JP2011070569A - 画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理負担が少なく高品質の3Dモデルの画像を表示する。
【解決手段】コンピューター20はセット1〜nとして3Dモデルに貼り付ける箇所がセット毎に異なる1つの白ベタパターンと(n-1)個の黒ベタパターンを、セット(n+1)としてn個の黒ベタパターンを、他のセットとして座標(x,y)を2進数表現したときの各ビット位置とビット値に応じたパターンをセット毎に3Dモデルに貼り付けてレンダリングし、セットn+1の黒ベタの階調値によりバイアスBc,t(x,y)を設定し、セット1〜nの白ベタの階調値によりセット毎にゲインGi,c,t(x,y)を設定し、他のセットの色からレンダリング済み画像の座標(x,y)とパターンの座標(Xi,t(x,y),Yi,t(x,y))との対応関係を設定する。ビューワー40は、差し替え用テクスチャーiの座標(Xi,t(x,y),Yi,t(x,y))の階調値をゲインとバイアスとを用いて表示用の座標(x,y)の階調値に変換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を表示する画像表示方法に関する。
従来、この種の画像処理方法としては、リアルタイムで3次元モデルをレンダリングしてディスプレイに表示するものや(例えば、特許文献1参照)、3次元モデルを予めレンダリングしてビットマップ画像を作成して保存しておき、ディスプレイの表示はビットマップ画像を読み込んで行なうものなどが提案されている。
特開平07−152925号公報
前者の手法では、画面の表示周期よりも短い周期でレンダリング処理を行なう必要があるため、高い演算能力が要求される。したがって、用いるコンピューターによっては、演算能力に不足が生じ、レイトレーシングなどの高品質のレンダリングは行なうことができない。一方、後者の手法では、ビットマップ画像を表示するだけであるから、予め高品質のレンダリングを行なってビットマップ画像を作成しておくことにより、高品質の画像を表示することができるものの、現状では後から異なるテクスチャーに差し替えて使用することはできない。
本発明の画像表示方法は、3次元モデルのレンダリング画像の表示を処理負担を増やすことなくより高品質に表示することを主目的とする。
本発明の画像表示方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の画像表示方法は、
画像を表示する画像表示方法であって、
(a)座標毎に異なる階調値を設定した座標特定用パターンを含む所定数のパターンからなる少なくとも1つの第1のセットと、前記所定数のセット群であって各セットが最大階調値を設定した1つの最大階調値パターンと最小階調値を設定した前記所定数から値1だけ減じた数の最小階調値パターンとからなり各セット毎に3次元モデルに前記最大階調値パターンを貼り付ける箇所が異なる第2のセット群と、前記所定数の前記最小階調値パターンからなる1つの第3のセットとを作成し、該作成した第1〜第3のセットをセット毎に3次元モデルに貼り付けてそれぞれレンダリングし、
(b)前記第1のセットをレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第1のレンダリング済み画像を解析することにより該第1のレンダリング済み画像の座標と前記座標特定用パターンの座標との対応関係を設定して保存すると共に、前記第2のセット群を各セット毎にレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第2のレンダリング済み画像の階調値と前記第3のセットをレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第3のレンダリング済み画像の階調値との座標毎の偏差であるゲインを同一の座標に対して前記第2のセット群のセット毎に前記所定数算出して保存し、
(c)前記所定数の所望のテクスチャーを画像として一画面に表示する場合に、前記保存した対応関係を用いて、前記所定数の各所望のテクスチャーの階調値に、同一の座標に対して算出した前記所定数のゲインのうち対応するゲインをそれぞれ適用することにより前記レンダリング済み画像における階調値に変換して表示する
ことを要旨とする。
この本発明の画像表示方法では、座標毎に異なる階調値を設定した座標特定用パターンを含む所定数のパターンからなる少なくとも1つの第1のセットと所定数のセット群であって各セットが最大階調値を設定した1つの最大階調値パターンと最小階調値を設定した所定数から値1だけ減じた数の最小階調値パターンとからなり各セット毎に3次元モデルに最大階調値パターンを貼り付ける箇所が異なる第2のセット群と所定数の最小階調値パターンからなる1つの第3のセットとを作成し、作成した第1〜第3のセットをセット毎に3次元モデルに貼り付けてそれぞれレンダリングし、第1のセットをレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第1のレンダリング済み画像を解析することによりレンダリング済み画像の座標と座標特定用パターンの座標との対応関係を設定して保存すると共に、第2のセット群を各セット毎にレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第2のレンダリング済み画像の階調値と前記第3のセットをレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第3のレンダリング済み画像の階調値との座標毎の偏差であるゲインを同一の座標に対して第2のセット群のセット毎に所定数算出して保存し、所定数の所望のテクスチャーを画像として一画面に表示する場合に、保存した対応関係を用いて所定数の各所望のテクスチャーの階調値に同一の座標に対して算出した所定数のゲインのうち対応するゲインをそれぞれ適用することによりレンダリング済み画像における階調値に変換して表示する。これにより、3次元モデルをレンダリングした画像を所望のテクスチャーを差し替えて表示することができると共にリアルタイムで3次元モデルをレンダリングして表示するものに比して処理負担を少なくすることができる。また、画像の1画素に対して複数のテクスチャーからの影響を与えることができるから、高品位な表現を実現することができ、画像の表示をより高画質なものとすることができる。
