JP2011070042A - 競走馬調教用ゼッケン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布14で競走馬調教用ゼッケン11の本体12,13が形成されており、該糸の表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する樹脂、細粒又はこれらの混合物が付着されている(請求項1〜3)。再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布14でその本体12,13が形成されており、前記糸はその表面が起毛されており、該起毛された表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する樹脂、細粒又はこれらの混合物が付着されている(請求項4〜6)。
【選択図】 図5
Description
調教される各競走馬の背には、競走馬調教用ゼッケン及び馬体装着具が装着される(例えば特許文献1参照。競走馬調教用ゼッケンは符号3、馬体装着具は符号5で示されている。なお、「競走馬調教用ゼッケン」について、以後、適宜「競走馬」の語を略す。)。
調教は1年中ほぼ毎日実施される。このため調教用ゼッケン3もほぼ毎日使用され、強い耐久性が求められる。
しかし、馬の背は高い。速度も速い。それ故、このことが原因で調教をしている乗り手が落馬するというようなことは絶対に有ってはならない。
また、請求項2の競走馬調教用ゼッケンでは、再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、前記糸の表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する細粒が付着されている。
また、請求項3の競走馬調教用ゼッケンでは、再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、前記糸の表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する細粒及び樹脂が付着されている。
また、請求項5の競走馬調教用ゼッケンでは、再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、前記糸はその表面が起毛されており、該起毛された表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する細粒が付着されている。
また、請求項6の競走馬調教用ゼッケンでは、再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、前記糸はその表面が起毛されており、該起毛された表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する樹脂及び細粒が付着されている。
これら樹脂、細粒又はこれらの混合物により、調教の間、馬体が大きく揺動等したとしても、両者の間に位置ずれが生ずることは無くなる。これにより、調教をしている乗り手の安全は十分に確保される。再生ポリエステル繊維をその素材として安全に使用できるようになり、資源の再利用が促進される。
これら図に於て、12は左本体、13は右本体である。これらは、図4に示すような配置で帆布14に型入れされ、裁断される。ここで、帆布14は、競馬場等で大量に排出されるPETボトルから再生されたポリエステル繊維の糸で織り上げられたものである。
織り上がった生機に対しては、通常、染色工場で染色その他の加工が行われる。染色工場での一般的な加工工程を示せば以下のとおりである。
(1)毛焼き (2)糊抜き (3)精練 (4)漂白 (5)マーセライズ (6)染色 (7)仕上(樹脂加工)(8)仕上(防縮加工)
ただし、これらは、綿または綿/ポリエステル織物に対するものである。実施の形態例の帆布14はポリエステル(短繊維)織物である。この場合は、(2)(3)(6)(7)(8)の工程が適用される。なお、工程(1)は工程(6)の後のどこかで行う場合がある。
本実施の形態例では、織り上がった生機に対して起毛を行う。起毛は、工程(6)の前(染色前)に行う場合が最も多く、稀に、工程(7)の後もしくは工程(8)のあと実施される。ここでは工程(6)の前に行う。
起毛の種類は、繊維加工で一般的に使用されている起毛機であることを前提とすれば、針で引っ掻いて繊維を起こす針布起毛、サンドペーパーによるエメリー起毛、ブラシで叩くブラッシング起毛等が想定される。ここでは、エメリー起毛とする。
起毛のあと、樹脂、細粒等の付着を行う。なお、上記工程(7)仕上(樹脂加工)は、通常は、柔軟剤や抗菌剤等の特殊機能剤等を付ける工程を指す。しかし、本実施の形態例では、鞍に対する摩擦抵抗を持たせるため、この通常の工程(7)に代え、樹脂、細粒又はこれらの混合物をこの織物(処理途中の帆布14)に付着させる処理を行う。
・樹脂水溶液、細粒コロイド液又はこれらの混合物等に織物を浸漬、絞液、乾燥、そして必要に応じて熱処理を行う。
・織物は拡布状で連続的に処理。
・絞液率は30〜120%(範囲は広めにしている。好適値は下記実施例参照。)。
・乾燥条件は80〜200℃で30〜300秒(同上)。
・熱処理条件は130〜200℃で20〜180秒(同上)。
・素材としては、例えば以下のものが好適である。
(1)皮膜形成能を有する樹脂(シリコーン系,メチロール化メラミン系,アクリル酸エステル系等)の水溶液
(2)シリカ、アルミナ等のコロイド溶液
(3)上記(1)と(2)とを混合した水溶液
・これら(1)、(2)又は(3)に織物を浸漬する。
・水溶液中の上記素材の濃度は、0.1〜30質量%
図5に於て、分図(A)は、樹脂、細粒等の付着前の、再生ポリエステル繊維の糸の一例24を断面で示す(以下、「分図」の語は適宜略す。)。この糸24は、再生ポリエステル100%の紡績糸25を3本撚りしたものである。夫々の紡績糸25は、数十本の再生ポリエステル繊維26で構成されている。
なお、上記したように、この図5は概念図である。各糸24の外周は1個の円で表現している。各繊維26はクロスハッチングの桝目で表現している。起毛は表現されていない。
