JP2011069827A - Navigation apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の移動において、最適な経路を探索することができるナビゲーション装置に関するものである。 The present invention relates to a navigation device capable of searching for an optimum route in the movement of a vehicle.
車両による移動を容易とするために、出発地からの経路を表示して行き先案内をするナビゲーション装置が開発されている。
このようなナビゲーション装置は、車両の現在位置をGPS等により検出し、その現在位置を道路地図と共にディスプレイ上に表示したり、入力された出発地からの経路探索を行い、その探索結果に基づいて設定された案内経路に従って移動案内を行ったりする。この経路探索に際しては、例えば、ダイクストラ法やそれに準じた手法により行われる。即ち、ナビゲーション装置は、ナビゲーション装置や外部のデータ装置に記憶された地図データを用いて、現況(探索時)の道路交通情報及び現在位置から任意の地点までの距離を基に、出発地から任意の地点までの経路計算コスト(経路に対する評価値)を算出する。そして、目的地までの全てのコスト計算が終了した段階で、総コストが最小となるルートを接続して、現在位置から目的地までの最適な経路とする。
In order to facilitate movement by a vehicle, a navigation device has been developed that displays a route from a departure place and provides destination guidance.
Such a navigation device detects the current position of the vehicle by GPS or the like, displays the current position on the display together with the road map, or searches for the route from the input departure point, and based on the search result Travel guidance is performed according to the set guide route. This route search is performed by, for example, the Dijkstra method or a method based thereon. In other words, the navigation device uses the map data stored in the navigation device or an external data device, based on the current state (at the time of search) road traffic information and the distance from the current position to an arbitrary point. The route calculation cost to the point (evaluation value for the route) is calculated. Then, at the stage where all the cost calculations up to the destination have been completed, the route having the minimum total cost is connected to obtain the optimum route from the current position to the destination.
上記のナビゲーション装置は、現況の渋滞情報や交通規制情報等の道路交通情報を入手して、最短ルートの探索及び予想所要時間の算出を行うことができる。
また、過去の渋滞状況等の道路交通情報により算出された統計・予測交通情報の中から、所定の出発日時に該当する道路交通情報を検索することができるナビゲーション装置が提案されている(特許文献1参照)。これにより、所定の出発日時における最短ルート及び予想所要時間を正確に調べることができる。
The navigation device described above can obtain road traffic information such as current traffic jam information and traffic regulation information, and can search for the shortest route and calculate an estimated required time.
In addition, a navigation device has been proposed that can retrieve road traffic information corresponding to a predetermined departure date from statistical / predicted traffic information calculated from road traffic information such as past traffic conditions (Patent Literature). 1). Thereby, it is possible to accurately check the shortest route and the estimated required time at a predetermined departure date and time.
しかしながら、この場合の道路交通情報は出発日時に該当する道路交通情報であり、出発地付近、目的地付近において同じ時刻の交通情報を使用することになるため、出発地から目的地までの移動における時間の経過を考慮した経路探索を行うことができないという問題があった。 However, the road traffic information in this case is the road traffic information corresponding to the departure date and time, and traffic information at the same time is used near the departure point and near the destination. There has been a problem that it is not possible to perform a route search considering the passage of time.
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、移動における時間の経過を考慮した高精度な経路探索を行うことができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a navigation device that can perform a highly accurate route search considering the passage of time in movement.
上記の目的を達成するため、請求項1に記載のナビゲーション装置は、エリア毎及び時刻毎に、各エリアを出発エリアとして任意のエリアまでの所要時間又は任意のエリアへの到着時刻が設定されている複数の交通情報テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、規制時間の指定がある規制情報を受信する受信手段と、前記複数の交通情報テーブルの中から現在地が含まれる出発エリア及び出発時刻に該当する交通情報テーブルを使用テーブルとして選択する使用テーブル選択手段と、前記使用テーブルに設定されている前記規制情報が存在するエリアまでの所要時間又は前記規制情報が存在するエリアへの到着時刻と前記規制情報の前記規制時間との比較から、現在地から目的地までの経路探索に前記規制情報を使用するか否かを決定する経路探索手段と、を備えることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the navigation device according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、時刻毎に各エリアに含まれる予測交通情報を記憶する予測交通情報記憶手段を備え、前記経路探索手段は、前記使用テーブルに設定されている任意のエリアまでの所要時間又は任意のエリアへの到着時刻に基づいて任意のエリアに存在する予測交通情報を前記予測交通情報記憶手段から取得し、その予測交通情報を使用して現在地から目的地までの経路探索を行うことを特徴とする。
The invention according to
本発明によれば、移動における時間の経過を考慮した高精度な経路探索を行うことができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the highly accurate route search which considered progress of time in a movement can be performed.
以下、本発明を具体化したナビゲーションシステム1の一実施形態を、図1乃至図11を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のナビゲーションシステム1は、自動車CAに搭載されたナビゲーション装置10と、サーバ装置としてのナビゲーション管理センタSC(以下、ナビセンタという)とを有して構成されている。ナビゲーション装置10は、移動体通信機器4を備えている。
Hereinafter, an embodiment of a
As shown in FIG. 1, the
ナビゲーション装置10は、ナビセンタSCに基地局アンテナBC及び通信手段としてのネットワークNを介して接続されており、同ナビセンタSCとの間で経路情報や現在位置情報などを含む各種情報の授受を行う。詳述すると、ナビゲーション装置10の移動体通信機器4からの現在位置情報や目的地決定情報などの送信データが、同移動体通信機器4のアンテナから電波信号となって発信される。そして、この電波信号は基地局アンテナBCで受信され、一般電話回線網などのネットワークNを介してナビセンタSCに送信される。反対に、同ナビセンタSCは、交通情報テーブルデータや統計・予測交通情報データなどを電波信号としてネットワークNの基地局アンテナBCからナビゲーション装置10に発信する。
The
また、ナビセンタSCには、ユーザの自宅Hにあるパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)2が前記ネットワークNを介して接続されている。このパソコン2には、キーボード、マウス及びモニタが接続されている。このため、ユーザは、自宅Hのパソコン2からキーボード、マウス及びモニタを用いて、旅行の出発前に目的地の入力や経路の選択を行って、目的地についての経路情報や出発時刻などの情報を得ることができる。また、このパソコン2は、アンテナを介して無線回線によりナビゲーション装置10との情報の送受信が可能となっている。このため、ナビセンタSCは、予めユーザが決定した目的地についての経路情報を、自宅Hのパソコン2に送受信し、このパソコン2を介してナビゲーション装置10に送信することができる。
In addition, a personal computer (hereinafter referred to as a personal computer) 2 in the user's home H is connected to the navigation center SC via the network N. A keyboard, mouse and monitor are connected to the