こうした本発明の画像表示方法において、前記ステップ(a)は、前記第1のセットの座標特定用パターンとして、座標を2進数で表現した場合に各ビット位置に対応する複数のパターンを用いて各パターン毎に対応するビット位置のビット値が値1の座標に第1の階調値を設定し該ビット値が値0の座標に該第1の階調値とは異なる第2の階調値を設定することにより前記座標特定用パターンを作成するステップであるものとすることもできる。こうすれば、レンダリング済み画像の各座標について第1の階調値か第2の階調値かを判定するだけでレンダリング済み画像の座標と各パターンの座標との対応関係を設定することができる。この場合、前記ステップ(a)は、前記第1のセットとして、1つの前記座標特定用パターンと前記所定数から値1だけ減じた数の前記最小階調値パターンとからなる複数のセットを作成するステップであるものとすることもできるし、前記ステップ(a)は、前記第1のセットとして、レンダリング処理により映り込みが生じる座標特定用パターン同士が異なるセットとなり、レンダリング処理により映り込みが生じない座標特定用パターン同士が同一のセットとなるよう複数のセットを作成するステップであるものとすることもできる。後者の場合では、レンダリング処理の回数を減らすことができる。これらの場合、前記2進数は、交番2進数であるものとすることもできる。こうすれば、隣接する座標に移行する際に常に1ビットの変化しか生じないから、画像の階調値の誤差に起因して誤ったデータが取得されてしまうのを抑制することができる。
また、本発明の画像表示方法において、 前記ステップ(b)は、前記第3のセットをレンダリングすることにより得られたレンダリング済み画像における階調値であるバイアス値を保存し、前記ステップ(c)は、前記保存したバイアス値に基づいて前記所望のテクスチャーの階調値をオフセットすることにより前記レンダリング済み画像の階調値に変換して表示するものとすることもできる。こうすれば、3次元モデルのレンダリングによる効果のうち元のテクスチャーに依存しないものを反映させることができる。
さらに、本発明の画像表示方法において、画像をフレーム単位で描画して動画像として表示するものとすることもできる。
画像表示方法に用いるコンピューター20の構成の概略を示す構成図。 特殊テクスチャー生成処理の一例(前半)を示すフローチャート。 特殊テクスチャー生成処理の一例(後半)を示すフローチャート。 特殊テクスチャーの一覧を示す説明図。 セット毎に特殊テクスチャーをレンダリングする様子を示す説明図。 レンダリング済み画像解析処理の一例を示すフローチャート。 バイアスBc,t(x,y)とゲインGi,c,t(x,y)を説明する説明図。 バイアスBc,t(x,y)とゲインGi,c,t(x,y)を説明する説明図。 縦縞模様パターンと反転縦縞模様パターンの各階調値の関係を示す説明図。 差し替え用テクスチャーの一例を示す説明図。 差し替え用テクスチャーのスライドショー表示の一例を示す説明図。 変形例の特殊テクスチャーを示す説明図。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である画像表示方法に用いるコンピューター20とビューワー40の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のコンピューター20は、中央演算処理装置としてのCPUや処理プログラムを記憶するROM、データを一時的に記憶するRAM、グラフィックプロセッサー(GPU)、ハードディスク(HDD)、ディスプレイ22などからなる汎用のコンピューターとして構成されており、その機能ブロックとしては、3次元モデリングデータ(以下、3Dモデルという)やこれに貼り付けるテクスチャーデータ(以下、テクスチャーという)などを記憶する記憶部31と、3次元モデルに貼り付ける前処理用の特殊なテクスチャーを生成する特殊テクスチャー生成処理部32と、3次元モデルをレンダリングしてビットマップ画像を生成するレンダリング処理部34と、レンダリングにより得られたビットマップ画像としてのレンダリング済み画像を解析するレンダリング済み画像解析処理部36と、を備える。
特殊テクスチャー生成処理部32は、レンダリング処理部34でレンダリングされる3Dモデルに貼り付ける所定パターンのテクスチャーを生成する処理部であり、具体的には、所定パターンとして、値0.0〜1.0の階調値範囲内で階調値が値1.0の白ベタのパターンや、階調値が値0.0の黒ベタのパターン,値0.0と値1.0の階調値が横方向に交互に現われる縦縞模様のパターン,この縦縞模様を反転した反転縦縞模様のパターン,値0.0と値1.0の階調値が縦方向に交互に現われる横縞模様のパターン,この横縞模様を反転した反転横縞模様のパターンを生成する。なお、これらの各パターンがもつ役割については後述する。
レンダリング処理部34は、3Dレンダリング用のソフトウエアがコンピューター20にインストールされることにより機能する処理部であり、3Dモデルに特殊テクスチャー生成処理部32で生成されたテクスチャーを貼り付けてレンダリングすることにより所定のフレームレート(例えば、1秒間に30回や60回など)でフレーム単位にビットマップ画像を再生して動画を表示する。本実施形態では、光源からの光をたどりながらオブジェクト面の反射や光の屈折などを計算してレンダリングするレイトレーシング法を用いてレンダリング処理を行なうものとした。
レンダリング済み画像解析処理部36は、レンダリング処理部34により生成されたビットマップ画像(レンダリング済み画像)を解析することにより、所定パターンのテクスチャーに代えて写真などの所望の画像データを配置してレンダリング済み画像をビューワー40側で表示できるようにするための画像描画情報を生成する。
本実施形態のビューワー40は、コンピューター20のレンダリング済み画像解析処理部36で解析された結果としての画像描画情報を記憶する記憶部41と、3Dモデルのレンダリング済み画像に所望のテクスチャーを配置して描画することにより表示する表示処理部42と、写真などの画像データが記憶されたメモリーカード46とのデータのやり取りを司るメモリーカードコントローラー44と、を備える。このビューワー40は、ユーザーからの指示によりメモリーカード46に記憶されている複数の画像データを順次読み込むと共に読み込んだ画像データを画像描画情報を用いて3Dモデルのレンダリング済み画像に貼り付けて順次再生を行なうスライドショー表示を行なうことができるようになっている。
