理が共通であり、さらに ベースビューと呼ばれるH.264/AVC符号化方式に準拠したビューが必ず含まれる。
MVC符号化方式では、画像の予測効率を上げるために、H.264/AVC符号化方式に加え、ビュー間のフレーム間予測符号化(以下、インタービュー予測符号化と表記する)を行うことができる。
図2は、インタービュー予測符号化を説明するための図である。横軸が時間方向を示しており、一つの行が一つのビューに対応する。実線の矢印で示したものが時間方向のフレーム間予測符号化であり、点線の矢印で示したものがインタービュー予測符号化である。また、インタービュー予測符号化では、フレーム間予測符号化においては参照ピクチャに用いることができない非参照ピクチャも、参照ピクチャとして用いることができる。この参照ピクチャをインタービュー限定参照ピクチャと呼ぶ。
MVC符号化方式では、インタービュー予測符号化を行うため、H.264/AVC符号化方式で用いていた参照ピクチャリストに、インタービュー予測符号化用のピクチャを追加する。このインタービュー予測符号化用のピクチャは、対象ピクチャと同じPOCを持ち、かつ、ビューの並び順を示すビューオーダーインデックスの値が対象ピクチャのビューオーダーインデッククスの値より小さな参照ピクチャであるか、インタービュー限定参照ピクチャである。
つぎに、MVC符号化方式で用いる参照ピクチャリストの一例を図3および図4を参照しながら説明する。
図3は、MVC符号化方式で符号化された多視点画像の参照関係の一例を示す図である。横軸は時間方向を示しており、一つの行が一つのビューに対応する。ここで、Viewという表記の後ろに添えられている数字は、ビューオーダーインデックスの値である。また、各ピクチャに添えられた数字はPOCを表している。
図4は、図3において、対象ピクチャがView2のBピクチャB1である場合の参照ピクチャリストを示す図である。すなわち、参照インデックス0、1は、H.264/AVC符号化方式で用いられる参照ピクチャリスト作成方法にしたがい、対象ピクチャと同じビューのピクチャのPOCをもとに作成したものである。参照インデックス2、3に係るピクチャは、同じPOCを持つ異なるビューのピクチャで、対象ピクチャのビューオーダーインデックスより小さいビューオーダーインデックスを持つピクチャである。
ここで、インタービュー予測符号化に用いる参照ピクチャの並び順は、後述する新規に追加されたNAL(Network Abstraction Layer)のSubset sequence parameter set(SubsetSPS)内に記述される、MVC用のシーケンスパラメータセット(SPS)拡張データの中に記述される。MVC符号化方式で用いる各種情報を記述するため、H.264/AVC符号化方式で規定されているNAL(Network Abstraction Layer)に加え、新規に図5に示す表に記述したNALが追加される。
以上の前提技術を踏まえて、以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る画像復号装置100の構成を示す図である。画像復号装置100は、視点が異なる第1画像と第2画像とにより構成されるステレオ画像が符号化された符号化ストリームを復号する。本実施の形態では、第1画像を左視点画像、第2画像を右視点画像とする。
画像復号装置100は、ストリームバッファ101、ヘッダ変換部102、ヘッダ復号部103、データ復号部104、制御部110、第1参照リスト保持部113、第2参照リスト保持部114、第1DPB116、第2DPB117および補助記憶部119を備える。データ復号部104は、逆VLC部105、逆量子化部106、逆DCT部107、加算部108およびMC部109を含む。制御部110は、参照リスト制御部111およびDPB制御部112を含む。
これらの構成は、ハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
ストリームバッファ101は、外部から入力される符号化ストリームを一時的に蓄積する。その後、ストリームバッファ101に蓄積された符号化ストリームは、ヘッダ変換部102に入力される。本実施の形態では、符号化ストリームは、MVC符号化方式に準拠するものとし、ベースビューに左視点画像、ビューオーダーインデックス1に右視点画像が設定されているとする。