糸24Bの表面に、樹脂からなる皮膜27が形成されている。なお、皮膜27は視認し易くするため、適宜の厚みで表現した。現実のものとは異なる。また、皮膜27が糸24の表面全部を覆っていない場合もある。
糸24Dの表面にシリカ、アルミナ等の細粒28(粉末)が付着されている。なお、細粒28は視認し易くするため、適宜の大きさ、形状で表現した。現実のものとは異なる。また、細粒28が相互に密着していない場合もある。糸24Dの表面全部を覆っていない場合もある。
糸24Fの表面に樹脂からなる皮膜27が形成されている。この皮膜27にシリカ、アルミナ等の細粒28(粉末)が言わば埋った状態になっており、夫々の一部が表面に顔を出している。なお、ここでも皮膜27は適宜の厚みで表現した。細粒28も適宜の大きさ、形状で表現した。これらは現実のものとは異なる。また、皮膜27或いは細粒28が糸24Fの表面全部を覆っていない場合もある。細粒28が相互に密着していない場合もある。
起毛を行うと糸の表面積が増大する、即ち、そこに付着する樹脂等の表面積が増大する。このため摩擦抵抗が一層大きくなる。なお、工数を減らしたいなら起毛を省略しても良い。樹脂皮膜だけでも、鞍に対する摩擦抵抗は十分確保される。
通常の方法にて、糊抜き、精練を行った後に、エメリー起毛機にて起毛処理を行い、その後、常法にて染色を行う。
この後、下記処方の水溶液に浸漬し、絞液率50%で搾液する。次いで、170℃で40秒の乾燥処理を行い、実施の形態例の帆布14を得た。
<水溶液の処方>
(1) 商品名 KT-7014 高松樹脂(株)製 シリコーン系 有効成分 37〜43%
(2) 商品名 スノーテックスC(コロイダルシリカ 有効成分20% 日産化学工業(株)製)濃度30g/リットル
13…実施の形態例の右本体 14…実施の形態例の帆布
16…背テープ 17…背テープの一端
18…背テープの他端 19…番号布
21…名札入れ 22…本体側の面ファスナー
23…被さる側の面ファスナー 24…再生ポリエステル紡績糸3本撚りの糸
25…再生ポリエステル紡績糸 26…再生ポリエステル繊維
27…樹脂からなる皮膜 28…シリカ、アルミナ等の細粒
Claims (6)
- 再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、
前記糸の表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する樹脂が付着されている
ことを特徴とする競走馬調教用ゼッケン。 - 再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、
前記糸の表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する細粒が付着されている
ことを特徴とする競走馬調教用ゼッケン。 - 再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、
前記糸の表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する細粒及び樹脂が付着されている
ことを特徴とする競走馬調教用ゼッケン。 - 再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、
前記糸はその表面が起毛されており、
該起毛された表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する樹脂が付着されている
ことを特徴とする競走馬調教用ゼッケン。 - 再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、
前記糸はその表面が起毛されており、
該起毛された表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する細粒が付着されている
ことを特徴とする競走馬調教用ゼッケン。 - 再生ポリエステル繊維の糸から成る帆布でその本体が形成されており、
前記糸はその表面が起毛されており、
該起毛された表面には、鞍に対する摩擦抵抗を有する樹脂及び細粒が付着されている
ことを特徴とする競走馬調教用ゼッケン。
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JP2009221732A JP2011070042A (ja) | 2009-09-27 | 2009-09-27 | 競走馬調教用ゼッケン |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Citations (5)
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JPS56134271A (en) * | 1980-03-17 | 1981-10-20 | Toray Industries | Production of fiber sheet |
JPS5864431U (ja) * | 1981-10-26 | 1983-04-30 | 大橋 博 | 繊維製品のすべり止め部 |
JPS59100772A (ja) * | 1982-11-25 | 1984-06-11 | 東レ株式会社 | 特殊シ−ト状物 |
JPH10328431A (ja) * | 1997-06-02 | 1998-12-15 | Tokyo Shiko:Kk | 馬用ゼッケン |
JP2005164763A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Kyoei Shoji Kk | 競走馬調教用ゼッケン |
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2009
- 2009-09-27 JP JP2009221732A patent/JP2011070042A/ja active Pending
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