次に、こうして構成された本実施形態のコンピューター20の特殊テクスチャー生成処理部32,レンダリング処理部34,レンダリング済み画像解析処理部36の動作や、ビューワー40の表示処理部42の動作について説明する。まず、特殊テクスチャー生成処理部32の処理について説明する。図2および図3は、特殊テクスチャー生成処理の一例を示すフローチャートである。
特殊テクスチャー生成処理では、まず、対象セット番号iを値1に初期化し(ステップS100)、対象セット番号iに対してRGBの色成分毎にn個の特殊テクスチャーを生成して(ステップS110)、対象セット番号iを値1だけインクリメントし(ステップS120)、対象セット番号iと値nとを比較して(ステップS130)、対象セット番号iが値n以下のときにはステップS110に戻って次の対象セット番号iに対してn個の特殊テクスチャーを生成する処理を繰り返し、対象セット番号iが値nを超えたときには次の処理に進む。ここで、対象セット番号iが値1から値nまでの特殊テクスチャーの生成は、次式(1)に示すように、1番からn番までの対象テクスチャー番号jを1番から値1ずつシフトしながら対象テクスチャー番号jと対象セット番号iと比較し、両者が一致する対象テクスチャー番号jに対しては最小値0.0(黒)〜最大値1.0(白)の階調値範囲で全座標(x,y)に値1.0の階調値を設定することにより白ベタの特殊テクスチャーを生成し、両者が一致しない対象テクスチャー番号jに対しては全座標(x,y)に値0.0の階調値を設定することにより黒ベタの特殊テクスチャーを生成することにより行なわれる。ここで、式(1)中の「c」は、画像データのRGB値の各色に対応する値を示し、「n」は1画面に配置するテクスチャーの数を示し、「b」はテクスチャーの座標を2進数で表わしたときのビット数を示し、「Tc,i,j(x,y)」は色成分c,対象セット番号i,対象テクスチャー番号jにおける特殊テクスチャーの座標(x,y)の階調値を示す(以下、同じ)。
対象セット番号iが値1〜値nの特殊テクスチャーを生成すると、次に、対象セット番号iが値(n+1)の色成分毎のn個の特殊テクスチャーを生成し(ステップS140)、対象セット番号iを値1だけインクリメントする(ステップS150)。ここで、対象セット番号iが値(n+1)の特殊テクスチャーの生成は、次式(2)に示すように、1番からn番までのすべての対象テクスチャー番号jに対して全座標(x,y)に値0.0の階調値を設定することにより黒ベタの特殊テクスチャーを生成することにより行なわれる。
対象セット番号iが値(n+1)の特殊テクスチャーを生成すると、次に、対象テクスチャー番号jを値1に初期化し(ステップS160)、カウンタkを値0に初期化し(ステップS170)、次式(3)により、対象テクスチャー番号jの特殊テクスチャーとして対象セット番号iに対してテクスチャーの座標を交番2進数(グレイコード)表現としたときの第[i−{n+(j−1)b+2}]ビットに対応する縦縞模様の色成分毎の特殊テクスチャーを生成すると共に、対象テクスチャー番号j以外のテクスチャー番号1〜nの(n−1)個の特殊テクスチャーとして全座標(x,y)に値0.0の階調値を設定した黒ベタの特殊テクスチャーを生成する(ステップS180)。そして、カウンタkを値1だけインクリメントすると共に対象セット番号iを値1だけインクリメントし(ステップS190)、カウンタkと値b(テクスチャーの座標を2進数で表わしたときのビット数)とを比較し(ステップS200)、カウンタkが値b以下のときにはステップS180に戻って次の対象セット番号iについて特殊テクスチャーを生成してカウンタkと対象セット番号iとをそれぞれ値1だけインクリメントする処理を繰り返し、カウンタkが値bを超えると、対象テクスチャー番号jを値1だけインクリメントし(ステップS210)、対象セット番号iと値(n+bn+1)とを比較する(ステップS220)。対象セット番号iが値(n+bn+1)以下のときにはステップS170に戻ってカウンタkを値0に初期化して、次の対象テクスチャー番号jの縦縞模様の特殊テクスチャーと対象テクスチャー番号j以外のテクスチャー番号1〜nの(n−1)個の黒ベタの特殊テクスチャーを生成する処理を繰り返し、対象セット番号iが値(n+bn+1)を超えると、次の処理に進む。ここで、式(3)中の「gray(a)」は数値aのグレイコード表現であり、「and(a,b)」はaとbのビット毎の論理積を示す(以下、同じ)。(n+2)番から(n+b+1)番のセット番号のテクスチャーの組と(n+b+2)番から(n+2b+1)番のセット番号のテクスチャーの組と(n+2b+2)番から(n+bn+1)番のセット番号のテクスチャーの組は、それぞれテクスチャーの座標を2進数で表現したときに第0ビット(最上位ビット)から第(b−1)ビット(最下位ビット)までの各ビット位置に対応しており、対象セット番号iに対応するビットの値が値1のときには値1.0(白)の階調値を設定し、対応するビットの値が値0のときには値0.0(黒)の階調値を設定することにより縦縞模様の特殊テクスチャーが生成される。本実施形態では、テクスチャーの座標を交番2進数で表現しており、例えば、テクスチャー数nが値3で座標が値1〜8の3ビット(b=3)とすると、対象セット番号iが第0ビット(最上位ビット)を示す値5,値8,値11の縦縞模様の特殊テクスチャーとしてはx座標が値1〜4については黒の階調値が設定され値5〜8については白の階調値が設定され、対象セット番号iが第1ビットを示す値6,値9,値12の縦縞模様の特殊テクスチャーとしてはx座標が値1,2については黒の階調値が設定され3〜6については白の階調値が設定され値7,8については黒の階調値が設定され、対象セット番号iが第2ビット(最下位ビット)を示す値7,値10,値13の縦縞模様の特殊テクスチャーとしてはx座標が値1については黒の階調値が設定され値2,3については白の階調値が設定され値4,5については黒の階調値が設定され値6,7については白の階調値が設定され値8については黒の階調値が設定されることになる。この縦縞模様のパターンは、値5〜値7のセット番号ではテクスチャー番号が1番のテクスチャーに設定され、値8〜値10のセット番号ではテクスチャー番号が2番のテクスチャーに設定され、値11〜値13のセット番号ではテクスチャー番号が3番のテクスチャーに設定され、他のテクスチャー番号のテクスチャーには黒ベタのパターンが設定される。