先ず、自動車CAに搭載されたナビゲーション装置10について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、ナビゲーション装置10は、入出力装置11、現在位置検出装置12、情報記憶装置13及び主制御装置14を備えている。また、移動体通信機器4を備えている。
First, the
As shown in FIG. 2, the
入出力装置11は、目的地を入力したり、ユーザが必要な時に案内情報を音声や画像にて出力できるようにしたりして、ユーザの意思によりナビゲーション処理を主制御装置14に指示する装置である。入出力装置11は、表示部を構成するタッチパネル15、ディスプレイ16及びスピーカ17を備えている。
The input /
タッチパネル15は、ディスプレイ16上の略全面に亘って重ねられた透明な接触検知用のパネルであり、例えばユーザがディスプレイ16の表示画面に合わせて指先を接触させると、当該接触位置に応じた信号を主制御装置14に出力する。従って、このタッチパネル15によりディスプレイ16の表示画面に応じてタッチスイッチやキースイッチ(ジョグキー)等が構成されるようになっている。そして、ユーザは、このタッチパネル15の選択操作等により、目的地の設定や経路探索等を行う。なお、接触の検知としては圧力変化を感知する感圧式や、静電気による電気信号を感知する静電式、光の照射・遮断に応じた電気信号を感知する光電式などがある。
The
ディスプレイ16は、例えば自動車CAのダッシュボードに隣接して搭載されており、カラー液晶ディスプレイを用いている。このディスプレイ16は、例えば、経路案内として例えば図5に示すような現在位置を含む地図を表示する。スピーカ17は、経路案内を音声で出力する。
The
現在位置検出装置12は、車両の現在位置に関する情報を検出、或いは、受信する装置である。現在位置検出装置12は、GPS受信装置18、VICS(道路交通情報通信システム;Vehicle Information and Communication System)受信装置19、絶対方位センサ20、相対方位センサ21及び距離センサ22を備えている。なお、VICSは、渋滞情報や道路規制情報等を自動車CAに向けて送信するシステムである。
The current
GPS受信装置18は、衛星航法システム(GPS受信装置;Global Positioning System )を利用して自動車CAの現在位置や車両方位、車両速度等を検出する。VICS受信装置19は、データ配信局、FM多重放送局、ビーコン(道路に設置され、狭域の渋滞情報や道路規制情報等を自動車CAに向けて送信する発信機)が送信する道路情報を受信する受信装置である。絶対方位センサ20は、地磁気センサで構成されている。相対方位センサ21は、ステアリングセンサ、ジャイロで構成されている。距離センサ22は、車輪の回転数から走行距離を算出する。
The
例えばハードディスクなどでなる情報記憶装置13は、ナビゲーションプログラムが記憶されたプログラム部23と、データが記憶されたデータ部24とを有している。
プログラム部23は、地図描画部、経路探索部、経路案内部、現在位置計算部、目的位置設定操作制御部等を備えて構成されている。つまり、プログラム部23は、経路探索や経路上の任意の地点の探索の処理を行うためのプログラムや、経路案内に必要な表示制御、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラムを備えている。
For example, the
The program unit 23 includes a map drawing unit, a route search unit, a route guide unit, a current position calculation unit, a target position setting operation control unit, and the like. That is, the program unit 23 includes a program for performing a route search and a search for an arbitrary point on the route, a program for performing display control necessary for route guidance, and voice output control necessary for voice guidance. ing.
一方、データ部24は、プログラム部23に記憶されたナビゲーションプログラムの実行に必要なデータ、更に、経路案内及び地図表示に必要な表示情報等を備えている。具体的には、図3に示すように、地図データ24a、エリアデータ24b、統計・予測交通情報データ24c、テーブル記憶手段としての交通情報テーブルデータ24dを含んでいる。
On the other hand, the
地図データ24aは、道路地図、住宅地図、建物形状地図等を含んでいる。エリアデータ24bは、緯度及び経度からなる位置情報とその位置情報で示される位置に関する情報とが関連付けられている。具体的には、道路データ、駐車場データ、交差点データ、ノードデータ、リンクデータ、写真データ、登録地点データ等を含む。また、経路案内等において地図に重ねて表示する各種マークの画像データ等を含む。更には、案内データとして、目的地点データ、目的地読み込みデータ等を含む。予測交通情報記憶手段としての統計・予測交通情報データ24cは、過去の交通情報の統計により予測された予測交通情報を含み、時刻毎に、各エリアに含まれるリンクの予測交通情報を記憶している。交通情報テーブルデータ24dは、後述する総交通情報テーブルTaを含む。
The
主制御装置14は、CPU(中央制御装置)25、フラッシュメモリ26、ROM27、RAM28、画像メモリ29、画像プロセッサ30、音声プロセッサ31、通信インターフェース32、センサ入力インターフェース33及び時計34等を備えている。
The
CPU25は、種々の計算演算処理を実行する。CPU25は、処理部35を有しており、処理部35は、図3に示すように、経路探索処理部35aと検索処理部35bとを備えている。
The
経路探索手段としての経路探索処理部35aは、情報記憶装置13のデータ部24から読み出されたナビゲーションプログラムに従って経路探索等の処理を行う。つまり、経路探索処理部35aは、自動車CAの現在位置に関する検出データから車両の現在位置を算出し、その現在位置や目的地の位置情報に基づいて、経路探索等の処理を行う。或いは、経路探索処理部35aは、ディスプレイ16の表示領域に自動車CAの現在位置を含む地図及び所要のマークを表示して経路案内を行う。
The route
使用テーブル選択手段としての検索処理部35bは、交通情報テーブルデータ24dに格納された複数の交通情報テーブルの中から、現在地が含まれるエリアを出発エリアとし、かつ出発時刻に該当する交通情報テーブルを使用テーブルとして選択する。また、検索処理部35bは、情報記憶装置13のデータ部24に記憶された地図データ24a、エリアデータ24b、統計・予測交通情報データ24cに格納されたデータの中から検索を行う。
The
フラッシュメモリ26は、情報記憶装置13のプログラム部23から読み出したナビゲーションプログラムを格納する。ROM27は、フラッシュメモリ26に格納したナビゲーションプログラムのプログラムチェック、更新処理を行うプログラムを格納している。RAM28は、設定された目的地の地点座標、探索された経路案内情報、演算処理中のデータ等を一時的に格納する。
The flash memory 26 stores the navigation program read from the program unit 23 of the
画像メモリ29は、ディスプレイ16に表示する地図等の画像データを記憶する。画像プロセッサ30は、CPU25からの表示制御信号に基づいて、画像メモリ29から画像データを取り出し、画像処理を施してディスプレイ16に地図等を表示する。
The
音声プロセッサ31は、CPU25からの音声出力制御信号に基づいて、経路案内情報に含まれる音声出力のための情報をアナログ信号に変換させてスピーカ17に出力する。例えば、音声プロセッサ31は、情報記憶装置13から読み出した走行案内のための音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換させる。
Based on the audio output control signal from the
通信インターフェース32は、入出力装置11のタッチパネル15、現在位置検出装置12のGPS受信装置18、VICS受信装置19、情報記憶装置13、移動体通信機器4等と主制御装置14との間でのデータの授受を行う。センサ入力インターフェース33は、現在位置検出装置12の絶対方位センサ20、相対方位センサ21及び距離センサ22からのセンサ信号を取り込む。時計34は、内部ダイアログ情報に日付や時間を記入する。
The
上記のCPU25は、探索された経路案内情報に基づいて、経路案内のための各種画面をディスプレイ16に表示させ、又は、経路案内のための音声をスピーカ17から出力させるための動作を行う。このとき、CPU25は、ユーザによる表示態様の設定、即ちディスプレイ16の表示画面に合わせたタッチパネル15の操作(接触)に応じた画面をディスプレイ16に表示させる。
The
移動体通信機器4は、ナビセンタSCやパソコン2等の外部の装置との間で無線通信可能である。移動体通信機器4としては、携帯電話や無線LAN等が用いられる。
次に、ナビセンタSCについて説明する。
The
Next, the navigation center SC will be described.
図1に示すように、ナビセンタSCは、ナビゲーションサーバ50と、通信部53とを備えている。ナビゲーションサーバ50は、データ部51と処理部52とを有する。
データ部51は、ナビゲーションプログラム及びデータを記憶管理している。
As shown in FIG. 1, the navigation center SC includes a
The
ナビゲーションプログラムは、地図描画部、経路探索部、経路案内部、現在位置検出部、目的位置設定操作制御部等を備えている。つまり、ナビゲーションプログラムは、一般的な経路探索や経路上の任意の地点の探索などの処理を行うためのプログラムや、経路案内に必要な表示制御、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラムからなる。具体的には、現在位置、目的地及び通過点を設定し、探索道路データを用いて経路探索を実行するプログラムを備える。また、地図描画やマップマッチング、経路に沿って音声出力タイミングや音声フレーズを決定するためのプログラムを備えている。 The navigation program includes a map drawing unit, a route search unit, a route guide unit, a current position detection unit, a target position setting operation control unit, and the like. In other words, the navigation program is a program for performing processing such as general route search and search for an arbitrary point on the route, display control necessary for route guidance, and voice output control necessary for voice guidance. Consists of programs. Specifically, a program for setting a current position, a destination, and a passing point and executing a route search using searched road data is provided. Moreover, a program for determining voice output timing and voice phrases along map drawing, map matching, and route is provided.