図7は、ベースビューに設定された左視点画像の符号化ストリームと、ビューオーダーインデックス1に設定された右視点画像の符号化ストリームの構成例を示す図である。図8は、図7に示した左視点画像の符号化ストリームと、右視点画像の符号化ストリームとを組み合わせたステレオ画像の符号化ストリームの構成例を示す図である。
ヘッダ変換部102は、後述するヘッダ情報の変換を行った後、符号化ストリームをヘッダ復号部103に入力する。ヘッダ復号部103は、入力された符号化ストリームのヘッダ情報を復号して取り出し、取り出したヘッダ情報を参照リスト制御部111およびDPB制御部112へ入力する。それとともに、ヘッダ復号部103は、残りの符号化ストリームをデータ復号部104(より厳密には逆VLC部105)に入力する。
データ復号部104は、符号化ストリームに含まれるピクチャを、参照ピクチャを用いて予測復号する。以下、より具体的に説明する。逆VLC部105は、入力された符号化ストリーム内のデータに逆VLC処理を施し、その結果を量子化ステップとともに、逆量子化部106に入力する。それとともに、逆VLC部105は、動きベクトル情報をMC部109に入力する。
逆量子化部106は、指示された量子化ステップにしたがって、入力されたデータに逆量子化処理を施し、その結果を逆DCT部107に入力する。逆DCT部107は、入力されたデータに逆DCT処理を施して差分画像を作成し、加算部108に入力する。
第1DPB116は、データ復号部104により、左視点画像のピクチャが復号された復号画像を保持するためのバッファである。第2DPB117は、データ復号部104により、右視点画像のピクチャが復号された復号画像を保持するためのバッファである。補助記憶部119は、データ復号部104により、左視点画像のピクチャが復号された復号画像を補助的に保持するためのバッファである。なお、Bピクチャのインタービュー予測符号化を行わない場合は、補助記憶部119を設ける必要はない。
第1参照リスト保持部113は、第1DPB116に保持される、参照ピクチャに設定されている復号画像のインデックス情報を保持する。第2参照リスト保持部114は、第2DPB117に保持される、参照ピクチャに設定されている復号画像のインデックス情報を保持する。第1参照リスト保持部113および第2参照リスト保持部114内に保持されるインデックス情報は、参照リスト制御部111により順次、書き換えられる。
制御部110は、各ピクチャに付加されているPOCを参照して、各ピクチャが左視点画像のピクチャであるか右視点画像のピクチャであるかを判定する。より具体的には、復号対象ピクチャに付加されているPOCと、その一つ前に復号されたピクチャに付加されているPOCとを比較し、一致しない場合、復号対象ピクチャをベースビューに設定されている左視点画像のピクチャと判定し、一致している場合、拡張ビュー(本実施の形態では、ビューオーダーインデックス1)に設定されている右視点画像のピクチャと判定する。
制御部110は、復号対象ピクチャが左視点画像のピクチャである場合、第1DPB116および第1参照リスト保持部113を有効にし、第2DPB117および第2参照リスト保持部114を無効にする。制御部110は、第1参照リスト保持部113に保持されているインデックス情報をもとに参照ピクチャリストを生成してデータ復号部104に提供する。
制御部110は、復号対象ピクチャが右視点画像のピクチャである場合、第2DPB117および第2参照リスト保持部114を有効にし、第1DPB116および第1参照リスト保持部113を無効にする。制御部110は、第2参照リスト保持部114に保持されているインデックス情報をもとに参照ピクチャリストを生成し、その参照ピクチャリストに一つ前に復号されたピクチャのインデックス情報を追加して、データ復号部104に提供する。
また、制御部110は、復号対象ピクチャが左視点画像のピクチャである場合、その復号画像を補助記憶部119に格納する。その際、左視点画像が復号されるたびに、補助記憶部119に格納される復号画像を最新のものに更新する設定でもよい。その場合、補助記憶部119は、一枚の復号画像を格納する領域が確保されていれば足りる。