対象セット番号iが値(n+2)〜値(n+bn+1)の特殊テクスチャーを生成すると、対象テクスチャー番号jを値1に初期化し(ステップS230)、カウンタkを値0に初期化し(ステップS240)、次式(4)により、対象テクスチャー番号jの特殊テクスチャーとして対象セット番号iに対してテクスチャーの座標を交番2進数(グレイコード)表現としたときの第[i−{n+(j−1)b+bn+2}]ビットに対応する縦縞模様の色成分毎の特殊テクスチャーを生成すると共に、対象テクスチャー番号j以外のテクスチャー番号1〜nの(n−1)個の特殊テクスチャーとして全座標(x,y)に値0.0の階調値を設定した黒ベタの特殊テクスチャーを生成する(ステップS250)。そして、カウンタkを値1だけインクリメントすると共に対象セット番号iを値1だけインクリメントし(ステップS260)、カウンタkと値b(テクスチャーの座標を2進数で表わしたときのビット数)とを比較し(ステップS270)、カウンタkが値b以下のときにはステップS250に戻って次の対象セット番号iについて特殊テクスチャーを生成してカウンタkと対象セット番号iとをそれぞれ値1だけインクリメントする処理を繰り返し、カウンタkが値bを超えると、対象テクスチャー番号jを値1だけインクリメントし(ステップS280)、対象セット番号iと値(n+2bn+1)とを比較する(ステップS290)。対象セット番号iが値(n+bn+1)以下のときにはステップS240に戻ってカウンタkを値0に初期化して、次の対象テクスチャー番号jの縦縞模様の特殊テクスチャーと対象テクスチャー番号j以外のテクスチャー番号1〜nの(n−1)個の黒ベタの特殊テクスチャーを生成する処理を繰り返し、対象セット番号iが値(n+2bn+1)を超えると、次の処理に進む。式(4)からわかるように、前述したステップS160〜S220で生成した縦縞模様の特殊テクスチャーの白を黒に黒を白に反転した反転縦縞模様の特殊テクスチャーを生成するものとなる。
対象セット番号iが値(n+bn+2)〜値(n+2bn+1)の特殊テクスチャーを生成すると、次に、対象テクスチャー番号jを値1に初期化し(ステップS300)、カウンタkを値0に初期化し(ステップS310)、次式(5)により、対象テクスチャー番号jの特殊テクスチャーとして対象セット番号iに対してテクスチャーの座標を交番2進数(グレイコード)表現としたときの第[i−{n+(j−1)b+2bn+2}]ビットに対応する横縞模様の色成分毎の特殊テクスチャーを生成すると共に、対象テクスチャー番号j以外のテクスチャー番号1〜nの(n−1)個の特殊テクスチャーとして全座標(x,y)に値0.0の階調値を設定した黒ベタの特殊テクスチャーを生成する(ステップS320)。そして、カウンタkを値1だけインクリメントすると共に対象セット番号iを値1だけインクリメントし(ステップS330)、カウンタkと値b(テクスチャーの座標を2進数で表わしたときのビット数)とを比較し(ステップS340)、カウンタkが値b以下のときにはステップS320に戻って次の対象セット番号iについて特殊テクスチャーを生成してカウンタkと対象セット番号iとをそれぞれ値1だけインクリメントする処理を繰り返し、カウンタkが値bを超えると、対象テクスチャー番号jを値1だけインクリメントし(ステップS350)、対象セット番号iと値(n+3bn+1)とを比較する(ステップS360)。対象セット番号iが値(n+3bn+1)以下のときにはステップS310に戻ってカウンタkを値0に初期化して、次の対象テクスチャー番号jの横縞模様の特殊テクスチャーと対象テクスチャー番号j以外のテクスチャー番号1〜nの(n−1)個の黒ベタの特殊テクスチャーを生成する処理を繰り返し、対象セット番号iが値(n+3bn+1)を超えると、次の処理に進む。(n+2bn+2)番から(n+b+2bn+1)番のセット番号のテクスチャーの組と(n+b+2bn+2)番から(n+2b+2bn+1)番のセット番号のテクスチャーの組と(n+2b+2bn+2)番から(n+3bn+1)番のセット番号のテクスチャーの組は、それぞれテクスチャーの座標を2進数で表現したときに第0ビット(最上位ビット)から第(b−1)ビット(最下位ビット)までの各ビット位置に対応しており、対象セット番号iに対応するビットの値が値1のときには値1.0(白)の階調値を設定し、対応するビットの値が値0のときには値0.0(黒)の階調値を設定することにより縦縞模様の特殊テクスチャーが生成される。本実施形態では、テクスチャーの座標を交番2進数で表現しており、例えば、テクスチャー数nが値3で座標が値1〜8の3ビット(b=3)とすると、対象セット番号iが第0ビット(最上位ビット)を示す値23,値26,値29の横縞模様の特殊テクスチャーとしてはy座標が値1〜4については黒の階調値が設定され値5〜8については白の階調値が設定され、対象セット番号iが第1ビットを示す値24,値27,値30の横縞模様の特殊テクスチャーとしてはy座標が値1,2については黒の階調値が設定され値3〜6については白の階調値が設定され値7,8については黒の階調値が設定され、対象セット番号iが第2ビット(最下位ビット)を示す値25,値26,値31の横縞模様の特殊テクスチャーとしてはy座標が値1については黒の階調値が設定され値2,3については白の階調値が設定され値4,5については黒の階調値が設定され値6,7については白の階調値が設定され値8については黒の階調値が設定されることになる。この横縞模様のパターンは、値23〜値25のセット番号ではテクスチャー番号が1番のテクスチャーに設定され、値26〜値28のセット番号ではテクスチャー番号が2番のテクスチャーに設定され、値29〜値31のセット番号ではテクスチャー番号が3番のテクスチャーに設定され、他のテクスチャー番号のテクスチャーには黒ベタのパターンが設定される。