一方、データは、ナビゲーションプログラムの実行に必要なデータ、更に、経路案内及び地図表示に必要な表示情報等からなる。具体的には、図3に示すように、地図データ51a、エリアデータ51b、統計・予測交通情報データ51c、交通情報テーブルデータ51d等を含んでいる。
On the other hand, the data includes data necessary for executing the navigation program, display information necessary for route guidance and map display, and the like. Specifically, as shown in FIG. 3,
地図データ51aは、道路地図、住宅地図、建物形状地図等を含んでいる。エリアデータ51bは、緯度及び経度からなる位置情報とその位置情報で示される位置に関する情報とが関連付けられている。具体的には、道路データ、駐車場データ、交差点データ、ノードデータ、リンクデータ、写真データ、登録地点データ等を含む。更には、エリアデータ51bは、案内データとして、目的地点データ、目的地読み込みデータ等を含む。なお、地図データ51a、エリアデータ51b等のデータは、本実施形態の処理に先立って予め記録されている。また、これらのデータは、ナビセンタSCの管理者により入力された情報に基づいて、新たに記録され、又は、更新される。統計・予測交通情報データ51cは、過去の交通情報の統計により予測された予測交通情報を含む。交通情報テーブルデータ51dは、後述する総交通情報テーブルTaが記憶されている。
The
また、処理部52は、図3に示すように、検索処理部52aを有している。この検索処理部52aは、上記データ部51に記憶された統計・予測交通情報データ51cや交通情報テーブルデータ51dから検索処理を行うためのプログラムが記憶されている。
Further, as shown in FIG. 3, the
そして、ナビゲーションサーバ50は、ナビゲーションプログラムに従って経路探索等の処理を行うことができる。つまり、ナビゲーションサーバ50は、ナビゲーション装置10から送信される自動車CAの現在位置に関する検出データから、自動車CAの現在位置を算出し、その現在位置や目的地の位置情報に基づいて、経路探索等の処理を行う。
The
なお、上記交通情報テーブルデータ24d,51dに記憶される総交通情報テーブルTaは、例えば、図4に示すテーブルデータ作成装置60にて作成される。テーブルデータ作成装置60は、テーブル作成手段に相当する。テーブルデータ作成装置60は、データ部61と処理部62とを備えている。
The total traffic information table Ta stored in the traffic
データ部61は、地図データ61a、エリアデータ61b、統計・予測交通情報データ61c等を含んでいる。地図データ61aは上記の地図データ24a,51aと同様のデータであり、エリアデータ61bは上記のエリアデータ24b,51bと同様のデータであり、統計・予測交通情報データ61cは上記の統計・予測交通情報データ24c,51cと同様のデータである。
The
処理部62は、経路探索処理部62a、検索処理部62b、統計処理部62c等を含んでいる。経路探索処理部62aは、ナビゲーションプログラムに従って経路探索の処理を行う。検索処理部62bは、データ部61に記憶された地図データ61a、エリアデータ61b、統計・予測交通情報データ61c等に基づき、検索処理を行う。統計処理部62cは、交通情報の統計処理を行う。
The
なお、本実施形態においては、ナビセンタSCのナビゲーションサーバ50がテーブルデータ作成装置60とされている。つまり、ナビゲーションサーバ50のデータ部51がテーブルデータ作成装置60のデータ部61とされ、処理部52が処理部62とされている。これにより、ナビゲーション装置10とナビセンタSCとを備えてナビゲーションシステム1が構成されている。
In the present embodiment, the
ここで、上記の総交通情報テーブルTaを構成する交通情報テーブルTについて説明する。
図5に示すように、所定領域が、図中横方向に一定間隔で1からnまで、図中縦方向に一定間隔でAからCまで区分されて、メッシュ状に複数のエリアに分割されている。このように分割された各エリアは、エリアA−1やエリアC−n等の識別番号が付される。この分割された各エリアは、経路探索可能な範囲であり、交通情報設置エリア(以下、単にエリアという)とされる。図6には、ある時刻におけるB−3エリアの交通情報テーブルTB−3を示す。
Here, the traffic information table T constituting the total traffic information table Ta will be described.
As shown in FIG. 5, the predetermined area is divided into 1 to n at regular intervals in the horizontal direction in the figure, and from A to C at regular intervals in the vertical direction in the figure, and is divided into a plurality of areas in a mesh shape. Yes. Each area divided in this way is assigned an identification number such as area A-1 or area C-n. Each of the divided areas is a route searchable area, and is a traffic information installation area (hereinafter simply referred to as an area). FIG. 6 shows a traffic information table TB-3 in the B-3 area at a certain time.
図6に示す交通情報テーブルTB−3には、所定領域を分割して得られた各エリアに対して、交通情報((t1,n1),(t2,n2))が示されている。交通情報(t1,n1)は有料道路以外の一般道を使用した場合の交通情報であり、交通情報(t2,n2)は有料道路(高速道路)を使用した場合の交通情報である。即ち、各エリアに対応する交通情報((t1,n1),(t2,n2))は、一般道を使用する場合の交通情報(t1,n1)と有料道路を使用する場合の交通情報(t2,n2)とを含み、各交通情報はエリアに到達するまでの所要時間t1,t2と、対応する交通情報の使用優先度n1,n2とを含む。なお、図5に示す各エリアに示されている時間は、図6に示される交通情報テーブルTB−3のデータによるものである。 In the traffic information table TB-3 shown in FIG. 6, traffic information ((t1, n1), (t2, n2)) is shown for each area obtained by dividing a predetermined area. The traffic information (t1, n1) is traffic information when a general road other than a toll road is used, and the traffic information (t2, n2) is traffic information when a toll road (highway) is used. That is, the traffic information ((t1, n1), (t2, n2)) corresponding to each area includes traffic information (t1, n1) when using a general road and traffic information (t2 when using a toll road). , N2), and each traffic information includes required times t1 and t2 until reaching the area and usage priority levels n1 and n2 of the corresponding traffic information. In addition, the time shown in each area shown in FIG. 5 is based on the data of the traffic information table TB-3 shown in FIG.
交通情報((t1,n1),(t2,n2))は、具体的には、以下のことを意味する。即ち、一般道を使用する場合は、そのエリアを所要時間t1後に通過する。そして、この所要時間t1を基に、出発エリアから各エリアへの距離を参照して、各エリアの使用優先度n1が算出されている。このとき、全エリアの所要時間t1が算出された状態で、出発エリアB−3から目的エリアまでの所要時間が最短となる経路が使用優先度「1」とされている。同様に、有料道路の交通情報(t2,n2)についても、所要時間t2及び使用優先度n2が算出されている。 Specifically, the traffic information ((t1, n1), (t2, n2)) means the following. That is, when using a general road, it passes through the area after the required time t1. Based on the required time t1, the use priority n1 of each area is calculated with reference to the distance from the departure area to each area. At this time, the route having the shortest required time from the departure area B-3 to the destination area in the state where the required time t1 of all the areas is calculated is set to the use priority “1”. Similarly, for the toll road traffic information (t2, n2), the required time t2 and the use priority n2 are calculated.