以下、制御部110についてより具体的に説明する。DPB制御部112は、ヘッダ復号部103から入力されるヘッダ情報をもとに、後述する手法を用いて、スイッチ118を制御して第1DPB116または第2DPB117にアクセスし、DPB情報を書き換える。また、DPB制御部112は、加算部108から入力される復号画像を、第1DPB116、第2DPB117または補助記憶部119に格納する。また、DPB制御部112は、後述する手法を用いて、スイッチ120を制御して出力チャネルを、左目用画像の出力チャネルLOUTまたは右目用画像の出力チャネルROUTから選択する。その選択後、DPB制御部112は、DPB情報とヘッダ情報にしたがい、第1DPB116または第2DPB117に格納されている復号画像の外部への出力と、第1DPB116または第2DPB117内からの削除を行う。
参照リスト制御部111は、ヘッダ復号部103から入力されるヘッダ情報と、DPB制御部112から入力されるDPB情報をもとに、後述する手法を用いて、スイッチ115を制御して、第1参照リスト保持部113または第2参照リスト保持部114に保持されているインデックス情報をもとに、参照ピクチャリストを作成してMC部109に入力する。
MC部109は、参照リスト制御部111から入力される参照ピクチャリストをもとに、DPB制御部112を介して第1DPB116、第2DPB117または補助記憶部119に格納された参照ピクチャにアクセスする。MC部109は、第1DPB116、第2DPB117または補助記憶部119から取得した参照ピクチャと、逆VLC部105から入力される動きベクトルを用いて予測画像を作成して加算部108に入力する。加算部108は、逆DCT部107から入力される差分画像と、MC部109から入力される予測画像を加算して復号画像を作成し、DPB制御部112に入力する。
図9は、実施の形態に係るDPB制御部112による第1DPB116、第2DPB117および補助記憶部119の制御方法を示すフローチャートである。まず、DPB制御部112は、ヘッダ復号部103から入力されたヘッダ情報のPOCと、復号順でひとつ前のピクチャのPOC(図9ではprevPOCと表記している)を比較する(S201)。
両者が同じ値であれば(S201のY)、同じ出力時刻の2つの視点のピクチャのうちの2枚目のピクチャであるから、DPB制御部112は、第2DPB117(図9ではDPB1と表記している)を現在のピクチャの復号に用いるDPB(図9ではcurDPBと表している)とし、出力先チャネルOUTを右目用画像の出力チャネルROUTとする(S202)。
一方、両者が異なる値であれば(S201のN)、2つの視点のピクチャのうちの1枚目のピクチャであるから、DPB制御部112は、第1DPB116(図9ではDPB0と表記している)を現在のピクチャの復号に用いるDPB(図9ではcurDPBと表している)とし、出力先チャネルOUTを左目用画像の出力チャネルLOUTとする(S203)。また、DPB制御部112は、復号画像を補助記憶部119に格納する(S204)。現在のピクチャが非参照ピクチャであった場合、出力時刻によってはDPB処理によりすぐに出力されてしまい、DPBに格納されない場合もあり得る。この点、現在のピクチャを補助記憶部119に格納することにより、インタービュー予測符号化の参照画像として使用することが可能となる。
その後、DPB制御部112は、H.264/AVC符号化方式で規定されるDPB制御処理を行う(S205)。すなわち、DPBに格納されているピクチャのマーキング処理や復号画像のDPBへの格納、出力画像のDPBからの出力、不要なピクチャのDPBからの削除などを行う。
図10は、実施の形態に係る参照リスト制御部111による参照ピクチャリストの作成および第1参照リスト保持部113および第2参照リスト保持部114の制御方法を示すフローチャートである。まず、参照リスト制御部111は、ヘッダ復号部103から入力されたヘッダ情報のPOCと、復号順でひとつ前のピクチャのPOC(図10ではprevPOCと表記している)を比較する(S301)。
両者の値が同じであれば(S301のY)、同じ出力時刻の2つの視点のピクチャのうちの2枚目のピクチャであるから、参照リスト制御部111は、第2参照リスト保持部114に保持されているインデックス情報(図10ではList1と表記している)を、現在のピクチャの復号に用いる参照ピクチャリスト(図10ではcurRefListと表記している)の基本情報とし(S302)、参照リスト制御部111は、H.264/AVC符号化方式で規定される参照ピクチャリストの作成処理を行う(S304)。