対象セット番号iが値(n+2bn+2)〜値(n+3bn+1)の特殊テクスチャーを生成すると、対象テクスチャー番号jを値1に初期化し(ステップS370)、カウンタkを値0に初期化し(ステップS380)、次式(6)により、対象テクスチャー番号jの特殊テクスチャーとして対象セット番号iに対してテクスチャーの座標を交番2進数(グレイコード)表現としたときの第[i−{n+(j−1)b+3bn+2}]ビットに対応する横縞模様の色成分毎の特殊テクスチャーを生成すると共に、対象テクスチャー番号j以外のテクスチャー番号1〜nの(n−1)個の特殊テクスチャーとして全座標(x,y)に値0.0の階調値を設定した黒ベタの特殊テクスチャーを生成する(ステップS390)。そして、カウンタkを値1だけインクリメントすると共に対象セット番号iを値1だけインクリメントし(ステップS400)、カウンタkと値b(テクスチャーの座標を2進数で表わしたときのビット数)とを比較し(ステップS410)、カウンタkが値b以下のときにはステップS390に戻って次の対象セット番号iについて特殊テクスチャーを生成してカウンタkと対象セット番号iとをそれぞれ値1だけインクリメントする処理を繰り返し、カウンタkが値bを超えると、対象テクスチャー番号jを値1だけインクリメントし(ステップS420)、対象セット番号iと値(n+4bn+1)とを比較する(ステップS430)。対象セット番号iが値(n+4bn+1)以下のときにはステップS380に戻ってカウンタkを値0に初期化して、次の対象テクスチャー番号jの横縞模様の特殊テクスチャーと対象テクスチャー番号j以外のテクスチャー番号1〜nの(n−1)個の黒ベタの特殊テクスチャーを生成する処理を繰り返し、対象セット番号iが値(n+4bn+1)を超えると、これで本処理を終了する。式(6)からわかるように、前述したステップS300〜S360で生成した横縞模様の特殊テクスチャーの白を黒に黒を白に反転した反転横縞模様の特殊テクスチャーを生成するものとなる。図4に、テクスチャー数nが値3で座標のビット数bが値3のときに生成される特殊テクスチャーの一覧を示す。
レンダリング処理部34は、セット毎に、対応するn個の特殊テクスチャーを3次元モデルに貼り付けてレンダリング処理を行なう。レンダリング処理は、セット番号iが値1〜(n+1)のセットについてはアンチエイリアシングなどの高画質化処理を伴って行ない、セット番号iが値(n+2)〜値(n+4bn+1)のセットについては高画質化処理を無効にして行なうものとした。図5にレンダリング処理の様子を示す。本実施形態では、3次元モデルを動画としてレンダリングし、テクスチャー数nが値3でビット数bが値3としたから、合計40セット分のレンダリング処理が行なわれて40セット分の動画が生成されることになる。なお、この動画は、フレーム1〜Tまでの各フレーム毎に生成されたビットマップ画像(レンダリング済み画像)により構成される。
次に、レンダリング処理部34により生成されたレンダリング済み画像を解析する処理について説明する。図6は、レンダリング済み画像解析処理部36により実行されるレンダリング済み画像解析処理の一例を示すフローチャートである。
レンダリング済み画像解析処理では、まず、次式(7)により、各フレーム番号t(=1〜T)におけるセット番号(n+1)のレンダリング済み画像の階調値をバイアスBc,t(x,y)として設定し(ステップS500)、セット番号i(1〜n)毎に、次式(8)によりゲインGi,c,t(x,y)を計算する(ステップS510)。ここで、式(7)中の「Ac,n+1,t(x,y)」は色成分c,セット番号(n+1),フレーム番号tにおけるレンダリング済み画像(x,y)の階調値を示し、式(8)中の「Ac,i,t(x,y)」は色成分c,セット番号i,フレーム番号tにおけるレンダリング済み画像の座標(x,y)の階調値を示す。図7および図8に、バイアスBc,t(x,y)とゲインGi,c,t(x,y)との関係を示す。3Dモデルにテクスチャーを貼り付けてレンダリングする場合、図示するように、黒ベタパターンのレンダリング後の座標(x,y)における階調値がバイアスBc,t(x,y)となり、白ベタパターンのレンダリング後の座標(x,y)における階調値から黒ベタパターンのレンダリング後の座標(X,Y)における階調値を減じたものがゲインGi,c,t(x,y)となる。これにより、元のテクスチャーの階調値に依存しないオフセット分がバイアスBc,t(x,y)に相当し、元のテクスチャーの階調値の変化に対するレンダリング済み画像の階調値の変化の傾きがゲインGi,c,t(x,y)に相当するものとなる。本実施形態では、値1〜値nの各セット毎に3次元モデルの異なる箇所に1つの白ベタのテクスチャーを貼り付けると共に残りの箇所には黒ベタのテクスチャーを貼り付けているから、レンダリング処理の際に光源からの光が白ベタのテクスチャーで反射しその反射光により他の黒ベタのテクスチャーに映り込みが生じたときにはその黒ベタのテクスチャーの階調値はセット番号(n+1)の黒ベタのテクスチャーの階調値と異なるものとなる。ゲインGi,c,t(x,y)をn個のセット番号i(1〜n)毎に設定しているのはこうした映り込みの影響をゲインGi,c,t(x,y)に反映させるためである。
そして、次式(9)によりテクスチャーのグレイコード表現の座標(X'i,t(x,y),Y'i,t(x,y))を値0に初期化し(ステップS520)、セット番号(n+2)〜(n+bn+1)の縦縞模様のレンダリング済み画像の座標(x,y)の階調値と対応するセット番号(n+bn+2)〜(n+2bn+1)の反転縦縞模様のレンダリング済み画像の座標(x,y)の階調値とを比較して(ステップS530)、レンダリング済み画像の座標(x,y)とテクスチャーの座標X'i,t(x,y)との対応関係を設定すると共に(ステップS540)、セット番号(n+2bn+2)〜(n+3bn+1)の横縞模様のレンダリング済み画像の座標(x,y)の階調値と対応するセット番号(n+3bn+2)〜(n+4bn+1)の反転横縞模様のレンダリング済み画像の座標(x,y)の階調値とを比較して(ステップS550)、レンダリング済み画像の座標(x,y)とテクスチャーの座標Y'i,t(x,y)との対応関係を設定する(ステップS560)。ここで、ステップS520〜S560の処理は、次式(10)により行なわれる。