出発エリアB−3に対して目的エリアがない場合は、所要時間t1,t2は、出発エリアB−3の任意の地点と各エリアの任意の地点との間の所要時間の平均が示されている。そして、各エリアの使用優先度n1,n2は、出発エリアB−3からの距離及び出発エリアB−3からの所要時間t1,t2を基に算出されている。なお、使用優先度n1,n2は、値が小さい交通情報を値が大きい交通情報よりも優先的に使用されるように設定されている。 When there is no destination area for the departure area B-3, the required times t1 and t2 are the average of the required time between any point in the departure area B-3 and any point in each area. Yes. The use priorities n1 and n2 of each area are calculated based on the distance from the departure area B-3 and the required times t1 and t2 from the departure area B-3. The usage priorities n1 and n2 are set so that traffic information having a small value is used preferentially over traffic information having a large value.
また、出発エリアB−3に対して目的エリアがある場合は、所要時間t1,t2は、出発エリアB−3の任意の地点と目的エリアの任意の地点までの間に様々な経路を引き、それぞれの経路における各エリアを通過するまでの所要時間の平均が示されている。出発エリアB−3から目的エリアまでの経路において通過しなかったエリアについては、上記目的エリアがない場合の交通情報が適用される。なお、各エリアの使用優先度n1,n2は、上記目的エリアがない場合の判定に加えて、目的エリアまで様々な経路を引いた際の通過する可能性、及び経路の距離も考慮される。 When there is a destination area for the departure area B-3, the required times t1 and t2 draw various routes between an arbitrary point in the departure area B-3 and an arbitrary point in the destination area. The average time required to pass through each area in each route is shown. For areas that did not pass through the route from the departure area B-3 to the destination area, the traffic information when there is no destination area is applied. Note that the usage priorities n1 and n2 of each area take into consideration the possibility of passing when various routes are drawn to the target area and the distance of the route in addition to the determination when there is no target area.
上記の所要時間t1,t2は、テーブルデータ作成装置60(ナビゲーションサーバ50)の統計・予測交通情報データ61c(51c)から、出発エリアB−3を起点として、各エリアの統計・予測交通情報がタイムスライドされながら使用されて算出されている。ここで、タイムスライドとは、出発エリアB−3から離れたエリアとなるに従い、順次、統計・予測交通情報データ61c(51c)により所要時間t1,t2が加算されていくことを意味する。
The required times t1 and t2 are obtained from the statistical / predicted
具体的には、出発エリアB−3は所要時間t1,t2が「現況」とされ、出発エリアB−3に隣接するエリア(例えば、エリアA−2,エリアB−2等)は、所要時間t1,t2として出発エリアB−3からの所要時間が算出されている。そして、更に隣接するエリア(例えば、エリアA−1,エリアB−1等)については、出発エリアB―3に隣接するエリアの所要時間に、そのエリアから該当エリアまでの所要時間が加算されている。このように、出発エリアB−3を起点として、各エリア毎に順次所要時間が加算されていく。なお、有料道路のないエリアについては、交通情報(t2,n2)は存在しない。 Specifically, in the departure area B-3, the required times t1 and t2 are “present”, and areas adjacent to the departure area B-3 (eg, area A-2, area B-2, etc.) The required time from the departure area B-3 is calculated as t1 and t2. And for further adjacent areas (for example, area A-1, area B-1, etc.), the required time from the area to the corresponding area is added to the required time of the area adjacent to the departure area B-3. Yes. Thus, the required time is sequentially added for each area starting from the departure area B-3. Note that there is no traffic information (t2, n2) for areas without toll roads.
なお、本実施形態においては、出発エリアに対して、各エリアの交通情報テーブルTには、各エリアまでの所要時間t1,t2が算出され記憶されるものとしたが、これに代えて、各エリアの到着時刻が算出され記憶されるようにしてもよい。即ち、交通情報テーブルTに設定されている時刻に、各エリアの所要時間を加算したものが記憶されるようにしてもよい。 In the present embodiment, the required times t1 and t2 to each area are calculated and stored in the traffic information table T for each area for the departure area. The arrival time of the area may be calculated and stored. That is, the time set in the traffic information table T and the time required for each area added may be stored.
そして、各エリアの出発エリアB−3からの所要時間t1,t2に基づいて使用優先度n1,n2が算出される。この使用優先度n1,n2は、出発地から目的地までの経路と算出された所要時間t1,t2の両方のデータを加味して算出される。 Then, usage priorities n1 and n2 are calculated based on the required times t1 and t2 from the departure area B-3 of each area. The use priorities n1 and n2 are calculated in consideration of both data of the route from the departure place to the destination and the calculated required times t1 and t2.
また、上記の交通情報テーブルTB−3と同様の交通情報テーブルTが、所定領域を分割して得られた他のすべてのエリアに対しても作成される。本実施形態では、所定領域は日本全国とされている。また、曜日毎の交通情報テーブルTが作成される。このため、本実施形態においては交通情報テーブルTは、(分割された日本全国のエリア数)×(設定された時刻数)×(曜日数)だけ作成されることとなる。 In addition, a traffic information table T similar to the traffic information table TB-3 is created for all other areas obtained by dividing a predetermined area. In this embodiment, the predetermined area is all over Japan. Further, a traffic information table T for each day of the week is created. For this reason, in this embodiment, the traffic information table T is created by (the number of divided areas in Japan) × (the set number of times) × (the number of days of the week).
具体的には、例えば、エリアA−1について、図7(a)に示すように交通情報テーブルTA―1が作成されている。図7(a)に示すように、エリアA−1において、月曜日から日曜日までの7通りの交通情報テーブルTm〜Tsが作成されている。更に、各交通情報テーブルTm〜Tsは、それぞれ時刻毎の交通情報テーブルが作成されている。月曜日の交通情報テーブルTmは、0時から23時までの間で1時間毎に作成された交通情報テーブルTm0〜Tm23を有している。同様に、火曜日から日曜日の交通情報テーブルTt〜Tsも各時刻の交通情報テーブルを有している。これらすべての交通情報テーブルを備えて、図7(b)に示すように、総交通情報テーブルTaが作成される。 Specifically, for example, a traffic information table TA-1 is created for the area A-1 as shown in FIG. As shown in FIG. 7A, seven types of traffic information tables Tm to Ts from Monday to Sunday are created in the area A-1. Furthermore, each traffic information table Tm to Ts has a traffic information table for each time. The traffic information table Tm on Monday has traffic information tables Tm0 to Tm23 created every hour from 0:00 to 23:00. Similarly, the traffic information tables Tt to Ts from Tuesday to Sunday also have traffic information tables for each time. With all these traffic information tables, as shown in FIG. 7B, a total traffic information table Ta is created.