さらに、参照リスト制御部111は、ステップS304で作成した参照ピクチャリストの末尾に、復号順でひとつ前のピクチャを参照ピクチャとして追加する(S306)。ここで、本実施の形態に係る入力符号化ストリームはステレオ画像に関するものであるため、インタービュー予測符号化に用いることの可能な参照ピクチャは、ベースビューに相当するピクチャのみである。また、同じ出力時刻の2つの視点のピクチャのうちの2枚目のピクチャにおいて、復号順でひとつ前のピクチャはベースビューに相当するピクチャである。したがって、SubsetSPSに記述されているインタービュー予測符号化の参照ピクチャ情報を復号しなくても、この処理により参照ピクチャリストにインタービュー予測符号化の参照ピクチャを追加することが可能となる。
一方、両者が異なる値であれば(S301のN)、2つの視点のピクチャのうちの1枚目のピクチャであるから、参照リスト制御部111は、第1参照リスト保持部113に保持されているインデックス情報(図10ではList0と表記している)を、現在のピクチャの復号に用いる参照ピクチャリスト(図10ではcurRefListと表記している)の基本情報とし(S303)、参照リスト制御部111は、H.264/AVC符号化方式で規定される参照ピクチャリストの作成処理を行う(S305)。ここで、ステップS304とステップS305の参照ピクチャリストの作成処理は、H.264/AVC符号化方式で規定されているものと全く同様のものである。
図11は、図8に示したステレオ画像の符号化ストリームに含まれるピクチャの、復号画像、復号に用いる参照ピクチャリストおよび復号後のバッファの状態を示す図である。左視点画像(LI0、LP2、LB1)は、復号後、第1DPB116(DPB0)および補助記憶部119に格納される。右視点画像(RP0、RP2、RB1)は、復号後、第2DPB117(DPB1)に格納される。
左視点画像の参照ピクチャリストList0は、第1参照リスト保持部113に保持されるインデックス情報から生成され、そのインデックス情報は、その時点で第1DPB116(DPB0)に格納されている復号画像のインデックス情報である。右視点画像の参照ピクチャリストList1は、第2参照リスト保持部114に保持されるインデックス情報から生成され、そのインデックス情報は、その時点で第2DPB117(DPB1)に格納されている復号画像のインデックス情報と、第1DPB116(DPB0)または補助記憶部119に格納されている対象画像と同時刻のベースビューの復号画像のインデックス情報である。なお、Bピクチャでは、L0予測の参照ピクチャリストとL1予測の参照ピクチャリストの2種類が生成される。
図12は、実施の形態に係るヘッダ変換部102によるヘッダの変換方法を示すフローチャートである。まず、ヘッダ変換部102は、入力された符号化ストリームのNALユニットタイプを判定する(S401)。NALユニットタイプがSubsetSPSである場合、ヘッダ変換部102は、NALユニット内のNALユニットヘッダとSPSデータ以外のデータを削除する(S402)。つぎに、ヘッダ変換部102は、NALユニットヘッダのNALユニットタイプをSPSNALユニットに変更する(S403)。SubsetSPSに含まれるSPSデータは、SPSNALユニットに含まれるSPSデータと同じ構造であるため、この処理により、SubsetSPSをSPSNALユニットに変換することができる。
ステップS401で判定されたNALユニットタイプがCoded Slice extensionである場合、ヘッダ変換部102は、NALユニットヘッダ内のnon_idr_flagを取得する(S404)。ここで、non_idr_flagは、そのピクチャがIDRピクチャであるか(non_idr_flag=0)、そうでないか(non_idr_flag=1)を示すフラグであり、Coded Slice extensionのNALユニットヘッダ内のNALユニットヘッダ拡張データに含まれている。