レンダリング済み画像の座標(x,y)とテクスチャーの座標X'i,t(x,y)との対応関係の設定は、変数iを値1から値b(座標のビット数)まで順次シフトしながらセット番号(i+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+n+1,t(x,y)が反転模様の対応するセット番号(i+bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+bn+n+1,t(x,y)よりも大きいか否かにより、即ち、セット番号(i+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+n+1,t(x,y)が白に相当するか否かを判定し、白の場合にはグレイコード表現の座標X'i,t(x,y)の対応する第(i−1)ビットのビット値に値1を設定し、変数iを値1から値b(座標のビット数)まで順次シフトしながらセット番号(i+b+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+b+n+1,t(x,y)が反転模様の対応するセット番号(i+b+bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+b+bn+n+1,t(x,y)よりも大きいか否か、即ち、セット番号(i+b+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+b+n+1,t(x,y)が白に相当するか否かを判定し、白の場合にはグレイコード表現の座標X'i,t(x,y)の対応する第(i−1)ビットのビット値に値1を設定し、変数iを値1から値bまで順次シフトしながらセット番号(i+2b+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2b+n+1,t(x,y)が反転模様の対応するセット番号(i+2b+bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2b+bn+n+1,t(x,y)よりも大きいか否か、即ち、セット番号(i+2b+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2b+n+1,t(x,y)が白に相当するか否かを判定し、白の場合にはグレイコード表現の座標X'i,t(x,y)の対応する第(i−1)ビットのビット値に値1を設定することにより行なわれる。また、レンダリング済み画像の座標(x,y)とテクスチャーの座標Y'i,t(x,y)との対応関係の設定は、変数iを値1から値bまで順次シフトしながらセット番号(i+2bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2bn+n+1,t(x,y)が反転模様の対応するセット番号(i+3bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+3bn+n+1,t(x,y)よりも大きいか否かにより、即ち、セット番号(i+2bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2bn+n+1,t(x,y)が白に相当するか否かを判定し、白の場合にはグレイコード表現の座標Y'i,t(x,y)の対応する第(i−1)ビットのビット値に値1を設定し、変数iを値1から値bまで順次シフトしながらセット番号(i+b+2bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+b+2bn+n+1,t(x,y)が反転模様の対応するセット番号(i+b+3bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+b+3bn+n+1,t(x,y)よりも大きいか否かにより、即ち、セット番号(i+b+2bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+b+2bn+n+1,t(x,y)が白に相当するか否かを判定し、白の場合にはグレイコード表現の座標Y'i,t(x,y)の対応する第(i−1)ビットのビット値に値1を設定し、変数iを値1から値bまで順次シフトしながらセット番号(i+2b+2bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2b+2bn+n+1,t(x,y)が反転模様の対応するセット番号(i+2b+3bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2b+3bn+n+1,t(x,y)よりも大きいか否かにより、即ち、セット番号(i+2b+2bn+n+1)のレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2b+2bn+n+1,t(x,y)が白に相当するか否かを判定し、白の場合にはグレイコード表現の座標Y'i,t(x,y)の対応する第(i−1)ビットのビット値に値1を設定することにより行なわれる。ここで、式(10)中の「or(a,b)」はaとbのビット毎の論理和を示す。図9は縦縞模様パターンと反転縦縞模様パターンの各階調値の関係を示す説明図である。レンダリング済み画像の座標(x,y)とテクスチャーの座標(X'i,t(x,y),Y'i,t(x,y))との対応関係の設定は、変数iが値1〜値bのセット番号(i+n+1),(i+b+n+1),(i+2b+n+1)の縦縞模様のパターンをレンダリングしたレンダリング済み画像の階調値Ac,i+n+1,t(x,y),Ac,i+b+n+1,t(x,y),Ac,i+2b+n+1,t(x,y)や、セット番号(i+2bn+n+1),(i+b+2bn+n+1),(i+2b+2bn+n+1)の横縞模様のパターンをレンダリングしたレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2bn+n+1,t(x,y),Ac,i+b+2bn+n+1,t(x,y),Ac,i+2b+2bn+n+1,t(x,y)が白に相当するか否かを判定することにより行なうが、これらのレンダリングの際に光源から光の当たり具合などによっては本来の白色が灰色や黒色に近い状態となる場合があり、この場合、色を誤判定するおそれがある。本実施形態では、変数iが値1〜値bのセット番号(i+bn+1),(i+b+bn+1),(i+2b+bn+1)の反転縦縞模様のパターンとセット番号(i+3bn+1),(i+b+3bn+1),(i+2b+3bn+1)の反転横縞模様のパターンとを作成してレンダリングし、これらの反転縦縞模様や反転横縞模様との対比(図9参照)として縦縞模様のパターンをレンダリングしたレンダリング済み画像の階調値Ac,i+n+1,t(x,y),Ac,i+b+n+1,t(x,y),Ac,i+2b+n+1,t(x,y)や横縞模様のパターンをレンダリングしたレンダリング済み画像の階調値Ac,i+2bn+n+1,t(x,y),Ac,i+b+2bn+n+1,t(x,y),Ac,i+2b+2bn+n+1,t(x,y)が白に相当するか否かを判定するから、色の誤判定を防止することができる。