そして、図3に示すように、作成された総交通情報テーブルTaは、ナビゲーション装置10のデータ部24に、交通情報テーブルデータ24dとして記憶されている。また、ナビセンタSCのデータ部51に、交通情報テーブルデータ51dとして記憶されている。このように、ナビゲーション装置10及びナビセンタSCに、予め交通情報テーブルデータ24d,51dが記憶された状態で、ナビゲーション装置10において経路探索が行われる。
As shown in FIG. 3, the created total traffic information table Ta is stored as traffic
ところで、ナビゲーション装置10の統計・予測交通情報データ24c、及びナビセンタSCの統計・予測交通情報データ51cには、通過所要時間の変動量に応じた時間間隔にて作成された任意のリンクの予測交通情報が所定時刻毎に記憶されている。任意のリンクの通過所要時間は、24時間のうちで変化する。図8に示すグラフでは、ある1日の、任意のリンクにおける通過所要時間を出発時刻毎に示している。この日の通過所要時間は、0時から7時、及び17時から24時までの間は比較的変動がなく、9時から17時までの間は若干変動し、7時から9時までの間は他の時間帯と比較して変動が激しいという条件の日のものである。即ち、0時から7時、及び17時から24時までの間の交通情報は、ほぼ同じ内容である。従って、この時間帯における通過所要時間は、当該時間帯における予測交通情報の何れを用いてもほぼ同じ時間として算出される、即ち、通過所要時間の算出精度は、ほとんど落ちない。一方、単位時間における通過所要時間の変動が大きい時間帯では、正確な出発時刻に対応する予測交通情報を用いなければ、算出される所要時間は大きな誤差を含む、即ち、算出精度が劣化する。このように、出発時刻の時間帯によって、通過所要時間が変動する時間帯においては、その変動に対応する時間単位の予測交通情報を記憶し、通過所要時間の変動が少ない時間帯においては上記の時間単位よりも長い時間単位でサンプリングした予測交通情報を記憶する。
By the way, in the statistical / predicted
なお、本実施形態では、0時から7時まで、及び17時から24時までの間は3時間毎に、7時から9時までの間は15分毎に、9時から17時までの間は1時間毎にサンプリングした予測交通情報が統計・予測交通情報データ24c及び統計・予測交通情報データ51cに格納されている。なお、サンプリングする時間帯を適宜変更してもよい。これにより、予測交通情報のデータ数が少なくなっており、統計・予測交通情報データ24c,51cのデータ量が少ない。
In this embodiment, from 0:00 to 7:00 and from 17:00 to 24:00 every 3 hours, from 7:00 to 9:00 every 15 minutes, from 9:00 to 17:00 The predicted traffic information sampled every hour is stored in the statistical / predicted
次に、上記のナビゲーションシステム1の作用について説明する。
先ず、図9に示すように、ナビセンタSCのナビゲーションサーバ50により、予めテーブル作成処理が行われる。
Next, the operation of the
First, as shown in FIG. 9, a table creation process is performed in advance by the
日本全国がメッシュ状或いはパーセル状に分割されて、各エリアについてA−1,B−1等の識別番号が付されている(図5参照)。このように分割された各エリアは、交通情報設置エリアとされる。つまり、交通情報設置エリアとは、経路探索可能範囲に含まれるエリアのことである。そして、これらエリアの中からあるエリアが選択されて出発エリアとして決定される(ステップS1)。その後、ステップS1で決定された出発エリアに対して目的エリア指定があるか否かが判定される(ステップS2)。 The whole of Japan is divided into a mesh shape or a parcel shape, and identification numbers such as A-1 and B-1 are assigned to each area (see FIG. 5). Each area divided in this way is a traffic information installation area. That is, the traffic information installation area is an area included in the route searchable range. An area is selected from these areas and determined as a departure area (step S1). Thereafter, it is determined whether or not there is a destination area designation for the departure area determined in step S1 (step S2).
目的エリア指定がないと判定されれば(ステップS2,NO)、目的エリアなしの場合の使用交通情報の決定が行われる(ステップS3)。本実施形態においては、使用交通情報として、各交通情報設置エリアの出発エリアからの所要時間t1,t2が算出される。所要時間t1,t2は、前記決定されたエリアの任意の地点から、各交通情報設置エリアの任意の地点まで多様な経路を引き、その所要時間の平均時間として算出される。所要時間t1,t2を算出する際には、統計・予測交通情報データ51c(61c)のデータをタイムスライドさせながら使用して算出される。また、所要時間t1,t2の算出は、有料道路とそれ以外の道路(一般道路)のそれぞれに対して行われる。そして、目的エリアなしの場合の使用優先度の決定が行われる(ステップS4)。この使用優先度は、出発エリアからの距離及び出発エリアからの所要時間t1,t2を基に決定される。なお、有料道路が存在しないエリアについては、所要時間t2及び使用優先度n2の算出は行われない。
If it is determined that there is no destination area designation (step S2, NO), the traffic information used when there is no destination area is determined (step S3). In this embodiment, the required times t1 and t2 from the departure area of each traffic information installation area are calculated as used traffic information. The required times t1 and t2 are calculated as an average time of the required times by drawing various routes from an arbitrary point in the determined area to an arbitrary point in each traffic information installation area. When calculating the required times t1 and t2, the data of the statistical / predicted
また、目的エリア指定があると判定されれば(ステップS2,YES)、目的エリアありの場合の使用交通情報、即ち所要時間t1,t2の決定が行われる(ステップS5)。この場合、出発エリアの任意の地点から目的エリアの任意の地点まで多様な経路を引き、この引いた経路における各エリアの通過時刻の平均を所要時間t1,t2とする。通過しなかったエリアについては、上記の目的エリアがない場合のステップS3にて算出される所要時間t1,t2が使用交通情報とされる。 If it is determined that the destination area is specified (step S2, YES), the traffic information used when the destination area is present, that is, the required times t1 and t2 are determined (step S5). In this case, various routes are drawn from an arbitrary point in the departure area to an arbitrary point in the destination area, and the average passing time of each area in the drawn route is defined as required times t1 and t2. For the areas that have not passed, the required times t1 and t2 calculated in step S3 when there is no destination area are used traffic information.
その後、目的エリアありの場合の使用優先順位の決定が行われる(ステップS6)。この使用優先度は、上記の目的エリアがない場合と同様に決定されると共に、目的エリアへ経路を引いた際の通過する可能性及び経路からの距離も考慮して決定される。 Thereafter, the priority order of use when there is a target area is determined (step S6). This usage priority is determined in the same manner as when there is no target area, and is determined in consideration of the possibility of passage when a route is drawn to the target area and the distance from the route.
上記のテーブル作成処理が、本実施形態においては、日本全国を分割して得られたすべてのエリアについて行われる。更には、前記各エリアに対して、時刻毎に、及び曜日毎に行われる。即ち、ステップS1からステップS6までの処理がエリア毎に行われると共に、各エリアについて設定された時刻毎に、また、曜日毎に、ステップS2からステップS6までの処理が行われる。そして、交通情報テーブルは、日本全国のエリアについて、時刻毎、及び曜日毎に作成される。このため、交通情報テーブルTは、(日本全国のエリア数)×(設定された時刻数)×(曜日数)だけ作成されることとなる。そして、作成された総交通情報テーブルTa(図7参照)は、ナビゲーション装置10のデータ部24に交通情報テーブルデータ24dとして記憶される。又は、ナビセンタSCのデータ部51に、交通情報テーブルデータ51dとして記憶される。
In the present embodiment, the above table creation processing is performed for all areas obtained by dividing the whole of Japan. Further, it is performed for each area and for each day of the week. That is, the processing from step S1 to step S6 is performed for each area, and the processing from step S2 to step S6 is performed for each time set for each area and for each day of the week. The traffic information table is created for each time and day of the week for areas throughout Japan. Therefore, the traffic information table T is created by (number of areas in Japan) × (number of set times) × (number of days of the week). The created total traffic information table Ta (see FIG. 7) is stored as traffic
次に、図10及び図11に示すように、上記テーブル作成処理により作成された総交通情報テーブルTaを使用して、経路探索処理が行われる。
図10に示すように、先ず、ナビゲーション装置10において、出発エリア及び目的エリアの設定が行われる(ステップS11)。このとき、現在位置検出装置12により検出された現在位置、又はユーザにより入力された現在位置を含むエリアが出発エリアとされる。また、目的地がある場合には、ユーザにより目的地が入力されて、この目的地を含むエリアが目的エリアとされる。なお、このときに出発時刻(目的地設定時の現在時刻)が決まる。
Next, as shown in FIGS. 10 and 11, a route search process is performed using the total traffic information table Ta created by the table creation process.