つぎに、ヘッダ変換部102は、NALユニットヘッダ拡張データを削除する(S405)。つぎに、ヘッダ変換部102は、non_idr_flagが1であるか0であるか判定する(S406)。non_idr_flagが1である場合(S406のY)、ヘッダ変換部102は、NALユニットヘッダのNALユニットタイプをnon−IDRピクチャに変更する(S407)。non_idr_flagが0である場合(S406のN)、ヘッダ変換部102は、NALユニットヘッダのNALユニットタイプをIDRピクチャに変更する(S408)。
Coded Slice extensionには、NALユニットヘッダ部にMVC符号化方式で用いるヘッダ拡張データが含まれるが、それ以外はH.264/AVC符号化方式のnon−IDRピクチャ、IDRピクチャのNALユニットと同じ構造である。したがって、この処理によって、Coded Slice extension NALユニットをnon−IDRピクチャまたはIDRピクチャのNALユニットに変換することが可能である。
ステップS401で判定されたNALユニットタイプが、上述したSubsetSPSおよびCoded Slice extension以外だった場合、何も処理を行わない。MVC符号化方式では、H.264/AVC符号化方式で規定されているNALユニットに加え、SubsetSPSまたはCoded Slice extension以外にPrefixNALユニットが追加されている。H.264/AVC符号化方式の復号方法では、規定されていないNALユニットタイプを持つNALユニットを受け取ると、そのNALユニットを無視すると決められているため、PrefixNALユニットが入力されても復号に支障をきたすことはない。
以上説明したように実施の形態によれば、H.264/AVC符号化方式の画像復号装置にわずかな変更を加えるのみで、MVC符号化方式で符号化されたステレオ画像の符号化ストリームを好適に復号することができる。
MVC符号化方式は、H.264/AVC符号化方式とマクロブロック以下の処理は共通であるが、インタービュー予測符号化を用いていたり、新規のNALが追加されているため、H.264/AVC符号化方式の画像復号装置ではベースビュー以外のビューの復号は困難であった。これに対して、本実施の形態では、2つのDPB、2つの参照ピクチャリストおよび2つの出力チャネルを、POCの値によって切り替えることにより、ベースビュー以外のビューも復号することができる。また、POCが同じピクチャが連続して出現した場合、参照ピクチャリストの末尾に直前のピクチャのインデックス情報を挿入することにより、インタービュー予測符号化にも対応することができる。また、補助記憶部119を追加することにより、すべてのピクチャでのインタービュー予測符号化を担保することができる。また、ヘッダ変換部102を追加することにより、MVC符号化方式で用いられるNALユニットの一部をH.264/AVC符号化方式で規定されるNALユニットに変換することが可能である。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
100 画像復号装置、 101 ストリームバッファ、 102 ヘッダ変換部、 103 ヘッダ復号部、 104 データ復号部、 105 逆VLC部、 106 逆量子化部、 107 逆DCT部、 108 加算部、 109 MC部、 110 制御部、 111 参照リスト制御部、 112 DPB制御部、 113 第1参照リスト保持部、 114 第2参照リスト保持部、 115 スイッチ、 116 第1DPB、 117 第2DPB、 118 スイッチ、 119 補助記憶部、 120 スイッチ。

Claims (6)

  1. 視点が異なる第1画像と第2画像とにより構成されるステレオ画像が符号化された符号化ストリームを復号する画像復号装置であって、
    前記符号化ストリームに含まれるピクチャを、参照ピクチャを用いて予測復号する復号部と、
    前記復号部により、前記第1画像のピクチャが復号された復号画像を保持する第1復号ピクチャ記憶部と、
    前記第1復号ピクチャ記憶部に保持される、参照ピクチャに設定されている復号画像のインデックス情報を保持する第1参照リスト記憶部と、
    前記復号部により、前記第2画像のピクチャが復号された復号画像を保持する第2復号ピクチャ記憶部と、
    前記第2復号ピクチャ記憶部に保持される、参照ピクチャに設定されている復号画像のインデックス情報を保持する第2参照リスト記憶部と、