また、図4に示すように、1つのセットを対象テクスチャー番号jに該当する箇所にだけ座標特定用のパターン(縦縞模様パターンや横縞模様パターン)を配置すると共にそれ以外のテクスチャー番号に該当する(n−1)箇所には黒ベタのパターンを配置することにより構成しこれをセット毎にレンダリングして各座標特定用のパターンの色を判定することにより座標の対応関係を設定しているのは、一つのセットを値1〜値nのすべてのテクスチャー番号に該当する箇所に座標特定用のパターンを配置することにより構成すると、レンダリング処理に伴うテクスチャー相互の映り込みによる色変化により、色を誤判定し、誤った座標の対応関係を設定するおそれがあるためである。したがって、3次元モデルに貼り付けるn個のテクスチャーのうちレンダリング処理により映り込みが生じるテクスチャー同士に対してのみ座標特定用のパターンを配置するセットを分ければよく、映り込みが生じないテクスチャー同士に対しては同一のセットにまとめて座標特定用のパターンを配置するものとしてもよい。映り込みが生じるか否かは、各セット番号1〜nの黒ベタパターンのテクスチャーの階調値がセット番号(n+1)の黒ベタパターンのテクスチャーの階調値と同一であるか否かをセット毎に判定するものとすればよい。こうすることにより、レンダリング処理を行なうセット数をより少なくすることができる。
こうして座標の対応関係を設定すると、グレイコード表現のテクスチャーの座標(X'i,t(x,y),Y'i,t(x,y))を次式(11)を用いて復号化して復号化後座標(Xi,t(x,y),Yi,t(x,y))を算出し(ステップS570)、これまでの設定あるいは算出結果を画像描画情報として記憶部31に保存し(ステップS580)、値1〜Tまでの全フレームについて処理が完了したか否かを判定し(ステップS590)、全フレームについて処理が完了していないときには次のフレームを対象フレームtに設定してステップS500に戻って処理を繰り返し、全フレームについて処理が完了したときに本処理を終了する。ここで、式(11)中の「gray-1(a)」はグレイコードaを復号化した値を示し、「Xi,t(x,y)」はフレーム番号tのレンダリング済み画像の座標(x,y)に対応するテクスチャーのx座標を示し、「Yi,t(x,y)」はフレーム番号tのレンダリング済み画像の座標(x,y)に対応するテクスチャーのy座標を示す。なお、本実施形態では、座標(X'i,t(x,y),Y'i,t(x,y))の原点を(1,1)としているから、グレイコードを復号化した値に値1を加算している。なお、画像描画情報としては、バイアスBc,t(x,y)とゲインGi,c,t(x,y)と座標(Xi,t(x,y),Yi,t(x,y))とが含まれる。
ビューワー40の表示処理部42では、コンピューター20のレンダリング処理部34により生成されたレンダリング済み画像(ビットマップ画像)とレンダリング済み画像解析処理部36により生成された画像描画情報とを予め記憶部41に記憶させておけば、メモリーカード46に記憶されている写真などの複数の画像データを差し替え用テクスチャーとして読み込むと共に次式(12)を用いてレンダリング済み画像に合成して順次描画することにより、テクスチャーを差し替えながら3次元モデルのレンダリング済み画像を表示するスライドショー再生を行なうことができる。ここで、式(12)中の「Gi,c,t(x,y)」はテクスチャー番号(セット番号)i,色成分c,フレーム番号tにおけるゲインを示し、「Uc,i(x,y)」は色成分c,テクスチャー番号iにおける差し替え用テクスチャーの座標(x,y)の階調値(0.0〜1.0)を示し、「Pc,t(x,y)」は色成分c,フレーム番号tにおける表示画像(レンダリング済み画像)の座標(x,y)の階調値(0.0〜1.0)を示す。式(12)に示すように、表示画像の階調値Pc,t(x,y)の設定は、表示画像の座標(x,y)に対応する差し替え用テクスチャーの座標(Xi,t(x,y),Yi,t(x,y))の階調値にテクスチャー番号i毎,色成分c毎,フレーム番号t毎に設定したゲインGi,c,t(x,y)を乗じてバイアスBc,t(x,y)を加えたものを設定することにより行なわれる。これにより、1ピクセルに対して複数のテクスチャー(反射光)の影響を与えることができるから、写真の映り込みなどの表現を実現することができ、画像の再生をより高画質なものとすることができる。また、この結果、レンダリング処理の際にアンチエイリアシング処理を伴わせるものとすれば、複数のテクスチャーが重なる場合でもその境界にみられるジャギー(階段状のギザギザ)を軽減してより自然な画像として再生することができる。図10にテクスチャー番号が1〜3の3つの差し替え用テクスチャーを示し、図11にレンダリング済み画像に図10の差し替え用テクスチャーを配置して描画する様子を示す。
以上説明した本実施形態の画像表示方法によれば、コンピューター20側では、各セット番号が値1〜nで各セットがn個のテクスチャーからなるセットとして3次元モデルに貼り付ける箇所が各セット毎に異なる1つの白ベタパターンのテクスチャーと残り(n−1)個の黒ベタパターンのテクスチャーを作成し、セット番号が値(n+1)のセットとして全箇所に黒ベタパターンのテクスチャーを作成し、セット番号が値(n+2)〜(n+4bn+1)のセットとして座標(x,y)を2進数表現したときの各ビット位置とビット値に応じたパターンの座標特定用パターンを作成してそれぞれセット毎に3次元モデルに貼り付けてレンダリングし、セット番号が(n+1)のセットのレンダリングによりビットマップ画像として得られたレンダリング済み画像の階調値によりバイアスBc,t(x,y)を設定し、セット番号が値1〜nのセットの各セット毎の白ベタパターンのレンダリング後の座標(x,y)における階調値からセット番号が値(n+1)の黒ベタパターンのレンダリング後の座標(X,Y)における階調値(バイアスBc,t(x,y))を減じてセット番号毎にゲインGi,c,t(x,y)を設定し、セット番号が値(n+2)〜(n+4bn+1)の各セットのレンダリングによりビットマップ画像として得られたレンダリング済み画像における座標特定用パターンの色を判定することによりレンダリング済み画像の座標(x,y)とテクスチャーの座標(Xi,t(x,y),Yi,t(x,y))との対応関係を設定してこれらを画像描画情報として保存し、ビューワー40側でレンダリング済み画像を用いて画像を表示するときには、表示画像の座標(x,y)に対応する差し替え用テクスチャーの座標(Xi,t(x,y),Yi,t(x,y))の階調値にテクスチャー番号(セット番号に対応)i毎に設定したゲインGi,c,t(x,y)を乗じてバイアスBc,t(x,y)を加えたものを設定するから、3次元モデルをレンダリングしたときの屈折光や鏡面反射,影などの影響も反映させた上でレンダリング済み画像をテクスチャーを自由に差し替えて再生することができると共にリアルタイムで3次元モデルをレンダリングして表示するものに比して処理負担を少なくすることができる。