As shown in FIG. 10, first, in the
そして、ナビセンタSCを使用するか否か判定される(ステップS12)。このとき、ナビゲーション装置10において、探索する地域の交通情報テーブルTがデータ部24の交通情報テーブルデータ24dにあるか否かが判定される。又は、インターチェンジが新たにできた等の交通条件の変更があるために最新の交通情報と取得したい場合には、ユーザによりナビセンタSCを使用する旨が入力され、ナビセンタSCを使用すると判定される(ステップS12,YES)。
Then, it is determined whether or not to use the navigation center SC (step S12). At this time, in the
そして、ナビセンタSCの交通情報テーブルデータ51dから、出発地及び出発時刻に基づき、曜日の条件も加味して使用する交通情報テーブルTが決定される(ステップS13)。このとき決定される交通情報テーブルTが使用テーブルに相当する。その後、ステップS13にて決定された交通情報テーブルTに設定されている任意のエリアまでの所要時間(到着時刻)に基づいて、任意のエリアに存在するリンクの予測交通情報を、統計・予測交通情報データ51cから取得する(ステップS14)。
Then, the traffic information table T to be used is determined from the traffic information table data 51d of the navigation center SC based on the departure place and the departure time, taking into account the day of the week conditions (step S13). The traffic information table T determined at this time corresponds to a usage table. After that, based on the required time (arrival time) to the arbitrary area set in the traffic information table T determined in step S13, the predicted traffic information of the link existing in the arbitrary area is calculated as statistical / predicted traffic. Obtained from the
また、ナビセンタSCを使用しないと判定された場合(ステップS12,NO)、ナビゲーション装置10のデータ部24の交通情報テーブルデータ24dから、出発地及び出発時刻に基づき、曜日の条件も加味して使用する交通情報テーブルTが決定される(ステップS15)。このとき決定された交通情報テーブルTが使用テーブルに相当する。そして、ステップS15にて決定された交通情報テーブルTに設定されている任意のエリアまでの所要時間(到着時刻)に基づいて、任意のエリアに存在するリンクの予測交通情報を、統計・予測交通情報データ24cから取得する(ステップS16)。
If it is determined that the navigation center SC is not used (step S12, NO), the traffic
ステップS14,S16にて使用する予測交通情報が取得された後、経路の探索が行われて、経路が決定される(ステップS17)。このとき、取得された各エリアの予測交通情報を使用し、交通情報テーブルTに示された各エリアの使用優先度(図3参照)を参照して、経路探索が行われる。なお、この経路探索においては、交通情報テーブルTに記憶された各エリアのデータのうち、所定の使用優先度を有するデータのみを使用することもできる。例えば、広範囲に亘って通過可能な経路を知りたい場合には、使用優先度の低いものまで使用するように設定すればよい。 After the predicted traffic information used in steps S14 and S16 is acquired, a route search is performed and the route is determined (step S17). At this time, a route search is performed using the obtained predicted traffic information of each area and referring to the use priority (see FIG. 3) of each area shown in the traffic information table T. In this route search, it is possible to use only data having a predetermined use priority among the data of each area stored in the traffic information table T. For example, when it is desired to know a route that can pass over a wide range, it may be set to use even a route with a low use priority.
このように、ナビゲーション装置10は、予め記憶された交通情報テーブルTに基づいて、各エリアに存在するリンクの予測交通情報を取得することができるため、実際にそのエリアを通過する時刻の情報を正確に得ることができる。そして、各エリアを接続して、各エリア間の経路評価価値を算出し、出発エリアから目的エリア、或いは任意のエリアに至るまでの総合評価価値を算出することで経路探索を行う。なお、このとき、出発エリアから目的エリア、或いは任意のエリアに至るまでの総合評価価値は、所要時間のみによらなくてもよい。例えば、所要金額に重点をおいて検索するようにしてもよい。そして、ステップS17にて決定された経路における出発エリアからの所要時間の算出が行われる(ステップS18)。このとき、所要時間は、経路探索に使用した交通情報テーブルTに記憶されたデータにより算出される。
Thus, since the
また、自宅Hのパソコン2や携帯電話から出発地や目的地等のデータを入力する場合には、図11に示す経路探索処理が好適に行われる。この場合、パソコン2や携帯電話は、ナビセンタSCから交通情報テーブルTを選択し取得して経路探索を行う。
In addition, when inputting data such as a departure place and a destination from the
図11に示すように、先ず、ユーザにより出発地及び目的地の設定が行われる(ステップS21)。ユーザは、自宅Hのパソコン2、又は携帯電話から、ネットワークNを介してナビセンタSCに接続する。このとき、ユーザが入力した出発地が含まれるエリアが出発エリアとされる。なお、このときに出発時刻(目的地設定時の現在時刻)が決まる。
As shown in FIG. 11, first, the user sets a departure point and a destination (step S21). The user connects to the navigation center SC via the network N from the
そして、ナビセンタSCにおいて、データ部51に記憶された交通情報テーブルデータ51dから、出発地及び出発時刻に基づき、曜日の条件も加味して使用する交通情報テーブルTが選択されて決定される(ステップS22)。このとき決定された交通情報テーブルTが使用テーブルに相当する。そして、ステップS22にて決定された交通情報テーブルTに基づいて、前記データ部51の統計・予測交通情報データ51cから、予測交通情報が取得される(ステップS23)。
Then, in the navigation center SC, the traffic information table T to be used is selected from the traffic information table data 51d stored in the
ステップS23にて予測交通情報が取得された後、経路探索が行われて経路が決定される(ステップS25)。このとき、図10に示す処理と同様に経路探索が行われる。そして、ステップS24にて決定された経路における所要時間の算出が行われる(ステップS25)。 After the predicted traffic information is acquired in step S23, a route search is performed to determine the route (step S25). At this time, a route search is performed in the same manner as the processing shown in FIG. Then, the required time in the route determined in step S24 is calculated (step S25).
以上説明したように、本実施形態のナビゲーション装置10においては、先ず、出発エリア及び出発時刻に基づき、曜日等の交通条件を加味して、使用する交通情報テーブルTが決定される。そして、その交通情報テーブルTに記憶された出発エリアからの所要時間(到着時刻)等の情報を参照して、各エリアに存在するリンクの予測交通情報の取得が行われ、その予測交通情報を使用して経路探索が行われる。
As described above, in the
仮に、車両の移動に伴い順次交通情報を取得して、変化する実際の交通情報を使用しながら動的に経路探索を行うと、確実に現在の交通情報を反映させた経路探索を行うことができる。しかし、そうすると、経路探索を行う地点のデータしか得ることができず出発地以外の地点のデータを得ることはできないため、出発地(経路探索を行う地点)と任意の地点、或いは目的地との間の経路探索を行う際に、出発地側からしか経路探索を行うことができない。 If traffic information is acquired sequentially as the vehicle moves and the route is dynamically searched while using the actual traffic information that changes, it is possible to reliably perform the route search that reflects the current traffic information. it can. However, if you do so, you can only get the data of the point where the route search is performed and you can not get the data of points other than the departure point, so there is no difference between the departure point (point where the route search is performed) and any point or destination When performing a route search between them, the route search can be performed only from the departure side.