    前記符号化ストリームに含まれる各ピクチャに付加されている表示順序を示す情報を参照して、各ピクチャが前記第1画像のピクチャであるか前記第2画像のピクチャであるかを判定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、復号対象ピクチャが前記第1画像のピクチャである場合、前記第1復号ピクチャ記憶部および前記第1参照リスト記憶部を有効にし、前記第2画像のピクチャである場合、前記第2復号ピクチャ記憶部および前記第2参照リスト記憶部を有効にすることを特徴とする画像復号装置。
  2. 前記制御部は、前記復号対象ピクチャに付加されている表示順序を示す情報と、その一つ前に復号されたピクチャに付加されている表示順序を示す情報とを比較し、一致しない場合、前記復号対象ピクチャをベースビューに設定されている前記第1画像のピクチャと判定し、一致している場合、拡張ビューに設定されている前記第2画像のピクチャと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
  3. 前記制御部は、
    前記復号対象ピクチャが前記第1画像のピクチャである場合、前記第1参照リスト記憶部に保持されているインデックス情報をもとに参照ピクチャリストを生成して、前記復号部に提供し、
    前記復号対象のピクチャが前記第2画像のピクチャである場合、前記第2参照リスト記憶部に保持されているインデックス情報をもとに参照ピクチャリストを生成し、その参照ピクチャリストに一つ前に復号されたピクチャのインデックス情報を追加して、前記復号部に提供することを特徴とする請求項2に記載の画像復号装置。
  4. 前記復号部により、前記第1画像のピクチャが復号された復号画像を補助的に保持する補助記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1画像が復号されるたびに、前記補助記憶部に格納される復号画像を最新のものに更新することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像復号装置。
  5. 視点が異なる第1画像と第2画像とにより構成されるステレオ画像が符号化された符号化ストリームを復号する画像復号方法であって、
    前記符号化ストリームに含まれる各ピクチャに付加されている表示順序を示す情報を参照して、各ピクチャが前記第1画像のピクチャであるか前記第2画像のピクチャであるかを判定する判定ステップと、
    前記符号化ストリームに含まれるピクチャを、参照ピクチャを用いて予測復号する復号ステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果、復号対象ピクチャが前記第1画像のピクチャである場合、前記第1画像用の復号ピクチャバッファおよび前記第1画像用の参照ピクチャリストを更新し、前記復号対象ピクチャが前記第2画像のピクチャである場合、前記第2画像用の復号ピクチャバッファおよび前記第2画像用の参照ピクチャリストを更新する更新ステップと、
    を備えることを特徴とする画像復号方法。
  6. 視点が異なる第1画像と第2画像とにより構成されるステレオ画像が符号化された符号化ストリームを復号する画像復号プログラムであって、
    前記符号化ストリームに含まれる各ピクチャに付加されている表示順序を示す情報を参照して、各ピクチャが前記第1画像のピクチャであるか前記第2画像のピクチャであるかを判定する判定処理と、
    前記符号化ストリームに含まれるピクチャを、参照ピクチャを用いて予測復号する復号処理と、
    前記判定処理による判定の結果、前記復号対象ピクチャが前記第1画像のピクチャである場合、前記第1画像用の復号ピクチャバッファおよび前記第1画像用の参照ピクチャリストを更新し、前記復号対象ピクチャが前記第2画像のピクチャである場合、前記第2画像用の復号ピクチャバッファおよび前記第2画像用の参照ピクチャリストを更新する更新処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像復号プログラム。
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