また、表示画像の1ピクセルに対して複数のテクスチャー(反射光)の影響を与えることができるから、写真の映り込みなどの表現を実現することができ、画像の再生をより高画質なものとすることができる。しかも、座標の対応関係を特定するための特殊テクスチャーとして交番2進数に対応する縦縞模様のパターンと横縞模様のパターンとを形成するから、隣接する座標に移行する際には常に1ビットの変化となり、画像の階調値の誤差に起因して誤ったデータが取得されてしまうのを抑制することができる。
本実施形態では、対象セット番号iが値(n+2)〜値(n+2bn+1)の縦縞模様パターンの特殊テクスチャーを座標を交番2進数表現したときに各ビットの値に対応するものとすると共に対象セット番号iが値(n+2bn+2)〜値(n+4bn+1)の横縞模様パターンの特殊テクスチャーを座標を交番2進数表現したときの各ビットの値に対応するものとしたが、これらのパターンを、座標を一般の2進数表現したときに各ビットの値に対応するものとして生成するものとしてもよい。この場合の特殊テクスチャーの一例を図12に示す。
本実施形態では、縦縞模様のパターンのレンダリング済み画像の階調値とこれを反転した反転パターンのレンダリング済み画像の階調値とを比較すると共に横縞模様のパターンのレンダリング済み画像の階調値とこれを反転した反転パターンのレンダリング済みがぞうの階調値とを比較することにより縦縞模様のパターンや横縞模様のパターンのレンダリング済み画像の色(白黒)を判定するものとしたが、縦縞模様のパターンや横縞模様のパターンのレンダリング済み画像の階調値を直接用いて色を判定するものとしてもよい。
本実施形態では、ビューワー40により画像を再生するものとしたが、画像を再生できる機器であれば、液晶画面付きの携帯電話やプリンターなど如何なる機器を用いるものとしても構わない。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
20 コンピューター、22 ディスプレイ、31 記憶部、32 特殊テクスチャー生成処理部、34 レンダリング処理部、36 レンダリング済み画像解析処理部、40 ビューワー、41 記憶部、42 表示処理部、44 メモリーカードコントローラー、46 メモリーカード。

Claims (7)

  1. 画像を表示する画像表示方法であって、
    (a)座標毎に異なる階調値を設定した座標特定用パターンを含む所定数のパターンからなる少なくとも1つの第1のセットと、前記所定数のセット群であって各セットが最大階調値を設定した1つの最大階調値パターンと最小階調値を設定した前記所定数から値1だけ減じた数の最小階調値パターンとからなり各セット毎に3次元モデルに前記最大階調値パターンを貼り付ける箇所が異なる第2のセット群と、前記所定数の前記最小階調値パターンからなる1つの第3のセットとを作成し、該作成した第1〜第3のセットをセット毎に3次元モデルに貼り付けてそれぞれレンダリングし、
    (b)前記第1のセットをレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第1のレンダリング済み画像を解析することにより該第1のレンダリング済み画像の座標と前記座標特定用パターンの座標との対応関係を設定して保存すると共に、前記第2のセット群を各セット毎にレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第2のレンダリング済み画像の階調値と前記第3のセットをレンダリングすることによりビットマップ画像として得られた第3のレンダリング済み画像の階調値との座標毎の偏差であるゲインを同一の座標に対して前記第2のセット群のセット毎に前記所定数算出して保存し、
    (c)前記所定数の所望のテクスチャーを画像として一画面に表示する場合に、前記保存した対応関係を用いて、前記所定数の各所望のテクスチャーの階調値に、同一の座標に対して算出した前記所定数のゲインのうち対応するゲインをそれぞれ適用することにより前記レンダリング済み画像における階調値に変換して表示する
    画像表示方法。
  2. 前記ステップ(a)は、前記第1のセットの座標特定用パターンとして、座標を2進数で表現した場合に各ビット位置に対応する複数のパターンを用いて各パターン毎に対応するビット位置のビット値が値1の座標に第1の階調値を設定し該ビット値が値0の座標に該第1の階調値とは異なる第2の階調値を設定することにより前記座標特定用パターンを作成するステップである請求項1記載の画像表示方法。
  3. 前記ステップ(a)は、前記第1のセットとして、1つの前記座標特定用パターンと前記所定数から値1だけ減じた数の前記最小階調値パターンとからなる複数のセットを作成するステップである請求項2記載の画像表示方法。
  4. 前記ステップ(a)は、前記第1のセットとして、レンダリング処理により映り込みが生じる座標特定用パターン同士が異なるセットとなり、レンダリング処理により映り込みが生じない座標特定用パターン同士が同一のセットとなるよう複数のセットを作成するステップである請求項2記載の画像表示方法。
  5. 前記2進数は、交番2進数である請求項2ないし4いずれか1項に記載の画像表示方法。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項に記載の画像表示方法であって、
    前記ステップ(b)は、前記第3のセットをレンダリングすることにより得られたレンダリング済み画像における階調値であるバイアス値を保存し、
    前記ステップ(c)は、前記保存したバイアス値に基づいて前記所望のテクスチャーの階調値をオフセットすることにより前記レンダリング済み画像の階調値に変換して表示する
    画像表示方法。
  7. 画像をフレーム単位で描画して動画像として表示する請求項1ないし6いずれか1項に記載の画像表示方法。
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