この点、本実施形態においては、出発エリアの交通情報(現況の交通情報)と各エリアの予測交通情報とを得て、出発エリアと任意のエリアの両側から経路探索を行うことができるため、上述したように出発地(出発エリア)側からしか経路探索することができない場合と比較して、経路探索に要する時間が少なくてすむ。このとき、各エリアで使用される予測交通情報は、出発エリアからその出発時刻において到達するまでの所要時間等を考慮し、経路探索時の曜日等を加味した高精度のものとされる。従って、本実施形態のナビゲーション装置10によれば、高精度で時間を要することなく経路探索を行うことができる。
In this regard, in this embodiment, because it is possible to obtain the traffic information of the departure area (current traffic information) and the predicted traffic information of each area, and to perform a route search from both sides of the departure area and any area, As described above, the time required for the route search can be reduced as compared with the case where the route search can be performed only from the departure point (departure area) side. At this time, the predicted traffic information used in each area is of high accuracy in consideration of the time required for arrival at the departure time from the departure area, and taking into account the day of the week at the time of route search. Therefore, according to the
従って、本実施形態のナビゲーション装置10及びナビゲーションシステム1によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ナビゲーション装置10のデータ部24は、総交通情報テーブルTaを記憶している。即ち、総交通情報テーブルTaは、日本全国を分割して得られるエリア毎に、各エリアを出発エリアとして任意のエリアまでの所要時間(所要時刻)が設定されている複数の交通情報テーブルTを記憶している。そして、CPU25の検索処理部35bは、現在地が含まれるエリアを出発エリアとし、かつ出発時刻に該当する交通情報テーブルTを使用テーブルとして選択する。更に、使用テーブルの各エリアの所要時間に対応する予測交通情報を取得し、その予測交通情報を使用して経路探索を行う。
Therefore, according to the
(1) In this embodiment, the
このように、日本全国を分割して得られるエリア毎に、予測交通情報を用いて各エリアを起点として任意のエリアまでの所要時間が算出されており、この所要時間に対応する予測交通情報を用いて経路探索を行うことができる。このため、各エリアの予測交通情報と任意のエリアの実際に通過する時刻の予測交通情報とを取得して、これらの予測交通情報を基に両エリア間の経路探索を行うことができる。従って、移動における時間の経過を考慮した高精度な経路探索を行うことができる。 In this way, for each area obtained by dividing the entire country of Japan, the required time to any area is calculated from each area using the predicted traffic information, and the predicted traffic information corresponding to this required time is calculated. Route search can be performed. For this reason, the predicted traffic information of each area and the predicted traffic information of the actual passing time of an arbitrary area can be acquired, and a route search between both areas can be performed based on the predicted traffic information. Therefore, it is possible to perform a highly accurate route search considering the passage of time in movement.
(2)本実施形態では、ナビゲーション装置10に記憶された交通情報テーブルTは、各エリアに対して任意のエリアの使用優先度が記憶されている。このため、各エリアの使用優先度を参照して経路探索を行うことができる。
(2) In this embodiment, the traffic information table T stored in the
(3)本実施形態では、ナビゲーション装置10のCPU25は、交通情報テーブルTに記憶されたデータのうち、所定の使用優先度のエリアのみを使用して経路探索を行うことができる。このため、経路探索を行う際にあまり必要のないデータは用いられず使用するデータ量を軽減することができ、経路探索を効率よく簡略することができる。
(3) In the present embodiment, the
(4)本実施形態では、ナビゲーション装置10に交通情報テーブルTは曜日毎に記憶されている。このため、曜日の条件を加味したデータを得ることができ、より高精度で経路探索を行うことができる。
(4) In the present embodiment, the traffic information table T is stored in the
(5)本実施形態では、ナビゲーション装置10の各交通情報テーブルTのデータは、道路の種類毎(一般道路と有料道路)に作成されている。このため、道路の種類毎に経路探索を行うことができる。
(5) In this embodiment, the data of each traffic information table T of the
(6)本実施形態では、CPU25の検索処理部35bは、使用する交通情報テーブルTを、ネットワークNを介して通信可能なナビセンタSCのデータ部51に記憶された交通情報テーブルTの中から選択することができる。このため、ナビゲーション装置10に記憶されていない交通情報テーブルTを取得することができる。これにより、例えば、ナビゲーション装置10の交通情報テーブルデータ24dに記憶されたデータの中に所望の領域のデータがない場合や最新のデータが欲しい場合、又はより細密に設定されたデータが欲しい場合には、ナビセンタSCから交通情報テーブルTを取得することができる。このため、経路探索可能範囲を高精度で広範囲とすることができる。
(6) In this embodiment, the
(7)本実施形態では、ナビゲーション装置10に記憶された予測交通情報は、任意のリンクにおける通過所要時間の変化の大きい時間帯ほど短い間隔でサンプリングした予測交通情報が記憶され、通過所要時間の変化の小さい時間帯では長い時間間隔でサンプリングした予測交通情報が記憶されている。このように、予測交通情報は通過所要時間の変化の小さい時間帯ほど記憶される予測交通情報の数が少なくなり、通過所要時間の変化量に応じてサンプリングすることで、精度を下げることなく、ナビゲーション装置10に記憶される予測交通情報のデータサイズを小さくすることができる。
(7) In the present embodiment, the predicted traffic information stored in the
(8)本実施形態では、ナビゲーションシステム1は、ナビゲーション装置10とナビセンタSCとを備えている。ナビゲーション装置10は、ネットワークNを介してナビセンタSCに接続可能とされており、同ナビセンタSCは日本全国を分割して得られるエリア毎に、参照すべき予測交通情報を設定する交通情報テーブルを作成することができる。そして、ナビゲーション装置10及びナビセンタSCには、ナビセンタSCにおいて作成された交通情報テーブルを記憶することができる。このため、ナビゲーションシステム1において、日本全国を分割して得られるエリア毎に、参照すべき予測交通情報を設定する交通情報テーブルを作成することができる。
(8) In the present embodiment, the
なお、上記実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・本実施形態では、交通情報テーブルTは所定領域を分割して得られるエリア毎に記憶されており、前記所定領域を日本全国とした。しかし、この所定領域は日本全国に限られず、例えば各都道府県や市町村としてもよい。
The above embodiment may be embodied by changing to another example as follows.
-In this embodiment, the traffic information table T is memorize | stored for every area obtained by dividing | segmenting a predetermined area, and said predetermined area was made into the whole country of Japan. However, this predetermined area is not limited to Japan, and may be, for example, each prefecture or municipality.
・本実施形態では、所定領域としての日本全国が、例えば図5に示すように分割されるものとしたが、所定エリアの分割はどのように行ってもよい。また、使用するときに、分割の程度を選択できるようにしてもよい。例えば、旅行時など長距離を移動する場合と町内を移動するのみの場合とは、日本全国地図において必要とされる地図の精度が異なる。前者の場合は大きく分割されて作成された交通情報テーブルを用いればよいし、後者の場合は細かく分割されて作成された交通情報テーブルを用いればよい。 In the present embodiment, the whole country of Japan as the predetermined area is divided as shown in FIG. 5, for example, but the predetermined area may be divided in any way. Further, when used, the degree of division may be selected. For example, the accuracy of the map required for the Japanese national map differs between when traveling long distances, such as when traveling, and when traveling only in town. In the former case, a traffic information table created by being largely divided may be used, and in the latter case, a traffic information table created by being finely divided may be used.
・本実施形態では、交通情報テーブルTは、1時間毎に、また、曜日毎に作成されるものとしたが、交通情報テーブルTが作成される条件はこれに何ら限定されない。例えば、1日につき1つの時刻のみ作成してもよいし、より細かい時刻毎に作成してもよい。また、曜日毎であっても、平日、週末、祝日毎に作成してもよいし、季節毎に作成してもよい。 In the present embodiment, the traffic information table T is created every hour and every day of the week, but the conditions for creating the traffic information table T are not limited to this. For example, only one time may be created per day, or each finer time may be created. Also, it may be created every weekday, every weekday, every weekend, and every holiday, or every season.
・本実施形態では、統計・予測交通情報データ24c,51cには、例えば図8に示すように、交通状況の変化の大きい時間帯ほど短い間隔で交通情報が取得できるように構成したが、統計・予測交通情報データはどのように作成されていてもよい。種々の条件により生じる交通条件に即するように作成するようにすればよい。例えば、週末の方が交通情報が変動する場合や、盆・正月等の長期休暇に交通情報が変動する場合には、その状況に合わせて統計・予測交通情報データ24c,51cに情報を記憶させておけばよい。
In the present embodiment, the statistical / predicted
・本実施形態では、ネットワークNを介して、ナビセンタSCに接続して、ナビセンタSCから交通情報テーブルTや、交通情報テーブルTに対応する交通情報を取得することができる。しかし、ナビゲーション装置10と接続可能なサーバ装置はナビセンタSCに何ら限定されない。例えば、ナビゲーション装置10に記憶されたデータ及びナビセンタSCに記憶されたデータを使用しても十分なデータを取得できない場合に、ナビゲーション装置10は通信手段を介して他のサーバ装置に接続可能とし、そのサーバ装置からデータを取得すればよい。
-In this embodiment, it connects to the navigation center SC via the network N, and the traffic information corresponding to the traffic information table T and the traffic information table T can be acquired from the navigation center SC. However, the server device that can be connected to the
・本実施形態では、交通情報テーブルTにおいて、各エリアの道路の使用優先度が算出されているものとしたが、この使用優先度はなくてもよい。
・本実施形態では、各交通情報テーブルTは、一般道と有料道路毎に作成されているが、どちらか一方のみのデータを作成するようにしてもよい。また、他の種類の道路についてのデータも算出するようにしてもよい。
-In this embodiment, in the traffic information table T, the use priority of the road of each area was calculated, However, This use priority may not exist.
In the present embodiment, each traffic information table T is created for each general road and toll road, but only one of the data may be created. Data about other types of roads may also be calculated.
・本実施形態では、各交通情報テーブルTは、目的エリアが設定されているが、目的エリアを設定しなくてもよい。交通情報テーブルTが目的エリアがないもののみとすれば、交通情報テーブルデータ24d,51dのデータサイズを小さくすることができる。
-In this embodiment, although each traffic information table T has the target area set, it is not necessary to set the target area. If only the traffic information table T has no target area, the data size of the traffic
・本実施形態では、交通情報テーブルTは曜日が設定されたものとしたが、他の条件、例えば、路面状況や車線数、道路幅員、或いは、季節や天候等を条件として設定してもよい。そうすると、所望の条件により効率よくデータを記憶することができるとともに、所望の精度を有する経路探索を行うことができる。 In the present embodiment, the traffic information table T is set to the day of the week, but other conditions such as road surface conditions, number of lanes, road width, season, weather, etc. may be set as conditions. . If it does so, while being able to memorize | store data efficiently according to desired conditions, the route search which has desired precision can be performed.
・本実施形態では、予測交通情報を使用して経路探索を行うものとしたが、予測交通情報に加えてVICS受信装置19において受信した現在の交通情報も使用して経路探索を行うものとしてもよい。例えば、VICS受信装置19において受信した交通情報の中に所定時刻までの通行止め、速度制限等の時間指定のある規制情報が含まれている場合は、出発エリアから規制情報が存在するエリアへの所要時間と規制情報の規制時間との比較から規制情報を使用するか否かを決定してもよい。
In the present embodiment, the route search is performed using the predicted traffic information. However, the route search may be performed using the current traffic information received by the
・本実施形態では、ナビゲーション装置10を、交通情報テーブルTを現在地から目的地までの経路探索に利用できるようにしたが、所望の施設(ホテル、休憩所等)の検索に利用できるようにしてもよい。例えば、上記ナビゲーション装置10を用いて、図12に示すように、半径10km以内に存在する所望の施設を検索する場合を説明する。先ず、ユーザにより所望の施設が入力されると、CPU25により施設が検索され、検索された施設が存在するエリアが決定されて対象エリアとされる。具体的には、例えば、図12に示すように、施設G1,G2,G3が検索され、それぞれの施設が含まれるエリアが対象エリアB−2,D−2,C−5とされる。なお、このときCPU25は検索手段及び対象エリア決定手段に相当する。
In the present embodiment, the
そして、検索処理部35b(使用テーブル選択手段)により、現在地を含むエリアが出発エリアとされて、出発時刻に該当する交通情報テーブルが交通情報テーブルデータ24d(テーブル記憶手段)の中から使用テーブルとして選択される。その後、前記使用テーブルにより、施設G1,G2,G3が存在する対象エリアB−2,D−2,C−5までの所要時間(又は、到着時刻としてもよい)がディスプレイ16(出力手段)に表示出力される。図12においては、対象エリアB−2,D−2,C−5までの所要時間はそれぞれ15分、10分、20分とされている。これにより、現在位置から所望の施設まで移動するのに必要な所要時間をユーザに提供することができる。つまり、対象エリアまでのみの所要時間がディスプレイ16に表示されるため、すべてのエリアに所要時間が表示される場合と比較してユーザは明確に所望の施設までの情報を視認することができる。
Then, the area including the current location is set as the departure area by the
更には、ユーザは、出発エリアから各対象エリアまでの所要時間又は到着時刻を参照して、対象エリアの中から特定の施設を選択し、これを目的エリアとして本実施形態と同様の経路探索を行うことも可能である。 Furthermore, the user refers to the required time or arrival time from the departure area to each target area, selects a specific facility from the target area, and uses this as a target area to perform a route search similar to this embodiment. It is also possible to do this.
1…ナビゲーションシステム、10…ナビゲーション装置、24…データ部(テーブル記憶手段)、24c…統計・予測交通情報データ(予測交通情報記憶手段)、35a…経路探索処理部(経路探索手段)、35b…検索処理部(使用テーブル選択手段)、51…データ部(テーブル記憶手段)、51c…統計・予測交通情報データ(予測交通情報記憶手段)、52,62…処理部(テーブル作成手段)、A−1,B−2,C−5,…エリア、T,TB−3,TA−1,Tm,Ts,Tm0,Tm23…交通情報テーブル、t1,t2…所要時間、n1,n2…使用優先度、SC…ナビゲーション管理センタ(サーバ装置)、N…ネットワーク(通信手段)、G1,G2,G3…施設。
DESCRIPTION OF
Claims (2)
規制時間の指定がある規制情報を受信する受信手段と、
前記複数の交通情報テーブルの中から現在地が含まれる出発エリア及び出発時刻に該当する交通情報テーブルを使用テーブルとして選択する使用テーブル選択手段と、
前記使用テーブルに設定されている前記規制情報が存在するエリアまでの所要時間又は前記規制情報が存在するエリアへの到着時刻と前記規制情報の前記規制時間との比較から、現在地から目的地までの経路探索に前記規制情報を使用するか否かを決定する経路探索手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。 Table storage means for storing a plurality of traffic information tables in which the time required to reach any area or the arrival time to any area is set for each area and each time as a departure area,
A receiving means for receiving restriction information with a restriction time specified;
Use table selecting means for selecting a traffic information table corresponding to a departure area and departure time including a current location from the plurality of traffic information tables as a use table;
From the comparison between the required time to the area where the restriction information exists set in the use table or the arrival time to the area where the restriction information exists and the restriction time of the restriction information, Route search means for determining whether or not to use the restriction information for route search;
A navigation device comprising:
前記経路探索手段は、前記使用テーブルに設定されている任意のエリアまでの所要時間又は任意のエリアへの到着時刻に基づいて任意のエリアに存在する予測交通情報を前記予測交通情報記憶手段から取得し、その予測交通情報を使用して現在地から目的地までの経路探索を行うことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 Predicted traffic information storage means for storing predicted traffic information included in each area for each time,
The route search means acquires predicted traffic information existing in an arbitrary area from the predicted traffic information storage means based on a required time to an arbitrary area set in the use table or an arrival time in the arbitrary area. The navigation device according to claim 1, wherein a route search from the current location to the destination is performed using the predicted traffic information.
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